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JP2532920B2 - 現像装置のバイアス印加機構 - Google Patents

現像装置のバイアス印加機構

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JP2532920B2
JP2532920B2 JP63113000A JP11300088A JP2532920B2 JP 2532920 B2 JP2532920 B2 JP 2532920B2 JP 63113000 A JP63113000 A JP 63113000A JP 11300088 A JP11300088 A JP 11300088A JP 2532920 B2 JP2532920 B2 JP 2532920B2
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JP
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developing device
contact
plate
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fixed
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勝三 内田
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Sharp Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、現像装置のバイアス印加機構に関し、例え
ば、静電転写型複写機、レーザプリンタ等に利用され
る。
〈従来技術〉 一般的に、静電転写型の複写機の現像装置は、第7図
の如く、トナーを内蔵する合成樹脂製の現像装置本体1
に現像ローラ2が内装され、該現像ローラ2は、現像装
置本体1に固定軸3により固定されたマグネツト体4
と、該マグネツト体4の外周面上を回転するスリーブ5
とから構成される。スリーブ5の回転力は、スリーブ5
と一体であつて前記固定軸3と同軸上の駆動軸6に伝達
される。なお、図中7は駆動軸6に固定され複写機本体
からの回転駆動力を駆動軸6に伝達するためのカツプリ
ングである。
そして、現像装置のバイアス印加機構は、固定軸3に
バイアス印加用のリード線8が接続され、前記固定軸3
から軸受9または10を経てスリーブ5に印加するように
なされている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 従来のバイアス印加機構では、バイアスの複写機本体
との接続は、通常、現像装置本体1の駆動連結のカツプ
リングと同一面側に位置するコネクターにより行なつて
いるが、このコネクターから装置本体1の反対側面の固
定軸3までリード線を引き回す必要があり、リード線処
理が煩雑となる。
また、リード線8を駆動軸6側のみに配することによ
り現像装置全体を小型化することが望まれており、さら
に、安定した導通性、耐久性及び低コスト化も望まれて
いる。
本発明は、上記に鑑み、現像装置の小型化、安定した
導通性、耐久性および低コスト化を図り得るバイアス印
加機構の提供を目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明による問題点解決手段は、第1,2図の如く、現
像装置本体1に現像ローラ2が内装され、該現像ローラ
2の導電性の駆動軸6が現像装置本体1の外側面1aに回
転自在に軸受された現像装置において、前記現像装置本
体1の外側に前記駆動軸6を貫通させたバイアス印加用
の固定板13が固定され、該固定板13に対向して接触する
導電性の回転摺動板14が前記駆動軸6に固定され、前記
摺動板14は、前記固定板13より軟らかい円板とされ、そ
の円周方向に沿つて切り起こされて前記固定板13の平滑
面と摺接する接触体(切起し片31)が形成されたもので
ある。
また、他の問題点解決手段は、第4図の如く、現像装
置本体1に現像ローラ2が内装され、該現像ローラ2の
導電性の駆動軸6が現像装置本体1の外側面1aに回転自
在に軸受された現像装置において、前記現像装置本体1
の外側に前記駆動軸6を貫通させたバイアス印加用の固
定板13が固定され、該固定板13に対向して接触する導電
性の円板状回転摺動板14が前記駆動軸6に固定され、前
記摺動板14は、その円周方向に沿つて切り起こされて前
記固定板13の平滑面と摺接する接触体(切起し片31)が
半径方向の異なる位置に複数形成され、該接触体に、先
端が円周方向に沿つて分割されて固定板13と接触する複
数の接触子32a〜32dが形成され、各接触子32a〜32dから
駆動軸6中心までの距離がそれぞれ異ならしめられたも
のである。
〈作用〉 上記問題点解決手段において、摺動板14は固定板13に
圧接しており、駆動軸6を回転させると、摺動板14の接
触体は固定板13の平滑面を摺動するとともに現像ローラ
2のスリーブ5が回転する。
また、本体側からのバイアスは、固定板13、摺動板1
4、駆動軸6を経てスリーブ5に印加される。
このように、現像ローラ2の駆動軸6に摺動板14を設
けることにより、第7図の従来例の如く、駆動源から遠
い固定軸3にバイアスを印加する必要がなくなり、駆動
源に近い側からバイアス印加が可能となり、駆動源と同
一側にある電源コネクタ19に固定板13をリード線24を介
して接続できるので、リード線処理も簡単となる。
また、摺動板14は弾性に富んだ軟らかい材質であり、
円周方向に沿つて切り起こされた接触体が固定板13の平
滑面に圧接するため、摺動板14の振動にかかわらず接触
体が振動を吸収して圧力変化が少なくなり、固定板13の
平滑面を傷付けることはなく、安定した導通性が得られ
る。
他の問題点解決手段において、摺動板14の接触子32a
〜32dと固定板13との接触部分が増えるとともに、その
位置が半径方向で異なるとともに駆動軸6の中心からの
距離も異なつている。そのため、摺動板14に振動が生じ
ても摺動板14と固定板13とは絶えずどこかで接触してい
ることになり、導通の安定性が得られる。また、固定板
13の表面の一ケ所に集中して接触することがなく、表面
の削れや傷付きが少なくなり、耐久性の向上にもなる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は本発明の第一実施例を示すバイアス印加機構部の
分解斜視図、第2図は摺動板の正面図、第3図は同じく
摺動板の側面図である。なお、第7図に示す従来の構成
部品と同一機能部品は同符号で示す。
図示の如く、バイアス印加機構は、現像装置本体1に
現像ローラ2の導電性の駆動軸6が回転自在に軸受され
た現像装置において、前記現像装置本体1の外側面に前
記駆動軸6が貫通するよう装着されたバイアス印加用の
固定板13と、該固定板13に対向して接触し前記駆動軸6
に圧着固定された導電性の回転摺動板14とが設けられた
ものである。
前記現像装置本体1および現像ローラ2の構成は第7
図に示す従来技術のものと同様である。
前記駆動軸6は、現像装置本体1の外側面1aに突出す
るボス15に軸受16を介して回転自在に突出され、その先
端に複写機本体(図示せず)からの回転駆動力を伝達す
るカツプリング7が固定されている。
前記固定板13は、中央に前記軸受16の外径よりもやや
大きめに軸受嵌合孔17が形成された薄形円板状のもので
あつて、その一端からリード線接続片18が突出されてい
る。
前記接続片18に隣接してバイアス印加用の電源コネク
タ19が、前記現像装置本体1の外側面のボス20,21にね
じ22により固定される。そして、該電源コネクタ19から
のリード線24の丸端子25と接続片18のねじ止め孔26とが
現像装置本体1の外側面のボス27に合され、ねじ28によ
り固定される。
前記摺動板14は、薄形円板状に形成され、その中心に
前記駆動軸6に嵌合する中心孔30が形成される。また、
摺動板14には、中心孔30を中心に一対の円弧状の切起し
片31が形成され、該切起し片31は弾性を有し、その先端
に前記固定板13の板面に接触する接触子32が形成され
る。そして、摺動板14は固定板13よりも駆動軸6のカツ
プリング7側で前記接触子32が固定板13の板面に圧接す
るよう配置される。
また、前記摺動板14の中心孔30には一対の突起33が中
心方向に突出される。一方、前記駆動軸6には、前記突
起33を嵌合圧接させるための一対のV字溝34が軸方向に
形成されている。
なお、前記固定板13と摺動板14とは、その接触状態を
安定させる構造とされる。すなわち、固定板13は、平面
性を良好にするため板厚が0.5mmとされ、表面の平滑性
を良好にするため硬い材質、例えばステンレス鋼板が使
用される。
一方、摺動板14は、固定板13に圧接する圧力変化が少
なくなるよう弾性に富み(板厚0.3mm)、固定板13を接
触摺動により傷付けないよう固定板13より軟わらかい材
質、例えばリン青銅板が使用される。
上記構成において、固定板13、摺動板14の組立ては以
下の如く行なう。すなわち、固定板13の嵌合孔17は軸受
16の外径より少し大きくしているので、固定板13の嵌合
孔17に駆動軸6の軸受16を嵌込み、固定板13の裏面が現
像装置本体1のボス面に当たる位置にセツトする。そし
て、固定板13のねじ止め用孔26を現像装置本体1のボス
に合わせ、バイアス用リード線24の端子25と同時にねじ
28で締付ける。
次に、摺動板14の中心孔30の一対の突起30をスリーブ
5の駆動軸6の一対の溝34に嵌合させて摺動板14を圧入
する。そして、駆動連結用のカツプリング7を同様に圧
入等で取り付ける。
また、バイアス用の電源コネクタ19をねじ22にて現像
装置本体1のボス20,21に取り付ける。
以上のようにして組立て、摺動板14の接触子32を固定
板13に圧接する。そして、現像装置を複写機本体に装着
すると、カツプリング7が連結され、カツプリング7が
回転することで、摺動板14、駆動軸6およびこれと一体
のスリーブ5が回転する。
また、電源コネクタ19は本体側のバイアス電源に接続
され、電源コネクタ19からリード線24を通り、固定板1
3、摺動板14、駆動軸6を経てスリーブ5にバイアスが
印加される。
このように、現像ローラ2の駆動軸6に摺動板14を設
けることにより、第7図の従来例の如く、固定軸3にバ
イアスを印加することなくバイアス印加が可能となり、
電源コネクタ19と同一側にある固定板13にリード線24を
接続しているので、リード線処理も簡単となる。
なお、固定板13と摺動板14とは、対向させてできるだ
け、広い面積で接触させるよう構成しているので、安定
した導通性および耐久性が得られる。さらに、摺動板14
の面積を大きくできるならば、接触子32が多い方がより
安定した導通性が得られる。
また、固定板13と摺動板14との2枚を対向させ、かつ
駆動軸6に配置しているため、バイアス印加機構として
のスペースも最小限のものでよく、現像ローラ2の長手
方向の寸法を非常に小さくできる。また、部品点数が少
なくて済み、低コスト化が可能である。
また、上記実施例の如く、固定板13を摺動板14よりも
板厚を厚くし、材質も固定板13の方を硬いものを使用
し、一方、摺動板14の方を弾性に富んだ軟質のものを使
用すれば、回転摺動中の摺動板14の圧接力が安定し、ま
た固定板13の接触面の削れ、傷付きが少なく導通の安定
と耐久性が向上する。
次に本発明の第二実施例について説明する。第4図は
本発明の第二実施例を示す摺動板の正面図、第5図は摺
動板の側面図である。
図示の如く、本実施例では、摺動板14の切起し片31に
スリツト35を設けて固定板13への接触部分を増やし、各
接触部分の中心からの半径r1〜r4を変えて固定板13のそ
れぞれ異なる部分に接触するようにし、また、半径が異
なることから接触圧も必然的に異なるようにして摺動板
14の回動による接触電気的導通の安定性と耐久性の向上
を図るものである。
すなわち、上記第一実施例の切起し片31の先端にスリ
ツト35を形成し、その両側に接触子32a〜32dが形成さ
れ、各接触子32a〜32dの接触部分の回転中心よりの半径
r1〜r4を異なるようにする(r1<r2<r3<r4)。他の構
成は上記第一実施例と同様である。
上記構成においては、接触子32a〜32dと固定板13との
接触部分が増えており、各接触部分の圧接力を変えてい
るので、接触の安定性がよい。
また、各接触部分の固定板13に接する位置を変えてい
るので、固定板の表面の削れ、傷つきを少なくし耐久性
を向上できる。他の作用効果は第一実施例と同様であ
る。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
例えば、固定板13は駆動軸6に嵌合されていなくとも
よく、摺動板14とある程度の接触面積を有すればよい。
また摺動板14は上記実施例の如き切起し型に限らず、第
6図(a)の如き皿ばね型のものであつてもよい。この
場合、摺動板14と固定板13との接触面積を大にし得る。
また、固定板13は現像装置本体1側に配さず、複写機
本体側に配した構成であつてもよい。この場合、固定板
13が駆動軸6のカツプリング7を逃げる構造でなければ
ならないが、カツプリング7を第6図(b)のごとき形
状とすれば、複写機本体に現像装置を嵌合する場合も容
易にバイアスを印加できる。
また固定板13および電源コネクタ19を現像装置本体1
側に配すれば、現像装置固有のバイアス印加電圧を得る
のによい。すなわち、電源コネクタ19に可変抵抗または
固有の抵抗を付設してその抵抗値を現像装置に応じて設
定できる。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、現像
装置本体の外側に駆動軸を貫通させたバイアス印加用の
固定板が固定され、固定板に対向して接触する導電性の
回転摺動板が駆動軸に固定されているので、第7図の従
来例の如く、駆動源から遠い固定軸にバイアスを印加す
る必要がなくなり、駆動源に近い側からバイアス印加が
可能となり、駆動源と同一側にある電源コネクタに固定
板をリード線を介して接続でき、リード線の引き回しが
短くて済み、リード線処理が簡単になる。
しかも、固定板および摺動板が現像装置本体の外側に
配されているので、お互いの接触面に現像剤が巻き込ま
れて接触不良になるといつたことはなく、交換等のため
の着脱も容易に行うことができる。そのうえ、固定板に
材質の硬いものを使用し、一方、摺動板に軟質の弾性に
富んだものを使用して、固定板の平滑面に摺接する接触
体が円周方向に沿つて切り起こされて形成されているの
で、回転摺動中の摺動板の圧接力が安定し、振動が発生
しても接触体が追従して確実な接触状態が得られ、また
固定板の平滑面の削れ、傷付きが少なくなり、導通の安
定と耐久性の向上を図ることができる。
また、摺動板は、その円周方向に沿つて切り起こされ
て固定板の平滑面と摺接する接触体が半径方向の異なる
位置に複数形成され、接触体に、先端が円周方向に沿つ
て分割されて固定板と接触する複数の接触子が形成さ
れ、各接触子から駆動軸の中心までの距離がそれぞれ異
なるようにしているので、回転中における摺動板と固定
板との接触部分が増えて接触面積を大きくすることが可
能となり、しかも1つの接触体が振動等により横揺れし
ても他の接触体は固定板に接触するため、導通の安定性
が得られるとともに、固定板の表面の削れや傷付きが一
部分に集中して発生することを防ぎ、さらに耐久性を向
上させることができる。
このように、固定板と摺動板を対向させて摺接可能に
配置することにより、駆動軸の回転を妨げることなく、
バイアス印加機構としてのスペースも最小限のものでよ
く、現像ローラの長手方向の寸法を非常に小さくでき、
また、部品点数が少なくて済み、低コスト化が可能であ
るといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例を示すバイアス印加機構部
の分解斜視図、第2図は摺動板の正面図、第3図は同じ
く摺動板の側面図、第4図は本発明の第二実施例を示す
摺動板の正面図、第5図は摺動板の側面図、第6図
(a)は本発明の第三実施例を示すバイアス印加機構の
側面断面図、第6図(b)は本発明の第四実施例を示す
バイアス印加機構の斜視図、第7図は従来のバイアス印
加機構を使用した現像装置の断面図である。 1:現像装置本体、2:現像ローラ、6:駆動軸、13:固定
板、14:回転摺動板、19:電源コネクタ、31:切起し片、3
2,32a〜32d:接触子。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像装置本体に現像ローラが内装され、該
    現像ローラの導電性の駆動軸が現像装置本体の外側面に
    回転自在に軸受された現像装置において、前記現像装置
    本体の外側に前記駆動軸を貫通させたバイアス印加用の
    固定板が固定され、該固定板に対向して接触する導電性
    の回転摺動板が前記駆動軸に固定され、前記摺動板は、
    前記固定板より軟らかい円板とされ、その円周方向に沿
    つて切り起こされて前記固定板の平滑面と摺接する接触
    体が形成されたことを特徴とする現像装置のバイアス印
    加機構。
  2. 【請求項2】現像装置本体に現像ローラが内装され、該
    現像ローラの導電性の駆動軸が現像装置本体の外側面に
    回転自在に軸受された現像装置において、前記現像装置
    本体の外側に前記駆動軸を貫通させたバイアス印加用の
    固定板が固定され、該固定板に対向して接触する導電性
    の円板状回転摺動板が前記駆動軸に固定され、前記摺動
    板は、その円周方向に沿つて切り起こされて前記固定板
    の平滑面と摺接する接触体が半径方向の異なる位置に複
    数形成され、該接触体に、先端が円周方向に沿つて分割
    されて固定板と接触する複数の接触子が形成され、各接
    触子から駆動軸の中心までの距離がそれぞれ異ならしめ
    られたことを特徴とする現像装置のバイアス印加機構。
JP63113000A 1988-05-09 1988-05-09 現像装置のバイアス印加機構 Expired - Lifetime JP2532920B2 (ja)

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