JP2021046177A - Vehicle interior structure of automobile - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車の車室構造に関する。 The present invention relates to the passenger compartment structure of an automobile.
従来、ドア本体の下側と上側のそれぞれにインパクトバーを設け、バンパーラインに対応する下側のインパクトバーを、上側のインパクトバーよりもドアの外側方向に配置するとともに、後方下がり傾斜状に配置した自動車のドア構造が知られている(例えば、特許文献1)。 Conventionally, impact bars are provided on the lower side and the upper side of the door body, respectively, and the lower impact bar corresponding to the bumper line is arranged in the outward direction of the door from the upper impact bar, and is arranged in a downward inclined shape. The door structure of an automobile is known (for example, Patent Document 1).
このような自動車のドア構造によれば、側面衝突の際に、外側に位置する下側のインパクトバーに衝突荷重が作用し、インパクトバーが変形し始めてから、上側のインパクトバーも変形し始めることとなるので、衝突荷重が時間差をもって作用する。これにより、車室内の乗員に対する衝撃の加速度を小さくすることができる。 According to such an automobile door structure, in the event of a side collision, a collision load acts on the lower impact bar located on the outside, and after the impact bar begins to deform, the upper impact bar also begins to deform. Therefore, the collision load acts with a time lag. As a result, the acceleration of the impact on the occupants in the vehicle interior can be reduced.
しかしながら、上述した自動車のドア構造は、側面衝突の際に、下側のインパクトバーと、上側のインパクトバーとのそれぞれに対する衝突荷重の作用が異なるため、インナトリムが傾いて乗員に衝突してしまう可能性がある。そうすると、乗員が頭を強打してしまったり、乗員の肩を不必要に押圧してしまったりするため、乗員に対する障害が発生してしまうという問題点があった。 However, in the above-mentioned automobile door structure, in the case of a side collision, the action of the collision load on the lower impact bar and the upper impact bar is different, so that the inner trim may tilt and collide with the occupant. There is sex. Then, the occupant bangs his head or presses the occupant's shoulder unnecessarily, which causes a problem that the occupant is injured.
本発明は、係る問題点に鑑み、側面衝突の際に、インナトリムが傾いて乗員に衝突することを防止することにより、乗員に対して障害が発生してしまうことを防止する車体構造を提供することを目的とする。 In view of the above problems, the present invention provides a vehicle body structure that prevents an obstacle from occurring to the occupant by preventing the inner trim from tilting and colliding with the occupant in the event of a side collision. The purpose is.
このような課題を解決するために、本発明に係る自動車の車室構造は、車室の側壁部を構成する側壁パネルと、前記側壁パネルと係合されるインナトリムと、前記側壁パネル、及び前記インナトリムを係合し、上下方向に配設される複数の係合部と、を備え、前記複数の係合部の上下幅は、側面衝突に衝撃が入力される入力部の上下幅よりも短いことを特徴とする。 In order to solve such a problem, the vehicle interior structure of the automobile according to the present invention includes a side wall panel constituting the side wall portion of the vehicle interior, an inner trim engaged with the side wall panel, the side wall panel, and the side wall panel. A plurality of engaging portions that engage the inner trim and are arranged in the vertical direction are provided, and the vertical width of the plurality of engaging portions is shorter than the vertical width of the input portion into which an impact is input to a side collision. It is characterized by that.
また、本発明に係る自動車の車室構造において、前記複数の係合部は、前記インナトリムの上下にわたって列状に配設されるとともに、複数の列が車両の前後方向に設けられていることを特徴とする。 Further, in the vehicle interior structure of the automobile according to the present invention, the plurality of engaging portions are arranged in a row above and below the inner trim, and the plurality of rows are provided in the front-rear direction of the vehicle. It is a feature.
また、本発明に係る自動車の車室構造は、列状に配設される前記複数の係合部に沿って、前記インナトリムよりも剛性の高い高剛性部が設けられていることを特徴とする。 Further, the passenger compartment structure of an automobile according to the present invention is characterized in that a high-rigidity portion having a higher rigidity than the inner trim is provided along the plurality of engaging portions arranged in a row. ..
本発明によれば、側面衝突の際に、インナトリムが傾いて乗員に衝突することを防止することにより、乗員に対して障害が発生してしまうことを防止する車体構造を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a vehicle body structure that prevents an obstacle from occurring to an occupant by preventing the inner trim from tilting and colliding with an occupant in a side collision.
(第1実施形態)
以下において、図1〜図5を用いて本発明の第1実施形態について説明を行う。
(First Embodiment)
Hereinafter, the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 5.
(車両1の構造)
まず、図1を用いて、車両1の構造について説明を行う。なお、図1(A)は、車両1の右側面図である。また、図1(B)は、車両1の左側面図である。
(Structure of vehicle 1)
First, the structure of the
図1に示す通り、車両1は、フロントガラス2と、リアガラス3と、フロントドア4と、リアドア5と、フロントドアガラス6と、リアドアガラス7と、を備えている。
As shown in FIG. 1, the
フロントガラス2は、一定の板厚で形成されており、車両1の幅方向中央部分が、車両1の前方側に突出するように、緩やかに湾曲している。
The windshield 2 is formed with a constant plate thickness, and the central portion of the
リアガラス3は、一定の板厚で形成されており、車両1の幅方向中央部分が、車両1の後方側に突出するように、緩やかに湾曲している。
The rear glass 3 is formed with a constant plate thickness, and the central portion in the width direction of the
フロントドア4は、運転者が運転席に乗車するための右フロントドア4aと、乗員が助手席に乗車するための左フロントドア4bとにより構成されている。また、フロントドア4は、ヒンジにより開閉可能となっており、後述の側壁パネル10と、後述のインナトリム11とを備えている。
The
リアドア5は、乗員が右後部座席に乗車するための右リアドア5aと、乗員が左後部座席に乗車するための左リアドア5bとにより構成されている。また、リアドア5は、ヒンジにより開閉可能となっており、後述の側壁パネル10と、後述のインナトリム11とを備えている。なお、以下において、フロントドア4、及びリアドア5を総称して、単に「ドア」という。
The
フロントドアガラス6は、フロントドア4に設けられており、右フロントドア4aに設けられている右フロントドアガラス6aと、左フロントドア4bに設けられている左フロントドアガラス6bとにより構成されている。
The
リアドアガラス7は、リアドア5に設けられており、右リアドア5aに設けられている右リアドアガラス7aと、左リアドア5bに設けられている左リアドアガラス7bとにより構成されている。
The
(車両1の車室構造)
次に、図2を用いて、車両1の車室構造について説明を行う。なお、図2は、車両1の後方から視た背面図でもある。
(
Next, the vehicle interior structure of the
車両1の車室には、車室の床部分を構成するフロア8と、乗員が着座するためのシート9が備えられている。ここで、本実施形態におけるシート9は、運転席9aと、助手席9bと、右後部座席9cと、左後部座席9dとを備えており、図2には、左後部座席9dが図示されている。
The passenger compartment of the
また、左後部座席9dの車外側には、左リアドア5bが取り付けられている。ここで、左リアドア5bは、側壁パネル10と、インナトリム11とを備えている。
Further, a left
側壁パネル10は、車室の側壁部を構成し、ドアの内板を構成するインナパネル12と、ドアの外板を構成するアウタパネル13とを備えている。
The
インナトリム11は、車両1の車室内で使用される内張りを総称したものであって、乗員が肘を掛けるための肘掛部14を備えている。
The
そして、側壁パネル10と、インナトリム11とは、係合部15により係合されている。ここで、係合部15は、上下方向に複数配設されている。具体的には、係合部15は、第1係合部15aと、第1係合部15aの下方に配設された第2係合部15bと、第2係合部15bの下方に配設された第3係合部15cと、第3係合部15cの下方に配設された第4係合部15dと、第4係合部15dの下方に配設された第5係合部15eと、第5係合部15eの下方に配設された第6係合部15fとにより構成されている。
The
(側面衝突時の側壁パネル10、及びインナトリム11の第1態様)
次に、図3を用いて、側面衝突時の側壁パネル10、及びインナトリム11の第1態様について説明を行う。なお、図3は、車両1の後方から視た背面図でもある。
(First aspect of the
Next, the first aspect of the
図3(A)は、他車両17が車両1の左側面から衝突する前の図を示している。ここで、第3係合部15cの上部から第4係合部15dとの底部までの上下幅V1は、車両1に対して衝突荷重を入力する入力部を構成する他車両17のバンパ部分の上下幅V2よりも短くなっている。なお、第3係合部15cの底部から第4係合部15dとの上部までの上下幅V3もバンパ部分の上下幅V2よりも短くなっている。
FIG. 3A shows a view before the
なお、入力部は、他車両17のバンパ部分を例示して説明したが、これに限定されることはない。例えば、入力部として他車両17のフロント全面を適用することもできる。この場合において、上述した上下幅V1や、上下幅V3は、他車両のフロント全面の上下幅よりも短くなる。
The input unit has been described by exemplifying the bumper portion of the
そして、他車両17のバンパ部分が車両1の左側面から衝突すると、まず、アウタパネル13に対して衝突荷重が伝達される。次に、衝突荷重が伝達されたアウタパネル13は、インナパネル12に対して衝突荷重を伝達する。そして、衝突荷重が伝達されたインナパネル12は、インナトリム11に対して衝突荷重を伝達する。
Then, when the bumper portion of the
次に、図3(B)に示す通り、他車両17のバンパ部分が車両1の左側面から衝突すると、係合部15により係合されている側壁パネル10と、インナトリム11とが分離することとなる。
Next, as shown in FIG. 3B, when the bumper portion of the
具体的には、係合部15により係合されている側壁パネル10と、インナトリム11とのうち、第3係合部15cの上部よりも上方の部分と、第4係合部15dの底部よりも下方の部分とが分離される。一方で、第3係合部15cと、第4係合部15dとの二点間においては、側壁パネル10と、インナトリム11とが係合されたままとなる。そして、インナトリム11は、第3係合部15cと、第4係合部15dとの二点間の面に押圧されて車室側に略平行移動する。これにより、乗員の肩部と腰部を同時に押圧することとなるので、乗員を非衝突側に安定して緩やかに移動させることができる。
Specifically, of the
(側面衝突時の側壁パネル10、及びインナトリム11の第2態様)
次に、図4を用いて、側面衝突時の側壁パネル10、及びインナトリム11の第2態様について説明を行う。なお、図4は、車両1の後方から視た背面図でもある。
(Second aspect of the
Next, the second aspect of the
図4(A)は、他車両17が車両1の左側面から衝突する前の図を示している。ここで、図4に示す他車両17は、図3を用いて説明した他車両17と比較して車高が低くなっている。そして、第5係合部15eの上部から第6係合部15fとの底部までの上下幅V4は、車両1に対して衝突荷重を入力する入力部を構成する他車両17のバンパ部分の上下幅V2よりも短くなっている。なお、第5係合部15eの底部から第6係合部15fとの上部までの上下幅V5もバンパ部分の上下幅V2よりも短くなっている。
FIG. 4A shows a view before the
そして、他車両17のバンパ部分が車両1の左側面から衝突すると、まず、アウタパネル13に対して衝突荷重が伝達される。次に、衝突荷重が伝達されたアウタパネル13は、インナパネル12を介して、インナトリム11に対して衝突荷重を伝達する。
Then, when the bumper portion of the
次に、図4(B)に示す通り、他車両17のバンパ部分が車両1の左側面から衝突すると、係合部15により係合されている側壁パネル10と、インナトリム11とが分離することとなる。
Next, as shown in FIG. 4B, when the bumper portion of the
具体的には、係合部15により係合されている側壁パネル10と、インナトリム11とのうち、第5係合部15eの上部よりも上方の部分と、第6係合部15fの底部よりも下方の部分とが分離される。一方で、第5係合部15eと、第6係合部15fとの二点間においては、側壁パネル10と、インナトリム11とが係合されたままとなる。そして、インナトリム11は、第5係合部15eと、第6係合部15fとの二点間の面に押圧されて車室側に略平行移動することとなる。これにより、乗員の肩部と腰部を同時に押圧することとなるので、乗員を非衝突側に安定して緩やかに移動させることができる。
Specifically, of the
(側面衝突時の側壁パネル10、及びインナトリム11の第3態様)
次に、図5を用いて、側面衝突時の側壁パネル10、及びインナトリム11の第3態様について説明を行う。なお、図5は、車両1の後方から視た背面図でもある。
(Third aspect of the
Next, a third aspect of the
図5(A)は、他車両17が車両1の左側面から衝突する前の図を示している。ここで、図5に示す他車両17は、図3を用いて説明した他車両17や、図4を用いて説明した他車両17と比較して車高が高くなっている。そして、第1係合部15aの上部から第2係合部15bの底部までの上下幅V6は、車両1に対して衝突荷重を入力する入力部を構成する他車両17のバンパ部分の上下幅V2よりも短くなっている。なお、第1係合部15aの底部から第2係合部15bとの上部までの上下幅V7もバンパ部分の上下幅V2よりも短くなっている。
FIG. 5A shows a view before the
そして、他車両17のバンパ部分が車両1の左側面から衝突すると、まず、アウタパネル13に対して衝突荷重が伝達される。次に、衝突荷重が伝達されたアウタパネル13は、インナパネル12を介して、インナトリム11に対して衝突荷重を伝達する。
Then, when the bumper portion of the
次に、図5(B)に示す通り、他車両17のバンパ部分が車両1の左側面から衝突すると、係合部15により係合されている側壁パネル10と、インナトリム11とが分離することとなる。
Next, as shown in FIG. 5B, when the bumper portion of the
具体的には、係合部15により係合されている側壁パネル10と、インナトリム11とのうち、第1係合部15aの上部よりも上方の部分と、第2係合部15bの底部よりも下方の部分とが分離される。一方で、第1係合部15aと、第2係合部15bとの二点間においては、側壁パネル10と、インナトリム11とが係合されたままとなる。そして、インナトリム11は、第1係合部15aと、第2係合部15bとの二点間の面に押圧されて車室側に略平行移動することとなる。これにより、乗員の肩部と腰部を同時に押圧することとなるので、乗員を非衝突側に安定して緩やかに移動させることができる。
Specifically, of the
このように、第1実施形態における自動車の車室構造によれば、他車両17が側方から衝突した場合には、インナトリム11が第3係合部15cと、第4係合部15dとの二点間の面に押圧されて車室側に略平行移動することとなる。これにより、インナトリム11は、第3係合部15cと、第4係合部15dとの二点間の面に押圧されて車室側に略平行移動することとで、乗員の肩部と腰部を同時に押圧することとなるので、乗員を非衝突側に安定して緩やかに加速させることができる。
As described above, according to the vehicle interior structure of the automobile in the first embodiment, when another
また、車高の低い他車両17が側方から衝突した場合には、インナトリム11が第5係合部15eと、第6係合部15fとの二点間の面に押圧されて車室側に略平行移動することとなる。そして、車高の高い他車両17が側方から衝突した場合には、インナトリム11が第1係合部15aと、第2係合部15bとの二点間の面に押圧されて車室側に略平行移動することとなる。これにより、車高の高い他車両17が側方から衝突した場合であっても、車高の低い他車両17が側方から衝突した場合であっても、乗員を非衝突側に安定して緩やかに移動させることができる。
Further, when another
なお、左リアドア5bに対して衝突荷重が伝達された場合を例示して説明したが、右リアドア5aに対して衝突荷重が伝達された場合についても同様の作用効果を奏する。また、右フロントドア4aや、左フロントドア4bに対して衝突荷重が伝達された場合についても同様の作用効果を奏する。
Although the case where the collision load is transmitted to the left
(第2実施形態におけるドアの構造)
次に、図6を用いて、第2実施形態におけるドアの構造について説明を行う。なお、図6は、側壁パネル10と、インナトリム11との斜視図でもある。
(Door structure in the second embodiment)
Next, the structure of the door in the second embodiment will be described with reference to FIG. Note that FIG. 6 is also a perspective view of the
第2実施形態において、第1係合部15a〜第6係合部15fは、インナトリム11の上下にわたって列状に配設されている。また、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列は、車両1の前後方向に複数設けられている。
In the second embodiment, the first engaging
ここで、第2実施形態においては、図6に示す通り、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列が三列設けられている。具体的には、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列は、側壁パネル10の前端と、インナトリム11の前端とを係合する第1の列と、側壁パネル10の後端と、インナトリム11の後端とを係合する第2の列と、第1の列と、第2の列との間に配設されている第3の列とにより構成されている。なお、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列の数は、適宜設定可能であり、二列であってもよいし、四列以上であってもよい。
Here, in the second embodiment, as shown in FIG. 6, three rows consisting of the first engaging
(第3実施形態における車両1の車室構造)
次に、図7を用いて、第3実施形態における車両1の車室構造について説明を行う。なお、図7は、車両1の後方から視た背面図でもある。
(Vehicle interior structure of
Next, the vehicle interior structure of the
第3実施形態において、インナトリム11には、高剛性部16が設けられている。ここで、高剛性部16は、インナトリム11に沿って設けられており、第1係合部15aと、第2係合部15bとの二点間に設けられる第1高剛性部16aと、第3係合部15cと、第4係合部15dとの二点間に設けられる第2高剛性部16bと、第5係合部15eと、第6係合部15fとの二点間に設けられる第3高剛性部16cとにより構成されている。そして、高剛性部16は、インナトリム11の強度と比較して剛性が高くなっている。
In the third embodiment, the
ここで、高剛性部16は、インナトリム11の内部に板金を配設することによって、インナトリム11の他の部分の剛性よりも剛性が高くなっている。なお、高剛性部16は、高剛性部16の厚みを他のインナトリム11の厚みよりも厚くすることにより、インナトリム11の他の部分の剛性よりも剛性を高くすることもできる。
Here, the high-
(第4実施形態におけるドアの構造)
次に、図8を用いて、第4実施形態におけるドアの構造について説明を行う。なお、図8は、側壁パネル10と、インナトリム11の斜視図でもある。
(Door structure in the fourth embodiment)
Next, the structure of the door according to the fourth embodiment will be described with reference to FIG. Note that FIG. 8 is also a perspective view of the
第4実施形態において、第1係合部15a〜第6係合部15fは、インナトリム11の上下にわたって列状に配設されている。また、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列が車両1の前後方向に複数設けられている。
In the fourth embodiment, the first engaging
そして、第4実施形態においては、図8に示す通り、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列のそれぞれに対応して、高剛性部16が設けられている。ここで、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列のそれぞれに対応して設けられた高剛性部16は、インナトリム11に沿って設けられており、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列よりも車室側に設けられている。
Then, in the fourth embodiment, as shown in FIG. 8, the high-
なお、第4実施形態において、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列は、三列設けられており、各第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列のそれぞれに対応して、高剛性部16が設けられている。具体的には、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列は、側壁パネル10の前端と、インナトリム11の前端とを係合する第1の列と、側壁パネル10の後端と、インナトリム11の後端とを係合する第2の列と、第1の列と、第2の列との間に配設されている第3の列とにより構成されている。そして、第1の列〜第3の列のそれぞれに高剛性部16が設けられている。なお、第1係合部15a〜第6係合部15fからなる列の数は、適宜設定可能であり、二列であってもよいし、四列以上であってもよい。
In the fourth embodiment, the rows consisting of the first engaging
(第5実施形態における車両1の車室構造)
次に、図9を用いて、第5実施形態における車両1の車室構造について説明を行う。なお、図9は、車両1の後方から視た背面図でもある。
(Vehicle interior structure of
Next, the vehicle interior structure of the
第5実施形態において、高剛性部16は、図9に示す通り、インナトリム11に設けられた第4高剛性部16dと、インナトリム11に設けられ、第4高剛性部16dよりも車室側に設けられる第5高剛性部16eとにより構成されている。また、第4高剛性部16d、及び第5高剛性部16eは、幅方向に重ねて設けられている。
In the fifth embodiment, as shown in FIG. 9, the high-
このように、第5実施形態において、高剛性部16は、インナトリム11に幅方向に重ねて設けられる。これにより、車両1の側方から衝撃が入力された場合において、衝突荷重の伝達を軽減させることができる。
As described above, in the fifth embodiment, the high-
なお、第5実施形態においては、左リアドア5bを例示して説明したが、右リアドア5aについても、第4高剛性部16dと、第5高剛性部16eとを幅方向に重ねて設けられている。また、右フロントドア4aや、左フロントドア4bについても、第4高剛性部16dと、第5高剛性部16eとを幅方向に重ねて設けられている。
In the fifth embodiment, the left
(第6実施形態における車両1の車室構造)
次に、図10を用いて、第6実施形態における車両1の車室構造について説明を行う。なお、図10は、車両1の後方から視た背面図でもある。
(Vehicle interior structure of
Next, the vehicle interior structure of the
第6実施形態において、高剛性部16は、図10に示す通り、インナトリム11に設けられており、肘掛部14の車外側に設けられている。具体的には、高剛性部16は、肘掛部14に対して車外側から、または車室側から螺子が螺合されることにより取り付けられる。
In the sixth embodiment, as shown in FIG. 10, the high-
(その他の実施形態)
以下において、その他の実施形態について説明を行う。
(Other embodiments)
Hereinafter, other embodiments will be described.
上述した各実施形態において、第1係合部15a〜第6係合部15fは、入力部に対応した位置に設けられているが、これに限定されることはなく、入力部に対応しない係合部15を別途設けることとしてもよい。
In each of the above-described embodiments, the first engaging
このように、本発明によれば、側壁パネル10と、インナトリム11とを係合する第1係合部15a〜第6係合部15fが配設されている。そして、第3係合部15c〜第4係合部15dの上下幅V1は、入力部の上下幅V2よりも短くなっている。
As described above, according to the present invention, the first engaging
そして、他車両17のバンパ部分が車両1の側面から衝突した場合に、第3係合部15cの上部よりも上方の部分と、第4係合部15dの底部よりも下方の部分とが分離される。一方で、第3係合部15cと、第4係合部15dとの二点間においては、側壁パネル10と、インナトリム11とが係合されたままとなる。
Then, when the bumper portion of the
これにより、インナトリム11は、他車両17のバンパ部分が車両1の側面から衝突した場合に、第3係合部15cと、第4係合部15dとの二点間の面に押圧されて車室側に略平行移動することとで、乗員の肩部と腰部を同時に押圧することとなるので、乗員を非衝突側に安定して緩やかに加速させることができる。従って、乗員に対して障害が発生してしまうことを防止する自動車の車室構造を提供することができる。
As a result, when the bumper portion of the
なお、本発明の実施について図面を用いて説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。また、各図面で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図面の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図面を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。 Although the implementation of the present invention has been described with reference to the drawings, the specific configuration is not limited to these embodiments, and even if there is a design change or the like within a range that does not deviate from the gist of the present invention, the present invention will be used. included. Further, the embodiments shown in the drawings can be combined with each other as long as there is no contradiction or problem in the purpose and configuration thereof. Moreover, the description content of each drawing can be an independent embodiment, and the embodiment of the present invention is not limited to one embodiment in which each drawing is combined.
1:車両、2:フロントガラス、3:リアガラス、4:フロントドア、4a:右フロントドア、4b:左フロントドア、5:リアドア、5a:右リアドア、5b:左リアドア、6:フロントドアガラス、6a:右フロントドアガラス、6b:左フロントドアガラス、7:リアドアガラス、7a:右リアドアガラス、7b:左リアドアガラス、8:フロア、9:シート、9a:運転席、9b:助手席、9c:右後部座席、9d:左後部座席、10:側壁パネル、11:インナトリム、12:インナパネル、13:アウタパネル、14:肘掛部、15:係合部、15a:第1係合部、15b:第2係合部、15c:第3係合部、15d:第4係合部、15e:第5係合部、15f:第6係合部、16:高剛性部、16a:第1高剛性部、16b:第2高剛性部、16c:第3高剛性部、16d:第4高剛性部、16e:第5高剛性部、17:他車両 1: Vehicle, 2: Front glass, 3: Rear glass, 4: Front door, 4a: Right front door, 4b: Left front door, 5: Rear door, 5a: Right rear door, 5b: Left rear door, 6: Front door glass, 6a: Right front door glass, 6b: Left front door glass, 7: Rear door glass, 7a: Right rear door glass, 7b: Left rear door glass, 8: Floor, 9: Seat, 9a: Driver's seat, 9b: Passenger seat, 9c : Right rear seat, 9d: Left rear seat, 10: Side wall panel, 11: Inner trim, 12: Inner panel, 13: Outer panel, 14: Armrest, 15: Engagement part, 15a: First engagement part, 15b: 2nd engaging part, 15c: 3rd engaging part, 15d: 4th engaging part, 15e: 5th engaging part, 15f: 6th engaging part, 16: high rigidity part, 16a: 1st high rigidity Part, 16b: 2nd high-rigidity part, 16c: 3rd high-rigidity part, 16d: 4th high-rigidity part, 16e: 5th high-rigidity part, 17: other vehicle
Claims (3)
前記側壁パネルと係合されるインナトリムと、
前記側壁パネル、及び前記インナトリムを係合し、上下方向に配設される複数の係合部と、
を備え、
前記複数の係合部の上下幅は、側面衝突に衝撃が入力される入力部の上下幅よりも短い、
自動車の車室構造。 The side wall panels that make up the side walls of the passenger compartment and
An inner trim that engages with the side wall panel,
A plurality of engaging portions that engage the side wall panel and the inner trim and are arranged in the vertical direction.
With
The vertical width of the plurality of engaging portions is shorter than the vertical width of the input portion into which an impact is input to a side collision.
Car cabin structure.
前記インナトリムの上下にわたって列状に配設されるとともに、複数の列が車両の前後方向に設けられている、
請求項1に記載の自動車の車室構造。 The plurality of engaging portions are
It is arranged in a row above and below the inner trim, and a plurality of rows are provided in the front-rear direction of the vehicle.
The passenger compartment structure of the automobile according to claim 1.
請求項2に記載の自動車の車室構造。 Along the plurality of engaging portions arranged in a row, high-rigidity portions having higher rigidity than the inner trim are provided.
The passenger compartment structure of the automobile according to claim 2.
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