JP2016166710A - 空気調和システム - Google Patents
空気調和システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016166710A JP2016166710A JP2015046853A JP2015046853A JP2016166710A JP 2016166710 A JP2016166710 A JP 2016166710A JP 2015046853 A JP2015046853 A JP 2015046853A JP 2015046853 A JP2015046853 A JP 2015046853A JP 2016166710 A JP2016166710 A JP 2016166710A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- suction
- compressor
- refrigerant
- suction side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
Description
ステップS10では、外気温度センサ18によって現時点の外気温度が検出され、また、吐出側圧力センサ21によって吐出圧力が検出される。これら検出された外気温度、吐出圧力はマイクコンピュータのRAM領域に一時的に格納、記憶される。この後にステップS11に移行する。
ステップS11では、検出された外気温度が所定外気温度、例えば35℃以上になっているかどうかが判断される。所定温度以上の外気温度に達していればステップS12に進み、所定温度以下の外気温度であればエンドに抜けてこの制御フローを終了し、次の起動タイミングを待つことになる。尚、このステップS11は必ず実行する必要はなく、ステップS10からステップS12に直接移行しても良いものである。
ステップS11で外気温が所定以上であると判断されると、ステップS12では検出された吐出圧力が吐出側判定閾値を越えているかどうかを判断する。尚、吐出側判定閾値の値は圧縮機15の仕様によって変わるので、使用される圧縮機15に対応して吐出側判定閾値を設定してやれば良いものである。外気温度が高く室外熱交換器14の熱交換効率が低下すると、冷媒の凝縮圧力が高くなりこれに伴って吐出圧力も高くなる。
ステップS12で現在の吐出圧力が吐出側判定閾値より高いと判断されると、吐出圧力が圧縮機15の安全性に悪影響を与える圧力かどうかをステップS13で判断している。ステップS13では、現在の圧力が吐出側安全判定閾値より高いかどうかを判断し、この吐出側安全判定閾値より高いと判断されるとステップS14に移行する。一方、吐出側安全判定閾値より低いと判断されるとステップS15に移行する。
吐出圧力が異常に高いと、圧縮機15の圧縮機構部や軸受け部等の摺動部分に異常な力が加わり、この部分が摩耗したしりして圧縮機15が破損に至る恐れがある。このため、ステップS14では圧縮機15を停止するため、電動機への電力の供給を停止して圧縮機15の作動を停止し、その後エンドに抜けて次の起動タイミングを待つことになる。
ステップS12、ステップS13の判断処理によって現在の吐出圧力が、吐出側安全判定閾値と吐出側定閾値の間にあるので、空調運転を継続するために保護制御を実行する。ステップS15では、現時点の圧縮機15の吐出圧力が吐出側判定閾値より高いので、圧縮機15の保護のために電動機の回転数を所定量だけ低下させる。
ステップS15で吐出圧力の保護制御が実行されるので、圧縮機15の回転数が低下して吸込側の吸込圧力が上昇するようになる。このためステップS16では吸込側圧力センサ20によって吸込圧力を検出する。ステップS10と同様に、検出された吸込圧力はマイクコンピュータのRAM領域に一時的に格納、記憶される。この後にステップS17に移行する。
ステップS15で吐出圧力の保護制御を実行されると、圧縮機15の回転数が低下されるので吸込側の吸込圧力が高くなる。このため、検出された吸込圧力が吸込側判定閾値を越えているかどうかを判断する。尚、吸込側判定閾値の値も圧縮機15の仕様によって変わるので、使用される圧縮機15に対応して吸込側判定閾値を設定してやれば良いものである。
ステップS17で現在の吸込圧力が吸込側判定閾値より高いと判断されると、吸込圧力が圧縮機15の安全性に悪影響を与える圧力かどうかをステップS18で判断している。ステップS18では、現在の圧力が吸込側安全判定閾値より高いかどうかを判断し、この吸込側安全判定閾値より高いと判断されるとステップS19に移行する。一方、吸込側安全判定閾値より低いと判断されるとステップS20に移行する。
吸込圧力が異常に高いと、ステップS19では圧縮機15を停止するため、電動機への電力の供給を停止して圧縮機15の作動を停止し、その後エンドに抜けて次の起動タイミングを待つことになる。
ステップS17、ステップS18の判断処理によって現在の吸込圧力が、吸込側安全判定閾値と吸込側判定閾値の間にあるので、空調運転を継続するために保護制御を実行する。ステップS20では図1に示す圧力損失増大手段27を作動することによって吸込圧力を減少するように制御している。
ステップS17、ステップS18の判断処理によって現在の吸込圧力が、吸込側安全判定閾値と吸込側判定閾値の間にあるので、空調運転を継続するために保護制御を実行する。このステップS21では、検出された吸込圧力が吸込側判定閾値に対してどの程度高いかを求めている。これは「差分量ΔP=吸込圧力−吸込側判定閾値」という演算で求められている。この差分量ΔPの値が大きいほど吸込圧力が高いことを示しており、この差分量に応じてバイパスキャピラリチューブ26に流れるガス冷媒の量が制御される。
ステップS21で差分量ΔPが求まると、ステップS22で差分量ΔPが第1の所定差分量より大きいかどうかが判断される。差分量ΔPが第1の所定差分量より大きいと判断されるとステップS23に移行し、差分量ΔPが第1の所定差分量より小さいと判断されるとステップS24に移行する。
ステップS22で差分量ΔPが第1の所定差分量より大きいと判断されると、図5に示しているように、流量調整弁36の開度を全閉とするものである。したがって、流量調整弁36は全閉方向に制御され、ガス冷媒は主に第2の吸込側配管27Bを通リ、バイパスキャピラリチューブによって最大の圧力損失を生じて圧縮機15に供給される。このように、ガス冷媒がこのバイパスキャピラリチューブ26を通る時に圧力損失を生じて吸込圧力を低下することができるようになる。
ステップS22で差分量ΔPが第1の所定差分量より小さいと判断されると、このステップS24で、差分量ΔPが第2の所定差分量より大きいかどうかが判断される。差分量ΔPが第2の所定差分量より大きいと判断されるとステップS25に移行し、差分量ΔPが第2の所定差分量より小さいと判断されるとステップS26に移行する。
ステップS24で差分量ΔPが第2の所定差分量より大きいと判断されると、図5に示しているように、流量調整弁36の開度を1/3開度とするものである。したがって、流量調整弁36は1/3開度に制御され、第1の吸込側配管27Aに1/3開度に相当する量のガス冷媒が流れ、残りの2/3開度に相当する量のガス冷媒は第2の吸込側配管27Bを通リ、バイパスキャピラリチューブによって所定の圧力損失を生じて圧縮機15に供給される。このように、ガス冷媒がこのバイパスキャピラリチューブ26を通る時に圧力損失を生じて吸込圧力を低下することができるようになる。ただし、この場合はステップS23で生じる圧力損失より少ないものである。
ステップS24で差分量ΔPが第2の所定差分量より小さいと判断されると、図5に示しているように、流量調整弁36の開度を2/3開度とするものである。したがって、流量調整弁36は2/3開度に制御され、第1の吸込側配管27Aに2/3開度に相当する量のガス冷媒が流れ、残りの1/3開度に相当する量のガス冷媒は第2の吸込側配管27Bを通リ、バイパスキャピラリチューブによって所定の圧力損失を生じて圧縮機15に供給される。このように、冷媒がこのバイパスキャピラリチューブ26を通る時に圧力損失を生じて吸込圧力を低下することができるようになる。ただし、この場合はステップS25で生じる圧力損失より少ないものである。
Claims (6)
- 回転数が調整可能な電動機よって駆動される圧縮機と、室外熱交換器と、冷媒流量の調整可能な室外膨張弁と、前記室外熱交換器に送風する室外ファンと、少なくとも前記電動機及び前記室外ファンを制御する室外制御ユニットとを有する室外機と、
室内熱交換器と、冷媒流量の調整可能な室内膨張弁と、前記室内熱交換器に送風する室
内ファンと、少なくとも前記室内ファンを制御する室内制御ユニットを有する室内機を備え、
前記室外機と前記室内機とを冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成する空気調和システムにおいて、
前記圧縮機の吸込側配管には、前記圧縮機に吸込される冷媒の圧力損失を増大させる圧力損失増大手段が設けられており、
冷房運転を行っている状態で、前記室外制御ユニットは、前記圧縮機の吐出圧力が吐出側判定閾値を超えると前記電動機の回転数を低下させると共に、前記圧縮機の吸込圧力が吸込側判定閾値を越えると、前記圧縮機の吸込側配管の圧力損失を増大させる前記圧力損失増大手段を作動させて前記圧縮機に吸込される冷媒の吸込圧力を低下させることを特徴とする空気調和システム。 - 請求項1に記載の空気調和システムにおいて、
前記圧力損失増大手段は、冷媒の流量を調整する流量調整手段が設けられた第1の吸込側配管と、冷媒の静圧を低下させる圧力損失増大機構が設けられた第2の吸込側配管からなり、前記室外制御ユニットは、前記圧縮機の吸込圧力が吸込側判定閾値を越えると、前記流量制御手段によって前記第1の吸込側配管から流れる冷媒の量を減少させ、前記圧力損失増大機構に流れる冷媒の量を増加させて前記第2の吸込側配管の吸込圧力を低下させることを特徴とする空気調和システム。 - 請求項2に記載の空気調和システムにおいて、
前記流量調整手段は全開と全閉の2位置をとる開閉弁であり、前記圧力損失増大機構はキャピラリチューブ、オリフィス、ベンチュリー管のいずれかであることを特徴とする空気調和システム。 - 請求項3に記載の空気調和システムにおいて、
前記室外制御ユニットは、前記圧縮機の吸込圧力が吸込側判定閾値を越えると、前記開閉弁によって前記第1の吸込側配管を流れる冷媒の流れを停止させ、前記第1の吸込側配管に流れる冷媒を前記圧力損失増大機構に流して冷媒の量を増加させて前記第2の吸込側配管の吸込圧力を低下させることを特徴とする空気調和システム。 - 請求項2に記載の空気調和システムにおいて、
前記流量調整手段は冷媒の量を段階的、或いは連続的に調整する調整弁であり、前記圧力損失増大機構はキャピラリチューブ、オリフィス、ベンチュリー管のいずれかであることを特徴とする空気調和システム。 - 請求項5に記載の空気調和システムにおいて、
前記室外制御ユニットは、前記圧縮機の吸込圧力が吸込側判定閾値を越えると、前記調整弁によって吸込圧力の値に対応して前記第1の吸込側配管を流れる冷媒の量を調整し、前記第1の吸込側配管に流れる調整された冷媒以外の冷媒を前記圧力損失増大機構に流して冷媒の量を増加させて前記第2の吸込側配管の吸込圧力を吸込圧力に対応して低下させることを特徴とする空気調和システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015046853A JP2016166710A (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | 空気調和システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015046853A JP2016166710A (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | 空気調和システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016166710A true JP2016166710A (ja) | 2016-09-15 |
JP2016166710A5 JP2016166710A5 (ja) | 2017-07-27 |
Family
ID=56898309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015046853A Pending JP2016166710A (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | 空気調和システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016166710A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020003490A1 (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-02 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
CN111365819A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-07-03 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种调节空调高温制冷量的控制方法、装置及空调器 |
CN113959069A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-01-21 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 空调系统 |
CN114198859A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-03-18 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种压缩机回油控制方法及空调器 |
JP7490841B1 (ja) | 2023-02-21 | 2024-05-27 | 東芝キヤリア株式会社 | 空気調和装置 |
EP4455783A1 (en) * | 2023-04-24 | 2024-10-30 | ASML Netherlands B.V. | Vacuum system |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0389354U (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-11 | ||
JPH0722366U (ja) * | 1993-09-09 | 1995-04-21 | 中野冷機株式会社 | 温度帯切替え式ショーケース |
JPH09236335A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機の運転制御装置 |
JP2008164256A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-07-17 | Denso Corp | 冷凍サイクル装置 |
-
2015
- 2015-03-10 JP JP2015046853A patent/JP2016166710A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0389354U (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-11 | ||
JPH0722366U (ja) * | 1993-09-09 | 1995-04-21 | 中野冷機株式会社 | 温度帯切替え式ショーケース |
JPH09236335A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機の運転制御装置 |
JP2008164256A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-07-17 | Denso Corp | 冷凍サイクル装置 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020003490A1 (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-02 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
JPWO2020003490A1 (ja) * | 2018-06-29 | 2021-04-01 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
CN111365819A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-07-03 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种调节空调高温制冷量的控制方法、装置及空调器 |
CN113959069A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-01-21 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 空调系统 |
CN114198859A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-03-18 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种压缩机回油控制方法及空调器 |
JP7490841B1 (ja) | 2023-02-21 | 2024-05-27 | 東芝キヤリア株式会社 | 空気調和装置 |
EP4455783A1 (en) * | 2023-04-24 | 2024-10-30 | ASML Netherlands B.V. | Vacuum system |
WO2024223272A1 (en) * | 2023-04-24 | 2024-10-31 | Asml Netherlands B.V. | Vacuum system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10962243B2 (en) | Air conditioning system with dehumidification mode | |
JP6479162B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5984456B2 (ja) | 熱源システムの制御装置、熱源システムの制御方法、熱源システム、電力調整ネットワークシステム、及び熱源機の制御装置 | |
WO2009119023A1 (ja) | 冷凍装置 | |
JP5182358B2 (ja) | 冷凍装置 | |
JP2016166710A (ja) | 空気調和システム | |
JP2008202905A (ja) | 空気調和機 | |
JP6557855B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP6870382B2 (ja) | 空気調和装置 | |
CN113137691A (zh) | 磁悬浮空调机组的控制方法 | |
JP2016114286A (ja) | 空気調和機 | |
JP6672619B2 (ja) | 空調システム | |
US10359209B2 (en) | Air conditioning apparatus | |
JP2014085078A (ja) | 空気調和装置 | |
JP2017009269A5 (ja) | ||
JP2013130160A (ja) | 空気調和機 | |
JP6191490B2 (ja) | 空気調和装置 | |
CN113551437B (zh) | 空调系统以及控制方法 | |
JP2010236816A (ja) | ヒートポンプ式空調機およびヒートポンプ式空調機の制御方法 | |
JP2005147541A (ja) | 多室型空気調和機 | |
KR20120122704A (ko) | 공기 조화기 및 그 제어방법 | |
JPWO2020003490A1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP6428221B2 (ja) | 空気調和機 | |
WO2014175265A1 (ja) | 空気調和機 | |
JP3760259B2 (ja) | 空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170616 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170616 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20171018 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180508 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20181120 |