JP3144287B2 - 電子回路付き電気接続箱におけるバスバーと電子回路板との接続構造 - Google Patents
電子回路付き電気接続箱におけるバスバーと電子回路板との接続構造Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤー
ハーネスに使用する電子回路付き電気接続箱に関し、詳
しくは、バスバーと電子回路板との接続端子の低嵌合力
(挿入力)化を図ると共に、電子回路板の全ての外周辺
を接続部にできるようにするものである。
ハーネスに使用する電子回路付き電気接続箱に関し、詳
しくは、バスバーと電子回路板との接続端子の低嵌合力
(挿入力)化を図ると共に、電子回路板の全ての外周辺
を接続部にできるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子回路付き電気接続箱
としては、図6に示すように、電気接続箱1とは別のケ
ース2に電子回路板3を収容する一方、電気接続箱1内
に収容したバスバー4から上方に突設したタブ4aに、
電気接続箱1の外面に成形したハウジング部1aに収容
した接続端子5のバスバー側の電気接続部5aを上方か
ら嵌合させて、電気接続箱1の外面のレール溝部1b,
1bに上記ケース2のレール部2b,2bを嵌め込みな
がら、電子回路板3の回路部3aを接続端子5の電子回
路側の電気接続部5bに側方から嵌合させて、電気接続
箱1のバスバー4と電子回路板3の回路部3aとを電気
的に接続するものがある。(特開昭58−182414
号参照)
としては、図6に示すように、電気接続箱1とは別のケ
ース2に電子回路板3を収容する一方、電気接続箱1内
に収容したバスバー4から上方に突設したタブ4aに、
電気接続箱1の外面に成形したハウジング部1aに収容
した接続端子5のバスバー側の電気接続部5aを上方か
ら嵌合させて、電気接続箱1の外面のレール溝部1b,
1bに上記ケース2のレール部2b,2bを嵌め込みな
がら、電子回路板3の回路部3aを接続端子5の電子回
路側の電気接続部5bに側方から嵌合させて、電気接続
箱1のバスバー4と電子回路板3の回路部3aとを電気
的に接続するものがある。(特開昭58−182414
号参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子回路付き電気接続箱1では、接続端子5のバス
バー側の電気接続部5aは圧接刃形状であったから、該
電気接続部5aをバスバー4のタブ4aに嵌合させると
きの嵌合力(挿入力)高くなるので、嵌合作業性が悪か
った。また、ケース2の電子回路板3の回路部3aを、
電気接続箱1のハウジング部1aに収容した接続端子5
の電子回路側の電気接続部5bに側方から嵌合させる構
成であるから、電子回路板3の外周辺の挿入先端側の一
辺のみしか回路部(接続部)を設けることができないの
で、回路構成に制約があった。
来の電子回路付き電気接続箱1では、接続端子5のバス
バー側の電気接続部5aは圧接刃形状であったから、該
電気接続部5aをバスバー4のタブ4aに嵌合させると
きの嵌合力(挿入力)高くなるので、嵌合作業性が悪か
った。また、ケース2の電子回路板3の回路部3aを、
電気接続箱1のハウジング部1aに収容した接続端子5
の電子回路側の電気接続部5bに側方から嵌合させる構
成であるから、電子回路板3の外周辺の挿入先端側の一
辺のみしか回路部(接続部)を設けることができないの
で、回路構成に制約があった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、バスバーと電子回路板との接続端子の低嵌
合力(挿入力)化を図ると共に、電子回路板の全ての外
周辺を接続部にできるようにした電子回路付き電気接続
箱におけるバスバーと電子回路板との接続端子を提供す
ることを課題とするものである。
れたもので、バスバーと電子回路板との接続端子の低嵌
合力(挿入力)化を図ると共に、電子回路板の全ての外
周辺を接続部にできるようにした電子回路付き電気接続
箱におけるバスバーと電子回路板との接続端子を提供す
ることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、バスバー収容の電気接続箱の一部に電子
回路収容部を設け、該電子回路収容部に収容した電子回
路板の回路部と、電気接続箱内に収容したバスバーとを
電気的に接続するもので、上記電子回路板の回路部と上
記バスバーに設けたタブとを接続する接続端子を、設
け、上記接続端子は、導電性金属板を屈曲加工して形成
しており、電子回路板の外周辺の回路部に側方より嵌合
する側面開口の電子回路側電気接続部と、上記バスバー
より突設したタブに上方より嵌合する下面開口のバスバ
ー側電気接続部とを直交方向に備え、これら電子回路側
およびバスバー側の電気接続部の一側面に、夫々、金属
板を円環状に折り返して形成したバネ状舌片部を備えて
おり、上記接続端子は、端子収容室を並設したハウジン
グ内に収容した状態で電子回路板の外周辺の回路部に電
子回路側電気接続部を嵌合させて取り付け、この状態で
上記バスバーのタブにバスバー側電気接続部を嵌合して
取り付け、上記電子回路側電気接続部に挿入される回路
部を上記バネ状舌片部の周面と対向面との間で圧接挟持
させ、かつ、上記バスバー側電気接続部に挿入されるバ
スバーのタブを上記バネ状舌片部と対向面との間で圧接
挟持させ、かつ、上記電子回路板の2辺以上の外周辺
で、上記接続端子を介する電子回路板の回路部とバスバ
ーとの接続とを行っていることを特徴とする電子回路付
き電気接続箱におけるバスバーと電子回路板との接続構
造を提供するものである。
に、本発明は、バスバー収容の電気接続箱の一部に電子
回路収容部を設け、該電子回路収容部に収容した電子回
路板の回路部と、電気接続箱内に収容したバスバーとを
電気的に接続するもので、上記電子回路板の回路部と上
記バスバーに設けたタブとを接続する接続端子を、設
け、上記接続端子は、導電性金属板を屈曲加工して形成
しており、電子回路板の外周辺の回路部に側方より嵌合
する側面開口の電子回路側電気接続部と、上記バスバー
より突設したタブに上方より嵌合する下面開口のバスバ
ー側電気接続部とを直交方向に備え、これら電子回路側
およびバスバー側の電気接続部の一側面に、夫々、金属
板を円環状に折り返して形成したバネ状舌片部を備えて
おり、上記接続端子は、端子収容室を並設したハウジン
グ内に収容した状態で電子回路板の外周辺の回路部に電
子回路側電気接続部を嵌合させて取り付け、この状態で
上記バスバーのタブにバスバー側電気接続部を嵌合して
取り付け、上記電子回路側電気接続部に挿入される回路
部を上記バネ状舌片部の周面と対向面との間で圧接挟持
させ、かつ、上記バスバー側電気接続部に挿入されるバ
スバーのタブを上記バネ状舌片部と対向面との間で圧接
挟持させ、かつ、上記電子回路板の2辺以上の外周辺
で、上記接続端子を介する電子回路板の回路部とバスバ
ーとの接続とを行っていることを特徴とする電子回路付
き電気接続箱におけるバスバーと電子回路板との接続構
造を提供するものである。
【0006】請求項1によれば、接続端子の電子回路側
電気接続部を電子回路板の外周辺の回路部に側方から嵌
合させると共に、接続端子のバスバー側電気接続部をバ
スバーのタブに上方から嵌合させる。上記接続端子の電
子回路側電気接続部とバスバー側電気接続部には、バネ
状舌片部を設けているから、電子回路板の回路部とバス
バーのタブにそれぞれ嵌合させるときの嵌合力(挿入
力)が低くなるので、嵌合作業性が向上する。
電気接続部を電子回路板の外周辺の回路部に側方から嵌
合させると共に、接続端子のバスバー側電気接続部をバ
スバーのタブに上方から嵌合させる。上記接続端子の電
子回路側電気接続部とバスバー側電気接続部には、バネ
状舌片部を設けているから、電子回路板の回路部とバス
バーのタブにそれぞれ嵌合させるときの嵌合力(挿入
力)が低くなるので、嵌合作業性が向上する。
【0007】また、接続端子の電子回路側電気接続部を
先に電子回路板の外周辺の回路部に側方から嵌合させた
後に、接続端子のバスバー側電気接続部をバスバーのタ
ブに上方から嵌合させるようにすると、電子回路板の全
ての外周辺(四辺)の回路部に接続端子の電子回路側電
気接続部を嵌合させてあっても、対応するバスバーのタ
ブの全てに接続端子のバスバー側電気接続部を上方から
スムーズに嵌合させることができるから、回路構成の制
約が無くなる。
先に電子回路板の外周辺の回路部に側方から嵌合させた
後に、接続端子のバスバー側電気接続部をバスバーのタ
ブに上方から嵌合させるようにすると、電子回路板の全
ての外周辺(四辺)の回路部に接続端子の電子回路側電
気接続部を嵌合させてあっても、対応するバスバーのタ
ブの全てに接続端子のバスバー側電気接続部を上方から
スムーズに嵌合させることができるから、回路構成の制
約が無くなる。
【0008】
【0009】また、上記のように、各接続端子をハウジ
ングに収容して、各接続端子の電子回路側電気接続部を
ハウジングごと電子回路板の外周辺の回路部に側方から
同時に嵌合させて取り付けることができ、この状態で、
各接続端子のバスバー側電気接続部をハウジングごとバ
スバーのタブに上方から同時に嵌合させて取り付けるこ
とができるから、嵌合作業性がより向上する。
ングに収容して、各接続端子の電子回路側電気接続部を
ハウジングごと電子回路板の外周辺の回路部に側方から
同時に嵌合させて取り付けることができ、この状態で、
各接続端子のバスバー側電気接続部をハウジングごとバ
スバーのタブに上方から同時に嵌合させて取り付けるこ
とができるから、嵌合作業性がより向上する。
【0010】また、上記接続端子は打抜加工した導電性
金属板の所要箇所を屈曲して形成しており、その上部一
側部に開口した水平方向の切欠を設けると共に該切欠の
上面に上端部より円環状に折り返した上記バネ状舌片部
を形成し、切欠を電子回路板の側方より嵌合して回路路
を上記バネ状舌片部の周面と圧接するようにした電子回
路側電気接続部を設けると共に、上記切欠の下部に補強
用四角枠部を設ける一方、他側部の下部に端縁より折り
返した上記バネ状舌片部と、該バネ状舌片部と対向させ
て、上記四角枠部の一辺端縁より突出させた接触部を設
け、該接触部とバネ状舌片部の周面との間にバスバーの
タブを挿入して圧接する垂直方向のバスバー側電気接続
部を設けた構成としている。
金属板の所要箇所を屈曲して形成しており、その上部一
側部に開口した水平方向の切欠を設けると共に該切欠の
上面に上端部より円環状に折り返した上記バネ状舌片部
を形成し、切欠を電子回路板の側方より嵌合して回路路
を上記バネ状舌片部の周面と圧接するようにした電子回
路側電気接続部を設けると共に、上記切欠の下部に補強
用四角枠部を設ける一方、他側部の下部に端縁より折り
返した上記バネ状舌片部と、該バネ状舌片部と対向させ
て、上記四角枠部の一辺端縁より突出させた接触部を設
け、該接触部とバネ状舌片部の周面との間にバスバーの
タブを挿入して圧接する垂直方向のバスバー側電気接続
部を設けた構成としている。
【0011】上記構成とすれば、電子回路板を電子回路
側電気接続部に嵌合した時、切欠の下部に補強用が四角
枠部を設けているため、切欠が位置決め保持され、電子
回路板の導電路とバネ状舌片部との圧接力を確実に保持
でき、電気接触信頼性を向上させることができる。
側電気接続部に嵌合した時、切欠の下部に補強用が四角
枠部を設けているため、切欠が位置決め保持され、電子
回路板の導電路とバネ状舌片部との圧接力を確実に保持
でき、電気接触信頼性を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図3及び図4に示すよう
に、電気接続箱10は、合成樹脂製の四角箱状ロアケー
ス11とアッパーケース12とを備え、ロアケース11
にアッパーケース12を被せたとき、ロアケース11の
外面の各ロック爪(具体的に図示せず。)にアッパーケ
ース12の外面の各ロック爪12bがそれぞれ係合し
て、ロアケース11にアッパーケース12がロック固定
されるようにしている。
を参照して詳細に説明する。図3及び図4に示すよう
に、電気接続箱10は、合成樹脂製の四角箱状ロアケー
ス11とアッパーケース12とを備え、ロアケース11
にアッパーケース12を被せたとき、ロアケース11の
外面の各ロック爪(具体的に図示せず。)にアッパーケ
ース12の外面の各ロック爪12bがそれぞれ係合し
て、ロアケース11にアッパーケース12がロック固定
されるようにしている。
【0013】上記ロアケース11の上面には、上方に突
設したタブ13aを有するバスバー13が上方からセッ
トされて収容している。該バスバー13を上方からロア
ケース11上面に押え付けるバスバー押えカバー18を
設けても良い。
設したタブ13aを有するバスバー13が上方からセッ
トされて収容している。該バスバー13を上方からロア
ケース11上面に押え付けるバスバー押えカバー18を
設けても良い。
【0014】上記バスバー13の上方の一部に設定され
た電子回路収容部に長方形の電子回路板14を収容する
ようにしている。
た電子回路収容部に長方形の電子回路板14を収容する
ようにしている。
【0015】上記電子回路板14の上面に各種の電子部
品15,…,15を取り付け、該電子回路板14の下面
に、各電子部品15を電気的に接続するためのプリント
回路(具体的に図示せず。)を形成している。電子回路
板14の上面の両側の外周辺(本例では二辺)に、上記
プリント回路から連続する回路部14a,14aを形成
している。
品15,…,15を取り付け、該電子回路板14の下面
に、各電子部品15を電気的に接続するためのプリント
回路(具体的に図示せず。)を形成している。電子回路
板14の上面の両側の外周辺(本例では二辺)に、上記
プリント回路から連続する回路部14a,14aを形成
している。
【0016】一方、略ハーモニカ状の合成樹脂製ハウジ
ング16,16を設け、該各ハウジング16に並設した
多数の端子収容室16aに上記接続端子17をそれぞれ
収容している。各接続端子17は、図2及び図3に詳細
に示すように、導電性金属板を屈曲加工して形成してお
り、上部には、上記電子回路板14の外周辺の回路部1
4aに側方から嵌合させて電気的に接続される側面開口
の電子回路側電気接続部17aを設け、下部には、上記
ロアケース11のバスバー13のタブ13aに上方から
嵌合させて電気的に接続される下面開口のバスバー側電
気接続部17bを設けている。両電気接続部17a,1
7bは直交方向としている。
ング16,16を設け、該各ハウジング16に並設した
多数の端子収容室16aに上記接続端子17をそれぞれ
収容している。各接続端子17は、図2及び図3に詳細
に示すように、導電性金属板を屈曲加工して形成してお
り、上部には、上記電子回路板14の外周辺の回路部1
4aに側方から嵌合させて電気的に接続される側面開口
の電子回路側電気接続部17aを設け、下部には、上記
ロアケース11のバスバー13のタブ13aに上方から
嵌合させて電気的に接続される下面開口のバスバー側電
気接続部17bを設けている。両電気接続部17a,1
7bは直交方向としている。
【0017】具体的には、上記電子回路側の電気接続部
17aは、上部一側部に開口した水平方向の切欠17h
を設けると共に、図2(B)に示すように、切欠17h
の上面に上端部より円環状となるように折り返した上記
バネ状舌片部17cを形成し、切欠17hを図2(B)
矢印aに示す側方から電子回路板14に挿入して、回路
部14aを上記バネ状舌片部17cの円環状の周面と圧
接するようにしている。また、上記切欠17hの下部に
は補強用の四角枠部17gを設け、切欠17hに電子回
路板14を挿入した時に、その挿入圧により切欠17h
が変形しないように補強している。
17aは、上部一側部に開口した水平方向の切欠17h
を設けると共に、図2(B)に示すように、切欠17h
の上面に上端部より円環状となるように折り返した上記
バネ状舌片部17cを形成し、切欠17hを図2(B)
矢印aに示す側方から電子回路板14に挿入して、回路
部14aを上記バネ状舌片部17cの円環状の周面と圧
接するようにしている。また、上記切欠17hの下部に
は補強用の四角枠部17gを設け、切欠17hに電子回
路板14を挿入した時に、その挿入圧により切欠17h
が変形しないように補強している。
【0018】また、他側部の下部に端縁より円環状に折
り返したバネ状舌片部17dと、該バネ状舌片部17d
と対向させて、上記四角枠部17gの一辺端縁より突出
させた接触部17eを設け、該接触部17eとバネ状舌
片部17dの周面との間に図2(B)矢印bに示すよう
にバスバーのタブに上方から挿入して圧接する垂直方向
の上記バスバー側電気接続部17bを設けている。上記
のようにバネ状舌片部17c、17dを円環形状として
いるため、その外面部に大きな弾性を持たせているた
め、回路部14a、バスバーのタブが圧接すると、弾性
接触させることができる。
り返したバネ状舌片部17dと、該バネ状舌片部17d
と対向させて、上記四角枠部17gの一辺端縁より突出
させた接触部17eを設け、該接触部17eとバネ状舌
片部17dの周面との間に図2(B)矢印bに示すよう
にバスバーのタブに上方から挿入して圧接する垂直方向
の上記バスバー側電気接続部17bを設けている。上記
のようにバネ状舌片部17c、17dを円環形状として
いるため、その外面部に大きな弾性を持たせているた
め、回路部14a、バスバーのタブが圧接すると、弾性
接触させることができる。
【0019】上記各ハウジング16には、各接続端子1
7の電子回路側電気接続部17aを電子回路板14の回
路部14aに嵌合させるためのスリット状開口16b
と、バスバー側電気接続部17bにバスバー13のタブ
13aを嵌合させるためのスリット状開口16cとを設
けている。上記各ハウジング16は、収容した各接続端
子17の電子回路側電気接続部17aを電子回路板14
の回路部14aに側方から嵌合させて、電子回路板14
に予めセットする。
7の電子回路側電気接続部17aを電子回路板14の回
路部14aに嵌合させるためのスリット状開口16b
と、バスバー側電気接続部17bにバスバー13のタブ
13aを嵌合させるためのスリット状開口16cとを設
けている。上記各ハウジング16は、収容した各接続端
子17の電子回路側電気接続部17aを電子回路板14
の回路部14aに側方から嵌合させて、電子回路板14
に予めセットする。
【0020】図3及び図4に示すように、上記アッパー
ケース12の内面の上部には、該アッパーケース12を
ロアケース11に被せてロックしたとき、上記各ハウジ
ング16の上面に当接する押え用肩部12c,12cを
形成して、該各肩部12cで各ハウジング16をバスバ
ー13の上面に押え付けるようにしている。
ケース12の内面の上部には、該アッパーケース12を
ロアケース11に被せてロックしたとき、上記各ハウジ
ング16の上面に当接する押え用肩部12c,12cを
形成して、該各肩部12cで各ハウジング16をバスバ
ー13の上面に押え付けるようにしている。
【0021】上記電気接続箱10に電子回路板14を組
み付けるときは、各ハウジング16の端子収容室16a
に接続端子17を収容した後、電子回路板14の両側の
外周辺の各回路部14aに、各ハウジング16とともに
接続端子17の電子回路側電気接続部17aを側方から
嵌合させてセットしたものを用意する。ついで、電子回
路板14とともに各ハウジング16に収容した接続端子
17のバスバー側電気接続部17bを、ロアケース11
の上面にセットしたバスバー13のタブ13aに上方か
ら嵌合させながら各ハウジング16をバスバー13の上
面にセットする。
み付けるときは、各ハウジング16の端子収容室16a
に接続端子17を収容した後、電子回路板14の両側の
外周辺の各回路部14aに、各ハウジング16とともに
接続端子17の電子回路側電気接続部17aを側方から
嵌合させてセットしたものを用意する。ついで、電子回
路板14とともに各ハウジング16に収容した接続端子
17のバスバー側電気接続部17bを、ロアケース11
の上面にセットしたバスバー13のタブ13aに上方か
ら嵌合させながら各ハウジング16をバスバー13の上
面にセットする。
【0022】その後、ロアケース11にアッパーケース
12を被せて、各押え用肩部12で各ハウジング16を
バスバー13の上面に押し付けると、図1(A)に示す
ように、電子回路板14は、自動的にロアケース11と
アッパーケース12内に固定される。
12を被せて、各押え用肩部12で各ハウジング16を
バスバー13の上面に押し付けると、図1(A)に示す
ように、電子回路板14は、自動的にロアケース11と
アッパーケース12内に固定される。
【0023】上記各ハウジング16の接続端子17の電
子回路側電気接続部17aとバスバー側電気接続部17
bの各バネ状舌片部17c,17dにより、電子回路板
14の回路部14aとバスバー13のタブ13aにそれ
ぞれ嵌合させるときの嵌合力(挿入力)が低くなるの
で、嵌合作業性が向上するようになる。また、電子回路
側電気接続部17aの下部には補強用四角枠部17gを
設けているため、その上部の切欠17hに電子回路板1
4を挿入した時にかかる力が、補強用四角枠部17g、
該四角枠部17gを介してハウジング16に分散され、
切欠17hの下端部に力がかかるのを防ぐことができ
る。よって、切欠17hの下部を位置決め保持して、上
部側のバネ状舌片部と電子回路板14の回路部14aと
の圧接保持の信頼性を高めることができる。
子回路側電気接続部17aとバスバー側電気接続部17
bの各バネ状舌片部17c,17dにより、電子回路板
14の回路部14aとバスバー13のタブ13aにそれ
ぞれ嵌合させるときの嵌合力(挿入力)が低くなるの
で、嵌合作業性が向上するようになる。また、電子回路
側電気接続部17aの下部には補強用四角枠部17gを
設けているため、その上部の切欠17hに電子回路板1
4を挿入した時にかかる力が、補強用四角枠部17g、
該四角枠部17gを介してハウジング16に分散され、
切欠17hの下端部に力がかかるのを防ぐことができ
る。よって、切欠17hの下部を位置決め保持して、上
部側のバネ状舌片部と電子回路板14の回路部14aと
の圧接保持の信頼性を高めることができる。
【0024】さらに、各ハウジング16の接続端子17
の電子回路側電気接続部17aを先に電子回路板14の
外周辺の回路部14aに側方から嵌合させた後に、図5
(A)に示すように接続端子17のバスバー側電気接続
部17bをバスバー13のタブ13aに上方から嵌合さ
せることができるから、図5(B)に示すように、電子
回路板14の全ての外周辺(四辺)の回路部14aに接
続端子17の電子回路側電気接続部17aを嵌合させて
あっても、対応するバスバー13のタブ13aの全てに
接続端子17のバスバー側電気接続部17bを上方から
スムーズに嵌合させることができるから、回路構成の制
約が無くなり、回路設計の自由度が向上するようにな
る。
の電子回路側電気接続部17aを先に電子回路板14の
外周辺の回路部14aに側方から嵌合させた後に、図5
(A)に示すように接続端子17のバスバー側電気接続
部17bをバスバー13のタブ13aに上方から嵌合さ
せることができるから、図5(B)に示すように、電子
回路板14の全ての外周辺(四辺)の回路部14aに接
続端子17の電子回路側電気接続部17aを嵌合させて
あっても、対応するバスバー13のタブ13aの全てに
接続端子17のバスバー側電気接続部17bを上方から
スムーズに嵌合させることができるから、回路構成の制
約が無くなり、回路設計の自由度が向上するようにな
る。
【0025】なお、上記実施の形態では、図1(A)に
示したように、各接続端子17をハウジング16に収容
したが、図1(B)に示すように、ハウジング16に収
容しないで、接続端子17の電子回路側電気接続部17
aを電子回路板14の外周辺の回路部14aに側方から
嵌合させた後に、接続端子17のバスバー側電気接続部
17bをバスバー13のタブ13aに上方から嵌合させ
るようにすることもできる。
示したように、各接続端子17をハウジング16に収容
したが、図1(B)に示すように、ハウジング16に収
容しないで、接続端子17の電子回路側電気接続部17
aを電子回路板14の外周辺の回路部14aに側方から
嵌合させた後に、接続端子17のバスバー側電気接続部
17bをバスバー13のタブ13aに上方から嵌合させ
るようにすることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の請求項1では、電子回路板の回路部とバスバーのタ
ブにそれぞれ嵌合させる接続端子の電子回路側電気接続
部とバスバー側電気接続部には、バネ状舌片部を設けて
いるため、嵌合力(挿入力)が低くなるので嵌合作業性
を向上させることができる。
明の請求項1では、電子回路板の回路部とバスバーのタ
ブにそれぞれ嵌合させる接続端子の電子回路側電気接続
部とバスバー側電気接続部には、バネ状舌片部を設けて
いるため、嵌合力(挿入力)が低くなるので嵌合作業性
を向上させることができる。
【0027】また、接続端子の電子回路側電気接続部を
先に電子回路板の回路部に側方から嵌合させた後に、接
続端子のバスバー側電気接続部をバスバーのタブに上方
から嵌合させるため、電子回路板の全ての外周辺(四
辺)の回路部に接続端子の電子回路側電気接続部を嵌合
させてあっても、対応するバスバーのタブの全てに接続
端子のバスバー側電気接続部を上方からスムーズに嵌合
させることができ、回路構成の制約が無くなる。
先に電子回路板の回路部に側方から嵌合させた後に、接
続端子のバスバー側電気接続部をバスバーのタブに上方
から嵌合させるため、電子回路板の全ての外周辺(四
辺)の回路部に接続端子の電子回路側電気接続部を嵌合
させてあっても、対応するバスバーのタブの全てに接続
端子のバスバー側電気接続部を上方からスムーズに嵌合
させることができ、回路構成の制約が無くなる。
【0028】さらに、各接続端子の電子回路側電気接続
部をハウジングごと電子回路板の外周辺の回路部に側方
から同時に嵌合させて取り付けることができ、この状態
で、各接続端子のバスバー側電気接続部をハウジングご
とバスバーのタブに上方から同時に嵌合させて取り付け
ることができるから、嵌合作業性がより向上するように
なる。
部をハウジングごと電子回路板の外周辺の回路部に側方
から同時に嵌合させて取り付けることができ、この状態
で、各接続端子のバスバー側電気接続部をハウジングご
とバスバーのタブに上方から同時に嵌合させて取り付け
ることができるから、嵌合作業性がより向上するように
なる。
【図1】 本発明の接続端子であり、(A)はハウジン
グに収容して電気接続箱内に組み込んだ接続端子の側面
断面図、(B)はハウジングに収容しないで電気接続箱
内に組み込んだ接続端子の側面断面図である。
グに収容して電気接続箱内に組み込んだ接続端子の側面
断面図、(B)はハウジングに収容しないで電気接続箱
内に組み込んだ接続端子の側面断面図である。
【図2】 (A)は接続端子の側面図、(B)は(A)
の断面図である。
の断面図である。
【図3】 電気接続箱の分解断面図である。
【図4】 電気接続箱の組立状態を示す断面図である。
【図5】 (A)はハウジングを嵌合する状態を示す断
面図、(B)は全ての外周辺に回路部を有する電子回路
板の斜視図である。
面図、(B)は全ての外周辺に回路部を有する電子回路
板の斜視図である。
【図6】 従来の電気接続箱であり、(A)は電気接続
箱とケースの分解斜視図、(B)は電気接続箱とケース
の組立状態を示す断面図、(C)は接続端子の側面図で
ある。
箱とケースの分解斜視図、(B)は電気接続箱とケース
の組立状態を示す断面図、(C)は接続端子の側面図で
ある。
10 電気接続箱 11 ロアケース 12 アッパーケース 13 バスバー 13a タブ 14 電子回路板 14a 回路部 14b 外周辺 16 ハウジング 17 接続端子 17a 電子回路側電気接続部 17b バスバー側電気接続部 17c,17d バネ状舌片部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/10 - 13/14 H01R 12/00 - 12/38
Claims (2)
- 【請求項1】 バスバー収容の電気接続箱の一部に電子
回路収容部を設け、該電子回路収容部に収容した電子回
路板の回路部と、電気接続箱内に収容したバスバーとを
電気的に接続するもので、 上記電子回路板の回路部と上記バスバーに設けたタブと
を接続する接続端子を設け、 上記接続端子は、 導電性金属板を屈曲加工して形成して
おり、電子回路板の外周辺の回路部に側方より嵌合する
側面開口の電子回路側電気接続部と、上記バスバーより
突設したタブに上方より嵌合する下面開口のバスバー側
電気接続部とを直交方向に備え、これら電子回路側およ
びバスバー側の電気接続部の一側面に、夫々、金属板を
円環状に折り返して形成したバネ状舌片部を備えてお
り、上記接続端子は、端子収容室を並設したハウジング内に
収容した状態で電子回路板の外周辺の回路部に電子回路
側電気接続部を嵌合させて取り付け、この状態で上記バ
スバーのタブにバスバー側電気接続部を嵌合して取り付
け、 上記電子回路側電気接続部に挿入される回路部を上記バ
ネ状舌片部の周面と対向面との間で圧接挟持させ、か
つ、上記バスバー側電気接続部に挿入されるバスバーの
タブを上記バネ状舌片部と対向面との間で圧接挟持さ
せ、 かつ、上記電子回路板の2辺以上の外周辺で、上記接続
端子を介する電子回路板の回路部とバスバーとの接続と
を行って いることを特徴とする電子回路付き電気接続箱
におけるバスバーと電子回路板との接続構造。 - 【請求項2】 上記接続端子は打抜加工した導電性金属
板の所要箇所を屈曲して形成しており、その上部一側部
に開口した水平方向の切欠を設けると共に該切欠の上面
に上端部より円環状に折り返した上記バネ状舌片部を形
成し、切欠を電子回路板の側方より嵌合して回路路を上
記バネ状舌片部の周面と圧接するようにした電子回路側
電気接続部を設けると共に、上記切欠の下部に補強用四
角枠部を設ける一方、他側部の下部に端縁より円環状に
折り返した上記バネ状舌片部と、該バネ状舌片部と対向
させて、上記四角枠部の一辺端縁より突出させた接触部
を設け、該接触部とバネ状舌片部の周面との間にバスバ
ーのタブを挿入して圧接する垂直方向のバスバー側電気
接続部を設けている請求項1に記載の電子回路付き電気
接続箱におけるバスバーと電子回路板との接続構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33660895A JP3144287B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 電子回路付き電気接続箱におけるバスバーと電子回路板との接続構造 |
DE69620730T DE69620730T2 (de) | 1995-12-14 | 1996-12-13 | Elektrisches Verbindungsgehäuse, Verbindungskonstruktion, Fixiervorrichtung für Sammelschienen und Anschlussklemme |
US08/764,987 US5822189A (en) | 1995-12-14 | 1996-12-13 | Electrical connection box, a connection construction, a busbar fixing construction and a connection terminal |
EP96120075A EP0782216B1 (en) | 1995-12-14 | 1996-12-13 | An electrical connection box, a connection construction, a bus bar fixing construction and a connection terminal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33660895A JP3144287B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 電子回路付き電気接続箱におけるバスバーと電子回路板との接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09180830A JPH09180830A (ja) | 1997-07-11 |
JP3144287B2 true JP3144287B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=18300925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33660895A Expired - Fee Related JP3144287B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-25 | 電子回路付き電気接続箱におけるバスバーと電子回路板との接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144287B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4762690B2 (ja) * | 2005-11-17 | 2011-08-31 | 古河電気工業株式会社 | 電気接続箱 |
JP7516805B2 (ja) * | 2020-03-27 | 2024-07-17 | 三菱自動車工業株式会社 | 燃料電池システム |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP33660895A patent/JP3144287B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09180830A (ja) | 1997-07-11 |
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