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JP2021516043A - スラリーを収集及び除去するためのデバイス - Google Patents

スラリーを収集及び除去するためのデバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、動物小屋からスラリー又は類似物を収集及び除去するのに使用されるためのデバイス1、このようなデバイスを有する動物小屋、及び豚小屋などの動物小屋にデバイスを据え付ける方法に関連し、ここでは、デバイスが一体ボディ2を有し、この一体ボディ2が、1つ又は複数のファンネル3であって、各ファンネルが、上側縁部3a’によって囲まれる上側水平方向エリアを有する少なくとも1つの上側開口部3a、及び下側縁部3b’によって囲まれる下側水平方向エリアを有する下側開口部3bを有し、上側水平方向エリアが下側水平方向エリアより大きく、したがってファンネルの内部3’がファンネルの上側開口部から下側開口部まで延在する、1つ又は複数のファンネル3と、ファンネルの下側縁部からファンネルの上側縁部までファンネルを囲む包囲部分4であって、その結果、包囲部分とファンネルとの間において通気スペース5が一体ボディの中に画定される、包囲部分4と、を有する。

Description

本発明は、スラリー(汚泥物)を収集及び除去するためのデバイスと、このようなデバイスを有する動物小屋(sty)と、このようなデバイスを据え付ける方法とに関する。
本開示では、スラリーは、排出物、糞便、尿、肥料などのあらゆる種類の動物排泄物、及、食べ残し散乱物、動物飼料、水などとして定義される。一般に、妥当なレベルの衛生状態を維持すること及び特には蒸発アンモニアである空気中の汚染成分の濃度を低減することを目的として、スラリーが動物小屋から少なくとも部分的に除去されることが好ましい。
動物生産では、また特に養豚では、スラリーを動物小屋から効率的に除去するものであり、動物小屋内の空気品質を改善するものであり、また同時に作ることが安価であり、据え付けることが容易であり、且つ環境に優しいシステムを作ることが望ましい。
豚小屋のフロア・レベルの下にあるピットなどの開口部を主として有する、スラリーを収集及び除去するために使用される従来のデバイスでは、スラリーが収集されて持ち出される。スラリーはこれらのピットの中に長期間にわたって配置される可能性があり、これらの開いているピットは大きい表面積を有するものであり、通常、高いレベルのスラリー蒸発を引き起こし、高レベルのアンモニアを空気中にもたらす。さらに、スラリー中の窒素の量の減少は、その施肥特性(fertilizing property)を低下させる。通常、ピットは格子状のフロアによって覆われており、動物小屋に藁を提供することが困難であり、それにより豚の生活状態が悪化する。したがって、現在、豚小屋のフロアの少なくとも一部が中実のフロアであり、動物小屋の面積の1/3のみが格子状のフロアを有するということが必要である。
デンマーク特許DK176179B1で説明されるシステムは、動物小屋内の空気品質を改善しようと努めるものである。この文献は多数のファンネル(funnel)を有するシステムを説明している。ファンネルのピラミッド形状が、従来のスラリー・ピットを使用する場合と比較して、ファンネル内に配置されている状態のスラリーの表面積を縮小する。ピラミッド形状はまた、ピットのフロア内のパイプ・システムへのスラリーのより迅速な移動を促進する。さらに、ファンネルがHDPEプラスチックで作られることから、スラリー上の摩擦力が低減され、スラリーのより迅速な除去がさらに促進される。ピットのフロア内でパイプ・セクションを突出させることにより、ファンネルがパイプ・システムに接続される。したがって、デバイスがピット内で組み立てられる。通常、2列のファンネルが一体に据え付けられ、ここでは、通気スペースとして使用されるスペースが2列のファンネルの間にある。この目的のため、ファンネルの一方側にある開口部が設けられ、この開口部を通って空気が流れることができる。支持脚部を使用することにより、及びピットの側壁のうちの1つの側壁に接触するようにファンネルを載置することにより、ファンネルが支持される。
DK176179B1
本発明の1つの目的は、デバイス、及びこのデバイスを有する動物小屋を提供することであり、このデバイスが、動物小屋から最適に及び効果的にスラリーを収集及び排出するための手段を有する。本発明の別の目的は、動物小屋内の空気品質を改善し、空気中へ蒸発するアンモニアの量を低減することである。本発明の別の目的は、デバイス、及びデバイスを有する動物小屋を提供することであり、このデバイスがよりコンパクトで単純なデザインを有し、それにより、材料コスト、製作コスト、及び据え付けコストを低減する。別の目的は、デバイス、及びこのデバイスを有する動物小屋を提供することであり、このデバイスは、予め製作され得、既製のデバイスとして据え付けられ得、それにより据え付け時に組み立てを必要とする要素の量を最小にする。また、本発明の目的は、高い耐久性を有して自立式である高品質のデバイスを提供することである。
本発明の第1の態様は、豚小屋などの動物小屋からスラリー又は類似物を収集及び除去するのに使用されるためのデバイスに関連し、ここでは、デバイスが一体ボディ(一体部片ボディ)を有し、この一体ボディが、
1つ又は複数のファンネルであって、各ファンネルが、上側縁部によって囲まれる上側水平方向エリア(area)を有する少なくとも1つの上側開口部、下側縁部によって囲まれる下側水平方向エリアを有する下側開口部を有し、上側水平方向エリアが下側水平方向エリアより大きく、したがってファンネルの内部がファンネルの上側開口部から下側開口部まで延在する、1つ又は複数のファンネルと、
ファンネルの下側縁部からファンネルの上側縁部までファンネルを囲む包囲部分(encapsulation)であって、その結果、包囲部分とファンネルとの間において通気スペースが一体ボディの中に画定される、包囲部分と
を有する。
有利には、デバイスが、ファンネルの上側開口部から下側開口部ファンネルまで、スラリーのための通路を有する。ファンネルが、上側開口部を通ってスラリーが入るときにスラリーを効果的に収集することができ、ファンネルが、重力によりファンネルの下側開口部に向かって及びデバイスの外部に向かってスラリーが落下するときにスラリーを効果的に排出することができる。スラリーのための通路がデバイスの中央に画定され得る。
ファンネルが切頭体の正方形ピラミッド形状であってよいか、或いは切頭体の円錐又は六角ピラミッドとして成形されてもよい。有利には、円錐の切頭体は、例えば、正方形ピラミッド形状より少ない角部を有し、それにより、ファンネルの内部表面に付着するようなスラリーの発生をさらに低減することができる。有利には、ファンネルがスラリーの表面積を有意に縮小するのを実現することができ、ファンネル内で費やされる時間が短縮されることにより蒸発するアンモニアの量が低減され、それにより動物小屋内の空気品質が改善される。
有利には、デバイスが自立式であり、単純に、据え付け時に任意の表面上に配置され得る。デバイスの下方にコンクリートのチャンネルは必要なく、デバイスは、詰められた砂の底部などの、動物小屋開口部の底部上に配置され得、ここでは上側開口部が動物小屋内の動物の方に向けられている。
デバイスのいくつかのパーツが予め製作され得、その結果、据え付けコストと共に、デバイスを据え付けるために必要となる仕事が最小となる。さらに、デバイスが予め製作されることで、デバイスを品質チェックすることが可能となることを理由として、デバイスを高い基準に合わせてデバイスを制作することが可能となり、それにより、ファンネルに防水性をもたせること及び据え付け前においてデバイスの製作エラーを概してなくすことなどが確実となる。デバイスのすべてのパーツが予め製作され得、その結果、現場で製作されるデバイスのパーツがなくなり、現場で組み立てられるのを必要とするパーツの量を最小にするようなレベルとするようにデバイスが製作され得る。
継ぎ目のない連続的な漏洩防止構造を提供する予め製作される一体デバイスとしてデバイスのボディが製造されることで、デバイスのための作り付けの通気スペースを有利に提供するような中空内部が得られる。デバイスの大部分が、有利には、通気スペースとして利用され得、さらには、通気スペースが、包囲部分の存在により、有利には、ファンネルの外側表面の全体の周りに画定され得る。デバイスの据え付け前、通気孔が包囲部分及び/又はファンネルの中に設けられ得、その結果、空気が通気スペースを介して動物の居住区域から引き出され、動物の居住区域まで供給され得る。かなりの大きさの通気スペースにより、有利には、空気を引き出すのを最も必要とするような動物小屋内のロケーションにおいて空気を引き出すことが見込まれ得るようになり、それにより通気の全体の効率が向上する。
複数のデバイス及び対応する複数の通気スペースが、共通の通気チャンネルを提供するように接続され得る。通気チャンネルが、チャンネル内の空気の通気を実現することができる通気手段に接続され得る。通気孔がこの一体ユニットの中に設けられ得、その結果、空気が動物小屋から引き出されて通気チャンネルの方に誘導され得る。
有利には、デバイスが環境に優しい動物生産のために使用され得る。その理由は、アンモニアの蒸発を非常に低いレベルにまで低減しながらスラリーが迅速且つ効率的な手法で排出され得ることで、デバイスの環境影響が最小となり、また、デバイスが高レベルの動物厚生を実現する、からである。さらに、動物厚生が向上することで動物が必要とする可能性のある薬物治療のレベルが低減され、それによりデバイスの経済的利点が向上する。
1つ又は複数の実施例では、下側開口部が出口パイプに接続されるように構成され、その結果、ファンネルから出口パイプまで、スラリーのための密閉経路が提供される。
出口パイプがその表面内に1つ又は複数の出口開口部を有することができるか、又はその表面から距離をおいて、パイプ・セクションによって延長され得る。1つ又は複数の実施例では、出口パイプが、出口パイプの表面に対して垂直に延在する複数のパイプ・セクションを有することができ、この複数のパイプ・セクションはまた、開口部を有するパイプ・セクションの遠位端から、出口パイプの内部まで、密閉経路を提供するものである。パイプ・セクションの遠位端が、カプラを使用することなどにより、ファンネルの下側開口部に接続されるように構成され得る。パイプ・セクション内の開口部が円形であってよく、加えて、ファンネルの下側開口部も概略円形状であってよい。
1つ又は複数の実施例では、ファンネルが、ファンネルの上側縁部の近くに配置される1つ又は複数の通気孔を有する。
動物のための居住区域のフロア・レベルの近くに通気孔を配置することにより、有利には、アンモニア蒸発の発生源の最も近くの空気を通気させて動物小屋内の動物から離れるように誘導することが可能となる。通気手段は、好適には、空気抽出及び空気供給の手段などにより通気スペースを換気するのを可能にするように、設けられ得る。
1つ又は複数の実施例では、通気孔がファンネルの上側縁部の近くの3つ以上のパーツに分配され得、つまり、例えば、上側縁部のほぼ3つのパーツに分配され得るか又は上側縁部の実質的にほぼ全円周に分配され得る。これは、密閉要素とファンネルとの間に、ファンネルの実質的に外側表面全体の周りを延在することができる通気スペースが作られることで可能となる。通気開口部が、好適にはファンネルの内部と通気スペースとの間でそこを通って空気が流れるのを可能とする経路を提供する。通気開口部は任意の適切なサイズ及び形状を有してよく、例えば、ファンネルの上側開口部から下側開口部までの方向での長さで測定して約2〜8cmの長さであってよく、ファンネルの上側縁部に沿って測定する幅で5〜20cmであってよく、10〜18cmなどであってよい。
1つ又は複数の実施例では、デバイスが、包囲部分の中に少なくとも1つの通気開口部を有し、1つ又は複数の通気孔と通気開口部との間を空気が流れるのを可能にする。
空気は、好適には、通気孔と適切な通気手段に接続される1つ又は複数の通気開口部との間を流れることが可能である。通気スペースは、形成される通気チャンネルの一部であってよいか、又は各々が通気スペースを提供する連続して配置される一連のデバイスであってよい。通気チャンネルが好適には通気手段に接続される。
有利には、ファンネル内のスラリーの上側表面から蒸発するアンモニアが通気孔及び通気スペース5を介して動物小屋から除去されることになり、通気孔及び通気スペース5が空気処理システムを有する通気構成(図示せず)に接続されていてよく、それによりアンモニア含有物を除去する。さらに、空気がファンネルの上側縁部の近くで動物小屋のフロア・レベルから引き出され得、それにより動物小屋フロア近くの及び動物小屋の動物の近くの空気中のアンモニア含有量を低減する。
1つ又は複数の実施例では、通気孔のうちの少なくとも一部の通気孔が1つ又は複数のカバー要素によって覆われ、それによりスラリー又は類似物が上記通気孔を通って通気スペースに入ることが防止される。
デバイスが、ファンネルの上側開口部を通ってスラリーが入るときにスラリーと通気孔との間にバリアを作るように構成される1つ又は複数のカバー要素を供給され得る。1つ又は複数の実施例では、包囲部分の一部分が包囲部分の残りの部分から分離され、それにより通気開口部を作り、また、この一部分が、有利には、1つ又は複数の通気孔にスラリーが入るのを防止するためのカバー要素として使用可能となるように構成され得る。
1つ又は複数の実施例では、包囲部分が構造的な剛性材料で作られ得、その結果、包囲部分がデバイスの残りの部分のための支持構造として追加的に機能することができる。
1つ又は複数の実施例では、デバイスが、好適には高密度ポリエチレン(HDPE:High Density Polyethylene)材料を含む、プラスチック材料で作られる。
包囲部分がHDPEなどのプラスチック材料で作られ、デバイスの残りの部分のための必要な構造支持体を提供し、有利には自立式であるデバイスを提供し得る。HDPEプラスチックは高い強度を有し、軽量であり、環境に優しい材料であり、したがって、軽量であることを理由として据え付けが容易でありさらにはスラリーを取り扱うのに十分な安定性を有しながら最小量の材料を使用して作られ得るデバイスを提供することができる。さらに、有利には、HDPEが、スラリー及び肥料をその上で容易に摺動させることができる表面を有する低粘着性材料であり、またHDPEが、アンモニアが高含有量であることを含めた動物小屋の環境に対して非常に高い耐性を有する。シート材料が、好適には、内側表面から外側表面まで測定して約10mmの幅を有することができる。加えて、HDPE材料が60〜70ショアDの硬度を有することができる。
1つ又は複数の実施例では、少なくとも一体ボディがHDPEで作られるが、好適にはデバイス全体がHDPEなどの同じプラスチック材料で作られる。ファンネル及び包囲部分が好適にはHDPEで作られる。ファンネルの下側開口部からデバイスの外部までにおいてファンネルから離すように中でスラリーを流すことができるデバイスを通るパイプなどの任意の通路も好適には包囲部分及びファンネルと同じプラスチック材料で作られ得る。
有利には、スラリーを効率的に排出することが実現され得る。空気に接触するスラリーの表面積がより小さいことを理由として、スラリーがパイプ・ユニットに入るとすぐにアンモニアの蒸発が有意に低減される。したがって、1つの目的は、アンモニアの全体の蒸発を低減することを目的として可能な限り迅速にスラリーがパイプ・ユニットに入るのを可能にすることである。
干し草が大量に存在する場合でも、またスラリーがファンネルから迅速に排出される場合でも、HDPE材料の粘着特性が低いことを理由としてスラリーがファンネルの内側に付着することが防止される。
1つ又は複数の実施例では、一体ボディが回転成形の製造プロセスによって作られる。
デバイスが好適には回転成形プロセスを使用して作られ得る。このようなプロセスでは通常、プラスチック材料がモールドの中に配置され、次いで、加熱され、回転させられ、それにより、軟化したプラスチック材料がモールドの内側表面上に分散させられて広げられ、それにより所望の形状を作る。このプロセスは、この製造プロセスによりユニットが一体に溶接又は接着される接合部を有さないという意味で、継ぎ目を有さない単一ユニットであるデバイスを提供することができることを理由として有利である。さらなる利点として、回転成形プロセスを使用して作られる完成したデバイスが、一般に、一体に固定又は溶接される構造物と比較して低いレベルの残留応力を有し、それにより一体部品をより頑丈にする。さらに、このプロセスは、一般に、迅速であり、生じさせる材料浪費のレベルが非常に低く、それによりデバイスが高コスト効率となり、また環境に優しいものとなる。
1つ又は複数の実施例では、ファンネルが、垂直方向から30〜60度の範囲の、また好適には40〜50度の範囲の傾斜角(A1)を有する内側表面を有する。
これらの角度範囲内の角度は、有利には、重力の影響によりスラリーをパイプ・ユニットの方に迅速に移送するのを実現するのに十分な大きさである。同時に、この角度は、ファンネル内でのスラリーの横方向の延在範囲を比較的小さく維持するのに十分な程度で小さいものでもある。特には雌豚のために動物小屋の中に大量の干し草が存在する可能性があり、傾斜角(A1)が、ファンネルから出口パイプまで干し草が十分に排出されるのを可能にし、またファンネルを部分的に又は完全に遮断するのを十分に防止する。また、ファンネルの側面に付着する干し草及びスラリーが空気中の汚染物質を有意に増大させて動物小屋内の空気品質を低下させる可能性がある。上で定義した傾斜角によりスラリー及び干し草の除去効率を有意に向上させることにより、干し草及びスラリーの付着及び妨害の発生を低減する。
1つ又は複数の実施例では、一体ボディが少なくとも2つのファンネルを有し、ここでは、ファンネルが隣り合うように配置され、その結果、第1のファンネルの上側縁部の少なくとも一部分が第2のファンネルの上側縁部の少なくとも一部分に隣接することになる。
1つ又は複数の実施例では、包囲部分がファンネルの下側縁部からファンネルの上側縁部まで延在するが、一体ユニットの製造後に好適には既に接続されている隣接する上側縁部までは延在せず、それにより一体ボディの外部と通気スペースとの間の隙間が排除される。次いで、この位置で通気が必要である場合、通気孔が隣接する縁部の間に設けられ得る。
1つ又は複数の実施例では、包囲部分が、包囲部分の外側表面と隣接するデバイスなどの隣接する要素との間に最小の距離(D)の隙間を維持するために、その外側表面上に複数の突出部を有する。
有利には、突出部が一体ボディ構造のさらに強度及び安定性を向上させることができ、構造体の補強材として機能することができる。隙間が包囲部分の外側表面と任意の構造体との間に最小の距離を提供することができ、この任意の構造体は柔軟性を有さず、つまり突出部の間の隙間に入ることができないものであり、例えば、動物小屋開口部の側壁などの壁といったような、平坦構造などである。
1つ又は複数の実施例では、突出部が中空であり、それにより一体ボディの全体の重量及び使用材料を低減する。突出部は別法として中実であってもよく、それにより、より頑丈な包囲部分を提供する。
1つ又は複数の実施例では、突出部が円形状又は楕円形状などの任意の形状を有することができるが、好適には、突出部が長方形の表面形状を有することができ、突出部の先端部が平坦である。包囲部分の外側表面上の突出部の先端部から包囲部分の外側表面までの最大距離は3〜10cmの間であってよく、4〜8cmの間などである。突出部が、包囲部分の幅又は厚さに沿って、10cmから20cmの間の分離距離だけ互いから分離され得る。1つ又は複数の実施例では、突出部が互いから距離Sだけ分離され得、ここでは、Sが突出部の幅の1/3倍〜2倍に実質的に等しい。
1つ又は複数の実施例では、2つ以上のデバイスが、各々のデバイスの上記突出部を対向する構成で配置するように、配置され得、それにより、最小距離(D)の約2倍に一致する隙間がデバイスの間に設けられ得る。この隙間がコンクリートの支持構造を作るためのモールドとして又はデバイスの間にある任意の他の材料のバリアを作るためのモールドとして利用され得る。有利には、包囲部分の外側表面上の突出部が、コンクリート又は他の付着材料に付着するための全表面積を増大させる。
1つ又は複数の実施例では、隣接するデバイスの外側表面に対して突出部を対向させるようにデバイスを配置することにより、デバイスが当接構成とされ得、この当接構成は、特にはデバイスの移送時の、据え付け前に、デバイスの占有するスペースを最小にするのに利用され得る。さらに、デバイスの突出部を統合することにより、有利には、デバイスの配置が安定する。
1つ又は複数の実施例では、包囲部分の側面が、包囲部分の側面の水平方向延在範囲又は垂直方向延在範囲或いはその両方に沿う形で平均表面高さを基準として測定する場合に異なる及び/又は交互的な表面高さを有する表面形状などの、平坦表面とは異なる表面形状を有するように製造され得、これは波形の表面形状などに類似する。この表面形状は好適には上述したように距離Dの隙間を提供することができる。
加えて又は別法として、ファンネルの下側開口部の近くの包囲部分の下側部分が、ファンネルの上側開口部の近くの包囲部分の上側部分の横方向エリアと比較して小さい横方向エリアを有してよく、その結果、本発明による第1のデバイスの包囲部分の少なくとも下側部分が本発明による第2のデバイスのファンネルの上側部分の中に嵌め込まれ得る。これにより第1及び第2のデバイスが互いの上に容易に積み重ねられ得るようになり、この構成では、第2のデバイスが第1のデバイスの下側部分を囲み、それにより、据え付け前の長手方向における第1及び第2のデバイスの占有量が最小となり、それにより保管及び移送のコストが低減される。
1つ又は複数の実施例では、包囲部分の上側の横方向エリアがファンネルの上側の横方向エリアに実質的に等しい。
1つ又は複数の実施例では、下側開口部及び上側開口部の各々が中心を有し、ここでは、下側開口部の中心が、垂直に測定して、ファンネルの中心軸から距離Zのところに位置し、ここでは、ファンネルの中心軸が上側開口部の延在範囲に対して垂直に且つ上側開口部の中心を通って延在する。
ファンネルの上側開口部の延在範囲が好適にはファンネルの中心軸に対して垂直である。ファンネルの下側開口部の延在範囲がやはり好適にはファンネルの中心軸に対して垂直であってよい。
1つ又は複数の実施例では、単一のファンネルを有する上記デバイスの最大幅が概して1.0〜1.8mの間であり、1.1〜1.7mの間などであるか又は概して1.2〜1.5mの間などである。
デバイスの幅がファンネルの中心軸に対して垂直な線に沿って測定される。2つのファンネルを有するデバイスの幅が約2倍であり、その結果、デバイスが概して2.0〜3.6mの間の幅を有し、これは概して2.2〜3.4mの間などであるか又は概して2.4〜3.0mの間などである。
1つ又は複数の実施例では、単一のファンネルを有する上記デバイスの最大厚さが概して1.0〜1.8mの間であり、1.1〜1.7mの間などであるか又は概して1.2〜1.5mの間などである。
延在範囲はファンネルの上側縁部のところのファンネルの最大厚さとして測定される。デバイスの厚さは、ファンネルの中心軸に対して垂直であり、且つ、幅の測定の線に対して垂直である、線に沿って測定される。1つ又は複数の実施例では、単一のファンネルを有するデバイスが、デバイスの厚さに実質的に等しい幅を有することができる。
ファンネルの相対的に小さい横方向の延在範囲というのは、複数のファンネルが隣り合うように配置され得、各々が同じ出口パイプ内の個別の出口開口部に接続され得る、ということを意味する。多数の出口開口部を介してスリラーを出口パイプに到達させるのを可能にするような、動物小屋内のこの多数の排出経路により、より効率的な排出システムが提供され得、ここでは、スラリーがより迅速に出口パイプに排出され得る。
1つ又は複数の実施例では、デバイスの最大高さが概して0.7〜1.8mの間であり、概して0.9〜1.6mの間などであるか又は概して1.1〜1.5mの間などである。
この高さは、垂直平面においてファンネルの下側エリアからファンネルの上側エリアまでで測定される垂直方向の延在範囲として測定される。スラリーが好適にはファンネルの下側開口部まで及びひいては出口パイプまで1メートル未満で移送され、その結果、蒸発が動物小屋のフロア・レベルの下方の最初の1メートルのところでのみ発生し得るようになる。
1つ又は複数の実施例では、ファンネルの高さが下側開口部3b及び上側開口部3aの水平方向の延在範囲(B1、B2)によって決定される。というのは、水平方向からのファンネル側面の傾斜が好適には35〜55度の間であるからであり、これは40〜50度などであるか又は45度などである。
1つ又は複数の実施例では、デバイスが一方の端部のところでファンネルの内側表面の第1の部分に取り付けられてもう一方の端部のところでファンネルの内部の第2の部分に取り付けられるプレート構造を有し、それにより上記プレート構造とファンネルの内部の上記囲まれる部分との間の空洞を囲み、ここでは、空洞が、空洞を通してファンネルの上側開口部に向かわせる形で、ファンネルの外部からファンネルの内部まで供給される新鮮な空気を誘導するための空気チャンネルとして使用されるように構成される。
空気供給孔が好適にはファンネルの内部の囲まれる部分に設けられ得、その結果、空気が、パイプを通って空気供給孔に達してさらには上側開口ファンネルに向かう形などで、通気スペースを通して外部から提供され得る。プレート構造が、HDPEで作られる平坦要素などの、1つ又は複数の平坦要素を有することができる。好適には、プレート構造が、ファンネルの上側開口部の小さいエリアの方に空気を十分に誘導するように成形され、ここでは好適には、動物が休息をとる傾向のある場所であるか又は少なくとも休息時に動物が頭部を配置する傾向のある場所である動物小屋のエリアに隣接するエリアまで誘導する。プレート構造が例えばファンネルとして成形され得、これは円錐形状のファンネルなどであるか又はファンネルの長手方向長さに沿って切断されるファンネルなどであり、ファンネルの内側表面に取り付けられ得る。
好適には、動物小屋の開口部の中にデバイスを据え付ける前に、通気孔及び/又は通気開口部が通気スペースに設けられ得、その結果、適切な通気手段が上記通気スペースに流体連通されるように構成され得る。デバイスが好適には動物の居住区域の下方において動物小屋に据え付けられ、その結果、スラリーがデバイスの中に落下してファンネルによって収集され得、その後、デバイスの底部にあるファンネルの下側開口部に接続される出口パイプによって収集され得るようになり、このパイプを通してスラリーが動物小屋から離れるようにさらに移送され得る。
1つ又は複数の実施例では、デバイスの製作の後に且つ据え付けの前に、包囲部分がファンネルの上側縁部の実質的に全体をファンネルの下側縁部の実質的に全体に接続し、それにより、デバイスの通気スペースに入るか又はそこから出るいかなる入口ポイントを排除する。それにより、通気スペースがきれいな状態で維持され、通気孔が、デバイスを据え付けることになる個別の動物小屋のために適するエリアに提供され得るようになる。
本発明の第2の態様が、本発明の第1の態様に関連して説明される実施例によるデバイスを据え付けるための方法に関連する。
本発明の第2の態様の第1の実施例が、豚小屋などの動物小屋における動物小屋開口部に複数のデバイスを据え付ける方法に関連し、ここでは、各デバイスが一体ボディを有し、この一体ボディが、
1つ又は複数のファンネルであって、各ファンネルが、上側縁部によって囲まれる上側水平方向エリアを有する少なくとも1つの上側開口部、下側縁部によって囲まれる下側水平方向エリアを有する下側開口部を有し、上側水平方向エリアが下側水平方向エリアより大きく、したがってファンネルの内部がファンネルの上側開口部から下側開口部まで延在する、1つ又は複数のファンネルと、
ファンネルの下側縁部からファンネルの上側縁部までファンネルを囲む包囲部分であって、その結果、包囲部分とファンネルとの間において通気スペースが一体ボディの中に画定される、包囲部分と
を有し、
この方法が、
・動物小屋開口部に出口パイプを据え付けるステップと、
・各ファンネルの上記下側開口部を出口パイプに接続するステップであって、その結果、密閉経路がファンネルと出口パイプとの間に作られる、ステップと、
・各デバイスにおいて包囲部分の1つのセクションを包囲部分の残りの部分から分離するステップであって、それにより通気開口部を提供する、ステップと、
・上記デバイスの少なくとも一部のデバイスのファンネルの上側縁部の近くに1つ又は複数の通気孔を提供するステップであって、その結果、空気が動物小屋と通気スペースとの間で移送され得る、ステップと、
・動物小屋開口部の底部の近くに上記複数のデバイスを隣り合うように配置するステップであって、その結果、上記デバイスの通気スペースを有する通気チャンネルが提供される、ステップと
を有する。
本発明の第2の態様の第2の実施例が、本発明の第1の態様によるデバイスの実施例を据え付ける方法に関連し、ここでは、例えば製造施設において、デバイスの据え付け前に通気孔及び通気開口部がデバイスに提供される。したがって、本発明の第1の態様の実施例による複数のデバイスを豚小屋などの動物小屋の動物小屋開口部に据え付ける方法が
・動物小屋開口部に出口パイプを据え付けるステップと、
・各ファンネルの上記下側開口部を出口パイプに接続するステップであって、その結果、密閉経路がファンネルと出口パイプとの間に作られる、ステップと、
・動物小屋開口部の底部の近くに上記複数のデバイスを隣り合うように配置するステップと
を有することができる。
有利には、本実施例によると、デバイスが製作されて既製のデバイスとして動物小屋のところに搬送され、動物小屋開口部内の出口開口部に単純に接続され得る。加えて、中実のフロア又は横木のフロア(slatted floor)が、好適には両方の組み合わせで、動物小屋に据え付けられ、デバイスを覆う。
本実施例は以下のステップのうちの1つ又は複数のステップ或いはすべてのステップをさらに有することができる:
・各デバイスにおいて包囲部分の1つのセクションを包囲部分の残りの部分から分離するステップであって、それにより通気開口部を提供する、ステップと、
・上記デバイスの少なくとも一部のデバイスのファンネルの上側縁部の近くに1つ又は複数の通気孔を提供するステップであって、その結果、空気が動物小屋と通気スペースとの間で移送され得る、ステップと、
・動物小屋開口部の底部の近くに上記複数のデバイスを隣り合うように配置するステップであって、その結果、上記デバイスの通気スペースを有する通気チャンネルが提供される、ステップ。
本発明の第2の態様による1つ又は複数の実施例では、デバイスが好適には動物小屋のフロア・レベルの下に据え付けられ得る。出口パイプがその表面の中に複数の出口開口部を有することができ、デバイスの下側開口部がこれらの複数の出口開口部に接続され得る。加えて、パイプ・セクションがデバイスの下側開口部と出口パイプの表面内の出口開口部との間に据え付けられて接続され得る。
出口パイプが動物小屋開口部のフロア・レベルの下に据え付けられ得る。動物小屋開口部は従来のスラリー・ピットなどの予め存在する動物小屋開口部であってよい。出口パイプがスラリー・ピットのフロア・レベルの下に据え付けられ得るか、或いは出口パイプがスラリー・ピットのフロア・レベルに配置されるように据え付けられて、支持フレームを使用することなど又は砂利若しくは砂によりスラリーを十分に覆うことなどの適切な手段によりこの位置で維持され得、ここでは、出口パイプ開口部が露出された状態であり、その結果、出口パイプがデバイスに接続され得る。出口パイプ開口部がパイプ・セクションに接続された状態であってよく、それによりパイプ・セクションと出口パイプとの間に密閉経路を作る。ファンネルの下側開口部が、パイプ・セクションに接続されるように又は例えば中間パイプ・セクションの非存在時には出口パイプの出口開口部に直接に接続されるように構成され得る。
1つ又は複数の実施例では、出口パイプが、ファンネルの下側開口部から離れる流れを促進するように構成される長手方向において、少なくとも0.1%また好適には0.1〜0.5%の間の水平方向からの傾斜(A2)を有するように配置される。デバイスが、好適には、デバイスの通気開口部を対向構成とするような構成で配置され、その結果、例えば、通気開口部が当接され、包囲部分の当接部分などの当接部分を一体に溶接又は接着するなどの適切な固着手段を介して、互いに十分に取り付けられ得る。デバイスが、好適には、デバイスの個別の通気スペースにより共通の通気チャンネルを提供することになるように、構成される。
1つ又は複数の実施例では、この方法が、
包囲部分の上記セクションの一部分をファンネルの上記上側縁部の近くに取り付けるステップであって、その結果、包囲部分の上記セクションがデバイスの上記通気孔のうちの少なくとも一部の通気孔を覆う、ステップ
をさらに有することができる。
有利には、デバイス内に貫通するチャンネルを提供するために除去される包囲部分の材料が通気孔のためのカバーを提供するために再使用され得、その結果、スラリーが通気孔に入ることが防止され、さらにその後で例えば動物小屋フロア・エリアからなどといったように、上方から通気スペースに入ることが防止される。排出される必要のある材料が低減され、デバイス全体が材料浪費及びひいては製造コストを低減する。
1つ又は複数の実施例では、この方法が、
実質的に密閉される通気チャンネルを提供することなどを目的として、デバイスを一体に接着又は溶接することなどの適切な固定方法により上記デバイスを接続するステップ
をさらに有することができる。
好適には当接構成で、互いに隣接するように通気スペースを単純に配置することに加えて、包囲部分の当接部分が一体に固着されてデバイスの相対位置を固定し、さらには通気チャンネル内での汚染物質の発生を低減する。
1つ又は複数の実施例では、包囲部分がその外側表面上に複数の突出部を有することができ、それにより、包囲部分の外側表面と、隣接するデバイス又は動物小屋開口部の側壁などの動物小屋における据え付け時に隣接する要素と、の間に最小距離Dの隙間を提供し、
ここでは、この方法がコンクリートなどの材料で隙間を充填するステップを有し、それにより剛体構造を提供し、デバイスを据え付け位置で固定する。
この隙間は動物小屋開口部の側壁と包囲部分の外側表面との間に提供され得、2つのパーツを一体に付着させる材料で隙間を充填することによりデバイスが所望の位置で固定され得るようになる。この隙間は隣り合うデバイスの間に提供されてもよく、隣り合うデバイスの間においてコンクリートなどの付着材料を提供する形態で利用され得る。この材料は、好適には、デバイスの間で支持構造として使用され得る剛体構造を提供することができる。
1つ又は複数の実施例では、この方法が、複数の貫通孔を有し且つ上記デバイスのファンネルの上側開口部の上に配置される少なくとも1つのフロアを配置するステップを有することができる。フロアは複数のスリットを有する横木のフロアであってよく、それにより動物小屋の中の動物の居住区域からの及びデバイスからの開口部を提供する。スリットは交互のサイズを有することができ、一部のスリットが他のスリットより幅広であってよい。最も幅広のスリットが、好適には、肥料を最大限に堆積させる可能性のある動物小屋の場所の近くに配置され得る。
本発明の第2の態様の1つ又は複数の実施例では、この方法が、
上記デバイスのファンネルの上側開口部の上に、複数の貫通孔を有する少なくとも1つのフロアを配置するステップであって、その結果、少なくとも1つのフロアが剛体構造のうちの少なくとも一部の剛体構造によって支持され、その結果、フロアの重量及びフロアに対しての荷重が剛体構造に移される、ステップ
を有する。
本発明の第3の態様が豚などの動物のための動物小屋に関連し、ここでは、動物小屋が、本発明の第2の態様による実施例のうちの任意の実施例による据え付け方法を使用して、動物小屋の動物小屋開口部に据え付けられる本発明の第1の態様による実施例のうちの任意の実施例によるデバイスを有する。
動物小屋が動物小屋の地面レベルにところに動物小屋フロアを有することができ、この動物小屋フロアの下方においてデバイスが動物小屋フロア内の開口部のところに据え付けられ、その結果、動物小屋の地面レベルのところにいる動物がスラリー又は肥料を堆積させるときにスラリー又は肥料が下方に配置されるファンネルの内部まで移送されることになる。
1つ又は複数の実施例では、動物小屋のエンクロージャのサイズ及び形状が、動物小屋のフロア・レベルの下に据え付けられるデバイスのサイズ及び形状に対応する必要がない。
すなわち、1つのエンクロージャを別のエンクロージャから分離する動物小屋の壁がデバイス内でファンネルの上側開口部を跨るような形で配置され得、それにより隣り合うエンクロージャの両方からスラリーを収集するのを可能にする。加えて又は別法として、デバイスの少なくとも一部分が中実のフロアによって覆われてよく、貫通孔を有さない。
1つ又は複数の実施例では、動物小屋の中に据え付けられるデバイスのうちの1つ又は複数のデバイスがファンネルの中心軸に沿って湾曲する長手方向形状を有することができる。これは以下のような意味におけるものである:ファンネルの下側開口部が、上側開口部の中心を通る上側開口部の延在範囲にわたって垂直方向に延在する上側開口部の中心軸から距離Zだけ横方向にオフセットされ(水平面内の任意の方向であってよい)、その結果、ファンネルの内部がファンネルの中心軸を中心として変化する傾斜角を有する。ファンネルの内部の急勾配セクションがスラリーの多く発生するエリアの下方に配置され得、その結果、スラリーが出口パイプの方に迅速に誘導され、この間、ファンネルの内側表面の最も平らであるようなエリアが、動物が頭部を配置する傾向のあるエリアなどのスラリーのあまり発生しないエリアの近くに配置され得る。
加えて又は別法として、デバイスが一方の端部のところでファンネルの内側表面の第1の部分に取り付けられてもう一方の端部のところでファンネルの内部の第2の部分に取り付けられるプレート構造を有することができ、それにより上記プレート構造とファンネルの内部の上記囲まれる部分との間の空洞を囲み、空洞が、空洞を通してファンネルの上側開口部に向かわせる形で、ファンネルの外部からファンネルの内部まで供給される新鮮な空気を誘導するための空気チャンネルとして使用されるように構成される。
空気供給孔が好適にはファンネルの内部の囲まれる部分に設けられ得、その結果、空気が、パイプを通って空気供給孔に達してさらには上側開口ファンネルに向かう形などで、通気スペースを介して外部から提供され得る。好適には、プレート構造が、ファンネルの上側開口部の小さいエリアの方に空気を十分に誘導するように成形され、ここでは好適には、動物が休息をとる傾向のある場所であるか又は少なくとも休息時に動物が頭部を配置する傾向のある場所である動物小屋のエリアに隣接するエリアまで誘導する。
1つ又は複数の実施例では、出口パイプがファンネルの下側開口部に接続され、ここでは、ファンネルの下側開口部から離れる流れを促進するように構成される長手方向において、少なくとも0.1%また好適には0.1〜0.5%の間の水平方向からの傾斜(A2)を有する。
出口が、好適には、出口パイプに接続されるファンネルの複数の下側開口部から離すようにスラリーを移送することを実現することができ、それによりスラリーを動物小屋エリアから離すように導くことができる。スラリーの移送を促進することを目的として、出口パイプが水平方向から傾斜する形で動物小屋開口部の中に据え付けられ得、その結果、スラリーが、スリラーに作用する重力により、所定の方向に自然に流れるようになる。スラリーが、物質が保管又は処理され得るところのコンテナまで導かれ得る。
1つ又は複数の実施例では、上記デバイスのうちの少なくとも一部のデバイスが、複数の貫通孔を有し且つ上記デバイスのファンネルの上側開口部の上に配置される少なくとも1つのフロアによって覆われる。
1つ又は複数の実施例では、フロアの貫通孔が異なる幅を有し、それにより孔を通してより多くの又はより少ない物質を下方へ通過させるのを可能にする。1つ又は複数の実施例では、フロアが、フロアの一方の端部から反対側の端部まで増大する幅を有する孔を有することができる。加えて又は別法として、フロアが、フロアの端部分の近くなどにおいてフロアの1/3などといったように一部分においていくつかの狭い孔を有する孔を有することができ、その結果、これらの孔によりフロアの上記部分の約5〜30%が占有されることになる。フロアの残りの2/3がより大きい孔及び/又はより多数の孔を有することができ、その結果、これらの孔がフロアの25〜60%を占有することになる。
横木のフロアが、鋳鉄で、又は強化プラスチックなどのプラスチックで作られ得る。
別法として、デバイスが従来のコンクリート・フロアで部分的に覆われてもよく、それにより、動物小屋が、複数の貫通する孔を有する横木のフロアに対しての最適な面積の中実コンクリート・フロアを有することが可能となる。
1つ又は複数の実施例では、動物小屋が各デバイスの2つの対向する側に配置される複数の剛体構造を有する。1つ又は複数の実施例では、少なくとも1つのフロアが剛体構造のうち少なくとも一部の剛体構造によって支持され、その結果、フロアの重量及びフロアに対しての荷重が剛体構造に移される。
1つ又は複数の実施例では、2つのデバイスが互いに隣に据え付けられ得、ここでは側面が互いに対向する上記突出部を有し、コンクリートがデバイスの間のスペースの中に充填され得、それにより剛体構造が作られる。この剛体構造が、有利には、デバイスの上に配置されるフロアのための支持構造として利用され得る。剛体構造がコンクリートで作られ得る。
1つ又は複数の実施例では、剛体構造が、好適には高密度ポリエチレン(HDPE)のプラスチックの、シート材料で作られ、それにより剛体構造が軽量となり、同時にフロア及び/又はデバイスを十分に支持するような剛性も有する。加えて、支持構造が中空内部を有することができ、据え付け時に砂で充填され得る。
本発明は、動物のための及び動物小屋から収集及び除去スラリーのための居住区域としての本発明の第3の態様による複数の動物小屋を有する建物にさらに関連する。
本発明の第3の態様が、動物小屋における、上記動物小屋からスラリーを収集及び除去するための本発明の第1の態様によるデバイスの使用に関連する。
本発明の第4の態様が、豚小屋などの動物小屋からスラリー又は類似物を収集及び除去するのに使用されるためのデバイスに関連し、ここでは、デバイスが一体ボディを有し、この一体ボディが、
1つ又は複数のファンネルであって、各ファンネルが、上側縁部によって囲まれる上側水平方向エリア、下側縁部によって囲まれる下側水平方向エリアを有する上側開口部を有し、上側エリアが下側エリアより大きく、したがってファンネルの内部がファンネルの上側縁部から下側縁部まで延在する、1つ又は複数のファンネルと、
上側開口部を露出するのを可能にするようにファンネルの上側縁部からファンネルの上側縁部の対向部分まで延在する包囲部分であって、この包囲部分がファンネルを囲み、その結果、包囲部分とファンネルとの間において通気スペースが一体ボディの中に画定される、包囲部分と
を有する。
有利には、一体ボディが連続する構造を有する継ぎ目を有さない予め製作される一体デバイスを提供し、それにより、デバイスのための作り付けの通気スペースを有利に提供するような中空内部が得られる。デバイスの大部分が、有利には、通気スペースとして利用され得、さらには、通気スペースが、包囲部分の存在により、有利には、ファンネルの外側表面の全体の周りに画定され得る。
包囲部分が好適にはファンネルを囲み得、その結果、ファンネルの上側開口部のみがデバイスの外部に対して露出される。1つ又は複数の実施例では、ファンネルの実質的に全体の上側縁部において、包囲部分が、ファンネルの下方で、ファンネルの上側縁部からファンネルの上記上側縁部の対向する部分まで、延在する。
デバイスが、製作の後で且つスラリー内でのデバイスの使用の前で、初期状態において、包囲部分によって完全に囲まれる中空内部の中に通気スペースを有する中空構造であってよい。このバージョンのデバイスでは、ファンネルが下側開口部を有さずに上側開口部を有し、したがってファンネルが初期状態においてボウルとして見なされ得る。この初期状態の構造はデバイスの選択される製作方法によって得られるものであってよい。1つ又は複数の実施例では、デバイスが回転成形プロセスによって作られ得、ここでは、囲まれるモールドの中で材料が分散することで、中空構造が作られる。一体ボディが好適にはHDPEなどのプラスチックで作られ得る。
1つ又は複数の実施例では、下側エリアが下側開口部を有し、その結果、スラリーなどが上側開口部を通って流れることができ、ファンネルの中に入ってファンネルの下側開口部を通る。加えて、ファンネルの下側開口部が出口パイプに接続されるように構成され得る。
下側開口部がファンネルと通気スペースとの間に設けられ得、好適には、ファンネルの下側縁部がファンネルの下側開口部の周縁部を画定する。通気スペースの中に配置される出口パイプを使用して、スラリーが通気スペースの中に収集され得る。それにより、通気スペースが、包囲部分と、ファンネルと、出口パイプと、の間に画定される。
1つ又は複数の実施例では、出口パイプが、ファンネルの下側開口部から離れる流れを促進するように構成される長手方向において、少なくとも0.1%また好適には0.1〜0.5%の間の水平方向からの傾斜(A2)を有する。それにより、傾斜構成の出口パイプが提供されることにより、スラリーの移送が予め定められて制御され得るようになる。出口が、好適には、その表面に、ファンネルの下側開口部に接続される出口開口部を有することができ、それによりファンネルと出口パイプとの間に密閉経路を提供する。
1つ又は複数の実施例では、デバイスが一方の端部のところでファンネルの内側表面の第1の部分に取り付けられてもう一方の端部のところでファンネルの内部の第2の部分に取り付けられるプレート構造を有し、それにより上記プレート構造とファンネルの内部の上記囲まれる部分との間の空洞を囲み、ここでは、空洞が、空洞を通してファンネルの上側開口部に向かわせる形で、ファンネルの外部からファンネル(3)の内部まで供給される新鮮な空気を誘導するための空気チャンネルとして使用されるように構成される。この場合、新鮮な空気が動物の頭部の方に誘導され得、動物のための空気品質を向上させる。
このデバイスが請求項3から14までによる特徴及び利点のうちの任意の特徴及び利点を有することができる。包囲部分がその側面に突出部を有することができ、包囲部分が1つ又は通気開口部を有することができる。概して、包囲部分が、本発明の第1の態様に関連して説明される包囲部分による特徴及び対応する利点のうちの任意の特徴及び対応する利点を有することができる。ファンネルが、本発明の第1の態様によるファンネルの実施例で説明される任意の特徴及び利点に従うものであってよい。有利には、ファンネルの形状が、スラリーを迅速且つ効率的に排出することを可能にし、さらにはスラリーの表面積を最小にし、それによりスラリーからのアンモニアの蒸発を最小にする。
1つ又は複数の実施例では、デバイスの最大高さが概して0.7〜2.0mmの間であってよく、概して1.0〜1.8mの間などであるか又は概して1.2〜1.6の間などである。
本発明は、動物小屋における、上記動物小屋からスラリーを収集及び除去するための本発明の第4の態様によるデバイスの使用にさらに関連する。
本発明の第5の態様が、豚小屋などの動物小屋における動物小屋開口部に本発明の第4の態様による複数のデバイスを据え付ける方法に関連し、ここでは、この方法が、
・包囲部分の2つのセクションを包囲部分の残りの部分から分離するステップであって、それにより貫通するチャンネルを提供する、ステップと、
・デバイスを動物小屋開口部の中に配置するステップと、
・出口パイプを貫通するチャンネルの中に配置するステップであって、出口パイプがその表面の中に出口開口部を有する、ステップと、
・デバイスの上記下側開口部を出口パイプの出口開口部に接続するステップであって、その結果、密閉経路がファンネルと出口パイプとの間に作られる、ステップと
を有し、
ここでは、上記デバイスが動物小屋開口部の底部の近くで隣り合うように配置され、
ここでは、この方法が、
・共通の通気チャンネルを提供するように隣接する貫通するチャンネルを接続するステップと、
・共通の出口パイプを提供するように隣接する出口パイプを接続するステップと
をさらに有する。
デバイスが、デバイスの間に分離距離を有する形で平行に配置されるなどの形で、一列に、又は互いに隣接するように2列に据え付けられ得る。この分離距離が2列の動物小屋エリアの間に中実のフロアを配置することにより利用され得る。デバイスが、動物小屋のフロア・レベルの下などで、動物小屋エリアのところに据え付けられ得る。デバイスが動物小屋開口部の壁により部分的に又は完全に囲まれ得る。
動物小屋内のデバイスの大部分が包囲部分の対向する部分の中に配置される2つの通気開口部を有することができ、それにより、貫通するチャンネルを提供し、この貫通するチャンネルが、共通の通気チャンネルを作るように、隣接する貫通するチャンネルと共に組み立てられ得る。包囲部分のこれらのセクションがデバイスの上側部分のところに構成されて固定され、その結果、包囲部分のこれらのセクションが通気孔のためのカバーを提供し、それにより上記通気孔にスラリーが入るのを防止し、また潜在的にこれを阻止する。
列の端部のところに配置されるデバイスの場合、包囲部分の1つのセクションのみが取り除かれてよく、その結果、通気チャンネルのための端部が提供される。加えて又は別法として、通気チャンネルの遠位端が、通気チャンネルの中に空気の流れを提供するための適切な通気手段に接続され得る。加えて、通気手段が、通気孔を通して動物小屋エリアから空気を引き出すように、さらには、通気チャンネルを通して、空気を処理することができる処理施設に到達させるように、構成され得る。
出口パイプが、動物小屋開口部の中にデバイスが配置される前に又はその後で、ファンネルの下側開口部に接続されるように配置され得る。1つ又は複数の実施例では、出口パイプが各ファンネルのために提供され得、出口パイプが据え付け前に選択されるファンネルに接続され得、その結果、出口パイプが動物小屋開口部の中で隣接する出口パイプに接続されることのみを必要とすることができる。これにより、デバイスを容易に且つ迅速に据え付けることが実現され、さらには、ファンネルと、開口部の中にデバイスを降下させる前に点検される出口パイプと、の間を接続することが可能となる。
1つ又は複数の実施例では、出口パイプが、ファンネルの下側開口部から離れる流れを促進するように構成される長手方向において、少なくとも0.1%また好適には0.1〜0.5%の間の水平方向からの傾斜(A2)を有するように配置される。
通気孔が、好適にはファンネルの上側縁部のところで、ファンネルの中に設けられ得、その結果、空気が、ファンネルの上側開口部の近くの動物小屋エリアから、包囲部分と、出口パイプと、ファンネルと、の間の通気スペースまで、流れることができるようになり、さらには、通気チャンネルを通って、動物小屋の外部に又は空気処理施設に到達することができるようになる。通気孔がデバイスの製造施設において提供され得るか、デバイスの据え付け前にデバイスを据え付けるような場合には農場において提供され得るか、又はデバイスの据え付け後に提供され得る。
第6の態様が、本発明の第5の態様による据え付け方法を使用して、動物小屋の動物小屋開口部に据え付けられる本発明による第4の態様による複数のデバイスを有する動物小屋に関連する。
1つ又は複数の実施例では、動物小屋が、本発明の第4の態様による上記デバイスと併せて、本発明による第3の態様による動物小屋の特徴のうちの任意の特徴を有することができる。
本発明は、豚などの動物のための本発明の第6の態様による動物小屋を有する建物にさらに関連する。動物小屋が、動物のための並びに動物小屋から収集及び除去スラリーのための居住区域として使用され得る。
図面を参照して以下で本開示の態様を説明する。
スラリーを収集及び除去するための、本発明の第1の態様によるデバイスを示す側面図である。 スラリーを収集及び除去するための、本発明の第4の態様によるデバイスを示す断面図である。 出口パイプを有する、本発明の第4の態様によるデバイスを示す断面図である。図1dは、出口パイプ及び2つのファンネルを有する、本発明の第4の態様によるデバイスを示す斜視図である。 包囲部分の側面上にある突出部を拡大している、概して上方から図1のデバイスを示す斜視図である。 図1〜2に示されるデバイスを概して側方から示す斜視図である。 一列に配置されて共通の通気チャンネルを提供する、本発明による複数のデバイスを示す斜視図である。 一方のデバイスがプレート構造を有して空洞を作っている、隣り合うように配置される本発明による2つのデバイスを示す斜視図である。 本発明による1列のデバイスを示す斜視図である。 本発明による複数のデバイスのための保管構成を示す斜視図である。 剛体構造を有するように構成される、本発明の第1の態様による2列のデバイスを示す断面図である。 動物小屋開口部の中に据え付けられる本発明の第1の態様によるデバイスを示す図である。 動物小屋開口部の中に据え付けられる本発明の第4の態様によるデバイスを示す図である。
以下の詳細な説明が、限定しないが例として、デバイス1と、1つ又は複数のデバイスを有する動物小屋と、デバイス1を据え付けるための方法とを説明する。
本発明の第1の態様によるデバイス1の例示の実施例が図1aの側面図に示されている。本発明の第4の態様によるデバイス1の例示の実施例が図1bの側面図に示されている。本実例によるこれらの2つのデバイス1、200の間の主要な違いは、第1の態様による一体ボディ2では、包囲部分4がファンネル3の下側縁部3b’のところに取り付けられ、対して第4の態様によるデバイス200の一体ボディ2では、包囲部分4がファンネル3の下側縁部3b’のところに取り付けられず、代わりにファンネル3の下方において及びその周りにおいてファンネル3の上側縁部3a’から延在してファンネル3の上側縁部3a’のところの端部で終端する。
本実例では、デバイス1、200の一体ボディ2が回転成形プロセスによって作られ、両方のボディ2が完全な中空ボディであり、モールドから出された後に完全に囲まれる内部スペースを有する。一体ボディ2が、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)材料で作られ得る。図1aに示される本発明の第1の態様によるデバイス1のファンネル3が、回転成形プロセス後、上側開口部3a及び下側開口部3bを装備する。モールドはドーナツと同様の形でスペースを完全に囲むものとして見なされてよく、中央貫通部分を有し、それにより貫通するチャンネルが得られ、第1の態様では、ファンネル3を提供する貫通するチャンネルが得られる。図1aでは、デバイス1の内部スペースがもはや完全には囲まれない。その理由は、包囲部分4のセクション7が取り除かれているからである。このように取り除く理由を後で説明する。(本発明の第1の態様による完全に囲まれる一体ボディ2を図5及び7で見ることができる。)
初期状態において、回転成形によって一体ボディ2を製作した直後では、図1bの断面図に示されるような本発明の第4の態様による一体ボディ2が完全に囲まれる内部スペースを有し、ファンネル3が下側開口部3bを有さず、したがってデバイス200を出口パイプ8に接続する前にファンネル3の底部のところに下側開口部3bを設ける必要がある。
図1cが、本発明の第4の態様によるデバイス200の側断面図を示しており、デバイス200が出口パイプ8をさらに有する。出口パイプ8が他の出口パイプ8に接続されるのに又はハウジングの外部への出口に接続されるのに適する。示される包囲部分4が通気開口部7を有し、それにより出口パイプを別の出口パイプ8に又はスラリーのための出口に接続するのを可能にし、その結果、スラリー及び換気空気がデバイス1から離れるように導かれ得る。通気開口部7がさらに、包囲部分4を別の包囲部分4に接続するのを可能にし、それにより、接合される通気スペース5によって形成される通気チャンネル5’が作られる。
図1dが本発明の第4の態様によるデバイス200の実例を示しており、デバイス200が、ファンネル3の下側縁部3b’のところにおいて出口パイプ8とファンネル3との中にある開口部9に対して取り付けられる2つのファンネル3を有し、出口パイプ8が包囲部分4によって囲まれる。通気開口部7は通気スペース5を通気手段又は他の通気スペース5に接続するように設けられている。ファンネル3は、ファンネル3の上側縁部3a’の近くに位置する複数の通気孔6を有するものとしてさらに示されている。本実例に従って当接されて配置される2つのファンネル3は2.4mから3.2mの間の合計の長手方向延在範囲B3を有する。
例えば図1a〜dに示されるような、本発明の態様によるデバイスのファンネル3が、ファンネル3によって囲まれるスペースを画定する内部3’と、ファンネル3によって囲まれないスペースを画定する外部3’’とを有する。ファンネル3の内部3’と外部3’’との間の距離が平均約10mmであってよい。包囲部分の側面4aが一般に少なくともファンネル3と同じ厚さを有してよい。1つ又は複数の実例では、ファンネル3が、下側水平方向延在範囲B2より大きい上側水平方向延在範囲B1を有する。デバイス1、200が開口部20の中に据え付けられている状態では、上側水平方向延在範囲B1の幅及び深さの両方が1.1〜1.6mの間であってよく、下側水平方向延在範囲B2が水平面で測定して0.2〜0.3mの間であってよい。本発明の任意の態様によるファンネル3が、約40〜50度の、垂直面からの内角の傾斜角A1を有することができる。ファンネル3が多数の平坦表面で作られ得、これらの多数の平坦表面は、好適には、平坦表面の長手方向軸に沿って測定して約1mの長さを有してよい。
図1b、1c、及び1dに示されるようなデバイス200の実例では、ファンネル3がわずか約1.0〜1.2mの垂直方向延在範囲(H1)を有し、ファンネル及びファンネルに接続される出口パイプ8の垂直方向延在範囲(H2)が図1cに示されるように概して1.2〜1.6mの間であってよい。
図1aに示されるようなデバイス1の実例では、ファンネル3がわずか約0.8〜1.3mの垂直方向延在範囲(H1)を有し、ファンネル及びファンネルに接続される出口パイプ8の垂直方向延在範囲(H2)が概して少なくとも1mであってよく、1.0mから1.7mの間などであってよい。デバイス1に接続されることになる出口パイプが、部分的に、動物小屋開口部20の底部の地面レベルの下に据え付けられ得ることを理由として、全体の垂直方向延在範囲(H2)が非常に大きいものとなることができる。
1つ又は複数の実例では、包囲部分4が一定範囲の多様な形状を有することができ、それにより一定範囲の多様な形状の通気スペース5を提供することができる。1つ又は複数の実例では、包囲部分4が、初期状態において、少なくとも、底部4bと、包囲部分4の底部4bの縁部から延在する平坦な側面などの1つ又は複数の側面4aとを有することができ、その結果、包囲部分の底部4bの真上にあるスペースが例えば図1dに示されるように囲まれることになる。1つ又は複数の実例では、包囲部分4がファンネル3と類似の断面形状を有する。包囲部分4は、動物小屋フロア内の予め存在する開口部20に嵌め込まれるように形成されてもよい。
デバイス1、200のファンネルが包囲部分4によって囲まれ、その結果、通気スペース5が一体ボディ2の中でファンネル3と包囲部分4との間に画定される。1つ又は複数の実例では、図1b〜1d並びに図2、4、及び6に示されるようなデバイス1、200が、ファンネル3の上側縁部3a’の近くに配置される複数の通気孔6を有する。1つ又は複数の実例では、通気孔6が、ファンネル3の各側面11に少なくとも1つの通気孔6を有させるように、またより好適には、ファンネル6を中間の適切な距離のところに均一に分布させるように、配置され得る。好適には、多数の通気孔6が、空気中のアンモニアの含有量が高いと見込まれるような動物小屋の領域の近くに設けられる。通気孔6がファンネル3の対向する側面に沿って配置され得る。包囲部分4がファンネル3を囲み、その結果、空気が、主として、通気孔6と、通気スペース5と、出口と、の間を流れるようになる。
図2が、図1aのデバイスを、概して上方から見る別の斜視図で示す。ファンネルが、上側開口部3aを囲む上側縁部3a’と、下側開口部3bを囲む下側縁部3b’とを有するように示されている。加えて、複数の通気孔6がファンネル3の上側縁部3a’の近くで上側縁部3a’の一部分に沿って配置される。包囲部分が通気開口部7を有することも見ることができる。本実例では、上側開口部3aの水平方向エリアが概略方形であり、それに対応して、包囲部分が、包囲部分4の上側部分のところに概して垂直方向の4つの側面4aを有するやはり概略方形である水平方向断面を有する。包囲部分4が包囲部分の対向する側面上にある突出部4proのアレイを有し、それにより、突出部4proの一部分を拡大して示されているように、突出部の先端から包囲部分側面4aの表面までで測定される深さDの隙間4gapを提供する。突出部が互いから距離Sで分離され、ここではSが突出部の幅の1/3〜2倍に実質的に等しい。本実例では、突出部が約15cmの幅を有し、突出部の間の距離がやはり15cmである。深さDが約7cmである。本実例では、突出部が細長い長方形の突出部として成形されるが、突出部は突出部の先端から包囲部分側面4aの表面までにおいて隙間4gapを提供する任意の他の形状を有してもよい。
図3が図1aのデバイスを概して下方から見る別の斜視図で示す。これらの図は包囲部分4の底部4bの中に配置されるファンネルの下側開口部3bを示すものである。包囲部分の下側部分が垂直方向からの一定の傾斜(A3)のところに配置される側面4aを有することが見ることができる(この特徴は後で詳細に説明される)。本実例では、ファンネルの下側開口部がパイプ・セクション(図示せず)によって包囲部分の底部まで延長され、パイプ・セクションに沿って概して等しい直径を有する。パイプ・セクションは、本実例では、回転成形によって製造される一体ボディの一部分である。本実例では、突出部の内部が中空であり、それにより一体ボディの全重量及び使用材料を低減する、ことが分かるであろう。突出部の内部は別法として中実であってもよく、それにより、より高い剛性を有する包囲部分を提供する。
図1〜4の上面図が、下側開口部3bの方への傾斜をファンネル3の内側周囲の周りで実質的に等しくするように好適な形としてファンネル3の下側開口部3bが如何にして中央に配置されているか、を示している。ファンネル3が、ファンネルを切頭体のピラミッドとして成形することができるように構成される4つの平坦表面11を有することができる。2つの隣接する平坦表面は等しい長手方向延在範囲及び水平方向延在範囲を有さなくてよく、その結果、水平面におけるファンネル3の断面が概略長方形となる。
図5では、ファンネルの下側開口部がファンネル内で中央に配置されず、代わりに下側開口部の中心軸(cb)がファンネル3の上側開口部の中心軸(ca)から離れるように横方向に距離Zだけずらされており、それにより垂直方向から多様な傾斜(A1)を有する内側表面を有するファンネル3が提供される。急勾配部分により、スラリーを迅速に排出することが可能となり、同時に、より水平な部分が動物小屋のスラリーであまり充填されないような部分の下で使用され得るようになる。
図5が、ファンネル3のより水平となるように方向づけられるより平らな側面11ところにある、2つのファンネル3のうちの一方のファンネル3においてプレート構造によって囲まれる空洞14をさらに示す。空気供給開口部25(図示せず)が、ファンネル3の中の、上記構造によって囲まれるファンネル部分の中に設けられ、それにより、空気供給開口部25を通して及びデバイス1、200の中に設けられる空洞14を通して、通気スペース5から動物小屋フロアのパーツまで新鮮な空気が提供されるようになる。空気供給開口部25が、空気供給開口部25に直接に接続される、上記新鮮な空気を収容及び移送するためのチューブにより、空気供給手段26に接続され得る。空気供給開口部25から、空気がさらに空洞14により動物小屋の特定のエリアの方に誘導され得、空洞14が本実例ではプレート構造を使用して作られる。
本発明による1つ又は複数の実例では、デバイス1、200が、1回の回転成形プロセスによって作られる複数のファンネル3を有する。このプロセスで使用されるモールドは2つのファンネル3を有するデバイス1、200を作るように設計される。デバイス1、200が3つ以上のファンネル3を有してもよい。包囲部分4が2つ以上のファンネル3を囲むように製作され得、その例が図1dに示されている。
図4及び図6が本発明の実例を示しており、ここでは、本発明の第1の態様による複数のデバイス1が1列のデバイス1を作るように隣り合うように配置されている。加えて、複数の包囲部分4が隣接する包囲部分4に接続され得る。複数の包囲部分4が、包囲部分4の当接される縁部を接続することにより、接続され得、それにより閉じた通気チャンネル5を形成する。列内の最後の包囲部分4が包囲部分4の端部4bを囲む壁を有することができ、その結果、通気チャンネル5がさらに囲まれる。各ファンネル3の下側開口部3bが、同じ出口パイプ8又はパイプ・ユニット(図示せず)に接続されることにより、相互接続され得る。隣接するファンネル3が、各ファンネルの内側表面に取り付けられる概略V形のカバー要素などの、カバー要素を使用することにより、相互接続され得る。別法として又は加えて、ファンネルの隣り合う部分が一体に溶接され得る。本発明の第4の態様による複数のデバイス200が同様の形で構成され得、ここでは、隣り合うファンネル3、隣り合う包囲部分4、及び隣り合う出口パイプ8が相互接続される。
図7が、本発明の第1の態様による複数のデバイスの保管構成の実例を示す。本実例は、回転成形による製作後に、例えば製作施設のところで又は移送車両の中で複数のデバイスが如何にして保管され得るかを示すものである。デバイス1が、間にある内部スペース5を一体に完全に囲んでいるファンネル3及び包囲部分4を各々が有する一体ボディを有するように示されている。本実例では、包囲部分4bの底部に隣接するところから包囲部分の約1/3である包囲部分4の下側部分が、ファンネル3の内側側面11’の垂直方向からの傾斜(A1)より小さい(つまり、より急勾配である:図3を参照されたい)垂直方向からの傾斜角(A3)を有する側面4aを有し、その結果、デバイス1が互いの上に配置されるとき、包囲部分4のこの下側部分がファンネル3の上側部分の中まで延在することができ、それにより積み重ねられるデバイス1の全体の高さが低減される。1つ又は複数の実例では、包囲部分4の下側部分の水平方向延在範囲がファンネル3の上側部分の内部の水平方向延在範囲より小さくてよく、その結果、包囲部分の下側部分がファンネル3の上側部分の中に嵌め込まれる。1つ又は複数の実例では、ファンネルが多様な傾斜角(A1)を有することができ、それに対応して、包囲部分がやはり多様な傾斜角を有することができるか、又はファンネル3の側面11のすべての傾斜角(A1)より小さい一様な傾斜角を有することができる。同様に、本発明の第4の態様によるデバイス200の包囲部分4が、ファンネルの上側部分の内部に包囲部分の下側端部を配置するのを可能にするように、下側端部のところにおいて成形されていてよく、それにより、保管時及び/又は移送時に、デバイス200を安定させるがデバイス200の占有するスペースの総量を縮小する。
図8が、隣り合うように据え付けられている図1aに示されるような2列のデバイス1の断面を示しており、動物小屋の各列が、その列の中で通気スペース5で作られる通気チャンネル5’を有する。デバイス1が、デバイス1の間のスペーシングの方を向く包囲部分4aの側面の突出部4proを有し、それにより列を分離する。デバイス1の間のスペースが本実例ではコンクリートで充填されており、それによりデバイスの間に剛体構造16を提供する。コンクリートが、デバイス1を、互いを基準としたそれらの意図される位置で固定し、さらに好適には動物小屋の開口部20の中でのそれらの位置において固定する。各包囲部分の対向する側面4aがやはり突出部4proを有し、これらの突出部4proは、包囲部分側面4aと開口部20の側壁との間で最小距離を作るように示されている。作られる隙間4gapがやはりコンクリートで充填されていてよく、それにより剛体構造16を作り、それにより上記開口部20の中でデバイス1を実質的に固定する。剛体構造16がデバイス1の上に配置されて剛体構造16の上で静止するフロア12を支持することができ、その結果、構造16が重量及びフロア12に対しての荷重を支持する。フロア12が複数の貫通孔12’を有し、これらの貫通孔12’を通ってスラリーがファンネル3の中まで通過することができる。フロアが、好適には、少なくとも1つのファンネル3の上側開口部の上方に、及び少なくとも2つの剛体構造16の上に、配置される。剛体構造16の上側表面が、2つ以上のフロア12を同時に支持するのに対応するのに十分な程度で幅広である。
ファンネル3の下側開口部3bがデバイス1の下方の出口パイプ8に適切に接続され、本実例ではこの接続が、下側開口部3bから出口パイプまで延在するパイプ・セクションを介して形成される。ファンネル3から出口パイプ8までの密閉経路が、出口パイプ8と、パイプ・セクションと、ファンネルの下側縁部3bとを一体に溶接することにより作られ得る。
40〜50度の間である、ファンネル3の内側側面11’の垂直方向からの傾斜角(A1)が、入ってくるスラリーが効率的な形で出口開口部まで移されるのを可能にし、加えて、スラリーが出口パイプに入るときのスラリーの表面を漸進的に縮小する。加えて、空気が通気チャンネルを通して孔6から引き出され得、それによりファンネル3”の内部の近くでのアンモニア含有量を低減する。
図9及び図10が、本発明の第1の態様によるデバイス1及び本発明の第4の態様によるデバイス200の2つの実例を示しており、これらのそれぞれが動物小屋フロアのところで開口部20の中に据え付けられている。破線が、示されるデバイス1、200を接続させることができるか又は隣接させることができる別のデバイス1、200を示している。HDPEで作られる包囲部分が、通気スペース5と、ファンネル3と、本発明の第4の態様によるデバイスの場合にはさらに出口パイプ8と、を囲むのに必要な支持力を提供する。デバイス1、200が少なくとも1つの出口パイプに接続され、少なくとも1つの出口パイプが水平方向から約0.2%の下方への内角の傾斜角A2を好適には有することができ、その結果、それぞれのファンネル3からのスラリーが同じ方向に移動する傾向を有するようになる。
1つ又は複数の実施例では、出口パイプ8が任意の適切な材料の出口パイプであってよく、約250mmの直径を有し、ここでは、少なくとも1つの表面開口部9が出口パイプ8の長さに沿って配置され、出口パイプ8が図1c〜d及び10に示されるようにファンネル3の下側開口部3bに接続され得るか又は図8〜9に示されるように中間パイプ・セクションを介してファンネル3の下側開口部3b’に接続され得る。この接続は接着又は溶接によって形成されてスラリーのための密閉経路を提供し、その結果、スラリーが通気スペース5に入ることができなくなる。
1つ又は複数の実例では、例えばデバイスから取り除かれた包囲部分のセクション17から作られる、カバー要素10が、ファンネル2の上側縁部3a’の近くで又はファンネル2の上側縁部3a’のところで通気孔6の上方においてデバイス1、200に取り付けられ得、その結果、カバー要素10と通気孔6との間に一定の距離が作られる。この距離は1〜7cmの幅を有してよく、2〜4cmなどの幅を有し、ファンネル3の内部3’からの空気を通気孔6に到達させて通気孔6を通して中に入れるのを可能にし、その結果、スラリーが上方から通気孔6に入ることが防止される。例示のカバー要素10が図9及び10に示される。
図9及び10に示されるように、組み立てられたシステム21が複数の通気スペース5を有し、複数の通気スペース5が通気チャンネル5’を形成する。この通気チャンネル5’に接続されて、通気手段(図示せず)、洗浄手段22、排水手段23、及び空気処理システム(図示せず)が据え付けら得る。通気手段が1つ又は複数のブロアを有することができ、好適には、使用時に空気をファンネル3から引き出して通気チャンネル5’内の出口のところで排出するように、構成され得る。ここでは、空気が、空気中の汚染物質また特にはアンモニアを除去するのを可能にするように、回収及び処理され得る。システム21が、別法として、出口の手前で空気を処理することができる空気処理システム(図示せず)を有することができる。空気処理システムが、硫酸を含有する液体を通気チャンネル5’の中へ噴射するように構成される噴射スプレーを有することができる。このスプレーは、通気チャンネル5’の大きい面積を処理するように構成される場合に最も効率的である。硫酸が液体中で空気中のアンモニアを捕捉することになり、液体が、次いで、例えば排水手段15及び吸引手段を使用することなどにより、排出され得る。好適には、さらなる処理を行わずに空気が外部環境へ放出され得るようにするために空気が十分に洗浄される。この空気処理システムは、システム21がそこから構築されるような予め製作される部分の一部分であってよい。この洗浄手段22が、好適には通気チャンネル5’の底部と頂部とのほぼ中間に一致する距離の近くに据え付けられるホース23を有することができ、その結果、通気チャンネル5’を囲む内部表面に沿わせてホース23により下方に水を噴射することにより、通気チャンネル5’の大きい面積が洗浄され得るようになる。好適には、洗浄手段22が包囲部分4に固着される。包囲部分4が、包囲部分4の底部4bの部分に排水手段24をさらに有することができ、その結果、液体が通気チャンネル5’から排水され得るようになる。洗浄手段22、23及び排水手段24が、デバイス1、200をシステム21に据え付けて組み付ける前に、各デバイス1、200の中に又はデバイス1、200のうちの1つのデバイスの中に据え付けられ得る。一列の又はそれより多い列のデバイス1、200、すなわち、1つ又は複数のシステム21などが、動物小屋の開口部20の中に据え付けられ得る。
加えて又は別法として、空気供給手段がシステム21の中に据え付けられ得、それにより、一部の通気孔6を通して又はファンネル3の中などといったようにデバイス1、200の中に設けられる空気供給開口部を通して動物小屋フロアのパーツに対して新鮮な空気を提供する。上記新鮮な空気を含有及び移送するためのチューブが上記孔6又は空気供給開口部に直接に接続され得、チューブを通して新鮮な空気を提供することができる、コンプレッサ・ユニット、送風ユニット、通気ユニット、ポンプ、又は類似物まで延在することができる。通気孔6から、又は空気供給開口部から、或いはその両方から、空気が、空気体積の空間的範囲を制限するプレート構造などの構造によって囲まれる空洞14により動物小屋の特定のエリアの方にさらに誘導され得る。
本発明は、動物小屋において、動物小屋の開口部20の中にデバイス1、200を据え付ける方法にさらに関連する。デバイス1が予め製作されるパーツとして製造され、その結果、デバイス1が開口部20の中に容易に据え付けられ得るようになる。開口部20の底部は砂などから作られていてもよく、デバイス1、200を配置するのに対応するような十分な堅牢性を有する。デバイス1が据え付け時に開口部20の底部に単純な形で配置され得、それにより、デバイスが自立式であることを理由として別の支持手段が追加されることになる。デバイス1、200の両方の態様に共通することであるが、ファンネルの下側開口部3b及び通気スペース5が適切な出口手段に接続される。
1つ又は複数の実例では、本発明の第1の態様によるデバイス1が、動物小屋開口部20の底部レベルの下に共通の出口パイプ8を最初に提供する方法を使用して、据え付けられ、ここでは、出口パイプ8が、出口パイプ8から開口部20の底部レベルまで上方に延在するパイプ・セクションを有する。出口パイプが砂又は砂利によって少なくとも部分的に覆われてよい。1つ又は複数の通気開口部7及び通気孔6が少なくとも大部分のデバイス1の包囲部分4の中に作られ、その結果、空気がデバイス1の外部と通気スペース5との間を移動することができるようになる。パイプ・セクションが出口パイプ8への出口開口部9を有し、このパイプ・セクションに対して、例えば接着又は溶接により或いはカプラを使用することによりファンネルが接続され、それにより、パイプ・セクション及び出口開口部9を通して出口パイプ8の内部までスラリーを漏洩なしで移送することが可能となる。デバイス1がパイプ・セクションに接続されている場合、包囲部分4の底部が、例えば開口部20に配置される出口パイプの上に少なくとも部分的に配置される物質である開口部20の底部の上で静止することができ、つまりその上で平衡状態を維持することでき、開口部20の中に配置され得る。デバイス1が開口部20の中で降下させられ、一列に据え付けられ、ここでは、デバイス1の通気開口部7が互いの方を向き、それにより共通の通気チャンネル5’を作る。デバイス1の側面上に突出部があることにより、隣接する別個の列のデバイスの開口部20の側面の方を向く包囲部分の隣接する部分が最小距離Dのところに配置され得るようになる。このスペースは、開口部20内でのデバイス1の位置を維持することをさらなる目的として、塞がれていてよい。隣接する通気開口部7が、囲まれた空気ダクトをデバイス1の間に作るように接続され得、これが、例えば、通気開口部7に隣接して配置される包囲部分4の当接部分を接着することなどによって行われる。カバー要素10が通気孔6を覆うように据え付けられ、通気孔6が、後で配置される横木の動物小屋フロア12によって露出される。その後、1つ又は複数のフロア12がデバイス1の上に据え付けられ、それにより動物小屋のフロアを形成する。
1つ又は複数の実例では、回転成形によって作られ、ファンネル3に下側開口部3bを有さないように製作される、本発明の第4の態様によるデバイス200が、デバイス200のファンネル3を出口パイプ8に接続する前の任意のタイミングにおいてこの下側開口部3bを設けられ得る。この接続は、例えば、製造施設で形成され得るか、デバイス200を据え付ける場所である農場で形成され得るか、或いは動物小屋の開口部20の中において形成される。したがって、デバイス200を据え付けるためのこの方法は、下側開口部3bを設けるときの場所及び時間によって制限を受けることがなく、加えて、通気孔、通気開口部、及びプレート要素などの、他の追加の構造部をデバイスに追加するか又は設けるときの時間及び場所によって制限を受けることもない。同様のことが本発明の第1の態様によるデバイス1にも当てはまる。
1つ又は複数の実例では、本発明の第4の態様によるデバイス200が、1つ又は複数の通気開口部7及び通気孔6を一体ボディ2に最初に設ける方法を使用して、据え付けられ得る。ファンネル3の最も下側の部分の近くに下側開口部3bを設けて、一体ボディによって囲まれる通気スペースの内部に出口パイプ8を配置して、出口パイプ8を下側開口部3bに接続し、例えば表面開口部9を作ることにより、出口パイプ8が上記表面開口部9のリムを下側開口部3bの下側縁部に接続する。デバイス200を動物小屋開口部20の底部に配置し、一列のデバイス200を作る。デバイスが、通気開口部7を互いの方に向けるように、配置され、これらの通気開口部7が一体に十分に密閉されるか又は互いに固定され、それによりこの列の中に通気チャンネル5’が作られる。包囲部分4と開口部20の側面との間の又はデバイス1、200の隣り合う列の間の隙間を塞ぐ。通気チャンネル5’をスラリーによる汚染から保護するためにカバー要素10を通気孔の上に配置し、フロア12をデバイス200の列の上に配置する。別法として又は加えて、出口パイプ8とファンネル3との間のすべての接続又は一部の接続が、動物小屋開口部20の中で形成され得る。
1つ又は複数の実例では、本発明の態様によるデバイス1、200がその表面の近くに複数の通気孔6を装備し、これらの複数の通気孔6が、通気開口部7を設けるときに包囲部分の側面4aから切断される包囲部分4の一部分から作られるカバー要素10によって覆われる。カバー要素10が、分離する材料部片を用いて、ファンネルの内部の上に取り付けられ得、その結果、通気孔6がカバー要素10によって閉鎖されない。その表面内に開口部9を有する出口パイプが、ファンネルの設けられる下側開口部3bに接続される。複数のファンネル3が同じ出口パイプ8に接続され得るか又は個別の出口パイプ8に接続され得、その後、出口パイプ8が動物小屋開口部20の中に接続され得、それにより各々の列のデバイスのための共通の出口パイプが作られる。包囲部分4は、各列のための共通の通気チャンネル5’を形成するように配置及び/又は接続されてもよい。これらの列の複数のセクションは、開口部20の中へ降下させられる前に組み立てられてよい。
デバイス1、200の据え付け方法は、システム21の一部分であるデバイスの列を完全に収容するのに、動物小屋の中に比較的浅い開口部20しか必要としない。開口部20は据え付け時に設けられ得るか、又は例えばスラリー・ピットなどの予め存在する開口部であってもよい。システム21の据え付け時、包囲部分4の外側表面が動物小屋開口部20の隣接する内側表面の方を、或いは同じ列のデバイス1、200の一部であるか又は隣接する列のデバイス1、200の一部である隣接するデバイスの方を向いていてよい。開口部20の側壁の隣接する列のデバイス1、200の方を向く包囲部分の部分では、必然的に存在するか又は包囲部分の側面4a上にある突出部4proによって設けられる隙間が、コンクリートのような安定した形状を有する必要のない砂利又は砂などの任意の適切な充填材料で充填され得る。フロア12が、動物がその上を動き回れるようにするため、及びスラリーが上記デバイス1、200に入るのを可能にするために、ファンネルの上に配置され得る。フロア12が、包囲部分4の間の充填材料によって支持され得る。
好適には、デバイス1の頂部と動物小屋フロアのレベルとの間に垂直方向の隙間が存在することになり、その結果、格子状のフロア12が上に配置される場合、格子状のフロアの頂部が動物小屋フロアの実質的なレベルにくることになる。実質的なレベルとは0〜2cmの範囲内であることを意味し、したがって、動物が動物小屋内で中実のフロア15から格子状のフロア12まで快適に歩行することができる。
出口パイプ8が、畜舎の、或いはスラリー及び排泄物を保管又は処理することができる建物の、外部に設けられる出口に接続される。通気スペース5又は通気チャンネル5’が1つ又は複数の通気システムに接続され、空気が、通気スペース5又は通気チャンネル5’から、1つ又は複数の通気開口部を介して畜舎の外部に移され得るか、或いは空気処理施設に移され得る。
1、200 デバイス
2 一体ボディ
3 ファンネル
3’ ファンネルの内部
3” ファンネルの外部
3a ファンネルの上側開口部
3a’ ファンネルの上側縁部
3b ファンネルの下側開口部
4 包囲部分
4a 包囲部分の側面
4b 包囲部分の底部
4,pro 包囲部分の側面上の突出部
4,gap 隙間
5 通気スペース
5’ 通気チャンネル
6 通気孔
7 通気開口部
8 出口パイプ
9 出口開口部
10 カバー要素
11 ファンネルの側面
11’ ファンネルの側面の内部表面
12 フロア
12’ フロア内の孔
13 プレート構造
14 空洞
15 例えばコンクリート・フロアなどの、中実のフロア
16 剛体構造
17 包囲部分のセクション
18 貫通するチャンネル
19 動物小屋
20 動物小屋開口部
21 システム
22 洗浄手段
23 ホース
24 排水手段
25 空気供給開口部
26 空気供給手段
A1 垂直方向からの内部表面の内角の傾斜角
A2 パイプ・ユニットの水平方向からの内角の傾斜角
A3 包囲部分の下側部分の垂直方向からの内角の傾斜角
B1 ファンネルの上側水平方向延在範囲
B2 ファンネルの下側水平方向延在範囲
B3 2つのファンネルを有するデバイスの水平方向延在範囲
H1 ファンネルの垂直方向延在範囲
H2 排出セクションの垂直方向延在範囲
ca 上側開口部の中心
cb 下側開口部の中心
Z 上側開口部の中心からの距離
D 突出部の先端部と包囲部分の外側表面との間の距離
S 突出部の間の距離

Claims (32)

  1. 豚小屋などの動物小屋からスラリー又は類似物を収集及び除去するのに使用するためのデバイス(1)であって、前記デバイス(1)は一体ボディ(1a)を有し、前記一体ボディ(1a)は、
    1つ又は複数のファンネル(3)であって、各ファンネルが、上側縁部(3a’)によって囲まれた上側水平方向エリアを有する少なくとも1つの上側開口部(3a)、及び下側縁部(3b’)によって囲まれた下側水平方向エリアを有する下側開口部(3b)を有し、前記上側水平方向エリアが前記下側水平方向エリアより大きく、したがって前記ファンネル(3)の内部(3’)が、前記ファンネル(3)の前記上側開口部(3a)から前記下側開口部(3b)まで延びている、1つ又は複数のファンネル(3)と、
    前記ファンネルの前記下側縁部(3b’)から前記ファンネルの前記上側縁部(3a’)まで前記ファンネル(3)を囲む包囲部分であって、それにより前記包囲部分(4)と前記ファンネル(3)との間であって前記一体ボディ(1a)内に通気スペース(5)が画定される、包囲部分と
    を有している、デバイス(1)。
  2. 前記下側開口部(3b)が出口パイプ(8)に接続されるように構成され、それにより前記ファンネル(3)から前記出口パイプ(8)まで、スラリーのための密閉経路が提供される、請求項1に記載のデバイス(1)。
  3. 前記ファンネルが、前記ファンネル(3)の前記上側縁部(3a’)の近くに配置される1つ又は複数の通気孔(6)を有する、請求項1又は2に記載のデバイス(1)。
  4. 前記デバイス(1)が、前記包囲部分(4)に少なくとも1つの通気開口部(7)を有し、それにより前記1つ又は複数の通気孔(6)と前記通気開口部(7)との間で空気が流れることを可能にする、請求項3に記載のデバイス(1)。
  5. 前記通気孔(6)のうちの少なくともいくつかが1つ又は複数のカバー要素(10)によって覆われ、それによりスラリー又は類似物が前記通気孔(6)を通って前記通気スペースに入ることが防止される、請求項3に記載のデバイス(1)。
  6. 前記デバイス(1)がプラスチック材料で、好適には高密度ポリエチレン(HDPE)材料を含むプラスチック材料で作られる、請求項1に記載のデバイス(1)。
  7. 前記一体ボディ(1a)が、回転成形製造プロセスによって作られる、請求項1に記載のデバイス(1)。
  8. 前記ファンネル(3)が、30〜60度の範囲の、また好適には40〜50度の範囲の、垂直方向からの傾斜角(A1)である内側表面(11’)を有する、請求項1から7までのいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  9. 前記一体ボディ(1a)が少なくとも2つのファンネル(3)を有し、前記ファンネル(3)が並んで配置され、それにより前記第1のファンネル(2)の前記上側縁部(3a’)の少なくとも一部分が前記第2のファンネル(3)の前記上側縁部(3a’)の少なくとも一部分と隣接している、請求項1から8までのいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  10. 前記包囲部分(4)が、前記包囲部分(4)の外側表面と、隣接するデバイス(1)などの隣接する要素との間に最小距離(D)の隙間(4,gap)を維持するために、前記包囲部分(4)の前記外側表面上に複数の突出部を有している、請求項1から9までのいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  11. 前記下側開口部(3b)及び前記上側開口部(3a)の各々が中心(cb、ca)を有し、前記下側開口部の中心(cb)が、前記ファンネル(3)の中心軸から垂直に測定して距離Zのところに位置し、前記ファンネルの中心軸は前記上側開口部(3a)の延在範囲に対して垂直に且つ前記上側開口部の中心(ca)を通って延びている、請求項1から10までのいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  12. 単一のファンネル(3)を有する前記デバイス(1)の最大幅が、およそ1.0〜1.8mの間であり、たとえば1.1〜1.7mの間又はおよそ1.2〜1.5mの間である、請求項1から11までのいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  13. 前記デバイス(1)の最大高さが、およそ0.7〜1.8mの間であり、たとえば0.8〜1.6mの間又はおよそ0.9〜1.5mの間である、請求項1から12までのいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  14. 前記デバイス(1)が、一方の端部のところで前記ファンネル(3)の前記内側表面の第1の部分に取り付けられ且つ第2の端部のところで前記ファンネル(3)の内部の第2の部分に取り付けられるプレート構造であって、それにより前記プレート構造と前記ファンネル(3)の前記内部の前記囲まれた部分との間の空洞を囲むプレート構造を有し、前記空洞は、前記ファンネル(3)の外部から前記ファンネル(3)の前記内部に供給される新鮮な空気を、前記空洞を通して前記ファンネル(3)の前記上側開口部に向かうように方向付けるための空気チャンネルとして使用されるように構成されている、請求項1から13までのいずれか一項に記載のデバイス(1)。
  15. 豚小屋などの動物小屋における(動物小屋のフロア・レベルの下にある)動物小屋開口部に複数のデバイス(1)を据え付ける方法であって、各デバイス(1)が一体ボディ(1a)を有し、前記一体ボディ(1a)は、
    1つ又は複数のファンネル(3)であって、各ファンネルが、上側縁部(3a’)によって囲まれた上側水平方向エリアを有する少なくとも1つの上側開口部(3a)、及び下側縁部(3b’)によって囲まれた下側水平方向エリアを有する下側開口部(3b)を有し、前記上側水平方向エリアが前記下側水平方向エリアより大きく、したがって前記ファンネル(3)の内部(3’)が、前記ファンネル(3)の前記上側開口部(3a)から前記下側開口部(3b)まで延びている、1つ又は複数のファンネル(3)と、
    前記ファンネルの前記下側縁部(3b’)から前記ファンネルの前記上側縁部(3a’)まで前記ファンネル(3)を囲む包囲部分であって、それにより前記包囲部分(4)と前記ファンネル(3)との間であって前記一体ボディ(1a)内に通気スペース(5)が画定される、包囲部分と
    を有し、また前記方法が、
    ・前記動物小屋開口部内に出口パイプ(8)を据え付けるステップと、
    ・各ファンネル(3)の前記下側開口部(3b)を出口パイプ(8)に接続するステップであって、それにより密閉経路が前記ファンネル(3)と前記出口パイプ(8)との間に作られる、ステップと、
    ・各デバイス(1)において前記包囲部分の1つのセクション(17)を前記包囲部分(4)の他の部分から分離するステップであって、それにより通気開口部(7)を提供するステップと、
    ・前記複数のデバイス(1)の少なくともいくつかのデバイス(1)の前記ファンネルの前記上側縁部(3a’)の近くに1つ又は複数の通気孔(6)を提供するステップであって、それにより空気が前記動物小屋と前記通気スペース(5)との間で移送され得るステップと、
    ・前記動物小屋開口部の底部の近くに前記複数のデバイス(1)を並んで配置するステップであって、それにより前記デバイスの前記通気スペース(5)を有する通気チャンネルが提供されるステップと
    を含む、方法。
  16. 請求項1から14までのいずれか一項に記載のデバイス(1)を複数、豚小屋などの動物小屋の動物小屋開口部に据え付ける方法であって、
    ・前記動物小屋開口部に出口パイプ(8)を据え付けるステップと、
    ・各ファンネル(3)の前記下側開口部(3b)を出口パイプ(8)に接続するステップであって、それにより密閉経路が前記ファンネル(3)と前記出口パイプ(8)との間に作られる、ステップと、
    ・前記動物小屋開口部の底部の近くに前記複数のデバイス(1)を並んで配置するステップと
    を含む、方法。
  17. 前記方法が、
    ・各デバイス(1)において前記包囲部分の1つのセクション(17)を前記包囲部分(4)の他の部分から分離するステップであって、それにより通気開口部(7)を提供するステップと、
    ・前記複数のデバイス(1)の少なくともいくつかのデバイス(1)の前記ファンネルの前記上側縁部(3a’)の近くに1つ又は複数の通気孔(6)を提供するステップであって、それにより空気が前記動物小屋と前記通気スペース(5)との間で移送され得るステップと、
    ・前記動物小屋開口部の底部の近くに前記複数のデバイス(1)を並んで配置するステップであって、それにより前記デバイスの前記通気スペース(5)を有する通気チャンネルが提供されるステップと
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記方法が、
    前記包囲部分の前記セクション(17)の一部分を前記ファンネル(3)の前記上側縁部(3a’)の近くに取り付けるステップであって、それにより前記包囲部分の前記セクション(17)が前記デバイス(1)の前記通気孔(6)のうちの少なくともいくつかの通気孔(6)を覆うステップ
    をさらに含む、請求項15又は17に記載の方法。
  19. 前記方法が、
    前記複数のデバイス(1)を一体に接着又は溶接するなどといった適切な固定方法によって前記複数のデバイス(1)を接続し、それにより実質的に密閉された通気チャンネルを提供するステップ
    をさらに含む、請求項15から18までのいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記包囲部分(4)がその外側表面上に複数の突出部を有し、前記複数の突出部は、前記包囲部分(4)の前記外側表面と、隣接するデバイス(1)又は前記動物小屋開口部の側壁などの動物小屋での据え付け時に隣接する要素との間に最小距離Dの隙間(4,gap)を提供し、また
    前記方法が、前記隙間(4,gap)をコンクリートなどの材料で充填するステップを含み、それにより剛体構造(16)を提供し、且つ前記デバイスを据え付け位置に固定する、請求項15から19までいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記方法が、
    前記デバイス(1)の前記ファンネル(3)の前記上側開口部(3a)の上を覆うように、複数の貫通孔(12’)を有する少なくとも1つのフロア(12)を配置するステップであって、前記少なくとも1つのフロア(12)が前記剛体構造(16)のうちの少なくともいくつかの剛体構造(16)によって支持され、それにより前記フロア(12)の重量及び前記フロア(12)上への荷重が前記剛体構造(16)に伝達されるステップ
    を含む、請求項20に記載の方法。
  22. 豚などの動物のための動物小屋(100)であって、前記動物小屋(100)が、請求項16から21までのいずれか一項に記載の据え付け方法を使用して、前記動物小屋の動物小屋開口部(101)内に据え付けられる請求項1から14までのいずれか一項に記載のデバイス(1)を有する、動物小屋(100)。
  23. 出口パイプ(8)が前記ファンネルの前記下側開口部(3b)に接続され、前記出口パイプ(8)は、前記ファンネル(3)の前記下側開口部(3b)から離れる流れを促進するように配置される長手方向において、水平方向からの少なくとも0.1%の、好適には0.1〜0.5%の間の傾斜(A2)を有している、請求項22に記載の動物小屋(100)。
  24. 前記デバイス(1)のうちの少なくともいくつかのデバイス(1)が、複数の貫通孔(12’)を有する少なくとも1つのフロア(12)であって、前記デバイス(1)の前記ファンネル(3)の前記上側開口部(3a)の上に配置される少なくとも1つのフロア(12)によって覆われる、請求項22又は23に記載の動物小屋(100)。
  25. 動物小屋からスラリーを収集及び除去するための、前記動物小屋における請求項1から14までのいずれか一項に記載のデバイス(1)の使用。
  26. 豚小屋などの動物小屋からスラリー又は類似物を収集及び除去するために使用されるデバイス(200)であって、前記デバイス(1)が一体ボディ(1a)を有し、前記一体ボディ(1a)が、
    1つ又は複数のファンネル(3)であって、各ファンネルが、上側縁部(3a’)によって囲まれた上側水平方向エリアを有する少なくとも1つの上側開口部(3a)、及び下側縁部(3b’)によって囲まれた下側水平方向エリア(xx)を有する下側開口部(3b)を有し、前記上側エリアが前記下側エリアより大きく、したがって前記ファンネル(3)の前記内部(3’)が、前記ファンネル(3)の前記上側縁部(3a’)から前記下側縁部(3b’)まで延べている、1つ又は複数のファンネル(3)と、
    前記上側開口部(3a)を露出させるように前記ファンネルの前記上側縁部(3a’)から前記ファンネルの前記上側縁部(3a’)の反対の部分まで延びる包囲部分であって、前記包囲部分は前記ファンネル(3)を囲み、それにより前記包囲部分(4)と前記ファンネル(3)との間であって前記一体ボディ(1a)内に通気スペース(5)が画定される、包囲部分と
    を有する、デバイス(200)。
  27. 前記下側エリアが下側開口部(3b)を有し、それによりスラリーなどが前記上側開口部(3a)を通って前記ファンネル(3)内に、そして前記ファンネルの前記下側開口部(3b)を通って流れることができる、請求項26に記載のデバイス(200)。
  28. 前記ファンネルの前記下側開口部(3b)が出口パイプ(8)に接続されるように構成されている、請求項26又は27に記載のデバイス(200)。
  29. 豚小屋などの動物小屋において動物小屋開口部に請求項26から28までのいずれか一項に記載のデバイス(100)を複数据え付ける方法であって、前記方法が、
    ・前記包囲部分の2つのセクション(17)を前記包囲部分(4)の他の部分から分離するステップであって、それにより、貫通チャンネル(18)を提供するステップと、
    ・前記デバイス(100)を前記動物小屋開口部内に配置するステップと、
    ・出口パイプ(8)を前記貫通チャンネル(18)内に配置するステップであって、前記出口パイプ(8)がその表面に出口開口部(9)を有している、ステップと、
    ・前記デバイス(100)の前記下側開口部(3b)を出口パイプ(8)の出口開口部(9)に接続するステップであって、それにより密閉経路が前記ファンネル(3)と前記出口パイプ(8)との間に作られるステップと
    を含み、
    前記複数のデバイス(100)が前記動物小屋開口部の底部の近くで並んで配置され、また前記方法が、
    ・共通の通気チャンネル(5’)を提供するように、隣接する貫通チャンネル(18)を接続するステップと、
    ・共通の出口パイプを提供するように、隣接する出口パイプ(8)を接続するステップと
    をさらに含む、方法。
  30. 請求項29に記載の据え付け方法を使用して、動物小屋の動物小屋開口部(2b)に据え付けられる請求項26から28までのいずれか一項に記載の複数のデバイス(200)を有する動物小屋(2a)。
  31. 動物小屋からスラリーを収集及び除去するための、動物小屋における請求項26から28までのいずれか一項に記載のデバイス(1、200)の使用。
  32. 動物のための居住区域としての、及び動物小屋からスラリーを収集及び除去するための請求項22から24までのいずれか一項及び/又は30に記載の複数の動物小屋(2a)を有する建物。
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