JP2014075196A - 車両用前照灯および車両用前照灯装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明は、付加配光パターンを形成する付加ランプユニット3において、付加ランプユニット3は、半導体型光源30と、半導体型光源30からの光を所定の配光パターンとして車両Cの前方に照射する反射面31を有するリフレクタ32と、からそれぞれ構成されており、反射面31の焦点Fが半導体型光源30の車両内側端部に設けられている。この結果、この発明は、半導体型光源30からの光を十分に利用することができ、また、最適な配光パターンを形成することができる。
【選択図】 図2
Description
図1〜図15は、この発明にかかる車両用前照灯システムの実施形態を示す。以下、この実施形態にかかる車両用前照灯システムの構成について説明する。図1中、符号1L、1Rは、この実施形態1にかかる車両用前照灯(たとえば、ヘッドランプなど)である。前記車両用前照灯1L、1Rは、左側通行用の車両Cの前部の左右両端部に搭載されている。以下、車両Cの右側に搭載される右側の車両用前照灯1Rについて説明する。なお、車両Cの左側に搭載される左側の車両用前照灯1Lは、右側の車両用前照灯1Rとほぼ同様の構成をなすので、説明を省略する。
前記車両用前照灯1R(1L)は、図2に示すように、ロービーム用ランプユニット2と、付加ランプユニット3と、スイブル装置91と、調光制御部(図3中の制御部90参照)と、第1取付部材(ヒートシンク部材)51および第2取付部材(ブラケット)52と、光軸調整装置53、54、55と、ランプハウジング5と、ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)と、を備えるものである。
前記スイブル装置91は、ケーシング92内に収納されている駆動部(図示せず)および駆動力伝達機構(図示せず)と、回転軸93と、から構成されている。前記駆動部を駆動させることにより、前記駆動部の駆動力が前記駆動力伝達機構を介して前記回転軸93に伝達される。この結果、前記回転軸93が垂直軸(ほぼ垂直軸をも含む)V−V回りに回転する。
前記光軸調整装置53、54、55は、ピボット機構(53)と、上下用のアジャストスクリューおよびスクリューマウンティング(54)と、左右用のアジャストスクリューおよびスクリューマウンティング(55)と、から構成されている。この結果、前記ロービーム用ランプユニット2および前記付加ランプユニット3は、前記第1取付部材51および前記スイブル装置91および前記第2取付部材52により、一体で光軸調整可能に構成されている。
前記ロービーム用ランプユニット2は、図4に示すように、半導体型光源20と、リフレクタ23と、前記第1取付部材51と兼用のヒートシンク部材と、から構成されている。
左側の前記車両用前照灯1Lの前記ロービーム用ランプユニット2から車両Cの前方側に照射される前記ロービーム用配光パターン(左側のロービーム用配光パターン)LLPと、右側の前記車両用前照灯1Rの前記ロービーム用ランプユニット2から車両Cの前方側に照射される前記ロービーム用配光パターン(右側のロービーム用配光パターン)RLPとは、図6に示すように、右側の上側に位置する水平のカットオフラインCL1と、左側の上側に位置する斜め(15°)のカットオフラインCL2と、前記水平のカットオフラインCL1と前記斜めのカットオフラインCL2との交点に位置するエルボー点Eと、を有する。前記水平のカットオフラインCL1は、スクリーンの左右の水平線HL−HRよりも若干下側に位置している。
前記付加ランプユニット3は、図5(a)および図5(b)に示すように、半導体型光源30と、リフレクタ32と、前記第1取付部材51と兼用のヒートシンク部材と、から構成されている。前記半導体型光源30と前記リフレクタ32とは、前記ヒートシンク部材と兼用の前記第1取付部材51に取り付けられている。
左側の前記車両用前照灯1Lの前記付加ランプユニット3から車両Cの前方側に照射される前記付加配光パターンLHPは、図8、図10に示すように、中央側(右側)に位置する垂直のカットオフラインLCLと、ホットゾーンLHZと、を有する。右側の前記車両用前照灯1Rの前記ハイビーム用ランプユニット3から車両Cの前方側に照射される前記付加配光パターンRHPは、図8、図9に示すように、中央側(左側)に位置する垂直のカットオフラインRCLと、ホットゾーンRHZと、を有する。
前記ロービーム用ランプユニット2の前記半導体型光源20および前記付加ランプユニット3の前記半導体型光源30(以下、単に「半導体型光源20」と称する場合がある)には、前記調光制御部が接続されている。前記調光制御部は、前記ロービーム用配光パターンLLP、RLPおよび前記付加配光パターンLHP、RHPの光度を徐々に増加させたり徐々に減少させたりするために、前記半導体型光源20を調光制御するものである。前記半導体型光源20の調光制御は、たとえば、2進法パルス幅変調であって、ONのパルス幅のデュティ比あるいはOFFのパルス幅のデュティ比を減少またはおよび増加させることにより行われる。
車両用前照灯システムは、前記車両用前照灯1L、1Rと、前方に先行車10や対向車11の有無を検出する検出部9と、前記検出部9からの検出信号に基づいて前記車両用前照灯1L、1Rに制御信号を出力する制御部90と、を備える。前記制御部90は、前記スイブル装置12の前記制御装置を兼用しても良い。
この実施形態にかかる車両用前照灯システム(車両用前照灯1L、1Rおよび車両用前照灯装置)は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施形態1にかかる車両用前照灯システム(車両用前照灯1L、1Rおよび車両用前照灯装置)は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態においては、車両Cが左側通行の場合の車両用前照灯1L、1Rについて説明するものである。ところが、この発明においては、車両Cが右側通行の場合の車両用前照灯にも適用することができる。
1R 右側の車両用前照灯
10 先行車
11 対向車
12 走行車線
13 対向車線
14 対向車線側の路肩
15 走行車線側の路肩
16 センターライン
2 ロービーム用ランプユニット
20 半導体型光源
21 第1反射面
22 第2反射面
23 リフレクタ
3 付加ランプユニット
30 半導体型光源
31 第1反射面
32 リフレクタ
5 ランプハウジング
50 灯室
51 第1取付部材
52 第2取付部材
53、54、55 光軸調整装置
9 検出部
90 制御部(調光制御部、スイブル装置の制御装置)
91 スイブル装置
92 ケーシング
93 回転軸
C 車両
CL1 水平のカットオフライン
CL2 斜めのカットオフライン
E エルボー点
HL−HR スクリーンの左右の水平線
L1、L2、L3、L4、L5 半導体型光源からの光
LCL、RCL 垂直のカットオフライン
LHP、RHP 付加配光パターン
LHZ、RHZ 左右両側のホットゾーン
LLP、RLP 左右両側のロービーム用配光パターン
V−V 垂直軸
H−H 水平軸
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
Claims (4)
- ロービーム用配光パターンを車両前方に照射するロービーム用ランプユニットと、
付加配光パターンを車両前方に照射する付加ランプユニットと、からなる車両用前照灯において、
前記付加ランプユニットは、半導体発光素子からなる光源と、前記光源からの光を前方に反射する反射面を有するリフレクタとからなり、前記付加ランプユニットの前記反射面は前記光源の車両内側端部に焦点を有する、ことを特徴とする車両用前照灯。 - 前記付加ランプユニットの前記反射面の焦点は、前記光源の車両内側端部に位置しており、前記反射面の車幅方向中心軸と前記光源の車幅方向中心軸は一致する、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
- 前記反射面のうち焦点を通る垂直断面近傍に形成されるセグメントにより、水平線に沿った照射パターンを形成する、ことを特徴とする請求項1及び2に記載の車両用前照灯。
- 前記の請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用前照灯と、
前方に先行車や対向車の有無を検出する検出部と、
前記検出部からの検出信号に基づいて、前記車両用前照灯、または、前記車両用前照灯およびスイブル装置、に制御信号を出力する制御部と、
を備える、ことを特徴とする車両用前照灯装置。
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