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JPH0751124B2 - 化学シフト値を用いたnmr検査装置 - Google Patents

化学シフト値を用いたnmr検査装置

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Publication number
JPH0751124B2
JPH0751124B2 JP60206096A JP20609685A JPH0751124B2 JP H0751124 B2 JPH0751124 B2 JP H0751124B2 JP 60206096 A JP60206096 A JP 60206096A JP 20609685 A JP20609685 A JP 20609685A JP H0751124 B2 JPH0751124 B2 JP H0751124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
echo
nmr
fat
chemical shift
magnetic field
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60206096A
Other languages
English (en)
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JPS6266846A (ja
Inventor
宗孝 津田
和俊 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
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Publication of JPS6266846A publication Critical patent/JPS6266846A/ja
Publication of JPH0751124B2 publication Critical patent/JPH0751124B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はNMRイメージング装置に係り、特に化学シフト
差を用いて被検体の断層像に診断情報を反映させること
のできるNMR検査装置に関する。
〔発明の背景〕
従来のNMRイメージング装置は1H核を用い、その密度あ
るいは緩和時間を画像化するものである。最近、水と脂
肪の1H核の密度を別々に画像する試みがNMR医学会で発
表され注目されるようになつた。これは、従来と同じ手
法で断層像を撮影しておく。次に水と脂肪の化学シフト
によつて生じる共鳴周波数の差を利用して水と脂肪の信
号の位相差を180゜有するように信号の取込みシーケン
ス(パルスシーケンスと呼ぶ)を変更して断層像を撮影
する。この2つの画像より画像間演算によつて次の分布
図あるいは、脂肪の分布図を得る。この方法では2回の
撮影をしなければならず、撮影のために要する検査時間
が長びく。さらに、2つの撮影中に被検体が動くなどに
より2つの画像が一致しないことから生じる誤差により
正確さを欠くなどの欠点があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は化学シフト差を用いて水と脂肪の分布画
像を短時間で正確に撮影することのできる化学シフト値
を用いたNMR検査装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、静磁場を発生する磁場装置と互いに直交する
2方向の磁場に勾配を持たせる傾斜磁場装置を組合せて
得られる磁場内に被検体を置き、被検体のNMR信号を励
起・検出する手段を有し、NMR信号を演算処理する計算
機と演算処理されたNMR信号を表示する表示装置を有す
るものにおいて、上記被検体のNMR信号は90゜パルスと1
80゜パルスを組合せ、かつ少なくとも1つの傾斜磁場に
よるエコー信号として検出するように構成され、90゜パ
ルスによる核スピンの選択励起からNMRエコー信号の発
生までのエコータイムを異ならせた2通りの90゜−180
゜−エコーで占されるスピンエコーシーケンスを設定す
るとともに、この異なったエコータイムの2通りのスピ
ンエコーシーケンスを交互に実行する手段を備えたこと
を特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図には本発明によるNMR検査装置のブロツク図が示
されている。被検体(図には示していない)は患者テー
ブル1上に配置され、磁場2内に導入される。磁石の内
側にはX・Y・Zの3方向に勾配を有する傾斜磁場を印
加するコイルとNMR現象を励起・観測する高周波コイル
(共に図では見えない)が挿入されている。傾斜磁場コ
イルには傾斜磁場電源3が接続され、計算機4の制御信
号により駆動されている。NMR信号は、高周波コイルで
検出され、高周波回路5で適切なレベルに増幅され計算
機に入力される。計算機ではNMR信号は演算処理されデ
イスプレイモニター6で表示される。
第1図に示すNMR検査装置を用いられるスピンエコーシ
ーケンスであるパルスシーケンスを第2図と第3図に示
す。
第2図に示すパルスシーケンスAでは、線形の傾斜磁場
Gzを印加しておいて、選択された高周波磁界を被検体に
印加すれば、選択的にスライス面内の核スピンを90゜傾
すことができる。(このことは特公昭60−12574に詳し
く伸べられていう)。スライス面が決定された後、面内
の位置情報を核スピンに与えるためY方向に傾斜磁場Gy
を印加する。核スピンの共鳴周波数はGyの大きさに比例
して高くなる。これは、位相差として観測されることに
なるので通常Y方向は位相エンコード方向と呼ばれる。
Y方向に位相エンコード後、X方向に傾斜磁場Gxを印加
しておいて信号を256点サンプリングする。Gyの大きさ
を256段階に変化させて信号サンプリングを繰返すと、2
56×256のマトリクスでデータが得られる。これらのデ
ータを二次元フーリエ交換することにより所望のNMR断
層像を得ることができる。90゜−τ−180゜パルス系列
ではτ時間後にNMR信号はエコー信号として得られる。
選択励起を起こす90゜パルスの中心からエコーの中心ま
でがエコータイムと呼ばれるGxの印加にあたつては、第
2図中の斜線部イと斜線部ロの面積が等しくなるように
調整させる。すなわち、90゜−180゜パルス間と180゜−
エコー信号間の傾斜磁場Gxにより位相回りは無いことに
なる。エコー信号のサンプリングは、実効的にGxが0の
ときからGxの印加量に比例しておこなわれることになる
ので、正確にX方向の位相情報が取り込まれる。
第3図のパルスシーケンスBでは180゜−エコー信号の
間隔をτだけ延長するように構成したものである。こ
のようにパルスシーケンスAのエコータイムと異なった
エコータイムを有するパルスシーケンスBを用いて2通
りのパルスシーケンスで構成すれば、被検体に2成分以
上存在するときにはエコー信号にτ時間による位相差
として現われてくる。これは、180゜パルスによる位相
の一致はτ時間後になり、この時点から各成分はそれ
ぞれ固有の共鳴周波数で歳差運動を呈するからである。
この共鳴周波数差を化学シフトと呼ばれている。
このパルスシーケンスBを水と脂肪に適用した場合に述
べる。水と脂肪の化学シフト差は約3.5ppmである。0.15
テスラの磁場では周波数差20ヘルツとなる。そこでτ
を25msecに設定すれば、水と脂肪の信号の位相差が180
゜になる。
第4図にパルスシーケンスAとパルスシーケンスBによ
り得られる水と脂肪の信号と再生像を示す。パルスシー
ケンスAで得られた信号を像再生すれば、水と脂肪の両
方出ている画像が得られる。パルスシーケンスAで得ら
れた信号とパルスシーケンスBで得られた信号を加算し
て像再生すれば脂肪のみの画像が得られる。逆に減算し
てから像再生すれば、水のみの画像が得られることにな
る。
第5図にパルスシーケンスAとパルスシーケンスBの組
合せを示す。ここでY0,Y1,Y2…Y256は位相エンコード傾
斜磁場GYの大きさを示す。1のパルス列は従来採用され
ているものである。Gyの値が2回繰返されているのは画
像のS/N比を向上するための信号平均化していることに
よる。2のパルス列はパルスシーケンスAとパルスシー
ケンスBを交互に行う本発明によるものである。仮り
に、パルスシーケンAとBを交互に行うのではなく、パ
ルスシーケンスAのパルス列(以下、パルス列Aと言
う。)とパルスシーケンスBのパルス列(以下、パルス
列Bと言う。)をそれぞれ別々に走らせて信号を得る場
合、この信号を加算又は減算して作成される水と脂肪の
画像は、パルス画列Aとパルス列Bの実行の間に被検体
が少しでも動いて位置が変われば、又は静磁場強度が少
しでも変化すれば、動きの位置ずれ又は静磁場に対す位
置ずれの影響を大きく受ける。これに対し、本発明の2
のパルス列で作成されると水と脂肪の画像、水の画像、
脂肪の画像は、パルスシーケンスAとBを交互に行うの
で、パルスシーケンスAとBの各画像に対応する信号を
ほぼ同時に得ることができ、信号を加算又は減算する画
像作成において、被検体の動きで生じる位置ずれ又は静
磁場強度の変化に対する位置ずれの影響を受にくくな
る。かつ、これら3種類の画像を画像上で加算すれば、
1のパルスシーケンスと等価のS/Nの画像が得られる。
以上の説明では磁石の発生する磁場は均一な場合である
が、磁場の均一度が化学シフト値に比べて無視できない
場合には、磁場の不均一による位相回りと化学シフトに
よる位相回りが区別できない。この対策には、均一な物
質を満たしたフアントムを用いて、磁場不均一による位
相回りをあらかじめ求めておき、得られら画像を補正す
ることで可能である。
〔発明の効果〕
本願発明によれば、2通りの異なったエコータイムを有
するスピンエコーシーケンスを交互に行うので、撮影開
始から終了までの一つの撮影時間内に、被検体の動きや
静磁場強度の変化が多少あっても、水と脂肪の画像、水
の画像、脂肪の画像に生じる位置ずれの影響を少なくす
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるNMR検査装置のブロツク図、第2
図は従来法のパルスシーケンスを示すタイムチヤート、
第3図は本発明によるパルスシーケンスを示すタイムチ
ヤート、第4図は信号処理の説明図、第5図は一連のパ
ルスシーケンスを示すタイムチヤートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水と脂肪とを含む被検体の特定領域内の核
    スピンを所定の90゜−180゜−エコーであるスピンエコ
    ーシーケンスにより選択励起してNMRエコー信号を検出
    し、水と脂肪との共鳴周波数の差を利用して、前記被検
    体の特定領域の水と脂肪とを分離して画像化する化学シ
    フト値を用いたNMR検査装置において、前記核スピンの
    選択励起からNMRエコー信号の発生までのエコータイム
    を異ならせた2通りのスピンエコーシーケンスを設定す
    るとともに、この異なったエコータイムの前記2通りの
    スピンエコーシーケンスを相互に実行する手段を備えた
    ことを特徴とする化学シフト値を用いたNMR検査装置。
JP60206096A 1985-09-18 1985-09-18 化学シフト値を用いたnmr検査装置 Expired - Lifetime JPH0751124B2 (ja)

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JP60206096A JPH0751124B2 (ja) 1985-09-18 1985-09-18 化学シフト値を用いたnmr検査装置

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JPS6266846A JPS6266846A (ja) 1987-03-26
JPH0751124B2 true JPH0751124B2 (ja) 1995-06-05

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DE3542215A1 (de) * 1985-11-29 1987-06-04 Philips Patentverwaltung Kernspintomographieverfahren und anordnung zur durchfuehrung des verfahrens
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JP2656275B2 (ja) * 1988-01-22 1997-09-24 株式会社東芝 磁気共鳴映像装置
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JPS6266846A (ja) 1987-03-26

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