JP2973874B2 - パターン形成方法 - Google Patents
パターン形成方法Info
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
工精度及び信頼性の高い配線パターンを形成することが
でき、半導体上にアルミニウム電極等の配線パターンを
形成する際などに好適に利用し得るリフトオフ法による
パターン形成方法に関する。
半導体上にアルミニウム電極等の配線パターンを形成す
る際には、ドライエッチングやウェットエッチング等の
プロセスが使われていた。具体的なプロセスは、図3に
示す通りであり、メタル層スパッタリング、レジストパ
ターニングを行い、基盤1上に形成されたメタル層2の
上にレジストパターン3を形成させた後、レジストパタ
ーン3未形成部分のメタル層2をエッチング処理し、次
いで剥離液で処理してレジストパターン3を剥離し、配
線パターンを形成するものである。
メタル層として難エッチング性の金、タンタル等を使用
する場合のエッチング操作に問題があり(VSLI製造
技術、日経BP社、1989年、p259参照)、この
ため近年では、図4に示すリフトオフ法が使われること
が多い。このリフトオフ法は、まずレジストパターニン
グにより基盤1上にレジストパターン3を形成させた
後、メタル層スパッタリングにより基盤1上及びレジス
トパターン3上にメタル層2を形成させ、これを剥離液
で処理してレジスト剥離するもので、エッチング操作無
しで配線パターンを形成することができる。このように
リフトオフ法は、精度良く形成されたレジストパターン
を鋳型にしてメタルパターンを形成するため精度の良い
加工ができると共に、難エッチング性のメタルでも基盤
及びレジスト層上に堆積することができれば、エッチン
グの必要がないために容易に加工できるという利点を有
する。このリフトオフ法で特に重要な役割を果たしてい
るのがレジスト剥離工程で、この工程でレジスト残のな
いように効率良くレジストを剥離することができれば、
リフトオフ法を用いることにより加工精度の向上及び信
頼性の向上が期待できる。
成物を用いて上記リフトオフ法によりパターンを形成し
ようとすると、レジスト剥離工程がうまく進行しなかっ
たり、またレジスト残が発生したりするため、リフトオ
フ法の信頼性等に問題があるのが現状であった。
に示すとおりであり、ポジ型レジストでは図5−1に示
すようにレジストパターン3が順テーパーとなり、その
ため、ある程度の異方性を持って飛来してくるメタルの
スパッタリング粒子がレジストパターン3の側壁にも付
着し(図5−2参照)、このため次工程のレジスト剥離
プロセスで剥離液が直接レジストパターン3を攻撃でき
なくなる可能性が出てくることである。また、側壁に付
着したメタル層2が薄く、一部が破壊されて剥離液がレ
ジストパターン3に浸透した場合でも、図5−3に示す
ようにメタルパターン4が逆テーパー形状になったり、
またバリ5が出たり、更にはレジスト残6が発生したり
する可能性もあった。
マイクログルーブと呼ばれる現象が以前からよく知られ
ている(第39回応用物理学関係連合講演会、講演予稿
集No.2、p517、29p−NA−15、1992
年、春季)。このマイクログルーブは、図1,2におい
て参照符号7で示すように、レジストパターンボトム部
に生じる変形で、レジストパターン3が基盤1との界面
で内側にくい込み、その上が出っ張るといった形状を示
す現象である。この現象は、未露光部であるはずのパタ
ーンのボトム部において、感光剤が崩壊又は消失して溶
解が起こるために生じ、感光剤濃度分布が原因と考えら
れている。
像力等が優れていてもレジストとして使われることはな
く、従っていかにしてマイクログルーブの生じたレジス
トの溶解性をコントロールすることによってマイクログ
ルーブの発生を最小限に食い止めるかがレジスト開発分
野における大きなテーマであった。
おける問題点を解決するためになされたもので、加工精
度及び信頼性の高い配線パターンを形成することができ
るリフトオフ法による配線パターン形成方法を提供する
ことを目的とする。
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、(1)アル
カリ可溶性樹脂として下記一般式(1)で示される繰り
返し単位を有し、ポリスチレン換算重量平均分子量が2
000〜10000であるノボラック樹脂、(2)溶解
促進剤としてフェノール性水酸基を有し、かつベンゼン
環の数が2〜5個である下記一般式(2)又は(3)で
示される低核体、(3)感光剤として下記一般式(4)
又は(5)で示される1,2−ナフトキノンジアジドス
ルホニル基を分子中に有し、エステル化率65%以上の
化合物を配合してなるポジ型レジスト組成物を用い、特
に基盤上にレジスト膜を形成した後、露光前又は現像前
に100〜130℃の温度範囲でベークを行い、露光、
現像して、レジスト層に所定の形状のマイクログルーブ
を有するレジストパターンを形成させることがリフトオ
フ法によるパターン形成方法において有効であることを
見出した。
3、nは1〜4、qは1〜3、rは2又は3の整数で、
m+p+n≦6、k+q≦5である。)
クログルーブを逆に積極的にレジスト層に発現させ、特
に従来のポジ型レジスト組成物で問題になっていたリフ
トオフ工程に適用しようとするものである。そのプロセ
スは図6に示すとおりであり、基盤1上に本発明のポジ
型レジスト組成物を用いてマイクログルーブ7を有する
レジストパターン3を形成し、これにメタルスパッタリ
ングやメタル蒸着等を行ってメタル層2を形成し、レジ
スト剥離を行うことで、以下に述べるような数々の利点
を生み出すことができる。 (1)レジストパターンボトムに発生したマイクログル
ーブ部分へのメタルの付着・堆積がなく、剥離液は直接
レジストパターンを攻撃することができ、一定時間内に
速やかに均一性良くレジスト剥離ができる。 (2)レジストパターンボトムに発生したマイクログル
ーブ部分は、メタル堆積後は空隙として存在し、レジス
ト剥離の際にコーナー部分でのレジスト残の発生がな
い。 (3)最終的に得られるメタルパターンは、矩形性の良
好なパターンとすることができる。
おいて、上述した従来の問題点が生じることなく加工精
度及び信頼性の高い配線パターンを形成させることがで
きるものである。
ストパターンを含む基盤表面にメタル層を形成し、次い
でレジストパターンを剥離して、上記基盤上に所定のメ
タルパターンを形成することからなるリフトオフ法によ
るパターン形成方法において、上記レジストパターンを
構成するレジスト層にマイクログルーブを下記条件Aを
満たすように形成することを特徴とするパターン形成方
法、条件A 図1又は図2に示すレジスト層プロファイルにおいて、
レジスト層のライン幅をLμm、厚さをTμmとし、マ
イクログルーブの切れ込み高さをAμm、切れ込み深さ
をBμmとした場合、レジスト層の厚さTを20μm以
下、上記マイクログルーブの切れ込みの程度を上記数式
〔I〕及び〔II〕の範囲に形成する。 [B] レジストパターンを、 (1)アルカリ可溶性樹脂として上記一般式(1)で示
される繰り返し単位を有し、ポリスチレン換算重量平均
分子量が2000〜10000であるノボラック樹脂、 (2)溶解促進剤としてフェノール性水酸基を有し、か
つベンゼン環の数が2〜5個である上記一般式(2)又
は(3)で示される低核体、 (3)感光剤として上記一般式(4)又は(5)で示さ
れる1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基を分子
中に有し、エステル化率65%以上の化合物を配合して
なるリフトオフ法用ポジ型レジスト組成物にて形成した
上記パターン形成方法、及び、 [C] 基盤上に上記ポジ型レジスト組成物にてレジス
ト膜を形成し、露光前又は現像前に100〜130℃の
温度範囲でベークを行った後、露光、現像して、レジス
ト層にマイクログルーブを形成した上記パターン形成方
法を提供する。
と、本発明のリフトオフ法用ポジ型レジスト組成物は、
アルカリ可溶性樹脂として下記一般式(1)で示される
繰り返し単位を有し、ポリスチレン換算重量平均分子量
が2000〜10000であるノボラック樹脂を使用す
る。
般式(8)で示されるフェノール類、具体的にはo−ク
レゾール、m−クレゾール、p−クレゾールなどの少な
くとも1種とアルデヒド類とを通常の方法で縮合させる
ことにより合成することができる。
ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアル
デヒド、ベンズアルデヒド等が挙げられるが、ホルムア
ルデヒドが好適である。なお、上記式(8)のフェノー
ル類とアルデヒド類との使用割合は、モル比で0.3〜
2の割合が好ましい。
上述したように、ポリスチレン換算重量平均分子量で2
000〜10000、好ましくは3000〜7000の
範囲である。ポリスチレン換算重量平均分子量が200
0より小さいとレジスト膜の耐熱性が実用レベルに達せ
ず、逆に10000を超えるとレジスト膜の解像力が低
下する。
水酸基を有し、かつベンゼン環の数が2〜5個である下
記一般式(2)又は(3)で示される低核体を配合す
る。
3、nは1〜4、qは1〜3、rは2又は3の整数で、
m+p+n≦6、k+q≦5である。)
り、2に満たないとレジスト膜の耐熱性を極端に劣化さ
せ、5を超えるとマイクログルーブの発現が困難にな
る。このような低核体として具体的には、下記のものが
挙げられる。
(4)又は(5)で示される1,2−ナフトキノンジア
ジドスルホニル基を分子中に有するエステル化率65%
以上の化合物を配合する。
する化合物としては、例えば1,2−キノンジアジドス
ルホニルクロライドを下記一般式(6)もしくは(7)
で示されるバラスト分子又はトリヒドロキシベンゾフェ
ノンもしくはテトラヒドロキシベンゾフェノンに導入す
ることにより得られるものが好適に使用できる。
3、nは1〜4、qは1〜3、rは2又は3の整数で、
m+p+n≦6、k+q≦5である。)
トフキノンジアジドスルホニルクロライドとフェノール
性OH基との塩基触媒による脱塩酸縮合反応を用いるこ
とが好ましく、式(6)、(7)のバラスト分子、トリ
又はテトラヒドロキシベンゾフェノンのフェノール性O
H基の65%以上を置換したものが好適に用いられる。
ニル基を有する化合物のエステル化率は、上述のように
65%以上、好ましくは66〜100%であり、65%
に満たないとマイクログルーブの発現が困難になる。
ルカリ可溶性樹脂80部(重量部、以下同様)に対して
上記式(2)又は(3)で示されるフェノール性水酸基
を有するベンゼン環の数が2〜5の低核体を10〜60
部、特に20〜40部、上記式(4)又は(5)で示さ
れる1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基を有す
るエステル化率65%以上の化合物を15〜60部、特
に25〜40部配合することが好ましい。低核体の配合
量が10部に満たないとマイクログルーブの発現が困難
になる場合があり、60部を超えるとパターンが溶けて
流れてしまう場合がある。また、1,2−ナフトキノン
ジアジドスルホニル基を有する化合物の配合量が15部
に満たないとマイクログルーブの発現が困難になる場合
があり、60部を超えると感度が低下し、スカムの発生
が顕著になる場合がある。
方法は、適宜なレジスト組成物を使用して基盤上にレジ
スト膜を形成し、露光、現像して所用のレジストパター
ンを形成した後、蒸着、スパッタリング等の適宜な方法
で上記基盤表面(レジストパターン上及び基盤のレジス
トパターン未形成部分)に金、タンタル等のメタル層を
形成し、次いで上記レジストパターンを適宜な剥離液で
剥離して、基盤上に所定のメタルパターンを形成するリ
フトオフ法において、上記レジストパターンを構成する
レジスト層にマイクログルーブを形成し、このマイクロ
グルーブを有するレジストパターン上に上述したように
メタル層を形成した後、マイクログルーブを有するレジ
ストパターンを剥離するものである。
に示すように四角溝状又は三角溝状などの形状に形成さ
れ得るが、その寸法は、図1又は図2に示すレジスト層
プロファイルにおいて、レジスト層3のライン幅をLμ
m、厚さをTμmとし、マイクログルーブ7の切れ込み
高さをAμm、切れ込み深さをBμmとした場合、レジ
スト層3の厚さTを20μm以下、上記マイクログルー
ブ7の切れ込みの程度を下記数式〔I〕及び〔II〕、
より好ましくは〔I’〕及び〔II’〕の範囲に形成す
るようにすることが好ましい。
少なくてリフトオフ法の剥離工程での効果が薄れる場合
が生じ、2/5より大きいとパターンが根元から折れた
り流れてしまったりし易くなる場合が生じる。一方、A
/Bが1/10より小さいと基盤との密着性が悪く、パ
ターンが流出し易くなり、2より大きいと切れ込み部分
にもメタルが付着し易くなり、メタル付着工程後のレジ
スト剥離が困難になる場合がある。
記の如きマイクログルーブを形成し得るものであればい
ずれのものでもよいが、特に上述した本発明に係るリフ
トオフ用のポジ型レジスト組成物を使用することが最適
であり、このレジスト組成物を用いることにより、上記
のマイクログルーブを効果的に形成することができる。
つまり、従来においては、上記ポジ型レジスト組成物
は、マイクログルーブを発生させるものとして忌避され
ていたものであるが、逆に本発明ではこのレジスト組成
物が効果的に使用されるものである。
場合、特にレジスト膜を形成した後、露光前又は現像前
に100〜130℃の温度でベークすることが有効であ
り、これによりマイクログルーブをより効果的に発生さ
せることができる。なお、レジスト膜の上記ベークは、
プリベーク工程又はポストエクスポージャーベーク工程
のいずれかの段階で行うことができる。ここで、上記ベ
ーク温度が100℃に満たないとマイクログルーブは発
生せず、130℃を超えるとレジスト剥離が困難になる
場合が生じる。より好適なベーク温度は100〜120
℃である。
工精度及び信頼性の高い配線パターンを形成し得るもの
である。
発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限
されるものではない。なお、以下において部はいずれも
重量部である。
価は下記の方法によって行った。 (1)アルカリ可溶性樹脂の平均重量分子量Mw 東洋ソーダ社製GPCカラム(G2000H62本、G
3000H63本、G4000H61本)を用い、流量
1.5ml/分、溶出溶媒テトラヒドロフラン、カラム
温度40℃の分析条件で単分散ポリスチレンを標準とし
てGPC法によって測定した。 (2)アルカリ可溶性樹脂のアルカリ溶解度 アルカリ可溶性樹脂を固形分35%にしてECA溶媒に
溶解させ、6”Siウエハーに2000回で塗布し、9
0℃×90分ホットプレート上でソフトベークし、約3
μm膜厚の樹脂膜を得た。これを大日本スクリーン社製
現像プロセスモニター(PMS−601)にかけ、2.
38%テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド
(TMAH)で現像し、残膜が零となるまでの時間を測
定し、初期膜厚をこの残膜零となった時間で割り、アル
カリ溶解度をオングロトローム/秒(Å/sec)で表
示した。 (3)エステル化率 上記一般式(6)又は(7)で表される化合物のフェノ
ール性OH基1個当たりの分子量(化合物の分子量を1
分子中のOH基の個数で割った値)をOH価と定義し、
このOH価をOH基1個当たりの仮想の分子量と考え、
ここに導入する1,2−キノジアジドスルホニル基の割
合を仕込時のモル数で考えた時の割合とした。 (4)レジスト膜厚 大日本スクリーン社製スピンコーター(SKW−636
−BV)を用い、HMDS処理をしたSiウェハー上に
調製したレジスト組成物を塗布し、90℃×90分、ホ
ットプレート上でソフトベークした後、ナノスペックM
210(商品名:光学的膜厚測定装置)でレジスト膜厚
を測定した。 (5)最適露光量Eop ニコン社製i線(365nm)露光装置X/SR−17
55i7A(レンズの開口数NA=0.50)で露光時
間を変化させて露光した後、テトラメチルアンモニウム
ハイドロオキサイド(TMAH)の2.38%水溶液を
現像液として用い、23℃×65秒間のパドル現像を行
い、純水リンスをした後、スピンドライを行った。次い
で、日立製作所社製電子顕微鏡(S−4100)にて1
0μmラインアンドスペースパターンを1:1の比率の
幅に形成していた時の露光エネルギーを最適露光量Eo
p(感度)と定義し、求めた。
コにp−クレゾール64.9g(0.60モル)、m−
クレゾール43.3g(0.40モル)、37重量%ホ
ルムアルデヒド水溶液44.6g(0.55モル)及び
重縮合触媒としてシュウ酸2水和物0.30g(2.4
×10-3モル)を仕込み、フラスコをオイルバスに浸
し、内温を100℃に保持し、1時間重縮合を行った。
ルイソブチルケトン)を加え、30分間攪拌した後、水
層を分離し、MIBK層に抽出された生成物を300m
lの純水で5回水洗し、分液した後、エバポレーターに
て4mmHgで150℃の減圧ストリップを行った。こ
の結果、ノボラック樹脂A−1を87g回収できた。
とホルムアルデヒドを用いてノボラック樹脂A−1と同
様にして合成し、表1に示す収量でノボラック樹脂A−
2〜4を得た。
の合成 遮光下で攪拌機、滴下ロート及び温度計を備えたフラス
コに表2に示すレゾルシン誘導体10.0g(119ミ
リモル)と1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホ
ニルクロライド24.0g(89.2ミリモル)を20
0gの1,4−ジオキサンに溶かした。フラスコを25
℃以下にコントロールするため、ウォーターバスに浸
し、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン
(DABCO)10.50gを1,4−ジオキサン10
0gに溶解した触媒を滴下ロートを用いて滴下した。そ
の後、析出したDABCO塩酸塩を濾過して取り除き、
濾液を0.12N塩酸水1800g中に攪拌しながら滴
下し、再沈させた。これを更に濾過し、再沈澱物を30
0mlの酢酸エチル中に抽出し、100gの純水で5回
水洗分液した。これを更にエバポレーターにて40℃以
下でストリップし、26gの1,2−キノンジアジド化
合物B−1を得た。
1,2−ナフトキノンジアジドスルホニルクロライドを
用いて上記1,2−キノンジアジド化合物B−1と同様
にして合成し、表2に示す収量で1,2−キノンジアジ
ド化合物B−2,3を得た。
溶性樹脂80部に対し、表3に示すように1,2−キノ
ンジアジド化合物、溶解促進剤及び溶剤を加えて混合
し、均一溶液とした後、孔径0.2μmのメンブランフ
ィルターにて濾過し、ポジ型レジスト組成物溶液を調製
した。
ハー上に塗布し、90℃×90秒間のソフトベークを行
い、厚さ3.0μmのレジスト膜を形成した。
(i線)の放射線を照射し、120℃×90秒間のPE
B(ポストエクスポージャーベーキング)を行った後、
現像、純水リンス、乾燥を行った。得られたレジストの
性能評価を上記方法で行い、また10μmL/Sのパタ
ーンプロファイルを図1,2に示したマイクログルーブ
の切れ込み量(高さA、深さB)で評価した。結果を表
3に示す。
組成物を用いてパターンを形成すると、マイクログルー
ブが積極的に発生し、加工精度及び信頼性の高いレジト
スパターンを形成できることが確認された。
空蒸着装置(EVD−500)を用いて、実施例1〜1
0で形成したパターン上に、Auを5000Å厚で形成
した後、アセトン溶剤中に15分間浸し、レジスト剥離
を行った。残って形成されたAuのパターンを電子顕微
鏡にて観察し、レジスト残及びAuのバリの有無を確認
したところ、いずれもレジスト残がなく、Auのバリも
発生しないものであった。
部に対し、表4に示すように1,2−キノンジアジド化
合物、溶解促進剤及び溶剤を加えて混合し、均一溶液と
した後、孔径0.2μmのメンブランフィルターにて濾
過し、ポジ型レジスト組成物溶液を調製した。
ハー上に塗布し、90℃×90秒間のソフトベークを行
い、厚さ3.0μmのレジスト膜を形成した。
(i線)の放射線を照射し、120℃×90秒間のPE
Bを行った後、現像、純水リンス、乾燥を行った。得ら
れたレジストの性能評価を上記方法で行い、また10μ
mL/Sのパターンプロファイルを評価したところ、図
1,2に示したマイクログルーブの切れ込みはいずれも
全く発現しなかった。
置EVD−500を用いて、Auを5000Å厚で形成
した後、アセトン溶剤中に15分間浸し、レジスト剥離
を行った。結果を表4に示すが、いずれもレジスト剥離
ができなかったり、レジスト剥離ができてもレジスト残
が残ったりして結果は不良であった。
例を示す断面図である。
の例を示す断面図である。
法を示す概略図である。
オフ法でレジストパターンを形成した場合の状態を示す
概略図である。
トオフ法でレジストパターンを形成した場合の状態を示
す概略図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 基盤上にレジストパターンを形成した
後、レジストパターンを含む基盤表面にメタル層を形成
し、次いでレジストパターンを剥離して、上記基盤上に
所定のメタルパターンを形成することからなるリフトオ
フ法によるパターン形成方法において、上記レジストパ
ターンを構成するレジスト層にマイクログルーブを下記
条件Aを満たすように形成することを特徴とするパター
ン形成方法。条件A 図1又は図2に示すレジスト層プロファイルにおいて、
レジスト層のライン幅をLμm、厚さをTμmとし、マ
イクログルーブの切れ込み高さをAμm、切れ込み深さ
をBμmとした場合、レジスト層の厚さTを20μm以
下、上記マイクログルーブの切れ込みの程度を下記数式
〔I〕及び〔II〕 【数1】 の範囲に形成する。 - 【請求項2】 レジストパターンを、 (1)アルカリ可溶性樹脂として下記一般式(1)で示
される繰り返し単位を有し、ポリスチレン換算重量平均
分子量が2000〜10000であるノボラック樹脂 【化1】 (但し、式中mは0〜3の整数である。) (2)溶解促進剤としてフェノール性水酸基を有し、か
つベンゼン環の数が2〜5個である下記一般式(2)又
は(3)で示される低核体 【化2】 (但し、式中jは1又は2、k、m、pはそれぞれ0〜
3、nは1〜4、qは1〜3、rは2又は3の整数で、
m+p+n≦6、k+q≦5である。) (3)感光剤として下記一般式(4)又は(5)で示さ
れる1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基を分子
中に有し、エステル化率65%以上の化合物 【化3】 を配合してなるリフトオフ法用ポジ型レジスト組成物に
て形成した請求項1記載のパターン形成方法。 - 【請求項3】 (3)成分の感光剤として、1,2−キ
ノンジアジドスルホニルクロライドを下記一般式(6)
もしくは(7)で示されるバラスト分子又はトリヒドロ
キシベンゾフェノンもしくはテトラヒドロキシベンゾフ
ェノンに導入することにより得られるものを使用した請
求項2記載のパターン形成方法。 【化4】 (但し、式中jは1又は2、k、m、pはそれぞれ0〜
3、nは1〜4、qは1〜3、rは2又は3の整数で、
m+p+n≦6、k+q≦5である。) - 【請求項4】 (1)成分の配合量が80重量部、
(2)成分の配合量が10〜60重量部、(3)成分の
配合量が15〜60重量部である請求項2又は3記載の
パターン形成方法。 - 【請求項5】 基盤上にポジ型レジスト組成物にてレジ
スト膜を形成し、露光前又は現像前に100〜130℃
の温度範囲でベークを行った後、露光、現像して、レジ
スト層にマイクログルーブを形成した請求項2、3又は
4記載のパターン形成方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP7169299A JP2973874B2 (ja) | 1994-06-23 | 1995-06-12 | パターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP16463494 | 1994-06-23 | ||
JP7169299A JP2973874B2 (ja) | 1994-06-23 | 1995-06-12 | パターン形成方法 |
Publications (2)
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JPH0869111A JPH0869111A (ja) | 1996-03-12 |
JP2973874B2 true JP2973874B2 (ja) | 1999-11-08 |
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JP7169299A Expired - Lifetime JP2973874B2 (ja) | 1994-06-23 | 1995-06-12 | パターン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2973874B2 (ja) |
Cited By (1)
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