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JP2016030959A - 車両 - Google Patents

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JP2016030959A
JP2016030959A JP2014153803A JP2014153803A JP2016030959A JP 2016030959 A JP2016030959 A JP 2016030959A JP 2014153803 A JP2014153803 A JP 2014153803A JP 2014153803 A JP2014153803 A JP 2014153803A JP 2016030959 A JP2016030959 A JP 2016030959A
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door
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鈴木 康弘
Yasuhiro Suzuki
康弘 鈴木
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B79/00Mounting or connecting vehicle locks or parts thereof
    • E05B79/10Connections between movable lock parts
    • E05B79/22Operative connections between handles, sill buttons or lock knobs and the lock unit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0486Special type
    • B60J5/0487Special type simplified doors related to cabins of, e.g. golf carts, tractors, jeeps, cranes, forklifts, etc.
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/10Handles
    • E05B85/12Inner door handles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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    • E05B85/20Bolts or detents
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    • E05B85/243Bolts rotating about an axis with a bifurcated bolt

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】ドアを開閉するためのレバーがドアの内側に設けられた車両であって、乗員が乗り降りする際にラッチストライカが邪魔になりにくく、かつ、乗員がシートに座ったままレバーを容易に操作できる車両を提供する。
【解決手段】車両側面視において上フレーム25とドア41との間に開口50が形成された車両である。ドア41の内壁のうち、ドア41の上下方向の中間位置よりも上方であってかつラッチ機構52よりも前方の部分に取り付けられた揺動可能なレバー60と、レバー60とラッチ機構52とに連結された連動軸70と、を備える。連動軸70は、レバー60の揺動に伴って車両前後方向に移動することにより、ラッチ機構52をレバー60と連動させるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、開閉可能なドアを備えた車両に関する。
従来から、レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(Recreational Off-highway Vehicle 以下、ROVと呼ぶ)およびサイド・バイ・サイド・ATV(All Terrain Vehicle)等のように、不整地の走行に適した車両が知られている。この種の車両において、車両側面視にてシートの上方に配置されかつ車両前後方向に延びる上フレームと、上フレームの下方かつシートの側方に配置された開閉可能なドアと、を備えたものが知られている。このような車両では、上フレームの下方かつドアの上方に窓ガラスがなく、上フレームの下方かつドアの上方は常に開放されているので、乗員はドアを開けなくても、ドアの外方から内方に手を伸ばすことができる。このような特性を利用して、ドアを開閉するためのレバーをドアの内側のみに設けた車両が提案されている。特許文献1には、そのような車両が開示されている。
特許文献1に開示された車両は、前端部がヒンジ機構により車体フレームに支持されたドアと、ドアを閉じた状態にロックするドアロックユニットとを備えている。ドアロックユニットは、車両前後方向に延びる回転可能な支軸と、支軸と共に回転するように支軸に支持された開閉レバーと、支軸の一端部に取り付けられたラッチ機構とを備える。開閉レバーはドアの内壁の上部に配置されており、ドアの外方から容易に操作することができる。
ドアロックユニットのラッチ機構は、車体フレーム等に固定されたラッチストライカと係合することにより、ドアをロックする。ラッチストライカはシートの側方に配置されるが、乗員がシートに乗り降りする際にラッチストライカが邪魔にならないよう、ラッチストライカはシートの前端よりも後方に配置されることが好ましい。特許文献1に開示された車両では、車体フレームはシート後部の側方に位置するヒップガードを備え、ラッチストライカはヒップガードに固定されている。
特開2009−241817号公報
ドアを閉じたときにラッチ機構はラッチストライカと係合するので、ラッチストライカがシートの前端よりも後方に配置される場合、ラッチ機構はドアを閉じたときにシートの前端よりも後方になければならない。特許文献1に開示されたドアロックユニットでは、ラッチ機構は、開閉レバーと共に回転する支軸の一端部に取り付けられている。支軸を長くすると、開閉レバーの動作とラッチ機構の動作との間にずれが生じやすい。そのため、支軸を長くすることは困難であり、開閉レバーをラッチ機構の近傍に配置する必要がある。乗員の乗り降りの便宜を考慮すると、ラッチ機構は比較的後方に配置することが好ましいため、特許文献1に開示された車両では、開閉レバーを比較的後方に配置する必要があった。
ところで、シートに座っている乗員にとって操作しやすい開閉レバーの位置は、車両の仕様によって様々である。しかし、特許文献1に開示された車両では、開閉レバーを比較的後方に配置しなければならないため、開閉レバーを必ずしも操作しやすい位置に配置することができなかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドアを開閉するためのレバーがドアの内側に設けられた車両であって、乗員が乗り降りする際にラッチストライカが邪魔になりにくく、かつ、乗員がシートに座ったままレバーを容易に操作できる車両を提供することである。
本発明に係る車両は、乗員が座るシートと、車両側面視において前記シートの上方に配置され、車両前後方向に延びる上フレームと、前記上フレームの下方かつ前記シートの側方に配置され、前記シートに臨む内壁と、前記内壁と反対側に位置する外壁とを有するドアと、を備え、車両側面視において前記上フレームと前記ドアとの間に開口が形成された車両である。前記車両は、前記ドアの前端部に取り付けられ、前記ドアを車両左右方向に揺動可能に支持するヒンジ機構と、前記ドアに取り付けられたラッチ機構と、前記ドアの前記内壁のうち、前記ドアの上下方向の中間位置よりも上方であってかつ前記ラッチ機構よりも前方の部分に取り付けられた揺動可能なレバーと、前記レバーに連結された第1連結部と前記ラッチ機構に連結された第2連結部とを有し、前記レバーの揺動に伴って車両前後方向に移動することにより前記ラッチ機構を前記レバーと連動させる車両前後方向に延びる連動軸と、を備える。
上記車両によれば、レバーとラッチ機構とは車両前後方向に延びる連動軸により連結されているので、必ずしもレバーをラッチ機構の近傍に配置する必要はない。そのため、ラッチ機構と係合するラッチストライカを比較的後方に配置しながら、レバーを比較的前方に配置することができる。よって、乗員が乗り降りする際に邪魔になりにくい位置にラッチストライカを配置しつつ、シートに座っている乗員にとって操作しやすい位置にレバーを配置することができる。ところで、連動軸が連動軸の軸心回りに回転することによりラッチ機構とレバーとを連動させるように構成されている場合、連動軸が長いと、連動軸がわずかに曲がっているだけで、レバーの動作とラッチ機構の動作との間にずれが生じることが懸念される。しかし、上記車両では、連動軸は、レバーの揺動に伴って車両前後方向(言い換えると、連動軸の軸方向)に移動することによりラッチ機構をレバーと連動させるように構成されている。そのため、連動軸が多少曲がっていたとしても、レバーの動作とラッチ機構の動作との間にずれは生じにくい。よって、連動軸が長くても、レバーの動作とラッチ機構の動作との間にずれは生じにくい。上記車両によれば、連動軸の長さについての制約が少ない。以上より、ドアを開閉するためのレバーがドアの内側に設けられた車両において、乗員が乗り降りする際にラッチストライカが邪魔になりにくく、かつ、乗員がシートに座ったままレバーを容易に操作することが可能となる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記ドアの前記内壁は凹部を有し、前記レバーは、前記凹部に取り付けられている。
上記態様によれば、ドアの内壁からのレバーの出っ張りを少なくすることができる。そのため、車両の走行時等において、レバーが乗員にとって邪魔になりにくい。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記レバーは、前記ドアの前記内壁における前記凹部の周縁部よりも、前記ドアの前記外壁の方に位置している。
上記態様によれば、レバーがドアの内壁から出っ張らないので、車両の走行時等において、レバーが乗員にとって邪魔にならない。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ドアは、第1の上縁と、前記第1の上縁の後端から屈曲した第2の上縁と、を有する。前記レバーの少なくとも一部は、前記第2の上縁の下方に配置されている。
上記態様によれば、第2の上縁は第1の上縁の後端から屈曲しているので、ドアの外方から容易に把握することができる。レバーは内壁に設けられているが、レバーの少なくとも一部は第2の上縁の下方に配置されているので、ドアの外方からレバーの位置を容易に把握することができる。したがって、ドアの外方からレバーを容易に操作することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記レバーは、前記連動軸の前記第1連結部が連結されたレバー本体と、前記レバー本体を揺動可能に支持する鉛直方向に延びる支持軸とを有している。
仮に、車両前後方向に延びる支持軸によりレバー本体が揺動可能に支持されている場合、シートとレバー本体との高さの違いによっては、シートに座っている乗員がレバー本体を操作しにくいことがある。しかし、上記態様によれば、レバー本体を左右に揺動させることにより、ラッチ機構を動作させることができる。よって、乗員がシートに座ったままレバーを容易に操作することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記レバー本体は、前記支持軸の前方に延びる取っ手を有している。
上記態様によれば、乗員は取っ手を掴んで揺動させることにより、ラッチ機構を動作させることができる。乗員はシートに座ったままレバーを容易に操作することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記レバーは、前記連動軸の前記第1連結部が連結されたレバー本体と、前記レバー本体を揺動可能に支持する車幅方向に延びる支持軸とを有している。
上記態様によれば、乗員がシートに座ったままレバーを容易に操作することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ドアは、前記内壁を有する内壁部材と、前記外壁を有する外壁部材とを有する。前記内壁部材と前記外壁部材とは、互いに組み立てられている。
上記態様によれば、レバーおよびラッチ機構を内壁部材に取り付け、その内壁部材と外壁部材とを組み立てることにより、ドアを製造することができる。よって、ドアを容易に製造することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記連動軸は、前記内壁部材と前記外壁部材との間に配置されている。
上記態様によれば、連動軸は内壁部材および外壁部材によって保護される。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記内壁部材は、前記外壁部材と対向する対向壁を有し、前記対向壁は凹部を有する。前記連動軸は、前記対向壁の前記凹部内に配置されている。
上記態様によれば、連動軸が対向壁の凹部内に配置されるので、連動軸をより確実に保護することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記内壁部材および前記外壁部材は、それぞれ樹脂材料により形成されている。
上記態様によれば、ドアを軽量化することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記内壁部材および前記外壁部材は、互いに異なる種類の樹脂材料により形成されている。
上記態様によれば、内壁部材および外壁部材の材料としてそれぞれに適した樹脂材料を用いることができ、より好適なドアを実現できる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ドアを閉じたときに前記レバーの前端は、前記シートの前端よりも後方、かつ、前記シートの車両前後方向の中間位置よりも前方に位置する。
上記態様によれば、シートに座っている乗員にとって操作しやすい位置にレバーを配置することができる。よって、乗員がシートに座ったままレバーを容易に操作することができる。
本発明によれば、ドアを開閉するためのレバーがドアの内側に設けられた車両であって、乗員が乗り降りする際にラッチストライカが邪魔になりにくく、かつ、乗員がシートに座ったままレバーを容易に操作できる車両を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るROVの左側面図である。 図2は、上記ROVのドア等を取り外したときの左側面図である。 図3は、上記ROVの一部の平面図である。 図4は、左のドアの左側面図である。 図5は、左のドアの右側面図である。 図6は、左のドアの内壁部材の左側面図である。 図7Aは、ドアロックユニットの斜視図である。 図7Bは、ドアロックユニットの部分拡大断面図である。 図8は、図5のVIII−VIII線断面を含む斜視図である。 図9は、図5のIX−IX線断面を含む斜視図である。 図10は、他の実施形態に係るドアロックユニットの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1および図2に示すように、本実施形態に係る車両は、ROV1である。ROV1は、不整地を走行するのに適した車両である。ただし、本発明に係る車両はROVに限定されず、乗員が座るシートを備えた他の車両、例えば、サイド・バイ・サイド・ATVであってもよい。
以下の説明では特に断らない限り、前、後、左、右、上、下は、それぞれROV1のシートに着座した乗員から見た前、後、左、右、上、下を意味するものとする。上、下は、ROV1が水平面上に停止しているときの鉛直方向の上、下に対応する。図面に付した符号F、Re、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。
図1〜図3に示すように、ROV1は、車体フレーム10と、エンジン29と、乗員が座る左シート11および右シート12と、左前輪13と、右前輪14と、左後輪13Bと、右後輪(図示せず)とを備える。ROV1は、更に、左シート11の左方に配置された左のドア41と、右シート12の右方に配置された右のドア42とを備える。左シート11の前方には、ステアリングハンドル28Aが配置されている。ただし、ステアリングハンドル28Aは、右シート12の前方に配置されていてもよい。ステアリングハンドル28Aの前方には、フロントカバー20が配置されている。フロントカバー20は、車両側面視において左前輪13の上方に配置されている。
車体フレーム10の構成は何ら限定されないが、本実施形態では図2に示すように、車体フレーム10は、車両前後方向に延びる左右のメインフレーム21と、それぞれ左右のメインフレーム21より上方に配置された左右のセンターフレーム22と、それぞれ左右のセンターフレーム22の前方に配置された左右のフロントフレーム23(図2参照)と、それぞれ左右のセンターフレーム22の後方に配置された左右のリアフレーム24とを含んでいる。
センターフレーム22は、上フレーム25と、下フレーム26と、後センターフレーム30とを有している。上フレーム25は、車両前後方向に延びている。なお、ここで言う「車両前後方向に延びている」とは、上フレーム25が全体として車両前後方向に延びていることを意味する。本実施形態のように、上フレーム25の一部は曲がっていてもよい。上フレーム25は、真っ直ぐに延びていてもよい。上フレーム25は、下フレーム26の上方に配置されている。図2に示すように、上フレーム25の前端部25fは、下フレーム26の前端部26fと繋がっている。後センターフレーム30の上端部30aは上フレーム25の後端部25aに接続され、後センターフレーム30の下端部30bは下フレーム26の後端部26bに接続されている。上フレーム25と下フレーム26と後センターフレーム30とにより、車両側方から見て、乗員の乗車スペースが区画されている。
上フレーム25、下フレーム26、および後センターフレーム30の各々は、単一の部材により構成されていてもよく、複数の部材が接続されることにより構成されていてもよい。上フレーム25の少なくとも一部と下フレーム26の少なくとも一部とは、一体化されていてもよい。上フレーム25の少なくとも一部と後センターフレーム30の少なくとも一部とは、一体化されていてもよい。下フレーム26の少なくとも一部と後センターフレーム30の少なくとも一部とは、一体化されていてもよい。上フレーム25と下フレーム26と後センターフレーム30とは、一体化されていてもよく、複数の部材が接続されることにより構成されていてもよい。
図3に示すように、左のセンターフレーム22と右のセンターフレーム22とは、左右に延びる複数のクロスメンバ31によって連結されている。図示は省略するが、左のメインフレーム21と右のメインフレーム21とは、左右に延びる複数のクロスメンバによって連結されている。
左シート11および右シート12は、車体フレーム10に支持されている。図2に示すように、左シート11および右シート12は、車両側方から見て、上フレーム25の下方に配置されている。言い換えると、上フレーム25は、車両側面視において左シート11および右シート12の上方に配置されている。また、左シート11および右シート12は、下フレーム26の上方、および後センターフレーム30の前方に配置されている。左シート11および右シート12は、車両側方から見て、前記乗員スペース内に配置されている。ただし、左シート11および右シート12の配置は、特に限定される訳ではない。
前述の通り、ROV1は左のドア41と右のドア42とを備える。左のドア41と右のドア42とは左右対称に形成されている。左のドア41の構成と右のドア42の構成とは、左右対称であることを除いて同様である。以下では、左のドア41の詳細について説明し、右のドア42の説明は省略することとする。
図1に示すように、ドア41は上フレーム25の下方に配置されている。図3に示すように、ドア41はシート11の側方に配置されている。ドア41はシート11に対し、車幅方向の外方に配置されている。なお、車幅方向とは、左右方向のことである。車幅方向の外方とは、車両中心線CLから遠ざかる方を意味する。車幅方向の内方とは、車両中心線CLに近づく方を意味する。ドア41は、シート11の左方に配置されている。
図1に示すように、車両側面視において、上フレーム25とドア41との間には開口50が形成されている。開口50は、乗員の手を挿入可能な寸法を有している。本実施形態では、開口50の車両前後方向の長さは、ドア41の車両前後方向の長さ以上である。開口50の面積は、ステアリングハンドル28Aの外形の面積よりも大きくてもよい。開口50の面積は、ドア41の面積よりも大きくてもよい。ドア41には窓ガラスは設けられていない。上フレーム25とドア41との間には、窓ガラスは設けられていない。そのため、開口50は常に開いている。上フレーム25とドア41との間は、常に開かれている。乗員は、開口50を通じてドア41の外方から内方に向かって手を挿入することができる。
なお、ROV1では、上フレーム25とドア41との間に、手を挿入可能な開口が形成されていればよく、開口50の一部は覆われていてもよい。例えば、上フレーム25とドア41との間にネットが配置されていてもよい。また、上フレーム25に、開口50の一部を覆うが全体を覆わない程の大きさの日よけ用プレートが配置されていてもよい。
図4はドア41の左側面図、図5はドア41の右側面図である。図4はドア41の外側を表し、図5はドア41の内側を表している。ドア41は、単一の部材により構成されていてもよいが、本実施形態ではドア41は複数の部材により構成されている。本実施形態に係るドア41は、内壁部材43および外壁部材44を有する。内壁部材43は外壁部材44よりも車幅方向の内方に位置する。内壁部材43と外壁部材44とは、互いに組み立てられている。図6は、図4に示すドア41から外壁部材44を取り外した状態を表す図である。すなわち、図6は内壁部材43の左側面図であり、内壁部材43の外側を表している。
内壁部材43および外壁部材44は、それぞれ単一の部材で形成されていてもよく、複数の部材で形成されていてもよい。内壁部材43の材料と外壁部材44の材料とは、同じであってもよく、異なっていてもよい。本実施形態では、内壁部材43および外壁部材44は、それぞれ樹脂材料で形成されている。本実施形態では、内壁部材43および外壁部材44は、互いに異なる種類の樹脂材料により形成されている。内壁部材43の材料はポリエチレン(PE)であり、外壁部材44の材料はポリプロピレン(PP)である。ただし、内壁部材43および外壁部材44の材料は特に限定されない。内壁部材43および/または外壁部材44は、他の樹脂材料により形成されていてもよく、金属材料により形成されていてもよく、その他の材料により形成されていてもよい。
内壁部材43は、シート11に臨む内壁43i(図3参照)と、外壁部材44と対向する対向壁43oとを有する。対向壁43oは内壁43iと反対側に位置しており、内壁43iよりも車幅方向の外方に位置する。左のドア41では、対向壁43oは内壁43iの左方に位置している。外壁部材44は、内壁部材43と対向する内部壁44iと、内部壁44iと反対側に位置する外壁44oとを有する。外壁44oは内部壁44iよりも車幅方向の外方に位置する。左のドア41では、外壁44oは内部壁44iの左方に位置している。外壁44oは、ROV1の左方から視認される壁であり、左方に面している。
ドア41は開閉自在なドアであり、乗員が乗り降りするときに開かれ、それ以外のときは閉じられる。図6に示すように、内壁部材43の前端部には、2つのヒンジ機構45が設けられている。図2に示すように、下フレーム26にはブラケット46が設けられている。図6に示すように、ヒンジ機構45は、内壁部材43の前端部に取り付けられた第1プレート45aと、ブラケット46に取り付けられた第2プレート45bと、第1プレート45aと第2プレート45bとを回転可能に連結するピン45cとを備えている。ドア41は、ヒンジ機構45およびブラケット46を介して、車体フレーム10に支持されている。ヒンジ機構45は、ドア41を車両左右方向に揺動可能に支持している。なお、ヒンジ機構45の数、寸法および配置は何ら限定されない。
ドア41は、ドア41を閉じた状態に保持するロック機構51と、ロック機構51を解除するレバー60とを備えている。レバー60はドア41の内側にのみ設けられている。ドア41の外側には、ロック機構51を解除するためのレバーは設けられていない。
ロック機構51には、公知の任意のロック機構を用いることができる。本実施形態ではロック機構51は、ドア41の内壁部材43に取り付けられたラッチ機構52と、車体フレーム10に設けられたラッチストライカ53とを有する(図2参照)。ラッチ機構52およびラッチストライカ53には、公知の任意のものを利用することができる。ラッチ機構52およびラッチストライカ53は公知のものであるので、それらの詳細な説明は省略する。
図2に示すように、後センターフレーム30には、前方に向かって凸状に屈曲した補助フレーム33が接続されている。補助フレーム33にはブラケット34が設けられている。ラッチストライカ53はこのブラケット34に固定されている。ラッチストライカ53は車幅方向の外方に向かって突出している。すなわち、ラッチストライカ53は左方に向かって突出している。ラッチ機構52は右方に向けて配置されている。
図7Aは、ドア41に設けられたドアロックユニット79の斜視図である。ドアロックユニット79は、レバー60と、ラッチ機構52と、支持プレート75と、連動軸70とを備えている。図7Aに示すように、ラッチ機構52は支持プレート75に支持されている。ラッチ機構52は支持プレート75の後端部に支持されている。ただし、支持プレート75におけるラッチ機構52の支持位置は特に限定されない。
レバー60は、レバー本体61と、レバー本体61を揺動可能に支持する支持軸62とを有している。支持軸62は、支持プレート75に取り付けられている。レバー本体61は、乗員によって操作される部分である。レバー本体61は、乗員の手に掴まれる取っ手61aと、連動軸70が取り付けられた取付部61bとを有している。取っ手61aは、支持軸62の前方に延びている。本実施形態では、支持軸62は鉛直方向に延びている。なお、ここで言う「鉛直方向」には、厳密な意味での鉛直方向(すなわち、水平面となす角が90度の方向)に限らず、厳密な意味での鉛直方向から多少傾いた方向も含まれる。レバー本体61は、車両左右方向に揺動可能なように支持軸62に支持されている。
図5に示すように、レバー60は、ドア41の内壁43iのうち、ドア41の上下方向の中間位置41cよりも上方であって、かつ、ラッチ機構52よりも前方の部分に取り付けられている。なお、ドア41の上下方向の中間位置41cとは、ドア41の上端41uからの距離L1とドア41の下端41dからの距離L2とが等しい位置(すなわち、L1=L2)のことである。レバー60が中間位置41cよりも上方に配置されていることにより、ドア41の外方からであってもレバー60の操作が容易となる。
図2に示すように、ドア41を閉じたときにレバー60の前端60fは、シート11の前端11fよりも後方に位置する。また、ドア41を閉じたときにレバー60の前端60fは、シート11の車両前後方向の中間位置11cよりも前方に位置する。なお、シート11の車両前後方向の中間位置11cとは、車両前後方向に関して、シート11の前端11fからの距離とシート11の後端11bからの距離とが等しい位置のことである。本実施形態では、シート11は座部11pと背もたれ11qとを有する。本実施形態では、ドア41を閉じたときにレバー60の前端60fは、座部11pの車両前後方向の中間位置よりも前方に位置する。座部11pの車両前後方向の中間位置とは、車両前後方向に関して、座部11pの前端からの距離と座部11pの後端からの距離とが等しい位置のことである。
図7Aに示すように、レバー60とラッチ機構52とは、連動軸70により連結されている。連動軸70は、車両前後方向に延びている。連動軸70は、レバー60のレバー本体61の取付部61bに連結された第1連結部71と、ラッチ機構52に連結された第2連結部72とを有している。本実施形態では、第1連結部71は連動軸70の前端部であり、第2連結部72は連動軸70の後端部である。連動軸70は、真っ直ぐに延びていてもよく、一部が曲がっていてもよい。連動軸70の材料は特に限定されないが、本実施形態では金属である。
レバー60が支持軸62回りに回転すると、連動軸70は車両前後方向に移動する。連動軸70が車両前後方向に移動することにより、ラッチ機構52のラッチストライカ53に対する係合および非係合が切り替えられる。詳しくは、レバー60が支持軸62を中心として右方に回転すると、連動軸70はレバー60により前方に引っ張られるので、前方に移動する。ラッチ機構52がラッチストライカ53に係合しているときに連動軸70が前方に移動すると、ラッチ機構52のラッチストライカ53に対する係合が解除される。これにより、ドア41のロックが解除される。
一方、レバー60が支持軸62を中心として左方に回転すると、連動軸70はレバー60により後方に押されるので、後方に移動する。連動軸70が後方に移動すると、ラッチ機構52はラッチストライカ53に対して係合可能となる。この状態でドア41を閉めると、ラッチ機構52がラッチストライカ53と係合し、ドア41がロックされる。図7Bに示すように、レバー60には、レバー60を左方に回転させるような力を付与するばね65が設けられている。そのため、乗員がレバー60を離すと、レバー60はばね65の力によって左方に回転し、図7Aに示す初期位置に戻る。レバー60を初期位置に向けて付勢するばね65の種類は特に限定されないが、本実施形態ではばね65は、ねじりばねである。図7Bに示すように、ばね65の一端部65aは支持プレート75に係合し、ばね65の他端部65bは、レバー60の係合壁61cに係合している。
図8に示すように、ドア41の内壁43iは凹部48を有する。凹部48は、車幅方向の外方に凹んでいる。左のドア41では、凹部48は左方に凹んでいる。図5に示すように、レバー60は凹部48に取り付けられている。レバー60は、凹部48内に配置されている。本実施形態では図8に示すように、レバー60は、ドア41の内壁43iにおける凹部48の周縁部49よりも、車幅方向の外方に位置している。レバー60は、凹部48の周縁部49よりも外壁44oの方に位置している。左のドア41では、レバー60は、凹部48の周縁部49よりも左方に位置している。レバー60は、周縁部49よりも車幅方向の内方に出っ張っていない。ただし、レバー60の配置は限定されない。レバー60の一部または全部が、周縁部49よりも車幅方向の内方に位置していてもよい。
図5および図8に示すように、ドア41の内壁部材43には、レバー60の取付部61bが挿入される孔55が形成されている。レバー60は、取っ手61aが孔55よりも車幅方向の内方に位置し、取付部61bが孔55よりも車幅方向の外方に位置するように内壁部材43に取り付けられる。
図8および図9に示すように、内壁部材43と外壁部材44との間には、隙間56が形成されている。支持プレート75、連動軸70、およびラッチ機構52は、この隙間56内に配置されている。すなわち、支持プレート75、連動軸70、およびラッチ機構52は、内壁部材43と外壁部材44との間に配置されている。本実施形態では、内壁部材43の対向壁43oは凹部59を有している。凹部59は、車幅方向の内方に凹んでいる。左のドア41では、凹部59は右方に凹んでいる。支持プレート75、連動軸70、およびラッチ機構52は、内壁部材43の対向壁43oの凹部59内に配置されている。
図5に示すように、ラッチ機構52は、ドア41の後部に設けられている。内壁部材43には、ドア41を閉じたときにラッチストライカ53が挿入される孔57が形成されている。ラッチ機構52は、この孔57に対して車幅方向の外方に配置されている。左のドア41では、ラッチ機構52は孔57の左方に配置されている。ドア42を閉じたときに、ラッチストライカ53は孔57を貫通する。その結果、ラッチストライカ53は、孔57よりも車幅方向の外方において、ラッチ機構52と係合する。
図4に示すように、ドア41は、第1の上縁81と、第1の上縁81の後端81bから屈曲した第2の上縁82とを有する。第1の上縁81は、水平に延びていてもよく、後斜め下向きに延びていてもよいが、本実施形態では後斜め上向きに延びている。第2の上縁82は、後斜め下向きまたは水平に延びていてもよいが、本実施形態では後斜め上向きに延びている。第2の上縁82の方が第1の上縁81よりも傾斜が急になっている。図5に示すように、レバー60の少なくとも一部は、第2の上縁82の下方に配置されている。本実施形態では、レバー60の一部は第1の上縁81の下方に位置し、レバー60の他の部分は第2の上縁82の下方に位置している、第1の上縁81の後端81bは、レバー60の上方に位置している。ただし、レバー60の全部が第2の上縁81の下方に配置されていてもよい。
図4から分かるように、第2の上縁82の位置は、ドア41の外方から容易に把握することができる。レバー60はドア41の内壁43iに設けられており、ドア41の外方から視認することはできない。しかし、レバー60の少なくとも一部は第2の上縁82の下方に配置されているので、ドア41の外方において第2の上縁82の位置を確認することにより、ドア41の外方からレバー60の位置を把握することができる。
更に、本実施形態では、ドア41は、第2の上縁82の後方に位置する第3の上縁83を有する。第3の上縁83は、第2の上縁82の後端82bから水平に延びていてもよく、後斜め下向きに延びていてもよいが、本実施形態では後斜め上向きに延びている。第2の上縁82の方が第3の上縁83よりも傾斜が急になっている。そのため、ドア41の外方において、第2の上縁82の位置を更に容易に把握することができる。よって、ドア41の外方からレバー60の位置をより確実に把握することができる。
以上のように、本実施形態に係るROV1によれば、レバー60とラッチ機構52とは、車両前後方向に延びる連動軸70により連結されている。ROV1によれば、必ずしもレバー60をラッチ機構52の近傍に配置する必要はない。そのため、ラッチ機構52と係合するラッチストライカ53を比較的後方に配置しながら、レバー60を比較的前方に配置することができる。よって、乗員が乗り降りする際に邪魔になりにくい位置にラッチストライカ53を配置しつつ、シート11に座っている乗員にとって操作しやすい位置にレバー60を配置することができる。ところで、連動軸70が連動軸70の軸心回りに回転することによりレバー60とラッチ機構52とを連動させるように構成されている場合、連動軸70が長いと、連動軸70がわずかに曲がっているだけで、レバー60の動作とラッチ機構52の動作との間にずれが生じることが懸念される。しかし、本実施形態に係るROV1では、連動軸70は、車両前後方向に移動することによりレバー60とラッチ機構52とを連動させるように構成されている。言い換えると、連動軸70は、連動軸70の軸方向に移動することによりレバー60とラッチ機構52とを連動させるように構成されている。そのため、連動軸70が多少曲がっていたとしても、レバー60の動作とラッチ機構52の動作との間にずれは生じにくい。よって、連動軸70が長くても、レバー60の動作とラッチ機構52の動作との間にずれは生じにくい。本実施形態に係るROV1によれば、連動軸70の長さについての制約が少ないので、レバー60の位置を比較的自由に設定することができる。本実施形態によれば、ドア41を開閉するためのレバー60がドア41の内側に設けられたROV1において、乗員が乗り降りする際にラッチストライカ53が邪魔になりにくく、かつ、乗員がシート11に座ったままレバー60を容易に操作することが可能となる。
本実施形態によれば、図8に示すように、ドア41の内壁43iは凹部48を有し、レバー60は凹部48に取り付けられている。そのため、レバー60はドア41の内壁43iから出っ張りにくい。ドア41の内壁43iからのレバー60の出っ張り長さを短くすることができる。したがって、車両の走行時等において、レバー60が乗員にとって邪魔になりにくい。
更に本実施形態では、レバー60は、ドア41の内壁43iにおける凹部48の周縁部49よりもドア41の外壁44oの方に位置している。すなわち、レバー60は凹部48の内部に配置され、内壁43iよりも内方に出っ張っていない。したがって、車両の走行時等において、レバー60が乗員にとって邪魔にならない。
図4に示すように、ドア41は、第1の上縁81と、第1の上縁81の後端81bから屈曲した第2の上縁82とを有している。第2の上縁82は第1の上縁81から屈曲しているので、ドア41の外方から容易に把握することができる。レバー60はドア41の内壁43iに設けられているが、図5に示すように、レバー60の少なくとも一部は、第2の上縁82の下方に配置されている。よって、ドア41の外方からレバー60の位置を容易に把握することができる。乗員は、ドア41の外方から開口50(図1参照)を通じてドア41の内方に手を入れる際に、レバー60の位置を容易に把握することができ、ドア41の外方からレバー60を容易に操作することができる。そのため、ドア41の外壁44oにレバーが設けられていなくても、特に不便ではない。
図7Aに示すように、レバー60は、連動軸70の第1連結部71が連結されたレバー本体61と、レバー本体61を揺動可能に支持する鉛直方向に延びる支持軸62とを有している。仮に、レバー本体61が車両前後方向に延びる支持軸により揺動可能に支持されている場合、シート11とレバー本体61との高さの違いによっては、シート11に座った乗員がレバー本体61を操作しにくいことがある。しかし、本実施形態によれば、レバー本体61を左右に揺動させることにより、ラッチ機構52を動作させることができる。よって、乗員はシート11に座ったままレバー60を容易に操作することができる。
本実施形態によれば、図7Aに示すように、レバー本体61は、支持軸62の前方に延びる取っ手61aを有している。乗員は取っ手61aを掴んで揺動させることにより、ラッチ機構52を動作させることができる。よって、乗員はシート11に座ったままレバー60を容易に操作することができる。
本実施形態に係るドア41は、内壁部材43と外壁部材44とを有している。ドア41は、内壁部材43と外壁部材44とが互いに組み立てられることにより構成されている。本実施形態によれば、内壁部材43にレバー60およびラッチ機構52を取り付け、その内壁部材43と外壁部材44とを組み立てることにより、ドア41を製造することができる。よって、ドア41を容易に製造することができる。
図8に示すように、連動軸70は、内壁部材43と外壁部材44との間に配置されている。そのため、内壁部材43および外壁部材44によって連動軸70を保護することができる。本実施形態では、内壁部材43の対向壁43oは凹部59を有し、連動軸70は凹部59内に配置されている。そのため、連動軸70をより確実に保護することができる。
内壁部材43および外壁部材44の材料は特に限定されないが、本実施形態では、内壁部材43および外壁部材44は、それぞれ樹脂材料により形成されている。そのため、ドア41を軽量化することができる。本実施形態では更に、内壁部材43および外壁部材44は、互いに異なる種類の樹脂材料により形成されている。本実施形態によれば、内壁部材43および外壁部材44としてそれぞれに適した樹脂材料を用いることができ、より好適なドア41を実現することができる。
本実施形態によれば、図2に示すように、ドア41を閉じたときにレバー60の前端60fは、シート11の前端11fよりも後方、かつ、シート11の車両前後方向の中間位置11cよりも前方に位置している。本実施形態によれば、シート11に座っている乗員にとって操作しやすい位置にレバー60を配置することができる。よって、乗員がシートに座ったままレバー60を容易に操作することができる。
以上、本発明の実施の一形態について説明してきたが、前記実施形態は一例に過ぎず、本発明は他に種々の形態で実施することができる。
図7Aに示すように前記実施形態では、レバー60のレバー本体61は、鉛直方向に延びる支持軸62に揺動可能に支持されていた。レバー本体61は、左右に揺動可能に構成されていた。しかし、レバー60の構成は特に限定されない。図10に示すように、レバー本体61は、車幅方向に延びる支持軸62Bに揺動可能に支持されていてもよい。レバー本体61は、上下に揺動可能に構成されていてもよい。図10に示す実施形態では、レバー60を支持軸62B回りに上方に揺動させると、連動軸70は前方に移動し、ラッチ機構52とラッチストライカ53との係合が解除される。一方、レバー60を離すと、図示しないばねの力により、レバー60は支持軸62B回りに下方に揺動し、図10に示す初期位置に戻る。そして、ラッチ機構52とラッチストライカ53との係合が可能となる。このようなレバー60であっても、乗員がシート11に座ったまま容易に操作することができる。
前記実施形態の説明では、左のドア41のみを説明し、右のドア42の説明は省略した。前述の通り、右のドア42は左のドア41と左右対称に形成されているが、それ以外は同様の構成を有している。しかし、左のドア41の構成と右のドア42の構成とは異なっていてもよい。例えば、左のドア41および右のドア42のいずれか一方には、外壁44oにレバー60が設けられていてもよい。また、左のドア41の形状と右のドア42の形状とが異なっていてもよく、左のドア41の構造と右のドア42の構造とが異なっていてもよい。
前記実施形態では、ドア41は内壁部材43および外壁部材44を有していたが、ドア41は更に他の部材を有していてもよい。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
1 ROV(車両)
11 シート
25 上フレーム
41 ドア
43i 内壁
44o 外壁
45 ヒンジ機構
50 開口
52 ラッチ機構
60 レバー
70 連動軸

Claims (13)

  1. 乗員が座るシートと、
    車両側面視において前記シートの上方に配置され、車両前後方向に延びる上フレームと、
    前記上フレームの下方かつ前記シートの側方に配置され、前記シートに臨む内壁と、前記内壁と反対側に位置する外壁とを有するドアと、を備え、
    車両側面視において前記上フレームと前記ドアとの間に開口が形成された車両であって、
    前記ドアの前端部に取り付けられ、前記ドアを車両左右方向に揺動可能に支持するヒンジ機構と、
    前記ドアに取り付けられたラッチ機構と、
    前記ドアの前記内壁のうち、前記ドアの上下方向の中間位置よりも上方であってかつ前記ラッチ機構よりも前方の部分に取り付けられた揺動可能なレバーと、
    前記レバーに連結された第1連結部と前記ラッチ機構に連結された第2連結部とを有し、前記レバーの揺動に伴って車両前後方向に移動することにより前記ラッチ機構を前記レバーと連動させる車両前後方向に延びる連動軸と、
    を備えた車両。
  2. 前記ドアの前記内壁は凹部を有し、
    前記レバーは、前記凹部に取り付けられている、請求項1に記載の車両。
  3. 前記レバーは、前記ドアの前記内壁における前記凹部の周縁部よりも、前記ドアの前記外壁の方に位置している、請求項2に記載の車両。
  4. 前記ドアは、第1の上縁と、前記第1の上縁の後端から屈曲した第2の上縁と、を有し、
    前記レバーの少なくとも一部は、前記第2の上縁の下方に配置されている、請求項1に記載の車両。
  5. 前記レバーは、前記連動軸の前記第1連結部が連結されたレバー本体と、前記レバー本体を揺動可能に支持する鉛直方向に延びる支持軸とを有している、請求項1に記載の車両。
  6. 前記レバー本体は、前記支持軸の前方に延びる取っ手を有している、請求項5に記載の車両。
  7. 前記レバーは、前記連動軸の前記第1連結部が連結されたレバー本体と、前記レバー本体を揺動可能に支持する車幅方向に延びる支持軸とを有している、請求項1に記載の車両。
  8. 前記ドアは、前記内壁を有する内壁部材と、前記外壁を有する外壁部材とを有し、
    前記内壁部材と前記外壁部材とは、互いに組み立てられている、請求項1に記載の車両。
  9. 前記連動軸は、前記内壁部材と前記外壁部材との間に配置されている、請求項8に記載の車両。
  10. 前記内壁部材は、前記外壁部材と対向する対向壁を有し、
    前記対向壁は凹部を有し、
    前記連動軸は、前記対向壁の前記凹部内に配置されている、請求項9に記載の車両。
  11. 前記内壁部材および前記外壁部材は、それぞれ樹脂材料により形成されている、請求項8に記載の車両。
  12. 前記内壁部材および前記外壁部材は、互いに異なる種類の樹脂材料により形成されている、請求項8に記載の車両。
  13. 前記ドアを閉じたときに前記レバーの前端は、前記シートの前端よりも後方、かつ、前記シートの車両前後方向の中間位置よりも前方に位置する、請求項1に記載の車両。
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