JP2020136940A - 記録装置、記録装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体がセキュリティモードである場合に、記録装置の電源オフが指示されても、直前に撮影した映像を再生することができる技術を提供することである。【解決手段】映像を記録媒体へ記録する記録装置であって、記録装置に装着されている記録媒体がセキュリティモードであるか否かを判定する判定手段と、記録装置の電源オフが指示されたことに応じて、記録媒体への電源供給を停止させるように制御する制御手段と、を有し、制御手段は、判定手段により記録媒体がセキュリティモードであると判定された場合に、記録装置の電源オフが指示されたとしても、記録媒体への電源供給を継続するように制御する記録装置が提供される。【選択図】図2
Description
本発明は、記録装置、記録装置の制御方法およびプログラムに関する。
ビデオカメラは、持ち運び可能なメモリカードなどの記録媒体に映像を記録することができる。記録媒体の紛失や盗難にあった場合、それを取得した第三者による、インターネットなどへ映像が流出するリスクが課題である。
映像流出の課題に対して、読み出しデータを無効にするセキュリティモードを設定可能な記録媒体が知られている(特許文献1参照)。セキュリティモードの記録媒体は、正常に記録された映像ファイルでも、固定値(例えば0xFF)として読み出される。この記録媒体は、セキュリティモードのまま映像の追記が可能であり、追記された映像ファイルは、正しく読み出すことができる。ただし、記録媒体をビデオカメラから取り外して再装着すると、記録媒体への電源が一旦途切れ、映像ファイルは固定値として読み出される。このセキュリティモードは、スマートフォンから近距離無線通信(NFC)を用いて、メモリカードなどの記録媒体に対し、設定や解除が可能である。
しかし、レンズ交換式カメラでは、取扱説明書で、レンズの取り外し時に、電源をオフにするように指定されている場合がある。また、電源のオンが撮影モードと再生モードに別れ、その間に電源のオフを経由するスイッチを備えるカメラがある。このカメラでは、撮影モードから再生モードへのスイッチ操作を素早く行わないと、一旦電源がオフになってしまう。カメラの電源をオフにした場合、記録媒体への電源供給は途切れてしまう。このようなカメラにおいて、記録媒体がセキュリティモードの場合、直前に撮影した映像を再生することができなくなるので使い勝手が悪い。
本発明の目的は、記録媒体がセキュリティモードである場合に、記録装置の電源オフが指示されても、直前に撮影した映像を再生することができる技術を提供することである。
本発明の一観点によれば、映像を記録媒体へ記録する記録装置であって、前記記録装置に装着されている記録媒体がセキュリティモードであるか否かを判定する判定手段と、前記記録装置の電源オフが指示されたことに応じて、前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記判定手段により前記記録媒体がセキュリティモードであると判定された場合に、前記記録装置の電源オフが指示されたとしても、前記記録媒体への電源供給を継続するように制御する記録装置が提供される。
本発明によれば、記録媒体がセキュリティモードである場合に、記録装置の電源オフが指示されても、直前に撮影した映像を再生することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るカメラ100のハードウェア構成例を示すブロック図である。カメラ100は、記録装置であり、レンズユニット102に接続される。カメラ100は、バス101と、イメージセンサ103と、前処理部104と、RAW処理部105と、画像生成部106と、操作部107と、制御部108と、RAM109とを有する。さらに、カメラ100は、DRAM110と、ROM111と、装着部112と、OSD部113と、動画像圧縮部114と、メディア制御部115と、記録媒体116と、通信制御部117と、通信部118とを有する。
バス101は、カメラ100の各ブロックがデータの入出力するためのデータバスである。カメラ100の各ブロックは、バス101を介して、データを入出力する。
レンズユニット102は、集光のための固定レンズ群、変倍レンズ群、絞り、および、変倍レンズ群の動きで移動した結像位置を補正する機能と焦点調節を行う機能とを兼ね備えた補正レンズ群を有する。レンズユニット102は、イメージセンサ103の結像面上に被写体像を結像させる。
イメージセンサ103は、光を電荷に変換し、撮像信号を生成し、生成した撮像信号を前処理部104へ出力する。イメージセンサ103は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどであり、レンズユニット102を介して入力された映像を撮像する撮像部である。なお、イメージセンサ103は、撮像面上の全ての画素がそれぞれ一対の受光素子により構成され、各画素がマイクロレンズにより形成された一対の光学像を一対の受光素子により光電変換する、いわゆるデュアルピクセルタイプのものを用いてもよい。
前処理部104は、イメージセンサ103により生成された撮像信号を、RAW処理部105が処理することができるRAWデータ(RAW画像)に変換し、RAWデータをRAW処理部105に出力する。
RAW処理部105は、前処理部104により生成されたRAWデータをDRAM110に格納する。
画像生成部106は、RAW処理部105が格納したRAWデータに対して補間処理や画質調整処理等のRAW現像処理を行って、RAWデータに対応したYUV形式の映像を生成し、YUV形式の映像をDRAM110に格納する。
操作部107は、ユーザが操作入力するためのものであり、例えばタッチパネルや操作キー(ボタン、ダイヤル、レバー等)などである。ユーザが操作部107を操作すると、操作部107は、操作情報を制御部108に出力する。
制御部108は、CPU(Central Processing Unit)を有し、カメラ100が備える各ブロックを制御する。
RAM(Random Access Memory)109は、制御部108が作業領域として使用する揮発性メモリである。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)110は、カメラ100の各ブロックが作業領域として使用する揮発性メモリである。なお、DRAM110は、所定期間に読み書き(リード/ライト)できるデータ量(読み出し速度/書き込み速度)に上限があり、その上限を超えてデータの読み書きを行うことができない。なお、DRAM110は、DRAMとは異なる機構による、高速な揮発性メモリや不揮発性メモリと置き換えることもできる。また、RAM109とDRAM110は、同一の記憶装置上に共存してもよい。
ROM(Read Only Memory)111は、制御部108が実行するプログラムなどを格納する不揮発性の記録媒体であり、例えばフラッシュROMである。また、制御部108は、記録媒体116に格納されたプログラムをRAM109にロードし、RAM109のプログラムを実行してもよい。
装着部112は、レンズユニット102を着脱可能である。制御部108は、装着部112からレンズユニット102が取り外されたことに応じて、カメラ100の電源オフを自動的に指示する。
オンスクリーンディスプレイ(OSD)部113は、各種設定メニューや顔枠などのOSDデータ(表示アイテム)を生成し、OSDデータをDRAM110に格納する。
動画像圧縮部114は、DRAM110に格納されたYUV形式の映像(動画像)をMPEG形式で圧縮し、圧縮された映像をDRAM110に格納する。
メディア制御部115は、DRAM110に格納されている圧縮された映像をFATファイルシステムなどのコンピュータと互換のあるフォーマットに従って、記録媒体116に記録する。
記録媒体116は、例えば、メモリカードである。記録媒体116は、カメラ100から取り外し可能な着脱可能な記録媒体であり、カメラ100以外にもパーソナルコンピュータ(PC)等に装着することができる。
通信制御部117は、通信部118を制御して、外部機器との通信を行う。制御部108が、通信部118を介して、外部機器と通信することにより、外部機器がカメラ100を制御することができる。通信方式は、例えば、無線の赤外線やWi−Fi、有線のUSB(Universal Serial Bus)やLANC(Local Application Control bus system)などである。
記録媒体116は、第三者の読み出しデータを無効にするためのセキュリティモードを設定可能である。記録媒体116は、セキュリティモードが設定されると、カメラ100の直前の電源オン前に格納された映像ファイルが固定値(例えば0xFF)として読み出される。また、記録媒体116は、セキュリティモードが設定されている場合、カメラ100の直前の電源オン後に格納された映像ファイルが正しく読み出される。ただし、記録媒体116をカメラ100から取り外すと、記録媒体116への電源供給が遮断され、その後、記録媒体116を装着しても、記録媒体116の装着前に格納された映像ファイルが固定値として読み出される。スマートフォンは、近距離無線通信(NFC)を用いて、記録媒体116に対し、セキュリティモードの設定や解除が可能である。
レンズユニット102は、カメラ100に対して取り外し可能である。レンズユニット102の取り外し時に、カメラ100の電源をオフにするように、取扱説明書で指定されている場合がある。また、カメラ100は、電源のオンが撮影モードと再生モードに別れ、撮影モードと再生モードとの間の切り替えの際に電源のオフを経由するスイッチを備える場合がある。その場合、撮影モードから再生モードへのスイッチ操作を素早く行わないと、一旦、カメラ100の電源がオフになってしまう。カメラ100の電源をオフにした場合、記録媒体116への電源供給が遮断されてしまう。このような場合、記録媒体116がセキュリティモードに指定されている場合、直前に撮影した映像を再生(閲覧)することができなくなり、使い勝手が悪い。そこで、以下、セキュリティモードが指定された記録媒体116への電源供給が遮断されても、直前に撮影した映像を再生することができるカメラ100を説明する。
続いて、図2(a)、(b)および図3(a)〜(e)のフローチャートに基づいて、カメラ100の制御方法を説明する。制御部108は、ROM111に格納されたプログラムを実行し、カメラ100の各部を制御することにより、図2(a)、(b)および図3(a)〜(e)の処理を行う。
図2(a)は、カメラ100の制御方法を示すフローチャートである。ステップS201では、制御部108は、ユーザが操作部107を操作し、撮影の実行が指示されると、映像の撮影を実行し、ステップS202に進む。制御部108は、操作部107の操作に応じて、撮影した映像を記録媒体116に記録する。
ステップS202では、制御部108は、カメラ100に装着されている記録媒体116がセキュリティモードであるか否かを判定する。例えば、制御部108は、カメラ100に設定された情報を用いて、記録媒体116がセキュリティモードであるか否かを判定する。また、制御部108は、記録媒体116に記録されている映像ファイルを読み出し、読み出した映像ファイルのデータが固定値(例えば0xFF)である場合には、記録媒体116がセキュリティモードであると判定してもよい。また、制御部108は、読み出した映像ファイルのデータが固定値でない場合には、記録媒体116がセキュリティモードでないと判定してもよい。制御部108は、記録媒体116がセキュリティモードであると判定した場合には、ステップS203に進み、記録媒体116がセキュリティモードでないと判定した場合には、ステップS205に進む。
ステップS203では、制御部108は、上記の撮影した映像を記録媒体116に記録したか否かを判定する。制御部108は、撮影した映像を記録媒体116に記録したと判定した場合には、ステップS204に進み、撮影した映像を記録媒体116に記録していないと判定した場合には、ステップS205に進む。
ステップS204では、制御部108は、電源供給フラグに1を設定し、ステップS205に進む。なお、電源供給フラグの初期値は0である。ステップS205では、制御部108は、図2(a)の処理を終了する。
図2(b)は、カメラ100の制御方法を示すフローチャートである。ステップS211では、カメラ100は、操作部107の操作等により、カメラ100の電源オフが指示された場合には、カメラ100の電源オフ状態に設定し、ステップS212に進む。
例えば、操作部107は、電源スイッチを有する。制御部108は、ユーザ操作により操作部107の電源スイッチが電源オフに対応する位置に移動されたことに応じて、ステップS212に進む。また、制御部108は、装着部112からレンズユニット102が取り外されたことに応じて、カメラ100の電源オフを自動的に指示し、ステップS212に進む。
ステップS212では、制御部108は、電源供給フラグが1であるか否かを判定する。制御部108は、電源供給フラグが1である場合には、記録媒体116への電源供給を継続し、レンズユニット102への電源供給を停止させるように制御し、ステップS214に進む。また、制御部108は、電源供給フラグが0である場合には、ステップS213に進む。
ステップS213では、制御部108は、記録媒体116への電源供給を停止し、レンズユニット102への電源供給を停止させるように制御し、ステップS214に進む。ステップS214では、図2(b)の処理を終了する。
ここで、記録媒体116への電源供給を停止する場合に、ステップS213の処理を行い、記録媒体116への電源供給を継続する場合に処理を行わない例で説明したが、ソフトウェア構成やハードウェア構成によっては、その逆でもよい。具体的には、記録媒体116への電源供給を停止する場合に処理を行わず、記録媒体116への電源供給を継続する場合に処理を行ってもよい。
図3(a)は、カメラ100の制御方法を示すフローチャートである。ステップS301では、制御部108は、カメラ100の電源オン時または電源オフ時に、記録媒体116がカメラ100から取り外されたことを検出した場合に、ステップS302に進む。
ステップS302では、制御部108は、電源供給フラグに0を設定し、ステップS303に進む。
ステップS303では、制御部108は、カメラ100の電源オフ状態が設定されているか否かを判定する。制御部108は、カメラ100の電源オフ状態が設定されている場合には、ステップS304に進み、カメラ100の電源オフ状態が設定されていない場合には、ステップS305に進む。
ステップS305では、制御部108は、記録媒体116への電源供給を停止させるように制御し、ステップS305に進む。ステップS305では、制御部108は、図3(a)の処理を終了する。
ここで、ステップS304では、制御部108は、実際に記録媒体116への電源供給を行っていなかった場合には、記録媒体116への電源供給を停止する処理をしなくてもよいし、処理をしても問題ない場合は処理してもよい。
図3(b)は、カメラ100の制御方法を示すフローチャートである。ステップS311では、制御部108は、カメラ100の電源オフ状態が設定されている場合には、ステップS312に進む。
ステップS312では、制御部108は、カメラ100の電源オフが指示されてから所定の時間が経過したか否かを判定する。制御部108は、所定の時間が経過した場合には、ステップS313に進み、所定の時間が経過していない場合には、ステップS315に進む。ステップS315では、制御部108は、図3(b)の処理を終了し、一定時間経過後に、再び、図3(b)の処理を開始する。
ステップS313では、制御部108は、電源供給フラグに0を設定し、ステップS314に進む。
ステップS314では、制御部108は、記録媒体116への電源供給を停止させるように制御し、ステップS305に進む。ステップS305では、制御部108は、図3(b)の処理を終了する。
ここで、ステップS304では、制御部108は、実際に記録媒体116への電源供給を行っていなかった場合には、記録媒体116への電源供給を停止する処理をしなくてもよいし、処理をしても問題ない場合には処理してもよい。
図3(b)の処理の効果を説明する。カメラ100の電源オフ状態が設定されている場合、制御部108が記録媒体116への電源供給を継続するのは、バッテリを消耗させることになる。制御部108は、電源オフの指示から所定の時間が経過した場合には、記録媒体116の使用が終了したと判断し、ステップS314で、記録媒体116への電源供給を停止する。これにより、バッテリの消耗を防止することができる。
図3(c)は、カメラ100の制御方法を示すフローチャートである。ステップS321では、制御部108は、記録媒体116に記録されている映像を削除する指示(記録媒体116を初期化する指示を含む)がされた場合には、記録媒体116に記録されている映像を削除し、ステップS322に進む。
ステップS322では、制御部108は、記録媒体116に再生できる映像が存在するか否かを判定する。再生できない映像は、カメラ100の電源オン前に記録された映像であり、固定値(例えば0xFF)として読み出される映像である。再生できる映像は、カメラ100の電源オン後に記録された映像であり、適正な映像として読み出される。
制御部108は、記録媒体116に再生できる映像が存在する場合には、ステップS324に進み、記録媒体116に再生できる映像が存在しない場合には、ステップS323に進む。
すなわち、制御部108は、記録媒体116に記録されている映像を削除し、記録媒体116に再生できる映像が残っていない場合には、ステップS323に進み、記録媒体116に再生できる映像が残っている場合には、ステップS324に進む。
ステップS323では、制御部108は、電源供給フラグに0を設定し、ステップS324に進む。ステップS324では、制御部108は、図3(c)の処理を終了する。
図3(d)は、カメラ100の制御方法を示すフローチャートである。ステップS331では、制御部108は、カメラ100の電源オフ状態が設定されている場合には、ステップS332に進む。
ステップS332では、制御部108は、リモコン(外部機器)のリモート制御の通信を基にカメラ100の電源オフが指示されたか否かを判定する。制御部108は、リモコンのリモート制御の通信を基にカメラ100の電源オフが指示された場合には、ステップS333に進み、リモコンのリモート制御の通信を基にカメラ100の電源オフが指示されていない場合には、ステップS336に進む。
ステップS333では、制御部108は、リモコンのリモート制御の通信を基にカメラ100の電源オンが指示可能であるか否かを判定する。例えば、制御部108は、カメラ100の電源オフの指示後に、通信部118を介してリモコンとの通信を維持する場合には、リモコンのリモート制御の通信を基にカメラ100の電源オンが指示可能であると判定する。また、制御部108は、カメラ100の電源オフの指示後に、通信部118を介してリモコンとの通信を切断する場合には、リモコンのリモート制御の通信を基にカメラ100の電源オンが指示可能でないと判定する。制御部108は、リモコンのリモート制御の通信を基にカメラ100の電源オンが指示可能である場合には、ステップS336に進み、リモコンのリモート制御の通信を基にカメラ100の電源オンが指示可能でない場合には、ステップS334に進む。
ステップS334では、制御部108は、電源供給フラグを0に設定し、ステップS335に進む。
ステップS335では、制御部108は、記録媒体116への電源供給を停止させるように制御し、ステップS336に進む。ステップS336では、制御部108は、図3(d)の処理を終了する。
図3(d)の処理の効果を説明する。制御部108は、リモコンを基にカメラ100の電源オフ状態を設定した状態において、カメラ100の使用が続いている間は、リモコンを基にカメラ100の電源オン状態を設定すると予想できる。しかし、カメラ100の電源オフ状態後に、通信が切断される場合には、カメラ100の使用が終了した可能性が高いので、制御部108は、記録媒体116への電源供給を停止することで、バッテリの消耗を抑えることができる。
図3(e)は、カメラ100の制御方法を示すフローチャートである。ステップS341では、制御部108は、操作部107の電源スイッチによりカメラ100の電源オフが指示された場合には、カメラ100の電源オフ状態を設定し、ステップS342に進む。また、制御部108は、図2(b)のステップS214の後、ステップS342に進んでもよい。
ステップS342では、制御部108は、操作部107の電源スイッチが操作方法により意図せずに電源オフしてしまうタイプの電源スイッチであるか否かを判定する。例えば、制御部107は、図4(a)〜(c)に示すように、電源スイッチが記録モードと再生モードとの間に電源オフがあるような3ポジションスイッチである場合には、操作方法により意図せずに電源オフしてしまうタイプの電源スイッチであると判定する。
操作部107の電源スイッチは、図4(a)のカメラ100を記録モードで動作させるための位置と、図4(b)のカメラ100の電源をオフにするための位置と、図4(c)のカメラ100を再生モードで動作させるための位置に移動可能である。電源スイッチにおいて、図4(b)の電源オフの位置は、図4(a)の記録モードの位置と図4(c)の再生モードの位置の間の位置である。
ユーザが図4(a)の電源スイッチの記録モードから図4(c)の再生モードにゆっくり切り替えると、電源オフの意図がなくても、その間に、図4(b)の電源スイッチの電源オフが指示されてしまう。このような電源スイッチの場合は、カメラ100の使用中にもかかわらず、記録媒体116への電源供給が停止され、直前に記録した映像が再生できなくなってしまう。
これに対し、制御部108は、操作部107の電源スイッチが2ポジションスイッチ、タクトスイッチまたはトグルスイッチなどの場合には、操作方法により意図せずに電源オフしてしまうタイプの電源スイッチでないと判定する。制御部108は、操作部107の電源スイッチが操作方法により意図せずに電源オフしてしまうタイプの電源スイッチである場合には、記録媒体116への電源供給を継続し、レンズユニット102への電源供給を停止し、ステップS345に進む。また、制御部108は、操作部107の電源スイッチが操作方法により意図せずに電源オフしてしまうタイプの電源スイッチでない場合には、ステップS343に進む。
例えば、制御部108は、2ポジションスイッチ、タクトスイッチまたはトグルスイッチによりカメラ100の電源オフが指示された場合には、ステップS343に進む。
ステップS343では、制御部108は、電源供給フラグに0を設定し、ステップS344に進む。
ステップS344では、制御部108は、記録媒体116への電源供給を停止させるように制御し、ステップS345に進む。ステップS345では、制御部108は、図3(e)の処理を終了する。
また、カメラ100は、図4(a)〜(c)のような3ポジション電源スイッチ以外のボタンや、タッチパネル操作により、電源オフのユーザ操作が可能な場合がある。その場合、制御部108は、3ポジション電源スイッチの操作による電源オフの指示の場合には、記録媒体116への電源供給を継続する。また、制御部108は、3ポジション電源スイッチ以外のボタンまたはタッチパネル操作による電源オフの場合には、記録媒体116への電源供給を停止する。
すなわち、電源スイッチへの操作とは異なるユーザ操作によりカメラ100の電源オフが指示された場合は、制御部108は、記録媒体116への電源供給を停止させるように制御する。
以上のように、カメラ100は、記録媒体116がセキュリティモードである場合に、カメラ100の電源オフが指示されても、直前に撮影した映像を再生できるので、使い勝手が良くなる。
上記では、記録装置がイメージセンサ103を有するカメラ100である例を説明したが、これに限定されない。記録装置は、入力された画像をリサイズして表示するように制御する電子機器であれば適用可能である。例えば、記録装置は、外部入力端子から入力された映像を、拡大して表示装置に表示するとともに、外部または内蔵の記録媒体に記録するようなレコーダに適用可能である。同様に、記録装置は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、などに適用可能である。また、記録装置は、音楽プレーヤ、ゲーム機、電子ブックリーダ、タブレット端末、スマートフォン、投影装置、ディスプレイを備える家電装置や車載装置などに適用可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
107 操作部、108 制御部、115 メディア制御部、116 記録媒体
Claims (16)
- 映像を記録媒体へ記録する記録装置であって、
前記記録装置に装着されている記録媒体がセキュリティモードであるか否かを判定する判定手段と、
前記記録装置の電源オフが指示されたことに応じて、前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記判定手段により前記記録媒体がセキュリティモードであると判定された場合に、前記記録装置の電源オフが指示されたとしても、前記記録媒体への電源供給を継続するように制御することを特徴とする記録装置。 - 前記制御手段は、前記判定手段により前記記録媒体がセキュリティモードであると判定され、かつ、前記記録媒体へ映像を記録した場合に、前記記録装置の電源オフが指示されたとしても、前記記録媒体への電源供給を継続するように制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記制御手段は、前記判定手段により前記記録媒体がセキュリティモードであると判定されても、前記記録媒体への映像の記録を行っていない場合は、前記記録装置の電源オフが指示されたことに応じて前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記記録装置は電源オフを指示するための電源スイッチを有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記電源スイッチは、前記記録装置の電源をオフにするための第1の位置、前記記録装置を記録モードで動作させるための第2の位置、前記記録装置を再生モードで動作させるための第3の位置に移動可能であり、
前記制御手段は、前記電源スイッチが、前記記録装置の電源をオフにするための第1の位置に移動されたとしても、前記記録媒体がセキュリティモードであると判定された場合は、前記記録媒体への電源供給を継続することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 前記第1の位置は、前記第2の位置と前記第3の位置の間の位置であることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
- 前記電源スイッチへの操作とは異なるユーザ操作により前記記録装置の電源オフが指示された場合は、前記制御手段は、前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
- レンズを介して入力された映像を撮像する撮像部と、
レンズを着脱可能な装着部と、
前記装着部からレンズが取り外されたことに応じて、前記記録装置の電源オフを自動的に指示する指示手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記制御手段は、前記記録媒体が前記記録装置から取り外された場合に、前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記制御手段は、前記記録装置の電源オフが指示されてから所定の時間が経過した場合に、前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記制御手段は、前記記録媒体に再生できる映像が存在しない場合には、前記記録装置の電源オフが指示されたことに応じて、前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記制御手段は、前記記録媒体に記録されている映像を削除し、前記記録媒体に再生できる映像が残っていない場合には、前記記録装置の電源オフが指示されたことに応じて、前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記制御手段は、外部機器の通信により前記記録装置の電源オフが指示された後、前記外部機器の通信により前記記録装置の電源オンが指示可能でない場合には、前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記制御手段は、2ポジションスイッチ、タクトスイッチまたはトグルスイッチにより前記記録装置の電源オフが指示された場合には、前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の記録装置。
- 映像を記録媒体へ記録する記録装置の制御方法であって、
前記記録装置に装着されている記録媒体がセキュリティモードであるか否かを判定する判定ステップと、
前記記録装置の電源オフが指示されたことに応じて、前記記録媒体への電源供給を停止させるように制御する制御ステップと、を有し、
前記制御ステップでは、前記判定ステップで前記記録媒体がセキュリティモードであると判定された場合に、前記記録装置の電源オフが指示されたとしても、前記記録媒体への電源供給を継続するように制御することを特徴とする記録装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1〜14のいずれか1項に記載された記録装置の各手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019029099A JP2020136940A (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | 記録装置、記録装置の制御方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019029099A JP2020136940A (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | 記録装置、記録装置の制御方法およびプログラム |
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JP2020136940A true JP2020136940A (ja) | 2020-08-31 |
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ID=72279200
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2020136940A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022034926A1 (ja) | 2020-08-14 | 2022-02-17 | デクセリアルズ株式会社 | 光学系、表示装置、投影装置及び照明装置 |
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2019
- 2019-02-21 JP JP2019029099A patent/JP2020136940A/ja active Pending
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WO2022034926A1 (ja) | 2020-08-14 | 2022-02-17 | デクセリアルズ株式会社 | 光学系、表示装置、投影装置及び照明装置 |
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