JP3060830B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
- Publication number
- JP3060830B2 JP3060830B2 JP6116326A JP11632694A JP3060830B2 JP 3060830 B2 JP3060830 B2 JP 3060830B2 JP 6116326 A JP6116326 A JP 6116326A JP 11632694 A JP11632694 A JP 11632694A JP 3060830 B2 JP3060830 B2 JP 3060830B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- facsimile
- transmission
- recording
- computer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/00127—Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture
- H04N1/00204—Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server
- H04N1/00236—Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server using an image reading or reproducing device, e.g. a facsimile reader or printer, as a local input to or local output from a computer
- H04N1/00238—Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server using an image reading or reproducing device, e.g. a facsimile reader or printer, as a local input to or local output from a computer using an image reproducing device as a local output from a computer
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/00127—Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture
- H04N1/00204—Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server
- H04N1/00206—Transmitting or receiving computer data via an image communication device, e.g. a facsimile transceiver
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/00127—Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture
- H04N1/00204—Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server
- H04N1/00236—Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server using an image reading or reproducing device, e.g. a facsimile reader or printer, as a local input to or local output from a computer
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N2201/00—Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
- H04N2201/0008—Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus
- H04N2201/0074—Arrangements for the control of a still picture apparatus by the connected apparatus
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Computing Systems (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
Description
て使用されるファクシミリ装置に関するものであり、特
に、コンピュータが有するデータの送信に関するもので
ある。
と、コンピュータとの接続部と、コンピュータからの送
信指示に基づいて他のファクシミリデータ受信装置にフ
ァクシミリデータを送信するファクシミリデータ送信手
段とを有する。コンピュータからデータを受け取り、コ
ンピュータにより指定された相手へ送信するのであり、
特開昭60−48661号公報に記載のファクシミリ装
置はその一例である。なお、ファクシミリデータ受信装
置はファクシミリデータを受信する機能を有する装置で
あればよく、例えば、ファクシミリデータ受信機能のみ
を有し、コンピュータ等、他のデータ処理装置にファク
シミリデータを受信させる装置でもよく、ファクシミリ
データを受信するとともに記録する機能を有する装置で
もよい。
タとを接続し、コンピュータが有するデータをファクシ
ミリ装置を介して他のファクシミリデータ受信装置へ送
信する場合、ファクシミリデータを記録して控を取るこ
とが必要な場合がある。その場合、従来は、コンピュー
タに接続された記録装置を用いてデータを記録し、その
記録したデータをファクシミリ装置に読み取らせて他の
ファクシミリデータ受信装置へ送信することが行われて
いた。
うにデータを記録した上で送信すれば、ファクシミリデ
ータの送信時に記録と送信との2段階の手間が必要であ
り、面倒であるという問題があった。第一〜第四の各発
明は、コンピュータが有するデータを控を取りながら面
倒なく送信することができるファクシミリ装置を提供す
ることを課題として為されたものである。
おいては、記録装置,コンピュータとの接続部およびフ
ァクシミリデータ送信手段を有するファクシミリ装置
に、(a)コンピュータによるファクシミリデータの送
信相手を指定する送信相手指定データと同じ種類のデー
タで当該ファクシミリ装置を指定する自己指定データを
記憶する自己指定データ記憶手段と、(b)コンピュー
タから送られて来る送信相手指定データと自己指定デー
タ記憶手段に記憶された自己指定データとが一致する場
合に記録装置による記録を選択し、一致しない場合に不
記録を選択する指定データ一致性依存選択手段と、
(c)その指定データ一致性依存選択手段により記録の
実行が選択された場合に、コンピュータからの送信指示
に基づいて、そのコンピュータから送信されたファクシ
ミリデータを記録装置に記録させるデータ送信時記録制
御手段とを設け、かつ、前記自己指定データ記憶手段
を、当該ファクシミリ装置のファクシミリ番号の少なく
とも下3桁を記憶するファクシミリ番号記憶手段を含む
ものとするとともに、前記指定データ一致性依存選択手
段を、前記コンピュータからの送信指示に含まれるファ
クシミリ番号と前記ファクシミリ番号記憶手段に記憶さ
れたファクシミリ番号とが、当該ファクシミリ装置のフ
ァクシミリ番号の全桁数より小さい範囲で予め定められ
た桁数であってかつ少なくとも下3桁を含む部分におい
て一致する場合に、前記記録装置による記録を選択し、
一致しない場合に不記録を選択するファクシミリ番号依
存選択手段を含むものとすることによって解決される。
置,コンピュータとの接続部,ファクシミリデータ送信
手段を有するファクシミリ装置に、上記自己指定データ
記憶手段,指定データ一致性依存選択手段およびデータ
送信時記録制御手段を設け、かつ、指定データ一致性依
存選択手段を、コンピュータからの送信指示に含まれる
ファクシミリ番号がハイフン,括弧,スペース等の数字
以外の記号を含む場合にはそれら記号を除いた数字と、
前記ファクシミリ番号記憶手段に記憶されたファクシミ
リ番号との少なくとも下3桁を含んで予め定められた桁
の数字がすべて一致する場合に前記記録装置による記録
を選択し、一致しない場合に不記録を選択するファクシ
ミリ番号数字一致性依存選択手段を含むものとすること
によって解決される。
置,コンピュータとの接続部,ファクシミリデータ送信
手段を有するファクシミリ装置に、前記自己指定データ
記憶手段,指定データ一致性依存選択手段およびデータ
送信時記録制御手段を設け、かつ、前記送信相手指定デ
ータを、ファクシミリ番号に1対1に対応する短縮番
号,送信相手の宛名,送信相手を識別する識別番号等、
ファクシミリ番号以外のデータであって送信相手を特定
し得るデータを含むものとすることによって解決され
る。
置,コンピュータとの接続部,ファクシミリデータ送信
手段を有するファクシミリ装置に、前記自己指定データ
記憶手段,指定データ一致性依存選択手段およびデータ
送信時記録制御手段を設け、かつ、そのデータ送信時記
録制御手段を、他のファクシミリデータ受信装置へのデ
ータ送信に先立って前記記録装置にファクシミリデータ
を記録させる送信前記録制御手段を含むものとすること
によって解決される。
置,コンピュータとの接続部,ファクシミリデータ送信
手段を有するファクシミリ装置に、前記自己指定データ
記憶手段,指定データ一致性依存選択手段およびデータ
送信時記録制御手段に加えて、前記コンピュータから供
給されるファクシミリデータを記憶するコンピュータデ
ータ記憶手段と、前記コンピュータから、前記自己指定
データと、前記他のファクシミリデータ受信装置を送信
相手に指定する少なくとも1つの送信相手指定データと
が送信された場合に、前記指定データ一致性依存選択手
段による記録の選択に応じて前記データ送信時記録制御
手段へ、また不記録の選択に応じて前記ファクシミリデ
ータ送信手段へ、各記録あるいは送信毎に、前記コンピ
ュータデータ記憶手段に記憶されているファクシミリデ
ータを読み出して供給するコンピュータデータ読出手段
とを設けることによって解決される。
コンピュータから送られて来る送信相手指定データと、
自己指定データ記憶手段に記憶された自己指定データと
が一致する場合に、コンピュータから供給されたデータ
は記録装置により記録される。したがって、コンピュー
タのデータをファクシミリ装置を用いて送信する際に控
が必要であれば、送信相手を指定するとき、他のファク
シミリデータ受信装置を指定するとともに、コンピュー
タに接続されたファクシミリ装置を指定すれば、データ
が他のファクシミリデータ受信装置へ送信されるととも
に、コンピュータに接続されたファクシミリ装置によっ
て記録され、控が得られる。しかも、コンピュータから
の送信指示に含まれるファクシミリ番号とファクシミリ
番号記憶手段に記憶されたファクシミリ番号とが、当該
ファクシミリ装置のファクシミリ番号の全桁数より小さ
い範囲で予め定められた桁数であってかつ少なくとも下
3桁を含む部分において一致すれば、記録が行われる。
ファクシミリ番号とは、送信相手を呼び出すことができ
る番号であり、送信相手が国外にあるときには国別番号
を含み、国内にあるときには市外局番を含み、国内であ
って市外局番を同じくする地域では市外局番を除いた市
内番号である。ファクシミリ番号は5桁以上あるのが普
通であるが、異なる2つのファクシミリ番号の下3桁の
番号が一致する確率は千分の一であり、特定のファクシ
ミリ装置からデータが送信されるファクシミリデータ受
信装置のファクシミリ番号の下3桁がその特定のファク
シミリ装置のファクシミリ番号の下3桁と偶然一致する
ことはまずなく、少なくとも下3桁の番号の一致,不一
致により、コンピュータに接続された記録装置による記
録と他のファクシミリデータ受信装置へのファクシミリ
データの送信とを実質的に支障がない程度の精度で選択
することができる。 コンピュータからの送信指示に含ま
れるファクシミリ番号とファクシミリ番号記憶手段に記
憶されたファクシミリ番号とはそれぞれ、ファクシミリ
番号全部である必要はなく、予め定められた桁数以上で
あればよい。また、これらファクシミリ番号の桁数は同
じである必要はなく、一方が長く、他方が短くてもよ
い。
も、上記第一発明に係るファクシミリ装置におけると同
様に、データが他のファクシミリデータ受信装置へ送信
されるとともに、コンピュータに接続されたファクシミ
リ装置によって記録され、控が得られる。しかも、ファ
クシミリ番号が括弧,ハイフン,スペース等を含んでい
ても支障はない。 ファクシミリ番号は数字により構成さ
れるが、例えば送信相手を指示するための入力時には、
オペレータの理解を容易にするために、市外局番や市内
局番に括弧を付けたり、市内番号のうちの市内局番と加
入者番号との間にハイフンやスペースを入れたりするこ
とがある。しかし、コンピュータからの送信指示に含ま
れるファクシミリ番号とファクシミリ番号記憶手段に記
憶されたファクシミリ番号とが一致するか否かを判定す
る場合、これら括弧等の記号まで一致する必要があるよ
うにすれば、コンピュータにおける送信相手指定データ
や自己指定データの入力が煩雑になる。それに対して、
ファクシミリ番号の一致,不一致の判定は数字のみによ
り行われ、送信相手指定データや自己指定データが記号
を含んでいる場合にはその記号を除いて判定が行われる
ようにすれば、コンピュータにおける指定データの入力
は記号付きで行っても、数字のみで行ってもよいことに
なって、使い勝手が向上する。 なお、ファクシミリ番号
記憶手段に格納されたファクシミリ番号が記号を含んで
いる場合に、その記号を除いて判定が行われるようにす
ることも可能であり、この場合には、ファクシミリ番号
記憶手段へのファクシミリ番号の格納が容易になる。
も、前記第一発明に係るファクシミリ装置におけると同
様に、データが他のファクシミリデータ受信装置へ送信
されるとともに、コンピュータに接続されたファクシミ
リ装置によって記録され、控が得られる。 また、送信相
手指定データとして、短縮番号,宛名,識別番号等ファ
クシミリ番号以外のデータであって送信相手を特定し得
るデータが使用される。宛名とは、会社名,団体名ある
いは個人名等であり、フルネームであっても一部であっ
てもよく、略称,通称でもよい。また、宛名は、複数の
送信相手を含むものであってもよい。例えば、A会社を
指示したとき、自動的にA会社のB課,C課およびD課
に送信されるようにしてもよいのである。さらに、宛名
の表記は漢字,ひらがな,かたかなでもよく、ローマ字
等、日本語表記用の文字以外の文字による表記でもよ
い。
も、前記第一発明に係るファクシミリ装置におけると同
様に、データが他のファクシミリデータ受信装置へ送信
されるとともに、コンピュータに接続されたファクシミ
リ装置によって記録され、控が得られる。また、ファク
シミリデータが送信に先立って記録される。
は、コンピュータから供給されるデータの送信相手とし
て、外部のファクシミリデータ受信装置と共に当該ファ
クシミリ装置自身が指定されることによって、実質的に
送信相手が複数ある場合、ファクシミリデータは送信,
記録毎にコンピュータデータ読出手段によりコンピュー
タデータ記憶手段から読み出されて使用される。外部の
ファクシミリデータ受信装置が複数、送信相手として指
定された場合も同様である。
データ記憶手段には、送信相手指定データと同じ種類の
データで当該ファクシミリ装置を指定する自己指定デー
タが記憶されるため、当該ファクシミリ装置の指定、す
なわち記録の指示を送信指示の一環として行うことがで
き、控を取りながら面倒なくデータ送信を行うことがで
きる。また、当該ファクシミリ装置を複数回指定すれ
ば、控を複数部取ることができる。その上、コンピュー
タからの送信指示に含まれるファクシミリ番号とファク
シミリ番号記憶手段に記憶されたファクシミリ番号と
は、当該ファクシミリ装置の番号の桁数より少ない下3
桁以上を含む部分において一致すれば記録が行われるた
め、送信指示に含ませたり、ファクシミリ番号記憶手段
に記憶させたりすべき数字の桁数が少なくて済み、入力
が容易となるとともに記憶容量が少なくて済む効果が得
られる。
弧,ハイフン,スペース等の数字以外の記号を含んでい
ても、数字のみの比較によって2つのファクシミリ番号
の一致,不一致によって記録,不記録が選択されるた
め、数字が一致しているにもかかわらず、記号が一致し
ないことにより不記録が選択されることがない。記録,
不記録の選択がオペレータの入力の仕方に左右されるこ
とがないのであり、換言すれば、送信相手の指定入力の
自由度が向上する効果が得られる。
宛名,識別番号等、ファクシミリ番号以外のデータであ
って送信相手を特定し得るデータを送信相手指定データ
として使用し得るため、送信相手の指定や確認が容易と
なる効果が得られる。
送信に先立って記録されるため、記録された結果を見
て、誤記があったり、付加したいことがある場合には、
送信を中止して訂正,付加等を行うことができる。
的に複数ある場合でも、コンピュータは一度ファクシミ
リ装置にファクシミリデータを供給すればよく、データ
送信以外の仕事を能率よく行うことができる。
に組み合わせて採用することも可能であり、それによっ
て一層使い勝手のよいファクシミリ装置が得られる。 な
お付言すれば、記録装置と、コンピュータとの接続部
と、コンピュータからの送信指示に基づいて他のファク
シミリデータ受信装置にファクシミリデータを送信する
ファクシミリデータ送信手段とを有するファクシミリ装
置に、(1)前記コンピュータによるファクシミリデー
タの送信相手を指定する送信相手指定データと同じ種類
のデータで当該ファクシミリ装置を指定する自己指定デ
ータを記憶する自己指定データ記憶手段と、(2)前記
コンピュータから送られて来る前記送信相手指定データ
と前記自己指定データ記憶手段に記憶された自己指定デ
ータとが一致する場合に前記記録装置による記録を選択
し、一致しない場合に不記録を選択する指定データ一致
性依存選択手段と、(3)その指定データ一致性依存選
択手段により記録の実行が選択された場合に、前記コン
ピュータからの送信指示に基づいて、そのコンピュータ
から送信されたファクシミリデータを前記記録装置に記
録させるデータ送信時記録制御手段とを設け、かつ、前
記自己指定データ記憶手段を、当該ファクシミリ装置の
ファクシミリ番号を記憶するファクシミリ番号記憶手段
を含むものとし、かつ、前記ファクシミリ番号依存選択
手段を、前記コンピュータからの送信指示に含まれるフ
ァクシミリ番号と前記ファクシミリ番号記憶手段に記憶
されたファクシミリ番号とのうち、短い方の番号と、長
い方の番号の末尾側の番号であって、短い方の番号と同
じ桁数の番号とがすべて一致する場合に前記記録装置に
よる記録を選択し、一致しない場合に不記録を選択する
短ファクシミリ番号一致性依存選択手段を含むものとす
ることも可能である。 この態様の装置においては、例え
ば、2つのファクシミリ番号のうち、一方に市外局番が
含まれており、他方に含まれていない場合、市内局番お
よび加入者番号を含む市内番号同士が比較されるのであ
り、番号の先頭から比較してもよく、末尾から比較して
もよい。 コンピュータにおける指定データの入力やファ
クシミリ番号記憶手段へのファクシミリ番号の格納の自
由度を向上させつつ、記録,不記録の判定精度を高く保
つことができる。
に説明する。
り、4はパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略
称する)である。これらファクシミリ装置2とパソコン
4とは、インタフェース・ボックス6を介して接続され
ており、各々が有するデータをやりとりしてデータの蓄
積,編集,訂正等を行ったり、一方の装置の機能を他方
の装置が利用すること等が可能なデータ処理システムを
構成している。ファクシミリ装置2とインタフェース・
ボックス6とは専用ケーブル7によって接続され、イン
タフェース・ボックス6とパソコン4とはモデムケーブ
ル8によって接続されている。インタフェース・ボック
ス6は、複数の抵抗器等を備えたものであり、ファクシ
ミリ装置2とパソコン4の直列データ伝送用標準インタ
フェースであるRS232Cとのインタフェースをとる
ために、調歩同期信号を電圧変換する役割を有してい
る。
ぞれ、RTS制御信号ライン,CTS制御信号ライン,
2本のデータラインおよびアースラインを備えており、
互いにインタフェース・ボックス6を介して接続されて
いる。また、専用ケーブル7は、ファクシミリ装置2と
インタフェース・ボックス6との間のケーブルの接・断
を検出するためのラインも備えている。
置2がパソコン4からのパソコンデータ(PCデータと
略称する)の送出を許容する状態(RTS ENABLE)にある
か、阻止する状態(RTS DISABLE )にあるかを表す制御
信号のためのラインである。ファクシミリ装置2におい
て制御信号がH(High) 状態かL(Low) 状態かに択一的
に設定され、パソコン4においてその制御信号に基づい
てファクシミリ装置2がデータの送出を許容する状態に
あるか否かが検出されるのである。同様に、CTS制御
信号ラインは、パソコン4がファクシミリ装置2からの
ファクシミリデータの送出を許容する状態(CTS ENABL
E)にあるか阻止する状態(CTS DISABLE )にあるかを
表す制御信号のためのラインであり、ファクシミリ装置
2において、制御信号の状態に基づいてパソコン4がデ
ータの送出を許容する状態にあるか否かが検出される。
リ装置2からパソコン4へファクシミリデータを送出す
るためのラインであり、他方はパソコン4からファクシ
ミリ装置2へPCデータを送信するためのラインであ
る。これらファクシミリデータおよびPCデータはそれ
ぞれ、符号化画像データと、符号化画像データの送信,
受信を制御する制御データ(以下、コマンドと称する)
とを含む。これら制御信号ラインおよびデータライン
は、一方向ラインである。
シミリ装置との間において送信されるファクシミリデー
タも、符号化画像データと符号化画像の送信,受信のた
めの制御データ(コマンド)とを含む。
受話器11が取り付けられている。受話器11は非通話
時には本体10に設けられた図示しないフック上に置か
れ、通話時にはフックから取り上げられる。前者をオン
フック状態,後者をオフフック状態と称する。本体10
の上面の前部には操作パネル12が設けられ、後部には
記録紙ホルダ装着部13が設けられている。この記録紙
ホルダ装着部13には、図2に示すように記録紙ホルダ
14が着脱可能に取り付けられる。記録紙ホルダ14は
浅い箱状を成し、内部に圧板15が回動可能に取り付け
られるとともにスプリング16により付勢され、記録紙
17を給紙ローラ18に密着させる向きに付勢されてい
る。
口を覆う蓋19が回動可能に取り付けられている。蓋1
9と前記圧板15との間には、記録紙ホルダ14が記録
紙ホルダ装着部13に装着された状態で両者を連結する
図示しない連結装置が設けられており、蓋19が開かれ
れば圧板15をスプリング16の付勢力に抗して押し下
げ、圧板15と給紙ローラ18との間に記録紙17を挿
入する空間を形成する。蓋19が閉じられれば、図2に
示すように圧板15がスプリング16により付勢されて
記録紙17を給紙ローラ18に密着させる。
上流側に隣接する位置には、記録紙17の有無を検出す
る記録紙センサ20が設けられている。記録紙センサ2
0は接触式センサであり、蓋19が閉じられて記録紙1
7が給紙ローラ18に密着させられるとき、記録紙セン
サ20の検出子が押され、それにより記録紙17が有る
ことがわかる。
ローラ18および分離パッド22を含む自動給紙装置に
より、最も上に位置する記録紙17から順に送り出され
る。自動給紙装置によって送り出された記録紙17は、
一対の搬送ローラ26によって記録装置29に送られ
る。
置32,現像装置33等を備えたものであり、前記記録
紙17は、搬送ローラ26によって感光ドラム30と転
写装置32との間に送られる。感光ドラム30の表面が
レーザ光走査装置34によるレーザ光によって走査さ
れ、静電潜像が形成される。レーザ光走査装置34は、
レーザ発光部36,レンズ37,反射ミラー38等を備
えている。レーザ発光部36は、制御装置40の指令に
従ってレーザ光を発射するレーザ光源およびそのレーザ
光を反射するポリゴンミラー等を有するものである。レ
ーザ発光部36から発せられたレーザ光は、レンズ37
によって集光させられ、反射ミラー38により反射され
て、感光ドラム30に照射される。
とによって、感光ドラム30の表面上に静電潜像が形成
されるのであるが、この静電潜像が形成される領域(こ
こでは感光ドラム30の外周面の感光領域)は、潜像形
成の際の最小単位としてのドット形成点の集合と考える
ことができる。ファクシミリ装置2におけるドット形成
点の大きさは約0.07mm×0.07mm(レーザ光のス
ポット径が80μm )であり、ドット形成点の2個分の
大きさ(約0.13mm×0.07mm)が、後述する画像
読取装置42がスーパファインの解像度(これがファク
シミリ装置2の最高解像度である)に設定された場合の
読取最小領域、すなわち画素に対応する。記録装置29
は、ファクシミリ装置2が有する最高解像度より高い解
像度で記録し得るものとなっているのである。感光ドラ
ム30を回転させる図示しないドラムモータは、駆動回
路を介して制御装置40に接続されており、感光ドラム
30の回転は制御装置40により制御される。
ら供給される記録画像データに基づいて制御される。記
録画像データに基づいてレーザ光が制御されつつ感光ド
ラム30の表面が1行分(1ドットライン分)ずつ順次
走査されることによって感光ドラム30上に静電潜像が
形成される。感光ドラム30に形成された静電潜像は、
現像装置33により現像剤としてのトナーが付着させら
れて現像され、転写装置32によって記録紙17に転写
される。記録紙17に転写されないで感光ドラム30上
に残ったトナーは、クリーニング装置51によって除去
される。
り、記録紙17に電荷を付与し、感光ドラム30に付着
したトナーを記録紙17に移転させることによって、感
光ドラム30上に現像された画像を記録紙17に転写す
る。転写後の記録紙17は、図示しない除電器によって
除電された後、図示を省略するガイドにより案内されて
定着装置54に送られる。定着装置54は、加熱ローラ
56および押さえローラ58を有しており、画像を定着
された記録紙17は、1対の排紙ローラ60により本体
10の前面に取り付けられた排紙トレイ62に排出され
る。
が取り付けられると、トナーカートリッジ68内のトナ
ーが、攪拌部材70によって攪拌されつつ攪拌室72に
供給される。攪拌室72に供給されたトナーは、攪拌さ
れつつ現像室74に供給され、現像室74内において、
予め収容されていた磁性キャリアと共に攪拌され、現像
スリーブ76に向かってはね上げられる。上述の磁性キ
ャリアに担持されたトナーは現像スリーブ76の表面に
付着し、帯電器78によって帯電させられた後レーザ光
により走査された感光ドラム30の表面に供給されるの
である。
内に収容されたトナーの残量を検出するトナー残量検出
装置80(図4参照)を備えている。トナー残量検出装
置80は、前記本体10に取り付けられた検出部82、
前記攪拌部材70に取り付けられた図示しないワイパ,
検出部の出力信号を処理する信号処理部等を備えたもの
である。
り、一対の発光部と受光部とを備え、これら発光部と受
光部とがトナーカートリッジ68の底部に設けられた2
個の透明の中空突部にそれぞれ嵌入させられている。ト
ナー残量検出装置80は、検出部82の受光部の受光時
間の長短によりトナー残量を検出する。攪拌部材70
は、ファクシミリデータの着信が検出されたときに回動
を開始させられ、トナーを攪拌する。このとき、中空突
部間のトナーが掻き上げられるとともに中空突部の互い
に対向する面がワイパにより拭われ、受光部は一瞬受光
する。その後、トナー残量が多いほど早くトナーが中空
突部間の空間を埋め、受光部の受光が遮られる。受光部
の受光時間、すなわち受光部が受光状態になってから再
び遮光状態になるまでの時間により、トナーの残量を検
出することができるのであり、本実施例においてトナー
残量検出装置80は、トナー残量が記録の実行が不可能
なほど少なくなったときにトナーエンプティ信号を発す
るようにされている。なお、トナーの攪拌はファクシミ
リデータの送信が検出されたときに開始されるため、フ
ァクシミリデータの受信後、記録開始までの間にトナー
残量が記録可能な量であるか否かがわかる。
画像を読み取る前記画像読取装置42が設けられてい
る。本体10の上面の中間部に設けられた原稿台94上
に載せられた原稿90は、読取り開始の指令に基づいて
原稿送り装置96(図4参照)によって1枚ずつ送り出
される。送り出された原稿は、送りローラ等によって画
像読取装置42へ送られる。原稿台94に原稿がセット
されていることは原稿台センサ98によって検出され
る。また、原稿送り装置96には、原稿センサ99が取
り付けられている。原稿センサ99によって、原稿送り
装置96に送られた原稿90の先端や終端が検出され
る。原稿センサ99によって原稿90の先端が検出され
てから設定時間経過後に、原稿90が読取り位置まで送
られたことが検出され、原稿センサ99によって原稿9
0の終端が検出されたことによって、1頁の原稿90の
読取りが終了し、予め定められた位置まで送られたこと
が検出されるのである。
原稿支持板102上の原稿に光を照射し、原稿からの反
射光をミラー103,104により反射させ、レンズ1
06により集光してラインイメージセンサ108に入光
させ、原稿の画像を1行分ずつ読み取るものである。ラ
インイメージセンサ108は、受光体としての複数個の
電荷結合素子CCD(Charge Coupled Device)を備えて
いる。CCDは、受光した反射光の強さに応じた電圧を
出力する光電変換素子である。CCDの出力電圧は、受
光した光の強さが大きくなる(白に近くなる)につれて
大きくなる。後述するが、反射光の強さがしきい値より
大きい場合には、そのCCDによって読み取られた領域
は白(ドットデータの値が0)とされ、しきい値より小
さい場合には、黒(ドットデータの値が1)とされる。
このCCDによって読み取られる読取最小領域が画素で
ある。
て1行分読み取られる間の原稿送り装置96による原稿
の送り量(送り速度)によって決まる。走査線方向の大
きさは規格によって決められ、上記送り速度は解像度に
応じて変えられるのである。本実施例においては、送り
量は解像度に応じて3段階に制御される。スーパファイ
ンが設定された場合には、送り量は約0.07mm(1
5.4ライン/mm)とされ、ファインが設定された場合
には、約0.13mm(7.7ライン/mm)とされ、スタ
ンダードが設定された場合には、約0.26mm(3.8
5ライン/mm)とされる。
が設定された場合には、約0.13mm×0.07mmとな
り、ファインが設定された場合には、約0.13mm×
0.13mm×となり、スタンダードが設定された場合に
は、約0.13mm×0.26mmとなる。それに対して、
前述のように、記録装置29におけるドット形成点の大
きさは、0.07mm×0.07mmであるため、スーパフ
ァインの解像度で読み取られた画像データを記録用の画
像データに変換する場合には、走査線方向の1個のドッ
トデータを2個のドットデータに増加させなければなら
ない。読取り後、原稿は排出ローラ110により送ら
れ、開口から排出トレイ112に排出される。
の間、あるいは図4に示す他のファクシミリ装置(以
下、相手装置と称する)114との間において画像デー
タの送出,受信が行われる場合のデータ伝送パラメータ
の設定および受信したデータ等の処理について説明す
る。
間でファクシミリデータの送信,受信が行われるとき、
伝送速度,解像度,用紙幅,符号化方式等の伝送パラメ
ータの設定が行われる。これら伝送パラメータにはそれ
ぞれ、後述するように複数段階のレベルがあり、ファク
シミリ装置2と相手装置114とに共通のレベルのうち
の最高レベルでファクシミリデータが送信される。ファ
クシミリ装置2とパソコン4との間におけるデータの送
信,受信についても同様である。
ラメータのレベルはファクシミリ装置2より低く、PC
データをファクシミリ装置2によって相手装置114へ
送信するとき、あるいは相手装置114から送信される
ファクシミリデータをファクシミリ装置2によってパソ
コン4に受信させるときには、パソコン4のレベルがフ
ァクシミリ装置2のレベルとされ、そのレベルに基づい
て伝送パラメータが決定される。
説明を簡単にするために、走査方向の画素の大きさはフ
ァクシミリ装置2,相手装置114およびパソコン4の
いずれにおいても同じであり、副走査方向においてのみ
前述のように0.07mm,0.13mm,0.26mmの3
段階のいずれかとなって、それぞれスーパファイン,フ
ァイン,スタンダードの解像度に対応するものとする。
置2と相手装置114との間でファクシミリデータの送
信,受信が行われる場合、ファクシミリ装置2の解像度
は上記のようにスーパファインであるため、相手装置1
14の最高解像度もスーパファインであれば、解像度は
スーパファインに決定され、相手装置114の最高解像
度がファインの場合には、解像度はファインに決定され
る。
16に画像を表示する場合の解像度である。仮にこの表
示器116が、{200dpi(ドット/インチ)×400
dpi}の大きさの液晶によって構成されているとすれ
ば、この大きさはファクシミリ装置2のスーパファイン
の解像度における1画素の大きさに対応する。しかし、
そうであるからと言ってパソコン4の解像度が直ちにス
ーパファインに決まるというわけではない。パソコン4
の解像度は一般にファインである。パソコン4において
は、送出された画像データが予め定められたプログラム
の実行によって表示器116の液晶に対応させられるの
であり、パソコン4が有するプログラムは、ファインあ
るいはスタンダードの解像度で画像データを作成し、表
示器116に表示させるものなのである。
りスーパファインの最高解像度を備えているが、大部分
のパソコン4の最高解像度は上記のようにファインであ
るため、ファクシミリ装置2とパソコン4との間におい
ては、解像度は一般にファインに決定される。したがっ
て、ファクシミリ装置2がパソコン4から送出された画
像データを相手装置114に送出する場合には、たとえ
相手装置114がスーパファインの解像度を備えていて
も解像度はファインに決定される。この場合には、ファ
クシミリ装置2の最高解像度がファインであるとされ、
それに基づいて解像度が決定されるのである。
で解像度が決定された際、原画像の再現性を保証するた
めに、画像読取装置42の読取最小単位と記録装置29
のドット形成点の大きさとの違いや最高解像度の違いに
応じて画像データの処理を行うことが必要になる場合が
ある。また、ファクシミリ装置2とパソコン4との間に
おいても最高解像度の違いにより画像データの処理が必
要となる場合がある。
ら送出された画像データを受信し、その画像データを記
録装置29によって記録する場合について説明する。こ
の場合には、解像度はファインに決定され、ファクシミ
リ装置2は、ファインで作成された画像データを受信す
る。記録する場合には、走査線方向に関しては各ドット
データが2個のドットデータに増加させられ、副走査線
方向に関しては1ラインのデータが2ラインのデータに
増加させられる。
4から送出された画像データを受信し、その画像データ
をパソコン4に送出する場合について説明する。ファク
シミリ装置2と相手装置114との間の解像度がスーパ
ファインに設定された場合には、ファクシミリ装置2に
おいて副走査線方向のラインデータが1行おきに抽出さ
れてパソコン4に送出される。相手装置114との間で
解像度がファインに設定された場合にはデータの処理は
不要である。
42が読み取った画像データをパソコン4に送出する場
合については、解像度がファインに設定されるため、画
像データの処理は不要である。
ンダードの解像度しか備えていない場合にも、同様に、
画像データの処理が行われる。例えば、ファクシミリ装
置2が相手装置114から受信した画像データの解像度
がスーパファインであり、パソコン4の最高解像度がス
タンダードであれば、副走査線方向において4ラインの
データから1ラインのデータが抽出され、相手装置11
4から送出された画像データの解像度がファインであれ
ば、2ラインのデータから1ラインのデータが抽出され
て、パソコン4に送出される。また、パソコン4からフ
ァクシミリ装置2に送出されたファインの解像度の画像
データが、スタンダードの最高解像度を有する相手装置
114に送出される場合には、2ラインのデータから1
ラインのデータが抽出される。
置2における最大用紙幅は画像読取装置42が読み取り
得る最大の原稿の幅であり、記録装置29が記録し得る
最大の記録用紙の幅でもあって、本実施例ではB4サイ
ズである。また、パソコン4における最大用紙幅はスク
ロールを含めて表示器116に表示し得る最大の画像の
幅であり、ここではA4サイズである。
間およびファクシミリ装置2とパソコン4との間のいず
れにおいても、用紙幅は、送出される画像データの用紙
幅が受信側の最大用紙幅より小さければその送出される
画像データの用紙幅に決定され、受信側の最大用紙幅よ
り大きければ最大用紙幅に決定される。そのため、ファ
クシミリ装置2と相手装置114との間で決定された用
紙幅とファクシミリ装置2とパソコン4との間で決定さ
れた用紙幅とが異なる場合や、画像読取装置42によっ
て読み取られた原稿90の用紙幅とパソコン4との間で
決定された用紙幅とが異なる場合等には画像データの処
理が必要となる。
した画像データがB4サイズ用であり、それをA4サイ
ズ用の画像データに縮小処理する必要がある場合には、
B4サイズ用の画像データの幅方向(走査方向)の5個
のドットデータから4個が抽出され、長さ方向(副走査
方向)の5ラインのデータから4ラインのデータが抽出
され。本実施例においては、これら用紙幅の相違と解像
度の相違とによって必要になる画像データの処理がまと
めて行われるようになっている。用紙幅の相違によるデ
ータの縮小率と、解像度の相違によるデータの抽出率と
に基づいて、走査方向および副走査方向におけるドット
データの抽出率が決定されるのである。
れる画像データの用紙幅が受信側の最大用紙幅より大き
い場合にのみ、送出される画像データの用紙幅とは違う
(小さい)用紙幅に決定されるため、画像拡大のための
データ増加処理が行われることはない。また、解像度に
関しても、ファクシミリ装置2の記録装置29におい
て、ドットデータが増加させられることはあるものの、
データ送信時には解像度が送信側と受信側との最高解像
度のうちの低い方に決定されるため、データ送信のため
にドットデータを増加する必要はないのである。
リデータの送信においてデジタルデータの符号化方式に
は、MMR(Modified MR)方式,MR(Modified READ
(Relative Element Address Designate) )方式,MH
(Modified Huffman) 方式の3種類があり、MMR方式
が最もデータ数が少なく、高度な符号化方式であり、M
R方式が次に高度な符号化方式である。本実施例におい
てファクシミリ装置2の符号化方式はMMR方式,MR
方式およびMH方式であり、パソコン4の符号化方式は
MH方式である。
号化方式のうちの最高度の符号化方式に決定される。フ
ァクシミリ装置2が相手装置114から受信した画像デ
ータをパソコン4に送出する場合、あるいはパソコン4
から受信した画像データを相手装置114に送出する場
合に、両装置の符号化方式が同じであれば符号化方式の
変換の必要はなく、ファクシミリ装置2は受信した符号
化データをそのまま送出する。しかし、両符号化方式が
異なる場合には、ファクシミリ装置2は受信した符号化
データを一旦復号化してドットデータとし、送信相手と
の間で決定した符号化方式で符号化した上で送信する。
れた操作パネル12を図3に示す。操作パネル12の後
部には、表示器150,ファインランプ151,スーパ
ファインランプ152,オート(AUTO) ランプ154,
ファックス/テル(F/T)ランプ156,留守番電話内蔵
(MC)ランプ158等が設けられ、前部には、テンキー1
60,スタートキー162,ストップキー164等が設
けられている。また、中間部には、ファンクションキー
174,セットキー176,クリアキー178,レゾル
ーションキー180,カーソルキー182,184,着
信モードキー186,フックキー188等が設けられて
いる。
状態や操作手順等が表示される。テンキー160は、送
信相手先のファクシミリ装置のファクシミリ番号を入力
する場合の他、ファクシミリ装置が有する機能を選択す
るために操作される。スタートキー162は、ファクシ
ミリ情報の送信開始,受信開始や記録開始を指示するキ
ーである。ストップキー164は、機能の選択の停止等
を指示したり、機能の実行の中断を指示したりするため
のキーである。カーソルキー182,184は、表示器
150内のカーソルを移動させる場合や、機能の選択を
行う場合等に操作されるキーである。
クシミリ装置2において実行可能な種々の機能の表示開
始等を指示するキーであり、機能の選択がテンキー16
0やカーソルキー182,184等の操作によって行わ
れる。セットキー176は、機能の選択の決定等を指示
する場合に操作するキーであり、クリアキー178は、
機能の選択の解除等を指示するためのキーである。
装置2の画像読取装置42における解像度を選択するた
めのキーである。解像度は初期設定によってスタンダー
ドに設定される。その場合には、ファインランプ15
1,スーパファインランプ152のいずれも点灯させら
れない。レゾルションキー180の1回の押下でファイ
ンに設定され、ファインランプ151が点灯させられ
る。レゾルションキー180の2回の押下でスーパファ
インに設定されて、ファインランプ151が消灯させら
れ、スーパファインランプ152が点灯させられる。さ
らに、3回押下すれば、中間調に設定され、両方のラン
プ151,152が点灯させられて中間調の設定が表示
される。中間調の階調レベルは、ファンクションキー1
74,テンキー160およびカーソルキー182,18
4等の操作によって16階調と32階調とのいずれか一
方に設定される。
置2を、自動受信(AUTO)モード,マニュアル(MANUAL)モ
ード,ファックス/テル(FAX/TEL) 切換えモード,外付
け留守番録音(TAD) モード、および内蔵留守番録音(MC)
モードのいずれのモードで使用するかを選択するキーで
ある。AUTOモードはデータを自動的に受信するモー
ドであり、MANUALモードはデータを使用者のキー
操作に基づいて受信するモードである。FAX/TEL
切換えモード(F/Tモードと称する)は、1本の電話
回線で送信されて来たデータがファクシミリデータであ
れば自動受信し、音声データであれば受話器11を取っ
て通話することができるモードである。TADモード
は、留守番電話モードであって、電話をかけて来た相手
が話す用件メッセージがファクシミリ装置2に外付けさ
れた外付留守番録音装置190(図4参照)により録音
されるモードであり、MCモードも留守番電話モードで
あって、上記用件メッセージがファクシミリ装置2に内
蔵された内蔵留守番録音装置192(図4参照)により
録音されるモードである。
キーであり、オンフック状態でフックキー188が1回
押下されれば回線が閉結され、2回押下されれば回線が
開放される。また、受話器11はオンフック状態にある
が、回線が閉結されてスピーカ226を通して回線状態
がオペレータにわかるモニタ状態では、フックキー18
8が1回押下されれば回線が開放される。
ンプ154が点灯され、F/Tモードが選択されればF
/Tランプ156が点灯され、MANUALモードが選
択された場合にはいずれも点灯されず、TADモードが
選択された場合には両ランプ154,156が点灯さ
れ、MCモードが選択された場合にはMCランプ158
が点灯される。
ら送信されて来るファクシミリデータを、紙出力モー
ド,PC・ONLYモード,PC優先モードのうちのい
ずれか1つのモードで受信する。紙出力モードは、受信
されたファクシミリデータに含まれている画像データを
記録紙17に記録して出力するモードであり、PC・O
NLYモードはパソコン4が受信可能な場合にはパソコ
ン4にファクシミリデータを受信させるが、受信不可能
な場合にはファクシミリ装置2がファクシミリデータを
後述するバッファに格納するモードである。PC優先モ
ードは、パソコン4が受信可能な場合にはパソコン4に
ファクシミリデータを受信させるが、受信不可能な場合
にはファクシミリデータを記録装置29に記録させるモ
ードである。
ファクシミリ装置2により実行可能な複数の機能が表示
器150に交互に表示される。出力モード設定が表示さ
れた状態でセットキー176が押下されれば出力モード
の設定が選択され、カーソルキー186,188が操作
される毎に上記3つの出力モードが1つずつ順次表示器
150に表示される。所望の出力モードが表示された状
態でセットキー176が押下されれば、出力モードがカ
ーソルキー186,188の押下により選択されたモー
ドに確定される。
御装置40は、図4に示すように、処理装置としてのC
PU200、記憶装置としてのRAM202,ROM2
04,EEPROM206、入出力ポート(以下、I/
Oポートと称する。)210およびバス211の他に、
送信・受信制御回路212、モデム214等を備えたも
のである。また、CPU200は、DMAC208,後
述するパラレル/シリアル変換回路240等を備えたも
のである。
ポート210との間のデータの転送等をCPU200を
経ないで行うよう制御するものである。DMAC208
は、CPU200に転送要求信号を47番の端子を介し
て発し、それに対して転送を許可する転送許可信号がD
MAC208に発せられると、RAM202,EEPR
OM206からI/Oポート210へ、あるいは、I/
Oポート210からRAM202へのデータの直接転送
(Direct Memory Access)を指示するのである。
ンサ20,トナー残量検出装置80,原稿台センサ9
8,原稿センサ99,操作パネル12等が接続されると
ともに、インタフェース・ボックス6を介してパソコン
4が、ネットワークコントロールユニット(以下、NC
Uと略称する)222を介して外部回線224がそれぞ
れ接続されている。NCU222には、前記受話器1
1,外付留守番電話190,スピーカ226が接続され
ている。I/Oポート210にはまた、2値化回路22
8,記録装置29等が接続されるとともに、駆動回路2
30,231,233を介して、原稿送り装置96,呼
出音発生装置232,内蔵留守番録音装置192が接続
されている。
よって読み取られた読取画像データを2値化データに変
換する回路である。すなわち、CCDから供給されるア
ナログの出力電圧値がEEPROM206から供給され
るしきい値データ(2値化回路218においてディジタ
ル値からアナログ信号に変換される)より大きいか否か
が判定され、大きい場合には0(白),小さい場合には
黒(1)とされることによって2値化データが作成され
るのである。また、レゾルーションキー180の操作に
よって中間調が選択された場合には、ディザマトリック
スに基づいて2値化データに変換される。
の原稿90に対する照度むら(例えば、原稿の中央部は
明るく周辺部が暗いというように)がある。そのため、
CCDの出力電圧値は、原稿90上の各画素の濃淡に正
確には対応しない場合がある。この不都合に対処するた
めに、ファクシミリ装置2においては、しきい値が照度
むら等に応じて決定され、EEPROM206にテーブ
ル化されて記憶されているのである。このしきい値デー
タのEEPROM206からI/Oポート210への供
給はDMAC208の制御によって行われる。
装置42によって原稿90の1行分の画像が約2.5ms
で読み取られる。また、A4サイズの原稿90の1行は
1728個の画素で構成される。そのため、8画素分を
読み取るのに要する時間は約10μs {(1ライン読み
取るのに要する時間2.5ms)÷(A4の幅方向の画素
数1728÷8)}となる。したがって、2値化回路2
28にはしきい値データが10μsごとに供給されるこ
とになる。
ァクシミリ装置2からパソコン4に画像データを送出す
る際に、その画像データをシリアル変換したり、逆に、
パソコン4からファクシミリ装置2に送出された符号化
画像データをパラレル変換したりする回路である。本実
施例においては、8ビットのパラレルデータをシリアル
データに変換するために、約1msの間クロックがパラレ
ル/シリアル変換回路240に供給される。ファクシミ
リ装置2とパソコン4との間における伝送速度は960
0bps (ビット/秒)とされているので、8ビットのデ
ータがシリアル変換されるには約1ms(1÷9600×
8)かかるからである。このクロックは、前述のCPU
200の47番のクロック入出力端子を介して供給され
る。
のように、DMAC208からCPU200への転送要
求信号の供給にも使用されるため、DMAC208とパ
ラレル/シリアル変換回路240との両方に共用される
ことになる。これらDMAC208とパラレル/シリア
ル変換回路240との切換えはマルチプレクサによって
行われるが、47番のクロック入出力端子は前述のよう
にパラレル/シリアル変換回路240によって最低1ms
の間は専有されてしまうため、マルチプレクサによるこ
れらの切換えを1msより短いサイクルで行うことは不可
能である。それに対して、I/Oポート210には、1
0μs ごとにしきい値データを供給しなければならな
い。そのため、画像読取装置42による読取りと送出画
像データの送出とを並行して行うことは不可能である。
ート210からRAM202への転送もDMAC208
の指令によって行われるが、この指令はI/Oポート2
10の予め定められたゲートアレイに画像データが8ビ
ット分供給されると発せられるようになっている。
へのクロックの供給は、CPU200のクロック開始指
令によって開始され、終了指令によって終了される。そ
のため、CPU200は、パラレル/シリアル変換回路
240へのクロックの供給中においては他のプログラム
等を実行することが可能である。そこで、制御装置40
においては、パラレル/シリアル変換回路240へのク
ロックの供給と並行して、ROM204のメモリに格納
された後述のプログラムに基づく画像データの符号化が
行われるようになっている。
には、図4に示すように、データ受信割込禁止フラグ2
43,データ送信禁止割込フラグ244,P/S受信デ
ータバッファ246,P/S送信データバッファ248
が設けられている。I/Oポート210の決められたゲ
ートアレーから入力されたパソコン4から送信された画
像データやコマンドデータは、パラレル/シリアル変換
回路240によってパラレル変換された後、P/S受信
データバッファ246に格納される。また、P/S送信
データバッファ248に格納された画像データやコマン
ドデータは、シリアル変換された後、I/Oポート21
0の決められたポートからパソコン4へ送信されるので
ある。
リ装置2と相手装置114とが外部回線224で接続さ
れた場合に、相手装置114との間において、双方のフ
ァクシミリ番号、解像度等交信関連情報の交換を行う回
路である。
ナログ信号に変調し、NCU222を介して外部回線2
24に出力するとともに、外部回線224からNCU2
22を介して入力されたアナログ信号をデジタル信号に
復調するものである。そのため、変調・復調機構234
を有し、また、送信されて来る音声アナログデータを音
声に再生する音声再生機構236を有する。これら変調
・復調機構234,音声再生機構236,NCU222
および前記受話器11等が電話機を構成している。
相手装置114との間でファクシミリデータを送信する
際に使用されるモデム送信データバッファ238,モデ
ム受信データバッファ239,データ受信割込禁止フラ
グ241,データ送信割込禁止フラグ242が設けられ
ている。NCU222は、データ受信時には、外部回線
224からの発呼に対して自動的に着信し、データ送出
時には相手先に対して自動的に発呼するものである。相
手先の番号を表すデジタルデータは、CPU200から
I/Oポート210を通ってNCU222に供給され
る。
や電話機から呼出信号が送られてきたとき、制御装置4
0からの指令に基づいて駆動回路231を介して供給さ
れる電圧によって呼出音を発生するものである。駆動回
路231は、呼出信号に対応して電圧を供給したり、供
給停止したりする。
に、PC側受信データバッファ250,PC側送信デー
タバッファ252,FAX側受信データバッファ25
4,FAX側送信データバッファ256,読取画像デー
タバッファ258,記録一時バッファ260,記録バッ
ファ262,PC伝送パラメータバッファ263,自己
ファクシミリ番号バッファ264,ダイヤルバッファ2
66,1頁データ用バッファ277,復号化用バッファ
270,符号化用バッファ271,画像データ受信時伝
送パラメータバッファ290,PCデータ送信フラグ2
68,DLEフラグ272,キャンセルフラグ274,
プリントフラグ276,PC・TELフラグ278,受
信準備完了フラグ280,FAX着信フラグ282,紙
出力フラグ284,代行フラグ286,PC送信フラグ
288,紙出力モード時代行受信フラグ292,PC・
ONLYモード時代行受信フラグ294,PC優先モー
ド時代行受信フラグ296,タイムアップフラグ29
8,フラグA,フラグB,フラグC,フラグD,フラグ
E,0フィルデータカウンタ340,0データカウンタ
342,ラインカウンタ344,画像データビット数カ
ウンタ346,エラーラインカウンタ348等が設けら
れている。
して相手装置114に送信するPCデータはFAX側送
信データバッファ256に格納され、ファクシミリ装置
2が相手装置114から受信したファクシミリデータは
FAX側受信データバッファ254に格納される。ま
た、ファクシミリ装置2がパソコン4に送信するファク
シミリデータはPC側送信データバッファ252に格納
され、ファクシミリ装置2がパソコン4から受信して記
録するPCデータやコマンドはPC側受信データバッフ
ァ250に格納される。なお、RAM202には、上記
各バッファ250〜266,270,271,290,
292が共用する共用バッファが設けられている。
プログラム,復号化画像処理プログラム,図9,図1
0,図14〜図20,図22〜図24,図26〜図40
にそれぞれ示すプログラムの各々を格納するメモリ,図
42に示す読取送出プログラムを格納するメモリ等が設
けられている。
キーボード300,表示器116,キーボード300に
接続されたマウス304,制御装置306を備えてい
る。制御装置306は、処理装置としてのCPU30
7、記憶装置としてのRAM308,ROM309およ
びそれらを接続するバス310を有し、I/Oポート3
11にキーボード300,表示器116,マウス304
等が接続されている。
ちの1つがマウス304の操作によって選択される。キ
ーボード300には、図6に示すように、アルファベッ
トキー312,数字キー314等が設けられており、送
出先のファクシミリ番号や電話番号等を入力する場合に
操作される。
れると、表示器116には、少なくとも送信,受信,記
録,読取,電話の機能を表す表示がされる。そこで、マ
ウス304を操作板上で移動させることによって、表示
器116上のカーソルを表示器116上の使用者が意図
する機能が表示された部分に移動させ、その位置におい
て、マウス304に設けられた一方のボタンを押下すれ
ばその機能が選択され、他方のボタンを押下すればその
選択が取り消される。また、機能を選択した状態で、再
度一方のボタンを押下すれば、実行が開始される。
PCデータがファクシミリ装置2に送出されるとともに
相手装置114へ送出される。受信機能が選択されれ
ば、相手装置114からファクシミリ装置2に送信され
て来たファクシミリデータの受信準備が行われる。ファ
クシミリデータを受信するためのプログラムが開始され
るのであり、それによりファクシミリ装置2において出
力モードがPC・ONLYモードあるいはPC優先モー
ドに設定されることによりファクシミリ装置2から送信
されて来るファクシミリデータを受信することができ
る。パソコン4からPCデータがファクシミリ装置2に
送信されるとともに相手装置114へ送信される。読取
機能が選択されれば、ファクシミリ装置2の画像読取装
置42によって読み取られた画像データがパソコン4に
送出される。記録機能が選択されれば、パソコン4から
PCデータがファクシミリ装置2に送信され、記録装置
29により記録される。電話機能が選択されれば、パソ
コン4からファクシミリ装置2に電話相手が指定され、
ファクシミリ装置2の電話機により電話がかけられる。
Cデータバッファ320,送信PCデータ名バッファ3
22,送信相手バッファ324,符号化画像データバッ
ファ326,ファクシミリデータバッファ328等が設
けられている。また、ROM309には、図12に示す
PCデータ送信指示プログラムを格納するメモリおよび
図13に示すPCデータ送出プログラムを格納するメモ
リが設けられている。
との間における交信は、通常、5つの交信フェーズで行
われる。フェーズAにおいては、呼の設定および回線確
立が行われ、フェーズBにおいては、データライン等の
状態確認および解像度や用紙幅等の伝送パラメータの決
定が行われる。フェーズCにおいては、画像データ等メ
ッセージが送出され、フェーズDにおいては、メッセー
ジの区切りの指示と受信確認が行われる。送出する予定
のメッセージがすべて送出されていない場合には、フェ
ーズBまたはフェーズCに戻され、再びメッセージの送
出が続けられる。フェーズBまたはフェーズCは、送出
予定メッセージの送出が完了するまで、繰り返し実行さ
れる。また、フェーズEにおいては、呼の復旧すなわ
ち、回線の切断(開放)が行われる。また、ファクシミ
リ装置2とパソコン4との間における交信は、呼の設定
等および回線確率が不要であるためフェーズBから開始
され、4つの伝送フェーズで行われることになる。これ
らフェーズA〜Eについては後に詳述する。
2の作動を説明する。本ファクシミリ装置2においてア
イドル状態では、ファクシミリデータの送信,受信,記
録,画像読取り,電話機による通話等の機能のうちのい
ずれかの開始が待たれている。このアイドル状態におい
てパソコン4からファクシミリ装置2へコマンドが送信
されれば、ファクシミリ装置2においてそのコマンドが
取り込まれるとともに、コマンドの内容に対応する処理
が行われる。
おける符号化画像データおよびコマンドの送信,受信は
割込みにより行われる。割込処理のプログラムは複数あ
り、割込信号に対して実行する割込処理プログラムを指
示するために割込ベクトルが設定される。
46に8ビットのデータが格納されたときと、P/S送
信データバッファ248が空になったときとにそれぞれ
に発せられる。割込信号の発生に対する割込処理プログ
ラムの実行は、パラレル/シリアル変換回路240に設
けられたデータ受信割込禁止フラグ243,データ送信
割込禁止フラグ244のセット,リセットによって禁
止,許可される。データ受信割込禁止フラグ243は常
時割込許可状態にされている。本実施例ではデータがい
つ送信されて来てもよいようにされているのである。フ
ァクシミリ装置2からパソコン4へ画像データあるいは
コマンドを送信する場合には、通常は割込処理プログラ
ムの実行が禁止されており、実際の送信時に許可される
とともに割込ベクトルの設定が行われる。ファクシミリ
装置2がパソコン4から画像データあるいはコマンドを
受信する場合には、受信割込処理は常時許可されている
ため、割込ベクトルの設定のみが行われる。これら割込
ベクトルの設定,データ送信割込禁止フラグ244のセ
ット,リセットは、ファクシミリ装置2によるPCデー
タの送信,記録,受信したファクシミリデータのパソコ
ン4への送信等を実行するための各プログラム中で行わ
れる。これら画像データおよびコマンドの送信,受信の
順序,やり取りされるコマンドの種類は決まっており、
プログラム中のそれら画像データやコマンドの送信,受
信時に割込ベクトルの設定やデータ送信割込禁止フラグ
244のセット,リセットが行われるが、原則として説
明は省略する。
とパソコン4との間におけるコマンドの受信,送信の割
込処理を図9に示すアイドル時コマンド受信P/S割込
処理プログラムおよび図10に示すアイドル時コマンド
出力P/S割込処理プログラムに基づいて説明する。パ
ソコン4からファクシミリ装置2へコマンドが送信され
れば、図9に示すアイドル時コマンド受信P/S割込処
理プログラムが実行される。まず、ステップ1(以下、
S1と略記する。他のステップについても同じ。)にお
いてパラレル/シリアル変換回路240のP/S受信デ
ータバッファ246から1バイト分のデータが取り出さ
れ、S2においてPC側受信データバッファ250に格
納される。次いでS3においてデータの内容がCRであ
るか否か、すなわちコマンドの終了を示すデータである
か否かの判定が行われる。判定の結果がNOであれば本
プログラムの1回の実行が終了し、再びS1からの実行
が開始される。
3の判定結果がYESとなれば、S4において、それま
でにPC側受信データバッファ250に格納されている
データ中にコマンドの開始を示す文字ATが有るか否か
が判定され、この判定の結果がYESであれば1つのコ
マンドが検出されたとしてS6以降が実行される。コマ
ンドは文字ATで始まり、次にコマンドの内容を表すデ
ータが付され、文字CRで終わるように構成されてお
り、S3においてCRが検出され、S4においてATが
検出されれば、1つのコマンドが検出されたことになる
のである。
データがあればS5の判定結果はYESになり、S6,
S7,S8においてそれぞれ、コマンドがATコマンド
であるか,FAXコマンドであるか、あるいはプリン
タ,スキャナコマンドであるか否かの判定が行われる。
ATコマンドは、ダイヤリング(ファクシミリ番号,電
話番号等の数字に対応するパルス信号等の信号を外部回
線244に送出すること)の実行等、通信相手との通信
開始に関するコマンドであり、FAXコマンドはファク
シミリデータの送信,受信に必要な手順等を指示するコ
マンドであり、プリンタ・スキャナコマンドはファクシ
ミリ装置2がPCデータの記録やパソコン4の指示に従
って画像の読取りを行う場合に必要な設定、例えば、伝
送パラメータのレベルの設定等を行うためのコマンドで
ある。
ESになり、S11においてコマンドの内容が動作コマ
ンドであるか否かの判定が行われる。動作コマンドと
は、ダイヤリング等、何らかの動作を指示するコマンド
であり、動作コマンドであればS14が実行され、コマ
ンドに対応したフラグがセットされる。S7,S8の判
定結果がYESであった場合にもそれぞれS12,S1
3においてコマンドの内容が動作コマンドであるか否か
が判定され、動作コマンドであればS14が実行され
る。
S13の判定結果はそれぞれNOになり、S5が実行さ
れるが、コマンドが取り出されていてPC側受信データ
バッファ250にはデータがないためS5の判定結果は
NOになり、S10においてコマンドに対する応答が行
われる。例えば、コマンドの内容がファクシミリ装置2
の伝送パラメータを問うのであれば、ファクシミリ装置
2の伝送パラメータを表すデータがパソコン4に送信さ
れる。
AXコマンド,プリンタ,スキャナコマンドのいずれで
もなければS9が実行され、パソコン4にエラーコマン
ドが出力される。
ても、ATとCRとの間に命令を表すデータがなければ
S5の判定結果はNOになり、S10においてコマンド
に対する応答が為される。データがなくてもコマンドを
受信したことを表すOKコマンドあるいはエラーコマン
ドがパソコン4へ出力されるのである。
Kコマンドの出力およびS9におけるエラーコマンドの
出力は、具体的にはコマンドの内容をPC側送信データ
バッファ252に書き込むことであり、この書き込まれ
たコマンドは図10に示すアイドル時コマンド出力P/
S割込処理プログラムに従ってパソコン4に出力され
る。
側送信データバッファ252にデータがあるか否かの判
定が行われる。データがあればS21の判定結果がYE
Sになり、S22においてPC側送信データバッファ2
52からデータが取り出された後、S23においてP/
S送信データバッファ248に格納される。なお、PC
側送信データバッファ252にデータがない場合にはS
21の判定結果がNOになり、S24においてコマンド
出力のための割込が禁止される。PC側送信データバッ
ファ252にデータがないにもかかわらず、出力処理が
行われないようにするのである。
示に従って、PCデータの相手装置114への送信,
PCデータの記録,電話の3つの動作を行う。ま
ず、PCデータの相手装置114への送信について説
明する。図11に示すシーケンスチャートに基づいてパ
ソコン4からのPCデータの受信,PCデータの相手装
置114への送信の手順を概略的に説明する。なお、図
11においてDTE(Data Terminal Equipment,データ
端末装置)はパソコン4,DCE(Data Cercuit termi
nating Equipment, データ回線終端装置)はファクシミ
リ装置2であり、REMOTE FAXは相手装置11
4である。
されるまでのアイドル状態においては、パソコン4から
ファクシミリ装置2のデータ送信,受信処理能力を設定
するコマンド(AT+FCLASS=2)が送信され
る。ファクシミリ装置2はデータ送信,受信処理能力が
CLASS2であればOKコマンドを返す。また、パソ
コン4は自身の伝送パラメータを示す信号(AT+FD
CC=vr,wd,df,br)をファクシミリ装置2
に出力し、ファクシミリ装置2はそのパソコン4の伝送
パラメータをPC伝送パラメータバッファ263に格納
し、OKコマンドを返す。なお、vrは解像度,wdは
用紙幅,dfは符号化方式,brは伝送速度であり、
(AT+FDCC)は、vr,wd,df,brの各々
のレベルを表す値を含む信号である。
示されれば、パソコン4からファクシミリ装置2へ発
呼、すなわち画像データの送信のために相手装置114
のファクシミリ番号を外部回線224へ送出し、相手装
置114を呼び出すことを指示するコマンド(ATD+
STRING)(STRINGはファクシミリ番号を表
す数字列である)が出力され、ファクシミリ装置2はそ
のコマンドに従って回線を閉結するとともにダイヤリン
グし、CI信号が相手装置114へ送られる。また、フ
ァクシミリ装置2はファクシミリデータの送信時にはC
NG(CALLING)信号を発する。
(Called Station Identification)信号(被呼端末識別
信号)およびV21フラグが返される。V21フラグと
は、コマンドの出力方向が交替し、信号が新たに出力さ
れる毎に出される信号であり、続いてデータが損なわれ
ずに送られるように通信回線の全構成要素が適切な状態
に調整されることを保証する信号である。発呼からV2
1フラグの受信までがフェーズAである。
続いてDIS(Digital Identification Signal)信号
(デジタル識別信号)が送信される。DIS信号は、被
呼端末である相手装置114が有する送受信機能(解像
度,用紙幅,符号化方式,データ伝送速度等)等を発呼
端末であるファクシミリ装置2に知らせる信号である。
ファクシミリ装置2はDIS信号を受信したならば、パ
ソコン4へ+FCON信号(ファクシミリ接続信号),
+FDIS信号(相手装置機能レポート信号)およびO
K信号を送信する。それに対し、パソコン4が(AT+
FDT(Data Transmission))信号をファクシミリ装置
2へ出力し、その後、ファクシミリ装置2は相手装置1
14へDCS(Disital Command Signal) 信号を出力す
る。DCS信号は、DIS信号により示された相手装置
114の伝送パラメータに基づいて設定されたファクシ
ミリ装置2と相手装置114との間の伝送パラメータを
知らせる信号であり、PCデータの送信時にはパソコン
4と相手装置114との間において、共通であって最高
のレベルの伝送パラメータに設定される。なお、上記+
FCON,+FDIS等はAT+FCON,AT+FD
IS等の略記であり、フローチャートにおいて「+」は
省略する。
ning Check) 信号を相手装置114へ出力する。ファク
シミリ装置2から相手装置114へ一定時間内に予め定
められた数の0のビットデータが送出され、相手装置1
14においてそれらビットデータを受信できたか否かが
チェックされることにより、2つの装置の間で設定され
た伝送速度で符号化画像データを伝送することができる
否かがチェックされるのであり、不可能であれば相手装
置114からの要求に応じてファクシミリ装置2におい
て伝送速度が遅くされ、再びチェックが行われる。トレ
ーニングチェックの結果が正常であれば、相手装置11
4はファクシミリ装置2へCFR(Confirmation to Re
ceive)信号を出力し、画像データを送出する前の手順が
完了し、画像データの送出を開始してよいことをファク
シミリ装置2に示す。
ソコン4へ+FDCS信号を出力して相手装置114と
の間で設定した伝送パラメータを知らせるとともに、C
ONNECT信号を出力する。また、RTS制御信号ラ
インの出力をPCデータの送信を許容する状態にしてF
AX側送信データバッファ256にPCデータを格納す
る容量があることを知らせ、容量がない場合にはRTS
制御信号ラインの出力をPCデータの送信を阻止する状
態にする。上記CONNECT信号の出力でフェーズB
が終了する。
にPCデータを格納する容量があるか否かは、FAX側
送信データバッファ256がデータで一杯であるか否
か、一杯であれば、更にRAM202の共用バッファも
データで一杯であるか否かにより検出される。他のバッ
ファについてデータを格納する容量があるか否かの検出
も同様にして行われる。パソコン4はRTS制御信号ラ
インの出力がPCデータの送信を許容する状態のときに
はPCデータをファクシミリ装置2へ出力し、阻止する
状態のときには出力しない。
を送信することができる場合には、まず、1頁目の符号
化画像データ(PIX DATA)を送出し、ファクシ
ミリ装置2は送られて来たデータを相手装置114へ送
出する。1頁のデータの終わりには〈DLE〉〈ET
X〉データが付されており、それらデータが送られて来
たならばファクシミリ装置2は相手装置114へ1頁の
画像データの送信が終了してコマンドの送信に変わるこ
とを表すRTC(Return to Control) PATTERN
信号を送出する。このRTC PATTERN信号の出
力でフェーズCが終了する。
へOK信号を出力し、パソコン4はそのOK信号に応じ
て次の頁があるか否かを表す信号(AT+FET=X)
をファクシミリ装置2に出力する。Xの値が0であれば
次頁データがあることを表し、2の場合にはデータが終
了であることを表す。次頁データがあればファクシミリ
装置2は相手装置114へMPS(Multipage Signal)
信号を送出し、1頁のデータ終了および送信手順がフェ
ーズCの始めに戻ることを知らせる。それに対し、相手
装置114はMCF(Massage Confirmation) 信号(メ
ッセージ確認信号)をファクシミリ装置2へ出力し、そ
れまでに送出された符号化画像データを完全に受信した
ことを知らせる。
タの変更がある場合にはMPS信号に代えてEOM(En
d of Message) 信号が送出され、送信手順がフェーズB
の初めに戻るようにされる。
へ、相手装置114がデータを完全に受信したことを表
す(+FPTS:1)信号を出力するとともOKコマン
ドを出力する。それに対しパソコン4が(AT+FD
T)信号をファクシミリ装置2へ出力すれば、ファクシ
ミリ装置2がパソコン4へをCONNECT信号を出力
し、RTS制御信号ラインの出力をPCデータの送信を
許容する状態あるいは阻止する状態にセットした後、フ
ェーズCが実行され、パソコン4からファクシミリ装置
2へ符号化画像データが送出されるとともに、ファクシ
ミリ装置2が相手装置114へ送出する。なお、これら
(AT+FDT)信号,CONNECT信号のやりとり
およびRTS制御信号ラインの出力の設定は、フェーズ
Bの一部と同じであるが、ここでは、次にフェーズCの
始めに戻って伝送パラメータが同じである符号化画像デ
ータをファクシミリ装置2に送出するためにフェーズD
においてこれら信号のやりとり等が行われる。
次に送信する符号化画像データがない場合にはパソコン
4はフェーズDにおいて次頁データがないことを示すデ
ータ(AT+FET=2)をファクシミリ装置2へ出力
する。それによりファクシミリ装置2は相手装置114
へEOP(End of Procedure) 信号(手順終了信号)を
出力し、頁終了と他に送信データがないこととを示し、
相手装置114からMCF信号を受信し、パソコン4へ
(+FPTS:1)信号を出力した後、フェーズEが行
われる。ファクシミリ装置2がパソコン4へ通信終了を
表す信号(+FHNG:0)を出力するとともに、相手
装置114へはDCN(Disconnect) 信号を出力して回
線を開放し、その後、パソコン4へOK信号を出力して
データ送信の全手順を終了する。なお、上記シーケンス
チャートの説明において「信号」とは、CNG信号およ
びCED信号はパルス信号であり、その他の信号は0お
よび1のビットデータにより構成されるコマンドであ
る。
4において送信するPCデータおよび送信相手が指定さ
れる。PCデータの送信指示は、図12に示すPCデー
タ送信指示プログラムに従って行われる。まず、S31
においてPCデータの送信が選択されたか否かの判定が
行われる。PCデータの送信が選択されればS31の判
定結果はYESになり、S32においてパソコン4のR
AM308のPCデータバッファ320に格納されたP
Cデータのうち、送信するPCデータ名の入力を促す入
力指示が表示器116に表示される。
返し実行される。送信を指示されたPCデータ名は送信
PCデータ名バッファ322に格納される。入力が完了
すればS33の判定結果がYESになり、S34におい
て送信相手の入力指示が表示器116に表示される。送
信相手の指定は、送信相手のファクシミリ番号を市外局
番を付して入力することにより行われる。送信相手は送
信相手バッファ324に格納され、送信相手の指定が完
了すればS35の判定結果がYESになり、プログラム
の実行は終了する。なお、送信を指示されたPCデータ
の画像データは符号化され、符号化画像データバッファ
326に格納される。
が指定された後、送信開始が指示されれば、図13に示
すPCデータ送信プログラムのS41の判定結果がYE
Sになる。次いでS42において画像データ送信時にお
ける送信相手へのダイヤリングの指示である発呼送信コ
マンドがファクシミリ装置2へ送出される。(ATD+
STRING)信号が出力されるのである。
データ送信時シーケンスチャートに示した信号の出力,
受信が行われ、ファクシミリ装置2へPCデータを送出
することが許容されていばS46の判定結果はYESに
なり、S47において1コードのデータがファクシミリ
装置2へ送出される。その後、1頁の符号化画像データ
が送出されるまでS46〜S48が繰り返し実行され
る。この間、ファクシミリ装置2のFAX側送信データ
バッファ256が一杯になってPCデータを送出するこ
とができない場合にはS46の判定結果がNOになり、
PCデータの送出が可能になることが待たれる。
ばS48の判定結果がYESになり、ファクシミリ装置
2からのOKコマンドが得られてS49の判定結果がY
ESになった後、S50において次に送出する符号化画
像データがあるか否かの判定が行われる。次頁の符号化
画像データがあればS50の判定結果がYESになり、
S51〜S54が送信時シーケンスチャートに示すよう
に行われた後、プログラムの実行はS46に戻り、次頁
の符号化画像データがファクシミリ装置2へ送出され
る。次頁の符号化画像データがなければS50の判定結
果がNOになり、S55,S56において通信終了処理
が行われた後、S57において送信相手バッファ324
に送信相手がまだ残っているか否かの判定が行われる。
送信相手が複数あればS57の判定結果はYESにな
り、プログラムの実行はS42に戻り、次の送信相手が
ファクシミリ装置2に指示される。指定された送信相手
全部にPCデータが送信されればS57の判定結果はN
Oになり、プログラムの実行は終了する。
送信すべく、パソコン4からファクシミリ装置2へ発呼
送信コマンド(ATD+STRING)が送信されれ
ば、ファクシミリ装置2において図14に示す送信プロ
グラムのS71の判定結果がNO,S72の判定結果が
YESになり、S73においてパソコン4から送信され
たSTRING(数字列)の桁数とファクシミリ装置2
の自己ファクシミリ番号バッファ264に格納された自
身のファクシミリ番号の桁数とが一致するか否かの判定
が行われる。
4に、自身のファクシミリ番号が市外局番なしで格納さ
れているとすれば、パソコン4における送信相手の指定
は、前述のように、原則として市外局番を付けてファク
シミリ番号を入力することにより行われるため、S73
の判定結果がNOになり、S74において共通桁数の数
字が一致するか否かの判定が行われる。長い方のファク
シミリ番号のうち、短い方のファクシミリ番号と同じ桁
数の数字が末尾から比較される。ここでは相手装置11
4が指定されているとする。そのため、S74の判定結
果がNOになり、S77が実行される。
ファ264にファクシミリ番号が市外局番を付して格納
されていれば、S73の判定結果はYESになり、S7
5において数字が全部一致するか否かの判定が行われ
る。相手装置114へのデータの送信が指示されている
場合にはS75の判定結果はNOになり、S77が実行
される。
ータの理解を容易にするために、市外局番や市内局番に
括弧を付したり、市内番号の市内局番と加入者番号との
間にハイフンやスペース等の記号を挿入することがあ
る。これはパソコン4によって送信相手を指定する場合
でも、ファクシミリ装置2において自己ファクシミリ番
号バッファ264に自身のファクシミリ番号を記憶させ
る場合でも同様である。しかし、これら括弧等の記号は
実質的にはファクシミリ番号ではないため、ファクシミ
リ番号に記号が含まれているときには、記号を除いて数
字が一致するか否かにより、ファクシミリ装置2が送信
相手として指定されているか否が判定される。なお、フ
ァクシミリ番号中の数字をダイヤル有効データと称す
る。
かの判定が行われる。例えば、ファクシミリ装置2がフ
ァクシミリデータの送信あるいは受信中であって回線が
使用中であるか否か、外部からの発呼に対する呼出信号
の検出中であるか否か等が判定されるのである。ダイヤ
ル不可能であればS77の判定結果はNOになってS8
4が実行され、パソコン4にエラーコマンドが出力され
る。
YESになり、S78においてダイヤルバッファ266
にダイヤル有効データ、すなわち数字が格納される。次
いでS79が実行され、ダイヤルバッファ266にダイ
ヤル有効データが格納されているか否かの判定が行われ
る。パソコン4から送信される発呼送信コマンドに何ら
かの事情により数字列が含まれていないときにはダイヤ
ルバッファ266にダイヤル有効データがなく、S79
の判定結果はNOになり、S85においてダイヤルコマ
ンド、すなわちパソコン4からの指示が電話をかけるこ
とであるか否かの判定が行われる。ここではファクシミ
リデータの送信が指示されているため、S85の判定結
果はNOになり、S84においてパソコン4にエラーコ
マンドが出力される。
ータがあればS79の判定結果はYESになり、S80
において回線が閉結された後、S81が実行され、ダイ
ヤル送出処理が行われる。例えば、パソコン4から指示
されたファクシミリ番号を表すパルス信号が外部回線2
24に出力されるのであり、次にS82においてダイヤ
ル送出処理が支障なく行われたか否かの判定が行われ
る。例えば、相手装置114が使用中であったり、使用
中でなくても交換器の混乱等により相手装置114がビ
ジー状態である場合にはダイヤル送出処理に支障がある
のであり、そのような場合にはS82の判定結果がNO
になって、S83で回線が開放され、S84でパソコン
4にエラーコマンドが出力される。
82の判定結果はYESになり、S88において発呼送
信コマンドであるか否かの判定が行われる。ここでは発
呼送信コマンドであるためS88の判定結果はYESに
なり、S89においてダイヤル送出処理の終了および送
信するデータの種類のセットが行われる。PCデータ送
信フラグ268がセットされるのである。
ァクシミリ装置2へ送信されたPCデータが相手装置1
14へ送信される。このPCデータ送信時におけるファ
クシミリ装置2のパソコン4からの符号化画像データの
受信,パソコン4から出力されるコマンドの受信,ファ
クシミリ装置2からパソコン4へのデータの送出および
コマンドの送信,ファクシミリ装置2から相手装置11
4への符号化画像データの送出,コマンドの出力,相手
装置114からのコマンドの受信は、いずれも割込処理
によって行われる。
ータ受信P/S割込処理を図15に示すプログラムに基
づいて説明する。この割込処理は、パソコン4から符号
化画像データが送出され、P/S受信データバッファ2
46に8ビットのデータが格納される毎に実行され、符
号化画像データがFAX側送信データバッファ256に
格納される。
ァ246からデータが1バイト分取り出された後、S1
02においてDLEフラグ272がセットされているか
否かの判定が行われる。DLEフラグ272は初期設定
においてリセットされており、S102の判定結果はN
Oになり、S103においてデータが〈DLE〉である
か否かの判定が行われる。〈DLE〉データでなければ
S103の判定結果はNOになり、S104においてE
OL(End of Line)データであるか否かの判定が行われ
る。EOLデータは1ラインの終了を表すデータであ
り、EOLデータでなければS104の判定結果はNO
になり、S106においてFAX側送信データバッファ
256にデータが格納される。
がYESになってS105が実行され、そのEOLデー
タとその直前のEOLデータとの間の符号化画像データ
のビット数が数えられる。そして、ビット数が1ライン
の符号化画像データの最小伝送時間より短い時間で送ら
れてしまう数であれば、0のビットデータがFAX側送
信データバッファ256に格納され、データ伝送速度に
基づいて設定された1ラインの最小伝送時間が維持され
る。この0のビットデータを0フィルデータと称する。
ータバッファ256にデータを格納する余裕があるか否
かが検出され、それ以上格納できないときにはRTS制
御信号ラインの出力がPCデータの送信を阻止する状態
にされる。パソコン4はファクシミリ装置2へのデータ
送信時にRTS制御信号ラインの出力を見ており、出力
が阻止状態になればファクシミリ装置2へのデータの送
出が中断される。ファクシミリ装置2により受信された
データが相手装置114へ送出されれば、FAX側送信
データバッファ256が再びデータを格納し得る状態に
戻る。その場合には、RTS制御信号ラインの出力がP
Cデータの送信を許容する状態にされ、パソコン4はフ
ァクシミリ装置2へのデータの送出を再開することがで
きる。
定結果はYESになり、S107においてDLEフラグ
272がセットされる。そのため、次にS102の判定
が行われるとき判定結果はYESになり、S108にお
いてDLEフラグ272がリセットされた後、S109
において次に取り出されたデータが〈DLE〉であるか
否かの判定が行われ、〈DLE〉であればS106にお
いてFAX側送信データバッファ256に〈DLE〉デ
ータが格納される。また、〈DLE〉データでなければ
S109の判定結果はNOになり、S110においてC
AN(CANCEL)データであるか否かの判定が行われ、C
ANデータであればS111においてキャンセルフラグ
274がセットされる。
S110の判定結果がNO、S112の判定結果がYE
SになってS113が実行され、FAX側送信データバ
ッファ256にRTC PATTERNデータが格納さ
れる。RTC PATTERNデータは6個のEOLデ
ータを含むデータである。
ンド受信割込処理は、図16に示すデータ送信時コマン
ド受信P/S割込処理プログラムに従って行われる。ま
ず、S121においてP/S受信データバッファ246
からデータを1バイト分取り出した後、S122におい
て取り出したデータがコマンドの区切りを示すCRデー
タであるか否かの判定が行われる。CRデータでなけれ
ばS122の判定結果はNOになり、S123において
PC側受信データバッファ250にデータが格納され
る。
YESになり、S124においてコマンドの内容が解釈
された後、S125においてコマンドの内容に対応する
フラグがセットされる。
ド出力P/S割込処理は先に説明したアイドル時コマン
ド出力P/S割込処理と同じであり、説明は省略する。
また、パソコン4へのデータ送出P/S割込処理は、フ
ァクシミリ装置2からパソコン4へファクシミリデータ
を送信する際のP/S割込処理と同じであり、後に説明
する。
取ってFAX側送信データバッファ256に格納した符
号化画像データは、割込処理によってモデム送信データ
バッファ238に書き込まれ、モデム送信データバッフ
ァ238から相手装置114へ送出される。
確にはモデム214)との間における符号化画像データ
およびコマンドの送信,受信は割込処理により行われ
る。この割込処理のための割込端子はパソコン4との間
で符号化画像データやコマンドの送信,受信を行う割込
のための割込端子とは別に設けられており、ファクシミ
リ装置2とパソコン4との間におけるPCデータ,ファ
クシミリデータの送信,受信と、ファクシミリ装置2と
相手装置114との間におけるファクシミリデータの送
信,受信は並行して実行可能である。
ン4とファクシミリ装置2との間における画像データお
よびコマンドの送,受信の場合と同様に、割込信号に対
して実行する割込処理プログラムを指示するために割込
ベクトルが設定される。
39に8ビットのデータが格納されたときと、モデム送
信データバッファ238が空になったときとにそれぞれ
に発せられる。割込信号の発生に対する割込処理プログ
ラムの実行は、データ受信割込禁止フラグ241,デー
タ送信割込禁止フラグ242のセット,リセットにより
禁止,許可される。データ受信割込禁止フラグ241は
常時割込許可状態にされている。データをいつでも受信
し得るようにされているのである。ファクシミリ装置2
から相手装置114への画像データあるいはコマンドの
送信に関しては、通常は割込処理プログラムの実行が禁
止されており、実際の送信時に許可される。ファクシミ
リ装置2が相手装置114からコマンドを受信する場合
(画像データを受信する場合も同様)には、受信割込処
理は常時許可されているため、割込ベクトルの設定のみ
が行われる。これら割込ベクトルの設定,データ送信割
込禁止フラグ244のセット,リセットは、割込プログ
ラム中において行われる。
化画像データの送出のための割込を説明する。モデム送
信データバッファ238が空になれば割込信号が発せら
れ、図17に示すデータ送信時画像データ送出モデム割
込処理プログラムが実行される。S131においてFA
X側送信データバッファ256において符号化画像デー
タを送出する準備が完了したか否かの判定が行われる。
この判定は、FAX側送信データバッファ256に1ラ
イン分の符号化画像データが揃ったか否かにより行われ
る。1ライン分の符号化画像データが揃ったか否かは、
FAX側送信データバッファ256に符号化画像データ
に続いてEOLデータが格納されているか否かによりわ
かる。準備が完了していればS131の判定結果がYE
Sになり、S132においてFAX側送信データバッフ
ァ256から符号化画像データが1バイトずつ取り出さ
れ、S133においてモデム送信データバッファ238
に格納される。
タがRTC PATTERNの終了を表すデータである
か否かの判定が行われる。RTC PATTERNデー
タは、6個のEOLデータにより構成されるため、ここ
ではS134に書き込まれたデータが6個目のEOLデ
ータであったか否かの判定が行われるのである。S13
4の判定結果は当初はNOであり、プログラムの実行は
終了する。
化がそうデータに続いてEOLデータが格納されている
間はS131の判定結果がYESになり、FAX側送信
データバッファ256に格納された符号化画像データが
1バイトずつモデム送信データバッファ238に書き込
まれる。また、RTC PATTERNデータを表す6
個のEOLデータが格納されているときにS131の判
定結果はYESになり、EOLデータがモデム側送信デ
ータバッファ238に書き込まれる。そして、6個目の
EOLデータがモデム側送信データバッファ238に書
き込まれればS134の判定結果がYESになる。RT
C PATTERNデータの終了であって1頁の符号化
画像データの送出の終了であり、S135において、M
PS信号を出力する割込ベクトルが設定される。
て符号化画像データの送信準備が完了していなければS
131の判定結果がNOになり、S136において1ビ
ットの0フィルデータがレジスタにセットされる。0フ
ィルデータは、EOLデータと符号化画像データとの間
に書き込まれることとなり、書込み後、S137におい
てCPU200に設けられたタイマがセットされる。次
いでS138において0フィルデータカウンタ340の
カウント値が1増加させられた後、S139において設
定時間が経過したか否かの判定が行われる。
モデム送信データバッファ238に書き込まれる。FA
X側送信データバッファ256に送出するデータがなく
ても、回線が切られることがないようにされているので
ある。しかし、所定数の0フィルデータが書き込まれた
か、あるいはそれ以前に設定時間が経過したときには、
S139の判定結果あるはいS140の判定結果がYE
Sになり、S141において0フィルデータカウンタ3
40がリセットされ、S142においてキャンセルフラ
グ274がセットされて通信が終了させられる。FAX
側送信データバッファ256に長時間データがないこと
は異常であるからである。
の出力を図18に示すデータ送信時コマンド出力モデム
割込処理プログラムに基づいて説明する。なお、データ
送信時にはファクシミリ装置2とモデム214との間に
おいてPCデータ送信時シーケンスチャートに基づいて
説明したように多種類のコマンドが送信,受信される。
割込処理プログラムは各コマンドの出力の各々について
設定されているが、図18(a),(b)に基づいてD
CS信号およびTCF信号の出力を代表的に説明する。
においてDCS信号がモデム送信データバッファ238
に書き込まれた後、S152において割込ベクトルがT
CF出力に設定される。TCF信号は、DCS信号の次
に出力されるからである。TCF信号の出力時には、図
18(b)に示すプログラムのS153においてTCF
信号のモデム送信データバッファ238への書込み後、
S154において割込ベクトルがCFR受信に設定され
た後、S155においてデータ送信割込禁止フラグ24
4がセットされてデータ送信割込処理の実行が禁止され
る。
ドの受信を図19に示すデータ送信時コマンド受信モデ
ム割込処理プログラムに基づいて説明する。受信するコ
マンドも出力するコマンドと同様に複数種類あり、各々
について受信のための割込処理プログラムが設定されて
いるが、図19においては、DIS信号受信のための割
込処理プログラムを代表的に説明する。
DIS信号の受信に設定されている状態で、モデム受信
データバッファ239に8ビット分のデータが格納さ
れ、割込信号が発生させられたときに実行を開始され
る。まず、S161においてコマンドを受信したか否か
の判定が行われる。この判定は、モデム受信データバッ
ファ239にデータが格納されたか否かにより行われ、
格納されればS161の判定結果はYESになり、S1
62においてコマンドがCSI(Called Subscriber Id
entification) 信号(受信側のファクシミリ装置のファ
クシミリ番号を表す信号)であるか否かの判定が行われ
る。
データバッファ239に8ビット分のデータが格納され
たときに実行が開始されるものであり、かつ、このプロ
グラムの実行開始時にモデム受信データバッファ239
に最初に格納されるデータは信号の種類を表すデータで
あり、それにより送信されて来た信号がCSI信号であ
るか否かがわかる。本ファクシミリ装置2においては、
CSI信号が送信されて来ても利用せず、そのまま読み
捨て、CSI信号に対するTSI(Transmit Station I
dentification)信号を出力しない。そのため、コマンド
がCSI信号であればS162の判定結果はYESにな
ってプログラムの実行は終了する。
判定結果がNO,S163の判定結果がYESになり、
S164においてそのデータがFAX側受信データバッ
ファ254に格納される。続いて、S165においてそ
の格納されたデータがコマンド終了、すなわちDIS信
号の終了を示すデータであるか否かが判定され、判定結
果がYESであればS166以降が実行されるが、NO
であればそのまま終了し、再びS161からの実行が繰
り返される。なお、一旦、DIS信号であることがFA
X側受信データバッファ254に格納されれば、S16
3の判定結果はYESになり、送信されて来たデータは
DIS信号が終了するまでFAX側受信データバッファ
254に格納される。
バッファ254のDIS信号に基づいて、ファクシミリ
装置2と相手装置114とがデータの送信可能な機種で
あるか否かの判定が行われる。可能であればS167に
おいて送信するデータがあるか否かの判定が行われる。
この判定は、ファクシミリ装置2において画像読取装置
42によって読み取った読取画像データを相手装置11
4に送信する場合には原稿90がセットされているか否
かにより行われ、PCデータを相手装置114に送信す
る場合には、PCデータの送信を指示する発呼送信コマ
ンド(ATD+STRING)がパソコン4から送信さ
れて来ているか否かにより行われる。送信するデータが
あればS168において、ファクシミリ装置2と相手装
置114との間の伝送パラメータが決定され、DCS信
号の内容が設定される。次いでS169において割込ベ
クトルがDCS信号の出力実行に設定された後、S17
0においてデータ送信のための割込処理の実行が許可さ
れる。
なければS161の判定結果がNO,S171の判定結
果がYESになり、S172において回線が開放されて
通信が終了する。時間内であればS173が実行され、
割込ベクトルがDIS受信にセットされる。
タバッファ256になければS167の判定結果がNO
になり、S174において割込ベクトルが回線の開放に
備えてDCN信号の出力に設定された後、S175にお
いてデータ送信が許可される。
タ送信プログラムに基づいて説明する。S201におい
てPCデータ送信フラグ268がセットされているか否
かにより、PCデータの送信か否かの判定が行われる。
PCデータ送信フラグ268がセットされていればS2
01の判定結果はYESになり、S202,S203に
おいてフェーズAのダイヤル送出後のCNG信号等の信
号出力,受信が行われた後、S204においてフェーズ
Bが行われ、ファクシミリ装置2と相手装置114との
間の伝送パラメータの設定等が行われる。ここではPC
データの送信であるため、パソコン4の伝送パラメータ
がファクシミリ装置2の伝送パラメータと見なされる。
パソコン4の伝送パラメータはPC伝送パラメータバッ
ファ263に格納されており、ファクシミリ装置2は、
パソコン4と相手装置114との間の伝送パラメータの
レベルを、共通であって最高のレべルに設定する。
か否かの判定が行われる。エラーとは、フェーズBにお
いてDIS信号を受信できないこと、あるいはファクシ
ミリ装置2と相手装置114との間でコマンドをコマン
ドの伝送速度である2400bpsの速度で送信できな
いこと等であり、エラーがあればS205の判定結果は
YESになり、S206においてエラー処理が行われ
る。エラー処理とは、パソコン4へ(+FHNG:2)
信号を出力してエラーの発生による通信終了を報知する
こと、相手装置114へのDCN信号の出力等であり、
S207において回線が開放されてプログラムの実行は
終了する。
Oになり、フェーズCが実行されるが、パソコン4から
のPCデータの受信および相手装置114への符号化画
像データの送出はいずれも割込処理によって行われるた
め、このプログラムでは、フェーズCとしては下記のよ
うに符号化画像データがパソコン4から1頁分送信され
て来たか否かの判定が繰り返し実行されるのみである。
208において送信がキャンセルされたか否かの判定が
行われる。この判定はキャンセルフラグ274がセット
されているか否かにより行われ、キャンセルであればS
208の判定結果はYESになり、S206,S207
が実行されて通信は終了する。キャンセルフラグ274
は、パソコン4におけるキャンセルキーの押下によるキ
ャンセルの指示に応じて、あるいは前述のようにFAX
側送信データバッファ256に符号化画像データがない
状態が設定時間継続するかあるいは設定数の0フィルデ
ータの書込みが行われる間継続した場合にセットされ、
いずれの場合にも通信が終了させられる。S208にお
いてはさらに、操作パネル12に設けられたストップキ
ー164が押下されたか否かの判定も行われ、ストップ
キー164の押下によりデータ送信の終了が指示されれ
ば送信が終了させられる。
08の判定結果はNOになり、S209において1頁の
データ送信の終了であるか否かの判定が行われる。この
判定はFAX側送信データバッファ256からモデム送
信データバッファ238に供給されるデータ中にRTC
PATTERNデータがあるか否かにより行われる。
割込処理によりパラレル/シリル変換回路240からR
TC PATTERNデータが取り込まれていればS2
09の判定結果はいずれYESになり、S210におい
てFAX側送信データバッファ256が空であるか否か
の判定が行われる。1頁の終了を示すデータが検出され
るとともにFAX側送信データバッファ256が空にな
って全部のデータが送出されればS209,S210の
判定結果がいずれもYESになり、S211においてパ
ソコン4にOK信号が出力される。RTC PATTE
RNデータが得られる前にFAX側送信データバッファ
256が空になってもOKコマンドが出力されて画像デ
ータの送信が1頁の途中で終わることがないようにされ
ているのである。
12において次頁データがあるか否かの判定が行われ
る。次頁データがあればS212の判定結果はYESに
なり、S213において伝送パラメータが変更されるか
否かの判定が行われる。変更がなければS213の判定
結果はNOになり、S214〜S222においてフェー
ズDの信号の送,受信が行われる。
4からのMCF信号,(AT+FDT)信号を待つと
き、タイマがセットされるとともに、S217,S22
1において設定時間が経過したか否かが判定され、設定
時間内にMCF信号,(AT+FDT)信号が得られな
ければS206のエラー処理が行われて通信が終了す
る。設定時間内にMCF信号,(AT+FDT)信号が
得られればプログラムの実行はS208に戻り、フェー
ズCが実行される。
判定結果はYESになり、S223において相手装置1
14へEOM(End of Messange)信号が出力される。次
いでS224〜S227が実行され、設定時間内にMC
F信号が得られればプログラムの実行はS204へ戻
り、相手装置114との間で伝送パラメータの設定が行
われた後、次頁データの送信が行われる。
はNOになり、S228〜S232において送信終了時
のフェーズDおよびフェーズE(回線開放)が行われて
データ送信が終了する。
タ送信が終了したならば、パソコン4においては、先に
図13のPCデータ送出プログラムに関して説明したよ
うに、S56においてファクシミリ装置2から(+FH
NG:0)信号を受信した後、S57において次にまだ
PCデータを送信する相手があるか否かを判定し、送信
相手があれば発呼送信コマンドをファクシミリ装置2へ
出力し、同じPCデータがファクシミリ装置2へ送ら
れ、異なる相手装置114へ送信される。このようにフ
ァクシミリ装置2への送信も含めてPCデータが複数の
送信相手に送信されるとき、送信相手毎にPCデータが
パソコン4からファクシミリ装置2へ供給されるため、
ファクシミリ装置2においてPCデータを全部格納する
ことが不可欠でなく、PCデータを記憶するためのバッ
ファの容量が少なくて済み、あるいは容量が一杯になる
ことを回避できる。
体への送信を説明する。前記図14に示す送信プログラ
ムにおいてパソコン4からファクシミリ装置2へ出力さ
れた数字列の桁数が自己ファクシミリ番号バッファ26
4に格納されたファクシミリ番号と桁数が同じであって
数字が全部一致している場合、あるいは桁数は異なるが
共通桁数の数字が全部一致している場合には、S75あ
るいはS74の判定結果がYESになってS76が実行
され、プリントフラグ276がセットされる。パソコン
4から供給された数字列とファクシミリ装置2が記憶し
ている数字列とが一致しているということは、PCデー
タの送信相手としてファクシミリ装置2自体が指示され
たということである。この場合、パソコン4は相手装置
114へPCデータを送信する場合と同様にファクシミ
リ装置2にPCデータを送り、ファクシミリ装置2にお
いてPCデータが記録される。
データを記録する場合の手順を図21に示すシーケンス
チャートに基づいて説明する。パソコン4はファクシミ
リ装置2の記録装置29にPCデータを記録させるため
に、ファクシミリ装置2の能力を問う信号(AT+BR
PR=?)を出力する。それに対し、ファクシミリ装置
2は解像度,用紙幅の種類を信号(BRPR:vr,w
d)により返答し、パソコン4は共通かつ最高のレベル
を記録レベルに設定する信号(AT+BRPR=vr,
wd)をファクシミリ装置2へ出力する。なお、ファク
シミリ装置2は、装置のカバーが開いていたり、記録紙
の詰まり等のエラーが生じている場合には、それらを表
す信号(BRNG:COVEROPEN,BRNG:P
RINTER JAM)をパソコン4へ出力する。
記録に必要な信号の交換,PCデータの送信が行われる
が、これらは図11に示すPCデータ送信時のシーケン
スチャートとの比較からわかるように、PCデータ送信
時のパソコン4とファクシミリ装置2との間におけるP
Cデータの送信と同じである。したがって、ファクシミ
リ装置2が送信相手として指定された場合には、PCデ
ータ送信手順のうち、ファクシミリ装置2から相手装置
114へのデータ送信を除いて、パソコン4からファク
シミリ装置2へのPCデータの送信のみを行い、PCデ
ータの送信の一環としてファクシミリ装置2にPCデー
タを記録させることができるのである。
2は符号化画像データを図22に示す記録時画像データ
受信P/S割込処理プログラムに従って受信する。PC
データの記録のために図23に示すPCデータ記録プロ
グラムが実行されるとき、割込ベクトルがこの記録時画
像データ受信I/O割込処理プログラムによりPCデー
タをP/S受信データバッファ246から取り出してP
C側受信データバッファ250に格納するように設定さ
れるからである。PCデータ記録時のパソコン4からの
コマンドの受信,パソコン4へのコマンドの出力および
データの送出は、PCデータの送信時と同じであり、説
明は省略する。
ら符号化画像データが8ビット送信される毎に実行され
るが、相手装置114へデータを送信するのではないた
め、受信した符号化画像データはPC側受信データバッ
ファ250に格納され、1ラインの送信時間を保つため
の0フィルデータの格納は行われない。符号化画像デー
タをPC側受信データバッファ250に格納するとき、
PC側受信データバッファ250に更にデータを格納す
る容量があるか否かを見て、容量がなければRTS制御
信号ラインの出力をL状態に設定することは行われる。
その他の部分は、図15に示すデータ送信時画像データ
受信P/S割込処理プログラムと同じであり、説明は省
略する。
いてプリントフラグ276がセットされることにより、
図23に示すPCデータ記録プログラムのS301の判
定結果がYESになり、S302〜S306の実行によ
りパソコン4の符号化画像データの受信に必要な信号交
換が行われる。次いでS307において割込ベクトルが
符号化画像データ受信にセットされ、符号化画像データ
をPC側受信データバッファ250へ格納することが可
能な状態とされる。それによりパソコン4から符号化画
像データが送信される毎に図22に示す割込処理プログ
ラムが実行され、PC側受信データバッファ250に符
号化画像データが格納される。
C側受信データバッファ250に格納されたPCデータ
の復号処理が行われる。そのため、PCデータ記録プロ
グラムのS308において1頁の初期化処理が行われ
る。PC側受信データバッファ250に格納された符号
化画像データの1頁目の先頭アドレス,符号化画像デー
タの解像度,符号化方式,用紙幅がRAM202の1頁
データ用バッファ277に格納されるのである。
ータバッファ250から符号化画像データが1バイトず
つ取り出され、S310において取り出されたデータが
EOLデータであるか否かの判定が行われる。1頁のデ
ータはEOLデータで始まるのであるが、データの先頭
部分には、画像データやEOLデータ以外の不要なデー
タが付されていることがあり、EOLデータが取り出さ
れて1頁が始まるまで、S309,S310が繰り返し
実行される。
判定結果がYESになり、次にS311においてRAM
のうち、1ラインを復号する際の演算等に使用される復
号化用バッファ270がクリアされる。続いてS312
においてPC側受信データバッファ250からデータが
1バイトずつ取り出される。なお、1バイトのデータは
復号化用バッファ270に複写され、PC側受信データ
バッファ250には符号化画像データが残される。復号
化画像データに基づいて記録が行われるとき、紙詰まり
等が生じて記録が中断されても、再度、記録を行い得る
ようにするために符号化画像データを残しておくのであ
る。この符号化画像データは1頁の記録が終了する毎に
消去される。
たデータが復号化された後、S314において1コード
が終了したか否かの判定が行われる。1コードのデータ
は1バイトを超えるビット数で表されることもあり、そ
の場合にはS314の判定結果はNOになってプログラ
ムの実行はS312に戻る。それに対し、1コードのデ
ータが終了であればS314の判定結果がYESになっ
てS315が実行され、取り出されたデータがEOLデ
ータであるか否かの判定が行われる。この判定結果は当
初はNOであり、次にS316において1頁の終了デー
タであるか否かの判定が行われる。復号化用バッファ2
70に格納されたデータからEOLデータが6個あるか
否かの判定が行われるのであるが、この判定結果は当初
はNOであり、S317において取り出されたデータが
画像データであるか否かの判定が行われる。この判定結
果はYESであり、S318において1コードの復号化
画像データが記録一時バッファ260に格納される。
0から1バイトずつデータが取り出されて復号され、E
OLデータが得られればS315の判定結果がYESに
なってS319が実行され、記録一時バッファ260に
格納された復号化画像データが記録バッファ262へ転
送される。
終了データが取り出されるとき、6個のEOLデータの
うち、1個目のEOLデータが取り出されたときにはS
315の判定結果がYESになり、それまで復号化され
た1ライン分の復号化画像データが記録バッファ262
へ転送される。2個目〜5個目のEOLデータの取出し
時には、そのEOLデータは1ラインの終了を表すデー
タでも1頁の終了を表すデータでもないため、S31
5,S316の判定結果がいずれもNOになり、S31
7において画像データであるか否かの判定が行われる。
画像データでないため、S317の判定結果もNOにな
り、プログラムの実行はS312に戻る。EOLデータ
が記録一時バッファ260に格納されることがないよう
にされているのである。
16の判定結果がYESになってS320が実行され、
記録装置29の感光ドラム30回転用のドラムモータが
起動されるとともに1頁の終了処理が行われる。S30
8においてセットされたデータがクリアされるのであ
る。こうして1頁のデータ受信が終了すれば、S321
においてP/S割込ベクトルがコマンド受信にセットさ
れ、パソコン4からコマンドを受信し得る状態にされ
る。そして、S322〜S324においてフェーズDが
行われ、次頁データがある場合にはプログラムの実行は
S305に戻って次頁データを受信,記録し、次頁デー
タがなければS325においてフェーズE、すなわちP
Cデータを受け取ったこと、および通信の終了を指示す
る(+FHNG:0)信号およびOKコマンドがパソコ
ン4へ出力されてプログラムの実行は終了する。
データが格納されれば記録割込処理が実行され、記録装
置29により1頁分のデータが記録される。符号化画像
データは、1頁の記録が終了する毎に消去される。
ミリ装置2が電話をかける場合について説明する。パソ
コン4から電話をかけることを指示するダイヤルコマン
ド(ATD+STRING+;)が送信されれば、図1
4に示す送信プログラムのS71の判定結果がYESに
なり、S77〜S79が実行される。ダイヤルコマンド
中にダイヤル有効データが含まれていなければS79の
判定結果はNOになり、S85の判定結果がYESにな
ってS86,S87が実行され、モニタ処理が行われ
る。回線が閉結され、スピーカ226を通して回線状態
がオペレータにわかるようにされるのであり、その状態
で回線が開放されることが待たれる。受話器11を一旦
フックから取り上げた後、置くか、あるいはモニタ状態
においてフックキー188が1回押下されることにより
回線が開放される。
があればS79の判定結果はYESになり、S80〜S
82が実行される。ダイヤル送出処理が支障なく行われ
ればS87の判定が行われるが、この判定結果はNOで
あり、S90においてパソコン4からの指示により電話
をかけることを表すPC・TELフラグ278がセット
される。
グラムのS351の判定結果がYESになり、S352
においてハングアップ、すなわち受話器11が取り上げ
られたか否かの判定が行われる。ダイヤル有効データの
送出により通信相手が呼び出されており、実際に受話器
11が取り上げられて通話が開始されたか否かが判定さ
れるのである。受話器11が取り上げられず、回線開放
が指示されればS353の判定結果がYESになり、S
363において回線が開放されて通信が終了する。
会話することができる。そして、受話器11が取り上げ
られたままの状態でスタートキー162が押下されれば
S354の判定結果がYESになる。このスタートキー
162の押下は、ファクシミリデータの送信あるいは受
信の指示であり、S355においてファクシミリ装置2
に原稿90がセットされているか否かの判定が行われ、
原稿90がセットされていなければ、スタートキー16
2の押下は、通話相手から送信されるファクシミリデー
タの受信を意味し、S356が実行されてファクシミリ
データが受信される。このファクシミリデータの受信に
ついては後に述べる。
判定結果はYESになる。この場合には、スタートキー
162の押下は、画像読取装置42の画像読取りにより
得られた読取画像データの通話相手への送信の指示であ
り、S357の実行により画像が読み取られ、読取画像
データが符号化されて通話相手へ送信される。これら画
像の読取り,符号化および送信は既に知られたものであ
り、説明は省略する。
ている状態でスタートキー162が押下されなければS
354の判定結果がNOになり、S358においてパソ
コン4からATD信号が送信されたか否かの判定が行わ
れる。ATD信号の送信は、PCデータの通話相手への
送信の指示であり、S359においてPCデータがパソ
コン4からファクシミリ装置2へ送信されるとともに、
通話相手へ送信される。このデータ送信は先に図20に
基づいて説明したPCデータ送信プログラムに従って行
われるため、説明は省略する。
+STRING)が送信されれば、S358の判定結果
がNO,S360の判定結果がYESになる。パソコン
4においてPCデータの通話相手以外の相手装置114
へのタイマ送信がセットされており、通話中に送信時間
になることがあり、発呼送信コマンドが送信されること
があるのであるが、この場合にはデータ送信を開始すれ
ば通話が強制的に終了させられるため、S361におい
てエラーコマンドがパソコン4へ出力され、通話が続け
られるようにされる。
置かれたか否かの判定が行われ、受話器11が置かれな
ければプログラムの実行はS354に戻る。また、受話
器11が置かれればS362の判定結果はYESにな
り、S363において回線が開放されて通信が終了す
る。
ァクシミリデータの受信を説明する。ファクシミリデー
タの受信の態様は、出力モードがいずれに選択されてい
るかによって異なる。パソコン4がファクシミリデータ
を受信するPC ONLYモードおよびPC優先モード
が選択されている場合には、ファクシミリ装置2は相手
装置114から受信したファクシミリデータをパソコン
4へ送信する。この場合のファクシミリデータ受信手順
を図25に示すシーケンスチャートに基づいて説明す
る。
4はファクシミリ装置2へファクシミリデータを受信で
きるか否か、すなわちパソコン4に設けられたファクシ
ミリデータバッファ328が更にデータを記憶する余地
があるか否かを表す信号(AT+FCR(Facsimile Ca
pability to Receive)=X)を出力する。Xの値が0で
あればファクシミリデータバッファ328が一杯でデー
タを受信できず、1であればデータを受信できることを
表す。それに対しファクシミリ装置2はOKコマンドを
パソコン4へ出力し、パソコン4は更にファクシミリ装
置2へファクシミリ番号を表す信号(AT+FLID(F
acsimile Local Identification)) を出力し、ファクシ
ミリ装置2はパソコン4へOK信号を出力する。これら
の交信はアイドル状態において行われる。
が登録されているが、例えば、1台のファクシミリ装置
2が複数の使用者により使用されるとともに、使用者毎
に異なるファクシミリ番号が割り当てられている場合に
は、ファクシミリ装置2に登録されたファクシミリ番号
とデータを送信する使用者に割り当てられたファクシミ
リ番号とが異なることがある。そのため、パソコン4は
ファクシミリ装置2にファクシミリ番号を教えてやり、
後述するCSI信号を出力することができるようにする
のである。なお、(AT+FLID)信号は、1台のフ
ァクシミリ装置2について1種類のファクシミリ番号し
か設定されていない場合にもファクシミリ装置2へ出力
される。
タのレベルを表す信号(AT+FDCC)をファクシミ
リ装置2に出力し、ファクシミリ装置2はOKコマンド
をパソコン4へ出力するとともに、PC伝送パラメータ
バッファ263に格納する。
ば、ファクシミリ装置2はパソコン4へリングコマンド
(RING)を出力し、パソコン4はファクシミリ装置
2へATA信号を出力してファクシミリデータを受信可
能であることを知らせる。ファクシミリ装置2は、相手
装置114からのCNG信号の伝送に対してCED信
号,CSI(Called Subscriber Identification) 信号
(被呼端末識別信号、すなわちファクシミリ装置2の番
号を表す信号である)を出力する。CI信号の受信から
ここまでがフェーズAである。
置2はDIS信号を相手装置114へ伝送する。フェー
ズBにおいてファクシミリ装置2と相手装置114との
間で交わされる信号は、ファクシミリデータ伝送時にお
けるファクシミリ装置2と相手装置114との間で交わ
される信号と種類は同じであって方向が逆であるのみで
あるため、説明は省略する。なお、TSI(Transmit S
tation Identification)信号は、相手装置114のファ
クシミリ番号を表す信号であるが、本ファクシミリ装置
2においてはTSI信号が送信されて来ても利用せず、
そのまま読み捨てるようにされている。ファクシミリデ
ータ受信時にDCS信号を受信する割込処理プログラム
において、TSI信号が送信されて来ても何も処理が行
われないようにされているのである。
は、相手装置114から信号を受信する毎に、その信号
の内容を表す信号をパソコン4へ出力し、パソコン4か
ら信号を受信する毎に、その信号に対応する信号を相手
装置114へ出力する。パソコン4がファクシミリ装置
2へ送信する信号のうち、(AT+FDR(FacsimileD
ata Receive) )信号は、ファクシミリデータの受信開
始を表す信号であり、〈DC2〉信号は、パソコン4が
ファクシミリデータの受信準備が完了したことを表す信
号である。
われ、ファクシミリ装置2は相手装置114からファク
シミリデータを受信し、パソコン4へ送信する。相手装
置114は1頁分のファクシミリデータを伝送すればフ
ェーズDが行われ、MPS信号,EOP信号あるいはE
OM信号がファクシミリ装置2へ送信される。フェーズ
Dにおいても、ファクシミリ装置2と相手装置114と
の間で交わされる信号は、ファクシミリデータ伝送時に
交わされる信号と種類は同じであって方向が逆であるの
みであり、また、ファクシミリ装置2とパソコン4との
間では、次頁データがあるか否かを示す信号(+FE
T:0)およびOKコマンド,(AT+FDR)信号が
交わされる。次頁データがあり、伝送パラメータが変更
されない場合には、フェーズCの初めに戻ってファクシ
ミリデータを受信する。伝送パラメータに変更があれば
フェーズBの初めに戻り、伝送パラメータを設定し直し
た後、ファクシミリデータを受信する。
れ、回線が開放されて通信が終了する。
シミリデータはモデム214のモデム受信データバッフ
ァ239に格納され、ファクシミリ装置2はファクシミ
リデータを割込によってFAX側受信データバッファ2
54に格納する。また、ファクシミリ装置2はFAX側
受信データバッファ254のファクシミリデータを割込
によってパソコン4へ送信する。
FAXデータ受信時画像データ受信モデム割込処理プロ
グラム,図27に示すFAXデータ受信時コマンド受信
モデム割込処理プログラム,図28に示すFAXデータ
受信時コマンド出力モデム割込処理プログラム,図29
に示すFAXデータ受信時画像データ送出P/S割込処
理プログラムに基づいて行われる。また、ファクシミリ
データ受信時にファクシミリ装置2は、パソコン4から
図30に示すFAXデータ受信時データ受信P/S割込
処理プログラムに基づいてデータを受信する。ファクシ
ミリデータ受信時のファクシミリ装置2とパソコン4と
の間におけるコマンドの送信,受信は、ファクシミリ装
置2によるPCデータの受信時と同様に図10,図16
に示すプログラムに基づいて行われるため、説明は省略
する。
タ受信モデム割込処理プログラムは、モデム受信データ
バッファ239にファクシミリデータが格納される毎に
実行される。S371においてモデム受信データバッフ
ァ239に格納されたファクシミリデータが1バイト分
取り出された後、S372において取り出されたデータ
が8個のビットデータの全部が0である0データである
か否かの判定が行われる。画像データであればS372
の判定結果はNOになり、S373において0データカ
ウンタ342がリセットされた後、S374においてF
AX側受信データバッファ254にデータが格納され
る。
TTERNの終了であるか否かの判定が行われる。FA
X側受信データバッファ254にRTC PATTER
Nデータを表す6個目のたついデータが格納されたか否
かの判定が行われるのである。RTC PATTERN
データの終了であればS376が実行され、割込ベクト
ルが続くコマンド受信のために設定される。
出されたデータが0データであればS372の判定結果
がYESになり、S377において0データカウンタ3
42のカウント値Cが1増加させられる。次いでS37
8が実行され、カウント値Cが1であるか否かの判定が
行われる。0データの検出が1回目であればS378の
判定結果はYESになり、0データはFAX側受信デー
タバッファ254に格納される。0データが連続して2
個以上取り出されればS378の判定結果がNOにな
り、2個目以降の0データはFAX側受信データバッフ
ァ254に格納されない。
ータと、1個の1ビットデータとによって構成されてお
り、EOL信号をFAX側受信データバッファ254に
格納するために1個の0データはFAX側受信データバ
ッファ254に格納されるようになっているのである。
前述のように1ラインの最小伝送時間を保つために0フ
ィルデータが挿入される場合には、0データが2個以上
取り出されることがある。このような0データはFAX
側受信データバッファ254に格納する必要はなく、カ
ウント値C2 が2以上であればそのままプログラムの実
行は終了する。0データの次に画像データが取り出され
ればS372の判定結果がNOになり、S373におい
て0データカウンタ342がリセットされる。
込処理プログラムおよびFAXデータ受信時コマンド出
力モデム割込処理プログラムはそれぞれ、ファクシミリ
装置2が受信するコマンドの種類および出力するコマン
ドの種類に応じて複数種類設定されている。FAXデー
タ受信時におけるコマンドの受信,出力およびデータの
受信順序は図25のシーケンスチャートに示したように
予め定められており、コマンド受信のための割込処理プ
ログラムは、受信したコマンドの内容に対応する処理を
行うとともに、次のコマンドの出力,あるいは受信のた
めの割込ベクトルの設定を行い、コマンド出力のための
割込処理プログラムは、所定のコマンドを出力するとと
もに、次のコマンドの出力,あるいは受信のための割込
ベクトルの設定を行うようにされている。また、データ
受信のための割込ベクトルの設定もCFR信号送出のた
めの割込処理プログラムにおいて、CFR信号の出力後
に行われる。
クシミリ装置2がDCS信号を受信した後のTCF信号
受信のためのプログラムである。DCS信号の受信のた
めの割込処理プログラムにおいては、DCS信号を受信
したならば割込ベクトルが図27に示す割込処理プログ
ラムを実行するように設定される。それによりコマンド
が送信されればS381が実行され、TCF信号を受信
する。TCF信号の受信が終了するまでS381および
S382が繰り返し実行され、終了すればS382の判
定結果がYESになり、S383においてトレーニング
チェックが良好に行われたか否かの判定が行われる。良
好に行われれば次の手順に進んでよく、S384におい
て割込ベクトルがCFR信号の出力のためのプログラム
を指定するベクトルに設定された後、S385において
データ送信割込処理の実行が許可される。
れなければS383の判定結果がNOになり、S386
においてFTT(Failure to Train) 信号を出力する割
込処理プログラムが実行されるように割込ベクトルが設
定された後、S387においてデータ送信割込処理の実
行が許可される。
R信号出力のためのプログラムであり、図27に示すプ
ログラムのS384において割込ベクトルがCFR信号
出力に設定されることにより実行可能となる。S401
においてCFR信号を出力した後、S402において割
込ベクトルがFAXデータ受信時画像データ受信モデム
割込処理プログラムを指示するベクトルに設定され、画
像データの受信が行われるようにされる。次いでS40
3においてデータ送信割込処理の実行が禁止され、画像
データの受信のみが行われるようにされる。
タ送出P/S割込処理プログラムのS421において
は、DLEフラグ272がセットされているか否かの判
定が行われる。DLEフラグ272がセットされていな
ければS421の判定結果はNOになり、S422にお
いてPC側送信データバッファ252にデータが格納さ
れているか否かの判定が行われ、データがあればS42
2の判定結果はYESになり、S423においてPC側
送信データバッファ252からデータが1バイト分取り
だされる。次いでS424においてデータが〈DLE〉
データであるか否かの判定が行われ、画像データであれ
ばS424の判定結果はNOになってS426が実行さ
れ、取り出されたデータがP/S送信データバッファ2
48に格納される。
あればS424の判定結果がYESになり、S425に
おいてDLEフラグ272がセットされる。そのため、
次にS421の判定が行われるとき、その判定結果はY
ESになり、S427においてDLEフラグ272がリ
セットされた後、S428においてレジスタに〈DL
E〉データが書き込まれ、S426においてP/S送信
データバッファ248に格納される。〈DLE〉データ
は、他のデータとは異なり、2回データが出力されない
とパソコン4は〈DLE〉データであると認識できない
ようにされているからである。
P/S割込処理プログラムが開始されたにもかかわら
ず、PC側送信データバッファ252にデータがない場
合には異常であり、S429においてこの割込処理プロ
グラムの実行が禁止される。
処理プログラムは、図30に示すように、S431にお
いてP/S受信データバッファ246からデータを1バ
イト分取り出した後、S432においてデータが〈DC
2〉データと〈CAN〉データとのいずれかであるか否
かの判定が行われる。ファクシミリ装置2が相手装置1
14からファクシミリデータを受信してパソコン4に送
信する場合、パソコン4から送信されるデータは上記2
種類のデータのはずであり、それ以外のデータであれば
そのまま読み捨てられ、上記2種類のデータであれば、
S433において受信準備完了フラグ280あるいはキ
ャンセルフラグ274がセットされる。
信を説明する。まず、S501においてファクシミリデ
ータが着信したか否かの判定が図32に示すFAX着信
判定プログラムに基づいて行われる。
いては、設定された着信モードがMANUALモードで
あるか否かの判定が行われる。MANUALモードであ
ればS601の判定結果はYESになり、S602にお
いてCI信号を検出したか否かの判定が行われる。相手
装置114からCI信号が送信されて来ていなければS
602の判定はNOになり、プログラムの実行は終了す
る。
果がYESになり、S603において受話器11が取り
上げられたか否かの判定が行われる。受話器11が取り
上げられなければS603の判定結果がNOになってプ
ログラムの実行はS602に戻り、CI信号の送信がな
くなるまで、すなわち通信相手が通信を終了するまであ
るいは受話器11が取り上げられるまで電話を鳴り続け
させる。受話器11が取り上げられる前に通信相手が通
信を終了すればS602の判定結果がYESになり、プ
ログラムの実行は終了する。
判定結果がYESになり、S604においてスタートキ
ー162が押下されたか否かの判定が行われる。受話器
11を取り上げてみて声が聞こえず、CNG信号等、フ
ァクシミリデータの送信時に相手装置114から送信さ
れて来る信号の音が聞こえてくれば、ファクシミリデー
タの送信であることがわかり、スタートキー162を押
下してファクシミリデータの受信を指示する。それによ
りS604の判定結果がYESになり、S605におい
てFAX着信フラグ282がセットされる。
タートキー162を押下してもファクシミリデータを受
信することができない。MANUALモードはファクシ
ミリ装置2を見かけ上、電話機として使用するモードで
あり、受話器11の取り上げが行われるのが普通である
モードだからである。
604の判定結果はNOになり、S606において受話
器11が置かれたか否かの判定が行われる。受話器11
が置かれなければS606の判定結果はNOになり、以
後、スタートキー162が押下されるか、受話器11が
置かれるまでS604,S606が繰り返し実行され
る。送信されて来た信号が電話信号であった場合には通
話が行われ、通話が終了すれば受話器11が置かれるた
め、S606の判定結果がYESになり、S607にお
いて回線が開放されてプログラムの実行は終了する。
ばS601の判定結果はNOになり、S608において
AUTOモードであるか否かの判定が行われる。AUT
OモードであればS608の判定結果はYESになり、
S609においてCI信号が検出されたか否かの判定が
行われ、検出されなければS609の判定結果はNOに
なってプログラムの実行は終了する。CI信号が検出さ
れればS610において呼出しがN回行われたか否かの
判定が行われる。この呼出回数Nは予め設定されてRO
Mに記憶されており、呼出しがN回行われればS610
の判定結果はYESになり、S611においてFAX着
信フラグ282がONにされる。
608の判定結果はNOになり、S612においてF/
Tモードであるか否かの判定が行われる。F/Tモード
であればS612の判定結果はYESになり、S613
においてF/Tモード時のFAX着信判定が図33に示
すプログラムに従って行われる。
におけるFAX着信判定をステップ番号と対応付けて簡
単に説明する。F/Tモードにおいては、CI信号が検
出され(S701)、呼出しがN回行われた後(S70
2)、CNG信号が検出されたとき(S703)、リモ
ート起動があったとき(S704)、N回の呼出し後、
4秒が経過してから更に受話器11の取上げや相手装置
114の通信終了が生ずることなく20秒が経過したと
き(S708〜S713)、20秒以内に受話器11が
取り上げられたが、スタートキー162の押下によりフ
ァクシミリデータの受信が指示されたときにファクシミ
リデータの送信であると判定される(S714)。
することができ、呼出音が発せられ、外付け電話機の受
話器11が取り上げられたとき、音声が聞こえず、ファ
クシミリデータの送信であったときには、外付け電話機
からの指示信号の送信によりファクシミリ装置2にファ
クシミリデータを受信させることができる。これがリモ
ート起動である。
ラグAがセットされるため、S709〜S711がスキ
ップされて20秒が経過したか否かの判定が行われる。
この間、ビジートーンが検出され、通信相手が通信を終
了したことが検出されれば、フラグAおよびタイマがリ
セットされ、回線が開放される(S705〜S70
7)。
た、受話器11が取り上げられることなく、CNG信号
が検出され、あるいはリモート起動が行われ、あるいは
20秒が経過すればファクシミリデータの伝送と判定さ
れ、タイマおよびフラグAがリセットされるとともにF
AX着信フラグ282がセットされる(S715,S7
16)。
に受話器11が取り上げられた場合には、電話信号の送
信であればオペレータは通信相手と通話し、受話器11
が置かれた後、フラグAがリセットされるとともに回線
が開放される(S717〜S719)。また、受話器1
1を取り上げてみたものの声が聞こえず、ファクシミリ
データの送信であった場合にはスタートキー162が押
下され、タイマおよびフラグAがリセットされるととも
にFAX着信フラグ282がセットされる(S713〜
S717)。
Dモードであれば、図32に示すFAX着信判定プログ
ラムのS612の判定結果がNO,S614の判定結果
がYESになり、S615において図34に示すTAD
モード時FAX着信判定プログラムが実行される。TA
Dモード時FAX着信判定プログラムにおいてFAX着
信と判定されるのは、CI信号が検出され(S75
1)、呼出しがN回行われた後に(S752)、CNG
信号が検出されるか(S753)、リモート起動が行わ
れたとき(S754)や、応答メッセージの出力後、音
声が検出されない状態が8秒続いたときである(S76
6)。
す応答メッセージが外付留守番電話機190から通信相
手に送信される。この応答メッセージの終了は、N回の
呼出し後、4秒が経過した後に15秒間の経過により検
出することができ(S760〜S763)、15秒の経
過後、再度タイマがセットされて8秒の経過が計測され
る(S764〜S766)。4秒が経過すればフラグA
がセットされてタイマにより15秒の経過が計測される
ようにされ(S762)、15秒が経過すればフラグB
がセットされ、タイマにより8秒の経過が計測されるよ
うにされる(S764)。
た信号は電話信号であると判定される(S765)。こ
の場合には、ビジートーンの検出により通信相手が通信
を終了したことが検出されるか、あるいは外付留守番電
話機190により回線が開放されたことが検出されたと
きに、フラグA,Bがリセットされて通信が終了する
(S774〜S776)。
器11が取り上げられれば、通話が行われ、電話信号で
なければスタートキー162の押下によりファクシミリ
データが受信される(S767〜S773)。
るときには、図32に示すFAX着信判定プログラムの
S614の判定結果がNOになり、S616において図
35に示すMCモード時FAX着信判定プログラムが実
行される。MCモード時にFAX着信と判定されるの
は、CI信号が検出され(S801)、呼出しがN回行
われた後に(S802)、CNG信号が検出されるか
(S803)リモート起動が行われたとき(S80
4)、応答メッセージの出力後、音声が検出されない状
態が8秒続いたとき(S817)、音声が検出され、録
音が開始されて30秒が経過したとき(S827)、受
話器11が取り上げられたがスタートキー162が押下
されたときである(S818,S819)。
理のみがTADモード時と異なるため、説明する。音声
が検出されれば録音が開始されるが(S816,S82
5,S826)、30秒経過する前に通信相手が通信を
終了すればS805〜S807の実行により通信が終了
する。通信が終了することなく30秒が経過すればFA
X着信と判定されるが、これは、例えば、ファクシミリ
データの送信時であっても、ノイズの発生により音声有
りと判定される場合があり、そのような場合にはファク
シミリデータを受信することが必要であるからである。
なお、実際に音声信号が送信されて来ていたのであれ
ば、後のファクシミリデータの受信手順中において通信
相手にCNG信号等のファクシミリ用の信号が送信され
るため、相手は通信を終了することができる。
に、次に図31に示す受信プログラムのS502が実行
され、FAX着信であるか否かの判定が行われる。この
判定はFAX着信フラグ282がセットされているか否
かにより行われ、電話であってファクシミリデータの送
信でなければFAX着信フラグ282はセットされてお
らず、S502の判定結果はNOになってプログラムの
実行は終了する。
着信フラグ282がセットされていればS502の判定
結果はYESになり、S503においてパソコン4への
データ送信が可能であるか否かの判定が行われる。この
判定は、インタフェース・ボックス6が接続されている
か否かにより行われる。インタフェース・ボックス6が
接続されているか否かは、I/Oポート210のインタ
フェース・ボックス6の接続ラインの出力状態からわか
る。インタフェース・ボックス6が接続されていなけれ
ばS503の判定結果はNOになってS513が実行さ
れ、記録可能であるか否かの判定が行われる。
7があるか否かおよびトナーが記録に十分な量あるか否
かにより行われる。記録紙17の有無は記録紙センサ2
0の検出信号からわかり、トナーの有無はトナー残量検
出装置80の検出信号からわかる。記録が可能であれば
S513の判定結果はYESになり、S514において
紙出力フラグ284がセットされる。また、記録可能で
なければS513の判定結果はNOになってS511が
実行され、代行フラグ286がセットされる。
いればS503の判定結果はYESになり、S504に
おいて出力モードが紙出力モードであるか否かの判定が
行われる。紙出力モードであればS504の判定結果が
YESになり、S513が実行され、記録可能であれば
紙出力フラグ284がセットされ、記録不可能であれば
S511において代行フラグ286がセットされる。
クシミリデータを受信させるPC・ONLYモードある
いはPC優先モードであり、S505においてリングコ
マンドがパソコン4へ出力される。次いでS506〜S
508が実行され、設定時間(本実施例においては3
秒)内にパソコン4からリングコマンドに対する応答が
あったか否かの判定が行われる。この場合の応答は先に
図25に示すシーケンスチャートに基づいて説明したよ
うにATA信号であり、3秒以内に応答があればS50
7の判定結果はYESになり、S512においてPC送
信フラグ288がセットされる。パソコン4がファクシ
ミリデータを受信可能であることが記憶されるのであ
る。
グラムを実行している場合には、ファクシミリ装置2か
ら送信されるコマンドに対して応答することができず、
ファクシミリデータを受信することもできない。そのた
め、この場合にはS508の判定結果がYESになり、
S509においてPC送信フラグ288がリセットされ
る。パソコン4がファクシミリデータを受信不可能であ
ることが記憶されるのである。
クシミリ装置2において出力モードがPC・ONLYモ
ードあるいはPC優先モードに設定されていても、パソ
コン4において受信機能が選択されていなければ受信プ
ログラムが実行されず、ファクシミリデータを受信する
ことができず、ファクシミリ装置2がリングコマンドを
パソコン4へ出力してもATA信号をファクシミリ装置
2へ出力することができない。したがって、この場合に
もパソコン4からの応答がない状態が3秒継続すればS
508の判定結果がYESになり、S509においてP
C送信フラグ288がリセットされる。
6の非接続,パソコン4の電源OFF,パソコン4のフ
ァクシミリデータバッファ328の容量にデータを格納
する余裕がないこと、パソコン4においてファクシミリ
データを受信するプログラムが実行されていないこと、
パソコン4においてファクシミリデータ受信プログラム
以外のプログラムが実行されていてファクシミリデータ
を受信することができないこと等、ファクシミリデータ
を受信できない原因のすべてがないときに発せられ、フ
ァクシミリデータの送信を許容する送信許容信号であ
る。
PC・ONLYモードであるか否かの判定が行われる。
PC優先モードであればS510の判定結果はNOにな
り、S513が実行される。PC優先モードの場合、パ
ソコン4がファクシミリデータを受信できないときに
は、ファクシミリ装置2の記録装置29によりファクシ
ミリデータを記録して出力し、記録不可能な場合にはF
AX側受信データバッファ254にファクシミリデータ
を格納するようになっているのである。
ばS510の判定結果はYESになり、S511におい
て代行フラグ286がセットされ、ファクシミリデータ
をFAX側受信データバッファ254に格納することが
記憶される。
ラグ284がセットされるのは、紙出力モードが設定さ
れている場合、出力モードに関係なく、パソコン4が接
続されておらずかつ記録可能な場合、PC優先モードで
あるがファクシミリデータの着信時にパソコン4がファ
クシミリデータを受信不可能でありかつ記録可能な場合
である。紙出力フラグ284がセットされている場合に
は、受信されたファクシミリデータは最初から最後まで
受信と並行して記録される(S526)。また、代行フ
ラグ286がセットされるのは、紙出力モードが設定さ
れているが記録不可能な場合、パソコン4が接続されて
おり、PC・ONLYモードが設定されているが、ファ
クシミリデータの着信時にパソコン4がファクシミリデ
ータを受信不可能な場合、PC優先モードが設定されて
いるが、ファクシミリデータの着信時にパソコン4がフ
ァクシミリデータを受信不可能であり、かつ、記録不可
能な場合である。代行フラグ286がセットされている
場合には、受信されたファクシミリデータは最初から最
後までFAX側受信データバッファ254に格納され
る。紙出力モードが選択されているが、記録装置29が
記録不可能であってFAX側受信データバッファ254
にデータが格納されることも代行受信の一種である(S
525)。なお、PC・ONLYモードが設定されてい
てパソコン4が受信不可能なとき、あるいはPC優先モ
ードが設定されていてパソコン4が受信不可能であり、
かつ、記録不可能であるときには、表示器150にその
旨が表示される。紙出力フラグ284および代行フラグ
286のいずれもセットされないのは、PC・ONLY
モードあるいはPC優先モードであって、パソコン4が
ファクシミリデータを受信可能な場合であり、ファクシ
ミリデータは受信と並行してパソコン4へ送信される
(S524)。
DIS信号作成プログラムに基づいて相手装置114へ
出力するDIS信号が作成され、割込処理によって相手
装置114へ出力されるようにされる。
装置2の伝送パラメータのレベルを相手装置114に知
らせる信号であり、ファクシミリデータをファクシミリ
装置2が受信するか、パソコン4が受信するかによって
異なる場合がある。そのため、S841において紙出力
フラグ284がセットされているか否かの判定が行われ
る。紙出力フラグ284がセットされていれば、ファク
シミリデータは記録装置29により記録される。すなわ
ちファクシミリ装置2がファクシミリデータを受信する
ことを意味する。そのためS841の判定結果がYES
になってS845が実行され、ファクシミリ装置2の解
像度,用紙幅,符号化方式等の伝送パラメータのうち、
最高のレベルを知らせるDIS信号が作成され、S84
4においてFAX側送信データバッファ256に格納さ
れる。
ればS841の判定結果がNOになり、S842におい
て代行フラグ286がセットされているか否かの判定が
行われる。代行フラグ286のセットはファクシミリデ
ータのFAX側受信データバッファ254への格納、す
なわちファクシミリ装置2がファクシミリデータを受信
することを表すため、S845が実行される。
いずれもセットされていなければ、パソコン4がファク
シミリデータを受信することを意味する。そのため、S
843においては、パソコン4の伝送パラメータとファ
クシミリ装置2の伝送パラメータとのうち、共通であっ
て最高レベルの伝送パラメータを相手装置114に知ら
せるDIS信号が作成され、S844においてFAX側
送信データバッファ256に書き込まれる。パソコン4
の伝送パラメータはPC伝送パラメータバッファ263
に格納されており、その伝送パラメータとファクシミリ
装置2の伝送パラメータとに基づいてDIS信号が作成
され、S844においてFAX側送信データバッファ2
56に格納される。
クトルがコマンド受信にセットされ、V21フラグを始
めとし、フェーズBにおいて相手装置114から伝送さ
れて来るコマンドを受信し得るようにされる。
相手装置114からV21フラグが設定時間内に送信さ
れて来たか否かの判定が行われる。V21フラグはファ
クシミリ装置間でデータ送信を行う際に送られるコマン
ドであり、これがなければファクシミリデータの送信で
はなく、電話信号の伝送かあるいは何らかの異常がある
ことを意味する。そのため、設定時間経過してもV21
フラグが得られなければS519の判定結果がYESに
なってS531においてエラー処理が行われる。パソコ
ン4へ(+FHNG:2)信号を出力し、エラーの発生
により通信を終了することを知らせるのであり、S53
2において紙出力フラグ284および代行フラグ286
のリセット,回線開放が行われて通信が終了する。
S518の判定結果がYESになり、S520において
フェーズBが行われる。DIS信号の出力,V21フラ
グの受信もフェーズBであり、ここでは残りのフェーズ
Bが行われる。このフェーズBにおいて、相手装置11
4からのDCS信号により伝送パラメータのレベルが設
定される。この伝送パラメータは画像データ受信時伝送
パラメータバッファ290に格納される。
ラーがあったか否かの判定が行われる。エラーとは、D
CS信号を受信できないこと、あるいはデータをコマン
ドの伝送速度である2400bpsの速度で受信するこ
とができないこと等であり、エラー発生時にはS521
の判定結果がYESになり、S531のエラー処理とS
532の回線開放等とが、上記S519の判定結果がY
ESとなった場合と同様に行われる。
Oになり、以下、紙出力フラグ284および代行フラグ
286のセット,リセットに応じて、ファクシミリデー
タを記録紙17に記録する紙出力(S526),パソコ
ン4に代わってファクシミリ装置2がファクシミリデー
タを受信する代行受信(S525)およびパソコン4に
ファクシミリデータを受信させるPC受信(S524)
のいずれかが実行される。
いて説明する。相手装置114から伝送されて来る符号
化画像データのFAX側受信データバッファ254への
格納,パソコン4への送信はいずれも割込によって行わ
れるため、このプログラムによっては符号化画像データ
のPC側送信データバッファ252への書込み,符号化
画像データの復号,1ラインのデータ送信のチェックが
行われる。
ルがデータ送信にセットされる。次いでS852〜S8
54が図23に示すPCデータ記録プログラムのS30
8〜S310と同様に実行され、1頁のデータの先頭を
示すEOLデータが探される。
結果はYESになり、S855においてラインカウンタ
344のカウント値が1増加させられる。ファクシミリ
装置2からパソコン4へデータを送信するとき、データ
のライン数も送信するため、ここでライン数がカウント
されるのである。このライン数はまた、ファクシミリ装
置2が有するデータの解像度および用紙幅をパソコン4
が表示可能な解像度および用紙幅に修正するときにも使
用される。
の初期化が図23のS311と同様に行われた後、S8
57が実行され、FAX側受信データバッファ254か
らデータが1バイト分取り出される。S857において
データは、複写により取り出される。次いでS858に
おいてPC送信フラグ288がセットされているか否か
の判定が行われる。パソコン4へのファクシミリデータ
の送信が可能であり、PC送信フラグ288がセットさ
れている場合にはS860の判定結果はYESになり、
S859〜S861においてパソコン4へのファクシミ
リデータの送信が可能であるか否かの判定が行われる。
がファクシミリ装置2からパソコン4へのデータの送信
を許容する状態にあるか、データの送信を阻止する状態
にあるか否かにより行われる。パソコン4のファクシミ
リデータバッファが既にデータで一杯であって、それ以
上データを格納することができない場合、パソコン4が
ファクシミリデータの受信が不可能なプログラムを実行
している場合、パソコン4がファクシミリデータを受信
するプログラムを実行していない場合、パソコン4の電
源がOFFの場合およびインタフェース・ボックス6が
接続されていない場合にCTS制御信号ラインの出力は
ファクシミリ装置2からパソコン4へのデータの送信を
阻止する状態にされる。CTS制御信号ラインの出力
は、ファクシミリデータの送信を許容する状態では、フ
ァクシミリデータ送信許容信号であり、阻止する状態で
はファクシミリデータ送信禁止信号である。
3秒)継続せず、3秒以内にCTS制御信号ラインの出
力がデータの送信を許容する状態であってファクシミリ
データを送出できるという情報が得られればS860の
判定結果がYESになり、S863において1バイト分
のファクシミリデータがPC側送信データバッファ25
2に格納される。このファクシミリデータは、図29に
示すFAXデータ受信時画像データ送出割込処理プログ
ラムの実行によりパソコン4へ送信される。
された後、S865において取り出されたデータが復号
化画像処理プログラムに従って復号された後、S866
において1コードの復号が終了したか否かの判定が行わ
れる。1コードが2バイト以上で構成されている場合に
はS866の判定結果はNOであり、S857が実行さ
れて次のデータがFAX側受信データバッファ254か
ら取り出される。
67において、取り出されたデータが1ラインの終了を
表すEOLデータであるか否かの判定が行われる。この
判定結果は当初はNOであり、S868において1頁の
終了を指示するデータであるか否かの判定が行われる
が、この判定結果もNOであり、S869において取り
出されたデータが画像データであるか否かの判定が行わ
れる。画像データであればS870が実行され、復号化
画像データのビット数が画像データビット数カウンタ3
46のカウント値に加えられ、1ラインの画像データの
ビット数が数えられた後、プログラムの実行はS857
に戻り、次のデータが取り出されてPC側送信データバ
ッファ252への書込み,復号が行われる。
ことなく、1ラインのデータの取出し,送出が終了した
ならばS867の判定結果がYESになり、S871に
おいて相手装置114から1ライン分のデータが送信さ
れたか否かの判定が行われる。この判定は、S870に
おいて加算されたビット数が、ファクシミリ装置2と相
手装置114との間で設定した用紙幅の1ラインに含ま
れるビット数(例えば、用紙幅がA4の場合には172
8ビット,B4の場合には2048ビット)と等しいか
否かにより行われる。外乱等によりファクシミリデータ
が乱れ、ビット数が1ラインの設定数より多く、あるい
は少ない場合にはS871の判定結果はNOになり、S
872においてエラーラインカウンタ348のカウント
値が1増加させられる。
れたエラーライン数は、図示は省略するが、次のように
処理される。1頁の符号化画像データの受信終了後、フ
ェーズDにおけるエラー処理プログラムの実行により、
エラーライン数が予め設定された率(例えば10%)以
上生じたと判定されれば、相手装置114にRTN(Re
train Nagative) 信号が出力され、画像データは完全に
受信されなかったが、トレーニングまたは同期信号が再
送されるならば、次頁の画像データの受信が可能である
ことが表される。また、エラーライン数がRTN信号を
出力するか否かを判定する率より大きい率(例えば30
パーセント)を超えて生じた場合には、DCN信号が出
力されて通信が終了させられる。
ン分あればS871の判定結果はYESになり、プログ
ラムの実行はS855に戻って次のラインの符号化画像
データの送信,チェックが行われる。
ータを含んでおり、1個目のEOLデータが取り出され
たとき、S867の判定結果がYESになり、S87
1,S872が実行される。2個目〜5個目のEOLデ
ータは1ラインの終了を示すデータでもなく、1頁の終
了を表すデータでもないため、S867,S868の判
定結果がいずれもNOになり、更に画像データでないた
めS869の判定結果がNOになり、プロラグムの実行
はS857に戻る。画像データでないため、ビット数の
加算は行われないのである。6個のEOLデータが取り
出されればS868の判定結果がYESになり、S87
3においてPC送信フラグ288がセットされているか
否かの判定が行われる。
ば、1頁のデータ全部がパソコン4へ送出されたという
ことであり、FAX側受信データバッファ254に格納
されたデータは消してもよいため、S873の判定結果
がYESの場合にはS880が実行され、FAX側受信
データバッファ254に格納された1頁分のデータの消
去が指示される。それにより、図示しないプログラムに
おいて、パソコン4へ送出された1頁分のデータが消去
される。次いで、S875において1頁の終了処理、す
なわちS852において1頁データ用バッファ277に
セットされたデータの消去等が行われる。S875にお
いてはまた、P/S割込ベクトルがコマンド受信にセッ
トされるとともに、ラインカウンタ344のカウント値
が1減少させられる。RTC PATTERNデータを
構成する1個目のEOLデータが取り出されたとき、S
872においてエラーラインカウンタ344のカウント
値が1増加させられているが、これはライン数を表すも
のではないため、その分、1減少させられるのである。
続してデータの送信を阻止する状態にあり、パソコン4
へファクシミリデータを送信することができなければS
861の判定結果がYESになり、S862においてP
C送信フラグ288がリセットされる。それにより、以
後、PC側送信データバッファ252にデータが書き込
まれず、パソコン4へはファクシミリデータが送出され
ないことになる。S862においてはまた、画像データ
受信時伝送パラメータバッファ290に記憶された伝送
パラメータがFAX側受信データバッファ254に格納
され、受信したファクシミリデータの伝送パラメータが
わかるようにされる。さらに、PC・ONLYモード時
代行受信フラグ296とPC優先モード時代行受信フラ
グ296とのいずれか一方がセットされ、代行受信が行
われるのがいずれのモードのときであるかが記憶され
る。このとき、代行受信時の出力モードを表すフラグ以
外のフラグはいずれもリセットされる。このようにパソ
コン4へのファクシミリデータの送信途中にパソコン4
が受信不可能になったとき、PC・ONLYモード時に
は、PC・ONLYモードであって送信不可能である旨
が表示器150に表示される。
先モードであっても、ファクシミリデータの受信途中で
パソコン4が受信不可能になった場合には、パソコン4
へはデータは送出されないが、データの復号は行われ、
1ライン分のデータが過不足なく伝送されて来たか否か
の判定は行われる。
の判定結果がYESになる。この場合にはPC送信フラ
グ288がリセットされているためS873の判定結果
がNOになり、S875において1頁の終了処理が行わ
れる。パソコン4へのデータ送出が不可能であると判定
されたときには、後にファクシミリデータをパソコン4
へ1頁単位で送信されるため、データを1頁分全部残し
ておくことが必要であり、S874は行われないのであ
る。PC・ONLYモードであれば、パソコン4が受信
不可能になった以後の符号化画像データがFAX側受信
データバッファ254に格納される。また、PC優先モ
ードであっても、代行受信したファクミシリデータをパ
ソコン4へ1頁単位で送信し、送信できない場合には1
頁単位で記録されるため、1頁分全部のデータがFAX
側受信データバッファ254に残される。この符号化画
像データは、記録される場合には1頁の記録が行われる
毎に消去される。
受信が行われるのは代行フラグ286がセットされてい
る場合であり、ファクシミリデータは全部FAX側受信
データバッファ254に格納される。そのため、パソコ
ン4へのデータ送信が可能であるかを判定する必要はな
く、図38に示す代行受信プログラムは、図37に示し
たPC受信プログラムのうち、割込ベクトルをデータ送
信に設定するステップ,パソコン4へのデータ送出が可
能であるか否かを判定するステップ,データを消去する
ステップ,記録一時バッファ260,記録バッファ26
2へのデータの保存を除いたものとされており、説明は
省略する。なお、代行受信の場合には、S915の1頁
終了処理時に、FAX側受信データバッファ254に格
納されたデータに伝送パラメータが付され、代行受信さ
れた符号化画像データの伝送パラメータがわかるように
される。S915においてはまた、紙出力モード時代行
受信フラグ292,PC・ONLYモード時代行受信フ
ラグ294,PC優先モード時代行受信フラグ296の
うちのいずれがかセットされ、代行受信がいずれの出力
モードで行われたかが記憶される。代行受信時の出力モ
ードを記憶するためのフラグ以外のフラグはリセットさ
れる。
力プログラムに基づいて説明する。紙出力が行われるの
は紙出力フラグ284がセットされている場合であり、
ファクシミリデータは全部記録装置29により記録され
る。そのため、図39に示す紙出力プログラムは、受信
したデータはすべて復号化して記録バッファ262へ格
納され、1頁の復号化が終了したとき、感光ドラム30
を回転させるドラムモータを起動させ、記録装置29に
1頁分のデータを記録させるものとされている(S96
7)。その他は、図38に示す代行受信プログラムと同
じであり、説明は省略する。
理されれば、図31に示す受信ルーチンのS527にお
いてフェーズDが行われる。次いでS528が実行さ
れ、エラーがあるか否か、すなわち相手装置114から
MPS信号,EOM信号あるいはEOP信号を受信でき
たか否かの判定が行われる。図示は省略するが、この判
定は設定時間内にMPS信号,EOM信号あるいはEO
P信号が得られるか否かにより行われ、得られなければ
S528の判定結果はNOになり、S531においてエ
ラー処理が行われる。パソコン4へ(+FHNG:2)
信号が出力されるのである。
Oになり、S529において通信終了か否かの判定が行
われる。相手装置114からの信号がデータの送信終了
を表すEOP信号でなければS529の判定結果はNO
になり、S530において伝送パラメータに変更がある
か否かの判定が行われる。この判定は相手装置114か
ら伝送パラメータの変更を表すEOM信号が伝送されて
来たか否かにより行われ、変更がなければプログラムの
実行はS522に戻り、前回のファクシミリデータの受
信時と同じ伝送パラメータで次頁のファクシミリデータ
が受信される。変更があればプログラムの実行はS51
5に戻り、ファクシミリ装置2と相手装置114との間
で伝送パラメータが設定し直されてファクシミリデータ
が受信される。伝送パラメータは変更があってもなくて
も、1頁毎に画像データ受信時伝送パラメータバッファ
290に格納される。
ればS529の判定結果がYESになり、S532にお
いて代行フラグ286および紙出力フラグ284がリセ
ットされるとともに回線が開放されてプログラムの実行
が終了する。
AX側受信データバッファ254に格納されたファクシ
ミリデータおよびFAX着信開始当初はパソコン4への
データ送信が可能であったが、途中で不可能になり、F
AX側受信データバッファ254に格納されたファクシ
ミリデータは、全部のデータの受信終了後、記録され、
あるいはパソコン4へ送出される。これら記録および送
出を図40に示す代行受信データ処理プログラムに基づ
いて説明する。
ータバッファ254にデータがあるか否かの判定が行わ
れ、データがなければS1001の判定結果はNOにな
ってプログラムの実行は終了する。代行受信データがあ
ればS1001の判定結果はYESになってS1002
が実行され、タイマがセットされているか、すなわち後
述するようにパソコン4へのリングコマンドの出力が行
われたか否かの判定が行われる。S1002が1回目に
実行されるときにはタイマはセットされておらず、S1
002の判定結果はNOになってS1003が実行さ
れ、フラグEがセットされているか否かの判定が行われ
る。フラグEは初期設定においてリセットされており、
S1003の判定結果はNOになってS1004が実行
され、代行受信が行われたのが紙出力モードのときであ
ったか否かが判定される。この判定は、紙出力モード時
代行受信フラグ294がセットされているか否かにより
行われる。
果はYESになる。紙出力モードであって代行受信デー
タがあるのは記録不可能であった場合であり、S100
5において記録可能であるか否かの判定が行われる。記
録可能でなければS1005の判定結果はNOになって
プログラムの実行は終了する。記録可能になるまでS1
001〜S1005が繰り返し実行され、記録可能にな
ればS1005の判定結果がYESになってS1006
が実行され、ファクシミリデータが記録紙17に記録さ
れる。紙出力モード時代行受信フラグ294は、記録が
全部終了したときにリセットされる。
結果はNOになり、S1007においてタイマがセット
された後、S1008が実行され、パソコン4へリング
コマンドが出力される。次いでS1009においてリン
グコマンドを出力してから5秒経過したか否かの判定が
行われるが、この判定結果はNOであり、S1010に
おいてパソコン4へデータを送信可能であるか否かの判
定が行われる。この判定は、パソコン4から応答があっ
たか否か、すなわちATA信号が送信されて来たか否か
により行われる。
れることなく5秒が経過するまで、S1001,S10
02,S1009,S1010が繰返し実行される。5
秒経過してもATA信号が得られない場合にはS100
9の判定結果がYESになり、S1011においてタイ
マがリセットされた後、S1012において代行受信が
行われたときの出力モードがPC・ONLYモードであ
るか否かの判定が行われる。この判定はPC・ONLY
モード時代行受信フラグ294とPC優先モード時代行
受信フラグ296とのいずれがセットされているかによ
り行われる。PC優先モードであればS1012の判定
結果はNOになり、S1013において記録可能である
否かの判定が行われ、記録可能であればS1015が実
行されて記録が行われる。このとき、ファクシミリデー
タの受信開始当初からパソコン4がファクシミリデータ
を受信不可能であって図38に示す代行受信プログラム
によってファクシミリデータが代行受信された場合も、
図37に示すPC受信プログラムによりファクシミリデ
ータをパソコン4に送信している途中で、パソコン4が
ファクシミリデータを受信不可能になって代行受信され
た場合にも、復号化画像データの記録バッファ262へ
の保存は行われておらず、S1015における記録時に
復号化される。
がNOになり、S1014においてフラグEがセットさ
れてプログラムの実行は終了する。また、表示器150
にPC優先モードであって記録が不可能である旨が表示
される。次にS1003が実行されるとき、その判定結
果はYESになってS1012が実行される。記録が可
能になるまでS1001〜S1003,S1012,S
1013が繰り返し実行されるのである。
行受信終了後、1回だけパソコン4が受信可能であるか
否かを判定し、不可能であれば記録するようにされてい
る。なお、この場合、代行受信された全部の符号化画像
データが記録されたときにPC優先モード時代行受信フ
ラグ296,フラグEがリセットされる。
2の判定結果がYESになり、S1036においてフラ
グEがリセットされた後、プログラムの実行は終了す
る。そして、再び本代行受信データ処理プログラムが実
行されるとき、S1008の実行によりリングコマンド
がパソコン4へ出力される。代行受信データがパソコン
4に送信されるまで、5秒間隔でリングコマンドがパソ
コン4に出力されるのである。なお、パソコン4の電源
がOFFであるか否かとパソコン4のメモリの容量が一
杯であるか否かとは同じ制御信号ラインの出力状態で判
定されるため、両者を区別することはできず、電源OF
Fの場合にもリングコマンドが出力され続ける。
ATA信号が得られればS1010の判定結果がYES
になり、S1016においてタイマがリセットされた
後、S1017において、パソコン4の伝送パラメータ
と、FAX側受信データバッファ254に格納されたデ
ータの伝送パラメータと一致しているか否かの判定が行
われる。
ン4が受信不可能になった場合には、データ受信のため
の伝送パラメータはパソコン4の伝送パラメータと同じ
である。そのため、S1017の判定結果はYESにな
り、S1027〜S1033の実行により、パソコン4
が受信可能であれば、FAX側受信データバッファ25
4に格納された符号化画像データがそのままパソコン4
へ送出される。送出途中でパソコン4が受信不可能にな
った場合には、S1033の判定結果がYESになり、
S1034の実行後、再び代行受信データ処理プログラ
ムが実行され、リングコマンドがパソコン4へ出力され
る。なお、S1027におけるパソコン4へのデータ送
信が可能であるか否かは、CTS制御信号ラインの出力
がファクシミリ装置2からパソコン4へのファクシミリ
データの送信を許容する状態にあるか阻止する状態にあ
るかにより行われる。
受信データバッファ254に格納されたデータの伝送パ
ラメータとが異なる場合には、S1017の判定結果が
NOになる。インタフェース・ボックス6が接続されて
おらず、あるいはファクシミリデータの着信開始当初か
らパソコン4が受信不可能でデータが代行受信される場
合には、伝送パラメータはファクシミリ装置2と相手装
置114との間で設定されるため、パソコン4の伝送パ
ラメータとは異なる場合がある。
ン4へのデータ送信が可能であると判定されればS10
19が実行され、FAX側受信データバッファ254か
らデータが1ライン分取り出されるとともに、パソコン
4が処理可能な解像度,用紙幅,符号化方式等を有する
データが作成され、S1020においてPC側送信デー
タバッファ252に書き込まれ、パソコン4へ送信され
る。例えば、相手装置114とファクシミリ装置2との
間の伝送パラメータの最高レベルが、解像度がスーパフ
ァイン,符号化方式がMMR方式であり、用紙幅がB4
のファクシミリデータが送信される場合には、解像度が
ファイン,符号化方式がMH方式,用紙幅がA4のデー
タが作成されてパソコン4へ送信される。
4との間で設定された伝送パラメータがパソコン4の伝
送パラメータの最高レベルより低い場合、相手装置11
4からファクシミリ装置2へ伝送されたファクシミリデ
ータのレベルはパソコン4の伝送パラメータのレベルに
含まれるため、伝送パラメータのレベルが一致するとさ
れ、S1017の判定結果がYESになって受信された
ファクシミリデータはそのままパソコン4へ送出され
る。なお、符号化画像データがパソコン4へ送出される
ときには、全部のデータが送出された後、S1035に
おいてPC・ONLYモード時代行受信フラグ294,
PC優先モード時代行受信フラグ296がリセットされ
る。
ータバッファ252に書き込まれた後、S1021にお
いて1頁のデータの終了であるか否かの判定が行われ
る。この判定は〈DLE〉,〈ETX〉データがPC側
送信データバッファ252に書き込まれたか否かにより
行われ、1頁のデータの終了でなければS1021の判
定結果はNOになり、プログラムの実行はS1018に
戻る。
判定結果はYESになり、S1022においてデータ終
了か否か、すなわち全部のデータをパソコン4へ送出し
たか否かの判定が行われる。データ終了でなければS1
022の判定結果はNOになり、プログラムの実行はS
1017に戻り、次の頁の伝送パラメータがパソコン4
の伝送パラメータと一致するか否かの判定が行われ、一
致すればS1027〜S1033が実行され、一致しな
ければS1018〜S1021が実行される。そして、
全部のデータを送出すればS1022の判定結果がYE
Sになり、プログラムの実行は終了する。
が可能であるか否かの判定がS1018,S1023〜
S1025において行われ、送信不可能であればS10
25の判定結果がYESになり、S1026においてタ
イマリセット等が行われた後、再びS1001が実行さ
れることとなる。
コン4がデータを受信できないこと、PC優先モードで
あって記録できないことの表示器150における表示
は、前者においてはパソコン4によるデータの受信が可
能になったとき、後者においては記録装置29による記
録が可能になったときにそれぞれ消される。
ァ254へのファクシミリデータの格納終了後に出力モ
ードが変更された場合には、変更された出力モードに従
って代行受信されたファクシミリデータが出力される。
出力モードが変更されれば、紙出力モード時代行受信フ
ラグ292,PC・ONLYモード時代行受信フラグ2
94,PC優先モード時代行受信フラグ296は、変更
されたモードに従ってセット,リセットされ、S100
4,S1012における出力モードの判定は変更された
出力モードに従って行われることとなる。例えば、PC
・ONLYモードから紙出力モードに変更されれば、S
1004の判定結果がYESになり、ファクシミリデー
タが記録される。それにより、例えば、パソコン4が故
障してパソコン4にファクシミリデータを送信すること
ができなくなった場合にファクシミリデータを記録装置
29により記録することができる。また、紙出力モード
からPC・ONLYモードに変更されれば、S1004
の判定結果がNO,S1012の判定結果がYESにな
り、パソコン4がファクシミリデータを受信可能になる
までリングコマンドが発せられる。さらに、PC優先モ
ードからPC・ONLYモードに変更されれば、S10
12の判定結果がYESになり、リングコマンドが発せ
られ続ける。PC優先モードであって1回目のリングコ
マンドの出力時にパソコン4が受信不可能であり、か
つ、記録も不可能であった場合、記録が可能にになる状
態を待っているときにPC・ONLYモードに変更され
れば、S1012の判定結果がYESになってS103
6においてフラグEがリセットされ、S1003の判定
結果がNOになって再びリングコマンドがパソコン4へ
出力され、パソコン4へのファクシミリデータの送信が
可能になるのである。
読取りおよび画像データの送出について説明する。ただ
し、ファクシミリ装置2において原稿が読み取られ、相
手装置114へ画像データが送出される場合の手順はよ
く知られたものであり、かつ、本願発明を理解する上で
必要なものでもないので説明を省略し、前述のように、
パソコン4において読取機能が選択された場合について
のみ説明する。ファクシミリ装置2がアイドル状態にあ
るときに、パソコン4において読取が指示されれば、S
2050における判定がYESとなり、S2100以降
が実行される。
に示す。この手順は前述の受信の場合とほぼ同じである
ため詳細な説明を省略し、異なる部分のみについて説明
する。フェーズBにおいて、LINE OPENと記載
されているのは、パソコン4において読取が指示された
場合にはファクシミリ装置2と相手装置116との間の
外部回線224が開放されることを表している。また、
フェーズCにおいて、ファクシミリ装置2で画像読取装
置42による原稿90の読取りが行われている間は、R
TS制御信号がパソコン4からのPCデータの送出を阻
止する状態に設定され、送出が開始されると、RTS制
御信号がPCデータの送出を許容する状態に設定され
る。さらに、読取りの途中に原稿90のジャム等の装置
エラーが生じた場合には、そのことを表すエラーコマン
ド(+BRNG:“DOCUMENT JAM”)がパ
ソコン4に出力されるが、エラーの原因が取り除かれれ
ば、読取りが再開される。
一部ずつの読取りと送出とが交互に行われるようになっ
ている。後述するように、一連の原稿の読取,送出の途
中において、ページエンドが検出されること、PC側送
信データバッファ252の残存記憶容量が設定量以下に
なること、連続読取時間が設定時間を越えることの3つ
の条件のうちの1つが満たされた場合に読取りが中断さ
れて画像データの送出が開始される。そして、それまで
に読み取られた部分の符号化画像データ(以下、読取画
像データと区別するため送出符号化画像データと称す
る)のパソコン4への送出が終了すれば、再び、画像読
取装置42による読取りが開始される。以下、一連の原
稿全体に対応する画像データのパソコン4への送出が終
了するまで、読取り・送出が時分割的に繰返し実行され
るのである。また、画像読取装置42による連続読取時
間が設定時間を越えたことが原因で読取りが中断された
場合には、送出と並行して符号化が行われる。
ける処理が行われ、S2200において、画像読取装置
42の初期化が行われる。原稿90の読取り開始に際し
て必要な処理、例えば、原稿90の読取位置までの送り
が行われるのである。その場合に、送るべき原稿90が
なく、原稿台94に原稿90がセットされていない場合
には、S2300における判定がNOとなり、S231
0において、パソコン4に原稿未セットを表すエラーコ
マンド(+BRNG:“NO DOCUMENT“)が
出力され、S2320において、前述のS531におけ
るエラー処理と同様のエラー処理に加え、画像読取装置
42の終了処理等が行われる。S531におけるエラー
処理,画像読取装置42の終了処理等を含んだ処理をフ
ェーズBにおけるエラー処理と称する。
おける判定がYESとなり、S2400において通信エ
ラーが発生したか否かが判定される。通信エラーが発生
し、S2400の判定結果がYESとなった場合には、
フェーズBにおけるエラー処理が行われる。本実施例に
おいては、通信エラーの発生の有無,キャンセルフラグ
274のセット状態,ストップキー164の押下等が予
め決められたステップのみにおいて検出される。ストッ
プキー164の押下が検出された場合にはS2810に
おいてブザーが作動させられた上で、その他の場合には
直接S2320のエラー処理が行われる。フェーズB,
D,Eにおいてエラーの発生等が検出された場合には前
述のフェーズBにおけるエラー処理と同様の処理が行わ
れるのであるが、フェーズCにおいてエラー等が検出さ
れた場合には、後述するフェーズCにおけるエラー処理
が行われる。
信号がファクシミリ装置2からのデータの送信を阻止す
る状態にあることが検出された場合、ファクシミリ装置
2とインターフェイス・ボックス6との間のケーブルが
切断されていることが検出された場合等に発生したとさ
れる。また、ストップキー164の押下は、図示しない
ストップキー押下フラグに基づいて検出される。ストッ
プキー164が押下されると、操作パネル12が備えた
図示しない操作パネル制御装置によってストップキー押
下フラグがセットされ、そのフラグの状態を表す信号が
制御装置40に供給されるのである。
される。割込ベクトルによって指定されたアドレスに
は、CPU200の47番端子であるクロック入出力端
子の切換え,シリアル/パラレル変換回路240に供給
されるクロックの周波数の設定,データ送信割込禁止フ
ラグ244の切換え等を指示する送信設定プログラムが
格納されている。送信設定プログラムは、割込信号が発
せられると実行され、割込信号は上述の3つの条件のう
ちのいずれか1つの条件が満たされた場合に発せられ
る。
プレクサによって行われ、マルチプレクサによって、D
MAC208からシリアル/パラレル変換回路240に
切り換えられる。シリアル/パラレル変換回路240に
供給されるクロックの周波数によって伝送速度、すなわ
ち画像データの送出速度が決まる。また、データ送信割
込禁止フラグ244が送信を禁止する状態から送信を許
容する状態に切り換えられるが、それによって後述する
FAXデータ読取時画像データ送出P/S割込処理プロ
グラムの実行が許容されることになる。
ないし2800において通信エラーの発生の有無等の検
出が行われるが、通信エラーの発生等が検出されず、こ
れらのステップの判定がすべてNOである場合には、S
2900において、フェーズCにおける1頁読取・送出
処理が行われる。その後、S3000においてストップ
キー164が押下されたか否か、S3100において通
信エラーや装置エラーが発生したか否か等の判定が行わ
れる。フェーズCにおいて通信エラーの発生が検出され
た場合やストップキー164の押下が検出された場合に
は、S3111において、通常のエラー処理に加え、画
像読取装置42の終了処理が行われたり、RAM202
のPC側送信データバッファ252や読取画像データバ
ッファ258に格納されたデータが消去される等の画像
読取終了のための処理が行われる。この読取終了処理を
含んだエラー処理をフェーズCにおけるエラー処理と称
する。S3000,3100の判定結果がNOの場合に
は、S3200においてフェーズDにおける処理が行わ
れる。原稿1頁の読取り・送出が終了させられるのであ
る。
00ないしS3500において、通信エラーが発生した
か否か等が検出される。通信エラーの発生等が検出され
ず、すべてのステップにおける判定がNOの場合には、
S3600において、原稿台94に次に読み取るべき原
稿90がセットされているか否かが判定される。次の原
稿90がセットされている場合には、判定結果がYES
となり、再びS2500ないしS3600が実行され
る。これらの実行は、原稿台センサ98によって次の原
稿90がないことが検出されるまで繰り返し行われるの
である。また、S3300ないしS3600において、
通信エラーの発生等が検出された場合には、フェーズB
におけるエラー処理と同様のエラー処理が行われる。
き原稿90がないことが検出された場合には、S360
0における判定結果がNOとなり、S3700ないしS
3900においてフェーズEの処理が行われ、画像読取
装置42における原稿90の読取りを終了するための処
理等が行われる。本実施例においては、一連の原稿の完
結は、原稿台94に読み取るべき原稿90がセットされ
ていない状態になったことによって検出される。
を図43の1頁読取・送出プログラムのフローチャート
に基づいて説明する。S2910において、原稿90を
1頁読取るための初期設定が行われる。具体的には、画
像読取装置42における原稿送り装置96の送り量が解
像度に応じて設定されたり、読取画像データバッファ2
58の初期化が行われたりするのである。本実施例にお
いては、画像読取装置42における解像度等読取りが行
われるための条件の設定が、1頁の原稿の読取り毎に行
われるようになっている。そのため、頁単位で、読取り
のための条件を設定することが可能である。しかし、こ
のように読取りのための条件を1頁毎に設定する必要は
必ずしもなく、一連の完結した原稿の読取り開始時に設
定されるだけにしてもよい。その場合には、フェーズD
における処理の終了後フェーズCにおける処理が行われ
るようにしてもよい。
る。原稿送り装置96の駆動が開始される等画像読取装
置42による読取りが開始される一方、2値化データを
入力するポートが、I/Oポート210の読取画像デー
タ入力のための読取画像データの入力のためのゲートア
レーに設定される。また、DMAC208の約10μs
毎の転送要求信号に対して転送要求許可信号が発せられ
る。その結果、CCD出力電圧がDMAC208によっ
て供給されるしきい値に基づいて2値化され、その2値
化されたデータとしての読取画像データが上述のI/O
ポート210の決められたゲートアレーを経て、DMA
C208の指令によって読取画像データ記憶バッファ2
58に格納されるのである。
298がリセットされるとともにタイマがスタートされ
る。本実施例においては、タイマが60秒にセットされ
る。パソコン4において読取機能が選択,指示された場
合には、他の機能が選択された場合よりタイムアウト時
間が長く設定されるのである。なお、上記セット時間6
0秒は、タイムアウト時間である90秒より短い時間で
ある。
された符号化画像データ処理プログラムに基づいて符号
化が行われる。画像読取装置42による読取り,2値化
等がハード的に行われるため、これらの実行と並行して
読取画像データの符号化が行われるのである。
号化とが並行して行われる間に、上述の3つの条件のう
ちの1つの条件が満たされれば、S2914において、
画像読取装置42による読取りが中断させられる。I/
Oポート210の設定が読取画像データを入力するため
のゲートアレーから画像データを送出するためのポート
に切り換えられるとともに、原稿送り装置96の駆動が
停止させられる。原稿90の送りの停止を伴う読取りの
中断が行われるのである。本実施例においては、画像読
取装置42による読取りが、上述の3つの条件の1つが
満たされた場合に中断されるのであるが、条件が満たさ
れれば直ちに、すなわち送信に切り換えるための割込信
号が発せられる前に読取りが中断される。換言すれば、
読取りが中断された後、割込みが許可される状態とされ
るのである。
キー164が押下されたか否か等が検出される。ストッ
プキー164が押下された場合には、S2918におい
て割込処理が禁止された後、図42のS3000へ戻さ
れる。この場合にはS3000における判定結果もYE
Sとなり、S3111においてフェーズCにおけるエラ
ー処理が行われる。装置エラー等が検出された場合にも
同様にS3000に戻され、S3100の判定結果がY
ESとなって、S3110,3111においてエラーコ
マンドが発せられるとともにフェーズCにおけるエラー
処理が行われる。
がNOの場合には、S2917において、割込信号に基
づいて送出が開始される。シリアル/パラレル変換回路
240にクロックが供給され、データ送信割込禁止フラ
グ244がデータの送信を許容する状態に切り換えられ
る。すなわち、パソコン4において読取が指示された場
合には、データ送信割込禁止フラグ244は、割込信号
が発せられたときデータの送信を禁止する状態から送信
を許容する状態に切り換えられるのである。その結果、
図29のFAXデータ受信時画像データ送出P/S割込
処理プログラムの実行が許容され、S426においてP
/Sデータ送信バッファ246に送出符号化画像データ
が供給されれば、シリアル変換されてパソコン4に送出
される。なお、この図29のプログラムの実行時にS4
24において使用される<DLE>データは、ページエ
ンドが検出された場合に、後述するS2959において
PC側送信データバッファ252に格納されるようにな
っている。
終了するまで、1バイト送出毎にストップキー164が
押下されたか否かが検出される。前述のように、1バイ
トのパラレルデータである送出符号化画像データをシリ
アルデータに変換する場合には、パラレル/シリアル変
換回路240に1msの間クロックが供給される。送出中
にストップキー164が押下された状態にあることが検
出された場合には、S2919における判定がYESと
なり、上述のように、割込処理が禁止され、エラー処理
が行われる。また、符号化画像データの送出中には、図
示しないプログラムの実行によりCTS制御信号がファ
クシミリ装置2からの送信を阻止する状態か否かの検出
が行われ、阻止する状態が設定時間以上継続しているこ
とが検出された場合には、割込みにより前述と同様のフ
ェーズCにおけるエラー処理が行われる。
送出されたか否かの判定は、PC側送信データバッファ
252の、送出符号化画像データが最初に格納されたア
ドレス値に基づいて検出される。PC側送信データバッ
ファ252のアドレスを示すポインタによって、最初に
送出符号化画像データが格納されたアドレス値が示され
た場合に、送出の終了が検出されるのである。送出終了
後、S2921において、ページエンドか否かが判定さ
れる。画像読取装置42の中断の原因がページエンドで
あるか否かが判定されるのである。ページエンドによる
場合には判定がYESとなり、S2922において画像
読取装置42の1頁原稿読取のための終了処理等が行わ
れ、メインルーチンのS3000に戻される。これによ
って原稿1頁の読取り・送出が終了する。
には、S2921における判定結果がNOとなり、再び
S2911以降が実行され、原稿の読取りが続行され
る。S2911ないし2921の実行は、ページエンド
が検出されるまで繰り返される。
処理について図44のフローチャートを参照しつつ説明
する。S2950において、読取画像データ記憶バッフ
ァ258に読取画像データが1ライン分記憶されている
か否かが判定される。1ライン分の読取画像データが記
憶されている場合にはYESと判定され、S2951,
2952において、1ライン分の読取画像データが、1
ラインバッファである符号化用バッファ271に供給さ
れ、送出符号化画像データ処理プログラムに基づいて送
出符号化画像データが作成されて、PC側送信データバ
ッファ252に格納される。また、1ライン画像データ
の終りを表す<EOL>データも格納される。一方、1
ライン分の読取画像データが記憶されていない場合に
は、S2951,2952における符号化は行われず、
読取りのみが行われることになる。しかし、読取り速度
は非常に早いため、画像読取装置42による読取りが中
断されていない場合には、1ライン分の読取画像データ
が読取画像データ記憶バッファ258に記憶されている
のが普通である。
べき送出符号化画像データがすべて送出されたか否かが
判定される。最初にこのステップが実行される場合に
は、送出が開始されていないため、判定がNOとなり、
S2954ないし2956において、ページエンドか否
か、ストップキー164が押下されたか否か、PC側送
信データバッファ252の残存記憶容量が設定量以下か
否かが判定される。PC側送信データバッファ252の
残存記憶容量は、厳密にいえば、RAM202の送出符
号化画像データおよび制御データのための専用バッファ
(PC側送信データバッファ252)の残存記憶容量
と、共用バッファのそれとの両方合わせた残存記憶容量
を示すが、以下、断りがないかぎり、これら両方を合わ
せた記憶バッファおよび残存記憶容量を、単に、PC側
送信データバッファ252およびPC側送信データバッ
ファ252の残存記憶容量と称することにする。また、
本実施例においては、上記残存記憶容量の設定量は1ク
ラスタ(4Kバイト)とされている。
稿90に記載された情報がすべて画像読取装置42によ
って読み取られ、2値化され、その2値化された読取画
像データが符号化され、PC側送信データバッファ25
2に格納されたときである。本実施例においては、原稿
センサ99によって原稿90の終端が検出され、かつ、
読取画像データバッファ258に読取画像データが記憶
されていないことが検出された場合にページエンドであ
るとされる。すなわち、ページエンドは、一連の原稿の
区切りの一種である原稿1頁の読取りに関連する処理が
終了した状態なのである。
の読取りの中断を指示する場合に押下する。そのため、
ストップキー164が押下されたことが検出された場合
には、読取りが中断されるのである。
フルになると、それ以後は符号化された送出符号化画像
データが格納されない。それを回避するために、PC側
送信データバッファ252に設定量以上の残存記憶容量
があるうちに読取りを中断する必要がある。原稿90の
サイズが、A4,B4等のレギュラサイズである場合に
は、原稿1頁分が読み取られても、通常はPC側送信デ
ータバッファ252はメモリフルにならない。しかし、
原稿90のサイズが長尺物である場合には、メモリフル
になる可能性がある。
も、画像読取装置42において中間調が設定されている
場合や原稿90の画像が特に細かい場合には、PC側送
信データバッファ252がメモリフルになる可能性があ
る。これら中間調で読み取られる場合や原稿90の画像
が細かい場合には、ドットデータが頻繁に変化するた
め、読取画像データが符号化されても、データ数が殆ど
少なくならなかったり、逆に多くなったりするからであ
る。
は、代行受信時等には、受信画像データ等送出符号化画
像データ以外のデータを記憶するために使用される。そ
の場合には、結果的に、送出符号化画像データを記憶す
るために使用できる共用バッファの領域が狭められ、画
像読取装置42によって読み取られる情報が少なくても
PC側送信データバッファ252がメモリフルになる可
能性がある。
プが最初に行われる場合には、ストップキー164が押
下されない限り判定はNOであり、S2957において
タイムアップフラグ298がセット状態にあるか否かが
判定され、S2958においてタイムアップしたか否か
が判定される。最初にS2957,2958のステップ
が実行される場合には、判定は共にNOであるため、実
行がS2951に戻される。S2950に戻されないの
は、ページエンドでなく、かつ、読取りが中断されてい
ないため、前述のように、読取画像データバッファ25
8には1ライン分の読取画像データが記憶されていると
考えられるからである。
58の実行が繰り返される。S2954,2955にお
ける判定がYESとなった場合には、S2959におい
てページエンド処理が行われる。例えば、<DLE>デ
ータが送出符号化画像データと共にPC側送信データバ
ッファ252に格納されるのである。次に、S2960
においてタイマがリセットされ、S2914に戻され
る。また、S2956における判定がYESとなった場
合には、S2960においてタイマがリセットされた後
S2913に戻される。
が押下されたことが検出された場合にも、S2959に
おいてページエンド処理が行われるようにされている
が、ページエンド処理が行われることは不可欠ではな
い。しかし、ストップキー164が押下されても、それ
までに読み取られた画像データがパソコン4に送出され
る場合には、送出中の画像データの終了を表す<DLE
>データをPC側送信データバッファ252に格納して
おいた方が望ましい。
判定がNOであっても、S2958においてタイムアッ
プとなった場合には、S2961においてタイマがリセ
ットされ、S2962において読取りが中断される。そ
して、割込信号に基づいて、S2963,2964にお
いて前述のように送出が開始されるとともに、タイムア
ップフラグがセットされる。ページエンド等が検出され
なくても、タイムアップが検出されると読取りが中断さ
せられるのは、連続読取時間がタイムアウト時間(ここ
では90秒)を経過すると、パソコン4との間の回線が
切断されてしまうからである。
ータバッファ258に読取画像データが記憶されている
か否かが判定される。記憶されている場合には、判定が
YESとされ、S2951,2952において、符号化
が行われる。送出と並行して符号化が行われる場合に
は、画像読取装置42による読取りが中断されているた
め、符号化が行われる前に、読取画像データバッファ2
58に読取画像データが記憶されているか否かが判定さ
れるようになっているのである。記憶されていない場合
には、判定がNOとなり、S2953以降が実行され
る。符号化が送出と並行して行われないことになる。前
述のように、送出が開始されれば、CPU200の47
番のクロック入力端子を介してクロックがパラレル/シ
リアル変換回路240に供給される。そのため、CPU
200は、他のプログラムの実行を行い得る状態にあ
る。
化画像データをすべて送出したか否かが判定され、送出
すべき送出符号化画像データがあり、判定がNOの場合
には、S2954ないしS2956において同様の判定
が行われる。S2954ないしS2956の判定がすべ
てNOである場合には、タイムアップフラグ298がセ
ットされているため、S2957の判定がYESとな
り、S2950の実行に戻される。
りが中断されて送出に切り換えられた場合にのみ、送出
と符号化とが並行して行われるようにされているのは、
ページエンドとなった場合には、読取画像データバッフ
ァ258には読取画像データが記憶されていないため、
符号化を行う必要がないからであり、また、PC側送信
データバッファ252の残存記憶容量が設定量以下の状
態で符号化を行えば、その符号化した読取画像データ
(送出符号化画像データ)を格納できない場合があるか
らである。
で(読取画像データバッファ258に読取画像データが
記憶されている間)、送出と符号化とが並行して実行さ
れる。送出が終了すれば、S2953における判定がY
ESとなり、S2965ないしS2967において、タ
イムアップブラグ298がリセットされ、読取りが開始
され、タイマがスタートさせられる。そして、読取画像
データバッファ258に読取画像データが記憶されてい
れば、S2951,2952において符号化が読取りと
並行して行われる。
ている間に、S2958における判定がYESとなった
場合には、タイムアップフラグ298がセットされ、読
取りおよび符号化の並行処理と、送出および符号化の並
行処理とが時分割的に行われる。それに対して、読取り
と符号化とが並行して行われている間に、ページエンド
となる等によってS2954ないしS2956の判定が
YESとなった場合にはS2913に戻され、送出が開
始される。読取りおよび符号化の並行処理と、送出とが
時分割的に行われるのである。
シミリ装置2の画像読取装置42を利用してパソコン4
に原稿90の画像を入力することができる。そのため、
パソコン4に専用の画像読取装置が不要となる利点があ
る。また、読取りと送出とが時分割的に、すなわち交互
に択一的に行われるため、読取りと送出とを並行して行
うことができないという制限を有したファクシミリ装置
においても、PC側送信データバッファ252の記憶容
量を大きくする必要がなくなり、コストアップを回避す
ることができる。さらに、一単位の原稿の情報が多い場
合においても使用者が原稿を分割する等の面倒な作業の
必要がなくなる利点もある。
を時分割的に行えば、最初の画像データの送出開始から
最後の画像データの送出終了までの時間が長くなり、画
像データ送信のためのケーブルの専有時間が長くなる。
したがって、時分割的な読取り,送出を行うことは、送
出に共同回線を使用するファクシミリ装置間におけるよ
り、専用ケーブルによって接続されているファクシミリ
装置2とパソコン4との間において行う方が有利であ
る。しかし、ファクシミリ装置間においても、読取画像
データバッファ258の記憶容量を小さくし得、原稿分
割の必要性を少なくする等の利点は享受し得、十分本発
明を適用する意味がある。
とが時分割的に行われるのに対し、符号化が読取りと送
出との両方と並行的に行われるため、符号化がいずれか
一方のみと並行的に行われる場合に比較して、読取り・
送出に要する時間を短縮することができる。符号化は符
号化画像データ処理プログラムの実行によりソフト的に
行われるため、ハード的に行われる読取りや送出に比較
して所要時間が長く、いずれか一方とのみ並行的に実行
されるようにした場合には、その一方と符号化との所要
時間の差だけ余分に読取り,送出に時間が必要となるの
であるが、読取りと送出との両方と並行的に行われるよ
うにすれば、その余分な時間を無くし得るのである。そ
の上、本実施例においては、画像読取装置42による連
続読取時間がタイムアウト時間より短いタイムアップ時
間を越えると読取りが中断されるようになっているた
め、連続読取時間がタイムアウト時間を越えることによ
りパソコン4との間の回線が開放されてしまうことが回
避される。
においては、I/Oポート210がファクシミリ装置2
とパソコン4との接続部を構成し、相手装置114が他
のファクシミリデータ送信装置および他のファクシミリ
データ受信装置を構成している。ROM204のPCデ
ータ送信プログラムのS201〜S232を記憶する部
分,CPU200のそれらステップを実行する部分が、
モデム214およびNCU222と共にファクシミリデ
ータ送信手段ないしコンピュータデータ送信手段を構成
し、ファクシミリ番号が送信相手指定データであり、自
己ファクシミリ番号バッファ264が自己指定データ記
憶手段の一種であるファクシミリ番号記憶手段を構成し
ている。ROM204の送信プログラムのS73〜S7
6を記憶する部分,CPU200のそれらステップを実
行する部分が、パソコン4から送られて来るファクシミ
リ番号と自己ファクシミリ番号バッファ264に格納さ
れたファクシミリ装置2のファクシミリ番号とが一致す
るか否かにより記録あるいは不記録を選択する指定デー
タ一致性依存選択手段の一種であるファクシミリ番号依
存選択手段,ファクシミリ番号数字一致性依存選択手
段,短ファクシミリ番号一致性依存選択手段を構成して
いるROM204のPCデータ記録プログラムのS30
1〜S324を記憶する部分およびCPU200のそれ
らをステップを実行する部分が前記指定データ一致性依
存選択手段により記録が選択されたときに記録装置29
に記録を行わせるデータ送信時記録制御手段を構成して
いる。
と相手装置114との接続部を構成し、ROM204の
図37に示すPC受信プログラムのS851〜S85
7,S863,S867,S868,S875を記憶す
る部分およびCPU200のそれらステップを実行する
部分が、相手装置114から送信されて来たファクシミ
リデータをパソコン4に受信させるコンピュータ受信制
御手段を構成している。ROM204の図31に示す受
信プログラムのS502を記憶する部分が相手装置11
4から送信されて来た信号を選択的にコンピュータに受
信させる受信データ選択手段を構成している。ROM2
04の図32に示すFAX着信判定プログラム中のS7
03,S753,S803を記憶する部分およびCPU
200のそれらステップを実行する部分が外部から送信
されて来たデータがファクシミリデータ信号であるか電
話信号であるかを判定する信号判定手段の一種である送
信関連事象依拠判定手段の一つであるCNG信号依拠判
定手段を構成し、ROM204のS712を記憶する部
分およびCPU200のそのステップを実行する部分が
信号判定手段の一種である送信関連事象依拠判定手段の
一つである疑似呼出終了依拠判定手段を構成し、ROM
204のS605を記憶する部分およびCPU200の
そのステップを実行する部分が信号判定手段の一種であ
る送信関連事象依拠判定手段の一つであるファクシミリ
データ信号受信指示依拠判定手段を構成し、ROM20
4のS611を記憶する部分およびCPU200のその
ステップを実行する部分が信号判定手段の一種である送
信関連事象依拠判定手段の一つである設定回数呼出依拠
判定手段を構成し、ROM204のS766,S817
を記憶する部分およびCPU200のそれらステップを
実行する部分が信号判定手段の一種である送信関連事象
依拠判定手段の一つである無音状態拠判定手段を構成し
ている。
4がファクシミリデータ記憶手段を構成し、ROM20
4の図26に示すFAXデータ受信時画像データ受信モ
デム割込処理プログラムのS371〜S378を記憶す
る部分およびCPU200のそれらステップを実行する
部分がコンピュータ受信不可時ファクシミリデータ格納
手段を構成し、記録装置29,記録実行指示手段の一種
である紙出力フラグ284,図31に示す受信プログラ
ムのS526を記憶する部分およびCPU200のその
ステップを実行する部分が代行受信時記録手段を構成
し、代行フラグ286,ROM204のS511,S5
25を記憶する部分およびCPU200のそれらステッ
プを実行する部分が記録不可時ファクシミリデータ格納
手段を構成し、ROM204の図38に示す代行受信プ
ログラムのS901〜S915を記憶する部分,図39
に示す紙出力プログラムのS950〜S967を記憶す
る部分およびCPU200のそれらをステップを実行す
る部分と共に代行受信手段を構成している。ROM20
4の図31に示す受信プログラムのS507,S508
を記憶する部分およびCPU200のそれらをステップ
を記憶する部分がファクシミリデータ受信開始時受信可
否判定手段ないしコンピュータ受信可否判定手段を構成
し、ROM204の図37に示すPC受信プログラムの
S862,S863を記憶する部分およびCPU200
のそれらをステップを実行する部分がファクシミリデー
タ送信中受信可否判定手段ないしコンピュータ受信可否
判定手段を構成し、ROM204の図36に示すDIS
信号作成プログラムのS845を記憶する部分およびC
PU200のそのステップを実行する部分がファクシミ
リ最高レベル代行受信手段を構成している。ROM20
4の図26に示すFAXデータ受信時画像データ受信モ
デム割込処理プログラムを記憶する部分およびCPU2
00のそのプログラムを実行する部分が受信可否判定中
ファクシミリデータ受信手段を構成している。ROM2
04の図40に示す代行受信データ処理プログラムのS
1008を記憶する部分およびCPU200のそのステ
ップを実行する部分が代行受信終了後にパソコン4にフ
ァクシミリデータの受信を促す受信催促手段を構成し、
ROM204のS1020,S1028を記憶する部分
およびCPU200のそれらステップを実行する部分が
代行受信終了後のパソコン4が受信可能なときにファク
シミリデータを送信する受信可能時ファクシミリデータ
送信手段を構成し、ROM204のS1013,S10
15,S1005,S1006を記憶する部分およびC
PU200のそれらステップを実行する部分が記録装置
29が記録可能になったときに代行受信されたファクシ
ミリデータを記録させる記録可能時記録制御手段を構成
している。
信データ処理プログラムのS1019を記憶する部分お
よびCPU200のそのステップを実行する部分がデー
タ変更手段を構成し、ROM204のS1016を記憶
する部分およびCPU200のそのステップを実行する
部分が最高レベルデータ変更手段を構成している。
Xデータ受信時画像データ受信モデム割込処理プログラ
ムを記憶する部分およびCPUのそのプログラムを実行
する部分が、相手装置114からのデータ送信タイミン
グでファクシミリデータをファクシミリデータ記憶手段
であるFAX側受信データバッファ254に格納するフ
ァクシミリデータ格納手段を構成し、ROM204の図
37に示すPC受信プログラムのS860を記憶する部
分およびCPU200のそのステップを実行する部分が
ファクシミリデータ格納時受信可否判定手段を構成し、
ROM204のS863を記憶する部分およびCPU2
00のそのステップを実行する部分がパソコン4がファ
クシミリデータを受信することが可能な時期にパソコン
4にファクシミリデータを送信するファクシミリデータ
送信手段を構成している。ROM204の図37に示す
PC受信プログラムのS862を記憶する部分およびC
PU200のそのステップを実行する部分が、パソコン
4がファクシミリデータを受信することが不可能な状態
が設定時間以上継続した場合にファクシミリデータ送信
手段によるファクシミリデータの送信を中止するデータ
送信中止手段を構成している。ROM204の図40に
示す代行受信データ処理プログラムのS1015を記憶
する部分およびCPU200のそれらステップを実行す
る部分が記録装置29と共にデータ送信中止時記録手段
を構成している。
ログラムのS71,S77〜S81を記憶する部分およ
びCPU200のそれらステップを実行する部分がパソ
コン4の指示に基づいて通話相手に電話をかける呼出手
段を構成し、ROM204の図24に示すPC・TEL
プログラムのS357,S359を記憶する部分および
CPU200のそのステップを実行する部分が通話状態
ファクシミリデータ送信手段を構成し、ROM204の
S356を記憶する部分およびCPU200のそのステ
ップを実行する部分が通話状態ファクシミリデータ受信
手段を構成し、ROM204のS360,S361を記
憶する部分およびCPU200のそれらステップを実行
する部分が通話時ファクシミリデータ送信指示拒絶手段
を構成し、ROM204の図14に示す送信プログラム
のS82を記憶する部分およびCPU200のそのステ
ップを実行する部分が呼出可否判定手段を構成し、RO
M204のS84を記憶する部分およびCPU200の
それらステップを実行する部分が呼出不可報知手段を構
成している。
58が、読取画像データ記憶手段を構成し、PC側送信
データバッファ252が、送出符号化画像データ記憶手
段を含む送出画像データ記憶手段を構成している。ま
た、制御装置40の図44に示すフローチャートのS2
951,2952を実行する部分等が符号化手段を構成
し、シリアル/パラレル変換回路240,CPU200
等が送出符号化画像データ送出手段を含む送出手段を構
成している。さらに、制御装置40のS2914,29
17,2954ないし2958を実行する部分等が読取
送出制御手段を構成し、S2963,S2950ないし
2952を実行する部分等が送出符号化並行処理指示手
段を構成してる。
Cデータをファクシミリ装置2に送信させるとき、送信
相手はファクシミリ番号で指定されるようになっていた
が、ファクシミリ番号に限らず、短縮番号,識別番号,
送信相手の宛名,略称,通称等、送信相手を特定でき、
ファクシミリ番号と1対1に対応するデータにより指定
すればよい。この場合には、ファクシミリ装置を指定す
るデータを記憶する自己指定データ記憶手段は、送信相
手を指定するデータと同じ種類の指定データでファクシ
ミリ装置2を指定するデータを記憶するものとし、送信
相手を指定するデータがファクシミリ装置2を指定する
データであればファクシミリ装置2にファクシミリデー
タを記録させる。さらに、ファクシミリ装置に送信相手
指定データとファクシミリ番号とを対応付ける送信相手
−ファクシミリ番号対応記憶手段と、送信相手として自
身が指定されたのではないときには、指定された送信相
手と対応するファクシミリ番号を送信相手−ファクシミ
リ番号対応記憶手段から探して外部回線に送信するファ
クシミリ番号送信手段とを設ける。
ソコン4からデータの送信を指示する発呼送信コマンド
が送信されて来たときには、送信を拒否するようにされ
ていたが、このとき、送信を拒否するためにパソコン4
へエラーコマンドを出力するとともに、ファクシミリ装
置2の操作パネル12に設けたランプを点灯あるいは点
滅させ、送信するデータがあることを通話者に報知する
ようにしてもよい。送信PCデータ有表示手段を設ける
のである。
ス・ボックス6が接続されていなくても、ファクション
キー174の操作により出力モードの設定メニューが表
示器150に表示されるようになっていたが、インタフ
ェース・ボックス6が接続されていないときには、出力
モードの設定指示が表示器150に表示されないように
してもよい。インタフェース・ボックス6が接続されて
いない場合には、出力モードの種類に関係なく、ファク
シミリデータが記録装置29によって記録されるように
なっているため、出力モードを設定することは不要であ
る。そのため、例えば、ファクシミリ装置2においてフ
ァンクションキー174が押下されたとき、インタフェ
ース・ボックス6の接続の有無を判定するインタフェー
ス・ボックス接続判定手段を設け、接続されていなけれ
ば出力モードの設定指示が表示器150に表示されない
ようにすればよい。このようにすれば使用者が設定する
機能の種類が減り、機能設定操作が容易になる効果が得
られる。また、出力モードがPC・ONLYモードに設
定されていてもパソコン4へファクシミリデータが送信
されず、FAX側受信データバッファ254にファクシ
ミリデータが一杯まで格納されて、更なるファクシミリ
データの受信が不可能になるという事態を回避すること
ができる。さらに、インタフェース・ボックス6が接続
されていなくても、接続時にファクシミリ装置2に設定
された出力モードはそのまま残されるため、再びインタ
フェース・ボックス6が接続されたとき、使用者が選択
したモードでファクシミリデータが出力される。
4の電源OFFは、パソコン4のファクシミリデータ記
憶バッファ328の容量が一杯であるか否か等と共にC
TS制御ラインの出力状態により示されるなっていた
が、パソコン4の電源OFFを単独で表示するパソコン
電源OFF表示手段を設けてもよい。このようにすれ
ば、例えば、電源OFFの場合には、インタフェース・
ボックス6が接続されていない場合と同様に、出力モー
ドの設定如何によらず、ファクシミリ装置2が受信した
ファクシミリデータを記録装置29に記録させたり、フ
ァクションキー174が操作されても出力モードの設定
が表示されないようにしたり、代行受信終了後、パソコ
ン4にファクシミリデータを送信する際、電源OFFで
あればリングコマンドを出力しないようにすることがで
きる。
リ装置2が相手装置114から受信したファクシミリデ
ータのパソコン4への送信中にCTS制御ラインの出力
状態に基づいてパソコン4がファクシミリデータを受信
不可能であるか否かが判定されるようになっていたが、
更にインタフェース・ボックス6を接続するケーブルの
断・説を検出すれば、パソコン4によるファクシミリデ
ータの受信不可能の原因がインタフェース・ボックス6
の非接続であるかどうかがわかる。
4がファクシミリデータを受信不可能であるか否かを判
定するとき、ATA信号の送信やCTS制御信号ライン
の出力がデータ送信を阻止する状態から許容する状態に
なることが3秒間待たれるようになっていたが、3秒よ
り長い時間待つようにしてもよい。
においてファクシミリデータを受信するためのプログラ
ムは、ファクシミリデータの受信機能が選択されたとき
に実行されるようになっていたが、電源の投入によりフ
ァクシミリデータの受信プログラムの実行が開始される
パソコン4に接続されるファクシミリ装置に本発明を適
用することができる。
の伝送パラメータのレベルが当該ファクシミリ装置やコ
ンピュータより低く、ファクシミリデータが他のファク
シミリデータ送信装置の伝送パラメータの低いレベルで
送信される場合、代行受信したファクシミリデータを当
該ファクシミリ装置においてデータ変更手段により他の
ファクシミリデータ送信装置の伝送レベルより高いコン
ピュータの伝送レベルに変更してもよい。このようにす
れば、当該ファクシミリ装置からコンピュータへの画像
の再現性の高いファクシミリデータを短時間で送信する
ことができる。
ドであること,PC側送信データバッファ252の残存
記憶容量が設定量以下であること,タイムアップになっ
たこと,ストップキー164が押下されたことの4つの
条件のうちいずれか1つが満たされた場合に読取りが中
断されるようになっていたが、4つの条件のうち任意の
2つが満たされた場合に中断されるようにしたり、4つ
の条件すべてが満たされる場合に発せられるようにして
もよい。また、ストップキー164が押下された場合に
は、別の処理で読取りが中断されるようにすることもで
きる。
中断して送出に切り換える条件に、PC側送信データバ
ッファ252の残存記憶容量が設定量以下であることを
含んでいたが、読取画像データバッファ258の残存記
憶容量が設定量以下であることを含むようにしてもよ
い。符号化に要する時間が2値化等読取りに要する時間
より長い場合には、画像読取装置42によって読み取ら
れた原稿の情報量が多くなるにつれて読取画像データバ
ッファ252に記憶される読取画像データが多くなり、
残存記憶容量が少なくなる。そのため、読取画像データ
バッファ258の残存記憶容量が設定量以下になった場
合に読取りを中断することは有効である。さらに、読取
画像データバッファ258の残存記憶容量が設定量以下
になった場合に読取りを中断し、送出と符号化とが並行
して行われるようにすることもできる。
0の終端が検出されたことを読取りを中断するための条
件の1つとすることもできる。原稿90の画像読取装置
42による読取り自体も読取りに関連する処理である。
さらに、原稿90の終端が検出された場合に読取りを中
断して符号化と送出とが並行して行われるようにするこ
ともできる。
ータが符号化されて送出画像データとされ、その後、パ
ラレル/シリアル変換されて送出されていたが、読取画
像データの符号化を行うことは必ずしも不可欠ではな
い。読取画像データの符号化を行うことなく、そのま
ま、パラレル/シリアル変換されて送出されるようにし
てもよい。その場合には、読取画像データと送出画像デ
ータとが同じとなり、読取画像データバッファ252と
PC送信データバッファ258とが同じとなる。このフ
ァクシミリ装置に本発明を適用すれば、これら記憶手段
の記憶容量を大きくする必要がなくなるため、その分コ
ストダウンを図ることができる。
される画像データが符号化されていることが不可欠でな
いことは、パソコン4の指示に基づいて画像を読み取る
場合に限らず、パソコン4の指示に基づいてデータを他
の装置(ファクシミリ装置2を含む)へ送信する場合,
ファクシミリ装置2が他の装置から送信されて来るファ
クシミリデータをパソコン4に受信させる場合も同様で
ある。
ミリデータを受信し、送信するファクシミリ装置にも適
用することができる。
一的に行われるファクシミリ装置だけでなく、読取り,
符号化,送出が並行して行われ得るファクシミリ装置に
も本発明を適用することができる。読取り,符号化,送
出が並行して行われ得るファクシミリ装置において、読
取りおよび符号化と送出とが時分割的に行われ、かつ、
送出と符号化とが並行して行われるようにすれば、符号
化に要する時間が読取りに要する時間より長くても、読
取画像データバッファ258に格納される読取画像デー
タの量が読取時間の経過につれて増加することが回避さ
れるため、読取画像データバッファ258の記憶容量を
大きくする必要がなくなり、コストアップを回避するこ
とができる。
表示器116を構成する液晶の1個の大きさがファクシ
ミリ装置2の解像度がスーパファインであるときの読取
領域の大きさと同じとされていたが、液晶の大きさの縦
横の比率が、ファクシミリ装置2の複数種類の解像度の
各読取領域の縦横の比率のいずれもとも異なるコンピュ
ータに接続されて使用されるファクシミリ装置にも本発
明を適用することができる。この場合には、ファクシミ
リデータをコンピュータの表示器に表示可能なデータに
するために、例えばデータ処理手段を設け、走査方向に
おいてはドットデータ数を増減させ、副走査方向におい
てはデータのライン数を増減させる。このデータ処理手
段はファクシミリ装置とコンピュータとの少なくとも一
方に設ければよいが、ライン数およびドットデータ数が
減少する場合には、データ送信側の装置にデータ処理手
段を設け、増大する場合にはデータ受信側の送信にデー
タ処理手段を設けることが送信時間を短くする上で望ま
しい。
録装置や画像読取装置を備えたファクシミリ装置とされ
ていたが、ファクシミリデータの受信機能および送信機
能を有するが、記録装置や画像読取装置は有さないファ
クシミリモデムが相手装置であっても差し支えない。ま
た、ファクシミリ装置2がファクシミリデータを送信す
る送信相手は、ファクシミリ装置に限らず、少なくとも
ファクシミリデータの受信機能を有するファクシミリデ
ータ受信装置でもよい。
ード時代行受信フラグ292,PC・ONLYモード時
代行受信フラグ294,PC優先モード時代行受信フラ
グ296のセットによって記憶することは不可欠ではな
く、前述のようにファンクションキー174等の操作に
より設定されて記憶されている出力モードに従って処理
を行うようにしてもよい。
が、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を施した態様で実施することができる。
のファクシミリ装置に接続されたパソコンおよびそれら
を接続するインタフェース・ボックスを示す斜視図であ
る。
る。
図である。
ブロック図である。
Mの構成を概念的に示す図である。
る。
図である。
である。
イドル時コマンド受信P/S割込処理プログラムを示す
フローチャートである。
アイドル時コマンド出力P/S割込処理プログラムを示
すフローチャートである。
装置により他のファクシミリ装置へ送信する際の画像デ
ータ,コマンドの送,受信を説明するシーケンスチャー
トである。
タ送信指示プログラムを示すフローチャートである。
タ送信プログラムを示すフローチャートである。
送信プログラムを示すフローチャートである。
データ送信時画像データ受信P/S割込処理プログラム
を示すフローチャートである。
データ送信時コマンド受信P/S割込処理プログラムを
示すフローチャートである。
データ送信時画像データ送出モデム割込処理プログラム
を示すフローチャートである。
データ送信時コマンド出力モデム割込処理プログラムを
示すフローチャートである。
データ送信時コマンド受信モデム割込処理プログラムを
示すフローチャートである。
PCデータ送信プログラムを示すフローチャートであ
る。
クシミリ装置により記録する際の画像データ,コマンド
の送,受信を説明するシーケンスチャートである。
記録時画像データ受信P/S割込処理プログラムを示す
フローチャートである。
PCデータ記録プログラムを示すフローチャートであ
る。
PC・TELプログラムを示すフローチャートである。
リデータを上記パソコンに受信させる際の画像データ,
コマンドの送,受信を説明するシーケンスチャートであ
る。
FAXデータ受信時画像データ受信モデム割込処理プロ
グラムを示すフローチャートである。
FAXデータ受信時コマンド受信モデム割込処理プログ
ラムを示すフローチャートである。
FAXデータ受信時コマンド出力モデム割込処理プログ
ラムを示すフローチャートである。
FAXデータ受信時画像データ送出P/S割込処理プロ
グラムを示すフローチャートである。
FAXデータ受信時データ受信P/S割込処理プログラ
ムを示すフローチャートである。
受信プログラムを示すフローチャートである。
FAX着信判定プログラムを示すフローチャートであ
る。
F/Tモード時FAX着信判定プログラムを示すフロー
チャートである。
TADモード時FAX着信判定プログラムを示すフロー
チャートである。
MCモード時FAX着信判定プログラムを示すフローチ
ャートである。
DIS信号作成プログラムを示すフローチャートであ
る。
PC受信プログラムを示すフローチャートである。
代行受信プログラムを示すフローチャートである。
紙出力プログラムを示すフローチャートである。
代行受信データ処理プログラムを示すフローチャートで
ある。
いて読取・送出が行われる場合のシーケンスチャートで
ある。
読取・送出プログラムを示すフローチャートである。
読取・送出プログラムの一部を示すフローチャートであ
る。
読取・送出プログラムの一部を示すフローチャートであ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 記録装置と、コンピュータとの接続部
と、コンピュータからの送信指示に基づいて他のファク
シミリデータ受信装置にファクシミリデータを送信する
ファクシミリデータ送信手段とを有するファクシミリ装
置であって、 前記コンピュータによるファクシミリデータの送信相手
を指定する送信相手指定データと同じ種類のデータで当
該ファクシミリ装置を指定する自己指定データを記憶す
る自己指定データ記憶手段と、 前記コンピュータから送られて来る前記送信相手指定デ
ータと前記自己指定データ記憶手段に記憶された自己指
定データとが一致する場合に前記記録装置による記録を
選択し、一致しない場合に不記録を選択する指定データ
一致性依存選択手段と、 その指定データ一致性依存選択手段により記録の実行が
選択された場合に、前記コンピュータからの送信指示に
基づいて、そのコンピュータから送信されたファクシミ
リデータを前記記録装置に記録させるデータ送信時記録
制御手段とを含み、かつ、前記自己指定データ記憶手段
が、当該ファクシミリ装置のファクシミリ番号の少なく
とも下3桁を記憶するファクシミリ番号記憶手段を含む
とともに、前記指定データ一致性依存選択手段が、前記
コンピュータからの送信指示に含まれるファクシミリ番
号と前記ファクシミリ番号記憶手段に記憶されたファク
シミリ番号とが、当該ファクシミリ装置のファクシミリ
番号の全桁数より小さい範囲で予め定められた桁数であ
ってかつ少なくとも下3桁を含む部分において一致する
場合に、前記記録装置による記録を選択し、一致しない
場合に不記録を選択するファクシミリ番号依存選択手段
を含むことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 記録装置と、コンピュータとの接続部
と、コンピュータからの送信指示に基づいて他のファク
シミリデータ受信装置にファクシミリデータを送信する
ファクシミリデータ送信手段とを有するファクシミリ装
置であって、 前記コンピュータによるファクシミリデータの送信相手
を指定する送信相手指定データと同じ種類のデータで当
該ファクシミリ装置を指定する自己指定データを記憶す
る自己指定データ記憶手段と、 前記コンピュータから送られて来る前記送信相手指定デ
ータと前記自己指定データ記憶手段に記憶された自己指
定データとが一致する場合に前記記録装置による記録を
選択し、一致しない場合に不記録を選択する指定データ
一致性依存選択手段と、 その指定データ一致性依存選択手段により記録の実行が
選択された場合に、前記コンピュータからの送信指示に
基づいて、そのコンピュータから送信されたファクシミ
リデータを前記記録装置に記録させるデータ送信時記録
制御手段とを含み、かつ、前記指定データ一致性依存選
択手段が、 前記コンピュータからの送信指示に含まれる
ファクシミリ番号がハイフン,括弧,スペース等の数字
以外の記号を含む場合にはそれら記号を除いた数字と、
前記ファクシミリ番号記憶手段に記憶されたファクシミ
リ番号との少なくとも下3桁を含んで予め定められた桁
の数字がすべて一致する場合に前記記録装置による記録
を選択し、一致しない場合に不記録を選択するファクシ
ミリ番号数字一致性依存選択手段を含むことを特徴とす
るファクシミリ装置。 - 【請求項3】 記録装置と、コンピュータとの接続部
と、コンピュータからの送信指示に基づいて他のファク
シミリデータ受信装置にファクシミリデータを送信する
ファクシミリデータ送信手段とを有するファクシミリ装
置であって、 前記コンピュータによるファクシミリデータの送信相手
を指定する送信相手指定データと同じ種類のデータで当
該ファクシミリ装置を指定する自己指定データを記憶す
る自己指定データ記憶手段と、 前記コンピュータから送られて来る前記送信相手指定デ
ータと前記自己指定データ記憶手段に記憶された自己指
定データとが一致する場合に前記記録装置による記録を
選択し、一致しない場合に不記録を選択する指定データ
一致性依存選択手段と、 その指定データ一致性依存選択手段により記録の実行が
選択された場合に、前記コンピュータからの送信指示に
基づいて、そのコンピュータから送信されたファクシミ
リデータを前記記録装置に記録させるデータ送信時記録
制御手段とを含み、かつ、前記送信相手指定データが、
ファクシミリ番号に1対1に対応する短縮番号,送信相
手の宛名,送信相手を識別する識別番号等、ファクシミ
リ番 号以外のデータであって送信相手を特定し得るデー
タを含むファクシミリ装置。 - 【請求項4】 記録装置と、コンピュータとの接続部
と、コンピュータからの送信指示に基づいて他のファク
シミリデータ受信装置にファクシミリデータを送信する
ファクシミリデータ送信手段とを有するファクシミリ装
置であって、 前記コンピュータによるファクシミリデータの送信相手
を指定する送信相手指定データと同じ種類のデータで当
該ファクシミリ装置を指定する自己指定データを記憶す
る自己指定データ記憶手段と、 前記コンピュータから送られて来る前記送信相手指定デ
ータと前記自己指定データ記憶手段に記憶された自己指
定データとが一致する場合に前記記録装置による記録を
選択し、一致しない場合に不記録を選択する指定データ
一致性依存選択手段と、 その指定データ一致性依存選択手段により記録の実行が
選択された場合に、前記コンピュータからの送信指示に
基づいて、そのコンピュータから送信されたファクシミ
リデータを前記記録装置に記録させるデータ送信時記録
制御手段とを含み、かつ、そのデータ送信時記録制御手
段が、他のファクシミリデータ受信装置へのデータ送信
に先立って前記記録装置にファクシミリデータを記録さ
せる送信前記録制御手段を含むことを特徴とするファク
シミリ装置。 - 【請求項5】 記録装置と、コンピュータとの接続部
と、コンピュータからの送信指示に基づいて他のファク
シミリデータ受信装置にファクシミリデータを送信する
ファクシミリデータ送信手段とを有するファクシミリ装
置であって、 前記コンピュータによるファクシミリデータの送信相手
を指定する送信相手指定データと同じ種類のデータで当
該ファクシミリ装置を指定する自己指定データを記憶す
る自己指定データ記憶手段と、 前記コンピュータから送られて来る前記送信相手指定デ
ータと前記自己指定データ記憶手段に記憶された自己指
定データとが一致する場合に前記記録装置による記録を
選択し、一致しない場合に不記録を選択する指定データ
一致性依存選択手段と、 その指定データ一致性依存選択手段により記録の実行が
選択された場合に、前記コンピュータからの送信指示に
基づいて、そのコンピュータから送信されたフ ァクシミ
リデータを前記記録装置に記録させるデータ送信時記録
制御手段と、 前記コンピュータから供給されるファクシミリデータを
記憶するコンピュータデータ記憶手段と、 前記コンピュータから、前記自己指定データと、前記他
のファクシミリデータ受信装置を送信相手に指定する少
なくとも1つの送信相手指定データとが送信された場合
に、前記指定データ一致性依存選択手段による記録の選
択に応じて前記データ送信時記録制御手段へ、また不記
録の選択に応じて前記ファクシミリデータ送信手段へ、
各記録あるいは送信毎に、前記コンピュータデータ記憶
手段に記憶されているファクシミリデータを読み出して
供給するコンピュータデータ読出手段とを含むことを特
徴とするファクシミリ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6116326A JP3060830B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | ファクシミリ装置 |
US08/452,564 US5796494A (en) | 1994-05-30 | 1995-05-25 | Facsimile machine connectable to an external computer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6116326A JP3060830B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07321993A JPH07321993A (ja) | 1995-12-08 |
JP3060830B2 true JP3060830B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=14684211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6116326A Expired - Fee Related JP3060830B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | ファクシミリ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5796494A (ja) |
JP (1) | JP3060830B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3635809B2 (ja) * | 1996-09-17 | 2005-04-06 | ブラザー工業株式会社 | 多機能周辺装置 |
KR100282938B1 (ko) * | 1996-09-23 | 2001-03-02 | 윤종용 | 호스트의 데이타 송신방법 및 복합기의 데이타 수신방법 |
US20040027605A1 (en) * | 2002-08-07 | 2004-02-12 | Martin Kevin M. | Fax machine with image display |
JP4133526B2 (ja) * | 2003-04-11 | 2008-08-13 | シャープ株式会社 | 画像形成方法、画像形成システム及び画像形成装置 |
JP3807433B2 (ja) * | 2004-11-10 | 2006-08-09 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6048661A (ja) * | 1983-08-29 | 1985-03-16 | Ricoh Co Ltd | 画像情報処理装置 |
US5170428A (en) * | 1986-07-23 | 1992-12-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Data communication apparatus |
US4991200A (en) * | 1987-09-29 | 1991-02-05 | Paul Lin | Interface device for the intercommunication of a computer and a fax machine |
US5216517A (en) * | 1988-08-24 | 1993-06-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Communication terminal apparatus |
JP2788258B2 (ja) * | 1988-09-06 | 1998-08-20 | 株式会社リコー | ファクシミリ通信方式 |
JPH02153652A (ja) * | 1988-12-06 | 1990-06-13 | Ricoh Co Ltd | ファクシミリ装置の制御方法 |
JPH02268066A (ja) * | 1989-04-10 | 1990-11-01 | Ricoh Co Ltd | ファクシミリ装置 |
JPH0410752A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-14 | Ricoh Co Ltd | Isdn端未装置の伝送制御方法 |
JP3251578B2 (ja) * | 1990-10-05 | 2002-01-28 | 株式会社リコー | ファクシミリ装置 |
MY109795A (en) * | 1992-05-27 | 1997-07-31 | Perkins John L | A facsimile device |
JP2756392B2 (ja) * | 1992-08-27 | 1998-05-25 | 富士通株式会社 | 電子メールと電話の連携機能を備えたコンピュータ |
US5404231A (en) * | 1993-05-24 | 1995-04-04 | Audiofax, Inc. | Sender-based facsimile store and forward facility |
JP2755153B2 (ja) * | 1994-01-26 | 1998-05-20 | 富士ゼロックス株式会社 | ファイル転送機能を有するファクシミリ装置 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP6116326A patent/JP3060830B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-05-25 US US08/452,564 patent/US5796494A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07321993A (ja) | 1995-12-08 |
US5796494A (en) | 1998-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3119079B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
US6323962B1 (en) | Facsimile machine with facsimile data receiver and external computer | |
JP3060830B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3273097B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
EP0998120B1 (en) | Image communication apparatus and communication control method thereof | |
JP3060831B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3060832B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3055398B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3511245B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
US5796493A (en) | Facsimile machine | |
JP2000188660A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH07321991A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2000201249A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH07322026A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH10308872A (ja) | 画像情報処理装置 | |
JP2003046699A (ja) | 読取装置、画像形成装置、読取装置の制御方法、及び画像形成装置の制御方法 | |
JP3880829B2 (ja) | デジタル画像形成システム | |
JPH04172757A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3715304B2 (ja) | デジタル画像形成システム | |
JP3547043B2 (ja) | 画像電送装置 | |
JPH06164778A (ja) | 自動発信機能を有するファクシミリ機能付複写装置 | |
JP2950839B2 (ja) | 画像形成装置の制御方法 | |
JPH07312663A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH04172756A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH08139865A (ja) | ファクシミリ機能付複写機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080428 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |