JP2014054261A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】刈取搬送装置(3)に備えた穀稈搬送装置(27)から刈取穀稈を受け継いで搬送する受継ぎチェン(11)とフィードチェン(10)を設け、前記受継ぎチェン(11)を、走行速度に同調した速度で刈取搬送装置(3)側から変速駆動する構成とし、前記クローラ(18)を駆動するミッションケース(40)の左側に、前記刈取搬送装置(3)を車体(1)側に支持する刈取フレーム(3a)を配置し、該刈取フレーム(3a)を車体(1)の前方の位置から車体(1)の左側の位置へ回動させることで刈取搬送装置(3)が機体の左側にオープンする構成とする。
【選択図】図6
Description
そして、上述の刈取側一定速伝動装置Eは、図5から解るように、脱穀伝動装置BからベルトFで伝動される構成となっていた。
請求項1記載の発明は、左右のクローラ(18)を備えた車体(1)の前部右寄りの部位に操縦席(19)を設け、該操縦席(19)の左側後部には脱穀装置(2)を設け、該脱穀装置(2)の前側に刈取搬送装置(3)を設けたコンバインにおいて、前記刈取搬送装置(3)に備えた穀稈搬送装置(27)から刈取穀稈を受け継いで搬送する受継ぎチェン(11)とフィードチェン(10)を設け、前記受継ぎチェン(11)を、走行速度に同調した速度で刈取搬送装置(3)側から変速駆動する構成とし、前記クローラ(18)を駆動するミッションケース(40)の左側に、前記刈取搬送装置(3)を車体(1)側に支持する刈取フレーム(3a)を配置し、該刈取フレーム(3a)を車体(1)の前方の位置から車体(1)の左側の位置へ回動させることで刈取搬送装置(3)が機体の左側にオープンする構成としたことを特徴とするコンバインとした。
まず、コンバイン4は、図4に示すように、左右一対のクローラ18,18を装備して走行可能とした車体1上において、進行方向の前部右寄りに、室内に運転操縦席19を設けたキャビン20が搭載され、該キャビン20の左側後寄りに脱穀装置2を搭載し、該脱穀装置2の前部には刈取搬送装置3を接続して、圃場の穀稈を刈取って脱穀する一連の作用を行う構成としている。
まず、エンジン5は、図面に示すように、脱穀装置2の前記脱穀伝動ケース6側と、走行ミッション装置(走行ミッション)7側とに分岐して伝動可能に構成するが、該走行ミッション装置7へ入力は、HST32を経由した動力を伝動する構成としている。そして、刈取搬送装置3は、上記HST32を経由して増減速され、走行ミッション装置7を経由した回転動力(走行速度にシンクロされた回転動力)を伝動する刈取伝動経路8を設け、この刈取伝動経路8を介して伝動される構成としている。33は刈取テンションクラッチである。なお、刈取伝動経路8には、図示を省略したがワンウェイクラッチを設け、走行ミッション装置7側が低速の時に、逆側(後述する刈取側連動ケース(連動ケース)9の伝動軸15からの高速伝動を遮断する構成としている。
まず、刈取側連動ケース9は、図1、及び図2に示すように、脱穀伝動ケース6の上部、高い位置に軸架している出力軸12の位置で連結するが、連結部分を回動自由としており、回動支点Pとなり、ねじ37で固着した構成としている。そして、刈取側連動ケース9は、図2に示すように、高い位置に前部受継ぎチェン11が位置し、前記連結部分(出力軸12を中心とする)を回動支点Pとして上下に回動し、刈取オープン時には刈取搬送装置3のオープン軌跡から退避できる特徴を備えている。
まず、取付・支持ケース41は、図面に示すように、HST32を、走行ミッション装置7を内装したミッションケース40に取り付けるメタルであって、ミッションケース40とは独立したケースに構成している。そして、取付・支持ケース41は、エンジン5側から伝動されてHSTポンプ32Pを駆動する入力軸42を軸受け支持する支持室43を上側に設け、その下側にHSTモータ32Mからミッションケース40側に出力する出力軸44を軸受け支持する構成としている。39は入力プーリを示し、図3で説明したエンジン5からの動力が入力される構成としている。
従来から、コンバインにおいて行っている掻き込み作業は、図13に概要を示している制御の仕組みによって安全が保たれている。すなわち、コントローラには、図面に示すように、掻き込みペダルSWとHSTレバーポジションセンサとが接続され、掻き込みペダルSWがON(ペダルが踏み込み状態にある時)状態にあるときには左右サイドクラッチを「切」にし、走行が停止される構成となっている。
通常、コンバインにおける掻き込み作業は、前部の刈取搬送装置を構成している穀稈引起し装置、穀稈搬送装置等に刈取穀稈が係合、或いは挟持状態で未処理のまま残っている場合、走行を停止して刈取搬送装置と脱穀装置とを駆動しながら残留穀稈の処理を行うことがあるが、前掲の図13に概要を示した制御装置では、掻き込みペダルから足を離すと、ペダルSWがOFFとなって、左右のサイドクラッチが「入り」になり(HSTレバーがニュートラル位置以外にある場合)コンバインが急発進する危険が起きる。
まず、コントローラ70は、図14、及び図15に示すように、入力側にHSTレバー(主変速レバー)71の操作位置を検出するポテンショセンサ72と、掻込みペダル73に設けたペダルSW(スイッチ)74を設けてそれぞれ操作情報が入力される構成としている。そして、コントローラ70は、出力側に、エンジン5と、左右のサイドクラッチを入・切操作する油圧機構のバルブソレノイド75,75、更に、比例減圧弁76をそれぞれ接続した構成としている。
2 脱穀装置
3 刈取搬送装置
3a 刈取フレーム
5 エンジン
8 刈取伝動経路
10 フィードチェン
11 前部受継ぎチェン(受継ぎチェン)
14 駆動軸
18 クローラ
19 操縦席
27 穀稈搬送装置
32 HST
40 ミッションケース
Claims (5)
- 左右のクローラ(18)を備えた車体(1)の前部右寄りの部位に操縦席(19)を設け、該操縦席(19)の左側後部には脱穀装置(2)を設け、該脱穀装置(2)の前側に刈取搬送装置(3)を設けたコンバインにおいて、前記刈取搬送装置(3)に備えた穀稈搬送装置(27)から刈取穀稈を受け継いで搬送する受継ぎチェン(11)とフィードチェン(10)を設け、前記受継ぎチェン(11)を、走行速度に同調した速度で刈取搬送装置(3)側から変速駆動する構成とし、前記クローラ(18)を駆動するミッションケース(40)の左側に、前記刈取搬送装置(3)を車体(1)側に支持する刈取フレーム(3a)を配置し、該刈取フレーム(3a)を車体(1)の前方の位置から車体(1)の左側の位置へ回動させることで刈取搬送装置(3)が機体の左側にオープンする構成としたことを特徴とするコンバイン。
- 前記刈取搬送装置(3)と受継ぎチェン(11)を、エンジン(5)によって駆動されるHST(32)から刈取伝動経路(8)を介して変速駆動する構成とした請求項1記載のコンバイン。
- 前記刈取伝動経路(8)を、前記刈取フレーム(3a)の上端部に軸架した刈取搬送装置(3)への駆動入力用の軸の右側端部に連動させ、この軸の左側端部から受継ぎチェン(11)の駆動軸(14)側へ伝動する構成とした請求項2記載のコンバイン。
- 機体正面視において、前記刈取伝動経路(8)を、前記ミッションケース(40)と刈取フレーム(3a)の間の部位に配置した請求項3記載のコンバイン。
- 前記受継ぎチェン(11)が、刈取搬送装置(3)のオープン軌跡から退避した位置まで上方回動する構成とした請求項4記載のコンバイン。
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JP2005095189A (ja) * | 2004-12-28 | 2005-04-14 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | コンバインの刈取部の補助搬送装置 |
JP2005137276A (ja) * | 2003-11-06 | 2005-06-02 | Kubota Corp | コンバインの刈取穀稈搬送構造 |
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