JP2020152209A - 連結角推定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
具体的には、運搬車両1は、トレーラヘッド11(トラクタともいう。)、シャーシ(トレーラともいう。)12及び連結部13を備える。
このように、本実施形態に係る運搬車両1では、トレーラヘッド11とシャーシ12とが連結され、シャーシ12にコンテナPが積載された状態でトレーラヘッド11が走行することで、コンテナPを牽引することができる。
情報処理装置4は、CPU又はMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリ、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等のストレージ、入出力インターフェースを備えてもよい。情報処理装置4は、例えば、コンピュータである。
また、格納部6には、シャーシ12及びトレーラヘッド11のそれぞれの車両諸元の情報(以下、「第2の情報」という。)が格納されている。
さらに、格納部6には、舵角取得部5により舵角履歴情報が格納される。
例えば、推定部7は、第1の情報を用いて、舵角履歴情報からトレーラヘッド11の回転半径Rの履歴を求め、回転半径Rの履歴に基づいてトレーラヘッド11の軌跡tr1を推定する。
以下に、本実施形態に係る推定部7の概略構成の一例を説明する。
さらに、ヘッド軌跡算出部8は、舵角履歴情報から回転半径Rの履歴を求め、その求めた回転半径Rの履歴から走行経路Hを走行するトレーラヘッド11の軌跡tr1を算出してもよい。以下に、回転半径Rの履歴からトレーラヘッド11の軌跡tr1を算出する方法について説明する。
また、例えば、第1の情報がステアリング舵角と回転半径Rとの関係を示すテーブルである場合には、ヘッド軌跡算出部8は、舵角履歴情報のステアリング舵角に対応する回転半径Rをテーブルから時系列順に取得することで回転半径Rの履歴を取得することができる。
例えば、図4(A)に示すように、ヘッド軌跡算出部8は、第2の情報をもとに、連結部13を基準にトレーラヘッド11を描く。そして、時刻t1での回転半径が回転半径R1であるとすると、ヘッド軌跡算出部8は、(a)時刻t0のトレーラヘッド11の前輪のうち、外側の車輪の中心から回転半径R1の円と、後輪軸C1の延長線上との交点を中心点Oに設定する。そして、ヘッド軌跡算出部8は、図4(B)に示すように、(b)中心点Oを中心に所定の角度だけ時刻t0でのトレーラヘッド11(外側の車輪の中心)を回転させる。ヘッド軌跡算出部8は、上記(a)及び(b)の処理を、時刻t0からtnまで回転半径Rごとかつ時系列順に繰り返すことでトレーラヘッド11の軌跡tr1を求めることができる。
具体的には、図5(A)に示すように、シャーシ軌跡算出部9は、第2の情報をもとに、連結部13を基準にシャーシ12を描く。そして、シャーシ軌跡算出部9は、(c)時刻t1での連結角θを推定するにあたって、時刻t1でのトレーラヘッド11の連結部13を中心として、連結部13からシャーシ12の後輪軸C2までの距離Dを半径rとして円弧Crを描く。次に、シャーシ軌跡算出部9は、図5(B)に示すように、(d)円弧Crと時刻t0のシャーシ12の垂直軸vとの交点と、時刻t0の後輪軸C2の中心点との中点Mを求める。そして、シャーシ軌跡算出部9は、図5(C)に示すように、(e)時刻t1の連結部13から中点Mに向かって線Lを描く。この線Lが時刻t1のシャーシ12の傾きであって、時刻t1でのシャーシ12の垂直軸となる。
したがって、シャーシ軌跡算出部9は、時刻t1での線Lから、時刻t1のシャーシ12を描くことができる。そのため、シャーシ軌跡算出部9は、上記(c)から(e)までの処理を、時刻t0からtnまでの単位時間ごとに時系列順に繰り返すことでシャーシ12の軌跡tr2を求めることができる。
まず、運転者がトレーラヘッド11を運転して、走行経路Hに沿ってトレーラヘッド11を走らせる。その際、舵角計測部3は単位時間ごとにステアリング舵角を計測する。そして、舵角取得部5は、舵角計測部3で計測された単位時間ごとのステアリング舵角を時系列で格納部6に格納する。これにより、格納部6に舵角履歴情報が格納される。
なお、上記有人操縦の際に、トレーラヘッド11は、シャーシ12が連結されていてもよいし、連結されていなくてもよい。
以下に、本実施形態に係る連結角θの推定方法の流れについて、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態に係る連結角θの推定方法の流れを説明する図である。
上記運搬システムAは、運搬車両1の走行を制御して、所定の走行経路Hに沿って運搬車両1を自律走行させる制御装置(不図示)及び運搬車両1の周囲の障害物を検出する環境センサ(不図示)を備えてもよい。この制御装置は、環境センサからのデータを用いて走行経路Hに沿って運搬車両1の自律走行を行う。上記環境センサは、車両Mの周囲の物体までの距離を計測する距離センサ(例えば、レーザレンジファインダ(LRF)又はレーザレーダ等の二次元又は三次元の計測装置)でもよいし、撮像装置であってもよいし、その両方であってもよい。
上記制御装置は、運搬車両1の自律走行前に、連結角推定装置2が推定した複数の連結角θを連結角推定装置2から取得してもよい。そして、上記制御装置は、自律走行時において、連結角θを用いてコンテナPが環境センサにより検出された障害物に接触するか否かを判定してもよい。そして、上記制御装置は、コンテナPが障害物に接触すると判定した場合には、当該コンテナPが障害物に接触しないような走行経路Hを検索してもよいし、ステアリングSTや運搬車両1の速度を制御して、障害物に対するコンテナPの接触を回避してもよい。
一方、本実施形態に係る連結角推定装置2は、ステアリング舵角に基づいて連結角θを推定するため、連結部13にエンコーダなどのセンサを追加することがなく、低コストで運搬車両1の安全走行を実現することができる。
1 運搬車両
2 連結角推定装置
3 舵角計測部
4 情報処理装置
5 舵角取得部
6 格納部
7 推定部
8 ヘッド軌跡算出部(第1の算出部)
9 シャーシ軌跡算出部(第2の算出部)
10 連結角算出部(第3の算出部)
11 トレーラヘッド
12 シャーシ
13 連結部
Claims (4)
- トレーラヘッドのステアリングの舵角を計測する計測部と、
前記計測部で計測された前記舵角に基づいて、前記トレーラヘッドに連結しているシャーシの連結角を推定する情報処理装置と、
を備える連結角推定装置。 - 前記情報処理装置は、前記トレーラヘッドが所定の走行経路を走行したときに前記計測部で計測された前記舵角の時系列データから、前記トレーラヘッドが前記所定の走行経路を走行したときの前記連結角を推定する推定部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の連結角推定装置。
- 前記推定部は、
前記舵角の時系列データから前記走行経路を自律走行する前記トレーラヘッドの軌跡を算出する第1の算出部と、
前記第1の算出部で算出された前記トレーラヘッドの軌跡から前記シャーシの軌跡を算出する第2の算出部と、
前記トレーラヘッドの軌跡と前記シャーシの軌跡とから前記連結角を算出する第3の算出部と、
を備えることを特徴とする、請求項2に記載の連結角推定装置。 - 前記舵角と前記トレーラヘッドの回転半径との関係を示す情報を格納する格納部をさらに備え、
前記第1の算出部は、前記情報を用いて、前記舵角の時系列データから前記トレーラヘッドの回転半径の時系列データを求め、前記回転半径の時系列データに基づいて前記トレーラヘッドの軌跡を算出することを特徴とする、請求項3に記載の連結角推定装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2019
- 2019-03-19 JP JP2019051746A patent/JP7259441B2/ja active Active
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