JP2622086B2 - 繊維積層体 - Google Patents
繊維積層体Info
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- JP2622086B2 JP2622086B2 JP11489394A JP11489394A JP2622086B2 JP 2622086 B2 JP2622086 B2 JP 2622086B2 JP 11489394 A JP11489394 A JP 11489394A JP 11489394 A JP11489394 A JP 11489394A JP 2622086 B2 JP2622086 B2 JP 2622086B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維積層体に関するもの
であり、より具体的には自動車のトランクルーム等のフ
ロアーに敷設する改質した繊維積層体を提供するもので
ある。
であり、より具体的には自動車のトランクルーム等のフ
ロアーに敷設する改質した繊維積層体を提供するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車のトランクルームのフロアーには
繊維積層体からなるトランクマットが敷設されている。
このトランクマット(A)は図3に示すように、フロア
ー(4)上に敷設され、エンジンやタイヤから伝わる音
と振動を吸収・遮断している。
繊維積層体からなるトランクマットが敷設されている。
このトランクマット(A)は図3に示すように、フロア
ー(4)上に敷設され、エンジンやタイヤから伝わる音
と振動を吸収・遮断している。
【0003】上記トランクマット(A)は、図3に示す
ように、表層を形成する表皮層(1)と、表皮層(1)
の下面に順次積層した遮音層(2)と、制振・吸音層
(3)とからなっている。
ように、表層を形成する表皮層(1)と、表皮層(1)
の下面に順次積層した遮音層(2)と、制振・吸音層
(3)とからなっている。
【0004】上記表皮層(1)は、カットパイル、また
は、ループパイルのタフトカーペット、あるいは、繊維
ウェブのニードルパンチカーペット(1a)と、これ等
の裏面に形成した寸法を安定させるためのラテックス層
(1b)とからなっている。
は、ループパイルのタフトカーペット、あるいは、繊維
ウェブのニードルパンチカーペット(1a)と、これ等
の裏面に形成した寸法を安定させるためのラテックス層
(1b)とからなっている。
【0005】遮音層(2)は、図3に示すように、樹脂
の押し出しによったり、カレンダーにより形成した樹脂
層(2a)、あるいは、図4に示すように、上記樹脂層
(2a)と、樹脂層(2a)の下側に配設した繊維ウェ
ブに樹脂を含浸させた比較的硬質で、かつ、重量のある
重量層(2b)とからなっている。
の押し出しによったり、カレンダーにより形成した樹脂
層(2a)、あるいは、図4に示すように、上記樹脂層
(2a)と、樹脂層(2a)の下側に配設した繊維ウェ
ブに樹脂を含浸させた比較的硬質で、かつ、重量のある
重量層(2b)とからなっている。
【0006】制振・吸音層(3)は、古着などをほどい
て繊維にした反毛をニードルパンチ等によって積層体と
した密度が0.05〜0.08g/cm3のフェルト層
や、ポリエステル繊維や反毛100〜70%と低融点繊
維0〜30%とを混綿して密度が0.01〜0.05g
/cm3のフェルト層が一般に用いられている。
て繊維にした反毛をニードルパンチ等によって積層体と
した密度が0.05〜0.08g/cm3のフェルト層
や、ポリエステル繊維や反毛100〜70%と低融点繊
維0〜30%とを混綿して密度が0.01〜0.05g
/cm3のフェルト層が一般に用いられている。
【0007】上記フェルト層以外に、ウレタン樹脂を発
泡させた発泡ウレタン層を制振・吸音層としたものも存
在するが、本発明は制振・吸音層にフェルトを用いたも
のに適用する。
泡させた発泡ウレタン層を制振・吸音層としたものも存
在するが、本発明は制振・吸音層にフェルトを用いたも
のに適用する。
【0008】上記制振・吸音層(3)は、フロアー
(4)に敷設したとき、エンジンやタイヤから伝わる振
動や音の遮断・吸収部材として機能して車内への振動や
音の伝播を抑制している。
(4)に敷設したとき、エンジンやタイヤから伝わる振
動や音の遮断・吸収部材として機能して車内への振動や
音の伝播を抑制している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】制振・吸音層(3)の
敷設によって振動や音の車室内への伝播が遮断される
が、制振・吸音層(3)の下面がフロアー(4)の表面
と常時接触状態にあるため、制振・吸音層(3)に発泡
ウレタン以外の、比較的緩やかな交絡組織を持つフェル
トを用いたものでは、図5(B)に示すように、フロア
ー(4)とフェルト層(3)との間に働く摩擦力によっ
て両者が擦れ合い、この擦れ合いにより、下面に毛羽ほ
つれ(3A)が発生する。
敷設によって振動や音の車室内への伝播が遮断される
が、制振・吸音層(3)の下面がフロアー(4)の表面
と常時接触状態にあるため、制振・吸音層(3)に発泡
ウレタン以外の、比較的緩やかな交絡組織を持つフェル
トを用いたものでは、図5(B)に示すように、フロア
ー(4)とフェルト層(3)との間に働く摩擦力によっ
て両者が擦れ合い、この擦れ合いにより、下面に毛羽ほ
つれ(3A)が発生する。
【0010】この毛羽ほつれ(3A)は、図5(B)に
示すように時日の経過と共に成長し、トランクマット
(A)の裏面の美観を大幅に低下させてしまう。
示すように時日の経過と共に成長し、トランクマット
(A)の裏面の美観を大幅に低下させてしまう。
【0011】なお、トランクマットはタイヤの交換時
等、往々にしてフロアーから剥離することがあり、トラ
ンクマット裏面での毛羽ほつれの発生は好ましくない。
等、往々にしてフロアーから剥離することがあり、トラ
ンクマット裏面での毛羽ほつれの発生は好ましくない。
【0012】図3、および、図4に示す単層構造の制振
・吸音層(3)をフェルトで形成したもので毛羽ほつれ
をなくすためには、低融点繊維の含有量を大きくすれば
よいが、これによる制振・吸音層(3)の硬化が原因と
なって、バネ定数が大きくなり、制振効果が損われる。
・吸音層(3)をフェルトで形成したもので毛羽ほつれ
をなくすためには、低融点繊維の含有量を大きくすれば
よいが、これによる制振・吸音層(3)の硬化が原因と
なって、バネ定数が大きくなり、制振効果が損われる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決手段とし
て、本発明は、繊維質材料からなる表皮層(1)の下面
に、樹脂層、または、樹脂を含浸させた繊維層からなる
遮音層(2)と、フェルトからなる制振・吸音層(3)
とを順次積層したものにおいて、
て、本発明は、繊維質材料からなる表皮層(1)の下面
に、樹脂層、または、樹脂を含浸させた繊維層からなる
遮音層(2)と、フェルトからなる制振・吸音層(3)
とを順次積層したものにおいて、
【0014】上記フェルトからなる制振・吸音層(3)
の下側に、この制振・吸音層(3)の全厚の50%以下
の厚みでポリエステル系若しくは、ポリオレフィン系の
低融点繊維を30重量部以上含んだ毛羽ほつれ防止層
(4)を配設したことを特徴とする繊維積層体を提供す
るものである。
の下側に、この制振・吸音層(3)の全厚の50%以下
の厚みでポリエステル系若しくは、ポリオレフィン系の
低融点繊維を30重量部以上含んだ毛羽ほつれ防止層
(4)を配設したことを特徴とする繊維積層体を提供す
るものである。
【0015】
【作用】フロアーにフロアーマットを敷設した状態で
は、制振・吸音層の下面に形成した毛羽ほつれ防止層が
フロアーと直接接触しており、従って、フロアーと擦れ
合ってもフロアーマットの裏面に毛羽ほつれが発生する
ことはない。また、毛羽ほつれ防止層の重量は10〜1
50gと小さいので、フェルト層による制振・吸音性を
所定の水準に維持できる。
は、制振・吸音層の下面に形成した毛羽ほつれ防止層が
フロアーと直接接触しており、従って、フロアーと擦れ
合ってもフロアーマットの裏面に毛羽ほつれが発生する
ことはない。また、毛羽ほつれ防止層の重量は10〜1
50gと小さいので、フェルト層による制振・吸音性を
所定の水準に維持できる。
【0016】
【実施例】図1および図2を参照しながら本発明の具体
例を説明する。尚、以下の記述において、従来技術を示
す図3および図4と同一の構成部材は同一の参照番号で
表示し、重複する事項に関しては説明を省略する。
例を説明する。尚、以下の記述において、従来技術を示
す図3および図4と同一の構成部材は同一の参照番号で
表示し、重複する事項に関しては説明を省略する。
【0017】図1に示す繊維積層体、例えばトランクマ
ット(A)は、表面側にレギュラーポリエステル(T
g:70゜C、Mp:260゜C)のステープルからな
る表皮層(1)と、樹脂層(2a)、あるいは、図2に
示すように、樹脂層(2a)と樹脂の含浸・加熱によっ
て硬化させた重量層(2b)からなる遮音層(2)とを
積層配設し、上記遮音層(2)の下側に、上記レギュラ
ーポリエステル繊維80重量部と、低融点ポリエステル
繊維(Tg:70゜C、軟化点110゜C〜200゜
C)20重量部との混合ウェッブからなる制振・吸音層
(3)が配設されている。制振・吸音層(3)の厚み寸
法は荷重無負荷状態で約10mmに、また、その繊維積
層密度が0.04g/cm3となるようにウェッブ形成
条件とニードリング加工条件、さらに低融点繊維を溶か
す条件が選定されている。
ット(A)は、表面側にレギュラーポリエステル(T
g:70゜C、Mp:260゜C)のステープルからな
る表皮層(1)と、樹脂層(2a)、あるいは、図2に
示すように、樹脂層(2a)と樹脂の含浸・加熱によっ
て硬化させた重量層(2b)からなる遮音層(2)とを
積層配設し、上記遮音層(2)の下側に、上記レギュラ
ーポリエステル繊維80重量部と、低融点ポリエステル
繊維(Tg:70゜C、軟化点110゜C〜200゜
C)20重量部との混合ウェッブからなる制振・吸音層
(3)が配設されている。制振・吸音層(3)の厚み寸
法は荷重無負荷状態で約10mmに、また、その繊維積
層密度が0.04g/cm3となるようにウェッブ形成
条件とニードリング加工条件、さらに低融点繊維を溶か
す条件が選定されている。
【0018】制振・吸音層(3)と後記の毛羽ほつれ防
止層(5)の合計厚みは、毛羽ほつれ防止層(5)に比
較して低融点繊維の含有量が低い制振・吸音層(3)が
50%以上の厚さ寸法を持つように調整する。
止層(5)の合計厚みは、毛羽ほつれ防止層(5)に比
較して低融点繊維の含有量が低い制振・吸音層(3)が
50%以上の厚さ寸法を持つように調整する。
【0019】制振・吸音層(3)の下側には、レギュラ
ーポリエステル繊維60重量部と、低融点ポリエステル
繊維40重量部との混合ウェッブからなり、荷重無負荷
状態で約0.5mmの厚さ寸法を有し、かつ、約80g
/m2の目付けを有する、毛羽ほつれ防止層(5)が配
設されている。
ーポリエステル繊維60重量部と、低融点ポリエステル
繊維40重量部との混合ウェッブからなり、荷重無負荷
状態で約0.5mmの厚さ寸法を有し、かつ、約80g
/m2の目付けを有する、毛羽ほつれ防止層(5)が配
設されている。
【0020】毛羽ほつれ防止層(5)中に配合する低融
点繊維の量は、毛羽ほつれ防止層(5)を構成している
全繊維の重量中、少なくとも30重量部を占めるように
調節するが、多い方が好ましい。また、毛羽ほつれ防止
層(5)の構成繊維の単位面積当り重量、所謂、目付け
は、ウェッブ形成条件を調節することによって10〜1
50g/m2の範囲に収まるように調節する。
点繊維の量は、毛羽ほつれ防止層(5)を構成している
全繊維の重量中、少なくとも30重量部を占めるように
調節するが、多い方が好ましい。また、毛羽ほつれ防止
層(5)の構成繊維の単位面積当り重量、所謂、目付け
は、ウェッブ形成条件を調節することによって10〜1
50g/m2の範囲に収まるように調節する。
【0021】上記毛羽ほつれ防止層(5)と制振・吸音
のためのフェルト層(3)とはニードルパンチングによ
って一体構造とする。
のためのフェルト層(3)とはニードルパンチングによ
って一体構造とする。
【0022】本発明は、図6に示すような吸音、遮音機
能は必要とせず、クッション機能のみを目的とした、ト
ランクマット(B)にも適用することができる。
能は必要とせず、クッション機能のみを目的とした、ト
ランクマット(B)にも適用することができる。
【0023】図6のトランクマット(B)は、表皮層
(1)の下側に、クッション性を効果的に発揮させるた
め、低融点繊維の混綿率を小さくした200〜900g
/m2と厚みの大きいフェルト層(3)を積層したも
の、あるいは、安価なトランクマット(B)を得るため
に高価な低融点繊維の混綿率を小さくした200〜90
0g/m2と厚みの大きいフェルト層(3)を積層した
ものである。なお、低融点繊維を混綿して繊維同志の交
絡組織を調整する。即ち混綿率が大きいとクッション機
能は低下し、小さいとクッション機能は増大するが、混
綿率が小さすぎると、クッション機能は経時的に減少す
る。
(1)の下側に、クッション性を効果的に発揮させるた
め、低融点繊維の混綿率を小さくした200〜900g
/m2と厚みの大きいフェルト層(3)を積層したも
の、あるいは、安価なトランクマット(B)を得るため
に高価な低融点繊維の混綿率を小さくした200〜90
0g/m2と厚みの大きいフェルト層(3)を積層した
ものである。なお、低融点繊維を混綿して繊維同志の交
絡組織を調整する。即ち混綿率が大きいとクッション機
能は低下し、小さいとクッション機能は増大するが、混
綿率が小さすぎると、クッション機能は経時的に減少す
る。
【0024】上記のトランクマット(B)の場合、使用
中、図3および図4のトランクマット(A)で説明した
ようにフェルト層(3)の裏面に毛羽ほつれが発生す
る。
中、図3および図4のトランクマット(A)で説明した
ようにフェルト層(3)の裏面に毛羽ほつれが発生す
る。
【0025】上記トランクマット(B)において、図7
で示すように、フェルト層(3)の下側に、毛羽ほつれ
防止層(5)を配設すると、フロアー(4)との接触面
に生ずる毛羽ほつれの発生を防ぐことができる。また下
面の毛羽ほつれ防止層(5)が、トランクマット(B)
の曲げを防ぐことになり、トランクマット(B)に剛性
をもたせることができる。
で示すように、フェルト層(3)の下側に、毛羽ほつれ
防止層(5)を配設すると、フロアー(4)との接触面
に生ずる毛羽ほつれの発生を防ぐことができる。また下
面の毛羽ほつれ防止層(5)が、トランクマット(B)
の曲げを防ぐことになり、トランクマット(B)に剛性
をもたせることができる。
【0026】なお、本発明はトランクマットに適用した
場合について説明したが、車室内のフロアーに敷設する
フロアーマットに用いてもよく、フロアーマットとして
用いた場合、エンジンやタイヤから伝わる音と振動を吸
収・遮断して車室内に快適な雰囲気を作り出す。
場合について説明したが、車室内のフロアーに敷設する
フロアーマットに用いてもよく、フロアーマットとして
用いた場合、エンジンやタイヤから伝わる音と振動を吸
収・遮断して車室内に快適な雰囲気を作り出す。
【0027】
【発明の効果】制振・吸音層と毛羽ほつれ防止層の合計
厚みの内、50%以上の部分を低融点繊維の混合率が低
く、バネ定数の小さな制振・吸音層として残し、車体の
フロアー等と擦れる外側の毛羽ほつれ防止層のみ低融点
繊維の混合比率を高め、これによって制振・吸音層が本
来持っている制振効果を殆ど低下させることなく、トラ
ンクマットの裏面の毛羽ほつれによる美観の低下を抑制
している。
厚みの内、50%以上の部分を低融点繊維の混合率が低
く、バネ定数の小さな制振・吸音層として残し、車体の
フロアー等と擦れる外側の毛羽ほつれ防止層のみ低融点
繊維の混合比率を高め、これによって制振・吸音層が本
来持っている制振効果を殆ど低下させることなく、トラ
ンクマットの裏面の毛羽ほつれによる美観の低下を抑制
している。
【図1】本発明の第1の具体例を説明する繊維積層体
(フロアーマット)の部分縦断面図。
(フロアーマット)の部分縦断面図。
【図2】本発明の第2の具体例を説明する繊維積層体
(フロアーマット)の部分縦断面図。
(フロアーマット)の部分縦断面図。
【図3】従来の繊維積層体(フロアーマット)の部分縦
断面図、
断面図、
【図4】従来の他の繊維積層体(フロアーマット)の部
分縦断面図、
分縦断面図、
【図5】(A)は車体に取付けた初期の表面状態を説明
する従来型制振・吸音層の底面図、(B)は取付け後、
所定の使用期間が経過した時点での従来型制振・吸音層
の底面図、
する従来型制振・吸音層の底面図、(B)は取付け後、
所定の使用期間が経過した時点での従来型制振・吸音層
の底面図、
【図6】従来の他の繊維積層体(フロアーマット)の部
分縦断面図、
分縦断面図、
【図7】本発明の第3の具体例を説明する繊維積層体
(フロアーマット)の部分縦断面図。
(フロアーマット)の部分縦断面図。
1 表皮層 2 遮音層 3 制振・吸音層 4 毛羽ほつれ防止層 5 フロアー A 繊維積層体
Claims (4)
- 【請求項1】 繊維質材料からなる表皮層の下面に、樹
脂層または樹脂を含浸させた繊維層からなる遮音層と、
フェルトからなる制振・吸音層とを順次積層したものに
おいて、 上記フェルトからなる制振・吸音層の下側に、この制振
・吸音層の全厚の50%以下の厚みでポリエステル系、
若しくは、ポリオレフィン系の低融点繊維を30重量部
以上含んだ毛羽ほつれ防止層を配設したことを特徴とす
る繊維積層体。 - 【請求項2】上記低融点繊維を含む毛羽ほつれ防止層の
構成繊維の目付けを10乃至150g/m2の範囲に設
定したことを特徴とする請求項1に記載の繊維積層体。 - 【請求項3】上記低融点繊維を含む毛羽ほつれ防止層を
ニードルパンチングによって、制振・吸音のためのフェ
ルト層と一体構造化したことを特徴とする請求項1また
は2に記載の繊維積層体。 - 【請求項4】繊維質材料からなる表皮層の下面に、フェ
ルトからなる制振・吸音層を積層したものにおいて、 上記フェルトからなる制振・吸音層の下側に、この制振
・吸音層の全厚の50%以下の厚みでポリエステル系、
若しくは、ポリオレフィン系の低融点繊維を30重量部
以上含んだ毛羽ほつれ防止層を配設したことを特徴とす
る繊維積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11489394A JP2622086B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 繊維積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11489394A JP2622086B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 繊維積層体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07315101A JPH07315101A (ja) | 1995-12-05 |
JP2622086B2 true JP2622086B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=14649290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11489394A Expired - Lifetime JP2622086B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 繊維積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2622086B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030009994A (ko) * | 2001-07-25 | 2003-02-05 | 김형진 | 흡음 및 차음이 좋은 자동차 내장재의 제조방법 |
JP4239705B2 (ja) * | 2003-06-25 | 2009-03-18 | トヨタ自動車株式会社 | 吸音構造体 |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP11489394A patent/JP2622086B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07315101A (ja) | 1995-12-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970114 |