JP2008288536A - 表面実装型セラミック基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】セラミック基板本体と配線基板との熱膨張率差に起因して、外部接続用電極と配線基板の導体パターンとの間に介在する接合部にクラックが発生するのを防止することができ、且つ、セラミック基板本体に生じる引っ張り応力に起因してセラミック基板本体にクラックが発生するのを防止することができる表面実装型セラミック基板を提供する。
【解決手段】表面実装型セラミック基板2は、セラミック基板本体20において外部接続用電極25,25が設けられた部位と放熱用導体部26が設けられた部位との間に接合部4,4の応力緩和用のスリット23,23が形成され、セラミック基板本体20において引っ張り応力が集中する部位を含む肉厚部20bを形成することで、当該部位の厚み寸法を外部接続用電極25,25が設けられた部位の厚み寸法よりも大きくしてある。
【選択図】図1
【解決手段】表面実装型セラミック基板2は、セラミック基板本体20において外部接続用電極25,25が設けられた部位と放熱用導体部26が設けられた部位との間に接合部4,4の応力緩和用のスリット23,23が形成され、セラミック基板本体20において引っ張り応力が集中する部位を含む肉厚部20bを形成することで、当該部位の厚み寸法を外部接続用電極25,25が設けられた部位の厚み寸法よりも大きくしてある。
【選択図】図1
Description
本発明は、LEDチップなどの半導体チップを搭載し、配線基板に表面実装して用いる表面実装型セラミック基板(セラミックパッケージ基板)に関するものである。
LEDチップを用いた発光装置は、小型化、軽量化、省電力化を図れるといった長所があり、表示用光源、ディスプレイ用光源などとして広く用いられている。また、LEDチップと、LEDチップから放射される光によって励起さされてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する波長変換材料(蛍光顔料、蛍光染料など)とを組み合わせることにより、白色を含め、LEDチップの発光色とは異なる色合いの光を出す発光装置が提供されており、小型電球(白熱電球、ハロゲン電球など)の代替の光源、携帯電話機の液晶パネル用光源(液晶パネル用バックライト)などとして利用されている。
また、近年、この種の発光装置の一種である白色LEDの高出力化に伴い、白色LEDを照明用途に展開する研究開発が盛んになってきているが、白色LEDを一般照明用途などのように比較的大きな光出力を必要とする用途に用いる場合、1個の白色LEDでは所望の光出力を得ることができないので、複数個の白色LEDを1枚の配線基板(例えば、金属ベース基板やガラス布・エポキシ樹脂銅張積層板などを用いて形成した回路基板)上に実装したLEDユニットを構成するとともに、個々の白色LEDに供給する電力を増加させ、LEDユニット全体で所望の光出力を確保するようにしているのが一般的である。ここにおいて、白色LEDとしては、例えば、LEDチップと、セラミック基板本体の側面に、当該セラミック基板本体の主表面側に搭載されるLEDチップと電気的に接続される外部接続用電極が設けられ、セラミック基板本体の裏面を配線基板に対向させて外部接続用電極と配線基板の導体パターンとを半田(例えば、鉛フリー半田など)からなる接合部により接合して用いる表面実装型セラミック基板(セラミックパッケージ基板)とを備えた表面実装型発光装置が用いられている。
ところで、上述のように複数個の白色LEDを1枚の配線基板上に実装したLEDユニットでは、白色LEDの数の増加に伴って発熱量が多くなるので、配線基板に熱が蓄積されやすく、LEDユニット全体の温度が上昇しやすい傾向にある。
上述のようにLEDユニットを一般照明用途などに利用した場合には、点灯開始後の温度上昇と消灯後の温度下降との繰り返しによりLEDユニットの膨張収縮が繰り返されるが、表面実装型発光装置におけるセラミック基板本体と配線基板との熱膨張率差に起因して接合部にクラックが発生するという問題があった。
そこで、この種の問題を解決するために、半導体チップと配線基板との間の電気接続の信頼性を高めるために、半導体チップを搭載する基板に応力緩和用のスリットを設ける公知技術(例えば、特許文献1)を適用することが考えられる。
特開2004−247465号公報
しかしながら、セラミック基板本体にスリットを形成した表面実装型セラミック基板自体にかかる応力について解析した結果、セラミック基板本体においてスリット近傍に引っ張り応力が集中する部位が存在するという知見を得た。ここにおいて、セラミック基板本体は、厚み寸法が例えば0.3mm程度であり、圧縮応力には強いが、引っ張り応力には弱いので、引っ張り応力が集中する部位でクラックが発生してしまうことがあった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、セラミック基板本体と配線基板との熱膨張率差に起因して、外部接続用電極と配線基板の導体パターンとの間に介在する接合部にクラックが発生するのを防止することができ、且つ、セラミック基板本体に生じる引っ張り応力に起因してセラミック基板本体にクラックが発生するのを防止することができる表面実装型セラミック基板を提供することにある。
請求項1の発明は、セラミック基板本体の側面と裏面とに跨って、当該セラミック基板本体の主表面側に搭載される半導体チップと電気的に接続される外部接続用電極が設けられ、セラミック基板本体の裏面を配線基板に対向させて外部接続用電極と配線基板の導体パターンとを接合部により接合して用いる表面実装型セラミック基板であって、セラミック基板本体に半導体チップで発生した熱を配線基板へ放熱させるための放熱部が設けられ、セラミック基板本体において外部接続用電極が設けられた部位と放熱部が設けられた部位との間に接合部の応力緩和用のスリットが形成され、セラミック基板本体において引っ張り応力が集中する部位の厚み寸法を外部接続用電極が設けられた部位の厚み寸法よりも大きくしてあることを特徴とする。
この発明によれば、セラミック基板本体において外部接続用電極が設けられた部位と放熱部が設けられた部位との間に接合部の応力緩和用のスリットが形成されているので、セラミック基板本体と配線基板との熱膨張率差に起因して接合部に発生する応力が緩和されるから、接合部にクラックが発生するのを防止でき、しかも、セラミック基板本体において引っ張り応力が集中する部位の厚み寸法を外部接続用電極が設けられた部位の厚み寸法よりも大きくしてあるので、セラミック基板本体に引っ張り応力に起因したクラックが発生するのを防止することができるとともに、セラミック基板本体のハンドリングが容易になる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記放熱部は、前記セラミック基板本体よりも熱膨張率の大きい材料により形成され、且つ、前記セラミック基板本体に挿入されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記セラミック基板本体と前記配線基板との熱膨張率差に起因して前記接合部に発生する応力をより緩和することができ、前記接合部にクラックが発生するのをより確実に防止することができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記放熱部は、前記セラミック基板本体を貫通する形で設けられ、前記半導体チップの搭載部を兼ねていることを特徴とする。
この発明によれば、前記半導体チップで発生する熱をより効率的に放熱させることが可能となる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記放熱部は、前記セラミック基板本体の裏面側の面に当該面および側縁が開放された溝が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記放熱部と前記配線基板とを接合する接合部にボイドが発生するのを防止することができ、放熱性を向上させることができるとともに前記半導体チップと前記配線基板との間の熱抵抗のばらつきを低減できる。
請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記搭載部上に前記搭載部と前記半導体チップとの熱膨張率差に起因して前記半導体チップに働く応力を緩和するサブマウント部材が接合されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記搭載部と前記半導体チップとの熱膨張率差に起因して前記半導体チップに働く応力を緩和することができる。
請求項1の発明では、セラミック基板本体と配線基板との熱膨張率差に起因して、外部接続用電極と配線基板の導体パターンとの間に介在する接合部にクラックが発生するのを防止することができ、且つ、セラミック基板本体に生じる引っ張り応力に起因してセラミック基板本体にクラックが発生するのを防止することができるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態では、表面実装型セラミック基板を備えた表面実装型発光装置について図1に基づいて説明する。
本実施形態では、表面実装型セラミック基板を備えた表面実装型発光装置について図1に基づいて説明する。
本実施形態における表面実装型発光装置は、可視光(本実施形態では、青色光)を放射するLEDチップ1と、LEDチップ1が搭載された表面実装型セラミック基板(セラミックパッケージ基板)2と、表面実装型セラミック基板2におけるLEDチップ1の搭載面側でLEDチップ1およびLEDチップ1に電気的に接続されたボンディングワイヤ14を封止した半球状の封止部(図示せず)とを備えている。本実施形態では、上記封止部が、透明な封止材(例えば、シリコーン樹脂など)およびLEDチップ1から放射された光によって励起されてLEDチップ1の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体により形成されている。なお、本実施形態では、LEDチップ1が半導体チップを構成している。
上記封止部は、上記蛍光体として、LEDチップ1から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体(例えば、YAG系の蛍光体など)を含有している。したがって、本実施形態における表面実装型発光装置は、LEDチップ1から放射された青色光と黄色蛍光体から放射された光とが上記封止部の光出射面から出射されることとなり、白色光を得ることができる。なお、本実施形態では、上記封止部に黄色蛍光体を含有させてあるが、封止部に含有させる蛍光体は黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを混合しても白色光を得ることができる。
ここにおいて、上記封止部は、必ずしも蛍光体を含有していなくてもよく、封止部を透明な封止材のみにより形成し、LEDチップ1から放射される光によって励起されてLEDチップ1の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体および透光性材料により形成されたドーム状の色変換部材を封止部の外側に配置するようにしてもよい。ここで、色変換部材を封止部の光出射面との間に空気層が形成される形で表面実装型セラミック基板2に固着すれば、色変換部材の寸法精度や位置決め精度に起因した歩留まりの低下を抑制できるとともに、色変換部材に外力が作用したときに色変換部材に発生した応力が封止部を通してLEDチップ1に伝達されるのを抑制でき、しかも、LEDチップ1から放射され封止部を通して色変換部材に入射し色変換部材中の蛍光体の粒子により散乱された光のうち封止部側へ散乱されて封止部を透過する光の光量を低減できて表面実装型発光装置全体としての外部への光取り出し効率を向上でき、しかも、色変換部材の蛍光体で発生した熱がLEDチップ1へ伝熱されるのを抑制することができるという利点がある。
なお、色変換部材の材料として用いる透光性材料は、シリコーン樹脂に限らず、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ガラス、有機成分と無機成分とがnmレベルもしくは分子レベルで混合、結合した有機・無機ハイブリッド材料などを採用してもよい。
本実施形態における表面実装型発光装置は、例えば照明器具の光源として用いるものであり、所望の光出力が得られるように、配線基板3上に複数個の表面実装型発光装置を実装して当該複数個の表面実装型発光装置を直列接続したり並列接続したりすればよい。
配線基板3は、金属ベース基板(金属ベースプリント配線板)であり、Al板からなる金属板31上の絶縁層32上に表面実装型セラミック基板2の各外部接続用電極25,25それぞれが半田(例えば、Sn:Ag:Cu=96.5%:3.0%:0.5%の鉛フリー半田など)からなる接合部4,4を介して接合される導体パターン(通電用パターン)33,33が形成されている。なお、金属板31は、Al板に限らず、例えば、Cu板により構成してもよい。また、接合部4,4の材料は、半田以外のろう材を採用してもよい。
表面実装型セラミック基板2は、矩形板状のセラミック基板本体(例えば、アルミナ基板などの電気絶縁性を有し且つ熱伝導率の高いセラミック基板)20を用いて形成されており、主表面側(LEDチップ1の搭載面側)にLEDチップ1の各電極とそれぞれ電気的に接続される2つの配線パターン(図示せず)が形成され、各配線パターンがセラミック基板本体20の貫通孔配線(図示せず)などを介して外部接続用電極25,25と電気的に接続されている。
本実施形態では、LEDチップ1として厚み方向の両面に電極を有するLEDチップを用いることを想定しており、LEDチップ1を表面実装型セラミック基板2に搭載する場合には、LEDチップ1における表面実装型セラミック基板2側の電極を一方の配線パターンに連続的に形成されたダイパッド部(図示せず)からなる搭載部に例えばAuSn半田や導電性ペーストなどを用いて接合することで電気的に接続し、LEDチップ1における表面実装型セラミック基板2とは反対側の電極と他方の配線パターンとを金属細線(例えば、Au細線)からなるボンディングワイヤ14を介して電気的に接続すればよい。
ここにおいて、各外部接続用電極25,25は、セラミック基板本体20の側面に形成されたフィレット形成用の側面電極部25a,25aと、セラミック基板本体20の裏面に形成された裏面電極部25b,25bとが連続して形成されている。要するに、本実施形態の表面実装型セラミック基板2は、セラミック基板本体20の側面と裏面とに跨って、当該セラミック基板本体20の主表面側に搭載されるLEDチップ1と電気的に接続される外部接続用電極25が設けられ、セラミック基板本体20の裏面を配線基板3に対向させて外部接続用電極25と配線基板3の導体パターン32とを半田部4により接合して用いるものである。
また、表面実装型セラミック基板2は、セラミック基板本体20の裏面の中央部に、LEDチップ1で発生した熱を放熱させるための放熱部として矩形状の放熱用導体部26が形成されている。したがって、放熱用導体部26を半田からなる接合部6を介して配線基板3の導体パターン34と接合して配線基板3と熱結合させることにより、LEDチップ1で発生した熱を放熱用導体部26および配線基板3を通して放熱することが可能となるので、LEDチップ1の温度上昇を抑制するとともに、LEDユニットの温度上昇を抑制することが可能となる。なお、放熱用導体部26は、裏面側電極部25b,25bと同じ材料(例えば、Cuなど)により形成されている。また、放熱用導体部26は、LEDチップ1よりも平面サイズを大きく設定してある。
ところで、表面実装型セラミック基板2のセラミック基板本体20は、規定方向(本実施形態では、長手方向)の両側面に上述の外部接続用電極25,25が形成されており、セラミック基板本体20において外部接続用電極25が設けられた部位と放熱用導体部26が設けられた部位との間に半田部4の応力緩和用のスリット23が形成されている。ここにおいて、外部接続用電極25,25を結ぶ直線に交差し厚み方向に貫通するスリット23,23が形成されており、当該直線に沿った方向に弾性変形可能となっている。ここにおいて、表面実装型セラミック基板2は、上記規定方向の中間位置にLEDチップ1が配置され、上記規定方向においてLEDチップ1の両側にスリット23,23が形成されることで上記規定方向の両端部に細幅のアーム部24,24が形成されている。また、表面実装型セラミック基板2は、各スリット23,23が直線状であって互いに平行で且つセラミック基板本体20の側面からの切り込み方向が同じとなっている(要するに、セラミック基板本体20の各スリット23,23は、当該セラミック基板本体20の短手方向の一側面において一端が開放されている)。また、セラミック基板本体20は、短手方向に沿った中心線に対して線対称の構造となっている。なお、セラミック基板本体20における上述の外部接続用電極25,25は、セラミック基板本体20の短手方向の上記一側面側の端部においてアーム部24,24に形成されている。
ところで、上述の接合部4の半田として、例えば、Sn:Ag:Cu=96.5%:3.0%:0.5%の鉛フリー半田を用いた場合、この鉛フリー半田は半田付け時に221℃で硬化して、この221℃で硬化した時点の状態をストレスゼロの状態として保ち室温まで温度が降下しても応力緩和がほとんど起こらない。
しかしながら、表面実装型セラミック基板2におけるセラミック基板本体20の熱膨張率に比べて、配線基板3に用いている金属板31の方が高いので、室温では、表面実装型セラミック基板2全体に圧縮応力がかかっていることになる。
一方、図1の表面実装型セラミック基板2の基本例としてセラミック基板本体20の厚みを0.3mm一定として、表面実装型セラミック基板2自体にかかる応力を解析した結果、図1(a)に示すように、セラミック基板本体20における側面と一端側が開放されたスリット23の他端側の内周面との間の幅が最も狭くなった最狭部の上記側面側の部位B1と、スリット23の周縁部のうちスリット23の幅方向において上記最狭部に対向する部位B2とに引っ張り応力が集中するという知見を得た。そこで、寒冷地の屋外での使用を想定して−40℃の時の条件下で上記基本例の応力を解析した結果、セラミック基板本体20の破損原因となる大きさの引っ張り応力が上記各部位B1,B2に発生するという知見を得た。
これに対して、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、セラミック基板本体20において引っ張り応力が集中する部位(以下、応力集中部位と称す)B1,B2の厚み寸法を外部接続用電極25,25が設けられた部位の厚み寸法よりも大きくしてある。具体的には、本実施形態におけるセラミック基板本体20は、平面視形状が円形状の中央部の厚み寸法を基準厚み寸法(本実施形態では、0.3mm)として、上記基準厚み寸法よりも厚み寸法の大きな肉厚部20b(本実施形態では、肉厚部20bの厚み寸法を0.6mmに設定してある)を上述の応力集中部位B1,B2を含むように設定した所定エリア(図1(a)において網掛けを施したエリア)に形成してある。なお、図1(a)に示した例では、上記中央部と、各アーム部24,24において応力集中部位B1付近を除いた部分とを上記基準厚み寸法とし、それ以外の部分(所定エリア)を肉厚部20bの厚み寸法としてある。なお、LEDチップ1は、上記中央部においてセラミック基板本体20に搭載される。
以上説明した本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、セラミック基板本体20において外部接続用電極25,25が設けられた部位と放熱用導体部26が設けられた部位との間に接合部4,4の応力緩和用のスリット23,23が形成されているので、スリット23,23の幅方向にセラミック基板本体20が弾性変形可能となっているので、消灯時と点灯時との温度変化で生じるセラミック基板本体20と配線基板3との伸びの差がスリット23,23で緩和され、セラミック基板本体20と配線基板3との熱膨張率差に起因して接合部4,4に発生する応力が緩和されるから、接合部4,4にクラックが発生するのを防止でき、しかも、セラミック基板本体20において引っ張り応力が集中する部位の厚み寸法を外部接続用電極25,25が設けられた部位の厚み寸法よりも大きくしてあるので、セラミック基板本体20に引っ張り応力に起因したクラックが発生するのを防止することができるとともに、セラミック基板本体20のハンドリングが容易になる。
本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、セラミック基板本体20として、厚さ寸法が0.3mm、長手方向の寸法が8mm、短手方向の寸法が7mmのアルミナ基板を用いており、アーム部24の幅寸法(上記アルミナ基板の長手方向の側面からスリット23までの距離)を1mmとし、各スリット23,23は、幅寸法(上記アルミナ基板の長手方向における幅寸法)を0.1mm、長さ寸法(上記アルミナ基板の短手方向における切り込み深さ寸法)を5mmとし、スリット23,23の終端部の平面視形状を円弧状の形状とし、曲率半径を0.1mmとしてあるが、基板材料や数値は特に限定するものではない。
ここにおいて、上述の表面実装型発光装置を図1のように配線基板3に表面実装して用いる場合、セラミック基板本体20の材料の熱膨張率をα1、配線基板3の大部分を占める金属板31の材料の熱膨張率をα2とし、半田実装時の温度と室温まで冷却した時点の温度との温度差をΔT〔K〕、2つの外部接続用電極25,25間の距離をL〔mm〕、半田実装時の温度から室温への温度変化で生じるセラミック基板本体20と配線基板3との伸びの差をΔL〔mm〕とすれば、ΔLは、ΔL=(|α1−α2|)×ΔT×Lで求められる。ここで、セラミック基板本体21の材料がアルミナで、金属板31の材料がアルミニウムの場合には、α1=7.1×10−6〔K−1〕、α2=23×10−6〔K−1〕とし、半田実装時の温度を例えばSn:Ag:Cu=96.5%:3.0%:0.5%の鉛フリー半田が硬化する211℃、室温を25℃とすれば、ΔL=0.025〔mm〕となる。したがって、各スリット23,23の幅寸法が上述のように0.1mmであれば、この伸びの差ΔLをスリット23,23で緩和されるので、接合部4,4に生じる応力を低減することができ、接合部4,4にクラックが発生するのを防止することができる。
また、上述の表面実装型発光装置が寒冷地の屋外で使用されることを想定し、−40℃まで冷却されたときの応力を解析したところ、セラミック基板本体20の厚みが0.3mmで一定の場合、上記応力集中部位B1,B2に、アルミナの破損する恐れのある350MPaの引っ張り応力よりも大きな447MPaの引っ張り応力が発生することが分かった。しかしながら、本実施形態における表面実装型発光装置では、セラミック基板本体20に上述の肉厚部20bを設けてあるので、上記応力集中部位B1,B2に発生する引っ張り応力を緩和することができるとともに、応力に対する耐性を高めることができ、セラミック基板本体20の破損を防止することができる。また、アーム部24,24の厚みを肉厚部20bと同じにすると、アーム部24,24での応力緩和効果が低下して接合部4,4に生じる応力が増大し、接合部4,4にクラックが発生する可能性があるが、本実施形態では、アーム部24,24の厚み寸法は上記中央部と同じ基準厚み寸法となっているので、アーム部24,24での応力緩和効果により接合部4,4への応力を低減でき、接合部4,4にクラックが発生するのを防止することができる。
(実施形態2)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態1と略同じであって、図2に示すように、セラミック基板本体20の中央部に厚み方向に貫通する開孔部20cが形成されており、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の開孔部20cに挿入され、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の厚み方向に貫通する形で形成されている点などが相違する。ここにおいて、放熱用導体部26は、蝋付けなどによりセラミック基板本体20に結合されている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態1と略同じであって、図2に示すように、セラミック基板本体20の中央部に厚み方向に貫通する開孔部20cが形成されており、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の開孔部20cに挿入され、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の厚み方向に貫通する形で形成されている点などが相違する。ここにおいて、放熱用導体部26は、蝋付けなどによりセラミック基板本体20に結合されている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、セラミック基板本体20が4枚のセラミックシートを用いた多層セラミック基板により構成され、開孔部20cが矩形状に開口され、放熱用導体部26が矩形板状の導体板により構成されている。ここにおいて、上記セラミックシートは、アルミナにより形成され、上記導体板は、アルミナ基板に比べて熱膨張率の大きなCu板を用いて形成され、厚み方向の両面にNi層とAu層との積層膜がめっきなどにより形成されている。要するに、放熱部たる放熱用導体部26は、セラミック基板本体20よりも熱膨張率の大きな材料により形成されている。なお、本実施形態では、上記各セラミックシートの厚み寸法を0.25mm、放熱用導体部26の厚み寸法を0.5mmに設定してあり、セラミック基板本体20の裏面と放熱用導体部26の裏面とが略面一となるようにしてあるが、これらの数値は特に限定するものではない。
本実施形態では、LEDチップ1としてチップサイズが1mm□のものを想定しており、放熱用導体部26を構成する導体板として平面サイズが5mm□、厚みが0.5mmのものを用いている。なお、導体板としては、LEDチップ1で発生した熱がLEDチップ1のチップサイズよりも広い範囲に伝熱されるようにLEDチップ1のチップサイズに比べて平面サイズが十分に大きなものを用いることが望ましく、厚み寸法として、平面サイズの1辺の長さ寸法(ここでは、5mm)の0.1倍程度(ここでは、0.5mm)のものを用いることが望ましい。
なお、本実施形態では、セラミック基板本体20の開孔部20cの開口形状および放熱用導体部26の平面形状を矩形状としてあるが、矩形状限らず、例えば円形状でもよい。
本実施形態では、実施形態1と同様、LEDチップ1として厚み方向の両面に電極を有するLEDチップを用いることを想定しており、LEDチップ1を表面実装型セラミック基板2に搭載する場合には、LEDチップ1における放熱用導体部26側の電極と放熱用導体部26とを例えばAuSn半田や導電性ペーストなどにより接合することで電気的に接続し、LEDチップ1における放熱用導体部26側とは反対側の電極とセラミック基板本体20に設けられ外部接続用電極25に電気的に接続されている配線パターン22とをボンディングワイヤ14を介して電気的に接続すればよい。要するに、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、放熱用導体部26がLEDチップ1の搭載部および一方の外部接続用電極を兼ねている。
また、本実施形態における表面実装型発光装置を実装する配線基板3では、放熱用導体部26が接合される導体パターン34と外部接続用電極25が接合される導体パターン33とがLEDチップ1への通電用の導体パターンを構成することになる。
また、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、スリット23およびアーム部24がそれぞれ1つであり、アーム部24が片持ち梁状となっているので、実施形態1に比べて、セラミック基板本体20の側面の外部接続用電極25と配線基板3の導体パターン33とを接合する接合部4にかかる応力を低減することができ、接合部4にクラックが発生するのをより確実に防止することができる。また、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、実施形態1に比べて、平面サイズを小さくすることができ、材料コストの低減による低コスト化を図れるという利点がある。ここにおいて、アーム部24に設けられた外部接続用電極25は、アーム部24の延長方向に離間して形成された2つの側面電極部25a,25aが1つの裏面電極部25bで連結されている。
しかして、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、実施形態1のものに比べて、LEDチップ1の搭載面から裏面までの熱抵抗を小さくすることができ、放熱性が向上するので、LEDチップ1のジャンクション温度の温度上昇を抑制でき、表面実装型発光装置の光出力の高出力化を図れる。また、本実施形態における表面実装型発光装置を配線基板3に表面実装して用いる場合、LEDチップ1のジャンクションから配線基板3の裏面までの熱抵抗を考えると、絶縁層32が最も熱抵抗の大きな部分となるが、LEDチップ1のジャンクション付近で発生した熱が放熱用導体部26によりLEDチップ1のチップサイズよりも広い範囲に伝熱されるので、絶縁層32の厚み方向の両面の温度差を小さくすることができ、配線基板3の裏面までの熱抵抗を小さくすることができるから、放熱性が向上する。
また、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、放熱用導体部26の熱膨張率がセラミック基板本体20の熱膨張率と配線基板3の金属板31の熱膨張率との間にあり、放熱用導体部26がセラミック基板本体20に接合されているので、LEDチップ1の点灯・消灯に伴うセラミック基板本体20の熱膨張量・収縮量が、放熱用導体部26の熱膨張量・収縮量に近づくこととなり、外部接続用電極25と配線基板3の導体パターン33との接合部4にかかる応力をさらに低減することができ、接合部4のクラックや、セラミック基板本体20において引っ張り応力がかかる部位の破壊を防止する効果が高くなるという利点がある。
(実施形態3)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態2と略同じであって、図3に示すように、放熱用導体部26が断面凸形状の形状に形成されており、セラミック基板本体20内においてセラミック基板本体20の裏面側に配置されるベース部26aの平面サイズが、セラミック基板本体20内においてセラミック基板本体20の主表面側に配置される突台部26bの平面サイズに比べて大きくなっている点が相違する。ここにおいて、放熱用導体部26は、セラミック基板本体20の中央部に設けられる突台部26bの平面サイズを実施形態1における放熱用導体部26の平面サイズと同じに設定してあり、ベース部26aの平面サイズをセラミック基板本体20のアーム部24およびスリット23を除いた領域の大部分を占めるサイズに設定してある。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態2と略同じであって、図3に示すように、放熱用導体部26が断面凸形状の形状に形成されており、セラミック基板本体20内においてセラミック基板本体20の裏面側に配置されるベース部26aの平面サイズが、セラミック基板本体20内においてセラミック基板本体20の主表面側に配置される突台部26bの平面サイズに比べて大きくなっている点が相違する。ここにおいて、放熱用導体部26は、セラミック基板本体20の中央部に設けられる突台部26bの平面サイズを実施形態1における放熱用導体部26の平面サイズと同じに設定してあり、ベース部26aの平面サイズをセラミック基板本体20のアーム部24およびスリット23を除いた領域の大部分を占めるサイズに設定してある。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
ところで、実施形態2のように放熱用導体部26が半導体チップ1を搭載する搭載部を兼ねている場合、セラミック基板本体20の中央部において放熱用導体部26と配線パターン22とが接触しないようにする必要があり、セラミック基板本体20の主表面側での放熱用導体部26の平面サイズの大面積化が制限されるが、本実施形態では、セラミック基板本体20内においてセラミック基板本体20の裏面側に配置されるベース部26aの平面サイズが、セラミック基板本体20内においてセラミック基板本体20の主表面側に配置される突台部26bの平面サイズに比べて大きくなっているので、放熱用導体部26の突台部26bの平面サイズを小さくしつつ、放熱性を向上させることができる。なお、本実施形態では、セラミック基板本体20を構成する最下層(1層目)のセラミックシートにベース部26aを挿入可能な開孔部20c1を形成し、1層目のセラミックシート直上の2層目のセラミックシートに突台部26aに対応した開孔部20c2を形成してある。
(実施形態4)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態3と略同じであって、図4に示すように、放熱用導体部26の側面の一部が露出している点が相違する。なお、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態3と略同じであって、図4に示すように、放熱用導体部26の側面の一部が露出している点が相違する。なお、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態では、配線基板3に表面実装して用いる場合に、放熱用導体部26の側面に接合部5の一部として半田フィレット5bを形成することができるので、接合部5を目視にて確認することができて接合部5の接合不良による初期不良をなくすことができるとともに、接合信頼性が向上する。
(実施形態5)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態1と略同じであって、図5に示すように、外部接続用電極25,25の形成位置が上記規定方向の両端部においてセラミック基板本体20の短手方向にずれており、2つのスリット23,23の切り込み方向が互いに異なっている点などが相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態1と略同じであって、図5に示すように、外部接続用電極25,25の形成位置が上記規定方向の両端部においてセラミック基板本体20の短手方向にずれており、2つのスリット23,23の切り込み方向が互いに異なっている点などが相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態におけるセラミック基板本体20は、各スリット23,23が、セラミック基板本体20の短手方向の両側面のうち外部接続用電極25,25に近い側の側面から切り込んだ形に形成されるとともに、LEDチップ1における放熱用導体部26側とは反対の表面側に設けられた各電極それぞれがボンディングワイヤ14を介して電気的に接続される配線パターン22,22が、スリット23,23を避ける形で形成されており、全体としてセラミック基板本体20の中央部の真ん中を中心とした点対称の構造となっている。
しかして、本実施形態の表面実装型セラミック基板2でも、実施形態1と同様に、セラミック基板本体20と配線基板3との熱膨張率差に起因して、外部接続用電極25と配線基板3の導体パターン22との間に介在する接合部4にクラックが発生するのを防止することができ、且つ、セラミック基板本体20に生じる引っ張り応力に起因してセラミック基板本体20にクラックが発生するのを防止することができる。
(実施形態6)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態2と略同じであって、図6に示すように、セラミック基板本体20の裏面に放熱用導体部26を挿入する挿入穴20dが形成されており、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の裏面側から挿入穴20dに挿入され、LEDチップ1の搭載部と放熱用導体部26との間にセラミック基板本体20を構成する4枚のセラミックシートのうちの1枚が介在するようになっており、配線パターン22に電気的に接続された貫通孔配線28が当該1枚のセラミックシートを貫通する形で形成され、放熱用導体部26と電気的に接続されている点が相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態2と略同じであって、図6に示すように、セラミック基板本体20の裏面に放熱用導体部26を挿入する挿入穴20dが形成されており、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の裏面側から挿入穴20dに挿入され、LEDチップ1の搭載部と放熱用導体部26との間にセラミック基板本体20を構成する4枚のセラミックシートのうちの1枚が介在するようになっており、配線パターン22に電気的に接続された貫通孔配線28が当該1枚のセラミックシートを貫通する形で形成され、放熱用導体部26と電気的に接続されている点が相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、セラミック基板本体20の材料であるアルミナが、放熱用導体部26の材料であるCuの熱膨張率とLEDチップ1の結晶成長用基板の材料であるGaNの熱膨張率との間の熱膨張率を有しており、放熱用導体部26上に上記セラミックシートが存在しているので、LEDチップ1と放熱用導体部26との熱膨張率差に起因してLEDチップ1にかかる応力を低減することができ、表面実装型発光装置の信頼性を向上できる。
(実施形態7)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態1と略同じであって、図7に示すように、セラミック基板本体20の裏面に放熱用導体部26を挿入する挿入穴20dが形成されており、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の裏面側から挿入穴20dに挿入されている点などが相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態1と略同じであって、図7に示すように、セラミック基板本体20の裏面に放熱用導体部26を挿入する挿入穴20dが形成されており、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の裏面側から挿入穴20dに挿入されている点などが相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、セラミック基板本体20が4枚のセラミックシートを用いた多層セラミック基板により構成され、放熱用導体部26が矩形板状の導体板により構成されている。ここにおいて、上記セラミックシートは、アルミナにより形成され、上記導体板は、アルミナに比べて熱膨張率の大きなCuにより形成されている。要するに、放熱部たる放熱用導体部26は、セラミック基板本体20よりも熱膨張率の大きな材料により形成されている。なお、本実施形態では、上記各セラミックシートの厚み寸法を0.2mm、上記導体板の厚み寸法を0.4mmに設定してあり、セラミック基板本体20の裏面と放熱用導体部26の裏面とが略面一となるようにしてあるが、これらの数値は特に限定するものではない。
本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、放熱部である放熱用導体部26が、セラミック基板本体20よりも熱膨張率の大きい材料により形成され、且つ、セラミック基板本体20に挿入されているので、セラミック基板本体20と配線基板3との熱膨張率差に起因して接合部4,4に発生する応力をより緩和することができ、接合部4,4にクラックが発生するのをより確実に防止することができる。また、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の裏面上に設けられている場合に比べて、LEDチップ1から放熱用導体部26までの距離を短くすることができるので、LEDチップ1から放熱用導体部26までの熱抵抗を小さくすることができ、表面実装型セラミック基板2の熱抵抗を小さくすることができるから、放熱性が向上する。
また、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、LEDチップ1と放熱用導体部26との間にセラミック基板本体20を構成する4枚のセラミックシートのうちの1枚が介在することとなる、つまり、LEDチップ1を搭載する搭載部が放熱用導体部26と電気的に絶縁されることとなるので、複数のLEDチップ1を搭載して直列に接続するように配線パターンを形成することも可能となる。
(実施形態8)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態7と略同じであって、図8に示すように、放熱用導体部26の側面とセラミック基板本体20において放熱用導体部26が挿入された挿入穴20dの内側面との間に隙間27が形成されている点が相違する。なお、実施形態7と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態7と略同じであって、図8に示すように、放熱用導体部26の側面とセラミック基板本体20において放熱用導体部26が挿入された挿入穴20dの内側面との間に隙間27が形成されている点が相違する。なお、実施形態7と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、放熱用導体部26が当該放熱用導体部26の側面の法線方向に熱膨張した際にセラミック基板本体20が破損するのをより確実に防止することができる。
(実施形態9)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態8と略同じであって、図9に示すように、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の裏面を含む平面よりも突出している点が相違する。なお、実施形態8と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態8と略同じであって、図9に示すように、放熱用導体部26がセラミック基板本体20の裏面を含む平面よりも突出している点が相違する。なお、実施形態8と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型セラミック基板2を表面実装する配線基板3には放熱用導体部26が挿入される窓孔3aが形成されている。したがって、本実施形態における表面実装型発光装置を例えば照明器具の光源として用いる場合には、図9(b)に示すように、金属製の器具本体7に対して放熱用導体部26を、電気絶縁性および熱伝導性を有するゴムシート状の放熱シート8を介して熱結合することが可能となり、LEDチップ1で発生した熱を配線基板3を介さずに器具本体7へ放熱させることができるので、LEDチップ1で発生した熱をより効率よく放熱させることができる。また、放熱用導体部26と配線基板3とを半田により接合する場合、接合部にボイドが発生して放熱性がばらついてしまうことがあるが、放熱用導体部26をゴムシート状の放熱シート8に直接接触させればよいから、半田などにより接合する必要がなく、放熱性のばらつきを小さくできるとともに、信頼性が向上する。また、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、LEDチップ1で発生する熱を配線基板3を通して放熱させる必要がないので、配線基板3として、金属ベース基板に比べて安価なガラス布・エポキシ樹脂銅張積層板を用いることができ、LEDユニットの低コスト化を図れる。
なお、放熱シート8の代わりにシリカやアルミナなどのフィラーからなる充填材を含有し且つ加熱時に低粘度化する樹脂シート(例えば、溶融シリカを高充填したエポキシ樹脂シートのような有機グリーンシート)を用い、当該樹脂シートにより放熱用導体部26と器具本体7とを接合するようにしてもよい。この場合、上記樹脂シートは電気絶縁性を有するとともに熱伝導率が高く加熱時の流動性が高く凹凸面への密着性が高いので、上記樹脂シートと放熱用導体部26および器具本体7との間に空隙が発生するのを防止することができて、密着不足による熱抵抗の増大やばらつきの発生を防止することができ、ゴムシート状の放熱シート8を用いる場合に比べて、LEDチップ1から器具本体7までの熱抵抗を小さくすることができて放熱性が向上するとともに熱抵抗のばらつきが小さくなり、LEDチップ1のジャンクション温度の温度上昇を抑制できるから、入力電力を大きくでき、光出力の高出力化を図れる。
(実施形態10)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態7と略同じであって、図10に示すように、放熱部である放熱用導体部26がセラミック基板本体20の裏面を含む平面よりも突出しており、放熱用導体部26におけるセラミック基板本体20の裏面側の面に当該面および側縁が開放された複数の溝26bが形成されている点が相違する。なお、実施形態7と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態7と略同じであって、図10に示すように、放熱部である放熱用導体部26がセラミック基板本体20の裏面を含む平面よりも突出しており、放熱用導体部26におけるセラミック基板本体20の裏面側の面に当該面および側縁が開放された複数の溝26bが形成されている点が相違する。なお、実施形態7と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
ところで、表面実装型セラミック基板2の各外部接続用電極25と配線基板3の導体パターン33,33とを接合する接合部4,4および放熱用導体部26と導体パターン34とを接合する接合部5の材料(接合材料)として、クリーム半田のように有機成分を含むペースト状のものを用いるが、放熱用導体部26におけるセラミック基板本体20の裏面側の面が平坦であると、リフロー時にクリーム半田から気化した有機成分が排出されにくく接合部5にボイドが発生することがある。
これに対して、本実施形態の表面実装型セラミック基板2では、放熱用導体部26におけるセラミック基板本体20の裏面側の面(要するに、放熱用導体部26の裏面)に当該面および側縁が開放された複数の溝26bが形成されているので、リフロー時にクリーム半田から気化した有機成分が溝26bを通して排出されやすくなり、放熱用導体部26と配線基板3とを接合する接合部5にボイドが発生するのを防止することができ、放熱性を向上させることができるとともに半導体チップ1と配線基板3との間の熱抵抗のばらつきを低減できる。また、本実施形態では、放熱用導体部26の裏面の溝26bが、裏面中央から側縁に近づくにつれて深さ寸法が徐々に大きくなる形状に形成されているので、ボイドの発生をより効果的に防止することができる。
(実施形態11)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態3と略同じであって、図11に示すように、前記搭載部上に前記搭載部と前記半導体チップとの熱膨張率差に起因して前記半導体チップに働く応力を緩和するサブマウント部材9が接合されている点が相違する。要するに、本実施形態における表面実装型発光装置では、LEDチップ1は、当該LEDチップ1の搭載部を兼ねる放熱用導体部26に、サブマウント部材9を介して搭載されている。なお、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態3と略同じであって、図11に示すように、前記搭載部上に前記搭載部と前記半導体チップとの熱膨張率差に起因して前記半導体チップに働く応力を緩和するサブマウント部材9が接合されている点が相違する。要するに、本実施形態における表面実装型発光装置では、LEDチップ1は、当該LEDチップ1の搭載部を兼ねる放熱用導体部26に、サブマウント部材9を介して搭載されている。なお、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
サブマウント部材9は、LEDチップ1のチップサイズよりも大きなサイズの矩形板状に形成されており、上記応力を緩和する機能だけでなく、LEDチップ1で発生した熱を放熱用導体部26においてLEDチップ1のチップサイズよりも広い範囲に伝熱させる熱伝導機能を有している。本実施形態では、サブマウント部材9の材料として熱伝導率が比較的高く且つ絶縁性を有するAlNを採用している。ここにおいて、サブマウント部材9における放熱用導体部26側とは反対の表面には、LEDチップ1の表面側(図10における上面側)の電極(図示せず)とセラミック基板本体20の一方の配線パターン(図示せず)との中継用の導電パターン(図示せず)、LEDチップ1の裏面側(図11における下面側)の電極(図示せず)とセラミック基板本体20の他方の配線パターン(図示せず)との中継用の導電パターン(図示せず)が形成されている。
サブマウント部材9における各導電パターンは、例えば一般的な半導体製造プロセス(薄膜形成技術、リソグラフィ技術およびエッチング技術など)を利用して形成することができるので、表面の平坦度を良くすることができ、LEDチップ1の実装性が向上する。また、本実施形態では、LEDチップ1への給電路の一部となるサブマウント部材9の各導体パターンを、セラミック基板本体20に形成する場合に比べて、LEDチップ1の実装部として必要な領域(セラミック基板本体20の中央部)の平面サイズを小さくすることができ、セラミック基板本体20の平面サイズの小型化を図れる。
なお、LEDチップ1とサブマウント部材9とは、例えば、SnPb、AuSn、SnAgCuなどの半田や、銀ペーストなどを用いて接合すればよいが、AuSn、SnAgCuなどの鉛フリー半田を用いて接合することが好ましい。また、サブマウント部材9は、導体パターンの周囲に、LEDチップ1から放射された光を反射する反射膜(例えば、Ni膜とAg膜との積層膜)などを設けることが望ましい。また、サブマウント部材9の材料はAlNに限らず、例えば、複合SiC、Siなどを採用してもよい。
本実施形態では、LEDチップ1を搭載する搭載部を兼ねる放熱用導体部26と半導体チップ1との熱膨張率差に起因して半導体チップ1に働く応力を緩和することができる。
(実施形態12)
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態5と略同じであって、図12に示すように、セラミック基板本体20における側面と一端側が開放されたスリット23の他端側の内周面との間の幅が最も狭くなった最狭部の上記側面側の部位においてアーム部24の肉厚がアーム部24の先端から離れるにつれて徐々に厚くなっている点などが相違する。なお、実施形態5と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の表面実装型発光装置および表面実装型セラミック基板2の基本構成は実施形態5と略同じであって、図12に示すように、セラミック基板本体20における側面と一端側が開放されたスリット23の他端側の内周面との間の幅が最も狭くなった最狭部の上記側面側の部位においてアーム部24の肉厚がアーム部24の先端から離れるにつれて徐々に厚くなっている点などが相違する。なお、実施形態5と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態では、アーム部24における1箇所への引っ張り応力の集中が緩和されるので、セラミック基板本体20の破壊をより確実に防止することができる。
ここにおいて、本実施形態の表面実装型セラミック基板2は、複数枚(本実施形態では、5枚)のセラミックシートを用いた多層セラミック構造のものなので、アーム部24の上記側面側の部位においてアーム部24の肉厚が段階的に変化しているが、射出成形などにより立体成形するようにすれば、アーム部24の上記他側面側の部位においてアーム部24の肉厚を連続的に変化させて当該部位の表面を滑らかな形状とすることもできる。
また、本実施形態では、実施形態1と同様に、スリット23の上記他端側を円形状としてあるが、円の中心をスリット23の長手方向に沿った中心線よりもセラミック基板本体中央部に近い側にずらしてあるので、スリット23の上記他端側でアーム部24の幅が他の部位に比べて狭くなるのを防止することができ、セラミック基板本体20がより一層破損しにくくなる。
また、本実施形態では、透光性材料(例えば、シリコーン樹脂、ガラスなど)により形成されたドーム状の光学部材(レンズ)40をセラミック基板本体20との間にLEDチップ1を囲む形で配設するとともに、当該光学部材40の内側に封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂、ガラスなど)からなる封止部を形成するようにし、光学部材40の外側に光学部材40の光出射面との間に空気層80が形成される形で実施形態1にて説明した色変換部材70を配設してある。ここにおいて、本実施形態では、セラミック基板本体20の肉厚部20bと中央部との間に2段の段差を形成してあり、中央部に近い側の段差を光学部材40の位置決め用の段差として利用し、中央から遠い側の段差を色変換部材70の位置決め用の段差として利用しているので、LEDチップ1の光軸と光学部材40の光軸と色変換部材70の光軸とを容易に合わせることが可能となる。
また、実施形態5では、セラミック基板本体20の肉厚部20bが当該セラミック基板20の中央部を全周に亘って囲んでいるが、本実施形態では、肉厚部20bに溝部20e,20eを設けてあるので、上記封止部の形成時に封止樹脂の余剰分をセラミック基板本体20上から外部へ排出させることができ、余分な封止樹脂がセラミック基板本体20の表面に付着して色変換部材70を接着固定できなくなったり、色変換部材70がセラミック基板本体20から浮いて隙間が形成され当該隙間からLEDチップ1の光が漏れることにより色斑の発生、色度の規格ずれといった不具合を防止することができる。
また、本実施形態では、実施形態5と同様、セラミック基板本体20に対して熱膨張率の大きな放熱用導体部26がセラミック基板本体20に挿入された構造となっているが、このような構造に限らず、本実施形態の表面実装型セラミック基板2の特徴点は、例えば実施形態1のように放熱用導体部26がセラミック基板本体20に挿入されていない構造においても適用できる。
1 LEDチップ(半導体チップ)
2 表面実装型セラミック基板
3 配線基板
4 接合部
5 接合部
9 サブマウント部材
20 セラミック基板本体
20b 肉厚部
23 スリット
24 アーム部
25 外部接続用電極
26 放熱用導体部(放熱部)
26b 溝
33 導体パターン
2 表面実装型セラミック基板
3 配線基板
4 接合部
5 接合部
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25 外部接続用電極
26 放熱用導体部(放熱部)
26b 溝
33 導体パターン
Claims (5)
- セラミック基板本体の側面と裏面とに跨って、当該セラミック基板本体の主表面側に搭載される半導体チップと電気的に接続される外部接続用電極が設けられ、セラミック基板本体の裏面を配線基板に対向させて外部接続用電極と配線基板の導体パターンとを接合部により接合して用いる表面実装型セラミック基板であって、セラミック基板本体に半導体チップで発生した熱を配線基板へ放熱させるための放熱部が設けられ、セラミック基板本体において外部接続用電極が設けられた部位と放熱部が設けられた部位との間に接合部の応力緩和用のスリットが形成され、セラミック基板本体において引っ張り応力が集中する部位の厚み寸法を外部接続用電極が設けられた部位の厚み寸法よりも大きくしてあることを特徴とする表面実装型セラミック基板。
- 前記放熱部は、前記セラミック基板本体よりも熱膨張率の大きい材料により形成され、且つ、前記セラミック基板本体に挿入されてなることを特徴とする請求項1記載の表面実装型セラミック基板。
- 前記放熱部は、前記セラミック基板本体を貫通する形で設けられ、前記半導体チップの搭載部を兼ねていることを特徴とする請求項2記載の表面実装型セラミック基板。
- 前記放熱部は、前記セラミック基板本体の裏面側の面に当該面および側縁が開放された溝が形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表面実装型セラミック基板。
- 前記搭載部上に前記搭載部と前記半導体チップとの熱膨張率差に起因して前記半導体チップに働く応力を緩和するサブマウント部材が接合されてなることを特徴とする請求項3記載の表面実装型セラミック基板。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007134792A JP2008288536A (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | 表面実装型セラミック基板 |
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- 2007-05-21 JP JP2007134792A patent/JP2008288536A/ja not_active Withdrawn
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