JP3084200B2 - 化粧料 - Google Patents
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Description
けでなく、水系に乳化剤等として配合された場合であっ
ても、経時で発生する臭いのないポリエーテル変性シリ
コーンを用いた化粧料に関する。
として優れ、従来、オルガノハイドロジェンシロキサン
とポリオキシアルキレンモノアリルエーテルとを、塩化
白金酸等の触媒の存在下に付加反応させることによって
製造されている。しかしながら、このようにして得られ
たポリエーテル変性シリコーンを乳化系等の水系で使用
した場合には経時によって着臭するため、化粧料等の用
途には配合が制限されるという欠点があった。この原因
は、付加反応の際にポリオキシアルキレンモノアリルエ
ーテルの末端の2重結合が内部転位し、オルガノハイド
ロジェンシロキサンに反応性のないポリオキシアルキレ
ンモノプロペニルエーテルを生じ、正常な付加反応によ
って生成したポリエーテル変性シリコーン中に不純物と
して残存するが、この不純物を含有するポリエーテル変
性シリコーンに水が作用すると、プロペニルエーテル部
分が加水分解され、プロピオンアルデヒドを発生するた
めである。
成物を酸性水溶液で処理することにより、残存するポリ
オキシアルキレンのプロペニルエーテル部分を加水分解
し、臭いの原因となる不飽和基を除去する精製法が開示
されている(特開平2-302438号公報参照)。しかしなが
ら、この方法では加水分解処理が不足した場合、臭いが
十分に除去されず、安定した品質の製品を維持するのが
難しい。また、ポリオキシアルキレン含有量の少ないポ
リエーテル変性シリコーンを処理する場合には比較的容
易に臭いを低減化できるが、ポリオキシアルキレン含有
量の多いポリエーテル変性シリコーン、すなわち臭いを
多量に発生する可能性のあるシリコーンを処理しようと
した場合には、臭いの低減化が難しいという問題点があ
る。
ル−1−ブチン−3−オール等を開始剤とし、これにア
ルキレンオキシドを付加した化合物を用い、オルガノハ
イドロジェンシロキサンと付加反応することによって得
られるポリエーテル変性シリコーンが開示されている。
この方法によれば、原料として使用するポリオキシアル
キレン化合物は、末端不飽和基に隣接する炭素原子が4
級炭素であるため、オルガノハイドロジェンシロキサン
との付加反応中に不飽和基が転位せず、従って水系に添
加された場合でも臭いを生じない。しかしながら、反応
に用いられたポリオキシアルキレン化合物は不飽和基と
して3重結合を有しており、従って正常な付加反応によ
って生成したポリエーテル変性シリコーンは、ケイ素原
子に隣接した2重結合を有する( -Si-CH=CH-R)。この
ビニルシラン骨格を有する構造は酸性条件によって加水
分解され易く、水系に配合された場合、主成分自身が加
水分解する性質を持つものとなり、好ましくない。
ル−1−ブテン−3−オール等を開始剤とし、これにア
ルキレンオキシドを付加した化合物を用い、オルガノハ
イドロジェンシロキサンと付加反応することによって得
られるポリエーテル変性シリコーンが開示されている。
この方法は特公平5-81292 号の場合と同様に、ポリオキ
シアルキレン化合物の末端不飽和基に隣接する炭素原子
が4級炭素であり、ハイドロジェンシロキサンとの付加
反応中に不飽和基が転位しない。さらにこの不飽和基が
2重結合であるため、正常な付加反応によって生成した
ポリエーテル変性シリコーンに不飽和基が残留しない。
しかしながら、ここでポリオキシアルキレン化合物を得
るために開始剤として使用する不飽和アルコールが容易
に入手できる物ではなく、このポリエーテル変性シリコ
ーンを安価に量産化できる方法ではない。またこの開始
剤としての不飽和アルコールは3級アルコールであり、
これに対するアルキレンオキシドの付加反応性は従来の
アリルアルコール(1級アルコール)を使用した場合よ
りも著しく悪いため、より苛酷な反応条件が必要とな
り、熱劣化生成物が副生するため好ましくない。
剤としてアルキレンオキシドを付加する場合、1級アル
コールよりも反応性が低い。しかしながら、反応初期の
段階でアルキレンオキシドが1モル以上付加した成分
は、開始剤アルコールよりも反応性が高くなる性質をも
っている。そのため、開始剤アルコールにアルキレンオ
キシドが付加した分子からはスムーズに重合が進行し、
結果的に反応性の低い開始剤アルコールの全てが消費さ
れずに一部が残留してしまう事となる。ここで使用する
開始剤アルコールは不飽和基を有する構造のため強い不
快臭があり、このようにして得られたポリオキシアルキ
レン化合物は、化粧品用途に使用できるものではない。
キシアルキレン化合物を得るための開始剤とする不飽和
アルコールについて、アリルアルコール以外の長鎖アル
ケノール、またはアルケノン酸を用いる方法が示唆され
ている。しかしながら、長鎖アルケノン酸を用いて、こ
れにアルキレンオキシドを付加した場合、エステル結合
を介してポリオキシアルキレン基が結合することにな
り、この構造は非加水分解性に劣るため好ましくない。
長鎖アルケノールの具体例として、3−シクロオクテン
−1−オール等が例示されているが、これらは環状化合
物の内部に2重結合を有する化合物であり、オルガノハ
イドロジェンシロキサンとの反応性に劣るものである。
さらにヒドロキシル基も2級アルコールの構造を有して
おり、アルキレンオキシドとの反応性に劣るため、先に
述べたのと同じ問題点を有する。
子とポリオキシアルキレン基が炭素数3〜10のアルキレ
ン基を介して結合したシリコーン化合物が示されてい
る。しかし、このアルキレン基が前述の公報の如く、環
状化合物の内部に不飽和結合を有する開始剤アルコール
に起因している有機基とすると、先に述べたことと同じ
問題点が生ずる。また、末端に不飽和基を有する直鎖状
であっても、2級または3級アルコールに起因した有機
基であった場合にも同じ問題点を有するが、詳細につい
ては何ら記述されていない。
製造でき、かつ原体自身に臭いがないだけでなく、乳化
剤等として水系に配合された場合であっても、経時で発
生する臭いのないポリエーテル変性シリコーンに関し
て、満足すべき化合物は未だ得られていない。したがっ
て、ポリエーテル変性シリコーンを配合した水系化粧料
であって経時で発生する臭いに関し満足できるものはな
かった。本発明はこのような従来技術を改良しようとし
てなされたものである。
者は鋭意検討した結果、末端に2重結合を有する1級の
長鎖アルケノールを開始剤としてアルキレンオキシドを
付加重合したポリオキシアルキレン化合物を得、これを
オルガノハイドロジェンシロキサンと付加反応すること
により、特別な処理工程なしに臭いのないポリエーテル
変性シリコーンが得られ、化粧料に用いるのに好適であ
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
いた臭いのない化粧料に関するものである。本発明は
(A)末端に2重結合を有する一般式CH 2 =CH(CH 2 ) k-2 (C
H=CH) m (CH 2 ) n OHで表される、長鎖1級アルケノールを
開始剤とし、これにアルキレンオキシドを付加重合して
ポリオキシアルキレン化合物を得、(B)これをオルガ
ノハイドロジェンシロキサンと付加反応させることによ
り得られる、長鎖1級アルケノールの未反応物を実質的
に含まない、臭いのない、一般式R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2で
示されるシリコーン化合物[ここでR1は同種または異種
の炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル
基またはフッ素置換アルキル基であり、R2は一般式-(CH
2)k(CH=CH)m(CH2)nO(CxH2xO )yR3で示される有機基、R3
は水素原子または炭素数1〜20のアルキル基またはアシ
ル基であり、a、b、k、m、n、x及びyはそれぞれ
1.0 ≦a≦2.5 、0.005 ≦b≦1.2 、かつ 1.7≦(a+
b)≦2.7、kは2以上の整数、mは0または1、nは
1以上の整数であって(k+m+n)の合計が6以上の
整数であり、xは平均値として2〜4、yは平均値とし
て3〜200 である]を配合してなる化粧料に関する。
発明で用いるシリコーン化合物は、前記のとおり一般式
R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2で示され、式中のR1は同種または異
種の炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキ
ル基またはフッ素置換アルキル基であり、R2は一般式−
(CH2)k(CH=CH)m(CH2)nO(CxH2XO)yR3で示される有機基、
R3は水素原子または炭素数1〜20のアルキル基またはア
シル基であり、a、b、k、m、n、x及びyはそれぞ
れ1.0≦a≦2.5 、0.005 ≦b≦1.2 、かつ 1.7≦a+
b≦2.7 、kは2以上の整数、mは0または1、nは1
以上の整数であってk+m+nの合計が6以上の整数で
あり、xは平均値として2〜4、yは平均値として3〜
200 である。
2=CH(CH2)k-2(CH=CH)m(CH2)nO(CxH2xO)yR3で示されるポ
リオキシアルキレン化合物と、一般式R1 aHbSiO
(4-a-b)/2 で示されるオルガノハイドロジェンシロキサ
ンとを付加反応させることによって製造することができ
る。また、ポリオキシアルキレン化合物をその原料であ
る一般式CH2=CH(CH2)k-2(CH=CH)m(CH2)nOHで示されるア
ルコールの未反応物を実質的に含まないものとすれば、
このアルコールを実質的に含まないシリコーン化合物が
得られる。
としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基等の脂肪族炭化水素基;シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基等の脂環式炭化水素基;フェニ
ル基、トリル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチ
ル基等のアラルキル基;トリフロロプロピル基、ヘプタ
デカフロロデシル基等のフッ素置換アルキル基などを挙
げることができるが、全R1中特にメチル基が50モル%以
上であることが望ましい。
2XO)yR3で示される有機基であるが、式中のk、m及び
nはそれぞれkは2以上の整数、mは0または1、nは
1以上の整数であって、k+m+nの合計が6以上とさ
れる。しかし好ましくは、mが0であり、k+nの合計
が8〜20であるか、またはmが1であり、nが1以上で
あり、k+m+nの合計が7〜20である。より好ましく
は、mが0であり、k+nの合計が8であるか、または
kが5であり、mが1であり、nが1である。
レンと、オルガノハイドロジェンシロキサンとの付加反
応において、2重結合が転位した非反応性不純物が加水
分解性を示すために、水系に配合された場合経時による
臭いを発生することはさきに述べた通りである。しか
し、この付加反応中に残留した不純物としての不飽和基
含有ポリオキシアルキレン化合物において、不飽和基が
酸素原子に隣接していなければ、化学的に加水分解性を
示さない。先の例でポリオキシアルキレンモノアリルエ
ーテルを用いた場合、不純物として生成するプロぺニル
エーテル誘導体は、その不飽和基が酸素原子に隣接した
構造を有しているために加水分解するのである。本発明
ではk+m+nの合計を6以上としているが、その根拠
は、核磁気共鳴スペクトルによる分析の結果、この合計
数が6未満の場合、末端の2重結合が酸素原子に隣接し
た位置まで転位した生成物を生ずるために加水分解性を
有する構造になり、臭いを発生する原因となるが、しか
し、k+m+nの合計が6以上であれば、末端の2重結
合が転位したとしても、酸素原子に隣接した不飽和基を
持つ化合物とはならず、従って経時で臭いを発生するこ
とがないことを見出した点にある。
も、mが1で、かつnが0である場合、この化合物はは
じめから酸素原子に隣接した不飽和基を有していること
になり、2重結合の転位の有無にかかわらず加水分解性
を示すため、nは0であってはならない。未反応不飽和
基の位置の確認については核磁気共鳴スペクトル (NM
R)、 特に13C-NMR を用いるのが有効である。k+m+n
の合計が6以上の場合、末端の2重結合に起因する炭素
原子は114 及び139ppm付近にシグナルを有する。一方、
2重結合が内部転位した構造の場合では約 120〜135ppm
の範囲にシグナルを有する。そして、酸素原子に隣接し
た不飽和基が生成している場合には、145及び105ppm付近
にシグナルを有する。従って、この 145及び105 付近に
シグナルを有するかどうかを見ることによって、加水分
解性副生成物の有無を確認できる。
であるが、エチレンオキシド単位、プロピレンオキシド
単位、ブチレンオキシド単位の中から、1種類あるいは
2種類以上を任意に組合せてよい。また、これらのアル
キレンオキシド単位はブロック重合体、ランダム重合体
の何れでもよい。さらに本発明に係るシリコーン化合物
に十分な親水性を付与するために、アルキレンオキシド
単位中エチレンオキシド単位の含有量が50モル%以上で
あることが好ましい。yは平均値として3〜200 の値で
あるが、好ましくは平均値として5〜100 である。yが
平均値として3より小さいと、ポリオキシアルキレン基
の分子量が小さすぎるため、十分な親水性が得られな
い。
チル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等の
脂肪族炭化水素基;アセチル基、プロピオニル基、ブチ
リル基、デカノイル基等のアシル基などを挙げることが
できるが、水素原子、メチル基、アセチル基であること
が好ましい。
のaは1.0 〜2.5 であるが、好ましくは1.2 〜2.3 であ
る。aが1.0 より小さいとポリオキシアルキレン含有量
が高すぎるためにべたつき性が強く感じられるようにな
り、また油剤としての滑り性も悪くなる。またaが2.5
より大きいと親水性に乏しくなるため、安定な乳化性を
維持できなくなる。bは0.005 〜1.2 であるが、好まし
くは0.01〜1.0 である。bが0.005 より小さいと親水性
に乏しくなるため、安定な乳化性を維持できなくなる。
またbが1.2 より大きいとポリオキシアルキレン含有量
が高すぎるために、べたつき性が強く感じられるように
なり、また油剤としての滑り性も悪くなる。a+bは
1.7〜2.7 であるが、好ましくは 1.9〜2.3 である。
H2)k-2(CH=CH)m(CH2)nO(CxH2xO)yR3で示されるポリオキ
シアルキレン化合物は、一般式CH2=CH(CH2)k-2(CH=CH)m
(CH2)nOHで示される末端に2重結合を有する長鎖1級ア
ルコールに、アルキレンオキシドを反応させることによ
り得られる。この場合、所定量の開始剤としての長鎖1
級アルコールとアルキレンオキシドとを全量同時に仕込
んで行ってもよいが、開始剤アルコール1モルに対して
アルキレンオキシド1〜4モルを反応させ、一度単離精
製してから再度反応に供する方が好ましい。単離精製に
より未反応の開始剤アルコールを低減することができ
る。化粧品用として用いるためには、未反応の開始剤ア
ルコールは実質的に含有されていないことがよく、具体
的には含有量が1重量%以下、好ましくは0.5 重量%以
下がよい。
シドとの反応に使用される触媒としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、ナト
リウム、カリウム等のアルカリ金属、ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムブトキシド、
カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムブ
トキシド等のアルカリ金属アルコキシド類、塩化アルミ
ニウム、塩化鉄、塩化チタン、フッ化ホウ素−エーテラ
ート錯体等のルイス酸が例示される。
記のようにして得られたポリオキシアルキレン化合物
を、一般式R1 aHbSiO(4-a-b)/2 で示されるオルガノハイ
ドロジェンシロキサンと、白金触媒(例えば、塩化白金
酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸−ビニルシ
ロキサン錯体等)、またはロジウム触媒の存在下に付加
反応させることによって製造される。ここで用いられる
オルガノハイドロジェンシロキサンは、直鎖状、分岐
状、環状のいずれでも良いが、付加反応を円滑に進める
ためには主として直鎖状であることが好ましい。
剤を使用してもよい。例えば、メタノール、エタノー
ル、2−プロパノール、ブタノール等の脂肪族アルコー
ル;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素;n−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の
脂肪族または脂環式炭化水素;ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が挙げられ
るが、化粧品用として用いるには、特にエタノールある
いは2−プロパノールを用いるのが好ましい。
に臭いがないだけでなく、水系に配合された場合であっ
ても経時で臭いを発生しないことを特長としており、油
中水型及び水中油型乳化化粧料のいずれにも好適に使用
できる。用途としては、従来のポリエーテル変性シリコ
ーンが使用されている化粧料に適用でき、油剤、保湿
剤、帯電防止剤、粉体処理剤、増粘剤、乳化剤などとし
て応用できる。具体的には、シャンプー、リンス、トリ
ートメント、セット剤等のヘアケア製品;口紅、ファン
デーション、アイライナー等のメイキャップ製品;ハン
ドクリーム、ハンドローション、サンタンローション、
乳液等のスキンケア製品などを挙げることができる。
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。なお、不飽和基含有量の定量については、試料に過
剰量の臭化ヨウ素酢酸溶液を加え、一定時間放置後にヨ
ウ化カリウム水溶液を添加し、チオ硫酸ナトリウム水溶
液で逆滴定することにより求めた。
(1)で示されるオルガノハイドロジェンシロキサン72
6 重量部と、
て得られ、未反応の7−オクテン−1−オール含有量が
0.5重量%以下で臭いがなく、下記の平均組成式(2)
で示されるポリオキシアルキレン化合物 CH2=CH(CH2)6O(C2H4O)7H (2) 872 重量部、及びエタノール 400重量部を仕込み、これ
に塩化白金酸2重量%のエタノール溶液 0.2重量部を加
え、溶剤の還流下に5時間反応した。
剤を溜去、続いて濾過を行い下記の平均組成式で示され
る目的物を得た。
は 92cSt(25℃)であった。
モル/100gであり(原料のポリオキシアルキレン化合物
の不飽和度は0.229 モル/100g)、約 4.8重量%の未反
応ポリオキシアルキレン化合物を含有していた。生成物
の13C-NMR を測定したところ、不飽和基に起因する部分
として123、124、129、130、131、132ppmのシグナルが検出さ
れた。原料のポリオキシアルキレン化合物の末端2重結
合に起因するシグナルは114 及び139ppmであった。従っ
て、本生成物中に含有されている未反応ポリオキシアル
キレン化合物には、末端に2重結合を有している構造体
は存在せず、2重結合が内部転位した CH3CH=CH(CH2)5O(C2H4O)7H及びCH3CH2CH=CH(CH2)4O(C2H
4O)7H の構造を有する化合物であると同定される。さらに145
及び105ppm付近にはシグナルが検出されず、そのため加
水分解性を有する CH3(CH2)5CH=CHO(C2H4O)7H で示される構造体は生成していないことが確認された。
リコーン化合物(1g)及び10-4規定の塩酸(1g)を
秤量し、アルミキャップ付ラバーセプタムで密閉した。
次いで、60℃で24時間エージングした後、シリンジによ
り1μLを正確に採取し、水素炎イオン化検出器付ガス
クロマトグラフを用いてアルデヒド化合物の定量を行っ
た。その結果、不純物としてCH3(CH2)5CH=CHO(C2H4O)7H
が生成していた場合、これが加水分解されて生成するア
ルデヒド化合物[CH3(CH2)6CHO]はもちろんのこと、他の
アルデヒド化合物も含有量は100ppm以下であった。さら
にラバーセプタムをはずして臭いを官能で調べたとこ
ろ、異臭の発生は認められなかった。以上のとおり、未
反応不飽和基が残留しているにもかかわらず、シリコー
ン化合物の原体そのものに臭いがないだけでなく、水を
添加した場合でも経時変化による臭いが発生しない化合
物が得られた。
(1)で示されるオルガノハイドロジェンシロキサン72
6 重量部と、平均組成式(3)で示されるポリオキシア
ルキレン化合物 CH2=CH(CH2)4CH(CH3)O(C2H4O)7H (3) 872 重量部、及びエタノール 400重量部を仕込み、これ
に塩化白金酸2重量%のエタノール溶液 0.2重量部を加
え、溶剤の還流下に5時間反応させた。反応物を減圧下
で加熱して溶剤を溜去、続いて濾過を行い下記の平均組
成式で示される生成物を得た。
た。しかし、この平均組成式(3)で示されるポリオキ
シアルキレン化合物は、2級アルコールを開始剤として
製造したために、未反応の7−オクテン−2−オールを
2重量%含有しており、強い刺激臭があった。そのた
め、得られたシリコーン化合物にも刺激臭が残り、化粧
品用途には適さないものであった。
式(4)で示されるオルガノハイドロジェンシロキサン
478 重量部と、
未反応のイソプレノール含有量が 0.5重量%以下で臭い
がなく、下記の平均組成式(5)で示されるポリオキシ
アルキレン化合物 CH2=C(CH3)CH2CH2O(C2H4O)10H (5) 160 重量部、及びエタノール 400重量部を仕込み、これ
に塩化白金酸2重量%のエタノール溶液 0.2重量部を加
え、溶剤の還流下に5時間反応した。
剤を溜去し、続いて濾過を行い下記の平均組成式で示さ
れる生成物を得た。
は460cSt(25℃)であった。
モル/100gであり(原料のポリオキシアルキレン化合物
の不飽和度は0.190 モル/100g)、約8重量%の未反応
ポリオキシアルキレン化合物を含有していた。生成物の
1H-NMRを測定したところ、不飽和基に起因する部分とし
て4.7 (ややブロードなシングレットピーク)、5.4
(トリプレットピーク)、6.2 (ダブレットピーク)pp
m のシグナルが検出された。原料のポリオキシアルキレ
ン化合物の末端2重結合に起因するプロトンシグナルは
4.7ppmであり[CH 2=C(CH3)CH2CH2OX:X はポリオキシエ
チレン残基]、2重結合が転位していない成分が一部そ
のまま残っている。また、5.4ppmのピークは2重結合が
内部転位したCH3C(CH3)=CHCH2OX に帰属できる。さら
に、6.2ppmのピークも2重結合が内部転位したCH3CH(CH
3)CH=CHOX に帰属できる。
の残留比は CH2=C(CH3)CH2CH2OX : 39重量% (A) CH3C(CH3)=CHCH2OX : 28重量% (B) CH3CH(CH3)CH=CHOX : 33重量% (C) と求められた。これらの未反応物の中で、(C)の構造
は酸素原子に隣接した2重結合を有しており、水系に配
合された場合に加水分解してイソバレルアルデヒドを生
成すると考えられる。そこで、合成例1と同様に塩酸水
を加えてエージングし、ガスクロマトグラフにて分析し
た結果、1020ppm のイソバレルアルデヒドが検出され、
エージング後のサンプルには強い刺激臭が認められた。
級アルコールを開始剤としてポリオキシエチレンを付加
し、これを用いてポリエーテル変性シリコーンを製造し
た場合であっても、炭素数が5個以下の不飽和アルコー
ルだと加水分解性を有する副生成物を生ずる。そのた
め、得られたポリエーテル変性シリコーンは原体自身で
臭いがなくても、水系に配合された時に刺激臭を発生す
ることとなり、化粧品用途に好ましくない。
示されるオルガノハイドロジェンシロキサン726重量部
と、7−オクテン−1−オールにエチレンオキシド及び
プロピレンオキシドを付加して得られ、未反応の7−オ
クテン−1−オール含有量が 0.5重量%以下で臭いがな
く、下記の平均組成式(6)で示されるポリオキシアル
キレン化合物 CH2=CH(CH2)6O(C2H4O)10(C3H6O)3H (6) 1780重量部、及びエタノール600 重量部を仕込み、これ
に塩化白金酸2重量%のエタノール溶液 0.3重量部を加
え、溶剤の還流下に5時間反応させた。
剤を溜去、続いて濾過を行い下記の平均組成式で示され
る目的物を得た。
160cSt(25℃)であった。
モル/100gであり(原料のポリオキシアルキレン化合物
の不飽和度は0.135 モル/100g)、約12重量%の未反応
ポリオキシアルキレン化合物を含有していた。生成物の
13C-NMR を測定したところ、不飽和基に起因する部分と
して123、124、129、130、131、132ppmのシグナルが検出され
た。原料のポリオキシアルキレン化合物の末端2重結合
に起因するシグナルは114 及び139ppmであり、これらの
シグナルは合成例1に示したのと同じに帰属できる。ま
た145 及び105ppm付近にはシグナルが検出されず、その
ため加水分解性を有する CH3(CH2)5CH=CHO(C2H4O)10(C3H6O)3H で示される構造体は生成していないことが確認された。
合成例1と同様に塩酸水溶液を加えてエージングした結
果、CH3(CH2)6CHOはもちろんのこと、他のアルデヒド化
合物も含有量は100ppm以下であった。さらにラバーセプ
タムをはずして臭いを官能で調べたところ、異臭の発生
は認められなかった。
示されるオルガノハイドロジェンシロキサン
チレンオキシドを付加して得られ、未反応の2,7−オ
クタジエン−1−オールの含有量が 0.5重量%以下で臭
いがなく、下記の平均組成式(8)で示されるポリオキ
シアルキレン化合物 CH2=CH(CH2)3CH=CHCH2O(C2H4O)10H (8) 1870重量部、及び2−プロパノール 700重量部を仕込
み、これに塩化白金酸2重量%のエタノール溶液 0.3重
量部を加え、溶剤の還流下に5時間反応させた。
剤を溜去、続いて濾過を行い下記の平均組成式で示され
る目的物を得た。
は520cSt(25℃)であった。
モル/100gであり(原料のポリオキシアルキレン化合物
の不飽和度は0.354 モル/100g)、約14重量%の未反応
ポリオキシアルキレン化合物を含有していた。生成物の
13C-NMR を測定したところ、不飽和基に起因する部分と
して115、124、125、127、130、131、132、133、138ppmのシグナ
ルが検出された。原料のポリオキシアルキレン化合物の
末端2重結合に起因するシグナルは115 及び138ppmであ
り、また内部2重結合に起因するシグナルは 127及び13
3ppmである。従って、未反応の末端2重結合及び転位し
ていない内部2重結合が残留している他に、末端の2重
結合が内部転位した生成物が確認された。しかし、145
及び105ppm付近にはシグナルが検出されず、そのため加
水分解性を有する酸素原子に隣接した2重結合のないこ
とが確認された。合成例1と同様に塩酸水溶液を加えて
エージングした結果、アルデヒド化合物の検出量は100p
pm以下であった。さらにラバーセプタムをはずして臭い
を官能で調べたところ、異臭の発生は認められなかっ
た。
示されるオルガノハイドロジェンシロキサン
シドを付加して得られ、未反応の9−デセン−1−オー
ルの含有量が 0.5重量%以下で臭いがなく、下記の平均
組成式(10)で示されるポリオキシアルキレン化合物 CH2=CH(CH2)8O(C2H4O)40CH3 (10) 7020重量部、及び2−プロパノール2000重量部を仕込
み、これに塩化白金酸2重量%のエタノール溶液 0.5重
量部を加え、溶剤の還流下に5時間反応させた。
剤を溜去、続いて濾過を行い下記の平均組成式で示され
る目的物を得た。
体であった。
モル/100gであり(原料のポリオキシアルキレン化合物
の不飽和度は 0.052モル/100g)、約13重量%の未反応
ポリオキシアルキレン化合物を含有していた。生成物の
13C-NMR を測定したところ、不飽和基に起因する部分と
して121、122、128、129、130、131ppmのシグナルが検出され
た。原料のポリオキシアルキレン化合物の末端2重結合
に起因するシグナルは 113及び138ppmであった。従っ
て、末端に2重結合を有している未反応ポリオキシアル
キレン化合物は存在せず、2重結合が内部転位した生成
物が確認された。しかし、145 及び105ppm付近にはシグ
ナルが検出されず、そのため加水分解性を有する酸素原
子に隣接した2重結合のないことが確認された。合成例
1と同様に塩酸水溶液を加えてエージングした結果、ア
ルデヒド化合物の検出量は100ppm以下であった。さらに
ラバーセプタムをはずして臭いを官能で調べたところ、
異臭の発生は認められなかった。
示されるオルガノハイドロジェンシロキサン
シドを付加して得られ、未反応の9−デセン−1−オー
ルの含有量が 0.5重量%以下で臭いがなく、前記平均組
成式(10)で示されるポリオキシアルキレン化合物1930
重量部、及び2−プロパノール2000重量部を仕込み、こ
れに塩化白金酸2重量%のエタノール溶液0.5重量部を
加え、溶剤の還流下に5時間反応させた。
剤を溜去、続いて濾過を行い下記の平均組成式で示され
る目的物を得た。
体であった。
モル/100gであり(原料のポリオキシアルキレン化合物
の不飽和度は 0.052モル/100g)、約10重量%の未反応
ポリオキシアルキレン化合物を含有していた。生成物の
13C-NMR を測定したところ、不飽和基に起因する部分と
して121、122、128、129、130、131ppmのシグナルが検出され
た。原料のポリオキシアルキレン化合物の末端2重結合
に起因するシグナルは 113及び138ppmであった。従っ
て、末端に2重結合を有している未反応ポリオキシアル
キレン化合物は存在せず、2重結合が内部転位した生成
物が確認された。しかし、145 及び105ppm付近にはシグ
ナルが検出されず、そのため加水分解性を有する酸素原
子に隣接した2重結合のないことが確認された。合成例
1と同様に塩酸水溶液を加えてエージングした結果、ア
ルデヒド化合物の検出量は100ppm以下であった。さらに
ラバーセプタムをはずして臭いを官能で調べたところ、
異臭の発生は認められなかった。
示されるオルガノハイドロジェンシロキサン
キシドを付加して得られ、未反応の7−オクテン−1−
オールの含有量が 0.5重量%以下で臭いがなく、平均組
成式(13)で示されるポリオキシアルキレン化合物 CH2=CH(CH2)6O(C2H4O)10H (13) 170重量部、及びエタノール 100重量部を仕込み、これ
に塩化白金酸2重量%のエタノール溶液 0.2重量部を加
え、溶剤の還流下に5時間反応させた。
剤を溜去、続いて濾過を行い下記の平均組成式で示され
る目的物を得た。
は580cSt(25℃)であった。
モル/100gであり(原料のポリオキシアルキレン化合物
の不飽和度は 0.176モル/100g)、約10重量%の未反応
ポリオキシアルキレン化合物を含有していた。生成物の
13C-NMR を測定したところ、不飽和基に起因する部分と
して123、124、129、130、131、132ppmのシグナルが検出され
た。原料のポリオキシアルキレン化合物の末端2重結合
に起因するシグナルは 114及び139ppmであった。従っ
て、末端に2重結合を有している未反応ポリオキシアル
キレン化合物は存在せず、2重結合が内部転位した生成
物が確認された。しかし、145 及び105ppm付近にはシグ
ナルが検出されず、そのため加水分解性を有する酸素原
子に隣接した2重結合のないことが確認された。合成例
1と同様に塩酸水溶液を加えてエージングした結果、ア
ルデヒド化合物の検出量は100ppm以下であった。さらに
ラバーセプタムをはずして臭いを官能で調べたところ、
異臭の発生は認められなかった。
ホモジナイザーで分散した。さらにあらかじめ80℃に加
熱した (6)〜(8) の混合物を添加し乳化してから室温ま
で冷却して乳化ファンデーションを得た。このファンデ
ーションは50℃で30日間放置後も、臭いの経時変化はな
かった。
シリコーン化合物を、比較合成例1で合成したポリエー
テル変性シリコーン化合物に替えた他は、実施例1と同
様にしてファンデーションを得た。このファンデーショ
ンは製造した時点で不快臭を有しており、化粧品として
好ましくなかった。
(4)と(5) を攪拌しながら加えてヘアリンスを得た。こ
のヘアリンスは50℃で30日間放置後も、臭いの経時変化
はなかった。
シリコーン化合物を、比較合成例2で合成したポリエー
テル変性シリコーン化合物に替えた他は、実施例2と同
様にしてヘアリンスを得た。このヘアリンスは製造した
直後は不快臭がなかったものの、50℃で3日間放置後に
強い不快臭を発生した。
た (4)と(6) の溶液を添加してローションを得た。この
ローションは50℃で30日間放置後も、臭いの経時変化は
なかった。
しておいた (1)〜(4) の混合液を添加し、乳化分散して
ハンドクリームを得た。このハンドクリームは50℃で30
日間放置後も、臭いの経時変化はなかった。
加熱しておいた (7)〜(10)の混合液を添加し、乳化分散
して乳液を得た。この乳液は50℃で30日間放置後も、臭
いの経時変化はなかった。
シリコーン化合物は、末端に2重結合を有する長鎖1級
アルコールにアルキレンオキシドを反応させて得られる
ポリオキシアルキレン化合物とオルガノハイドロジェン
シロキサンとの付加反応によって容易に合成され、しか
も特別な処理工程なしに原体自身に臭いがないだけでな
く、水系に配合された場合であっても経時で発生する臭
いがない。従って、化粧品用として有用であり、このシ
リコーン化合物を用いた臭いの問題のない化粧料が提供
された。
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)末端に2重結合を有する一般式CH
2 =CH(CH 2 ) k-2 (CH=CH) m (CH 2 ) n OHで表される、長鎖1級ア
ルケノールを開始剤とし、これにアルキレンオキシドを
付加重合してポリオキシアルキレン化合物を得、(B)
これをオルガノハイドロジェンシロキサンと付加反応さ
せることにより得られる、長鎖1級アルケノールの未反
応物を実質的に含まない、臭いのない、一般式R1 aR2 bSi
O(4-a-b)/2で示されるシリコーン化合物[ここでR1は同
種または異種の炭素数1〜10のアルキル基、アリール
基、アラルキル基またはフッ素置換アルキル基であり、
R2は一般式-(CH2)k(CH=CH)m(CH2)nO(CxH2xO )yR3で示さ
れる有機基、R3は水素原子または炭素数1〜20のアルキ
ル基またはアシル基であり、a、b、k、m、n、x及
びyはそれぞれ1.0 ≦a≦2.5 、0.005 ≦b≦1.2 、か
つ 1.7≦(a+b)≦2.7 、kは2以上の整数、mは0
または1、nは1以上の整数であって(k+m+n)の
合計が6以上の整数であり、xは平均値として2〜4、
yは平均値として3〜200 である]を配合してなる化粧
料。 - 【請求項2】 mが0であり、(k+n)の合計が8〜
20である請求項1記載のシリコーン化合物を配合してな
る化粧料。 - 【請求項3】 mが1であり、(k+m+n)の合計が
7〜20である請求項1記載のシリコーン化合物を配合し
てなる化粧料。 - 【請求項4】 mが0であり、(k+n)の合計が8〜
20である長鎖1級アルケノールの未反応物を実質的に含
まない請求項1または2記載のシリコーン化合物を配合
してなる化粧料。 - 【請求項5】 mが1であり、(k+m+n)の合計が
7〜20である長鎖1級アルケノールの未反応物を実質的
に含まない請求項1または3記載のシリコーン化合物を
配合してなる化粧料。
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JP6-45717 | 1994-03-16 | ||
JP07047406A JP3084200B2 (ja) | 1994-03-16 | 1995-03-07 | 化粧料 |
Publications (2)
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JPH07304627A JPH07304627A (ja) | 1995-11-21 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP07047406A Expired - Fee Related JP3084200B2 (ja) | 1994-03-16 | 1995-03-07 | 化粧料 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014104257A1 (ja) | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 高純度有機ケイ素化合物の製造方法 |
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DE102005039398A1 (de) | 2005-08-20 | 2007-02-22 | Goldschmidt Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Anlagerungsprodukten aus SiH-Gruppen enthaltenden Verbindungen an Olefingruppen aufweisende Reaktionspartner in wässrigen Medien |
JP5116316B2 (ja) * | 2007-02-21 | 2013-01-09 | 三菱鉛筆株式会社 | 油性マーキングペン用インキ組成物 |
DE102007035646A1 (de) | 2007-07-27 | 2009-01-29 | Evonik Goldschmidt Gmbh | Über SIC- und über Carbonsäureestergruppen verknüpfte lineare Polydimethylsiloxan-Polyoxyalkylen-Blockcopolymere, ein Verfahren zur ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP07047406A patent/JP3084200B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2014104257A1 (ja) | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 高純度有機ケイ素化合物の製造方法 |
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