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JP2019012385A - 医療情報管理装置及び医療情報共有システム - Google Patents

医療情報管理装置及び医療情報共有システム Download PDF

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JP2019012385A
JP2019012385A JP2017128295A JP2017128295A JP2019012385A JP 2019012385 A JP2019012385 A JP 2019012385A JP 2017128295 A JP2017128295 A JP 2017128295A JP 2017128295 A JP2017128295 A JP 2017128295A JP 2019012385 A JP2019012385 A JP 2019012385A
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Wataru Negi
渉 根木
加菜子 武末
Kanako Takesue
加菜子 武末
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Abstract

【課題】医療情報の公開範囲を柔軟に変更できるようにすることで、医療業務の効率化を促進させる。【解決手段】医療情報のそれぞれに対して当該医療情報を参照可能な医療従事者の公開範囲が設定されており、医療情報のそれぞれについて当該医療情報に対応する公開範囲に含まれる医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該医療情報の参照を許可する医療情報管理装置において、指定された医療情報に対応する公開範囲に含まれていない医療従事者から公開要求があった場合に、指定された医療情報を登録した医療従事者の承諾に応じて、指定された医療情報に対応する公開範囲を変更する。【選択図】図15

Description

本発明は、医療情報管理装置及び医療情報共有システムに関する。
近年、医療技術の多様化に伴い、特定機能を持つ病院や診療所等の複数の医療施設が医療情報を共有し、連携して患者の検査や治療を行う医療連携が普及しつつある。また、在宅療養・介護の重要性が増してきており、病院、診療所、訪問看護ステーション、介護事業所等の医療施設間で医療情報が共有されるようになってきている。
例えば、患者が病院、介護施設、自宅等を移動し、多職種のスタッフ(医療従事者)が患者に関与するという状況で、各施設のスタッフの所属や職種によって、文書に対するアクセス権限が管理される多施設統合電子カルテシステムが提案されている(特許文献1参照)。
通常、このようなシステムでは、医療従事者の職種ごとに、患者に関する各種医療情報の公開範囲が設定されている。
特許第5829347号公報
しかしながら、実際の医療現場では、患者の容態は日々変化するため、医療従事者が必要とする医療情報も変化する。そのため、医療従事者の職種ごとに画一的に医療情報の公開範囲を設定する方法では、使い勝手が悪く、医療業務の効率化が図れないという問題があった。
例えば、在宅患者の往診を主治医が副主治医に依頼する場合、医師間で患者の病状を記載したサマリーを共有するが、病状の変化が大きい時期には、医師は、医師以外の医療従事者が記録した日々の状態(バイタルサイン、食欲、排便等)も把握したいという要望がある。
また、医師以外の医療従事者が、多職種間で日々の状態を共有し、患者のQOL向上を目指す上で、患者の傷病名、処方等の医師の判断結果を把握することで、自分の業務に役立てたい場合もある。
また、個々の医療情報と参照権限(公開範囲)とが一対一で管理されていないため、一旦システムの運用が開始されてしまうと、参照権限の変更が行いづらい。
また、医療従事者の職種ごとに権限管理が行われる場合が多いため、個々の医療情報単位での権限管理は困難である。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、医療情報の公開範囲を柔軟に変更できるようにすることで、医療業務の効率化を促進させることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、医療情報を記憶する第1記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶されている医療情報のそれぞれに対して、当該医療情報を参照可能な医療従事者の公開範囲を記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶されている医療情報のそれぞれについて、当該医療情報に対応する公開範囲に含まれる医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該医療情報の参照を許可する公開制御手段と、前記第2記憶手段に記憶されている公開範囲のうち指定された医療情報に対応する公開範囲を変更する変更手段と、を備える医療情報管理装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医療情報管理装置において、前記変更手段は、前記指定された医療情報の参照を許可又は禁止する医療従事者を、医療従事者単位で設定することで、前記指定された医療情報に対応する公開範囲を変更する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医療情報管理装置において、前記第2記憶手段に予め登録されている公開範囲は、医療従事者の職種単位で設定されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の医療情報管理装置において、前記第1記憶手段に医療情報のそれぞれを登録した医療従事者を記憶する第3記憶手段と、前記指定された医療情報の参照を希望する医療従事者に対応するログインアカウントから前記指定された医療情報の公開要求があった場合に、前記第3記憶手段から前記指定された医療情報を登録した医療従事者を取得し、当該取得された医療従事者の通知先に前記指定された医療情報の公開要求を送信する公開要求手段と、を備え、前記変更手段は、前記指定された医療情報を登録した医療従事者に対応するログインアカウントにおいて前記指定された医療情報の公開が承諾された場合に、前記第2記憶手段に記憶されている前記指定された医療情報に対応する公開範囲に前記指定された医療情報の参照を希望する医療従事者を追加する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の医療情報管理装置において、前記変更手段により前記指定された医療情報に対応する公開範囲に前記指定された医療情報の参照を希望する医療従事者が追加された場合に、当該追加された医療従事者の通知先に前記指定された医療情報に対応する公開範囲が変更されたことを通知する通知手段を備える。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の医療情報管理装置において、前記変更手段により前記指定された医療情報に対応する公開範囲が変更される際に、当該公開範囲を変更する公開期限を設定する公開期限設定手段を備え、前記公開制御手段は、前記指定された医療情報に対応する公開範囲に追加された医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、前記設定された公開期限内であるときには、前記指定された医療情報の参照を許可する。
請求項7に記載の発明は、請求項4又は5に記載の医療情報管理装置において、前記変更手段により前記指定された医療情報に対応する公開範囲が変更される際に、当該公開範囲の変更を許可する公開回数を設定する公開回数設定手段を備え、前記公開制御手段は、前記指定された医療情報に対応する公開範囲に追加された医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該追加された医療従事者による前記指定された医療情報の参照回数が前記設定された公開回数未満であるときには、前記指定された医療情報の参照を許可する。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の医療情報管理装置において、前記第1記憶手段に記憶されている医療情報のうちいずれか一の医療情報を特定するための情報、前記一の医療情報の参照を一時的に許可する対象医療従事者、及び、前記一の医療情報の参照を許可する公開期間を含む変更予定情報を記憶する第4記憶手段を備え、前記変更手段は、前記第4記憶手段に記憶されている変更予定情報に基づいて、前記公開期間となった場合に、前記一の医療情報に対応する公開範囲に前記対象医療従事者を追加し、前記公開期間が終了した場合に、前記一の医療情報に対応する公開範囲から前記対象医療従事者を削除する。
請求項9に記載の発明は、医療情報を記憶する第1記憶手段を備える医療情報管理装置と、医療施設に所属する医療従事者により使用されるクライアント端末と、が通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された医療情報共有システムであって、前記医療情報管理装置は、前記第1記憶手段に記憶されている医療情報のそれぞれに対して、当該医療情報を参照可能な医療従事者の公開範囲を記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶されている医療情報のそれぞれについて、当該医療情報に対応する公開範囲に含まれる医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該医療情報の参照を許可する公開制御手段と、前記第2記憶手段に記憶されている公開範囲のうち指定された医療情報に対応する公開範囲を変更する変更手段と、を備える。
本発明によれば、医療情報の公開範囲を柔軟に変更できるようにすることで、医療業務の効率化を促進させることができる。
本発明の実施の形態における医療情報共有システムのシステム構成図である。 医療情報管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 施設情報テーブル、ユーザー情報テーブル、患者情報テーブル及び医療情報テーブルの例を示す図である。 公開職種初期値テーブルの例を示す図である。 公開要求管理テーブルの例を示す図である。 ファイル格納部におけるフォルダー構成を示す図である。 各医療情報について、登録ユーザーとなり得る職種、一時的に公開要求を行う職種を示す図である。 クライアント端末の機能的構成を示すブロック図である。 医療情報管理装置及びクライアント端末により実行される情報アップロード処理を示すラダーチャートである。 医療情報管理装置及びクライアント端末により実行される情報登録処理を示すラダーチャートである。 医療情報管理装置により実行される医療情報参照処理を示すフローチャートである。 参照権限有無判断処理を示すフローチャートである。 医療情報リスト画面の例である。 公開要求確認画面の例である。 医療情報管理装置により実行される公開要求応答処理を示すフローチャートである。 公開承諾確認画面の例である。 医療情報管理装置及びクライアント端末により実行される公開職種追加処理を示すラダーチャートである。 医療情報管理装置及びクライアント端末により実行される公開禁止処理を示すラダーチャートである。 変形例における医療情報管理装置により実行される公開範囲自動変更処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係る医療情報共有システムの一実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
〔医療情報共有システムの構成〕
図1に、本実施の形態における医療情報共有システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、医療情報共有システム100は、医療情報管理装置10と、各医療施設に所属する医療従事者が使用するクライアント端末20と、を備えて構成されている。医療情報管理装置10、クライアント端末20は、通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
医療情報管理装置10は、クライアント端末20から登録される医療情報を蓄積し管理する。医療情報管理装置10は、クラウド環境に設けられたクラウドサーバーであってもよい。
クライアント端末20は、各医療施設に所属する医療従事者により使用されるPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等のコンピューター装置である。医療施設としては、医師(主治医、副主治医等)が所属する病院や診療所、患者の訪問看護を行う看護師が所属する訪問看護ステーション、患者のケアプランを作成するケアマネージャーや、患者の訪問介護を行うヘルパー(訪問介護員)が所属する介護事業所、薬剤師が所属する調剤薬局等が挙げられる。
クライアント端末20は、患者の検査、治療、在宅療養・介護等に携わる医療従事者が医療情報管理装置10に医療情報を登録する際、医療情報管理装置10で管理されている医療情報を参照する際等に用いられる。
〔医療情報管理装置の構成〕
図2に、医療情報管理装置10の機能的構成を示す。
図2に示すように、医療情報管理装置10は、制御部11、通信部12、RAM13、計時部14、記憶部15等を備えて構成されており、各部はバス16により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、医療情報管理装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、記憶部15に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM13に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
通信部12は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM13は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部15から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
計時部14は、計時回路(RTC:Real Time Clock)を有し、この計時回路により現在日時を計時して制御部11に出力する。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部15には、外部機器に搭載されたWebブラウザーとHTTPプロトコルによる通信を行ってWebブラウザーに各種Web画面を提供するWebサーバーとしての機能を実現させるためのWebサーバープログラムや、Webサーバー上で動作し、Webブラウザーを介して外部機器のユーザーに医療情報共有サービスを提供するためのアプリケーションプログラム等が記憶されている。
記憶部15には、施設情報テーブルT1、ユーザー情報テーブルT2、患者情報テーブルT3、医療情報テーブルT4、公開職種初期値テーブルT5、公開要求管理テーブルT6が記憶されている。また、記憶部15は、ファイル格納部151を有する。ファイル格納部151には、ファイルとして登録される医療情報が格納される。
図3に、施設情報テーブルT1、ユーザー情報テーブルT2、患者情報テーブルT3及び医療情報テーブルT4の例を示す。
施設情報テーブルT1は、患者の治療、在宅療養・介護等に携わる医療施設ごとに、医療施設に関する施設情報を管理するためのテーブルである。施設情報テーブルT1には、医療施設ごとに、施設ID、事業種別、名称、住所、電話番号、FAX番号等が対応付けられて格納される。
施設IDは、医療施設の識別情報である。
事業種別は、医療施設の事業種別(診療所、訪問看護ステーション、薬局、介護支援センター、介護事業所等)である。
名称は、医療施設の名称である。
住所は、医療施設の住所である。
電話番号は、医療施設の電話番号である。
FAX番号は、医療施設のFAX番号である。
ユーザー情報テーブルT2は、医療情報共有システム100を使用するユーザー(医療従事者)ごとに、ユーザーに関するユーザー情報を管理するためのテーブルである。ユーザー情報テーブルT2には、ユーザーごとに、ユーザーID、パスワード、氏名、電話番号、メールアドレス、施設ID、職種等が対応付けられて格納される。
ユーザーIDは、ユーザーの識別情報である。
パスワードは、ユーザーがシステムにログインする際のユーザー認証に用いられる。
氏名は、ユーザーの氏名である。
電話番号は、ユーザーの電話番号である。
メールアドレスは、ユーザーのメールアドレスである。
施設IDは、ユーザーが所属する医療施設の施設IDである。
職種は、ユーザーの職種(医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャー、リハビリテーション専門職、ヘルパー等)である。
患者情報テーブルT3は、患者ごとに、患者に関する患者情報を管理するためのテーブルである。患者情報テーブルT3には、患者ごとに、患者ID、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、禁忌、アレルギー等が対応付けられて格納される。
患者IDは、患者の識別情報である。
氏名は、患者の氏名である。
性別は、患者の性別である。
生年月日は、患者の生年月日である。
住所は、患者の住所である。
電話番号は、患者の電話番号である。
メールアドレスは、患者のメールアドレスである。
禁忌は、禁忌薬等、患者に対する禁忌事項である。
アレルギーは、患者のアレルギーに関する情報である。
医療情報テーブルT4は、医療情報管理装置10において蓄積管理される医療情報を管理するためのテーブルである。医療情報テーブルT4には、医療情報ごとに、患者ID、ファイルID、ファイル種類、項目コード、値、登録ユーザーID、登録日時、公開職種、公開職種の公開制限、公開ユーザー、公開ユーザーの公開制限、公開禁止ユーザー等が対応付けられて格納される。
医療情報は、ファイルとしてファイル格納部151に登録されるものと、医療情報の値が直接医療情報テーブルT4に登録されるものと、がある。医療情報テーブルT4の「ファイルID」、「ファイル種類」は、ファイルとして登録される医療情報についてのみ、情報が格納される。また、医療情報テーブルT4の「項目コード」、「値」は、医療情報テーブルT4に値が登録される医療情報についてのみ、情報が格納される。すなわち、ファイルとして登録される医療情報については、記憶部15のファイル格納部151が医療情報を記憶する第1記憶手段として機能する。一方、値(文字、数字等)として登録される医療情報については、医療情報テーブルT4を記憶する記憶部15が、医療情報を記憶する第1記憶手段として機能する。
患者IDは、医療情報に対応する患者の患者IDである。
ファイルIDは、システム内で付与されたファイルの識別情報である。ここでは、ファイルIDとして、「施設ID_ユーザーID_登録日時.拡張子」というルールで作成されたファイル名が用いられる。
ファイル種類は、医療情報のファイルの種類(診療情報提供書、ケアプラン等)を示す情報である。
項目コードは、医療情報の項目を示すコード(標準化コード)である。項目コードとして、傷病名、処方、バイタルサイン、介護サービス等の各項目に対応するコードが用いられる。
値は、医療情報の項目に対応する内容を示す情報であり、文字や数字等で表される。
登録ユーザーIDは、医療情報(ファイル・値)を登録した医療従事者のユーザーIDである。
登録日時は、医療情報が医療情報管理装置10に登録された日時である。
公開職種は、医療情報が公開される医療従事者の職種(医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャー、リハビリテーション専門職、ヘルパー等)である。「公開職種」に設定された職種に属するユーザー全員に対して医療情報が公開される。
公開職種の公開制限は、公開職種に対する医療情報の公開に関して定められた制限を示す情報である。公開職種の公開制限として、例えば、公開期限(公開終了日付、無期限等)、公開回数等が定められている。公開職種は複数登録可能であり、登録された公開職種のそれぞれに対して、公開制限が定められる。
公開ユーザーは、医療情報が公開される医療従事者のユーザーIDである。公開ユーザーは、公開職種以外の職種の医療従事者に医療情報を公開する場合に利用される。
公開ユーザーの公開制限は、公開ユーザーに対する医療情報の公開に関して定められた制限を示す情報である。公開ユーザーの公開制限として、例えば、公開期限(公開終了日付、無期限等)、公開回数等が定められている。公開ユーザーは複数登録可能であり、登録された公開ユーザーのそれぞれに対して、公開制限が定められる。
公開禁止ユーザーは、医療情報の公開が禁止される医療従事者のユーザーIDである。「公開禁止ユーザー」は、「公開職種」より優先されるため、公開職種に該当する医療従事者の一部に対して医療情報を公開したくない場合に利用される。
医療情報テーブルT4(公開職種、公開ユーザー、公開禁止ユーザー)を記憶する記憶部15は、医療情報のそれぞれに対して、当該医療情報を参照可能な医療従事者の公開範囲を記憶する第2記憶手段として機能する。
また、医療情報テーブルT4(登録ユーザーID)を記憶する記憶部15は、記憶部15に医療情報のそれぞれを登録した医療従事者を記憶する第3記憶手段として機能する。
公開職種初期値テーブルT5は、医療情報を登録した医療従事者の職種に対する公開職種の初期値が定められたテーブルである。
図4に、公開職種初期値テーブルT5の例を示す。図4では、医療情報を登録した医療従事者(登録ユーザー)の職種ごとに、医療情報が公開される職種(初期値)がチェックマークで示されている。例えば、医師が登録した医療情報の公開職種の初期値は「医師」であり、看護師が登録した医療情報の公開職種の初期値は「看護師」、「ケアマネージャー」である。
医療情報テーブルT4に予め登録されている公開範囲は、公開職種初期値テーブルT5に基づいて、医療従事者の職種単位で設定されている。
図5に、公開要求管理テーブルT6の例を示す。
公開要求管理テーブルT6には、医療情報に対する公開要求ごとに、公開要求ID、患者ID、医療情報特定情報、公開要求者等が対応付けられて格納される。
公開要求IDは、公開要求に対して付与される識別情報である。
患者IDは、公開要求の対象とされる医療情報に対応する患者の患者IDである。
医療情報特定情報は、公開要求の対象とされる医療情報を特定するための情報である。医療情報がファイルである場合には、医療情報特定情報は、ファイル種類と登録日時を含む。あるいは、医療情報特定情報として、ファイル種類と登録日時に代えて、ファイルIDを用いることとしてもよい。医療情報が医療情報テーブルT4に値で登録されたものである場合には、医療情報特定情報は、項目コードと登録日時を含む。
公開要求者は、医療情報の公開を要求する医療従事者のユーザーIDである。
図6に、ファイル格納部151におけるフォルダー構成を示す。
ルートフォルダーの下位階層には、患者ごとの患者IDと一致する名称のフォルダー(患者IDフォルダー)が作成される。
患者IDフォルダーの下位階層には、患者IDフォルダーに対応する患者に関する医療情報のファイルが格納される。なお、患者IDフォルダーの下位階層にファイル種類ごとにフォルダーを作成し、このフォルダーに医療情報を分類して格納してもよい。
制御部11は、クライアント端末20において、各ユーザーに対応するログインアカウント(ユーザーID・パスワード)から医療情報管理装置10にアクセスがあった場合に、記憶部15のユーザー情報テーブルT2を参照して、予め登録されているユーザーであるか否かを判断する。制御部11は、クライアント端末20において入力されたユーザーID及びパスワードの組み合わせが、ユーザー情報テーブルT2に登録されている場合には、このユーザーIDに対応するユーザーが正当なユーザーであると判断する。
制御部11は、記憶部15に記憶されている医療情報のそれぞれについて、当該医療情報に対応する公開範囲に含まれる医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該医療情報の参照を許可する。すなわち、制御部11は、公開制御手段として機能する。
制御部11は、記憶部15(医療情報テーブルT4)に記憶されている公開範囲のうち指定された医療情報に対応する公開範囲を変更する。すなわち、制御部11は、変更手段として機能する。
例えば、制御部11は、指定された医療情報の参照を許可又は禁止する医療従事者を、医療従事者単位で設定することで、指定された医療情報に対応する公開範囲を変更する。
制御部11は、指定された医療情報の参照を希望する医療従事者に対応するログインアカウントから指定された医療情報の公開要求があった場合に、記憶部15(医療情報テーブルT4)から指定された医療情報を登録した医療従事者を取得し、当該取得された医療従事者の通知先に指定された医療情報の公開要求を送信する。すなわち、制御部11は、公開要求手段として機能する。
制御部11は、指定された医療情報を登録した医療従事者に対応するログインアカウントにおいて指定された医療情報の公開が承諾された場合に、記憶部15(医療情報テーブルT4)に記憶されている指定された医療情報に対応する公開範囲に指定された医療情報の参照を希望する医療従事者を追加する。
制御部11は、指定された医療情報に対応する公開範囲に指定された医療情報の参照を希望する医療従事者が追加された場合に、当該追加された医療従事者の通知先に指定された医療情報に対応する公開範囲が変更されたことを通知する。すなわち、制御部11は、通知手段として機能する。
制御部11は、指定された医療情報に対応する公開範囲が変更される際に、当該公開範囲を変更する公開期限を設定する。すなわち、制御部11は、公開期限設定手段として機能する。
制御部11は、指定された医療情報に対応する公開範囲に追加された医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、設定された公開期限内であるときには、指定された医療情報の参照を許可する。
制御部11は、指定された医療情報に対応する公開範囲が変更される際に、当該公開範囲の変更を許可する公開回数を設定する。すなわち、制御部11は、公開回数設定手段として機能する。
制御部11は、指定された医療情報に対応する公開範囲に追加された医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該追加された医療従事者による指定された医療情報の参照回数が設定された公開回数未満であるときには、指定された医療情報の参照を許可する。具体的には、医療従事者ごと、医療情報ごとに、当該医療情報を参照した回数をカウントする参照回数カウンター(初期値は「0」)が記憶部15に設けられる。制御部11は、今回の参照も含め、設定された公開回数までは、追加された医療従事者による指定された医療情報の参照を許可する。
図7に、各医療情報について、登録ユーザーとなり得る職種(●)、一時的に公開要求を行う職種(○)の例を示す。図7に挙げた医療情報のうち、処方箋と検査結果は、医療情報テーブルT4に値が直接登録される医療情報であり、その他はファイルとして登録される医療情報である。写真には、患者を撮影したもの(X線写真等も含まれる。)、書類を撮影したもの等が含まれる。訪問記録には、バイタルサイン、処置内容等が含まれる。
ここで、医療情報に対応する公開範囲を変更する場合として想定されるシーンについて説明する。
(1)ケアマネージャーが在宅患者の療養計画を策定する場合、医療情報が必要となるため、かかりつけ医から一時的に医療情報を公開してもらう(療養計画策定ごと、患者状態変更時)。
(2)かかりつけ医以外の医師が患者の主治医意見書を作成する場合、ケアマネージャーから一時的に医療情報を公開してもらう(1回のみ)。
(3)在宅患者の主治医が看護関係、薬局から問い合わせを受け、一時的に医療情報を公開する(問い合わせごと、問い合わせが多い場合は患者ごとに長期に亘って)。
(4)医師間で一時的に医療情報を公開する(褥瘡、虫歯等により主治医以外の医師により医療行為が行われる場合、アレルギー、禁忌薬、投薬中の薬等の情報を提供する)。
(5)患者から患者に関する医療情報を公開したくない医療従事者の指定を受けた場合、指定された医療従事者を公開範囲から除外する。
〔クライアント端末の構成〕
図8に、クライアント端末20の機能的構成を示す。
図8に示すように、クライアント端末20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、RAM25、記憶部26等を備えて構成されており、各部はバス27により接続されている。
制御部21は、CPU等から構成され、クライアント端末20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部22から入力される操作信号又は通信部24により受信される指示信号に応じて、記憶部26に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM25に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部22は、カーソルキー、文字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部21に出力する。
クライアント端末20がタブレット端末、スマートフォン等である場合には、操作部22は、電源をオン/オフさせる電源キー等の操作キー、表示部23に積層されたタッチパネルにより構成され、各操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部21に出力する。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。例えば、表示部23は、医療情報管理装置10から受信した各種Web画面の表示用データに基づいて各種Web画面を表示する。
通信部24は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN、WAN、インターネット等の通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。また、通信部24は、携帯電話回線等を用いて無線通信を行い、通信ネットワークNを介して接続された医療情報管理装置10等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM25は、制御部21により実行制御される各種処理において、記憶部26から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部26は、HDDや不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部26には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。
〔医療情報共有システムにおける動作〕
次に、医療情報共有システム100における動作について説明する。
図9は、医療情報管理装置10及びクライアント端末20により実行される情報アップロード処理を示すラダーチャートである。この処理は、医療情報がファイルとして登録される場合の処理である。医療情報管理装置10における処理は、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、クライアント端末20における処理は、制御部21と記憶部26に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、クライアント端末20において、操作部22によりWebブラウザー上から医療情報管理装置10にアクセスするためのURLが入力されると、制御部21により、入力されたURLに基づいて、通信部24を介して医療情報管理装置10にアクセスが行われる。
医療情報管理装置10では、制御部11により、クライアント端末20に対し、通信部12を介してログイン画面を表示するための表示用データが送信される。なお、医療情報管理装置10のWebサーバー機能によりクライアント端末20に送信されるログイン画面をはじめとする各種Web画面の表示用データには、HTML、スタイルシート、画像データ、クライアント端末20で所定の処理を実行させるためのスクリプト等が含まれる。
クライアント端末20では、通信部24によりログイン画面の表示用データが受信されると、制御部21により、表示部23にログイン画面が表示される。ログイン画面には、ユーザーID及びパスワードの入力欄が含まれる。ログイン画面において、操作部22からの操作により、ユーザーID及びパスワードが入力されると(ステップS1)、制御部21により、入力されたユーザーID及びパスワードが通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
医療情報管理装置10では、通信部12によりユーザーID及びパスワードが受信されると、制御部11により、ユーザー認証が行われる(ステップS2)。具体的には、制御部11により、記憶部15のユーザー情報テーブルT2から、クライアント端末20において入力されたユーザーIDと一致するレコードが検索され、検索されたレコードに含まれるパスワードとクライアント端末20において入力されたパスワードが一致する場合には、ユーザー認証が成功したと判断される。
次に、クライアント端末20において、操作部22からの操作により、患者リスト要求が通信部24を介して医療情報管理装置10に送信されると(ステップS3)、医療情報管理装置10では、制御部11により、クライアント端末20に対し、通信部12を介して患者リスト画面を表示するための表示用データが送信される。
クライアント端末20では、通信部24により患者リスト画面の表示用データが受信されると、制御部21により、表示部23に患者リスト画面が表示される(ステップS4)。
患者リスト画面において、操作部22からの操作により、医療情報(ファイル)をアップロードする患者が選択されると(ステップS5)、制御部21により、選択された患者に対応する患者IDが通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
次に、クライアント端末20において、操作部22からの操作により、アップロードするファイル(医療情報)が選択される(ステップS6)。
次に、操作部22からの操作により、ファイルの種類が入力されると(ステップS7)、制御部21により、入力されたファイルの種類が通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
次に、制御部21により、選択されたファイルが通信部24を介して医療情報管理装置10にアップロードされる(ステップS8)。
医療情報管理装置10では、通信部12により選択患者の患者ID、ファイルの種類及びファイル(医療情報)が受信されると、制御部11により、ファイルIDが付与される(ステップS9)。具体的には、制御部11により、クライアント端末20を操作するログインユーザーのユーザーIDに対応する施設IDが記憶部15のユーザー情報テーブルT2から取得され、計時部14から現在日時が「登録日時」として取得される。そして、制御部11により、施設ID、ログインユーザーのユーザーID及び登録日時が組み合わされ、アップロードされたファイルのファイル名が「施設ID_ユーザーID_登録日時.拡張子」に変更される(「00113_10567_20170517.pdf」等)。ファイルIDとして、このファイル名が用いられる。
次に、制御部11により、記憶部15のファイル格納部151において、選択患者の患者IDフォルダーに、受信されたファイルが保存される(ステップS10)。
次に、制御部11により、ログインユーザー(登録ユーザー)のユーザーIDに対応する職種が記憶部15のユーザー情報テーブルT2から取得され、登録ユーザーの職種に対応する公開職種が記憶部15の公開職種初期値テーブルT5から取得される(ステップS11)。
次に、制御部11により、アップロードされたファイルについて、患者ID、ファイルID、ファイル種類、登録ユーザーID、登録日時、公開職種、公開職種の公開制限が対応付けられて記憶部15の医療情報テーブルT4に登録される(ステップS12)。具体的には、制御部11により、ステップS5で選択された患者の患者IDが「患者ID」フィールドに格納される。また、制御部11により、ステップS9で付与されたファイルIDが「ファイルID」フィールドに格納され、ステップS7で入力されたファイル種類が「ファイル種類」フィールドに格納される。また、制御部11により、ファイルのアップロード操作を行ったログインユーザーのユーザーIDが「登録ユーザーID」フィールドに格納され、ファイルIDが付与される際に計時部14から取得された現在日時(アップロードされた日時)が「登録日時」フィールドに格納される。また、制御部11により、ステップS11で取得された公開職種が「公開職種」フィールドに格納される。また、制御部11により、「公開職種の公開制限」の初期値として、「無期限」が設定される。
以上で、情報アップロード処理が終了する。
図10は、医療情報管理装置10及びクライアント端末20により実行される情報登録処理を示すラダーチャートである。この処理は、医療情報の値(文字、数字等)が医療情報テーブルT4に登録される場合の処理である。医療情報管理装置10における処理は、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、クライアント端末20における処理は、制御部21と記憶部26に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
ステップS21〜ステップS24の処理は、情報アップロード処理(図9参照)のステップS1〜ステップS4の処理と同様であるため、説明を省略する。
クライアント端末20の表示部23に表示された患者リスト画面において、操作部22からの操作により、医療情報を登録する患者が選択されると(ステップS25)、制御部21により、選択された患者に対応する患者IDが通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
次に、クライアント端末20において、操作部22からの操作により、登録する医療情報の項目(例えば、「傷病名」)が選択されると(ステップS26)、制御部21により、選択された項目に対応する項目コードが通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
次に、操作部22からの操作により、登録する医療情報の値(例えば、「循環器疾患」)が入力されると(ステップS27)、制御部21により、入力された値が通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
医療情報管理装置10では、通信部12により選択患者の患者ID、項目コード及び値(医療情報の内容)が受信されると、制御部11により、ログインユーザー(登録ユーザー)のユーザーIDに対応する職種が記憶部15のユーザー情報テーブルT2から取得され、登録ユーザーの職種に対応する公開職種が記憶部15の公開職種初期値テーブルT5から取得される(ステップS28)。
次に、制御部11により、登録される医療情報について、患者ID、項目コード、値、登録ユーザーID、登録日時、公開職種、公開職種の公開制限が対応付けられて記憶部15の医療情報テーブルT4に登録される(ステップS29)。具体的には、制御部11により、ステップS25で選択された患者の患者IDが「患者ID」フィールドに格納される。また、制御部11により、ステップS26で選択された項目に対応する項目コードが「項目コード」フィールドに格納され、ステップS27で入力された医療情報の値が「値」フィールドに格納される。また、制御部11により、医療情報の登録操作を行ったログインユーザーのユーザーIDが「登録ユーザーID」フィールドに格納され、計時部14から取得された現在日時が「登録日時」フィールドに格納される。また、制御部11により、ステップS28で取得された公開職種が「公開職種」フィールドに格納される。また、制御部11により、「公開職種の公開制限」の初期値として、「無期限」が設定される。
以上で、情報登録処理が終了する。
図11は、医療情報管理装置10により実行される医療情報参照処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部11により、クライアント端末20からのアクセスに応じて、ログイン処理が行われる(ステップS31)。具体的には、通信部12を介して、クライアント端末20において入力されたユーザーID及びパスワードが取得され、制御部11により、ユーザー認証が行われる。
次に、制御部11により、クライアント端末20からの患者リスト要求に応じて、クライアント端末20に対し、通信部12を介して患者リスト画面を表示するための表示用データが送信される。
クライアント端末20では、通信部24により患者リスト画面の表示用データが受信されると、制御部21により、表示部23に患者リスト画面が表示される。患者リスト画面において、操作部22からの操作により、医療情報を参照する患者が選択されると、制御部21により、選択された患者に対応する患者IDが通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
医療情報管理装置10では、制御部11により、参照対象として選択された患者の患者IDが通信部12を介して取得される(ステップS32)。
次に、制御部11により、クライアント端末20を操作するログインユーザーのユーザーIDに対応する職種が記憶部15のユーザー情報テーブルT2から取得される(ステップS33)。
次に、制御部11により、記憶部15の医療情報テーブルT4から選択患者の情報が抽出される(ステップS34)。具体的には、制御部11により、医療情報テーブルT4から「患者ID」フィールドが選択患者の患者IDであるレコードが抽出される。
次に、制御部11により、抽出された選択患者の情報について、参照権限有無判断処理が行われる(ステップS35)。参照権限有無判断処理は、選択患者の医療情報のそれぞれに対してログインユーザーに参照権限があるか否かを判断する処理である。
参照権限有無判断処理では、図12に示すように、制御部11により、医療情報テーブルT4から抽出された選択患者のレコードの中から、処理対象とする医療情報(処理対象レコード)が設定される(ステップS51)。
次に、制御部11により、選択患者の処理対象レコードが参照され、「公開禁止ユーザー」にログインユーザーのユーザーIDが含まれるか否かが判断される(ステップS52)。
「公開禁止ユーザー」にログインユーザーのユーザーIDが含まれない場合には(ステップS52;NO)、制御部11により、選択患者の処理対象レコードが参照され、「公開ユーザー」にログインユーザーのユーザーIDが含まれるか否かが判断される(ステップS53)。
「公開ユーザー」にログインユーザーのユーザーIDが含まれる場合には(ステップS53;YES)、制御部11により、選択患者の処理対象レコードが参照され、「公開ユーザーの公開制限」の条件を満たすか否かが判断される(ステップS54)。例えば、公開期限が設定されている場合には、制御部11により、計時部14から取得された現在日時が公開期限内であるか否かが判断される。また、公開回数が設定されている場合には、制御部11により、処理対象の医療情報に対するログインユーザーの参照回数カウンターの値が公開回数未満であるか否かが判断される。
ステップS53において、「公開ユーザー」にログインユーザーのユーザーIDが含まれない場合(ステップS53;NO)、又は、ステップS54において、「公開ユーザーの公開制限」の条件を満たさない場合には(ステップS54;NO)、制御部11により、選択患者の処理対象レコードが参照され、「公開職種」にログインユーザーの職種が含まれるか否かが判断される(ステップS55)。
「公開職種」にログインユーザーの職種が含まれる場合には(ステップS55;YES)、制御部11により、選択患者の処理対象レコードが参照され、「公開職種の公開制限」の条件を満たすか否かが判断される(ステップS56)。「公開職種の公開制限」の条件を満たすか否かの判断方法は、ステップS54と同様である。
ステップS54において、「公開ユーザーの公開制限」の条件を満たす場合(ステップS54;YES)、又は、ステップS56において、「公開職種の公開制限」の条件を満たす場合には(ステップS56;YES)、制御部11により、選択患者の処理対象レコードに対してログインユーザーに参照権限があると判断される(ステップS57)。
ステップS52において、「公開禁止ユーザー」にログインユーザーのユーザーIDが含まれる場合(ステップS52;YES)、ステップS55において、「公開職種」にログインユーザーの職種が含まれない場合(ステップS55;NO)、又は、ステップS56において、「公開職種の公開制限」の条件を満たさない場合には(ステップS56;NO)、制御部11により、選択患者の処理対象レコードに対してログインユーザーに参照権限がないと判断される(ステップS58)。
ステップS57又はステップS58の後、制御部11により、選択患者の全ての情報について処理が終了したか否かが判断される(ステップS59)。選択患者の情報のうち、未処理の情報がある場合には(ステップS59;NO)、ステップS51に戻り、他の医療情報が処理対象として設定され、処理が繰り返される。
ステップS59において、選択患者の全ての情報について処理が終了した場合には(ステップS59;YES)、図11に戻る。
選択患者の医療情報に対してログインユーザーに参照権限がある場合には(ステップS36;YES)、制御部11により、医療情報特定情報を通常表示するための表示用データが生成され、通信部12を介してクライアント端末20に送信される(ステップS37)。ここで、通常表示とは、参照権限がある医療情報であることを明示するために、医療情報特定情報を黒色文字等で表示することである。具体的に、医療情報がファイルとして登録されている場合には、制御部11により、医療情報テーブルT4の対象レコードから「ファイル種類」及び「登録日時」が取得され、「ファイル種類」及び「登録日時」を通常表示するための表示用データが生成される。一方、医療情報の値が医療情報テーブルT4に登録されている場合には、制御部11により、医療情報テーブルT4の対象レコードから「項目コード」及び「登録日時」が取得され、「項目コード」に対応する「項目」及び「登録日時」を通常表示するための表示用データが生成される。
クライアント端末20では、通信部24により表示用データが受信されると、制御部21により、表示部23に医療情報特定情報が通常表示される。
ステップS36において、選択患者の医療情報に対してログインユーザーに参照権限がない場合には(ステップS36;NO)、制御部11により、医療情報特定情報をハーフトーン表示するための表示用データが生成され、通信部12を介してクライアント端末20に送信される(ステップS40)。ここで、ハーフトーン表示とは、参照権限がない医療情報であることを明示するために、医療情報特定情報を灰色文字等で表示することである。具体的に、医療情報がファイルとして登録されている場合には、制御部11により、医療情報テーブルT4の対象レコードから「ファイル種類」及び「登録日時」が取得され、「ファイル種類」及び「登録日時」をハーフトーン表示するための表示用データが生成される。一方、医療情報の値が医療情報テーブルT4に登録されている場合には、制御部11により、医療情報テーブルT4の対象レコードから「項目コード」及び「登録日時」が取得され、「項目コード」に対応する「項目」及び「登録日時」をハーフトーン表示するための表示用データが生成される。
クライアント端末20では、通信部24により表示用データが受信されると、制御部21により、表示部23に医療情報特定情報がハーフトーン表示される。
図11では、説明を簡単にするために、ステップS36において、選択患者の医療情報に対する参照権限の有無に応じて、ステップS37又はステップS40に分岐するように記載しているが、実際には、選択患者の医療情報の一つ一つに対して参照権限の有無が判断され、参照権限がある医療情報と参照権限がない医療情報とが混在した状態で、クライアント端末20の表示部23に表示される。
図13に、クライアント端末20の表示部23に表示される医療情報リスト画面231の例を示す。医療情報リスト画面231には、患者Aの医療情報特定情報31〜34が表示されている。医療情報特定情報31〜34には、医療情報の「ファイル種類」と「登録日時」の組み合わせ、又は、「項目」と「登録日時」の組み合わせが含まれる。医療情報特定情報32,33については、ログインユーザーに参照権限があるため、黒色文字で表示されている。一方、医療情報特定情報31,34については、ログインユーザーに参照権限がないため、灰色文字で表示されている。
ステップS37の後、医療情報管理装置10では、制御部11により、クライアント端末20において、操作部22からの操作により、参照権限がある医療情報の医療情報特定情報がクリックされたか否かが判断される(ステップS38)。
参照権限がある医療情報の医療情報特定情報がクリックされた場合には(ステップS38;YES)、制御部11により、クリックされた医療情報特定情報に対応する医療情報を表示するための表示用データが生成され、通信部12を介してクライアント端末20に送信される(ステップS39)。具体的に、医療情報がファイルとして登録されている場合には、制御部11により、医療情報テーブルT4のクリックされた医療情報特定情報(「ファイル種類」と「登録日時」の組み合わせ)に該当するレコードから「ファイルID」が取得され、取得された「ファイルID」に基づいて、記憶部15のファイル格納部151からファイルが読み出され、このファイルに基づいて、医療情報を表示するための表示用データが生成される。一方、医療情報の値が医療情報テーブルT4に登録されている場合には、制御部11により、医療情報テーブルT4のクリックされた医療情報特定情報(「項目」と「登録日時」の組み合わせ)に該当するレコードから「値」が取得され、「項目」及び「値」を表示するための表示用データが生成される。
クライアント端末20では、通信部24により表示用データが受信されると、制御部21により、表示部23に医療情報が表示される。すなわち、医療情報に対応する公開範囲に含まれる医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該医療情報の参照が許可される。
医療情報管理装置10では、制御部11により、表示された医療情報に対するログインユーザーの参照回数カウンターに「1」が加算される。
ステップS40の後、医療情報管理装置10では、制御部11により、クライアント端末20において、操作部22からの操作により、参照権限がない医療情報の医療情報特定情報がクリックされたか否かが判断される(ステップS41)。
参照権限がない医療情報の医療情報特定情報がクリックされた場合には(ステップS41;YES)、制御部11により、クリックされた医療情報特定情報に対応する医療情報に対する公開要求確認画面を表示するための表示用データが生成され、通信部12を介してクライアント端末20に送信される(ステップS42)。
クライアント端末20では、通信部24により表示用データが受信されると、制御部21により、表示部23に公開要求確認画面が表示される。
図14に、クライアント端末20の表示部23に表示される公開要求確認画面232の例を示す。公開要求確認画面232には、「はい」ボタンB1、「いいえ」ボタンB2が含まれる。「はい」ボタンB1は、医療情報の登録者に医療情報の公開を依頼する場合に、押下されるボタンである。「いいえ」ボタンB2は、医療情報の登録者に医療情報の公開を依頼しない場合に、押下されるボタンである。
次に、医療情報管理装置10では、制御部11により、クライアント端末20において、操作部22からの操作により、公開要求が指示されたか否かが判断される(ステップS43)。具体的には、制御部11により、クライアント端末20において、公開要求確認画面232の「はい」ボタンB1が押下されたと判断された場合に、公開要求が指示されたと判断され、「いいえ」ボタンB2が押下されたと判断された場合に、公開要求が指示されなかったと判断される。
公開要求が指示された場合には(ステップS43;YES)、制御部11により、公開要求IDが付与され、公開要求ID、患者ID、医療情報特定情報、公開要求者等が対応付けられて記憶部15の公開要求管理テーブルT6に登録される(ステップS44)。具体的には、制御部11により、参照対象として選択された患者の患者IDが「患者ID」フィールドに格納される。また、制御部11により、公開対象として指定された医療情報の医療情報特定情報(ファイル種類と登録日時、又は、項目コードと登録日時)が「医療情報特定情報」フィールドに格納される。また、制御部11により、ログインユーザーのユーザーIDが「公開要求者」フィールドに格納される。
次に、制御部11により、登録ユーザーに公開要求メールが送信される(ステップS45)。具体的には、制御部11により、医療情報テーブルT4の対象レコード(ステップS41でクリックされた医療情報特定情報に対応するレコード)から「登録ユーザーID」が取得され、この「ユーザーID」に対応する「メールアドレス」がユーザー情報テーブルT2から取得され、登録ユーザーのメールアドレス宛てに、通信部12を介して公開要求メールが送信される。公開要求メールには、患者、医療情報特定情報、公開要求者等が記載されている。また、公開要求メールには、公開要求IDを特定可能なURLが記載されている。
登録ユーザーは、クライアント端末20において、公開要求メールを確認する。
ステップS38において、参照権限がある医療情報の医療情報特定情報がクリックされない場合(ステップS38;NO)、ステップS39の後、ステップS41において、参照権限がない医療情報の医療情報特定情報がクリックされない場合(ステップS41;NO)、ステップS43において、公開要求が指示されない場合(ステップS43;NO)、又は、ステップS45の後、医療情報参照処理が終了する。
図15は、医療情報管理装置10により実行される公開要求応答処理を示すフローチャートである。この処理は、公開要求メールを受信したユーザーがクライアント端末20から医療情報管理装置10にアクセスする際の処理であって、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、クライアント端末20において、公開要求メールを受信したユーザー(登録ユーザー)の操作により、公開要求メールに記載されたURLが選択されると、制御部21により、選択されたURLに基づいて、通信部24を介して医療情報管理装置10にアクセスが行われる。このURLには公開要求IDが含まれており、医療情報管理装置10では、クライアント端末20からアクセスがあった場合に、いずれの公開要求に関するものであるかが特定される。
医療情報管理装置10において、公開要求メールを受信したユーザーの操作により、クライアント端末20からアクセスがあると(ステップS61)、制御部11により、クライアント端末20に対し、通信部12を介してログイン画面を表示するための表示用データが送信され、ログイン処理が行われる(ステップS62)。具体的には、通信部12を介して、クライアント端末20において入力されたユーザーID及びパスワードが取得され、制御部11により、ユーザー認証が行われる。
次に、制御部11により、URLに含まれていた公開要求IDに基づいて、記憶部15の公開要求管理テーブルT6から公開要求IDに対応するレコード(患者ID、医療情報特定情報、公開要求者)が取得され、公開要求者の氏名、施設名称、職種、対象患者、医療情報特定情報を表示するための表示用データが生成される(ステップS63)。具体的には、制御部11により、公開要求IDに対応するレコードに含まれる公開要求者(ユーザーID)に対応する氏名(公開要求者の氏名)、施設ID、職種が記憶部15のユーザー情報テーブルT2から取得される。また、制御部11により、施設IDに対応する名称(施設名称)が記憶部15の施設情報テーブルT1から取得される。また、制御部11により、公開要求IDに対応するレコードに含まれる患者IDに対応する氏名(対象患者)が記憶部15の患者情報テーブルT3から取得される。
クライアント端末20では、通信部24により表示用データが受信されると、制御部21により、表示部23に各情報が表示される。
図16に、クライアント端末20の表示部23に表示される公開承諾確認画面233の例を示す。公開承諾確認画面233は、患者Aの医療情報「診療情報提供書(2017.04.10)」について、ユーザーB(公開要求者)に対し、公開を承諾するか否かを指示するための画面である。公開承諾確認画面233には、「公開する」ボタンB11、「公開しない」ボタンB12が含まれる。「公開する」ボタンB11は、医療情報の登録者が公開要求者に対し医療情報の公開を承諾する場合に、押下されるボタンである。「公開しない」ボタンB12は、医療情報の登録者が公開要求者に対し医療情報の公開を承諾しない場合に、押下されるボタンである。
次に、制御部11により、クライアント端末20において、操作部22からの操作により、公開要求があった医療情報に対して公開を承諾する旨の指示があったか否かが判断される(ステップS64)。具体的には、制御部11により、クライアント端末20において、公開承諾確認画面233の「公開する」ボタンB11が押下されたと判断された場合に、公開要求があった医療情報に対して公開を承諾する旨の指示があったと判断され、「公開しない」ボタンB12が押下されたと判断された場合に、公開要求があった医療情報に対して公開を承諾する旨の指示がなかったと判断される。
公開要求があった医療情報に対して公開を承諾する旨の指示があった場合には(ステップS64;YES)、クライアント端末20において、操作部22からの操作により、公開制限(公開期限、公開回数等)が入力され、制御部21により、入力された公開制限が通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
医療情報管理装置10では、通信部12を介して公開制限が取得されると(ステップS65)、制御部11により、記憶部15の医療情報テーブルT4の対象レコードに対し、公開ユーザー、公開ユーザーの公開制限が設定される(ステップS66)。具体的には、制御部11により、医療情報テーブルT4の対象レコードの「公開ユーザー」フィールドに公開要求者(ユーザーID)が格納され、「公開ユーザーの公開制限」フィールドにクライアント端末20において入力された公開制限が格納される。すなわち、公開要求があった医療情報を登録した医療従事者に対応するログインアカウントにおいて当該医療情報の公開が承諾された場合に、当該医療情報に対応する公開範囲に公開要求者が追加される。
この後、医療情報管理装置10において、公開要求者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、「公開ユーザーの公開制限」の条件を満たすとき(公開期限内であるとき、公開要求者による公開要求の対象とされた医療情報の参照回数が公開回数未満であるとき等)には、公開要求の対象とされた医療情報は、参照権限があるものとして公開要求者に公開される。
ステップS64において、公開要求があった医療情報に対して公開を承諾する旨の指示がない場合(ステップS64;NO)、又は、ステップS66の後、制御部11により、公開要求者に結果がメールで通知される(ステップS67)。具体的には、制御部11により、「公開要求者(ユーザーID)」に対応する「メールアドレス」がユーザー情報テーブルT2から取得される。
公開が承諾された場合には、制御部11により、公開要求のあった医療情報に対応する公開範囲が変更されて公開要求者が参照可能となったこと、及び、公開制限が、通信部12を介して公開要求者のメールアドレス宛てに通知される。
公開が承諾されなかった場合には、制御部11により、公開要求のあった医療情報に対応する公開範囲が変更されなかったことが、通信部12を介して公開要求者のメールアドレス宛てに通知される。
以上で、公開要求応答処理が終了する。
図17は、医療情報管理装置10及びクライアント端末20により実行される公開職種追加処理を示すラダーチャートである。この処理は、医療情報の公開範囲に公開職種を追加する処理である。医療情報管理装置10における処理は、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、クライアント端末20における処理は、制御部21と記憶部26に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
ステップS71及びステップS72の処理は、情報アップロード処理(図9参照)のステップS1及びステップS2の処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、医療情報管理装置10では、制御部11により、記憶部15の医療情報テーブルT4からログインユーザーが登録した情報が抽出される(ステップS73)。具体的には、制御部11により、医療情報テーブルT4から「登録ユーザーID」フィールドがログインユーザーのユーザーIDであるレコードが抽出される。
次に、制御部11により、抽出された情報に基づいて、医療情報リスト画面を表示するための表示用データが生成され、通信部12を介してクライアント端末20に送信される。医療情報リスト画面は、ログインユーザーが登録した医療情報を一覧表示するものである。
クライアント端末20では、通信部24により表示用データが受信されると、制御部21により、表示部23に医療情報リスト画面が表示される(ステップS74)。
クライアント端末20の表示部23に表示された医療情報リスト画面において、操作部22からの操作により、公開範囲を変更する医療情報が選択されると(ステップS75)、制御部21により、選択された医療情報を示す情報が通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
医療情報管理装置10では、通信部12により選択された医療情報を示す情報が受信されると、制御部11により、記憶部15の医療情報テーブルT4から選択された医療情報に対応するレコードが取得され、当該レコードに含まれる公開職種、公開ユーザー、公開禁止ユーザーに基づいて、選択された医療情報に対して現在設定されている公開範囲を表示するための表示用データが生成され、通信部12を介してクライアント端末20に送信される。
クライアント端末20では、通信部24により表示用データが受信されると、制御部21により、表示部23に選択された医療情報に対して現在設定されている公開範囲が表示される(ステップS76)。
クライアント端末20において、操作部22からの操作により、追加する公開職種が選択されると(ステップS77)、制御部21により、選択された公開職種が通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
次に、操作部22からの操作により、追加する公開職種の公開制限(公開期限、公開回数等)が入力され(ステップS78)、制御部21により、入力された公開制限が通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
医療情報管理装置10では、通信部12を介して追加する公開職種、公開職種の公開制限が受信されると、制御部11により、記憶部15の医療情報テーブルT4の選択された医療情報に対応するレコードに対し、公開職種、公開職種の公開制限が追加される(ステップS79)。
以上で、公開職種追加処理が終了する。
公開職種追加処理の後、医療情報管理装置10において、追加された公開職種に属する医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、「公開職種の公開制限」の条件を満たすとき(公開期限内であるとき、該当する医療従事者による該当する医療情報の参照回数が公開回数未満であるとき等)には、公開範囲の変更対象とされた医療情報は、参照権限があるものとして公開される。
図18は、医療情報管理装置10及びクライアント端末20により実行される公開禁止処理を示すラダーチャートである。この処理は、医療情報の公開範囲から特定の医療従事者を除外する処理である。医療情報管理装置10における処理は、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、クライアント端末20における処理は、制御部21と記憶部26に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
ステップS81〜ステップS86の処理は、公開職種追加処理(図17参照)のステップS71〜ステップS76の処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、クライアント端末20において、操作部22からの操作により、公開禁止ユーザーが選択されると(ステップS87)、制御部21により、選択された公開禁止ユーザーのユーザーIDが通信部24を介して医療情報管理装置10に送信される。
医療情報管理装置10では、通信部12を介して公開禁止ユーザーのユーザーIDが受信されると、制御部11により、記憶部15の医療情報テーブルT4の選択された医療情報に対応するレコードに対し、公開禁止ユーザーが設定される(ステップS88)。具体的には、制御部11により、医療情報テーブルT4の対象レコードの「公開禁止ユーザー」フィールドに、選択された公開禁止ユーザーのユーザーIDが格納される。
以上で、公開禁止処理が終了する。
公開禁止処理の後、医療情報管理装置10において、公開禁止ユーザーに設定された医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合には、公開範囲の変更対象とされた医療情報は公開されない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、必要に応じて、医療情報の公開範囲を柔軟に変更できるようにすることで、医療業務の効率化を促進させることができる。医療情報ごとに公開範囲を変更可能であるため、システムの運用が開始された後であっても、状況に応じて、医療情報を参照可能な医療従事者を変更することができる。
具体的には、医療情報の参照を許可又は禁止する医療従事者を、医療従事者単位で設定することができる。
また、或る医療情報の参照を希望する医療従事者に対応するログインアカウントから当該医療情報の公開要求があった場合に、当該医療情報を登録した医療従事者の通知先に当該医療情報の公開要求を送信するので、医療情報を登録した医療従事者に公開範囲の変更を依頼することができる。
その後、医療情報を登録した医療従事者に対応するログインアカウントにおいて医療情報の公開が承諾された場合に、医療情報に対応する公開範囲に医療情報の参照を希望する医療従事者を追加するので、医療情報の参照を希望する医療従事者に参照権限を与えることができる。
また、医療情報に対応する公開範囲に医療情報の参照を希望する医療従事者が追加された場合に、当該追加された医療従事者の通知先に通知することにより、医療情報に対応する公開範囲が変更されたことを、医療情報の参照を希望する医療従事者に伝えることができる。
また、公開期限を設定することで、医療情報に対応する公開範囲の変更を一時的に許可することができる。
また、公開回数を設定することで、上限回数を設けつつ、医療情報に対応する公開範囲の変更を許可することができる。
〔変形例〕
次に、変形例について説明する。なお、上記実施の形態と同様の構成及び処理については図示及び説明を省略し、上記実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
医療情報管理装置10の記憶部15には、変更予定情報が記憶される。変更予定情報には、記憶部15に記憶されている医療情報のうちいずれか一の医療情報(対象医療情報)を特定するための情報、対象医療情報の参照を一時的に許可する対象医療従事者、及び、対象医療情報の参照を許可する公開期間が含まれる。すなわち、記憶部15は、第4記憶手段として機能する。
制御部11は、記憶部15に記憶されている変更予定情報に基づいて、公開期間となった場合に、対象医療情報に対応する公開範囲に対象医療従事者を追加し、公開期間が終了した場合に、対象医療情報に対応する公開範囲から対象医療従事者を削除する。
医療従事者は、クライアント端末20から、医療従事者自身が登録した医療情報について、対象医療従事者及び公開期間を指定することで、変更予定情報を登録可能となっている。
図19は、医療情報管理装置10により実行される公開範囲自動変更処理を示すフローチャートである。この処理は、予め設定された変更予定情報に基づいて、医療情報の公開範囲を変更する処理であり、制御部11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部11により、計時部14から現在日時が取得され、記憶部15に記憶されている変更予定情報に含まれる公開期間となったか否かが判断される(ステップS91)。公開期間前である場合には(ステップS91;NO)、ステップS91に戻る。
公開期間となった場合には(ステップS91;YES)、制御部11により、変更予定情報に含まれる対象医療情報に対応する公開範囲に、変更予定情報に含まれる対象医療従事者が追加される(ステップS92)。具体的には、制御部11により、記憶部15の医療情報テーブルT4の対象医療情報に対応するレコードの「公開ユーザー」フィールドに対象医療従事者のユーザーIDが追加される。ここで、「公開ユーザーの公開制限」については、「無期限」又は「公開期間の終了日付」に設定される。
次に、制御部11により、計時部14から現在日時が取得され、変更予定情報に含まれる公開期間が終了したか否かが判断される(ステップS93)。公開期間が終了していない場合には(ステップS93;NO)、ステップS93に戻る。
公開期間が終了した場合には(ステップS93;YES)、制御部11により、変更予定情報に含まれる対象医療情報に対応する公開範囲から、変更予定情報に含まれる対象医療従事者が削除される(ステップS94)。具体的には、制御部11により、記憶部15の医療情報テーブルT4の対象医療情報に対応するレコードの「公開ユーザー」フィールドから対象医療従事者のユーザーIDが削除され、「公開ユーザーの公開制限」における設定も解除される。
以上で、公開範囲自動変更処理が終了する。
変形例によれば、上記実施の形態と同様の効果に加え、予め変更予定情報を設定しておくことで、医療情報が必要となる期間に合わせて、医療情報に対応する公開範囲を変更することができる。
また、医療情報の公開範囲を変更する予定が定期的に(3か月に1回等)ある場合には、公開期間を複数設定し、公開範囲自動変更処理を繰り返すこととしてもよい。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係る医療情報共有システムの例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、医療情報テーブルT4に「公開ユーザー」が設定され、「公開ユーザーの公開制限」に公開期限(無期限以外)が設定されている医療情報に対して、公開期限が過ぎた場合に、医療情報テーブルT4から該当する「公開ユーザー」及び「公開ユーザーの公開制限」を削除することとしてもよい。また、「公開職種」と「公開職種の公開制限」についても同様である。
また、医療情報テーブルT4の「公開職種の公開制限」、「公開ユーザーの公開制限」として、情報取得可否が定められていることとしてもよい。情報取得可否とは、情報の取得に関する権限の有無を示す情報である。具体的には、ファイルとして登録されている医療情報に対しては、情報取得可否はダウンロード可否に相当する。ダウンロード可否が「否」に設定されている場合には、「公開職種」に属する医療従事者又は「公開ユーザー」に対応する医療従事者は、クライアント端末20において、ファイルの内容を画面で参照することはできるが、ファイルをダウンロードすることはできない。値が直接医療情報テーブルT4に登録されている医療情報に対しては、情報取得可否はコピー可否に相当する。コピー可否が「否」に設定されている場合には、「公開職種」に属する医療従事者又は「公開ユーザー」に対応する医療従事者は、クライアント端末20において、医療情報の内容(値)を画面で参照することはできるが、コピー&ペーストによって値を取り込むことはできない。
各処理を実行するためのプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体としては、HDDや不揮発性の半導体メモリーの他、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 医療情報管理装置
11 制御部
12 通信部
14 計時部
15 記憶部
20 クライアント端末
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
26 記憶部
100 医療情報共有システム
151 ファイル格納部
N 通信ネットワーク
T1 施設情報テーブル
T2 ユーザー情報テーブル
T3 患者情報テーブル
T4 医療情報テーブル
T5 公開職種初期値テーブル
T6 公開要求管理テーブル

Claims (9)

  1. 医療情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶されている医療情報のそれぞれに対して、当該医療情報を参照可能な医療従事者の公開範囲を記憶する第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶されている医療情報のそれぞれについて、当該医療情報に対応する公開範囲に含まれる医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該医療情報の参照を許可する公開制御手段と、
    前記第2記憶手段に記憶されている公開範囲のうち指定された医療情報に対応する公開範囲を変更する変更手段と、
    を備える医療情報管理装置。
  2. 前記変更手段は、前記指定された医療情報の参照を許可又は禁止する医療従事者を、医療従事者単位で設定することで、前記指定された医療情報に対応する公開範囲を変更する請求項1に記載の医療情報管理装置。
  3. 前記第2記憶手段に予め登録されている公開範囲は、医療従事者の職種単位で設定されている請求項1又は2に記載の医療情報管理装置。
  4. 前記第1記憶手段に医療情報のそれぞれを登録した医療従事者を記憶する第3記憶手段と、
    前記指定された医療情報の参照を希望する医療従事者に対応するログインアカウントから前記指定された医療情報の公開要求があった場合に、前記第3記憶手段から前記指定された医療情報を登録した医療従事者を取得し、当該取得された医療従事者の通知先に前記指定された医療情報の公開要求を送信する公開要求手段と、
    を備え、
    前記変更手段は、前記指定された医療情報を登録した医療従事者に対応するログインアカウントにおいて前記指定された医療情報の公開が承諾された場合に、前記第2記憶手段に記憶されている前記指定された医療情報に対応する公開範囲に前記指定された医療情報の参照を希望する医療従事者を追加する請求項1から3のいずれか一項に記載の医療情報管理装置。
  5. 前記変更手段により前記指定された医療情報に対応する公開範囲に前記指定された医療情報の参照を希望する医療従事者が追加された場合に、当該追加された医療従事者の通知先に前記指定された医療情報に対応する公開範囲が変更されたことを通知する通知手段を備える請求項4に記載の医療情報管理装置。
  6. 前記変更手段により前記指定された医療情報に対応する公開範囲が変更される際に、当該公開範囲を変更する公開期限を設定する公開期限設定手段を備え、
    前記公開制御手段は、前記指定された医療情報に対応する公開範囲に追加された医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、前記設定された公開期限内であるときには、前記指定された医療情報の参照を許可する請求項4又は5に記載の医療情報管理装置。
  7. 前記変更手段により前記指定された医療情報に対応する公開範囲が変更される際に、当該公開範囲の変更を許可する公開回数を設定する公開回数設定手段を備え、
    前記公開制御手段は、前記指定された医療情報に対応する公開範囲に追加された医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該追加された医療従事者による前記指定された医療情報の参照回数が前記設定された公開回数未満であるときには、前記指定された医療情報の参照を許可する請求項4又は5に記載の医療情報管理装置。
  8. 前記第1記憶手段に記憶されている医療情報のうちいずれか一の医療情報を特定するための情報、前記一の医療情報の参照を一時的に許可する対象医療従事者、及び、前記一の医療情報の参照を許可する公開期間を含む変更予定情報を記憶する第4記憶手段を備え、
    前記変更手段は、前記第4記憶手段に記憶されている変更予定情報に基づいて、前記公開期間となった場合に、前記一の医療情報に対応する公開範囲に前記対象医療従事者を追加し、前記公開期間が終了した場合に、前記一の医療情報に対応する公開範囲から前記対象医療従事者を削除する請求項1から7のいずれか一項に記載の医療情報管理装置。
  9. 医療情報を記憶する第1記憶手段を備える医療情報管理装置と、医療施設に所属する医療従事者により使用されるクライアント端末と、が通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された医療情報共有システムであって、
    前記医療情報管理装置は、
    前記第1記憶手段に記憶されている医療情報のそれぞれに対して、当該医療情報を参照可能な医療従事者の公開範囲を記憶する第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶されている医療情報のそれぞれについて、当該医療情報に対応する公開範囲に含まれる医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該医療情報の参照を許可する公開制御手段と、
    前記第2記憶手段に記憶されている公開範囲のうち指定された医療情報に対応する公開範囲を変更する変更手段と、
    を備える医療情報共有システム。
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