JP2996903B2 - シラン架橋ポリオレフィンの製造方法 - Google Patents
シラン架橋ポリオレフィンの製造方法Info
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Description
シラン架橋において、有機不飽和シラン等を高濃度に含
有したキャリヤーポリマーA及びシラノール縮合触媒等
を含有したキャリヤーポリマーBにより一工程でシラン
架橋ポリオレフィンを製造するシラン架橋方法に関する
ものである。
方法としては、該ポリオレフィンに遊離ラジカル発生剤
の存在下で有機不飽和シランをグラフト反応させてシラ
ングラフト化した後、このシラングラフトマーをシラノ
ール縮合触媒の存在下で水分と接触させて架橋させる所
謂シラン架橋法が一般に知られている。例えば特公昭4
8−1711号公報、特開昭57−49109号公報等
に開示されている。しかし、この方法は少なくとも二工
程を伴う。即ちシラングラフト化反応工程及びシラノー
ル縮合反応工程である。従って少なくとも二回の押出工
程を経る事となり、最終製品としての経済的な問題が避
けられない。
ある。しかし、この方法は有機不飽和シランを液状で押
出機に注入する液添装置が必要であるが、滑りや計量不
良の問題がある。又押出機も少量添加物を均一分散する
為にL/Dの大きな高価で特殊なタイプが必要であり、
経済的な問題が避けられない。更に押出においても非常
に高度な技術が必要である。更に一工程プロセスとして
は、シランを固体キャリヤーポリマーに導入したシラン
架橋方法が特開平3−167229公報に開示されてい
る。しかし、この方法は固体キャリヤーポリマーとして
は多孔質ポリマー或いはEVAであり、シラン及び遊離
ラジカル発生剤の他にシラノール縮合触媒、酸化防止剤
等の添加剤も固体キャリヤーポリマーに導入している。
この為シランの縮合によるオリゴマー化或いはラジカル
捕捉による架橋阻害により架橋効率や保存性が劣るとい
う問題があった。
題を解決したもので、ポリオレフィンのシラン架橋にお
いて、有機不飽和シラン等を高濃度に含有したキャリヤ
ーポリマーA及びシラノール縮合触媒等を含有したキャ
リヤーポリマーBにより一工程でシラン架橋ポリオレフ
ィンを製造するシラン架橋方法の提供を目的としたもの
である。
フィン系ベースポリマーと、(ii)一般式RR’SiY2
(Rは1価のオレフィン性不飽和炭化水素基、Yは加水
分解しうる有機基、R’は脂肪族不飽和炭化水素以外の
1価の炭化水素基あるいはYと同じもの)で表される有
機不飽和シラン及び遊離ラジカル発生剤を含有させた実
質的に水の存在しないキャリヤーポリマーA、及び(ii
i)シラノール縮合触媒及び酸化防止剤を含有させたキャ
リヤーポリマーBとをベースポリマーの結晶融点より高
い温度において溶融混合して反応させ、次いで水分と接
触させて架橋させることを特徴とするシラン架橋ポリオ
レフィンの製造方法である。好ましくは、ベースポリマ
ーがポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンとα−オ
レフィンの共重合体、エチレン−エチルアクリレート共
重合体(EEA)、エチレン−メチルメタクリレート共
重合体(EMMA)、エチレン−ビニルアセテート共重
合体(EVA)、塩素化ポリエチレン(CPE)及びこ
れらの混合物からなる群より選ばれたポリマーであり、
キャリヤーポリマーAがエチレン−エチルアクリレート
共重合体(EEA)、エチレン−メチルメタクリレート
共重合体(EMMA)、少なくとも1個のビニル芳香族
化合物からなる重合体ブロックと、少なくとも1個の共
役ジエン化合物からなる重合体ブロックよりなるブロッ
ク共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合
体及びこれらの混合物からなる群より選ばれたポリマー
であり、キャリヤーポリマーBがポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレンとα−オレフィンの共重合体及びこ
れらの混合物からなる群より選ばれたポリマーであり、
キャリヤーポリマーAとキャリヤーポリマーBの合計量
が3〜15重量%であるシラン架橋ポリオレフィンの製
造方法である。
発明のポリオレフィン系ベースポリマーとしては特に限
定するものではないが、一般的なポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレンとα−オレフィンの共重合体、α−
オレフィンとしてはC3〜C12の例えばプロピレン、
ブテン−1、ペンテン−1、オクテン−1、4−メチル
ペンテン−1、4−メチルヘキセン−1、4,4−ジメ
チルペンテン−1、ノネン−1、デセン−1、ウンデセ
ン−1、ドデセン−1等である。或いは、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−メチ
ルメタクリレート共重合体(EMMA)、エチレン−ビ
ニルアセテート共重合体(EVA)、塩素化ポリエチレ
ン(CPE)及びこれらの混合物を挙げることができ
る。
ン相互の架橋点となるべくベースレジンにグラフト化さ
れるものである。本発明において使用される有機不飽和
シランとしては、一般式RR’SiY2(Rは1価のオ
レフィン性不飽和炭化水素基、Yは加水分解しうる有機
基、R’は脂肪族不飽和炭化水素以外の1価の炭化水素
基あるいはYと同じもの)で表される化合物が使用され
る。R’がYと同一で、一般式RSiY3で表される有
機不飽和シランを使用するのが望ましく、例えば、ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビ
ニルトリブトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、
アリルトリエトキシシラン等が挙げられる。これらの添
加量としてはポリマーの全重量を基準にして0.1〜5
重量%、好ましくは0.7〜3重量%である。0.1重
量%を下回ると充分なグラフト化が起こらず又5重量%
を上回ると成形不良を起こすとともに経済的でなくな
る。
ラフト化反応の開始剤として働く。本発明において使用
される遊離ラジカル発生剤には、重合開始作用の強い種
々の有機過酸化物及びパーエステル、例えばジクミルパ
ーオキサイド、α,α′−ビス(t−ブチルパーオキシ
ジイソプロピル)ベンゼン、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−ベンゾイ
ルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオ
キシピバレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート等が挙げられる。これらの添加量としては
ポリマーの全重量を基準にして0.01〜0.5重量
%、好ましくは0.05〜0.2重量%である。0.0
1重量%を下回ると充分なシラングラフト化反応が進行
せず、また0.5重量%を上回ると押出加工性が低下す
るとともに成形表面が悪くなる。
溶解させた液体混合物で本発明のキャリヤーポリマーA
を膨潤させることにより、遊離ラジカル発生剤と有機不
飽和シランをキャリヤーポリマーAに加入することがで
きる。この時シランを高濃度に加入させる為にはキャリ
ヤーポリマーAの予熱が必要であるが、ポリマーが溶融
しないように結晶融点以下の温度でなければならない。
又キャリヤーポリマーAは、粒状形であり且つ架橋する
ベースポリマー及びシランと相溶性の個体でなければな
らない。相溶性とは、キャリヤーポリマーAがシランと
容易に反応してはならず、且つベースポリマーに分散可
能或いは可溶性でなければならないことを意味する。適
したキャリヤーポリマーAは非吸湿性である。即ちシラ
ンの早期加水分解及び縮合の可能性を最小にする為に水
分の吸収が比較的遅いのが好ましい。何れにしても、キ
ャリヤーポリマーAは実質的に水が存在すべきでない。
本発明のキャリヤーポリマーAはグラニュール、或いは
ペレットの形の粒状物にするのが普通であり、好ましい
形はペレットである。
マーAとしては、例えばエチレン−エチルアクリレート
共重合体(EEA)、エチレン−メチルメタクリレート
共重合体(EMMA)、少なくとも1個のビニル芳香族
化合物からなる重合体ブロックと、少なくとも1個の共
役ジエン化合物からなる重合体ブロックよりなるブロッ
ク共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合
体、例えば水添スチレン−イソプレンブロック共重合体
(SEPS)、水添スチレン−ブタジエンブロック共重
合体(SEBS)等であり、及びこれらの混合物を挙げ
ることができる。
発明のキャリヤーポリマーBと混練し造粒することによ
りキャリヤーポリマーBに加入することができる。又キ
ャリヤーポリマーBは粒状形であり且つ架橋するベース
ポリマーと相溶性の固体でなければならない。本発明の
キャリヤーポリマーBはグラニュール、或いはペレット
の形の粒状物にするのが普通であり、好ましい形はペレ
ットである。本発明において使用されるキャリヤーポリ
マーBとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレンとα−オレフィンの共重合体、α−オレフ
ィンとしてはC3〜C12の例えばプロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1、オクテン−1、4−メチルペンテ
ン−1、4−メチルヘキセン−1、4,4−ジメチルペ
ンテン−1、ノネン−1、デセン−1、ウンデセン−
1、ドデセン−1等であり、及びこれらの混合物を挙げ
ることができる。
ブチル錫ジラウレート、酢酸第一錫、ジブチル錫ジアセ
テート、ジブチル錫ジオクトエート、ナフテン酸鉛、カ
プリル酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、チタン酸テトラブ
チルエステル、ステアリン酸鉛、ステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸カドミウム、ステアリン酸バリウム、ステア
リン酸カルシウム等の有機金属化合物が挙げられる。こ
れらの添加量としては、ポリマーの全重量を基準として
0.01〜0.2重量%、好ましくは0.02〜0.1
重量%である。0.01重量%を下回ると十分な架橋反
応が進まず、又0.2重量%を上回ると押出時に押出機
内で局部的に架橋が進行し外観が著しく悪化する。又シ
ラノール縮合触媒はキャリヤーポリマーBに加入しなけ
ればならない。これはキャリヤーポリマーAに加入する
とシランの縮合によるオリゴマー化を促進し外観悪化を
引き起こす為である。
工する際に通常用いられるもので特に限定するものでは
ないが、キャリヤーポリマーBに加入しなければならな
い。これはキャリヤーポリマーAに加入するとラジカル
捕捉により架橋を阻害する為である。その他添加剤を加
入する場合においても架橋を阻害する可能性のある添加
剤はキャリヤーポリマーBに加入しなければならない。
キャリヤーポリマーの添加量はキャリヤーポリマーAと
Bの合計量が3〜15重量%の範囲で添加される。3重
量%を下回ると充分なグラフト化が起こらず、又15重
量%を上回ると成形不良を起こすとともに経済的でなく
なる。
使用される添加剤、例えば中和剤、紫外線吸収剤、帯電
防止剤、顔料、分散剤、増粘剤、金属劣化防止剤、防カ
ビ剤、流動調整剤、その他の無機質充填剤等、または他
の合成樹脂を含有させることもできる。
割合に従って、まずキャリヤーポリマーAをスーパーミ
キサーに投入し攪拌混合し80℃に予熱する。次に不飽
和シランに遊離ラジカル発生剤を溶かした液体混合物を
スーパーミキサーに投入し攪拌しながらキャリヤーポリ
マーAに10分間で含浸させた。 《キャリヤーポリマーBの製造》表2に示すような配合
割合に従って、キャリヤーポリマーB、シラノール縮合
触媒、酸化防止剤等を加圧ニーダーを用いて混練、造粒
した。
(EA含量;23重量%) (2)SEPS:水添スチレン−イソプレンブロック共重
合体(スチレン含量;30重量%) (3)L−LDPE:直鎖状低密度ポリエチレン(密度;
0.924g/cm3、MI;3.0g/10min) (4)VTMOS:ビニルトリメトキシシラン (5)DCP:ジクミルパーオキサイド (6)LDPE:低密度ポリエチレン(密度;0.925g/cm3、
MI;1.5g/10min) (7)PP:ポリプロピレン(ホモポリマー、MI(230゜
C);2.0g/10min) (8)DBTDL:ジブチルスズジラウレート (9)酸化防止剤:フェノール系酸化防止剤/イルガノッ
クス1010(チバガイギー(株)製) (10)滑剤:低分子量ポリエチレン/サンワックス171
P(三洋化成工業(株)製) (11)MDPE:中密度ポリエチレン(密度;0.930g/c
m3、MI;2.0g/10min)
混合物を加熱攪拌した時の含浸性を評価した。 ○:含浸性良好、×:含浸不可 (13)テープ押出外観:50mmφの押出機 120-150-17
0-180-170℃ L/D:20 圧縮比 3.5 テープダイ:巾 100mm リップ間隔 1mmt 評価:○>△>×の順とし、○のレベルを合格とした。 (14)ゲル分率(%):120℃、20時間、キシレン浸漬法 (15)引張強さ(MPa)及び伸び(%):JIS K 6760
による。 (16)加熱変形率(%):JIS K 6723 による。
たキャリヤーポリマーA及びキャリヤーポリマーBを表
3〜4の比率で混合し、押出機を用いてテープを押出
し、更に温水中に浸漬することによって架橋処理を行っ
た。この押出テープを用いて、ゲル分率、引張強さ、伸
び、及び加熱変形率の評価を行った。
に示す材料は押出加工性が良好で、かつ非常に優れた架
橋特性、機械的特性、及び耐熱性を示している。これに
対し比較例は全て、押出加工性、架橋特性、機械的特
性、及び耐熱性のバランスが取れていない。
架橋特性、機械的特性、耐熱性に優れたシラン架橋ポリ
オレフィンを得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 (i)ポリオレフィン系ベースポリマー
と、(ii)一般式RR’SiY2(Rは1価のオレフィ
ン性不飽和炭化水素基、Yは加水分解しうる有機基、
R’は脂肪族不飽和炭化水素以外の1価の炭化水素基あ
るいはYと同じもの)で表される有機不飽和シラン及び
遊離ラジカル発生剤を含有させた実質的に水の存在しな
いキャリヤーポリマーA、及び(iii)シラノール縮合
触媒及び酸化防止剤を含有させたキャリヤーポリマーB
とをベースポリマーの結晶融点より高い温度において溶
融混合して反応させ、次いで水分と接触させて架橋させ
ることを特徴とするシラン架橋ポリオレフィンの製造方
法。 - 【請求項2】 ベースポリマーがポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレンとα−オレフィンの共重合体、エチ
レン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレ
ン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA)、エチ
レン−ビニルアセテート共重合体(EVA)、塩素化ポ
リエチレン(CPE)及びこれらの混合物からなる群よ
り選ぶ請求項1記載のシラン架橋ポリオレフィンの製造
方法。 - 【請求項3】 キャリヤーポリマーAがエチレン−エ
チルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−メチ
ルメタクリレート共重合体(EMMA)、少なくとも1
個のビニル芳香族化合物からなる重合体ブロックと、少
なくとも1個の共役ジエン化合物からなる重合体ブロッ
クよりなるブロック共重合体を水素添加して得られる水
添ブロック共重合体及びこれらの混合物からなる群より
選ぶ請求項1又は2記載のシラン架橋ポリオレフィンの
製造方法。 - 【請求項4】 キャリヤーポリマーBがポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレンとα−オレフィンの共重合体
及びこれらの混合物からなる群より選ぶ請求項1、2又
は3記載のシラン架橋ポリオレフィンの製造方法。 - 【請求項5】 キャリヤーポリマーAとキャリヤーポリ
マーBの合計量が3〜15重量%である請求項1、2、
3又は4記載のシラン架橋ポリオレフィンの製造方法。
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