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JP3047150B2 - 二重蓋付容器 - Google Patents

二重蓋付容器

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JP3047150B2
JP3047150B2 JP6138249A JP13824994A JP3047150B2 JP 3047150 B2 JP3047150 B2 JP 3047150B2 JP 6138249 A JP6138249 A JP 6138249A JP 13824994 A JP13824994 A JP 13824994A JP 3047150 B2 JP3047150 B2 JP 3047150B2
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JP
Japan
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lid
container
flange portion
container body
drop
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JP6138249A
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JPH07315449A (ja
Inventor
満幸 田渕
芳久 谷本
広史 岸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Nissin Food Products Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Nissin Food Products Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生うどんや生ラーメンと
いった生麺を湯を注ぐだけで食することのできる即席麺
として提供するための容器に関する。
【0002】
【従来の技術】湯を注ぐだけで食べる容器入り即席麺と
しては、麺を乾燥させて容器に入れたものが一般的であ
った。また、それとは別に、最近では生うどんや生ラー
メンを袋に詰めて殺菌処理したものを具とともに容器に
入れた生タイプの即席麺も出回っている。この場合は、
麺は袋から出して容器に移した後、湯を注いで食べる。
また、注いだ湯をきり、ソース等の液状具をかけて食べ
るものもある。
【0003】ところで、生タイプの即席麺であって、生
麺を袋詰めしないでそのまま容器に入れて日持ちさせよ
うとする試みもなされている。例えば実公昭63−22
866号公報に記載されたものは、二重蓋付容器を用い
るものであって、中間に段部を有する非通気性プラスチ
ック容器に蒸熱処理を施した生麺(蒸しめん)を入れ、
段部でプラスチックフィルムをシールして一次蓋をし、
これを加熱殺菌処理した後、上部空所に具とかスープの
小袋を入れ、開口部を別のプラスチックフィルムでシー
ルして二次蓋をするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】生タイプの即席麺の場
合、従来は日持ちさせるため麺を袋に詰めて殺菌し、袋
毎容器に入れるようにするしかなかったので、消費者は
食べようとするときに、湯を注ぐ前に麺を袋から出して
容器に入れ直すという煩わしい作業をしなければならな
かった。また、上記公報に示されているように、容器を
非通気性の二重蓋付容器とし、麺を直接容器に入れて容
器毎加熱殺菌することも試みられているが、この場合
は、加熱殺菌時に内部の圧力が上昇してフィルムが破れ
たりシール部が剥がれる恐れがあるため、蓋素材自体の
強度およびシール強度を相当大きくしなければならず、
それではコスト高となるし、開封しにくいものとなって
しまう。
【0005】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、生タイプの麺を容器に直接入れ容器毎加熱殺菌
して日持ちさせることのできる低コストで開封容易な即
席麺用の容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は特に生タイプの
即席麺に適用する二重蓋付容器に係るもので,請求項1
に係る二重蓋付容器は、カップ状で開口部周縁にフラン
ジ部を備えた非通気性プラスチックの容器本体と、容器
本体のフランジ部上面にシール可能なフランジ部を備え
容器本体内の上部に所定深さの凹部を形成するよう深皿
状に成形された非通気性プラスチックのフィルム成形品
であって、殺菌時の加熱処理に耐え、かつ、雑菌を通さ
ず適度に空気を通す通気構造を部分的に備えた落とし蓋
と、落とし蓋のフランジ部上面にシール可能なシート状
の外蓋とからなり、落とし蓋のフランジ部に開封用のタ
ブが設けられ、外蓋の外縁部に落とし蓋のタブと重なる
タブが設けられ、これらタブ同士はシールせずに残すも
のとしたことを特徴とする。そして、請求項2に係る二
重蓋付容器は、前記落とし蓋が、前記容器本体の底面と
の間に該容器本体の略半分の空間部を区画するととも
に、残りの略半分に相当する容積の凹部を該容器本体内
の上部に形成する深さのものとされている。た、請求
項3に係る二重蓋付容器は、前記通気構造として、前記
落とし蓋に通気孔が設けられ、該通気孔を覆うようポリ
プロピレン系不織布を用いた通気性シートが貼付されて
いる。また、請求項4に係る二重蓋付容器において、前
記容器本体は、フランジ部に続く上部外面に上下に延び
るリブ状突起が設けられている。また、請求項5に係る
二重蓋付容器は、前記容器本体に生麺が投入され、前記
落とし蓋が装着され、該落とし蓋のフランジ部が前記容
器本体のフランジ部にヒートシールされた後、蒸気加熱
によって殺菌処理が行われる。
【0007】
【作用】本発明の二重蓋付容器は生タイプの即席麺に使
用されるもので、容器本体に所定量の生麺が投入され、
落とし蓋が装着されて容器本体のフランジ部にシールさ
れる。そして、蒸気加熱による殺菌処理が行われる。そ
の際、通気構造によって圧力が抜けることにより、容器
内部の圧力上昇による蓋材の破損やシール部の剥離が防
止される。また、通気構造は加熱殺菌後の雑菌の侵入を
阻止する。殺菌処理後は、落とし蓋上の凹部に所定の具
が収納され、シート状の外蓋がシールされる。
【0008】開封に際しては、外蓋が剥がされ、次いで
落とし蓋が剥がされる。また、外蓋を付けたまま落とし
蓋を剥がすこともできる。そして、落とし蓋上の具が投
入され、熱湯が注ぎ込まれる。あるいは、先に熱湯を注
ぎ、湯を切った後でスープ等が注がれる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本発明の一実施例の二重蓋付容器を
部分的に破断した状態で示す側面図、図2は同二重蓋付
容器を各要素に分解して示す斜視図である。
【0011】この実施例の容器は、カップ状で開口部周
縁にフランジ部1aを備えたインジェクション成形によ
る非通気性プラスチックの容器本体1と、非通気性プラ
スチックのフィルム成形品で上縁にフランジ部2aを備
えた深皿状の落とし蓋2と、この落とし蓋2に重ねてフ
ランジ部2aにシールされるシート状の外蓋3とで構成
されている。上記容器本体1は、例えばPP(ポリプロ
ピレン)の成形品で、厚さは例えば0.5mmであり、
フランジ部1aに続く上部外面には、内容物が高温にな
っても容易に持てるよう、上下に延びるリブ状突起1b
が一定間隔で多数設けられている。
【0012】また、上記落とし蓋2は、厚さ200μの
PPに50μのイージーピールフィルムをドライラミネ
ートしてなる厚さ250μのフィルム素材からなる成形
品であって、そのフランジ部2aは容器本体1のフラン
ジ部1aの上面に重ねてシール可能な寸法とされ、深さ
は、装着した時に容器本体1の底面との間に容器本体1
の容積の略半分の空間部4を区画するとともに、残りの
略半分に相当する容積の凹部5を容器本体1内の上部に
形成するものとされている。また、この落とし蓋2の底
部中央には通気孔2bが設けられ、該通気孔2bを覆う
よう凹部5側からもしくは、その反対側から通気性シー
ト6が貼付されている。この通気性シート6は、殺菌時
の加熱処理に耐え、かつ、雑菌を通さず適度に空気を通
すもので、PP系不織布(例えば、旭化成製、「ルクサ
ー(商品名)」、60g/m2)等が用いられる。ま
た、落とし蓋2のフランジ部2aには、径方向に開封用
のタブ2cが延設されている。通気孔6は成形後に設け
られ、その後で通気性シート6がシールされる。
【0013】上記外蓋3は、塗面に印刷を施した片アー
ト紙(79g/m2)に厚さ15μのPE(ポリエチレ
ン)層,9μのアルミ箔層,20μのPE層,30μの
イージーピール層を順次積層したシート材を上記落とし
蓋2のフランジ部2aの径に合わせて型抜きしたもの
で、外縁部には上記落とし蓋2のタブ2cと重なり合う
若干大きめのタブ3aが形成されている。
【0014】この二重蓋付容器は生タイプの即席麺に使
用するもので、まず、容器本体1に所定量の生麺を投入
する。生麺は1食分で、容器本体1の容積の略半分とさ
れる上記空間部4に若干の余裕をもって収納可能な量で
ある。そして、落とし蓋2を装着し、フランジ部2aを
容器本体1のフランジ部1aの上面にヒートシールし、
その後、例えば90゜C,40分の蒸気加熱によって殺
菌処理を行う。そして、落とし蓋2によって形成される
上記凹部5に所定の具を入れ、外蓋3を覆せて落とし蓋
2のフランジ部2aの上面にシールする。その際、外蓋
3はタブ3aが落とし蓋2のタブ2cと重なるように合
わせ、フランジ部2aのみシールして、タブ2c,3a
同士はシールせずに残す。これで即席麺の包装体が出来
上がる。
【0015】こうして出来た即席麺を食するには、例え
ば、外蓋3のタブ3aと落とし蓋2のタブ2cを重ねて
持ち、落とし蓋2を外蓋3ごと剥がして取り出す。そし
て、外蓋3を剥がして具を容器本体に移し、熱湯を注
ぐ。また、麺の種類によっては、先に熱湯を注ぎ、湯を
切った後でスープ等を注ぐようにする。また、外蓋3を
剥がした後で落とし蓋2を剥がすようにすることもでき
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、通気構造によって加熱
殺菌時の圧力を抜くとともに殺菌後の雑菌の侵入を阻止
することができ、それにより、即席生麺を乾麺の場合と
変わらない簡便さで食するようにできるとともに、イー
ジーオープン可能なシール強度でも加熱殺菌時の破損や
剥れを無くすことができるため、即席麺用容器を低コス
トで開封容易なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の二重蓋付容器を部分的に破
断した状態で示す側面図
【図2】本発明の一実施例の二重蓋付容器を各要素に分
解して示す斜視図
【符号の説明】
1 容器本体 2 落とし蓋 2a フランジ部 2b 通気孔 3 外蓋 5 凹部 6 通気性シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 広史 京都府京都市右京区太秦上刑部町10番地 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−68365(JP,A) 特開 平6−24446(JP,A) 実開 昭64−14677(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/34 B65D 81/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップ状で開口部周縁にフランジ部を備
    えた非通気性プラスチックの容器本体と、 前記容器本体のフランジ部上面にシール可能なフランジ
    部を備え前記容器本体内の上部に所定深さの凹部を形成
    するよう深皿状に成形された非通気性プラスチックのフ
    ィルム成形品であって、殺菌時の加熱処理に耐え、か
    つ、雑菌を通さず適度に空気を通す通気構造を部分的に
    備えた落とし蓋と、 前記落とし蓋のフランジ部上面にシール可能なシート状
    の外蓋とからなり、 前記落とし蓋のフランジ部に開封用のタブが設けられ、
    前記外蓋の外縁部に前記落とし蓋のタブと重なるタブが
    設けられ、これらタブ同士はシールせずに残すものとし
    ことを特徴とする二重蓋付容器。
  2. 【請求項2】 前記落とし蓋は、前記容器本体の底面と
    の間に該容器本体の略半分の空間部を区画するととも
    に、残りの略半分に相当する容積の凹部を該容器本体内
    の上部に形成する深さのものとされている請求項1記載
    の二重蓋付容器。
  3. 【請求項3】 前記通気構造として、前記落とし蓋に通
    気孔が設けられ、該通気孔を覆うようポリプロピレン系
    不織布を用いた通気性シートが貼付されている請求項1
    または2記載の二重蓋付容器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体は、フランジ部に続く上部
    外面に上下に延びるリブ状突起が設けられている請求項
    1,2または3記載の二重蓋付容器。
  5. 【請求項5】 前記容器本体に生麺が投入され、前記落
    とし蓋が装着され、該落とし蓋のフランジ部が前記容器
    本体のフランジ部にヒートシールされた後、蒸気加熱に
    よって殺菌処理が行われる請求項1,2,3または4
    載の二重蓋付容器。
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CN103496501A (zh) * 2013-10-17 2014-01-08 兰庆天 一次性杯装饮品专用的新型杯盖及其制造方法和使用方法
KR200474750Y1 (ko) * 2014-06-05 2014-10-13 주식회사 후레시메이트 컵의 상단에 결합하여 이종의 음료를 음용할 수 있는 용기
TW202132178A (zh) * 2020-01-03 2021-09-01 美商艾爾諾沃股份有限公司 用於容器之可透氣性元件

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