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JP2016062240A - 駐車場満空判定装置、駐車場満空判定システム、駐車場満空判定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

駐車場満空判定装置、駐車場満空判定システム、駐車場満空判定方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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JP2016062240A JP2014188993A JP2014188993A JP2016062240A JP 2016062240 A JP2016062240 A JP 2016062240A JP 2014188993 A JP2014188993 A JP 2014188993A JP 2014188993 A JP2014188993 A JP 2014188993A JP 2016062240 A JP2016062240 A JP 2016062240A
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parking lot
vehicle
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full
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浩史 大田
Hiroshi Ota
浩史 大田
功 大西
Isao Onishi
功 大西
瑞子 狭川
Yoshiko Sagawa
瑞子 狭川
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Sumitomo Electric System Solutions Co Ltd
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Abstract

【課題】車両の入場及び退場を検知する機器が設けられていない駐車場、スタンドアロンで満空情報を管理している駐車場、満空情報を外部に公開していない駐車場についても、該駐車場の満空を判定することができる駐車場満空判定装置を提供する。【解決手段】駐車場満空判定装置1は、複数の車両Cから送信された各車両Cの位置情報及び時間情報を受信する受信部と、駐車場Pの位置を記憶する記憶部と、前記受信部が受信した位置情報及び時間情報に基づいて、前記記憶部が記憶する前記駐車場Pの位置又は該駐車場Pに隣接する道路Rにおける車両Cの走行態様を特定する特定部と、該特定部にて特定した走行態様に基づいて、前記駐車場Pが満車か否かを判定する判定部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は車両から収集した位置情報及び時間情報に基づいて、駐車場が満車であるか否かを判定する駐車場満空判定装置、駐車場満空判定システム、駐車場満空判定方法及びコンピュータプログラムに関する。
駐車場に設けられた入場ゲート機および出場ゲート機を通過した車両をカウントし、車両の入出場を管理する駐車場管理システムがある(例えば、特許文献1)。かかる駐車場管理システムは、各ゲート機を通過した入場車両の台数と出場車両の台数とを計数し、入場車両の総数から出場車両の総数を減算して駐車場の駐車台数を特定する。駐車場管理システムは、特定された駐車台数が駐車場の最大駐車台数を下回っている場合は、車両の入場を許可し、駐車場の最大駐車台数に達した場合、車両の入場を制限するようにしている。
特に特許文献1に係る駐車場管理システムは、出場ゲート機の手前に車両を検出する検出器を備える。車両が出場ゲート機を通過する前に車両を検出することにより、入場待ちの車両の待ち時間を短くし、駐車場の稼働率を向上させることができる。
特開2009−64298号公報
しかしながら、従来の駐車場管理システムにおいては、車両の入場及び退場をカウントする入場ゲート機及び出場ゲート機を駐車場に設ける必要があり、ゲート機が設けられていない駐車場の満空状況を判定することができないという問題があった。
また、スタンドアロンで満空情報を管理している駐車場、満空情報を外部に公開していない駐車場について、外部から各駐車場が満車であるか否かを判定することができないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の入場及び退場を検知する機器が設けられていない駐車場、スタンドアロンで満空情報を管理している駐車場、満空情報を外部に公開していない駐車場についても、該駐車場の満空を判定することができる駐車場満空判定装置、駐車場満空判定システム、駐車場満空判定方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る駐車場満空判定装置は、複数の車両から送信された各車両の位置情報及び時間情報を受信する受信部と、駐車場の位置を記憶する記憶部と、前記受信部が受信した位置情報及び時間情報に基づいて、前記記憶部が記憶する前記駐車場の位置又は該駐車場に隣接する道路における車両の走行態様を特定する特定部と、該特定部にて特定した走行態様に基づいて、前記駐車場が満車か否かを判定する判定部とを備える。
本発明の一態様に係る駐車場満空判定システムは、前記駐車場満空判定装置と、車両に搭載されており、該車両の位置情報及び時間情報を前記駐車場満空判定装置へ送信する車載機とを備え、前記駐車場満空判定装置の前記受信部は、前記車載機から送信された位置情報及び時間情報を受信する。
本発明の一態様に係る駐車場満空判定方法は、複数の車両から送信された各車両の位置情報及び時間情報を受信するステップと、受信した位置情報及び時間情報に基づいて、駐車場の位置又は該駐車場に隣接する道路における車両の走行態様を特定するステップと、特定した走行態様に基づいて、前記駐車場が満車か否かを判定するステップとを備える。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、駐車場が満車か否かをコンピュータに判定させるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、複数の車両から送信された各車両の位置情報及び時間情報に基づいて、前記駐車場の位置又は該駐車場に隣接する道路における車両の走行態様を特定する特定部と、該特定部にて特定した走行態様に基づいて、前記駐車場が満車か否かを判定する判定部として機能させる。
上記発明によれば、車両の入場及び退場を検知する機器が設けられていない駐車場、スタンドアロンで満空情報を管理している駐車場、満空情報を外部に公開していない駐車場についても、該駐車場の満空を判定することができる駐車場満空判定装置、駐車場満空判定システム、駐車場満空判定方法及びコンピュータプログラムを提供することが可能になる。
本発明の実施形態1に係る駐車場満空判定システムの一構成例を示す概念図である。 実施形態1に係る駐車場満空判定装置の一構成例を示す概念図である。 実施形態1に係る車載機の一構成例を示す概念図である。 プローブ情報の収集及び記憶に係る処理手順を示すフローチャートである。 プローブ情報DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。 駐車場における車両Cの発着時間の特定及び登録に係る処理手順を示すフローチャートである。 駐車場に発着する車両の軌跡を示す概念図である。 発着時間DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。 駐車場の満空判定に係る処理手順を示すフローチャートである。 到着頻度及び出発頻度の時間変化を示すグラフである。 満空DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。 駐車場の満空状況の表示例を示す概念図である。 本発明の実施形態2における駐車場の満空判定に係る処理手順を示すフローチャートである。 駐車場が満車になっているときに発生する渋滞の一例を示す概念図である。 本発明の実施形態3に係る駐車場満空判定システムの一構成例を示す概念図である。 実施形態3に係る駐車場満空判定装置の一構成例を示す概念図である。 実施形態3における満空DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。 実施形態3における属性DBのレコードレイアウト例を示す概念図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
本発明の一態様に係る駐車場満空判定装置は、
(1)複数の車両から送信された各車両の位置情報及び時間情報を受信する受信部と、駐車場の位置を記憶する記憶部と、前記受信部が受信した位置情報及び時間情報に基づいて、前記記憶部が記憶する前記駐車場の位置又は該駐車場に隣接する道路における車両の走行態様を特定する特定部と、該特定部にて特定した走行態様に基づいて、前記駐車場が満車か否かを判定する判定部とを備える。
本態様にあっては、駐車場満空判定装置は、車両から送信された各車両の位置情報及び時間情報を受信部にて受信する。つまり、駐車場満空判定装置は、車両の軌跡を認識することができる。駐車場又は駐車場に隣接する道路を走行する車両の走行態様は、該駐車場が満車か否かによって変動するため、車両の走行態様から駐車場が満車であるか否かを推定することが可能である。そこで、駐車場満空判定装置の特定部は、駐車場又は駐車場に隣接する道路における車両の走行態様を特定し、判定部は特定された走行態様に基づいて、駐車場が満車であるか否かを判定する。なお、本態様における走行態様には、車両が停止した状態も含まれる。
本態様に係る駐車場満空判定装置は、車両から収集した位置情報及び時間情報に基づいて、駐車場が満車であるか否かを判定する構成である。従って、駐車場に入退場する車両を検出する機器が設けられていない駐車場についても、該駐車場が満車であるか否かを判定することができる。
(2)前記特定部は、車両が前記駐車場に到着して駐車した到着時間を特定する到着時間特定部と、該到着時間特定部にて特定した到着時間に基づいて、前記駐車場に到着して駐車する車両の到着頻度を所定の時間帯毎に特定する到着頻度特定部とを備える構成が好ましい。
本態様にあっては、特定部は車両が駐車場に到着して駐車する到着時間を特定し、車両が駐車場に到着して駐車する頻度を所定の時間帯毎に特定する。駐車場が満車である場合、駐車場に駐車することができず、駐車場に空きがある場合、車両は駐車場に到着して駐車することができる。
車両の到着頻度は駐車場の満空状況を反映しており、駐車場満空判定装置の判定部は、特定部によって特定された車両の到着頻度に基づいて、駐車場が満車であるか否かを判定する。
(3)車両が前記駐車場を出発した出発時間を特定する出発時間特定部と、該出発時間特定部にて特定した出発時間に基づいて、前記駐車場を出発する車両の出発頻度を前記所定の時間帯毎に特定する出発頻度特定部とを備える構成が好ましい。
本態様にあっては、特定部は車両が駐車場を出発する出発時間を特定し、車両が駐車場を出発する頻度を所定の時間帯毎に特定する。出発頻度が増加した場合、駐車場に空きが生ずる。
車両の出発頻度は駐車場に空き状態が生じた状況を反映しており、駐車場満空判定装置の判定部は、特定部によって特定された車両の出発頻度に基づいて、駐車場が満車であるか否かを判定する。
(4)前記判定部は、前記到着頻度が前記出発頻度よりも増加した後、前記到着頻度と前記出発頻度とが均衡した場合、前記到着頻度と前記出発頻度とが均衡している時間帯の前記駐車場は満車であると判定する構成が好ましい。
本態様にあっては、駐車場満空判定装置の判定部は、到着頻度が出発頻度より増加した後、到着頻度と、出発頻度とが均衡した場合、各頻度が均衡した時間帯の駐車場が満車であると判定する。到着頻度が出発頻度より増加しているときは、車両に空きがあり、車両が駐車場に到着して駐車している状態である。その後、到着頻度と、出発頻度とが均衡した場合、駐車場に駐車された車両が出発して空きが生じ、その空きに他の車両が駐車している状態にある。従って、この場合、駐車場満空判定装置は、駐車場が満車であると判定することができる。
(5)前記判定部は、前記到着頻度と前記出発頻度とが均衡した後、前記出発頻度が前記到着頻度よりも増加した場合、前記出発頻度が前記到着頻度よりも増加した後の前記駐車場は空いていると判定する構成が好ましい。
本態様にあっては、駐車場満空判定装置の判定部は、到着頻度と、出発頻度とが均衡した後、出発頻度が到着頻度よりも増加した場合、駐車場に空きがあると判定する。到着頻度と、出発頻度とが均衡している場合、駐車場は満車の状態にある。その後、出発頻度が到着頻度よりも増加した場合、駐車場に空きが生じる。従って、この場合、駐車場満空判定装置は、駐車場に空きがあると判定することができる。
(6)前記特定部は、前記駐車場に隣接する道路における前記複数の車両の速度又は旅行時間を特定するようにしてあり、前記判定部は、前記駐車場に隣接する道路における前記複数の車両の速度又は旅行時間に基づいて、所定の時間帯の前記駐車場が満車か否かを判定する構成が好ましい。
本態様にあっては、駐車場満空判定装置の特定部は、駐車場に隣接する道路における複数の車両の速度又は旅行時間を特定する。該道路における複数の車両の速度又は旅行時間によれば、駐車場の空き待ちで渋滞が生じている状況を把握することが可能になり、駐車場満空判定装置の判定部は、該道路における車両の速度又は旅行時間に基づいて、駐車場が満車であるか否かを時間帯毎に判定する。
(7)前記受信部が位置情報及び時間情報を受信したときの前記駐車場の満空に関わる属性を特定する属性特定部と、前記判定部が前記所定の時間帯毎に判定した判定結果を、前記属性特定部が特定した属性に対応付けて記憶する判定結果記憶部と備える構成が好ましい。
本態様にあっては、駐車場満空判定装置は、各時間帯で判定した満空の判定結果と、該時間帯における駐車場の満空に関わる属性とを対応付けて記憶する。駐車場の満空状況は時間帯のみならず、他の属性によっても変動するため、時間帯及び属性毎に、駐車場の満空の判定結果を記憶した方が、駐車場のより正確な満空状況を記憶することができる。
記憶した判定結果の用途は特に限定されるものでは無いが、例えば記憶した判定結果の中から、特定の時間帯及び属性に対応する判定結果を抽出することによって、該時間帯及び属性における駐車場の満空状況を予測することができる。
(8)前記属性は、前記受信部が位置情報及び時間情報を受信したときの曜日の種類、季節又は天候を含む構成が好ましい。
本態様にあっては、駐車場満空判定装置は、駐車場の満空に係る判定結果を、時間帯と、曜日の種類、季節又は天候とを対応付けて記憶する。従って、曜日の種類、季節又は天候の影響を考慮して、時間帯毎の駐車場の満空状況を記憶することができる。
本発明の一態様に係る駐車場満空判定システムは、
(9)態様(1)〜態様(8)のいずれか一つの駐車場満空判定装置と、車両に搭載されており、該車両の位置情報及び時間情報を前記駐車場満空判定装置へ送信する車載機とを備え、前記駐車場満空判定装置の前記受信部は、前記車載機から送信された位置情報及び時間情報を受信する。
本態様にあっては、態様(1)と同様、駐車場に入退場する車両を検出する機器が設けられていない駐車場についても、該駐車場が満車であるか否かを判定することができる。
本発明の一態様に係る駐車場満空判定方法は、
(10)複数の車両から送信された各車両の位置情報及び時間情報を受信するステップと、受信した位置情報及び時間情報に基づいて、駐車場の位置又は該駐車場に隣接する道路における車両の走行態様を特定するステップと、特定した走行態様に基づいて、前記駐車場が満車か否かを判定するステップとを備える。
本態様にあっては、態様(1)と同様、駐車場に入退場する車両を検出する機器が設けられていない駐車場についても、該駐車場が満車であるか否かを判定することができる。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、
(11)駐車場が満車か否かをコンピュータに判定させるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、複数の車両から送信された各車両の位置情報及び時間情報に基づいて、前記駐車場の位置又は該駐車場に隣接する道路における車両の走行態様を特定する特定部と、該特定部にて特定した走行態様に基づいて、前記駐車場が満車か否かを判定する判定部として機能させる。
本態様にあっては、前記コンピュータプログラムを実行するコンピュータは、態様(1)と同様、駐車場に入退場する車両を検出する機器が設けられていない駐車場についても、該駐車場が満車であるか否かを判定することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る駐車場満空判定システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る駐車場満空判定システムの一構成例を示す概念図である。本実施形態1に係る駐車場満空判定システムは、道路Rを走行する複数の車両Cから収集されるプローブ情報に基づいて、複数の駐車場Pが予め定められた複数の各時間帯で満車であるか否かを判定して記憶し、記憶した判定結果を適宜利用可能とするシステムである。例えば、駐車場満空判定システムは、駐車場Pが満車であるか否かを時間帯毎に判定して記憶し、各時間帯における駐車場Pの満空状況を過去の判定結果に基づいて予測する機能を有する。プローブ情報は、車両Cの位置情報、速度情報、時間情報等を含む。
駐車場満空判定システムは、通信網Nに接続された駐車場満空判定装置1と、複数の車両Cに搭載された車載機2とを備える。車載機2は例えば、自身が搭載された車両Cの位置を検出することができ、外部の通信機器と無線通信を行う機能を有するカーナビゲーション装置である。車載機2には、車両Cの速度を検出する検出器3が接続されており、車載機2は、検出した車両Cの位置情報、時間情報、検出器3にて検出した速度情報等を含むプローブ情報を、通信網Nを介して駐車場満空判定装置1へ送信する。駐車場満空判定装置1は、該車載機2から送信されたプローブ情報を受信し、蓄積する。駐車場満空判定装置1は、蓄積したプローブ情報に基づいて複数の各駐車場Pが満車であるか否かを判定し、駐車場Pの満空状況を時間帯毎に記憶する。そして、駐車場満空判定装置1は、記憶した各駐車場Pの満空状況に係る情報を提供したり、空いている駐車場Pないし目的地の検索に利用したりする。
図2は実施形態1に係る駐車場満空判定装置1の一構成例を示す概念図である。駐車場満空判定装置1は、例えば、該駐車場満空判定装置1の各構成部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部11を備えたコンピュータである。制御部11には、バスを介して、ROM12、RAM13、通信部14、記憶部15及び時計16が接続されている。
ROM12は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性メモリであり、コンピュータの初期動作に必要な制御プログラムを記憶している。
RAM13は、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等のメモリであり、制御部11の演算処理を実行する際にROM12及び記憶部15から読み出された制御プログラム及び後述のコンピュータプログラム41、又は制御部11の演算処理によって生ずる各種データを一時記憶する。
通信部14は、外部の車載機2、その他の通信機器との間で各種情報を送受信するためのインタフェースであり、通信部14による各種情報の送受信は制御部11によって制御される。例えば、通信部14は、駐車場Pの満空を判定するための情報として、車載機2から送信されるプローブ情報を受信する。また、通信部14は、車載機2の求めに応じて、駐車場Pの満空状況に基づく情報を車載機2へ送信する。
時計16は年月日及び時刻を計時している。また時計16はカレンダー情報を有しており、制御部11は該時計16から現在の年月日、時刻及び曜日などの時間情報を取得することができる。
記憶部15は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部15は、制御部11が駐車場満空判定装置1の各構成部の動作を制御することにより、コンピュータを駐車場満空判定装置1として機能させるためのコンピュータプログラム41を記憶している。コンピュータプログラム41は、駐車場Pが満車であるか否かを判定して記憶し、各時間帯における駐車場Pの満空状況を過去の判定結果に基づいて予測する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本実施形態1に係るコンピュータプログラム41は、記録媒体4にコンピュータ読み取り可能に記録されている態様でも良い。記録媒体4は、駐車場Pが満車であるか否かを時間帯毎に判定して記憶し、各時間帯における駐車場Pの満空状況を過去の判定結果に基づいて予測するためのコンピュータプログラム41を記憶している。記憶部15は、図示しない読出装置によって記録媒体4から読み出されたコンピュータプログラム41を記憶する。記録媒体4はCD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等の光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等の磁気ディスク、磁気光ディスク、半導体メモリ等である。また、通信網Nに接続されている図示しない外部コンピュータから本実施形態1に係るコンピュータプログラム41をダウンロードし、記憶部15に記憶させても良い。
また、記憶部15は、地図情報15a、プローブ情報DB(Data Base)15b、発着時間DB15c及び満空DB15dを記憶している。地図情報15aは、車両Cが走行する道路R及び建物等を表す画像データ、複数の駐車場Pそれぞれの位置及び範囲を示す駐車場位置情報、道路Rを論理的に構成する道路リンクの情報等を含む。道路リンクは、隣接する2つの交差点の道路区間であり、車両Cが走行する道路Rを論理的に構成するものである。各道路リンクは、交差点に対応するノードによって接続され、道路網を論理的に構成する。各DBの詳細は後述する。
図3は実施形態1に係る車載機2の一構成例を示す概念図である。車載機2は、例えば、該車載機2の各構成部の動作を制御するCPU等の制御部21を備えたコンピュータであり、カーナビゲーション装置を構成している。制御部21には、バスを介して、ROM22、RAM23、車載通信部24、記憶部25、表示部26、操作部27、時計28,位置検出部29及び取得部30が接続されている。制御部21、ROM22、RAM23、記憶部25及び時計28のハードウェア構成は駐車場満空判定装置1と同様である。
車載通信部24は、外部の駐車場満空判定装置1との間で各種情報を送受信するためのインタフェースであり、車載通信部24による各種情報の送受信は制御部21によって制御される。
表示部26は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパ等の表示デバイスである。
操作部27は、表示部26に対する指の接触による静電容量又は電気容量の変化によって、指の接触位置を検出するタッチセンサである。なお、タッチセンサは操作部27の一例であり、マウス、タッチペン等のポインティングデバイス、各種キーであっても良い。
位置検出部29は、GPS受信機を備える。GPS受信機は、図示しない人工衛星(GPS衛星)と共にGPSシステムを構成しており、人工衛星からの電波を受信し、自身の位置情報を取得する。
取得部30は、車両Cに搭載された検出器3から出力される検出値に係る情報が入力するインタフェースである。検出器3は、例えば車両Cの速度を検出する車速センサ等を備え、取得部30は速度情報等を取得する。
なお、車載機2としてのカーナビゲーション装置は専用機であっても良いし、アプリケーションソフトを実行することによってカーナビゲーション機能を実現するスマートフォン等の通信端末であっても良い。また、車載機2は携帯型であっても良いし、車両Cに固定的に搭載されるものであっても良い。
図4はプローブ情報の収集及び記憶に係る処理手順を示すフローチャートである。車載機2の制御部21は、位置検出部29にて車両Cの位置を検出する(ステップS11)。そして、制御部21は、車両Cの速度を検出する検出器3から速度情報等を取得部30にて取得する(ステップS12)。次いで、制御部21は時計28にて計時を行う(ステップS13)。具体的には、制御部21は時計28から現在の時刻を示した時間情報を取得する。次いで、制御部21は車両Cの識別子、時間情報、位置情報及び車速情報を含むプローブ情報を、車載通信部24にて駐車場満空判定装置1へ送信する(ステップS14)。なお、車両Cの識別子は記憶部25が記憶している。車両Cに搭載された車載機2は、プローブ情報を駐車場満空判定装置1へ送信する処理を間欠的に実行している。例えば、車載機2は、数分の周期で定期的にプローブ情報を駐車場満空判定装置1へ送信している。
駐車場満空判定装置1の制御部11は、車載機2から送信されたプローブ情報を通信部14にて受信する(ステップS15)。そして、制御部11は、受信したプローブ情報を記憶部15に記憶し(ステップS16)、処理を終える。具体的には、制御部11は、プローブ情報に含まれる識別子と、時間情報が示す時刻と、位置情報及び速度情報が示す車両Cの位置及び車速とを対応付けてプローブ情報DB15bに登録する。
図5はプローブ情報DB15bのレコードレイアウト例を示す概念図である。プローブ情報DB15bは、車載機2から送信されたプローブ情報を格納することにより、車両Cを追跡し、駐車場Pにおける車両Cの発着頻度を特定するための情報を一時的に蓄積するためのデータベースである。プローブ情報DB15bは、受信した複数のプローブ情報それぞれに付されたプローブ情報番号(NO)、車両Cを識別するための識別子、車両C走行時の時刻、位置、速度等の情報を対応付けて記憶している。識別子は例えば「0001」等の数値で表される。位置は、例えば緯度及び経度によって表される。車速は、例えば時速によって表された数値である。
図6は駐車場Pにおける車両Cの発着時間の特定及び登録に係る処理手順を示すフローチャート、図7は駐車場Pに発着する車両の軌跡を示す概念図である。駐車場Pにおける車両Cの発着時間の特定に係る以下の処理は、プローブ情報DB15bに一定量のプローブ情報が蓄積されるタイミングで実行される。駐車場満空判定装置1の制御部11は、プローブ情報DB15bからプローブ情報を読み出す(ステップS31)。つまり、制御部11は、一又は複数の車両Cについて、複数の異なる時点で受信して記憶した識別子、位置情報及び時間情報を読み出す。そして、制御部11は、車両Cの到着地点を特定する(ステップS32)。
図7Aは、駐車場Pに到着し、駐車した車両Cの軌跡を示す概念図である。制御部11は、一の識別子に対応付けられた各時刻における車両Cの位置を特定することによって、車両Cの軌跡が得られる。図7A中、破線で示した曲線は車両Cの軌跡を示しており、黒丸は車両Cの到着地点を示している。図7Aに示す軌跡によれば、車両Cは駐車場Pの外から駐車場P内に移動し、駐車場P内で停車したことが分かる。制御部11は、一の識別子に対応付けられた各時刻における車両Cの位置を特定することによって、ある特定の位置で継続的に車両Cが停車している時間を特定することができる。制御部11は、例えば、一の車両Cの位置が所定時間以上同じである場合、つまり、一の識別子に対応付けられた位置情報が示す位置が所定時間以上同じである場合、該位置を到着地点として特定する。
次いで、制御部11は、車両Cの到着地点が駐車場P内であるか否かを判定する(ステップS33)。制御部11は、記憶部15が記憶する地図情報15aの駐車場位置情報に基づいて、駐車場Pの位置及び範囲を特定することができ、ステップS32で特定した到着地点の位置が、地図情報15aに含まれるいずれか一つの駐車場Pの位置に対応するか否かを判定する。駐車場P内であると判定した場合(ステップS33:YES)、制御部11は、車両Cの位置情報及び時間情報に基づいて駐車場P内に到着した時間を特定する(ステップS34)。ここで特定する時間は、車両Cが駐車場Pに到着した正確な時刻であっても良いし、該時刻を含む時間帯であっても良い。以下、このように特定される時刻又は時間帯を時間と呼ぶ。本実施形態1では、到着時間及び後述の出発時間を、主に時刻によって特定する例を説明するため、時刻である点を明示する際、到着時刻及び出発時刻と呼ぶ。
次いで、制御部11は、車両Cが駐車場Pに到着して駐車した年月日、曜日の種類等、時間以外の駐車場Pの満空に関連する属性を特定する(ステップS35)。曜日の種類は、例えば、平日、土日祝、連休等である。なお、曜日の分類方法は特に限定されるものでは無く、「平日」及び「休日」のように区分けしても良い。そして、制御部11は、車両Cが到着した駐車場Pを示す駐車場ID、車両Cが駐車場Pに到着した年月日、曜日の種類、到着時間の情報を発着時間DB15cに登録する(ステップS36)。制御部11は、到着時間を登録した車両Cのプローブ情報の内、到着前のプローブ情報をプローブ情報DB15bから削除する(ステップS37)。
ステップS37の処理を終えた場合、又はステップS33において到着地点が駐車場P内で無いと判定した場合(ステップS33:NO)、制御部11は、車両Cの出発地点を特定する(ステップS38)。
図7Bは、駐車場Pから出発した車両Cの軌跡を示す概念図である。図7B中、破線で示した曲線は車両Cの軌跡を示しており、黒丸は車両Cの出発地点を示している。図7Bに示す軌跡によれば、車両Cは駐車場P内から駐車場Pの外へ移動していることが分かる。制御部11は、一の識別子に対応付けられた各時刻における車両Cの位置を特定することによって、ある特定の位置で継続的に車両Cが停車している時間、車両Cが該位置を出発したこと特定することができる。制御部11は、例えば、一の車両Cの位置が所定時間以上同じである状態が継続しており、その後、車両Cの位置が変化した場合、所定時間以上停止していた位置を出発地点の位置として特定する。
次いで、制御部11は、車両Cの出発地点が駐車場P内であるか否かを判定する(ステップS39)。制御部11は、記憶部15が記憶する地図情報15aの駐車場位置情報に基づいて、駐車場Pの位置及び範囲を特定することができ、ステップS38で特定した出発地点の位置が、地図情報15aに含まれるいずれか一つの駐車場Pの位置に対応するか否かを判定する。駐車場P内であると判定した場合(ステップS39:YES)、制御部11は、車両Cの位置情報及び時間情報に基づいて駐車場P内を出発した時間を特定する(ステップS40)。次いで、制御部11は、車両Cが駐車場Pを出発した年月日、曜日の種類等、時間以外の駐車場Pの満空に関連する属性を特定する(ステップS41)。そして、制御部11は、車両Cが出発した駐車場Pを示す駐車場ID、車両Cが駐車場Pを出発した年月日、曜日の種類、出発時間の情報を発着時間DB15cに登録する(ステップS42)。
制御部11は、出発時間を登録した車両Cのプローブ情報の内、出発前のプローブ情報をプローブ情報DB15bから削除する(ステップS43)。
ステップS43の処理を終えた場合、又はステップS39において出発地点が駐車場P内で無いと判定した場合(ステップS39:NO)、制御部11は、プローブ情報DB15bに登録された全ての車両Cについて、発着時間の判定を行ったか否かを判定する(ステップS44)。発着時間の判定を行っていない車両Cがあると判定した場合(ステップS44:NO)、制御部11は処理をステップS31へ戻す。全ての車両Cについて、発着時間の判定を行ったと判定した場合(ステップS44:YES)、制御部11は処理を終える。
図8は発着時間DB15cのレコードレイアウト例を示す概念図である。発着時間DB15cは、駐車場Pに車両Cが到着した時刻、車両Cが駐車場Pを出発する時刻等の情報を格納するデータベースである。発着時間DB15cは、車両Cが到着又は出発する駐車場Pを識別する駐車場IDと、車両Cが発着する年月日と、曜日の種類と、到着時刻又は出発時刻とを対応付けて記憶している。
図9は駐車場Pの満空判定に係る処理手順を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、ある一つの駐車場Pが満車であるか否かを判定する処理手順を示しているが、駐車場満空判定装置1は他の駐車場Pについても同様の処理を実行する。駐車場満空判定装置1の制御部11は、発着時間DB15cに登録された情報に基づいて、所定の時間帯及び曜日毎に、車両Cが駐車場Pに到着する到着頻度を特定する(ステップS51)。また、制御部11は、発着時間DB15cに登録された情報に基づいて、所定の時間帯及び曜日毎に、車両Cが駐車場Pを出発する出発頻度を特定する(ステップS52)。
図10は到着頻度及び出発頻度の時間変化を示すグラフである。横軸は時刻、縦軸は到着頻度又は出発頻度を示している。太線は駐車場Pに車両Cが到着する頻度を示すグラフであり、細線は駐車場Pを車両Cが出発する頻度を示すグラフである。
グラフに示すように、到着頻度が出発頻度に比べて増加している時間帯は、車両Cが駐車場Pに到着して駐車することができている状態であるため、該時間帯の駐車場Pは空きがある状態である。
到着頻度が急激に減少し、到着頻度と、出発頻度とが均衡している時間帯は、駐車場Pを出発した車両Cによって生じた空きに、他の車両Cが駐車している状態であるため、該時間帯の駐車場Pは満車の状態である。
その後、到着頻度よりも出発頻度が増加している時間帯は、駐車場Pを車両Cが出発し、駐車場Pに空きが生じている状態である。
このように、駐車場Pにおける車両Cの到着頻度及び出発頻度に基づいて、駐車場Pが満車であるか否かを判定することができる。図9に戻り、駐車場Pの満空判定処理を具体的に説明する。
ステップS52の処理を終えた制御部11は、一の時間帯において、到着頻度が出発頻度に比べて増加しているか否かを判定する(ステップS53)。到着頻度が増加していると判定した場合(ステップS53:YES)、該一の時間帯における駐車場Pは空き状態であることを一時記憶する(ステップS54)。
到着頻度が増加していないと判定した場合(ステップS53:NO)、制御部11は、到着頻度が増減した後、前記一の時間帯において出発頻度と、到着頻度とが均衡しているか否かを判定する(ステップS55)。発着頻度が均衡していると判定した場合(ステップS55:YES)、制御部11は、前記一の時間帯において駐車場Pが満車であることを一時記憶する(ステップS56)。
発着頻度が均衡していないと判定した場合(ステップS55:NO)、制御部11は、発着頻度が均衡した後、前記一の時間帯において出発頻度が到着頻度に比べて増加したか否かを判定する(ステップS57)。出発頻度が到着頻度に比べて増加したと判定した場合(ステップS57:YES)、制御部11は、前記一の時間帯における駐車場Pが空き状態であることを記憶する(ステップS58)。
出発頻度が到着頻度に比べて増加していないと判定した場合(ステップS57:NO)、又はステップS54、ステップS56、ステップS58の処理を終えた場合、制御部11は、判定対象である駐車場Pの駐車場ID及び発着日に係る属性に対応付けて、駐車場Pの満空に係る判定結果を満空DB15dに登録する(ステップS59)。具体的には、制御部11は、駐車場ID及び曜日種別と、各時間帯の満空判定結果とを対応付けて満空DB15dに登録する。満空判定処理の結果、駐車場Pの状態が特定されなかった場合、当該時間帯において満空状態が特定できない旨を満空DB15dに登録する。
次いで、制御部11は、全曜日及び時間帯の満空判定処理を行ったか否かを判定する(ステップS60)。全曜日及び時間帯の満空判定処理を行っていないと判定した場合(ステップS60:NO)、制御部11は処理をステップS53へ戻す。全曜日及び時間帯の満空判定処理を行ったと判定した場合(ステップS60:YES)、制御部11は処理を終える。
図11は満空DB15dのレコードレイアウト例を示す概念図である。満空DB15dは、駐車場Pが満車であるか否かを時間帯毎に示した情報を、駐車場P及び曜日の種類毎に格納するデータベースである。具体的には、満空DB15dは、駐車場IDと、曜日の種類と、各時間帯の満空判定結果を示す情報とを対応付けて記憶している。本実施形態1においては、満空DB15dは、24時間を12等分した時間帯毎に駐車場Pが満車であるか否かを示す情報を、駐車場P及び曜日の種類毎に記憶している。図11中「空」は、駐車場Pに空きがある状態を示しており、「満」は駐車場Pが満車の状態であることを示している。なお、駐車場Pが満車であるか否かを示す情報を2時間毎に区分して格納する例を図11に示したが、2時間は一例であり、より短時間又は長時間の時間区分で駐車場Pの満空を示す情報を格納するように構成しても良い。
満空DB15dに格納された情報の使用方法は特に限定されるものでは無いが、以下に使用例を説明する。
例えば、カーナビゲーション装置である車載機2に目的地として特定の駐車場Pが設定された場合、満空DB15dの情報に基づいて、駐車場Pが満車になると予想される時間帯又は駐車場Pが空いていると予想される時間帯を使用者に通知することができる。具体的には車載機2は前記駐車場Pの駐車場IDと共に駐車場Pの満空状況に係る情報を要求する要求情報を駐車場満空判定装置1へ送信する。駐車場満空判定装置1は、要求情報を受信した場合、受信した駐車場IDに対応付けられた情報を満空DB15cから読み出し、読み出した情報に基づいて、前記駐車場Pが満車になっていた時間帯又は空き状態になっていた時間帯を特定する。そして、駐車場満空判定装置1は、特定された時間帯を示す情報を車載機2へ送信する。車載機2は該情報を受信し、受信した情報に基づいて、前記特定の駐車場Pが満車になると予想される時間帯又は駐車場Pが空いていると予想される時間帯を表示部26に表示する。
また、前記特定の駐車場Pへの到着時間が、満車と予想される時間帯である場合、該駐車場Pに近い他の駐車場Pを地図情報15aに基づいて特定し、特定された駐車場Pの情報を使用者に通知するように構成することもできる。観光地の駐車場Pへの到着時間が、満車と予想される時間帯である場合、他の観光地の情報を使用者に通知するように構成しても良い。
また、カーナビゲーション装置である車載機2で駐車場Pの検索操作が行われた際、駐車場Pへの到着予想時刻において満車と予想される駐車場Pを除外し、満車で無いと予想される駐車場Pを選択的にリストアップし、使用者に通知するように構成することができる。
具体的には、車載機2は現在の車両Cの位置情報と共に、駐車場Pの情報を要求する要求情報を駐車場満空判定装置1へ送信する。駐車場満空判定装置1は、要求情報を受信した場合、受信した位置情報が示す位置から所定距離以内にある駐車場Pを特定する。そして、駐車場満空判定装置1は、車両Cが各駐車場Pに到着する予想時刻を算出する。次いで、駐車場満空判定装置1は、各駐車場Pの到着予想時刻においける満空状況を、満空DB15cの情報に基づいて特定する。そして、駐車場満空判定装置1は、前記所定距離以内にある駐車場Pの内、空き状態にある駐車場Pのリストを作成し、該リストの情報を車載機2へ送信する。車載機2は、該情報を受信し、受信した情報に基づいて、空き状態にある駐車場Pのリストを表示部26に表示する。
なお、全駐車場Pをリストアップすると共に、各駐車場Pの満空予想を合わせて通知するように構成しても良い。
更に、駐車場満空判定装置1は、地図を区分けして得られる各区域に含まれる複数の駐車場Pそれぞれの満空状況に基づいて、各区域の混雑状況を推定し、該混雑状況の情報を使用者に提供することもできる。
更に、駐車場満空判定装置1は、ホームページで各駐車場Pの満空状況の予想、つまり駐車場Pが満車であるか否かを曜日の種類及び時間帯毎に示した情報を使用者に公開するように構成することもできる。
図12は駐車場Pの満空状況の表示例を示す概念図である。ある特定の駐車場Pの満空状況を表示して使用者に通知する場合、図12に示すように図表形式で、満空状況の予想を示すと良い。行方向(横方向)に配列した各升目は複数の各時間帯に対応している。各時間帯は2時間に対応しており、24時間が12の時間帯に区分けされて表示されている。列方向(縦方向)に配列した各升目は、平日、土日祝及び連休における、駐車場Pの満空判定結果に対応している。白抜きの升目は駐車場Pに空きがある状態を示しており、ハッチングが付された升目は満車の状態であることを示している。
なお、駐車場Pが満車であるか否かを示す情報を2時間毎に区分して表示する例を図12に示したが、2時間は一例であり、より短時間又は長時間の時間区分毎に駐車場Pの満空を表示するように構成しても良い。
このように構成された実施形態1に係る駐車場満空判定システムによれば、プローブ情報に基づいて駐車場Pが満車であるか否かを判定する構成であるため、駐車場Pに、車両Cの入場及び退場を検知する機器が設けられていない場合、管理者がスタンドアロンで駐車場Pの満空情報を管理している場合、駐車場Pの満空情報を外部に公開していないような場合であっても、該駐車場Pの満空を判定することができる。
また、駐車場満空判定装置1は、到着頻度に基づいて、駐車場Pが満車であるか否かを判定することができる。到着頻度は駐車場Pが満車である場合、減少する。特に駐車場Pに空きがある状態から満車になった場合、到着頻度は激減する。従って、駐車場満空判定装置1は、到着頻度に基づいて、駐車場Pが満車であるか否かを判定することができる。
更に、駐車場満空判定装置1は、到着頻度及び出発頻度に基づいて、駐車場Pが満車であるか否かを判定することができる。出発頻度が増加した場合、駐車場Pに空きが生ずる。従って、駐車場満空判定装置1は、出発頻度に基づいて、駐車場Pが満車であるか否かを判定することができる。
また到着頻度及び出発頻度の差分は、駐車場Pの満空状況によって変動するため、駐車場満空判定装置1は、前記差分に基づいて、駐車場Pが満車であるか否かをより正確に判定することができる。
具体的には、駐車場満空判定装置1は、到着頻度が出発頻度より増加した後、到着頻度と、出発頻度とが均衡した場合、各頻度が均衡した時間帯の駐車場Pが満車であると判定することができる。
また、駐車場満空判定装置1は、到着頻度と、出発頻度とが均衡した後、出発頻度が到着頻度よりも増加した場合、駐車場Pに空きがあると判定することができる。
なお、本実施形態1では、満空DB15dに蓄積した各駐車場Pの過去の満空状況に基づいて、現在の駐車場Pの満空状況を予想する処理を例示したが、満空判定に必要な十分な量のプローブ情報をリアルタイムで収集できる場合、駐車場Pの満空状況を現在収集中のプローブ情報に基づいて判定するように構成しても良い。
また、各時間帯における駐車場Pの満空判定結果と共に、プローブ情報DB15bのプローブ情報に基づいて、各時間帯において車両Cが駐車場P内に進入してから車両Cが駐車されるまでに要する時間を特定して、該時間を記憶するように構成しても良い。駐車場満空判定装置1は、駐車場Pの満空状況に加え、駐車場P内に入ってから実際に駐車を完了するまでに要する時間に関する情報を使用者に提供することができる。使用者は、駐車場Pに駐車を終えるために要する時間を加味して、駐車場Pへの到着時間を予定することができる。
同様に、各時間帯における駐車場Pの満空判定結果と共に、プローブ情報DB15bのプローブ情報に基づいて、各時間帯において車両Cが駐車場Pの駐車地点から駐車場Pの外へ出るまでに要する時間を特定して、該時間を記憶するように構成しても良い。駐車場満空判定装置1は、駐車場Pの満空状況に加え、駐車場P外へ出るために要する時間に関する情報を使用者に提供することができる。使用者は、駐車場Pから出るまでに要する時間を加味して、駐車場Pを出発する時間を予定することができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る駐車場満空判定システム、駐車場満空判定装置1、駐車場満空判定方法及びコンピュータプログラム41は、駐車場Pの満空判定に係る処理手順が実施形態1と異なるため、以下では主に上記相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は実施形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図13は本発明の実施形態2における駐車場Pの満空判定に係る処理手順を示すフローチャート、図14は駐車場Pが満車になっているときに発生する渋滞の一例を示す概念図である。図14中、符号Aで示す太線部分は渋滞が発生している箇所を示している。図13に示すフローチャートは、ある一つの駐車場Pが満車であるか否かを判定する処理手順を示しているが、駐車場満空判定装置1は他の駐車場Pについても同様の処理を実行する。
駐車場満空判定装置1の制御部11は、プローブ情報DB15bからプローブ情報を読み出す(ステップS251)。そして、制御部11は、駐車場Pに隣接する道路Rの一の時間帯における複数の車両Cの平均旅行時間を特定する(ステップS252)。記憶部15が記憶する地図情報15aを参照することにより、制御部11は、駐車場Pに隣接する道路Rを特定することができる。そして、制御部11は、前記道路Rを走行する車両Cのプローブ情報に基づいて、平均旅行時間を特定する。平均旅行時間は前記道路Rを移動するために必要な時間である。
そして、制御部11は、特定された平均旅行時間が閾値未満であるか否かを判定する(ステップS253)。平均旅行時間が前記閾値未満であると判定した場合(ステップS253:YES)、制御部11は、図14中、符号Aで示すように、駐車場Pに隣接する道路Rにおいて直前まで渋滞が発生していたか否かを判定する(ステップS254)。駐車場Pによっては、駐車場P付近の渋滞発生を避けるために、駐車場Pが満車になった段階で、駐車場Pの入口付近での空き待ちを禁止しているところもある。このような駐車場Pにおいては、駐車場Pが満車になった段階で、渋滞が急に消失する。ステップS254は、かかる状況の発生の有無を判定する処理である。
渋滞が発生していなかったと判定した場合(ステップS254:NO)、制御部11は、前記一の時間帯における駐車場Pが空き状態であることを一時記憶する(ステップS255)。
直前まで渋滞が発生していたと判定した場合(ステップS254:YES)、又はステップS253において平均旅行時間が閾値以上であると判定した場合(ステップS253:NO)、制御部11は、前記一の時間帯における駐車場Pは満車であることを一時記憶する(ステップS256)。
次いで、制御部11は、判定対象である駐車場Pの駐車場ID及び発着日に係る属性に対応付けて、駐車場Pの満空に係る判定結果を満空DB15dに登録する(ステップS257)。
次いで、制御部11は、全曜日及び時間帯の満空判定処理を行ったか否かを判定する(ステップS258)。全曜日及び時間帯の満空判定処理を行っていないと判定した場合(ステップS258:NO)、制御部11は処理をステップS251へ戻す。全曜日及び時間帯の満空判定処理を行ったと判定した場合(ステップS258:YES)、制御部11は処理を終える。
実施形態2によれば、車両Cの入場及び退場を検知する機器が設けられていない駐車場P、スタンドアロンで満空情報を管理している駐車場P、満空情報を外部に公開していない駐車場Pについても、該駐車場Pに隣接する道路Rにおける平均旅行時間に基づいて駐車場Pの満空を判定することができる。
なお、本実施形態2では、駐車場Pに隣接する道路Rにおける平均旅行時間に基づいて、該駐車場Pの満空を判定する構成を説明したが、駐車場Pに隣接する道路Rを走行する車両Cの速度に基づいて、該駐車場Pの満空を判定するように構成しても良い。具体的には、制御部11は、ステップS252において駐車場Pに隣接する道路Rにおける車両Cの平均速度を特定する。平均速度は、複数の車両Cから収集したプローブ情報に含まれる車速の情報に基づいて算出することができる。そして、制御部11は、ステップS253において、平均速度が、速度に係る閾値以上であるか否かを判定する。平均速度が閾値未満である場合、駐車場Pは満車であると判定する。平均速度が閾値以上である場合であって、直前にも渋滞が発生していなかった場合、駐車場Pに空きがあると判定する(ステップS255)。
また、車両Cから収集したプローブ情報に基づいて、車両Cの平均旅行時間を特定する例を説明したが、道路Rに設けられたビーコン、その他の感知器によって得られた情報を収集し、該情報に基づいて駐車場Pに隣接する道路Rにおける平均旅行時間を特定するように構成しても良い。
(実施形態3)
実施形態3に係る駐車場満空判定システム、駐車場満空判定装置1、駐車場満空判定方法、並びにコンピュータプログラム341及び記録媒体304は、駐車場Pの満空判定の結果を対応付けて記憶する属性の内容が異なるため、以下では主に上記相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は実施形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図15は本発明の実施形態3に係る駐車場満空判定システムの一構成例を示す概念図である。本実施形態3に係る駐車場満空判定システムは、実施形態1と同様、通信網Nに接続された駐車場満空判定装置1及び車載機2を備える。実施形態3に係る駐車場満空判定システムは、更に、駐車場Pの満空に関わる属性であって、経時的に変化する情報を提供する情報提供装置305を備える。情報提供装置305は通信網Nに接続されており、駐車場満空判定装置1からの要求に応じて、駐車場Pの満空に関わる属性の情報を駐車場満空判定装置1へ送信する。駐車場Pの満空に関わる属性は、例えば、季節、天候、交通状況、各種イベントである。イベントには、スポーツの試合開催、各種催事などが含まれる。駐車場満空判定装置1は、情報提供装置305から送信された属性の情報を受信し、駐車場Pの満空判定結果に属性を対応付けて記憶部15に記憶させる。
図16は実施形態3に係る駐車場満空判定装置1の一構成例を示す概念図である。実施形態3に係る駐車場満空判定装置1の記憶部15は、駐車場Pの満空判定結果を満空DB315dに格納し、満空判定結果に係る駐車場ID及び属性を、該満空判定結果に対応付けて属性DB315eに格納する。満空DB315d及び属性DB315eは、時間帯毎に判定した駐車場Pの満空判定結果を、属性に対応付けて記憶する判定結果記憶部として機能する。駐車場満空判定装置1によるプローブ情報の収集及び各駐車場Pの満空判定方法は実施形態1と同様であり、ステップS35及びステップS41で特定される属性の内容と、満空判定結果の格納方法が異なる。
図17は実施形態3における満空DB315dのレコードレイアウト例を示す概念図である。実施形態3の満空DB315dは、駐車場Pが満車であるか否かを時間帯及び曜日の種類毎に示した情報を、満空情報IDに対応付けて格納する。つまり、満空DB315dは、満空情報IDと、曜日の種類と、各時間帯の満空判定結果を示す情報とを対応付けて記憶している。満空情報IDは、満空判定結果の情報に対応する駐車場ID及び各種属性を対応付けるための情報である。
図18は実施形態3における属性DB315eのレコードレイアウト例を示す概念図である。属性DB315eは、駐車場ID、季節、天候並びに交通状況及びイベントの情報を満空情報IDに対応付けて格納する。駐車場満空判定装置1の制御部11は、属性DB315eを参照することによって、特定の駐車場P、季節、天候、交通状況及びイベントに対応する満空情報IDを特定することができる。例えば、駐車場ID「0001」、季節「春」、天候「晴」、特段のイベントが無い場合、満空情報ID「0001」が特定される。
そして、制御部11は、満空情報ID「0001」に基づいて、該満空情報ID「0001」に対応する満空判定結果の情報を、満空DB315dから検索し、読み出すことができる。
実施形態3によれば、駐車場満空判定装置1は、時間帯毎に判定した駐車場Pの満空判定結果を曜日の種類のみならず、他の属性にも対応付けて記憶部15に記憶するため、曜日の種類及び属性を考慮して、駐車場Pの満空状況を記憶することができる。駐車場満空判定装置1は、満空DB315d及び属性DB315eを参照することにより、曜日の種類及び属性に応じたより正確な駐車場Pの満空状況を推定し、正確な満空状況に基づく各種情報を使用者に提供することができる。
具体的には、駐車場満空判定装置1は、各駐車場Pの満空判定結果を、時間帯と、曜日の種類と、季節と、天候と、交通状況及びイベントとに対応付けて記憶するため、曜日の種類、季節、天候並びに交通状況及びイベントの影響を考慮して、時間帯毎の駐車場Pの満空状況を推定することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 駐車場満空判定装置
2 車載機
3 検出器
4、304 記録媒体
11 制御部
12 ROM
13 RAM
14 通信部
15 記憶部
15a 地図情報
15b プローブ情報DB
15c 発着時間DB
15d 満空DB
16 時計
21 制御部
22 ROM
23 RAM
24 車載通信部
25 記憶部
26 表示部
27 操作部
28 時計
29 位置検出部
30 取得部
41、341 コンピュータプログラム
305 情報提供装置
315e 属性DB
C 車両
N 通信網
P 駐車場
R 道路

Claims (11)

  1. 複数の車両から送信された各車両の位置情報及び時間情報を受信する受信部と、
    駐車場の位置を記憶する記憶部と、
    前記受信部が受信した位置情報及び時間情報に基づいて、前記記憶部が記憶する前記駐車場の位置又は該駐車場に隣接する道路における車両の走行態様を特定する特定部と、
    該特定部にて特定した走行態様に基づいて、前記駐車場が満車か否かを判定する判定部と
    を備える駐車場満空判定装置。
  2. 前記特定部は、
    車両が前記駐車場に到着して駐車した到着時間を特定する到着時間特定部と、
    該到着時間特定部にて特定した到着時間に基づいて、前記駐車場に到着して駐車する車両の到着頻度を所定の時間帯毎に特定する到着頻度特定部と
    を備える請求項1に記載の駐車場満空判定装置。
  3. 車両が前記駐車場を出発した出発時間を特定する出発時間特定部と、
    該出発時間特定部にて特定した出発時間に基づいて、前記駐車場を出発する車両の出発頻度を前記所定の時間帯毎に特定する出発頻度特定部と
    を備える請求項1又は請求項2に記載の駐車場満空判定装置。
  4. 前記判定部は、
    前記到着頻度が前記出発頻度よりも増加した後、前記到着頻度と前記出発頻度とが均衡した場合、前記到着頻度と前記出発頻度とが均衡している時間帯の前記駐車場は満車であると判定する
    請求項3に記載の駐車場満空判定装置。
  5. 前記判定部は、
    前記到着頻度と前記出発頻度とが均衡した後、前記出発頻度が前記到着頻度よりも増加した場合、前記出発頻度が前記到着頻度よりも増加した後の前記駐車場は空いていると判定する
    請求項3又は請求項4に記載の駐車場満空判定装置。
  6. 前記特定部は、
    前記駐車場に隣接する道路における前記複数の車両の速度又は旅行時間を特定するようにしてあり、
    前記判定部は、
    前記駐車場に隣接する道路における前記複数の車両の速度又は旅行時間に基づいて、所定の時間帯毎に前記駐車場が満車か否かを判定する
    請求項1に記載の駐車場満空判定装置。
  7. 前記受信部が位置情報及び時間情報を受信したときの前記駐車場の満空に関わる属性を特定する属性特定部と、
    前記判定部が前記所定の時間帯毎に判定した判定結果を、前記属性特定部が特定した属性に対応付けて記憶する判定結果記憶部と
    備える請求項2〜請求項6のいずれか一つに記載の駐車場満空判定装置。
  8. 前記属性は、前記受信部が位置情報及び時間情報を受信したときの曜日の種類、季節又は天候を含む
    請求項7に記載の駐車場満空判定装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一つに記載の駐車場満空判定装置と、
    車両に搭載されており、該車両の位置情報及び時間情報を前記駐車場満空判定装置へ送信する車載機と
    を備え、
    前記駐車場満空判定装置の前記受信部は、前記車載機から送信された位置情報及び時間情報を受信する
    駐車場満空判定システム。
  10. 複数の車両から送信された各車両の位置情報及び時間情報を受信するステップと、
    受信した位置情報及び時間情報に基づいて、駐車場の位置又は該駐車場に隣接する道路における車両の走行態様を特定するステップと、
    特定した走行態様に基づいて、前記駐車場が満車か否かを判定するステップと
    を備える駐車場満空判定方法。
  11. 駐車場が満車か否かをコンピュータに判定させるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    複数の車両から送信された各車両の位置情報及び時間情報に基づいて、前記駐車場の位置又は該駐車場に隣接する道路における車両の走行態様を特定する特定部と、
    該特定部にて特定した走行態様に基づいて、前記駐車場が満車か否かを判定する判定部と
    として機能させるコンピュータプログラム。
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