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JP2918116B2 - スクータ型自動二,三輪車の燃料供給部構造 - Google Patents

スクータ型自動二,三輪車の燃料供給部構造

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JP2918116B2
JP2918116B2 JP1161817A JP16181789A JP2918116B2 JP 2918116 B2 JP2918116 B2 JP 2918116B2 JP 1161817 A JP1161817 A JP 1161817A JP 16181789 A JP16181789 A JP 16181789A JP 2918116 B2 JP2918116 B2 JP 2918116B2
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    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/46Luggage carriers forming part of frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スクータ型自動二,三輪車の燃料タンクに
燃料を供給する部分の構造に関し、特に前部シートと後
部シートとからなるタンデムシートを備え、車体カバー
内の、前部シート下方に燃料タンクを、後部シート下方
に収納ボックスをそれぞれ配設した場合に、タンク容量
を確保し、かつ車体の大型化を抑制しながら必要なシー
ト長,シート面積を確保できるようにしたものに関す
る。
〔従来の技術〕
スクータ型自動二,三輪車ではシートの下方に燃料タ
ンクを配設する場合がある。このシート下方の燃料タン
クに燃料を供給するための構造としては、シートを回動
させて燃料タンクの給油口を外方に露出させるようにし
た構造が一般的であるが、この構造では、給油の都度シ
ートを回動させる必要があり、面倒である。
そこで上記シートを回動させることなく給油できる構
造として、従来、例えば特開昭62−152990号公報あるい
は実開昭59−154480号公報に記載された構造がある。こ
れは車体カバーの後部をシートの後方位置まで延長し、
該延長部に蓋板で開閉される開口を設け、該開口内に燃
料タンクの給油口を位置させている。この構造では、シ
ートの後方に位置する開口を開閉させるようになってい
るので、給油時にシートを回動させる必要はない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが上記従来例は、シートの後方に燃料タンクの
給油口を位置させる構造であるから、それだけシートが
短くなり、シート面積が狭くなるとともにタンク容量が
少なくなる問題がある。逆にシート長(シート面積)を
十分に確保すれば、シート後方部分が後方に突出して外
観が悪化するか、あるいは車体全長が長くなる問題が生
じる。
従来例の技術を本願が前提としている前部シートの下
に燃料タンクを、後部シートの下に収納ボックスを配置
する場合に適用すると給油パイプ長が長くなって収納ボ
ックスの容量を減ずることになる。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
シート長,面積を十分に確保でき、かつ収納ボックスお
よび燃料タンクの容量を確保しながら外観の悪化,車体
の大型化を招くことのないスクータ型自動二,三輪車の
燃料供給部構造を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前部シート15と後部シート16とからなるタ
ンデムシート17と、該タンデムシート17と操向ハンドル
5aとの間に配設された低床の足載部3aと、上記タンデム
シート17の下方周囲を覆う車体カバー19とを備え、該車
体カバー19内の、前部シート15下方部分に燃料タンク26
を、後部シート16下方部分に収納ボックス23をそれぞれ
配設してなるスクータ型自動二,三輪車の、上記燃料タ
ンク26に燃料を供給する燃料供給部の構造であって、上
記タンデムシート17における前部シート15の側壁15dに
下方に向けて開放された凹状の切欠部27を形成し、前部
シート15の底板15cの上記切欠部27に対応する部分を該
切欠部27の上縁に向かって斜め上方に傾斜させ、該傾斜
面に沿って給油パイプ26cを斜めに配置するとともにキ
ャップ26dを上記切欠部27内方に位置させ、上記切欠部2
7を開閉する蓋板28を前部シート15に回動自在に固定
し、該蓋板28は、その側面がタンデムシート17の側壁15
dに滑らかに連なり、下縁がタンデムシート17の下縁と
連続して、上記切欠部27を埋めるとともに上記タンデム
シート17の側壁15dの一部をなすよう構成されているこ
とを特徴としている。
〔作用〕
本発明に係るスクータ型自動二,三輪車の燃料供給部
構造によれば、タンデムシート17の側壁15dに下方に向
かって開放された凹状の切欠部27を形成し、該切欠部27
の内方に燃料タンクの給油口を位置させたので、シート
を開閉することなく燃料の供給ができる。
またタンデムシート17の側壁15dに切欠部27を形成す
る構造であるから、車体の大型化を招くことなく、シー
ト長,面積を切欠部を形成しない場合と同様に十分に確
保できる。そしてシート底板15cの上記切欠部27に対応
する部分を斜め上方に傾斜させ、該傾斜に沿って給油パ
イプ26cを配置したので、かぎられた空間を有効に利用
し、給油パイプ配設によるクッション厚さの減少を最小
限で済ませることができ、クッション性等のシート機能
の低下を抑制できる。
また、上記タンデムシート17における前部シート15に
形成された上記切欠部27内方に給油パイプ及びキャップ
を位置させるようにしたので、車体カバー内の前部シー
ト下方に燃料タンクを、後部シート下方に収納ボックス
をそれぞれ配設した場合であっても、前部シートの高さ
を低く抑えつつ、燃料タンク容量を十分に確保でき、収
納ボックスの容量の減少を防止することができる。さら
にまた、上記切欠部27を開閉する蓋板28は、その側面が
タンデムシート17の側壁15dに滑らかに連なり、下縁が
タンデムシート17の下縁と連続して、上記切欠部27を埋
めるとともに上記タンデムシート17の側壁15dの一部を
なすよう構成されているので、運転者の乗車姿勢や移動
のし易さを悪化させることがなく、また外観の悪化を防
止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例による自動
二輪車の燃料供給部構造を説明するための図である。
図において、1は本実施例が適用された自動二輪車で
ある。該自動二輪車1の車体フレーム2は、いわゆる鋼
管アンダーボーン型のものであり、左側面視大略L字状
のメインパイプ2aの縦辺の上端にヘッドパイプ2bを接続
するとともに、下辺の後端付近に左,右一対のリヤパイ
プ2c,2cの前端を接続し、該両リヤパイプ2cに略垂直上
方に屈曲させた後、略水平に後方に延長し、後端部を少
し上方に傾斜させ、かつ左,右のリヤパイプ同士を相互
に連結した構造になっている。上記両リヤパイプ2cの前
端付近はフラットな足載部3aとなっており、また上記両
リヤパイプ2cの水平延長部はエンジン懸架部3bとなって
いる。
上記ヘッドパイプ2bによって、下端で前輪4を軸支す
る前フォーク5が軸支されており、該前フォーク5の上
端には操向ハンドル5aが固定されている。またヘッドパ
イプ2bの外側にはバッテリ3cが搭載されており、該バッ
テリ3c,上記メインパイプ2a,ヘッドパイプ2b及び前フォ
ーク5の上部は、車体カバー19の前半部を構成するレッ
グシールド21によって囲まれている。
上記リヤパイプ2cのエンジン懸架部3bによって、ユニ
ットスイング式のエンジンユニット6が上下に揺動可能
に懸架支持されている。このエンジンユニット6は、伝
動ケース7の前部に一体形成されたクランクケース8の
前部にシリンダボディ9,シリンダヘッド10を積層してな
り、シリンダヘッド10部分は水冷構造で、シリンダボデ
ィ9部分は強制空冷構造となっている。また、上記伝動
ケース7の後端で後輪11が軸支されており、該後端部と
上記リヤパイプ2cの後端付近との間には緩衝器12が配設
されている。また、上記後輪11にはリヤフェンダ25が、
該後輪11の上縁を覆うように、かつ該後輪11とともに上
下動するように装着されている。なお、13は気化器、14
はエアクリーナであり、両者は吸気ダクト14aで連結さ
れている。
また上記リヤパイプ2cの上方には前部シート15,後部
シート16からなるシート17が搭載されている。上記前部
シート15は上記リヤパイプ2cにブラケットを介してボル
ト締め固定されており、その座面15aは略水平で、側壁1
5dの下縁15bの後部は後上がりの傾斜状に形成されてい
る。また上記後部シート16は、リヤパイプ2cの後端に立
設されたブラケット2dの上端に、ヒンジピン18で軸支さ
れており、その座面16aはわずかに後上がりに、下縁16b
は上記前部シート15の下縁後部に連続する後上がりの傾
斜状に形成されている。またこの後部シート16の前縁部
は、リヤパイプ2c上に架設された門型ブラケット2eによ
って左,右ダンパ2gを介して支持され、シートロック2f
で固定されている。上記前部シート15の後縁に後部シー
ト16の前縁が重合しており、この重合部Lは第6図に斜
線で示すように円弧状をなしている。
上記シート17の下方周囲は、上記車体カバー19の後半
部を構成するサイドカバー20で囲まれている。このサイ
ドカバー20の上記後部シート16下方部分には、キャリア
22が後部シート16の下縁16bに沿う後上がりに装着され
ている。このキャリア22は平面視U字状のもので、後席
乗員用アシストグリップ22aが後部シート16の後方に位
置するように一体形成されている。
上記サイドカバー20内で、かつ後部シート16の下方に
は、ヘルメット24を収納可能の収納ボックス23が配設さ
れている。この収納ボックス23の側壁23aは、平面から
見てヘルメット24より少し大径の円形で、かつ上記リヤ
パイプ2cから上記後部シート16の底板16c付近までの高
さを有する円筒状になっている。該側壁23aの上縁23cは
上記底板16cに沿って前下がりに形成されており、該上
縁23cには上記底板16cに装着されたシール部材16eが圧
接している。また上記側壁23aの下端に一体形成された
底壁23bは前下がりの傾斜状になっている。そしてこの
底壁23bの中央には、上昇位置にきたリヤフェンダ25と
の干渉を避ける逃げ23dが形成されており、また前部23e
は上記リヤフェンダ25と、上記エンジンユニット6を構
成する気化器13との間の空間に位置するように下方に膨
出している。これによりこの収納ボックス23を側面から
見ると、特にその底部形状は、ヘルメット24の下縁形状
に沿っている。
そして上記前部シート15の進行方向に見て右側壁後端
部には、車両右側面から見て(第1図参照)、略台形状
の切欠部27が形成されている。この切欠部27は、前部シ
ート15の底板15cの右側後端部を上方に屈曲させること
によって形成されたものであり、該切欠部27内には、油
受けケース30が配設されている。この油受けケース30は
ゴム製の袋状のもので、その下端には油抜き用チューブ
30aが接続されており、また該ケース30の側壁には、上
記台形状に合った開口30bが形成されており、該開口30b
の縁部分はシート底板15cにリベットで固定された支持
プレート30eで保持されている。またこの開口30b部分に
はこれを開閉する蓋板28が配設されている。この蓋板28
は上記切欠27の形状に沿う台形状で、かつ外観上上記前
部シート15の側壁の一部を構成している。またこの蓋板
28の前側縁部は、上記支持プレート30eにヒンジピン28a
を介して軸支されており、かつ図示しない付勢ばねで開
方向に付勢されている。また蓋板28の後側縁部には係脱
用フック28bが上下に移動可能に装着されている。この
フック28bを上昇させると、該フック28bと上記支持プレ
ート30eの掛止片30cとの係合が外れるようになってい
る。なお、このフック28bは掛止片30cとの係合方向に付
勢されている。
また上記サイドカバー20内で、かつ上記前部シート15
の下方には、燃料タンク26が配設されており、この燃料
タンク26は下タンク26aと上タンク26bとからなり、それ
ぞれのフランジ部同士が溶接接続されている。そして上
タンク26bの進行方向右側壁後端部には、給油パイプ26c
が溶接されている。この給油パイプ26cは上記油受けケ
ース30を貫通して上記開口30b付近まで延びており、結
果的に上位油受けケース30はこの給油パイプ26c及び支
持プレート30eによって支持されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の自動二輪車1の燃料タンク26に給油するに
は、まず、前部シート15の側壁後端部にある蓋板28のフ
ック28bを斜め上方に移動させる。すると該フック28bと
掛止片29cとの係合が外れ、蓋板28が付勢バネで開か
れ、これによって給油パイプ26cのキャップ26dが外方に
臨むこととなる。このキャップ26dを手で外し、給油ガ
ンを該空輸パイプ26c内に挿入して給油する。なお、給
油が終わったら、キャップ26dを給油パイプ26cに捻じ込
み装着するとともに、蓋板28を手で元の位置に回動させ
る。すると、上記フック28の凹部に掛止片28aが係合
し、該蓋板28は閉状態に保持される。この場合、本実施
例では上記給油パイプ26cは前,後部シート15,16の境界
付近に位置しているので、運転者の足等が給油の邪魔に
なることはない。
このように本実施例の燃料供給部構造では、前部シー
ト15の側壁後端部に切欠27を形成し、該部分に給油パイ
プ26cを臨ませたので、運転者が座ったままで給油で
き、従来のシートを開けて給油パイプを外方に臨ませる
ようにした構造に比較して、給油時の煩雑さを解消でき
る。
また、本実施例は、前部シート15の側壁後端部に切欠
を形成する構造であるから、シート面積に影響はなく、
上記シートを開閉するようにしたものと同等のシート面
積を確保でき、従って上記公報記載の従来例のように、
シートが短くなってシート面積が不足したり、シート面
積を確保するために車体長が長くなったりする問題が生
じることもない。
また、本実施例では、上記切欠部27部分を開閉する蓋
板28を、外観上前部シート15の側壁の一部を構成するよ
うに形成したので、シート側壁を切り欠きながら外観の
悪化を回避できる。
さらにまた本実施例は、給油パイプ26cを前記シート1
5の側壁の切欠部27内という比較的高所に臨ませる構造
であるから、それだけ燃料タンク26の背丈を高くでき、
タンク容量を十分に確保できる効果もある。
上記実施例では、蓋板28を手で直接開閉するようにし
たが、例えば、第7図に第2実施例を示すように、開動
作を遠隔操作で行うように構成することもできる。
図中、第1図ないし第6図と同一符合は同一又は相当
部分を示し、上述のレッグシールド21の足載せ部3a上方
付近には操作ハンドル41が回動自在に配設されており、
油受けケース30の近傍には開閉アーム42が回動自在に、
かつ閉方向に付勢して配設されている。この開閉アーム
42にはフック43が連結されており、該フック43は蓋板28
に固定された掛止部材28eに係脱可能になっている。そ
してこの開閉アーム42と上記操作ハンドル41とは、伝動
ケーブル44で連結されている。この伝動ケーブル44は、
第5図に破線で示すように、メインパイプ2a,リヤパイ
プ2cに沿って配索されている。なお、28dは蓋板28を開
方向に付勢するばねである。
この第2実施例では、操作ハンドル41を手前に回動さ
せると、フック43が外方に移動し、これと掛止片28eと
の係合が外れ、蓋板28が付勢ばね28dによって開くこと
となる。なお、蓋板28を閉める場合は、上記実施例と同
様に、手で該蓋板28を元の位置に回動させればよい。こ
れにより掛止片28eがフック43に係合し、蓋板28は閉状
態に保持される。
なお、上記操作ハンドル41の配設位置には各種の変形
例が考えられ、例えば、第5図,第8図に示すようにサ
イドカバー2の前部シート15前端下方部分に配設するこ
ともできる。
また本発明の燃料供給部構造は、前後一体式のタンデ
ムシートにも適用できる。
また、本発明は、シートの下方に燃料タンクを搭載し
ているものであれば自動二輪車だけでなく、例えばスク
ータ型の自動三輪車にも適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係るスクータ型自動二,三輪車
の燃料供給部構造によれば、タンデムシートにおける前
部シート1の側壁に下方に向かって開放された凹状の切
欠部を形成し、シート底板の該切欠部に対応する部分を
斜め上方に傾斜させ、該傾斜部に沿って給油パイプを配
置し、該切欠部内に給油キャップを位置させるとともに
上記切欠部にシート側壁の一部をなし、該切欠部を開閉
する蓋板を設けたので、かぎられた空間を有効に利用
し、クッション性等のシート機能の低下を抑制しつつ、
また後部シート下方の収納ボックスの容量を減ずること
なく、しかも前部シートの高さを低く抑えつつ、燃料タ
ンク容量を確保でき、かつ外観の悪化,あるいは車体の
大型化を招くことなくシート長,面積を十分に確保でき
る効果があり、また、運転者の乗車姿勢や移動のし易さ
が悪化することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例による自動二
輪車の燃料供給部構造を説明するための図であり、第1
図は燃料供給部の右側面図、第2図はその断面平面図、
第3図はその断面背面図、第4図は燃料供給部周辺を示
す断面左側面図、第5図は本実施例が適用された自動二
輪車の左側面図、第6図はその平面図、第7図は第2実
施例の断面図、第8図は第2実施例の操作ハンドルの配
設位置の変形例を示す断面左側面図である。 図において、1は自動二輪車、15は前部シート、15dは
シートの側壁、26は燃料タンク、26cは給油パイプ(給
油口)、26dはキャップ、27は切欠部、28は蓋板、であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部シートと後部シートとからなるタンデ
    ムシートと、該タンデムシートと操向ハンドルとの間に
    配設された低床の足載部と、上記タンデムシートの下方
    周囲を覆う車体カバーとを備え、該車体カバー内の、前
    部シート下方部分に燃料タンクを、後部シート下方部分
    に収納ボックスをそれぞれ配設してなるスクータ型自動
    二,三輪車の、上記燃料タンクに燃料を供給する燃料供
    給部の構造であって、上記タンデムシートにおける前部
    シートの側壁に下方に向けて開放された凹状の切欠部を
    形成し、前部シートの底板の上記切欠部に対応する部分
    を該切欠部の上縁に向かって斜め上方に傾斜させ、該傾
    斜面に沿って給油パイプを斜めに配置するとともにキャ
    ップを上記切欠部内方に位置させ、上記切欠部を開閉す
    る蓋板を前部シートに回動自在に固定し、該蓋板は、そ
    の側面がタンデムシートの側壁に滑らかに連なり、下縁
    がタンデムシートの下縁と連続して、上記切欠部を埋め
    るとともに上記タンデムシートの側壁の一部をなすよう
    構成されていることを特徴とするスクータ型自動二,三
    輪車の燃料供給部構造。
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