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JP2504879B2 - アゾ―ル誘導体 - Google Patents

アゾ―ル誘導体

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JP2504879B2
JP2504879B2 JP3235332A JP23533291A JP2504879B2 JP 2504879 B2 JP2504879 B2 JP 2504879B2 JP 3235332 A JP3235332 A JP 3235332A JP 23533291 A JP23533291 A JP 23533291A JP 2504879 B2 JP2504879 B2 JP 2504879B2
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amino
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alkyl
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マイケル・ジョージ・コリス
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    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規なアゾール誘導体に関し、特
に詳しくは、有用な薬理学的性質を有する(特に、血管
拡張のような、アデノシンの作用に拮抗する)、ある種
の2−ヘテロアリール−トリゾロ[1,5−a][1,
3,5]トリアジンとピアゾロ82,3−a][1,
3,5]トリアジンに関する。本発明はまた、哺乳動物
の心臓の、末梢の及び/又は脳の血管系に影響を与える
ある種の疾患と障害の治療に有用な、新規なアゾール誘
導体を含むアデノシンの作用に拮抗する薬剤学的組成物
にも関する。新規なアゾール誘導体の製造も本発明に含
まれる。
【0002】化合物テオフィリン(1,3−ジメチルキ
サンチン)は呼吸刺激薬、中枢作用性刺激薬、気管支拡
張薬、心臓刺激薬及び利尿剤として(通常、アミノフィ
リンとしても公知の、そのエチレンジアミン塩として)
臨床的に用いられている。この多様な臨床用途はテオフ
ィリンに帰せられる薬理学的作用の範囲を示唆する。こ
れらの作用には、ホスフォジエステラーゼ阻害、アデノ
シンレセプター拮抗作用、細胞内カルシウムの可動化及
びカテコールアミン放出がある。テオフィリンが心筋虚
血〔マセリ(Maseri)等、ザ ランセット(Th
e Lancet)、1989、683〜686〕、骨
格筋虚血〔ピカノ(Picano)等、アンギオロジー
(Angiology)、1989、印刷中〕及び脳虚
血〔スキンホウユ(Skinhoj)等、アクタ・ノイ
ロル・スカンド・(Acta.Neurol.Scan
.)、1970、46、129〜140〕の治療に有
効であることが最近報告されている。これらの虚血性障
害におけるテオフィリンの有利な効果は、この化合物が
代謝関連血管拡張(metabolism−linke
d vasodilation)を仲介するアデノシン
レセプターの阻害によりアデノシン作用を拮抗しうるこ
とによる、「血管スチール(vascular ste
al)」として知られる現象の軽減又は阻止のためであ
ると考えられる。
【0003】「血管スチール」現象は、特定の血管床に
供給する主要動脈が部分的に又は全体的に閉鎖されて虚
血を生じた場合に、起こりうる。この状態では、妥協血
管床(compromised vascular b
ed)が拡張し、血流が狭窄血管を通る血流の増加又は
傍系血管(collateral vessel)を通
る血流の増加によって維持される。しかし、隣接血管床
における代謝活性の増強は例えばアデノシンのような仲
介物質を放出させ、隣接血管床を拡張させ、これらの隣
接部分によって「スチールされた」妥協血管床への血液
流を限定する。「血管スチール」現象による妥協血管床
から正常潅流血管床への血液の損失は妥協血管床への血
液流をさらに減ずることになる。
【0004】テオフィリンが有する多様な薬理学的性質
は、血管系の閉塞性疾患又は状態の規則的な治療又は予
防へのそれの使用を困難にする。このように、ホスフォ
ジエステラーゼ阻害剤としてのテオフィリン関連作用は
心筋虚血を有する患者にとって有害な心臓の刺激を生じ
る。さらに、テオフィリンの比較的低い効力は治療的に
有用な用量レベルが重大な中枢副作用を生じるレベルに
近いことを意味する。ある種の2−ヘテロアリール−ピ
ラゾロ〔2,3−a〕〔1,3,5〕トリアジンはダブ
リュ.リード(W.Ried)とエス.アブール−フェ
トウ(S.Aboul−Feouh)のテトラヘドロン
(Tetrahedron)、44(23)、7155
〜7162、1988から公知である。さらに、ヨーロ
ッパ特許出願公報第A2−383589号(1990年
8月22日発行)は、他のある種の2−ヘテロアリール
−ピラゾロ〔2,3−a〕〔1,3,5〕トリアジンを
挙げているが、これらの製造の詳細は記載されていな
い。これらの化合物のいずれの治療的使用も述べられて
いない。
【0005】2−ヘテロアリール置換基を有さない、幾
つかのトリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリア
ジンとピラゾロ〔2,3−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ンの治療的使用は述べられている。このように、ある種
のトリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン
は気管支拡張薬として開示されている(米国特許第47
34413号参照)。ある種のピラゾロ〔2,3−a〕
〔1,3,5〕トリアジンは胃酸分泌抑制剤として(英
国特許出願公報第2134107号とヨーロッパ特許出
願公報第A2−207651号参照);抗炎症薬として
(ヨーロッパ特許出願公報第A2−0172608号と
第A2−207651号参照);気管支拡張薬として
(英国特許出願公報第2016002号、ベルギー特許
第815405号及び米国特許第3995039号参
照);及びホスフォジエステラーゼ阻害剤として(米国
特許第3846423号参照)様々に開示されている。
【0006】我々は今回、下記で定義する式Iの新規な
2−ヘテロアリール−トアリゾロ〔1,5−a〕〔1,
3,5〕トリアジン及びピラゾロ〔2,3−a〕〔1,
3,5〕トリアジン群がアデノシン作用の、特にアデノ
シンの血管拡張作用の有効な拮抗薬であることを発見し
た(このことが本発明の根拠である)。
【0007】本発明によると、上記の式I(ローマ数字
で示す他の式と共に記載)において、式中: QはC1 〜C4 アルキル及びハロゲノから成る群から独
立的に選択された1又は2個の置換基を任意に有する5
員ヘテロアリールであり; R1 は水素、C1 〜C6 アルキル、又はC1 〜C4 アル
カノイルであり; R2 は水素、C3 〜C12シクロアルキル、C5 〜C6
ルケニル、フェニル(C3 〜C6 )アルケニル、ペンタ
フルオロフェニル、5員もしくは6員ヘテロアリール、
任意に置換したC1 〜C6 アルキル又は任意に置換した
フェニルであり; 前記任意に置換したアルキルが非置換であるか又はC3
〜C6 シクロアルキル、任意に置換した5員もしくは6
員ヘテロアリール、任意に置換したフェニル、及び式:
10(CO)n Xb(CO)m (式中、R10(Xbと共
に下記で定義されない場合)はC1 〜C6 アルキル、C
3 〜C6 シクロアルキル、任意に置換したフェニル又は
任意に置換したフェニル(C1 〜C4 )アルキルであ
り、n+mは0又は1である、但しmが0である場合に
は、XとXbは少なくとも2個の炭素原子によって分離
される、Xbはオキシ、チオ、スルフィニル、スルホニ
ル、又は式:−NRb(式中、Rbは水素、C1 〜C6
アルキルであるか又はR10及び隣接窒素原子と共に4員
もしくは6員飽和複素環を形成する)で表されるイミノ
基である)で表される基のいずれかによって置換された
基であり; 前記任意に置換した5員もしくは6員ヘテロアリールは
非置換であるか又はC1〜C4 アルキル、C1 〜C4
ルコキシ及びハロゲノから成る群から選択された1又は
2個の基によって置換された基であり; 前記任意に置換したフェニルは非置換であるか又はC1
〜C4 アルキレンジオキシによって又はハロゲノ、シア
ノ、トリフルオロメチル、C1 〜C4 アルコキシカルボ
ニル、ヒドロキシ、C1 〜C4 アルカノイルオキシ、ベ
ンジルオキシ、ハロゲノベンジルオキシ、ニトロ、及び
式:R11CO(式中、R11はC1 〜C4 アルコキシ、C
3 〜C6 アルキルアミノ、C3 〜C6 シクロアルキルア
ミノ又は〔N−(C1 〜C4 )アルキル〕〔N−(C1
〜C4 )ジアルキルアミノ(C1 〜C4 )アルキル〕ア
ミノである)で表される基を任意に有するC1 〜C4
ルキル又はアルコキシ、又は式:−SO2 ・NR34
(式中、R3 とR4 は独立的に水素又はC1 〜C4 アル
キルであるか、又はR3 は水素であり、R4 は〔(C2
〜C5 )アルコキシカルボニル〕メチル、カルバモイル
メチル又は〔N−(C1 〜C4 )アルキルカルバモイ
ル〕メチルである)で表されるスルファモイルから成る
群から選択された1、2又は3個の基によって置換され
た基であり; Xがオキシ、チオ、スルフィニル、スルホニル又は式:
−NRa−(式中、Raは水素、C1 〜C6 アルキルで
あるか又はR2 及び隣接窒素原子と共に4員もしくは6
員飽和複素環を形成する)で表されるイミノ基であり; AがN又はCT(式中、Tは水素またはC1 〜C4 アル
キルである)〕である化合物又はその薬剤学的に受容さ
れる塩を提供する。
【0008】一般式Iの化合物群の一つは、QがC1
4 アルキル及びハロゲノから成る群から独立的に選択
された置換基1〜2個を任意に有する5員ヘテロアリー
ル(例えばフリル又はチエニル)であり;Xがオキシ、
チオ又は式:−NRa−(式中、Raは水素、C1 〜C
6 アルキルである)で表されるイミノ基であり;R1
水素、C1 〜C6 アルキル又はC1 〜C4 アルカノイル
であり;R2 が下記の基: (a)フェニル、ピリジル、イソオキサゾリル、チアジ
アゾリル、テトラフルオロフェニル、ペンタフルオロフ
ェニル、又はC1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキ
シ、ハロゲノ、シアノ、トリフルオロメチル、ニトロ、
ベンジルオキシ、ハロゲノベンジルオキシ、ヒドロキ
シ、及び式:SO2 NR34 (式中、R3とR4 は独
立的に水素又はC1 〜C4 アルキルであるか、又はR3
は水素であり、R4 は〔(C2 〜C5 )アルコキシカル
ボニル〕メチル、カルバモイルメチル又は〔N−(C1
〜C4 )アルキルカルバモイル〕メチルである)で表さ
れるスルファモイルから成る群から選択された1、2又
は3個の置換基を有するフェニル; (b)C1 〜C6 アルキル、C3 〜C12シクロアルキ
ル、(C3 〜C6 )シクロアルキル(C1 〜C4 )アル
キル、フリル、チエニル、又はフェニル(C1 〜C4
アルキル、フリル(C1 〜C4 )アルキルもしくはチエ
ニル(C1 〜C4 )アルキル(これらのフリル、チエニ
ル又はフェニル部分自体がC1 〜C4 アルキル、C1
4 アルコキシ及びハロゲノから成る群から独立的に選
択された1又は2個の置換基を任意に有する);又は (c)式:R5 ・Xa・CH2 ・CH2 −(式中、R5
はC1 〜C6 アルキル又はフェニルであり、後者はC1
〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ又はハロゲノか
ら成る群から選択された1又は2個の置換基を任意に有
する、Xaはオキシ、チオ、スルフィニル、スルホニ
ル、イミノ又はN−(C1 〜C6 )アルキルイミノであ
る;又は基:R5 ・Xa−がモルホリノ、チオモルホリ
ノ、ピロリジノ、ピペリジノ又はアゼチジノである)で
表される基であり; AがN又はCT(式中、Tは水素またはC1 〜C4 アル
キルである)である化合物又はその薬剤学的に受容され
る塩から成る。
【0009】置換基の性質に依存して、1個以上のキラ
ル中心を有する場合に、式I化合物が1種以上の鏡像異
性体形又はラセミ形(又はその混合物)として存在し、
単離されることは理解されよう。本発明がアデノシン作
用に拮抗する性質を有する、このような形のいずれをも
含み、個々の鏡像異性体形の例えば適当なキラル出発物
質からの合成による、又はラセミ形の分割による製造方
法が周知であることを理解すべきである。同様に、特定
形のアデノシン拮抗性は例えば下記に詳述する標準イン
ビトロ又はインビボスクリーニングテストの一つ以上を
用いて容易に評価される。
【0010】Qが5員ヘテロアリールである場合に、Q
の特定の値は例えば、ヘテロアリール部分がメチル、エ
チル、フルオロ、クロロ及びブロモから成る群から独立
的に選択された1又は2個の置換基を任意に有するフリ
ル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソキサゾ
リル又はイソチアゾリルである。Qの特に好ましい値の
例は上記で定義したように任意に置換したフリルであ
る。2−フリル基が好ましい。
【0011】R1 がアルキルである場合に、R1 の好ま
しい値は例えば、メチル、エチル、プロピル又はブチル
であり、R1 がアルカノイルである場合には、例えばホ
ルミル、アセチル又はプロピオニルであり、ホルミルが
好ましい。アルカノイルの他の好ましい値はアセチルで
ある。R1 の特に好ましい値の例は水素である。
【0012】Tがアルキルである場合に、Tの特定の例
は例えば、メチル、エチル又はプロピルである。Tの特
に好ましい値の例は水素である。R2 がアルキルである
場合に、R2 の特定の値は例えばメチル、エチル、イソ
プロピル、プロピル、ブチル又はsec−ブチルであ
る。他の特定の値はn−ペンチルである。
【0013】Raがアルキルである場合に、Raの特定
の値は例えばメチル又はエチルである。
【0014】R2 又はR5 がフェニルである場合に(又
はアルキルに結合したフェニル、フリル又はチエニル部
分に)存在しうる任意の置換基の特定の値は例えば、ア
ルキルとしてはメチル又はエチルであり;アルコキシと
してはメトキシ又はエトキシであり;ハロゲノとしては
フルオロ、クロロ又はブロモを含む。R2 がフェニルで
ある場合に、R2 に存在しうるハロゲノベンジルオキシ
置換基の特定の値は例えば4−フルオロベンジルオキシ
又は4−クロロベンジルオキシである。R2 がアルケニ
ルである場合に、R2 の特定の値はアリルである。R2
がフェニルアルケニルである場合に、R2 の特定の値は
3−フェニル−2−trans−プロペニルである。R
2 が5員又は6員ヘテロアリールである場合に、R2
特定の値は例えばピリジル、イソキサゾリル又はチアジ
アゾリルを含む。
【0015】R3 又はR4 がアルキルである場合に、R
3 又はR4 の特定の値は例えば、メチル又はエチルであ
る。R4 が(アルコキシカルボニル)メチルである場合
に、R4 の特定の値は例えば(メトキシカルボニル)の
メチル又は(エトキシカルボニル)メチルであり、R4
が(N−アルキルカルバモイル)メチルである場合に
は、例えば(N−メチル−又はN−エチルカルバモイ
ル)メチルである。
【0016】R2 がシクロアルキルである場合に、R2
の特定の値は例えばシクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル又はノルボルニルであ
り、R2 がシクロアルキルアルキルである場合には、例
えばメチル、エチル(その1位もしくは2位に)又はプ
ロピル(その1、2もしくは3位に)に結合した後者の
シクロアルキル部分のいずれかである。
【0017】R2 がフェニルアルキル、フリルアルキル
又はチエニルアルキルである場合に、R2 の特定の値は
例えばベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエ
チル、2−フリルメチル、3−フリルメチル、2−チエ
ニルメチル、3−チエニルメチル又は2−(2−チエニ
ル)エチルである。
【0018】R2 が任意に置換したアルキル(例えばメ
チル又はエチル)である場合には、アルキルの任意の置
換基の特定の値は例えば、シクロアルキルとしてはシク
ロプロピルであり;任意に置換した5員又は6員ヘテロ
アリールとしてはフリル、ピリジル又はチエニルであ
り;式:R10(CO)n Xb(CO)m で表される基と
してはR10がメチル、エチル、n−プロピル、シクロヘ
キシル、フェニル又は4−ヒドロキシベンジルであり、
Xbがオキシ、チオ、スルフィニル、イミノ、メチルイ
ミノ、又はR10と共にピペリジノである。
【0019】R2 が任意に置換したフェニル又は任意に
置換したフェニルアルキル(例えば2−フェニルエチ
ル)である場合には、フェニルの任意の置換基の特定の
値は例えば、フェニレンジオキシとしてメチレンジオキ
シ;ハロゲノとしてフルオロ、クロロ又はブロモ;シア
ノ;トリフルオロメチル;アルコキシカルボニルとして
メトキシカルボニル;ヒドロキシ;アルカノイルオキシ
としてピバロイルオキシ;ベンジルオキシ;ハロゲノベ
ンジルオキシとして4−フルオロベンジルオキシ又は4
−クロロベンジルオキシ;ニトロ;式:R11COで表さ
れる基によって任意に置換したアルキル又はアルコキシ
として:メチル、メトキシ、エチル、エトキシ、2−
(t−ブトキシカルボニル)エチル、メトキシカルボニ
ルメチル、メトキシカルボニルメトキシ、2−(メトキ
シカルボニル)エチル、n−プロピルアミノカルボニル
メチル、n−プロピルアミノカルボニルメトキシ、シク
ロペンチルアミノカルボニルエチル、シクロヘキシルア
ミノカルボニルメチル、〔N−メチル,N,N−ジメチ
ルアミノエチル〕アミノカルボニルメチル又は〔N−メ
チル,N,N−ジメチルアミノエチル〕アミノカルボニ
ルメトキシ;及びスルファモイルとして:−SO2 NH
2 又は−SO2 N(CH32 である。
【0020】R5 がアルキルである場合には、R5 の特
定の値は例えばメチル、エチル、イソプロピル、プロピ
ル又はブチルである。
【0021】Xの特定の値は例えばオキシ、チオ、イミ
ノ、メチルイミノ、又はR2 と共にモルホリノ、チオモ
ルホリノ、ピロリジノ、ピペリジノ又はアゼチジノであ
る。XaがN−アルキルイミノである場合には、Xaの
特定の値は例えばメチルイミノ、エチルイミノ又はプロ
ピルイミノである。特に重要な化合物群は、下記式II
においてXがオキシ、チオ又は式:−NRa−〔Raは
水素又はC1 〜C6 アルキルである〕で表されるイミノ
基であり;Yが水素、ハロゲノ又はC1 〜C4 アルキル
であり;R6 が(a)フェニル、ペンタフルオロフェニ
ル、ピリジル、チアジアゾリル、又はC1 〜C4 アルキ
ル、C1 〜C4 アルコキシ、ハロゲノ、シアノ、トリフ
ルオロメチル、ベンジルオキシ、ハロゲノベンジルオキ
シ及びヒドロキシから成る群から独立的に選択された1
又は2個の置換基を有するフェニル;(b)C1 〜C6
アルキル、C3 〜C6シクロアルキル、ノルボニル、C3
〜C6 シクロアルキル(C1 〜C4 )アルキル、フリ
ル、チエニル、又はフェニル(C1 〜C4 )アルキル、
フリル(C1 〜C4 )アルキルもしくはチエニル(C1
〜C4 )アルキル〔これらのフリル、チエニル又はフェ
ニル部分自体がC1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコ
キシ及びハロゲノから成る群から独立的に選択された1
又は2個の置換基を任意に有する〕;(c)式:R5
a・CH2 ・CH2 −〔式中、R5 はC1 〜C6 アルキ
ル又はフェニルであり、後者はC1 〜C4 アルキル、C
1 〜C4 アルコキシ及びハロゲノから成る群から独立的
に選択された1又は2個の置換基を任意に有する、Xa
はオキシ、チオ、スルフィニル、スルホニル、イミノ又
はN−(C1 〜C6)アルキルイミノである;又は基:
5 ・Xa−がモルホリノ、ピロリジノ又はピペリジノ
である〕で表される基であり;A1 がN又はCT1 〔T
1 は水素又はメチルである〕であるような化合物を、そ
の薬剤学的に受容される塩及びN−(C1 〜C6 )アル
カノイル誘導体と共に含む。
【0022】R6 に具体化される一般的ラジカルの特定
の値は例えば、上記で定義したR2の適切な価を含む。
【0023】基:R2 ・X−又はR6 ・X−の特定の値
は例えば下記の基を含む:フェノキシ、エトキシ、4−
クロロフェノキシ、ベンジルオキシ、4−ベンジルオキ
シフェノキシ、4−(4−クロロベンジルオキシ)フェ
ノキシ、4−ヒドロキシフェノキシ、4−メトキシフェ
ノキシ、3−フルオロフェノキシ、2−フェニルエトキ
シ、2−フェノキシエトキシ、2−メトキシエトキシ、
4−シアノフェノキシ、ブトキシ、3−メトキシフェノ
キシ、2−メトキシフェノキシ、2−フルオロフェノキ
シ、アリルオキシ、2−(フェニルチオ)エトキシ、4
−フルオロフェノキシ、2−シアノフェノキシ、〔1,
2〕イソキサゾル−3−イルオキシ、ピリド−3−イル
オキシ、〔1,2,5〕チアジアゾル−3−イルオキ
シ、チオフェノキシ、シクロペンチルチオ、(2−フリ
ルメチル)チオ、メチルチオ、2−メトキシフェニルチ
オ、ベンジルチオ、シクロヘキシルアミノ、プロピルア
ミノ、アニリノ、アリルアミノ、ピロリジノ、モルホリ
ノ、ベンジルアミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、イ
ソプロピルアミノ、ブチルアミノ、(2−フェニルエチ
ル)アミノ、〔S〕−(2−フェニルエチル)アミノ、
〔S〕−(1−フェニルエチル)アミノ及び(2−ジメ
チルアミノエチル)アミノ。
【0024】一般式Iの化合物の特に好ましい群は、Q
がフリルであり;R1 が水素又はアセチルであり;R2
がシクロペンチル、シクロヘキシル、テトラフルオロフ
ェニル、ヘンタフルオロフェニル、ピリジル、チアジア
ゾリル、C4 〜C6 アルキル、任意に置換したフェニル
(C1 〜C2 )アルキル、任意に置換したフェニル、フ
リルメチル又はピリジルメチルであり、前記任意に置換
したフェニルが非置換であるか、又はメチレンジオキシ
によってもしくはフルオロ、クロロ、シアノ、トリフル
オロメチル、メトキシカルボニル、ヒドロキシ、ピバロ
イルオキシ、ニトロ、メチル、メトキシ、t−ブトキシ
カルボニルエチル及びスルファモイルのいずれかによっ
て置換したフェニルであり;Xがオキシ又はイミノであ
り;AはN又はCT(Tは水素である)であるような化
合物及びその薬剤学的に受容される塩から成る。
【0025】この特に好ましい化合物群の中で、R2
シクロヘキシル、テトラフルオロフェニル、2−メチル
プロピル、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フル
オロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニ
ル、2−シアノフェニル、3−シアノフェニル、2−ニ
トロフェニル、2−メトキシカルボニルフェニル、2−
メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、2−メチル
フェニル、3−メチルフェニル、3−トリフルオロメチ
ルフェニル、ベンジル、2−フルオロベンジル、3−メ
トキシベンジル、2−フリルメチル、2−フェニルエチ
ル、2−(4−クロロフェニル)エチル、2−(2−メ
チルフェニル)エチル、2−(4−t−ブトキシカルボ
ニルフェニル)エチル、2−(4−ヒドロキシフェニ
ル)エチル、2−(4−スルファモイルフェニル)エチ
ル及び2−(4−ピバロイルオキシフェニル)エチルで
ある化合物が特に好ましい。
【0026】特定の薬剤学的に受容される塩には、生理
的に受容される陰イオンを放出する酸との塩、例えば塩
酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸及び
トリフルオロ酢酸のような強酸との塩がある。さらに、
充分に塩基性である式Iの化合物として適当な塩には、
例えば蓚酸、クエン酸又はマレイン酸との塩のような、
生理的に受容される陰イオンを放出する有機酸との塩が
ある。式Iのある種の化合物、例えばR2 がフェノール
基を含むような化合物は生理的に受容される陽イオンを
放出する塩基によって塩基塩、例えばアルカリ金属塩及
びアルカリ土金属塩を形成しうる。興味深い、式Iの特
定化合物については、下記の実施例中で述べる。これら
の化合物の中で、特に興味深い化合物は例1、3、4、
12、17、18、19、24、27、32、38、4
4、72、75、81、82、83、84、102、1
18、129、136及び142に述べる化合物又はそ
れらの薬剤学的に受容される酸付加塩を含み、これらの
化合物は本発明の他の特徴として提供される。
【0027】式I化合物は構造的に類似の化合物の製造
のための、複素環式有機化学の分野で周知の方法と同様
な方法を用いて製造される。このような方法は本発明の
さらに他の特徴として含まれ、このような方法にはR
1 、R2 、X、A及びQが上記で定義した意味のいずれ
かを有する式I化合物を製造するための次の好ましい方
法がある: (a)Zが適当な放出基、例えばC1 〜C6 アルキルス
ルホニル(例えばメチルスルホニル又はエチルスルホニ
ル)のようなヒドロカルビルスルホニル、フェノキシの
ようなアリールオキシ、又はハロゲノ(例えばクロロ又
はブロモ)である式III化合物と式:R2 ・XHで表
される化合物との反応
【0028】このプロセスは一般に塩基性条件下で実施
される。このような条件は、例えばXがイミノである場
合又はR2 がアミノ基を含む場合には、式:R2 ・XH
の化合物自体の固有塩基性度によって便利に与えられ
る。又は、適当な塩基を反応混合物に加えることによっ
て塩基性条件が形成される。適当な塩基には例えばトリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、2,6−
ジメチルピリジン及び1,8−ジアザビシクロ〔5.
4.0〕ウンデク−7−エンのような第三アミンがあ
る。塩基性条件がアルカリ金属塩、例えばリチウム塩、
ナトリウム塩又はカリウム塩のような塩として式:R2
・XHの化合物を用いることによっても与えられること
は理解されよう。このような塩は慣習的な方法によっ
て、例えば式:R2 ・XHの化合物をアルカリ金属(C
1 〜C4 )アルコキシド、ヒドロキシド又はヒドリド
(hydride)と、例えばアセトニトリル、1,2
−ジメトキシエタン、t−ブチルメチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、エタノール又はN,N−ジメチルホル
ムアミドのような、適当な溶媒又は希釈剤中で反応させ
ることによって、上記プロセス(a)とは別に、すなわ
ち上記プロセス(a)の直前にその場で製造することが
できる。
【0029】プロセス(a)は一般に、例えば10〜1
20℃の範囲内、便利には30〜80℃の範囲内の温度
において、例えばアセトニトリル、エタノール、テトラ
ヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、t−ブチル
メチルエーテル又はN,N−ジメチルホルムアミドのう
な、適当な溶媒又は希釈剤中で実施される。
【0030】式IIIの出発物質(この中のある種は本
発明の化合物でもある)は技術上周知の標準方法によっ
て得られる。従って、Zがアルキルスルホニルであるよ
うな式III化合物はR7 がC1 〜C6 アルキルチオで
ある式IVの対応アルキルチオ誘導体を、例えば過酢
酸、過安息香酸又はクロロ過安息香酸等の過酸のような
通常の酸化剤を用いた、慣習的に例えば0〜40℃の範
囲内の温度において、例えばジクロロメタン又はクロロ
ホルムのような、適当な溶媒又は希釈剤中で酸化するこ
とによって製造される。これと同様に、Zがクロロ又は
ブロモであるような式III化合物は例えば、式IVの
対応アルキルチオ誘導体(特にR7 がメチルチオ又はエ
チルチオである)を塩素又は臭素と、それぞれ塩化水素
又は臭化水素の存在下、例えば−20〜15℃の一般的
範囲内の温度において、例えばエタノール又は2−プロ
パノールのような一般に不活性な極性溶媒中で反応させ
ることによって得られる。Zがフェノキシあるような式
III化合物は下記のプロセス(b)〜(e)のいずれ
かによって便利に製造される。
【0031】式IVのアルキルチオ出発物質(この中の
ある種は本発明の化合物でもある)自体は例えば、式V
化合物をR7 が上記意味のいずれかを有する式VIの適
当なジアルキルN−シアノジチオイミノカルボネート
と、例えば60〜200℃の範囲内の高温において、便
利には溶媒又は希釈剤の不存在下の熔融物として反応さ
せて、R1 が水素である式IV化合物を形成することに
よって得られる。R1 がアルキルである式I化合物が必
要である場合には、R1 が水素である式IV化合物を慣
習的な方法でアルキル化又はアシル化することができ
る。
【0032】ある状況下ではAがNである場合に、式V
とVIの化合物の反応中に若干の式IVaの異性体7−
アルキルチオ−5−アミノ化合物も得られること、及び
この物質が例えばクロマトグラフィーのような慣習的な
方法によって分離けされることは理解されよう。
【0033】AがNである式Vの出発化合物自体は例え
ば、RがC1 〜C4 アルキル、例えばメチル又はエチル
である式:Q・C(OR)=NHの適当なイミノエーテ
ル(式:Q・CNの対応ニトリルと式:R・OHのアル
コールとから、塩化水素のような無水酸の存在下で形成
される)をアミノグアニジン塩(特に硝酸塩)と、反応
溶媒としても用いられる例えばピタジン又は2,6−ル
チジンのような適当な塩基の存在下、例えば60〜12
0℃の範囲内の温度において反応させることによって得
られる。
【0034】AがCTである式Vの出発化合物自体は例
えば、式:Q・CO2 R(Rはメチル又はエチルのよう
な低級アルキルである)の適当なエステルを、塩基性条
件下で、液体アンモニア中のアルカリ金属の溶液に式:
T・CH2 ・CNのニトリルを加えることによってその
場で便利に製造される式:T・CHM・CN(Mはナト
リウム又はリチウムのようなアルカリ金属である)のア
ルカリ金属塩と反応させて、式:Q・CO・CH(T)
・CNの対応シアノアルキルケトンを形成することによ
って得られる。次に、後者の化合物を例えば、エタノー
ル又はプロパノールのような適当な溶媒又は希釈剤中で
加熱することによって、ヒドラジンと環化して、式Vの
必要なピラゾールを形成する。 (b)Xがチオ又はオキシであるような式I化合物を得
るには、式V化合物を高温において、Xがチオ又はオキ
シであるような式VII化合物と反応させる。
【0035】このプロセスは一般に例えば60〜120
℃の一般的範囲内の温度において実施され、特にR2
アルキル又はフェニルである場合には、溶媒又は希釈剤
の不存在下で実施される。さもなくば、一般に不活性で
あるが適切な沸点を有する、通常の溶媒又は希釈剤を用
いることができる。例えば反応を室温より僅かに高い温
度において実施するような、ある状況下では、有意な量
の熱力学的にあまり安定ではない、式VIIIの異性体
〔1,2,4〕トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,3,
5〕トリアジン誘導体が製造される可能性があり、この
異性体物質が例えばクロマトグラフィーのような慣習的
方法によって分離されることは理解されよう。 (c)従って、本発明は式VIIIの〔1,2,4〕ト
リアゾロ〔4,3−a〕〔1,3,5〕トリアジン誘導
体を転位させる、AがNである式Iの化合物のさらに他
の製造方法を提供する。
【0036】転位は一般に、式VIIIの化合物を例え
ばエタノール、2−プロパノール又はブタノール等のC
1 〜C6 アルカノールのような、適当な溶媒又は希釈剤
中で、例えば60〜140℃の一般的範囲内の温度にお
いて実施される。転位は例えばアルカリ金属アルコキシ
ド又は例えば水酸化ナトリウムのような酸又は塩基の存
在下で任意に実施することもできる。
【0037】式VIIIの出発物質を例えば以下の例4
で説明する上記(b)に関連して述べたように、又は複
素環式化学の慣習的方法によって製造される。 (d)R2 がヒドロキシフェニルであるような式Iの化
合物を得るためには、ヒドロキシ基が例えばベンジル基
によって保護されている式Iの対応誘導体を脱保護す
る。
【0038】ヒドロキシ基に対して使用するための、式
I化合物の他の反応基の存在と適合しうる保護基と脱保
護条件は技術上周知である。従って、例えば、ベンジル
基は例えばメタノール、エタノール又はt−ブチルメチ
ルエーテルのような適当な不活性な希釈剤又は溶媒中
で、水素の大気圧又はほぼ大気圧及び周囲温度又はほぼ
周囲温度における例えば炭素担体付きパラジウムのよう
な触媒の存在下での水素化によって除去される。
【0039】式Iの保護誘導体は一般に上記プロセス
(a)〜(c)と同様な方法を用いて、但し適当に保護
された出発物質から製造される。 (e)AがNであり、R1 が水素又はC1 〜C6 アルキ
ルであるような式I化合物を得るためには、Zaが適当
な放出基、例えばアリールオキシ(例えばフェノキ
シ)、アルキルチオ(例えばメチルチオ)又はハロゲノ
(例えばクロロ又はブロモ)である式X化合物を式:R
1 NH2 の化合物と反応させる。
【0040】このプロセスは例えば0〜100℃の範囲
内の温度において便利に行われる。このプロセスに適し
た溶媒は例えばエタノールのようなアルコール及び例え
ばテトラヒドロフランのようなエーテルを含む。R1
水素である場合には、例えばエタノールのようなアルコ
ール中アンモニアの溶液を周囲温度において用いること
が便利である。
【0041】式Xの出発物質は式XI化合物の脱水によ
って得られる。適当な脱水剤には、例えば五酸化リン又
は例えばp−トルエンスルホニルクロリドのようなスル
ホニルクロリドがある。脱水は60〜180℃の範囲内
の温度において便利に行われる。五酸化リンを用いる場
合には、便利な溶媒には例えばキシレン又はトルエンの
ような芳香族炭化水素がある。スルホニルクロリドを用
いる場合には、便利な溶媒には例えばピリジンのような
第三アミンがある。
【0042】Zaがアルキルチオである式X化合物がそ
の製造方法を前述した式IVa化合物と一致することは
理解されよう。
【0043】式XI化合物は式XII化合物を式:QC
OHal(Halは例えば塩素原子のようなハロゲン原
子である)の化合物と反応させることによって得られ
る。この反応は−10〜40℃の範囲内の温度において
便利に行われる。この反応に適した溶媒は例えばジクロ
ロメタンのようなハロゲン化炭化水素を含む。
【0044】式XII化合物はZbがZaに対して定義
されたような放出基である式XIII化合物をヒドラジ
ンと反応させることによって得られる。
【0045】又は、式XI化合物は式XIII化合物を
式:QCONHNH2 の化合物と反応させることによっ
て得られる。
【0046】プロセス(e)はR2 XとZaがフェノキ
シである式XIII化合物から出発する、R2 Xがフェ
ノキシである式I化合物の製造に特に適する。
【0047】R1 が水素以外であるような化合物が上記
プロセス(a)〜(d)のいずれかによって得れる、R
1 が水素である対応式I化合物の通常のアルキル化又は
アシル化の実施によっても得られることは理解されよ
う。
【0048】R2 がアシル基を含む、例えばR2 がC1
〜C4 アルカノイルオキシフェニル又はC1 〜C4 アル
カノイルオキシフェニル(C1 〜C6 )アルキルである
式I化合物が、R2 がヒドロキシ基を含む、例えばR2
がヒドロキシフェニル又はヒドロキシフェニル(C1
4 )アルキルである対応式I化合物をアシル化するこ
とによって製造されることも理解されよう。アシル化は
通常のアシル化剤、例えばC1 〜C4 アルカノイルハリ
ドは無水C1 〜C4 アルカン酸との反応によって実施さ
れる。
【0049】X,Xa又はXbがスルフィニル又はスル
ホニルである式I化合物はX,Xa又はXbがチオ又は
スルフィニルである対応式I化合物の酸化によって便利
に製造される。適当な酸化剤には、例えば過酢酸、過安
息香酸又はクロロ過安息香酸のような過酸がある。酸化
は0〜40℃の範囲内の温度において便利に行われる。
適当な溶媒は例えばジクロロメタン又はクロロホルムの
ようなハロゲン化炭化水素を含む。
【0050】この後に、薬剤学的に受容される塩が必要
である場合には、例えば式I化合物を薬剤学的に受容さ
れるイオンを放出する適当な酸又は塩基との反応、又は
他の慣習的方法によって得られる。
【0051】同様に、式Iのキラル化合物の光学活性形
が必要である場合には、上記プロセス(a)〜(e)の
いずれかを適当な光学活性の出発物質を用いて実施す
る。又は例えば適当な酸の光学活性形を用いる慣習的方
法によってラセミ形を分割する。
【0052】本発明による方法に用いられる出発物質の
あるものは新規であり、これらは本発明の他の態様とし
て提供される。例えば、本発明はAがHであり、Qが上
記で定義した通りである式V化合物とその酸付加塩(例
えば塩酸塩)を提供する。本発明はまた、Q、R1 、R
2 及びXが上記で定義した通りである式VIII化合物
を提供する。本発明はQ、R2 、X及びZaが上記で定
義した通りである式X化合物をも提供する。
【0053】上述したように、本発明の化合物はアデノ
シンの一つ以上の生理的作用に拮抗する性質を有し、例
えば虚血性心疾患、末梢血管疾患(跛行)及び脳虚血の
ような、哺乳動物の心臓血管系、末梢血管系及び/又は
脳血管系に影響する疾患及び医学的状態の治療に有用で
ある。この化合物は偏頭痛の治療にも有用である。
【0054】アデノシンレセプター拮抗薬としての式I
の化合物の効果は下記の標準インビトロ及び/又はイン
ビボ試験の一つ以上において実証される。 (a)A2 アデノシンレセプター アフィニティ(af
finity)試験
【0055】この試験は試験アデノシン拮抗薬が、ラッ
トのクロム親和性細胞腫細胞ラインPC12(prep
aration)〔ビートソン インスティチュート
(Beatson Institute)、グラスゴー
から入手可能〕に基づく膜標本上の結合部位から公知の
アデノシン模倣剤(mimetic agent)〔3
H〕−N−エチルカルボキサミドアデノシン(NEC
A)を排除しうるか否かに関係する。基本的方法はウイ
リアムス(Williams)等によって述べられてい
る〔ジェイ・ノイロケミストリーJ.Neuroch
emistry).1987,48(2).498〜5
02〕。
【0056】膜標本は次のようにして得る:PC12細
胞の凍結ペレットを氷冷緩衝化した生理的食塩水で2回
洗浄し、細胞を3℃での遠心分離(1500G)によっ
て回収した。分離した細胞を次に低張性溶液(蒸留水)
中に懸濁し、氷上に30分間放置し、次に定期的に氷冷
する標準高速ホモゲナイザー(homogenize
r)を用いて細心に均質化して、微細な懸濁液を得る。
ホモジネート(homogenate)を遠心し(48
000G)、アデノシンデアミナーゼ〔5単位/ml、
ウシ腸粘膜からのタイプVII、シグマ ケミカル コ
ーポレーション(Sigma Chemical Co
rporation)から照会番号no.A1280と
して入手可能〕を含む、50mMトリス−HCl緩衝液
(pH7.4)中に再懸濁させる。次に、混合物を37
℃においてインキュベートする。20分後に、氷冷緩衝
液で希釈することによって反応を停止させ、反応混合物
を氷上に移す。得られた細胞膜含有物質を遠心によって
回収し、緩衝液中への再懸濁と再遠心分離によって洗浄
する。得られたペレットを次に手動ホモゲナイザーを用
いて氷冷緩衝液中に再懸濁する。生成した膜懸濁液を凍
結し、必要時まで液体窒素下に保存する。
【0057】結合試験はマイクロタイタープレート(m
icrotitre plate)中で実施する。アッ
セイ(assay)混合物を室温において50mMトリ
スHCl(pH7.4)中に緩衝化する。試験化合物を
ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、アッセイ
緩衝液で希釈して試験溶液を得る。〔DMSOの最終濃
度は膜レセプターへの放射性リガンド(radioli
gand)結合に影響を与えないレベルである1重量%
を越えることを許されない。〕インキュベーションを、
試験溶液又は緩衝液(50μl)、トリチウム化NEC
A(50μl)及び膜懸濁液(50μl)から成る総量
150μl中、30℃において90分間実施する。イン
キュベーション後に、サンプルをガラスファイバーマッ
トを介して迅速に濾過し、フィルターマットを洗浄し
て、非レセプター結合放射性リガンドを除去する。次
に、フィルターマットに捕捉されたレセプター結合放射
性リガンドを液体シンチレーション計測によって測定す
る。濾過と洗浄と通常の真空濾過細胞ハーベスター(h
arvester)を用いて実施する。特定試験化合物
の存在下での特異的結合(総結合と非特異的結合との差
として定義される)を測定し、対照値と比較する。結果
は対照特異的結合(plC50)の50%排除を生ずるた
めに要する濃度の負の対数として便利に表現される。
【0058】一般に、このアッセイにおいて拮抗活性を
示す式I化合物は典型的に、上記試験(a)において6
以上のplC50を示す。従って、例えば例I化合物は約
8のplC50を示し、例119化合物は約8.5のpl
50を示す。同じ試験方法を用いて、公知化合物1,3
−ジメチルキサンチンは典型的に約5のplC50を示
す。 (b)モルモット大動脈収縮試験
【0059】この試験はコリス(Collis)等によ
って述べられており〔ブリティッシュ ジェイ.ファー
マコロジー(British J.Pharmacol
ogy)、1989、97、1274〜1278〕、モ
ルモット大動脈環状標本のフェニルエフリン誘導収縮に
対するアデノシンの減衰効果、A2 として公知のアデノ
シンレセプター仲介効果に試験化合物が拮抗しうるか否
かの評価に関する。
【0060】大動脈環状標本は次のようにして得られ
る:モルモット〔ダンキン ハートレイ 種(Dunk
in Hartley Strain)から、雄250
〜400g〕の胸部大動脈の切片(3〜5mm)を37
℃の酸素化クレブス溶液(Krebs solutio
n)(95%O2 :5%CO2 )含有器官浴(orga
n bath)に入れる。〔クレブス溶液中にはヌクレ
オシド輸送阻害剤、ジピリダモール(10μM)が存
在〕。等長性張力(isometric tensio
n)発生を記録し、組織を1gの静止張力(resti
ng tension)下に置き、1時間平衡させる。
大動脈環状標本を次に10-5Mフェニルエフリンに感作
させる。エリスロー−9−(2−ヒドロキシ−3−ノニ
ル)アデニン(EHNA)(10μM)を標本に加え、
10分間後に組織は3x10-6Mフェニルエフリンを加
えることによって最大約50%まで収縮する。次に、ア
デノシンを漸増的に加え(10-7〜10-3M)、誘発さ
れた弛緩を測定する。20分間の洗浄後に、クレブス溶
液で希釈したDMSO中試験化合物の10-5M溶液(最
大1容量%)を加え、30分間放置して平衡させた。平
衡期間が20分間経過した後に、さらにEHNA(3×
10-6M)を標本に加え、10分間後にフェニルエフリ
ンを加え、再び収縮状態を生じさせる。アデノシンに対
する反復用量反応曲線を作成し、その後洗浄する。
【0061】アデノシン濃度の対数値に対して観察され
た弛緩%をプロットすることによって、試験化合物を評
価し、競合アデノシン拮抗作用が標準アデノシン濃度/
弛緩(用量反応)曲線の平行シフトを生ずる。各大動脈
環に対して試験拮抗薬の存在下で50%弛緩(ED50
を生ずるアデノシン濃度を試験拮抗薬の不存在下でのア
デノシンのED50濃度によって分割した比から、用量比
(DR)を算出する。>2のDRによって、このアッセ
イでの有意な拮抗活性が実証される。用量比2を生ずる
拮抗薬濃度の算出値であるpA2値も標準算出方法を用
いて算出される。一般に、このアッセイで拮抗活性を示
す式I化合物は6以上のpA2を有する。このようにし
て、この明細書の例1化合物は7.4のpA2を有し、
例119化合物は7.3のpA2を有する。公知化合物
の1,3−ジメチルキサンチンは、同じ試験方法によっ
て、約5のpA2を有する。 (c)モルモット心房性徐脈試験
【0062】この試験もコリス(Collis)等によ
って述べられており(ブリティッシュ ジェイ.ファー
マコロジー、1989、97、1274〜1278)、
試験化合物が拍動するモルモット心房標本においてアデ
ノシン模倣例、2−クロロアデノシンの徐脈効果、A1
として公知のアデノシンレセプターによって仲介される
効果に拮抗するか否かを評価する。
【0063】心房ペア標本(atrial pair
preparation)は次のようにして得られる:
心房ペアをモルモット(ダンキン ハートレイ種、雄2
50〜400g)から得て、37℃の酸素化クレブス溶
液(95%O2 :5%CO2)含有器官浴(organ
bath)に入れる。次に、自然に拍動する心房を1
gの静止張力下に置き、連続オーバーフロー(over
flow)させながら、50分間平衡させる。次にオー
バーフローを停止し、内因的に生ずるアデノシンの蓄積
を阻止するためにアデノシンデアミナーゼ(1単位/m
l)を加える。15分間の平衡後に、アデノシン模倣
例、2−クロロアデノシンに対する累積用量反応曲線
(10-8M〜10-4M)を投与して、心房拍動数(at
rial rate)を最大に緩衝化させる。30分間
の洗浄後に、アデノシンデアミナーゼを浴に再投与し
て、15分間平衡させる。この後、DMSO中試験化合
物の10-5M溶液を浴に加え、30分間インキュベート
する。2−クロロアデノシンに対する用量反応曲線を再
現する前に、試験化合物による拍動数(beating
rate)への効果を記録する。アデノシン拮抗薬であ
る化合物は2−クロロアデノシン反応を減衰させる。
【0064】2−クロロアデノシン単独に対する用量反
応曲線を化合物の存在下で得られた用量反応曲線と比較
することによって、試験化合物を評価する。競合アデノ
シン拮抗薬は2−クロロアデノシン用量反応曲線に平行
シフトを生ずる。試験化合物の存在下で心房拍動数の5
0%低下(ED50)を生ずる2−クロロアデノシン濃度
を試験化合物の不存在下での2−クロロアデノシンのE
50濃度によって分割した比から、各心房ペアに対する
用量比(DR)を算出する。次に、上記(b)で述べた
方法と同様な方法で、pA2を得る。一般に、このアッ
セイで拮抗活性を示す式I化合物は約6のpA2を有す
る。このようにして、この明細書の例1化合物は6.2
のpA2を有し、例119化合物は6.0のpA2を有
する。同様に、公知化合物の1,3−ジメチルキサンチ
ンは典型的に約5のpA2を有する。 (d)麻酔したネコの血圧試験
【0065】この試験は、試験化合物がアデノシン模倣
剤、2−クロロアデノシンの投与によって生ずる拡張期
血圧の低下に拮抗するか否かを評価する。
【0066】雄ネコ(2〜3kg)をナトリウムペント
バルビトン(45mg/kg、ip)によって麻酔す
る。下記血管にカテーテルを挿入する:右頚静脈(等張
性生理的食塩水中3mg/mlとして約7mg/kg/
時での麻酔薬の注入用)、左頚静脈(試験薬の投与用)
及び右総頚動脈(血圧と脈拍数の監視用)。血中ガス状
態とpHを測定し、2−クロロアデノシンの投与前に生
理的範囲内に維持する。拡張期血圧の低下に対する2−
クロロアデノシン(0.3〜30μg/kg)に応じた
対照用量反応曲線(DRC)を測定する。50%v/v
ポリエチレングリコール(PEG)400/0.1M水
酸化ナトリウムの混合物中の試験化合物の溶液をi.
v.投与し、15分間後に2−クロロアデノシンに応じ
たDRCを測定する。この方法を2回繰り返し、各DR
Cの間に血中ガスとpHを監視し、生理的範囲内に維持
する。次に、拡張期血圧の30mmHg低下を生ずるた
めに要する2−クロロアデノシン濃度を試験化合物の各
用量に対して算出し、>2の用量比(DR)を生ずる用
量に対してシルドプロット(Schild plot)
を構成した。このプロットから、KB 値を測定する。一
般に、この試験で活性を示す式I化合物は1mg/kg
(又はこれよりはるかに低い)KB を有する。例えば、
例1化合物は30μg/kgのKB を有し、例119化
合物は0.7mg/kgのKB を有する。
【0067】留置動脈カテーテルと静脈カテーテルとを
備えた有意識ネコに試験化合物を投与し、アデノシン誘
発血圧低下の阻止における効果を測定することによっ
て、経口投与試験化合物を評価するように、上記試験
(d)を便利に改良することができる。経口活性を示す
式I化合物、例えば例1化合物は1〜3mg/kg以下
の用量において有意なアデノシン拮抗活性を示し、最小
有効用量の数倍において明白な毒性を示さない。 (e)麻酔したイヌ試験
【0068】この試験は心拍数を低下させ、血管拡張を
増強させるアデノシン作用(後足潅流圧の低下により測
定)の拮抗に対する試験化合物の効果を評価する。
【0069】ビーグル犬(12〜18kg)をナトリウ
ムペントバルビトン(50mg/kg,iv)によって
麻酔する。下記血管にカテーテルを挿入する:右頚静脈
(等張性生理的食塩水中3mg/ml溶液として薬11
2mg/kg/時での麻酔薬の注入用)、右上腕静脈
(薬物と試験薬の投与用)、右上腕動脈(全身血圧と脈
拍数の監視用)及び左頚動脈(左心室へのアデノシン投
与用)。両迷走神経、右大腿神経及び座骨神経を結紮
し、切断する。腸骨動脈からの血液によって一定血流で
右後足に潅流する前に、1250Uへパリンのボラス
(bolus)注射剤を投与する。右脚を踝の直前で結
ぶ。次に、動物に、心拍数を高レベルで安定させるため
にキサモテロール(1mg/kg)を投与し、アデノシ
ン吸収を抑制するためにニトロベンジルチオイノシン
(NBT1,0.5mg/kg)を投与する。NBTI
の投与後の平衡時間中に、用量反応曲線(DRC)作成
を実施することによって、動物をアデノシンに対して感
作させる。この期間中に血中ガス又はpH不均衡(im
balance)は修正される。対照DRCの作成に続
いて、試験化合物の累積投与後に3回までのDRC作成
を実施する(上記(d)で述べたように)。各DRCは
試験化合物投与後及び心拍数と後足潅流圧の測定パラメ
ーターが定常状態に戻った後の15分間目に実施る。同
様に、血中ガスとpHはこの評価を通して生理的範囲内
に維持する。
【0070】測定パラメータ、すなわち心拍数と後足潅
流圧の50%低下(ED50)を生ずるために要するアデ
ノシン量を試験化合物の各用量に対して算出し、シルド
プロットを構成した。このプロットからアデノシンに対
する心拍数反応と血管拡張反応(vasodilato
r response)の拮抗に関するKB 値を算出す
る。一般に、この試験で活性を示す式I化合物はアデノ
シンに対する血管拡張反応の拮抗に関して1mg/kg
(又はこれよりはるかに低い)KB を有し、最小有効量
の数倍大きい用量において有害な又はその他の不快な性
質を示さない。例えば、例1化合物は30μg/kgの
B を有し、例119化合物は1.1mg/kgのKB
を有する。 (a)麻酔ネコの運動性充血(exercise hy
peraemia)試験
【0071】この試験は骨格筋の痙攣性収縮(twit
ch contraction)中に生ずる血管拡張反
応に拮抗する試験化合物の効果を評価する。血管拡張は
骨格筋の収縮による内因性アデノシン放出によって一部
仲介される。
【0072】ネコ(2.4〜3.6kg)をナトリウム
ペントバルビトン(50mg/kg,ip)によって麻
酔する。下記血管にカテーテルを挿入する:左頚静脈
(等張性生理的食塩水中6mg/ml溶液として薬0.
2mg/分での麻酔薬の注入用)、右外頚静脈(薬物と
試験化合物の投与用)、右総頚動脈(全身動脈血圧と脈
拍数の測定用)及び右上腕動脈(血液の取り出し用)
【0073】左後足への血流量を左外腸骨動脈の周囲の
電磁式流量(flow probe)によって測定す
る。座骨神経と大腿神経とを刺激することによって、左
後足全体を3Hzにおいて20分間収縮させる。長指伸
筋と長腓骨筋によって生ずる能動的張力を変力機(fo
rce transducer)によって等長的に(i
sometrically)測定する。同じ動物におい
て試験化合物の不存在下又は存在下で、運動(exer
cise)を2回繰り返す。試験化合物を骨格筋収縮中
の血管拡張を減ずるか否かに関して評価する。
【0074】一般に、式I化合物、例えば例1化合物は
0.1〜1mg/kgの範囲にわたって運動中の血管拡
張を有意に抑制する。公知化合物の1,3−ジメチルキ
サンチンは10mg/kgにおいて有意な抑制を生ず
る。
【0075】一般に、式I化合物の大部分はアデノシン
2 レセプターに対して良好に特異的であるアデノシン
拮抗薬として活性を示す。
【0076】本発明の化合物は一般に、心血管疾患及び
有害な状態の治療又は予防における治療又は予防のため
に、前記式I化合物又はその薬剤学的に受容される塩を
混合物としてすなわち薬剤学的に受容される希釈剤もし
くはキャリヤーと共に含む薬剤学的組成物として、温血
動物に最も良く投与される。このような組成物は本発明
のさらに他の態様として提供される。
【0077】一般に、式1化合物は経口的に、静脈内に
又は他の医学的に受容されるルート(例えば、吸込、吹
込、舌下又は経皮手段)によって、一般的範囲内の用量
例えば0.001mg〜10mg/体重kg(特に、例
えば0.05〜5mg/kg)の用量が受容されるよう
に投与することが考えられる。しかし、正確な投与量が
治療すべき疾患又は症状の性質及び重症度に応じて、及
び患者の年齢、性別に依存して必然的に変化することは
理解されよう。
【0078】本発明による組成物は様々な投与形で存在
しうる。例えば、本発明の組成物は経口投与用には錠
剤、カプセル剤、溶液又は懸濁液として、直腸投与用に
は座薬として、静脈内又は筋肉内注射による投与用には
無菌溶液又は懸濁液として、吸入による投与用にはエア
ロゾル又は噴霧状溶液もしくは懸濁液として、吹込によ
る投与用には例えばラクトースのような薬剤学的に受容
される不活性な固体希釈剤と共に粉末として、又は経皮
投与用には皮膚パッチとして存在しうる。この組成物は
例えば式I化合物5〜200mg又は等価量のその薬剤
学的に受容される塩を含む単位用量として便利に存在し
うる。
【0079】組成物は技術上周知の、薬剤学的に受容さ
れる希釈剤又はキャリヤーを用いて、慣習的方法によっ
て得られる。経口投与用の錠剤及びカプセル剤は式Iの
活性成分と胃酸との接触を最小にするために腸溶性コー
チング(enteric coating)(例えばセ
ルロースアセテートフタレートに基づくもの)を用いて
製造される。
【0080】本発明の組成物は、治療すべき心血管系の
疾患又は症状に有用であることが分かっている1種以上
の作用剤をも含みうる。従って、これらの組成物は、式
I化合物の他に、例えば公知の血小板凝固防止剤、プロ
スタノイド収縮剤(constrictor)拮抗薬又
はシンターゼ阻害剤(トロンボキサンA2 拮抗薬又はシ
ンターゼ阻害剤)、シクロオキシゲナーゼ阻害剤、低脂
血剤(hypolipidemic agent)、抗
高血圧薬、筋変力作用剤、β−アドレナリン作用遮断
薬、血栓崩壊剤又は血管拡張薬を含みうる。
【0081】式I化合物は、治療薬としての用途の他
に、例えばネコ、イヌ、ウサギ、サル、ラット又はマウ
スのような実験動物における新しい心血管薬の評価のた
めの試験系を開発し、標準化するための薬理学的ツール
としても有用である。
【0082】本発明を次に下記実施例によって説明す
る、実施例中では他に記載しないかぎり、次のように実
施した: (i)蒸発は真空下で回転蒸発によって実施した; (ii)操作は室温において、すなわち18〜26℃の
範囲内の温度において実施した; (iii)フラッシュクロマトグラフィー又は中圧液体
クロマトグラフィー(MPLC)をシリカゲル〔フルカ
社(Fluka AG)(スイス、ブックス)から得ら
れるフルカ キーゼルゲル(Fluka Kiesel
gel)60(カタログno.60738)、又はイ
ー.メルク(E.Merck)(ドイツ、ダルムシュタ
ット)から得られるメルク キーゼルゲル(Merck
Kieselgel)種類9385〕上で実施した; (iv)収量は説明のためのみに記載するものであり、
必ずしも入念なプロセス展開によって得られる最大収量
ではない; (v)プロトンNMRスペクトルは通常、溶媒としての
重水素化ジメチルスルホキシド中、200MHzにおい
て、内部標準としてトリメチルシラン(TMS)を用い
て測定し、TMSに対するppm(parts per
million)での化学シフトとして、主要ピーク
の名称に慣習的な略号:s,一重;m,多重;t,三
重;br,幅広い;d,二重;q,四重を用いて表現す
る; (vi)全ての最終生成物は微量分析、NMR及び/又
は質量スペクトルによって特徴づけた。
【0083】例1 フェノール(6.4g)と1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデク−7−エン(DBU,3.8m
l)とをジメトキシエタン(150ml)中の7−アミ
ノ−2−(2−フリル)−5−メチルスルホニル−
〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,
5〕トリアジン(6.4g)の懸濁液に加え、生成した
混合物を1時間還流加熱した、この時間後にシリカプレ
ート上での薄層クロマトグラフィー(TLC)分析(溶
離剤:ジクロロメタン中5〜10%(v/v)酢酸エチ
ル)は、メチルスルホニル出発物質が残留しないことを
実証した。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカ(250g)
上でのカラムクロマトグラフィーによって精製し、ジク
ロロメタン中の酢酸エチルの量を増加させながら(5〜
10%v/v)溶離した。これによって得られた無色非
晶質固体(5.4g)をエタノールから結晶化させて、
7−アミノ−2−(2−フリル)−5−フェノキシ−
〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,
5〕トリアジン(3.4g)を無色のふわふわした結
晶、m.p.250〜252℃として得た;微量分析、
実測値:C,56.7;H,4.1;N,26.2%;
141062 ・0.5C25 OH計算値:C,5
6.8;H,4.1;N,26.5%;NMR:1.0
5(t,15H,CH 3 CH2 OH),3.45(q,
1H,CH3 CH 2 OH),4.3(br s,0.5
H,CH3 CH2),6.7(dd,1H,フリル
−4),7.1(d,1H,フリル−3),7.3
(m,3H,フェノキシ),7.4(m,2H,フェノ
キシ),7.9(d,1H,フリル−5),8.8−
9.1(d,2H,N 2 );m/e294(M+ ).
【0084】必要な出発物質は次のようにして製造し
た: (1)塩化水素ガス(20.0g)を2−フロニトリル
(2−furonitrile)(46.5g)と無水
エタノール(23.0g)との氷冷混合物中にバブルさ
せた。ガスの添加後に、固体が混合物から結晶化した。
結晶固体を濾過によって回収し、ピリジン(300m
l)中で硝酸アミノグアニジン(56.0g)と共に4
時間還流加熱した。混合物を冷却し、固体物質を濾過に
よって除去し、濾液を蒸発させて、粗3−アミノ−5−
(2−フリル)−1,2,4−トリアゾールを得た。こ
の物質を硝酸(50%v/v、400ml)による処理
によって精製した。形成された結晶塩を濾過によって回
収し、水(100ml)とエタノール(50ml)によ
って連続洗浄し、風乾して、3−アミノ−5−(2−フ
リル)−1,2,4−トリアゾール硝酸塩(45.0
g)、m.p.130〜133℃(分解)を得た。この
塩(184g)の幾つかのバッチ(184.0g)を熱
水(400ml)中に懸濁させ、炭酸ナトリウム(4
6.0g)を少量ずつ加えた。得られた塩基性溶液を冷
却して、3−アミノ−5−(2−フリル)−1,2,4
−トリアゾール(82.0g)を無色柱状結晶、,m.
p.204〜206℃として得た:NMR6.05
(s,2H,N 2 ),6.6(s,1H,フリル−4
),6.7(s,1H,フリル−3),7.7
(s,1H,フリル−5H),12.05(br s,
1H,N). (2)3−アミノ−5−(2−フリル)−1,2,4−
トリアゾール(33.0g)とジメチルN−シアノジチ
オイミノカルボネート(33.0g)との密接な混合物
を緩慢なアルゴン流下で170℃において、1時間加熱
した。冷却後に、生成した固体をシリカ(600g)上
でのカラムクロマトグラフィーによって精製し、ジクロ
ロメタン中の酢酸エチルの量を増加させながら(5〜1
0%v/v)溶離して、7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−メチルチオ−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジンを、TLCに
よって本質的に純粋な、無色固体(11.1g)として
得、これをさらに精製せずに用いた。上記固体の少量を
エタノールから再結晶すると、結晶m.p.238〜2
40℃が得られた; 微量分析、実測値:C,44.0;H,3.3;N,3
3.7;C986 SO.0.05C25 OH計算
値:C,43.6;H,3.3;N,33.6;NMR
1.05and3.4(t+q,結晶化のエタノー
ル),2.5(s,3H,CH3 S−),6.7(d
d,1H,フリル−4),7.2(d,1H,フリル
−3),7.7(d,1H,フリル−5),8.7
−9.0(brd,2H,N 2 );m/e 248
(M+ ). (3)ジクロロメタン(300ml)中の3−クロロペ
ルオキシ安息香酸(50%濃度、45.0g)の溶液
を、ジクロロメタン(300ml)中の7−アミノ−2
−(2−フリル)−5−メチルチオ−〔1,2,4〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン
(8.0g)の攪拌した、氷冷懸濁液に加えた。残留水
層は廃棄した。生成した懸濁液を周囲温度に昇温させ、
16時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、エタノール(15
0ml)を残渣に加えた。得られた懸濁液を、時々攪拌
しながら、30分間放置した。次に、固体を濾過によっ
て回収し、エタノールで洗浄し、乾燥して、7−アミノ
−2−(2−フリル)−5−メチルスルホニル−〔1,
2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリ
アジン(6.6g)を無色固体,NMR:3.3(s,
3H,C 3 ・SO2 ),6.7(q,1H,フリル−
),7.3(q,1H,フリル−3),7.9
(q,1H,フリル−5),9.4−9.8(d,2
H,N 2 )として得て、これをさらに精製することな
く用いた。
【0085】例2 チオフェノール(0.4ml)とDBU(0.7ml)
をアセトニトリル(50ml)中の7−アミノ−2−
(2−フリル)−5−メチルスルホニル−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン(1.0g)の懸濁液に加え、生成した懸濁液を16
時間還流加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカ(7
5g)上でのカラムクロマトグラフィーによって精製
し、ジクロロメタンとジクロロメタン中酢酸エチル
(1:9 v/v)によって連続的に溶離して、非晶質
固体(0.4g)として生成物を得た。これをエタノー
ルから結晶化させて、7−アミノ−2−(2−フリル)
−5−チオフェノキシ−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジンを無色プリズ
ム、m.p.301〜302℃として得た; 微量分析、実測値:C,54.4;H,3.1;N,2
7.3%;C14106SO計算値:C,54.2;
H,3.2;N,27.1%;NMR:6.7(dd,
1H,フリル−4),7.1(d,1H,フリル−3
),7.5(m,3H,チオフェノキシ),7.65
(m,2H,チオフェノキシ),7.9(d,1H,フ
リル−5H),8.8−9.0(d,2H,N 2 );
m/e310(M+ ).
【0086】例3 プロピルアミン(6.0ml)をアセトニトリル(30
ml)中の7−アミノ−2−(2−フリル)−5−メチ
ルスルホニル−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−
a〕〔1,3,5〕トリアジン(2.0g)の攪拌懸濁
液に加え、攪拌を4時間続けた。溶媒を蒸発させ、残渣
をシリカ(100g)上でのクロマトグラフィーによっ
て精製し、メタノール(2.5% v/v)を含むジク
ロロメタンによって溶離した。得られた固体(0.85
g)をt−ブチルアセテートから結晶化して、7−アミ
ノ−2−(2−フリル)−5−(プロピルアミノ)−
〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,
5〕トリアジンを結晶固体(0.5g),m.p.19
7〜198℃として得た;微量分析,実測値:C,5
3.2;H,6.1;N,31.1%;C11137
O.0.5C6122 計算値:C,53.0;H,
6.0;N,30.9%;NMR:0.9(t,3H,
CH 3 CH2 CH2 ),1.4(s,4.5H,t−ブ
チルアセテート),1.5−1.7(m,2H,CH3
CH 2 −),1.9(s,1.5H,t−ブチルアセテ
ート),3.25(t,2H,CH3 CH2 CH 2
−),6.7(dd,1H,フリル−4),7.0
(d,1H,フリル−3),7.4(br t,1
H,−N−),7.8(q,1H,フリル−5),
7.9−8.3(brd,2H,N 2 );m/e26
0(M+H)+
【0087】例4 無水エタノール(40ml)中の4−アミノ−3−(2
−フリル)−6−フェノキシ−〔1,2,4〕トリアゾ
ロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン(0.65
g)の溶液を1時間還流加熱した。生成した溶液を真空
下で半量にまで濃縮し、結晶化して、7−アミノ−2−
(2−フリル)−5−フェノキシ−〔1,2,4〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン(0.
35g)をふわふわした結晶、m.p.253〜255
℃として得た;微量分析,実測値:C,56.7;H,
4.3;N,25.6%;C141062 .0.75
25 OH計算値:C,56.6;H,4.4;N,
25.6%;NMR:1.0(t,ca.2H,CH 3
CH2 OH);3.4(q,ca.1.5H,CH3
2 OH),4.3(br s,ca.0.75H,C
3 CH2),6.7(dd,1H,フリル−4
H),7.1(d,1H,3−フリルH),7.2−
7.4(m,3H,Ar),7.5(m,2H,Ar
),7.9(d,1H,フリル−5),8.8−
9.1(br d,2H,N 2 );m/e294(M
+ ).
【0088】出発物質は次のようにして製造した: ジフェニルシアノカルボンイミデート(13.6g)を
アセトニトリル(250ml)中の3−アミノ−5−
(2−フリル)−1,2,4−トリアゾール(75.0
g)の攪拌懸濁液に加えた。生成した懸濁液を72時間
攪拌し、次に1時間還流加熱した。溶媒を蒸発させ、残
渣をシリカ(600g)上でクロマトグラフィーによっ
て精製し、最初に酢酸エチル/ジクロロメタン(1:9
v/v)によって、次にメタノール/ジクロロメタン
(1:19 v/v)によって溶離して、4−アミノ−
3−(2−フリル)−6−フェノキシ−〔1,2,4〕
トリアゾロ〔4,3−a〕〔1,3,5〕トリアジンを
無色固体として得た。この固体をアセトニトリルから再
結晶して、m.p.195〜197℃(続いて再凝固
し、250〜255℃で再溶融)の物質を得た;微量分
析,実測値:C,57.3;H,3.0;N,28.3
%;C141062 計算値:C,57.1;H,3.
4;N,28.6%;NMR:6.7(dd,1H,フ
リル−4),7.1(d,1H,フリル−3),
7.2−7.4(m,3H,Ar),7.4−7.6
(m,2H,Ar),8.0(d,1H,フリル−5
),6.8−9.7(br,N 2 );m/e 29
4(M+ ).
【0089】例5 例2に述べた方法と同様な方法を用いて、但し下記例4
7に述べる対応5−メチルチオ化合物から得られる7−
アミノ−2−(5−メチル−2−フリル)−5−メチル
フルホニル−〔1,2,4〕トリアゾロ−〔1,5−
a〕〔1,3,5〕トリアジンから出発して、7−アミ
ノ−2−〔2−(5−メチルフリル)〕−5−フェニル
チオ−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,
3,5〕トリアジンをm.p.311〜313℃の固体
として得た; 微量分析,実測値:C,55.6;H,3.6;N,2
6.3%;C15126OS計算値:C,55.5;
H,3.7;N,25.9%;NMR:2.37(s,
3H,C 3 ),6.30(d,1H,フリル−4
),7.0(d,1H,フリル−3),7.5
(m,3H,フェニル),7.63(m,2
H,フェニル)及び8.88(br s,2H,
2 );m/e 325(M+H)+
【0090】例6 DBU(1.0ml)を含むエタノール(40ml)中
の7−アミノ−2−(2−フリル)−5−メチルスルホ
ニル−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,
3,5〕トリアジン(1.6g)の溶液を、出発物質が
TLC分析によって残留しなくなるまで、還流加熱し
た。溶媒を蒸発によって除去し、残渣を溶離剤としてジ
クロロメタン中5〜10%v/v酢酸エチルを用いるシ
リカ上でのクロマトグラフィーによって精製し、次にエ
タノールから結晶化して、7−アミノ−5−エトキシ−
2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,
5−a〕〔1,3,5〕トリアジンをm.p.211〜
213℃の吸湿性結晶として得た;微量分析,実測値:
C,48.7;H,4.5;N,31.4;H2 O,
1.2%;C101062 .0.33C25 OH.
0.165H2 O計算値:C,48.4;H,4.7;
N.31.8;H2 O,1.1%;NMR:1.05
(t,1H,C 3 CH2 OH),1.35(t,3
H,C 3 CH2 ),3.4(q,CH3 2
H),4.3(q,2H,CH3 2 O−),6.7
(dd,1H,フリル−4),7.1(d,1H,f
uryl−3),7.9(d,1H,フリル−5
),8.5−9.0(d,2H,N 2 );m/e
246(M+).
【0091】例7〜9 例1に述べた方法と同様な方法を用いて、但しフェノー
ルの代りに適当な置換フェノール又はベンジルアルコー
ルを用いて、下記化合物を製造した: 〔例7〕:7−アミノ−5−(4−クロロフェノキシ)
−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、無色プリズ
ム(2−プロパノールから結晶化)、m.p.294〜
295℃;微量分析,実測値:C,52.0;H,3.
8;N,22.2;Cl,9.7%;C1496 Cl
2 .0.66C37 OH計算値:C,52.1;
H,3.9;N,22.8;Cl,9.6%;NMR:
1.05(d,4H,C 3 ),3.8(m,2/3
H,COH),4.3(d,2/3H,OH),6.
7(dd,1H,フリル−4),7.1(d,1H,
フリル−3),7.3(m,2H,フェノキシ),
7.5(m,2H,フェノキシ),7.9(d,1H,
フリル−5),8.8−9.2(d,2H,N
2 );m/e 328,330(M+);
【0092】〔例8〕:7−アミノ−5−ベンジオキシ
−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、無色柱状結
晶(エタノールから結晶化),m.p.256〜258
℃; 微量分析,実測値:C,58.1;H,4.0;N,2
7.2%;C151262 計算値:C,58.4;
H,3.9;N,27.3%;NMR:5.4(s,2
H,C 2 ),6.7(dd,1H,フリル−4),
7.1(d,1H,フリル−3),7.3−7.5
(m,5H,7.9(d,1H,フリル−5),8.
6−9.0(d,2H,N 2 );m/e 308(M
+ );
【0093】〔例9〕:7−アミノ−5−(4−ベンジ
ルオキシフェノキシ)−2−(2−フリル)−〔1,
2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリ
アジン、無色結晶(エタノールから再結晶),m.p.
260〜262℃;微量分析,実測値:C,62.1;
H,4.7;N,19.7%;C211663 .0.
66C25 OH計算値:C,62.5;H,4.2;
N,19.6%;NMR:1.05(t,2H,C
3 ),3.4(q,CH3 2 ),4.3(t,CH
3 CH2),5.1(s,2H,フェニル.C
2 ),6.7(dd,1H,フリル−4),7.0−
7.2(m,5H,フェニル),7.3−7.5(m,
5H,フェニル),7.9(d,1H,フリル−5
),8.7−9.1(d,2H,N 2 );m/e
400(M+ ).
【0094】例10 炭素担体付きパラジウム(10%w/w,200mg)と
酢酸(20ml)とを含むメタノール(400ml)中
の7−アミノ−5−(4−ベンジルオキシフェノキシ)
−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン(1.0g)
の溶液を大気圧において水素ガスで処理した。反応をT
LC(例Iと同じ系)によって監視し、出発物質がもは
や検出されなくなったならば、触媒を濾過によって除去
した。濾液から溶媒を蒸発させた。得られた固体残渣を
エタノールから結晶化して、7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(4−ヒドロキシフェノキシ)−〔1,
2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリ
アジンを無色吸湿性結晶、m.p.292−294℃と
して得た;微量分析,実測値:C,53.5;H,3.
6;N,26.4;H2 O,2.1%;C14106
3 0.33H2 O計算値:C,53.2;H,3.4;
N,26.6;H,3.6;N,26.4;H2 O,
2.1%;NMR:6.7(dd,1H,フリル−4
),6.8(d,2H,フェニル),7.0(d,2
H,フェニル),7.1(d,1H,フリル−3),
7.9(d,1H,フリル−5),8.7−9.1
(d,2H,N 2 ),9.4(br s,1H,O
;m/e 310(M+ ).
【0095】例11〜17 例1に述べた方法と同様な方法を用いて、但しフェノー
ルの代りに適当な置換フェノールまたはアルコールを用
いて、下記化合物を得た:〔例11〕 :7−アミノ−2−(2−フリル)−5−
(4−メトキシフェノキシ)−〔1,2,4〕−トリア
ゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,無色の
ふわふわした結晶(エタノールから結晶化)、m.p.
264〜265℃; 微量分析,実測値:C,55.7;H,3.6;N,2
5.6%;C151263 計算値:C,55.5;
H,3.7;N,25.9%;NMR:3.8(s,3
H,−OC 3 ),6.7(dd,1H,フリル−4
),7.0(m,2H,フェニル),7.2(m,3
H,フェニル+フリル−3),7.9(d,1H,フ
リル−5),8.8−9.1(d,2H,N 2 ):
m/e324(M+ );
【0096】〔例12〕:7−アミノ−5−(3−フル
オロフェノキシ)−2−(2−フリル)−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン、無色結晶(エタノールから結晶化)、m.p.27
1〜273℃;微量分析,実測値:C,54.1;H,
2.8;N,26.6;C1496 FO2 計算値:
C,53.8;H,2.9;N,26.9%;NMR:
6.7(dd,1H,フリル−4),7.1−7.3
(m,4H,フェノキシ+フリル−3),7.4−
7.6(m,1H,フェノキシ),7.9(d,1H,
フリル−5),8.8−9.2(d,2H,N
2 );m/e 312(M+ );
【0097】〔例13〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(2−フェニルエトキシ)−〔1,2,4〕
トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、
無色結晶(エタノールから結晶化)、m.p.198〜
200℃;微量分析,実測値:C,59.5;H,4.
2;N,26.0%;C161462 計算値:C,5
9.6;H,4.3;N,26.1%;NMR:3.1
(t,2H,フェニルC 2 ),4.5(t,2H,C
2 O),6.7(dd,1H,フリル−4),7.
1(d,1H,フリル−3),7.2−7.4(m,
5H,フェニル),7.9(d,1H,フリル−5
),8.6−9.0(d,2H,N 2 );m/e
323(M+H)+
【0098】〔例14〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(2−フェノキシエトキシ)−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン、無色結晶(エタノールから結晶化),m.p.25
5〜257℃; 微量分析,実測値:C,57.1;H,4.3;N,2
4.4%;C161463 計算値:C,56.8;
H,4.1;N,24.8%;NMR:4.3(m,2
H,フェノキシ.CH2 2 ),4.6(m,2H,
フェノキシ−OC 2 ),6.7(dd,1H,フリル
−4),7.0(m,3H,フェノキシ),7.1
(d,1H,フリル−3),7.3(m,2H,フェ
ノキシ),7.9(d,1H,フリル−5),8.7
−9.0(d,2H,N 2 );m/e339(M+
H)+
【0099】〔例15〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(2−メトキシエトキシ)−〔1,2,4〕
トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,
無色結晶,m.p.232〜234℃;微量分析,実測
値:C,48.2;H,4.5;N,30.4%;C11
1263 計算値:C,47.8;H,4.3;N,
30.5%;NMR:3.7(m,2H,CH3CH
2 ),4.4(m,2H,CH3 OCH2 2 ),
6.7(dd,1H,フリル−4),7.1(d,1
H,フリル−3),7.9(d,1H,フリル−5
),8.6−9.0(d,2H,N 2 );m/e
277(M+H)+
【0100】〔例16〕:7−アミノ−5−(4−シア
ノフェノキシ)−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕
トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、
無色結晶(エタノールから結晶化)、m.p.>285
℃;微量分析,実測値:C,56.6;H,2.8;
N,30.9%;C15972 計算値:C,56.
4;H,2.8;N,30.7%;NMR:6.7(d
d,1H,フリル−4),7.1(d,1H,フリル
−3),7.5(d,2H,フェノキシ−),7.
8−8.0(q+d,3H,フェノキシ+フリル−5
),8.8−9.2(d,2H,N 2 );m/e
319(M+ );
【0101】〔例17〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,
3,5〕トリアジン,無色結晶(エタノールから結晶
化),m.p.177〜178℃;微量分析,実測値:
C,52.6;H,4.8;N,30.4%;C1214
62 計算値:C,52.5;H,5.1;N,3
0.6%;NMR:1.0(t,3H,C 3 ),1.
4(m,2H,CH3 2),1.7(m,2H,C
2 CH2 O),4.3(t,2H,C 2 O),6.
7(dd,1H,フリル−4),7.1(d,1H,
フリル−3),7.9(d,1H,フリル−5),
8.5−8.9(d,2H,N 2 );m/e274
(M+ ).
【0102】例18〜19 例6に述べた方法と同様な方法を用いて、但しエタノー
ルの代りに3−メトキシフェノールまたはアリルアルコ
ールを用いて下記化合物を製造した:〔例18〕 :7−アミノ−2−(2−フリル)−5−
(3−メトキシフェノキシ)−〔1,2,4〕トリアゾ
ロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,無色結晶
(エタノールから結晶化)、m.p.226〜227
℃;微量分析,実測値:C,55.6;H,3.6;
N,25.5%;C151263 計算値:C,55.
5;H,3.7;N,25.9%;NMR:3.8
(s,3H,C 3 ),6.7(dd,1H,フリル−
),6.8(m,3H,フェノキシ),7.1
(d,1H,フリル−3),7.35(m,1H,フ
ェノキシ),7.9(d,1H,フリル−5),8.
8−9.1(d,2H,N 2 );m/e324(M
+ );
【0103】〔例19〕:5−アリルオキシ−7−アミ
ノ−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、無色結晶
(エタノールから結晶化)、m.p.169〜171
℃,微量分析,実測値:C,51.5;H,3.8;
N,32.5%;C111062 計算値:C,51.
4;H,3.5;N,32.7%;NMR:4.8
(m,2H,C 2 O),5.2−5.5(m,2H,
2 =CH.CH2 O),6.0−6.2(m,1
H,CH2 =C.CH2 O),6.7(dd,1H,
フリル−4),7.1(d,1H,フリル−3),
7.9(d,1H,フリル−5),8.6−9.0
(d,2H,N 2 );m/e 258(M+ ).
【0104】例20〜25 例1に述べた方法と同様な方法を用いて、但しフェノー
ルの代りに適当なヒドロキシ化合物から出発して、下記
化合物を製造した:〔例20〕 :7−アミノ−2−(2−フリル)−5−
(2−メトキシフェノキシ)−〔1,2,4〕トリアゾ
ロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、無色結晶
(エタノールから結晶化)、m.p.221〜222
℃;微量分析,実測値:C,55.2;H,3.7;
N,25.0;H2 O,0.7%;C151263
0.1C25 OH.0.125H2 O計算値:C,5
5.2;H,3.7;N,25.0;H2 O,0.7
%;NMR:3.8(s,3H,C 3 ),6.7(d
d,1H,フリル−4),6.9−7.4(m,5
H,フェノキシ+フリル−3),7.9(d,1H,
フリル−5),8.7−9.2(d,2H,N
2 );NMRスペクトルはC25 OH(0.1mol
e)も含む、m/e 324(M+ );
【0105】〔例21〕:7−アミノ−5−(2−フル
オロフェノキシ)−2−(2−フリル)−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン、無色結晶(エタノールから結晶化)、m.p.25
2〜253℃;微量分析,実測値:C,53.4;H,
3.3;N,25.8;H2 O,1.2%;C149
6FO2 ・0.125C25 OH・0.2H2 O計算
値:C,53.2;H,3.2;N,26.1;H2
O,1.1%;NMR:6.7(dd,1H,−4
),7.1(d,1H,フリル−3),7.2−
7.5(m,4H,フェノキシ),7.9(d,1H,
フリル−5),8.8−9.3(d,2H,N
2);m/e312(M+ );
【0106】〔例22〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(2−フェニルチオエトキシ)−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン,無色結晶(エタノールから結晶化),m.p.21
6〜218℃;微量分析,実測値:C,54.4;H,
3.8;N,23.3%;C16146 SO2 計算値:
C,54.2;H,4.0;N,23.7%;NMR:
3.4(t,2H,SC 2 ),4.4(t,3H,O
2 ),6.7(dd,1H,フリル−4),7.
1(d,1H,フリル−3),7.2−7.5(m,
5H,フェニル),7.9(d,1H,フリル−5
),8.6−9.0(d,2H,N 2 );m/e
355(M+H)+
【0107】〔例23〕:7−アミノ−5−(4−フル
オロフェノキシ)−2−(2−フリル)−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン,無色結晶(エタノールから結晶化),m.p.27
7〜278℃;微量分析,実測値:C,53.2;H,
3.2;N,24.7%;H2 O,1.2%;C149
6 FO2 .0.4C45 OH.0.25H2 O計算
値:C,53.0;H,3.6;N,25.1;H2
O,1.3%;NMR:1.05(t,C 3 CH2
H),3.45(q+d,CH3 2 OH),4.3
(t,CH3 CH2),6.7(dd,1H,フリ
ル−4),7.1(d,1H,フリル−3),7.
3(d,4H,フェノキシ),7.7(d,1H,フリ
ル−5),9.0(br s,1H,N 2 );m/
e313,(M+H)+
【0108】〔例24〕:7−アミノ−5−(2−シア
ノフェノキシ)−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕
トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,
無色結晶(メタノールから結晶化)、m.p.>290
℃;微量分析,実測値:C,56.7;H,2.5;
N,30.9%;C15972 計算値:C,56.
4;H,2.8;N,30.7%;NMR:6.7(d
d,1H,フリル−4),7.1(d,1H,フリル
−3),7.5(m,2H,フェノキシ),7.8−
8.1(m,3H,フリル−5+フェノキシ),9.
2(br s,2H,N 2 );m/e320(M+
H)+
【0109】〔例25〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(3−イソキサゾリルオキシ)−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン、無色結晶(2−プロパノールから結晶化)、m.
p.274〜275℃;微量分析,実測値:C,46.
4;H,2.4;N,34.1%;C11773
算値:C,46.3;H,2.5;N,34.4%;N
MR:6.7(dd,1H,フリル−4),6.75
(d,1H,イソオキサゾール−4),7.2(d,
1H,フリル−3),7.9(d,1H,フリル−5
),8.9(d,1H,イソキサゾール−5),
9.0−9.4(br s,2H,N 2 );m/e2
86(M+H)+
【0110】例26〜40 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、但しプロピル
アミンの代りに適当なアミンを用いて、下記の式I化合
物を製造した:〔例26〕 :7−アミノ−5−シクロヘキシルアミノ−
2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,
5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、淡クリーム色柱状
結晶(2−プロパノールから結晶化)、m.p.278
〜280℃(分解);微量分析,実測値:C,56.
5;H,5.7;N,31.8%;C14177 O.
0.125C37 OH計算値:C,56.3;H,
5.9;N,32.0%;NMR:1.05(d,C
3 ),3.8(m,COH),4.3(d,CHO
),1.1−1.4(複合,5H,C 2 ),1.5
−1.9(複合,5H,C 2 ),3.75(m,1
H,NHC),6.68(q,1H,フリル−4
),7.05(q,1H,フリル−5),7.25
(1H,d,N),7.88(d,1H,フリル−3
),7.95−8.3(複合,2H,N 2 );m/
e299(M+ );
【0111】〔例27〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−フェニルアミノ−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、淡黄色板状
結晶(エタノールから結晶化)、m.p.280℃;微
量分析,実測値:C,57.3;H,3.5;N,3
3.1%;C14117 O計算値:C,57.3;H,
3.8;N,33.4%;NMR:6.7(q,1H,
フリル−4),7.0(t,1H,p−フェニル−
),7.1(q,1H,フリル−3),7.3
(t,2H,−フェニル−),7.8(d,2H,
−フェニル−),7.88(d,1H,フリル−5
),8.4(br,2H,N 2 )及び9.63
(s,1H,N);m/e294(M+H)+
【0112】〔例28〕:5−アリルアミノ−7−アミ
ノ−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、淡黄色結晶
(酢酸エチルから結晶化)、m.p.182〜184
℃;微量分析,実測値:C,51.5;H,4.3;
N,37.9%;C11117 O計算値:C,51.
4;H,4.3;N,38.1%;NMR:3.95
(複合,2H,CH2 N),5.07(dd,1H,=
CH),5.17(dd,1H,=CH),5.91
(m,1H,=C.CH2 ),6.68(dd,1
H,フリル−4),7.05(d,1H,フリル−3
),7.56(br,1H,N),7.86(d,
1H,フリル−5),8.0−8.4(複合,2H,
2 );m/e242,257(M+ );
【0113】〔例29〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−ピロリジノ−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固体(エタ
ノールから結晶化),m.p.>300℃(分解);微
量分析,実測値:C,53.4;H,4.8;N,3
5.9%;C12137 O計算値:C,53.1;H,
4.8;N,36.2%;NMR:1.91(複合,4
H,C 2 2 ),3.50(br,4H,CH2
2 ),6.65(dd,1H,フリル−4),
7.03(d,1H,フリル−3H),7.83(m,
1H,フリル−5)及び8.19(br,2H,N
2 ;m/e271(M+ );
【0114】〔例30〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−モルホリノ−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固体(エタ
ノールから結晶化),m.p.>300℃;微量分析,
実測値:C,50.6;H,4.3;N,34.4%;
121372 計算値:C,50.2;H,4.6;
N,34.1%;NMR:3.64−3.75(複合,
4H,C 2 ),6.67(dd,1H,フリル−4
),7.05(d,1H,フリル−3),7.86
(m,1H,フリル−5)及び8.32(br s,
2H,N 2 );m/e288(M+H)+
【0115】〔例31〕:7−アミノ−5−ベンジルア
ミノ−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,淡黄色板状
結晶(エタノールから結晶化),m.p.222〜22
4℃;微量分析,実測値:C,58.8;H,4.1;
N,31.9%;C15137 O計算値:C,58.
6;H,4.3;N,31.9%;NMR:4.52
(d,2H,C 2 N),6.65(dd,1H,フリ
ル−4),7.04(d,1H,フリル−3),
7.15−7.4(複合,5H,フェニル),7.85
(d,1H,フリル−5),7.93(t,1H,N
)及び8.16(br,2H,N 2 );m/e30
7(M+ );
【0116】〔例32〕:7−アミノ−5−ブチルアミ
ノ−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,3,5〕トリアジン,固体(2−プロパノールか
ら結晶化),m.p.220〜221℃;微量分析,実
測値:C,52.9;H,5.6;N,35.5%;C
12157 O計算値:C,52.7;H,5.5;N,
35.9%;NMR:0.90(t,3H,C 3 ),
1.32(q,2H,C 2 CH3 ),1.50(m,
2H,C 2 CH2 CH3 ),3.32(m,C 2
N),6.66(d,1H,フリル−4),7.04
(s,1H,フリル−3),7.38(br s,1
H,N),7.84(s,1H,フリル−5)及び
8.05(br s,2H,N 2 );m/e274
(M+H)+
【0117】〔例33〕:7−アミノ−5−エチルアミ
ノ−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、無色柱状結
晶(エタノールから結晶化)、m.p.230〜232
℃;微量分析,実測値:C,49.4;H,4.2;
N,40.0%;C10117 O計算値:C,49.
0;H,4.5;N,40.0%;NMR:1.12
(t,3H,C 3 ),3.32(m,C 2 ),6.
67(dd,1H,フリル−4),7.03(d,1
H,フリル−3H),7.38(t,1H,N),
7.86(d,1H,フリル−5)及び8.07(b
r,2H,N 2 );m/e245(M+ );
【0118】〔例34〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−イソプロピルアミノ−〔1,2,4〕トリア
ゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン、無色柱
状結晶(エタノールから結晶化)、m.p.226〜8
℃;微量分析,実測値:C,51.4;H,5.0;
N,37.5%;C11137 O計算値:C,51.
0;H,5.1;N,37.8%;NMR:1.15
(d,6H,CH3 ),4.08(m,1H,C
N),6.66(dd,1H,フリル−4),7.0
3(d,1H,フリル−3),7.26(br,1
H,N),7.84(d,1H,フリル−5),
8.03(br,1H,N 2 );m/e259
(M+);
【0119】〔例35〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(2−フェニルエチル)アミノ−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン、淡クリーム色結晶(エタノールから結晶化)、m.
p.258−260℃;微量分析,実測値:C,60.
1;H,4.8;N,30.5%;C16157 O計算
値:C,59.8;H,4.7;N,30.5%;NM
R:2.86(t,2H,C 2 Ph),3.50
(q,2H,C 2 NH),6.68(dd,1H,フ
リル−4),7.66(d,1H,フリル−3),
7.1−7.4(複合,5H,Ar),7.45(b
r t,1H,N),7.87(d,1H,フリル−
)及び8.12(br,2H,N 2 );m/e3
21(M+ );
【0120】〔例36〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(2−フリル)メチルアミノ−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン、淡クリーム色結晶(エタノールから結晶化)、m.
p.196−198℃;微量分析,実測値:C,52.
8;H,4.6;N,30.3%;C131172
0.66C25 OH計算値:C,52.5;H,4.
6;N,29.9%;NMR:1.06(t,C
3 ),3.45(m,C 2 ),4.31(t,O
),4.49(d,2H,C 2 N),6.28
(s,1H,フリルメチル−3),6.37(dd,
1H,フリルメチル−4),6.66(dd,1H,
フリル−4),7.05(d,1H,フリル−3
),7.54(s,1H,フリルメチル−5),
7.85(br s,2H,フリル−5+N)及び
8.18(br,2H,N 2 );m/e297(M
+ );
【0121】〔例37〕:()−7−アミノ−5−
〔α−メチルベンジルアミノ〕−2−(2−フリル)−
〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,
5〕トリアジン、固体(トルエンから結晶化)、m.
p.136−140℃;微量分析,実測値:C,62.
1;H,5.1;N,28.3%;C16157 O.
0.3C78 計算値:C,62.3;H,5.0;
N,28.1%;NMR:1.44(d,3H,C
3 ),2.29(s,Ph.C 3 ),5.18(t,
1H,CN),6.65(dd,1H,フリル−4
),7.03(d,1H,フリル−3),7.1−
7.5(複合,5H,フェニル),7.83(s,1
H,フリル−5),7.94(d,1H,N)及び
8.09(s,2H,N 2);m/e322(M+
H)+
【0122】〔例38〕:7−アミノ−5−イソブチル
アミノ−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾ
ロ−〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固体
(酢酸エチルから結晶化)、m.p.244−245
℃;微量分析,実測値;C,52.9;H,5.5;
N,36.1%;C12157 O計算値:C,52.
7;H,5.5;N,35.9%;NMR:0.89
(d,6H,CH3 ),1.88〔m,1H,C(C
32 〕,3.09(t,2H,CH2 N),6.6
5(dd,1H,フリル−4),7.03(d,1
H,フリル−3),7.43(t,1H,N),
7.84(d,1H,フリル−5)及び8.03(b
rs,2H,NH2 );m/e274(M+H)+
【0123】〔例39〕:7−アミノ−5−ジメチルア
ミノ−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
−〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固体(2
−プロパノール結晶化)、m.p.>298℃;微量分
析,実測値;C,49.4;H,4.1;N,39.9
%;C10117 O計算値:C,49.0;H,4.
5;N,40.0%;NMR:3.13(s,6H,C
3 ),6.65(dd,1H,フリル−4),7.
03(d,1H,フリル−3),7.8(s,1H,
フリル−5),8.22(br s,2H,N
2 );m/e246(M+H)+
【0124】〔例40〕:7−アミノ−5−(2−ジメ
チルアミノエチル)アミノ−2−(2−フリル)−
〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,
5〕トリアジン,無色柱状結晶、m.p.233−23
5℃;微量分析,実測値;C,50.3;H,5.8;
N,38.7%;C12168 O計算値:C,50.
0;H,5.6;N,38.9%;NMR:2.20
〔s,6H,N(CH32 〕,3.48(m,C 2
2 NH),6.66(dd,1H,フリル−4
),7.04(d,1H,フリル−3),7.20
(br,1H,NH),7.85(s,1H,フリル−
)及び8.09(br,2H,N 2 ).
【0125】例41〜44 例2に述べた方法と同様な方法を用いて、下記の式1化
合物を適当なチオールから出発して製造した:〔例41〕 :7−アミノ−5−シクロペンチルチオ−2
−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5
−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固体(メタノールか
ら結晶化),m.p.213−214℃;微量分析,実
測値;C,51.9;H,4.4;N,28.1%;C
13146 SO計算値:C,51.7;H,4.6;
N,27.8%;NMR:1.63(m,6H,C
2 2.C),2.21(m,2H,CH),
3.98(m,1H,C−S),6.70(dd,1
H,フリル−4),7.16(dd,1H,フリル−
),7.90(m,1H,フリル−5)及び8.
80(br d,2H,N 2);m/e302(M
+ );
【0126】〔例42〕:メチル5−(7−アミノ−2
−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5
−a〕〔1,3,5〕トリアジン)チオアセテート,固
体(メタノールから結晶化),m.p.265−267
℃(分解);微量分析,実測値;C,43.2;H,
3.3;N,27.5%;C11106 SO3 計算値:
C,43.1;H,3.3;N,2.74%;NMR:
3.69(s,3H,CH3 ),4.06(s,2H,
CH2 S),6.71(dd,1H,フリル−4),
7.18(d,1H,フリル−3),7.92(m,
1H,フリル−5)及び8.92(br s,2H,
2 );m/e302(M+ ) ;
【0127】〔例43〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−2−(2−フリル)メチルチオ−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン,固体(メタノールから結晶化),m.p.246−
247℃;微量分析,実測値;C,49.9;H,3.
1;N,26.3%;C131062 S計算値:C,
49.7;H,3.2;N,26.7%;NMR:4.
46(s,2H,CH2S),6.39(m,2H,フ
リルメチル3+4),6.70(dd,1H,フリ
ル−4),7.17(d,1H,フリル−3),
7.56(s,1H,フリルメチル−5),7.90
(s,1H,フリル−5)及び8.90(br d,
2H,N 2 );m/e314(M+ ) ;
【0128】〔例44〕:7−アミノ−5−ベンジルチ
オ−2−(2−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固体(エタ
ノールから結晶化),m.p.273−275℃;微量
分析,実測値;C,55.8;H,3.6;N,25.
9%;C15126 OS計算値:C,55.5;H,
3.7;N,25.9%;NMR:4.41(s,2
H,CH2 S),6.70(dd,1H,フリル−4
),7.18(d,1H,フリル−3),7.2−
7.6(複合,5H,フェニル−),7.91(m,
1H,フリル−5)及び8.81(br d,2H,
2 ),m/e291,324(M+ ) ;
【0129】例45〜47 例1のパート2に述べた方法と同様な方法を用いて、下
記化合物を製造した:〔例45〕 :7−アミノ−2−(3−フリル)−5−メ
チルチオ−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕
〔1,3,5〕トリアジン,固体(メタノールから結晶
化),m.p.279−281℃;微量分析,実測値;
C,43.1;H,3.3;N,33.7%;C98
6 OS計算値:C,43.5;H,3.2;N,3
3.9%;NMR:2.50(s,SCH3 ),6.9
3(d,1H,フリル−4),7.83(t,1H,
フリル−5),8.30(d,1H,2−フリル
及び8.74(br d,2H,N 2 );
【0130】〔例46〕:7−アミノ−2−(5−クロ
ロ−2−フリル)−5−メチルチオ−〔1,2,4〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固
体(エタノールから結晶化),m.p.273−275
℃;NMR:2.50(s,3,SC 3 ),6.7
3(d,1H,フリル−4),7.23(d,1
フリル−3),8.86(br d,2H,N
2 );
【0131】〔例47〕:7−アミノ−2−(5−メチ
ル−2−フリル)−5−メチルチオ−〔1,2,4〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固
体(エタノールから結晶化),m.p.266−268
℃;微量分析,実測値;C,46.2;H,3.6;
N,32.1%;C10106 OS計算値:C,45.
8;H,3.8;N,32.1%;NMR:2.38
(s,3H,C 3 ),2.50(s,SCH3 ),
6.31(d,1H,フリル−4),7.04(d,
1H,フリル−3)及び8.80(d,2H,N
2 );m/e263(M+H)+
【0132】例48〜51 例1に述べた方法と同様な方法を用いて、但し適当なメ
チルチオ誘導体とフェノールから出発して、下記の式I
化合物を製造した:〔例48〕 :7−アミノ−2−(3−フリル)−5−フ
ェノキシ−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕
〔1,3,5〕トリアジン,固体(メタノールから結晶
化),m.p.286−287℃(分解);微量分析,
実測値;C,57.5;H,3.3;N,28.6%;
141062 計算値:C,57.1;H,3.4;
N,28.6%;NMR:6.91(m,1H,フリル
−4),7.25(m,3H,フェニル−+
),7.83(t,1H,フリル−5),8.27
(s,1H,フリル−2)及び8.86(d,2H,
2 );m/e294(M+ ) ;
【0133】〔例49〕:7−アミノ−2−(5−クロ
ロ−2−フリル)−5−(2−フルオロフェノキシ)−
〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,
5〕トリアジン,固体(エタノールから結晶化),m.
p.286−288℃;微量分析,実測値;C,48.
5;H,2.2;N,24.1%;C148 ClN6
2計算値:C,48.5;H,2.3;N,24.4
%;NMR:6.72(d,1H,フリル−4),
7.18(d,1H,フリル−3),7.2−7.5
(複合,4H,フェニル)及び9.08(br s,2
H,N 2 );m/e346(M+ ) ;
【0134】〔例50〕:7−アミノ−2−(5−メチ
ル−2−フリル)−5−フェノキシ−〔1,2,4〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固
体(エタノールから結晶化),m.p.227−228
℃;微量分析,実測値;C,57.8;H,4.3;
N,25.3%;C151262 0.5C25 OH
計算値:C,58.0;H,4.5;N,25.4%;
NMR:2.38(s,3H,C 3 ),6.31
(g,1H,フリル−4),7.00(d,1H,フ
リル−3),7.25(複合,3H,フェニル−+
),7.45(t,2H,フェニル)及び
8.94(br d,2H,N 2 );
【0135】〔例51〕:7−アミノ−5−(2−メト
キシエトキシ)−2−(5−メチル−2−フリル)−
〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,
5〕トリアジン,固体(エタノールから結晶化),m.
p.220−222℃;微量分析,実測値;C,50.
0;H,4.6;N,29.0%;C121463
算値:C,49.6;H,4.8;N,29.0%;N
MR:2.37(s,3H,CH3 ),3.30(s,
3 ),3.65(t、2H,C 2 OCH3 ),
4.41(t,2H,C 2 CH2 O),6.30
(m,1H,フリル−4),7.01(d,1H,フ
リル−3),8.75(br d,2H,N 2 );
m/e291(M+H)+
【0136】例52〜54 例3で述べた方法と同様な方法を用いて、但し適当なメ
チルチオ誘導体とアミンから出発して、下記の式I化合
物を製造した:〔例52〕 :7−アミノ−5−シクロヘキシルアミノ−
2−(3−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,
5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固体(メタノール
から結晶化),m.p.254−256℃(分解);微
量分析,実測値;C,56.4;H,5.7;N,3
2.8%;C14177 O計算値:C,56.2;H,
5.7;N,32.8%;NMR:1.0−1.4(複
合,5H,CH2 ),1.5−2.0(複合,5,C
2 ),3.74(br s,1H,CHN),6.8
8(m,1H,フリル−4),7.2−7.4(複合
tとdロータマー,1H,CHN),7.81(t,
1H,フリル−5),7.95(br s,2H,N
2 )及び8.22(s,1H,フリル−2);m/
e299(M+ ) ;
【0137】〔例53〕:7−アミノ−2−(5−クロ
ロ−2−フリル)−5−シクロヘキシルアミノ−〔1,
2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリ
アジン,固体(エタノールから結晶化),m.p.>3
00℃;微量分析,実測値;C,50.8;H,4.
6;N,28.4%;C1416ClN7 O.0.2C2
5 OH計算値:C,50.5;H,4.9;N,2
8.6%;NMR:1.1−1.9(複合,10H,C
2 ),3.74(br s,1H,CN),6.6
8(d,1H,フリル−4),7.09(d,1H,
フリル−3),7.32(複合,1H,N)及び
8.06(s,2H,N 2 );m/e333(M+ )
【0138】〔例54〕:7−アミノ−2−(5−メチ
ル−2−フリル)−5−プロピルアミノ−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン,固体(エタノールから結晶化),m.p.230−
231℃;微量分析,実測値;C,53.1;H,5.
5;N,35.8%;C12157 O計算値:C,5
2.7;H,5.5;N,35.9%;NMR:0.8
9(t,3H,C 3 ),1.52(m,2H,C
2 ),2.36(s,3H,C 3 ),3.20(m,
2H,C 2 N),6.26(m,1H,フリル−4
),6.91(d,1H,フリル−3),7.35
(br s,1H,N)及び8.01(br s,2
H,N 2 ).
【0139】例55〜58 例2に述べた方法と同様な方法を用いて、但し適当なメ
チルチオ誘導体とチオフェノールから出発して、下記式
I化合物を製造した:〔例55〕 :7−アミノ−2−(3−フリル)−5−フ
ェニルチオ−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕
〔1,3,5〕トリアジン,固体(メタノールから結晶
化),m.p.297−298℃(分解);微量分析,
実測値;C,54.2;H,3.1;N,26.6%;
14106 OS,0.05CH3 OH計算値:C,5
4.1;H,3.3;N,26.95%;NMR:6.
91(d,1H,フリル−4),7.47−7.66
(複合,5H,フェニル),7.83(t,1H,フリ
ル−5),8.27(s,1H,フリル−2)及び
8.83(br d,2H,N 2 );m/e311
(M+H)+
【0140】〔例56〕:7−アミノ−5−(4−フル
オロフェニルチオ)−2−(3−フリル)−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン,固体(エタノールから結晶化),m.p.314−
315℃(分解);微量分析,実測値;C,51.5;
H,2.8;N,25.4%;C1419FN6 OS計算
値:C,51.2;H,2.7;N,25.6%;NM
R:6.90(d,1H,フリル−4),7.32
(t,2H,フェニル),6.67(m,2H,フェニ
ル),7.81(t,1H,フリル−5),8.26
(s,1H,フリル−2)及び8.83(br d,
2H,N 2 );m/e328(M+ ) ;
【0141】〔例57〕:7−アミノ−5−シクロペン
チル−2−(3−フリル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固体(メタ
ノールから再結晶),m.p.260−261℃;微量
分析,実測値;C,52.0;H,4.8;N,28.
2%;C13146 OS計算値:C,51.7;H,
4.6;N,27.8%;NMR:1.5−1.80
(複合,6H,CH2 ),2.21(m,2H,C 2
SC 2 ),3.98(m,1H,CHS),6.96
(d,1H,フリル−4),7.35(t,1H,フ
リル−5),8.32(s,1H,フリル−2)及
び8.72(br d,2H,N 2 );m/e303
(M+ ) ;
【0142】〔例58〕:7−アミノ−2−(5−クロ
ロ−2−フリル)−5−フェニルチオ−〔1,2,4〕
トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,
固体(エタノールから結晶化),m.p.>300℃;
微量分析,実測値;C,48.6;H,2.4;N,2
4.2%;C149 ClN6 OS計算値:C,48.
7;H,2.6;N,24.4%;NMR:6.72
(d,1H,フリル−4),7.18(d,1H,フ
リル−3),7.51(複合,3H,フェニル
),7.64(複合,2H,フェニル)及び
9.04(br d,2H,N 2 );m/e345
(M+H)+
【0143】例59 例1のパート2に述べた方法と同様な方法を用いて、7
−アミノ−5−メチルチオ−2−(2−チエニル)−
〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕−〔1,3,
5〕トリアジンを固体(メタノールから結晶化)として
得た、m.p.263−265℃(分解);微量分析,
実測値;C,40.7;H,3.7;N,29.5%;
9862 .0.6CH3 OH計算値:C,4
0.8;H,3.7;N,29.8%;NMR:2.5
1(s,SCH3 ),3.18(s,C 3 OH),
7.23(dd,1H,チエニル−4),7.77
(複合,2H,チエニル−3+5)及び8.77
(br d,2H,N 2 );m/e264(M+ ) .
【0144】例60〜61 例1に述べた方法と同じ方法を用いて、但し適当なメチ
ルチオ誘導体とフェノールを用いて、下記の式Iの化合
物を製造した:〔例60〕 :7−アミノ−5−フェノキシ−2−(2−
チエニル)−〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5−a〕
〔1,3,5〕トリアジン,固体,エタノールから再結
晶後に、m.p.285〜287℃;微量分析,実測
値;C,54.4;H,3.2;N,26.5%;C14
106 OS計算値:C,54.2;H,3.2;N,
26.8%;NMR:7.25(複合,4H,フェニル
+チエニル−4),7.45(t,2H,フェニ
ル),7.77(複合,2H,チエニル−3+5
及び8.9(br d,2H,N 2 );m/e310
(M+ ) ;
【0145】〔例61〕:7−アミノ−5−(2−メト
キシフェノキシ)−2−(2−チエニル)−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン,固体,エタノールから再結晶後に、m.p.257
〜259℃;微量分析,実測値;C,52.9;H,
3.3;N,24.6%;C151262 S計算値:
C,53.0;H,3.5;N,24.7%;NMR:
3.74(s,3H,CH3 O),6.99(m,1
H,チエニル−4),7.1−7.3(複合,4H,
フェニル),7.74(m,2H,チエニル−3+5
)及び8.81(br d,2H,N 2 );m/e
341(M+H)+
【0146】例62〜63 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、但し適当なメ
チルチオ誘導体とアミノ化合物を用いて、下記の式I化
合物を製造した:〔例62〕 :7−アミノ−5−シクロヘキシルアミノ−
2−(2−チエニル)−〔1,2,4〕トリアゾロ
〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固体,m.
p.289〜291℃;微量分析,実測値;C,52.
5;H,5.3;N,30.4%;C14177 S0.
25計算値:C,52.5;H,5.5;N,30.6
%;NMR:1.0−2.0(複合,10H,C
2 ),3.73(br s,1H,CN),7.21
(dd,1H,チエニル−4),7.26(m,1
H,N),7.72(m,2H,チエニル−3,5
),7.99(br s,2H,N 2 );m/e3
16(M+H+ );
【0147】〔例63〕:7−アミノ−5−プロピルア
ミノ−2−(2−チエニル)−〔1,2,4〕トリアゾ
ロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,固体,エ
タノールから再結晶後に、m.p.225〜6℃;微量
分析,実測値;C,48.5;H,4.7;N,35.
5%;C11137 S(0.1C25 OH)計算値:
C,48.1;H,4.9;N,35.1%;NMR:
0.89(t,3H,C 3 ),1.54(m,2H,
2 ),3.24(m,2H,C 2 N),7.18
(dd,1H,チエニル−4),7.40(t,1
H,N),7.70(m,2H,チエニル−3,5
)及び7.99(br s,2H,N 2);m/e
276(M+H)+
【0148】例64 例2に述べた方法と同じ方法を用いて、但し7−アミノ
−5−メチルチオ−2−(2−チエニル)−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ンから出発し、チオフェノールを用いて、7−アミノ−
5−フェニルチオ−2−(2−チエニル)−〔1,2,
4〕トリアゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジ
ン,固体,m.p.>300℃(分解)を製造した;微
量分析,実測値;C,51.9;H,3.1;N,2
5.6%;C141062 計算値:C,51.5;
H,3.1;N,25.8%;NMR:7.20(d
d,1H,チエニル−4),7.4−7.8(複合,
1H,フェニル−,チエニル−3,5)及び8.
83(d,2H,N 2 ).
【0149】例65〜80 例3に述べた方法と同じ方法を用いて、但しプロピルア
ミンの代りに適当なアミンを用いて、下記式I化合物を
製造した:〔例65〕 :7−アミノ−2−(2−フリル)−5−
(3−ピリジルメチル)アミノ−〔1,2,4〕トリア
ゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,無色柱
状結晶(メタノールから結晶化)、m.p.261〜2
62℃;微量分析,実測値;C,54.7;H,3.
8;N,36.3%;C14128 O計算値:C,5
4.5;H,3.9;N,36.4%;NMR:4.5
(d,2H,C 2 ),6.5(q,1H,フリル−4
),7.0(s,1H,3),7.3(複合,1
H,ピリジル−5),7.75(d,1H,ピリジル
−4),7.85(s,1H,フリル−5),8.
0(br s,1H,N),8.2(br d,2
H,N 2 ),8.45(d,1H,ピリジル−6
),8.55(s,1H,ピリジル−2);m/e
309(M+H)+
【0150】〔例66〕:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−n−ペンチルアミノ−〔1,2,4〕トリア
ゾロ〔1,5−a〕〔1,3,5〕トリアジン,無色柱
状結晶(エタノールから結晶化)、m.p.219〜2
20℃;微量分析,実測値;C,54.6;H,6.
1;N,33.9%;C13177 O計算値:C,5
4.3;H,6.0;N,34.1%;NMR:0.9
(t,3H,C 3 ),1.2−1.4(複合,4H,
2 2 ),1.55(複合,2H,C 2 CH2
N),3.2(t,2H,C 2 N),6.65(q,
1H,フリル−4),7.05(d,1H,フリル−
),7.3−7.5(複合,1H,N),7.8
5(q,1H,フリル−5),7.9−8.4(br
d,2H,
【0151】[例67]:7−アミノ−5−シクロプロ
ピルメチルアミノ−2−(2−フリル)−[1,2,
4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリア
ジン、無色柱状結晶(トルエン/酢酸エチル混合物から
結晶化)、 m.p.188−191℃;微量分析、実測値:C,5
3.5;H,5.0;N,36.5%;C12137
計算値:C,53.1;H,4.8;N,36.2%;
NMR:0.1−0.5(複合、4H,シクロプロピル
−C 2 )、1.1(複合、1H,C)、3.15
(t,3H,C 2 N)、6.65(q,1H,フリル
−4)、7.05(d,1H,フリル−3)、7.
4−7.6(複合、1H,N)、7.85(d,1
H,フリル−5)、8.0−8.5(br d,2
H,N 2 );m/e272(M+H)+
【0152】[例68]:(R)−7−アミノ−2−
(2−フリル−7−[α−メチルベンジルアミノ]−
[1,2,4]−トリアゾロ[1,3,5]トリアジ
ン、無色微細粉末(トルエンから結晶化)、 m.p.範囲;微量分析、実測値:C,62.5;H,
5.3;N,28.3%;C16157 O+0.33C
78 計算値:C,62.5;H,5.1;N,2
7.9%;NMR:1.5(d,3H,C 3 )、2.
3(s,1H(等価,トルエン C 3 )、5.0−
5.3(複合、1H,C)、6.65(q,1H,フ
リル−4)、7.05(d,1H,フリル−3)、
7.1−7.5(複合,5H,フェニル−+トルエ
ン)、7.85(d,1H,フリル−5)、7.9−
8.4(複合,3H,N+N 2 );m/e322
(M+H)+
【0153】[例69]:7−アミノ−5−[2−(4
−クロロフェニル)エチルアミノ]−2−(2−フリ
ル)−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、淡黄色柱状結晶(エタノー
ルから結晶化) m.p.259−261℃;微量分析、実測値:C,5
4.3;H,3.8;N,27.5%;C16147
10 計算値:C,54.0;H,3.9;N,27.6
%;NMR:2.85(t,2H,C 2 Ar)、3.
5(m,H,C 2 N)、6.65(q,1H,フリ
ル−4)、7.05(d,1H,フリル−3)、
7.2−7.4(複合,4H,フェニル1−)、7.
4−7.6(複合,1H,N)、7.85(d,1
H,フリル−5)、8.0−8.5(br d,2
H,N 2 );m/e356(M+H)+
【0154】[例70]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(エクソ−2−ノルボニルアミノ−[1,
2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]ト
リアジン、無色柱状結晶(2−プロパノールから結晶
化)、 m.p.290−293℃;微量分析、実測値:C,5
8.5;H,6.9;N,26.6%;C15177
O.C37 OH 計算値:C,58.3;H,6.
7;N,26.4%;NMR:1.05(d,6H,
(C 32 )、1.1−1.7(複合,8H,ノルボ
ニル−C 2 )、2.2(br s,1H,ノルボニル
−C 2 )、3.6−4.4(br d,1H,N
)、3.8(m,1H,COH)、6.65(q,
1H,フリル−4)、7.05(d,1H,フリル−
)、7.2−7.5(複合,1H,N),
【0155】[例71]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−[2−(2−メトキシフェニル)エチルアミ
ノ]−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、無色柱状結晶(エタノール
から結晶化)、 m.p.189−190℃;微量分析、実測値:C,5
8.3;H,5.0;N,28.3%;C17177
2 計算値:C,58.1;H,4.9;N,27.9
%;NMR:2.8(t,2H,ArC 2 )、3.4
5(t,2H,C 2 N)、3.8(s,3H,C 3
O)、6.7(q,1H,フリル −4)、6.8−
7.0(複合,2H,Ar)、7.05(q,1H,
フリル−3)、7.1−7.3(複合,2H,Ar
)、7.3−7.5(br t,1H,N)、7.
85(d,1H,フリル−5)、8.0−8.4(b
r d,2H,N 2 );m/e352(M+H)+
【0156】[例72]:7−アミノ−5−(2−フル
オロベンジル)アミノ−2−(フリル)−[1,2,
4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリア
ジン、淡黄色柱状結晶(エタノールから結晶化)、 m.p.244−246℃;微量分析、実測値:C,5
5.5;H,3.6;N,30.1%;C1512FN7
O 計算値:C,55.4;H,3.7;N,30.1
%;NMR:4.5(d,2H,C 2 )、6.65
(q,1H,フリル−4)、7.0−7.5(複合,
5H,Ar+フリル−3)、7.85(d,1H,
フリル−5)、7.9(br t,1H,N)、
8.0−8.4(br s,1H,N 2 );m/e3
26(M+H)+
【0157】[例73]:7−アミノ−2−(2−フル
ル)−5−(3−メトキシベンジル)アミノ−[1,
2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]ト
リアジン、淡黄色柱状結晶(酢酸エチルから結晶化)、 m.p.194−196℃;微量分析、実測値:C,5
7.3;H,4.3;N,29.2%;C16157
2 計算値:C,57.0;H,4.4;N,29.1
%;NMR:3.75(s,3H,C 3 )、4.5
(d,2H,C 2)、6.65(q,1H,フリル−
)、6.8(複合,1H,フェニル−4)、6.
9(複合,2H,フェニル−2と6)、7.05
(d,1H,フリル−3)、7.2(t,1H,フェ
ニル−5)、7.85(d,1H,フリル−5)、
7.85−8.05複合,1H,N)、8.0−8.
5(brd,2H,N 2 );m/e338(M+H)
+
【0158】[例74]:7−アミノ−2−(2−フル
ル)−5−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−ア
ミノ−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、淡黄色柱状結晶(エタノー
ルから結晶化)、 m.p.217−219℃(分解);微量分析、実測
値:C,55.0;H,3.5;N,28.0%;C16
1373 計算値:C,54.7;H,3.7;
N,27.9%;NMR:4.4(d,2H,C
2 )、5.95(s,2H,OC 2 O)、6.65
(q,1H,フリル−4)、6.7−6.9(複合,
3H,フェニル−)、7.05(d,1H,フリル−
)、7.85(d,1H,フリル−5)、7.8
5−8.05(複合,1H,N)、8.05−8.5
(br d,2H,N 2 );m/e352(M+H)
+
【0159】[例75]:7−アミノ−5−[2−[4
−(2−t−ブトキシカルボニルエチル)フェニル]エ
チル−アミノ]−(2−フリル)−[1,2,4]−ト
リアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、無
柱状結晶(2−プロパノールから結晶化)、 m.p.197−199℃;微量分析、実測値:C,6
1.4;H,6.2;N,21.8%;C23277
3 計算値:C,61.5;H,6.1;N,21.8
%;NMR:1.35(s,9H,(C 33 )、
2.5(t,2H,C 2 CO)、2.7−2.9(複
合,4H,C 2 −Ar−C 2 )、3.5(q,2
H,C 2 N)、6.65(q,1H,フリル−4
)、7.05(q,1H,フリル−3)、7.15
(q,4H,フェニル−)、7.4−7.6((複
合,1H,N)、7.85(d,1H,フリル−5
)、8.0−8.4(br d,2H,N 2 );m
/e450(M+H)+ . 必要な2−[4−(2−t−ブトキシカルボニルエチ
ル)フェニル]エチルアミンはジャーナル オブ メデ
ィシナル ケミストリィ(Journal ofMed
icinal Chemistry),1990,
,1919−1924に述べられているように製造し
た。
【0160】[例76]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−[2−(4−ハイドロキシフェニルアセトア
ミド)−エチル]アミノ[1,2,4]−トリアゾロ
[1,5−a][1,3,5]トリアジン、無柱状結晶
(エタノールから結晶化)、 m.p.242−245℃(分解);微量分析、実測
値:C,54.7;H,4.9;N,28.8%;C18
1883 計算値:C,54.8;H,4.6;
N,28.4%;NMR:3.1−3.5(複合,6
H,3C 2 )、6.65(複合,3H,フェニル−
+フリル −4)、7.05(複合,3H,フェニル
+フリル−3)、7.3−7.5(br t,1
H,N)、7.85(q,1H,フリル−5)、
7.95(br t,1H,N)、8.0−8.5
(br d,2H,N 2 )、9.15(br s,1
H,O);m/e395(M+H)+ . 出発物質のアミンは次のように製造した: 1,2−ジアミノエタン(50ml)中エチル 4−ヒ
ドロキシフェニルアセテート(18g)の溶液を一晩還
流加熱した。溶媒を真空下で除去し、残渣にアセトニト
リルを加えて摩砕し、固体(12.4g)を得た。これ
をアセトニトリル/エタノール混合物(1:1v/v)
から結晶化し、2−アミノエチル(4−ヒドロキシフェ
ニル)アセトアミドを無色結晶、m.p.168〜17
0℃として得た、これはTLCによって本質的に純粋で
あり、さらに特性化(characterizatio
n)することなく用いた。
【0161】[例77]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(3−フェニル−2−trans−プロペニ
ル)アミノ−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−
a][1,3,5]トリアジン、淡黄色柱状結晶(2−
プロパノから結晶化)、m.p.184−187℃、再
凝固,m.p.218−220℃;微量分析、実測値:
C,61.2;61.1;H,4.2;4.3;N,2
9.3;29.3; C17157 O 計算値:C,6
1.2;H,4.5;N,29.4%;NMR:4.3
(br s,2H,C 2 )、6.2−6.4(d
t,1H,CCH2)、6.5(d,1H,C
r)、6.65(q,1H,フリル −4)、7.0
5(d,1H,フリル−3)、7.2−7.5(複
合,5H,フェニル )、7.6−7.8(複合,1
H,N)、7.85(q,1H,フリル−5)、
8.0−8.6(br d,2H,N 2 );m/e3
34(M+H)+
【0162】[例78]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(2−メトキシエチルアミノ−[1,2,
4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリア
ジン、淡黄色柱状結晶(エタノールから結晶化)、 m.p.198−200℃;微量分析、実測値:C,4
8.4;H,4.9;N,35.2%; C11137
2 計算値:C,48.0;H,4.8;N,35.
6%;NMR:3.25(s,3H,C 3 O)、3.
45(s,4H,C 2 2 )、6.65(q,1
H,フリル−4)、7.05(d,1H,フリル−3
)、7.3−7.5(br d,1H,N)、7.
8(q,1H,フリル−5)、8.0−8.4(br
d,2H,N);m/e276(M+H)+
【0163】[例79]:7−アミノ−5−シクロペン
チルアミノ−2−(2−フリル)−[1,2,4]−ト
リアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、無
色柱状結晶(エタノールから結晶化)、 m.p.151−154℃;微量分析、実測値:C,5
5.1;H,5.4;N,34.1%; C13157
O 計算値:C,54.7;H,5.3;N,34.4
%;NMR:1.4−2.0(複合,8H,シクロペン
チル−C 2 )、4.1−4.3(複合,1H,C
N)、6.65(q,1H,フリル−4)、7.05
(d,1H,フリル−3)、7.3−7.5(複合,
1H,N)、7.85(d,1H,フリル−5)、
7.9−8.4(br d,2H,N 2 );m/e2
86(M+H)+
【0164】[例80]:7−アミノ−5−[2−(4
−t−ブトキシカルボニルメトキシ)フェニルエチル]
アミノ−2−(2−フリル−[1,2,4]−トリアゾ
ロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、無色のふ
わふわした結晶(エタノールから結晶化)、 m.p.199−200℃;微量分析、実測値:C,5
8.4;H,5.5;N,21.7%; C22257
4 計算値:C,58.5;H,5.6;N,21.7
%;NMR:1.4(s,9H,t−ブチル−)、
2.8(t,2H,ArC 2 )、3.45(複合,2
H,C 2 N)、4.6(s,2H,C 2O)、6.
65(q,1H,フリル−4)、6.8(d,2H,
フェニル−)、7.05(d,1H,フリル−3
)、7.15(d,2H,フェニル−)、7.3−
7.5(複合 1H,N)、7.85(d,1H,フ
リル−5)、8.0−8.4(br d,2H,N
2 );m/e452(M+H)+ . 必要な2−[4−(2−t−ブトキシカルボニルメトキ
シ)フェニル]−エチルアミンはジャーナル オブ メ
ジィシナル ケミストリィ,1990,33,1919
〜1924に述べられているように製造した。
【0165】[例81]:4−(2−アミノエチル)フ
ェノール(2.74g)をアセトニトリル(150m
l)中7−アミノ−2−(2−フリル)−5−メチルス
ルホニル−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン(1.4g)の攪拌懸濁液に
加え、一晩攪拌を続けた。溶媒を蒸発し、残渣をシリカ
(100g)上でのクロマトグラフィーによって精製
し、メタノール(50%v/v)含有ジクロロメタンに
よって溶離した。得られた固体(1.23g)を酢酸エ
チルから結晶化して、7−アミノ−2−(2−フリル)
−5−[2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]アミ
ノ[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,
3,5]トリアジン、m.p.225−227℃を製造
した; 微量分析、実測値:C,56.7;H,4.6;N,2
9.4%; C161572 計算値:C,57.
0;H,4.5;N,29.1%;NMR:2.73
(t,2H,C 2 Ar)、3.41(t,2H,NH
2 6.66(複合、3H,2フェニル−とフリ
ル−4)、7.02(複合、3H,2フェニル−
フリル−3)、7.40(br t,1H,−N
−)、7.82(q,1H,フリル−5)、8.0−
8.4(br d,2H,NH2 )及び9.1(s,1
,O);m/e333(M+H)+
【0166】[例82]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−[2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]
アミノ−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン(1g、例81に述べたよう
に製造)をジクロロメタン(20ml)中に懸濁させ、
トリフルオロ酢酸(20ml)を攪拌しながら加えた。
ヒパロイルクロリド(0.4ml)を周囲温度において
滴下した。混合物を2時間攪拌した後、ジクロロメタン
とトリフルオロ酢酸を真空下で除去した。残渣をシリカ
(100g)上でクロマトグラフィーによって精製し、
メタノール(50%v/v)含有ジクロロメタンで溶離
した。得られた固体(1.2g)をトルエンから結晶化
し、最後にイソプロパノール(25ml)から結晶化し
て、7−アミノ−2−(2−フリル)−5−[2−(4
−ピバロイルオキシフェニル)エチル]アミノ[1,
2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]ト
リアジンを固体m.p.208〜210℃として得た; 微量分析、実測値:C,59.6;H,6.1;N,2
1.7%; C212473 0.5C37 OH
計算値:C,59.9;H,6.0;N,21.7%;
NMR:1.06(d,ca,3H,(C 32 CH
OH)、1.3(s,9H,C 3 C)、2.9(t,
2H,C 2 Ar)、3.55(t,2H,C 2
N)、3.80(7重 ca 0.5H,(C 32
OH)、6.68(dd,1H,フリル−4)、
7.01及び7.30(A22 パターン4H,フェニ
ル−)、7.08(d,1H,フリル−3H)及び
7.82(d,1,フリル−5);m/e422
(M+H)+
【0167】例83〜109 例1に述べた方法と同じ方法を用いて、但しフェノール
の代りに適当なアルコールを用いて、下記の式I化合物
を製造した: [例83]:7−アミノ−2−(2−フリル)−5−
(3−メチルフェノキシ)−[1,2,4]−トリアゾ
ロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、イソプロ
パノールから白色固体、m.p.221〜223℃とし
て; 微量分析、実測値:C,58.5;H,3.9;N,2
7.4%; C151262 計算値:C,58.
4;H,3.9;N,27.3%;NMR:2.35
(s,3H,ArC 3 )、6.68(dd,1H,フ
リル −4)、7.0−7.4(複合,5H,4フェ
ニル−,フリル−3)、7.89(s,1H,フリ
ル−5)及び8.94(d,2H,N 2 );m/e
309(M+H)+
【0168】[例84]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(2−メチルプロピルオキシ)−[1,2,
4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリア
ジン、トルエンから白色固体、m.p.184〜185
℃として; 微量分析、実測値:C,52.9;H,5.2;N,3
0.3%; C121462 計算値:C,52.
5;H,5.1;N,30.6%;NMR:0.99
(d,6H,C 3 )、2.05(m,1H,C(C
32 )、4.10(d,2H,OC 2 )、6.6
8(dd,1H,フリル−4H)、7.11(d,1
H,フリル−3)、7.89(d,1H,フリル−5
)、及び8.75(brs,2H,NH2 );m/e
275(M+H)+
【0169】[例85]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(3−ピリジルオキシ)−[1,2,4]−
トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、
無色結晶(エタノールから結晶化)、 m.p.287−290℃(分解);微量分析、実測
値:C,53.2;H,3.0;N,33.0%; C
13972 計算値:C,52.8;H,3.1;
N,33.2%;NMR:6.70(dd,1H,フリ
ル−4)、7.22(dd,1H,フリル−3)、
7.52(dd,1H,ピリジル−5)、7.75
(d,1H,ピリジル−4)、7.92(s,1H,
フリル−5)、8.52(複合,2H,ピリジル−2
とピリジル−6)及び9.03(br s,2H,
NH2 );m/e296(M+H)+
【0170】[例86]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(3−[1,2,5−チアジアゾルオキシ]
−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,
3,5]トリアジン、エタノールから白色固体、 m.p.273−5℃として;微量分析、実測値:C,
39.8;H,1.9;N,36.9%; C106
82 S 計算値:C,39.7;H,2.0;N,3
7.1%;NMR:6.70(dd,1H,フリル−4
)、7.16(d,1H,フリル−3)、7.91
(d,1H,フリル−5)、8.85(s,1H,チ
アジアゾリル−4)及び9.21(br s,2H,
2 );m/e303(M+H)+ . 出発物質をジャーナル オブ オーガニック ケミスト
リーJournalof Organic Chem
istry),32,2828,(1967)に述べら
れているように製造する。
【0171】[例87]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(3−トリフルオロメチルフェノキシ)−
[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,
5]トリアジン、イソプロパノールからの結晶固体、 m.p.236−238℃として;微量分析、実測値:
C,49.6;H,2.3;N,22.9%; C15
9362 計算値:C,49.7;H2.5;
N,23.2%;NMR:6.70(dd,1H,フリ
ル−4)、7.13(d,1H,フリル−3)、
7.55−7.75(複合,4H,フェニル−)、
7.91(s,1H,フリル−5)及び9.03(b
r s,2H,NH2 );m/e362M+
【0172】[例88]:7−アミノ−5−(3−クロ
ロフェノキシ)−2−(2−フリル)−[1,2,4]
−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジ
ン、酢酸エチルから無色針状結晶、 m.p.236−238℃として;微量分析、実測値:
C,50.9;H,2.6;N,25.6%; C14
9 ClN62 計算値:C,51.1;H,2.7;
N,25.6%;NMR:6.57(dd,1H,フリ
ル−4)、7.1−7.4(複合,5H,フェニル−
とフリル−3)、7.70(s,1H,フリル−5
)及び8.25(d,2H,N 2 )m/e328M
+
【0173】[例89]:7−アミノ−5−(2−エチ
ルスルフィニルエトキシ)−2−(2−フリル)−
[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,
5]トリアジン、エタノールからの白色固体、 m.p.235−5℃として;微量分析、実測値:C,
45.0;H,4.3;N,26.4%; C1214
63 S 計算値:C,44.7;H4.3;N,2
6.1%;NMR:1.22(t,3H,C 3 )、
2.7−3.3(m,4H,C 2 S(O)C 2 )、
4.66(m,2H,OC 2 )、6.70(dd,1
H,フリル−4)、7.14(d,1H,フリル−3
)、7.90(s,1H,フリル−5)及び8.8
4(br d,2H,N 2 );m/e323(M+
H)+ . 出発物質のアルコールは次のように製造した: メタノール/水混合物(2:1v/v)中2−エチルチ
オエタノール(10.6g)の溶液に、過ヨウ素酸ナト
リウム(sodium metaperiodate)
(21.4g)を加え、混合物を2時間還流加熱した。
次に懸濁液を冷却し、濾過して、濾液を真空蒸発させ
た。残渣を蒸留して、2−エチルスルフィニルエタノー
ルを無色油状物、b.p.125〜126℃(0.5m
mHg)として得た。NMR:1.35(t,3H,C
3 )、2.7−3.0(m,4H,C 2 S(O)C
2 )、4.05(m,2H,C 2 O)、4.45
(s,1H,O);m/e123(M+H)+
【0174】[例90]:7−アミノ−5−(2−クロ
ロフェノキシ)−2−(2−フリル)−[1,2,4]
−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジ
ン、エタノールからの白色固体、 m.p.271−273℃として;微量分析、実測値:
C,51.2;H,2.7;N,25.4%; C14
9 ClN62 計算値:C,51.1;H,2.7;
N,25.6%;NMR:6.68(dd,1H,−4
H)、7.11(d,1H,フリル−3)、7.3−
7.7(複合,4H,フェニル−)、7.89(s,
1H,フリル−5)及び9.05(br s,2H,
2 );m/e329(M+H)+
【0175】[例91]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェ
ノキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、エタノールからの白色結
晶、 m.p.312−314℃として;微量分析、実測値:
C,43.9;H,1.4;N,21.9%; C14
5562 計算値:C,43.7;H,1.3;
N,21.9%;NMR:6.70(dd,1H,フリ
ル−4)、7.14(d,1H,フリル−3)、
7.92(s,1H,フリル−5)及び9.27(b
r s,2H,N 2 );m/e385(M+H)+
【0176】[例92]:7−アミノ−5−(3−シア
ノフェノキシ)−2−(2−フリル)−[1,2,4]
−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジ
ン、エタノールからの白色固体、 m.p.>300℃として;微量分析、実測値:C,5
6.6;H,2.9;N,30.6%; C1597
2 計算値:C,56.4;H,2.8;N,30.
7%;NMR:6.70(dd,1H,フリル−4
)、7.13(d,1H,フリル−3)、7.4−
7.85(複合,4H,フェニル−)、7.91
(s,1H,フリル−5)及び9.06(d,2H,
NH2 );m/e320(M+H)+
【0177】[例93]:7−アミノ−5−(4−
ジメチルアミノスルホニルフェノキシ)−2−(2−フ
リル)−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、無色結晶、 m.p.272−274℃(分解);微量分析、実測
値:C,47.6;H,3.8;N,23.3%;H2
O 1.3%; C161574 S 0.33C2
5 OH,0.33H2 O 計算値:C,47.4;H,
4.1;N,23.2%;H2 O,1.4%; NM
R:2.67(s,6H,N(C 32)、6.70
(dd,1H,フリル−4)、7.13(d,1H,
フリル−3)、センター 7.5(A22 パター
ン,4H,フェニル−)、7.91(s,1H,フリ
ル−5)、及び9.04(d,2H,N 2 );m/
e402(M+H)+ . フェノール出発物質は次のように製造した: 4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(20
g)を塩化チオニル(200ml)中で2 12 時間還
流加熱した。溶媒を真空下で除去し、残渣をトルエンと
共沸蒸留してから、工業用メチル化アルコール(ind
ustrialmethylated spirit)
(200ml)中ジメチルアミンの溶液で処理した。シ
リカ上でのクロマトグラフィーによる精製(ジクロロメ
タン/メタン(99:1v/v)により溶離)によっ
て、N,N−ジメチル−4−ヒドロキシベンゼンスルホ
ンアミドを無色針状結晶(水から結晶化)、m.p.8
2〜84℃として得た; NMR:2.55(s,6H,2C 3 )、6.95
(d,2H,フェニル−)、7.55(d,2H,フ
ェニル −)、10.5(s,1H,O);m/e
202(M+H)+
【0178】[例94]:7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−(2−ニトロフェノキシ)−[1,2,4]
−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジ
ン、淡黄色固体、 m.p.303−305℃(分解);微量分析、実測
値:C,49.7;H,2.6;N,28.5%; C
14974 計算値:C,49.6;H,2.6;
N,28.9%; NMR:6.70(dd,1H,フ
リル−4)、7.21(d,1H,フリル−3)、
7.59(複合,2H,フェニル−5と6)、7.
85(dd,1H,フェニル−4)、7.91(s,
1H,フリル−5)、8.20(dd,1H,フェニ
ル−3)及び9.15(d,2H,NH2 );m/e
340(M+H)+
【0179】[例95]:7−アミノ−5−(2−メト
キシカルボニルフェノキシ)−2−(2−フリル)−
[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,
5]トリアジン、メタノールからの固体、 m.p.287−288℃として;微量分析、実測値:
C,54.4;H,3.2;N,23.6%; C16
1264 計算値:C,54.5;H,3.4;N,
23.9%; NMR:3.67(s,3H,CO2
3 )、6.69(dd,1H,フリル−4)、7.
12(d,1H,フリル−3)、7.3−7.8(複
合,3H,フェニル−)、7.90(s,1H,フリ
ル−5)及び9.00(d,2H,N 2 )。
【0180】[例96]:7−アミノ−5−(4−メト
キシカルボニルフェノキシ)−2−(2−フリル)−
[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,
5]トリアジン、エタノールからの白色固体、 m.p.293−5℃として(分解);微量分析、実測
値:C,54.6;H3.6;N,23.5%; C16
1264 計算値:C,54.5;H,3.4;
N,23.9%; NMR:3.88(s,3H,CO
2 3 )、6.70(dd,1H,フリル−4)、
7.13(d,1H,複合 3)、7.41−8.0
5(A22 パターン,4H,フェニル−)、7.9
0(s,1H,フリル−5)、及び9.04(d,2
H,N 2 );m/e353(M+H)+
【0181】[例97]:7−アミノ−5−(3−メト
キシカルボニルフェノキシ)−2−(2−フリル)−
[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,
5]トリアジン、エタノールから白色固体、 m.p.226−228℃として;微量分析、実測値:
C,52.7;H3.6;N,22.5;H2 O,3.
7%; C161264 0.1 C25OH
(0.75H2 O) 計算値:C,52.5;H,3.
8;N,22.7;H2 O,3.6%; NMR:3.
86(s,3H,CO2 3 )、6.68(dd,1
H,フリル−4)、7.12(d,1H,フリル−3
)、7.5−7.9(複合,5H,4フェニル−
及びフリル−5)及び9.00(d,2H,N
2 );m/e353(M+H)+
【0182】[例98]:7−アミノ−5−(4−メト
キシカルボニルメチルフェノキシ)−2−(2−フリ
ル)−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、エタノールから白色固体、 m.p.234−236℃として;微量分析、実測値:
C,55.7;H4.0;N,22.7%; C1714
64 計算値:C,55.7;H,3.8;N,2
3.0; NMR:3.65(s,3H,CO2
3 )、3.71(s,2H,C 2 COCH3 )、6.
68(dd,1H,フリル−4)、7.10(d,1
H,フリル−3)、7.13と7.33(A22
ターン,4H,フェニル−)、7.88(d,1H,
フリル−5)及び8.96(d,2H,N 2 );m
/e367(M+H)+ . フェノール出発物質は次のように製造した: メタノール中の4−ヒドロキシフェノキシ酢酸(33.
6g)の溶液を塩化水素ガスによって処理し、室温に一
晩放置した。溶媒を真空下で除去し、残渣を酢酸エチル
中に入れた。この溶液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液
(2×100ml)と生理的食塩水(100ml)によ
って、連続的に洗浄し、乾燥し(MgSO4 )、溶媒を
蒸発し、メチル4−ヒドロキシフェノキシアセテートを
無色結晶塊、m.p.112−114℃として得た; NMR:3.8(s,3H,C 3 )、4.55(s,
2H,C 2 )、6.75(s,4H,フェニル−
)、6.8−7.8(br s,1H,O);m/
e200(M+NH4+
【0183】[例99]:7−アミノ−5−(4−メト
キシカルボニルメトキシフェノキシ)−2−(2−フリ
ル)−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、エタノールから白色固体、 m.p.265−267℃として;微量分析、実測値:
C,53.8;H3.7;N,21.6%; C1714
64 計算値:C,53.4;H,3.7;N,2
2.0%; NMR:3.72(s,3H,CO2
3 )、4.81(s,2H,OC 2 )、6.69及び
7.15(A22 パターン,4H,フェニル−)、
7.10(d,1H,フリル−3)、7.89(s,
1H,フリル−5)及び8.94(d,2H,N
2 );m/e383(M+H)+
【0184】[例100]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(4−(1−プロピル)アミノカルボニル
−メトキシフェノキシ)−[1,2,4]−トリアゾロ
[1,5−α][1,3,5]トリアジン、エタノール
からの白色固体、 m.p.203−205℃として;微量分析、実測値:
C,55.8;H4.8;N,23.8%; C1919
74 計算値:C,55.7;H,4.7;N,2
4.0%; NMR:0.85(t,3H,CO2
3 )、1.47(m,2H,C 2 CH3 )、3.11
(q,2H,C 2 N)、4.47(s,2H,OC
2 )、6.67(dd,1H,フリル−4)、6.9
8及び7.14(A22 パターン,4H,フェニル−
)、7.10(d,1H,フリル−3)、7.87
(s,1H,フリル−5)、8.03(t,1H,N
)及び8.82(d,2H,N 2 );m/e410
(M+H)+ . 必要なフェノール出発物質は次のように製造した: メタノール(50ml)中の1−プロピルアミン(4.
1ml)とメチル4−ヒドロキシフェノキシアセテート
(3.64g)の溶液を周囲温度において72時間放置
した。溶媒を真空下で蒸発させて、残渣を酢酸エチル中
に入れた。溶液を1MHCl(2×25ml)とブライ
ン(brine)(30ml)によって、連続的に洗浄
し、次に乾燥し(MgSO4 )、溶媒を蒸発させて、N
−(1−プロピル)−4−ヒドロキシフェノキシアセト
アミドを赤色油状物として得た、NMR:0.95
(t,3H,C 3 )、1.55(m,2H,C
2 )、3.3(q,2H,C 2 N)、4.4(s,2
H,C 2 O)、6.5−6.7(br s,1H,O
)、6.8(s,4H,フェニル−);m/e22
7(M+NH4+ ,210(M+H)+
【0185】[例101]:7−アミノ−5−[4−
(〔N−ジメチルアミノエチル−N−メチル〕アミノカ
ルボニルメトキシ)フェノキシ]−2−(2−フリル)
−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,
3,5]トリアジン、エタノールから固体、m.p.1
92−4として; 微量分析、実測値:C,55.9;H5.7;N,2
4.8%; C212484 計算値:C,55.
7;H,5.3;N,24.8; NMR:2.2
(d,6H,N(C 32 )、2.47(m,2H,
2 N(C 32 )、2.86及び3.02(s,
3H,NC 3 ロータマー)、3.41(m,2H,
CONC 2 )、4.83(d,2H,OC 2 )、
6.68(dd,1H,フリル−4)、6.95及び
7.13(A22 パターン,4H,フェニル−)、
7.12(s,1H,フリル−3)、7.88(m,
1H,フリル−5)及び8.95(d,2H,N
2 );m/e453(M+H)+ . 必要なフェノール出発物質は次のように製造した: メタノール(50ml)中のメチル4−ヒドロキシフェ
ノキシアセテート(3.64g)とN,N,N′−トリ
メチルエチレンジアミン(5.1g)の溶液を24時間
還流加熱した。次に溶媒を真空蒸発させて、残渣をシリ
カ上でのクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノ
ール9:1v/vにより溶離)によって精製して、N−
(4−ヒドロキシフェノキシアセチル)−N,N′,
N′−トリメチルエチレンジアミンを淡褐色油状物とし
て得た。 NMR:2.3(s,6H,2C 3 )、2.5(t,
2H,C 2 NMe2)、3.0(d,3H,C
3 )、3.5(m,2H,C 2 )、4.5−4.7
(d,2H,C 2 O)、6.6−6.8(m,4H,
フェニル−);m/e253(M+H)+
【0186】例102 無水酢酸中の7−アミノ−2−(2−フリル)−5−フ
ェノキシ−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン(950mg)の溶液を1.
5時間還流加熱した。次に、溶媒を真空蒸発させ、残渣
をシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製し、酢
酸エチル(5%v/v)含有ジクロロメタンによって溶
離した。これによって得られた非晶質固体をトルエンか
ら結晶化して、7−アセチルアミノ−2−(2−フリ
ル)−5−フェノキシ−[1,2,4]−トリアゾロ
[1,5−a][1,3,5]トリアジンを無色柱状結
晶、m.p.168−170℃として得た; 微量分析、実測値:C,60.9;H4.2;N,2
2.6%; C161263 0.45 C78
計算値:C,60.9;H,4.1;N,22.3%;
NMR:2.3(d,3H,等価,トルエン C
3 )、2.35(s,3H,C 3 CO)、6.7
(q,1H,フリル−4H)、7.1−7.6(複合,
6H,フリル−3+フェニル−+トルエン)、7.
95(d,1H,フリル−5H)、11.5(br
s,1H,N);m/e336(M+ ).
【0187】例103〜109 例1に述べた方法と同様な方法を用いて、但しフェノー
ルの代りに適当なアルコールを用いて、下記の式I化合
物を製造した: [例103]:7−アミノ−5−(4−N−シクロヘキ
シルアミノカルボニルメチルフェノキシ)−2−(2−
フリル)−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、エタノールから白色固体、
m.p.294−297℃として; 微量分析、実測値:C,60.5;H5.4;N,2
2.4;H2 O,0.8%; C222373 (0.
2)H2 O 計算値:C,60.5;H,5.4;N,
22.4;H2 O,0.8%; NMR:1.0−1.
8(複合,10H,−C 2 −)、3.40(s,2
H,C 2 CO)、3.52(m,1H,CN)、
6.69(dd,1H,フリル−4)、7.11
(d,1H,フリル−3)、7.15及び7.30
(A22 パターン,4H,フェニル−)、7.90
(m,1H,フリル−5)、7.95(d,1H,N
)、8.97(d,2H,NH2 );m/e434
(M+H)+
【0188】[例104]:7−アミノ−5−[4−
(N−ジメチルアミノエチル−−メチルアミノ−カル
ボニルメチル)フェノキシ]−2−(2−フリル)−
[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,
5]トリアジン、イソプロパノールから塩酸塩として、
例1に述べた方法と同様な方法によって製造した、クロ
マトグラフィー精製遊離塩基をメタノール中に溶解し、
エーテル性(ethereal)塩化水素によって処理
し、溶媒を蒸発させ、残渣をイソプロパノールから結晶
化した; 微量分析、実測値:C,52.4;H5.9;N,2
2.0;Cl,6.9;H2 O,1.6%; C2124
83 HCl 0.3 C37 OH 0.5H2
計算値:C,52.6;H,5.6;N,22.4;
Cl,7.1;H2 O 1.8%; NMR:2.77
(s,6H,N(C 32 、3.3(s,3H,N−
3 )、3.23(t,2H,C 2+ )、3.7
5(複合,4H,C 2 N,C 2 CO)、6.69
(dd,1H,フリル−4)、7.12(d,1H,
フリル−3)、7.15及び7.31(A22 パタ
ーン,4H,フェニル−)、7.90(m,1H,フ
リル−5)、9.00(d,2H,N 2 )及び1
0.5(br s,1H,N+ )m/e437(M+
H)+ . フェノール出発物質を例102に述べた方法と同様な方
法によって、但し1−プロピルアミンの代りにN−N′
−N′−トリメチルエチレンジアミンを用いて製造し、
生成物をTLCによって本質的に純粋な淡黄色油状物と
して得、これを直接用いた。
【0189】[例105]:7−アミノ−2−(2−フ
リル−5−(4−[メトキシカルボニルエチル]フェノ
キシ−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、エタノールから白色結晶、
m.p.245〜247℃として; 微量分析、実測値:C,56.9;H4.4;N,2
2.3; C181664 計算値:C,56.8;
H,4.2;N,22.1%; NMR:2.67
(t,2H,C 2 フェニル)、2.90(t,2H,
2 CO)、3.61(s,3H,CO2 3 )、
6.70(dd,1H,フリル−4)、7.11
(d,1H,フリル−3)、7.15及び7.29
(A22 パターン,4H,フェニル−)、7.90
(d,1H,フリル−5)及び8.95(d,2H,
2 );m/e381(M+H)+
【0190】[例106]:7−アミノ−5[4−(3
−〔N−シクロペンチルカルバモイル〕エチル)−フェ
ノキシ]−2−(2−フリル)−[1,2,4]−トリ
アゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、エタ
ノールから固体、m.p.257〜259℃として; 微量分析、実測値:C,60.8;H5.3;N,2
2.3; C222373 計算値:C,61.0;
H,5.3;N,22.6%; NMR:1.2−1.
9(複合,8H,C 2 −)、2.37(t,2H,C
2 CO)、2.84(t,2H,C 2 フェニル)、
3.99(m,1H,CN)、6.69(dd,1
H,フリル−4)、7.10(d,1H,フリル−3
)、7.15及び7.28(A22 パターン,4
H,フェニル−)、7.74(d,1H,N)、
7.89(d,1H,フリル−5)及び8.95
(d,2H,N 2 );m/e434(M+H)+ . 必要なフェノール出発物質は次のように製造した: 3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(3.
6g)とシクロペンチルアミン(15ml)との混合物
を18時間還流させた。反応混合物を次に酢酸エチル
(150ml)中に入れ、この溶液を2MHCl(4×
75ml)、水(50ml)及びブライン(50ml)
によって連続洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ
て、N−シクロペンチル−3−(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネートを褐色油状物として得た、 NMR:1.2−1.9(複合,8H,シクロペンチル
)、2.25(t,2H,C 2 )、2.7(t,
2H,C 2 )、4.7(m,1H,シクロペンチル−
)、6.65(d,2H,フェニル−)、7.0
(d,2H,フェニル−)、7.65(d,1H,N
)、9.1(s,1H,O);m/e251(M+
NH4+ ,234(M+H)+
【0191】[例107]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(2−メチルフェノキシ)−[1,2,
4]−トリアゾロ[1,5−α][1,3,5]トリア
ジン、イソプロパノールから粉末、m.p.239〜2
41℃として; 微量分析、実測値:C,58.3;H4.9;N,2
4.5%; C151262 (0.5)C37 OH
計算値:C,58.5;H,4.7;N,24.8
%; NMR:2.16(s,3H,フェニル C
3 )、6.69(dd,1H,フリル−4)、7.1
−7.4(複合,5H,フェニル−とフリル−3
);7.89(s,1H,フリル−5)及び8.9
6(d,2H,N 2 );m/e309(M+H)+
【0192】[例108]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(4−メチルフェノキシ)−[1,2,
4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリア
ジン、イソプロパノールからふわふわした結晶、m.
p.248〜250℃として; 微量分析、実測値:C,58.3;H5.5;N,2
3.5%; C151262 (0.8)C37 OH
計算値:C,58.6;H,5.2;N,23.6
%; NMR:2.32(s,3H,フェニル C
3 )、6.68(dd,1H,フリル−4)、7.1
1(d,1H,フリル−3)、7.0及び7.24
(A22 パターン,4H,フェニル−)、7.90
(s,1H,フリル−5):8.91(s,2H,N
2 );m/e309(M+H)+例109 1,2−ジメトキシエタン(25ml)中の7−アミノ
−2−(2−フリル)−5−メチルスルホニル−[1,
2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]ト
リアジン(1.4g)の攪拌懸濁液を1M水酸化ナトリ
ウム水溶液(25ml)によって処理した。室温での3
時間後に、反応混合物を1M塩酸(pH2〜3)によっ
て酸性化し、2時間攪拌した。沈殿した黄色固体を濾過
によって回収し、水で洗浄した。沸とう蒸留水からの結
晶化によって、7−アミノ−2−(2−フリル)−5−
ヒドロキシ−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−
a][1,3,5]トリアジン(0.47g)を淡黄色
固体 m.p.>300℃として得た; 微量分析、実測値:C,44.3;H2.5;N,3
8.7%; C8662 計算値:C,44.
0;H,2.8;N,38.5%; NMR:6.69
(dd,1H,furyl−4)、7.10(d,1
H,フリル−3)、7.90(d,1H,フリル−5
)、8.36(br s,2H,NH2 )及び12.
1(br s,1H,O);m/e219(M+H)
+
【0193】例110〜112 例2に述べた方法と同様な方法を用いて、適当なチオー
ルから出発して、下記式I化合物を製造した: [例110]:7−アミノ−5−(〔シクロヘキシルア
ミノカルバモニル〕メトキシチオ)−2−(2−フリ
ル)−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、イソプロパノールからの白
色固体、m.p.249〜252℃として; 微量分析、実測値:C,51.3;H5.3;N,2
6.1%; C161972 S 計算値:C,51.
5;H,5.1;N,26.3%; NMR:1.0−
1.8(複合,10H,−C 2 −)、3.51(m,
1H,NC)、3.85(s,2H,C 2 S)、
6.69(dd,1H,フリル−4)、7.14
(d,1H,フリル−3)、7.89(m,1H,フ
リル−5)、7.95(d,1H,N)及び8.8
8(d,2H,N 2 );m/e374(M+H)+ . チオール出発物質は次のように製造した: エタノール(50ml)中のエチル2−メルカプトアセ
テート(12g)とシクロヘキシルアミン(29.7
g)の溶液を周囲温度において72時間放置し、次に6
時間還流させた。溶媒を蒸発させ、残渣を酢酸エチル
(200ml)中に溶解した。この溶液を2MHCl
(3×50ml)、水(2×50ml)及びブライン
(50ml)によって連続洗浄した。粗生成物をシリカ
上でのクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノー
ル99:1v/vにより溶離)によって精製し、N−シ
クロヘキシル−2−メルカプトアセトアミドを低融点黄
褐色結晶として得た、 NMR:1.0−2.0(複合,11H,シクロヘキシ
ル −C 2 とS)、3.2(d,2H,C 2 )、
3.6−3.9(m,1H,シクロヘキシル−C)、
6.4−6.9(br d,1H,N);m/e17
4(M+H)+
【0194】[例111]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(N−ピペリジノカルボニル)−メチルチ
オ−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,
3,5]トリアジン、イソプロパノールから白色固体、
m.p.218〜220℃として; 微量分析、実測値:C,49.9;H4.8;N,2
7.3%; C151772 S 計算値:C,50.
2;H,4.7;N,27.3%; NMR:1.4−
1.7(複合,6H,−C 2 −)、3.48(m,4
H,C 2 NC 2 )、4.91(s,2H,SC
2 )、6.70(dd,1H,フリル−4)、7.1
5(d,1H,フリル−3)、7.90(m,1H,
フリル−5)、8.88(d,2H,N 2 );m/
e360(M+H)+ . チオール出発物質は例110に述べた方法と同様な方法
によって、但しシクロヘキシルアミンの代りにピペリジ
ンを用いて製造した。生成物を蒸留して、粘稠な油状物
を得、これを直接用いた。
【0195】[例112]:7−アミノ−5−([(1
−プロピル)アミノカルボニル]メチルチオ)−2−
(2−フリル−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−
a][1,3,5]トリアジン、イソプロパノールから
白色固体、m.p.203〜205℃として; 微量分析、実測値:C,46.6;H4.8;N,2
8.5%; C131572 S(0.15)C37
OH 計算値:C,46.9;H,4.7;N,28.
5%; NMR:0.84(t,3H,C 3 )、1.
43(m,2H,C 2 CH3 )、3.04(q,2
H,C 2 N)、3.87(s,2H,C 2 S)、
6.69(dd,1H,フリル−4)、7.15
(d,1H,フリル−3)、7.91(d,1H,フ
リル−5)、8.07(t,1H,N)及び8.9
0(d,2H,N 2 );m/e334(M+H)+ . チオール出発物質は例110に述べた方法と同様な方法
を用いて、但しシクロヘキシルアミンの代りに1−プロ
ピルアミンを用いて製造した。生成物を蒸留して淡黄色
の粘稠な油状物を得、これを直接用いた。
【0196】例113 水素化ナトリウム(油中50%分散液、150mg)を
ジメチルホルムアミド(10ml)中の7−アミノ−2
−(2−フリル)−5−フェノキシ−[1,2,4]−
トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン
(800mg)の攪拌溶液に加えた。混合物を泡立ちが
止まり、透明な溶液が得られるまで攪拌した。ヨードメ
タン(0.22ml)を次に加え、反応混合物を周囲温
度において一晩攪拌した。次に、水(150ml)と氷
酢酸(1.0ml)を加え、生成した水性懸濁液を酢酸
エチル(3×40ml)によって抽出した。有機抽出物
を一緒にし、水(2×40ml)とブライン(40m
l)によって洗浄し、乾燥し(MgSO4 )、蒸発させ
て、淡褐色ゴム状物(800mg)を得た。これをシリ
カ上でのクロマトグラフィーによって精製し、酢酸エチ
ル(4%v/v)含有ジクロロメタンによって溶離し
た。これによって得られた無色泡状物をテトラクロロメ
タンから結晶化して、7−エチルアミノ−2−(2−フ
リル)−5−フェノキシ−[1,2,4]−トリアゾロ
[1,5−a][1,3,5]トリアジンを無色結晶、
m.p.127〜129℃として得た; 微量分析、実測値:C,54.2,54.1;H4.
0,3.8;N,23.1,23.1;Cl,10.2
%; C161462 .0.25CCl4 計算値:
C,54.1;H,3.9;N,23.3;Cl,9.
8%; NMR:1.2(t,3H,C 3 )、3.5
4(m,2H,C 2 )、6.7(q,1H,フリル−
)、7.1(dd,1H,フリル−3)、7.2
−7.5(複合,5H,フェニル−)、7.9(q,
1H,フリル−5)、9.35(t,1H,N);
m/e322(M+ ).
【0197】例114 例113で述べた方法と同様な方法を用いて、但しヨー
ドエタンの代りにヨードメタンを用いて、7−メチルア
ミノ−2−(2−フリル)−5−フェノキシ−[1,
2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]ト
リアジンを無色のふわふわした結晶(エタノールから結
晶化)、m.p.220〜222℃として製造した; 微量分析、実測値:C,58.6;H3.7;N,2
7.4%; C151262 計算値:C,58.
4;H,3.9;N,27.3; NMR:3.0
(s,3H,C 3 )、6.7(q,1H,フリル−4
)、7.1(d,1H,フリル−3)、7.2−
7.5(複合,5H,フェニル−)、7.9(d,1
H,フリル−5)、9.25(s,1H,N);m
/e308(M+ ).
【0198】例115 例1に述べた方法と同様な方法を用いて、但しフェノー
ルの代りに適当なアルコールを用いて、7−アミノ−2
−(2−フリル)−5−(4−[N−(1−プロピル)
アミノカルボニルメチル]フェノキシ−[1,2,4]
−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン
をエタノールからの白色固体、m.p.240〜242
℃として製造した; 微量分析、実測値:C,57.7;H4.7;N,2
4.8%; C191973 計算値:C,58.
0;H,4.8;N,25.0%; NMR:0.87
(t,3H,CH2 3 )、1.45(m,2H,C
2 3 )、3.04(q,2H,NC 2 )、3.
42(s,2H,C 2 CO)、6.68(dd,1
H,フリル−4)、7.1−7.4(A22 パター
ン,4H,フェニル−)、7.88(m,1H,フリ
ル−5):8.03(t,1H,N);8.96
(d,2H,NH2 );m/e394(M+H)+ . フェノール出発物質は次のように製造した: メタノール(25ml)中N−(1−プロピル)−4−
アセトキシフェニルアセトアミド(11.4g)の溶液
に、水(50ml)中炭酸ナトリウム(2.65g)の
溶液を加え、混合物を周囲温度において一晩攪拌した。
メタノールを真空下で除去して、水性残渣をpH2に酸
性化した。生成物を酢酸エチル(3×50ml)によっ
て抽出し、有機抽出物を一緒にして、ブライン(50m
l)で洗浄し、乾燥した(MgSO4 )。溶媒を蒸発さ
せて、N−(1−プロピル)−4−ヒドロキシフェニル
アセトアミドを、TLCにより本質的に純粋な黄色油状
物として得た、 NMR:0.85(t,3H,C 3 )、1.3−1.
6(m,2H,CH2 3 )、3.15(t,3H,
2 N)、3.5(s,2H,C 2 Ar)、5.7
5(br t,1H,N)、6.85(d,2H,フ
ェニル−)、7.05(d,2H,フェニル−
(このスペクトルは酢酸エチルによるピークも含む);
m/e194(M+H)+ . 必要なN−(1−プロピル)−4−アセトキシフェニル
アセトアミドは次のように製造した: 水(50ml)中の1−プロピルアミン(9g)の氷冷
溶液に、ジエチルエーテル(100ml)中4−アセト
キシフェニルアセチルクロリド(10.6g)の溶液を
加え、混合物の温度を外部冷却によって、15〜25℃
に維持した。エーテル層を分離し、ブラインで洗浄し、
蒸発させて、N−(1−プロピル)−4−アセトキシフ
ェニルアセトアミドを、TLCによって本質的に純粋
な、淡黄色油状物として得て、これをさらに精製または
特性化することなく用いた。
【0199】例116 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、但し例47に
述べた対応5−メチル化合物から得られた7−アミノ−
2−(5−メチル−2−フリル)−5−メチルスルホニ
ル−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,
3,5]トリアジンと適当なアミンとから出発して、7
−アミノ−5−[2−(4−ヒドロキシフェニルエチ
ル)]アミノ−2−(5−メチル−2−フリル)−
[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,
5]トリアジンをエタノールから結晶固体、m.p.2
90〜292℃として得た; 微量分析、実測値:C,57.4;H5.8;N,2
4.7%; C171772 .C25 OH 計算
値:C,57.4;H,5.8;N,24.7; NMR:2.36(s,3H,C 3 )、2.72
(t,2H,NC 2 )、3.44(m,2H,C 2
−フェニル)、6.28(d,1H,フリル−4)、
6.68と7.03(A22 パターン,4H,フェニ
ル−)、6.93(d,1H,フリル−3)、7.
88(t,1H,N)、8.08(brs,2H,N
2 )及び9.12(s,1H,O);m/e352
(M+H)+
【0200】例117 エタノール性アンモニア(200ml)中の5.7−ジ
オキシ−2−(5−イソキサゾリル)−[1,2,4]
−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン
(3.5g)の溶液を周囲温度において1時間放置し
た。次に、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲル上でのク
ロマトグラフィーによって精製し、ジクロロメタン−酢
酸エチル混合物(9:1v/v)によって連続的に溶離
して、淡黄色固体(1.61g)を得た。これをエタノ
ールから結晶化して、7−アミノ−2−(5−イソキサ
ゾリル)−5−フェノキシ−[1,2,4]−トリアゾ
ロ[1,5−a][1,3,5]トリアジンを無色結
晶、m.p.255〜257℃(分解)として得た; 微量分析、実測値:C,53.0;H4.2;N,2
9.3%; C13972 .(0.75)C25
OH 計算値:C,52.8;H,4.1;N,29.
7%; NMR:7.12(d,1H,イソキサゾリル−3
)、7.2−7.6(複合,5H,フェニル−)、
8.79(d,1H,イソキサゾリル−4)及び9.
13(s,2H,N 2 );m/e296(M+H)
+ . 出発物質は次のように製造した: (a)ジクロロメタン中の5−イソキサゾリルクロリド
(6.6g)の溶液を0℃のジクロロメタン中2,4−
ジフェノキシ−6−ヒドラジノ−[1,3,5]トリア
ジン(15g)の攪拌溶液に加えた。周囲温度において
2時間攪拌した後に、有機溶液を水(×2)、ブライン
(×1)で洗浄し、乾燥し、蒸発させて、黄色泡状物
(18.0g)を得た。残渣をトルエンから結晶化し
て、淡黄色結晶(11.0g)を得、これを直接用い
た。 (b)トルエン(250ml)中の五酸化リン(20
g)と工程(a)の生成物(8.0g)の懸濁液を18
時間還流加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣を水とジクロ
ロメタンに分配した。有機溶液を水、飽和炭酸水素ナト
リウム溶液、水及びブラインによって洗浄し、乾燥し、
蒸発させて、5,7−ジフェノキシ−2−(5−イソキ
サゾリル)−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−
a][1,3,5]トリアジン(3.6g)を褐色固体
として得た。
【0201】例118 ジメチルホルムアミド(40ml)中の7−アミノ−2
−(2−フリル)−5−フェノキシ−[1,2,4]−
トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン
(1.01g)とチラミン(1.43g)の溶液を10
0℃において、フェノキシ出発物質の大部分が消失した
ことを分析が示すまで(2−3時間)攪拌した。溶媒を
真空下で除去し、残渣をシリカ(100g)上でのクロ
マトグラフィーによって精製し、酢酸エチルによって溶
離した。得られた固体(1.3g)を酢酸エチルから結
晶化して、7−アミノ−2−(2−フリル)−5−〔2
−(4−ヒドロキシフェニルエチル〕−アミノ−[1,
2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]ト
リアジンを無色柱状結晶、m.p.222〜225%と
して得た; 微量分析、実測値:C,56.6;H,5.1;N,2
6.4%; C161572 .0.33 C48
2 計算値:C,56.8;H,4.8;N,26.7
%; NMR:2.75(t,2H,C 2 Ar)、
3.4(t,2H,C 2 N)、6.7(複合,3H,
フリル−4+フェニル−)、7.05(複合,3
H,フリル−3+フェニル−)、7.4−7.6
(dt,1H,N)、7.85(d,1H,フリル−
)、8.0−8.5(br d,2H,N 2 )、
9.15(s,1H,O)、スペクトルは酢酸エチル
(0.33mole)によるシグナルも含む。m/e3
38(M+H)+
【0202】必要な5−フェノキシ出発物質は例117
に述べた方法と同様な方法で、但し、5,7−ジフェノ
キシ−2−(2−フリル)−[1,2,4]−トリアゾ
ロ[1,5−a][1,3,5]トリアジンから出発し
て製造した; m.p.246〜248℃(酢酸エチルから結晶化);
微量分析、実測値:C,64.8;H,3.3;N,1
9.2%; C201353 計算値:C,64.
7;H,3.5;N,18.9%; NMR:6.7
(dd,1H,3−furyl );7.2−7.7
(複合,11H,4−フリル とフェニル);8.
0(d,1H,5−フリル );m/e372(M+
H)+
【0203】必要な5,7−フェノキシ出発物質は例1
17(b)に述べた方法と同様な方法と同様な方法によ
って、但しN−2−(4,6−ジフェノキシ)−[1,
3,5]−トリアジニル−N′−(2−フロイル)から
出発して製造した、 m.p.182〜184℃(2−プロパノールから結晶
化);微量分析、実測値:C,61.4;H,3.8;
N,17.7%; C201554 計算値:C,6
1.7;H,3.9;N,18.0%; NMR:6.
65(dd,1H,3−フリル );7.0−7.6
(複合,11H,4−フリル−,フェニル−);
7.9(d,1H,5−フリル−);9.95(br
s,1H,N);10.35(br s,1H,N
);m/e390(M+H)+ . 必要なヒドラジン出発物質は例117(b)に述べた方
法と同様な方法によって、但しイソキサゾリル−5−カ
ルボニルクロリドの代りに2−フロイルクロリドを用い
て製造した;
【0204】例119 1,2−ジメトキシエタン(120ml)と1.8−ジ
アザビシクロ〔5.4.0〕ウンデク−7−エン(DB
U,2.8ml)中の7−アミノ−2−(2−フリル)
−5−メチルスルホニル−ピラゾロ[2,3−a]
[1,3,5]トリアジン(4.6g)の懸濁液にフェ
ノール(4.7g)を加えた。混合物を1時間還流加熱
した。溶媒を真空下で除去し、残渣をシリカ(250
g)上でのクロマトグラフィーによって精製し、酢酸エ
チル(4%v/v)含有ジクロロメタンによって溶離し
て、無色非晶質固体(1.25g)を得た。これをエタ
ノールから結晶化して、7−アミノ−2−(2−フリ
ル)−5−フェノキシ−ピラゾロ[2,3−a][1,
3,5]トリアジン(0.9g)を無色針状結晶、m.
p.275〜277℃として得た; 微量分析、実測値:C,61.8;H,3.7;N,2
4.1%; C151152 計算値:C,61.
4;H,3.8;N,23.9%; NMR:6.4
(s,1H,=C−)、6.65(q,1H,フリル
−4)、7.0(q,1H,フリル−3)、7.2
(m,3H,フェニル−)、7.4(m,2H,フェ
ニル−)、7.8(q,1H,フリル−5)、8.
4−8.8(d,2H,N 2 );m/e294(M+
H)+
【0205】必要なメチルスルフィニル出発物質は次の
ように製造した: ジクロロメタン(50ml)中の7−アミノ−2−(2
−フリル)−5−メチルチオ−ピラゾロ[2,3−a]
[1,3,5]トリアジン(4.3g)の冷却溶液に、
ジクロロメタン(100ml)中3−クロロ過安息香酸
(15g,50%w/w)の溶液を加え、水層を廃棄し
た。反応混合物を周囲温度まで温度上昇させ、16時間
攪拌した。溶媒を真空下で除去し、残渣にエタノールを
加えて摩砕した。形成された固体を濾過によって回収
し、エタノールで洗浄し、乾燥して、乳白色固体(1
9.4g)を獲た。この物質をエタノールから結晶化し
て、7−アミノ−2−(2−フリル)−5−メチルフル
ホニル−ピラゾロ[2,3−a][1,3,5]トリア
ジンを結晶固体、m.p.215〜219℃として得
た; 微量分析、実測値:C,42.9;H,3.4;N,2
4.7%; C10953 S 計算値:C,43.
0;H,3.2;N,25.0%; NMR:3.3
(s,3H,CH3 SO2 −)、6.6(d,1H,フ
リル−4)、6.8(s,1H,ピラゾール−3
)、7.1(d,1H,フリル−3)、7.7
(d,1H,フリル−5);m/e280(M+H)
+
【0206】出発物質のメチルチオ化合物自体は次のよ
うに製造した: 3−アミノ−5−(2−フリル)ピラゾール(3.0
g;メイブリッジ ケミカル カンパニー社(Mayb
ridge Chemical CompanyLt
d.)、チンタゲル,コーンウォール社から入手)とジ
メチル N−シアノジチオイミノカルボネート(3.2
g)との密接な混合物を180℃において5分間加熱し
た。反応混合物を冷却し、形成された固体をエタノール
から結晶化して、7−アミノ−2−(2−フリル)−5
−メチルチオ−ピラゾロ[2,3−a][1,3,5]
トリアジンを無色結晶固体、m.p.234〜236℃
として得た; 微量分析、実測値:C,48.9;H,3.7;N,2
8.0%; C1095 OS 計算値:C,48.
6;H,3.6;N,28.3%; NMR:2.5
(s,3H,C 3 S)、6.5(s,1H,ピラゾー
ル−C)、6.7(q,1H,フリル−4)、7.
0(q,1H,フリル−3)、7.8(q,1H,フ
リル−5)、8.2−8.7(br d,2H,NH
2 );m/e247(M+ ).
【0207】例120 1,2−ジメトキシエタン(50ml)中の7−アミノ
−2−(2−フリル)−5−(メチルスルホニル)ピラ
ゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン(2.0
g)の懸濁液にプロピルアミン(6.0ml)を加え、
混合物を2時間還流加熱した。溶媒を真空下で除去し、
残渣をシリカ(100g)上でのクロマトグラフィーに
よって精製し、ジクロロメタン中の酢酸エチルの濃度を
増加させながら溶離して、白色固体(0.76g)を得
た。これをエタノールから結晶化して、7−アミノ−2
−(2−フリル)−5−(プロピルアミノ)ピラゾロ
[2,3−a][1,3,5]トリアジンを固体、m.
p.221〜223℃として得た; 微量分析、実測値:C,55.6;H,5.3;N,3
2.5%; C12146 O 計算値:C,55.8;
H,5.5;N,32.5%; NMR:0.89
(t,3H,C 3 )、1.53(m,2H,C
2 )、3.20(m,2H,C 2 N)、6.05
(s,1H,ピラゾール−3)、6.62(dd,1
H,フリル−4)、6.90(d,1H,フリル−3
)、6.95(brs,1H,N)、7.78
(d,1H,フリル−5)及び7.8(br,2H,
2 );m/e258(M+ ).
【0208】例121〜133 例119に述べた方法と同様な方法を用いて、但し適当
なフェノールまたはヒドロキシ化合物を用いて、下記の
式1化合物を製造した: [例121]:7−アミノ−5−(4−クロロフェノキ
シ)−(2−フリル)ピラゾロ[2,3−a][1,
3,5]トリアジン、固体、m.p.>300℃(エタ
ノールから); 微量分析、実測値:C,54.4;H,3.2;N,2
0.9;H2 O,0.1%; C15105 ClO2
0.05H2 O 計算値:C,54.8;H,3.1;
N,21.3;H2 O,0.3%; NMR:6.4
(s,1H,ピラゾール−3)、6.6(dd,1
H,フリル−4)、7.0(d,1H,フリル−3
)、7.2−7.3(m,2H,フェニル−)、
7.4−7.5(m,2H,フェニル−)、7.8
(d,1H,フリル−5)、8.3−8.9(d,1
H,N 2 );m/e327(M+ );
【0209】[例122]:7−アミノ−5−エトキシ
−2−(2−フリル)ピラゾロ[2,3−a][1,
3,5]トリアジン、無色固体、(反応溶媒としてエタ
ノールを用いる)、m.p.206〜208℃(エタノ
ールから再結晶); 微量分析、実測値:C,54.1;H,4.5;N,2
8.3%; C111152 .計算値:C,53.
9;H,4.5;N,28.6%;NMR:1.3
(t,3H,C 3 CH2 O)、4.3(q,2H,C
3 CH2 O)、6.4(s,1H,ピラゾール−3
)、6.65(dd,1H,フリル−4)、7.0
(d,1H,フリル−3)、7.0(d,1H,フリ
ル−5)、8.0−8.6(br d,2H,N
2 );m/e245(M+ );
【0210】[例123]:7−アミノ−5−(3−ク
ロロフェノキシ)−2−(2−フリル)ピラゾロ[2,
3−a][1,3,5]トリアゾル、固体、m.p.2
52−254℃(トルエンから再結晶); 微量分析、実測値:C,55.4;H,3.0;N,2
1.2%; C15105 ClO2 .計算値:C,5
5.0;H,3.1;N,21.4%;NMR:6.4
5(s,1H,ピラゾール−3)、6.65(dd,
1H,フリル−4)、7.0(d,1H,フリル−3
)、7.1−7.5(m,4H,フェニル−)、
7.8(d,1H,フリル−5)、8.3−9.0
(br d,2H,N 2 );m/e328(M+H)
+
【0211】[例124]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(3−メトキシフェノキシ)ピラゾロ
[2,3−a][1,3,5]トリアジン、固体、m.
p.227−229℃(トルエンから再結晶); 微量分析、実測値:C,59.8;H,3.9;N,2
1.6%; C161353 .計算値:C,59.
4;H,4.1;N,21.7%;NMR:3.8
(s,3H,C 3 O)、6.4(s,1H,ピラゾー
ル−3)、6.65(dd,1H,フリル−4)、
6.8(m,3H,フェニル−)、7.0(d,1
H,フリル−3)、7.3(m,1H,フェニル−
)、7.8(d,1H,フリル−5)、8.3−
8.9(br d,2H,−N 2 );m/e324
(M+H)+
【0212】[例125]:7−アミノ−5−(1−ブ
トキシ)−2−(2−フリル)ピラゾロ[2,3−a]
[1,3,5]トリアジン、(反応溶媒としてブタノー
ルを用いる)、固体、m.p.171−173℃(トル
エンから再結晶); 微量分析、実測値:C,57.4;H,5.4;N,2
5.3%; C131552 .計算値:C,57.
1;H,5.5;N,25.6%;NMR:1.0
(t,3H,C 3 )、1.3−1.5(m,2H,C
3 2 )、1.6−1.8(m,2H,CH3 CH
2 2 )、4.2(t,2H,C 2 O)、6.4
(s,1H,ピラゾール−3)、6.65(dd,1
H,フリル−4)、7.0(d,1H,フリル−3
)、7.8(d,1H,フリル−5)、8.1−
8.7(br d,2H,−N 2 );m/e274
(M+H)+
【0213】[例126]:7−アミノ−5−(4−シ
アノフェノキシ)−2−(2−フリル)ピラゾロ[2,
3−][1,3,5]トリアジン、固体、m.p.3
07−309℃、(エタノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,60.2;H,3.0;N,2
6.2%; C161062 .計算値:C,60.
4;H,3.2;N,26.4%;NMR:6.45
(s,1H,ピラゾール−3)、6.65(dd,1
H,フリル−4)、7.0(d,1H,フリル−3
)、7.4−7.5(d,2H,フェニル−)、
7.85(d,1H,フリル−5)、7.9−8.0
(d,2H,フェニル−)、8.4−9.0(br
d,2H,−N 2 );m/e319(M+H)+
【0214】[例127]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(2−フリルメトキシ)ピラゾロ[2,3
][1,3,5]トリアジン、固体、m.p.20
5−207℃、(酢酸エチルから再結晶); 微量分析、実測値:C,56.7;H,3.8;N,2
3.3%; C141153 .計算値:C,56.
6;H,3.7;N,23.6%;NMR:5.3
(s,2H,C 2 O−)、6.45(s,1H,ピラ
ゾール−3)、6.5(dd,1H,フリル−4
)、6.6(d,1H,フリル−3)、6.65
(dd,1H,フリル−4)、7.0(d,1H,フ
リル−3)、7.7(d,1H,フリル−5)、
7.85(d,1H,−5 フリル)、8.1−8.
8(br d,2H,−N 2 );m/e298(M+
H)+
【0215】[例128]:7−アミノ−5−(3−シ
アノフェノキシ)−2−(2−フリル)ピラゾロ[2,
3−][1,3,5]トリアジン、固体、m.p.2
61−263℃、(エタノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,60.0;H,3.2;N,2
6.2%; C161062 .計算値:C,60.
4;H,3.2;N,26.4%;NMR:6.45
(s,1H,ピラゾール−3)、6.65(dd,1
H,フリル−4)、7.0(d,1H,フリル−3
)、7.5−7.9(m,5H,フェニル−+フリ
ル −5)、8.4−9.0(br d,2H,−N
2 );m/e319(M+H)+
【0216】[例129]:7−アミノ−5−(2−
[エチルスルフィニル]エトキシ−2−(2−フリル)
ピラゾロ[2,3−][1,3,5]トリアジン、固
体、m.p.182−184℃、(エタノールから再結
晶); 微量分析、実測値:C,48.9;H,4.8;N,2
1.9%; C13155 SO3 .計算値:C,48.
6;H,4.7;N,21.8%;NMR:1.2
(t,3H,C 3 )、2.6−3.3(m,4H,C
2 .SO.C 2)、4.5−4.8(m,2H,C
2 O)、6.45(s,1H,ピラゾール−3)、
6.65(dd,1H,フリル−4)、7.0(d,
1H,フリル−3)、7.85(d,1H,フリル−
)、8.1−8.8(br d,2H,−N
2 );m/e322(M+H)+
【0217】[例130]:7−アミノ−5−(2−フ
ルオロフェノキシ)−2−(2−フリル)ピラゾロ
[2,3−][1,3,5]トリアジン、固体、m.
p.253−255℃、(エタノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,57.6;H,3.1;N,2
2.5%; C151052 .計算値:C,57.
8;H,3.2;N,22.5%;NMR:6.45
(s,1H,ピラゾール−3)、6.65(dd,1
H,フリル−4)、7.0(d,1H,フリル−3
)、7.3−7.5(m,4H,フェニル−)7.
8(d,1H,フリル−5)、8.4−9.0(br
d,2H,−N 2 );m/e312(M+H)+
【0218】[例131]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(3−イソキサゾリルオキシ)ピラゾロ
[2,3−][1,3,5]トリアジン、固体、m.
p.235−237℃、(2−プロパノールから再結
晶); 微量分析、実測値:C,50.8;H,2.9;N,2
8.9%; C12863 .0.1 C37 OH
計算値:C,50.8;H,3.1;N,28.9
%;NMR:6.45(s,1H,ピラゾール−3
)、6.65(dd,1H,フリル−4)、6.7
5(d,1H,イソキサゾール−4)、7.05
(d,1H,ピラゾール フリル−3)、7.85
(d,1H,フリル−5)、8.9(d,1H,イソ
キサゾール−5)、8.5−9.2(brd,2H,
−N 2 )〔スペクトルは2−プロパノール(0.1m
ole)のシグナルも含む〕;m/e284(M+ );
【0219】[例132]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−[3−(1,2,5−チアジアゾリル)オ
キシ]ピラゾロ[2,3−][1,3,5]トリアジ
ン、固体、m.p.246−248℃、(エタノールか
ら再結晶); 微量分析、実測値:C,43.9;H,2.0;N,3
2.7%; C1177 SO2 .計算値:C,43.
8;H,2.3;N,32.6%;NMR:6.55
(s,1H,ピラゾール−3)、6.65(dd,1
H,フリル−4)、7.05(d,1H,フリル−3
)、7.85(d,1H,フリル−5)、8.9
(s,1H,4−チアジアゾール )、8.6−9.
2(br d,2H,−N 2 );m/e301(M
+ );
【0220】[例133]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(3−ピリジルオキシ)ピラゾロ[2,3
][1,3,5]トリアジン、固体、m.p.27
8−280℃、(エタノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,57.2;H,3.1;N,2
8.2%; C141062 .計算値:C,57.
1;H,3.4;N,28.6%;NMR:6.45
(s,1H,ピラゾール−3)、6.65(dd,1
H,フリル−4)、7.0(d,1H,フリル−3
)、7.5(dd,1H,ピリジル−5)、7.7
(m,1H,ピリジル−4)、7.8(d,1H,フ
リル−5)、8.45(dd,1H,ピリジル−6
)、8.55(d,1H,ピリジル−2)、8.4
−9.0(br d,2H,−N 2 );m/e294
(M+ );
【0221】例134−141 例120で述べた方法と同様な方法で用いて、但し適当
なアミノ化合物を用いて、下記の式Iを製造した。 [例134]:7−アミノ−2−(2−フリル)−5−
(ピペリジノ)ピラゾロ[2,3−][1,3,5]
トリアジン、固体、m.p.274〜276℃、(エタ
ノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,58.8;H,5.7;N,2
9.3%; C141062 .計算値:C,59.
1;H,5.7;N,29.6%;NMR:1.68
(m,6H,C 2 )、3.88(t,4H,C 2
2 )、6.22(s,1H,ピラゾール−3)、
6.78(dd,1H,フリル−4)、7.08
(d,1H,フリル−3)、7.96(s,1H,フ
リル−5)及び8.05(br s,2H,−N
2 );m/e284(M+ );
【0222】[例135]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(exo−ノルボニルアミノ)ピラゾロ
[2,3−][1,3,5]トリアジン、固体、m.
p.247〜249℃、(エタノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,61.7;H,5.8;N,2
6.9%; C16186 O 計算値:C,61.9;
H,5.8;N,27.1%;NMR:1.0−1.7
(複合,8H,C 2 )、2.19(s,2H,CHC
2 )、3.67(br,1H,CNH)、6.03
(s,1H,ピラゾール−3)、6.60(dd,1
H,フリル−4)、6.74(d,1H,N
H)、6.67(d,1H,フリル−3)、7.67
(br s,2H,−N 2 )及び7.75(d,1
H,フリル−5);m/e310(M+ );
【0223】[例136]:7−アミノ−5−シクロヘ
キシルアミノ−2−(2−フリル)ピラゾロ[2,3−
][1,3,5]トリアジン、固体、m.p.218
〜220℃、(エタノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,60.4;H,5.9;N,2
8.0%; C1518N6 O 計算値:C,60.
4;H,6.0;N,28.2%;NMR:1.0−
2.0(複合,10H,C 2 )、3.69(br
s,1H,N)、6.02(s,1H,ピラゾール−
)、6.61(dd,1H,フリル−4)、6.
70(d,1H,N)、6.88(d,1H,フリル
−3)、7.71(br,2H,−N 2 )及び7.
76(dd,1H,フリル−5);m/e298(M
+ );
【0224】[例137]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−アニリノピラゾロ[2,3−][1,
3,5]トリアジン、固体、m.p.284−286
℃、(エタノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,61.7;H,4.1;N,2
8.1%; C15126 O 0.05 C25 OH
計算値:C,61.6;H,4.2;N,28.5
%;NMR:6.25(s,1H,ピラゾール−3
)、6.66(dd,1H,フリル−4)、6.9
8(複合,2H,フリル−3−フェニル−)、
7.28(t,2H,−フェニル−)、7.81
(複合,3H,フリル−5−フェニル −)、
8.08(br,s,2H,−N 2 )及び9.27
(br,s,1H,−N);m/e292(M+ );
【0225】[例138]:7−アミノ−5−(2−ジ
メチルアミノメチル)アミノ−2−(2−フリル)ピラ
ゾロ[2,3−][1,3,5]トリアジン、固体、
m.p.169〜171℃、(エタノールから再結
晶); 微量分析、実測値:C,54.5;H,6.0;N,3
4.4%; C13177 O 計算値:C,54.4;
H,5.9;N,34.2%;NMR:2.73(s,
6H,NCH3 )、3.16(t,2H,C 2 N)、
3.56(t,2H,C 2 N)、6.08(s,1
H,ピラゾール−3)、6.59(dd,1H,フリ
ル−4)、6.89(d,1H,フリル−3)、及
び7.72(s,1H,ピラゾール−5);m/e2
88;
【0226】[例139]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(2−フリルメチルアミノ)ピラゾロ
[2,3−][1,3,5]トリアジン、固体、m.
p.213−215℃、(エタノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,57.0;H,3.9;N,2
8.2%; C141272 計算値:C,56.
7;H,4.05;N,28.4%;NMR:4.45
(d,2H,C 2 NH)、6.07(s,1H,ピラ
ゾール−3)、6.23(d,1H,フリルメチルア
ミノ−3)、6.35(dd,1H,フリルメチルア
ミノ−4)、6.60(dd,1H,フリル−4
)、6.90(d,1H,フリル−3)、7.27
(t,1H,N)、7.52(d,1H,フリルメチ
ルアミノ−5)、7.76(d,1H,フリル−5
)、7.85(br s,2H,N 2 );m/e2
96(M+ );
【0227】[例140]:()−7−アミノ−2−
(2−フリル)−5−[α−メチルベンジルアミノ]ピ
ラゾロ[2,3−][1,3,5]トリアジン、固
体、m.p.115−118℃(分解を伴う)、(メタ
ノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,63.0;H,5.4;N,2
5.6%; C17166 O 0.25 CH3 OH
計算値:C,63.1;H,5.2;N,25.6%;
NMR:1.42(d,3H,C 3 )、5.15
(m,1H,CN)、6.00(s,1H,ピラゾー
ル−3)、6.60(dd,1H,フリル−4)、
6.88(d,1H,フリル−3)、7.1−7.5
(複合,6H,N+フェニル )及び7.75(b
r d,3H,N 2 +フリル−5);m/e320
(M+ );
【0228】[例141]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(3−ピリジルメチルアミノ)ピラゾロ
[2,3−][1,3,5]トリアジン、固体、m.
p.215−217℃、(エタノールから再結晶); 微量分析、実測値:C,59.0;H,4.1;N,3
2.0%; C15137 O 計算値:C,58.7;
H,4.2;N,31.9%;NMR:4.5(d,2
H,NC 2 )、6.07(s,1H,ピラゾール−3
)、6.62(dd,1H,フリル−4)、6.8
(d,1H,フリル−3)、7.32(dd,1H,
ピリジル−5)、7.48(t,1H,N)、7.
75(複合,2H,フリル−5+ピリジル−4)、
7.85(br,2H,N 2 )、8.42(dd,1
H ピリジル−6)、8.55(d,
【0229】例142 例119に述べた方法と同様な方法を用いて、但しフェ
ノールの代りにチオフェノールを用いて、7−アミノ−
2−(2−フリル)−5−(フェニルチオ)ピラゾロ
[2,3−a][1,3,5]トリアジンを、固体、
m.p.>300℃(分解を伴う)(エタノールから再
結晶)得た; 微量分析、実測値:C,58.2;H,3.5;N,2
2.3%; C15115 OS 計算値:C,58.
2;H,3.6;N,22.6%;NMR:6.44
(s,1H,pyrazol−3)、6.62(d
d,1H,フリル−4)、6.99(d,1H,フリ
ル−3)、7.49(複合,3H,フェニル−−+
)、7.61(複合,2H,フェニル−
)、7.81(d,1H,フリル−5)及び8.5
1(br d,2H,N 2 );m/e310(M+
H)+
【0230】例143 アセトニトリル(150ml)中の7−アミノ−2−
(2−フリル)−5−(メチルスルホニル)ピラゾロ
[2,3−a][1,3,5]トリアジン(1.4g)
の攪拌懸濁液に4−(2−アミノエチル)フェノール
(1.37g)を加え、混合物を6時間還流加熱した。
溶媒を真空下で除去し、残渣をシリカ(100g)上で
のクロマトグラフィーによって精製し、メタノール
(5.0%v/v)含有ジクロロメタンによって溶離し
た。得られた固体をエタノールから結晶化して、7−ア
ミノ−2−(2−フリル)−5−[2−(4−ヒドロキ
シフェニルエチル)]アミノピラゾロ[2,3−a]
[1,3,5]トリアジンを結晶固体(0.36g)、
m.p.213〜215℃として得た; 微量分析、実測値:C,60.0;H,5.3;N,2
4.0%; C171662 0.3 C25 OH
計算値:C,60.2;H,5.2;N,24.0
%;NMR:1.05(t,C 3 CH2 OH)、2.
70(t,2H,C 2 Ar)、3.4(複合,NC
2 とCH3 2 OH)、4.31(t,CH3 2
OH)、6.08(s,1H,ピラゾール−3)、
6.62(dd,1H,フリル−4)、6.7と7.
05(A22 パターン,4,フェニル−)、6.
86(t,1H,N)、6.92(dd,1,フリ
ル−3)、7.8(br d,2H,N 2 )及び
9.12(s,1H,O);m/e337(M+H)
+
【0231】例144−148 例1に述べた方法と同様な方法を用いて、但し適当なフ
ェノールまたはヒドロキシ化合物を用いて、下記の式I
化合物を製造した: 〔例144〕:7−アミノ−5−(2−シアノフェノキ
シ)−2−(2−フリル)ピラゾロ[2,3−a]
[1,3,5]トリアジン、エタノールから無色柱状結
晶、m.p.296〜298℃(分解)として; 微量分析、実測値:C,60.0;H,3.0;N,2
6.1%; C161062 計算値:C,60.
4;H,3.1;N,26.4%;NMR:6.5
(s,1H,ピラゾール−3)、6.65(q,1
H,フリル−4)、7.0(q,1H,フリル−3
)、7.4−7.6(m,2H,フェニル−)、
7.7−8.0(m,3H,フェニル−とフリル−5
)、8.5−9.1(br d,2H,N 2 );m
/e319(M+H)+
【0232】[例145]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(2−メトキシカルボニルフェニルオキ
シ)ピラゾロ[2,3−a][1,3,5]トリアジ
ン、エタノールから無色結晶、m.p.285〜288
℃として; 微量分析、実測値:C,47.2;H,1.7;N,1
8.4%; C156552 計算値:C,4
7.0;H,1.6;N,18.3%;NMR:6.5
0(s,1H,ピラゾール−3)、6.65(dd,
1H,フリル−4)、7.02(d,1H,フリル−
)、7.85(d,1H,フリル−5)、8.7
5−9.10(br d,2H,N 2 );m/e38
4(M+H)+
【0233】[例146]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(2−メトキシカルボニルフェノキシ)ピ
ラゾロ[2,3−][1,3,5]トリアジン、メタ
ノールから無色柱状結晶、m.p.249〜251℃と
して; 微量分析、実測値:C,57.7;H,3.6;N,1
9.8%; C171354 計算値:C,58.
1;H,3.7;N,19.9%;NMR:3.65
(s,3H,C 3 )、6.4(s,1H,ピラゾール
−3)、6.65(q,1H,フリル−4)、6.
95(q,1H,フリル−3)、7.3−7.5(複
合,2H,フェニル−)、7.7(td,1H,フェ
ニル−5)、7.8(d,1H,フリル−5)、
7.9(dd,1H,フェニル−3H)、8.3−8.
9(br d,2H,N 2 );m/e325(M+
H)+
【0234】[例147]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(4−−(1−プロピル)アミノカルボ
ニルメトキシ)フェノキシピラゾロ[2,3−
[1,3,5]トリアジン、エタノールから無色結晶、
m.p.224〜226℃として; 微量分析、実測値:C,58.6;H,4.7;N,2
0.2%; C202064 計算値:C,58.
8;H,4.9;N,20.6%;NMR:0.86
(t,3H,C 3 )、1.48(m,2H,−C 2
N)、3.12(q,2H,−C 2 N)、4.50
(s,2H,OC 2 CO)、6.40(s,1H,ピ
ラゾール−3)、6.65(dd,1H,フリル−4
)、6.95−7.05(複合,3H,フェニル−
とフリル−3)、7.10−7.20(複合,2H,
フェニル−)、7.83(d,1H,フリル−5
)、8.10(t,1H,CON)、8.4−8.
8(br d,2H,N 2 );m/e409(M+
H)+ . フェノール出発物質は次のように製造した: メタノール(50ml)中の1−プロピルアミン(4.
1ml)とメチル4−ヒドロキシフェノキシアセテート
(3.64g)の溶液を周囲温度に72時間放置した。
溶媒を真空下で蒸発させて、残渣を酢酸エチル中に入れ
た。溶液を1MHCl(2×25ml)とブライン(3
0ml)とによって連続洗浄し、乾燥し(MgSO
4 )、溶媒を蒸発させて、N−(1−プロピル)−4−
ヒドロキシフェノキシアセテートアミドを赤色油状物と
して得た、 NMR:0.95(t,3H,C 3 )、1.55
(m,2H,−C 2 )、3.3(q,2H,C 2
N)、4.4(s,2H,C 2 O)、6.5−6.7
(br s,1H,0)、6.8(s,4H,フェニ
ル−);m/e227(M+NH4+ ,210(M
+H)+
【0235】[例148]:7−アミノ−5−(3−メ
トキシカルボニルフェノキシ)−2−(2−フリル)−
ピラゾロ[2,3−a][1,3,5]トリアジン、エ
タノールから固体、m.p.244〜247℃として; 微量分析、実測値:C,57.7;H,3.8;N,1
9.8%; C171354 計算値:C,58.
1;H,3.7;N,19.9%;NMR:3.89
(s,3H,CO2 3 )、6.42(s,1H,ピ
ラゾール−3)、6.65(dd,1H,フリル−4
)、6.99(dd,1H,フリル−3)、7.5
−7.9(複合,5H,フリル−5とフェニル−
及び8.64(d,2H,N 2 );m/e352(M
+H)+
【0236】例149〜152: 例120に述べた方法と同様な方法を用いて、但し適当
なアミノ化合物を用いて、下記の式I化合物を製造し
た: [例149]:7−アミノ−2−(2−フリル)−5−
(2−フェニルエチルアミノ)ピラゾロ[2,3−a]
[1,3,5]トリアジン、エタノールから乳白色結
晶、m.p.225〜227℃として; 微量分析、実測値:C,63.3;H,4.9;N,2
6.1%; C17166 O 計算値:C,63.7;
H,5.0;N,26.2%;NMR:2.74(t,
2H,C 2 )、3.97(q,2H,C 2 N)、
6.05(s,1H,ピラゾール−3)、6.62
(dd,1H,フリル−4)、6.90(複合,5
H,フリル−3とN)、7.14−7.36(複
合,5H,フェニル−)、7.78(d,1H,フリ
ル−5)、7.80(br,2H,N 2 );m/e
321(M+H)+
【0237】[例150]:7−アミノ−5−シクロプ
ロピルメチルアミノ−2−(2−フリル)ピラゾロ
[2,3−a][1,3,5]トリアジン、トルエンか
ら乳白色結晶、m.p.200−202℃として; 微量分析、実測値:C,58.0;H,5.4;N,3
0.8%; C13146 O 計算値:C,57.8;
H,5.2;N,31.1%;NMR:0.17−0.
29(複合,2H,シクロプロピル−C 2 )、0.3
1−0.45(複合,2H,シクロプロピル−C
2 )、0.95−1.18(複合,1H,シクロプロピ
ル−C)、3.13(t,2H,−C 2 N)、6.
03(s,1H,ピラゾール−3)、6.62(d
d,1H,フリル−4)、6.88(d,1H,フリ
ル−3)、6.93(br s,1H,N)、7.
76(d,1H,フリル−5)及び7.77(br,
2H,N 2 );m/e270(M+ ).
【0238】[例151]:7−アミノ−5−[2−
(4−アミノスルホニルフェニル)エチル]アミノ−2
−(2−フリル)ピラゾロ[2,3−a][1,3,
5]トリアジン、エタノールから乳白色結晶、m.p.
245−248℃として; 微量分析、実測値:C,50.6;H,4.7;N,2
3.2,H2 0 2.2%; C171773
0.3 C25 OH.0.5H2 O 計算値:C,5
0.3;H,4.7;N,23.2;H2 O,2.2
%;NMR:2.93(t,2H,−C 2 )、3.4
3−3.55(複合,2H,C 2 N)、6.08
(s,1H,ピラゾール−3)、6.62(dd,1
H,フリル−4)、6.90(d,1H,フリル−3
)、6.96(br t,1H,N)、7.25
(s,2H,SO2 NH 2 )、7.41−7.46
(d,2H,フェニル−)、7.73−7.77(b
rd,5H,フリル −5,フェニル−NH
2 );m/e399(M+ ).
【0239】[例152]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−[2−(4−ピバロイルオキシフェニルエ
チル]アミノピラゾロ[2,3−a][1,3,5]ト
リアジン、2−プロパノールから淡黄色柱状結晶、m.
p.211〜213℃として;微量分析、実測値:C,
62.4;H,6.1;N,19.8%; C2224
63 計算値:C,62.8;H,5.8;N,2
0.0%;NMR:1.3(s,9H,(C 3
3 )、2.85(t,3H,C 2 Ar)、3.5
(m,2H,C 2 N)、6.05(s,1H,ピラゾ
ール−3)、6.6(q,1H,フリル−4H)、
6.9(q,1H,フリル−3)、7.0(d,2
H,フェニル−)、7.75(d,2H,フェニル−
)、7.5−8.0(複合,4H,N 2 ,Nとフ
リル −5);m/e421(M+H)+
【0240】必要なアミン出発物質は次のように製造し
た: ジクロロメタン/トリフルオロ酢酸(1:1v/v)中
チラミン(10.2g)の攪拌溶液にピパロイルクロリ
ド(10.0ml)の溶液を滴加した。反応混合物を4
時間攪拌し、溶媒を真空下で除去した。シロップ状残渣
に酢酸エチル/ジエチルエーテル混合物(3:1v/
v)を加えて摩砕し、2−(4−ピバロイルオキシフェ
ニル)エチルアミンを無色トリフルオロ酢酸塩、m.
p.255〜257℃として得た; NMR:1.3(s,9H,ピバロイル−)、2.8
5(m,2H,C 2Ph)、3.05(m,2H,C
2 N)、7.05(d,2H,フェニル−)、7.
3(d,2H,フェニル−H)、8.0(br s,3
H,N 3 );m/e222(M+H)+
【0241】例153〜157 例119に述べた方法と同様な方法を用いて、但しフェ
ノールの代りに適当なチオール化合物を用いて、下記の
式I化合物を製造した: [例153]:7−アミノ−2−(2−フリル)−5−
(2−フリルメチルチオ)ピラゾロ[2,3−
[1,3,5]トリアジン、エタノールから無色結晶、
m.p.207〜209℃として; 微量分析、実測値:C,53.8;H,3.4;N,2
2.3%; C141122 S 計算値:C,53.
7;H,3.5;N,22.4%;NMR:4.45
(s,2H,C 2 S)、6.40(複合,2H,フリ
ル 3′と4′)、6.55(s,1H,ピラゾー
ル−3)、6.67(dd,1H,フリル−4)、
7.03(d,1H,フリル−3)、7.58(s,
1H,フリル−5)、7.84(d,1H,フリル−
)、8.40−8.70(brd,2H,N
2 );m/e314(M+H)+
【0242】[例154]:7−アミノ−5−シクロペ
ンチルチオ−2−(2−フリル)ピラゾロ[2,3−
a][1,3,5]トリアジン、エタノールから無色板
状結晶、m.p.226〜228℃として; 微量分析、実測値:C,56.2;H,5.4;N,2
3.2%; C14155 SO 計算値:C,55.
8;H,5.0;N,23.2%;NMR:1.4−
1.8(複合,6H、シクロペンチル−)、2.1−
2.3(複合,2H、シクロペンチル−)、3.8−
4.0(複合,1H、シクロペンチル−)、6.5
(s,1H,ピラゾール−3)、6.65(q,1
H,フリル−4)、7.0(d,1H,フリル−3
)、7.8(d,1H,フリル−5)、8.1−
8.7(br d,2H,N 2 );m/e301(M
+ ).
【0243】[例155]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−(N−(1−プロピル)アミノカルボニルメチ
ルチオ)ピラゾロ[2,3−a][1,3,5]トリア
ジン、エタノールからの黄色結晶;m.p.250〜2
53℃として; 微量分析、実測値:C,50.5;H,4.7;N,2
5.0%; C141662 S 計算値:C,50.
6;H,4.8;N,25.3%;NMR:0.75
(t,3H,C 3 )、1.42(m,2H,C
2 )、3.05(q,2H,C 2 N)、3.82
(s,2H,SC 2 CO)、6.48(s,1H,ピ
ラゾール−3)、6.68(dd,1H,フリル−4
)、7.05(d,1H,フリル−3)、7.85
(d,1H,フリル−5)、8.05(t,1H,N
),8.40−8.70(br d,2H,N
2 );m/e333(M+H)+
【0244】出発物質を例156に述べる方法と本質的
に同じ方法を用いて、但しシクロヘキシルアミンの代り
に1−プロピルアミンを用いて製造した。生成物を蒸留
して、淡黄色の粘稠な油状物を得、これを直接用いた:
【0245】[例156]:7−アミノ−(5−シクロ
ヘキシルアミノカルボニルメチルチオ)−(2−フリ
ル)ピラゾロ[2,3−a][1,3,5]トリアジン
をイソプロパノールから黄色結晶、m.p.253〜2
56℃として; 微量分析、実測値:C,55.1;H,5.5;N,2
2.7%; C172062 S 計算値:C,54.
8;H,5.4;N,22.6%;NMR:1.00−
1.40(複合,5H,シクロヘキシル−)、1.4
5−1.85(複合,5H,シクロヘキシル−)、
3.51(br,1H,C−N)、3.79(s,2
H,C 2 S)、6.46(s,1H,ピラゾール−3
)、6.66(dd,1H,フリル−4)、7.0
2(d,1H,フリル−3)、7.83(d,1H,
フリル−5)、7.94(d,1H,CON)、
8.2−8.8(br d,2H,N 2 );m/e3
73(M+H)+
【0246】チオール出発物質は次のように製造した: エタノール(50ml)中のエチル2−メルカプトアセ
テート(12g)とシクロヘキシルアミン(29.7
g)の溶液を周囲温度において72時間放置した後、6
時間還流させた。溶媒を蒸発させ、残渣を酢酸エチル
(200ml)中に溶解した。この溶液を2MHCl
(3×50ml)、水(2×50ml)及びブライン
(50ml)によって連続洗浄し、溶媒を真空下で除去
した。粗生成物をシリカ上でのクロマトグラフィー(ジ
クロロメタン/メタノール、99:1v/v、によって
溶離)によって精製し、N−シクロヘキシル−2−メル
カプトアセトアミドを低融点黄褐色結晶として得た; NMR:1.0−2.0(複合,11H,シクロヘキシ
ル−C 2)、3.2(d,2H,C 2 )、3.
6−3.9(m,1H,シクロヘキシル−C)6.4
−6.9((br d,1H,N);m/e174
(M+H)+
【0247】[例157]:7−アミノ−2−(2−フ
リル)−5−(ピペリジノカルボニルメチルチオ)ピラ
ゾロ[2,3−a][1,3,5]トリアジン、イソプ
ロパノールから無色結晶、m.p.198〜200℃と
して; 微量分析、実測値:C,53.8;H,5.3;N,2
3.5%; C161862 S 計算値:C,53.
6;H,5.0;N,23.5%;NMR:1.45−
1.59(複合,6H,ピペリジン C)、3.44
−3.52(複合,4H,NC 2 )、4.12(s,
2H,C 2 S)、6.48(s,1H,ピラゾール−
)、6.64(dd,1H,フリル−4)、7.
02(dd,1H,フリル−3)、7.82(d,1
H,フリル−5)、8.2−8.8(br d,N
2 );m/e359(M+H)+ . 出発物質を例156に述べた方法と本質的に同じ方法を
用いて、但し、シクロヘキシルアミンの代りにピペリジ
ンを用いて製造した。生成物を蒸留して、粘稠な黄色油
状物を得、これを直接用いた。
【0248】例158 例118に述べた方法と同様な方法を用いて、2−(2
−フリル)−5−[2−(4−ヒドロキシフェニル)エ
チル]アミノ−7−メチルアミノ−[1,2,4]トリ
アゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、m.
p.248〜250℃を製造した; 微量分析、実測値:C,58.0;H,4.9;N,2
8.0%; C171772 計算値:C,58.
1;H,4.8;N,27.9%;NMR:2.74
(t,2H,C 2 Ar)、2.92 and 2.9
9(d,3H,NHC 3 ロータマー)、3.45
(m,2,NHC 2 )、6.69(複合,3H,2
フェニル−とフリル−4)、7.04(複合,3
H,2 フェニル−とフリル−3)、7.63
(t,1H,−N−C 2 )、7.86(d,1H,
フリル−5)、8.48と8.63(q,1H,N
CH3 ロータマー)、9.17(s,1H,OH);m
/e352(M+H)+
【0249】例159 例117に述べた方法と同様な方法を用いて、但し、
5,7−ビフェノキシ−2−[5−(3−メチルイソキ
サゾリル)]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
a][1,3,5]トリアジンから出発して、7−アミ
ノ−2−[5−(3メチルイソキサゾリル)]−5−フ
ェノキシ−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジンをエタノールからの無色針状
結晶、m.p.279〜281℃として製造した; 微量分析、実測値:C,54.2;H,4.5;N,2
9.0%; C141172 (0.6)C25 OH
計算値:C,54.2;H,4.3;N,29.1
%;NMR:2.33(s,3H,C 3 )、7.0
(s,1H,イソオキサゾリル−4)、7.2−7.
6(複合,5H,フェニル−)及び9.12(s,2
H,N 2 );m/e310(M+H)+ . 出発物質は次のように製造した: (a)0℃のジクロロメタン中の2,4−ジフェノキシ
−6−ヒドラジノ−[1,3,5]トリアジン(8.9
g)とトリエチルアミン(3.03g)の攪拌溶液に、
ジクロロメタン中の5−(3−メチルイソキサゾリル)
カルボニルクロリド(4.36g)の溶液を加えた。周
囲温度において4時間攪拌した後、有機溶媒を水(×
2)、ブライン(×1)によって洗浄し、乾燥し、蒸発
させて、泡状物(13.5g)を得た。シリカゲル上で
のクロマトグラフィーとジクロロメタン−メタノール
(1%v/v)による溶離とによって、目的生成物
(6.7g)を得た。エタノールからのアリコートの結
晶化によって、固体、m.p.195〜8℃を得た; NMR:2.32(s,3H,CH3 )、6.93
(s,1H,イソオキサゾリル−4)、7.1−7.
4(複合,10H,フェニル−)、10.18(s,
1H,N)及び10.87(s,1 CON);
m/e405(M+H)+ . (b)ピリジン(50ml)中のアシル化ヒドラジン
(2.02g)とp−トルエンスルホニルクロリド
(1.90g)の溶液を100℃において2時間加熱し
た。ピリジンを回転蒸発器で除去し、残渣をジクロロメ
タンに溶解し、溶液を2NHCl(2×50ml)、水
(50ml)及びブライン(50ml)によって洗浄し
た。有機溶液を乾燥し(MgSO4 )、濾過し、蒸発さ
せて、直接用いた。
【0250】例160 例118に述べた方法と同様な方法を用いて、但し、7
−アミノ−2−[5−(3−メチルイソキ,サゾリ
ル)]−5−フェノキシ−[1,2,4]−トリアゾロ
[1,5−a][1,3,5]トリアジンから出発し
て、7−アミノ−5−[2−(4−ヒドロキシフェニ
ル)エチル]アミノ−2−[5(3−メチルイソキサゾ
リル)]−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、m.p.233〜235℃
を製造した; 微量分析、実測値:C,54.7;H,4.8;N,3
1.1%; C161682 (0.1)C25 OH
計算値:C,54.6;H,4.8;N,31.4
%;NMR:2.32(s,3H,C 3 )、2.71
(t,2H,NC 2 );3.42(m,2H,C 2
−フェニル)、6.68と7.03(A22 パター
ン,4H,フェニル −)、6.90(s,1H,キ
ソキサゾリル−4H)、7.56と7.66(t,1
H,CH2)、8.27(brs,2H,NH2
及び9.15(s,1H,O);m/e353(M+
H)+
【0251】例161 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、但し、7−ア
ミノ−2−(2−フリル)−5−[2−(4−メトキシ
フェニル)エチルアミノ[1,2,4]−トリアゾロ
[1,5−a][1,3,5]トリアジン、m.p.2
11〜213℃を製造した; 微量分析、実測値:C,58.2;H,4.7;N,2
7.8%; C171772 計算値:C,58.
1;H,4.9;N,27.9%;NMR:2.80
(t,2H,C 2 −フェニル)、3.44(m,2
H,C 2 N);3.72(s,3H,C 3 O)、
6.66(d of d,1H,フリル−4)、6.
65と7.14(A22 パターン,411,4−フェ
ニル−);7.05(d,1H,フリル−3)、
7.45(t,1H,N);7.86(d,1H,フ
リル−5)及び8.04(brs,2H,N 2 );
m/e352(M+H)+
【0252】例162 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、但し、7−ア
ミノ−5−[2−(2−ベンジルオキシフェニル)エチ
ル]アミン−2−(2−フリル)−[1,2,4]−ト
リアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、
m.p.151〜153℃を製造した; 微量分析、実測値:C,64.4;H,4.8;N,2
3.0%; C232172 計算値:C,64.
6;H,4.95;N,22.9%;NMR:2.90
(t,2H,フェニル−C 2 );3.53(m,2
H,C 2 N);5.13(s,2H,C 2 O);
6.68(dd,1H,フリル−4)、7.04
(d,1H,フリル−3)、6.8−7.6(複合,
9H,フェニル−);7.88(s,1H,フリル−
)、8.11(brs,2H,N 2 );m/e4
28(M+H)+
【0253】例163 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、但し、7−ア
ミノ−5−[(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェ
ニル)メチル]−アミノ−2−(2−フリル)−[1,
2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]ト
リアジン、m.p.173〜175℃を製造した; 微量分析、実測値:C,62.3;H,4.6;N,2
2.1%; C232173 計算値:C,62.
3;H,4.8;N,22.1%;NMR:3.76
(s,3H,C 3 O)、4.44(d,2H,C 2
N);5.04(s,2H,C 2 O)、6.66(d
d,1H,furyl−4)、6.75−7.75
(複合,8H,フェニル−)、7.03(d,1H,
フリル 3)、7.5(s,1H,フリル−5)、
7.66(m,1H,N)及び8.18(brs,2
H,N 2 );m/e444(M+H)+
【0254】例164 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、7−アミノ−
2−(2−フリル)−5−[2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル]アミノ[1,2,4]−トリアゾロ[1,
5−a][1,3,5]トリアジン、m.p.172〜
174℃を製造した; 微量分析、実測値:C,57.6;H,4.7;N,2
8.0;H2 O,0.4%; C171772 (0.
1)H2 O 計算値:C,57.7;H,4.9;N,
27.8;H2 O,0.5%;NMR:2.83(t,
2H,フェニル−C 2 );3.50(m,2H,C
2 N);3.74(s,3H,C 3 O)、6.65
(dd,1H,フリル−4)、6.7−7.3(複
合,4H,フェニル−);7.04(d,1H,フリ
ル−3)、7.40(t,1H,N);7.83
(m,1H,フリル−5)、8.07(brs,2
H,N 2 );m/e352(M+H)+
【0255】例165 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、7−アミノ−
2−(2−フリル)−5−[(2−メトキシフェニル)
メチル]アミノ−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5
−a][1,3,5]トリアジン、m.p.249〜2
51℃を製造した; 微量分析、実測値:C,56.9;H,4.4;N,2
9.2%; C161572 計算値:C,57.
0;H,4.5;N,29.1%;NMR:3.83
(s,3H,C 3 O)、4.49(d,2H,C 2
N)、6.65(dd,1H,フリル−4)、6.8
−7.3(複合,4H, フェニル−);7.03
(d,1H,フリル−3)、7.69(t,1H,N
);7.84(d,1H,フリル−5)、8.15
(brs,2H,N 2 );m/e338(M+H)
+
【0256】例166 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、7−アミノ−
2−(2−フリル)−5−[(4−メトキシフェニル)
メチル]アミノ[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−
a][1,3,5]トリアジン、m.p.237.5〜
239℃を製造した; 微量分析、実測値:C,56.7;H,4.5;N,2
8.8%; C161572 計算値:C,57.
0;H,4.5;N,29.1%;NMR:3.72
(s,3H,C 3 O)、4.42(d,2H,C 2
N)、6.66(dd,1H,フリル−4)、6.8
6と7.28(A22 パターン,4H,9−フェニル
)、7.04(d,1H,フリル−3)、7.8
6(m,1H,フリル−5)、7.91(複合,1
H,N)及び8.16(brs,2H,N 2 );m
/e338(M+H)+
【0257】例167 メタノール(150ml)中の例161生成物(0.9
g)の溶液を室内−温度と圧力において、炭素担体付き
10%パラジウム触媒(0.9g)を用いて水素化し
た。水素吸収が終了した後、触媒を濾別し、溶媒を蒸発
させた。残渣をエタノールから結晶化して、7−アミノ
−2−(2−フリル)−5−[2−(ヒドロキシフェニ
ル)エチル]アミノ−[1,2,4]−トリアゾロ
[1,5−a][1,3,5]トリアジン、m.p.2
60〜263℃を製造した; 微量分析、実測値:C,57.2;H,4.8;N,2
8.6%; C161572 (0.15)C25
H 計算値:C,57.0;H,4.7;N,28.5
%;NMR:2.81(t,2H,フェニル−)、
3.49(m,2H,C 2 N);6.71(d of
d,1H,フリル−4)、7.03(d,1H,フ
リル−3)、6.7−7.15(複合,4H,フェニ
ル−);7.85(m,1H,NH);7.84
(s,1H,フリル−5);8.09(brs,2
H,N 2 )及び9.31(s,1H,O);m/e
338(M+H)+
【0258】例168 例2に述べた方法と同様な方法を用いて、7−アミノ−
2−(2−フリル)−5−(2−フェニルエチルチオ)
[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,
5]トリアジンを、エタノールからの針状結晶、m.
p.219〜221℃として得た; 微量分析、実測値:C,57.2;H,4.1;N,2
4.6%; C16146 OS 計算値:C,56.
8;H,4.2;N,24.8%;NMR:3.01
(m,2H,フェニル−C 2 )、3.36(m,2
H,C 2 S)、6.71(dd,1H,フリル−4
)、7.18(d,1H,フリル−4)、7.2−
7.4(複合,5H,フェニル−);7.91(m,
1H,フリル−5)及び8.88(brs,2H,N
2 )、m/e339(M+H)+
【0259】例169 例119に述べた方法と同じ方法を用いて、但しフェノ
ールの代りに2−フェニルエタンチオールを用いて、7
−アミノ−2−(2−フリル)−5−(2−フェニルエ
チルチオ)−ピラゾロ[2,3−a][1,3,5]ト
リアジンを、エタノールからの白色固体、m.p.23
3〜235℃として得た; 微量分析、実測値:C,60.9;H,4.4;N,2
0.8%; C17155 OS 計算値:C,60.
5;H,4.5;N,20.8%;NMR:3.00
(t,2H,フェニル−C 2 )、3.31(t,2
H,C 2 S)、6.54(s,1H,ピラゾール−3
)、6.66(d,1H,フリル−4)、7.03
(dd,1H,フリル−3)、7.2−7.4(複
合,4H,フェニル−);7.63(m,1H,フリ
ル−5)及び8.5(brs,2H,N 2 )、m/
e338(M+H)+
【0260】例170 例3に述べた方法と同じ方法を用いて、7−アミノ−5
−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(2−フリ
ル)−トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリア
ジンを、エタノールからの結晶固体、m.p.205〜
208℃として得た; 微量分析、実測値:C,56.5;H,5.0;N,2
5.7%; C181973 計算値:C,56.
7;H,5.0;N,25.7%;NMR:2.79
(t,2H,フェニル−C 2 )、3.45(m,2
H,C 2 N)、3.71(s,3H,C 3 O)、
3.75(s,3H,C 3 O);6.66(d,1
H,フリル−4)、6.7−6.9(複合,3H,フ
ェニル−)、7.04(d,1H,フリル−3)、
7.40(t,1H,N);7.84(m,1H,フ
リル−5)及び8.09(brs,2H,N 3 );
m/e382M+H)+
【0261】例171 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、但し、7−ア
ミノ−2−(2−フリル)−5−[[2−(4−ヒドロ
キシフェノキシ)エチル]アミノ]−[1,2,4]−
トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、
m.p.266〜268℃を得た; 微量分析、実測値:C,54.0;H,4.0;N,2
7.5%; C161573 計算値:C,54.
4;H,4.3;N,27.7%;NMR:3.60
(brd,2H,C 2 N)、4.0(m,2H,OC
2 )、6.66(複合,1H,フリル−4)、6.
66と6.76(A22 パターン,4H,フェニル−
)、7.04(d,1H,フリル−3)、7.48
(複合,1H,N)、7.83(d,1H,フリル−
)、8.13(brs,2H,NH2 )及び8.8
3(s,1H,O);m/e354(M+H)+
【0262】例172 例16に述べた方法と同じ方法を用いて、7−アミノ−
2−(2−フリル)−5−[2−(3−ヒドロキシフェ
ニル)エチル]アミノ]−[1,2,4]−トリアゾロ
[1,5−a][1,3,5]トリアジン、m.p.1
90〜193℃を得た; 微量分析、実測値:C,57.3;H,4.4;N,2
9.2%; C161572 計算値:C,57.
0;H,4.4;N,29.1%;NMR:2.76
(t,2H,フェニル−C 2 );3.46(m,2
H,OC 2 N)、6.65(m,1H,フリル−4
)、6.5−7.2(複合,4H,フェニル−)、
7.04(d,1H,フリル−3)7.43(t,1
H,N)、7.85(d,1H,フリル−5)、
8.1(brs,2H,N 2 )及び9.24(s,1
H,O);m/e338(M+H)+
【0263】例173 例1に述べた方法と同じ方法を用いて、7−アミノ−5
−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(2−フリ
ル)−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジンをエタノールから結晶固体、
m.p.234〜236℃として得た; 微量分析、実測値:C,59.2;H,4.1;N,2
5.8%; C161462 計算値:C,59.
6;H,4.4;N,26.1%;NMR:2.28
(s,6H,C 3 )、6.67(d,1H フリル−
)、6.82(s,2H,フェニル−2Hとフェニ
ル−6)、6.88(s,1H,フェニル−4)、
7.10(dd,1H,フェニル−3)、7.90
(s,1H,フリル−5)及び8.95(brs,2
H,N 2 );m/e323(M+H)+
【0264】例174 例3に述べた方法と同じ方法を用いて、7−アミノ−2
−(2−フリル)−5−[(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)メチル]アミノ−[1,2,4]−トリアゾ
ロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン、m.p.
221〜224℃を得た; 微量分析、実測値:C,54.5;H,4.9;N,2
4.8%; C181974 計算値:C,54.
4;H,4.8;N,24.7%;NMR:3.63
(s,3H,C 3 O)、3.75(s,6H 2×C
3 O−)、4.45(d,2H,C 2 N)、6.6
6(m,3H,フリル−4と2 フェニル−)、
7.03(d,1H,フリル−3)、7.84(d
of d,1H,フリル−5)、7.87(brt,
1H,N)及び8.15(brs,2H,N 2 )、
m/e398(M+H)+
【0265】例175 例3に述べた方法と同じ方法を用いて、7−アミノ−
[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a][1,3,
5]トリアジン、m.p.243〜246℃を得た; 微量分析、実測値:C,58.3;H,4.9;N,2
8.0%; C171772 計算値:C,58.
1;H,4.8;N,27.9%;NMR:1.37
(t,3H,C 3 )、4.07(q,2H,C 2
O)、4.49(d,C 2 N)、6.65(dd,1
H,フリル−4)、6.81−7.01(m,3H,
フリル−3と2 フェニル−)、7.15−7.2
2(m,2H,2 フェニル−1)、7.67(br
t,1H,N)、7.84(d,1H,フリル−5
)、8.15(brs,2H,N 2 );m/e35
2(M+H)+
【0266】例176 例1に述べた方法と同じ方法を用いて、7−アミノ−2
−(2−フリル)−5−[(3,5−ジメトキシ)フェ
ノキシ]−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、m.p.248〜250℃
を得た; 微量分析、実測値:C,54.4;H,4.0;N,2
4.0%; C161464 計算値:C,54.
2;H,4.0;N,23.7%;NMR:3.74
(s,6H,C 3 O)、6.42(m,3H,3 フ
ェニル−);6.68(dd,1H,フリル−4
)、7.11(d of d,1H,フリル−3
)、7.89(d of d,1H,フリル−5
)、8.82−9.09(brd,2H,N 2 );
m/e355(M+H)+
【0267】例177 例1に述べた方法と同じ方法を用いて、7−アミノ−2
−(2−フリル)−5−[(3,5−ジフルオロ)フェ
ノキシ]−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、m.p.>300を得た; 微量分析、実測値:C,50.6;H,2.5;N,2
5.3%; C148264 計算値:C,5
0.9;H,2.4;N,25.4%;NMR:6.6
9(d of d,1H,furyl−4);7.1
1−7.16(m,4H,フリル−3と3 フェニル
);7.90(d,1H,フリル−5);8.8
0−9.30(br d,2H,NH2 );m/e33
1(M+H)+
【0268】例178 例1に述べた方法と同じ方法を用いて、7−アミノ−2
−(2−フリル)−5−[(2,6−ジクロロ)フェノ
キシ]−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5−a]
[1,3,5]トリアジン、m.p.270〜272℃
を得た; 微量分析、実測値:C,46.7;H,2.9;N,2
1.7%; C148Cl262 .(0.4)C2
5 OH 計算値:C,46.6;H,2.7;N,2
2.0%;NMR:6.69−6.72(d of
d,1H,フリル−4);7.13−7.16(d
d,1H,フリル−3);7.35−7.44(d
d,1H,フェニル−);7.62−7.67(d,
2H,フェニル−);7.92−7.93(dd,1
H,フリル−5);9.11−9.32(br.d,
2H,N 2 );m/e362(M)+
【0269】例179 例3に述べた方法と同様な方法を用いて、7−アミノ−
2−(2−フリル)−5−[(3−フルオロフェニル)
メチル]アミノ−[1,2,4]−トリアゾロ[1,5
−a][1,3,5]トリアジン、m.p.216〜2
18℃を得た; 微量分析、実測値:C,55.7;H,3.8;N,3
0.4;F,5.5%; C1512FN7 O 計算値:
C,55.4;H,3.7;N,30.1;F,5.8
%;NMR:4.50(d,2H,C 2 N);6.6
6(dd,1H,フリル−4);7.03(d,1
H,フリル−3);7.1−7.5(複合,5H,フ
ェニル−H)、7.84(d,1H,フリル−5H);
7.97(t,1H,N)及び8.19(br s,
2H,NH2 );m/e326(M+H)+
【0270】例180 下記には、上記実施例のいずれかに説明したような式I
化合物(以下では「化合物X」と呼ぶ)を含む、ヒトに
おける治療及び予防用の典型的な薬剤学的投与形を示
す: (a)錠 剤 mg/錠 化合物X 50 ラクトース Ph.Eur. 223.75 クロスカルメロースナトリウム 6.0 (Croscarmellose sodium) トウモロコシ殿粉 15.0 ポリビニルピロリドン(5%v/vペースト) 2.25 ステアリン酸マグネシウム 3.0 (b)カプセル剤 化合物X 10 ラクトース Ph.Eur. 488.5 ステアリン酸マグネシウム 1.5 上記製剤は薬剤学分野で周知の慣習的方法によって得ら
れる。錠剤は慣習的手段によって腸溶性コーチングを施
すことができ、例えばセルロースアセテートフタレート
のコーチングを施すことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C07D 487/04 (C07D 487/04 231:00 231:00 251:00) 251:00) (C07D 487/04 (C07D 487/04 249:00 249:00 251:00) 251:00) (31)優先権主張番号 9104125.1 (32)優先日 1991年2月27日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (72)発明者 マイケル・ジョージ・コリス イギリス国チェシャー,マックレスフィ ールド,アルダーレイ・パーク(番地な し) (72)発明者 サイモン・マーティン・ポウチャー イギリス国チェシャー,マックレスフィ ールド,アルダーレイ・パーク(番地な し)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I(特許請求の範囲の最後の部分に記
    載)[式中、 QはC1〜C4アルキル及びハロゲノから成る群から独立
    的に選択された置換基1〜2個を任意に有する5員ヘテ
    ロアリールであり; R1は水素、C1〜C6アルキル、又はC1〜C4アルカノ
    イルであり; R2(Xと共に下記で定義されない場合)は水素、C3
    12シクロアルキル、C3〜C6アルケニル、フェニル
    (C3〜C6)アルケニル、テトラフルオロフェニル、ペ
    ンタフルオロフェニル、5員もしくは6員ヘテロアリー
    ル、任意に置換したC1〜C6アルキル、又は任意に置換
    したフェニルであり、 前記任意に置換したアルキルは非置換であるか又はC3
    〜C6シクロアルキル、任意に置換した5員もしくは6
    員ヘテロアリール、任意に置換したフェニル、及び式:
    10(CO)nXb(CO)m(式中、R10(Xbと共に
    下記で定義されない場合)はC1〜C6アルキル、C3
    6シクロアルキル、任意に置換したフェニル又は任意
    に置換したフェニル(C1〜C4)アルキルであり、n+
    mは0又は1であって、但しmが0である場合には、X
    とXbは少なくとも2個の炭素原子によって分離され、
    Xbはオキシ、チオ、スルフィニル、スルホニル、又は
    式:−NRb(式中、Rbは水素、C1〜C6アルキルで
    あるか又はR10及び隣接窒素原子と共に4員もしくは6
    員飽和複素環を形成する)で表されるイミノ基である)
    で表される基のいずれか1つによって置換された基であ
    り; 前記任意に置換した5員もしくは6員ヘテロアリールは
    非置換であるか又はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコ
    キシ及びハロゲノから成る群から選択された1又は2個
    の基によって置換された基であり;及び 前記任意に置換したフェニルは非置換であるか又はC1
    〜C4アルキレンジオキシによって置換された基かある
    か又はハロゲノ、シアノ、トリフルオロメチル、C1
    4アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、C1〜C4アル
    カノイルオキシ、ベンジルオキシ、ハロゲノベンジルオ
    キシ、ニトロ、及び式:R11CO(式中、R11はC1
    4アルコキシ、C3〜C6アルキルアミノ、C3〜C6
    クロアルキルアミノ又は[N−(C1〜C4)アルキル]
    [N−(C1〜C4)ジアルキルアミノ(C1〜C4)アル
    キル]アミノである)で表される基を任意に有するC1
    〜C4アルキル又はアルコキシ、及び式:−SO2・NR
    34(式中、R3とR4は独立的に水素又はC1〜C4アル
    キルであるか、又はR3は水素であり、R4は[(C2
    5)アルコキシカルボニル]メチル、カルバモイルメ
    チル又は[N−(C1〜C4)アルキルカルバモイル]メ
    チルである)で表されるスルファモイルから成る群から
    選択された1、2又は3個の基によって置換された基で
    あり;及び Xがオキシ、チオ、スルフィニル、スルホニル又は式:
    −NRa−(式中、Raは水素、C1〜C6アルキルであ
    るか又はR2及び隣接窒素原子と共に4員もしくは6員
    飽和複素環を形成する)で表されるイミノ基であり;及
    び AがN又はCT(式中、Tは水素またはC1〜C4アルキ
    ルである)]である化合物又はその薬剤学的に受容され
    る塩。
  2. 【請求項2】 QがC1〜C4アルキル及びハロゲノから
    成る群から独立的に選択された置換基1〜2個を任意に
    有する5員ヘテロアリールであり;Xがオキシ、チオ又
    は式:−NRa−(式中、Raは水素、C1〜C6アルキ
    ルである)で表されるイミノ基であり;R1が水素、C1
    〜C6アルキル又はC1〜C4アルカノイルであり;R2
    下記の基: (a)フェニル、ピリジル、イソオキサゾリル、チアジ
    アゾリル、テトラフルオロフェニル、ペンタフルオロフ
    ェニル、又はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、
    ハロゲノ、シアノ、トリフルオロメチル、ニトロ、ベン
    ジルオキシ、ハロゲノベンジルオキシ、ヒドロキシ、及
    び式:−SO2NR34(式中、R3とR4は独立的に水
    素又はC1〜C4アルキルであるか、又はR3は水素であ
    り、R4は[(C2〜C5)アルコキシカルボニル]メチ
    ル、カルバモイルメチル又は[N−(C1〜C4)アルキ
    ルカルバモイル]メチルである)で表されるスルファモ
    イルから成る群から選択された1、2又は3個の置換基
    を有するフェニル; (b)C1〜C6アルキル、C3〜C12シクロアルキル、
    (C3〜C6)シクロアルキル(C1〜C4)アルキル、フ
    リル、チエニル、フェニル(C1〜C4)アルキル、フリ
    ル(C1〜C4)アルキルもしくはチエニル(C1〜C4
    アルキル(これらのフリル、チエニル又はフェニル部分
    自体がC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ及びハロ
    ゲノから成る群から独立的に選択された1又は2個の置
    換基を任意に有する);又は (c)式:R5・Xa・CH2・CH2−(式中、R5はC
    1〜C6アルキル又はフェニルであり、後者はC1〜C4
    ルキル、C1〜C4アルコキシ又はハロゲノから成る群か
    ら選択された1又は2個の置換基を任意に有する、Xa
    はオキシ、チオ、スルフィニル、スルホニル、イミノ又
    はN−(C1〜C6)アルキルイミノである;又は基;R
    5・Xa−がモルホリノ、チオモルホリノ、ピロリジ
    ノ、ピペリジノ又はアゼチジノである)で表される基で
    あり; AがN又はCT(式中、Tは水素またはC1〜C4アルキ
    ルである)である請求項1記載の化合物又はその薬剤学
    的に受容される塩。
  3. 【請求項3】 R2がシクロプロピル、シクロブチル、
    シクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボルニル、アリ
    ル、3−フェニル−2−トランス−プロペニル、テトラ
    フルオロフェニル、ペンタフルオロフェニル、ピリジ
    ル、イソキサゾリル、チアジアゾリル、任意に置換した
    1〜C5アルキル又は任意に置換したフェニルであり; 前記任意に置換したアルキルは非置換の若しくはシクロ
    プロピル、フリル、ピリジル、チエニル、任意に置換し
    たフェニル、及び式:R10(CO)nXb(CO)m(式
    中、R10はメチル、エチル、n−プロピル、シクロヘキ
    シル、フェニル又は4−ヒドロキシベンジルであり、X
    bはオキシ、チオ、スルフィニル、イミノ、メチルイミ
    ノ、又はR10と共にピペリジノであり、nとmは請求項
    1で定義した通りである)のいずれか1つによって置換
    されたメチル、エチル、イソプロピル、プロピル、ブチ
    ル、sec−ブチル、又はn−ペンチルであり; 前記任意に置換したフェニルが非置換であるか又はメチ
    レンジオキシによって置換されているか若しくはフルオ
    ロ、クロロ、ブロモ、シアノ、トリフルオロメチル、メ
    トキシカルボニル、ヒドロキシ、ピバロイルオキシ、ベ
    ンジルオキシ、4−フルオロベンジルオキシ、4−クロ
    ロベンジルオキシ、ニトロ、メチル、メトキシ、エチ
    ル、エトキシ、2−(t−ブトキシカルボニル)エチ
    ル、メトキシカルボニルメチル、メトキシカルボニルメ
    トキシ、2−(メトキシカルボニル)エチル、n−プロ
    ピルアミノカルボニルメチル、n−プロピルアミノカル
    ボニルメトキシ、シクロペンチルアミノカルボニルエチ
    ル、シクロヘキシルアミノカルボニルメチル、[N−メ
    チル、N,N−ジメチルアミノエチル]アミノカルボニ
    ルメチルもしくは[N−メチル,N,N−ジメチルアミ
    ノ]アミノカルボニルメトキシ、−SO2NH2又は−S
    2N(CH32から成る群から選択された1、2又は
    3個の置換基によって置換された基である;又は R2がXと共にモルホリノ、チオモルホリノ、ピロリジ
    ノ、ピペリジノまたはアゼチジノを形成する請求項1記
    載の化合物。
  4. 【請求項4】 R2がフェノキシ、エトキシ、4−クロ
    ロフェノキシ、ベンジルオキシ、4−ベンジルオキシフ
    ェノキシ、4−(4−クロロベンジルオキシ)フェノキ
    シ、4−ヒドロキシフェノキシ、4−メトキシフェノキ
    シ、3−フルオロフェノキシ、2−フェニルエトキシ、
    2−フェノキシエトキシ、2−メトキシエトキシ、4−
    シアノフェノキシ、ブトキシ、3−メトキシフェノキ
    シ、2−メトキシフェノキシ、2−フルオロフェノキ
    シ、アリルオキシ、2−(フェニルチオ)エトキシ、4
    −フルオロフェノキシ、2−シアノフェノキシ、[1,
    2]イソオキサゾール−3−イルオキシ、ピリド−3−
    イルオキシ、[1,2,5]チアジアゾール−3−イル
    オキシ、チオフェノキシ、シクロペンチルチオ、(2−
    フリルメチル)チオ、メチルチオ、2−メトキシフェニ
    ルチオ、ベンジルチオ、シクロヘキシルアミノ、プロピ
    ルアミノ、アニリノ、アリルアミノ、ベンジルアミノ、
    メチルアミノ、エチルアミノ、イソプロピルアミノ、ブ
    チルアミノ、(2−フェニルエチル)アミノ、[S]−
    (1−フェニルエチル)アミノもしくは(2−ジメチル
    アミノエチル)アミノであるか、又はXと共にピロリジ
    ノもしくはモルホリノを形成する請求項1〜3のいずれ
    かに記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Qが任意に、メチル、エチル、フルオ
    ロ、クロロ及びブロモから成る群から独立的に選択され
    た1又は2個の置換基を有してもよい、フリル、チエニ
    ル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル又は
    イソチアゾリルである請求項1〜4のいずれかに記載の
    化合物。
  6. 【請求項6】 Qが2−フリルである請求項5記載の化
    合物。
  7. 【請求項7】 R1が水素、メチル、エチル、プロピ
    ル、ブチル、ホルミル、アセチル又はプロピオニルであ
    る請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
  8. 【請求項8】 Aが水素又はCHである請求項1〜7の
    いずれかに記載の化合物。
  9. 【請求項9】 Xがオキシ、チオ、イミノ、メチルイミ
    ノであるか、又はR2と共にモルホリノ、チオモルホリ
    ノ、ピロリジノ、ピペリジノもしくはアゼチジノを形成
    する請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
  10. 【請求項10】 Qがフリルであり; R1が水素又はアセチルであり; R2がシクロペンチル、シクロヘキシル、テトラフルオ
    ロフェニル、ペンタフルオロフェニル、ピリジル、チア
    ジアゾリル、C4〜C6アルキル、任意に置換したフェニ
    ル(C1〜C2)アルキル、任意に置換したフェニル、フ
    リルメチル又はピリジルメチルであり; 前記任意に置換したフェニルが非置換であるか、又はメ
    チレンジオキシによって置換された基であるか若しくは
    フルオロ、クロロ、シアノ、トリフルオロメチル、メト
    キシカルボニル、ヒドロキシ、ピバロイルオキシ、ニト
    ロ、メチル、メトキシ、t−ブトキシカルボニルエチル
    及びスルファモイルの一つによって任意に置換された基
    であり; Xがオキシ又はイミノであり; AがN又はCT(Tはハロゲンである)である請求項1
    記載の化合物又はその薬剤学的に受容される塩。
  11. 【請求項11】 次の要素: 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−フェノキシ−
    [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,3,
    5]トリアジン; 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−(プロピルアミ
    ノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,
    3,5]トリアジン; 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−フェノキシ−
    [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,3,
    5]トリアジン; 7−アミノ−5−(3−フルオロフェノキシ)−2−
    (2−フリル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
    a][1,3,5]トリアジン; 7−アミノ−5−ブトキシ−2−(2−フリル)−
    [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,3,
    5]トリアジン; 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−(3−メトキシ
    フェノキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
    a][1,3,5]トリアジン; 5−アリルオキシ−7−アミノ−2−(2−フリル)−
    [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,3,
    5]トリアジン; 7−アミノ−5−(2−シアノフェノキシ)−2−(2
    −フリル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]
    [1,3,5]トリアジン; 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−フェニルアミノ
    −[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,3,
    5]トリアジン; 7−アミノ−5−ブチルアミノ−2−(2−フリル)−
    [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,3,
    5]トリアジン; 7−アミノ−5−イソブチルアミノ−2−(2−フリ
    ル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,
    3,5]トリアジン; 7−アミノ−5−ベンジルチオ−2−(2−フリル)−
    [1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,3,
    5]トリアジン; 7−アミノ−5−(2−フルオロベンジル)アミノ−2
    −(2−フリル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5
    −a][1,3,5]トリアジン; 7−アミノ−5−[2−[4−(2−t−ブトキシカル
    ボニルエチル)フェニル]エチルアミノ]−2−(2−
    フリル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]
    [1,3,5]トリアジン; 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−[2−(4−ヒ
    ドロキシフェニル)エチル]アミノ−[1,2,4]ト
    リアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン; 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−[2−(4−ピ
    バロイルオキシフェニル)エチル]アミノ−[1,2,
    4]トリアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジ
    ン; 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−(3−メチルフ
    ェノキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]
    [1,3,5]トリアジン; 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−(2−メチルプ
    ロピルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−
    a][1,3,5]トリアジン; 7−アセチルアミノ−2−(2−フリル)−5−フェノ
    キシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a][1,
    3,5]トリアジン; 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−[2−(4−ヒ
    ドロキシフェニル)エチル]アミノ−[1,2,4]ト
    リアゾロ[1,5−a][1,3,5]トリアジン; 7−アミノ−5−(2−[エチルスルフィニル]エトキ
    シ)−2−(2−フリル)ピラゾロ[2,3−a]
    [1,3,5]トリアジン; 7−アミノ−5−シクロヘキシルアミノ−2−(2−フ
    リル)ピラゾロ[2,3−a][1,3,5]トリアジ
    ン; 7−アミノ−2−(2−フリル)−5−(フェニルチ
    オ)ピラゾロ[2,3−a][1,3,5]トリアジン
    及びその薬剤学的に受容される塩から選択される化合
    物。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の式Iの化合物又はその
    薬剤学的に受容される塩の製造方法において、 (a)Zが適当な放出基である式IIIの化合物を式:R2
    ・XHで表される化合物と反応させる; (b)Xがチオ又はオキシである式Iの化合物のために
    は、式Vの化合物をXがチオ又はオキシである式VIIの
    化合物と高温において反応させる; (c)AがNである式Iの化合物のためには、式VIIIの
    [1,2,4]トリアゾロ[4,3−a][1,3,
    5]トリアジン誘導体を転位させる; (d)R2がヒドロキシフェニルである式Iの化合物の
    ためには、ヒドロキシ基が保護されている式Iの対応誘
    導体を脱保護する; (e)AがNであり、R1が水素又はC1〜C6アルキル
    である式Iの化合物のためには、Zaが適当な放出基で
    ある式Xの化合物を式:R1NH2の化合物と反応させ
    る; その後、薬剤学的に受容される塩が必要である場合に
    は、式Iの化合物を生理的に受容されるイオンを与える
    酸又は塩基と反応させるか又は他の慣習的な塩形成手段
    によって反応させる; X、Xa及びXbのいずれかがスルフィニル又はスルホ
    ニルである式Iの化合物が必要である場合には、X、X
    a又はXbがそれぞれチオ又はスルフィニルである式I
    の対応化合物を酸化する; R1がC1〜C6アルキル又はC1〜C4アルカノイルであ
    る式Iの化合物が必要である場合には、R1が水素であ
    る式Iの対応化合物をアルキル化又はアシル化する; R2が(C1〜C4)アルカノイルオキシフェニル又は
    (C1〜C4)アルカノイルオキシフェニル(C1〜C4
    アルキルである式Iの化合物の場合には、R2がヒドロ
    キシフェニル又はヒドロキシフェニル(C1〜C4)アル
    キルである式Iの対応化合物をアシル化する; 式Iのキラル化合物の光学的活性形が必要である場合に
    は、上記プロセス(a)〜(b)のいずれか一つを適当
    な光学活性な出発物質を用いて実施することができ、又
    はラセミ形を分割することができる(A、R1、R2、X
    及びQは請求項1に記載の意味を有し、ローマ数字によ
    って表す化学式はこの特許請求の範囲の最後に記載す
    る)ことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 式Iの化合物又はその薬剤学的に受容
    される塩を薬剤学的に受容される希釈剤又はキャリヤー
    と共に含む、アデノシンの作用に拮抗する薬剤組成物。
  14. 【請求項14】 心臓血管障害を治療するために使用す
    る請求項13記載のアデノシンの作用に拮抗する薬剤組
    成物。
  15. 【請求項15】 Q、R 1 、R 2 及びXが請求項12で定
    義した通りである式VIII(下記に示す)の化合物。
  16. 【請求項16】 Q、R 2 、X及びZaが請求項12で
    定義した通りである式X(下記に示す)の化合物。上記
    特許請求の範囲中の化学構造式は次の通りである: 【化1】
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