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JP2856651B2 - 排熱回収型スクラバ及び排熱回収方法 - Google Patents

排熱回収型スクラバ及び排熱回収方法

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Publication number
JP2856651B2
JP2856651B2 JP5275324A JP27532493A JP2856651B2 JP 2856651 B2 JP2856651 B2 JP 2856651B2 JP 5275324 A JP5275324 A JP 5275324A JP 27532493 A JP27532493 A JP 27532493A JP 2856651 B2 JP2856651 B2 JP 2856651B2
Authority
JP
Japan
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heat recovery
scrubber
temperature
exhaust gas
exhaust heat
Prior art date
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Application number
JP5275324A
Other languages
English (en)
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JPH07127979A (ja
Inventor
匡美 山本
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NIPPON GAISHI KK
Original Assignee
NIPPON GAISHI KK
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

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  • Chimneys And Flues (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼却炉等から排出され
る高温の排ガスを洗浄処理するために使用される排熱回
収型スクラバ及びこれを用いた排熱回収方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】焼却炉や各種の工業炉から排出されるダ
スト、SOX 、HCl 等を含んだ高温の排ガスを洗浄処理す
るための手段として、従来からスクラバが使用されてい
る。このスクラバは周知のように、排ガスに対して大量
の洗浄水またはカセイソーダの水溶液を噴射し、排ガス
中のダストを水側に移行させると同時に、SOX 等を除去
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このためにスクラバか
らは大量の排水が排出されることとなるが、その排水温
度は40〜50℃であるのが普通であり、無駄に放出されて
いるのが普通であった。また最近ではこの排水から熱回
収することも検討されているが、排水温度が低いために
30〜40℃程度の低温の温水供給か、暖房用熱源程度の利
用法しかなく、有効な排熱の利用が行えなかった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点を解決し
て、スクラバの機能を低下させることなくその排水から
有効に熱回収を図ることができる排熱回収型スクラバ及
び排熱回収方法を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の排熱回収型スクラバは、高温の排
ガスを洗浄処理するスラクバを前後2段に分離して直列
に接続するとともに、前段のスラクバの排水温度を60℃
以上に保持し、その排水流出部に熱回収手段を設けたこ
とを特徴とするものである。また本発明の排熱回収方法
は、高温の排ガスを排水温度が60℃以上に保持された前
段のスラクバと、これに直列に接続された後段のスラク
バに順次通して洗浄処理するとともに、高温の排ガスの
持つ熱を前段のスラクバの排水流出部に設けられた熱回
収手段により熱回収することを特徴とするものである。
なお本発明において前段のスラクバの排水温度を60℃以
上に限定したのは、これよりも低温では温水等として熱
回収される温度が低く、スクラバを前後に分離すること
による設備面の負担と引き合わないためである。
【0006】
【作用】本発明の排熱回収型スクラバは、焼却炉等から
の高温の排ガスを前後2段のスクラバに順次通して排ガ
ス中のダスト、SOX 、HCl 等を除去するものであるが、
前段のスクラバに供給される洗浄水の量を減少させる
か、スクラバを通過することにより加熱された洗浄水を
再利用することにより、前段のスクラバの排水温度を60
℃以上に保持する。そして前段のスラクバの排水流出部
に設けられた熱回収手段によりこの60℃以上の高温の排
水から熱回収を行う。このために従来よりも効果的な熱
回収を図ることができる。しかも前段のスクラバを通過
した排ガスは後段のスクラバによって再度洗浄されるの
で、前段のスクラバに供給される洗浄水の量を減少させ
たような場合にも、排ガス処理性能が低下するおそれは
ない。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1において、1は前段のスクラバ、2
は後段のスクラバであり、焼却炉等からの高温の排ガス
は図示のように前段のスクラバ1を通過する間に洗浄さ
れ、更に後段のスクラバ2を通過する間に完全に洗浄さ
れるようになっている。
【0008】各スクラバ1、2にはそれぞれ洗浄水噴射
ノズル3、4が設けられている。洗浄水はまず後段のス
クラバ2の洗浄水噴射ノズル4に対して新水が供給さ
れ、後段のスクラバ2からの排水の一部は弁5から系外
に放出されるが、残部は弁6を介して前段のスクラバ1
側に供給されている。前段のスクラバ1からの排水もそ
の一部は弁7から系外に放出されているが、残部は弁8
を介してリターンされ、後段のスクラバ2からの排水と
ともに洗浄水噴射ノズル3に供給されるようになってい
る。
【0009】このように、実施例では前段のスクラバ1
の洗浄水噴射ノズル3に供給される洗浄水は前段または
後段のスクラバ1、2を通過することによって加熱され
た洗浄水であり、新水に比較してかなりの高温となって
いる。このために前段のスクラバ1の排水温度も常に60
℃以上に保持されており、前段のスラクバ1の排水流出
部に設けられた熱回収手段9がこの高温の排水から効率
よく熱回収を行うことができる。実施例では熱回収手段
9は温水として熱を回収する形式のものであるが、必ず
しもこれに限定されるものではない。
【0010】実施例では、前段のスラクバ1の排水流出
部に温度センサ10が設置されており、弁6と弁8の開度
を調節することにより、常に前段のスクラバ1の排水温
度が60℃以上に保持されるように制御を行っている。
【0011】各部分を流れる流体の温度、流量等の具体
例は図1に記入した通りであり、まず前段のスラクバ1
に導かれる焼却炉の排ガスは270 ℃、500Nm3/hrであ
り、その絶対湿度は0.46kg−H2O/kg−ドライガスであ
る。この排ガスは前段のスラクバ1から70℃の飽和湿度
のガスとなって後段のスクラバ2に入り、40℃の飽和湿
度のガスとなって大気中に放出される。
【0012】後段のスクラバ2の洗浄水噴射ノズル4に
対して供給される新水は20℃で3.2m3/hrであり、後段の
スクラバ2を通過する間に上記した70℃の排ガスとの接
触により35℃まで加熱されて排水となる。そのうちの1.
7m3/hrは35℃の排水として弁5から放出される。しかし
残部の1.6m3/hrの部分は弁6を介して前段のスラクバ1
に入り、弁8を介してリターンされてきた65℃、1.7m3/
hrの前段のスラクバ1の排水とともに洗浄水噴射ノズル
3に供給される。その結果、洗浄水噴射ノズル3には50
℃、3.3m3/hrの洗浄水が供給されることとなる。
【0013】この洗浄水は、270 ℃、500Nm3/hr の高温
の排ガスとの接触により加熱され、70℃、3.4m3/hrの高
温の排水となって前段のスラクバ1から排出される。そ
して熱回収手段9に供給される55℃、1.6m3/hrの水を65
℃まで加熱することができる。熱回収手段9を通過した
排水は65℃となり、弁7から1.7m3/hrが放出され、残部
の1.7m3/hrの部分が弁8を介してリターンされている。
この実施例では、前段のスラクバ1の排水温度を70℃に
維持することにより、熱回収手段9が65℃の高温水とし
て熱回収を行っており、従来の低温の排水からの熱回収
よりも利用価値の高い高温水を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の排熱回
収型スクラバ及びこれによる排熱回収方法によれば、
ラクバを前後2段に分離し、前段のスラクバの排水温度
を60℃以上に保持して高温の排ガスの持つ熱を熱回収手
段により熱回収するようにしたので、スクラバ本来の機
能を低下させることなくその排水から有効に熱回収を図
ることができる利点がある。このようにして回収された
高温水等は、温度が60℃前後と高いために従来のような
暖房用熱源以外にも、多くの用途に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す系統図である。
【符号の説明】
1 前段のスクラバ、2 後段のスクラバ、9 熱回収
手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27D 17/00 101 F27D 17/00 104 F23G 5/44 F23J 15/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温の排ガスを洗浄処理するスラクバを
    前後2段に分離して直列に接続するとともに、前段のス
    ラクバの排水温度を60℃以上に保持し、その排水流出部
    に熱回収手段を設けたことを特徴とする排熱回収型スク
    ラバ。
  2. 【請求項2】 高温の排ガスを排水温度が60℃以上に保
    持された前段のスラクバと、これに直列に接続された後
    段のスラクバに順次通して洗浄処理するとともに、高温
    の排ガスの持つ熱を前段のスラクバの排水流出部に設け
    られた熱回収手段により熱回収することを特徴とする排
    熱回収方法。
JP5275324A 1993-11-04 1993-11-04 排熱回収型スクラバ及び排熱回収方法 Expired - Lifetime JP2856651B2 (ja)

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