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JP2738042B2 - 3,3―ジクロロ‐1,1,1,2,2,‐ペンタフルオロプロパンの製造方法 - Google Patents

3,3―ジクロロ‐1,1,1,2,2,‐ペンタフルオロプロパンの製造方法

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JP2738042B2
JP2738042B2 JP1187523A JP18752389A JP2738042B2 JP 2738042 B2 JP2738042 B2 JP 2738042B2 JP 1187523 A JP1187523 A JP 1187523A JP 18752389 A JP18752389 A JP 18752389A JP 2738042 B2 JP2738042 B2 JP 2738042B2
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JP
Japan
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reaction
pentafluoropropane
producing
dichloro
reduction
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真介 森川
俊一 鮫島
啓一 大西
秀一 岡本
隆司 大森
敏弘 田沼
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Priority to EP90910909A priority patent/EP0436031A1/en
Priority to PCT/JP1990/000924 priority patent/WO1991001287A1/en
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は3,3−ジクロロ−1,1,1,2,2−ペンタフルオロ
プロパン(R225ca)の製造方法に関するものである。含
水素クロロフルオロプロパン類は従来から用いられてき
たフロン類と同様に発泡剤、冷媒、洗浄剤等の用途が期
待される。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] R225caの製造方法としては、従来塩化アルミニウムの
存在下にテトラフルオロエチレンにジクロロフルオロメ
タンを付加させて合成する方法が知られている。しか
し、この方法は目的生成物と同時に目的生成物と沸点が
近く蒸留等通常の方法では分離困難な反応副生物を生成
するため純度の高い製品を得るには多段の精製工程が必
要であるという欠点を有している。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、3,3−ジクロロ−1,1,1,2,2−ペンタフル
オロプロパン(R225ca)の効率的製造法について鋭意検
討を行なった結果、テトラフルオロエチレンにトリクロ
ロフルオロメタン(R11)を付加させて1,1,1−トリクロ
ロペンタフルオロプロパン(R215cb)を生成せしめた
後、次いでこれを還元反応させることにより、高収率で
3,3−ジクロロ−1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパン
(R225ca)が得られることを見いだし本発明を提供する
に至ったものである。
以下本発明の詳細について実施例とともに説明する。
すなわちルイス酸触媒の存在下、不活性な溶媒中もし
くは無溶媒でテトラフルオロエチレン(4F)にトリクロ
ロフルオロメタン(R11)を付加反応させると、下式に
示すように1,1,1−トリクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロパン(R215cb) が高収率で得られる。付加反応に用いるルイス酸触媒と
しては、B,Al,Fe,Ni,Co,Sb,Nb,Sn,Ti,およびTaからなる
群から選ばれる少なくとも1個の元素を含む塩化物、弗
化物、臭化物等のハロゲン化物が使用可能である。また
反応に溶媒を用いる場合はパーフルオロオクタンやパー
フルオロブチルテトラヒドロフランなどの不活性な溶媒
が好適であるが、精製を容易にするために通常は無溶媒
で行なうのが特に好ましい。
反応温度、反応時間は、液相の場合、−50〜100℃、
1〜10hr、好ましくは−10〜400℃、3〜6hrであり、気
相の場合、60〜300℃、0.1〜300sec、好ましくは100〜2
50℃、1〜30secが適当である。反応は常圧又は加圧下
に実施でき、反応モル比は、R−11を1モルに対して4F
を1.0〜1.5モルが適当である。
付加反応によって得られた1,1,1−トリクロロペンタ
フルオロプロパン(R215cb)の還元は光照射下に行う方
法、亜鉛を用いて行う方法、触媒の存在下水素を用いて
行う方法など種々の還元方法を用いて行うことができ
る。還元を光照射下に行なう場合においてプロトン源と
して用いる化合物としては、水素原子が結合した有機化
合物であれば特に限定されないが、例えばメタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、sec−ブチルア
ルコールなどのアルコール類、ヘキサン、ヘプタンなど
のアルカン類、トルエン、キシレンなどの芳香族化合物
が好ましく、なかでもイソプロピルアルコールなどの二
級アルコールが特に好ましい。またこれ等の混合溶媒も
使用可能である。亜鉛を用いて還元する際に用いる溶媒
としては、水素原子が結合した有機化合物であれば特に
限定されないが、メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコールなどのアルコール類、酢酸や蟻酸などの有
機酸、テトラヒドロフランなどのエーテル類や水さらに
はこれらの混合物を用いることが好ましく、なかでもメ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどの
アルコール類を使用するのが好適である。
還元を触媒の存在下水素を用いて行う場合、液相、気
相いずれの系も取り得る。還元触媒としては白金、パラ
ジウム、ロジウム、ルテニウムなどの貴金属触媒、ニッ
ケルなどの卑金属触媒いずれも使用可能であるが、なか
でも耐酸性の貴金属触媒を使用するのが特に好ましい。
これらの触媒は、活性炭やアルミナ等の担体に担持すれ
ば、触媒活性や寿命が向上し好ましい。液相で還元を行
なう場合は、無溶媒で行なってもよいし反応に不活性な
溶媒、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコールなどのアルコール類を用いてもよい。
還元反応温度、反応時間は、液相の場合、25〜150
℃、0.1〜10min、好ましくは40〜100℃、1〜5minであ
り、気相の場合、60〜300℃、0.1〜300sec、好ましくは
100〜250℃、1〜30secが適当である。反応が常圧又は
加圧下に実施でき、反応モル比は、光照射を用いる場
合、R215cb1モルに対して、水素原子が結合した有機化
合物を化学量論量の5倍モル程度、水素を用いる場合、
R215cb1モルに対して、1〜2倍モル程度、亜鉛を用い
る場合、R215cb1モルに対して、水素原子が結合した有
機化合物を化学量論量の1〜2倍モル程度が適当であ
る。
[実施例] 以下、本発明の実施例を示す。
実施例 1 10のハステロイC製オートクレーブに無水塩化アル
ミニウム0.5kg(3.7mol)を加えて減圧脱気した後、R11
を5kg(36.4mol)加えた。オートクレーブを0℃に冷却
した後、反応温度を10〜20℃に保ちながらテトラフルオ
ロエチレンを加え続けた。テトラフルオロエチレンを4k
g(40mol)加えた後さらに1時間撹拌を続け反応液を濾
別し、反応粗液を蒸留精製することにより、R 215cb
を6.1kg得た(収率71%)。次いで内径2.54cm、長さ100
cmのインコネル600製U字型反応管に活性炭担持の白金
触媒(担持率0.5%)100mlを充填して還元反応器とし、
反応器を120℃を保持した。これにガス化させたR 215
cbを96ml/分、水素ガスを144ml/分で供給し、反応を進
めた。酸分を除去した後−78℃に冷却したトラップに反
応粗液4.5kgを回収しガスクロ及び19F−NMRを用いて分
析した。結果を第1表に示す。
反応粗液を蒸留精製することにより、R 225caを3.6
kg得た(収率68%)。
実施例 2 10のハステロイC製オートクレーブに無水塩化アル
ミニウム0.5kg(3.7mol)を加えて減圧脱気した後、R11
を5kg(36.4mol)加えた。オートクレーブを0℃に冷却
した後、反応温度を10〜20℃に保ちながらテトラフルオ
ロエチレンを加え続けた。テトラフルオロエチレンを4k
g(40mol)加えた後さらに1時間撹拌を続け反応液を濾
別し、反応粗液を蒸留精製することにより、R 215cb
を6.1kg得た(収率71%)。次いで1000mlのガラス製三
つ口丸底フラスコにメタノール2000g(6mol)亜鉛末300
g(4.6mol)を加え、0℃で撹拌しながらR 215cbを10
00g(4.2mol)滴下した。滴下終了後0℃でさらに8時
間撹拌を続け、反応液を2N塩酸水で水洗した。有機層90
0gを回収しガスクロ及び19F−NMRを用いて分析した。結
果を第2表に示す。
反応粗液を蒸留精製することにより、R 225caを350
g得た(収率41%)。
[発明の効果] 本発明は、実施例に示した如く、従来高純度品の入手
が困難であった3,3−ジクロロ−1,1,1,2,2−ペンタフル
オロプロパン(R 225ca)を高収率で製造し得るとい
う効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田沼 敏弘 神奈川県横浜市港南区港南2―24―31

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テトラフルオロエチレンにトリクロロフル
    オロメタンを付加させて1,1,1−トリクロロペンタフル
    オロプロパンを生成せしめた後、次いでこれを還元反応
    させることを特徴とする3,3−ジクロロ−1,1,1,2,2−ペ
    ンタフルオロプロパンの製造方法。
  2. 【請求項2】テトラフルオロエチレンにトリクロロフル
    オロメタンを付加させて1,1,1−トリクロロペンタフル
    オロプロパンを生成せしめる反応をルイス酸触媒の存在
    下に行なう請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】還元反応を、還元触媒の存在下、水素を用
    いて行なう請求項1に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】還元反応を、亜鉛の存在下、水素原子が結
    合した有機化合物を用いて行なう請求項1に記載の製造
    方法。
JP1187523A 1989-07-21 1989-07-21 3,3―ジクロロ‐1,1,1,2,2,‐ペンタフルオロプロパンの製造方法 Expired - Fee Related JP2738042B2 (ja)

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