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JP2018074503A - 車両用視認装置及び車両用視認画像表示方法 - Google Patents

車両用視認装置及び車両用視認画像表示方法 Download PDF

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JP2018074503A JP2016215167A JP2016215167A JP2018074503A JP 2018074503 A JP2018074503 A JP 2018074503A JP 2016215167 A JP2016215167 A JP 2016215167A JP 2016215167 A JP2016215167 A JP 2016215167A JP 2018074503 A JP2018074503 A JP 2018074503A
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Abstract

【課題】表示部に表示される画像による車外の視認性を向上する。【解決手段】車両用視認装置では、合成画像52Aと合成画像52Bとを重ねた車外後方画像54をモニタに表示する。合成画像52Aは、抽出画像46A、48A、50Aが境界部38L、38Rで合成されており、合成画像52Bは、抽出画像46B、48B、50Bが境界部38L、38Rとは異なる位置の境界部40L、40Rで合成されている。このため、車外後方画像54では、撮像されているにも関わらず合成画像52Aに表示されていない対象物の画像が、合成画像52Bに表示され、合成画像52Bに表示されていない対象物の画像が合成画像52Aに表示される。これにより、撮像されている画像が車両後方画像54に表示されなくなるのを抑制できて、車外の視認性を向上できる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両の乗員の視認を表示画像が補助する車両用視認装置及び車両用視認画像表示方法に関する。
特許文献1の車両周辺監視装置には、複数のカメラが設けられており、カメラにより撮影されたカメラ画像が視点変換されることで、地面を投影面として所定の仮想視点から投影面を見る俯瞰画像に変換される。また、特許文献1では、カメラ間の重複領域においてカメラ境界を設定し、設定したカメラ境界に基づいて俯瞰画像が必要な画像(領域)を抽出して、抽出した画像をカメラ境界において合成して表示部に表示している。
特開2011−77806号公報
ところで、車両後方を複数のカメラによって撮像し、撮像した複数の撮影画像を合成してモニタに表示する場合、複数の撮影画像の間の重複領域に設定した境界で画像を合成することが一般に行われる。これにより、車両後方を広角で撮像したのと同様の画像をモニタに表示できる。
しかしながら、モニタに表示される合成画像では、境界位置の近傍に映るべき対象物の一部が一時的に欠けることがあった。このため、車両後方の対象物が、撮像されているにも関わらずモニタ上に一部が一時的に欠けて表示されて、認識し辛くなってしまうことがある。
本発明は、上記事実を鑑みて成されたものであり、車両の周囲を撮像した複数の撮影画像を合成で表示部に表示したときに、車外の視認性を向上できる車両用視認装置及び車両用視認画像表示方法を提供することを目的とする。
請求項1の車両用視認装置は、画像の一部が相互に重なる第1車外撮影画像及び第2車外撮影画像を車外から撮像する撮像部と、前記第1車外撮影画像と前記第2車外撮影画像との重なり部分内の第1境界部を境界として、前記第1車外撮影画像から前記第1境界部より前記第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、前記第2車外撮影画像から前記第1境界部より前記第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを前記第1境界部が共通となるように合成した第1合成画像と、前記重なり部分内で前記第1境界部より前記第2車外撮影画像側の第2境界部を境界として、前記第1車外撮影画像から前記第2境界部より前記第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、前記第2車外撮影画像から前記第2境界部より前記第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを前記第2境界部が共通になるように合成した第2合成画像とを重ねて表示部に表示するように制御する制御部と、を備えている。
請求項1の車両用視認装置では、撮像部が画像の一部が相互に重なる第1車外撮影画像及び第2車外撮影画像を撮像する。制御部では、第1車外撮影画像及び第2車外撮影画像の重なり部分において、第1境界部が設定されると共に、第2境界部より第2車外撮影画像側に第2境界部が設定されている。
制御部は、第1車外撮影画像から第1境界部より第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、第2車外撮影画像から第1境界部より第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを第1境界部が共通となるように合成した第1合成画像を生成する。また、制御部は、第1車外撮影画像から第2境界部より第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、第2車外撮影画像から第2境界部より第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを第2境界部が共通になるように合成した第2合成画像を生成する。さらに、制御部は、第1合成画像と第2合成画像とを重ねて表示部に表示する。
このため、表示部に表示される画像では、第1境界部にかかる対象物が第2合成画像に現れ、第2境界部にかかる対象物が第1合成画像に現れるので、対象物の一部が欠けてしまうのを抑制できて、車外の視認性を向上できる。
請求項2の車両用視認装置は、請求項1の車両用視認装置において、前記第1境界部及び前記第2境界部は、線状である。
請求項2の車両用視認装置では、第1境界部及び第2境界部が線状にされており、第1合成画像が線状の第1境界部において第1車外撮影画像と第2車外撮影画像とが繋げられ、第2合成画像が線状の第2境界部において第1車外撮影画像と第2車外撮影画像とが繋げられている。これにより、第1合成画像及び第2合成画像の生成を容易にできる。
請求項3の車両用視認装置は、請求項1又は請求項2の車両用視認装置において、前記第1合成画像と前記第2合成画像とは、同じ透過率で重ねられる。
請求項3の車両用視認装置では、第1合成画像と第2合成画像とが同様に透過率(比率)で重ねられる。これにより、第1境界部及び第2境界部にかかる対象物を同様に表示できる。
請求項4の車両用視認装置は、請求項1から請求項3の何れかの車両用視認装置において、前記第1合成画像の画像合成及び前記第2合成画像の画像合成を行う合成部と、前記合成部において前記第1合成画像及び前記第2合成画像のうちで先に合成された画像が一時記憶される記憶部と、を備え、前記制御部は、前記合成部において前記第1合成画像及び前記第2合成画像のうちで後に合成された画像と前記記憶部に記憶された画像とを重ねて表示部に表示するように制御する。
請求項4の車両用視認装置では、合成部及び記憶部を備える。合成部は、第1合成画像の画像合成及び第2合成画像の画像合成を行う。記憶部は、第1合成画像及び第2合成画像のうちで先に合成された画像を一時記憶する。また、合成部において第1合成画像及び第2合成画像のうちで後の画像が合成されると、後に合成された画像と記憶部に記憶されている画像とが重ねて表示部に表示される。これにより、ひとつの合成部により第1合成画像の画像合成及び第2合成画像の画像合成を時分割で行うことができる。
請求項5の車両用視認画像表示方法は、撮像部により画像の一部が相互に重なる第1車外撮影画像及び第2車外撮影画像を車外から撮像し、前記第1車外撮影画像と前記第2車外撮影画像との重なり部分内の第1境界部を境界として、前記第1車外撮影画像から前記第1境界部より前記第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、前記第2車外撮影画像から前記第1境界部より前記第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを前記第1境界部が共通となるように合成して第1合成画像を生成すると共に、前記重なり部分内で前記第1境界部より前記第2車外撮影画像側の第2境界部を境界として、前記第1車外撮影画像から前記第2境界部より前記第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、前記第2車外撮影画像から前記第2境界部より前記第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを前記第2境界部が共通になるように合成して第2合成画像を生成し、前記第1合成画像と前記第2合成画像とを重ねて表示部に表示する、ことを特徴としている。
請求項5の車両用視認画像表示方法では、撮像部が画像の一部が互いに重なる第1車外撮影画像及び第2車外撮影画像を撮像する。また、第1車外撮影画像及び第2車外撮影画像の重なり部分内には、第1境界部が設定されると共に、第2境界部より第2車外撮影画像側に第2境界部が設定されている。
第1合成画像は、第1車外撮影画像から第1境界部より第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、第2車外撮影画像から第1境界部より第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを第1境界部が共通となるように合成される。また、第2合成画像は、第1車外撮影画像から第2境界部より第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、第2車外撮影画像から第2境界部より第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを第2境界部が共通になるように合成される。表示部には、第1合成画像と第2合成画像とが重ねて表示される。
これにより、表示部に表示される画像では、第1境界部にかかる対象物が第2合成画像に現れ、第2境界部にかかる対象物が第1合成画像に現れるので、対象物の一部が欠けてしまうのを抑制できて、車外の視認性を向上できる。
請求項1の車両用視認装置によれば、車外の視認性を向上できる画像を表示部に表示できる、という効果を有する。
請求項2の車両用視認装置によれば、第1合成画像及び第2合成画像の生成を容易にできて、車外の視認性を向上できる、という効果を有する。また、請求項3の車両用視認装置によれば、第1境界部及び第2境界部にかかる対象物を同様に表示できて、車外の視認性を向上できる、という効果を有する。
請求項4の車両用視認装置によれば、第1合成画像の合成及び第2合成画像の合成を時分割で行うことができて、車外の視認性を向上できる画像を表示部に表示できる、という効果を有する。
請求項5の車両用視認装置によれば、車外の視認性を向上できる画像を表示部に表示できる、という効果を有する。
本実施の形態に係る車両用視認装置を示す機能ブロック図である。 車両用視認装置が設けられる車両を上方視した平面図である。 視点変換及び車外後方画像の構成を示す車両上方視の概略図である。 (A)及び(B)は、視点変換及び合成画像の構成を示す車両上方視の概略図である。 (A)は、モニタに表示される車外後方画像の一例を示す概略図、(B)及び(C)は、合成画像の各々をモニタに表示した場合の一例を示す概略図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には、本実施の形態に係る車両用視認装置10の概略構成が機能ブロック図にて示されている。また、図2には、車両用視認装置10が設けられた車両12が上方視の平面図にて示されている。なお、各図においては、車両前方が矢印FRにて示され、車幅方向が矢印Wにて示されている。
車両用視認装置10には、撮像部としての後方カメラ14及びドアカメラ16L、16Rが設けられている。後方カメラ14は、車両12の後部かつ車幅方向中央部(例えば、リアバンパの車幅方向中央部)に配置されて、車両12の後方を所定の画角(撮像領域)で撮像可能にされている。また、ドアカメラ16Lは、車両12の車幅左側のドアミラー12Lに設けられ、ドアカメラ16Rは、車両12の車幅右側のドアミラー12Rに設けられている。
ドアカメラ16L、16Rは、車両側方から車両後方を所定の画角(撮像領域)で撮像する。ドアカメラ16L、16Rの撮像領域は、一部が後方カメラ14の撮像領域と重複されている。このため、車両12の車両後方が、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rにより車体の右斜め後方から左斜め後方の範囲に渡って広角に撮像される。なお、撮像部は、後方カメラ14及びドアカメラ16L、16Rの3台の撮像手段に限らず、撮像領域の一部が重なる2台又は4台以上を用いたものであれば良い。また、ドアカメラ16L、16Rは、ドアミラー12L、12Rのミラーに代えて設けられても良く、ドアミラー12L、12Rに代えてフロントドアに設けられても良い。さらに、撮像部は、左右のフロントドアに設けられたドアカメラ16L、16Rに限らず、車両12の左右のセンターピラー、フロントフェンダーなどの車両12の車外側面に設けられた撮像手段(カメラ)が用いられても良い。また、撮像部は、車両後部の車幅両側(例えば、リアバンパの両側)に後方カメラ14が1台ずつ設けられても良い。
車両用視認装置10には、表示部としてのモニタ18が設けられており、モニタ18が、車室内において車両前側のフロントウインドシールドガラスの上部付近(インナーミラーに対応する位置)に配置されている。モニタ18は、車幅方向に長い矩形状とされて、表示面が車両後方に向けられており、モニタ18の表示面が車室内の乗員に視認可能にされている。また、モニタ18の表示面は、車両後方へ向けて凸状の湾曲面とされていると共に、ハーフミラー(ワイドミラー)が設けられている。このため、モニタ18が非表示の場合に、ハーフミラーが、車室内と共にリアウインドガラス及びドアガラスを通して後方視界を写すインナーミラーとして機能する。なお、モニタ18は、インストルメントパネルに設けられても良く、乗員の視認を妨げることなく、かつ乗員が容易に視認可能な任意の位置に設けることができる。
車両用視認装置10では、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rの各々により撮像された第1車外撮影画像及び第2車外撮影画像としての撮影画像を合成して車両後方を広角で映した車外後方画像を生成し、生成した車外後方画像をモニタ18に表示するように制御する。なお、車両用視認装置10は、モニタ18の近傍に室内カメラが設けられて、室内カメラにより撮像される車室内の撮影画像を、後方カメラ14及びドアカメラ16L、16Rの撮像画像(車外後方画像)に合成してモニタ18に表示する構成であっても良い。
図1に示されるように、車両用視認装置10には、制御部としての制御装置20が設けられている。制御装置20には、CPU、ROM、RAM、不揮発性の記憶媒体(例えば、EPROM)、及びI/O(入出力インタフェース)がそれぞれバスに接続されたマイクロコンピュータが含まれている。また、制御装置20は、ROM等に車両用視認表示制御プログラム等の各種のプログラムが記憶されており、CPUがROM等に記憶されるプログラムを読み出してRAMに展開しながら実行する。
制御装置20には、画像読込部22、視点変換部24、境界設定部26、画像抽出部28、画像合成部30、及び表示画像生成部32が形成されている。また、制御装置20では、画像読込部22に後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rが接続されて、表示画像生成部32にモニタ18が接続されている。制御装置20に記憶された車両用視認制御プログラムには、画像読込プログラム、視点変換プログラム、境界設定プログラム、画像抽出プログラム、画像合成プログラム、及び表示画像生成プログラムが含まれている。制御装置20は、CPUが画像読込プログラム、視点変換プログラム、境界設定プログラム、画像抽出プログラム、画像合成プログラム、及び表示画像生成プログラムの各々を実行することで、画像読込部22、視点変換部24、境界設定部26、画像抽出部28、画像合成部30、及び表示画像生成部32として機能する。
画像読込部22は、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rの撮影画像を読み込む。視点変換部24は、仮想視点及び仮想スクリーンを設定し、撮影画像を仮想スクリーンに投影して、撮影画像の各々を同一の視点(仮想視点)から見た画像に変換する。
また、境界設定部26は、撮影画像の各々について、モニタ18に表示する画像を抽出するため第1境界部及び第2境界部の位置を設定する。第1境界部及び第2境界部の位置は、後方カメラ14の撮影画像とドアカメラ16Lの撮影画像との重なり部分、及び後方カメラ14の撮影画像とドアカメラ16Rの撮影画像との重なり部分の各々に設定される。画像抽出部28は、設定された境界部の位置に合わせて画像抽出(トリミング)を行う。画像合成部30は、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rの撮影画像から抽出された抽出画像を合成する。
ここで、境界設定部26では、2つの撮影画像の重なり部分において、異なる位置に第1境界部及び第2境界部を設定する。これにより、画像抽出部28では、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rの撮影画像から境界部の異なる2組の抽出画像を生成する。画像合成部30には、第1合成部としての画像合成部30A、及び第2合成部としての画像合成部30Bが設けられており、画像合成部30では、第1境界部及び第2境界部で抽出された2組の抽出画像から2つの合成画像を生成する。表示画像生成部32は、画像合成部30A、30Bで生成された合成画像を重ねる。
これにより、仮想スクリーンに投影された撮影画像が、モニタ18に表示される。なお、モニタ18には、仮想スクリーンに投影された画像が平面になるように広げられて表示される。この際、視点変換部24では、異なる撮影画像上の同一の被写体について、大きさが同じになるように撮影画像の拡縮処理が行われる。また、モニタ18は、運転席より車両前側に設けられており、車外画像は撮影画像に対して左右が反転されてモニタ18に表示される。
次に、車両用視認装置10の動作を具体的に説明する。
車両用視認装置10では、車両12の図示しないイグニッションスイッチ(IG)がオンされると動作が開始されて、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rによる画像撮影を開始すると共に、モニタ18への撮影画像の表示を開始する。また、制御装置20は、動作が開始されると、画像読込部22が、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rの各々により撮像された撮影画像(撮影画像の画像データ)を読み込み、読み込んだ撮影画像を視点変換部24に出力する。
ここで、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rの間では、撮影画像の視点位置が異なっており、視点変換部24は、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rの各々の撮影画像に対して視点位置を合わせる視点変換処理を行う。図3、図4(A)及び図4(B)には、視点変換処理の概略が上方視にて示されている。なお、図3、図4(A)及び図4(B)では、車両12の車幅方向の中心を通り車両前後方向に伸びる中心線が符号Cにて示されている。
視点変換処理では、仮想視点34及び仮想スクリーン36が設定される。仮想視点34は、モニタ18の中心位置(車幅方向の中間位置)よりも車両前方の(中心線C上の)所定位置に設定され、仮想視点34の上下方向の位置は、モニタ18の上下方向の中心位置よりも上方に設定される。また、仮想スクリーン36は、車両12から後方へ所定の距離だけ離れた位置において、仮想視点34から見て所定の視野角が得られるように設定される。このような仮想スクリーン36は、平面でも良いが、車両後方に凸とされた円弧状又は楕円状の曲面(湾曲面)であることが好ましく、本実施の形態では、楕円状の曲面としている。
視点変換処理では、後方カメラ14及びドアカメラ16L、16Rにより撮像された車両後方の撮影画像を仮想スクリーン36に投影して、撮影画像の各々を仮想視点34から見た車両後方の画像と同様の風景が、仮想スクリーン36に投影された状態の画像に変換する。
後方カメラ14の撮像領域は、車幅左側にドアカメラ16Lの撮像領域が重なり、車幅右側にドアカメラ16Rの撮像領域が重なっている(図2参照)。これにより、仮想スクリーン36には、車幅方向中央部に後方カメラ14の撮影画像が投影されると共に、後方カメラ14の撮影画像の車幅左側にドアカメラ16Lの撮影画像が重ねられて投影され、車幅右側にドアカメラ16Rの撮影画像が重ねられて投影される。
ここで、画像抽出部28は、視点変換された各撮影画像からモニタ18に表示する画像を抽出し、画像合成部30では、各撮影画像からの抽出画像を合成する。また、境界設定部26は、画像抽出を行う境界部を設定する。なお、画像抽出及び画像合成においては、ドアカメラ16Lの撮影画像と後方カメラ14の撮影画像との間の処理が、ドアカメラ16Rの撮影画像と後方カメラ14の撮影画像との間の処理と同様とされている。このため、以下の説明では、主にドアカメラ16Rの撮影画像と後方カメラ14の撮影画像との間の処理に符号Rを付与して説明し、ドアカメラ16Lの撮影画像と後方カメラ14の撮影画像との間の処理については、符号Lを付与して説明を簡略化する。
境界部は、後方カメラ14の撮影画像とドアカメラ16Rの撮影画像との重なり部分に設定される。第1境界部及び第2境界部の一方としての境界部38Rは、重なり部分の車幅方向の内側となる位置に設定され、第1境界部及び第2境界部の他方としての境界部40Rは、重なり部分において車幅方向の外側の位置に設定される。境界部38R、40Rの位置は、仮想スクリーン36上に仮想的に設定される境界線42R、44Rの位置を適用しても良く、境界線42R、44Rを中心とした所定幅(所定の画素数の幅)の領域として設定されても良い。また、境界線42R、44Rは、仮想スクリーン36上において上下方向に沿うか上下方向に対して傾斜された直線状であっても良く、曲線であっても良い。また、境界線42R、44Rは、折れ線であっても良い。また、境界設定部26では、境界部38R、40Rと共に、中心線Cを対称線とする位置に、境界部38Rに対応する境界部38L及び境界部40Rに対応する境界部40Lが設定される。
ここで、境界部38Rと境界部40Rとは、少なくとも車両後方の車両等の対象物が映る(投影される)領域においては、互いに重なることのない位置とされている。即ち、境界部38Rと境界部40Rとの間隔(境界部38Rの境界部40R側の縁と境界部40Rの境界部38R側の縁との間隔)は、少なくとも境界部38R、40Rの各々の幅よりも離れていることが好ましく、各々の幅よりも極めて広い間隔とされていることが好ましい。言い換えれば、境界部38R、40Rの位置は、仮想視点34から見た境界部38Rと境界部40Rとの間の角度(境界線42Rと境界線44Rとの間の角度)が小さくても良いが、大きいことがより好ましい。
また、視点変換した場合、撮影画像の周縁側には、撮影画像の中心位置より離れるほど対象物の画像に変形が生じることがある。ここから、後方カメラ14の撮影画像において画像の変形が許容できる位置に境界部38Rを設定すると共に、ドアカメラ16Rの撮影画像において画像の変形が許容できる位置に境界部40Rを設定するようにしても良い。
なお、境界部38R、40Rの幅は、一様でなくとも良く、折れ線とされた境界線42R、44Rに対して、屈曲部分で幅が変化されても良い。また、境界部38R、40Rは、対象物が投影される領域において互いに離れていれば良く、例えば、車両12の直下近傍の地面等に対応する領域においては、境界部38Rの一部に境界部40Rが重なっても良い。
画像抽出部28では、境界部38L、38Rに基づいて画像抽出を行うと共に、境界部40L、40Rに基づいて画像抽出を行う。これにより、ドアカメラ16Rの撮影画像からは、仮想スクリーン36上において境界部38Rを境界とし、境界部38Rより後方カメラ14の撮影画像側の部分を除いた領域に対応する抽出画像46A(境界部38Rを含む)が抽出される。これと共に、ドアカメラ16Rの撮影画像からは、仮想スクリーン36上において境界部40Rを境界とし、境界部40Rより後方カメラ14の撮影画像側の部分を除いた領域に対応する抽出画像46B(境界部40Rを含む)が抽出される。また、後方カメラ14の撮影画像からは、仮想スクリーン36上において境界部38L、38Rを境界とし、境界部38Lよりもドアカメラ16Lの撮影画像側の部分を除いた領域、及び境界部38Rよりもドアカメラ16Rの撮影画像側の部分を除いた領域に対応する抽出画像50A(境界部38L、38Rを含む)が抽出される。これと共に、後方カメラ14の撮影画像からは、仮想スクリーン36上において境界部40L、40Rを境界とし、境界部40Lよりもドアカメラ16Lの撮影画像側の部分を除いた領域、及び境界部40Rよりもドアカメラ16Rの撮影画像側の部分を除いた領域に対応する抽出画像50B(境界部40L、40Rを含む)が抽出される。
さらに、ドアカメラ16Lの撮影画像からは、仮想スクリーン36上において境界部38Lを境界とする領域に対応する抽出画像48A(境界部38Lを含む)が抽出されると共に、仮想スクリーン36上において境界部40Lを境界とする領域に対応する抽出画像48B(境界部40Lを含む)が抽出される。このため、画像抽出部28では、境界部38L、38Rを含む抽出画像46A、48A、50Aと境界部40L、40Rを含む抽出画像46B、48B、50Bが生成される。
画像合成部30Aには、抽出画像46A、48A、50Aが入力され、画像合成部30Bには、抽出画像46B、48B、50Bが入力される。画像合成部30Aは、抽出画像50Aの境界部38Rと抽出画像46Aの境界部38Rとが共通するように抽出画像46Aと抽出画像50Aとが合成されると共に、抽出画像50Aの境界部38Lと抽出画像48Aの境界部38Lとが共通するように抽出画像50Aと抽出画像48Aとが合成される。これにより、画像合成部30Aでは、抽出画像46A、48A、50Aを合成した第1合成画像(又は第2合成画像)としての合成画像52Aが生成する。
また、画像合成部30Bは、抽出画像50Bの境界部40Rと抽出画像46Bの境界部40Rとが共通するように抽出画像46Bと抽出画像50Bとが合成されると共に、抽出画像50Bの境界部40Lと抽出画像48Bの境界部40Lとが共通するように抽出画像50Bと抽出画像48Bとが合成される。これにより、画像合成部30Bでは、抽出画像46B、48B、50Bを合成した第2合成画像(又は第1合成画像)としての合成画像52Bが生成する。なお、画像合成部30A、30Bにおける画像合成には、公知の任意の画像合成方法を適用できる。
合成画像52A、52Bは、表示画像生成部32に入力される。表示画像生成部32は、合成画像52A、52Bを重ねることで、車外後方画像54を生成する。この際、表示画像生成部32は、合成画像52Aと合成画像52Bとを同様の比率(透過率50%)で重ねて、車外後方画像54を生成する。これにより、車外後方画像54は、合成画像52Aと合成画像52Bとが同様の濃さとされてモニタ18に表示される。
制御装置20は、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rの撮影画像に対して、視点変換処理、画像抽出処理、画像合成処理及び車外後方画像54の生成処理を繰り返す。これにより、モニタ18には、後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rにより撮像された映像が表示され、モニタ18に表示される映像により乗員の視認が補助される。
ここで、図4(A)に示されるように、抽出画像46Aには、ドアカメラ16Rの撮像領域に含まれる投影領域56R内の対象物(車両68)が投影された画像が含まれており、抽出画像50Aには、後方カメラ14の撮像領域に含まれる投影領域58A内の対象物が投影された画像が含まれている。また、図4(B)に示されるように、抽出画像46Bには、ドアカメラ16Rの撮像領域に含まれる投影領域60R内の対象物が投影された画像が含まれており、抽出画像50Bには、後方カメラ14の撮像領域に含まれる投影領域58B内の対象物が投影された画像が含まれている。
一方、合成画像52Aには、投影領域56Rと投影領域58Aとの間に非投影領域62Rが生じる(図4(A)参照)。また、合成画像52Bには、投影領域60Rと投影領域58Bとの間に非投影領域64Rが生じる(図4(B)参照)。
合成画像52Aでは、対象物(車両68)の少なくとも一部が非投影領域62Rにかかっている場合、後方カメラ14及びドアカメラ16Rにより撮像されていても、非投影領域62Rにかかっている部分の画像が一時的に現れなくなる。また、合成画像52Bでは、対象物の少なくとも一部が非投影領域64Rにかかっている場合、後方カメラ14及びドアカメラ16Rにより撮像されていても、非投影領域64Rにかかっている部分の画像が現れなくなる。
これに対して、車外後方画像54は、合成画像52Aと合成画像52Bとが含まれる。このため、合成画像52Aにおける非投影領域62Rに合成画像52Bにおける投影領域58Aが重なると共に、合成画像52Bにおける非投影領域64Rに合成画像52Bにおける投影領域56Rが重なる。このため、車外後方画像54では、合成画像52Aの非投影領域62Rと合成画像52Bの非投影領域64Rとが重なった領域のみが非投影領域66Rとなると共に、合成画像52Aの非投影領域62Lと合成画像52Bの非投影領域64Lとが重なった領域のみが非投影領域66Lとなる。
これにより、車外後方画像54の非投影領域66Rは、非投影領域62R及び非投影領域64Rの何れよりも狭くなる。従って、ドアカメラ16R及び後方カメラ14により撮像されているにも関わらず、一部が欠けた対象物の画像が一時的にモニタ18に表示されるのを抑制できる。
ここで、図5(A)には、車外後方画像54の一例が示されており、図5(B)には、合成画像52Aの一例が示されていると共に、図5(C)には、合成画像52Bの一例が示されている。なお、図5(A)〜図5(C)では、説明のために境界部38L、38R、40L、40Rを明示している点で、実際のモニタ18の表示とは異なっている。
視点変換部24では、車外後方画像54(合成画像52A、52B)において、上下方向中間部に地平線が位置するように仮想視点34及び仮想スクリーン36が設定されており、モニタ18には、上下方向の中間部より下側に路面の画像が表示される。
図5(B)及び図5(C)に示されるように、合成画像52A、52Bでは、境界部38L、38R、40L、40Rの各々が所定幅の帯状とされていると共に、上下方向の中間部より上方側が上下方向に沿って設けられている。また、境界部38L、38R、40L、40Rは、上下方向の中間部より下側が、上下方向の下方かつ車幅方向の外方に向けて曲げられていると共に、屈曲部分の上側と下側とで幅が異なっている。
また、境界部38L、38Rは、上下方向の中間部より下側の傾きが、後方カメラ14により撮像されて視点変換された画像上(仮想スクリーン36に投影された画像上)において車両前後方向に沿うように設けられている。なお、車外後方画像54の下側で主に地面が写される部分では、境界部40Rの一部が境界部38Rに重なっている。
このため、車外後方画像54では、境界部38L、38Rの間に後方カメラ14の撮影画像から抽出された抽出画像50A、50Bが重ねられているので、モニタ18には、後方カメラ14により撮像された車両後方が明瞭に表示される。また、モニタ18に表示された画像が、車両後方に連続する中心線(センターライン)や車線がずれているように見えるのを抑制できる。
また、車外後方画像54では、境界部40Rよりも車幅方向外側にドアカメラ16Rの撮影画像から抽出された抽出画像46A、46Bが重ねられる。このため、モニタ18には、境界部38Rより車幅外側にドアカメラ16Rにより撮像された撮影画像が明瞭に表示される。
一方、合成画像52Aでは、仮想スクリーン36上の境界部38Rの車両12側に非投影領域62Rが生じ、合成画像52Bでは、仮想スクリーン36上の境界部40Rの車両12側に非投影領域64Rが生じる(図4(A)及び図4(B)参照)。
ここで、境界部38R、40Rでは、後方カメラ14の撮影画像とドアカメラ16Rの撮影画像とが合成されており、境界部38Rと境界部40Rとの間には、後方カメラ14の撮影画像とドアカメラ16Rの撮影画像とが重ねられている。即ち、境界部38Rでは、後方カメラ14の撮影画像とドアカメラ16Rの撮影画像とが合成された画像上に後方カメラ14の撮影画像が重ねられており、境界部40Rでは、後方カメラ14の撮影画像とドアカメラ16Rの撮影画像とが合成された画像上にドアカメラ16Rの撮影画像が重ねられている。
このため、車外後方画像54には、境界部38Rと境界部40Rとの間に、合成画像52A上で一部が非投影領域62Rにかかった対象物(車両68)が投影された画像、及び合成画像52A上で合成画像52Aとは異なる一部が非投影領域64Rにかかった対象物(車両68)が投影された画像が含まれる。
これにより、車外後方画像54には、合成画像52A又は合成画像52Bの一方に含まれていない画像(車両68の画像)が含まれるので、合成画像52A又は合成画像52Bの一方のみをモニタ18に表示する場合に比べて、乗員の視認性を向上できる。また、車外後方画像54は、車両12の近傍の対象物の画像が欠けることがないので、車両12の近傍の対象物の一部が欠けた画像が一時的にでもモニタ18に表示されるのを抑制できて、車両12の近傍の対象物の画像の一部がモニタ18に表示されないことにより、モニタ18を視認する乗員に違和感が生じるのを抑制できる。
なお、以上では、中心線Cを対称線として境界部38R、40Rと境界部38L、40Lを設けたが、これに限らず、境界部38Rと境界部38L及び境界部40Rと境界部40Lとは、中心線Cに対する位置が異なっても良い。また、境界部38Rと境界部40Rとの間隔は、境界部38Lと境界部40Lとの間隔と異なっても良い。即ち、車両12の右側と左側とで第1境界部及び第2境界部の位置が異なって良い。
境界部38L、38R、40L、40Rは、後方カメラ14の撮影画像とドアカメラ16L、16Rの撮影画像との重なり部分であれば、位置が移動可能とされても良い。境界部38L、38R、40L、40Rの移動可能とする場合、モニタ18をタッチパネル式等として、モニタ18の画面をタッチ操作することで、境界部38L、38R、40L、40Rの各々の位置を設定できるようにしても良い。
なお、以上説明した本実施の形態では、帯状に設定した境界部38R、40Rによりドアカメラ16Rの撮影画像から抽出画像46A、46Bを抽出すると共に、後方カメラ14の撮影画像から抽出画像50A、50Bを抽出した。しかしながら、境界部38R、40Rは、帯状に限らず、線状であっても良い。即ち、抽出画像46A及び抽出画像50Aの各々を境界線42Rに沿って切り出して抽出すると共に、抽出画像46B及び抽出画像50Bの各々を境界線44Rに沿って切り出して抽出する。また、合成画像52Aは、境界線42Rで抽出画像46Aと抽出画像50Aと合成し(繋げる)、合成画像52Bは、境界線44Rで抽出画像46Bと抽出画像50Bとを合成する。これにより、車外後方画像54では、境界線42Lから境界線42Rの間で後方カメラ14の撮影画像が連続し、境界線42Rから車幅方向の端部までの間でドアカメラ16Rの撮影画像が連続するので、全面が連続しているように見える。また、モニタ18上で、車両後方の対象物の一部が一時的に欠けて見えるのを抑制できるので、乗員の車両後方の視認性の向上が図られる。しかも、合成画像52Aは、抽出画像46Aと抽出画像50Aとが境界線42Rで繋げられ、合成画像52Bは、抽出画像46Bと抽出画像50Bとが境界線44Rで繋げられるのみであるので、合成画像52A、52Bの生成が容易となり、制御装置20の処理負荷が増加するのを抑制できる。
また、合成画像52Aと合成画像52Bとでは、対象物の一部が非投影領域62R、64R(及び非投影領域62L、64L)にかかることで、境界部38Rから境界部40R(及び境界部38Lから境界部40L)の間で画像が相違する。ここから、合成画像52Aと合成画像52Bとを重ねた際に、合成画像52Aと合成画像52Bとの間で差異が生じている部分(画像又は画素)を着色(例えば黄色などの予め設定された色)するようにしても良い。
対象物が非投影領域62R、64Rにかかる部分では、自車両(車両12)に接近している位置であることが多い。このため、当該対象物を着色してモニタ18に表示することで、自車両に接近している対象物があることを報知できて、車室内の乗員に注意を喚起することができる。
自車両に接近している対象物を抽出する方法としては、後方カメラ14及びドアカメラ16L、16Rの撮影画像から対象物を抽出して、抽出した対象物に対して距離又は距離の変化を算出することで可能である。しかしながら、このような処理を行うためには、制御装置20の処理負荷が増加してしまう。
これに対して、合成画像52Aと合成画像52Bとの間の差異を用いることで、自車両に接近している対象物を容易に特定できるので、制御装置20の処理負荷を増加させることなく、自車両に接近している対象物を乗員に報知するのが容易となる。
さらに、本実施の形態では、画像合成部30に画像合成部30A、30Bを設け、画像合成部30Aにおいて合成画像52Aを合成すると共に、画像合成部30Bにおいて合成画像52Bを合成した。しかしながら、ひとつの画像合成部30において合成画像52Aの合成及び合成画像52Bの合成を行ってもよい。この場合、制御装置20に設けられているマイクロコンピュータのRAMが、合成画像52A(又は合成画像52Bでも良い)を一時的に記憶する記憶部として用いられれば良い。
この場合、画像合成部30が抽出画像46A、48A、50Aを合成して合成画像52Aを生成すると、生成された合成画像52AがRAMに一時記憶される。また、画像合成部30が抽出画像46B、48B、50Bを合成して合成画像52Bを生成すると、表示画像生成部32は、画像合成部30で生成された合成画像52BとRAMに記憶されている合成画像52Aとを重ねて車外後方画像54を生成する。これにより、合成画像52Aの合成処理と合成画像52Bの合成処理とを時分割で行うことができて、画像合成部30の構成が簡略にできると共に、制御装置20の処理負荷を軽減できる。
また、本実施の形態では、撮像部に後方カメラ14、及びドアカメラ16L、16Rを用いて車両後方を撮像したが、これに限らず、車両用視認装置は、撮像部により車両12の側方或いは車両12の前方を撮像した複数の撮影画像を合成して表示部に表示するようにしても良い。
10 車両用視認装置
14 後方カメラ(撮像部)
16L、16R ドアカメラ(撮像部)
18 モニタ(表示部)
20 制御装置(制御部)
38L、38R、40L、40R 境界部(第1境界部、第2境界部)
52A、52B 合成画像(第1合成画像、第2合成画像)
54 車外後方画像(表示される画像)

Claims (5)

  1. 画像の一部が相互に重なる第1車外撮影画像及び第2車外撮影画像を車外から撮像する撮像部と、
    前記第1車外撮影画像と前記第2車外撮影画像との重なり部分内の第1境界部を境界として、前記第1車外撮影画像から前記第1境界部より前記第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、前記第2車外撮影画像から前記第1境界部より前記第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを前記第1境界部が共通となるように合成した第1合成画像と、前記重なり部分内で前記第1境界部より前記第2車外撮影画像側の第2境界部を境界として、前記第1車外撮影画像から前記第2境界部より前記第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、前記第2車外撮影画像から前記第2境界部より前記第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを前記第2境界部が共通になるように合成した第2合成画像とを重ねて表示部に表示するように制御する制御部と、
    を備えた車両用視認装置。
  2. 前記第1境界部及び前記第2境界部は、線状である請求項1記載の車両用視認装置。
  3. 前記第1合成画像と前記第2合成画像とは、同じ透過率で重ねられる請求項1又は請求項2記載の車両用視認装置。
  4. 前記第1合成画像の画像合成及び前記第2合成画像の画像合成を行う合成部と、
    前記合成部において前記第1合成画像及び前記第2合成画像のうちで先に合成された画像が一時記憶される記憶部と、
    を備え、前記制御部は、前記合成部において前記第1合成画像及び前記第2合成画像のうちで後に合成された画像と前記記憶部に記憶された画像とを重ねて表示部に表示するように制御する請求項1から請求項3の何れか1項記載の車両用視認装置。
  5. 撮像部により画像の一部が相互に重なる第1車外撮影画像及び第2車外撮影画像を車外から撮像し、
    前記第1車外撮影画像と前記第2車外撮影画像との重なり部分内の第1境界部を境界として、前記第1車外撮影画像から前記第1境界部より前記第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、前記第2車外撮影画像から前記第1境界部より前記第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを前記第1境界部が共通となるように合成して第1合成画像を生成すると共に、
    前記重なり部分内で前記第1境界部より前記第2車外撮影画像側の第2境界部を境界として、前記第1車外撮影画像から前記第2境界部より前記第2車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像と、前記第2車外撮影画像から前記第2境界部より前記第1車外撮影画像側の部分を除いた抽出画像とを前記第2境界部が共通になるように合成して第2合成画像を生成し、
    前記第1合成画像と前記第2合成画像とを重ねて表示部に表示する、
    ことを特徴とする車両用視認画像表示方法。
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