JP2014096487A - 電子モジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子モジュール10では、合成樹脂製のベース部20に対してインサート成形により埋設されたリードフレーム30に抵抗器80a,80bが接続されている。リードフレーム30は、抵抗器80a,80bが搭載されて電気的に接続された島状のパッド40,41と、パッド40,41の端面に対向して配置形成された接続部32,33と、パッド40,41と接続部32,33とを接続した弾性変形可能なバネ部50〜53,60〜63とを備える。 バネ部50〜53,60〜63は、パッド40,41と接続部32,33との間隙Sに配置形成され、ベース部20から露出している。
【選択図】 図1
Description
ヒートシンクをプリント配線基板に取り付ければ、放熱性を高めることが可能であるが、別部材のヒートシンクを設けることで部品コストが増大する上に、ヒートシンクの取り付けに要する製造コストも増大することになる。
他の放熱性を高める方法、例えば、両面プリント配線基板を用いて表裏両側の配線パターンをスルーホールにて接続するなど実効的なパターン断面積を増やす方法や、プリント配線基板のベースにアルミニウムなどの金属板を使用する方法(金属ベース基板)でも、コストが増大することになる。
この技術では、合成樹脂製のベース部(ケース部)に対して、インサート成形によってリードフレームを埋設する。
リードフレームに生じる熱には、電子部品とリードフレームを接続するときの熱、電子部品の駆動時(通電時)の熱、外部環境温度による熱、などがある。
その結果、リードフレームがベース部から剥離するという問題が起こる。
そのため、電子部品のセラミックス製のパッケージの熱膨張率と、合成樹脂製のベース部の熱膨張率との差により、電子部品の駆動時(通電時)の熱が原因で、電子部品とリードフレームの接続箇所に熱膨張・熱収縮による過剰な応力が集中するおそれがある。
その結果、電子部品とリードフレームの接続箇所が破損し、電子部品とリードフレームの電気的接続が阻害されるという問題が起こる。
特に、電子部品の中でも抵抗器は、発熱量が大きいことに加え、一般にパッケージがセラミックス製であるため、前記各問題が顕著である。
(1)合成樹脂製のベース部に対してインサート成形により埋設されたリードフレームに電子部品が接続された電子モジュールについて、電子部品が発熱しても、リードフレームがベース部から剥離するのを防止すると共に、電子部品とリードフレームの接続箇所が破損するのを防止可能な電子モジュールを提供する。
(2)前記(1)に加えて、リードフレームを介して伝達された熱により、他の電子部品が故障するのを防止可能な電子モジュールを提供する。
第1の局面は、
合成樹脂製のベース部に対してインサート成形により埋設されたリードフレームに第1電子部品が接続された電子モジュールであって、
リードフレームは、
第1電子部品が搭載されて電気的に接続された島状のパッドと、
パッドの端面に対向して配置形成された第1接続部と、
パッドと第1接続部とを接続した弾性変形可能なバネ部とを備え、
パッドと第1接続部との間には、バネ部との接続箇所を除くパッドの全周を取り囲む間隙が設けられ、
バネ部は、間隙に配置形成され、ベース部から露出している。
リードフレーム(パッド)に生じる熱には、第1電子部品とパッドを接続するときの熱、第1電子部品の駆動時(通電時)の熱、外部環境温度による熱、などがある。
すなわち、バネ部は、パッドとベース部との間に集中した応力を緩和するための応力緩和構造としても機能する。
そのため、第1電子部品のセラミックス製のパッケージの熱膨張率と、合成樹脂製のベース部の熱膨張率との差により、第1電子部品の駆動時(通電時)の熱が原因で、第1電子部品とパッドとの接続箇所に熱膨張・熱収縮による応力が集中するおそれがある。
すなわち、バネ部は、第1電子部品とベース部との接続箇所に集中した応力を緩和するための応力緩和構造としても機能する。
第2の局面は、第1の局面において、バネ部は直線棒状の単板バネから成る。
第2の局面では、バネ部を容易に形成可能なことに加え、直線棒状のバネ部は平面上の専有面積が小さいため、リードフレームの他の部材のレイアウトの自由度を低下させることがない。
第3の局面は、第2の局面において、
パッドは、
第1電子部品の第1端子が接続された第1パッドと、
第1電子部品の第2端子が接続された第2パッドとを備え、
第1電子部品は第1パッドと第2パッドとに跨るように配置され、
バネ部は、第1電子部品が第1パッドと第2パッドに跨る方向に対して、垂直方向に延伸されている。
第4の局面は、第3の局面において、
第1電子部品が有するパッケージに比べて、剛性が低いパッケージを有する第2電子部品を備え、
リードフレームは第2接続部を備え、
第1電子部品はパッドに搭載されて電気的に接続されており、
第2電子部品は第2接続部に搭載されて電気的に接続されている。
第5の局面は、第4の局面において、第1電子部品はセラミックス製のパッケージを有する抵抗器であり、第2電子部品は合成樹脂製のパッケージを有するLEDである。
また、抵抗器は通電時の発熱量が大きい。
そのため、第5の局面では、第1電子部品である抵抗器をパッドに搭載したことにより、抵抗器およびLEDを搭載した光源モジュールとして用いられる電子モジュールの信頼性を高めることができる。
第6の局面は、第1〜5の局面において、パッドは略矩形状を成し、バネ部は、パッドの四隅近傍にそれぞれ接続されている。
第6の局面では、パッドの四隅近傍がバネ部を介して第1接続部に接続されているため、ベース部の射出成形時にリードフレームをベース部にインサート成形する際に、ベース部の形成材料である溶融された合成樹脂の流入圧力がベース部に印加されても、ベース部が定常位置からずれるのを防止できる。
第7の局面は、第2〜6の局面において、バネ部とパッドとの間には、パッドの端面から切り込まれた形状のスリットが形成されている。
第7の局面では、直線棒状のバネ部の長さを確保して十分な弾性変形を可能にした上で、パッドの面積を大きくすることができる。
そのため、第5の局面によれば、第1の局面および第2の局面の作用・効果を高めことができる。
加えて、パッドの面積を大きくすることにより、パッドに搭載された第1電子部品が発生した熱をパッドから効率的に放熱することが可能になるため、第1電子部品の故障を防止できる。
第8の局面は、第1〜7の局面において、第1接続部はパッドを囲む形状に配置形成されている。
第8の局面では、第1接続部が埋設されたベース部を補強すると共に、第1接続部の全長を長くすることができる。
そして、第1接続部の全長が長くなるため、リードフレームに接続された第1電子部品とは別の電子部品(第2電子部品、第3電子部品)に対し、パッドからバネ部および第1接続部を介して伝達される熱を減少させることが可能になり、前記別の電子部品の故障を防止できる。
第9の局面は、第1〜8の局面において、リードフレームは第3接続部を備え、第1接続部と第3接続部との間には第3電子部品が接続されている。
第9の局面では、リードフレームにおける第1接続部と第3接続部との間の熱経路を第3電子部品が遮断するため、その先に接続された第2電子部品に対し、パッドからバネ部および第1接続部を介して伝達される熱をも遮断することが可能になり、第2電子部品の故障を確実に防止できる。
第10の局面は、第1〜9の局面において、
パッドは、合成樹脂製のモールド部に埋設されると共に、モールド部の表面側から露出して第1電子部品が接続されたランドを備え、
ランドの表面は、モールド部の表面側から突出している。
そして、ランドの表面がモールド部の表面側から突出しているため、ランドに接続された第1電子部品の下面側とランドの表面側との間には、ランドの突出分だけ隙間が生じることになり、その隙間が空気流路になることから、その空気流路を通る空気によって第1電子部品を空気冷却させることが可能であり、第1電子部品の故障を防止できる。
尚、各図面では、説明を分かり易くするために、電子モジュール10の構成部材の寸法形状および配置箇所を誇張して模式的に図示してあり、各構成部材の寸法形状および配置箇所が実物とは異なっている。
そして、直流電源EからLED82a,82bに駆動電流が供給されることにより、LED82a,82bが点灯される。
ダイオード81は、LED82a,82bを保護する。
LED82a,82bは1個のパッケージに収容され、1個の3端子型LED82として構成されている。
抵抗器80aと同一寸法形状の抵抗器80bは、パッド40,41間に跨るように配置されてパッド40,41に搭載され、ランド71a,71b間に接続されている。
略直方体状のダイオード81のアノードはランド72aに接続され、ダイオード81のカソードはランド72bに接続されている。
LED82を構成するLED82aのアノードはランド73aに接続され、LED82aのカソードはランド73bに接続されている。
LED82を構成するLED82bのアノードはランド73bに接続され、LED82bのカソードはランド73cに接続されている。
抵抗器80a,80bのパッケージはセラミックス製であり、ダイオード81およびLED82のパッケージは合成樹脂製である。
そのため、LED82に比べて抵抗器80a,80bの方がパッケージの剛性が高く、LED82に比べて抵抗器80a,80bの方がパッケージの熱膨張率が低い。
ランド73cは、リードフレーム30の接続部36の端部36aを介して、直流電源Eのマイナス側に接続されると共にアースに接続されている。
尚、各ランド70a,70b,71a,71b,72a,72b,73a〜73cと、各回路素子(抵抗器80a,80b、ダイオード81、LED82)とは、ハンダ付けによって接続されている。
ベース部20の左右両端にはそれぞれ、ベース部20の面方向に取付部21,22が突設されている。
各取付部21,22にはそれぞれ、ベース部20の面方向に対して垂直方向に取付孔23,24が貫通形成されている。
略矩形状のモールド部26,27は、透孔25内にて左右方向に間隔を空けて並置されている。
透孔25を取り囲む矩形枠状の囲繞部28とモールド部26,27の間には、間隙Sが設けられており、間隙Sはベース部20の面方向に対して垂直方向に貫通形成されている。
すなわち、モールド部26,27は、ベース部20の他の部分とは切り離された島状を成している。
すなわち、接続部32,33はベース部20の囲繞部28内に埋設され、接続部31,34〜36はベース部20における囲繞部28以外の部分内に埋設され、パッド40はベース部20のモールド部26内に埋設され、パッド41はベース部20のモールド部27内に埋設されている。
ベース部20の囲繞部28とモールド部26,27の間に設けられた間隙Sは、バネ部50〜53,60〜63との接続箇所を除くパッド40,41の全周を取り囲んでいる。
また、バネ部50〜53,60〜63は、ベース部20の間隙S内に配置形成されて露出されている。
また、ランド70a,70b,71a,71b,72a,72b,73a〜73cは、ベース部20の上面側(表面側)から露出されている。
略コ字状の接続部32は、パッド40の端面に対向し、略矩形状のパッド40の左辺を除く三辺を囲むように配置形成されており、バネ部50〜53を介してパッド40に接続されている。
略コ字状の接続部33は、略矩形状のパッド41の右辺を除く三辺を囲むように配置形成されており、バネ部60〜63を介してパッド41に接続されると共に、略L字状の接続部34に接続されている。
接続部34における接続部33と接続されている側とは反対側の端部には、矩形状のランド72aが配置形成されている。
接続部35の一端部には矩形状のランド72bが配置形成され、接続部35の他端部には矩形状のランド73aが配置形成されている。
接続部36の一端部には矩形状のランド73cが配置形成され、接続部36の他端部はベース部20の左端部から下面側に延伸されている。
パッド42には略凸形状のランド73bが配置形成されている。
そして、図6に示すように、端部31aによりプラス側端子(プラス側接点)が構成され、端部36aによりマイナス側端子(マイナス側接点)が構成されている。
端子Ta,Tbはそれぞれ、ハンダ層Uを介して、ランド71a,71bに接続されている。
パッド40とランド71aの間と、パッド41とランド71bの間とには、傾斜部Kが配置形成されており、ランド71a,71bの上面側はモールド部26,27の上面側に対して高さH分だけ突出している。
また、接続部34,35とランド72a,72bの間にもそれぞれ傾斜部Kが配置形成されており、ランド71a,71bと同様に、ランド72a,72bの上面側はベース部20の上面側に対して高さH分だけ突出している。
また、接続部35,36およびパッド42とランド73a,73c,73bとの間にもそれぞれ傾斜部Kが配置形成されており、ランド71a,71bと同様に、ランド73a〜73cの上面側はベース部20の上面側に対して高さH分だけ突出している。
バネ部50〜53は、パッド40の四隅近傍に配置形成され、パッド40と接続部32を接続している。
バネ部60〜63は、パッド41の四隅近傍に配置形成され、パッド41と接続部33を接続している。
バネ部50〜53,60〜63とパッド40,41との間には、バネ部50〜53,60〜63の延伸方向に沿ってパッド40,41の端面から切り込まれた一定幅で直線状のスリットLが形成されている。
バネ部50〜53,60〜63は、抵抗器80a,80bがパッド40,41間に跨る方向に対して、垂直方向に延伸されている。
尚、図7に示す電子モジュール10では、図3に示すのと同じく、電子モジュール10から電子部品(抵抗器80a,80b、ダイオード81、LED82)を取り外してある。
照明装置100は、直流電源Eである自動車の車載バッテリから電源が供給され、自動車の車両室内に設置されてルームランプまたはマップランプとして用いられる。
すると、電子モジュール10の下面側に形成されている接続部31,36の端部31a,36aが(図5参照)、スイッチノブ110の接点部110aに接触して電気的に接続される。
その後、ロアケース120にレンズ130を被着して固定し、レンズ130の開口部130aからスイッチノブ110のツマミ部110bを突出させることにより、照明装置100の組み立てが完成する。
本実施形態の電子モジュール10によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
リードフレーム30は、抵抗器80a,80bが搭載されて電気的に接続された島状のパッド40,41と、パッド40,41の端面に対向して配置形成された接続部32,33(第1接続部)と、パッド40,41と接続部32,33とを接続した弾性変形可能なバネ部50〜53,60〜63とを備える。
バネ部50〜53,60〜63は、パッド40,41と接続部32,33との間隙Sに配置形成され、ベース部20から露出している。
パッド40,41に生じる熱には、抵抗器80a,80bとパッド40,41のランド70a,70b,71a,71bとを接続するときの熱、抵抗器80a,80bの通電時の熱、外部環境温度による熱、などがある。
すなわち、バネ部50〜53,60〜63は、パッド40,41とベース部20との間に集中した応力を緩和するための応力緩和構造としても機能する。
そのため、抵抗器80a,80bのセラミックス製のパッケージの熱膨張率と、合成樹脂製のベース部20の熱膨張率との差により、抵抗器80a,80bの通電時の熱が原因で、抵抗器80a,80bとパッド40,41との接続箇所(ハンダ層U)に、熱膨張・熱収縮による応力が集中するおそれがある。
すなわち、バネ部50〜53,60〜63は、抵抗器80a,80bとベース部20との接続箇所(ハンダ層U)に集中した応力を緩和するための応力緩和構造としても機能する。
そのため、バネ部50〜53,60〜63を容易に形成可能なことに加え、直線棒状のバネ部50〜53,60〜63は平面上の専有面積が小さいため、リードフレーム30の他の部材のレイアウトの自由度を低下させることがない。
ここで、バネ部50〜53,60〜63の板厚は、リードフレーム30の板厚と同じである。
バネ部50〜53,60〜63は、抵抗器80a,80bがパッド40,41間に跨る方向に対して、垂直方向に延伸されている。
そして、抵抗器80a,80bはパッド40,41に搭載されており、LED82は接続部35,36およびパッド42(第2接続部)に搭載されている。
また、抵抗器80a,80bは通電時の発熱量が大きい。
そのため、ベース部20の射出成形時にリードフレーム30をベース部20にインサート成形する際に、ベース部20の形成材料である溶融された合成樹脂の流入圧力がベース部20に印加されても、ベース部20が定常位置からずれるのを防止できる。
そのため、直線棒状のバネ部50〜53,60〜63の長さを確保して十分な弾性変形を可能にした上で、パッド40,41の面積を大きくすることができる。
そして、パッド40,41の面積が大きくなるため、パッド40,41に搭載された抵抗器80a,80bが発生した熱をパッド40,41から効率的に放熱することが可能になり、抵抗器80a,80bの故障を防止できる。
そして、接続部32,33の全長が長くなるため、リードフレーム30に接続された抵抗器80a,80b(第1電子部品)とは別の電子部品(ダイオード81、LED82)に対し、パッド40,41からバネ部50〜53,60〜63および接続部32,33を介して伝達される熱を減少させることが可能になり、ダイオード81およびLED82の故障を防止できる。
そのため、接続部33と接続部35の間の熱経路を、ダイオード81が遮断することから、その先に接続されるLED82(第2電子部品)に対し、パッド40,41からバネ部50〜53,60〜63および接続部33〜35を介して伝達される熱をも遮断することが可能になり、LED82の故障を確実に防止できる。
そのため、ベース部20とモールド部26,27を射出成形により同時に形成することができる。
尚、高さHは、十分な空気流量が得られるような適宜な寸法(例えば、0.1mm)に設定すればよい。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、前記実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
しかし、バネ部50〜53,60〜63を省き、バネ部50,51の中間位置に1個のバネ部を設け、バネ部52,53の中間位置に1個のバネ部を設け、バネ部60,61の中間位置に1個のバネ部を設け、バネ部62,63の中間位置に1個のバネ部を設け、パッド40を2本のバネ部を介して接続部32に接続すると共に、パッド41を2本のバネ部を介して接続部33に接続するようにしてもよい。
この場合には、前記[4]の作用・効果が得られ難くなるが、前記[1]〜[3][5]〜[8]の作用・効果を得ることができる。
さらに、パッド40を7本以上のバネ部を介して接続部32に接続すると共に、パッド41を7本以上のバネ部を介して接続部33に接続するようにしてもよい。
パッド40,41と接続部32,33を接続するバネ部の個数および配置箇所については、前記[1]〜[4]の作用・効果が十分に得られるように適宜変更すればよい。
20…ベース部
25…透孔
26,27…モールド部
28…囲繞部
S…間隙
L…スリット
30…リードフレーム
32〜34…接続部(第1接続部)
35…接続部(第2接続部、第3接続部)
36…接続部(第2接続部)
31a…接続部31の端部
36a…接続部36の端部
40…パッド(第1パッド)
41…パッド(第2パッド)
42…パッド(第2接続部)
50〜53,60〜63…バネ部
70a,70b,71a,71b,72a,72b,73a〜73c…ランド
K…傾斜部
80a,80b…抵抗器(第1電子部品)
Ta…端子(第1端子)
Tb…端子(第2端子)
U…ハンダ層(接続箇所)
81…ダイオード(第3電子部品)
82,82a,82b…LED(第2電子部品)
Claims (10)
- 合成樹脂製のベース部に対してインサート成形により埋設されたリードフレームに第1電子部品が接続された電子モジュールであって、
前記リードフレームは、
前記第1電子部品が搭載されて電気的に接続された島状のパッドと、
前記パッドの端面に対向して配置形成された第1接続部と、
前記パッドと前記第1接続部とを接続した弾性変形可能なバネ部と
を備え、
前記パッドと前記第1接続部との間には、前記バネ部との接続箇所を除く前記パッドの全周を取り囲む間隙が設けられ、
前記バネ部は、前記間隙に配置形成され、前記ベース部から露出している電子モジュール。 - 前記バネ部は直線棒状の単板バネから成る、
請求項1に記載の電子モジュール。 - 前記パッドは、
前記第1電子部品の第1端子が接続された第1パッドと、
前記第1電子部品の第2端子が接続された第2パッドと
を備え、
前記第1電子部品は前記第1パッドと前記第2パッドとに跨るように配置され、
前記バネ部は、前記第1電子部品が前記第1パッドと前記第2パッドに跨る方向に対して、垂直方向に延伸されている、
請求項2に記載の電子モジュール。 - 前記第1電子部品が有するパッケージに比べて、剛性が低いパッケージを有する第2電子部品を備え、
前記リードフレームは第2接続部を備え、
前記第1電子部品は前記パッドに搭載されて電気的に接続されており、
前記第2電子部品は前記第2接続部に搭載されて電気的に接続されている、
請求項3に記載の電子モジュール。 - 前記第1電子部品はセラミックス製のパッケージを有する抵抗器であり、前記第2電子部品は合成樹脂製のパッケージを有するLEDである、
請求項4に記載の電子モジュール。 - 前記パッドは略矩形状を成し、
前記バネ部は、前記パッドの四隅近傍にそれぞれ接続されている
請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子モジュール。 - 前記バネ部と前記パッドとの間には、前記パッドの端面から切り込まれた形状のスリットが形成されている、
請求項2〜6のいずれか一項に記載の電子モジュール。 - 前記第1接続部は前記パッドを囲む形状に配置形成されている、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子モジュール。 - 前記リードフレームは第3接続部を備え、
前記第1接続部と前記第3接続部との間には第3電子部品が接続されている、
請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子モジュール。 - 前記パッドは、合成樹脂製のモールド部に埋設されると共に、前記モールド部の表面側から露出して前記第1電子部品が接続されたランドを備え、
前記ランドの表面は、前記モールド部の表面側から突出している、
請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子モジュール。
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