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JP2018022809A - 装着作業機 - Google Patents

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JP2018022809A JP2016154109A JP2016154109A JP2018022809A JP 2018022809 A JP2018022809 A JP 2018022809A JP 2016154109 A JP2016154109 A JP 2016154109A JP 2016154109 A JP2016154109 A JP 2016154109A JP 2018022809 A JP2018022809 A JP 2018022809A
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Abstract

【課題】電子部品装着機の装着作業中断時において、適切に装着作業を再開する。【解決手段】電子部品装着機では、装着作業機の停止により装着作業が中断し、その装着作業が再開した場合に、装着作業が中断した際の吸着ノズルの位置まで、その吸着ノズルが移動した経路に沿って、マークカメラが移動される。その際に、マークカメラにより、回路基板上が撮像される。これにより、回路基板上に電子部品が落下しているか否かを判断することが可能となる。【選択図】図5

Description

本発明は、基板への部品の装着作業を実行する装着作業機に関する。
装着作業機では、部品供給装置よって供給された電子部品が、部品保持具によって保持され、その電子部品が回路基板上に装着される。そして、予め設定された複数の電子部品が回路基板に装着されることで、回路基板への装着作業が完了するが、装着作業機の緊急停止等の理由で、装着作業が中断する場合がある。このような場合には、下記特許文献に記載されているように、記録媒体に保存されている装着部品に関する情報に基づいて、装着作業が再開される。
詳しくは、下記特許文献に記載の装着作業機では、部品保持具によって電子部品が回路基板に装着される毎に、装着された部品に関する情報である装着部品情報が記録媒体に保存される。そして、装着作業機の緊急停止等により装着作業が中断し、その装着作業が再開される際には、装着作業の中断の直前に保存された装着部品情報が抽出され、その装着部品情報により特定される電子部品の次の装着予定の部品が、回路基板に装着される。これにより、中断した装着作業を再開することが可能となる。
:特開2003−31998号公報
上記特許文献に記載されている装着作業機によれば、中断した装着作業を再開することが可能となる。しかしながら、電子部品が回路基板に装着される際の極短い時間、つまり、電子部品が回路基板に装着されるタイミングの前後、数秒以下の時間に、装着作業機が緊急停止し、装着作業が中断した場合には、電子部品の装着のタイミングと、記録媒体に装着部品情報が保存されるタイミングとが前後し、実際の電子部品の装着は行われたにもかかわらず、記憶媒体に装着部品情報が保存されない場合がある。このような場合に、装着作業が再開されると、装着されている電子部品の上に、再度、電子部品が装着される虞がある。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、装着作業中断時において、適切に装着作業を再開することである。
上記課題を解決するために、本発明の装着作業機は、部品を保持し、保持した部品を基板上に装着する部品保持具と、基板が載置されるベース上の任意の位置を撮像可能な撮像装置と、制御装置とを備え、基板への部品の装着作業を実行する装着作業機において、前記装着作業機の停止により装着作業が中断し、その装着作業が再開した場合に、装着作業が中断した際の前記部品保持具の位置まで、前記部品保持具が移動した経路に沿って、基板が載置されたベース上を前記撮像装置により撮像する経路撮像部と、前記経路撮像部により撮像された画像の画像データに基づいて、基板が載置されたベース上に部品が落下しているか否かを判定し、部品が落下していると判定された場合に、その落下している部品が正常な装着位置に装着された部品であるか否かを判定する落下部品判定部とを有することを特徴とする。
本発明に記載の装着作業機では、装着作業機の停止により装着作業が中断し、その装着作業が再開した場合に、装着作業が中断した際の部品保持具の位置まで、部品保持具が移動した経路に沿って、撮像装置が移動される。その際に、撮像装置により、基板が載置されたベース上が撮像され、回路基板、若しくは、ベース上に電子部品が落下している場合に、その部品が正常な装着位置に装着された部品であるか否かを判定することが可能となり、適切に装着作業を再開することが可能となる。
電子部品装着機を示す平面図である。 制御装置を示すブロック図である。 制御プログラムのフローチャートを示す図である。 制御プログラムのフローチャートを示す図である。 制御プログラムのフローチャートを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着機の構成>
図1に、電子部品装着機10を示す。電子部品装着機10は、回路基板に電子部品を装着するための作業機である。電子部品装着機10は、搬送装置20、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)22、装着ヘッド24、供給装置26を備えている。
搬送装置20は、X軸方向に延びる1対のコンベアベルト30と、コンベアベルト30を周回させる電磁モータ(図2参照)32とを有している。回路基板36は、それら1対のコンベアベルト30によって支持され、電磁モータ32の駆動により、X軸方向に搬送される。また、搬送装置20は、保持装置(図2参照)38を有している。保持装置38は、コンベアベルト30によって支持された回路基板36を、所定の位置(図1での回路基板36が図示されている位置)において固定的に保持する。
移動装置22は、X軸方向スライド機構50とY軸方向スライド機構52とによって構成されている。X軸方向スライド機構50は、X軸方向に移動可能にベース54上に設けられたX軸スライダ56を有している。そのX軸スライダ56は、電磁モータ(図2参照)58の駆動により、X軸方向の任意の位置に移動する。また、Y軸方向スライド機構52は、Y軸方向に移動可能にX軸スライダ56の側面に設けられたY軸スライダ60を有している。そのY軸スライダ60は、電磁モータ(図2参照)62の駆動により、Y軸方向の任意の位置に移動する。そのY軸スライダ60には、装着ヘッド24が取り付けられている。このような構造により、装着ヘッド24は、移動装置22によってベース54上の任意の位置に移動する。
装着ヘッド24は、回路基板36に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド24は、下端面に設けられた吸着ノズル70を有している。吸着ノズル70は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図2参照)72に通じている。吸着ノズル70は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。
供給装置26は、フィーダ型の供給装置であり、複数のテープフィーダ76を有している。テープフィーダ76は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ76は、送り装置(図2参照)78によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置26は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。
また、電子部品装着機10は、マークカメラ80と表示装置(図2参照)82とを備えている。マークカメラ80は、移動装置22のY軸スライダ60の下面側に、下方を向いた状態で配設されている。これにより、マークカメラ80は、ベース54の任意の位置を撮像することが可能である。表示装置82は、作業者の視認可能な位置に配設されており、作業に関する情報が、表示装置82に表示される。
さらに、電子部品装着機10は、図2に示すように、制御装置100を備えている。制御装置100は、データ記憶領域101、コントローラ102、複数の駆動回路104、制御回路106を備えている。複数の駆動回路104は、上記電磁モータ32,58,62、保持装置38、正負圧供給装置72、送り装置78に接続されている。コントローラ102は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路104に接続されている。これにより、搬送装置20、移動装置22等の作動が、コントローラ102によって制御される。
コントローラ102は、制御回路106にも接続されており、その制御回路106は、表示装置82に接続されている。これにより、任意の画像が表示装置82に表示される。また、データ記憶領域101は、各種情報を記憶するための領域であり、コントローラ102に接続されている。これにより、コントローラ102は、データ記憶領域101に記憶されている各種情報を取得する。さらに、コントローラ102は、画像処理装置107にも接続されている。画像処理装置107は、マークカメラ80によって得られた画像データを処理するものであり、コントローラ102は、画像データから各種情報を取得する。
<電子部品装着機による装着作業>電子部品装着機10では、上述した構成によって、回路基板36に対する電子部品の装着作業が行われる。具体的には、搬送装置20により、回路基板36が作業位置まで搬送され、その位置において、保持装置38によって固定的に保持される。また、テープフィーダ76は、テープ化部品を送り出し、電子部品を供給位置において供給する。そして、装着ヘッド24が、電子部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル70によって電子部品を吸着保持する。続いて、装着ヘッド24は、回路基板の上方に移動し、保持している電子部品を回路基板上に装着する。そして、回路基板36に対する装着作業が完了すると、搬送装置20の作動により、装着作業の完了した回路基板36が電子部品装着機10から搬出される。
<装着作業再開時における装着位置および経路の確認>電子部品装着機10では、上述したように、テープフィーダ76によって供給された電子部品が、吸着ノズル70によって吸着保持され、その電子部品が回路基板上に装着される。そして、予め設定された複数の電子部品が回路基板36に装着されることで、回路基板36への装着作業が完了するが、電子部品装着機10の緊急停止等の理由で、装着作業が中断する場合がある。このような場合には、データ記憶領域101に記憶された装着部品に関する情報に基づいて、装着作業が再開される。
詳しくは、電子部品装着機10では、吸着ノズル70によって電子部品が回路基板36に装着される毎に、装着された部品に関する情報である装着部品情報がデータ記憶領域101に記憶される。なお、装着部品情報には、装着された電子部品の種類,装着された電子部品の位置等が含まれる。そして、電子部品装着機10の緊急停止等により装着作業が中断し、その装着作業が再開される際には、装着作業の中断の直前に記憶された装着部品情報が抽出され、その装着部品情報により特定される電子部品の次の装着予定の部品が、回路基板36に装着される。しかしながら、電子部品が回路基板36に装着される際の極短い時間、つまり、電子部品が回路基板36に装着されるタイミングの前後、数秒以下の時間に、電子部品装着機10が緊急停止し、装着作業が中断した場合には、電子部品の装着のタイミングと、データ記憶領域101に装着部品情報が記憶されるタイミングとが前後し、データ記憶領域101に記憶される装着部品情報と、実際の電子部品の装着状態とが異なる場合がある。このような場合に、装着作業が再開されると、適切に装着作業を再開できない虞がある。
具体的には、例えば、吸着ノズル70に所定量の正圧が供給されたタイミングで、その電子部品の回路基板36への装着作業が完了したと想定され、その電子部品の装着部品情報がデータ記憶領域101に記憶される場合がある。このような場合に、吸着ノズル70に所定量の正圧が供給された直後のタイミングで装着作業が中断すると、その電子部品の装着部品情報がデータ記憶領域101に記憶される。しかしながら、正負圧供給装置72の停止により吸着ノズル70への正圧の供給が不十分となり、電子部品が吸着ノズル70から離脱せずに、その電子部品が回路基板36に装着されない場合がある。つまり、データ記憶領域101に装着部品情報が記憶されていても、その装着部品情報に応じた電子部品が回路基板36に装着されていない場合がある。このような場合に、上述した手順で装着作業が再開されると、電子部品が装着されていないにも関わらず、その電子部品の装着部品情報がデータ記憶領域101に記憶されているため、その電子部品が回路基板36に装着されず、不良基板が製造される虞がある。
また、吸着ノズル70に所定量の正圧が供給される直前のタイミングで装着作業が中断すると、その電子部品の装着部品情報はデータ記憶領域101に記憶されない。しかしながら、吸着ノズル70に所定量の正圧が供給される前に、電子部品が吸着ノズル70から離脱し、その電子部品が回路基板36に装着される場合がある。つまり、データ記憶領域101に装着部品情報が記憶されていないにも関わらず、その装着部品情報に応じた電子部品が回路基板36に装着されている場合がある。このような場合に、上述した手順で装着作業が再開されると、装着されている電子部品の上に、再度、電子部品が装着される虞がある。つまり、電子部品の2度打ちが生じる虞がある。
また、電子部品が回路基板36に装着されるタイミングで、電子部品装着機10が停止すると、データ記憶領域101に記憶される装着部品情報と、実際の電子部品の装着状態との相違だけでなく、正負圧供給装置72,移動装置22等の停止により、電子部品が適切に回路基板36に装着されない虞がある。
また、電子部品が回路基板36に装着されるタイミングだけでなく、電子部品を吸着保持している吸着ノズル70が回路基板36、若しくは、ベース54の上方において、移動装置22の作動により移動している際に、電子部品装着機10が緊急停止すると、正負圧供給装置72の停止等により、吸着ノズル70から電子部品が離脱し、回路基板36若しくは、ベース54の上に電子部位が落下する虞がある。この際、回路基板36の上に落下した電子部品を放置すると、不良基板の原因となる。
このため、電子部品装着機10では、電子部品装着機10の緊急停止等により装着作業が中断し、その装着作業が再開される際には、装着作業中断の直前に装着された電子部品の装着位置の確認と、吸着ノズル70の移動経路の確認が行われる。
詳しくは、電子部品装着機10の緊急停止等により装着作業が中断し、その装着作業が再開される際には、装着作業の中断の直前に記憶された装着部品情報が抽出され、その装着部品情報に応じた電子部品の装着位置が特定される。電子部品の装着位置が特定されると、特定された装着位置の上方に、マークカメラ80が移動装置22の作動により移動し、その装着位置が、マークカメラ80により撮像される。そして、その撮像により得られた撮像データがコントローラ102において分析され、特定された装着位置に、電子部品が適切に装着されているか否かが判断される。なお、この判断では、装着位置に電子部品が装着されているか否か、また、装着位置に電子部品が装着されている場合には、電子部品が装着予定位置に適切に装着されているか否かが判断される。つまり、装着位置に電子部品が装着されていない場合、装着予定位置に電子部品がズレた状態で装着されている場合等に、装着位置に電子部品が適切に装着されていないと判断される。そして、特定された装着位置に電子部品が適切に装着されていないと判断された場合には、その旨を告知する画面(以下、「異常装着告知画面」)が表示装置82に表示される。これにより、作業者は、特定された装着位置への装着作業が適切に行われていないことを認知し、不適切な装着作業に対処することが可能となる。つまり、データ記憶領域101に装着部品情報が記憶されているが、その装着部品情報に応じた電子部品が回路基板36に装着されていないために生じる電子部品の装着忘れ、および、電子部品装着機10の緊急停止により生じる電子部品の不適切な装着に、作業者は対処することが可能となる。
また、電子部品装着機10では、電子部品装着機10では、電子部品装着機10の緊急停止等により装着作業が中断し、その装着作業が再開される際に、吸着ノズル70により、本来、保持している予定の電子部品を保持しているか否かが、コントローラ102により判断される。なお、吸着ノズル70による電子部品の保持の有無は、正負圧供給装置72による負圧の供給量に基づいて判断される。
そして、吸着ノズル70が、本来、保持している予定の電子部品を保持していない場合には、マークカメラ80が、吸着ノズル70の移動経路に沿って移動され、マークカメラ80による撮像が行われる。詳しくは、装着作業時には、移動装置22による装着ヘッド24の移動経路が、データ記憶領域101に記憶されている。そして、電子部品装着機10の緊急停止等により装着作業が中断し、その装着作業が再開される場合に、装着作業が中断した際の装着ヘッド24の位置までの装着ヘッド24の移動経路がデータ記憶領域101から抽出される。なお、遡って抽出される移動経路の始点は、テープフィーダ76による電子部品の供給位置である。つまり、テープフィーダ76による電子部品の供給位置から、装着作業が中断した際の装着ヘッド24の位置までの装着ヘッド24の移動経路が抽出される。
装着ヘッド24の移動経路が抽出されると、その抽出された装着ヘッド24の移動経路に沿って、装着ヘッド24が、移動装置22の作動により移動させられる。この際、マークカメラ80により、回路基板36および、ベース54が撮像される。そして、その撮像により得られた撮像データがコントローラ102において分析され、回路基板36若しくは、ベース54上に電子部品が落下しているか否かが判断される。なお、この判断では、データ記憶領域101に記憶されている装着部品情報に応じた位置以外に、電子部品が存在するか否かが判断され、データ記憶領域101に記憶されている装着部品情報に応じた位置以外に、電子部品が存在する場合に、回路基板36若しくは、ベース54上に電子部品が落下していると判断される。そして、回路基板36若しくは、ベース54上に電子部品が落下していないと判断された場合には、その旨を告知する画面(以下、「落下部品無し告知画面」と記載する場合がある)が表示装置82に表示される。
一方、回路基板36および、ベース54上に電子部品が落下していると判断された場合には、その落下している電子部品が、正常な装着位置に装着された電子部品であるか否かが判断される。なお、この判断では、装着作業の中断の直前に記憶された装着部品情報に応じた電子部品の次の装着予定の部品の装着位置と、落下していると判断された電子部品の位置とが、一致しているか否かが判断され、一致している場合に、落下している電子部品が、正常な装着位置に装着された電子部品であると判断される。つまり、上述したように、制御装置100に装着部品情報が記憶されていないにも関わらず、その装着部品情報に応じた電子部品が回路基板36に装着されている場合に、その部品が、落下している部品と判断され、その落下している電子部品が、正常な装着位置に装着された電子部品であると判断される。そして、その落下している電子部品が、正常な装着位置に装着された電子部品であると判断された場合には、その部品の装着作業が完了していると判断され、その部品に応じた装着部品情報を制御装置100に記憶し、その部品の次に装着予定の部品から装着作業が再開される。これにより、制御装置100に装着部品情報が記憶されていないにも関わらず、その装着部品情報に応じた電子部品が回路基板36に装着されているために生じる電子部品の2度打ちを防止することが可能となる。
また、落下している電子部品が、正常な装着位置に装着された電子部品でないと判断された場合には、回路基板36若しくは、ベース54上に電子部品が落下している旨を告知する画面(以下、「落下部品有り告知画面」)が表示装置82に表示される。なお、落下部品有り告知画面には、落下している部品の位置を示す情報も表示される。ちなみに、落下している部品の位置を示す情報は、マークカメラ80による撮像データと、移動装置22による装着ヘッド24の移動位置に関する情報に基づいて、演算される。これにより、作業者は、落下している電子部品の回収等を容易に行うことが可能となる。
<制御プログラム>上述した電子部品の装着作業、および、装着作業再開時における装着位置および経路の確認作業は、制御装置100において、制御プログラムが実行されることによって行われる。以下に、その制御プログラムが実行される際のフローを、図3乃至図5を用いて説明する。
制御プログラムでは、まず、装着作業の対象となる電子部品の番号Nが0とされる(S100)。次に、回路基板36に装着済みの電子部品が有るか否かが判断される(S102)。つまり、データ記憶領域101に装着部品情報が記憶されているか否かが判断される。この際、データ記憶領域101に装着部品情報が記憶されていない場合(S102のNO)には、Nに1が加算される(S104)。次に、N番目の電子部品の装着作業が実行される(S106)。
そして、N番目の電子部品の装着作業が完了すると、そのN番目の電子部品に応じた装着部品情報がデータ記憶領域101に記憶される(S108)。続いて、回路基板36への電子部品の装着作業が全て完了したか否かが判断される(S110)。そして、電子部品の装着作業が全て完了していない場合(S110のNO)には、S104に戻る。一方、電子部品の装着作業が全て完了している場合(S110のYES)には、制御プログラムの実行が終了する。このように、装着作業が中断しない場合には、S100〜S110の処理が実行されることで、回路基板36への装着作業が実行される。
一方、装着作業が中断し、その中断した装着作業が再開される場合にも、この制御プログラムが実行されるが、装着作業再開時には、装着作業が中断する前に、データ記憶領域101に装着部品情報が記憶されているため、S102において、回路基板36に装着済みの電子部品が有ると判断される。そして、回路基板36に装着済みの電子部品が有ると判断された場合(S102のYES)には、装着作業の対象となる電子部品の番号NがXとされる(S112)。ちなみに、Xは、装着作業が中断する直前にデータ記憶領域101に記憶された装着部品情報に応じた電子部品の番号である。
次に、装着作業の対象となる電子部品の番号NがXとされると、そのX番目の電子部品の装着位置の上方にマークカメラ80が移動され、マークカメラ80により装着位置が撮像される(S114)。そして、その撮像により得られた撮像データに基づいて、装着位置に適切に電子部品が装着されているか否かが判断される(S116)。装着位置に適切に電子部品が装着されていないと判断された場合(S116のNO)には、表示装置82に異常装着告知画面が表示される(S118)。そして、S120に進む。一方、装着位置に適切に電子部品が装着されていると判断された場合(S116のYES)には、S118の処理がスキップされ、S120に進む。
S120では、吸着ノズル70から電子部品が落下したか否かが判断される。つまり、吸着ノズル70が、本来、保持している予定の電子部品を保持しているか否かが判断される。そして、吸着ノズル70が、本来、保持している予定の電子部品を保持していないと判断された場合、つまり、吸着ノズル70から電子部品が落下していると判断された場合(S120のYES)には、装着作業中断の際の装着ヘッド24の位置までの装着ヘッド24の移動経路が、データ記憶領域101から抽出され、その移動経路に沿ってマークカメラ80による撮像が行われる(S122)。
そして、その撮像により得られた撮像データに基づいて、移動経路上に電子部品が落下しているか否かが判断される(S124)。移動経路上に電子部品が落下していると判断された場合(S124のYES)には、その落下している電子部品が、正常な位置に装着された電子部品であるか否かが判断される(S126)。落下している電子部品が、正常な位置に装着された電子部品でないと判断された場合(S126のNO)には、表示装置82に落下部品有り告知画面が表示される(S128)。そして、S130に進む。
一方、落下している電子部品が、正常な位置に装着された電子部品であると判断された場合(S126のYES)には、その電子部品に応じた装着部品情報がデータ記憶領域101に記憶され、その電子部品の装着作業が完了していることを示すべく、装着作業の対象となる電子部品の番号Nに1が加算される(S132)。そして、S130に進む。
次に、S130では、中断された装着作業を再開するべく、装着作業の対象となる電子部品の番号Nに1が加算される。そして、S106に戻る。また、S124において、移動経路上に電子部品が落下していないと判断された場合(S124のNO)には、表示装置82に落下部品無し告知画面が表示される(S134)。そして、S130以降の処理が実行される。また、S120において、吸着ノズル70から電子部品が落下していないと判断された場合(S120のNO)にも、S130以降の処理が実行される。
なお、制御装置100のコントローラ102は、装着作業再開時における装着位置および経路の確認作業を行うべく、図2に示すように、記憶部108、装着位置撮像部110、装着判定部112、異常報知部114、経路撮像部116、落下部品判定部118、落下報知部120、保持判定部122を有している。記憶部108は、上記制御プログラムのS108,S132の処理、つまり、装着作業の完了した電子部品の装着部品情報をデータ記憶領域101に記憶する処理を実行するための機能部である。装着位置撮像部110は、上記制御プログラムのS114の処理、つまり、装着位置をマークカメラ80により撮像する処理を実行するための機能部である。装着判定部112は、上記制御プログラムのS116の処理、つまり、装着位置に適切に電子部品が装着されているか否かを判断する処理を実行するための機能部である。異常報知部114は、上記制御プログラムのS118の処理、つまり、装着位置に適切に電子部品が装着されていないことを作業者に報知する処理を実行するための機能部である。経路撮像部116は、上記制御プログラムのS122の処理、つまり、装着ヘッド24の移動経路をマークカメラ80により撮像する処理を実行するための機能部である。落下部品判定部118は、上記制御プログラムのS124およびS126の処理、つまり、装着ヘッド24の移動経路上に電子部品が落下しているか否か、および落下している部品が正常な装着位置に装着された部品であるか否かを判断する処理を実行するための機能部である。落下報知部120は、上記制御プログラムのS128の処理、つまり、装着ヘッド24の移動経路上に電子部品が落下していることを報知する処理を実行するための機能部である。保持判定部122は、上記制御プログラムのS120の処理、つまり、吸着ノズル70が本来、保持している予定の電子部品を保持しているか否かを判断する処理を実行するための機能部である。
ちなみに、上記実施例において、電子部品装着機10は、装着作業機の一例である。ベース54は、ベースの一例である。吸着ノズル70は、部品保持具の一例である。マークカメラ80は、撮像装置の一例である。制御装置100は、制御装置の一例である。記憶部108は、記憶部の一例である。装着位置撮像部110は、装着位置撮像部の一例である。装着判定部112は、装着判定部の一例である。異常報知部114は、異常報知部の一例である。経路撮像部116は、経路撮像部の一例である。落下部品判定部118は、落下部品判定部の一例である。落下報知部120は、落下報知部の一例である。保持判定部122は、保持判定部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、異常装着告知画面等が表示装置82に表示されているが、画面に応じた内容を、音等により作業者に報知することが可能である。
また、上記実施例では、装着位置の撮像データに基づいて、電子部品が装着位置に適切に装着されているか否かが、コントローラ102によって判断されているが、作業者により判断させてもよい。つまり、装着位置の撮像データに基づく画像を、表示装置82に表示し、作業者が、その画像に基づいて、電子部品が装着位置に適切に装着されているか否かを判断する。そして、作業者が、その判断結果を制御装置100に入力し、その入力結果に応じた対応を、コントローラ102により処理することが可能である。
また、上記実施例では、テープフィーダ76による電子部品の供給位置から、装着作業中断時の装着ヘッド24の位置まで、装着ヘッド24の移動経路として、マークカメラ80により撮像されているが、回路基板36の上方のみを、装着ヘッド24の移動経路として、マークカメラ80により撮像することが可能である。
10:電子部品装着機(装着作業機) 54:ベース70:吸着ノズル(部品保持具) 80:マークカメラ(撮像装置) 100:制御装置108:記憶部110:装着位置撮像部112:装着判定部114:異常報知部116:経路撮像部118:部品判定部120:落下報知部122:保持判定部

Claims (3)

  1. 部品を保持し、保持した部品を基板上に装着する部品保持具と、基板が載置されるベース上の任意の位置を撮像可能な撮像装置と、制御装置とを備え、基板への部品の装着作業を実行する装着作業機において、前記装着作業機の停止により装着作業が中断し、その装着作業が再開した場合に、装着作業が中断した際の前記部品保持具の位置まで、前記部品保持具が移動した経路に沿って、基板が載置されたベース上を前記撮像装置により撮像する経路撮像部と、前記経路撮像部により撮像された画像の画像データに基づいて、基板が載置されたベース上に部品が落下しているか否かを判定し、部品が落下していると判定された場合に、その落下している部品が正常な装着位置に装着された部品であるか否かを判定する落下部品判定部とを有することを特徴とする装着作業機。
  2. 前記制御装置が、前記部品保持具により基板上に部品が装着される毎に、基板上への部品の装着が完了した旨の情報を記憶する記憶部を有し、前記落下部品判定部が、前記装着作業の中断の直前に記憶された装着部品情報に応じた部品の次の装着予定の部品の装着位置と、落下していると判断された部品の位置とが、一致しているか否かを判断し、一致している場合に、落下している電子部品が、正常な装着位置に装着された部品であると判断することを特徴とする請求項1に記載の装着作業機。
  3. 前記落下部品判定部が、落下している電子部品が正常な装着位置に装着された部品であると判断した場合に、その部品に応じた装着部品情報を記憶部に記憶し、前記次の装着予定の部品のさらに次の装着予定の部品から装着作業を再開することを特徴とする請求項2に記載の装着作業機。


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