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JP2014117216A - 淡水魚用飼育水及び淡水魚飼育水用濃縮原液並びに淡水魚飼育水用組成物 - Google Patents

淡水魚用飼育水及び淡水魚飼育水用濃縮原液並びに淡水魚飼育水用組成物 Download PDF

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恵史郎 吉田
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Abstract

【課題】淡水魚を長期にわたって快適な状態で飼育できる淡水魚用飼育水を提供する。
【解決手段】少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び水を含有し、塩化カルシウムを含有しない淡水魚用飼育水であって、飼育水中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mMであり、飼育水中における塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mMである構成とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、淡水魚を長期にわたって快適な状態で飼育できる淡水魚用飼育水、該飼育水の作製に用いられる淡水魚飼育水用濃縮原液と淡水魚飼育水用組成物に関する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「mM」の単位表記は、10-3mol/L(10-3mol/dm3)を意味するものである。
観賞用淡水魚の飼育には、淡水(真水)が使用されている。近年、市場に流通している観賞用淡水魚は、度重なる交配や、養殖現場での出荷プロセスの短縮による調整不十分な生体が流通することにより、以前と比べ、病気やストレスに弱い生体が流通している。
病気やストレスに強い生体とするために、以前は、抗生物質を魚に給餌することが行われたりしていたが(特許文献1参照)、動物体内への残留、環境汚染、耐性菌の出現等の種々の問題があることから、現在では殆ど行われていない。
国際公開WO2004/084923号パンフレット(背景技術欄)
弱い生体(淡水魚)が多く流通すると、このような淡水魚を通常の一般の飼育者(ユーザー)が飼育したとき、魚が比較的短期で死んでしまう。そこで、淡水魚をもっと長期にわたって元気な状態で飼育できる淡水魚用飼育水を開発することが求められていた。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、淡水魚を長期にわたって快適な状態で飼育できる淡水魚用飼育水、淡水魚飼育水用濃縮原液及び淡水魚飼育水用組成物を提供することを目的とする。
淡水中にはほとんどイオン成分が存在しない。淡水魚の体液浸透圧は、生活している淡水(真水)に比べて高い。このため、淡水魚は、あまり水を飲まず、薄い尿を出して、淡水中の僅かな塩類を鰓から効率よく取り込むという浸透圧調整を常に行いながら生きている。この浸透圧調整を行うにはエネルギーを要する。
このことから、淡水魚にとって、生活している淡水という環境は、浸透圧調整の観点からすると、必ずしも最適なものではなく、淡水魚は、浸透圧調整のための余分なエネルギーを常に使って、なかば無理をしながら淡水で生活している、と考えられる。
本発明者らは、浸透圧調整のために使われるエネルギー量を緩和(縮減)できる水環境を作ってやれば、病気に対する抵抗力、成長力、繁殖能力等をもっと高めることができて、淡水魚にとって快適な生活環境を作れるのではないかと着想した。
上記着想のもとに本発明者らは鋭意研究した結果、塩化ナトリウム濃度が特定範囲にあり、かつ塩化カリウム濃度が特定範囲にある飼育水を用いることにより、前記目的を達成できることを見出すに至り、本発明を完成したものである。即ち、前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び水を含有し、塩化カルシウムを含有しない淡水魚用飼育水であって、
前記飼育水中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mMであり、
前記飼育水中における塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mMであることを特徴とする淡水魚用飼育水。
[2]少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム及び水を含有する淡水魚用飼育水であって、
前記飼育水中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mMであり、
前記飼育水中における塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mMであり、
前記飼育水中における塩化カルシウムのモル濃度が0mMを超えて5.0mM以下であることを特徴とする淡水魚用飼育水。
[3]少なくとも塩化ナトリウム及び塩化カリウムを含有し、塩化カルシウムを含有しない固形状組成物であって、
前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有することを特徴とする淡水魚飼育水用組成物。
[4]少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化カルシウムを含有してなる固形状組成物であって、
前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有すると共に、前記塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有することを特徴とする淡水魚飼育水用組成物。
[5]所定量の水に溶解されて淡水魚飼育水として用いられるものである前項3または4に記載の淡水魚飼育水用組成物。
[6]少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び水を含有し、塩化カルシウムを含有しない水溶原液であって、
前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有することを特徴とする淡水魚飼育水用濃縮原液。
[7]少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム及び水を含有する水溶原液であって、
前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有すると共に、前記塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有することを特徴とする淡水魚飼育水用濃縮原液。
[8]前記水溶原液は、水で3〜15倍の希釈倍率で希釈されて希釈水溶液の状態で淡水魚用飼育水として使用されるものである前項6または7に記載の淡水魚飼育水用濃縮原液。
[9]前項1または2に記載の淡水魚用飼育水を濃縮したものと同じ組成、同じ濃度である淡水魚飼育水用濃縮原液。
[10]前記濃縮の濃縮倍率が3〜15倍である前項9に記載の淡水魚飼育水用濃縮原液。
[1]の発明では、飼育水中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mMであり、且つ塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mMであり、塩化カルシウムを含有しないから、淡水魚において浸透圧調整のために要するエネルギー量を低減できる約255ミリオスモル(mOsm)〜約300ミリオスモル(mOsm)の血液浸透圧になるように維持させていくことが可能となり、これにより淡水魚にとって快適な水環境を提供することができ、淡水魚を長期にわたって快適な状態で飼育できる。
[2]の発明では、飼育水中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mMであり、塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mMであり、塩化カルシウムのモル濃度が0mMを超えて5.0mM以下であるから、淡水魚において浸透圧調整のために要するエネルギー量を低減できる約255mOsm〜約300mOsmの血液浸透圧になるように維持させていくことが可能となり、これにより淡水魚にとって快適な水環境を提供することができ、淡水魚を長期にわたって快適な状態で飼育できる。この[2]の発明では、[1]の発明と比べて、塩化カルシウムのモル濃度が0mMを超えて5.0mM以下に設定されていることで、淡水魚にとってより快適な水環境を提供できる。
[3]と[5]の発明(固形状組成物)では、塩化ナトリウム100モル部当たり、塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有し、塩化カルシウムを含有しない組成であるから、この固形状組成物に水を加えることにより、[1]の発明に係る淡水魚用飼育水を提供できる。即ち、淡水魚を長期にわたって快適な状態で飼育できる淡水魚用飼育水を作製できる。
[4]と[5]の発明(固形状組成物)では、塩化ナトリウム100モル部当たり、塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有すると共に、塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有する組成であるから、この固形状組成物に水を加えることにより、[2]の発明に係る淡水魚用飼育水を提供できる。即ち、淡水魚を長期にわたってより快適な状態で飼育できる淡水魚用飼育水を作製できる。
[6]と[8]の発明(濃縮原液)では、少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び水を含有し、塩化カルシウムを含有しない水溶原液であって、塩化ナトリウム100モル部当たり、塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有する構成であるので、所定の希釈倍率に希釈することにより、[1]の発明に係る淡水魚用飼育水を提供できる。即ち、淡水魚を長期にわたって快適な状態で飼育できる淡水魚用飼育水を作製できる。
[7]と[8]の発明(濃縮原液)では、少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム及び水を含有する水溶原液であって、塩化ナトリウム100モル部当たり、塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有すると共に、塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有する構成であるので、所定の希釈倍率に希釈することにより、[2]の発明に係る淡水魚用飼育水を提供できる。即ち、淡水魚を長期にわたってより快適な状態で飼育できる淡水魚用飼育水を作製できる。
[9]と[10]の発明(濃縮原液)は、前項[1]または[2]に記載の淡水魚用飼育水を濃縮したものと同じ組成、同じ濃度である淡水魚飼育水用濃縮原液であるから、この原液を水で所定の希釈倍率に希釈することにより、[1]又は[2]の発明に係る淡水魚用飼育水を提供できる。即ち、淡水魚を長期にわたって快適な状態で飼育できる淡水魚用飼育水を作製できる。
第1発明に係る淡水魚用飼育水は、少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び水を含有し、塩化カルシウムを含有しない淡水魚用飼育水であって、前記飼育水中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mMであり、前記飼育水中における塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mMであることを特徴とする。
また、第2発明に係る淡水魚用飼育水は、少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム及び水を含有する淡水魚用飼育水であって、前記飼育水中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mMであり、前記飼育水中における塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mMであり、前記飼育水中における塩化カルシウムのモル濃度が0mMを超えて5.0mM以下であることを特徴とする。
前記第1及び第2発明において、前記飼育水中における塩化ナトリウムの濃度は25mM〜100mMに設定される。25mM未満では、ストレス等を受けた後の血液浸透圧の回復効果が不十分になり、淡水魚を長期にわたって飼育することが難しくなる。また、100mMを超えると、淡水魚の血液浸透圧が約310mOsmを超えてしまうので、淡水魚を長期にわたって飼育することが困難になる。中でも、前記飼育水中における塩化ナトリウムの濃度は30mM〜80mMに設定されるのが好ましい。
前記第1及び第2発明において、前記飼育水中における塩化カリウムの濃度は0.3mM〜4.5mMに設定される。0.3mM未満では、飼育されている淡水魚が比較的早期に死ぬ可能性がある。また、4.5mMを超えると、淡水魚の血中のカリウム濃度が上昇するので、淡水魚が比較的早期に死ぬ可能性がある。前記飼育水中における塩化カリウムの濃度は1.3mM〜4.5mMに設定されるのが好ましく、さらに1.5mM〜4.5mMに設定されるのが特に好ましい。
前記第2発明において、前記飼育水中における塩化カルシウムの濃度は0mMを超えて5.0mM以下に設定される。5.0mMを超えると、淡水魚の血中のカルシウム濃度が上昇するので、淡水魚が比較的早期に死ぬ可能性がある。中でも、前記飼育水中における塩化カルシウムの濃度は0mMを超えて4.5mM以下に設定されるのが好ましい。
前記第1発明では、該発明の効果を阻害しない範囲であれば、必須2成分(塩化ナトリウム及び塩化カリウム)以外に、他の成分(例えば塩化マグネシウム等)を含んでもよい。前記第1発明において、水以外の含有成分全体における前記必須2成分(塩化ナトリウム及び塩化カリウム)の含有割合は90質量%以上に設定されるのが好ましく、95質量%以上に設定されるのがより好ましく、98質量%以上に設定されるのが特に好ましい。
前記第2発明では、該発明の効果を阻害しない範囲であれば、必須3成分(塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化カルシウム)以外に、他の成分(例えば塩化マグネシウム等)を含んでもよい。前記第2発明において、水以外の含有成分全体における前記必須3成分(塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化カルシウム)の含有割合は90質量%以上に設定されるのが好ましく、95質量%以上に設定されるのがより好ましく、98質量%以上に設定されるのが特に好ましい。
次に、本発明に係る淡水魚飼育水用組成物について説明する。
第1の淡水魚飼育水用組成物(以下、「第3発明」という場合がある)は、少なくとも塩化ナトリウム及び塩化カリウムを含有し、塩化カルシウムを含有しない固形状組成物であって、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有することを特徴とする。前記固形状組成物に水を加えることにより、前記第1発明に係る淡水魚用飼育水を作製できる。
前記第3発明の一実施形態として、塩化ナトリウム50モル部(mol部)および塩化カリウム2.0モル部(mol部)からなる固形状組成物が挙げられるが、特にこの一例に限定されるものではない。
前記第3発明では、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを2.6モル部〜18モル部含有するのが、浸透圧調整のために要するエネルギー量がより一層少なくて済み、淡水魚にとってより一層快適な状態で飼育できる点で、好ましい。中でも、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを3.0モル部〜18モル部含有するのが、特に好ましい。
前記第3発明では、該発明の効果を阻害しない範囲であれば、必須2成分(塩化ナトリウム及び塩化カリウム)以外に、他の成分(例えば塩化マグネシウム等)を含んでもよい。前記第3発明において、含有成分全体における前記必須2成分(塩化ナトリウム及び塩化カリウム)の含有割合は90質量%以上に設定されるのが好ましく、95質量%以上に設定されるのがより好ましく、98質量%以上に設定されるのが特に好ましい。
第2の淡水魚飼育水用組成物(以下、「第4発明」という場合がある)は、少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化カルシウムを含有してなる固形状組成物であって、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有すると共に、前記塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有することを特徴とする。前記固形状組成物に水を加えることにより、前記第2発明に係る淡水魚用飼育水を作製できる。
前記第4発明の一実施形態として、塩化ナトリウム50モル部(mol部)、塩化カリウム2.0モル部(mol部)および塩化カルシウム0.5モル部(mol部)からなる固形状組成物が挙げられるが、特にこの一例に限定されるものではない。
前記第4発明では、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを2.6モル部〜18モル部含有すると共に、前記塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有するのが好ましい。この場合には、浸透圧調整のために要するエネルギー量がより一層少なくて済み、淡水魚にとってより一層快適な状態で飼育できる。中でも、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを3.0モル部〜18モル部含有すると共に、前記塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有するのが、特に好ましい。
前記第4発明では、該発明の効果を阻害しない範囲であれば、必須3成分(塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化カルシウム)以外に、他の成分(例えば塩化マグネシウム等)を含んでもよい。前記第4発明において、含有成分全体における前記必須3成分(塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化カルシウム)の含有割合は90質量%以上に設定されるのが好ましく、95質量%以上に設定されるのがより好ましく、98質量%以上に設定されるのが特に好ましい。
前記第3及び第4発明に係る固形状組成物は、所定量の水に溶解されて淡水魚飼育水として用いられる。ここで、「所定量」とは、前記固形状組成物に水を加えて得る溶解液中の塩化ナトリウムの濃度が25mM〜100mMの範囲になるときの前記加える水の量を意味するものである。
次に、本発明に係る淡水魚飼育水用濃縮原液について説明する。
第1の淡水魚飼育水用濃縮原液(以下、「第5発明」という場合がある)は、少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び水を含有し、塩化カルシウムを含有しない水溶原液であって、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有することを特徴とする。前記水溶原液は、水で所定の希釈倍率に希釈されて希釈水溶液の状態で淡水魚用飼育水として使用されるものであり、前記水溶原液を水で所定の希釈倍率に希釈した使用時の希釈水溶液は、該希釈水溶液中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mM、前記希釈水溶液中における塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mMになるものである。この第5発明に係る原液を水で希釈するだけで、前記第1発明に係る淡水魚用飼育水を作製できる。即ち、第5発明は、前記第1発明に係る淡水魚用飼育水を濃縮したものと同じ組成、同じ濃度になっている液である。前記濃縮の濃縮倍率は、3〜15倍に設定されるのが好ましく、5〜12倍に設定されるのがより好ましい。
なお、本明細書において、「3倍濃縮」とは、元の液体の質量の3分の1になるまで濃縮することを意味し、「5倍濃縮」とは、元の液体の質量の5分の1になるまで濃縮することを意味する。
前記第5発明では、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを2.6モル部〜18モル部含有するのが、浸透圧調整のために要するエネルギー量がより一層少なくて済み、淡水魚にとってより一層快適な状態で飼育できる点で、好ましい。中でも、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを3.0モル部〜18モル部含有するのが、特に好ましい。
前記第5発明では、該発明の効果を阻害しない範囲であれば、必須2成分(塩化ナトリウム及び塩化カリウム)以外に、他の成分(例えば塩化マグネシウム等)を含んでもよい。前記第5発明において、水以外の含有成分全体における前記必須2成分(塩化ナトリウム及び塩化カリウム)の含有割合は90質量%以上に設定されるのが好ましく、95質量%以上に設定されるのがより好ましく、98質量%以上に設定されるのが特に好ましい。
第2の淡水魚飼育水用濃縮原液(以下、「第6発明」という場合がある)は、少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウムおよび水を含有する水溶原液であって、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有すると共に、前記塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有することを特徴とする。前記水溶原液は、水で所定の希釈倍率に希釈されて希釈水溶液の状態で淡水魚用飼育水として使用されるものであり、前記水溶原液を水で所定の希釈倍率に希釈した使用時の希釈水溶液は、該希釈水溶液中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mM、前記希釈水溶液中における塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mM、前記希釈水溶液中における塩化カルシウムのモル濃度が0mMを超えて5.0mM以下になるものである。この第6発明に係る原液を水で希釈するだけで、前記第2発明に係る淡水魚用飼育水を作製できる。即ち、この第6発明は、前記第2発明に係る淡水魚用飼育水を濃縮したものと同じ組成、同じ濃度になっている液体である。前記濃縮の濃縮倍率は、3〜15倍に設定されるのが好ましく、5〜12倍に設定されるのがより好ましい。
前記第6発明では、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを2.6モル部〜18モル部含有すると共に、前記塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有するのが好ましい。この場合には、浸透圧調整のために要するエネルギー量がより一層少なくて済み、淡水魚にとってより一層快適な状態で飼育できる。中でも、前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを3.0モル部〜18モル部含有すると共に、前記塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有するのが、特に好ましい。
前記第6発明では、該発明の効果を阻害しない範囲であれば、必須3成分(塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化カルシウム)以外に、他の成分(例えば塩化マグネシウム等)を含んでもよい。前記第6発明において、水以外の含有成分全体における前記必須3成分(塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化カルシウム)の含有割合は90質量%以上に設定されるのが好ましく、95質量%以上に設定されるのがより好ましく、98質量%以上に設定されるのが特に好ましい。
前記第5及び第6発明に係る濃縮原液において、水で所定の希釈倍率に希釈する際の希釈倍率は、3〜15倍に設定されるのが好ましく、5〜12倍に設定されるのがより好ましい。15倍を超えた希釈倍率に設定されている場合には、濃縮原液は相当に濃縮された設計になっているので、保管中等に濃縮原液中の含有成分が析出することが懸念されることから、15倍以下の設計であるのが好ましい。なお、濃縮原液の「3倍希釈」とは、濃縮原液の質量の2倍の質量の水を加えて希釈することを意味し、濃縮原液の「5倍希釈」とは、濃縮原液の質量の4倍の質量の水を加えて希釈することを意味し、濃縮原液の「10倍希釈」とは、濃縮原液の質量の9倍の質量の水を加えて希釈することを意味する。
次に、本発明の具体的実施例について説明するが、本発明はこれら実施例のものに特に限定されるものではない。
<実施例1>
純水に、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化カリウム(KCl)、塩化カルシウム(CaCl2)を混合して溶解せしめることによって、塩化ナトリウムの濃度が50mM、塩化カリウムの濃度が0.5mM、塩化カルシウムの濃度が0.5mMである淡水魚用飼育水を調製した。
<実施例2〜6、比較例3>
前記3種類の各成分のモル濃度を表1に示す濃度に設定した以外は、実施例1と同様にして、淡水魚用飼育水を調製した。
<比較例1>
淡水魚用飼育水として純水(真水)を用いた。
<比較例2>
純水に、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化カルシウム(CaCl2)を混合して溶解せしめることによって、塩化ナトリウムの濃度が50mM、塩化カルシウムの濃度が0.5mMである淡水魚用飼育水(塩化カリウムを含有しない)を調製した。
<実施例7>
純水に、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化カリウム(KCl)を混合して溶解せしめることによって、塩化ナトリウムの濃度が50mM、塩化カリウムの濃度が2.0mMである淡水魚用飼育水(塩化カルシウムを含有しない)を調製した。
<実施例8〜10、比較例4>
前記3種類の各成分のモル濃度を表2に示す濃度に設定した以外は、実施例1と同様にして、淡水魚用飼育水を調製した。
<実施例11、12、比較例5、6>
前記3種類の各成分のモル濃度を表3に示す濃度に設定した以外は、実施例1と同様にして、淡水魚用飼育水を調製した。
Figure 2014117216
Figure 2014117216
Figure 2014117216
上記のようにして得られた各淡水魚用飼育水について下記評価法に基づいて評価を行った。これらの結果を表1〜3に示す。
なお、実施例4の淡水魚用飼育水における3成分(塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム)のそれぞれの濃度は、海水を10倍に希釈した10倍希釈海水(天然海水の濃度が10質量%である希釈海水)とほぼ同等の濃度である。従って、実施例1〜3、5、6の各淡水魚用飼育水は、10倍希釈海水と比較して塩化カリウムの濃度は、大きい側又は小さい側に明らかにずれたものとなっている。また、実施例7〜10の各淡水魚用飼育水は、10倍希釈海水と比較して塩化カルシウムの濃度は、大きい側又は小さい側に明らかにずれたものとなっている。
<魚の血液浸透圧の測定法>
コアカ(ワキン)と呼称される金魚(体重1〜2g)を、淡水(体積10L)に投入して30分間自由に泳がせた。
しかる後、金魚を、アンモニア濃度が0.02g/Lであるアンモニア水10L中に投入して30分間自由に泳がせた(アンモニア水により金魚にストレスを与えた)。
次いで、取り出した金魚を、各淡水魚用飼育水(体積10L)に10匹ずつ投入して7日間飼育した。例えば、実施例1の淡水魚用飼育水10Lが入った水槽に10匹の金魚を投入し、他の実施例、比較例の淡水魚用飼育水についても同様にそれぞれ10匹の金魚を投入した。
7日間経過後に金魚を取り出して、各金魚の血液浸透圧(体液浸透圧)を測定した。例えば、実施例1の淡水魚用飼育水で泳がせていた10匹の金魚について各個体毎に血液浸透圧(mOsm/kg)を測定し、これら10匹の金魚の血液浸透圧の平均値を算出した。他の実施例、比較例についても同様にして算出した。表1〜3に記載の血液浸透圧(mOsm/kg)は、いずれも10匹の金魚の血液浸透圧の平均値である。
なお、金魚の血液浸透圧の測定は、次のようにして行った。まず、金魚の尾部をナイフで切断し、切断部より流出した血液をキャピラリーを用いて毛細管現象により採取した。このキャピラリーからピペットで血液を4μLを吸出し、この吸出した血液を径6mmの円形状の濾紙に染み込ませ、この血液含浸濾紙を浸透圧計(ワイエスアイジャパン株式会社製の「蒸気圧法オズモメーター5520型」)の所定位置にセットして、血液の浸透圧を測定した。
<死亡数評価>
上記7日間飼育している間において、2日経過時までの金魚の死亡総数、7日経過時までの金魚の死亡総数を調べた。
<評価結果と考察>
前記淡水に投入して30分間自由に泳がせた後の金魚(ストレスを与える前の金魚)は、血液浸透圧が10匹の平均値で258.4(mOsm/kg)であるのに対し、前記アンモニア水中に投入して30分間自由に泳がせた(金魚にストレスを与えた)後の金魚は、血液浸透圧が10匹の平均値で243.6(mOsm/kg)であり、このように血液浸透圧が低下していた。
そして、ストレスを与えた後の金魚を、実施例1〜12の各淡水魚用飼育水にそれぞれ10匹ずつ投入して7日間飼育した後は、表1〜3に示すように、血液浸透圧が、ストレスを与える前の数値(258.4)と同等程度又はそれ以上まで回復していた。また、実施例1〜12の各淡水魚用飼育水で飼育した金魚は、7日間飼育した状態で10匹中の死亡数が0匹であった。このように、本発明の実施例1〜12の各淡水魚用飼育水で飼育すると、ストレスを与えた金魚の血液浸透圧が、適切なレベル(浸透圧調整のために要するエネルギー量が少なくて済む約255ミリオスモル〜約300ミリオスモル)まで回復しており、本発明の淡水魚用飼育水では、淡水魚にとって快適な水環境が提供されていて、淡水魚を長期にわたって死亡させることなく快適な状態(元気な状態)で飼育できることがわかる。
中でも、塩化カリウムの濃度が1.3mM〜4.5mMの範囲にある実施例3〜6の各淡水魚用飼育水で7日間飼育した後は、表1に示すように、金魚の血液浸透圧が、約280ミリオスモル〜約290ミリオスモル程度まで回復している。ここで、一般に、魚類の血液浸透圧は、淡水魚、海水魚に関係なく、約300ミリオスモル程度がニュートラルな状態(浸透圧調整を殆ど要しない状態)であると言われている。従って、塩化カリウムの濃度が1.3mM〜4.5mMの範囲にある実施例3〜6の各淡水魚用飼育水で飼育した場合には、浸透圧調整のために要するエネルギー量がより一層少なくて済み、淡水魚にとってより一層快適な状態で飼育できることがわかる。
これに対し、淡水魚用飼育水として淡水(真水)を用いた比較例1の淡水魚用飼育水では、7日間飼育後の血液浸透圧が平均で243.6(mOsm/kg)であり、回復できていなかったし、7日経過時までの死亡総数が3匹であった。
また、塩化ナトリウムおよび塩化カルシウムを含有するものの、塩化カリウムを含有しない比較例2の淡水魚用飼育水では、7日間飼育後の血液浸透圧が平均で250.9(mOsm/kg)であり、殆ど回復できていなかったし、2日経過時までに2匹死亡し、これ以降7日経過時までにもう1匹死亡しており、7日経過時までの死亡総数が3匹であった。
また、塩化カリウムの濃度が本発明の規定範囲の上限を超えている比較例3の淡水魚用飼育水では、7日経過時までに飼育魚10匹のうち半分の5匹が死亡しており、長期飼育が困難であることがわかる。また、塩化カルシウムの濃度が本発明の規定範囲の上限を超えている比較例4の淡水魚用飼育水では、7日経過時までに飼育魚10匹のうち3匹が死亡しており、これも長期飼育が困難であることがわかる。
また、塩化ナトリウムの濃度が本発明の規定範囲の下限より小さい比較例5の淡水魚用飼育水では、ストレスを受けた後の血液浸透圧の回復効果が不十分であり、7日経過時までに飼育魚10匹のうち2匹が死亡した。塩化ナトリウムの濃度が本発明の規定範囲の上限を超えている比較例6の淡水魚用飼育水では、血液浸透圧が高くなり過ぎており、7日経過時までに飼育魚10匹のうち2匹が死亡した。
本発明に係る淡水魚用飼育水は、例えば金魚、メダカ、鯉、タナゴ等の観賞用淡水魚の飼育に好適に用いられるが、特に観賞用淡水魚用に限定されるものではない。
本発明に係る淡水魚飼育水用濃縮原液は、所定の希釈倍率に希釈されて使用される。希釈された液は、観賞用淡水魚の飼育に好適に用いられるが、特に観賞用淡水魚用に限定されるものではない。
本発明に係る淡水魚飼育水用組成物は、水が加えられて使用され、この液は、観賞用淡水魚の飼育に好適に用いられるが、特に観賞用淡水魚用に限定されるものではない。

Claims (10)

  1. 少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び水を含有し、塩化カルシウムを含有しない淡水魚用飼育水であって、
    前記飼育水中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mMであり、
    前記飼育水中における塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mMであることを特徴とする淡水魚用飼育水。
  2. 少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム及び水を含有する淡水魚用飼育水であって、
    前記飼育水中における塩化ナトリウムのモル濃度が25mM〜100mMであり、
    前記飼育水中における塩化カリウムのモル濃度が0.3mM〜4.5mMであり、
    前記飼育水中における塩化カルシウムのモル濃度が0mMを超えて5.0mM以下であることを特徴とする淡水魚用飼育水。
  3. 少なくとも塩化ナトリウム及び塩化カリウムを含有し、塩化カルシウムを含有しない固形状組成物であって、
    前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有することを特徴とする淡水魚飼育水用組成物。
  4. 少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び塩化カルシウムを含有してなる固形状組成物であって、
    前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有すると共に、前記塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有することを特徴とする淡水魚飼育水用組成物。
  5. 所定量の水に溶解されて淡水魚飼育水として用いられるものである請求項3または4に記載の淡水魚飼育水用組成物。
  6. 少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム及び水を含有し、塩化カルシウムを含有しない水溶原液であって、
    前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有することを特徴とする淡水魚飼育水用濃縮原液。
  7. 少なくとも塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム及び水を含有する水溶原液であって、
    前記塩化ナトリウム100モル部当たり、前記塩化カリウムを0.3モル部〜18モル部含有すると共に、前記塩化カルシウムを0モル部を超えて20モル部以下含有することを特徴とする淡水魚飼育水用濃縮原液。
  8. 前記水溶原液は、水で3〜15倍の希釈倍率で希釈されて希釈水溶液の状態で淡水魚用飼育水として使用されるものである請求項6または7に記載の淡水魚飼育水用濃縮原液。
  9. 請求項1または2に記載の淡水魚用飼育水を濃縮したものと同じ組成、同じ濃度である淡水魚飼育水用濃縮原液。
  10. 前記濃縮の濃縮倍率が3〜15倍である請求項9に記載の淡水魚飼育水用濃縮原液。
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