Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2017021097A - 調光フィルム - Google Patents

調光フィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2017021097A
JP2017021097A JP2015136790A JP2015136790A JP2017021097A JP 2017021097 A JP2017021097 A JP 2017021097A JP 2015136790 A JP2015136790 A JP 2015136790A JP 2015136790 A JP2015136790 A JP 2015136790A JP 2017021097 A JP2017021097 A JP 2017021097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
light
polarizer
dichroic dye
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015136790A
Other languages
English (en)
Inventor
憲雄 石井
Norio Ishii
憲雄 石井
久美子 神原
Kumiko Kanbara
久美子 神原
川島 朋也
Tomoya Kawashima
朋也 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2015136790A priority Critical patent/JP2017021097A/ja
Publication of JP2017021097A publication Critical patent/JP2017021097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)

Abstract

【課題】ゲストホスト液晶方式による調光フィルムにおいて、透光時に充分な透過光量を確保しつつ、遮光時と透光時とで、充分な光量比を確保できるようにする。【解決手段】液晶セル4と偏光子2とが積層され、液晶セル4は、透明フィルム材による基材6、15に少なくとも配向層13、17を設けてなる第1及び第2の積層体5D、5Uにより、ゲストホスト液晶組成物と二色性色素組成物とによる液晶層8を挟持し、第1及び又は第2の積層体5D、5Uに設けられた透明電極11、16の駆動により、ゲストホスト液晶組成物及び二色性色素組成物が水平配向した水平配向状態と、ゲストホスト液晶組成物及び二色性色素組成物が垂直配向した垂直配向状態とで、液晶層8の状態が切り替わり可能であり、偏光子2は、水平配向状態におけるゲストホスト液晶組成物及び二色性色素組成物の長軸方向と透過軸方向とが直交するように配置された。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば窓に貼り付けて外来光の透過を制御する電子ブラインド等に利用可能な調光フィルムに関し、特に2色性色素を使用したゲストホスト液晶による調光フィルムに関する。
従来、例えば窓に貼り付けて外来光の透過を制御する調光フィルムに関する工夫が種々に提案されている。このような調光フィルムに関して、特許文献1、2には、直線偏光板により液晶材料を挟持し、この液晶材料に印加する電界の可変により、透過光の光量を制御する構成が開示されている。
また特許文献3には、2枚の透明導電性基材の間に光調整懸濁液を注入した構成が開示されている。また特許文献4には、電場に応じて白濁と透明に状態を変化させる高分子分散型液晶を使用した構成が開示されている。また特許文献5には、一対の偏光子の間に1対の波長板を配置し、この1対の波長板の相対位置の可変により透過率を変化させる構成が開示されている。
また特許文献6、7には、2色性色素を使用したゲストホスト液晶組成物に関する工夫が提案されている。このような2色性色素を使用したゲストホスト液晶による液晶セルでは、ゲストホスト液晶組成物と2色性色素組成物とがランダムに配向した状態と、いわゆるツイスト配向した状態とを電界の制御により切り替えて透過光量を制御する。
ところで2色性色素を使用したゲストホスト型液晶による液晶セルでは、方向の変化による色味の変化が小さい特徴がある。これにより2色性色素を使用したゲストホスト型液晶を適用して調光フィルムを作製することが考えられる。しかしながら従来方式による2色性色素を使用したゲストホスト液晶による液晶セルでは、コントラスト比を充分に確保できない欠点があり、これにより調光フィルムに適用した場合には、黒表示に対応する遮光時と、白表示に対応する透光時とで、充分に光量比を確保できない恐れがある。
この問題を解決する1つの方法として、直線偏光板の配置により遮光時の透過光成分を吸収して遮光時と透光時との光量比を確保する方法が考えられるものの、このようにすると、透光時の透過光量までも低下する問題がある。
特開平03−47392号公報 特開平08−184273号公報 特開2014−146051号公報 特開2013−130746号公報 特表2014−507676号公報 特開2013−139521号公報 特開2012−31384号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ゲストホスト液晶方式による調光フィルムにおいて、透光時に充分な透過光量を確保しつつ、遮光時と透光時とで、充分な光量比を確保できるようにすることを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、水平配向と垂直配向とでゲストホスト液晶組成物の配向を切り替えるようにして、水平配向時に漏出する透過光を偏光子により遮光するとの着想に至り、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明では、以下のようなものを提供する。
(1) 液晶セルと偏光子とが積層され、
前記液晶セルは、
透明フィルム材による基材に少なくとも配向層を設けてなる第1及び第2の積層体により、ゲストホスト液晶組成物と二色性色素組成物とによる液晶層を挟持し、
前記第1及び又は第2の積層体に設けられた透明電極の駆動により、
前記ゲストホスト液晶組成物及び前記二色性色素組成物が水平配向した水平配向状態と、前記ゲストホスト液晶組成物及び前記二色性色素組成物が垂直配向した垂直配向状態とで、前記液晶層の状態が切り替わり可能であり、
前記偏光子は、
前記水平配向状態における前記ゲストホスト液晶組成物及び前記二色性色素組成物の長軸方向と透過軸方向とが直交するように配置された調光フィルム。
(1)によれば、液晶セルによる遮光時、液晶セルより漏出する偏光成分を偏光子により遮光することができ、これにより遮光時の透過率を低減することができる。また透光時においては、液晶セルの入射光の1/2の光量により透過光を出射することができ、これらによりゲストホスト液晶方式による調光フィルムにおいて、透光時に充分な透過光量を確保しつつ、遮光時と透光時とで、充分な光量比を確保することができる。
(2) (1)において、
前記偏光子が、
直線偏光板である調光フィルム。
(2)によれば、より具体的構成により、ゲストホスト液晶方式による調光フィルムにおいて、透光時に充分な透過光量を確保しつつ、遮光時と透光時とで、充分な光量比を確保することができる。
(3) (1)において、
前記偏光子は、
透明フィルム材による基材に少なくとも配向層を設けてなる第1及び第2の積層体により、ゲストホスト液晶組成物と二色性色素組成物とによる液晶層を挟持し、
前記透過軸方向が、前記偏光子のゲストホスト液晶組成物及び前記二色性色素組成物が水平配向した水平配向状態における当該ゲストホスト液晶組成物及び二色性色素組成物の長軸方向である調光フィルム。
(3)によれば、液晶セルと同様の構成による偏光子を使用して、ゲストホスト液晶による調光フィルムにおいて、透光時に充分な透過光量を確保しつつ、遮光時と透光時とで、充分な光量比を確保することができる。
(4) (3)において、
前記偏光子は、
前記第1及び又は第2の積層体に設けられた透明電極の駆動により、
前記水平配向状態と、前記ゲストホスト液晶組成物及び前記二色性色素組成物が垂直配向した垂直配向状態とで、前記液晶層の状態が切り替わり可能である調光フィルム。
(4)によれば、液晶セルの透明電極の駆動との組み合わせによる偏光子側透明電極の駆動により、透光時、一段と透過光量を増大させることができる。
(5) (1)、(2)、(3)、(4)の何れかにおいて、
前記液晶セルに係る液晶層には、透過光を吸収する材料によるスペーサが設けられた調光フィルム。
(6) (3)、(4)、(5)の何れかにおいて、
前記偏光子に係る液晶層には、透過光を吸収する材料によるスペーサが設けられた調光フィルム。
(5)、(6)によれば、スペーサを目立たなくすると共に、遮光性が損なわれないようにすることができる。
本発明は、ゲストホスト液晶方式による調光フィルムにおいて、透光時に充分な透過光量を確保しつつ、遮光時と透光時とで、充分な光量比を確保できるようにする。
本発明の第1実施形態に係る調光フィルムを示す断面図である。 図1の調光フィルムの遮光時の説明に供する図である。 図1の調光フィルムの透光時の説明に供する図である。 図1の調光フィルムの製造工程を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る調光フィルムを示す断面図である。 図5の調光フィルムの遮光時の説明に供する図である。 図5の調光フィルムの透光時の説明に供する図である。
〔第1実施形態〕
〔調光フィルム〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る調光フィルムを示す断面図である。この調光フィルム1は、建築物の窓ガラス、ショーケース、屋内の透明パーテーション等の調光を図る部位に、粘着剤層等により貼り付けて使用され、印加電圧の可変により透過光の光量を制御する。
この調光フィルム1は、偏光子2と調光フィルム用の液晶セル4とを積層して構成される。この実施形態において、偏光子2には直線偏光板が適用される。直線偏光板は、いわゆるシート・ポラライザーであり、ポリビニルアルコール(PVA)にヨウ素等を含浸させた後、延伸して偏光子としての光学的機能を果たす光学機能層が形成され、TAC(トリアセチルセルロース)等の透明フィルム材による基材により光学機能層を挟持して作製される。偏光子2は、紫外線硬化性樹脂等による接着剤層により液晶セル4に配置される。
液晶セル4は、2色性色素を使用したゲストホスト液晶による液晶セルであり、この液晶に印加する電界により透過光量を可変する液晶セルである。液晶セル4は、フィルム形状による第1及び第2の積層体である上側積層体5U及び下側積層体5Dにより液晶層8を挟持して構成される。下側積層体5Dは、透明フィルム材による基材6に、透明電極11、スペーサ12、配向層13を積層して形成される。上側積層体5Uは、透明フィルム材による基材15に、透明電極16、配向層17を積層して形成される。液晶セル4は、この上側積層体5U及び下側積層体5Dに設けられた透明電極11、16の駆動により、液晶層8に設けられたゲストホスト液晶組成物による液晶材料の配向を可変し、これにより透過光の光量を可変する。
基材6、15は、この種のフィルム材に適用可能な種々の透明フィルム材を適用することができる。この実施形態において、基材6、15は、ポリカーボネートフィルムが適用されるものの、COP(シクロオレフィンポリマー)フィルム、TACフィルム等を適用するようにしてもよい。
透明電極11、16は、この種のフィルム材に適用される各種の電極材料を適用することができ、この実施形態ではITO(Indium Tin Oxide)による透明電極材により形成される。スペーサ12は、液晶層8の厚みを規定するために設けられ、各種の樹脂材料を広く適用することができるものの、この実施形態ではフォトレジストにより作製され、透明電極11を作製してなる基材6の上に、フォトレジストを塗工して露光、現像することにより作製される。なおスペーサ12は、上側積層体5Uに設けるようにしてもよく、上側積層体5U及び下側積層体5Dの双方に設けるようにしてもよい。またスペーサ12は、球状形状によるいわゆるビーズスペーサを適用するようにしてもよい。
この実施形態において、スペーサ12は、断面円形形状による柱形状により円柱形状に作製される。なお断面円形形状による柱形状に代えて、楕円形状、矩形形状等による断面形状により作製してもよい。スペーサ12は、透過光を吸収する材料により、黒色により作製され、これにより遮光時、スペーサ12を目立たなくすると共に、スペーサ12により遮光性が損なわれないように設定される。より具体的に、スペーサ12は、作製に供するフォトレジストの染料、顔料を使用した着色により、黒色により作製される。なおスペーサ12は、要は、透過光を吸収するように作製すれば良く、黒色に代えて、白色を帯びた黒色(灰色)により作製してもよく、紫色を帯びた黒色により作製してもよい。
配向層13、17は、ポリイミド樹脂層をラビング処理して作製される。なお配向層13、17は、液晶層8に係る液晶材料に対して配向規制力を発現可能な各種の構成を適用することができ、いわゆる光配向層により作製してもよく、ラビング処理、研磨処理による微細なライン状凹凸形状を賦型処理により作製して形成してもよい。なおスペーサ12は、配向層13の上に設けるようにしてもよい。
なお光配向材料は、光配向の手法を適用可能な各種の材料を適用することができるものの、この実施形態では、一旦配向した後には、紫外線の照射によって配向が変化しない、例えば光2量化型の材料を使用する。この光2量化型の材料については、「M.Schadt, K.Schmitt, V. Kozinkov and V. Chigrinov : Jpn. J. Appl.Phys., 31, 2155 (1992)」、「M. Schadt, H. Seiberle and A. Schuster : Nature, 381, 212(1996)」等に開示されている。
液晶層8には、ゲストホスト液晶組成物、二色性色素組成物を広く適用することができる。なお液晶セル4は、液晶層8を囲むように、シール材19が配置され、このシール材19により上側積層体5U、下側積層体5Dが一体に保持され、液晶材料の漏出が防止される。
〔直線偏光板の配置〕
図2及び図3は、遮光時及び透光時におけるゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bの配向の説明に供する図である。調光フィルム1は、遮光時、ゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bが一方向に水平配向するように(図2)、すなわち液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bの長軸方向が、一方向であって、かつ水平方向となるように作製される。また透光時、ゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bが垂直配向するように(図3)、すなわち液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bの長軸方向が液晶層8の厚み方向となるように、作製される。
ここでこの実施形態では、無電界時が遮光時となるように設定され、これにより配向層13、17が、同一方向に配向規制力を発揮するように、より具体的には、同一方向にラビング処理して作製される。また透明電極11、16による電界の方向が液晶セル4の厚み方向となるように作製される。なおこれとは逆に、電界印加時が遮光時となるように設定してもよく、この場合、無電解時に液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bが垂直配向するように、配向層13、17が垂直配向膜により作製される。また透明電極11、16による電界の方向が同一の水平方向となるように、透明電極11及び又は16がパターンニングされて作製される。なおこの場合、透明電極11、16の一方を省略して、残る透明電極11又は16のパターンニングにより水平方向の電界を形成するようにしてもよい。
このように透光時と遮光時とで配向を制御して、調光フィルム1では、遮光時における液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bの長軸方向と直交する方向が、透過軸方向となるように偏光子2が配置される。これらによりこの実施形態では、透光時に充分な透過光量を確保しつつ、遮光時と透光時とで、充分な光量比を確保する。
すなわち液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bを一方向に水平配向させると、液晶セル4では、二色性色素組成物8Bにより透過光が遮光されるものの、液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bの長軸方向が偏光面である透過光成分については、充分に遮光し得ず、液晶セル4から漏出することになる。しかしながらこの実施形態では、液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bの長軸方向と直交する方向が、透過軸方向となるように偏光子2が配置されていることにより、このように遮光時に漏出する透過光成分については、偏光子2により吸収して遮光することができ、その結果、遮光時における透過率を低減することができる。
これに対して透光時においては、種々の偏光面による入射光を透過して液晶セル4から透過光が出射され、この透過光の一部が偏光子2により遮光されることになるものの、この遮光される光量は、調光フィルム1の入射光のほぼ1/2の光量であり、これにより透光時に充分な透過光量を確保することができる。これらにより透光時に充分な透過光量を確保しつつ、遮光時と透光時とで、充分な光量比を確保することができる。
〔製造工程〕
図4は、調光フィルム1の製造工程を示すフローチャートである。この製造工程は、電極作製工程SP2おいて、フォトリソグラフィーの手法を適用して、基材6、15の上に透明電極11、16をそれぞれ作成する。さらに続いてスペーサ作製工程SP3において、基材6にフォトレジスト膜を作製した後、露光、現像処理し、これによりスペーサ12を作製する。続いて製造工程は、配向層作製工程SP4において、スペーサ12を作製してなる基材6の上に、また透明電極16を作製してなる基材15の上に、ポリイミド樹脂層の塗工液を塗工した後、乾燥、加熱処理し、これによりポリイミド膜を作製する。またこのポリイミド膜をラビング処理し、これにより配向層13、17を作製する。
また続いてこの製造工程は、封止工程SP5において、配向層13を作製してなる基材6に、ディスペンサーを使用して枠形状によりシール材19を塗布した後、この枠形状により囲まれた所定位置に、ディスペンサーを使用して液晶層8に係る液晶材料を滴下する。その後、この製造工程は、上側積層体5U及び下側積層体5Dを積層して、押圧、加熱し、これにより液晶層8を挟持するようにして、上側積層体5U及び下側積層体5Dをシール材により貼り合せて一体化する。
この製造工程は、続く積層工程SP6において、紫外線硬化性樹脂により偏光子2を積層して一体化し、調光フィルム1を作製する。
〔第2実施形態〕
図5は、図1との対比により本発明の第2実施形態に係る調光フィルムを示す断面図である。この調光フィルム21は、偏光子2に代えて偏光子22が配置される点を除いて、第1実施形態と同様に構成される。なおこの図5において、調光フィルム1と同一の構成は対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
ここで偏光子22は、液晶セル4と同一に構成される。ここでゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bによる液晶層を備えた液晶セル4において、ゲストホスト液晶組成物が一方向に水平配向した場合、偏光子としての光学的機能を発揮することになる。これによりこの実施形態では、液晶セル4に、液晶セル4と同一構成である偏光子22を積層して調光フィルム21を構成する。
ここで図6及び図7に遮光時及び透光時を示すように、遮光時、調光フィルム21では、液晶セル4におけるゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bの長軸方向が、偏光子22におけるゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bの長軸方向と直交するように、設定される。調光フィルム21では、遮光時、液晶セル4及び偏光子22の液晶層8が無電界に設定され、これにより、液晶セル4の配向層13、17と偏光子22の配向層13、17とでラビング方向が直交する方向に設定される。
この実施形態では、さらにこのように液晶セル4に偏光子22を積層するようにして、液晶セル4の透明電極11、16に連動して偏光子22の透明電極11、16が駆動され、これにより透光時、偏光子22では何ら透過光を遮光することなく、出射する。これによりこの実施形態では、第1実施形態に係る調光フィルム1に比して、一段と透光時に充分な透過光量を確保しつつ、遮光時と透光時とで、充分な光量比を確保する。
なおこのように液晶セル4の透明電極11、16と連動した偏光子22の透明電極11、16の駆動に代えて、液晶セル4の透明電極11、16の駆動に対して、相補的に偏光子22の透明電極11、16を駆動するようにしてもよい。なおこの場合、第1実施形態について上述したように、液晶セル4における無電界時、偏光子22においては、電界の印加によりゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bが水平配向するように、また液晶セル4における電界印加時、偏光子22においては、無電界によりゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bが垂直配向するように、第1実施形態において液晶セル4について上述したように、配向層13、17、透明電極11、16を作製する。
またこれとは逆に、液晶セル4において、電界印加時と無電界時とでゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bをそれぞれ水平配向、垂直配向させる場合にあって、液晶セル4の透明電極11、16に連動して偏光子22の透明電極11、16を駆動する場合には、偏光子22においても、電界印加時と無電界時とでゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bをそれぞれ水平配向、垂直配向させるように構成して、液晶セル4の透明電極11、16と偏光子22の透明電極11、16とでパターンニングの方向を直交する方向に設定する。
また液晶セル4において、電界印加時と無電界時とでゲストホスト液晶組成物8A、二色性色素組成物8Bをそれぞれ水平配向、垂直配向させる場合にあって、液晶セル4の透明電極11、16に対して、相補的に偏光子22の透明電極11、16を駆動する場合には、この図6及び図7について上述した偏光子22の構成を適用することができる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせ、さらには上述の実施形態を種々に変更することができる。
すなわち上述の第2実施形態では、液晶セル4と連動して、又は相補的に偏光子22の透明電極を駆動する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、透明電極の駆動を停止して保持するようにしてもよい。なおこの場合には、偏光子22については、透明電極を省略して構成することもできる。
1 調光フィルム
2 偏光子
4 液晶セル
5D 下側積層体
5U 上側積層体
6、16 基材
8 液晶層
8A ゲストホスト液晶組成物
8B 二色性色素組成物
11、16 透明電極
12 スペーサ
13、17 配向層
15 基材
19 シール材
21 調光フィルム
22 偏光子

Claims (6)

  1. 液晶セルと偏光子とが積層され、
    前記液晶セルは、
    透明フィルム材による基材に少なくとも配向層を設けてなる第1及び第2の積層体により、ゲストホスト液晶組成物と二色性色素組成物とによる液晶層を挟持し、
    前記第1及び又は第2の積層体に設けられた透明電極の駆動により、
    前記ゲストホスト液晶組成物及び前記二色性色素組成物が水平配向した水平配向状態と、前記ゲストホスト液晶組成物及び前記二色性色素組成物が垂直配向した垂直配向状態とで、前記液晶層の状態が切り替わり可能であり、
    前記偏光子は、
    前記水平配向状態における前記ゲストホスト液晶組成物及び前記二色性色素組成物の長軸方向と透過軸方向とが直交するように配置された
    調光フィルム。
  2. 前記偏光子が、
    直線偏光板である
    請求項1に記載の調光フィルム。
  3. 前記偏光子は、
    透明フィルム材による基材に少なくとも配向層を設けてなる第1及び第2の積層体により、ゲストホスト液晶組成物と二色性色素組成物とによる液晶層を挟持し、
    前記透過軸方向が、前記偏光子のゲストホスト液晶組成物及び前記二色性色素組成物が水平配向した水平配向状態における当該ゲストホスト液晶組成物及び二色性色素組成物の長軸方向である
    請求項1に記載の調光フィルム。
  4. 前記偏光子は、
    前記第1及び又は第2の積層体に設けられた透明電極の駆動により、
    前記水平配向状態と、前記ゲストホスト液晶組成物及び前記二色性色素組成物が垂直配向した垂直配向状態とで、前記液晶層の状態が切り替わり可能である
    請求項3に記載の調光フィルム。
  5. 前記液晶セルに係る液晶層には、透過光を吸収する材料によるスペーサが設けられた
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4の何れかに記載の調光フィルム。
  6. 前記偏光子に係る液晶層には、透過光を吸収する材料によるスペーサが設けられた
    請求項3、請求項4、請求項5の何れかに記載の調光フィルム。
JP2015136790A 2015-07-08 2015-07-08 調光フィルム Pending JP2017021097A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015136790A JP2017021097A (ja) 2015-07-08 2015-07-08 調光フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015136790A JP2017021097A (ja) 2015-07-08 2015-07-08 調光フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017021097A true JP2017021097A (ja) 2017-01-26

Family

ID=57889509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015136790A Pending JP2017021097A (ja) 2015-07-08 2015-07-08 調光フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017021097A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018151006A1 (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 ソニー株式会社 投射スクリーンおよび投射型表示装置
WO2018154844A1 (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 光学デバイス
KR20180118312A (ko) * 2017-04-21 2018-10-31 주식회사 엘지화학 투과율 가변 장치
JP2019070781A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 大日本印刷株式会社 調光フィルム、調光部材、車両
JP2019070778A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 大日本印刷株式会社 調光フィルム、調光部材、車両、調光システム及び調光フィルムの駆動方法
JP2019070780A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 大日本印刷株式会社 調光フィルム、調光部材、車両
JP2019101384A (ja) * 2017-12-08 2019-06-24 大日本印刷株式会社 調光フィルム、調光部材
WO2020238590A1 (zh) * 2019-05-24 2020-12-03 京东方科技集团股份有限公司 调光玻璃
CN112130358A (zh) * 2020-03-06 2020-12-25 珠海市绮光科技有限公司 一种可变多彩色的液晶调光膜
KR20210005015A (ko) 2018-04-27 2021-01-13 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 액정 조광 소자
WO2021065933A1 (ja) 2019-10-02 2021-04-08 日産化学株式会社 液晶調光素子
US20210208450A1 (en) * 2018-09-18 2021-07-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Privacy films for electronic displays
WO2022033211A1 (zh) * 2020-08-14 2022-02-17 华为技术有限公司 偏振器及阵列、偏振可控方法及装置、电子设备

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425749A (en) * 1977-07-28 1979-02-26 Citizen Watch Co Ltd Liquid crystal display device
JPH04124615A (ja) * 1990-09-17 1992-04-24 Idemitsu Kosan Co Ltd 液晶光学素子
JPH06160823A (ja) * 1992-11-18 1994-06-07 Ricoh Co Ltd 調光用素子及び調光システム
JP2003050398A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 液晶光学フィルタ及びそれを用いた撮像装置
JP2003058070A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Sharp Corp 自発光型画像表示装置
JP2004333567A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Sony Corp 調光装置及び撮像装置
JP2008102341A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Fujifilm Corp 調光材料
JP2013130746A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Seiko Electric Co Ltd 調光素子
JP2013541727A (ja) * 2010-09-09 2013-11-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 切替可能なプライバシーフィルター
JP2015501950A (ja) * 2011-12-06 2015-01-19 エルジー・ケム・リミテッド 液晶セル
US20150036085A1 (en) * 2013-08-02 2015-02-05 Au Optronics Corp. Display device switchable between mirror mode and display mode

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425749A (en) * 1977-07-28 1979-02-26 Citizen Watch Co Ltd Liquid crystal display device
JPH04124615A (ja) * 1990-09-17 1992-04-24 Idemitsu Kosan Co Ltd 液晶光学素子
JPH06160823A (ja) * 1992-11-18 1994-06-07 Ricoh Co Ltd 調光用素子及び調光システム
JP2003050398A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 液晶光学フィルタ及びそれを用いた撮像装置
JP2003058070A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Sharp Corp 自発光型画像表示装置
JP2004333567A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Sony Corp 調光装置及び撮像装置
JP2008102341A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Fujifilm Corp 調光材料
JP2013541727A (ja) * 2010-09-09 2013-11-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 切替可能なプライバシーフィルター
JP2015501950A (ja) * 2011-12-06 2015-01-19 エルジー・ケム・リミテッド 液晶セル
JP2013130746A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Seiko Electric Co Ltd 調光素子
US20150036085A1 (en) * 2013-08-02 2015-02-05 Au Optronics Corp. Display device switchable between mirror mode and display mode

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018151006A1 (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 ソニー株式会社 投射スクリーンおよび投射型表示装置
JPWO2018154844A1 (ja) * 2017-02-22 2019-11-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 光学デバイス
WO2018154844A1 (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 光学デバイス
KR20180118312A (ko) * 2017-04-21 2018-10-31 주식회사 엘지화학 투과율 가변 장치
KR102079136B1 (ko) * 2017-04-21 2020-02-19 주식회사 엘지화학 투과율 가변 장치
JP2019070778A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 大日本印刷株式会社 調光フィルム、調光部材、車両、調光システム及び調光フィルムの駆動方法
JP2019070780A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 大日本印刷株式会社 調光フィルム、調光部材、車両
JP2019070781A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 大日本印刷株式会社 調光フィルム、調光部材、車両
JP7062912B2 (ja) 2017-10-11 2022-05-09 大日本印刷株式会社 調光フィルム、調光部材、車両、調光システム及び調光フィルムの駆動方法
JP2019101384A (ja) * 2017-12-08 2019-06-24 大日本印刷株式会社 調光フィルム、調光部材
KR20210005015A (ko) 2018-04-27 2021-01-13 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 액정 조광 소자
US20210208450A1 (en) * 2018-09-18 2021-07-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Privacy films for electronic displays
WO2020238590A1 (zh) * 2019-05-24 2020-12-03 京东方科技集团股份有限公司 调光玻璃
US11487160B2 (en) * 2019-05-24 2022-11-01 Beijing Boe Sensor Technology Co., Ltd. Light adjusting glass
WO2021065933A1 (ja) 2019-10-02 2021-04-08 日産化学株式会社 液晶調光素子
KR20220075354A (ko) 2019-10-02 2022-06-08 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 액정 조광 소자
US11966120B2 (en) 2019-10-02 2024-04-23 Nissan Chemical Corporation Liquid crystal light control element
CN112130358A (zh) * 2020-03-06 2020-12-25 珠海市绮光科技有限公司 一种可变多彩色的液晶调光膜
WO2022033211A1 (zh) * 2020-08-14 2022-02-17 华为技术有限公司 偏振器及阵列、偏振可控方法及装置、电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017021097A (ja) 調光フィルム
JP6128270B1 (ja) 調光フィルム
KR102347474B1 (ko) 코팅형 편광판 및 이를 구비한 액정표시소자
JP7044069B2 (ja) 積層体、調光装置、調光部材、車両
JP6571935B2 (ja) 車両用映像表示ミラー
WO2015196643A1 (zh) 显示面板、其制作方法和显示装置
TWI592724B (zh) Dimming film
JP2017068196A (ja) 調光フィルム及び調光フィルムの製造方法
JP2011095407A (ja) 表示素子
JP2016126289A (ja) 液晶セル、調光材及び合わせガラス
KR102490632B1 (ko) 편광판을 구비한 액정표시장치 및 그 제조방법
JP6953739B2 (ja) 調光フィルム及び合わせガラス
JP2018105055A (ja) 調光部材
JP6128269B1 (ja) 調光フィルム
JP2017065945A (ja) 合わせガラス
JP2019070779A (ja) 調光フィルム、調光部材、車両
JP6441098B2 (ja) 車両用映像表示ミラー
JP2019070781A (ja) 調光フィルム、調光部材、車両
JP2019101384A (ja) 調光フィルム、調光部材
JP6156540B1 (ja) 調光フィルム及び調光フィルムの製造方法
JP2016009172A (ja) 調光装置および区画部材
JP2017062362A (ja) 調光フィルム
JP6057012B1 (ja) 調光フィルム
JP2019070778A (ja) 調光フィルム、調光部材、車両、調光システム及び調光フィルムの駆動方法
JP2018109735A (ja) 調光部材、構造体、調光部材の配置方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200128

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200422

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201006

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20201117

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20201215

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20201215