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JP2018187766A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】好適な耐久性を得てコンパクト化も達成する。【解決手段】スクリュードライバ1は、ブラシレスモータ25と、ブラシレスモータ25を収容するモータハウジング2と、モータハウジング2の後部に繋がり、グリップ部8を有するグリップハウジング5と、モータハウジング2の前部に繋がるギヤハウジング3と、ギヤハウジング3の前部に配置される第2スピンドル46と、を有し、グリップハウジング5内に、ブラシレスモータ25を制御する制御回路基板11を配置した。【選択図】図2

Description

本発明は、ネジ締め作業に用いられるスクリュードライバ等の電動工具に関する。
特許文献1に開示の如く、ネジ締め電動工具は、モータを収容したハウジングの前端部に、モータによって回転駆動する第1のスピンドルと、先端工具を保持可能な第2のスピンドルとを有し、第2のスピンドルが後退した際に第1のスピンドルの回転が第2のスピンドルに伝達されることでネジ締めを可能とする回転駆動部を備えている。
特開2010−46739号公報
上記従来のネジ締め電動工具においては、モータとして整流子モータを使用しているが、ブラシの摩耗による耐久性の問題が生じる上、コンパクト化の障害になるおそれもあった。
そこで、本発明は、好適な耐久性が得られてコンパクト化も達成できる電動工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ブラシレスモータと、ブラシレスモータを収容するモータハウジングと、モータハウジングの後部に繋がり、グリップ部を有する環状ハウジングと、モータハウジングの前部に繋がるギヤハウジングと、ギヤハウジングの前部に配置される先端工具装着部と、を有し、環状ハウジング内に、ブラシレスモータを制御する制御回路基板を配置したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、環状ハウジングにおけるブラシレスモータよりも下方には、後方に向かって下り傾斜する傾斜部分が形成されて、制御回路基板は、傾斜部分内にその傾斜に沿った姿勢で収容されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、制御回路基板には、先端工具装着部の前方を照射するライトが電気的に接続されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、ブラシレスモータを駆動させるバッテリーパックを有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1,3,4の何れかの構成において、ブラシレスモータの後方にセンサ回路基板が設けられ、センサ回路基板の後面には、複数のスイッチング素子が搭載され、センサ回路基板の下部には、電源線が接続されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5の構成において、環状ハウジングには、吸気口が設けられて、吸気口から吸引された空気により、スイッチング素子及びブラシレスモータを冷却可能であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかの構成において、モータハウジングは、前後方向に延びる筒状で、制御回路基板は、モータハウジングの軸線と交差する横向きであることを特徴とする。
本発明によれば、ブラシレスモータの採用により、動力伝達効率が高くなってコンパクト化が期待できる。また、ブラシを用いないので耐久性も向上する。
形態1のスクリュードライバの説明図である。 形態2のスクリュードライバの説明図である。 A−A線断面図である。 形態3のスクリュードライバの説明図である。 B−B線断面図である。 形態4のスクリュードライバの説明図である。 C−C線断面図である。 形態5のスクリュードライバの説明図である。 D−D線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[形態1]
図1は、ネジ締め電動工具の一例であるスクリュードライバの説明図である。スクリュードライバ1は、筒状のモータハウジング2を前後方向(図1の右側を前方とする。)の略中央に有し、モータハウジング2の前側に筒状のギヤハウジング3及び先端ハウジング4を、後側にグリップハウジング5をそれぞれ配置してハウジングが形成される。但し、グリップハウジング5は、左右の半割ハウジング5a,5bに2分割されており、左側の半割ハウジング5bはモータハウジング2と一体形成されている。6,6・・は半割ハウジング5a,5bを組み付けるネジである。また、ギヤハウジング3及び先端ハウジング4は、先端ハウジング4の前方から貫通してモータハウジング2にねじ込まれるネジ7によって組み付けられる。
グリップハウジング5は、前後方向の中央上側が透孔5cとなる環状で、透孔5cの後方がグリップ部8となっており、グリップハウジング5の後端下部には、商用電源が供給される電源コード9が引き込まれている。また、グリップ部8内には、前方にトリガ10aを突出させたトリガスイッチ10が収容されて、グリップハウジング5の前側下部には、制御回路基板11が、後側下部には、電源用リード線12を介して制御回路基板11と電気的に接続される整流回路基板13がそれぞれ収容されている。トリガスイッチ10は、スイッチ用リード線10bを介して制御回路基板11と電気的に接続されている。
この制御回路基板11と整流回路基板13とは、それぞれ樹脂製のケース14に収容され、各ケース14が、グリップハウジング5の内面に立設されたリブ15,15・・によって保持されている。この保持状態で制御回路基板11と整流回路基板13とは、半割ハウジング5a,5bの合わせ面と平行な縦向き姿勢となる。なお、制御回路基板11及び整流回路基板13は、ウレタン等によりコーティングして防塵、防水加工を施してもよい。
また、グリップハウジング5の前側上部には、レバー16aを備えた正逆切替用のレバースイッチ16が、グリップハウジング5の内面に立設された保持壁17によって保持されている。このレバースイッチ16は、切替用リード線18を介して制御回路基板11へ電気的に接続されている。さらに、グリップハウジング5の下端で制御回路基板11の下方には、LED19が斜め前方を向く姿勢で収容されて、LED用リード線20を介して制御回路基板11に電気的に接続されている。
ここで、制御回路基板11には、マイコン21と6個のスイッチング素子22,22・・とが搭載され、整流回路基板13には、ダイオードブリッジ23とコンデンサ24とが搭載されている。
電源コード9は、整流回路基板13の下部に接続されており、電源コード9から交流で整流回路基板13に入力された電力は、ダイオードブリッジ23によって整流され、コンデンサ24で平滑化された後に制御回路基板11に駆動用電源として供給されることになる。
なお、トリガ10aを操作すると、マイコン21にトリガ10aの操作量が信号として伝達されて、後述するブラシレスモータ25の回転を制御する。このとき、整流後の電圧を下げる降圧回路を介してマイコン21に電圧が供給されるようになっている。
一方、モータハウジング2には、ブラシレスモータ25が収容されている。このブラシレスモータ25は、内周側に電気絶縁部材27を介してコイル28が巻回されるステータコア26と、軸心に回転軸30を有してロータコア31及び永久磁石4つを備えるロータ29とからなる。ステータコア26は、モータハウジング2の内面に形成したリブ32,32・・によって、回転軸30を前後方向に向けてモータハウジング2と同軸となる姿勢で保持されており、回転軸30は、モータハウジング2の後面を閉塞する仕切壁33に保持された軸受34と、ギヤハウジング3に保持された軸受35とによって回転可能に支持されている。回転軸30の前部で軸受35より後方には、遠心ファン36が固着されている。
また、電気絶縁部材27の後端には、円板状のセンサ回路基板37がネジ止めされている。このセンサ回路基板37の前面には、ロータ29の磁石の位置を検出して回転検出信号を出力する3つの回転検出素子38,38・・が配置されている。このセンサ回路基板37には、コイル28が、端末を後方へ伸ばしてセンサ回路基板37を貫通させることにより電気的に接続されている。さらに、センサ回路基板37と制御回路基板11との間には、3本の出力電源線39,39,39と、回転検出素子38の信号用リード線40,40・・とが電気的に接続されている。この出力電源線39及び信号用リード線40は、センサ回路基板37に対してはその下部37aに、制御回路基板11に対してはその上部11aにそれぞれ接続されて、仕切壁33の下部には、これらの配線を通すための透孔33aが形成されている。このように透孔33aが下部にあることで、水が溜まりにくくなると共に、リード線の引き回しも楽となる。
41は、センサ回路基板37の径方向外側でモータハウジング2の上面に形成された吸気口、42は、遠心ファン36の径方向外側でギヤハウジング3の上面に形成された排気口である。これらの吸気口41及び排気口42は、ハウジングの上部に配置されているが、左右の側面に複数配置されるように形成してもよい。
そして、先端ハウジング4内には、出力部43が設けられている。この出力部43は、ギヤハウジング3に軸受45を介して軸支される第1スピンドル44と、先端ハウジング4に軸受47を介して軸支される第2スピンドル46とを備える。第1スピンドル44は、後部にギヤ48を一体に固着し、そのギヤ48を、回転軸30の前端に固着したピニオン30aと噛合させている。また、ギヤ48の前方には、カム49が、ボール50を介して回転方向で一体に結合されている。
一方、第2スピンドル46は、第1スピンドル44の前方で前後移動可能に同軸配置され、前端には、先端工具であるドライバビット52が差し込み装着可能な装着孔51が形成され、後端には、カム49と対向するカム部53が形成されている。このカム部53は、カム49の正回転方向で噛み合うもので、カム49とカム部53との間にはコイルバネ54が介在されている。
なお、第1スピンドル44の先端は、第2スピンドル46の後部に形成した有底孔55に挿入されて、両スピンドル44,46の間に、逆回転方向で係合するワンウエイクラッチ56が設けられている。57は、先端ハウジング4の前端へ前後位置を変更可能に嵌着された深さ調整用のキャップである。
以上の如く構成されたスクリュードライバ1においては、第2スピンドル46に装着したドライバビット52を締め付け対象のネジに押し付けて第2スピンドル46を後退させると、カム部53が第1スピンドル44のカム49と係合する。この状態でトリガ10aを押し込み操作してトリガスイッチ10をONさせると、商用電源が供給されてブラシレスモータ25が駆動する。すなわち、制御回路基板11のマイコン21が、センサ回路基板37の回転検出素子38から出力されるロータ29の磁石の位置を示す回転検出信号を得てロータ29の回転状態を取得し、取得した回転状態に応じて各スイッチング素子22のON/OFFを制御し、ステータコア26の各コイル28に対し順番に電流を流すことでロータ29を回転させるものである。
こうしてロータ29が回転すると、回転軸30及びピニオン30aも回転してギヤ48を介して第1スピンドル44を回転させる。よって、カム49と係合する第2スピンドル46が回転してドライバビット52によるネジ締めが可能となる。ネジ締めが進んで第2スピンドル46が前進し、カム部53がカム49から外れると、第2スピンドル46の回転が停止してネジ締めが終了する。
一方、ネジを緩める場合は、レバースイッチ16を逆回転側に切り替えると、マイコン21の制御によってロータ29が逆回転し、第1スピンドル44が逆回転する。第1スピンドル44と第2スピンドル46との間にはワンウエイクラッチ56が設けられているため、第2スピンドル46も逆回転し、ドライバビット52によるネジの緩めが可能となる。
なお、回転軸30と共に遠心ファン36が回転すると、吸気口41から吸引された空気がセンサ回路基板37及びステータコア26とロータ29との間を通過して排気口42から排出される。これによりセンサ回路基板37及びブラシレスモータ25が冷却される。
また、トリガスイッチ10のONと共に制御回路基板11から通電されてLED19が点灯する。よって、ドライバビット52の前方が照射されて暗い場所でも作業性は維持できる。
このように、上記形態1のスクリュードライバ1によれば、ブラシレスモータ25の採用により、動力伝達効率が高くなってコンパクト化が期待でき、低電力でネジ締めが可能となる。また、ブラシを用いないので耐久性も向上する。
特にここでは、ブラシレスモータ25の後部にセンサ回路基板37を固定しているので、配線が容易となり、遠心ファン36も大型のものが使用できる利点がある。
また、レバースイッチ16の下方に制御回路基板11があるので配線が容易となる。さらに、センサ回路基板37の下方に制御回路基板11があることでも配線が容易となっている。
次に,本発明の他の形態を説明する。但し、上記形態1と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
[形態2]
図2に示すスクリュードライバ1Aにおいては、図3に示すように、制御回路基板11及び整流回路基板13の向きが横向き(モータハウジング2の軸線と交差する向き)となっている点が形態1と異なっている。
このように、上記形態2のスクリュードライバ1Aにおいても、ブラシレスモータ25の採用により、動力伝達効率が高くなってコンパクト化が期待でき、低電力でネジ締めが可能となる。また、ブラシを用いないので耐久性も向上する等、形態1と同じ効果が得られる。
特にここでは、制御回路基板11及び整流回路基板13が横向きとなっているので、グリップハウジング5の下部が前後方向にスリム化する利点がある。
[形態3]
図4に示すスクリュードライバ1Bにおいては、整流回路基板13がグリップハウジング5の前後方向の中央下部で、半割ハウジング5a,5bの合わせ面と平行な縦向き姿勢で収容される一方、制御回路基板11とレバースイッチ16との位置が入れ替えられている。制御回路基板11は、グリップハウジング5内に立設した上下の支持壁58,58によって、モータハウジング2の軸線と直交する向きに支持されている。
また、ここでは制御回路基板11の後方でグリップハウジング5に吸気口41が形成されると共に、モータハウジング2の仕切壁33に通気孔59が形成されている。
さらに、図5に示すように、スイッチング素子22はセンサ回路基板37の後面に設けられている。なお、図5において、60はセンサ回路基板37を取り付けるネジ、61は電気絶縁部材27の後端面に突設されてセンサ回路基板37の小孔に嵌合する突起、62はコイル接続部である。
よって、このスクリュードライバ1Bでは、ブラシレスモータ25が駆動して遠心ファン36が回転すると、吸気口41から吸引された空気は、制御回路基板11を通過して通気孔59からモータハウジング2内に進入し、センサ回路基板37及びブラシレスモータ25を通過して排気口42から排出される。これにより、センサ回路基板37やブラシレスモータ25に加えて制御回路基板11も冷却されることになる。
このように、上記形態3のスクリュードライバ1Bにおいても、ブラシレスモータ25の採用により、動力伝達効率が高くなってコンパクト化が期待でき、低電力でネジ締めが可能となる。また、ブラシを用いないので耐久性も向上する等、形態1と同じ効果が得られる。
さらに、ここではグリップハウジング5が上下方向に小さくなって一層のコンパクト化が可能となっている。
なお、この形態ではスイッチング素子22を制御回路基板11に設けてもよい。
[形態4]
図6に示すスクリュードライバ1Cにおいては、制御回路基板11と整流回路基板13、レバースイッチ16の配置は形態3と同じであるが、ここでは図7にも示すように、制御回路基板11は上下に二分割されて、上側の第1制御回路基板11Aの前面にスイッチング素子22が、下側の第2制御回路基板11Bの前面にマイコン21がそれぞれ搭載されている。63は、両制御回路基板11A,11Bの間に嵌入されて両基板を非接触状態で保持する横断面H型のスペーサ、64は両制御回路基板11A,11Bを電気的に接続するリード線である。
また、ここではブラシレスモータ25にセンサ回路基板が設けられておらず、ステータコア26のコイル28の逆起電力をフィルタを通して論理信号として取出すことによりロータ29の位置を検出するセンサレス方式となっている。64aは、ブラシレスモータ25のコイル28と第2制御回路基板11Bとを電気的に接続するリード線である。
よって、上記形態4のスクリュードライバ1Cにおいても、ブラシレスモータ25の採用により、動力伝達効率が高くなってコンパクト化が期待でき、低電力でネジ締めが可能となる。また、ブラシを用いないので耐久性も向上する等、形態1と同じ効果が得られる。
特にここでは、制御回路基板11がスイッチング素子22を搭載した第1制御回路基板11Aと、マイコン21を搭載した第2制御回路基板11Bと2分割されているため、スイッチング素子22の動作によって第1制御回路基板11A側で発生した熱が第2制御回路基板11Bへ伝わりにくくなり、マイコン21が熱から保護される利点がある。
また、第1制御回路基板11Aと第2制御回路基板11Bとを冷却風で冷却できる(図7に示す第1、第2制御回路基板11A,11Bの左右の空間S,S・・が冷却風路となる。)。
なお、ここではグリップハウジング5の下部に吸気口41を形成して、整流回路基板13のダイオードブリッジ23とコンデンサ24とを冷却した後、第1、第2制御回路基板11A,11Bを冷却して、その後ブラシレスモータ25を冷却するようにしてもよい。
[形態5]
図8に示すスクリュードライバ1Dにおいては、制御回路基板11及び整流回路基板13の配置及び向きは形態2と同じであるが、ブラシレスモータ25の向きが前後逆となって、センサ回路基板37が前側、遠心ファン36が後側となっている。また、ここでは図9に示すように、センサ回路基板37の前面にスイッチング素子22が搭載されている。
さらに、モータハウジング2の仕切壁33に通気孔59が形成され、モータハウジング2内には、遠心ファン36の外周へ排出される空気を通気孔59側へ導くバッフルプレート65が設けられている。また、グリップハウジング5内には、通気孔59の後方で仕切壁33と保持壁17とを繋ぎ、通気孔59を通る空気を下方へ導く案内板66が設けられている。そして、グリップハウジング5における整流回路基板13の後側に排気口42が形成されている。よって、ここではモータハウジング2におけるセンサ回路基板37の径方向外側に吸気口41が形成されている。
以上の如く構成されたスクリュードライバ1Dでは、ブラシレスモータ25が駆動して遠心ファン36が回転すると、吸気口41から吸引された空気は、センサ回路基板37及びブラシレスモータ25を通過した後、遠心ファン36の外周からバッフルプレート65によって後方へガイドされる。そして、通気孔59を通ってグリップハウジング5内に至り、案内板66によって下向きに向きを変え、レバースイッチ16、制御回路基板11、整流回路基板13を通過して排気口42から排出される。これにより、センサ回路基板37及びブラシレスモータ25に加えて制御回路基板11及び整流回路基板13がそれぞれ冷却される。
このように、上記形態5のスクリュードライバ1Dにおいても、ブラシレスモータ25の採用により、動力伝達効率が高くなってコンパクト化が期待でき、低電力でネジ締めが可能となる。また、ブラシを用いないので耐久性も向上する等、形態1と同じ効果が得られる。
特にここでは、ブラシレスモータ25の冷却用空気を制御回路基板11や整流回路基板13の冷却にも利用できる利点がある。
なお、各形態に共通して、グリップハウジングは半割ハウジングの一方がモータハウジングと一体化される構造に限らず、両方がモータハウジングと別体で組み付けられる構造であってもよい。一方、モータハウジングとギヤハウジング、先端ハウジングはそれぞれ別体となっているが、一部又は全部が一体となっていてもよいし、グリップハウジングを含む全体のハウジングを繋げて左右に2分割することも可能である。
また、駆動電源は商用電源となっているが、ハウジングに装着したバッテリーパックを電源とするDC工具であっても本発明は適用可能である。また、スクリュードライバ以外の他の電動工具にも本発明は適用可能である。
1,1A〜1D・・スクリュードライバ、2・・モータハウジング、3・・ギヤハウジング、4・・先端ハウジング、5・・グリップハウジング、9・・電源コード、10・・トリガスイッチ、11・・制御回路基板、13・・整流回路基板、14・・ケース、16・・レバースイッチ、21・・マイコン、22・・スイッチング素子、25・・ブラシレスモータ、26・・ステータコア、27・・電気絶縁部材、28・・コイル、29・・ロータ、30・・回転軸、36・・遠心ファン、37・・センサ回路基板、38・・回転検出素子、41・・吸気口、42・・排気口、43・・出力部、44・・第1スピンドル、46・・第2スピンドル、49・・カム、52・・ドライバビット、54・・コイルバネ。

Claims (7)

  1. ブラシレスモータと、
    前記ブラシレスモータを収容するモータハウジングと、
    前記モータハウジングの後部に繋がり、グリップ部を有する環状ハウジングと、
    前記モータハウジングの前部に繋がるギヤハウジングと、
    前記ギヤハウジングの前部に配置される先端工具装着部と、を有し、
    前記環状ハウジング内に、前記ブラシレスモータを制御する制御回路基板を配置したことを特徴とする電動工具。
  2. 前記環状ハウジングにおける前記ブラシレスモータよりも下方には、後方に向かって下り傾斜する傾斜部分が形成されて、前記制御回路基板は、前記傾斜部分内にその傾斜に沿った姿勢で収容されていることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記制御回路基板には、前記先端工具装着部の前方を照射するライトが電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記ブラシレスモータを駆動させるバッテリーパックを有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電動工具。
  5. 前記ブラシレスモータの後方にセンサ回路基板が設けられ、
    前記センサ回路基板の後面には、複数のスイッチング素子が搭載され、
    前記センサ回路基板の下部には、電源線が接続されていることを特徴とする請求項1,3,4の何れかに記載の電動工具。
  6. 前記環状ハウジングには、吸気口が設けられて、前記吸気口から吸引された空気により、前記スイッチング素子及び前記ブラシレスモータを冷却可能であることを特徴とする請求項5に記載の電動工具。
  7. 前記モータハウジングは、前後方向に延びる筒状で、前記制御回路基板は、前記モータハウジングの軸線と交差する横向きであることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の電動工具。
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