JP2001093701A - シャント抵抗器 - Google Patents
シャント抵抗器Info
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- JP2001093701A JP2001093701A JP27061699A JP27061699A JP2001093701A JP 2001093701 A JP2001093701 A JP 2001093701A JP 27061699 A JP27061699 A JP 27061699A JP 27061699 A JP27061699 A JP 27061699A JP 2001093701 A JP2001093701 A JP 2001093701A
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Abstract
曲げてもケースの側壁部にクラックが入るのを防ぐこと
ができるシャント抵抗器を提供する。 【解決手段】 抵抗体3の両端に一対の端子金具4,4
を備えたシャント抵抗器本体1をセラミックス製のケー
ス2内に配置する。ケース2の他方の側壁部6aの内壁
面上に補強用リブ6cを設ける。一対の端子金具4,4
にケース2の側壁部6aの外面6a3に沿うように折り
曲げ加工を施す。
Description
ャント抵抗器に関するものである。
扱うシャント抵抗器は、図5の断面図に示すように、耐
熱性の高いセラミックス製のケース101内にシャント
抵抗器本体102が配置された構造を有している。シャ
ント抵抗器本体102は、金属製の抵抗体103の両端
に一対の金属製の端子金具104,104が固定された
構造を有している。また、ケース101は、抵抗体10
3の両面を覆う一対の側壁部105A,105Bと一対
の端子金具104,104を突出させる一対の開口部1
06,106とを備えている。そして、一対の側壁部1
05A,105Bの一方の側壁部105Aの内壁面が抵
抗体103と接触する接触面を構成している。このよう
なシャント抵抗器は、図6に示すように、ケース101
内に平板状のシャント抵抗器102を配置した後にケー
ス101の他方の側壁部105Bと一対の端子金具10
4,104とに相互に対向する方向に向く力P101,
P102を加えて、一対の端子金具104,104を側
壁部105Bの外面即ち側面105aに沿うように折り
曲げて完成する。
うに一対の端子金具104,104を折り曲げると、側
壁部105Bに加わるP101によって側壁部105B
にクラックが入るおそれがある。そのため、従来のシャ
ント抵抗器では、一対の端子金具104,104を折り
曲げるときの折り曲げ条件を厳重に管理しなければなら
ず、製造が煩雑であった。
対の端子金具を折り曲げたときにケースの側壁部にクラ
ックが入るのを防ぐことができるシャント抵抗器を提供
することにある。
することなく一対の端子金具を折り曲げることができ
て、容易に製造できるシャント抵抗器を提供することに
ある。
るシャント抵抗器は、金属製の抵抗体の両端に一対の金
属製の端子金具が固定されたシャント抵抗器本体と、抵
抗体と接触する接触面及び一対の端子金具を突出させる
一対の開口部を備えて抵抗体を覆うセラミックス製のケ
ースとを備えており、一対の端子金具は、ケースの外部
に突出した状態で前述の接触面を有する一方の側壁部と
対向する他方の側壁部の外面に沿うように折り曲げ加工
が施されて成形されている。本発明では、ケースの他方
の側壁部の内壁面に一対の端子金具に折り曲げ加工が施
される際に側壁部に加わる応力に対して側壁部を補強す
る1以上の補強用リブを設ける。本発明のように補強用
リブを設けると、一対の端子金具にケースの他方の側壁
部の外面に沿うように折り曲げ加工を施こしても、この
他方の側壁部が割れるのを補強用リブの補強作用により
防ぐことができる。そのため、従来のように特別な管理
を必要とすることなく一対の端子金具を折り曲げて、シ
ャント抵抗器を容易に製造できる。
には、補強用リブが一方の側壁部と当接するように補強
用リブを形成するのが望ましい。その場合には、抵抗体
に補強用リブが嵌合される孔または溝を形成し、一方の
側壁部の接触面と当接する高さ寸法を有するように補強
用リブを形成すればよい。なお、補強用リブは少なくと
も側壁部の機械的強度を高めることができるものであれ
ばよく、その形状及び配置態様は任意である。
スの一方の側壁部と、ケースの一対の開口部からそれぞ
れ突出する一対の端子金具とに相互に対向する向きの力
を加えて折り曲げるので、一対の端子金具を折り曲げ加
工する際には、一対の開口部が並ぶ方向にケースがしな
るように側壁部に力が加わる。そのため、補強用リブと
しては、一対の開口部が並ぶ方向に沿って延び間隔を開
けて配置されたる2本以上の補強用リブを用いるのが最
も望ましい。このような2本以上の補強用リブを用いる
と、ケースが一対の開口部に並ぶ方向にしなるのを抑制
して、側壁部にクラックが入るのを有効に防ぐことがで
きる。このような補強用リブを有するシャント抵抗器の
具体的な構成では、抵抗体を、一対の端子金具が固定さ
れる一対の端子固定部と、一対の端子固定部の対角線上
に位置する端部に一端が連結されて他方の端子固定部に
向かって延びる第1の一対の直線部と、第1の一対の直
線部の他端から他方の直線部に向かって延びる第2の一
対の直線部と、第2の一対の直線部の他端どうしを連結
する連結部とから構成すればよい。そして、第1の一対
の直線部と連結部との間に形成された溝に補強用リブを
それぞれ嵌合すればよい。
を参照して詳細に説明する。図1(A)は本発明の実施
の形態のシャント抵抗器の平面図であり、図1(B)は
図1(A)のB−B線概略断面図である。なお、図1
(B)では、理解を容易にするために、シャント抵抗器
本体1の厚み寸法を誇張して描いている。両図に示すよ
うに、本例のシャント抵抗器は、シャント抵抗器本体1
が部分的にケース2内に収納された構造を有している。
げ加工が施される前)のシャント抵抗器本体1を示して
いる。シャント抵抗器本体1は、本図に示すように、金
属製の抵抗体3の両端に一対の金属製の端子金具4,4
が複数の溶接部4a…により固定された構造を有してい
る。抵抗体3は、S字クランク状に曲がりくねった形状
を有しており、一対の端子金具4,4が固定される矩形
状または板状の一対の端子固定部3a,3aと、一対の
端子固定部3a,3aの対角線上に位置する端部に一端
が連結されて他方の端子固定部に向かって延びる矩形状
の第1の一対の直線部3b,3bと、第1の一対の直線
部3b,3bの他端から他方の直線部に向かって延びる
矩形状の第2の一対の直線部3c,3cと、第2の一対
の直線部3c,3cの他端どうしを連結する矩形状の連
結部3dとを有している。これにより、第1の一対の直
線部の一方の直線部3bと連結部3dとの間には、矩形
状の第1の溝3eが形成され、第1の一対の直線部の他
方の直線部3bと連結部3dとの間には、第1の溝3e
と平行に延びる矩形状の第2の溝3fが形成されること
になる。一対の端子金具4,4は、後述するケース2の
外部に突出した状態で第2の側壁部6aの側面6a2,
6a2から裏面または外面6a3に沿って折り曲げ加工
が施されて成形されている。
解された状態のケース2を示している。ケース2はセラ
ミックスにより形成されており、図3に示すように、第
1のケース体5と第2のケース体6とが組合されて構成
されている。第1のケース体5は、矩形状の第1の側壁
部(一方の側壁部)5aと、第1の側壁部5aの対向す
る2辺から第1の側壁部5aの面と直交する方向に延び
る一対の対向壁5b,5bとを有している。第1の側壁
部5aの一対の対向壁5b,5bに囲まれた内壁面が、
シャント抵抗器本体1の抵抗体3と接触する接触面5c
を構成している。一対の対向壁部5b,5bは、第1の
側壁部5aとは反対側に位置する端部に互いに対向する
段部5d及び5eを有している。
対向する矩形状の第2の側壁部(他方の側壁部)6a
と、この第2の側壁部6aの第1の側壁部5aと対向す
る内壁面6a1上に形成された2つの補強用リブ6b,
6cとを有している。この例の補強用リブ6b,6c
は、内壁面6a1上に接着剤を用いて接合されている。
しかしながら、補強用リブ6b,6cは、第2の側壁部
6aと一体に成形されていてもよいのは勿論である。第
2の側壁部6aの対向する2つの縁部6d,6eが第1
のケース体5の段部5d及び5eにそれぞれ嵌合されて
ケース2が構成される。そして、第1のケース体5と第
2のケース体6とが組合された状態で図1に示すよう
に、側壁部5a,6a及び一対の対向壁部5b,5bに
囲まれてシャント抵抗器本体1の抵抗体3を収納する抵
抗体収納空間2aと、該抵抗体収納空間2aと連通しケ
ース2の長手方向の両端に開口する開口部2b,2bと
がケース2内に形成されることになる。2つの補強用リ
ブ6b,6cは、いずれも直方体形状を有しており、こ
の例では、第1の側壁部5aの接触面5cと当接する高
さ寸法を有している。また、これら2つの補強用リブ6
b,6cは、一対の開口部2b,2bが並ぶ方向に沿っ
て延びるように間隔を開けて平行に配置されており、シ
ャント抵抗器本体1がケース2に収納された状態でシャ
ント抵抗器本体1の第1の溝3e及び第2の溝3fにそ
れぞれ嵌合される。
組み立てる。まず、第2のケース体6の2つの補強用リ
ブ6b,6cがシャント抵抗器本体1の第1の溝3e及
び第2の溝3fにそれぞれ嵌合されるように、第2のケ
ース体6上にシャント抵抗器本体1を配置する。次に、
第2のケース体6の第2の側壁部6aの対向する2つの
縁部6d,6e及び第1のケース体5の段部5d及び5
eの少なくとも一方に接着剤を塗布してから、両者を嵌
合して接合し、ケース2を作る。この状態において、シ
ャント抵抗器本体1の一対の端子金具4,4は、図4に
示すように、ケース2の一対の開口部2b,2bから外
部に突き出ている。次に、ケース2の第2の側壁部6a
と一対の端子金具4,4とに相互に対向する方向に向く
力P1,P2を加えて、一対の端子金具4,4を第2の
側壁部6aの側面6a2,6a2から裏面または外面6a
3に沿って折り曲げて、図1に示すようなシャント抵抗
器を完成する。なお、折り曲げた端子金具4,4を第2
の側壁部6aの裏面または外面6a3に接着剤を用いて
接合してもよい。本例では、第2の側壁部6aと一対の
端子金具4,4とに相互に対向する方向に向く力P1,
P2を加えて、一対の端子金具4,4を折り曲げるの
で、折り曲げ加工の際には、一対の開口部2b,2bが
並ぶ方向の中央部が凸になるようにケース2がしなる。
しかしながら、一対の開口部2b,2bが並ぶ方向に沿
って延び間隔を開けて配置された補強用リブ6b,6c
によりケース2がしなるのが抑制されるので、第2の側
壁部6aにクラックが入るのを防ぐことができる。
スの側壁部の外面に沿うように折り曲げ加工を施して
も、この側壁部にクラックが入るのを補強用リブの補強
作用により防ぐことができる。そのため、従来のように
特別な管理を必要とすることなく一対の端子金具を折り
曲げて、シャント抵抗器を容易に製造できる。
の平面図であり、(B)は図1(A)のB−B線断面図
である。
平面図である。
のケースを示す斜視図である。
てる態様を説明するために用いる概略断面図である。
するために用いる概略断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 金属製の抵抗体の両端に一対の金属製の
端子金具が固定されたシャント抵抗器本体と、 前記抵抗体と接触する接触面及び前記一対の端子金具を
突出させる一対の開口部を備えて前記抵抗体を覆うセラ
ミックス製のケースとを備え、 前記一対の端子金具が、前記ケースの外部に突出した状
態で前記接触面を有するケースの一方の側壁部と対向す
る他方の側壁部の外面に沿うようにそれぞれ折り曲げ加
工が施されて成形されているシャント抵抗器であって、 前記ケースの前記他方の側壁部の内壁面には前記一対の
端子金具に折り曲げ加工が施される際に前記側壁部に加
わる応力に対して前記側壁部を補強する1以上の補強用
リブが設けられていることを特徴とするシャント抵抗
器。 - 【請求項2】 前記抵抗体には前記補強用リブが嵌合さ
れる孔または溝が形成されている請求項1に記載のシャ
ント抵抗器。 - 【請求項3】 前記補強用リブは前記他方の側壁部と対
向する前記一方の側壁部の前記接触面と当接する高さ寸
法を有している請求項2に記載のシャント抵抗器。 - 【請求項4】 前記1以上の補強用リブは前記一対の開
口部が並ぶ方向に沿って延びる2本以上の補強用リブか
らなり、 前記2本以上の補強用リブは間隔を開けて配置されてい
る請求項2または3に記載のシャント抵抗器。 - 【請求項5】 前記抵抗体は、前記一対の端子金具が固
定される一対の端子固定部と、前記一対の端子固定部の
対角線上に位置する端部に一端が連結されて他方の端子
固定部に向かって延びる第1の一対の直線部と、前記第
1の一対の直線部の他端から他方の前記直線部に向かっ
て延びる第2の一対の直線部と、前記第2の一対の直線
部の他端どうしを連結する連結部とからなり、 前記第1の一対の直線部と前記連結部との間に形成され
た溝に前記補強用リブがそれぞれ嵌合されることを特徴
とする請求項4に記載のシャント抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27061699A JP4381523B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | シャント抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27061699A JP4381523B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | シャント抵抗器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001093701A true JP2001093701A (ja) | 2001-04-06 |
JP4381523B2 JP4381523B2 (ja) | 2009-12-09 |
Family
ID=17488578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27061699A Expired - Lifetime JP4381523B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | シャント抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4381523B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009010082A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Daikin Ind Ltd | 電子回路装置 |
US10418157B2 (en) | 2015-10-30 | 2019-09-17 | Vishay Dale Electronics, Llc | Surface mount resistors and methods of manufacturing same |
US10438729B2 (en) | 2017-11-10 | 2019-10-08 | Vishay Dale Electronics, Llc | Resistor with upper surface heat dissipation |
CN111418033A (zh) * | 2017-11-15 | 2020-07-14 | 新确有限公司 | 分流电阻器 |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP27061699A patent/JP4381523B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009010082A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Daikin Ind Ltd | 電子回路装置 |
US10418157B2 (en) | 2015-10-30 | 2019-09-17 | Vishay Dale Electronics, Llc | Surface mount resistors and methods of manufacturing same |
US10438729B2 (en) | 2017-11-10 | 2019-10-08 | Vishay Dale Electronics, Llc | Resistor with upper surface heat dissipation |
CN111418033A (zh) * | 2017-11-15 | 2020-07-14 | 新确有限公司 | 分流电阻器 |
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JP4381523B2 (ja) | 2009-12-09 |
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