JP3017373B2 - 内径研削盤のドレス装置 - Google Patents
内径研削盤のドレス装置Info
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- JP3017373B2 JP3017373B2 JP5092135A JP9213593A JP3017373B2 JP 3017373 B2 JP3017373 B2 JP 3017373B2 JP 5092135 A JP5092135 A JP 5092135A JP 9213593 A JP9213593 A JP 9213593A JP 3017373 B2 JP3017373 B2 JP 3017373B2
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- JP
- Japan
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- work
- inner diameter
- dressing
- dresser
- grindstone
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- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内径研削盤のドレス装
置に係り、特にワークごとに予め定められたドレッサヘ
ッド位置を記憶し、該位置情報に基いてドレッサヘッド
を自動的に制御して位置決めし、ワークの変更に伴なう
ドレッサの段取り作業を極めて容易に行うことができ、
かつ短時間で正確に位置決めできるようにして研削加工
の加工精度を高め、また作業効率を大幅に向上させるこ
とができるようにした内径研削盤のドレス装置に関す
る。
置に係り、特にワークごとに予め定められたドレッサヘ
ッド位置を記憶し、該位置情報に基いてドレッサヘッド
を自動的に制御して位置決めし、ワークの変更に伴なう
ドレッサの段取り作業を極めて容易に行うことができ、
かつ短時間で正確に位置決めできるようにして研削加工
の加工精度を高め、また作業効率を大幅に向上させるこ
とができるようにした内径研削盤のドレス装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワークの内径を研削するとき、研削加工
に先立って砥石の外形をドレッサのドレッシング用チッ
プに当接させて回転させ、砥石の形状を整えるドレッシ
ング作業が必要であり、特にワークが変更されると、そ
の都度該ワークの内径に合わせてドレッサの位置を調節
する段取り作業が必要となる。
に先立って砥石の外形をドレッサのドレッシング用チッ
プに当接させて回転させ、砥石の形状を整えるドレッシ
ング作業が必要であり、特にワークが変更されると、そ
の都度該ワークの内径に合わせてドレッサの位置を調節
する段取り作業が必要となる。
【0003】従来の段取り作業は、ドレッサヘッド調節
ハンドルを手動で操作してドレッサのドレッシング用チ
ップ先端を加工すべきワークの内径と同位置に合わせた
後、砥石のドレッシングを行い、ワークの内径をテスト
研削していた。
ハンドルを手動で操作してドレッサのドレッシング用チ
ップ先端を加工すべきワークの内径と同位置に合わせた
後、砥石のドレッシングを行い、ワークの内径をテスト
研削していた。
【0004】そして研削加工されたワークの内径を測定
して目標寸法との誤差を計算し、該誤差の分だけドレッ
サの位置を修正して再度研削する作業を目標寸法が得ら
れるまで繰り返し行っていた。
して目標寸法との誤差を計算し、該誤差の分だけドレッ
サの位置を修正して再度研削する作業を目標寸法が得ら
れるまで繰り返し行っていた。
【0005】段取り作業のうちでも特にドレッサの位置
調節は、ワークの加工精度に直接大きな影響を与え、経
験と勘を必要とする作業であり、長年の経験を持つベテ
ラン作業員しかこれを行うことができず、しかもベテラ
ン作業員でも上記した繰返し作業のために該段取りに長
時間を要し、作業効率を向上させることができない欠点
があった。
調節は、ワークの加工精度に直接大きな影響を与え、経
験と勘を必要とする作業であり、長年の経験を持つベテ
ラン作業員しかこれを行うことができず、しかもベテラ
ン作業員でも上記した繰返し作業のために該段取りに長
時間を要し、作業効率を向上させることができない欠点
があった。
【0006】また研削加工される部品は、高精度の加工
が施される比較的高価な部品が多く、段取り作業のため
にテスト研削用の特別のワークを準備する必要があり、
その分製品のコストを上昇させることになるという欠点
があった。
が施される比較的高価な部品が多く、段取り作業のため
にテスト研削用の特別のワークを準備する必要があり、
その分製品のコストを上昇させることになるという欠点
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、ドレッサヘッドを移動させる送り
ねじ機構の送りねじを制御装置によって制御して回転さ
せることにより、任意の位置にドレッサヘッドを精度良
く位置決めできるようにすることであり、またこれによ
ってワーク変更に伴う段取り作業、特に難しい作業であ
るドレッサの位置調節作業を容易に行うことができるよ
うにすることである。
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、ドレッサヘッドを移動させる送り
ねじ機構の送りねじを制御装置によって制御して回転さ
せることにより、任意の位置にドレッサヘッドを精度良
く位置決めできるようにすることであり、またこれによ
ってワーク変更に伴う段取り作業、特に難しい作業であ
るドレッサの位置調節作業を容易に行うことができるよ
うにすることである。
【0008】また他の目的は、上記構成により、テスト
研削加工することなく段取り作業を行うことができるよ
うにし、段取り作業に要する時間を大幅に短縮して作業
効率を向上させることができるようにすることであり、
またテスト研削用ワークを不要として経費の節減を図
り、製品コストの低減を図ることである。
研削加工することなく段取り作業を行うことができるよ
うにし、段取り作業に要する時間を大幅に短縮して作業
効率を向上させることができるようにすることであり、
またテスト研削用ワークを不要として経費の節減を図
り、製品コストの低減を図ることである。
【0009】更に他の目的は、ワークごとに予め定めら
れたドレッサヘッド位置が記憶されたカードから該位置
情報を読み出してドレッサヘッド位置を制御する制御装
置に伝達することにより、加工すべきワークに対応した
カードをカードリーダにかけるだけの簡単な操作によっ
てドレッサヘッドを精度良く位置決めできるようにする
ことであり、またこれによって頻繁なワーク変更にも間
違えることなく直ちに対応できるようにすることであ
る。
れたドレッサヘッド位置が記憶されたカードから該位置
情報を読み出してドレッサヘッド位置を制御する制御装
置に伝達することにより、加工すべきワークに対応した
カードをカードリーダにかけるだけの簡単な操作によっ
てドレッサヘッドを精度良く位置決めできるようにする
ことであり、またこれによって頻繁なワーク変更にも間
違えることなく直ちに対応できるようにすることであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、ワークを保持して回転させるワークホルダと該
ワークホルダに対向して配設され砥石を回転させながら
前記ワークの内径部に接触させて該ワークの内径部を研
削加工する回転砥石とを備え該回転砥石の外周部をドレ
ッシングする内径研削盤のドレス装置において、先端に
ドレッシング用チップが装着されたドレッサを支軸を中
心に上下方向に回動可能に構成すると共に前記回転砥石
に接近又は離脱させる方向に水平移動可能に配設したド
レッサヘッドと、該ドレッサヘッドに配設された雌ねじ
に螺合し駆動装置によって回転させられて前記ドレッサ
ヘッドを前記回転砥石に接近又は離脱させる方向に移動
させる送りねじ機構と、前記ドレッサヘッドを予め定め
られた所定の位置に移動させるように前記駆動装置に指
令信号を送出する制御装置とを前記内径研削盤に備え、
前記ドレッサヘッドを記憶情報に基いて自動的に位置決
めできるように構成したことを特徴とするものである。
1)は、ワークを保持して回転させるワークホルダと該
ワークホルダに対向して配設され砥石を回転させながら
前記ワークの内径部に接触させて該ワークの内径部を研
削加工する回転砥石とを備え該回転砥石の外周部をドレ
ッシングする内径研削盤のドレス装置において、先端に
ドレッシング用チップが装着されたドレッサを支軸を中
心に上下方向に回動可能に構成すると共に前記回転砥石
に接近又は離脱させる方向に水平移動可能に配設したド
レッサヘッドと、該ドレッサヘッドに配設された雌ねじ
に螺合し駆動装置によって回転させられて前記ドレッサ
ヘッドを前記回転砥石に接近又は離脱させる方向に移動
させる送りねじ機構と、前記ドレッサヘッドを予め定め
られた所定の位置に移動させるように前記駆動装置に指
令信号を送出する制御装置とを前記内径研削盤に備え、
前記ドレッサヘッドを記憶情報に基いて自動的に位置決
めできるように構成したことを特徴とするものである。
【0011】また本発明(請求項2)は、ワークを保持
して回転させるワークホルダと該ワークホルダに対向し
て配設され砥石を回転させながら前記ワークの内径部に
接触させて該ワークの内径部を研削加工する回転砥石と
を備え該回転砥石の外周部をドレッシングする内径研削
盤のドレス装置において、先端にドレッシング用チップ
が装着されたドレッサを支軸を中心に上下方向に回動可
能に構成すると共に前記回転砥石に接近又は離脱させる
方向に水平移動可能に配設したドレッサヘッドと、該ド
レッサヘッドに配設された雌ねじに螺合し駆動装置によ
って回転させられて前記ドレッサヘッドを前記回転砥石
に接近又は離脱させる方向に移動させる送りねじ機構
と、前記ドレッサヘッドを予め定められた所定の位置に
移動させるように前記駆動装置に指令信号を送出する制
御装置と、前記ワークごとに予め定められたドレッサヘ
ッド位置が記憶されたカードから該位置情報を読み出し
て前記制御装置に送出するカードリーダとを前記内径研
削盤に備え、前記ドレッサヘッドを前記ワークごとの記
憶情報に基いて自動的に位置決めできるように構成した
ことを特徴とするものである。
して回転させるワークホルダと該ワークホルダに対向し
て配設され砥石を回転させながら前記ワークの内径部に
接触させて該ワークの内径部を研削加工する回転砥石と
を備え該回転砥石の外周部をドレッシングする内径研削
盤のドレス装置において、先端にドレッシング用チップ
が装着されたドレッサを支軸を中心に上下方向に回動可
能に構成すると共に前記回転砥石に接近又は離脱させる
方向に水平移動可能に配設したドレッサヘッドと、該ド
レッサヘッドに配設された雌ねじに螺合し駆動装置によ
って回転させられて前記ドレッサヘッドを前記回転砥石
に接近又は離脱させる方向に移動させる送りねじ機構
と、前記ドレッサヘッドを予め定められた所定の位置に
移動させるように前記駆動装置に指令信号を送出する制
御装置と、前記ワークごとに予め定められたドレッサヘ
ッド位置が記憶されたカードから該位置情報を読み出し
て前記制御装置に送出するカードリーダとを前記内径研
削盤に備え、前記ドレッサヘッドを前記ワークごとの記
憶情報に基いて自動的に位置決めできるように構成した
ことを特徴とするものである。
【0012】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1及び図2において、本発明に係る内径研削盤
のドレス装置1は、ドレッサヘッド2と、送りねじ機構
3と、制御装置4と、カードリーダ5とを内径研削盤6
に備えている。
する。図1及び図2において、本発明に係る内径研削盤
のドレス装置1は、ドレッサヘッド2と、送りねじ機構
3と、制御装置4と、カードリーダ5とを内径研削盤6
に備えている。
【0013】内径研削盤6は、基台8に回動自在に配設
された主軸(図示せず)にワークホルダ9が装着されて
おり、該ワークホルダ9でワーク10を保持して回転さ
せるようになっている。
された主軸(図示せず)にワークホルダ9が装着されて
おり、該ワークホルダ9でワーク10を保持して回転さ
せるようになっている。
【0014】ワークホルダ9に対向し、モータ12によ
って駆動されて取り付けられた回転砥石11を回転させ
る砥石ホルダ13が基台8に回動自在に配設されてい
る。
って駆動されて取り付けられた回転砥石11を回転させ
る砥石ホルダ13が基台8に回動自在に配設されてい
る。
【0015】そして砥石位置調整ハンドル14を操作し
て回転砥石11をワーク10の加工すべき内径部10a
の位置まで移動させた後、送りハンドル15を操作して
ワーク10を図1において左右方向に移動させ、ワーク
10の内径部10aを研削加工するようになっている。
て回転砥石11をワーク10の加工すべき内径部10a
の位置まで移動させた後、送りハンドル15を操作して
ワーク10を図1において左右方向に移動させ、ワーク
10の内径部10aを研削加工するようになっている。
【0016】ドレッサヘッド2は、回転砥石11の外周
部11aをドレッシングするためのものであって、先端
にドレッシング用チップ16が装着されたドレッサ18
がドレッサ支持体19に固定されている。
部11aをドレッシングするためのものであって、先端
にドレッシング用チップ16が装着されたドレッサ18
がドレッサ支持体19に固定されている。
【0017】ドレッサ台21は、基台8に固定された摺
動軸20に摺動自在に装着されており、ドレッサ支持体
19が該ドレッサ台21に固定された支軸27によって
矢印A又はB方向、即ち上下方向に回動自在に支持され
ている。
動軸20に摺動自在に装着されており、ドレッサ支持体
19が該ドレッサ台21に固定された支軸27によって
矢印A又はB方向、即ち上下方向に回動自在に支持され
ている。
【0018】送りねじ機構3は、ドレッサヘッド2を回
転砥石11に接近させる方向(矢印C方向)又は該回転
砥石から離脱させる方向(矢印D方向)に水平移動させ
るためのものであって、ドレッサ台21に固定された雌
ねじ22に螺合する送りねじ23がラジアル軸受24及
びスラスト軸受25によって基台8に回動自在に配設さ
れている。
転砥石11に接近させる方向(矢印C方向)又は該回転
砥石から離脱させる方向(矢印D方向)に水平移動させ
るためのものであって、ドレッサ台21に固定された雌
ねじ22に螺合する送りねじ23がラジアル軸受24及
びスラスト軸受25によって基台8に回動自在に配設さ
れている。
【0019】送りねじ23の一端には、ウォームホイー
ル26が固定され、該ウォームホイール26には駆動装
置28によって回転させられる軸29に固定されたウォ
ーム30が噛み合っており、駆動装置28によりウォー
ム30を駆動してウォームホイール26、即ち送りねじ
23を回転させてドレッサヘッド2を矢印C又はD方向
に水平移動させるように構成されている。
ル26が固定され、該ウォームホイール26には駆動装
置28によって回転させられる軸29に固定されたウォ
ーム30が噛み合っており、駆動装置28によりウォー
ム30を駆動してウォームホイール26、即ち送りねじ
23を回転させてドレッサヘッド2を矢印C又はD方向
に水平移動させるように構成されている。
【0020】制御装置4は、駆動装置28の回転を制御
するためのものであって、中央演算処理装置31、外部
記憶装置32及び入出力装置33とからなる公知のコン
ピュータを含んで構成され、信号線34によって駆動装
置28に電気的に接続されている。
するためのものであって、中央演算処理装置31、外部
記憶装置32及び入出力装置33とからなる公知のコン
ピュータを含んで構成され、信号線34によって駆動装
置28に電気的に接続されている。
【0021】制御装置4にはまた、駆動装置28を手動
で動かすためのパルスハンドル35及び複数の手動操作
用スイッチ36が設けられている。
で動かすためのパルスハンドル35及び複数の手動操作
用スイッチ36が設けられている。
【0022】カードリーダ5は、カードの一例たる磁気
カード(図示せず)から該磁気カードに記憶された情報
を読み出して制御装置4に伝達するためのものであっ
て、信号線38によって制御装置4に電気的に接続され
た公知の磁気カードリーダである。
カード(図示せず)から該磁気カードに記憶された情報
を読み出して制御装置4に伝達するためのものであっ
て、信号線38によって制御装置4に電気的に接続され
た公知の磁気カードリーダである。
【0023】そして磁気カードに記憶された情報を読み
出して制御装置4に入力し、該情報を制御装置4で適宜
処理した後、制御信号を駆動装置28に出力して駆動装
置28を回転させるように構成されている。
出して制御装置4に入力し、該情報を制御装置4で適宜
処理した後、制御信号を駆動装置28に出力して駆動装
置28を回転させるように構成されている。
【0024】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図1及び図2におい
て、研削加工の段取り作業は、先ず加工すべきワーク1
0に対応する磁気カード(図示せず)を選択してカード
リーダ5にかけて記憶された情報を読み出し、該情報を
制御装置4に伝達する。
以下その作用について説明する。図1及び図2におい
て、研削加工の段取り作業は、先ず加工すべきワーク1
0に対応する磁気カード(図示せず)を選択してカード
リーダ5にかけて記憶された情報を読み出し、該情報を
制御装置4に伝達する。
【0025】制御装置4は、該情報に基いてドレッシン
グ用チップ16の位置を演算して駆動装置28に制御信
号を送出し、該駆動装置28を作動させてウォーム3
0、ウォームホイール26を介して送りねじ23を回転
させ、ドレッサヘッド2を矢印C又はD方向に移動させ
てワーク10に対応する所定の位置、即ちワーク10の
内径部10aの位置に移動させる。
グ用チップ16の位置を演算して駆動装置28に制御信
号を送出し、該駆動装置28を作動させてウォーム3
0、ウォームホイール26を介して送りねじ23を回転
させ、ドレッサヘッド2を矢印C又はD方向に移動させ
てワーク10に対応する所定の位置、即ちワーク10の
内径部10aの位置に移動させる。
【0026】ドレッサヘッド2を支軸27を中心として
矢印A方向に回動させた後、砥石位置調整ハンドル14
を操作して回転砥石11を矢印E方向に移動させ、回転
砥石11の外周部11aをドレッシング用チップ16に
当接させて回転砥石11の外周部11aをドレッシング
した後、ドレッサヘッド2を矢印B方向に回動させてワ
ーク10から退避させる。
矢印A方向に回動させた後、砥石位置調整ハンドル14
を操作して回転砥石11を矢印E方向に移動させ、回転
砥石11の外周部11aをドレッシング用チップ16に
当接させて回転砥石11の外周部11aをドレッシング
した後、ドレッサヘッド2を矢印B方向に回動させてワ
ーク10から退避させる。
【0027】上記操作により段取り作業が終了し、ワー
ク10をワークホルダ9に取り付けて回転させながら回
転砥石11により研削加工を行った後、内径部10aの
寸法を測定して所定の寸法に加工されていることを確認
する。
ク10をワークホルダ9に取り付けて回転させながら回
転砥石11により研削加工を行った後、内径部10aの
寸法を測定して所定の寸法に加工されていることを確認
する。
【0028】上記した簡単な操作によってドレッシング
用チップ16を加工すべきワーク10に適合した最適位
置に位置決めすることができるので、ワーク10の種類
が変更となっても迅速かつ確実に容易に対応することが
できる。
用チップ16を加工すべきワーク10に適合した最適位
置に位置決めすることができるので、ワーク10の種類
が変更となっても迅速かつ確実に容易に対応することが
できる。
【0029】また内径部10aの寸法を公差内のどちら
かに偏らせて加工したい場合、或いは何らかの理由によ
り所定の寸法に加工できなかった場合には、パルスハン
ドル35を手動で操作して駆動装置28をわずかな角度
だけ回転させ、ドレッサヘッド2を矢印C又はD方向に
わずかに移動させて仕上がり寸法を調整する。
かに偏らせて加工したい場合、或いは何らかの理由によ
り所定の寸法に加工できなかった場合には、パルスハン
ドル35を手動で操作して駆動装置28をわずかな角度
だけ回転させ、ドレッサヘッド2を矢印C又はD方向に
わずかに移動させて仕上がり寸法を調整する。
【0030】なお、上記実施例においては、情報を記憶
したカードは、磁気カードとして説明したが、情報を記
憶したカードは磁気カードに限定されるものではなく、
パンチカード、ICカード等であってもよい。
したカードは、磁気カードとして説明したが、情報を記
憶したカードは磁気カードに限定されるものではなく、
パンチカード、ICカード等であってもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上記のようにドレッサヘッド
を移動させる送りねじ機構の送りねじを制御装置によっ
て制御して回転させるようにしたので、任意の位置にド
レッサヘッドを精度良く位置決めでき、またこの結果ワ
ーク変更に伴う段取り作業、特に難しい作業であるドレ
ッサの位置調節作業を容易に行うことができる効果があ
る。
を移動させる送りねじ機構の送りねじを制御装置によっ
て制御して回転させるようにしたので、任意の位置にド
レッサヘッドを精度良く位置決めでき、またこの結果ワ
ーク変更に伴う段取り作業、特に難しい作業であるドレ
ッサの位置調節作業を容易に行うことができる効果があ
る。
【0032】また上記構成により、テスト研削加工する
ことなく段取り作業を行うことができ、段取り作業に要
する時間を大幅に短縮して作業効率を向上させることが
できる効果があり、またテスト研削用ワークが不要とな
るから経費の節減が可能となり、製品コストの低減を図
ることができる効果がある。
ことなく段取り作業を行うことができ、段取り作業に要
する時間を大幅に短縮して作業効率を向上させることが
できる効果があり、またテスト研削用ワークが不要とな
るから経費の節減が可能となり、製品コストの低減を図
ることができる効果がある。
【0033】更には、ワークごとに予め定められたドレ
ッサヘッド位置が記憶されたカードから該位置情報を読
み出してドレッサヘッド位置を制御する制御装置に伝達
するようにしたので、加工すべきワークに対応したカー
ドをカードリーダにかけるだけの簡単な操作によってド
レッサヘッドを精度良く位置決めできる効果があり、ま
たこの結果頻繁なワーク変更にも間違えることなく直ち
に対応できるようになるという効果が得られる。
ッサヘッド位置が記憶されたカードから該位置情報を読
み出してドレッサヘッド位置を制御する制御装置に伝達
するようにしたので、加工すべきワークに対応したカー
ドをカードリーダにかけるだけの簡単な操作によってド
レッサヘッドを精度良く位置決めできる効果があり、ま
たこの結果頻繁なワーク変更にも間違えることなく直ち
に対応できるようになるという効果が得られる。
【図1】内径研削盤の正面図である。
【図2】ドレッサヘッドの部分縦断面側面図である。
1 内径研削盤のドレス装置 2 ドレッサヘッド 3 送りねじ機構 4 制御装置 5 カードリーダ 9 ワークホルダ 10 ワーク 10a 内径部 11 回転砥石 11a 外周部 16 ドレッシング用チップ 18 ドレッサ 22 雌ねじ27 支軸 28 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 53/00 B24B 53/08
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークを保持して回転させるワークホル
ダと該ワークホルダに対向して配設され砥石を回転させ
ながら前記ワークの内径部に接触させて該ワークの内径
部を研削加工する回転砥石とを備え該回転砥石の外周部
をドレッシングする内径研削盤のドレス装置において、
先端にドレッシング用チップが装着されたドレッサを支
軸を中心に上下方向に回動可能に構成すると共に前記回
転砥石に接近又は離脱させる方向に水平移動可能に配設
したドレッサヘッドと、該ドレッサヘッドに配設された
雌ねじに螺合し駆動装置によって回転させられて前記ド
レッサヘッドを前記回転砥石に接近又は離脱させる方向
に移動させる送りねじ機構と、前記ドレッサヘッドを予
め定められた所定の位置に移動させるように前記駆動装
置に指令信号を送出する制御装置とを前記内径研削盤に
備え、前記ドレッサヘッドを記憶情報に基いて自動的に
位置決めできるように構成したことを特徴とする内径研
削盤のドレス装置。 - 【請求項2】 ワークを保持して回転させるワークホル
ダと該ワークホルダに対向して配設され砥石を回転させ
ながら前記ワークの内径部に接触させて該ワークの内径
部を研削加工する回転砥石とを備え該回転砥石の外周部
をドレッシングする内径研削盤のドレス装置において、
先端にドレッシング用チップが装着されたドレッサを支
軸を中心に上下方向に回動可能に構成すると共に前記回
転砥石に接近又は離脱させる方向に水平移動可能に配設
したドレッサヘッドと、該ドレッサヘッドに配設された
雌ねじに螺合し駆動装置によって回転させられて前記ド
レッサヘッドを前記回転砥石に接近又は離脱させる方向
に移動させる送りねじ機構と、前記ドレッサヘッドを予
め定められた所定の位置に移動させるように前記駆動装
置に指令信号を送出する制御装置と、前記ワークごとに
予め定められたドレッサヘッド位置が記憶されたカード
から該位置情報を読み出して前記制御装置に送出するカ
ードリーダとを前記内径研削盤に備え、前記ドレッサヘ
ッドを前記ワークごとの記憶情報に基いて自動的に位置
決めできるように構成したことを特徴とする内径研削盤
のドレス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5092135A JP3017373B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 内径研削盤のドレス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5092135A JP3017373B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 内径研削盤のドレス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06278026A JPH06278026A (ja) | 1994-10-04 |
JP3017373B2 true JP3017373B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=14045994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5092135A Expired - Lifetime JP3017373B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 内径研削盤のドレス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017373B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111774987A (zh) * | 2020-07-14 | 2020-10-16 | 江苏卓钇智能数控装备有限公司 | 一种多形变铸件修磨加工设备及其修磨方法 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5092135A patent/JP3017373B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06278026A (ja) | 1994-10-04 |
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