Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP6204995B2 - 対基板作業装置 - Google Patents

対基板作業装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6204995B2
JP6204995B2 JP2015554315A JP2015554315A JP6204995B2 JP 6204995 B2 JP6204995 B2 JP 6204995B2 JP 2015554315 A JP2015554315 A JP 2015554315A JP 2015554315 A JP2015554315 A JP 2015554315A JP 6204995 B2 JP6204995 B2 JP 6204995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
substrate
circuit board
execution unit
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015554315A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015097732A1 (ja
Inventor
茂人 大山
茂人 大山
淳 飯阪
淳 飯阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2015097732A1 publication Critical patent/JPWO2015097732A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6204995B2 publication Critical patent/JP6204995B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/0061Tools for holding the circuit boards during processing; handling transport of printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/085Production planning, e.g. of allocation of products to machines, of mounting sequences at machine or facility level

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

本発明は、回路基板を2つの経路で搬送するための1対の基板搬送装置を備えた対基板作業装置に関するものである。
対基板作業装置には、回路基板を2つの経路で搬送するための1対の基板搬送装置を備えたものがあり、各々の経路で搬送される回路基板に対して、種々の作業を行うことが可能となり、便利である。具体的には、下記特許文献に記載されているように、1対の基板搬送装置の一方により搬送されている回路基板に対して、電子部品の装着作業を実行し、他方により搬送されている回路基板に対して準備作業を行うことが可能である。なお、準備作業とは、装着作業等に必要な段取りを準備しておく作業であり、回路基板を支持するバックアップピンの配置替え,電子部品に応じた吸着ノズルの準備,電子部品の準備等である。
特開2012−129449号公報
上記特許文献に記載の対基板作業装置によれば、装着作業を実行するとともに、準備作業をも実行することが可能となり、便利である。しかしながら、上記特許文献に記載の対基板作業装置は、2台の作業ヘッドを備えており、2台の作業ヘッドの一方が装着作業を実行し、他方が準備作業を実行している。一方で、1対の基板搬送装置を有しているが、1台の作業ヘッドしか有していない対基板作業装置も存在する。このような対基板作業装置では、作業ヘッドを用いた準備作業を実行する際には、装着作業を行うことができないため、タクトタイムが低下する虞がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、タクトタイムを低下させることなく、装着作業および準備作業を行うことが可能な対基板作業装置の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の対基板作業装置は、回路基板を2つの経路で搬送するための1対の基板搬送装置と、前記1対の基板搬送装置の各々によって搬送された回路基板に対して作業を行う作業ヘッドと、前記作業ヘッドをベース上の任意の位置に移動させる移動装置と、前記作業ヘッドと前記移動装置との作動を制御する制御装置とを備える対基板作業装置であって、前記制御装置が、前記1対の基板搬送装置の一方により搬送された回路基板に対して、前記作業ヘッドによる対基板作業を実行する対基板作業実行部と、前記1対の基板搬送装置の他方により搬送された回路基板に対して前記対基板作業を実行するために必要な段取りを、前記作業ヘッドを用いて準備する準備作業を実行する準備作業実行部とを有し、前記準備作業実行部が、前記対基板作業実行部による前記対基板作業が、前記1対の基板搬送装置の一方により搬送された回路基板に対する作業に関連する作業のために、中断したタイミングで、前記準備作業を開始することを特徴とする。
また、請求項2に記載の対基板作業装置では、請求項1に記載の対基板作業装置において、前記制御装置が、前記対基板作業実行部による前記対基板作業の中断理由が解消した場合に、前記準備作業実行部による前記準備作業を中断し、前記対基板作業実行部による前記対基板作業を再開する対基板作業優先制御を実行する対基板作業優先制御実行部を有することを特徴とする。
また、請求項3に記載の対基板作業装置では、請求項2に記載の対基板作業装置において、前記制御装置が、前記対基板作業実行部による前記対基板作業の中断理由が解消した場合であっても、前記準備作業実行部による前記準備作業を継続する準備作業優先制御を実行する準備作業優先制御実行部を有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の対基板作業装置では、請求項3に記載の対基板作業装置において、前記制御装置が、前記対基板作業優先制御実行部により前記対基板作業優先制御が実行されている際に、所定の信号が入力されたことを条件として、前記対基板作業優先制御実行部による前記対基板作業優先制御の代わりに、前記準備作業優先制御実行部による前記準備作業優先制御を実行することを特徴とする。
また、請求項5に記載の対基板作業装置では、請求項4に記載の対基板作業装置において、前記所定の信号が、前記1対の基板搬送装置の他方への回路基板の搬入の報知信号であることを特徴とする。
請求項1に記載の対基板作業装置では、対基板作業の対象となる回路基板への作業に関連する作業のために、対基板作業が中断したタイミングで準備作業が開始される。装着作業等の対基板作業時には、回路基板に対する作業に関連する作業、言い換えれば、回路基板に対する作業を行うために必要な作業、例えば、回路基板の搬送作業、電子部品の補給作業、接着剤等の温度調整作業、データの送受信作業等により、作業ヘッドの対基板作業が中断する。このため、請求項1に記載の対基板作業装置では、対基板作業時における種々の待ち時間を利用して、準備作業が実行される。これにより、対基板作業のタクトタイムを低下させることなく、準備作業を行うことが可能となる。
また、請求項2に記載の対基板作業装置では、対基板作業の中断理由が解消した場合に、準備作業を中断し、対基板作業を再開する対基板作業優先制御が実行される。これにより、対基板作業のタクトタイムの低下防止を適切に担保することが可能となる。
また、請求項3に記載の対基板作業装置では、対基板作業の中断理由が解消した場合であっても、準備作業を継続して実行する準備作業優先制御が実行される。これにより、準備作業を早急に完了させることが可能となる。
また、請求項4に記載の対基板作業装置では、対基板作業優先制御が実行されている際に、所定の信号が入力されたことを条件として、対基板作業優先制御の代わりに、準備作業優先制御が実行される。これにより、通常時は、対基板作業を優先して実行し、準備作業を早急に完了したい場合に、準備作業を優先して実行することが可能となる。
また、請求項5に記載の対基板作業装置では、準備作業が実行されている基板搬送装置への回路基板の搬入が報知された場合に、対基板作業優先制御の代わりに、準備作業優先制御が実行される。準備作業が実行されている基板搬送装置に、回路基板が搬入される場合には、できる限り早く、その回路基板に対して作業を実行する必要がある。このため、請求項5に記載の対基板作業装置によれば、早急に準備作業を完了し、新たに搬入された回路基板に対する作業を行うことが可能となる。
本発明の実施例である対基板作業システムを示す斜視図である。 対基板作業システムが備える装着装置を示す斜視図である。 対基板作業システムが備える装着装置を示す平面図である。 装着機が備えるコンベア装置を示す斜視図である。 装着機が備える制御装置を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<対基板作業システムの構成>
図1に、対基板作業システム10を示す。図1に示すシステム10は、回路基板に電子部品を実装するためのシステムである。対基板作業システム10は、4台の電子部品装着装置(以下、「装着装置」と略す場合がある)12から構成されている。4台の装着装置12は、隣接した状態で1列に配設されている。なお、以下の説明では、装着装置12の並ぶ方向をX軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
4台の装着装置12は、互いに略同じ構成である。このため、4台の装着装置12のうちの1台を代表して説明する。装着装置12は、図2および図3に示すように、1つのシステムベース14と、そのシステムベース14の上に隣接された2つの装着機16とを有している。各装着機16は、主に、装着機本体20、搬送装置22、装着ヘッド24、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)26、供給装置28を備えている。装着機本体20は、フレーム部30と、そのフレーム部30に上架されたビーム部32とによって構成されている。
搬送装置22は、2台のコンベア装置40,42を備えている。それら2台のコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにフレーム部30に配設されている。各コンベア装置40,42は、図4に示すように、1対のコンベアベルト44を有しており、それら1対のコンベアベルト44は、電磁モータ46の駆動により周回する。これにより、コンベア装置40,42は、コンベアベルト44上に支持される回路基板をX軸方向に搬送する。
また、1対のコンベアベルト44の一方が、Y軸方向に移動可能となっており、電磁モータ48の駆動により、Y軸方向の任意の位置に移動する。つまり、電磁モータ48の駆動により、1対のコンベアベルト44の間の距離を制御可能に変更することが可能である。これにより、コンベア装置40,42は、回路基板のサイズに応じて、1対のコンベアベルト44の間の距離を変更することで、様々なサイズの回路基板を搬送することが可能となる。
さらに、コンベア装置40,42は基板保持装置50を有している。基板保持装置50は、1対のコンベアベルト44の間に設けられた基板支持台52と、その基板支持台52を昇降させる昇降装置54と、基板支持台52の上面に立設された複数のバックアップピン56とを有している。基板保持装置50は、昇降装置54の駆動源である電磁モータ(図5参照)58の作動によって基板支持台52を上昇させる。これにより、コンベアベルト44に支持された回路基板が、複数のバックアップピン56によって持ち上げられる。そして、コンベアベルト44上に設けられた鍔部(図示省略)とバックアップピン56とによって、回路基板が挟持されることで、固定的に保持される。なお、バックアップピン56は、基板支持台52の上面に磁力により固定されており、基板支持台52に着脱可能である。このため、回路基板のサイズ,形状等に応じて、バックアップピン56は、基板支持台52の任意の位置に固定される。
装着ヘッド24は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド24の下端面には、図3に示すように、2個の吸着ノズル60が設けられている。各吸着ノズル60は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図5参照)62に通じている。各吸着ノズル60は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。また、装着ヘッド24は、吸着ノズル60を昇降させるノズル昇降装置(図5参照)64を有している。そのノズル昇降装置64によって、装着ヘッド24は、保持する電子部品の上下方向の位置を変更する。なお、吸着ノズル60は、装着ヘッド24に着脱可能であり、電子部品のサイズ等に応じて交換することが可能である。
移動装置26は、XYロボット型の移動装置である。移動装置26は、スライダ70をX軸方向にスライドさせる電磁モータ(図5参照)72と、Y軸方向にスライドさせる電磁モータ(図5参照)74とを備えている。スライダ70には、装着ヘッド24が取り付けられており、その装着ヘッド24は、2つの電磁モータ72,74の作動によって、フレーム部30上の任意の位置に移動する。
供給装置28は、フィーダ型の供給装置であり、フレーム部30の前方側の端部に配設されている。供給装置28は、テープフィーダ78を有している。テープフィーダ78は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ78は、送出装置(図5参照)80によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置28は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。なお、テープフィーダ78は、フレーム部30に着脱可能であり、電子部品の交換等に対応することが可能である。
また、装着機16は、マークカメラ84とパーツカメラ86とノズルチェンジャ88とを備えている。マークカメラ84は、下方を向いた状態でスライダ70の下面に固定されている。これにより、スライダ70が、移動装置26によって移動させられることで、マークカメラ84は、フレーム部30上の任意の位置を撮像することが可能である。また、パーツカメラ86は、上を向いた状態で搬送装置22と供給装置28との間に設けられており、装着ヘッド24に保持された電子部品を撮像することが可能である。
また、ノズルチェンジャ88には、複数の吸着ノズル60が収納されており、ノズルチェンジャ88は、装着ヘッド24に装着されている吸着ノズル60と、ノズルチェンジャ88に収納されている吸着ノズル60とを自動で交換することが可能である。なお、装着ヘッド24に装着されている2つの吸着ノズル60の間の距離は、ノズルチェンジャ88に収納されている複数の吸着ノズル60のうちの隣り合う2つの吸着ノズル60の間の距離と同じとなっている。これにより、ノズル交換時に、2つの吸着ノズル60を同時に交換することが可能となる。
また、ノズルチェンジャ88には、バックアップピン56を把持するためのピン把持具(図示省略)も収納されており、ノズルチェンジャ88は、装着ヘッド24に装着されている吸着ノズル60と、ノズルチェンジャ88に収納されているピン把持具とを自動で交換することが可能である。
さらに、装着機16は、図5に示すように、制御装置100を備えている。制御装置100は、コントローラ102と複数の駆動回路106を備えている。複数の駆動回路106は、上記電磁モータ46,48,58,72,74、正負圧供給装置62、ノズル昇降装置64、送出装置80に接続されている。コントローラ102は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路106に接続されている。これにより、搬送装置22、移動装置26等の作動が、コントローラ102によって制御される。また、コントローラ102は、画像処理装置108にも接続されている。画像処理装置108は、マークカメラ84およびパーツカメラ86によって得られた画像データを処理するものであり、コントローラ102は、画像データから各種情報を取得する。
<対基板作業システムによる装着作業>
上述した構成によって、対基板作業システム10では、回路基板が、8台の装着機16の内部を搬送装置22によって搬送され、各装着機16によって、回路基板に電子部品が装着される。
具体的には、まず、8台の装着機16のうちの最上流に配置された装着機16内に回路基板が搬入される。そして、その装着機16では、コントローラ102の指令により、回路基板が作業位置まで搬送され、その位置において、基板保持装置50によって固定的に保持される。次に、マークカメラ84が、コントローラ102の指令により、回路基板の上方に移動し、回路基板を撮像する。これにより、コントローラ102は、回路基板の保持位置の誤差に関する情報を取得する。
また、テープフィーダ78は、コントローラ102の指令により、テープ化部品を送り出し、電子部品を供給位置において供給する。そして、装着ヘッド24が、コントローラ102の指令により、電子部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル60によって電子部品を吸着保持する。続いて、装着ヘッド24は、コントローラ102の指令により、パーツカメラ86の上方に移動し、パーツカメラ86が、吸着ノズル60に吸着保持された電子部品を撮像する。これにより、コントローラ102は、電子部品の吸着位置の誤差に関する情報を取得する。
そして、装着ヘッド24は、コントローラ102の指令により、回路基板の上方に移動し、保持している電子部品を、保持位置の誤差,吸着位置の誤差等を補正し、回路基板上に装着する。回路基板への電子部品の装着作業が終了すると、回路基板が、下流に向かって搬送され、下流側に配置された装着機16内に搬入される。そして、上記装着作業が、各装着機16で順次実行されることで、電子部品が装着された回路基板が生産される。
<対基板作業システムにおける準備作業>
上述した装着作業を実行するためには、装着作業に必要な段取りを準備しておく必要がある。装着作業に必要な段取りの準備作業としては、1対のコンベアベルト44の間の距離(以下、コンベア間距離と略す場合がある)の調整作業、バックアップピン56の基板支持台52への配設作業、ノズルチェンジャ88への吸着ノズル60の収納作業、テープフィーダ78のフレーム部30への装着作業等がある。
コンベア間距離の調整作業は、装着作業の対象となる回路基板のサイズに応じて、電磁モータ48の作動を制御することで、コンベア間距離を調整する作業である。具体的には、まず、マークカメラ84が、コントローラ102の指令により、1対のコンベアベルト44のうちのY軸方向に移動可能なコンベアベルト44を撮像する。そのコンベアベルト44には、コンベアベルト44の位置を認識することが可能な記号が記されており、その記号の撮像データに基づいて、コンベア間距離が演算される。そして、演算されたコンベア間距離が、装着作業の対象となる回路基板に応じた距離となるように、電磁モータ48の作動が制御される。
バックアップピン56の基板支持台52への配設作業は、装着作業の対象となる回路基板の形状,サイズ等に応じて、バックアップピン56の基板支持台52への配設位置を変更する作業である。具体的には、まず、装着ヘッド24が、コントローラ102の指令により、ノズルチェンジャ88の上方に移動し、吸着ノズル60を下方に移動させる。続いて、装着ヘッド24は、コントローラ102の指令により、吸着ノズル60をノズルチェンジャ88の所定の空きポジションに取り外し、吸着ノズル60の代わりに、ピン把持具を装着する。
次に、ピン把持具が装着された装着ヘッド24は、コントローラ102の指令により、基板支持台52に配設されているバックアップピン56の上方に移動し、ピン把持具によってバックアップピン56を把持する。そして、装着ヘッド24は、コントローラ102の指令により、基板支持台52の所定の位置の上方に移動し、ピン把持具に把持されたバックアップピン56を、その所定の位置に配設する。これにより、バックアップピン56が、装着作業の対象となる回路基板の形状,サイズ等に応じた位置に、配設される。
ノズルチェンジャ88への吸着ノズル60の収納作業は、装着作業で用いられる吸着ノズル60を所定の並び順に収納する作業である。具体的には、装着ヘッド24が、コントローラ102の指令により、ノズルチェンジャ88の上方に移動し、吸着ノズル60を下方に移動させる。続いて、装着ヘッド24は、コントローラ102の指令により、吸着ノズル60をノズルチェンジャ88の所定の空きポジションに取り外し、ノズルチェンジャ88に収納されている吸着ノズル60を装着する。このように、ノズル交換を繰り返すことで、装着作業で用いられる吸着ノズル60が、所定の並び順でノズルチェンジャ88に収納される。特に、装着機16では、上述したように、2つの吸着ノズル60の交換作業を同時に行えるため、装着作業で用いられる吸着ノズル60を、所定の並び順でノズルチェンジャ88に収納することは重要である。
テープフィーダ78のフレーム部30への装着作業は、装着作業で用いられる電子部品を収容するテープフィーダ78を、作業者が、フレーム部30に装着する作業である。なお、フレーム部30に装着されているテープフィーダ78のうちの装着作業に必要のないテープフィーダ78は、作業者によりフレーム部30から取り外される。
<装着作業が中断しているタイミングでの準備作業の実行>
装着機16には、2台のコンベア装置40,42が設けられており、回路基板を2つの経路で搬送することが可能である。このため、2台のコンベア装置40,42の一方、例えば、コンベア装置40(以下、コンベア装置42と区別する際に第1コンベア装置40と記載する場合がある)により搬送される回路基板(以下、第1回路基板と記載する場合がある)に対して、装着作業が実行され、2台のコンベア装置40,42の他方、例えば、コンベア装置42(以下、第1コンベア装置40と区別する際に第2コンベア装置42と記載する場合がある)により搬送される回路基板(以下、第2回路基板と記載する場合がある)に対する準備作業が実行される場合がある。
ただし、装着機16には、装着ヘッド24が1台しか設けられていないため、第2回路基板に対する準備作業により、第1回路基板に対する装着作業を適切に行うことができず、タクトタイムの低下を招く虞がある。具体的には、第2回路基板に対する準備作業のうち、コンベア間距離の調整作業,バックアップピン56の配設作業,ノズルチェンジャ88への吸着ノズル60の収納作業が実行される際には、装着ヘッド24が用いられるため、第1回路基板に対する装着作業を行うことができず、第1回路基板に対する装着作業のタクトタイムが低下する。なお、第2回路基板に対する準備作業のうちのテープフィーダ78のフレーム部30への装着作業が実行される際には、装着ヘッド24は用いられないため、第1回路基板に対する装着作業を実行することが可能である。
このようなことに鑑みて、装着機16では、第1回路基板に対する装着作業が、第1回路基板に対する作業に関連する作業のために中断しているタイミングで、第2回路基板に対する装着ヘッド24を用いた準備作業が行われる。具体的には、装着作業時には、装着作業に関連する作業、つまり、装着作業に必要な作業を実行するために、装着作業が中断する。装着作業に関連する作業としては、例えば、回路基板の搬送作業、電子部品の補給作業、接着剤等の塗布作業が行われる際の接着剤等の温度調整作業、データの送受信作業等がある。それら装着作業に関連する作業により第1回路基板に対する装着作業が中断したタイミングで、第2回路基板に対する準備作業が開始される。つまり、第1回路基板に対する装着作業時における種々の待ち時間を利用して、第2回路基板に対する準備作業が実行される。これにより、第1回路基板に対する装着作業のタクトタイムを低下させることなく、第2回路基板に対する準備作業を行うことが可能となる。
ただし、第1回路基板に対する装着作業の中断の間に、第2回路基板に対する準備作業が完了しない場合がある。つまり、第1回路基板に対する装着作業の中断理由が解消した際に、第2回路基板に対する準備作業が完了していない場合がある。このような場合には、第2回路基板に対する準備作業より、第1回路基板に対する装着作業を優先する制御(以下、装着作業優先制御と記載する場合がある)が実行される。具体的には、第1回路基板に対する装着作業の中断理由が解消した際に、第2回路基板に対する準備作業が完了していない場合には、第2回路基板に対する準備作業が中断され、第1回路基板に対する装着作業が再開される。これにより、第1回路基板に対する装着作業を優先して実行することが可能となり、タクトタイムの低下防止を適切に担保することが可能となる。
一方で、第2回路基板に対する準備作業を早急に完了すべき場合もあり、そのような場合には、第1回路基板に対する装着作業より、第2回路基板に対する準備作業を優先する制御(以下、準備作業優先制御と記載する場合がある)が実行される。具体的には、装着作業優先制御が実行されている際に、装着機16内に第2コンベア装置42により回路基板が搬入されてくる場合がある。このような場合には、第2回路基板に対する準備作業を完了させなければ、第2回路基板に対する装着作業のタクトタイムが低下する虞がある。
このため、装着作業優先制御実行時に、装着機16内に第2コンベア装置42により回路基板が搬入されてくる場合には、第1回路基板に対する装着作業の中断理由が解消した際に、第2回路基板に対する準備作業が完了していなければ、第2回路基板に対する準備作業が継続して実行される。これにより、第2回路基板に対する装着作業のタクトタイムをも担保することが可能となる。なお、装着機16内への第2コンベア装置42による回路基板の搬入は、上流側の装着機16からの信号により判定することが可能である。また、例えば、第2コンベア装置42による回路基板の搬入口にセンサを設け、そのセンサからの信号により判定することも可能である。
なお、制御装置100のコントローラ102は、図5に示すように、第1回路基板に対する装着作業を実行するための機能部として、装着作業実行部120を有している。また、コントローラ102は、第2回路基板に対する準備作業を実行するための機能部として、準備作業実行部122を有している。また、コントローラ102は、装着作業優先制御を実行するための機能部として、装着作業優先制御実行部124を有している。また、コントローラ102は、準備作業優先制御を実行するための機能部として、準備作業優先制御実行部126を有している。
ちなみに、上記実施例において、装着機16は、対基板作業装置の一例である。装着ヘッド24は、作業ヘッドの一例である。移動装置26は、移動装置の一例である。フレーム部30は、ベースの一例である。コンベア装置40,42は、1対の基板搬送装置の一例である。制御装置100は、制御装置の一例である。装着作業実行部120は、対基板作業実行部の一例である。準備作業実行部122は、準備作業実行部の一例である。装着作業優先制御実行部124は、対基板作業優先制御実行部の一例である。準備作業優先制御実行部126は、準備作業優先制御実行部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、回路基板の搬入を報知する信号に基づいて、装着作業優先制御が準備作業優先制御に切り替えられているが、種々の信号に基づいて、装着作業優先制御を準備作業優先制御に切り替えることが可能である。切り替えのトリガーとなる信号としては、例えば、作業者のボタン操作により発生する信号,所定の時間経過に伴って発生する信号等、種々の信号を採用することが可能である。
また、上記実施例では、第1回路基板に対する作業に関連する作業として、回路基板の搬送作業、電子部品の補給作業、接着剤等の塗布作業が行われる際の接着剤等の温度調整作業、データの送受信作業等が挙げられているが、第1回路基板に対する装着作業のエラー,トラブルに対処するための作業も含まれる。つまり、第1回路基板に対する装着作業が、その装着作業のエラー,トラブル等のために中断しているタイミングで、第2回路基板に対する準備作業を行うことが可能である。
また、上記実施例では、本発明の技術が、装着作業を実行するための装着機16に適用されているが、回路基板に対する種々の作業を実行するための装置に、本発明の技術を適用することが可能である。詳しくは、例えば、回路基板上にクリーム半田等を塗布するための装置、回路基板上に粘着剤等を吐出するための装置、回路基板に対する作業結果を検査するための装置、回路基板に対して各種の処理を施すための装置等に、本発明の技術を適用することが可能である。
16:装着機(対基板作業装置) 24:装着ヘッド(作業ヘッド) 26:移動装置 30:フレーム部(ベース) 40:コンベア装置(基板搬送装置) 42:コンベア装置(基板搬送装置) 100:制御装置 120:装着作業実行部(対基板作業実行部) 122:準備作業実行部 124:装着作業優先制御実行部(対基板作業優先制御実行部) 126:準備作業優先制御実行部

Claims (5)

  1. 回路基板を2つの経路で搬送するための1対の基板搬送装置と、
    前記1対の基板搬送装置の各々によって搬送された回路基板に対して作業を行う作業ヘッドと、
    前記作業ヘッドをベース上の任意の位置に移動させる移動装置と、
    前記作業ヘッドと前記移動装置との作動を制御する制御装置と
    を備える対基板作業装置において、
    前記制御装置が、
    前記1対の基板搬送装置の一方により搬送された回路基板に対して、前記作業ヘッドによる対基板作業を実行する対基板作業実行部と、
    前記1対の基板搬送装置の他方により搬送された回路基板に対して前記対基板作業を実行するために必要な段取りを、前記作業ヘッドを用いて準備する準備作業を実行する準備作業実行部と
    を有し、
    前記準備作業実行部が、
    前記対基板作業実行部による前記対基板作業が、前記1対の基板搬送装置の一方により搬送された回路基板に対する作業に関連する作業のために、中断したタイミングで、前記準備作業を開始することを特徴とする対基板作業装置。
  2. 前記制御装置が、
    前記対基板作業実行部による前記対基板作業の中断理由が解消した場合に、前記準備作業実行部による前記準備作業を中断し、前記対基板作業実行部による前記対基板作業を再開する対基板作業優先制御を実行する対基板作業優先制御実行部を有することを特徴とする請求項1に記載の対基板作業装置。
  3. 前記制御装置が、
    前記対基板作業実行部による前記対基板作業の中断理由が解消した場合であっても、前記準備作業実行部による前記準備作業を継続する準備作業優先制御を実行する準備作業優先制御実行部を有することを特徴とする請求項2に記載の対基板作業装置。
  4. 前記制御装置が、
    前記対基板作業優先制御実行部により前記対基板作業優先制御が実行されている際に、所定の信号が入力されたことを条件として、前記対基板作業優先制御実行部による前記対基板作業優先制御の代わりに、前記準備作業優先制御実行部による前記準備作業優先制御を実行することを特徴とする請求項3に記載の対基板作業装置。
  5. 前記所定の信号が、
    前記1対の基板搬送装置の他方への回路基板の搬入の報知信号であることを特徴とする請求項4に記載の対基板作業装置。
JP2015554315A 2013-12-23 2013-12-23 対基板作業装置 Active JP6204995B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/084388 WO2015097732A1 (ja) 2013-12-23 2013-12-23 対基板作業装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015097732A1 JPWO2015097732A1 (ja) 2017-03-23
JP6204995B2 true JP6204995B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=53477676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015554315A Active JP6204995B2 (ja) 2013-12-23 2013-12-23 対基板作業装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP3089572B1 (ja)
JP (1) JP6204995B2 (ja)
CN (1) CN105830553B (ja)
HU (1) HUE037092T2 (ja)
WO (1) WO2015097732A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114451079B (zh) * 2019-10-02 2024-02-02 株式会社富士 基板支撑销设置用夹具、基板支撑销设置方法
WO2023233647A1 (ja) * 2022-06-03 2023-12-07 株式会社Fuji 作業機、および基板に部品を装着する方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5134425B2 (ja) * 2008-04-24 2013-01-30 富士機械製造株式会社 基板処理装置
JP4883070B2 (ja) * 2008-10-03 2012-02-22 パナソニック株式会社 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP4461191B2 (ja) * 2009-04-01 2010-05-12 富士機械製造株式会社 部品実装装置
JP5615081B2 (ja) * 2010-07-26 2014-10-29 富士機械製造株式会社 部品実装装置
JP5440486B2 (ja) 2010-12-17 2014-03-12 パナソニック株式会社 部品実装装置および部品実装装置における機種切替え方法
JP5370573B2 (ja) * 2012-11-08 2013-12-18 パナソニック株式会社 部品実装用装置及び部品実装用装置における段取り替え方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2015097732A1 (ja) 2017-03-23
WO2015097732A1 (ja) 2015-07-02
CN105830553A (zh) 2016-08-03
HUE037092T2 (hu) 2018-08-28
EP3089572A4 (en) 2016-12-07
CN105830553B (zh) 2019-01-08
EP3089572A1 (en) 2016-11-02
EP3089572B1 (en) 2018-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5212347B2 (ja) 部品実装方法及び部品実装機
JP2007281227A (ja) 実装機における部品供給装置の配置設定方法
US9346625B2 (en) Work system for substrates and working machine
WO2014192168A1 (ja) 電子回路部品実装システム
JP6204995B2 (ja) 対基板作業装置
JP6356222B2 (ja) 部品装着装置
EP2897449B1 (en) Work system for substrate and workbench-quantity-determining program
WO2015097865A1 (ja) 部品実装装置、部品実装方法
JP2007214494A (ja) マーク認識方法および表面実装機
EP2955986B1 (en) System comprising a component mounting machine and a die supply apparatus
JP5980933B2 (ja) 部品実装機の制御システム及び制御方法
JP5969789B2 (ja) 電子部品実装装置
WO2020152766A1 (ja) 搬送装置
JP5467370B2 (ja) 部品実装方法
JP6472805B2 (ja) 対基板作業装置
JP5533550B2 (ja) 部品実装装置及び部品実装方法
JP2004319943A (ja) 部品装着装置及び部品装着方法
JP7550670B2 (ja) 作業機、および干渉回避方法
JP6714730B2 (ja) 作業機、およびはんだ付け方法
JP6837941B2 (ja) 基板バックアップ装置及びこれを用いた基板処理装置
JP6600498B2 (ja) 部品実装機
WO2019130519A1 (ja) 載置装置
JP2022061872A (ja) 部品実装機
WO2017009967A1 (ja) 対基板作業機、および対基板作業システム
JPH11346090A (ja) 部品装着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6204995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250