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JP2015060012A - 画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム、ならびに、表示システム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム、ならびに、表示システム Download PDF

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JP2015060012A JP2013192478A JP2013192478A JP2015060012A JP 2015060012 A JP2015060012 A JP 2015060012A JP 2013192478 A JP2013192478 A JP 2013192478A JP 2013192478 A JP2013192478 A JP 2013192478A JP 2015060012 A JP2015060012 A JP 2015060012A
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國枝 孝之
Takayuki Kunieda
孝之 國枝
長谷川 史裕
Fumihiro Hasegawa
史裕 長谷川
美由紀 小田
Miyuki Oda
美由紀 小田
幸央 内山
Yukihisa Uchiyama
幸央 内山
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Abstract

【課題】スクリーンやディスプレイを斜め方向から見た場合の画像の歪みを抑制可能とする。【解決手段】画像補正装置は、表示装置により表示媒体に表示させるための、予め指定されたパターンを含む第1のパターン画像を取得する。また、画像補正装置は、第1のパターン画像が表示部により表示媒体に表示された画像を表示媒体の正面を除いた所望の位置から撮像装置で撮像して得られた撮像画像を第2のパターン画像として取得する。画像補正装置は、第1のパターン画像と第2のパターン画像とを比較して、比較結果に応じて対象画像を変形させる。【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム、ならびに、表示システムに関する。
近年では、プロジェクタ装置の性能の向上などにより、より高精細な画像をより大きなスクリーンに投射可能となっている。特許文献1には、複数に分割して無線送信された画像を、複数のプロジェクタを使って大画面に合成する技術が開示されている。また、近年では、デジタルデータによる映像や情報を表示する電子看板と呼ばれる広告媒体(デジタルサイネージ)も普及している。
従来の、プロジェクタ装置による画像の投射は、投射画像をスクリーンの正面から見ることを想定して行われるのが一般的である。デジタルサイネージによる画像の表示についても同様に、ディスプレイの正面から見たときに、正しく画像が見えるように行われる。
ところが、例えば、プロジェクタ装置が投射するスクリーンの端側にいるユーザからは、スクリーンを斜め方向から見ることになり、スクリーンに投射された投射画像が歪んだ形状として見えてしまうという問題点があった。すなわち、スクリーンの端側にいるユーザは、当該ユーザから見てスクリーンの手前側から奥に向けてサイズが徐々に小さくなる画像を見ることになる。これは、スクリーンに対して当該ユーザとは逆の端側にいる他のユーザについても同様である。また、このユーザ位置に応じて投射画像が歪んで見える現象は、投射画像が大きくなるほど、より顕著に現れる。
デジタルサイネージにおいても同様の問題が発生する。例えば、通路の脇に一定間隔で並ぶ柱のそれぞれに、通路の方向に対向してディスプレイを設ける場合について考える。この場合、通路を歩くユーザは、ディスプレイを常に斜めから見ることになり、ディスプレイ上の画像が歪んで見えてしまう。ディスプレイに表示される画像を正しい形状で見るためには、ユーザは、一々ディスプレイの正面に移動する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スクリーンやディスプレイを斜め方向から見た場合の画像の歪みを抑制可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示装置と、撮像装置と、画像処理装置とを含む画像処理システムであって、表示装置は、画像を表示媒体に表示させる表示部を備え、撮像装置は、被写体を撮像した撮像画像を出力する撮像部を備え、画像処理装置は、表示部により表示媒体に表示させるための、予め指定されたパターンを含む第1のパターン画像を取得する第1取得部と、第1のパターン画像が表示部により表示媒体に表示された画像を表示媒体の正面を除いた所望の位置から撮像装置で撮像して得られた撮像画像を第2のパターン画像として取得する第2取得部と、第1のパターン画像と第2のパターン画像とを比較して、比較結果に応じて対象画像を変形させる画像処理部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、スクリーンやディスプレイを斜め方向から見た場合の画像の歪みを抑制可能となるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に適用可能な環境を概略的に説明するための図である。 図2は、スクリーンの左端側、中央部分および右端側からスクリーンを見た場合の、投射画像の見え方の例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る画像処理システムの一例の構成を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態に係るプロジェクタ装置の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。 図5は、第1の実施形態に係るPCの機能を説明するための一例の機能ブロック図である。 図6は、第1の実施形態に係るカメラの機能を説明するための一例の機能ブロック図である。 図7は、第1の実施形態に係る画像補正装置の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。 図8は、第1の実施形態に係る理想パターン画像および校正用パターン画像を説明するための図である。 図9は、第1の実施形態に係る画像処理の一例の手順を示すシーケンス図である。 図10は、第2の実施形態の概要について説明するための図である。 図11は、第2の実施形態の概要について説明するための図である。 図12は、第2の実施形態の概要について説明するための図である。 図13は、第2の実施形態に係る画像処理システムの一例の構成を示すブロック図である。 図14は、第2の実施形態に係る理想パターン画像および校正用パターン画像の例を示す図である。 図15は、第2の実施形態の応用例による表示システムの一例の構成を示す図である。 図16は、各実施形態に適用可能な補正情報算出部の構成の例を示すブロック図である。 図17は、各実施形態に適用可能なパターン処理の流れを示すフローチャートである。 図18は、各実施形態に適用可能なSobelフィルタの一例を示す図である。 図19は、各実施形態に適用可能な輝度勾配方向と方向コードとの対応関係を示す図である。 図20は、各実施形態に適用可能なエッジ除外の処理の流れを示すフロー図である。 図21は、各実施形態に適用可能な方向コードと非最大抑制閾値の対応関係の例を示す図である。 図22は、各実施形態に適用可能なエッジ細線化処理が実施された後の、1つのパターン要素である円周辺の画素に割り当てられた方向コードの例を示す図である。 図23は、各実施形態に適用可能な方向コードごとの図地分離閾値を算出する式の例を示す図である。 図24は、各実施形態に適用可能な図地評価値を算出する処理の例を示すフローチャートである。 図25は、各実施形態に適用可能なパターン要素を構成する画素毎に図地評価値が割り当てられた状態を示した図である。 図26は、各実施形態に適用可能な画素を二値化処理した後の状態を示す図である。 図27は、各実施形態に適用可能なラベリング処理がなされた画素連結成分を示す図である。
以下に添付図面を参照して、画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム、ならびに、表示システムの実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について説明する。第1の実施形態は、例えばスクリーンに投射された投射画像を撮像して後に用いる場合などに、投射画像を撮像した撮像画像に基づき、撮像画像内の投射画像を正しい形状に補正する補正情報を求め、この補正情報を用いて、投射画像を撮像した撮像画像を補正するものである。
図1を用いて、第1の実施形態に適用可能な環境について概略的に説明する。ここで、図1に例示されるように、図示されないプロジェクタ装置から、プロジェクタ装置の正面に設置されたスクリーン(図示しない)に対して矩形の投射画像1000を投射する場合を考える。
スクリーンの前に、左から座席A#1〜A#7が設置されているものとする。図2は、座席A#1〜A#7のうちスクリーンの左端側の座席A#1、中央部分の座席A#4および右端側の座席A#7の位置からスクリーンを見た場合の、投射画像1000の見え方の例を示す。
座席A#1の位置(スクリーンの左端側)から見た場合、矩形の投射画像1000は、図2(a)の左側に例示されるように、スクリーンの右端側に向けて垂直方向および水平方向のサイズが縮んだ台形状の画像1001に見える。この場合、座席A#1の位置からスクリーン上の画像1001を撮像し、撮像画像を変形させることで、元の矩形の画像に近い形状の画像1001’を得ることができる(図2(a)の右側参照)。
同様に、座席A#7の位置(スクリーンの右端側)から見た場合、矩形の投射画像1000は、図2(c)の左側に例示されるように、スクリーンの左端側に向けて垂直方向および水平方向のサイズが縮んだ台形状の画像1003に見える。この場合、座席A#7の位置からスクリーン上の画像1003を撮像し、撮像画像を変形させることで、元の矩形の画像に近い形状の画像1003’を得ることができる(図2(c)の右側参照)。
一方、スクリーンの中央付近から見た場合、投射画像1000は、図2(b)の左側に画像1002として示されるように、矩形のまま形状が変化しない。この場合は、座席A#4の位置からスクリーン上の画像1002を撮像した撮像画像を変形させる必要は無い(図2(b)参照)。
第1の実施形態では、上述した画像1001から画像1001’への変形、および、画像1003から画像1003’への変形を行う。
(第1の実施形態によるシステム構成)
図3は、第1の実施形態に係る画像処理システムの一例の構成を示す。プロジェクタ装置(PJ)30は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)20から出力された投射画像データが供給され、供給された投射画像データに基づき画像を投射してスクリーン10上に投射画像を得る。
このとき、スクリーン10に投射された投射画像は、PC20から出力された画像と略同一の形状となっているものとする。例えば、プロジェクタ装置30をスクリーン10の正面の略中央位置に設置して画像を投射することで、元の画像に対して歪みの少ない投射画像を得ることができる。これに限らず、スクリーン10とプロジェクタ装置30との位置関係に応じて、投射する画像の形状をキーストン補正などで予め補正しておいてもよい。
カメラ40は、プロジェクタ装置30からスクリーン10に投射された投射画像を、ユーザの位置から撮像する。カメラ40は、投射画像を撮像して得られた撮像画像データを、例えばパーソナルコンピュータ(PC)による画像補正装置50に供給する。画像補正装置50には、PC20から投射画像データも供給される。画像補正装置50は、カメラ40から供給された撮像画像データと、PC20から供給された、当該撮像画像データに対応する投射画像データとを比較して、撮像画像データに含まれる投射画像の形状を、投射画像データによる画像の形状に変形するような補正情報を求める。
ユーザは、補正情報を求めた条件と同一の条件下でプロジェクタ装置30からスクリーン10に投射した投射画像を撮像し、撮像した画像を、画像補正装置50により求めた係数で変形させる。これにより、ユーザがスクリーン10の中央部正面以外にいる場合であっても、ユーザ位置から台形状に歪んで見えるスクリーン10上の画像を、元の矩形状の画像に戻して保存などすることができる。
図4は、第1の実施形態に係るプロジェクタ装置30の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。プロジェクタ装置30は、投射部301と通信部302とを有する。通信部302は、PC20など、外部の機器と通信を行い、投射に用いる投射画像データを取得する。投射部301は、画像処理部、光源、光変調部および光学系を含み、通信部301で取得された投射画像データで光源からの光を変調し、光学系を介して外部に射出する。
図5は、第1の実施形態に係るPC20の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。PC20は、一般的なコンピュータ装置を用いることができ、記憶部201と通信部202とを有する。記憶部201は、プロジェクタ装置30に投射させるための投射画像データが記憶される。通信部202は、プロジェクタ装置30と通信を行い、記憶部201に記憶される投射画像データをプロジェクタ装置30に転送する。また、通信部202は、画像補正装置50とも通信を行い、投射画像データを画像補正装置50に転送する。
図6は、第1の実施形態に係るカメラ40の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。カメラ40は、一般的なディジタルカメラを用いることができ、撮像部401と、画像処理部402と、記憶部403と、通信部404とを有する。撮像部401は、CCD(Charge Coupled Device)などによる撮像素子と、被写体からの光を撮像素子に導く撮像光学系とを含み、被写体を撮像して撮像画像データを出力する。画像処理部402は、撮像部401から出力された撮像画像データに、γ補正処理、ホワイトバランス調整など所定の画像処理を施す。また、画像処理部402は、撮像画像データに対して圧縮符号化処理などデータ量削減処理を施してもよい。記憶部403は、画像処理部402で画像処理を施された撮像画像を記憶する。通信部404は、記憶部403に記憶された撮像画像データを外部に出力する。
図7は、第1の実施形態に係る画像補正装置50の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。画像補正装置50は、通信部501と、補正情報算出部502と、記憶部503と、補正部504とを有する。画像補正装置50は、一般的なコンピュータ装置を用いることができ、この場合、少なくとも補正情報算出部502および補正部504は、CPU(Central Processing Unit)上で動作するプログラムにより構成される。
通信部501は、カメラ40の通信部404と通信し、撮像画像データを取得する。また、通信部501は、PC20の通信部202と通信し、投射画像データを取得する。記憶部503は、通信部501が取得した撮像画像データおよび投射画像データを記憶する。補正情報算出部502は、記憶部503に記憶される撮像画像データおよび投射画像データを用いて、撮像画像データによる画像に含まれる投射画像の歪みを補正するための補正情報を算出する。補正部504は、補正情報算出部502で算出された補正情報を用いて、記憶部503に記憶される撮像画像データを補正または変形させる。
補正情報算出部502と補正部504とで、各実施形態に係る、表示媒体に表示させる対象となる対象画像の変形または補正を行う画像処理部を構成する。
なお、図3では、カメラ40、画像補正装置50、PC20およびプロジェクタ装置30がそれぞれ独立したハードウェアで構成されるように示したが、これはこの例に限定されない。例えば、カメラ40と画像補正装置50とが1の筐体で実現されていてもよい。また、プロジェクタ装置30とPC20とが1の筐体を1の筐体で実現することもできるし、プロジェクタ装置30と画像補正装置50とPC20とを1の筐体で実現させてもよい。
(第1の実施形態による補正処理)
次に、第1の実施形態による補正処理について説明する。第1の実施形態では、補正後の目標とする理想パターン画像を投射画像としてスクリーン10に投射する。この理想パターン画像が投射されたスクリーン10をカメラ40で撮像し、撮像画像として補正の対象とする校正用パターン画像を得る。画像補正装置50は、理想パターン画像と校正用パターン画像とを比較して、校正用パターン画像の形状を理想パターン画像の形状に補正または変形するための補正情報を算出する。
図8を用いて、第1の実施形態に係る理想パターン画像および校正用パターン画像について説明する。図8(a)は、理想パターン画像2000の例を示す。図8(a)の例では、理想パターン画像2000は、矩形の格子状に配置されたマーカ2001、2001、…を含む。なお、理想パターン画像2000の構成は、この図8(a)の例に限定されず、各マーカ2001、2001、…の配置は、任意であってよい。
図8(b)は、校正用パターン画像2010の例を示す。校正用パターン画像2010は、理想パターン画像2000をプロジェクタ装置30でスクリーン10に投射された投射画像を、ユーザの位置からカメラ40で撮像した撮像画像に含まれる画像である。この例では、上述した図1における座席A#1に対応する、スクリーン10に対して左端側の位置で、スクリーン10上の投射画像を撮像している。
この場合、校正用パターン画像2010は、図8(b)に例示されるように、画像の左端側から右端側に向けて垂直方向および水平方向のサイズが縮んだ、台形状に歪んだ画像となる。したがって、理想パターン画像2000上の各マーカ2001、2001、…は、図8(b)にマーカ2001’、2001’、…として例示されるように、画像の左端側から右端側に向けて、垂直方向および水平方向に順次間隔が狭められて校正用パターン画像2010に配置される。
画像補正装置50において、補正情報算出部502は、校正用パターン画像2010上の各マーカ2001’、2001’、…の位置(座標)を後述する方法により算出し、既知の理想パターン画像2000上の各マーカ2001、2001、…の位置(座標)と比較する。補正情報算出部502は、この比較により、各マーカ2001、2001、…に対する各マーカ2001’、2001’、…の位置のズレを補正情報としてそれぞれ求める。補正部504は、求めた補正情報に基づき、線形変換および線形補間など既知の手法を用いて、記憶部503に記憶される、同様にスクリーン10を撮像した他の撮像画像データを補正する。
図9は、第1の実施形態に係る画像処理の一例の手順を示すシーケンス図である。なお、図9において、PC20および画像補正装置50がそれぞれ「PC#1」および「PC#2」として記載されている。この図9のシーケンスの実行に先立って、PC20の記憶部201と、画像補正装置50の記憶部503に、理想パターン画像2000を投射するための投射画像データ(理想パターン投射画像データと呼ぶ)が予め記憶されているものとする。さらに、画像補正装置50の記憶部503には、理想パターン投射画像データにおける各マーカ2001、2001、…の座標情報も予め記憶される。
先ず、PC20は、プロジェクタ装置30に対して理想パターン投射画像データを送信する(ステップS10)。プロジェクタ装置30は、PC20から送信された理想パターン投射画像データによる投射画像をスクリーン10に投射する(ステップS11)。スクリーン10には、理想パターン画像2000が投射画像として投射されることになる。
カメラ40は、スクリーン10に投射される理想パターン画像2000を撮像する。ここで撮像された画像は、理想パターン画像2000が台形状に歪んだ校正用パターン画像2010である。カメラ40は、この校正用パターン画像2010による撮像画像データ(校正用パターン撮像画像データと呼ぶ)に必要に応じてデータ量削減処理を施し(ステップS13)、画像補正装置50に送信する(ステップS14)。画像補正装置50は、校正用パターン撮像画像データを後述する手法で解析して、校正用パターン画像2010に含まれる各マーカ2001’、2001’、…の座標を求める。そして、各マーカ2001’、2001’、…の座標を、記憶部503に記憶される理想パターン画像2000における各マーカ2001、2001、…の各座標と比較して、補正情報を算出する(ステップS15)。算出された補正情報は、例えば記憶部503に記憶される。
PC20からプロジェクタ装置30に対して、実際にプレゼンテーションなどに用いるコンテンツ画像の画像データ(コンテンツ画像データと呼ぶ)が送信される(ステップS16)。プロジェクタ装置30は、PC20から送信されたコンテンツ画像データによる投射画像をスクリーン10に投射する(ステップS17)。
カメラ40は、スクリーン10に投射されるコンテンツ画像による投射画像(コンテンツ投射画像と呼ぶ)を撮像する(ステップS18)。ここで撮像されたコンテンツ投射画像は、コンテンツ画像が台形状に歪んだ画像となる。カメラ40は、このコンテンツ投射画像による撮像画像データ(コンテンツ撮像画像データと呼ぶ)を画像補正装置50に送信する(ステップS19)。
画像補正装置50において、補正部504は、ステップS15で求めた補正情報に基づき、線形変換や線形補間など既知の手法を用いて、ステップS19でカメラ40から送信されたコンテンツ撮像画像データを補正する(ステップS20)。コンテンツ撮像画像データが補正された画像データは、次のステップS21で、例えは画像補正装置50に接続されるディスプレイに表示される。この補正後の画像データを、カメラ40に転送してもよい(ステップS22)。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、理想パターン画像2000をスクリーン10に投射させた投射画像をユーザの位置から撮像し、理想パターン画像2000と、理想パターン画像2000を撮像した校正用パターン画像2010とを用いて、校正用パターン画像2010の形状を理想パターン画像2000の形状に補正する補正情報を求める。そして、この補正情報を用いて、スクリーン10に投射されたコンテンツ画像を撮像した撮像画像を補正する。そのため、スクリーン10を斜め方向から臨む位置からスクリーン10を撮像した撮像画像を、投射する元の画像と同等の形状の画像に補正することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、スクリーンやディスプレイといった表示媒体の正面以外の所定位置から当該表示媒体を見た場合に正常な形状で画像が見えるように、予め歪ませた画像を生成して、当該表示媒体に表示させる。
図10〜図12を用いて、第2の実施形態の概要について説明する。図10に例示されるように、例えばユーザ3002が通行することが想定された通路3003に平行且つ通路3003の右側に、ディスプレイ30001、30002、30003および30004がそれぞれ設けられた柱が一定間隔で建てられているものとする。なお、各ディスプレイ30001、30002、30003および30004は、LCD(Liquid Crystal Display)などを用いた表示媒体である。また、各ディスプレイ30001、30002、30003および30004の各表示面は、ユーザ3002が通路3003を進むと想定される方向に対向して設けられる。すなわち、各ディスプレイ30001、30002、30003および30004の各表示面は、ユーザ3002の進行方向として想定される方向に対向し、且つ、想定されるユーザ3002の動線と交わらないように配置される。
なお、図10の例では、各ディスプレイ30001、30002、30003および30004の各表示面が互いに平行になるように配置されているが、これはこの例に限定されない。各ディスプレイ30001、30002、30003および30004の各表示面が向く方向は、区区であってもよい。
ここで、例えばディスプレイ30001には、図11(a)に示されるように、矩形の画像3010が表示されているものとする。この状態で、ユーザ3002が図10に示す位置からディスプレイ30001を右方向に見る場合を考える。この場合、ディスプレイ30001は、図11(b)に示されるように、手前側(左端側)から右端側に向けて、垂直方向および水平方向のサイズが縮んだ台形状に見え、画像3010も同様に、ユーザ3002には、台形状に歪んだ画像3010’として見える。
そこで、第2の実施形態では、図12(a)に示されるように、元の矩形の画像を逆方向に予め歪ませた画像3011、すなわち、左端側から右端側に向けて垂直方向および水平方向のサイズが伸びた台形状に予め歪ませた画像3011をディスプレイ30001に表示させる。こうすることで、ユーザ3002は、所定の位置で斜め方向からディスプレイ30001を見た場合に、図12(b)に例示されるような、画像3011が矩形に変形した画像3011’を見ることができる。
(第2の実施形態によるシステム構成)
図13は、第2の実施形態に係る画像処理システムの一例の構成を示す。なお、図13において、上述した図3と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図13において、ディスプレイ3000は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を用いた表示媒体であって、外部から供給される表示画像データに従い画像を表示する。画像出力装置60は、記憶部と通信部とを有し、記憶部に記憶される画像データや、外部から通信部を介して供給される画像データを、表示画像データとしてディスプレイ3000に供給する。また、画像出力装置60は、表示画像データを、通信部を介して画像補正装置50に送信することもできる。
第2の実施形態では、図12(a)に示した予め台形状に歪ませた画像を理想パターン画像として生成する。そして、校正用パターン画像として用意される、ディスプレイ3000に本来表示させる矩形の画像を、理想パターン画像の形状になるように変形させてから、ディスプレイ3000に表示させる。
図14を用いて、第2の実施形態による理想パターン画像の生成方法について説明する。先ず、図14(a)に例示されるように、画像出力装置60により、ディスプレイ3000に対して、図8(a)を用いて説明した理想パターン画像2000と同様な、矩形の格子上に配置されたマーカ2001、2001、…を含むパターン画像2000を表示させる。ここでは、パターン画像2000は、ディスプレイ3000の有効表示領域全面を用いて表示されるものとする。
そして、カメラ40を用いて、所望の位置からこのディスプレイ3000を撮像する。例えばカメラ40がディスプレイ3000の左端側から右端方向にディスプレイ3000を臨む方向でディスプレイ3000を撮像した場合、カメラ40に撮像された画像は、図14(b)に例示されるように、上述の図8(b)で説明した校正用パターン画像2010と同様な、画像の左端側から右端側に向けて垂直方向および水平方向のサイズが縮んだ、台形状に歪んだパターン画像2010となる。
図14(b)におけるパターン画像2010は、ディスプレイ3000の全面を用いて表示されている。そのため、ディスプレイ3000に対して表示可能な、パターン画像2010を撮像したカメラ40の位置から見た場合に矩形に見える見かけの矩形画像の最大サイズは、図14(c)に例示されるように、カメラ40の位置から見た場合の、ディスプレイ3000におけるカメラ40位置と対向する辺(この例では右端)の見かけのサイズLによって規定される。ここで、見かけのサイズとは、カメラ40で撮像された撮像画像上のサイズを意味する。
図14(c)において、斜線を付して示した矩形領域3120は、図12(b)の画像3011’に対応し、カメラ40の位置からカメラ40の撮像方向に向けてディスプレイ3000を見たときに、矩形に見える画像領域となる。この矩形領域3120は、実際には、すなわち、ディスプレイ3000を正面、中央部付近から見た場合には、図14(d)に領域3130として例示されるような、左端側から右端側に向けて、垂直方向および水平方向のサイズが拡がった、台形状に歪んだ形状となる。第2の実施形態では、矩形の画像を、この台形状に歪んだ領域3130の形状に予め変形させて、画像出力装置60からディスプレイ3000に表示させる。
より具体的に説明する。先ず、画像出力装置60より、ディスプレイ3000に対して図14(a)の矩形のパターン画像2000を表示させ、これを、所望の位置からカメラ40で撮像し、図14(b)の台形状に歪んだパターン画像2010を得る。このパターン画像2010の撮像画像データがカメラ40から画像補正装置50に供給される。
また、画像補正装置50に対して、画像出力装置60からパターン画像2000を表示させる表示画像データと、パターン画像2000上の各マーカ2001、2001、…の座標が供給される。画像出力装置60は、画像補正装置50に対してパターン画像2000を供給せず、各マーカ2001、2001、…の座標のみを供給してもよい。
画像補正装置50において、補正情報算出部502は、後述する方法に従い撮像画像データから各マーカ2001’、2001’、…の座標を算出する。そして、算出された各座標と、パターン画像2000の各マーカ2001の座標とを比較し、比較結果に基づき、パターン画像2010の右端の見かけのサイズLと、左端の見かけのサイズL0とを求める。そして、サイズLおよびサイズL0をそれぞれ左端のおよび右端の垂直方向のサイズとし、水平方向のサイズをパターン2000のサイズと同一とする台形状の領域3130を生成する。
なお、サイズLおよびサイズL0は、撮像画像データにおける画素単位の座標情報に基づき求めることができる。
さらに、補正情報算出部502は、領域3130に対して各マーカ3140、3140、…を配置する。一例として、図14(d)の例では、左端側および右端側にそれぞれ垂直方向に並ぶ各マーカ3140、3140、…の水平方向の位置は、それぞれパターン画像2000の対応する各マーカ2001、2001、…の水平方向の位置と対応させる。各マーカ3140、3140、…の垂直方向の位置は、それぞれパターン画像2000の対応する各マーカ2001、2001、…の垂直方向の位置を、サイズLおよびL0との比(L/L0)に応じて変更した位置とする。
他の各マーカ3140、3140、…については、水平方向の位置を、例えば、パターン画像2010における各マーカ2001’、2001’、…の水平方向の間隔d1、d2およびd3の比に応じて決める。一例として、図14(c)に示されるように、パターン画像2010における各マーカ2001’、2001’、…の水平方向の間隔が、左端側から間隔d1、d2およびd3であるものとする。また、領域3130における各マーカ3140、3140、…の間隔が、左端側から間隔e1、e2およびe3であるものとする。
このとき、各マーカ3140、3140、…は、その間隔e1、e2およびe3と、間隔d1、d2およびd3との関係が、下記の式(1)で示される関係になるように水平方向の位置を決定することが考えられる。
1:e2:e3=d3:d2:d1 …(1)
補正情報算出部502は、パターン画像2000の各マーカ2001、2110、…の座標と、上述のようにして求められた領域3130の各マーカ3140、3140、…の座標とを比較して、補正情報を算出する。この場合、補正情報算出部502は、パターン画像2000による矩形の画像を、領域3130による台形状の画像に補正する補正情報を算出する。すなわち、この第2の実施形態においては、矩形のパターン画像2000が補正対象の校正用パターン画像となり、台形状の領域3130の画像が理想パターン画像となる。
画像補正装置50は、例えば記憶部503に、画像出力装置60がディスプレイ3000に表示するための矩形の表示画像データを予め記憶しているものとする。これに限らず、当該表示画像データは、外部から通信部501を介して画像補正装置50に供給されるようにしてもよい。画像補正装置50において、補正部504は、記憶部503に記憶される表示画像データを、補正情報に基づき補正する。
表示画像データが補正された補正済み表示画像データは、画像補正装置50から画像出力装置60に供給される。画像出力装置60は、画像補正装置50から供給された補正済み表示画像データを、ディスプレイ3000に表示する。これにより、ディスプレイ3000には、図12(a)を用いて説明したような、予め台形状に歪ませられた画像が表示され、ユーザは、所定位置でこの画像を見ることで、図12(b)に示したように、恰も矩形の画像が表示されているかのように見ることができる。
(第2の実施形態の応用例)
次に、第2の実施形態の応用例について説明する。図15は、第2の実施形態の応用例による表示システムの一例の構成を示す。図15(a)に一例が示されるように、所定位置のユーザ3002がディスプレイ30001、30002および30003を見たときに、各ディスプレイ30001、30002および30003が水平方向に連なって見える状況を考える。
なお、図15(a)では、理解が容易なように各ディスプレイ30001、30002および30003を通路3003に対して順次ずらして配置しているが、これはこの例に限られない。各ディスプレイ30001、30002および30003は、例えば、図10に示したように、通路3003に平行に配置してもよい。
このような場合において、1の画像3200を3分割し、分割したそれぞれの画像を各ディスプレイ30001、30002および30003に表示させる。このとき、各ディスプレイ30001、30002および30003に対して上述した校正用パターン画像3110を表示させ、想定されるユーザ3002の位置から各ディスプレイ30001、30002および30003をそれぞれカメラ40で撮像する。
次に、画像補正装置50は、校正用パターン画像2000を表示させた各ディスプレイ30001、30002および30003を撮像した各撮像画像から上述した方法で求めた各領域3130の画像を、各ディスプレイ30001、30002および30003それぞれの理想パターン画像として用いて各補正情報を算出する。画像補正装置50は、算出された各補正情報を用いて、画像3200を3分割した各画像を補正し、各ディスプレイ30001、30002および30003とカメラ40との位置関係に応じて、左端側から右端側に向けて、サイズが垂直方向および水平方向に拡がった台形に歪んだ3の画像を得る。
この補正情報に基づく補正により歪ませた3の画像を、各ディスプレイ30001、30002および30003にそれぞれ表示させる。所定位置のユーザ3002は、各ディスプレイ30001、30002および30003を見ることで、図15(b)に例示されるように、恰も矩形の画像32011、32012および32013が連なって、元の画像3200を再構成しているように見ることができる。
(各実施形態に適用可能な補正情報の算出方法について)
次に、各実施形態に適用可能な補正情報の算出方法について説明する。この補正情報を算出するためには、例えば図8の例において、マーカ2001、2001、…が配置された理想パターン画像2000を撮像した校正用パターン画像2010から、各マーカ2001、2001、…に対応する各マーカ2001’、2001’、…の位置を求める必要がある。
各マーカ2001’、2001’、…の位置が求められたら、求めた各マーカ2001’、2001’、…の位置と、理想パターン画像2000における既知の各マーカ2001、2001、…の位置との差分を求める。この求めた差分に基づき、校正用パターン画像2010の各画素の、理想パターン画像2000の各画素に対する位置の差分を線形変換などを用いて求める。そして、求めた画素毎の位置の差分に基づき、校正用パターン画像2010を理想パターン画像2000に変形させる際に用いる線形補間などの係数を求める。この求めた係数を適用した例えば線形補間により、実際にスクリーン10や各ディスプレイ30001、30002、…に表示させるための画像を変形させる。
以下、校正用パターン画像2010の各マーカ2001’、2001’、…の位置を求める方法について説明する。
図16は、画像補正装置50における補正情報算出部502および記憶部503の一例の構成を、より詳細に示す。図16に示されるように、補正情報算出部502は、入力部100、抽出部101、評価部102、二値化処理部103(二値化判定部)、連結成分抽出部104、パターン変換部105およびエッジ除外部106を備えている。なお、以下に示すこれらの各部位の機能は、ソフトウェアによって実現されても、電子回路などのハードウェアにより実現されていてよい。
また、記憶部503は、入力画像バッファ121、エッジ方向コードバッファ122、図地評価値バッファ123、二値画像バッファ124およびラベリング結果バッファ125の各バッファ領域を含む。
入力部100は、カメラ40により撮影されたパターン画像が入力される。入力されたパターン画像は、以降入力画像として、記憶部503の入力画像バッファ121に記憶される。なお、入力画像バッファ121に記憶される入力画像は、撮影されたデータそのものでなくともよく、サイズ変換や、色補正などの画像処理を施されたものであってもよい。各実施形態においては、入力画像は、撮影された画像における各パターン要素の画素の輝度を0(黒)〜255(白)の範囲で持つ、グレースケール画像に変換される。以下、入力された入力画像は図17において示されるパターン処理を実施されて歪みを校正するための校正用のパターン画像が生成される。このように生成された校正用のパターン画像と、もともとの歪みのないパターン画像とを比較することにより、歪み補正処理のための補正値が算出される。
図17を用いて、処理の流れを概略的に説明する。先ず、ステップS1で、補正情報算出部502の抽出部101は、入力画像におけるエッジ画素、各画素のエッジ強度、及びエッジ画素の勾配方向をそれぞれ抽出するエッジ抽出フィルタを適用する。次に、ステップS2で、抽出部101は、各画素毎に算出した勾配方向θの値に基づき、画素毎に割り当てられる方向コードの値を決定する。次に、ステップS3で、補正情報算出部502のエッジ除外部106は、エッジのノイズ除去のためのエッジ細線化処理を行う。
次に、ステップS4で、補正情報算出部502の評価部102は、方向コードが割り当てられた画素のうち、方向コードに応じて画素に対応して定められる閾値Q(x,y)を決定する図地分離閾値決定処理を行う。次に、ステップS5で、評価部102は、後述する画素P(x,y)が前景画素か、背景画素かを判定するための値である図地評価値C(x,y)を算出する図地評価値算出処理を行う。次に、ステップS6で、補正情報算出部502の二値化処理部103は、二値化処理を実施する。次に、ステップS7で、補正情報算出部502の連結成分抽出部104は、二値画像B(x,y)のうち前景画素に対して上下左右に隣り合う図画素同士を1つのグループとして統合するラベリング処理を行う。
以下、上述の各ステップS1〜ステップS7について、より詳細に説明する。ステップS1で、抽出部101は、入力画像バッファ121から入力画像を取得し、入力画像におけるエッジ画素、各画素のエッジ強度、及びエッジ画素の勾配方向をそれぞれ抽出するエッジ抽出フィルタを適用する。抽出部101は、入力画像を構成する各画素P(x,y)(0<=X<=M−1、0<=Y<=N−1)に対して、図18に示すSobelフィルタを適用することで、以下の式1に基づき各画素P(x,y)と対応するエッジ強度E(x,y)と勾配方向θ(x,y)とを以下の式(2)および式(3)に基づき、算出する。
E(x,y)={Sx(x,y)2+Sy(x,y)21/2 …(2)
θ(x,y)=arctan(Sx(x,y)/Sy(x,y)) …(3)
なお、Sx(x,y)およびSy(x,y)は、下記の式(4)および式(5)で求められる。
Sx(x,y)=P(x+1,y−1)−P(x−1,y−1)+2×{P(x+1,y)−P(x−1,y)}+P(x+1,y+1)−P(x−1,y+1) …(4)
Sy(x,y)=P(x−1,y+1)−P(x−1,y−1)+2×{P(x,y+1)−P(x,y−1)}+P(x+1,y+1)−P(x+1,y−1) …(5)
ステップS2で、抽出部101は、各画素ごとに算出した勾配方向θの値に基づき、図19を参照して、画素ごとに割り当てられる方向コードの値を決定する。図19における輝度勾配方向の角度は、一般的な画像処理手法に従い、画像の左上隅を原点とし、垂直下向きを正のy軸方向、時計回りを正の角度とする座標系を用いる。
図19に示されるように、θ(x,y)の値が67.5度以上、又は−67.5度以下の場合は、方向コードとして画素にD(x,y)=1が割り当てられる。「1」は、垂直であることを示す方向コードである。また、θ(x,y)の値が22.5度より大きく、67.5度より小さい場合は、方向コードとして画素にD(x,y)=2が割り当てられる。「2」は、方向が右下がりであることを示す方向コードである。θ(x,y)の値が−22.5度以上であり、22.5度以下の場合は、方向コードとして画素にD(x,y)=3が割り当てられる。「3」は、水平であることを示す方向コードである。θ(x,y)の値が−67.5度より大きく−22.5度より小さい場合は、方向コードとして画素にD(x,y)=4が割り当てられる。「4」は、勾配方向が右上がりであることを示す方向コードである。これらの方向コードD(x,y)は、画素P(x,y)それぞれに対応付けられて、記憶部503のエッジ方向コードバッファ122に記憶される。なお、方向コードが付与されるのは、エッジ画素として抽出された画素のみであることから、エッジ画素ではない画素には方向コードとしては「0」が割り当てられる。
ステップS3で、エッジ除外部106は、エッジのノイズ除去のためのエッジ細線化処理を行う。具体的な処理の流れを図20を用いて説明する。図20に示されるように、まず、エッジ除外部106は、ステップS101で、ある座標(x,y)の画素を選択し、この画素P(x,y)のエッジ強度E(x,y)が予め定められた所定の閾値T1(第3閾値に相当)以下であるか否かを判定する。E(x,y)が予め定められた所定の閾値T1以下であると判定された場合、処理がステップS102に移行され、エッジ除外部106は、P(x,y)の方向コードであるD(x,y)を0とする。ここでは、以降の処理で方向コードが「0」でないものをエッジとして認識して処理を行うため、方向コードを0とすることで、その画素がエッジとして除外されることとなる。なお、方向コードではなく、エッジ強度E(x,y)に基づいて、以降の処理を行う場合は、E(x,y)を0とする処理を代わりに行ってもよい。
一方、ステップS101で、E(x,y)が予め定められた所定の閾値T1より大きいと判定された場合、処理がステップS103に移行され、エッジ除外部106は、ついでエッジ強度E(x,y)が所定の閾値T2(x,y)以下であるか否かを判定する。閾値T2は、エッジ強度E(x,y)が勾配方向に沿って隣接する画素のうちで最大であるか否かを判定するための非最大抑制閾値であり、図21に示す式に基づき算出される。
図21に示されるように、方向コードがD(x,y)=1の場合は、閾値T2はMax{E(x,y+1),E(x,y−1)}により求められる。Max{A,B}は、A,Bのうち大きい値を取得する関数である。この式の場合、上下に隣接する画像のうち輝度勾配の強さが大きい方の値が取得される。方向コードがD(x,y)=2の場合は、閾値T2はMax{E(x+1,y+1),E(x−1,y−1)}により求められる。この式の場合、右下と左上方向に隣接する画像のうち輝度勾配の強さが大きい方の値が取得される。方向コードがD(x,y)=3の場合は、閾値T2はMax{E(x+1,y),E(x−1,y)}により求められる。この式の場合、左右方向に隣接する画像のうち輝度勾配の強さが大きい方の値が取得される。方向コードがD(x,y)=4の場合は、閾値T2はMax{E(x−1,y+1),E(x+1,y−1)}により求められる。この式の場合、左下と右上方向に隣接する画像のうちエッジ強度が大きい方の値が取得される。
エッジ除外部106は、ステップS103で、上述のように算出された閾値T2を用いて判定を行い、エッジ強度E(x,y)が所定の閾値T2(x,y)以下である場合、処理をステップS102に移行させ、P(x,y)の方向コードであるD(x,y)を0とする(ステップS102)。ステップS103で、一方、E(x,y)が所定の閾値T2(x,y)より大きいと判定した場合、エッジ除外部106は処理を行わず処理を終了する。以上の処理を通じて、画素のエッジが細線化される。図22は、エッジ細線化処理が実施された後の、1つのパターン要素である円周辺の画素に割り当てられた方向コードを示した図である。
図22に示されるように、各画素のうち、エッジ強度の小さい画素や、エッジの勾配方向において最大値となっていない画素は、方向コードが0となるため、円形の輪郭に沿って、「0」でない方向コードを割り当てられた幅1のエッジの線分が示されるようになる。
次に、ステップS4で、評価部102は、方向コードが割り当てられた画素のうち、方向コードに応じて画素に対応して定められる閾値Q(x,y)を決定する図地分離閾値決定処理を行う。図地分離閾値とは、画素が前景画素(図画素)と、背景画素(地画素)とのいずれであるかを判別するための閾値である。
図22において、方向コードが0でない画素は、輝度勾配方向において輝度勾配の強度が最大となっていることから、勾配方向において隣接する2つの画素P(x,y)は輝度が大きく乖離しており、一方が前景画素、他方が背景画素となっている。したがって、本実施形態では、隣接する2つの画素P(x,y)の輝度の中間値を図地分離閾値とすることで、画素が背景画素と前景画素のいずれであるかを判別できるようにする。
なお、ここでは、閾値Q(x,y)は各画素ごとに算出されているが、例えば画素をいくつかのグループに区分し、所属するグループの画素の輝度の平均値から、画素の閾値Q(x,y)を算出する方法も採りえる。その場合、同じグループに属する画素においては、共通の閾値Q(x,y)を有することとなる。図23は、方向コードごとの図地分離閾値を算出する式をまとめた表である。
図23に示されるように、方向コードD(x,y)が1の画素P(x,y)の場合、図地分離閾値Q(x,y)は、{P(x,y−1)+P(x,y+1)}/2で示される、上下の隣接する2つの画素の中間輝度となる。また、方向コードD(x,y)が2の画素P(x,y)の場合、図地分離閾値Q(x,y)は、{P(x−1,y−1)+P(x+1,y+1)}/2で示される、左上と右下の隣接する2つの画素の中間輝度となる。また、方向コードD(x,y)が3の画素P(x,y)の場合、図地分離閾値Q(x,y)は、{P(x−1,y)+P(x+1,y)}/2で示される、左と右の隣接する2つの画素の中間輝度となる。また、方向コードD(x,y)が4の画素P(x,y)の場合、図地分離閾値Q(x,y)は、{P(x+1,y−1)+P(x−1,y+1)}/2で示される、左下と右上の隣接する2つの画素の中間輝度となる。
次に、ステップS5で、続いて、評価部102は、画素P(x,y)が前景画素か、背景画素かを判定するための値である図地評価値C(x,y)を算出する図地評価値算出処理を行う。以下、上述のように算出された図地分離閾値Q(x,y)を用いて、画素P(x,y)が前景画素か、背景画素かを判定するための値である図地評価値C(x,y)を算出する処理の流れを図24により説明する。
図24に示されるように、まず評価部102は、ステップS201で、図地評価値C(x,y)を初期化する。また、評価部102は、注目画素(方向コードが0ではない画素のうちの1つ)を選択するポインタであるnの値を1に初期化するとともに、rの値にパターン要素である円の半径を代入する。本実施形態においては、画素P(x,y)を評価する際に、画素P(x,y)だけではなく、その近傍領域までを含めた範囲を対象に、図地分離閾値Q(x,y)による評価を行う。
図22で示した、パターン要素の輪郭付近だけが前景画素か背景画素であるかの評価を受けた場合、パターン要素の中心部は評価を受けられないことになってしまう。したがってパターン要素サイズ(ここでは円半径)を反映した領域を近傍領域とすることが望ましい。本実施形態では、パターン要素である円の半径rを用い、始点:(x0−r,y0−r)〜終点:(x0+r,y0+r)で定められる矩形領域を近傍領域とする。なお近傍領域の設定は、注目画素を中心として上下左右に円の半径rに等しい広がりを持つ矩形領域に限定されるものではない。例えば円と同じ面積となるような一辺長さ(=π1/2×r)を持つ矩形領域や、1.5×rに等しい半径を持つ円形領域等を近傍領域と設定することができる。
次に、ステップS202で、評価部102は、注目画素をn番目の画素に設定する。次のステップS203で、評価部102は、代表座標のY座標を注目画素のy0からrを減算した座標とし、次のステップS204で、代表座標のX座標を注目画素のx0からrを減算した座標とする。そして、評価部102は、次のステップS205で、近傍領域に属する画素P(x,y)の輝度が図地分離閾値Q(x0,y0)よりも小さいか否かを判定する。画素P(x,y)の輝度が図地分離閾値Q(x0,y0)よりも小さい(暗い)と判定された場合、処理がステップS206に移行され、画素P(x,y)と対応する図地評価値C(x,y)が1カウントアップされる。画素P(x,y)の輝度が図地分離閾値Q(x0,y0)よりも大きい(明るい)と判定された場合、処理がステップS207に移行される。
ステップS207で、座標Xが近傍領域において最も大きいX座標であるx0+rであるか否かが判定される。座標Xが近傍領域において最も大きいX座標であるx0+rでないと判定された場合、処理がステップS208に移行され、評価部102はXを1加算して処理をステップS205に戻し、次の座標についての図地評価値C(x,y)を計測する。
一方、座標Xが近傍領域において最も大きいX座標であるx0+rであると判定された場合、処理をステップS209に移行させ、座標Yが近傍領域において最も大きいY座標であるy0+rであるか否かが判定される。座標yが近傍領域において最も大きいY座標であるy0+rでないと判定された場合、処理をステップS210に移行させ、評価部102はYを1加算して処理をステップS204に戻し、次の座標についての図地評価値C(x,y)を計測する。
一方、座標Yが近傍領域において最も大きいY座標であるy0+rであると判定された場合、処理をステップS211に移行させ、注目画素がまだ残っているか否かの判定が行われる。注目画素がまだ残っていると判定された場合、処理をステップS212に移行させ、評価部102はnを1加算して、処理をステップS202に戻す。一方、注目画素が残っていないと判定された場合、一連の処理が終了される。
図25は、以上の処理を経てパターン要素を構成する画素毎に図地評価値C(x,y)が割り当てられた状態を示した図である。このように、各々の円の内部領域にある画素に対する図地評価値C(x,y)が高くなる。円の内部領域側においては、方向コードが0ではないそれぞれの画素において、近傍領域の範囲に入ることから、結果として評価値の値が高くなるためである。評価部102は、各画素に割り当てた図地評価値C(x,y)の値を図地評価値バッファ123に記憶する。
ステップS6で、二値化処理部103は、二値化処理を実施する。二値化処理部103は、図地評価値バッファ123に記憶された図地評価値C(x,y)とあらかじめ定められた正の閾値T3(第2閾値に相当)を用いて、次式(6)および式(7)に従って二値画像B(x,y)を算出する。
C(x,y)<T3 ならば B(x,y)=0 …(6)
C(x,y)≧T3 ならば B(x,y)=1 …(7)
閾値T3=4を用いて二値化した結果を図26に示す。以下ではB(x,y)=0にあたる画素を「背景画素」、B(x,y)=1にあたる画素を「前景画素」と呼ぶ。図26に示されるように、パターン要素の円形にそって、前景画素と認識される画素が配置されている。二値化したB(x,y)の値は、座標とともに二値画像バッファ124に記憶される。
ステップS7で、連結成分抽出部104は、二値画像B(x,y)のうち前景画素に対して上下左右に隣り合う図画素同士を1つのグループとして統合するラベリング処理を行う。二値画像に対するラベリング処理としては、既存のラベリング方法を用いる。ここでは、図26において、「1」で示される画素が、全て連結されて1つの円形のパターン要素の形状に対応する連結成分が抽出される。
ラベリングによって各々固有のラベルを付けられた図画素連結成分が得られる。図27に示すように、個々の図画素連結成分が1つの円に対応すると考えられるので、第i番目の図画素連結成分を第i番目のパターン要素(円)として出力する。出力されるラベリング結果は、ラベリング結果バッファ125に記憶される。
なお、この際に実際に図画素連結成分を画像データとして生成する必要はなく、各画素が連結されていることをデータとして取り扱うことができる状態になっていればよい。その際、1つの円の代表座標(xc,yc)として、ここでは、その円に対応する図画素連結成分の外接矩形の始点:(xs,ys)と終点:(xe,ye)との中点を用いることとする。代表座標(xc,yc)は以下の式(8)および式(9)により算出される。
xc=(xs+xe)/2 …(8)
yc=(ys+ye)/2 …(9)
そして、パターン変換部105は、生成された画素連結成分をそれぞれパターン要素として変換し、パターン要素により構成される校正用のパターン画像が取得される。こうして1枚の入力画像をもとに、パターン画像を構成するパターン要素の円が画素連結成分として抽出され、それぞれの円の代表座標が取得される。このようにして取得された校正用パターン画像と、理想パターン画像との差分を算出し、表示画像に対する補正情報を得る。
なお、上述の実施形態は、本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形による実施が可能である。
10 スクリーン
20 PC
30 プロジェクタ装置
40 カメラ
50 画像補正装置
60 画像出力装置
502 補正情報算出部
504 補正部
2000,3100 理想パターン画像
2001,2001’,3101,3102 マーカ
2010,3110 校正用パターン画像
3000,30001,30002,30003,30004 ディスプレイ
特開2006−284990号公報

Claims (9)

  1. 表示装置と、撮像装置と、画像処理装置とを含む画像処理システムであって、
    前記表示装置は、
    画像を表示媒体に表示させる表示部を備え、
    前記撮像装置は、
    被写体を撮像した撮像画像を出力する撮像部を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記表示部により前記表示媒体に表示させるための、予め指定されたパターンを含む第1のパターン画像を取得する第1取得部と、
    前記第1のパターン画像が前記表示部により前記表示媒体に表示された画像を該表示媒体の正面を除いた所望の位置から前記撮像装置で撮像して得られた前記撮像画像を第2のパターン画像として取得する第2取得部と、
    前記第1のパターン画像と前記第2のパターン画像とを比較して、比較結果に応じて対象画像を変形させる画像処理部と
    を備える
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記対象画像は、前記撮像部により前記表示部に表示される画像を撮像した撮像画像であって、
    前記画像処理部は、
    前記第2のパターン画像の形状を前記第1のパターン画像の形状に変形させる処理を、前記対象画像に施す
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記対象画像は、前記表示部に表示させるための矩形形状の画像であって、
    前記画像処理部は、
    前記第2のパターン画像に基づく形状を前記第1のパターン画像の形状に変形させる処理を、前記対象画像に施し、
    前記表示部は、
    前記画像処理部により変形された前記対象画像を前記表示媒体に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 前記表示媒体は、
    表示面が、人の進行方向として想定される方向に対向し、且つ、想定される該人の動線に交わらないように設置される
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 前記表示媒体は、第1の表示媒体および第2の表示媒体を含み、
    前記第1の表示媒体および前記第2の表示媒体は、各表示面が、所定位置の人が見たときに互いに連なって見えるように設置され、
    前記表示装置は、
    前記第1の表示媒体および前記第2の表示媒体に対し、1の画像を分割した画像をそれぞれ表示させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム。
  6. 表示媒体に表示させるための、予め指定されたパターンを含む第1のパターン画像を取得する第1取得部と、
    前記第1のパターン画像が前記表示媒体に表示された画像を該表示媒体の正面を除いた所望の位置から撮像して得られた撮像画像を第2のパターン画像として取得する第2取得部と、
    前記第1のパターン画像と前記第2のパターン画像とを比較して、比較結果に応じて対象画像を変形させる画像処理部と
    を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 表示媒体に表示させるための、予め指定されたパターンを含む第1のパターン画像を取得する第1取得ステップと、
    前記第1のパターン画像が前記表示媒体に表示された画像を該表示媒体の正面を除いた所望の位置から撮像して得られた撮像画像を第2のパターン画像として取得する第2取得ステップと、
    前記第1のパターン画像と前記第2のパターン画像とを比較して、比較結果に応じて対象画像を変形させる画像処理ステップと
    を備える
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 表示媒体に表示させるための、予め指定されたパターンを含む第1のパターン画像を取得する第1取得ステップと、
    前記第1のパターン画像が前記表示媒体に表示された画像を該表示媒体の正面を除いた所望の位置から撮像して得られた撮像画像を第2のパターン画像として取得する第2取得ステップと、
    前記第1のパターン画像と前記第2のパターン画像とを比較して、比較結果に応じて対象画像を変形させる画像処理ステップと
    をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
  9. 画像を表示媒体に表示させる表示部を備える表示装置を含み、
    前記表示部は、
    前記表示部により前記表示媒体に表示させるための、予め指定されたパターンを含む第1のパターン画像と、該第1のパターン画像が前記表示部により前記表示媒体に表示された画像を該表示媒体の正面を除いた所望の位置から撮像装置で撮像して得られた前記撮像画像を第2のパターン画像とを比較して、比較結果に応じて対象画像を変形させた画像を前記表示媒体に表示させる
    ことを特徴とする表示システム。
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