JP2693091B2 - 刈払機の連結パイプの固定装置 - Google Patents
刈払機の連結パイプの固定装置Info
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- JP2693091B2 JP2693091B2 JP4208960A JP20896092A JP2693091B2 JP 2693091 B2 JP2693091 B2 JP 2693091B2 JP 4208960 A JP4208960 A JP 4208960A JP 20896092 A JP20896092 A JP 20896092A JP 2693091 B2 JP2693091 B2 JP 2693091B2
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- intermediate cylinder
- rear end
- clutch housing
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈刃を回転自在に軸支
する軸受ケースとエンジンとを連結パイプによって連結
し、エンジンの駆動で回転する刈刃によって地上の草等
を刈り払うための刈払機における連結パイプの固定装置
に係るものである。
する軸受ケースとエンジンとを連結パイプによって連結
し、エンジンの駆動で回転する刈刃によって地上の草等
を刈り払うための刈払機における連結パイプの固定装置
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、刈払機は図1に示すように、刈
刃1を水平方向に回転自在に軸支する軸受ケース3とエ
ンジン5の、遠心クラッチ(図示せず)を内蔵するクラ
ッチハウジング7とを連結パイプ9によって連結し、ク
ラッチハウジング7に固着するハンガー11に肩掛バン
ド13の下端が連結している。連結パイプ9には握り部
15,15を備えたハンドル17と緩衝体19が固着さ
れている。
刃1を水平方向に回転自在に軸支する軸受ケース3とエ
ンジン5の、遠心クラッチ(図示せず)を内蔵するクラ
ッチハウジング7とを連結パイプ9によって連結し、ク
ラッチハウジング7に固着するハンガー11に肩掛バン
ド13の下端が連結している。連結パイプ9には握り部
15,15を備えたハンドル17と緩衝体19が固着さ
れている。
【0003】従来、連結パイプ9をクラッチハウジング
7に固定するには、図4に示すように外周にゴムの防振
体21を焼付け固着した金属製の中間筒23をクラッチ
ハウジング7に嵌合し、ねじ25で固定される係止板2
7で離脱を防止している。中間筒23内に連結パイプ9
の後端を嵌入して位置決めねじ29で位置決めし、中間
筒23の前端を軸方向に切欠いた切欠溝31を横切る固
定ボルト33によって連結パイプ9を固定する。クラッ
チハウジング7内の遠心クラッチ(図示せず)のクラッ
チドラム35のボス部37はベアリング39を介してク
ラッチハウジング7に軸支され、連結パイプ9を貫通す
る伝動軸41の後端が角軸43により係合している。
7に固定するには、図4に示すように外周にゴムの防振
体21を焼付け固着した金属製の中間筒23をクラッチ
ハウジング7に嵌合し、ねじ25で固定される係止板2
7で離脱を防止している。中間筒23内に連結パイプ9
の後端を嵌入して位置決めねじ29で位置決めし、中間
筒23の前端を軸方向に切欠いた切欠溝31を横切る固
定ボルト33によって連結パイプ9を固定する。クラッ
チハウジング7内の遠心クラッチ(図示せず)のクラッ
チドラム35のボス部37はベアリング39を介してク
ラッチハウジング7に軸支され、連結パイプ9を貫通す
る伝動軸41の後端が角軸43により係合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の連結パイプの固
定装置は、中間筒23の切欠溝31を横切る固定ボルト
33が連結パイプ9の外周の外方を通過せしめていたの
で、この固定ボルト33の通過するボス部および固定ボ
ルトの頭部が突出して作業の衣服に触れる等作業上の支
障を生じていた。本発明はこのボルトのボス部等の突出
をなくすことを目的とするものである。
定装置は、中間筒23の切欠溝31を横切る固定ボルト
33が連結パイプ9の外周の外方を通過せしめていたの
で、この固定ボルト33の通過するボス部および固定ボ
ルトの頭部が突出して作業の衣服に触れる等作業上の支
障を生じていた。本発明はこのボルトのボス部等の突出
をなくすことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、中間筒の後端
部を軸方向に切り欠いた切欠溝を横切る固定ボルトを、
連結パイプの後端面より後方(連結パイプの軸方向の後
方、すなわち、エンジンの方向)位置に、かつ連結パイ
プの外周面の延長面を軸方向と直交する方向に貫通して
設けたものである。
部を軸方向に切り欠いた切欠溝を横切る固定ボルトを、
連結パイプの後端面より後方(連結パイプの軸方向の後
方、すなわち、エンジンの方向)位置に、かつ連結パイ
プの外周面の延長面を軸方向と直交する方向に貫通して
設けたものである。
【0006】
【作用】連結パイプをクラッチハウジングに組み付ける
際には、中間筒をクラッチハウジングに圧入し、固定ボ
ルトを仮締めする。その中間筒へ連結パイプの後端部を
挿入し、位置決めボルトで位置決めし、固定ボルトによ
って中間筒に連結パイプを固定すると共に、固定ボルト
頭部によって中間筒のクラッチハウジングからの脱落を
防止する。
際には、中間筒をクラッチハウジングに圧入し、固定ボ
ルトを仮締めする。その中間筒へ連結パイプの後端部を
挿入し、位置決めボルトで位置決めし、固定ボルトによ
って中間筒に連結パイプを固定すると共に、固定ボルト
頭部によって中間筒のクラッチハウジングからの脱落を
防止する。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
詳細に説明する。図2,図3において、外周にゴムの防
振体45を焼付け固着した金属製の中間筒47をクラッ
チハウジング7に嵌合し、固定ボルト49の頭部によっ
て係止されている。中間筒47内には連結パイプ9が後
端を嵌入して位置決めねじ51で位置決めされ、位置決
めねじ51の頭部はクラッチハウジング7の前端の軸方
向の切欠孔52に係合して回動方向に位置決めされてい
る。中間筒47の後端を軸方向に切り欠いた切欠溝53
を横切る固定ボルト49によって連結パイプ9を固定し
ている。固定ボルト49は連結パイプ9の外周面の延長
面を軸方向と直交する方向に貫通して設けられている。
詳細に説明する。図2,図3において、外周にゴムの防
振体45を焼付け固着した金属製の中間筒47をクラッ
チハウジング7に嵌合し、固定ボルト49の頭部によっ
て係止されている。中間筒47内には連結パイプ9が後
端を嵌入して位置決めねじ51で位置決めされ、位置決
めねじ51の頭部はクラッチハウジング7の前端の軸方
向の切欠孔52に係合して回動方向に位置決めされてい
る。中間筒47の後端を軸方向に切り欠いた切欠溝53
を横切る固定ボルト49によって連結パイプ9を固定し
ている。固定ボルト49は連結パイプ9の外周面の延長
面を軸方向と直交する方向に貫通して設けられている。
【0008】クラッチハウジング7内の遠心クラッチ
(図示せず)のクラッチドラム55のボス部57はベア
リング59を介してクラッチハウジング7に軸支され、
連結パイプ9内を貫通する伝動軸61の後端の角軸63
が係合している。また防振体45の外周に軸方向に形成
した溝部65はクラッチハウジング7の内径部に形成し
た突起部67に係合して回動方向に係止している。
(図示せず)のクラッチドラム55のボス部57はベア
リング59を介してクラッチハウジング7に軸支され、
連結パイプ9内を貫通する伝動軸61の後端の角軸63
が係合している。また防振体45の外周に軸方向に形成
した溝部65はクラッチハウジング7の内径部に形成し
た突起部67に係合して回動方向に係止している。
【0009】連結パイプ9をクラッチハウジング7に固
定するには、中間筒47をクラッチハウジング7に圧入
し、固定ボルト49を仮止めする。つぎに連結パイプ9
の後端を中間筒47に挿入し、位置決めボルト51で連
結パイプ9の位置決めをし、最後に固定ボルト49によ
り連結パイプ9を中間筒47に固定すると共に固定ボル
ト49の頭部で、中間筒47のクラッチハウジング7か
らの脱落を防止する。
定するには、中間筒47をクラッチハウジング7に圧入
し、固定ボルト49を仮止めする。つぎに連結パイプ9
の後端を中間筒47に挿入し、位置決めボルト51で連
結パイプ9の位置決めをし、最後に固定ボルト49によ
り連結パイプ9を中間筒47に固定すると共に固定ボル
ト49の頭部で、中間筒47のクラッチハウジング7か
らの脱落を防止する。
【0010】作業者は肩掛バンド13を肩に掛けて刈払
機を吊り下げて握り部15,15を両手で把持して、エ
ンジンの駆動で回転する刈刃1によって地上の草等を刈
り払うものである。エンジン5の振動は防振体45で防
振されて、連結パイプ9に伝達されず、したがって握り
部15,15を把持する作業者の手に振動が伝わらな
い。
機を吊り下げて握り部15,15を両手で把持して、エ
ンジンの駆動で回転する刈刃1によって地上の草等を刈
り払うものである。エンジン5の振動は防振体45で防
振されて、連結パイプ9に伝達されず、したがって握り
部15,15を把持する作業者の手に振動が伝わらな
い。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、防振体で外周を被覆し
た中間体によって、固定ボルトのボス部とボルトの頭部
が外部に突出することなく、連結パイプをクラッチハウ
ジングに連結することができ、作業者の衣服に触れてひ
っかかる等の作業の支障をなくし、しかも外観を良くし
てクラッチハウジング付近をコンパクトにできるもので
ある。
た中間体によって、固定ボルトのボス部とボルトの頭部
が外部に突出することなく、連結パイプをクラッチハウ
ジングに連結することができ、作業者の衣服に触れてひ
っかかる等の作業の支障をなくし、しかも外観を良くし
てクラッチハウジング付近をコンパクトにできるもので
ある。
【図1】刈払機の全体斜視図である。
【図2】本発明の1実施例の側断面図である。
【図3】図2のIII-III 線の正断面図である。
【図4】従来例の側断面図である。
1 刈刃 5 エンジン 7 クラッチハウジング 9 連結パイプ 45 防振体 47 中間筒 49 固定ボルト 53 切欠溝
Claims (2)
- 【請求項1】 刈刃1を回転自在に軸支する軸受ケース
3に前端を連結する連結パイプ9の後端を、外周に防振
体45を被覆した中間筒47を介してエンジン5のクラ
ッチハウジング7に嵌合し、前記中間筒47の後端部を
軸方向に切り欠いた切欠溝53を横切って、前記連結パ
イプ9の後端面より後方位置に、かつ前記連結パイプ9
の外周面の延長面を軸方向と直交して貫通する固定ボル
ト49によって前記連結パイプ9を前記中間筒47に固
定したことを特徴とする刈払機の連結パイプの固定装
置。 - 【請求項2】 前記固定ボルト49を介して前記中間筒
47を前記クラッチハウジング7に軸方向に係止してな
る請求項1の刈払機の連結パイプの固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4208960A JP2693091B2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 刈払機の連結パイプの固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4208960A JP2693091B2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 刈払機の連結パイプの固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654617A JPH0654617A (ja) | 1994-03-01 |
JP2693091B2 true JP2693091B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=16565006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4208960A Expired - Fee Related JP2693091B2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 刈払機の連結パイプの固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2693091B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2916123B1 (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-05 | 川崎重工業株式会社 | 作業機における分離結合構造 |
JP4676842B2 (ja) * | 2005-09-02 | 2011-04-27 | ハスクバーナ・ゼノア株式会社 | 刈払機 |
CN101528022B (zh) | 2006-10-19 | 2013-05-01 | 富世华智诺株式会社 | 灌木切割机 |
JP2013102734A (ja) | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Yamabiko Corp | 作業機のパイプ状保持具 |
-
1992
- 1992-08-05 JP JP4208960A patent/JP2693091B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654617A (ja) | 1994-03-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |