JP2022057233A - フレームジョイント及びそのフレームラック - Google Patents
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Abstract
【課題】破損時に一部の部材の取り換えで済ませられ、また、金型等の製造コストを低減させられるフレームジョイントと、そのフレームジョイントを用いて簡素に組み立てられながらも強度の高いフレームラックを提供する。【解決手段】複数のフレームの間に介在し、複数のフレームを連結するフレームジョイントであって、多面体形状のジョイント本体部と、フレームが連結されるフレーム連結面に突設されるフレーム連結部130とを備え、ジョイント本体部が、略同一形状の複数の分割部材の接合によって形成され、各分割部材が、フレーム連結面に垂直な突条と条溝とを有し、一方の分割部材の突条を他方の分割部材の条溝に嵌合させると共に、一方の分割部材の条溝を他方の分割部材の突条に嵌合させることで、分割部材を接合させる。【選択図】図10
Description
本発明は、複数のフレームの間に介在し、複数のフレームを連結するフレームジョイントと、そのフレームジョイントとフレームとで組み立てられるフレームラックに関する。
複数のフレームを連結するフレームジョイントや、そのフレームジョイントとフレームとで組み立てられるフレームラックは、周知であり、特許文献1-2などが挙げられる。
そのような従来のフレームジョイントは単一の部材であり、ごく一部の破損でも全体を取り換える必要があった。また、従来のフレームジョイントとフレームとの連結はネジ止め等を要し、フレームラックの歪みの一因になっていた。
特許文献3-4は、本出願人による先行出願であり、フレームジョイントとフレームとの連結を簡素化しているが、フレームジョイントは単一の部材である。
そこで、本発明は、フレームジョイントを複数の部材の組み合わせで構成して、破損時に一部の部材の取り換えで済ませられ、また、その複数の部材の形状を同じにして、金型等の製造コストを低減させられるフレームジョイントと、そのフレームジョイントを用いて簡素に組み立てられながらも強度の高いフレームラックを提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、本発明のフレームジョイントは次の構成を備える。
すなわち、複数のフレームの間に介在し、複数のフレームを連結するフレームジョイントであって、多面体形状のジョイント本体部と、フレームの連結されるフレーム連結面に突設されるフレーム連結部とを備え、ジョイント本体部が、略同一形状の複数の分割部材の接合によって形成され、各分割部材が、フレーム連結面に垂直な突条と条溝とを有し、一方の分割部材の突条を他方の分割部材の条溝に嵌合させると共に、一方の分割部材の条溝を他方の分割部材の突条に嵌合させることで、分割部材が接合することを特徴とする。
すなわち、複数のフレームの間に介在し、複数のフレームを連結するフレームジョイントであって、多面体形状のジョイント本体部と、フレームの連結されるフレーム連結面に突設されるフレーム連結部とを備え、ジョイント本体部が、略同一形状の複数の分割部材の接合によって形成され、各分割部材が、フレーム連結面に垂直な突条と条溝とを有し、一方の分割部材の突条を他方の分割部材の条溝に嵌合させると共に、一方の分割部材の条溝を他方の分割部材の突条に嵌合させることで、分割部材が接合することを特徴とする。
ここで、典型的な一実施例として、ジョイント本体部を正6面体とし、分割部材を、第1分割部材と第2分割部材の2個とし、第1分割部材と第2分割部材のそれぞれに、フレーム連結面が1面設け、その2面のフレーム連結面を互いに直交させてもよい。
同様に、ジョイント本体部が正6面体とし、分割部材を、第1分割部材と第2分割部材と第3分割部材の3個とし、第1分割部材の突条を、第2分割部材の条溝と第3分割部材の条溝との組み合わせの複合条溝に嵌合させると共に、第2分割部材の突条を、第3分割部材の条溝と第1分割部材の条溝との組み合わせの複合条溝に嵌合させると共に、第3分割部材の突条を、第1分割部材の条溝と第2分割部材の条溝との組み合わせの複合条溝に嵌合させ、第1分割部材と第2分割部材と第3分割部材のそれぞれに、フレーム連結面を1面設け、その3面のフレーム連結面を、互いに直交させてもよい。
また、フレームの連結されないフレーム非連結面に、凸部または凹部のいずれか片方を形成し、その凸部が凹部に略合致する形状にして、フレームジョイント同士の安定した並列に寄与させてもよい。
本発明のフレームラックは次の構成を備える。
すなわち、上述のフレームジョイントと、そのフレーム連結部に連結されるフレームとで組み立てられるフレームラックであって、フレームが、略角柱状であり、そのフレームの端部が、開口した空洞部を有し、フレーム連結部が、フレーム端部の空洞部に嵌合する突起を備えることを特徴とする。
すなわち、上述のフレームジョイントと、そのフレーム連結部に連結されるフレームとで組み立てられるフレームラックであって、フレームが、略角柱状であり、そのフレームの端部が、開口した空洞部を有し、フレーム連結部が、フレーム端部の空洞部に嵌合する突起を備えることを特徴とする。
ここで、ジョイント本体部の稜線部に、溝を設け、フレームの外面に、長手方向に沿った直線状の溝を設け、ジョイント本体部とフレームが連結された際、両溝が連続した直線状に配置され、その溝に板状体を設置可能である構成にして、ラックの組み立てに寄与させてもよい。
本発明によると、製造コストが低減し、使用者の利便性も向上する利点がある。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ここでは、ジョイント本体部やフレーム連結部やフレームについて典型的な例を挙げるが、それらの形状や形態は本出願の範囲内で改変可能であり、締結や接着など、本出願の要旨以外の要素は、従来公知技術を適宜適用可能である。
図1-3は、それぞれ、本発明による一実施例のフレームジョイントのフレーム連結面側の右側面及び底面寄りの斜視図、右側面及び上面寄りの斜視図、左側面及び上面寄りの斜視図である。なお、ここでの左右上下は、図1-3の相対関係による呼称である。
本発明のフレームジョイントは、複数のフレームの間に介在し、その複数のフレーム同士を連結する。フレームジョイントには、多面体形状のジョイント本体部(10)と、そのジョイント本体部(10)の外面でありフレームの連結されるフレーム連結面(11)に突設されるフレーム連結部(30)とを備える。
本実施例では、ジョイント本体部(10)の多面体形状の例として、正6面体を挙げる。
しかし、多面体形状として、正4面体、正8面体、3角錐、4角錐、4角錐台、平行6面体などが用途に応じて同様に使用できる。
しかし、多面体形状として、正4面体、正8面体、3角錐、4角錐、4角錐台、平行6面体などが用途に応じて同様に使用できる。
本実施例では、フレーム連結面(11)の数が2の例を挙げる。
しかし、フレーム連結面(11)の数は、2からジョイント本体部(10)の面の数まで可能である。
しかし、フレーム連結面(11)の数は、2からジョイント本体部(10)の面の数まで可能である。
本実施例では、2つのフレーム連結面(11)が直交している例を挙げる。
しかし、2つフレーム連結面(11)のなす角は、30°、45°、60°、120°、150°などが用途に応じて同様に使用できる。
しかし、2つフレーム連結面(11)のなす角は、30°、45°、60°、120°、150°などが用途に応じて同様に使用できる。
ジョイント本体部(10)は、略同一形状の複数の分割部材の接合によって形成される。
本実施例では、分割部材の数が2の例を挙げる。
すなわち、分割部材は、第1分割部材(100)と第2分割部材(200)の2個であり、各分割部材(100)(200)のそれぞれに、板状のフレーム連結面(101)(201)が1面ずつ設けられ、各フレーム連結面(101)(201)のそれぞれに、フレーム連結部(130)(230)が1つずつ設けられる。
なお、分割部材の数は、2からジョイント本体部(10)の面の数まで可能である。
すなわち、分割部材は、第1分割部材(100)と第2分割部材(200)の2個であり、各分割部材(100)(200)のそれぞれに、板状のフレーム連結面(101)(201)が1面ずつ設けられ、各フレーム連結面(101)(201)のそれぞれに、フレーム連結部(130)(230)が1つずつ設けられる。
なお、分割部材の数は、2からジョイント本体部(10)の面の数まで可能である。
図4-11は、それぞれ、本発明による一実施例のフレームジョイントの分割部材である第1分割部材(100)のフレーム連結面側の正面図、右側面図、底面図、右側面及び底面寄りの斜視図、右側面及び上面寄りの斜視図、左側面及び上面寄りの斜視図、フレーム連結面の裏面側の右側面及び底面寄りの斜視図、フレーム連結面の裏面側の左側面及び上面寄りの斜視図である。
本実施例では、第1分割部材(100)と第2分割部材(200)の形状は同一である。
しかし、例えば、フレーム連結部(130)とフレーム連結部(230)の長さに差があるなど、第1分割部材(100)と第2分割部材(200)の接合に支障を生じない部位については、第1分割部材(100)と第2分割部材(200)の形状に差異はあってもよい。
しかし、例えば、フレーム連結部(130)とフレーム連結部(230)の長さに差があるなど、第1分割部材(100)と第2分割部材(200)の接合に支障を生じない部位については、第1分割部材(100)と第2分割部材(200)の形状に差異はあってもよい。
第1分割部材(100)のフレーム連結面(101)の裏面(102)の隣接する2辺には、それに垂直な板状の2つの外面(103)(104)が立設されている。
第1分割部材(100)と第2分割部材(200)が接合された際、第1分割部材(100)のフレーム連結面(101)と2つの外面(103)(104)が、第2分割部材(200)のフレーム連結面(201)と2つの外面(202)(203)と合わさって、ジョイント本体部(10)の6面が形成される。
第1分割部材(100)と第2分割部材(200)が接合された際、第1分割部材(100)のフレーム連結面(101)と2つの外面(103)(104)が、第2分割部材(200)のフレーム連結面(201)と2つの外面(202)(203)と合わさって、ジョイント本体部(10)の6面が形成される。
第1分割部材(100)のフレーム連結面(101)の裏面(102)には、それに垂直な複数の突条が立設されている。
突条の設けられない部位である空洞の一部は、条溝として作用し、第1分割部材(100)の突条が第2分割部材(200)の条溝に嵌合すると共に、第2分割部材(200)の突条が第1分割部材(100)の条溝に嵌合することで、第1分割部材(100)と第2分割部材(200)が接合する。
突条の設けられない部位である空洞の一部は、条溝として作用し、第1分割部材(100)の突条が第2分割部材(200)の条溝に嵌合すると共に、第2分割部材(200)の突条が第1分割部材(100)の条溝に嵌合することで、第1分割部材(100)と第2分割部材(200)が接合する。
本実施例では、突条が2つ設けられているが、数は任意である。
また、各突条の形状は、平板状であるが、フレーム連結面(101)に垂直である条件を満たせば、湾曲したり、凹凸があってもよい。また、中空でも中実でもよい。また、連続体でも不連続体でもよい。
図示の例の1つの突条である第1突条(110)は、直方体板(110a)と直方体板(110b)とで構成される。直方体板(110a)と直方体板(110b)が離れているが、連続した一体でもよい。直方体板(110a)と直方体板(110b)と、外面(103)(104)との間が空洞であるが、この空洞はなくてもよい。すなわち、第1突条(110)は略直方体状である。
図示の例のもう1つの突条である第2突条(111)は、直方体板(111a)と直方体板(111b)と直方体板(111c)とで構成される。直方体板(111a)と直方体板(111c)との間が空洞であるが、この空洞はなくてもよい。すなわち、第2突条(111)も略直方体状である。
なお、図示の例では、第2突条(111)の直方体板(111c)に接する2等辺3角形状の板(112a)と、第1突条(110)の直方体板(110a)と直方体板(110b)に接する2等辺3角形状の板(112b)と、板(112a)と板(112b)との連なる板(112c)とで構成される3角突起(112)が備わっているが、これは、突条として機能するものではなく、フレームラックの部材である後述の溝(52)と同様に機能するものである。
ここで、第2突条(111)と、外面(104)と、外面(103)に対向する開口面と、外面(104)に対向する開口面とで囲まれた略直方体状の空洞が、第1条溝(120)として機能する。
第2突条(111)と、第1突条(110)と、外面(103)と、3角突起(112)とで囲まれた略直方体状の空洞が、第2条溝(121)として機能する。
第1分割部材(100)を第2分割部材(200)に接合させるには、第1分割部材(100)のフレーム連結面(101)、外面(103)、外面(104)を、それぞれ、第2分割部材(200)の外面(203)、外面(202)、フレーム連結面(201)に対向させ、第1分割部材(100)のフレーム連結面(101)を、フレーム連結面(101)に垂直な方向へ移動させる。
これにより、第1分割部材(100)の第1突条(110)が、第2分割部材(200)の第1条溝に嵌合すると共に、第1分割部材(100)の第2突条(111)が、第2分割部材(200)の第2条溝に嵌合する。
これにより、第1分割部材(100)の第1突条(110)が、第2分割部材(200)の第1条溝に嵌合すると共に、第1分割部材(100)の第2突条(111)が、第2分割部材(200)の第2条溝に嵌合する。
本実施例では、条溝が2つ設けられているが、数は任意である。
複数の突条が、1つの条溝に嵌合してもよい、1つの突条が、複数の条溝に嵌合してもよい、
複数の突条が、1つの条溝に嵌合してもよい、1つの突条が、複数の条溝に嵌合してもよい、
また、突条と条溝の形状や配置位置は、両者が嵌合する条件下で任意である。
図12-23は、別実施例に関し、上記実施例との差異の主旨は、分割部材の数が2から3に変わったことであり、基本は同様である。
図12-15は、それぞれ、別実施例のフレームジョイントのフレーム連結面側の右側面及び底面寄りの斜視図、左側面及び底面寄りの斜視図、右側面及び上面寄りの斜視図、フレーム連結面の裏面側の左側面及び上面寄りの斜視図である。
本実施例では、分割部材が、同一形状の第1分割部材(150)と第2分割部材(250)と第3分割部材(350)の3個であり、各分割部材(150)(250)(350)のそれぞれに、板状のフレーム連結面(151)(251)(351)が1面ずつ設けられ、各フレーム連結面(151)(251)(351)のそれぞれに、フレーム連結部(180)(280)(380)が1つずつ設けられ、また、各フレーム連結面(151)(251)(351)のそれぞれに垂直に外面(153)(252)(352)が立設されている。
フレーム連結面(51)を成す3つのフレーム連結面(151)(251)(351)を互いに直交させて、3つの分割部材(150)(250)(350)を接合することで、3つのフレーム連結面(151)(251)(351)と3つの外面(153)(252)(352)から成る正6面体状のジョイント本体部(50)が形成される。
フレーム連結面(51)を成す3つのフレーム連結面(151)(251)(351)を互いに直交させて、3つの分割部材(150)(250)(350)を接合することで、3つのフレーム連結面(151)(251)(351)と3つの外面(153)(252)(352)から成る正6面体状のジョイント本体部(50)が形成される。
図16-23は、それぞれ、本発明による別実施例のフレームジョイントの分割部材である第1分割部材(150)のフレーム連結面の裏面側の正面図、右側面図、上面図、フレーム連結面側の右側面及び底面寄りの斜視図、左側面及び底面寄りの斜視図、フレーム連結面の裏面側の左側面及び底面寄りの斜視図、左側面及び上面寄りの斜視図、右側面及び上面寄りの斜視図である。
第1分割部材(150)のフレーム連結面(151)の裏面(152)には、それに垂直な突条(160)(161)(162)(163)(164)が立設されている。
突条(160)は中空の略直方体状であり、4つの突条(161)(162)(163)(164)は板状であり、4つの突条(161)(162)(163)(164)が交差して略十字状を成し、突条(161)の端面が突条(160)の側面に連続している。突条(160)は、4つの突条(161)(162)(163)(164)より高い。
突条(160)は中空の略直方体状であり、4つの突条(161)(162)(163)(164)は板状であり、4つの突条(161)(162)(163)(164)が交差して略十字状を成し、突条(161)の端面が突条(160)の側面に連続している。突条(160)は、4つの突条(161)(162)(163)(164)より高い。
4つの突条(161)(162)(163)(164)は突条(160)より低いため、4つの突条(161)(162)(163)(164)の間と上部に空隙があり、それが第1条溝(170)を形成し、また、いずれの突条(160)(161)(162)(163)(164)も位置しない略直方体状の空隙が第2条溝(171)を形成している。
第1分割部材(150)と第2分割部材(250)を接合するには、第1分割部材(150)の突条(160)を第1条溝(170)及び第2条溝(171)に嵌合させると共に、突条(161)(162)(163)(164)を第2条溝(171)に嵌合させる。
この際、第1分割部材(150)の突条(160)の短側面(160a)が、第2分割部材(250)の突条(160に相当)の長側面(160bに相当)に当接すると共に、第1分割部材(150)の突条(164)の端面(164a)が、第2分割部材(250)の突条(160に相当)の長側面(160bに相当)に当接すると共に、第1分割部材(150)の突条(162)の側面(162a)が、第2分割部材(250)の突条(163に相当)の側面(163aに相当)に当接する。
この際、第1分割部材(150)の突条(160)の短側面(160a)が、第2分割部材(250)の突条(160に相当)の長側面(160bに相当)に当接すると共に、第1分割部材(150)の突条(164)の端面(164a)が、第2分割部材(250)の突条(160に相当)の長側面(160bに相当)に当接すると共に、第1分割部材(150)の突条(162)の側面(162a)が、第2分割部材(250)の突条(163に相当)の側面(163aに相当)に当接する。
第1分割部材(150)と第2分割部材(250)との接合体と第3分割部材(350)を接合するには、第3分割部材(350)の突条(160に相当)を、第1分割部材(150)の第1条溝(170)及び第2条溝(171)と、第2分割部材(250)の第1条溝(170に相当)とに嵌合させると共に、第3分割部材(350)の突条(161に相当)(162に相当)(163に相当)(164に相当)を第1分割部材(150)の第2条溝(171)と第2分割部材(250)の第2条溝(171に相当)とに嵌合させる。
この際、第3分割部材(350)の突条(160に相当)の短側面(160aに相当)が、第2分割部材(250)の突条(160に相当)の長側面(160bに相当)に当接すると共に、第3分割部材(350)の突条(160に相当)の長側面(160bに相当)が、第1分割部材(150)の突条(160に相当)の短側面(160aに相当)に当接すると共に、第3分割部材(350)の突条(163に相当)の端面(163aに相当)が、第1分割部材(250)の突条(162)の側面(162a)に当接すると共に、第3分割部材(350)の突条(162に相当)の側面(162a)が、第2分割部材(250)の突条(163に相当)の側面(163aに相当)に当接する。
この際、第3分割部材(350)の突条(160に相当)の短側面(160aに相当)が、第2分割部材(250)の突条(160に相当)の長側面(160bに相当)に当接すると共に、第3分割部材(350)の突条(160に相当)の長側面(160bに相当)が、第1分割部材(150)の突条(160に相当)の短側面(160aに相当)に当接すると共に、第3分割部材(350)の突条(163に相当)の端面(163aに相当)が、第1分割部材(250)の突条(162)の側面(162a)に当接すると共に、第3分割部材(350)の突条(162に相当)の側面(162a)が、第2分割部材(250)の突条(163に相当)の側面(163aに相当)に当接する。
図24-26は、それぞれ、フレームの一実施例の正面図、平面図、斜視図である。
本実施例のフレーム(90)は、中空の略4角柱状であり、両端に4つの開口(91)を有する。
各開口(91)の内部の空洞部(92)に、突起状のフレーム連結部(30)(80)が挿嵌することで、フレームジョイントによって複数のフレーム(90)が連結される。
なお、フレーム(90)とフレーム連結部(30)(80)の形状は、両者が連結可能であれば任意である。
本実施例のフレーム(90)は、中空の略4角柱状であり、両端に4つの開口(91)を有する。
各開口(91)の内部の空洞部(92)に、突起状のフレーム連結部(30)(80)が挿嵌することで、フレームジョイントによって複数のフレーム(90)が連結される。
なお、フレーム(90)とフレーム連結部(30)(80)の形状は、両者が連結可能であれば任意である。
図27は、一実施例のフレームラックの斜視図、図28は、図27のフレームラックの組み立て様態を示すフレームの斜視説明図、図29は、図27のフレームラックの組み立て様態を示すフレームジョイントの斜視説明図、図30は、図27のフレームラックにパネルを嵌めた状態を示すパネル付きフレームラックの斜視図である。
図28のように、直方体の全ての稜線部にフレーム(90)を配置し、図29のように、その全ての角に図12-15に示したフレームジョイントを配置して、それらを連結すると、図27のように、フレームラックが組み立てられる。
図28のように、直方体の全ての稜線部にフレーム(90)を配置し、図29のように、その全ての角に図12-15に示したフレームジョイントを配置して、それらを連結すると、図27のように、フレームラックが組み立てられる。
本実施例では、フレーム(90)の外面に、長手方向に沿った直線状の溝(93)が備わり、ジョイント本体部(50)の稜線部にも、同様の溝(52)が備わり、フレーム連結部(80)とフレーム(90)が連結された際、両溝(93)(52)が連続した直線状に配置され、図30のように、そこに板状のパネルを設置可能である。
本実施例ではまた、ジョイント本体部(50)の外面のうち、フレーム(90)の連結されないフレーム非連結面に、凸部(53)または凹部(54)のいずれか片方が形成されている。その凸部(53)と凹部(54)とは略合致する形状であり、凸部(53)を凹部(54)に嵌合することで、凸部(53)の備わるフレーム非連結面と凹部(54)の備わるフレーム非連結面とが密着し、複数のフレームラックを横並びに密着させて安定に配列可能である。
本発明によると、フレームジョイント及びフレームラックの普及に役立ち、産業上利用価値が高い。
10 ジョイント本体部
11 フレーム連結面
30 フレーム連結部
50 ジョイント本体部
51 フレーム連結面
52 溝
53 凸部
54 凹部
80 フレーム連結部
90 フレーム
91 開口
92 空洞部
93 溝
100 第1分割部材
101 フレーム連結面
102 フレーム連結面の裏面
103、104 外面
110 第1突条
110a、110b 直方体板
111 第2突条
111a、111b、111c 直方体板
112 3角突起
112a、112b、112c 板
120 第1条溝
121 第2条溝
130 フレーム連結部
150 第1分割部材
151 フレーム連結面
152 フレーム連結面の裏面
153 外面
160 突条
160a 短側面
160b 長側面
161、162 突条
162a 側面
163 突条
163a 側面
164 突条
170 第1条溝
171 第2条溝
180 フレーム連結部
200 第2分割部材
201 フレーム連結面
202、203 外面
230 フレーム連結部
250 第2分割部材
251 フレーム連結面
252 外面
280 フレーム連結部
350 第3分割部材
351 フレーム連結面
352 外面
380 フレーム連結部
11 フレーム連結面
30 フレーム連結部
50 ジョイント本体部
51 フレーム連結面
52 溝
53 凸部
54 凹部
80 フレーム連結部
90 フレーム
91 開口
92 空洞部
93 溝
100 第1分割部材
101 フレーム連結面
102 フレーム連結面の裏面
103、104 外面
110 第1突条
110a、110b 直方体板
111 第2突条
111a、111b、111c 直方体板
112 3角突起
112a、112b、112c 板
120 第1条溝
121 第2条溝
130 フレーム連結部
150 第1分割部材
151 フレーム連結面
152 フレーム連結面の裏面
153 外面
160 突条
160a 短側面
160b 長側面
161、162 突条
162a 側面
163 突条
163a 側面
164 突条
170 第1条溝
171 第2条溝
180 フレーム連結部
200 第2分割部材
201 フレーム連結面
202、203 外面
230 フレーム連結部
250 第2分割部材
251 フレーム連結面
252 外面
280 フレーム連結部
350 第3分割部材
351 フレーム連結面
352 外面
380 フレーム連結部
Claims (6)
- 複数のフレームの間に介在し、複数のフレームを連結するフレームジョイントであって、
多面体形状のジョイント本体部と、
フレームの連結されるフレーム連結面に突設されるフレーム連結部とを備え、
ジョイント本体部が、略同一形状の複数の分割部材の接合によって形成され、
各分割部材が、フレーム連結面に垂直な突条と条溝とを有し、
一方の分割部材の突条を他方の分割部材の条溝に嵌合させると共に、一方の分割部材の条溝を他方の分割部材の突条に嵌合させることで、分割部材が接合する
ことを特徴とするフレームジョイント。 - ジョイント本体部が正6面体であり、
分割部材が、第1分割部材と第2分割部材の2個であり、
第1分割部材と第2分割部材のそれぞれに、フレーム連結面が1面設けられ、
その2面のフレーム連結面が、互いに直交する
請求項1に記載のフレームジョイント。 - ジョイント本体部が正6面体であり、
分割部材が、第1分割部材と第2分割部材と第3分割部材の3個であり、
第1分割部材の突条が、第2分割部材の条溝と第3分割部材の条溝との組み合わせの複合条溝に嵌合すると共に、
第2分割部材の突条が、第3分割部材の条溝と第1分割部材の条溝との組み合わせの複合条溝に嵌合すると共に、
第3分割部材の突条が、第1分割部材の条溝と第2分割部材の条溝との組み合わせの複合条溝に嵌合し、
第1分割部材と第2分割部材と第3分割部材のそれぞれに、フレーム連結面が1面設けられ、
その3面のフレーム連結面が、互いに直交する
請求項1に記載のフレームジョイント。 - フレームの連結されないフレーム非連結面に、凸部または凹部のいずれか片方が形成され、
その凸部が凹部に略合致する形状である
請求項1ないし3のいずれかに記載のフレームジョイント。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載のフレームジョイントと、
そのフレーム連結部に連結されるフレームとで組み立てられるフレームラックであって、
フレームが、略角柱状であり、
そのフレームの端部が、開口した空洞部を有し、
フレーム連結部が、フレーム端部の空洞部に嵌合する突起を備える
ことを特徴とするフレームラック。 - ジョイント本体部の稜線部に、溝が備わり、
フレームの外面に、長手方向に沿った直線状の溝が備わり、
ジョイント本体部とフレームが連結された際、両溝が連続した直線状に配置され、その溝に板状体を設置可能である
請求項5に記載のフレームラック。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020165375A JP2022057233A (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | フレームジョイント及びそのフレームラック |
PCT/JP2021/034634 WO2022071032A1 (ja) | 2020-09-30 | 2021-09-21 | フレームジョイント及びそのフレームラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020165375A JP2022057233A (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | フレームジョイント及びそのフレームラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022057233A true JP2022057233A (ja) | 2022-04-11 |
Family
ID=80950188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020165375A Pending JP2022057233A (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | フレームジョイント及びそのフレームラック |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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DE4307920A1 (de) * | 1993-03-12 | 1994-09-15 | Zeller Plastik Koehn Graebner | Profil-System |
US5470139A (en) * | 1994-01-24 | 1995-11-28 | Hsiao; Szu-Chang | Combined display case |
EP2678571B1 (de) * | 2011-02-25 | 2015-04-01 | C E S Control Enclosure Systems GmbH | Eckverbinder für hohlprofile |
JP6749572B2 (ja) * | 2017-09-18 | 2020-09-02 | 株式会社フォクシィ | パイプジョイント |
-
2020
- 2020-09-30 JP JP2020165375A patent/JP2022057233A/ja active Pending
-
2021
- 2021-09-21 WO PCT/JP2021/034634 patent/WO2022071032A1/ja active Application Filing
Also Published As
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