JP2753895B2 - 固体撮像装置 - Google Patents
固体撮像装置Info
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Description
度の高い電荷結合型固体撮像装置に関する。
方式(FT方式)の電荷結合型固体撮像装置と、フレーム
インターライン転送方式(FIT方式)の電荷結合型固体
撮像装置が知られている。FT方式の電荷結合型固体撮像
装置は、受光部と蓄積部に共用される垂直電荷転送路群
と、蓄積部の終端でこれらの垂直電荷転送路に接続する
水平電荷転送路を備えている。
々固有の電圧の駆動信号を印加することにより、受光部
の領域内の垂直電荷転送路群に画素に相当するポテンシ
ャル井戸(転送ピクセル)を発生させて被写体光学像に
対応する電荷を集積し、この電荷集積の完了後に、受光
部と蓄積部の両領域の垂直電荷転送路群に電荷転送動作
を行わせることにより、全ての電荷を受光部から蓄積部
へ高速で転送させる。そして、例えば、標準テレビジョ
ン方式の走査周期に同期して、蓄積部の電荷を水平電荷
転送路へ転送すると共に水平電荷転送路が線順次走査の
タイミングで電荷を読み出すことにより、画素信号を画
素配列に対応する順序で出力する。
当する受光セルと、受光セルに発生した電荷を読み出す
ための垂直電荷転送路とを分離して形成してある。撮像
時には、被写体光学像を受光セルで受光して画素信号に
相当する電荷を集積させ、この電荷集積の完了と同時
に、電荷をトランスファゲート(受光セルと垂直電荷転
送路間に形成されるゲート)を介して垂直電荷転送路側
へ転送する。そして、例えば、標準テレビジョン方式の
走査周期に同期して、垂直電荷転送路が電荷を水平電荷
転送路へ転送すると共に水平電荷転送路が線順次走査タ
イミングで電荷を読み出すことにより、画素信号を画素
配列に対応する順次で出力する。又、FIT方式の電荷結
合型固体撮像装置は、FT方式及びIT方式を融合したもの
で、それら2種類の電荷結合型固体撮像装置よりもかな
りのスメア低減能力を持つ。
は、まず、FT方式の電荷結合型固体撮像装置は、垂直電
荷転送路に画素としての機能を持たせるので、電子シャ
ッター機能を持たせようとすると、スメア成分が大きい
ため実現性がなく、その結果、電子式カメラ等の映像機
器に適用する場合には、機械式シャッターが必須となっ
て、映像機器の大型化や複雑化を招来する問題がある。
でもフレーム画読出しは可能であるが、露光時刻がフィ
ールド間で1垂直走査期間だけずれる。又、FIT方式に
おいても露光時刻のずれはFT方式、IT方式よりも小さい
ものの第1フィールドの高速転送の時間分ずれることと
なる。
結合型固体撮像装置に共通する問題点で、電荷転送路が
電荷転送する場合に、相互に隣接関係にある画素信号を
混合させることなく転送するためには、電荷を保持する
ためのポテンシャル井戸(転送ピクセル)と各転送ピク
セル間を分離するためのポテンシャル障壁を発生させる
必要があるので、従来一般的に適用される4相駆動方式
等で電荷転送を行う場合には、4個以上の転送ゲート電
極を組合せて1組の電荷信号を転送させるように制御す
る必要があった。その結果、垂直解像度を向上させるた
めのフレーム電子シャッター機能を実現することが困難
であった。
であり、電子シャッター機能を備えると共に、垂直解像
度を向上させ得る構造の電荷結合型固体撮像装置を提供
することを目的とする。
ーム蓄積部を有する構造が多く提案されているが、チッ
プ面積の増大や歩留の低下をもたらすという課題があっ
た。
当する複数の光電変換素子を行方向及び列方向にマトリ
クス状に配列形成し、列方向に配列する各光電変換素子
群に隣接して垂直電荷転送路を形成して成る受光部と、
該受光部のこれらの垂直電荷転送路に連設する垂直電荷
転送路を有する蓄積部とを具備し、画素に発生した画素
信号を上記受光部の垂直電荷転送路へ転送した後、受光
部と蓄積部の垂直電荷転送路の転送ゲート電極に所定タ
イミングのゲート信号を印加することにより上記蓄積部
の垂直電荷転送路へ全ての画素信号を高速転送し、更
に、該蓄積部の垂直電荷転送路の転送ゲート電極に所定
タイミングのゲート信号を印加すると共に、水平電荷転
送路によって各行毎の画素信号を走査読出しする電荷結
合型固体撮像装置において、前記受光部の転送ゲート電
極を各列の光電変換素子に対応して2個ずつ設けると共
に、蓄積部の転送ゲート電極数を受光部の転送ゲート電
極数の半分に形成し、前記高速転送時には、受光部中の
相互に隣合う転送ゲート電極を所定数ずつ組にして所定
のタイミングのゲート信号を印加すると共に、蓄積部中
の相互に隣合う転送ゲート電極を受光部中の各組の転送
ゲート電極数と等しい数ずつ組にして、水平電荷転送路
に近い側の組からゲート信号の印加を停止して、上記高
速転送を行い、前記走査読出し時には、蓄積部中の相互
に隣合う転送ゲート電極を所定数ずつ組にして、水平電
荷転送路側に最も近い側の組の転送ゲート電極から順番
に所定のタイミングのゲート信号を印加することによっ
て、走査読出しを行うこととした。
光電変換素子と垂直電荷転送路を分離して形成し、露光
後に光電変換素子から垂直電荷転送路へ転送してから走
査読出しを行うので、電子シャッター機能を有し、且
つ、垂直電荷転送路中の画素信号を水平電荷転送路側に
位置するものから順番に所謂ドミノ倒しのようにして転
送を行うので、転送ゲート電極の数を低減することがで
き、垂直解像度の向上を図ることができる。又、従来の
フィールド蓄積部の半分の面積でフィールド蓄積が行
え、半導体チップの縮小化を図ることができる。
説明する。ただし、本発明による電荷結合型固体撮像装
置を理解するには、その前提となる本発明の先行実施例
を説明する必要があるので、まずこの先行実施例につい
て図面と共に説明する。静止画を撮像する電子スチルカ
メラに適用した場合で説明する。
第1図において、1は撮像レンズ等から成る撮像光学
系、2は機械式の絞り機構、3は本発明を適用した電荷
結合型固体撮像装置であり、夫々が撮像光学系1の光軸
に合わせて順番に配列されると共に、被写体光学像を電
荷結合型固体撮像装置3の受光領域に入射する構成とな
っている。4は信号処理回路、5は記録機構であり、電
荷結合型固体撮像装置3から出力される画素信号を信号
処理回路4で色分離やγ補正や白バランス調整等を行う
と共に、輝度信号と色差信号を形成し、記録機構5にお
いてこれらの輝度信号と色差信号に対して記録可能な変
調処理を行ってから磁気記録媒体等に記録する。同期制
御回路6が、絞り機構2、電荷結合型固体撮像装置3の
読出しタイミング、信号処理回路4及び記録機構5の動
作を同期制御することにより、撮像から記録までの一連
の動作を処理する。
図に示すようになっている。被写体光学像を受光するた
めの受光部7は、列方向Yに沿ってn個、行方向Xに沿
ってm個の合計n×m個のマトリクス状に配列形成され
る画素に相当する複数のフォトダイオード(図中、Pで
示す部分)と、列方向Yに配列される各フォトダイオー
ド群に隣接してm本の垂直電荷転送路L1〜Lmが形成され
ている。受光部7の下方に、垂直電荷転送路L1〜Lmの延
びた垂直電荷転送路群を有する蓄積部8が連設されてい
る。蓄積部8のこれらの垂直電荷転送路L1〜Lmの夫々の
終端部には、水平電荷転送路10が形成され、水平電荷転
送路10の終端部に出力アンプ11が形成されている。垂直
電荷転送路L1〜Lmには、後述するように所定配置のゲー
ト電極が設けられ、更にそれらの上面には光の入射を阻
止するための遮光層が積層されている。これらのゲート
電極には、垂直電荷転送路L1〜Lmに所定タイミングに同
期して電荷転送動作を行わせるための駆動信号が第1、
第2、第3の駆動回路12、13、14から供給される。尚、
夫々の駆動回路12、13、14に供給されるタイミング信号
φH、VL、φG、φFS、VS、φ1、φ2、φ3、φ4、
φIN、φRS,φA、φBは同期制御回路6が発生する。
転送されてくる信号電荷を受信し、更に出力アンプ11側
へ水平転送するためのゲート電極が設けられており、こ
れらの動作を行うために各ゲート電極に印加するゲート
信号α1、α2が同期制御回路6から供給される。
いし第7図と共に詳述する。第3図には受光部7と蓄積
部8の要部構造を拡大して示し、第4図は第3の駆動回
路14の回路を示し、第7図は電荷結合型固体撮像装置の
縦断面構造を示す。まず、第3図において、この電荷結
合型固体撮像装置は、半導体集積回路製造技術により半
導体基板中に適宜の種類且つ不純物濃度の層を埋設する
と共に、該半導体基板上に電極層等を積層することによ
り形成されるものである。
内にn+形不純物からなる複数の不純物層を列方向Y及び
行方向Xに沿ってマトリクス状に配列形成することによ
り、第2図中のPで示すフォトダイオード群(第3図に
は、P1、P2、P3、P4、P5〜で示す)が設けられ、列方向
Yに配列される各フォトダイオード群に隣接してn形の
不純物層を形成することにより、第2図の垂直電荷転送
路L1〜Lm(第3図では、一部の垂直電荷転送路Li-1、
Li、Li+1、Li+2を示す)が形成されている。更に、垂直
電荷転送路上には、図示するように、各行のフォトダイ
オードに対して一対ずつの転送ゲート電極G11、G21、G
31、G41、G12、G22、G32、G42〜G1n/2、G2n/2、G
3n/2、G4n/2が積層されている。
されるので、転送ゲート電極の総数は2×n本となる。
又、説明の都合上、転送ゲート電極を一般的に符号Gik
で表すと、添字kは4個の転送ゲート電極を1組として
各組の順番を示し、添字jは各組内の4本の転送ゲート
電極の順番を示す。したがって、第1組(k=1)の転
送ゲート電極はG11、G21、G31、G41で示し、最終組(k
=n/2)の転送ゲート電極はG1n/2、G2n/2、G3n/2、
G4n/2で示す。
す)トランスファゲートとなる部分とフォトダイオード
の部分及び垂直電荷転送路の部分を除く周囲にp+形の不
純物層から成るチャンネルストッパ(第3図の点線で囲
む斜線部分)が形成されている。蓄積部8まで延びる垂
直電荷転送路の上面にも、電荷転送を実現するための転
送ゲート電極g11、g21、g31、g41、g12、g22、g32、g42
〜g1n/2、g2n/2、g3n/2、g4n/2が積層されており、
更に、垂直電荷転送路はチャンネルストッパ(点線で囲
む斜線部分)で囲まれている。尚、蓄積部8の領域応の
転送ゲート電極の総数も2×n本であり、説明の都合
上、4本の転送ゲート電極を1組として示している。蓄
積部8の垂直電荷転送路群の終端には第2図で示したの
と同様に水平電荷転送路10が形成されている。尚、この
水平電荷転送路10は周知の構造であるので、詳細は省略
するが、タイミング信号α1、α2による2相駆動方式
や4相駆動方式その他の方式で電荷転送を行う。受光部
7側の垂直電荷転送路の端部に不要電荷を廃棄するため
のドレイン部15が形成されている。
を説明する。
平電荷転送路10に最も近いゲート電極g11を第1番目の
ゲート電極とすると、奇数番目のゲート電極g11、g31、
g12、g32、g13、g33〜g1n/2、g3n/2の各先端部がNMOS
トランジスタD11、D31、D12、D32、D13、D33〜D1n/2、
D3n/2を介して、信号VLの信号線に接続し、偶数番目の
ゲート電極g21、g41、g22、g42、g23、g43〜g2n/2、g
4n/2の各先端部がNMOSトランジスタD21、D41、D22、
D42、D23、D43〜D2n/2、D4n/2を介して、駆動信号φ
Hの信号線に接続している。又、これらのトランジスタ
のゲート接点には、駆動信号φGが供給される。尚、説
明の都合上、これらのNMOSトランジスタも転送ゲート電
極g11〜g4n/2に対応して示す。
側の転送ゲート電極g4n/2に隣接する転送ゲート電極G
11を第1番目の転送ゲート電極とすると、奇数番目のゲ
ート電極G11、G31、G12、G32、G13、G33〜G1n/2、G
3n/2の各先端部がNMOSトランジスタM11、M31、M12、
M32、M13、M33〜M1n/2、M3n/2を介して、信号VLの信
号線に接続し、偶数番目のゲート電極G21、G41、G22、G
42、G23、G43〜G2n/2、G4n/2の各先端部がNMOSトラン
ジスタM21、M41、M22、M42、M23、M43〜M2n/2、M4n/2
を介して、駆動信号φHの信号線に接続している。又、
これらのトランジスタのゲート接点には、駆動信号φG
が供給される。
23、G43〜G4n/2の各先端部には、npnトランジスタ
Q21、Q41、Q22、Q42、G23、Q43〜G4n/2の各エミッタ接
点が接続し、各npnトランジスタのベース接点には駆動
信号φFS、コレクタ接点には電圧VSが印加される。尚、
説明の都合上、これらのnpnトランジスタも転送ゲート
電極G11〜G4n/2に対応して示す。
されるタイミング信号φ1〜φ4を第3の駆動回路14か
らの駆動信号SS1、SS2〜SSn/2、SSn/2+1〜SSnに同
期して切換え動作するNMOSトランジスタd11、d21、
d31、d41〜d4n/2とm11、m21、m31、m41〜m4n/2とから
成り、2×n個のNMOSトランジスタd11、d21、d31、d41
〜d4n/2は蓄積部8の転送ゲート電極g11、g21、g31、g
41〜g4n/2に順番に接続し、残りの2×n個のNMOSトラ
ンジスタm11、m21、m31、m41〜m4n/2は受光部8の転送
ゲート電極G11、G21、G31、G41〜G4n/2に順番に接続し
ている。尚、説明の都合上、NMOSトランジスタd41〜d
4n/2とm41〜m4n/2を転送ゲート電極g41〜g4n/2とG41
〜G4n/2の配列に対応して示してある。
ずつを1組として、それらのゲート接点に順番に第3の
駆動回路14の駆動信号SS1、SS2〜SSn/2、SSn/2+1〜
SSnが印加され、各組の第1番目のNMOSトランジスタ
d11、d12、D13、d14〜d1n/2のドレイン接点にタイミン
グ信号φ1、第2番目のNMOSトランジスタd21、d22、d
23、d24〜d2n/2のドレイン接点にタイミング信号
φ2、第3番目のNMOSトランジスタd31、d32、d33、d34
〜d3n/2のドレイン接点にタイミング信号φ3、第4番
目のNMOSトランジスタd41、d42、d43、d44〜d4n/2のド
レイン接点にタイミング信号φ4が供給される。
個ずつを1組として、それらのゲート接点に順番に第3
の駆動回路14の駆動信号SSn/2+1、SSn/2+2〜SSn
が印加され、各組の第1番のNMOSトランジスタm11、
m12、m13、m14〜m1n/2のドレイン接点にタイミング信
号φ1、第2番目のNMOSトランジスタm21、m22、m23、m
24〜m2n/2のドレイン接点にタイミング信号φ2、第3
番目のNMOSトランジスタm31、m32、m33、m34〜m3n/2の
ドレイン接点にタイミング信号φ3、第4番目のNMOSト
ランジスタm41、m42、m43、m44〜m4n/2のドレイン接点
にタイミング信号φ4が供給される。第3図中の信号S
11、S21、S31、S41〜S4n/2とI11、I21、I31、I41〜I
4n/2が各転送ゲート電極に供給される信号である。
ミングの駆動信号SS1、SS2、SS3、SS4〜SSn/2、S
Sn/2+1〜SSnを出力するnビット出力型のシフトレジ
スタで形成されている。即ち、このシフトレジスタは、
第5図のタイミングに示すように、スタートパレスの信
号φINを2相のタイミング信号φA、φBに同期して下
位の出力ビットから上位の出力ビットへ転送することに
より、順次に論理値“M"の駆動信号を発生させる構成と
なっている。即ち、最初に最下位の駆動信号SS1だけが
“M"レベルで他の上位ビット出力は“L"レベルとなり、
次の周期では下位2ビットの駆動信号SS1とSS2が“M"レ
ベルで、残りの上位ビット出力は“L"レベルとなり、更
に、次の周期では下位2ビットの駆動信号SS1とSS2とS
S3が“M"レベルで、残りの上位ビット出力は“L"レベル
となるというように、駆動信号の“M"レベルの出力が順
次に下位ビットから上位ビットヘ拡がるように変化す
る。
し、4×n個のセル構造の回路が従属に接続することに
よってシフトレジスタを構成している。したがって、第
1ビット目の回路を代表して説明すると、一方のタイミ
ング信号φBの信号線とアース端子間に、MOSトランジ
スタu11、u12がドレイン・ソース路を直列として接続
し、MOSトランジスタu11のゲート接点が入力接点θINに
接続し、MOSトランジスタu12のゲート接点が他方のタイ
ミング信号φAの信号線に接続している。MOSトランジ
スタu11のゲート・ドレイン接点間には、ゲート酸化膜
を利用したブートストラップ用コンデンサε11が接続
し、更に、MOSトランジスタu11のドレイン接点間がMOS
トランジスタu13のソース・ドレイン路を介して中間接
点θXに接続している。又、信号VMの信号線と信号VLの
信号線の間にMOSトランジスタu14、u15がドレイン・ソ
ース路を直列として接続し、MOSトランジスタu14のゲー
ト接点に信号VMが印加され、MOSトランジスタu15のゲー
ト接点が入力接点θINに接続している。又、中間接点θ
Xと信号VLの信号線の間にMOSトランジスタu17が接続す
ると共に、MOSトランジスタu14とu15の接続接点とMOSト
ランジスタu17のゲート接点間にMOSトランジスタu16が
接続し、MOSトランジスタu16のゲート接点に信号φBが
印加される。又、MOSトランジスタu11〜u17及びコンデ
ンサε11から成る前段回路と同じ構成の後段回路がMOS
トランジスタu21〜u27及びコンデンサε21で構成されて
いる。但し、MOSトランジスタu11に対応するトランジス
タu21、MOSトランジスタu12に対応するトランジスタ
u22、MOSトランジスタu16に対応するトランジスタu26の
各ゲート接点に印加される信号φAとφBは相互に逆の
信号に印加される関係に設定され、後段回路の入力接点
が中間接点θXに接続し、トランジスタu23の出力側接
点が第1ビット目の出力接点θOとなっている。そし
て、後段回路のMOSトランジスタu21のドレイン接点に第
1ビット目の駆動信号SS1が発生し、第3図に示す第2
駆動回路13に供給するように配線されている。そして、
同様のセル構造の残りの回路の入力接点θINと出力接点
θOが従属に接続することにより、上位ビットの回路も
形成されている。尚、第1ビットの入力接点θINは、ゲ
ート接点にタイミング信号φAが印加されるMOSトラン
ジスタu00を介してスタートパルスの信号φINが供給さ
れる。第4図中の各接点に発生する信号V1〜V17は、第
5図に示すタイミングとなり、特にこのシフトレジスタ
は、ブートストラップ用コンデンサε11、ε21の昇圧効
果により、内部に伝播する各信号の波形を整形するとい
う効果を有している。
第7図は第3図の受光領域7及び第1、第2、第3の駆
動回路12、13、14にわたるB−B′線間の縦断面構造を
示す。まず、n形不純物から成る半導体基板中に受光領
域7を形成するためのpウェル層16と、第1の駆動回路
12を形成するためのpウェル層17、及び第2、第3の駆
動回路13、14を形成するためのpウェル層18が埋設さ
れ、これらのpウェル層16、17、18内に夫々所定の素子
を形成している。まず、受光領域7は、pウェル層16内
にn+形不純物からなる複数の不純物層19を列方向Y及び
行方向Xに沿ってマトリクス状に配列形成することによ
り画素となるフォトダイオードが形成され、更に、列方
向Yに配列される各不純物層19に隣接してn形の不純物
層(第7図中の点線で示す部分)20を形成することによ
り、垂直電荷転送路L1〜Lmが形成されている。尚、第3
図のTgで示す(1カ所だけ代表して示す)トランスファ
ゲートとなる部分とフォトダイオードの部分及び垂直電
荷転送路の部分を除く周囲にp+形の不純物層21を形成す
ることで、チャンネルストッパ領域を形成している。そ
して、半導体基板の表面に第3図に示すような配列でゲ
ート電極が積層されている。
層17内の構造に示すように、一対のn+形不純物層22、23
と、表面部分にゲート電極を積層した構造から成り、ド
レイン接点となるn+形不純物層22に駆動信号φHが印加
され、ソース接点となるn+形不純物層23が垂直電荷転送
路上のゲート電極に接続している。又、信号VLはpウェ
ル層17に埋設されたp+形不純物層24に印加される。npn
トランジスタは、pウェル層17に埋設されたp+形不純物
層25とn+形不純物層26及びn形の半導体基板13から成
り、エミッタ接点となるn+形不純物層26が各ゲート電極
に接続し、ベース接点となるpウェル層17及びp+形不純
物層25にタイミング信号φFSが印加され、コレクタ接点
となるn形の半導体基板15にはバイアス電圧VSが印加さ
れる。
層18内に形成したn+形不純物層27、28と、これらの上部
に設けられたゲート電極によって形成される図示のよう
なMOSトランジスタ群で構成され、第3の駆動回路14も
同様のMOSトランジスタ群等によって構成されている。
次に、かかる構造を有する電荷結合型固体撮像装置の作
動を静止画を撮影する電子スチルカメラに適用した場合
について説明する。
作を第8図のタイミング図と共に説明する。図中の期間
TVBがNTSC等の標準テレビジョン方式の垂直ブランキン
グ期間に相当するものとすると、この期間TVB中の所定
時点でフォトダイオードから受光部7の垂直電荷転送路
へ全画素信号を移す所謂フィールドシフト動作を行い、
更に、受光部7へ転送された全画素信号を後述する所定
の転送タイミングで蓄積部8の垂直電荷転送路へ高速転
送する。
ドシフト動作の時点がシャッターの閉じる時点に相当す
ると共に、露光完了時点となる。したがって、この時点
から先の時点で露光動作が開始しそしてフィールドシフ
ト動作の開始時点までがフォトダイオードによる露光期
間(即ち、受光期間)となる。更に、垂直電荷転送路L1
〜Lm及び水平電荷転送路10中のスメア成分や暗電流成分
となるような不要電荷は、露光動作の終了前に所定の電
荷転送動作によってドレイン部15と外部へ掃き出され
る。
ング期間に相当する期間THBにおいて、蓄積部8中の水
平電荷転送路10に最も近い側の転送ピクセルの画素信号
を水平電荷転送路10へ転送し、次に、水平走査期間(所
謂、1H期間)に相当する期間T1Hにおいて、水平電荷転
送路10が1行分の画素信号を点順次走査のタイミングで
水平転送することによって第1行目の画素信号を読み出
す。
HBにおいて、蓄積部8の垂直電荷転送路L1〜Lmが次の行
の画素信号を水平電荷転送路10へ転送し、更に、次の水
平走査期間に相当する期間T1Hにおいて水平電荷転送路1
0が水平転送することによって、第2行目の画素信号を
読み出す。
当する各期間THBとT1Hにおいて第3行目の画素信号を読
出す。そして、残りの行の画素信号も同様の処理を繰り
返すことによって順番に読出し、最終的に1フレーム画
に対応する全画素信号を読み出す。即ち、この実施例
は、電子シャッター機能を有して、ノンインターレース
・フレーム走査読出しを行う。
各駆動信号及びタイミング信号についてのタイミングチ
ャートに基づいて詳述する。尚、第9図と第10図の横軸
は同一の時間スケールで示してあり、図中の期間TVBが
垂直ブランキング期間、期間HBが水平ブランキング期
間、期間T1Hが水平走査期間に対応している。更に、第1
1図は第9図と第10図中の高速転送期間TVBFの中の要部
タイミングを拡大して示し、更に、第12図は第11図中の
信号S11〜S41、S12〜S42、S1n〜S4nの点線で囲んで示す
夫々の部分のタイミングを拡大して示している。
ルト、“L"は−8ボルト、“HH"は半導体基板の電圧と
等しい約15〜25ボルトの電圧レベルを示す。
第9図及び第10図に示すように、垂直ブランキング期間
TVBの初期の時点t2においてフィールドシフト動作を行
う。即ち、信号φGとφHとフィールドシフト信号φFS
が“H"レベルとなることにより、全てのnpnトランジス
タQ21、G41、G22、G42〜が導通状態となり、受光部7中
の偶数番目の転送ゲート電極G21、G41、G22、G42〜G
2n/2、G4n/2に“H"レベルの信号I21、I41、I22、I42〜
I2n/2、I4n/2が印加され、奇数番目の転送ゲート電極
G11、G31、G12、G32〜G3n/2、G3n/2に信号VLと等しい
“L"レベルの信号I11、I31、I12、I31〜I1n/2、I3n/2
が印加される。更に、この時点t2では、第3の駆動回路
14の全ての出力信号SS1〜SSnは“L"レベルとなるので、
第2の駆動回路13中のトランジスタd11〜d4n/2とm11〜
m4n/2が非導通状態となり、転送ゲート電極g11〜g
4n/2とG11〜G4n/2と第3の駆動回路14は電気的に遮断
状態となる。
21、G41、G22、G42〜G2n/2、G4n/2の下に全てのフォ
トダイオードに対応してポテンシャル井戸(転送ピクセ
ル)が発生すると同時に、奇数番目の転送ゲート電極G
11、G31、G12、G32〜G1n/2、G3n/2の下にポテンシャ
ル障壁が発生するので、全ての画素信号が相互に混合す
ること無くトランスファゲートTgを介してこれらのポテ
ンシャル井戸(転送ピクセル)に転送される。そして、
フィールドシフト信号φFSが“L"レベルとなることによ
りトランスファゲートTgが再び遮断する。
号を受光部7から蓄積部8へ高速に転送する。
のφFSが常に“L"レベル、信号φHが常に“M"レベルに
設定され、信号φGは信号φAを反転した信号と等しい
タイミングの信号となる。そして、第11図に示すよう
に、第3の駆動回路14を構成するシフトレジスタにスタ
ートパレスの信号φINが印加されると、同期信号φAと
φBに同期して信号SS1〜SSnが順次に“L"レベルから
“M"レベルへ反転し、これに同期して第2の駆動回路13
中のトランジスタd11〜d4n/2とm11〜m4n/2が4個ずつ
を一組として順番にオン状態となっていく。この結
果、、トランジスタd11〜d4n/2とm11〜m4n/2の内のオ
ン状態となったトランジスタを介して信号φ1〜φ4が
転送ゲート電極g11〜g4n/2とG11〜G4n/2へ転送され、
転送ゲート信号S11〜S4n/2とI11〜I4n/2となる。
φ4に同期した転送ゲート信号が発生し、転送ゲート信
号S11〜S41の各点線の矩形範囲内のタイミングを代表し
て示す第12図のような波形となる。
ノ倒しのように転送ピクセルの範囲が変化していくの
で、受光部7の第1行目(第3図中のP1の行)の信号電
荷から第2行目(第3図中のP2の行)、第3行目の(第
3図中のP3の行)・・・・の順番で蓄積部8側へ転送さ
れる。
説明する。尚、同図は、ある1つの垂直電荷転送路の動
作を代表して示し、4個のフォトダイオードで発生した
4個の信号電荷q1、q2、q3、q4を蓄積部8へ転送する場
合を示す。又、ハッチング四角の部分が転送ピクセル内
の各信号電荷、白ぬき四角の部分がポテンシャル障壁又
は空の転送ピクセルであるとする。
ルフィールドシフトされ、符号の“1"のタイミングから
信号電荷q1の転送が開始し、“3"のタイミングから信号
電荷q2の転送が開始し、“9"のタイミングから信号電荷
q3の転送が開始し、“11"のタイミングから信号電荷q4
の転送が開始する。このように、蓄積部8側に位置する
信号電荷から順番に転送されるが、これは、受光部7と
蓄積部8の境界部分(図中の一点鎖線で示す)から次第
に転送ピクセルが所謂ドミノ倒しの如く拡大していくか
らである。そして、“28"のタイミングになると、“0"
のタイミングでは受光部7に存在していた信号電荷q1、
q2、q3、q4が、同じ配列で蓄積部8の転送エレメントに
収容される。
次に、第3の駆動回路14の内容をリセットした後、水平
走査のタイミングに同期して信号電荷の読出し動作を開
始する。即ち、再び第9図及び第10図に基づいて説明す
ると、最初の水平ブランキング期間THB(時点t3〜t4の
期間)では、信号φGが常に“L"レベルとなるので、第
1の駆動回路12中の全てのNMOSトランジスタが非導通状
態となり、全ての転送ゲート電極から電気的に切り離さ
れる。又、第3の駆動回路14は、最初の1周期の信号φ
A、φBが印加されても全出力は未だ“L"レベルとなる
ので、信号電荷の転送動作は行われない。
に水平電荷転送路10が4相駆動方式又は2相駆動方式に
準じた所定タイミングのゲート信号α1〜α4に同期し
て水平転送を行うことにより、水平電荷転送路10内の不
要電荷を外部へ廃棄する。
〜t6の期間)では、第3の駆動回路14の最初の出力端子
の駆動信号SS1だけが信号φA、φBに同期して“M"レ
ベル、他の駆動信号SS2〜SSnは“L"レベルとなることに
より、第2の駆動回路13中の駆動信号SS1に関わる第1
組目のNMOSトランジスタd11、d21、d31、d41だけが導通
状態となる。
に垂直電荷転送を行うための4相のタイミング信号
φ1、φ2、φ3、φ4が第2の駆動回路13に入力する
ので、第1〜第4番目の最初の組のゲート信号S11、
S21、S31、S41だけがタイミング信号φ1、φ2、
φ3、φ4と等しくなり、最初の組の第1〜第4番目の
ゲート電極g11、g21、g31、g41で電荷転送動作を行うこ
ととなる。尚、この期間THB(時点t5〜t6までの期間)
の各信号波形を第14図に拡大して示す。第14図には蓄積
部8に関係する信号S11〜S4n/2だけを示す。
S21、S31、S41のタイミング(符号の1、2、3、4、
5、6、7で示す)に合わせて、最も水平電荷転送路10
に近い第1行目の画素信号が水平電荷転送路10へ転送さ
せると共に、2行目の画素信号が第1行目の位置まで移
動する。次に、第2回目の水平走査期間T1H(時点t6〜t
7の期間)では、転送ゲート電極g11〜g4n/2への信号の
変化が停止し、一方、水平電荷転送路10が4相駆動方式
又は2相駆動方式に準じた所定タイミングのゲート信号
α1、α2に同期して水平転送を行うことにより、最初
の1行分の画素信号を点順次走査のタイミングで読み出
す。次に、時点t7〜t8の期間において、時点t5〜t6と同
様の動作を繰り返すことにより、次の行の画素信号の読
出しを行う。但し、時点t7〜t8の水平ブランキング期間
THBでは、第3の駆動回路14の駆動信号SS1とSS2が同時
に“M"レベル、残りの駆動信号SS3〜SSnが“L"レベルと
なる。尚、この期間THBでの各ゲート信号の波形を第15
図に拡大して示す。
〜g41と、第5〜第8番目の第2組のゲート電極g12〜g
42が、タイミング信号φ1〜φ4に等しいゲート信号S
11〜S41とS12〜S42によって駆動されることとなり、こ
れらのゲート電極下の画素信号が垂直転送される。
画素信号が水平電荷転送路8へ移り、第3行目の画素信
号が2行分、第4行目の画素信号が1行分、夫々水平電
荷転送路8側へ転送される。そして、時点t8からの次の
水平走査期間T1Hにおいて、水平電荷転送路8が第2行
目の画素信号を点順次のタイミングで読み出す。そし
て、同様の電荷転送動作を繰り返すことにより第3の駆
動回路14の出力が次第に“M"レベルに拡大していくこと
により、残りの行の信号電荷も読み出す。
電荷は、第9図及び第10図の時点t9〜t10の期間(第16
図に拡大したタイミングを示す)に水平電荷転送路10へ
垂直転送され、更に、時点t10〜t11の水平転送期間に水
平電荷転送路10によって読み出され、1フレーム分の全
信号電荷の読み出しが完了する。
ッター機能を持たせ且つ1フレーム画に相当する画素信
号を1回のフレーム走査読出しで読み出すことができ
る。又、垂直電荷転送路は最も出力側の行に位置する信
号電荷から所謂ドミノ倒しの如く転送するので、転送ゲ
ート電極数を減らすことができる。尚、この実施例で
は、各水平ブランキング期間に相当する期間THBで4相
のタイミング信号φ1〜φ4に同期して電荷転送を行う
ようにしたが、4相以上の適宜の数のタイミング信号
で、相数に応じたゲート電極を駆動するように構成して
もよい。しかしながら、この先行実施例によればフィー
ルド蓄積部の面積を縮小することができない欠点があっ
た。
積でフィールド蓄積が行え、半導体チップの縮小化を図
ることができるものである。
面と共に説明する。第1図に示す静止画を撮像するため
の電子スチルカメラに適用する場合を説明する。又、第
17図及び第18図において、第1図ないし第7図中の各符
号で示す部分と同等又は相当する部分を同一符号で示し
ている。
体の概略構造を説明する。第17図において、被写体光学
像を受光するための受光部7は、第1図に示す受光部と
同一の構成を有し、受光部7に連設される蓄積部8は、
第1図に示す蓄積部の半分の電荷蓄積容量を有する構成
となっている。即ち、受光部7のフォトダイオードPが
Y方向にn行配列(垂直解像度がn)されているとする
と、蓄積部8はn/2行分の画素信号を保持するだけのn/2
行の転送ピクセルを発生する。したがって、転送ピクセ
ルを発生させるための転送ゲート電極数も第1図に示す
場合の半分となっている。そして、蓄積部8の終端には
水平電荷転送路10が形成されている。
同様の構成を有するが、蓄積部8の転送ゲート電極数分
だけとなり、内部回路も小規模となっている。第2の駆
動回路13も第1図中の第2の駆動回路と同様の構成を有
するが、蓄積部8の転送ゲート電極のみを制御するよう
に構成されている。第3の駆動回路は、所定のタイミン
グで作動するシフトレジスタ14から成り、シフトレジス
タ14から出力される駆動信号によって蓄積部の転送ゲー
ト電極を制御する。又、シフトレジスタ14は第4図に示
す回路から成り、シフトレジスタ14はn/4ビット出力の
構成となっている。尚、第17図のシフトレジスタ14に印
加されるタイミング信号φSINがスタートパルス信号、
信号φSA、φSBがシフト動作用の2相のタイミング信号
である。
ある。第18図を第3図と比較すれば、明らかに、受光部
は通常のインターライン方式(IT方式)と同様の構成に
なっている。そして、蓄積部のみが3つの駆動回路によ
って制御され、シフトレジスタ14で受光部7と蓄積部8
の転送ゲート電極を制御する構成となっており、又、蓄
積部8は4本ずつの転送ゲート電極群を1組として、第
2の駆動回路13が制御する。
作動を静止画を撮影する電子スチルカメラに適用した場
合について説明する。
要な画素信号をインターレースのフィールド走査読出し
によって出力するものである。即ち、第18図にP1、P2、
P3、P4、P5〜で示す各列のフォトダイオードに発生する
画素信号は、奇数フィールド走査読出しのときには、第
1行と第2行、第3行と第4行、第5行と第6行・・・
・の相互に隣合う関係の画素信号同士を混合して、(P1
+P2)、(P3+P4)、(P5+P6)・・・・のように混合
画素信号となって出力され、偶数フィールド走査読出し
のときは、第2行と第3行、第4行と第5行、第6行と
第7行・・・・の相互に隣合う関係の画素信号同士を混
合して、(P2+P3)、(P4+P5)、(P6+P7)・・・・
のように混合画素信号となって出力する。
の期間TVBがNTSC等の標準テレビジョン方式の垂直ブラ
ンキング期間、期間TAが奇数フィールド走査期間、期間
TBが偶数フィールド走査期間、期間THBが水平ブランキ
ング期間、期間T1Hが1水平走査期間に相当する。
ング期間TVBの所定時点t2でフォトダイオードから受光
部7の垂直電荷転送路へ全画素信号をフィールドシフト
し、更に、期間TVBFにおいて、全画素信号を後述する所
定の転送タイミングで受光部7から蓄積部8へ高速転送
する。尚、この高速転送において、同時に上記の画素信
号の混合処理を行うことにより、奇数フィールドに該当
する画素信号を形成する。
の閉じる時点に相当すると共に、露光完了時点となる。
したがって、この時点t2から先の時点で露光動作が開始
しそしてフィールドシフト動作の開始時点t2までがフォ
トダイオードによる露光期間(即ち、受光期間)とな
る。
に、水平ブランキング期間に相当する期間THBにおい
て、蓄積部8中の水平電荷転送路10に最も近い側の転送
ピクセル画素信号を水平電荷転送路10へ転送し、次に、
水平走査期間(所謂、1H期間)に相当する期間T1Hにお
いて、水平電荷転送路10が1行分の混合画素信号(即
ち、受光部の2行分の画素信号を1行分に混合したこと
による画素信号)を点順次走査のタイミングで水平転送
することによって蓄積部の第1行目の混合画素信号を読
み出す。
HBにおいて、蓄積部8の垂直電荷転送路L1〜Lmが次の行
の混合画素信号が水平電荷転送路10へ転送し、更に、次
の水平走査期間に相当する期間T1Hにおいて水平電荷転
送路10が水平転送することによって、第2行目の混合画
素信号を読み出す。更に、次の水平ブランキング期間と
水平走査期間に相当する各期間THBとT1Hにおいて第3行
目の混合画素信号を読出す。そして、残りの行の混合画
素信号も同様の処理を繰り返すことによって順番に読出
し、最終的に奇数フィールド画に対応する全ての混合画
素信号を読み出す。
う。但し、垂直ブランキング期間TVB中の所定時点t4か
ら高速転送期間TVBFとなるので、この時点t4より以前に
偶数フィールド画のための露光を行う。即ち、奇数フィ
ールドの高速転送処理が完了した時点t3から時点t4まで
の期間が偶数フィールドの露光可能期間であり、この露
光可能期間以内において、フォトダイオード中の不要電
荷を廃棄した後、全画素信号を垂直電荷転送路へフィー
ルドシフト動作を行うまでの期間を露光期間(受光期
間)とする。
から蓄積部8の画素信号を所定タイミングに同期して水
平走査読出しすることにより、偶数フィールド画に対応
する全画素信号を読み出す。更に、第20図ないし第25図
のタイミングチャートに基づいて、第19図に示したフィ
ールド走査読出しの動作を詳述する。
てあり、奇数フィールドと偶数フィールドの両方の走査
読出しのタイミングを示している。又、第22図と第23図
は共に等しい時間スケールで示してあり、奇数フィール
ドノ高速転送期間TVBFのタイミングを示す。更に、第24
図と第25図は共に等しい時間スケールで示してあり、偶
数フィールドの高速転送期間TVBFのタイミングを示す。
キング期間TVBの動作を説明する。第20図及び第21図に
示すように、垂直ブランキング期間TVBの初期の時点t2
においてフィールドシフト動作を行う。即ち、信号φ2
とφ4が“H"レベルとなることにより、受光部7中の偶
数番目の転送ゲート電極G21、G41、G22、G42〜G2n/2、
G4n/2に“H"レベルの信号I21、I41、I22、I42、〜I
2n/2、I4n/2が印加され、奇数番目の転送ゲート電極G
11、G31、G12、G32〜G1n/2、G3n/2に信号φ1、φ3
と等しい“L"レベルの信号I11、I31、I12、I32〜
I1n/2、I3n/2が印加される。
S1〜SSn/4が“M"レベルであり、駆動回路13中のトラン
ジスタd11〜d4n/4が導通状態となり、転送ゲート電極g
11〜g4n/4の偶数番目の転送ゲート電極g21、g41、
g22、g42〜g2n/4、g4n/4には“M"レベル、奇数番目の
転送ゲート電極g11、g31、g12、g32〜g1n/4、g3n/4に
は“L"レベルの信号が印加される。したがって、時点t2
では、偶数番目の転送ゲート電極G21、G41、G22、G42〜
G2n/2、G4n/2の下に全てのフォトダイオードに対応し
てポテンシャル井戸(転送ピクセル)が発生すると同時
に、奇数番目の転送ゲート電極G11、G31、G12、G32〜G
1n/2、G3n/2の下にポテンシャル障壁が発生するので、
全ての画素信号が相互に混合すること無くトランスファ
ゲートTgを介してこれらのポテンシャル井戸(転送ピク
セル)に転送される。そして、フィールドシフト信号φ
FSが再び“L"レベルとなることにより、トランスファゲ
ートTgが再び遮断する。
の画素信号を受光部7から蓄積部8へ高速に転送する。
そして、予め高速転送の前に2行ずつの画素信号を混合
しておいてから蓄積部8へ転送する。
送期間TVBFでは、信号φHが常に“M"レベルに設定さ
れ、信号φGは信号φAの反転した信号と等しいタイミ
ングの信号となる。そして、第22図に示すように、高速
転送を行う前に予め、P1とP2、P3とP4、P5とP6・・・・
のフォトダイオードからの信号を混合する。そして、蓄
積部において、シフトレジスタ14では前フィーオルドの
読出し動作により、信号φSINに“M"レベルの信号が印
加されており、同期信号φSAに同期して信号SS1〜S
Sn/4の全ての出力が“M"レベルを出力しており、この信
号SS1〜SSn/4に同期して第2の駆動回路13中のトラン
ジスタd11〜d4n/4がオン状態となっている。
1〜φ4が転送ゲート電極g11〜g4n/4へ印加され、転
送ゲート信号S11〜S4n/4となる。又、受光部の転送ゲ
ート電極I11〜I4n/2では、信号φ1〜φ4が直接印加
され、通常の4相駆動に準じたタイミングで高速転送を
行う。
いて、画素信号が水平荷転送路10にも最も近い行に転送
される前に、シフトレジスタ14の信号φS1Nの入力に
“L"レベルの信号が印加されると、画素信号が蓄積部に
おいて、水平電荷転送路10に最も近い側の行に転送され
た直後の同期信号φSAのタイミングから信号SS1〜S
Sn/4が順次に“M"レベルから“L"レベルへ反転してい
き、この信号S1〜SSn/4に同期して第2の駆動回路13中
のトランジスタd11〜d4n/4が4個ずつを一組にして順
次にオフ状態となっていく。この結果、蓄積部8の転送
ゲート電極g11〜g44/nに対して、4個ずつを一組にし
て順次に信号φ1〜φ4が印加されなくなり、蓄積部8
の垂直電荷転送路の動作が水平荷転送路10に近い側から
停止し、信号電荷が2電極に対して1個蓄積される。
転送動作を第24図に示す典型例で説明する。尚、同図
は、ある1つの垂直電荷転送路の動作を示し、受光部7
中に8列のフォトダイオードを有すると共に、垂直電荷
転送路の転送動作を16本の転送ゲート電極で行い、蓄積
部8の垂直電荷転送路には8本の転送ゲート電極が設け
られている場合を示す。又、 の部分が転送ピクセル内の各信号電荷、□がポテンシャ
ル障壁又は空の転送ピクセルであるとする。
ールドシフトされ、時点t2aで、q1とq2、q3とq4、q5とq
6、q7とq8の組み合わせで画素混合され、時点t2aで信号
電荷は垂直転送ゲート電極の1つの電極の下に蓄えられ
る。そして、符号の“5"のタイミングから混合された信
号電荷(q1+q2)、(q3+q4)、(q5+q6)、(q7+
q8)の転送が開始し、“20"のタイミングでシフトレジ
スタ14の出力SS1が“L"レベルとなり、転送ゲート電極g
11〜g41が停止し、混合信号電荷(q1+q2)が転送ゲー
ト電極g21の下に保持される。
り、ゲート電極g12〜g42が停止し、混合画素信号(q3+
q4)がゲート電極g41に、混合画素信号(q5+q6)がゲ
ート電極g22の下に保持され、“35"のタイミングで混合
画素信号(q7+q8)がゲート電極g42の下に保持され
て、転送動作が完了する。
路10に近い側から順に停止していくことにより、混合画
素信号(q1+q2)、(q3+q4)、(q5+q6)、(q7+
q8)が、蓄積部8の転送エレメントに収容されることと
なる。次に、再び第20図と第21図において説明すると、
垂直ブランキング期間TVBが経過すると、水平走査のタ
イミングに同期して混合画素信号の読出し動作を開始す
る。
の期間)では、信号φGが常に“L"レベルとなるので、
第1の駆動回路10中の全てのNMOSトランジスタが非導通
状態となり、全ての転送ゲート電極から電気的に切り離
される。又、シフトレジスタ14にはスタートパルス信号
φINが印加されないが、最初の1周期の信号φSA、φSB
が印加されても未だ全ての出力信号S11〜S1n/4は“L"
レベルのままとなり、受光部8内の垂直電荷転送路で
は、信号電荷の転送動作は行われない。
に水平電荷転送路10が4相駆動方式又は2相駆動方式に
準じた所定タイミングのゲート信号α1〜α4に同期し
て水平転送を行うことにより、水平電荷転送路10内の不
要電荷を外部へ廃棄する。
〜t6の期間)では、シフトレジスタ14の最初の出力端子
の駆動信号SS1だけが信号φA、φBに同期して“M"レ
ベル、他の駆動信号SS2〜SS2nは“L"レベルとなること
により、第2の駆動回路13中の駆動信号SS1に関わる第
1組目のNMOSトランジスタd11、d21、d31、d41だけが導
通状態となる。
に垂直電荷転送を行うための4相のタイミング信号
φ1、φ2、φ3、φ4が第2の駆動回路13に入力する
ので、第1〜第4番目の最初の組のゲート信号S11、
S21、S31、S41だけがタイミング信号φ1、φ2、
φ3、φ4と等しくなり、最初の組の第1〜第4番目の
ゲート電極g11、g21、g31、g41で電荷転送動作を行うこ
ととなる。この結果、最も水平電荷転送路10に近い第1
行目の画素信号が水平電荷転送路10へ転送されると共
に、2行目の画素信号が第1行目の位置まで移動する。
間)では、転送ゲート電極g11〜g4n/4への信号の変化
が停止し、一方、水平電荷転送路10が4相駆動方式又は
2相駆動方式に準じた所定タイミングのゲート信号α1
〜α4に同期して水平転送を行うことにより、最初の1
行分の画素信号を点順次走査のタイミングで読み出す。
次に、時点t7〜t8の期間において、時点t5〜t6と同様の
動作を繰り返すことにより、次の行の画素信号の読出し
を行う。但し、時点t7〜t8の水平ブランキング期間THB
では、シフトレジスタ14の駆動信号SS1とSS2が同時に
“M"レベル、残りの駆動信号SS3〜SSn/4が“L"レベル
となる。この結果、第1〜第4番目の第1組のゲート電
極g11〜g41と、第5〜第8番目の第2組のゲート電極g
12〜g42が、タイミング信号φ1〜φ4に等しいゲート
信号S11〜S41とS12〜S42によって駆動されることとな
り、これらのゲート電極下の画素信号が垂直転送され
る。
て、水平電荷転送路10が第2列目の画素信号を点順次の
タイミングで読み出す。
フトレジスタ14の出力が次第に“M"レベルに拡大してい
くことにより、残りの行の信号電荷も読み出す。
電荷は、第20図及び第21の時点t9〜t10の期間(第15図
に拡大したタイミングを示す)に水平電荷転送路10へ垂
直転送され、更に、時点t10〜t11の水平転送期間に水平
電荷転送路10によって読み出され、奇数フィールド分の
全信号電荷の読み出しが完了する。
と、次に、偶数フィールドの走査読出しを行う。尚、第
19図において説明したように、偶数フィールドの画像を
露光するための動作は、奇数フィールドの画素信号を走
査読出ししている期間中にほぼ完了している。
転送期間TVBFのタイミングが奇数フィールドの走査読出
しのタイミングと若干異なるだけで、水平走査ブランキ
ング期間THB及び水平走査期間T1Hのタイミングは、第20
図及び第21図に示すタイミングとほぼ等しい。即ち、奇
数フィールド走査読出しの動作を説明するための各時点
t2〜t11に対応して示す時点(t12)〜(t21)が偶数フ
ィールド走査読出しのタイミングを示している。
了するものとすると、この時点(t12)では時点t2と同
じ動作を行うことにより、偶数番目の転送ゲート電極G
21、G41、G22、G42〜G2n/2、G4n/2の下に全てのフォ
トダイオードに対応してポテンシャル井戸(転送ピクセ
ル)が発生すると同時に、奇数番目の転送ゲート電極G
11、G31、G12、G32〜G1n/2、G3n/2の下にポテンシャ
ル障壁が発生し、全ての画素信号が相互に混合すること
無くトランスファゲートTgを介してこれらのポテンシャ
ル井戸(転送ピクセル)に転送される。信号φ2、φ4
が再び“M"レベルとなることにより、トランスファゲー
トTgが再び遮断する。
続く高速電荷転送期間TVBFでは、信号φHが常に“M"レ
ベルに設定され、信号φGは信号φAの反転した信号と
等しいタイミングの信号となる。
点t2a、t2b、t2c、t2d)に予めP2とP3、P4とP5、P6とP7
・・・・のフォトダイオードからの信号を混合する。そ
して、シフトレジスタ14では前フィールドの読出し動作
により、φSINに“M"レベルの信号が印加されており、
同期信号φSA、φSBに同期して信号SS1〜SSn/4の全て
の出力が“M"レベルを出力しており、これらの信号SS1
〜SSn/4に同期して第2の駆動回路13中のトランジスタ
d11〜d4n/4がオン状態となっている。この結果、トラ
ンジスタd11〜d4n/4を介して信号φ1〜φ4が転送ゲ
ート電極g11〜g4n/4へ印加され、転送ゲート信号S11〜
S4n/4となる。又、受光部の転送ゲート電極I11〜I
4n/2では信号φ1〜φ4が直接印加され、通常の4相駆
動に準じたタイミングで高速転送を行う。
積部8において、水平電荷転送路10に最も近い側の行に
転送される前にシフトレジスタ14のφS1Nの入力に“L"
レベルの信号が印加されると、画素信号が蓄積部8にお
いて、水平電荷転送路10に最も近い側の行に転送された
直後の同期信号φSAのタイミングから信号SS1〜SSn/4
が順次に“M"レベルから“L"レベルへ反転していき、こ
の信号SS1〜SSn/4に同期して第2の駆動回路13の中の
トランジスタd11〜d4n/4が4個ずつを一組として、順
次にオフ状態となっていく。
対して4個ずつを一組にして、順次に信号φ1〜φ4が
印加されなくなり、蓄積部8の垂直電荷転送路の動作が
水平電荷転送路10に近い側から停止していき、信号電荷
が2電極に対して1個蓄積される。
混合する信号電荷の組み合わせが異なる。更に、偶数フ
ィールド走査読出し時の高速電荷転送動作を第27図に示
す典型例で示す説明する。尚、同図は、ある1つの垂直
電荷転送路の動作を示し、受光部7中に8列のフォトダ
イオードを有すると共に、垂直電荷転送路の転送動作を
16本の転送ゲート電極で行い、蓄積部8の垂直電荷転送
路には8本の転送ゲート電極が設けられている場合を示
す。又、 の部分が転送ピクセル内の各信号電荷、□がポテンシャ
ル障壁又は空の転送ピクセルであるとする。
ヘフィールドシフトされ、時点t12aで、q2とq3、q4と
q5、q6とq7が画素混合され、時点t12dで転送ゲート電極
の1つが転送ゲート電極の下に蓄えられる。そして、符
号の“5"のタイミングから混合画素信号(q1)、(q2+
q3)、(q4+q5)、(q6+q7)、(q8)の転送が開始
し、“20"のタイミングでシフトレジスタ14の出力SS1が
“L"レベルとなり、転送ゲート電極g11〜g41が停止し、
画素信号(q1)がまず転送ゲート電極g21の下に保持さ
れる。
なり、転送ゲート電極g12〜g42が停止し、混合画素信号
(q2+q3)、(q4+q5)が転送ゲート電極g41、g22の下
に保持される。
(q6+q7)、(q8)が転送ゲート電極g21、I21に保持さ
れる。
を示すが、一般的にn個の信号電荷q1〜qnを転送する場
合は、蓄積部8の最出力側の行に(q1)、第2行目に
(q2+q3)、第3行目に(q4+q5)、・・・・、第n/2
行目に(qn-1+qn)の混合画素信号が転送されることと
なる。
ブランキング期間TVBが経過すると、水平走査タイミン
グに同期して混合画素信号の読出し動作を開始する。
〜(t14)の期間)では、信号φGが常に“L"レベルと
なるので、第1の駆動回路10中の全てのNMOSトランジス
タが非導通状態となり、全ての転送ゲート電極から電気
的に切り離される。
φSBが印加されても全出力SS1〜SSn/4は未だ“L"レベ
ルとなるので、蓄積部8では信号電荷の転送動作は行わ
れない。
(t15)の期間)に水平電荷転送路10が4相駆動方式又
は2相駆動方式に準じた所定タイミングのゲート信号α
1〜α4に同期して水平転送を行うことにより、水平電
荷転送路10内の不要電荷を外部へ廃棄する。
15)〜(t16)の期間)では、シフトレジスタ14の最初
の出力端子の駆動信号SS1だけが信号φA、φBに同期
して“M"レベル、他の駆動信号SS2〜SS2nは“L"レベル
となることにより、第2の駆動回路13中の駆動信号SS1
に関わる第1組目のNMOSトランジスタd11、d21、d31、d
41だけが導通状態となる。
に、垂直電荷転送を行うための4相のタイミング信号φ
1、φ2、φ3、φ4が第2の駆動回路13に入力するの
で、第1〜第4番目の最初の組のゲート信号S11、S21、
S31、S41だけがタイミング信号φ1、φ2、φ3、φ4
と等しくなり、最初の組の第1〜第4番目のゲート電極
g11、g21、g31、g41で電荷転送動作を行うこととなる。
この結果、最持水平電荷転送路10に近い第1行目の画素
信号が水平電荷転送路10へ転送されると共に、2行目の
画素信号が第1行目の位置まで移動する。
(t17)の期間)では、転送ゲート電極g11〜g4n/4への
信号の変化が停止し、一方、水平電荷転送路10が4相駆
動方式又は2相駆動方式に準じた所定タイミングのゲー
ト信号α1〜α4に同期して水平転送を行うことによ
り、最初の1行目の画素信号を点順次走査のタイミング
で読み出す。
(t15)〜(t16)と同様の動作を繰り返すことにより、
次の列の画素信号の読出しを行う。但し、時点(t17)
〜(t18)の水平ブランキング期間THBでは、第2のシフ
トレジスタ14aの駆動信号SS1とSS2が同時に“M"レベ
ル、残りの駆動信号SS3〜SSn/4が“L"レベルとなる。
この結果、第1〜第4番目の第1組のゲート電極g11〜g
41と、第5〜第8番目の第2組のゲート電極g12〜g
42が、タイミング信号φ1〜φ4に等しいゲート信号S
11〜S41とS12〜S42によって駆動されることとなり、こ
れらのゲート電極下の画素信号が垂直転送される。時点
(t18)からの次の水平走査期間T1Hにおいて、水平電荷
転送路10が第2列目の画素信号を点順次タイミングで読
み出す。そして、同様の電荷転送動作を繰り返すことに
よりシフトレジスタ14の出力が次第に“M"レベルに拡大
していくことにより、残りの行の信号電荷も読み出す。
最終行(受光部7に最も近い側の行)の信号電荷は、第
20図及び第21図の時点(t19)〜(t20)の期間に水平電
荷転送路10へ垂直転送され、更に、時点(t20)〜
(t21)の水平転送期間に水平電荷転送路10によって読
み出され、偶数フィールド分の全信号電荷の読み出しが
完了する。
さくしたので、小型のFIT方式の電荷結合型固体撮像装
置を実現することができる。又、本実施例では、垂直2
画素混合の例を示したが、奇数フィールドでは奇数行の
み、偶数フィールドでは偶数行のみを読み出すフレーム
読出しも可能である。
置によれば、受光部中の光電変換素子と垂直電荷転送路
を分離して形成し、露光後に光電変換素子から垂直電荷
転送路へ転送してから走査読出しを行うので、電子シャ
ッター機能を有し、且つ、垂直電荷転送路中の画素信号
を水平電荷転送路側に位置するものから順番に所謂ドミ
ノ倒しのようにして転送を行うので、転送ゲート電極の
数を低減することができ、垂直解像度の向上を図ること
ができる。従来のフィールド蓄積部の半分の面積でフィ
ールド蓄積が行え、半導体チップの縮小化を図ることが
できる。
た電子スチルカメラの概略構成図、 第2図は先行実施例の電荷結合型固体撮像装置の概略構
成図、 第3図は第2図の実施例における受光領域の要部構造及
び周辺回路構成を示す説明図、 第4図は同実施例中に適用されるシフトレジスタの回路
図、 第5図および第6図は第4図に示すシフトレジスタの動
作を説明するタイミングチャート、 第7図は第3図中のB−B′線における縦断面図、 第8図は走査読出し動作を概略的に示す説明図、 第9図及び第10図は走査読出し動作を詳細に示したタイ
ミングチャート、 第11図及び第12図は、第9図及び第10図中の高速電荷転
送期間における動作を詳細に示すタイミングチャート、 第13図は先行実施例の動作を単純な場合について示した
説明図、 第14図、第15図及び第16図は第9図及び第10図中の水平
ブランキング期間の動作を詳述するためのタイミングチ
ャート、 第17図は本発明の実施例の電荷結合型固体撮像装置の概
略構成図、 第18図は同実施例における受光部及び蓄積部の要部構造
及び周辺回路構成を示す説明図、 第19図は同実施例の走査読出し動作を概略的に示す説明
図、 第20図及び第21図は同実施例の走査読出し動作を詳細に
示したタイミングチャート、 第22図及び第23図は、奇数フィールド走査読出しの場合
の高速電荷転送期間における動作を更に詳細に示すタイ
ミングチャート、 第24図は同実施例の奇数フィールド走査読出しの場合の
高速電荷転送期間における動作を単純な場合について示
した説明図、 第25図及び第26図は、偶数フィールド走査読出しの場合
の高速電荷転送期間における動作を更に詳細に示すタイ
ミングチャート、 第27図は同実施例の偶数フィールド走査読出しの場合の
高速電荷転送期間における動作を単純な場合について示
した説明図である。 符号の説明: 1;撮像光学系 2;機械式の絞り機構 3;電荷結合型固体撮像装置 4;信号処理回路 5;記録機構 6;同期制御回路 7;受光部 8;蓄積部 10;水平電荷転送路 12、13、14;駆動回路 14a、14b;シフトレジスタ L1〜Lm;垂直電荷転送路 M11、M21、M31、M41〜;NMOSトランジスタ D11、D21、D31、D41〜;NMOSトランジスタ d11、d21、d31、d41〜;NMOSトランジスタ m11、m21、m31、m41〜;NMOSトランジスタ G11、G21、G31、G41〜;転送ゲート電極 g11、g21、g31、g41〜;転送ゲート電極 Q21、Q41、Q22、Q42〜;転送ゲート電極
Claims (1)
- 【請求項1】画素に相当する複数の光電変換素子を行方
向及び列方向にマトリクス状に配列形成し、列方向に配
列する各光電変換素子群に隣接して垂直電荷転送路を形
成して成る受光部と、 該受光部のこれらの垂直電荷転送路に連設する垂直電荷
転送路を有する蓄積部とを具備し、 画素に発生した画素信号を上記受光部の垂直電荷転送路
へ転送した後、受光部と蓄積部の垂直電荷転送路の転送
ゲート電極に所定タイミングのゲート信号を印加するこ
とにより、上記蓄積部の垂直電荷転送路へ画素信号を高
速転送し、更に、該蓄積部の垂直電荷転送路の転送ゲー
ト電極に所定タイミングのゲート信号を印加すると共
に、水平電荷転送路によって各行毎の画素信号を走査読
出しする電荷結合型固定撮像装置において、 前記受光部の転送ゲート電極を各光電変換素子に対応し
て2個ずつ設けると共に、蓄積部の転送ゲート電極数を
受光部の転送ゲート電極数の半分に形成し、 前記高速転送時には、受光部中の相互に隣合う転送ゲー
ト電極を所定数ずつ組にして、所定のタイミングのゲー
ト信号を印加すると共に、蓄積部中の相互に隣合う転送
ゲート電極を受光部中の各組に転送ゲート電極数と等し
い数ずつ組にして、水平電荷転送路に近い側の組からゲ
ート信号の印加を停止することにより、上記高速転送を
行い、 前記走査読出し時には、蓄積部中の相互に隣合う転送ゲ
ート電極を所定数ずつ組にして、水平電荷転送路側に最
も近い側の組の転送ゲート電極から順番に所定のタイミ
ングのゲート信号を印加することによって、走査読出し
を行うことを特徴とする電荷結合型固体撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2330766A JP2753895B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 固体撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2330766A JP2753895B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 固体撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04207486A JPH04207486A (ja) | 1992-07-29 |
JP2753895B2 true JP2753895B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=18236300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2330766A Expired - Lifetime JP2753895B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 固体撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2753895B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63114377A (ja) * | 1986-10-30 | 1988-05-19 | Nec Corp | 電荷転送撮像装置の駆動方法 |
JPH0231572A (ja) * | 1988-07-21 | 1990-02-01 | Fuji Photo Film Co Ltd | 電子シャッター |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2330766A patent/JP2753895B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04207486A (ja) | 1992-07-29 |
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