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JP2013145105A - 冷却水温度制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EUV光生成装置に用いられる冷却水温度制御装置を提供すること。
【解決手段】冷却水温度制御装置は、一次冷却水と二次冷却水とを熱交換させるための熱交換器と、二次冷却水を溜めるためのタンクと、二次冷却水供給部からタンクに注入する二次冷却水の流量を調節するためのバルブと、タンクに溜めた二次冷却水の量を検出するための水量検出部と、タンクに溜めた二次冷却水を、熱交換器と温度調節対象部とタンクとの間で循環させるためのポンプと、水量検出部からの検出結果に基づいて、バルブおよびポンプを制御する制御部と、を備えてもよい。
【選択図】図3

Description

本開示は、冷却水温度制御装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、70nm〜45nmの微細加工、さらには32nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、例えば32nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度のEUV光を生成するための装置と縮小投影反射光学系とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
EUV光生成装置としては、ターゲット物質にレーザ光を照射することによって生成されるプラズマを用いたLPP(Laser Produced Plasma)方式の装置と、放電によって生成されるプラズマを用いたDPP(Discharge Produced Plasma)方式の装置と、軌道放射光を用いたSR(Synchrotron Radiation)方式の装置との3種類の装置が知られている。
米国特許第7405416号明細書
概要
本開示の一態様による冷却水温度制御装置は、一次冷却水により温度が調節された二次冷却水を用いて温度調節対象部を冷却するための冷却水温度制御装置であって、一次冷却水と二次冷却水とを熱交換させるための熱交換器と、二次冷却水を溜めるためのタンクと、前記タンクと二次冷却水供給部とを接続するための注入用配管と、前記注入用配管を介して、前記二次冷却水供給部から前記タンクに注入する二次冷却水の流量を調節するためのバルブと、前記タンクに溜めた二次冷却水の量を検出するための水量検出部と、前記熱交換器における二次冷却水の入口と前記タンクとを接続するための第1循環用配管と、前記熱交換器における二次冷却水の出口と前記温度調節対象部における二次冷却水の入口とを接続するための第2循環用配管と、前記温度調節対象部における二次冷却水の出口と前記タンクとを接続するための第3循環用配管と、前記タンクに溜めた二次冷却水を、前記熱交換器と前記温度調節対象部と前記タンクとの間で循環させるためのポンプと、前記水量検出部からの検出結果に基づいて、前記バルブおよび前記ポンプを制御する制御部と、を備えてもよい。
本開示の他の態様による冷却水温度制御装置は、一次冷却水により温度が調節された二次冷却水を用いて温度調節対象部を冷却するための冷却水温度制御装置であって、一次冷却水と二次冷却水とを熱交換させるための熱交換器と、二次冷却水を溜めるためのタンクと、前記熱交換器における二次冷却水の入口と前記タンクとを接続するための第1循環用配管と、前記熱交換器における二次冷却水の出口と前記温度調節対象部における二次冷却水の入口とを接続するための第2循環用配管と、前記温度調節対象部における二次冷却水の出口と前記タンクとを接続するための第3循環用配管と、前記タンクに溜めた二次冷却水を加熱するためのヒータと、前記第2循環用配管を流れる二次冷却水の温度を計測するための温度計測部と、第1流入部、第2流入部、および、流出部を有し、前記第1流入部および前記第2流入部から流入する冷却水量の混合比率を調整して前記流出部から流出させるよう構成された三方弁と、一次冷却水供給部の出口と前記熱交換器における一次冷却水の入口とを接続するための送り用配管と、前記熱交換器における一次冷却水の出口と前記三方弁の前記第1流入部とを接続するための第1戻し用配管と、前記三方弁の前記流出部と前記一次冷却水供給部の入口とを接続するための第2戻し用配管と、前記送り用配管と前記三方弁の前記第2流入部とを接続するための送り側バイパス用配管と、前記温度計測部からの検出結果に基づいて、前記ヒータおよび前記三方弁を制御する制御部と、を備えてもよい。
本開示のさらに他の態様による冷却水温度制御装置は、冷却水を用いて温度調節対象部を冷却するための冷却水温度制御装置であって、第1流入部、第2流入部、および、流出部を有し、前記第1流入部および前記第2流入部から流入する冷却水量の混合比率を調整して前記流出部から流出させるよう構成された三方弁と、冷却水供給部の出口と前記三方弁の前記第1流入部とを接続するための第1送り用配管と、前記三方弁の前記流出部と前記温度調節対象部の入口とを接続するための第2送り用配管と、前記温度調節対象部の出口と前記冷却水供給部の入口とを接続するための戻し用配管と、前記戻し用配管と前記三方弁の前記第2流入部とを接続するための戻し側バイパス用配管と、前記第2送り用配管に設けられ、前記冷却水を前記三方弁と前記温度調節対象部との間で循環させるためのポンプと、前記第2送り用配管を流れる冷却水の温度を計測するための温度計測部と、前記温度計測部からの検出結果に基づいて、前記三方弁および前記ポンプを制御する制御部と、を備えてもよい。
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、例示的なLPP方式のEUV光生成装置の構成を概略的に示す。 図2は、第1実施形態に係る冷却水温度制御装置が適用されるEUV光生成装置の構成を概略的に示す。 図3は、第1温度制御システムの構成を概略的に示す。 図4は、第1温度制御システムを構成する第2,第3冷却水温度制御装置の第2,第3循環調節部の構成を概略的に示す。 図5は、第2温度制御システムの構成を概略的に示す。 図6は、第2温度制御システムを構成する第4,第5冷却水温度制御装置の第4,第5循環調節部の構成を概略的に示す。 図7は、第1冷却水温度制御装置における温度調節処理を示すフローチャートである。 図8は、冷却水のヒータによる温度制御サブルーチンを示すフローチャートである。 図9は、温度調節処理中における第1冷却水温度制御装置の動作を概略的に示す。 図10は、冷却水の三方弁による温度制御サブルーチンを示すフローチャートである。 図11は、二次冷却水の注入処理を示すフローチャートである。 図12は、二次冷却水の注入処理を示すフローチャートである。 図13は、第2〜第5冷却水温度制御装置における温度調節処理を示すフローチャートである。 図14は、二次冷却水のヒータによる温度制御サブルーチンを示すフローチャートである。 図15は、温度調節処理中における第2〜第5冷却水温度制御装置の動作を概略的に示す。 図16は、一次冷却水の三方弁による温度制御サブルーチンを示すフローチャートである。 図17は、第2実施形態に係る第2冷却水温度制御装置の第2循環調節部の構成を概略的に示す。
実施形態
内容
1.概要
2.EUV光生成装置の全体説明
2.1 構成
2.2 動作
3.EUV光生成装置の実施形態
3.1 用語の説明
3.2 第1実施形態
3.2.1 構成
3.2.2 動作
3.2.2.1 第1冷却水温度制御装置における温度調節処理
3.2.2.2 第2〜第5冷却水温度制御装置における温度調節処理
3.2.2.2.1 二次冷却水の注入処理
3.2.2.2.2 第2〜第5冷却水温度制御装置における温度調節処理
3.3 第2実施形態
3.3.1 構成
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成および動作の全てが本開示の構成および動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
1.概要
本開示の実施形態においては、一次冷却水により温度が調節された二次冷却水を用いて温度調節対象部を冷却するための冷却水温度制御装置が設けられてもよい。冷却水温度制御装置は、熱交換器と、二次冷却水を溜めるためのタンクと、タンクと二次冷却水供給部とを接続するための注入用配管と、注入用配管を流れる二次冷却水の流量を調節するためのバルブと、タンクに溜めた二次冷却水の量を検出するための水量検出部とを備えてもよい。また、冷却水温度制御装置は、タンクに溜めた二次冷却水を熱交換器と温度調節対象部とタンクとの間で循環させるための、第1循環用配管、第2循環用配管、第3循環用配管、ポンプを備えてもよい。
このような構成を用いて、制御部は、以下のように制御してもよい。
すなわち、まず、制御部は、ポンプを停止した状態において、水量検出部での検出結果に基づきバルブを制御して、タンクに上限量の二次冷却水を注入してもよい。次に、制御部は、バルブを閉じた状態において、ポンプを制御して二次冷却水を循環させてもよい。この後、制御部は、タンクの二次冷却水が下限量に到達したと判定した場合、二次冷却水の循環を停止してもよい。そして、制御部は、第1循環用配管、第2循環用配管、第3循環用配管、熱交換器、温度調節対象部、タンクに、二次冷却水が満たされるまで、上述の制御を行ってもよい。
以上のような構成により、容積が大きいタンクを用いることなく、第1循環用配管、第2循環用配管、第3循環用配管、熱交換器、温度調節対象部、タンクに、二次冷却水を満たすことが可能となり得る。
また、本開示の実施形態においては、冷却水温度制御装置は、熱交換器と、二次冷却水を溜めるためのタンクと、タンクに溜めた二次冷却水を熱交換器と温度調節対象部とタンクとの間で循環させるための、第1循環用配管、第2循環用配管、第3循環用配管とを備えてもよい。さらに、冷却水温度制御装置は、タンクに溜めた二次冷却水を加熱するためのヒータと、第2循環用配管を流れる二次冷却水の温度を計測するための温度計測部と、三方弁とを備えてもよい。また、冷却水温度制御装置は、一次冷却水供給部の出口と熱交換器における一次冷却水の入口とを接続するための送り用配管と、熱交換器における一次冷却水の出口と三方弁の第1流入部とを接続するための第1戻し用配管と、三方弁の流出部と一次冷却水供給部の入口とを接続するための第2戻し用配管と、送り用配管と三方弁の第2流入部とを接続するための送り側バイパス用配管とを備えてもよい。
このような構成を用いて、制御部は、以下のように制御してもよい。
すなわち、制御部は、ヒータで二次冷却水を加熱した後に、当該加熱した二次冷却水と一次冷却水との間で熱交換を行ってもよい。このとき、制御部は、温度計測部での計測結果に基づき三方弁を制御して、一次冷却水供給部から熱交換器に供給する一次冷却水の量を調節してもよい。具体的に、制御部は、二次冷却水の温度を上げる場合には、熱交換器に流す一次冷却水の量を減らすとともに、三方弁に流す一次冷却水の量を増やし、熱交換器の冷却能力を下げてもよい。一方、二次冷却水の温度を下げる場合には、制御部は、熱交換器に流す一次冷却水の量を増やすとともに、三方弁に流す一次冷却水の量を減らし、熱交換器の冷却能力を上げてもよい。
以上のような構成により、一次冷却水の量を調節することで、熱交換器の冷却能力を微調節することが可能となり得る。したがって、熱交換器を用いて二次冷却水の温度を微調節することが可能となり、二次冷却水が所望の温度に到達するまでの時間を短縮し得る。よって、温度調節対象部の温度が安定するまでの時間を短縮し得る。
また、本開示の実施形態においては、冷却水温度制御装置は、三方弁と、冷却水供給部の出口と三方弁の第1流入部とを接続するための第1送り用配管と、三方弁の流出部と温度調節対象部の入口とを接続するための第2送り用配管と、温度調節対象部の出口と冷却水供給部の入口とを接続するための戻し用配管と、戻し用配管と三方弁の第2流入部とを接続するための戻し側バイパス用配管とを備えてもよい。さらに、冷却水温度制御装置は、冷却水を三方弁と温度調節対象部との間で循環させるためのポンプと、第2送り用配管を流れる冷却水の温度を計測するための温度計測部とを備えてもよい。
このような構成を用いて、制御部は、以下のように制御してもよい。
すなわち、制御部は、温度計測部での計測結果に基づき三方弁を制御して、冷却水供給部から温度調節対象部に供給する冷却水の量を調節してもよい。具体的に、制御部は、温度調節対象部の温度を上げる場合には、冷却水供給部から新しく温度調節対象部に供給する冷却水の量を減らすとともに、温度調節対象部での温度調節に用いた後に当該温度調節対象部に再度供給する冷却水の量を増やすことで、冷却水による冷却能力を下げてもよい。一方、温度調節対象部の温度を下げる場合には、制御部は、温度調節対象部に供給する冷却水の量を増やすとともに、温度調節対象部に供給する冷却水の量を減らすことで、冷却水による冷却能力を上げてもよい。
以上のような構成により、冷却水の量を調節することで、当該冷却水による冷却能力を微調節することが可能となり、温度調節対象部の温度が安定するまでの時間を短縮し得る。さらに、温度調節対象部の冷却にチラーを用いる構成と比べて、冷却水温度制御装置がコンパクトになり得る。
さらに、本開示の実施形態においては、冷却水温度制御装置は、タンクに溜めた二次冷却水に窒素を導入するための窒素導入部を備えてもよい。
以上のような構成により、二次冷却水に窒素を導入することで、当該二次冷却水に溶存する酸素の量が低下し得る。したがって、熱交換器や温度調節対象部、あるいは、タンク、第1循環用配管、第2循環用配管、第3循環用配管を構成する金属が腐食することを抑制し得る。
2.EUV光生成装置の全体説明
2.1 構成
図1は、例示的なLPP方式のEUV光生成装置1の構成を概略的に示す。EUV光生成装置1は、少なくとも1つのレーザ装置3と共に用いられてもよい。EUV光生成装置1およびレーザ装置3を含むシステムを、以下、EUV光生成システム11と称する。図1を参照に、以下に詳細に説明されるように、EUV光生成装置1は、チャンバ2を含んでもよい。チャンバ2は、密閉可能であってもよい。EUV光生成装置1は、ターゲット供給装置7をさらに含んでもよい。ターゲット供給装置7は、例えばチャンバ2に取り付けられていてもよい。ターゲット供給装置7から供給されるターゲットの材料は、スズ、テルビウム、ガドリニウム、リチウム、キセノン、またはそれらのうちのいずれか2つ以上の組合せ等を含んでもよいが、これらに限定されない。
チャンバ2の壁には、少なくとも1つの貫通孔が設けられていてもよい。その貫通孔をレーザ装置3から出力されたパルスレーザ光32が通過してもよい。あるいは、チャンバ2には、レーザ装置3から出力されたパルスレーザ光32が透過する少なくとも1つのウインドウ21が設けられてもよい。チャンバ2の内部には例えば、回転楕円面形状の反射面を有するEUV集光ミラー23が配置されてもよい。EUV集光ミラー23は、第1および第2の焦点を有し得る。EUV集光ミラー23の表面には例えば、モリブデンとシリコンとが交互に積層された多層反射膜が形成されてもよい。EUV集光ミラー23は、例えば、その第1の焦点がプラズマ生成位置またはその近傍(プラズマ生成領域25)に位置し、その第2の焦点が露光装置の仕様によって規定される所望の集光位置(中間焦点(IF)中間焦点292)に位置するように配置されるのが好ましい。EUV集光ミラー23の中央部には、パルスレーザ光33が通過するための貫通孔24が設けられてもよい。
EUV光生成装置1は、EUV光生成制御システム5に接続されてもよい。また、EUV光生成装置1は、ターゲットセンサ4を含んでもよい。ターゲットセンサ4は、ターゲットの存在、軌道、位置等を検出してもよい。ターゲットセンサ4は、撮像機能を有してもよい。
さらに、EUV光生成装置1は、チャンバ2内部と露光装置6内部とを連通させるための接続部29を含んでもよい。接続部29内部には、アパーチャが形成された壁291が設けられてもよい。壁291は、そのアパーチャがEUV集光ミラー23の第2の焦点位置に位置するように配置されてもよい。
さらに、EUV光生成装置1は、レーザ光進行方向制御部34、レーザ光集光光学系22、ドロップレット27を回収するためのターゲット回収装置28等を含んでもよい。レーザ光進行方向制御部34は、レーザ光の進行方向を規定するための光学素子と、この光学素子の位置や姿勢等を調節するためのアクチュエータとを備えてもよい。
2.2 動作
図1を参照に、レーザ装置3から出力されたパルスレーザ光31は、レーザ光進行方向制御部34を経て、パルスレーザ光32としてウインドウ21を透過して、チャンバ2に入射してもよい。パルスレーザ光32は、少なくとも1つのレーザ光経路に沿ってチャンバ2内に進み、レーザ光集光光学系22で反射されて、パルスレーザ光33として少なくとも1つのドロップレット27に照射されてもよい。
ターゲット供給装置7からは、ドロップレット27がチャンバ2内部のプラズマ生成領域25に向けて出力されてもよい。ドロップレット27には、パルスレーザ光33に含まれる少なくとも1つのパルスレーザ光が照射され得る。パルスレーザ光33が照射されたドロップレット27はプラズマ化し、そのプラズマからEUV光251が放射され得る。EUV光251は、EUV集光ミラー23によって集光されるとともに反射されてもよい。EUV集光ミラー23で反射されたEUV光252は、中間焦点292を通って露光装置6に出力されてもよい。なお、1つのドロップレット27に、パルスレーザ光33に含まれる複数のパルスレーザ光が照射されてもよい。
EUV光生成制御システム5は、EUV光生成システム11全体の制御を統括してもよい。EUV光生成制御システム5は、ターゲットセンサ4によって撮像されたドロップレット27のイメージデータ等を処理してもよい。EUV光生成制御システム5は、例えば、ドロップレット27を出力するタイミングやドロップレット27の出力速度等を制御してもよい。また、EUV光生成制御システム5は、例えば、レーザ装置3のレーザ発振タイミングやパルスレーザ光32の進行方向やパルスレーザ光33の集光位置等を制御してもよい。上述の様々な制御は単なる例示に過ぎず、必要に応じて他の制御を追加してもよい。
3.EUV光生成装置の実施形態
3.1 用語の説明
以下、工業用冷却水を「PCW」(Process Cooling Water)と称して説明する。温度調節対象部の温度調節に用いる水であって、超純水よりも純度が低い水を「通常水」と称して説明する。温度調節対象部の温度調節に用いる一次冷却水としては、PCWを用いてもよい。一次冷却水との熱交換により温度が調節される二次冷却水としては、超純水または通常水を用いてもよい。PCWを「一次冷却水」と表現する場合がある。超純水および通常水のうち少なくとも一方を「二次冷却水」と表現する場合がある。
3.2 第1実施形態
3.2.1 構成
図2は、第1実施形態に係る冷却水温度制御装置が適用されるEUV光生成装置の構成を概略的に示す。図3は、第1温度制御システムの構成を概略的に示す。図4は、第1温度制御システムを構成する第2,第3冷却水温度制御装置の第2,第3循環調節部の構成を概略的に示す。図5は、第2温度制御システムの構成を概略的に示す。図6は、第2温度制御システムを構成する第4,第5冷却水温度制御装置の第4,第5循環調節部の構成を概略的に示す。
EUV光生成装置1と共に用いられるレーザ装置3は、図2に示すように、サブファブフロアSFFに設置されてもよい。サブファブフロアSFFは、建物の1階であってもよいが、後述するクリーンルームフロアCLFの下の階であれば、いずれの階であってもよい。レーザ装置3は、筐体300を備えてもよい。筐体300内には、マスタOSCレーザ装置301と、プリアンプレーザ装置302と、第1メインアンプレーザ装置303と、第2メインアンプレーザ装置304と、光学素子305とが設けられてもよい。光学素子305の数は図2においては2個を例示しているが、さらに多数備えてもよいし、1個でもよい。
マスタOSCレーザ装置301は、図示しない放電部あるいは電源部を構成し、高精度の温度調節が要求される金属製の温度調節対象部としての金属含有部101を備えてもよい。
プリアンプレーザ装置302、第1メインアンプレーザ装置303、第2メインアンプレーザ装置304のそれぞれは、第1アルミニウム含有部102を備えてもよい。第1アルミニウム含有部102は、アルミニウムを主材料として構成され、高精度の温度調節が要求される温度調節対象部であってよい。
プリアンプレーザ装置302、第1メインアンプレーザ装置303、第2メインアンプレーザ装置304、光学素子305のそれぞれは、第1銅含有部103を備えてもよい。第1銅含有部103は、銅を主材料として構成され、高精度の温度調節が要求される温度調節対象部であってよい。第1銅含有部103は、プリアンプレーザ装置302、第1メインアンプレーザ装置303、第2メインアンプレーザ装置304のそれぞれが有するミラーのホルダおよび、光学素子305の各ホルダを含んでもよい。
EUV光生成装置1は、レーザ光進行方向制御部34と、レーザ光集光光学系22と、チャンバ2と、第1温度制御システム90Aと、第2温度制御システム90Bとを備えてもよい。
レーザ光進行方向制御部34は、サブファブフロアSFFに設置されたレーザ装置3から出力されたパルスレーザ光31を、クリーンルームフロアCLFに設置されたレーザ光集光光学系22に導くように構成されてもよい。レーザ光進行方向制御部34は、サブファブフロアSFFに設置された第1光学素子341と、クリーンルームフロアCLFに設置された第2光学素子342、第3光学素子343、ビームスプリッタ344、第4光学素子345、およびセンサ346とを備えてもよい。
レーザ光進行方向制御部34は、それぞれ銅を主材料として構成され、高精度の温度調節が要求される第1銅含有部103と、温度調節対象部としての第2銅含有部106とを備えてもよい。第1銅含有部103は、第1光学素子341のホルダを含んでもよい。また、第2銅含有部106は、第2光学素子342のホルダを含んでもよいし、第3光学素子343、ビームスプリッタ344、第4光学素子345、およびセンサ346の各ホルダを含んでもよい。
レーザ光集光光学系22は、光学素子221と集光光学素子222とを備えてもよい。ウインドウ21およびレーザ光集光光学系22は、第2銅含有部106によって保持されてもよい。第2銅含有部106は、銅を主材料として構成され、高精度の温度調節が要求される温度調節対象部であってもよい。
チャンバ2は、それぞれアルミニウムを主材料として構成され、高精度の温度調節が要求される温度調節対象部としての第2アルミニウム含有部105を備えてもよい。第2アルミニウム含有部105は、チャンバ2を構成するチャンバ容器を含んでもよいし、EUV集光ミラー23のホルダを含んでもよい。
金属含有部101、第1アルミニウム含有部102、第1銅含有部103、第2アルミニウム含有部105、第2銅含有部106の温度が変化すると、パルスレーザ光の光軸が変動したり、パルスレーザ光の特性が変化して、適切なEUV光を生成できなくなり得る。例えば、第1銅含有部103であるホルダの温度が変化すると、ホルダの膨張や収縮に伴い出力ミラーや光学素子305の姿勢が変化し得る。出力ミラーや光学素子305の姿勢が変化すると、パルスレーザ光の光軸が変動してパルスレーザ光がプラズマ生成領域25に到達しない場合がある。
このような不具合を防止するために、金属含有部101、第1アルミニウム含有部102、第1銅含有部103、第2アルミニウム含有部105、および第2銅含有部106の各温度は、調節されるとよい。
第1,第2温度制御システム90A,90Bは、サブファブフロアSFFに設置されてもよい。第1温度制御システム90Aは、レーザ装置3など、クリーンルームフロアCLFに設置する必要がない装置に含まれる金属含有部101、第1アルミニウム含有部102、および第1銅含有部103の温度を調節してもよい。第2温度制御システム90Bは、主に露光装置6やチャンバ2など、クリーンルームフロアCLFに設置する必要がある装置に含まれる第2アルミニウム含有部105、および第2銅含有部106の各温度を、調節してもよい。
第1温度制御システム90Aは、図3に示すように、冷却水供給部としてのPCW供給部111と、二次冷却水供給部としての通常水供給部112と、ドレイン113とに接続されてもよい。さらに、温度調節対象である、金属含有部101と、第1アルミニウム含有部102と、第1銅含有部103とに接続されてもよい。また、第1温度制御システム90Aは、金属含有部101に接続される第1冷却水温度制御装置900Aと、第1アルミニウム含有部102に接続される第2冷却水温度制御装置920Aと、第1銅含有部103に接続される第3冷却水温度制御装置960Aとを備えてもよい。
PCW供給部111の出口は、第1送り用配管および送り用配管としての配管L1を介して、第1冷却水温度制御装置900Aの第1三方弁901Aの第1流入部902Aに接続されてもよい。また、PCW供給部111の出口は、配管L1の途中から分岐する送り用配管としての配管L2を介して、第2冷却水温度制御装置920Aの第2熱交換器943Aの入口に接続されてもよい。さらに、PCW供給部111の出口は、配管L1の途中から分岐する送り用配管としての配管L3を介して、第3冷却水温度制御装置960Aの第3熱交換器983Aの入口にそれぞれ接続されてもよい。
PCW供給部111の入口は、戻し用配管および第2戻し用配管としての配管L4を介して、金属含有部101の出口に接続されてもよい。また、PCW供給部111の入口は、配管L4の途中から分岐する第2戻し用配管としての配管L5および第2戻し用配管としての配管L6をそれぞれ介して、第2冷却水温度制御装置920Aの第2熱交換器943Aの出口、および、第3冷却水温度制御装置960Aの第3熱交換器983Aの出口に、それぞれ接続されてもよい。
PCW供給部111は、PCWを第1,第2,第3冷却水温度制御装置900A,920A,960A、および、それぞれ後述する第4冷却水温度制御装置920Bおよび第5冷却水温度制御装置960Bへ供給してもよい。第1,第2,第3,第4,第5冷却水温度制御装置900A,920A,960A,920B,960Bへ供給するときのPCWの温度は、通常水の温度および超純水の温度よりも高くてもよい。具体的に、PCWの温度は、10℃以上21℃以下であってもよい。また、PCW供給部111は、第1,第2,第3,第4,第5冷却水温度制御装置900A,920A,960A,920B,960Bで温度調節に利用されたPCWを回収し、当該回収したPCWの温度を10℃以上21℃以下に調節して、第1,第2,第3,第4,第5冷却水温度制御装置900A,920A,960A,920B,960Bへ再度供給してもよい。
通常水供給部112は、注入用配管としての配管L7を介して、第2冷却水温度制御装置920Aの第2タンク927Aに接続されてもよい。また、通常水供給部112は、配管L7の途中から分岐する注入用配管としての配管L8を介して、第3冷却水温度制御装置960Aの第3タンク967Aに接続されてもよい。
通常水供給部112は、二次冷却水として利用する通常水を第2,第3タンク927A,967Aにそれぞれ供給してもよい。通常水供給部112から供給される通常水には、アルミニウムの錆や銅の錆の発生、あるいは、藻の発生を抑制する添加剤が添加されてもよい。
ドレイン113は、第1三方弁901Aの流出部903Aと第1ポンプ908Aの入口とを接続する第2送り用配管としての配管L9に、配管L10を介して接続されてもよい。また、ドレイン113は、配管L10の途中から分岐する配管L11および配管L12を介して、第2冷却水温度制御装置920Aの第2タンク927Aの側面部、および、第3冷却水温度制御装置960Aの第3タンク967Aの側面部に接続されてもよい。
ドレイン113は、第1,第2,第3冷却水温度制御装置900A,920A,960Aで利用されないPCWや通常水を回収して排水してもよい。
第1冷却水温度制御装置900Aは、冷却水としてPCWを利用してもよい。第1冷却水温度制御装置900Aは、冷却水の温度を調節して、当該温度を調節した冷却水を利用して、金属含有部101の温度を調節してもよい。例えば、第1冷却水温度制御装置900Aは、10℃以上21℃以下の温度で供給される冷却水の温度を、25℃に調整してもよい。そして、第1冷却水温度制御装置900Aは、当該25℃に調整した冷却水を金属含有部101の温度調節に利用してもよい。
第1冷却水温度制御装置900Aは、第1三方弁901Aと、第1三方弁制御部905Aと、第1流量計906Aと、第1フィルタ907Aと、第1ポンプ908Aと、第1ヒータ909Aと、第1ヒータ電源910Aと、第1温度センサ911Aと、第1バタフライバルブ912Aと、第1バッファタンク913Aと、第2バッファタンク914Aと、第1タイマ915Aと、第1制御部916Aとを備えてもよい。第1制御部916Aは、シーケンサやプログラマブルコントローラ、あるいは適当なI/O機器に接続されたコンピュータ等であってよい。以下の説明における第2制御部948A、第3制御部988A、第4制御部948B,第5制御部988Bも同様の構成であってよい。
第1三方弁901Aは、第1流入部902Aと、流出部903Aと、第2流入部904Aとを備えてもよい。
第1流入部902Aおよび流出部903Aは、上述したように、PCW供給部111の出口および第1ポンプ908Aの入口に、それぞれ接続されてもよい。第2流入部904Aは、戻し側バイパス用配管としての配管L15を介して、配管L4における配管L5および配管L6との接続部分よりも上流側に接続されてもよい。
第1三方弁制御部905Aは、信号線を介して、第1制御部916Aに接続されてもよい。第1三方弁制御部905Aは、第1制御部916Aからの信号に基づいて、第1三方弁制御部905Aを制御して、第1流入部902Aから流入する冷却水および第2流入部904Aから流入する冷却水の流量比率を調節してもよい。この流量比率が調節された冷却水は、第1ポンプ908Aに供給されてもよい。
第1流量計906Aは、配管L1における配管L2および配管L3との接続部分よりも下流側に設けられ、信号線を介して、第1制御部916Aに接続されてもよい。第1流量計906Aは、配管L1を介して第1三方弁901Aに流入する冷却水の流量を検出して、当該検出した流量に対応する信号を第1制御部916Aに送信してもよい。
第1フィルタ907Aは、配管L9における配管L10との接続部分よりも上流側に設けられてもよい。
第1ポンプ908Aの出口は、第2送り用配管としての配管L16を介して、金属含有部101の入口に接続されてもよい。第1ポンプ908Aは、第1制御部916Aに接続されてもよい。第1ポンプ908Aは、信号線を介して、第1制御部916Aに接続され、当該第1制御部916Aからの信号に基づいて、配管L16を流れる冷却水の流量を調節してもよい。
第1ヒータ909Aは、配管L16に設けられてもよい。第1ヒータ909Aは、第1ヒータ電源910Aに接続されてもよい。
第1ヒータ電源910Aは、信号線を介して第1制御部916Aに接続され、第1制御部916Aからの信号に基づいて、第1ヒータ909Aを加熱してもよい。第1ヒータ909Aが加熱されると、冷却水の温度が上昇し得る。
第1温度センサ911Aは、配管L16における第1ヒータ909Aよりも下流側に設けられてもよい。第1温度センサ911Aは、信号線を介して、第1制御部916Aに接続されてもよい。第1温度センサ911Aは、冷却水の温度を測定して、当該温度に対応する信号を第1制御部916Aに送信してもよい。
第1バタフライバルブ912Aは、配管L4における配管L15との接続部分よりも上流側(金属含有部101側)に設けられてもよい。第1バタフライバルブ912Aは、開度が調節されることによって、冷却水がクリーンルームフロアCLFからサブファブフロアSFFに落下してくる場合、泡の発生を抑制し得る。
第1バッファタンク913Aは、配管L4と配管L15との接続部分に設けられてもよい。第1バッファタンク913Aは、金属含有部101から流入する冷却水が一定量以下の場合、流入する全ての冷却水を第1三方弁901Aへ流す機能を有してもよい。また、第1バッファタンク913Aは、金属含有部101から流入する冷却水が一定量を超える場合、一定量の冷却水を第1三方弁901Aへ流し、残りの冷却水をPCW供給部111へ流す機能を有してもよい。
第2バッファタンク914Aは、配管L9と配管L10との接続部分に設けられ、第1フィルタ907Aから流入する冷却水を一定量だけ第1ポンプ908Aへ流し、一定量を超える冷却水をドレイン113へ流す機能を有してもよい。
なお、第1バッファタンク913Aについての上記一定量、および、第2バッファタンク914Aについての上記一定量は、同じであってもよいし異なっていてもよい。
第1タイマ915Aは、信号線を介して第1制御部916Aに接続され、計測した時間を表す信号を第1制御部916Aへ送信してもよい。
第1制御部916Aは、第1流量計906A、第1温度センサ911A、第1タイマ915Aから送信される信号に基づいて、第1三方弁制御部905A、第1ポンプ908A、第1ヒータ電源910Aをそれぞれ制御してもよい。
第2冷却水温度制御装置920Aおよび第3冷却水温度制御装置960Aは、一次冷却水としてPCWを利用してもよい。第2冷却水温度制御装置920Aおよび第3冷却水温度制御装置960Aは、二次冷却水として通常水を利用してもよい。第2冷却水温度制御装置920Aおよび第3冷却水温度制御装置960Aは、通常水である二次冷却水の温度を一次冷却水で調節し、当該温度を調節した二次冷却水を利用して、第1アルミニウム含有部102の温度および第1銅含有部103の温度をそれぞれ調節してもよい。例えば、第2,第3冷却水温度制御装置920A,960Aは、10℃以上21℃以下の一次冷却水を用いて、二次冷却水の温度を25℃に調整してもよい。そして、第2,第3冷却水温度制御装置920A,960Aは、当該25℃に調整した二次冷却水を第1アルミニウム含有部102、第1銅含有部103の温度調節に利用してもよい。
第2冷却水温度制御装置920Aは、第2三方弁921Aと、第2三方弁制御部925Aと、第2流量計926Aと、第2タンク927Aと、第2循環調節部929Aと、第2ヒータ電源938Aと、第2バルブ939Aと、第2バタフライバルブ940Aと、第2ポンプ941Aと、第2フィルタ942Aと、第2熱交換器943Aと、第2温度センサ946Aと、第2タイマ947Aと、第2制御部948Aとを備えてもよい。なお、第2循環調節部929Aは、第2タンク927Aの内部に設けられてもよい。
第2三方弁921Aは、第1流入部922Aと、流出部923Aと、第2流入部924Aとを備えてもよい。
第1流入部922Aは、第1戻し用配管としての配管L17を介して、第2熱交換器943Aの一次側冷却部944Aの出口に接続されてもよい。流出部923Aは、配管L4,L5を介して、PCW供給部111の入口に接続されてもよい。第2流入部924Aは、送り側バイパス用配管としての配管L18を介して、配管L2に接続されてもよい。
第2三方弁制御部925Aは、第2制御部948Aに接続されてもよい。第2三方弁制御部925Aは、第2制御部948Aからの信号に基づいて、第2三方弁921Aを制御して、一次側冷却部944Aに供給する一次冷却水の供給量を調節してもよい。
第2流量計926Aは、配管L2における配管L18との接続部分よりも上流側に設けられてもよい。第2流量計926Aは、配管L2を流れる一次冷却水の流量を検出して、当該検出した流量に対応する信号を第2制御部948Aに送信してもよい。
第2タンク927Aは、図3および図4に示すように、箱状に形成されてもよい。
第2タンク927Aは、第3循環用配管としての配管L19を介して、第1アルミニウム含有部102の出口に接続されてもよい。このような構成によって、第1アルミニウム含有部102の温度調節に利用された二次冷却水は、第2タンク927A内に流入し得る。
また、第2タンク927Aは、配管L7を介して、通常水供給部112に接続されてもよい。このような構成によって、通常水供給部112から供給される二次冷却水が第2タンク927A内に流入し得る。
さらに、第2タンク927Aの側面部における上端部近傍は、配管L11を介してドレイン113に接続されてもよい。
また、第2タンク927Aの底面部は、第1循環用配管としての配管L20を介して、第2ポンプ941Aの入口に接続されてもよい。
第2循環調節部929Aは、第2筒930Aと、第2フロート931Aと、水量検出部としての第2上限リミットスイッチ932Aと、水量検出部としての第2下限リミットスイッチ933Aと、第2ヒータ934Aとを備えてもよい。
第2筒930Aは、第2タンク927Aの内部における左側の側面部近傍に設けられてもよい。第2筒930Aは、上下方向に長い形状に形成されてもよい。第2筒930Aは、第2タンク927A内の二次冷却水120が筒内部に流入可能なように、図示しないスリットや孔を備えてもよい。
第2フロート931Aは、第2筒930A内に配置されてもよい。第2フロート931Aは、二次冷却水120に浮く性質を有する材料で形成され、第2筒930A内の二次冷却水120の量に応じて、第2筒930A内を昇降可能に構成されてもよい。
第2上限リミットスイッチ932Aは、第2筒930A内の上端部近傍に設けられてもよい。第2下限リミットスイッチ933Aは、第2筒930A内の下端部近傍に設けられてもよい。第2上限リミットスイッチ932Aおよび第2下限リミットスイッチ933Aは、それぞれ第2制御部948Aに接続されてもよい。第2上限リミットスイッチ932Aおよび第2下限リミットスイッチ933Aは、第2フロート931Aが接触したことを検知して、当該検知した旨の信号を第2制御部948Aに送信してもよい。
なお、第2フロート931Aとして、液面との距離を測定して、当該測定結果に対応する信号を第2制御部948Aに送信可能なセンサを適用してもよい。この場合、第2上限リミットスイッチ932Aおよび第2下限リミットスイッチ933Aを設けないようにしてもよい。
第2ヒータ934Aは、いわゆる投げ込み式のヒータであってもよい。第2ヒータ934Aは、第2タンク927A内に配置され、第2ヒータ電源938Aに接続されてもよい。好ましくは、第2ヒータ934Aは、少なくともその一部が第2下限リミットスイッチ933Aより下側に位置しているとよい。
第2ヒータ電源938Aは、第2制御部948Aに接続され、第2制御部948Aからの信号に基づいて、第2ヒータ934Aを加熱してもよい。
第2バルブ939Aは、配管L7における配管L8との分岐点よりも下流側に設けられてもよい。第2バルブ939Aは、第2制御部948Aに接続されてもよい。第2バルブ939Aは、第2制御部948Aの制御によって、開状態と閉状態とを切り替えできるように構成されてもよい。
第2バタフライバルブ940Aは、配管L19に設けられてもよい。
第2ポンプ941Aの出口は、第1循環用配管としての配管L21を介して、第2熱交換器943Aの二次側冷却部945Aの入口に接続されてもよい。第2ポンプ941Aは、第2制御部948Aからの信号に基づいて、配管L21を流れる二次冷却水の流量を調節してもよい。
第2フィルタ942Aは、配管L20に設けられてもよい。
第2熱交換器943Aは、第1アルミニウム含有部102の温度調節に利用する二次冷却水の温度を、一次冷却水を利用して調節してもよい。第2熱交換器943Aは、一次冷却水および二次冷却水としてそれぞれ水を利用するプレート型熱交換器であってもよい。第2熱交換器943Aは、一次冷却水を流すための一次側冷却部944Aと、二次冷却水を流すための二次側冷却部945Aとを備えてもよい。
一次側冷却部944Aは、二次冷却水を冷却するために、二次側冷却部945Aと接触して設けられてもよいし、二次側冷却部945Aと接触せずに接近して設けられてもよい。
一次側冷却部944Aの入口は、配管L2および配管L1を介して、PCW供給部111の出口に接続されてもよい。また、一次側冷却部944Aの出口は、配管L17、第2三方弁921A、配管L5、配管L4を介して、PCW供給部111の入口に接続されてもよい。このような構成によって、一次冷却水は、一次側冷却部944AとPCW供給部111との間で循環し得る。
二次側冷却部945Aの入口は、配管L21、第2ポンプ941A、配管L20を介して第2タンク927Aに接続されてもよい。二次側冷却部945Aの出口は、第2循環用配管としての配管L22を介して、第1アルミニウム含有部102の入口に接続されてもよい。このような構成によって、第2タンク927Aから流出する二次冷却水は、二次側冷却部945Aに流入し、一次側冷却部944Aを流れる一次冷却水によって温度が調節され得る。そして、温度が調節された二次冷却水は、第1アルミニウム含有部102に供給され得る。
第2温度センサ946Aは、配管L22に設けられてもよい。第2温度センサ946Aは、第2制御部948Aに接続されてもよい。第2温度センサ946Aは、二次冷却水の温度を測定して、当該温度に対応する信号を第2制御部948Aに送信してもよい。
第2制御部948Aは、第2流量計926A、第2上限リミットスイッチ932A、第2下限リミットスイッチ933A、第2温度センサ946A、第2タイマ947Aからそれぞれ送信される信号に基づいて、第2三方弁制御部925A、第2ヒータ電源938A、第2バルブ939A、第2ポンプ941Aをそれぞれ制御してもよい。
第3冷却水温度制御装置960Aは、第2冷却水温度制御装置920Aと略等しい構成を有してもよい。以下において、第3冷却水温度制御装置960Aの構成の説明については、簡略にする。
第3冷却水温度制御装置960Aは、第3三方弁961Aと、第3三方弁制御部965Aと、第3流量計966Aと、第3タンク967Aと、第3循環調節部969Aと、第3ヒータ電源978Aと、第3バルブ979Aと、第3バタフライバルブ980Aと、第3ポンプ981Aと、第3フィルタ982Aと、第3熱交換器983Aと、第3温度センサ986Aと、第3タイマ987Aと、第3制御部988Aとを備えてもよい。
第3三方弁961Aの第1流入部962Aは、第1戻し用配管としての配管L23を介して、第3熱交換器983Aの一次側冷却部984Aの出口に接続されてもよい。流出部963Aは、配管L6,L4を介して、PCW供給部111の入口に接続されてもよい。第2流入部964Aは、送り側バイパス用配管としての配管L24を介して、配管L3に接続されてもよい。
第3三方弁制御部965Aは、第3制御部988Aからの信号に基づいて、第3三方弁961Aを制御して、一次側冷却部984Aに供給する一次冷却水の供給量を調節してもよい。
第3流量計966Aは、配管L3における配管L24との接続部分よりも上流側に設けられ、一次冷却水の流量を検出して、当該検出した流量に対応する信号を第3制御部988Aに送信してもよい。
第3タンク967Aは、第3循環用配管としての配管L25を介して、第1銅含有部103の出口に接続され、第1銅含有部103の温度調節に利用された二次冷却水が第3タンク967A内に流入し得るように、構成されてもよい。また、第3タンク967Aは、配管L8を介して、通常水供給部112に接続され、通常水供給部112から供給される二次冷却水が第3タンク967A内に流入し得るように、構成されてもよい。
さらに、第3タンク967Aの側面部は、配管L12を介してドレイン113に接続されてもよい。また、第3タンク967Aの底面部は、第1循環用配管としての配管L26を介して、第3ポンプ981Aの入口に接続されてもよい。
第3循環調節部969Aは、第3筒970Aと、第3フロート971Aと、水量検出部としての第3上限リミットスイッチ972Aと、水量検出部としての第3下限リミットスイッチ973Aと、第3ヒータ974Aとを備えてもよい。
第3上限リミットスイッチ972Aおよび第3下限リミットスイッチ973Aは、第3筒970A内を昇降する第3フロート971Aが接触したことを検知して、当該検知した旨の信号を第3制御部988Aに送信してもよい。
第3バルブ979Aは、配管L8に設けられてもよい。
第3バタフライバルブ980Aは、配管L25に設けられてもよい。
第3ポンプ981Aの出口は、第1循環用配管としての配管L27を介して、第3熱交換器983Aの二次側冷却部985Aの入口に接続されてもよい。
第3フィルタ982Aは、配管L26に設けられてもよい。
第3熱交換器983Aは、第1銅含有部103の温度調節に利用する二次冷却水の温度を、一次冷却水を利用して調節してもよい。
一次側冷却部984Aの入口は、配管L3,L1を介して、PCW供給部111の出口に接続されてもよい。また、一次側冷却部984Aの出口は、配管L23、第3三方弁961A、配管L6,L4を介して、PCW供給部111の入口に接続されてもよい。
二次側冷却部985Aの入口は、配管L27、第3ポンプ981A、配管L26を介して第3タンク967Aに接続されてもよい。二次側冷却部985Aの出口は、第2循環用配管としての配管L28を介して、第1銅含有部103の入口に接続されてもよい。
第3温度センサ986Aは、配管L28に設けられ、配管L28を流れる二次冷却水の温度を測定して、当該温度に対応する信号を第3制御部988Aに送信してもよい。
第3制御部988Aは、第3流量計966A、第3上限リミットスイッチ972A、第3下限リミットスイッチ973A、第3温度センサ986A、第3タイマ987Aからそれぞれ送信される信号に基づいて、第3三方弁制御部965A、第3ヒータ電源978A、第3バルブ979A、第3ポンプ981Aをそれぞれ制御してもよい。
第2温度制御システム90Bは、図5に示すように、PCW供給部111と、ドレイン113と、窒素ガス供給部114と、二次冷却水供給部としての超純水供給部115とに接続されてもよい。また、第2温度制御システム90Bは、第4冷却水温度制御装置920Bと、第5冷却水温度制御装置960Bとを備えてもよい。第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bは、クリーンルームフロアCLFに配置された第2アルミニウム含有部105、第2銅含有部106の温度を、超純水である二次冷却水を用いて調節してもよい。これによって、後述する配管L49、配管L52、配管L55、配管L58から漏水が発生したとしても、漏れる水は超純水のため、クリーンルームフロアCLFの汚染を抑制し得る。なお、第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bは、第2,第3冷却水温度制御装置920A,960Aとほぼ等しい構成を有している。このため、第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bの構成の説明については、簡略にする。
PCW供給部111の出口は、送り用配管としての配管L32、および、当該配管L32の途中から分岐する送り用配管としての配管L33を介して、第4冷却水温度制御装置920Bの第4熱交換器943Bの一次側冷却部944Bの入口、および、第5冷却水温度制御装置960Bの第5熱交換器983Bの一次側冷却部984Bの入口に、それぞれ接続されてもよい。
PCW供給部111の入口は、第2戻し用配管としての配管L35、および、当該配管L35の途中から分岐する第2戻し用配管としての配管L36をそれぞれ介して、第4冷却水温度制御装置920Bの第4熱交換器943Bの一次側冷却部944Bの出口、および、第5冷却水温度制御装置960Bの第5熱交換器983Bの一次側冷却部984Bの出口に、接続されてもよい。
ドレイン113は、配管L41、および、当該配管L41の途中から分岐する配管L42を介して、第4冷却水温度制御装置920Bの第4タンク927B、および、第5冷却水温度制御装置960Bの第5タンク967Bに接続され、第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bで利用しない超純水を排水してもよい。
窒素ガス供給部114は、配管L43、および、配管L43の途中から分岐する配管L44を介して、第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bの第4,第5タンク927B,967Bにそれぞれ接続されてもよい。
窒素ガス供給部114は、超純水である二次冷却水中に溶存している酸素濃度を減らすための窒素ガスを第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bへ供給してもよい。
超純水供給部115は、注入用配管としての配管L37、および、配管L37の途中から分岐する注入用配管としての配管L38を介して、第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bの第4,第5タンク927B,967Bにそれぞれ接続されてもよい。
超純水供給部115は、超純水を二次冷却水として第4,第5タンク927B,967Bにそれぞれ供給してもよい。
第4冷却水温度制御装置920Bおよび第5冷却水温度制御装置960Bは、一次冷却水としてPCWを利用してもよい。第4冷却水温度制御装置920Bおよび第5冷却水温度制御装置960Bは、二次冷却水として純水を利用してもよい。第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bは、二次冷却水の温度を一次冷却水で調節して、当該温度を調節した二次冷却水を利用して、第2アルミニウム含有部105の温度および第2銅含有部106の温度をそれぞれ調節してもよい。例えば、第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bは、10℃以上21℃以下の一次冷却水を用いて、二次冷却水の温度を25℃に調整し、当該25℃に調整した二次冷却水を第2アルミニウム含有部105、第2銅含有部106の温度調節に利用してもよい。
第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bは、第4,第5三方弁921B,961Bと、第4,第5三方弁制御部925B,965Bと、第4,第5流量計926B,966Bと、第4,第5タンク927B,967Bと、第4,第5循環調節部929B,969Bと、第4,第5ヒータ電源938B,978Bと、第4,第5バルブ939B,979Bと、第4,第5バタフライバルブ940B,980Bと、第4,第5ポンプ941B,981Bと、第4,第5フィルタ942B,982Bと、第4,第5熱交換器943B,983Bと、第4,第5温度センサ946B,986Bと、第4,第5タイマ947B,987Bと、第4,第5制御部948B,988Bとを備えてもよい。
第4,第5三方弁921B,961Bの第1流入部922B,962Bは、第1戻し用配管としての配管L47,L53をそれぞれ介して、第4熱交換器943Bの一次側冷却部944Bの出口、および、第5熱交換器983Bの一次側冷却部984Bの出口に接続されてもよい。流出部923B,963Bは、配管L35,L36をそれぞれ介して、PCW供給部111の入口に接続されてもよい。第2流入部924Bは、送り側バイパス用配管としての配管L48を介して、配管L32に接続されてもよい。第2流入部964Bは、送り側バイパス用配管としての配管L54を介して、配管L33に接続されてもよい。
第4,第5三方弁制御部925B,965Bは、第4,第5制御部948B,988Bからの信号に基づいて、第4,第5三方弁921B,961Bをそれぞれ制御してもよい。第4,第5三方弁921B,961Bの制御によって、一次側冷却部944B,984Bに供給する一次冷却水の供給量が調節され得る。
第4,第5流量計926B,966Bは、配管L32における配管L48との接続部分よりも上流側、および、配管L33における配管L54との接続部分よりも上流側にそれぞれ設けられてもよい。第4,第5流量計926B,966Bは、配管L32,L33を流れる一次冷却水の流量を検出して、当該検出した流量に対応する信号をそれぞれ第4,第5制御部948B,988Bに送信してもよい。
第4,第5タンク927B,967Bのそれぞれは、図5および図6に示すように、第3循環用配管としての配管L49,L55をそれぞれ介して、第2アルミニウム含有部105および第2銅含有部106のそれぞれの出口に接続されてもよい。これにより、第2アルミニウム含有部105、第2銅含有部106の温度調節に利用された二次冷却水が、第4,第5タンク927B,967Bに流入し得る。
また、第4,第5タンク927B,967Bのそれぞれは、配管L37,L38をそれぞれ介して、超純水供給部115に接続されてもよい。これにより、超純水供給部115から供給される二次冷却水が第4,第5タンク927B,967Bに流入し得る。
第4,第5タンク927B,967Bのそれぞれの側面部は、配管L41,L42をそれぞれ介して、ドレイン113に接続されてもよい。
第4,第5タンク927B,967Bのそれぞれの底面部における左右方向略中央には、上方に延びる第4,第5プレート928B,968Bが設けられてもよい。第4,第5プレート928B,968Bの上端は、第4,第5タンク927B,967Bの上下方向略中央より下側に位置してもよい。
また、第4,第5タンク927B,967Bのそれぞれの底面部における第4,第5プレート928B,968Bよりも左側は、第1循環用配管としての配管L50,L56をそれぞれ介して、第4,第5ポンプ941B,981Bのそれぞれの入口に接続されてもよい。
第4,第5循環調節部929B,969Bは、第4,第5筒930B,970Bと、第4,第5フロート931B,971Bと、水量検出部としての第4,第5上限リミットスイッチ932B,972Bと、水量検出部としての第4,第5下限リミットスイッチ933B,973Bと、第4,第5ヒータ934B,974Bと、窒素導入部としての第4,第5泡発生部935B,975Bとを備えてもよい。
第4,第5筒930B,970Bは、第4,第5タンク927B,967B内の二次冷却水121が筒内部に流入可能なように、図示しないスリットや孔を備えてもよい。
第4,第5上限リミットスイッチ932B,972Bは、第4,第5筒930B,970Bのそれぞれの上端部近傍に設けられてもよい。第4,第5下限リミットスイッチ933B,973Bは、第4,第5筒930B,970Bのそれぞれの下端部近傍に設けられてもよい。第4上限リミットスイッチ932Bおよび第4下限リミットスイッチ933Bは、第4フロート931Bが接触したことを検知した旨の信号を第4制御部948Bに送信してもよい。第5上限リミットスイッチ972Bおよび第5下限リミットスイッチ973Bは、第5フロート971Bが接触したことを検知した旨の信号を第5制御部988Bに送信してもよい。
第4,第5ヒータ934B,974Bは、第4,第5タンク927B,967B内に配置され、第4,第5プレート928B,968Bと第4,第5筒930B,970Bとの間に位置するように設けられてもよい。好ましくは、第4,第5ヒータ934B,974Bは、少なくともその一部がそれぞれ第4,第5下限リミットスイッチ933B,973Bより下側に位置しているとよい。第4,第5ヒータ934B,974Bは、第4,第5ヒータ電源938B,978Bに接続されてもよい。
第4,第5泡発生部935B,975Bは、第4,第5プレート928B,968Bの右側にそれぞれ設けられてもよい。第4,第5泡発生部935B,975Bは、多孔質の部材で構成されてもよい。第4,第5泡発生部935B,975Bは、第4,第5タンク927B,967Bの上面部を貫通する配管L43,L44をそれぞれ介して、窒素ガス供給部114に接続されてもよい。このような構成によって、窒素ガス供給部114から窒素ガスが第4,第5泡発生部935B,975Bに供給されると、第4,第5泡発生部935B,975Bは、孔936B,976Bから窒素ガスの泡937B,977Bを発生し得る。この泡937B,977Bが二次冷却水121を通過すること(窒素ガスによるバブリング)によって、二次冷却水121中の溶存酸素濃度が低下し得る。そして、当該溶存酸素濃度を低下させることによって、配管などの第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bを構成する金属が酸化されて腐食することを抑制し得る。
ここで、配管L50,L56が第4,第5プレート928B,968Bを挟んで第4,第5泡発生部935B,975Bと反対側に設けられている。このため、泡937B,977Bは、第4,第5プレート928B,968Bによって、当該第4,第5プレート928B,968Bよりも配管L50,L56の接続部側に行くことが阻止され得る。したがって、配管L50,L56から流出する二次冷却水121に泡937B,977Bが混合することが抑制され得る。
第4,第5ヒータ電源938B,978Bは、第4,第5制御部948B,988Bからの信号に基づいて、第4,第5ヒータ934B,974Bをそれぞれ加熱してもよい。
第4バルブ939Bは、配管L37における配管L38との分岐点よりも下流側に設けられてもよい。第5バルブ979Bは、配管L38に設けられてもよい。第4,第5バルブ939B,979Bは、第4,第5制御部948B,988Bの制御によって、それぞれ開状態と閉状態とを切り替えできるように構成されてもよい。
第4,第5バタフライバルブ940B,980Bは、配管L49,L55にそれぞれ設けられてもよい。
第4,第5ポンプ941B,981Bのそれぞれの出口は、第1循環用配管としての配管L51、配管L57をそれぞれ介して、第4,第5熱交換器943B,983Bの二次側冷却部945B,985Bのそれぞれの入口に接続されてもよい。第4,第5ポンプ941B,981Bは、第4,第5制御部948B,988Bからの信号に基づいて、配管L51,L57を流れる二次冷却水の流量を調節してもよい。
第4,第5フィルタ942B,982Bは、配管L50,L56にそれぞれ設けられてもよい。
第4,第5熱交換器943B,983Bは、第2アルミニウム含有部105の温度調節および第2銅含有部106の温度調節にそれぞれ利用する二次冷却水の温度を、一次冷却水を利用して調節してもよい。
第4,第5熱交換器943B,983Bの一次側冷却部944B,984Bのそれぞれの入口は、配管L32,L33を介して、PCW供給部111の出口に接続されてもよい。また、一次側冷却部944Bの出口は、配管L47、第4三方弁921B、配管L35を介して、PCW供給部111の入口に接続されてもよい。さらに、一次側冷却部984Bの出口は、配管L53、第5三方弁961B、配管L36,L35を介して、PCW供給部111の入口に接続されてもよい。このような構成によって、一次冷却水は、一次側冷却部944BとPCW供給部111との間、および一次側冷却部984BとPCW供給部111との間で循環し得る。
二次側冷却部945Bの入口は、配管L51、第4ポンプ941B、配管L50を介して第4タンク927Bに接続されてもよい。二次側冷却部945Bの出口は、第2循環用配管としての配管L52を介して、第2アルミニウム含有部105の入口に接続されてもよい。二次側冷却部985Bの入口は、配管L57、第5ポンプ981B、配管L56を介して第5タンク967Bに接続されてもよい。二次側冷却部985Bの出口は、第2循環用配管としての配管L58を介して、第2銅含有部106の入口に接続されてもよい。このような構成によって、第4,第5タンク927B,967Bから流出する二次冷却水は、二次側冷却部945B,985Bにそれぞれ流入し、一次側冷却部944B,984Bを流れる一次冷却水によって温度が調節され得る。そして、温度が調節された二次冷却水は、第2アルミニウム含有部105および第2銅含有部106にそれぞれ供給され得る。
第4,第5温度センサ946B,986Bは、配管L52,L58にそれぞれ設けられ、配管L52,L58をそれぞれ流れる二次冷却水の温度を測定して、当該温度に対応する信号を第4,第5制御部948B,988Bに送信してもよい。
第4,第5制御部948B,988Bは、第4,第5流量計926B,966B、第4,第5上限リミットスイッチ932B,972B、第4,第5下限リミットスイッチ933B,973B、第4,第5温度センサ946B,986B、第4,第5タイマ947B,987Bからそれぞれ送信される信号に基づいて、第4,第5三方弁制御部925B,965B、第4,第5ヒータ電源938B,978B、第4,第5バルブ939B,979B、第4,第5ポンプ941B,981Bをそれぞれ制御してもよい。
3.2.2 動作
3.2.2.1 第1冷却水温度制御装置における温度調節処理
図7は、第1冷却水温度制御装置における温度調節処理を示すフローチャートである。図8は、冷却水のヒータによる温度制御サブルーチンを示すフローチャートである。図9は、温度調節処理中における第1冷却水温度制御装置の動作を概略的に示す。図10は、冷却水の三方弁による温度制御サブルーチンを示すフローチャートである。
第1冷却水温度制御装置900Aの第1制御部916Aは、少なくとも、配管L9,L16、金属含有部101、配管L4,L15内にPCWが冷却水として存在している状態において、図7に示すように、冷却水133の第1ヒータ909Aによる温度制御サブルーチンを行ってもよい(ステップS1)。このステップS1の処理によって、PCW供給部111から金属含有部101に供給される冷却水の温度は、下限温度T1L(℃)以上、上限温度T1H(℃)以下に調節され得る。
ここで、上限温度T1Hおよび下限温度T1Lで規定される温度範囲は、冷却水の目標温度である25℃を中心値とした範囲であってよい。例えば、上限温度T1Hは、25.1℃であってもよい。下限温度T1Lは、24.9℃であってもよい。
具体的に、第1制御部916Aは、図8に示すように、第1タイマ915Aをセットして計測時間M1の計測を開始してもよい(ステップS11)。
さらに、第1制御部916Aは、図9に示すように、配管L1,L9を介して、PCW供給部111から第1ポンプ908Aへ流入する冷却水131の供給量を最小にするとともに、金属含有部101から配管L4,L15を介して第1ポンプ908Aへ流入する冷却水132の供給量を最大にするように、第1三方弁901Aを制御してもよい(ステップS12)。このとき、第1制御部916Aは、第1流入部902Aから流出部903Aへの流路を閉じるとともに、第2流入部904Aから流出部903Aへの流路を全開にするための信号を、第1三方弁制御部905Aへ送信してもよい。
次に、第1制御部916Aは、第1ヒータ電源910Aをオンにして、第1ヒータ909Aによる加熱を開始してもよい(ステップS13)。これによって、配管L16に存在する冷却水133の温度が上昇し得る。この後、第1制御部916Aは、第1タイマ915Aによる計測時間M1が予め設定された設定時間K1を経過したか否かを判定してもよい(ステップS14)。設定時間K1は、冷却水133の温度が、下限温度T1L以上、上限温度T1H以下まで上昇し得る時間に設定されてもよい。
そして、第1制御部916Aは、ステップS14において設定時間K1を経過していないと判断した場合、ステップS14の処理を再度行い、設定時間K1を経過したと判定した場合、第1ポンプ908Aへ信号を送信して、第1ポンプ908Aを駆動してもよい(ステップS15)。この第1ポンプ908Aの駆動によって、配管L4,L15,L9,L16、金属含有部101の間において、PCW供給部111から冷却水が供給されることなく、制御開始時に冷却水132,133として存在していたPCWが循環し得る。そして、当該PCWが冷却水133として配管L16を通過するごとに、当該冷却水133の温度が上昇し得る。
この後、第1制御部916Aは、第1温度センサ911Aからの信号に基づいて、冷却水133の測定温度T1を測定し(ステップS16)、測定温度T1が下限温度T1L以上かつ上限温度T1H以下か否かを判定してもよい(ステップS17)。ここで、金属含有部101を冷却するときにおける当該金属含有部101と冷却水133との熱交換、あるいは、第1ヒータ909Aによる加熱によって、冷却水133の温度が上昇し得る。
第1制御部916Aは、ステップS17において、下限温度T1L以上かつ上限温度T1H以下であると判定した場合、第1ヒータ909Aをオフにして(ステップS18)、冷却水133の第1ヒータ909Aによる温度制御サブルーチンを終了し得る。
一方、第1制御部916Aは、ステップS17において、下限温度T1L以上かつ上限温度T1H以下でないと判定した場合、測定温度T1が下限温度T1L未満か否かを判定してもよい(ステップS19)。そして、第1制御部916Aは、ステップS19において、下限温度T1L未満であると判定した場合、第1ヒータ909Aの電流値を上げて(ステップS20)、ステップS17の処理を行ってもよい。このステップS20の制御によって、冷却水133の温度が下限温度T1L以上に上がり得る。
また、第1制御部916Aは、ステップS19において、下限温度T1L未満でないと判断した場合、測定温度T1が上限温度T1Hを超えていると見なして、第1ヒータ909Aの電流値を下げてもよい(ステップS21)。このステップS21の制御によって、冷却水133の温度が上限温度T1H未満に下がり得る。この後、第1制御部916Aは、ステップS17の処理を行ってもよい。
以上の処理によって、下限温度T1L以上、上限温度T1H以下の温度に調整された冷却水133が、金属含有部101に供給され得る。
この後、第1制御部916Aは、図7に示すように、ステップS1の処理の後、冷却水133の第1三方弁901Aによる温度制御サブルーチンを行ってもよい(ステップS2)。このステップS2の処理によって、第1ヒータ909Aを用いることなく、冷却水133の温度を調節し得る。そして、金属含有部101と、温度が調節された冷却水133との熱交換によって、金属含有部101の温度は、調節され得る。
具体的に、第1制御部916Aは、図10に示すように、第1ポンプ908Aを駆動して(ステップS31)、冷却水133の測定温度T1を測定してもよい(ステップS32)。そして、第1制御部916Aは、測定温度T1が下限温度T1L以上かつ上限温度T1H以下か否かを判定してもよい(ステップS33)。
第1制御部916Aは、ステップS33において、下限温度T1L以上かつ上限温度T1H以下であると判定した場合、PCW供給部111からの冷却水131の供給量および金属含有部101からの冷却水132の供給量を変化させず(ステップS34)、冷却水133の第1三方弁901Aによる温度制御サブルーチンを終了し得る。このステップS34の制御においては、冷却水133における冷却水131と冷却水132との混合割合が変化しないため、冷却水133の温度が、下限温度T1L以上かつ上限温度T1H以下に維持され得る。
一方、第1制御部916Aは、ステップS33において、下限温度T1L以上かつ上限温度T1H以下でないと判定した場合、測定温度T1が下限温度T1L未満か否かを判定してもよい(ステップS35)。そして、第1制御部916Aは、ステップS35において、下限温度T1L未満であると判定した場合、第1三方弁901Aを制御して、PCW供給部111からの冷却水131の供給量を減らすとともに、金属含有部101からの冷却水132の供給量を増やし(ステップS36)、ステップS33の処理を行ってもよい。このステップS36の制御においては、冷却水133における冷却水132の混合割合が増えて、当該冷却水132よりも温度が低い冷却水131の混合割合が減るため、冷却水133の温度が上がり得る。
また、第1制御部916Aは、ステップS35において、下限温度T1L未満でないと判定した場合、測定温度T1が上限温度T1Hを超えていると見なして、第1三方弁901Aを制御することによりPCW供給部111からの冷却水131の供給量を増やすとともに、金属含有部101からの冷却水132の供給量を減らし(ステップS37)、ステップS33の処理を行ってもよい。このステップS37の制御においては、冷却水133における冷却水132の混合割合が減って、冷却水131の混合割合が増えるため、冷却水133の温度が下がり得る。
以上の処理によって、下限温度T1L以上、上限温度T1H以下の温度に調整された冷却水133が、金属含有部101に供給され得る。
そして、第1制御部916Aは、図7に示すように、ステップS2の処理の後、冷却水133による金属含有部101の温度調節を停止するか否かを判定してもよい(ステップS3)。第1制御部916Aは、ステップS3において停止しないと判定した場合、ステップS2の処理を行い、停止すると判定した場合、処理を終了してもよい。
3.2.2.2 第2〜第5冷却水温度制御装置における温度調節処理
以下、第2冷却水温度制御装置920Aにおける温度調節処理について説明する。なお、第3,第4,第5冷却水温度制御装置960A,920B,960Bについては、第2冷却水温度制御装置920Aと同様の処理が行われるため、説明を省略あるいは簡略にする。
3.2.2.2.1 二次冷却水の注入処理
図11および図12は、二次冷却水の注入処理を示すフローチャートである。
まず、二次冷却水循環経路(第2タンク927A、配管L20、配管L21、二次側冷却部945A、配管L22、第1アルミニウム含有部102、配管L19で構成される二次冷却水の循環経路)の全体に二次冷却水が注入されていない状態において、第2制御部948Aは、図11に示すように、第2タイマ947Aをリセットし(ステップS41)、第2バルブ939Aを開いて、通常水供給部112から通常水を二次冷却水として第2タンク927Aへ注入してもよい(ステップS42)。次に、第2制御部948Aは、第2上限リミットスイッチ932Aからの信号に基づいて、第2フロート931Aが第2上限リミットスイッチ932Aに接触したか否か、すなわち二次冷却水120の液面が上限に到達したか否かを判定してもよい(ステップS43)。
第2制御部948Aは、ステップS43において上限に到達していないと判定した場合、ステップS43の処理を再度実施し、上限に到達したと判定した場合、第2バルブ939Aを閉じて、二次冷却水の注入を停止してもよい(ステップS44)。
なお、ステップS44の処理の終了時点では、第2タンク927A、配管L20、配管L21、二次側冷却部945Aに二次冷却水120が存在し得る。
この後、第2制御部948Aは、第2タイマ947Aによる計測時間M2の計測を開始し(ステップS45)、第2ポンプ941Aを駆動してもよい(ステップS46)。第2ポンプ941Aが駆動すると、第2タンク927Aに溜まっていた二次冷却水120が配管L22を介して第1アルミニウム含有部102に流入し得るとともに、第2タンク927Aにおける二次冷却水120の液面が下がり得る。
そして、第2制御部948Aは、二次冷却水が配管L19を介して第2タンク927Aに戻ったか否かを判定してもよい。具体的に、第2制御部948Aは、計測時間M2が予め設定された設定時間K2を経過していないか否かを判定してもよい(ステップS47)。設定時間K2は、二次冷却水が注入されていない状態の二次冷却水循環経路に二次冷却水を注入し始めてから、二次冷却水循環経路の全体に二次冷却水を注入し終えるまでの時間よりも、長い時間に設定されてもよい。
第2制御部948Aは、ステップS47において、設定時間K2を経過していないと判定した場合、第2フロート931Aが第2下限リミットスイッチ933Aに接触したか否か、すなわち二次冷却水120の液面が下限に到達したか否かを判定してもよい(ステップS48)。ここで、設定時間K2を経過する前に、二次冷却水120の液面が下限に到達した場合、第2制御部948Aは、二次冷却水循環経路の全体に二次冷却水が注入されていないと判定し得る。
そして、第2制御部948Aは、ステップS48において下限に到達していないと判定した場合、ステップS47の処理を再度実施してもよい。一方、第2制御部948Aは、ステップS48において下限に到達したと判定した場合、第2ポンプ941Aを停止してもよい(ステップS49)。第2ポンプ941Aが停止すると、二次冷却水の循環が停止するため、通常水供給部112から第2タンク927Aへ新しい二次冷却水を追加して溜めることが可能な状態になり得る。
この後、第2制御部948Aは、二次冷却水循環経路に二次冷却水を追加するために、ステップS42の処理を行ってもよい。
一方、第2制御部948Aは、ステップS47において、二次冷却水120の液面が下限に到達することなく、計測時間M2が設定時間K2を経過したと判定した場合、図12に示すように、第2ポンプ941Aを停止してもよい(ステップS50)。ここで、二次冷却水循環経路のうち第2タンク927A以外の全てを満たすこと可能な量の二次冷却水が通常水供給部112から供給され、二次冷却水が第2タンク927Aに戻った状態となってもよい。
そして、第2制御部948Aは、二次冷却水を通常水供給部112から第2タンク927Aへ注入し(ステップS51)、二次冷却水120の液面が上限に到達したか否かを判定してもよい(ステップS52)。第2制御部948Aは、ステップS52において上限に到達していないと判定した場合、ステップS52の処理を再度実施し、上限に到達したと判定した場合、二次冷却水の注入を停止してもよい(ステップS53)。
以上の処理によって、二次冷却水循環経路の全体に二次冷却水が注入され得る。
3.2.2.2.2 第2〜第5冷却水温度制御装置における温度調節処理
図13は、第2〜第5冷却水温度制御装置における温度調節処理を示すフローチャートである。図14は、二次冷却水のヒータによる温度制御サブルーチンを示すフローチャートである。図15は、温度調節処理中における第2〜第5冷却水温度制御装置の動作を概略的に示す。図16は、一次冷却水の三方弁による温度制御サブルーチンを示すフローチャートである。
第2冷却水温度制御装置920Aの第2制御部948Aは、図11および図12に示す処理の後、図13に示す、二次冷却水の第2ヒータ934Aによる温度制御サブルーチンを行ってもよい(ステップS61)。このステップS61の処理によって、二次冷却水循環経路を循環する二次冷却水の温度は、下限温度T2L(℃)以上、上限温度T2H(℃)以下に調節され得る。
ここで、上限温度T2Hおよび下限温度T2Lで規定される温度範囲は、二次冷却水の目標温度である25℃を中心値とした範囲である。例えば、上限温度T2Hは、25.1℃であってもよい。下限温度T2Lは、24.9℃であってもよい。
具体的に、第2制御部948Aは、図14に示すように、第2タイマ947Aにより計測時間M3の計測を開始してもよい(ステップS71)。第2制御部948Aは、図15に示すように、PCW供給部111から第2熱交換器943Aへ流入する一次冷却水135の供給量を最小にするように、第2三方弁921Aを制御してもよい(ステップS72)。このとき、第2制御部948Aは、第1流入部922Aから流出部923Aへの流路を閉じるとともに、第2流入部924Aから流出部923Aへの流路を全開にするための信号を、第2三方弁制御部925Aへ送信してもよい。これによって、二次冷却水の温度調節中に、当該二次冷却水が一次冷却水135により冷却されることが抑制され得る。
次に、第2制御部948Aは、第2ヒータ電源938Aをオンにして、第2ヒータ934Aによる加熱を開始してもよい(ステップS73)。これによって、第2タンク927Aに存在する二次冷却水の温度が上昇し得る。この後、第2制御部948Aは、計測時間M3が予め設定された設定時間K3を経過したか否かを判定してもよい(ステップS74)。設定時間K3は、第2タンク927A内の二次冷却水の温度が、下限温度T2L以上、上限温度T2H以下まで上昇し得る時間に設定されてもよい。
そして、第2制御部948Aは、ステップS74において設定時間K3を経過していないと判定した場合、ステップS74の処理を再度行い、設定時間K3を経過したと判定した場合、第2ポンプ941Aを駆動してもよい(ステップS75)。この第2ポンプ941Aの駆動によって、二次冷却水が二次冷却水循環経路を循環し得る。そして、二次冷却水が第2タンク927Aを通過するごとに、当該二次冷却水の温度が上昇し得る。
この後、第2制御部948Aは、第2温度センサ946Aからの信号に基づいて、二次冷却水の測定温度T2を測定し(ステップS76)、測定温度T2が下限温度T2L以上かつ上限温度T2H以下か否かを判定してもよい(ステップS77)。ここで、第1アルミニウム含有部102を冷却するときにおける当該第1アルミニウム含有部102と二次冷却水との熱交換や、第2ヒータ934Aによる加熱によって、二次冷却水の温度が上昇し得る。
第2制御部948Aは、ステップS77において、下限温度T2L以上かつ上限温度T2H以下であると判定した場合、第2ヒータ電源938Aをオフにして(ステップS78)、二次冷却水の第2ヒータ934Aによる温度制御サブルーチンを終了し得る。
一方、第2制御部948Aは、ステップS77において、下限温度T2L以上かつ上限温度T2H以下でないと判定した場合、測定温度T2が下限温度T2L未満か否かを判定してもよい(ステップS79)。そして、第2制御部948Aは、ステップS79において、下限温度T2L未満であると判定した場合、第2ヒータ934Aの電流値を上げることで二次冷却水の温度を上げ(ステップS80)、ステップS77の処理を行ってもよい。
また、第2制御部948Aは、ステップS79において、下限温度T2L未満でないと判定した場合、測定温度T2が上限温度T2Hを超えていると見なして、第2ヒータ934Aの電流値を下げることで二次冷却水の温度を下げ(ステップS81)、ステップS77の処理を行ってもよい。
以上の処理によって、下限温度T2L以上、上限温度T2H以下の温度に調整された二次冷却水が、第1アルミニウム含有部102に供給され得る。
この後、第2制御部948Aは、図13に示すように、ステップS61の処理の後、一次冷却水の第2三方弁921Aによる温度制御サブルーチンを行ってもよい(ステップS62)。このステップS62の処理によって、二次冷却水と、温度が調節された一次冷却水との間で熱交換を行い、二次冷却水の温度を調節し得る。そして、第1アルミニウム含有部102と、温度が調節された二次冷却水との熱交換によって、第1アルミニウム含有部102の温度は、調節され得る。
具体的に、第2制御部948Aは、図16に示すように、第2ポンプ941Aを駆動してもよい(ステップS91)。そして、第2制御部948Aは、二次冷却水の測定温度T2を測定して(ステップS92)、測定温度T2が下限温度T2L以上かつ上限温度T2H以下か否かを判定してもよい(ステップS93)。
第2制御部948Aは、ステップS93において、下限温度T2L以上かつ上限温度T2H以下であると判定した場合、第2熱交換器943Aに流入する一次冷却水135の量、および、配管L18を介して第2三方弁921Aに流入する一次冷却水136の量を変化させず(ステップS94)、一次冷却水の第2三方弁921Aによる温度制御サブルーチンを終了し得る。このステップS94においては、二次冷却水との熱交換に利用される一次冷却水135の量が変化しないため、二次冷却水の温度が、下限温度T2L以上かつ上限温度T2H以下に維持され得る。
一方、第2制御部948Aは、ステップS93において、下限温度T2L以上かつ上限温度T2H以下でないと判定した場合、測定温度T2が下限温度T2L未満か否かを判定してもよい(ステップS95)。そして、第2制御部948Aは、ステップS95において、下限温度T2L未満であると判定した場合、第2三方弁921Aを制御して、第2熱交換器943Aに流入する一次冷却水135の量を減らすとともに、第2三方弁921Aに流入する一次冷却水136の量を増やし(ステップS96)、ステップS93の処理を行ってもよい。このステップS96の制御によって、第2熱交換器943Aの二次冷却水に対する冷却能力が下がり得る。これによって、二次冷却水の温度が上がり得る。
また、第2制御部948Aは、ステップS95において、下限温度T2L未満でないと判定した場合、測定温度T2が上限温度T2Hを超えていると見なして、第2熱交換器943Aに流入する一次冷却水135の量を増やすとともに、第2三方弁921Aに流入する一次冷却水136の量を減らし(ステップS97)、ステップS93の処理を行ってもよい。このステップS97の制御によって、第2熱交換器943Aの二次冷却水に対する冷却能力が上がり得る。これによって、二次冷却水の温度が下がり得る。
以上の処理によって、下限温度T2L以上、上限温度T2H以下の温度に調整された二次冷却水が、第1アルミニウム含有部102に供給され得る。
そして、第2制御部948Aは、図13に示すように、ステップS62の処理の後、二次冷却水による第1アルミニウム含有部102の温度調節を停止するか否かを判断し(ステップS63)、停止しないと判断した場合、ステップS62の処理を行い、停止すると判断した場合、処理を終了してもよい。
なお、第3冷却水温度制御装置960Aは、通常水を二次冷却水として用いて上述の処理を行い、第1銅含有部103の温度を調節してもよい。
また、第4,第5冷却水温度制御装置920B,960Bは、超純水を二次冷却水として用いて上述の処理を行い、第2アルミニウム含有部105および第2銅含有部106の温度を調節してもよい。第4,第5冷却水温度制御装置920B、960Bは、図13に示すステップS61の処理の前に第4,第5泡発生部935B,975Bによる窒素ガスのバブリングを開始して、ステップS63の処理後に窒素ガスのバブリングを終了してもよい。窒素ガスのバブリングの開始タイミング、終了タイミングについては、温度調節処理中であれば、いずれのタイミングであってもよい。
以上のような構成により、第2冷却水温度制御装置920Aの第2制御部948Aは、第2ポンプ941Aの停止中に、第2上限リミットスイッチ932Aおよび第2下限リミットスイッチ933Aによる検出結果に基づいて、第2バルブ939Aを開くことにより第2タンク927Aに上限量の二次冷却水を注入してもよい。次に、第2制御部948Aは、第2バルブ939Aを閉じた状態で二次冷却水の循環を開始し、第2タンク927Aの二次冷却水が下限量に到達したと判定した場合、二次冷却水の循環を停止してもよい。そして、第2制御部948Aは、二次冷却水循環経路(第2タンク927A、配管L20,L21、二次側冷却部945A、配管L22、第1アルミニウム含有部102、配管L19で構成される二次冷却水の循環経路)全体に、二次冷却水が満たされるまで、上述の制御を繰り返し行ってもよい。
以上のような構成により、一般的なチラー等に比べて、容積が小さい第2タンク927Aを用いて、二次冷却水循環経に二次冷却水を満たすことが可能となり得る。このため、ダンクが小型化でき、装置全体がコンパクトに構成できてもよい。
また、第2制御部948Aは、第2ヒータ934Aで二次冷却水を加熱した後に、当該加熱した二次冷却水と一次冷却水との間で熱交換を行ってもよい。このとき、第2制御部948Aは、二次冷却水の温度を上げる場合には、一次冷却水135の量を減らすとともに、一次冷却水136の量を増やし、第2熱交換器943Aの冷却能力を下げてもよい。一方、二次冷却水の温度を下げる場合には、第2制御部948Aは、一次冷却水135の量を増やすとともに、一次冷却水136の量を減らし、第2熱交換器943Aの冷却能力を上げてもよい。
以上のような構成により、二次冷却水が所望の温度に到達するまでの時間を短縮し得る。さらに、一次冷却水135および一次冷却水136の量を調節することで、第2熱交換器943Aの冷却能力を微調節することが可能となり得る。したがって、第2熱交換器943Aを用いて二次冷却水の温度を微調節することが可能となってよい。よって、第1アルミニウム含有部102の温度が安定するまでの時間を短縮し得る。
また、第4冷却水温度制御装置920Bは、二次冷却水121に窒素を導入することで、当該二次冷却水121に溶存する酸素の量が低下し得る。したがって、二次冷却水循環経路(第4タンク927B、配管L50,L51、二次側冷却部945B、配管L52、第1アルミニウム含有部102、配管L49で構成される二次冷却水の循環経路)を構成する金属が酸化されて腐食することを抑制し得る。
第1冷却水温度制御装置900Aの第1制御部916Aは、第1温度センサ911Aでの計測結果に基づき第1三方弁901Aを制御して金属含有部101の温度を上げる場合には、冷却水131の量を減らすとともに、冷却水132の量を増やすことで、一次冷却水による冷却能力を下げてもよい。一方、金属含有部101の温度を下げる場合には、第1制御部916Aは、冷却水131の量を増やすとともに、冷却水132の量を減らすことで、冷却水133による冷却能力を上げてもよい。
以上のような構成により、冷却水131および冷却水132の量を調節することで、冷却水133による冷却能力を微調節することが可能となってよい。さらに、金属含有部101の冷却にチラーを用いる構成と比べて、第1冷却水温度制御装置900Aがコンパクトになり得る。
なお、第2,第3冷却水温度制御装置920A,960Aにおいて、二次冷却水として通常水の代わりに超純水を用いてもよい。
また、第1冷却水温度制御装置900Aに第1ヒータ909Aおよび第1ヒータ電源910Aを設けなくてもよい。
3.3 第2実施形態
3.3.1 構成
図17は、第2実施形態に係る第2冷却水温度制御装置の第2循環調節部の構成を概略的に示す。
第2実施形態の第2冷却水温度制御装置920Cを構成する第2循環調節部929Cと第1実施形態の第2循環調節部929Aとの相違点は、図17に示すように、第2循環調節部929Cが第2筒930A、第2フロート931A、第2上限リミットスイッチ932A、第2下限リミットスイッチ933A、第2ヒータ934A、第2制御部948Aを備えないことと、第2循環調節部929Cが第2ヒータ934C、第2制御部948C、水量検出部としての上限検出センサ949C、水量検出部としての下限検出センサ950Cを備えたこととであってもよい。
第2ヒータ934Cは、第2ヒータ電源938Aに接続されてもよい。
上限検出センサ949Cは、第2タンク927A内の中央よりも上側に設けられてもよい。下限検出センサ950Cは、第2タンク927A内の中央よりも下側に設けられてもよい。上限検出センサ949Cおよび下限検出センサ950Cは、それぞれ第2制御部948Cに接続されてもよい。上限検出センサ949Cおよび下限検出センサ950Cは、二次冷却水120が触れていることを検知して、当該検知した旨の信号(接触検知信号)を第2制御部948Cに送信してもよい。
第2制御部948Cは、接触検知信号を上限検出センサ949Cおよび下限検出センサ950Cの両方から受信した場合、二次冷却水120の液面が上限に到達したと判定してもよい。また、第2制御部948Cは、接触検知信号を下限検出センサ950Cのみから受信した場合、二次冷却水120の液面が上限と下限との間に位置していると判定してもよい。さらに、第2制御部948Cは、接触検知信号を上限検出センサ949Cおよび下限検出センサ950Cの両方から受信しない場合、二次冷却水120の液面が下限に到達したと判定してもよい。
そして、第2制御部948Cは、第1実施形態と同様の図11〜図14、図16に示すような処理を行ってもよい。
なお、第1実施形態の第2,第3,第4,第5循環調節部929A,969A,929B,969Bの代わりに、図17に示す構成を適用してもよい。
101…温度調節対象部としての金属含有部、102,105…温度調節対象部としての第1,第2アルミニウム含有部、103,106…温度調節対象部としての第1,第2銅含有部、111…冷却水供給部としてのPCW供給部、112…二次冷却水供給部としての通常水供給部、115…二次冷却水供給部としての超純水供給部、900A,920A,960A,920B,960B…第1,第2,第3,第4,第5冷却水温度制御装置、901A,921A,961A,921B,961B…第1,第2,第3,第4,第5三方弁、902A,922A,962A,922B,962B…第1流入部、903A,923A,963A,923B,963B…流出部、904A,924A,964A,924B,964B…第2流入部、908A,941A,981A,941B,981B…第1,第2,第3,第4,第5ポンプ、911A,946A,986A,946B,986B…第1,第2,第3,第4,第5温度計測部、920C…第2冷却水温度制御装置、927A,967A,927B,967B…第2,第3,第4,第5タンク、932A,972A,932B,972B…水量検出部としての第2,第3,第4,第5上限リミットスイッチ、933A,973A,933B,973B…水量検出部としての第2,第3,第4,第5下限リミットスイッチ、934A,974A,934B,974B…第2,第3,第4,第5ヒータ、934C…第2ヒータ、935B,975B…窒素導入部としての第4,第5泡発生部、939A,979A,939B,979B…第2,第3,第4,第5バルブ、943A,983A,943B,983B…第2,第3,第4,第5熱交換器、949C…水量検出部としての上限検出センサ、950C…水量検出部としての下限検出センサ、L1…第1送り用配管および送り用配管、L2,L3,L32,L33…送り用配管、L4…戻し用配管および第2戻し用配管、L5,L6,L35,L36…第2戻し用配管、L7,L8,L37,L38…注入用配管、L9,L16…第2送り用配管、L15…戻し側バイパス用配管、L17,L23,L47,L53…第1戻し用配管、L18,L24,L48,L54…送り側バイパス用配管、L19,L25,L49,L55…第3循環用配管、L20,L21,L26,L27,L50,L51,L56,L57…第1循環用配管、L22,L28,L52,L58…第2循環用配管。

Claims (5)

  1. 一次冷却水により温度が調節された二次冷却水を用いて温度調節対象部を冷却するための冷却水温度制御装置であって、
    一次冷却水と二次冷却水とを熱交換させるための熱交換器と、
    二次冷却水を溜めるためのタンクと、
    前記タンクと二次冷却水供給部とを接続するための注入用配管と、
    前記注入用配管を介して、前記二次冷却水供給部から前記タンクに注入する二次冷却水の流量を調節するためのバルブと、
    前記タンクに溜めた二次冷却水の量を検出するための水量検出部と、
    前記熱交換器における二次冷却水の入口と前記タンクとを接続するための第1循環用配管と、
    前記熱交換器における二次冷却水の出口と前記温度調節対象部における二次冷却水の入口とを接続するための第2循環用配管と、
    前記温度調節対象部における二次冷却水の出口と前記タンクとを接続するための第3循環用配管と、
    前記タンクに溜めた二次冷却水を、前記熱交換器と前記温度調節対象部と前記タンクとの間で循環させるためのポンプと、
    前記水量検出部からの検出結果に基づいて、前記バルブおよび前記ポンプを制御する制御部と、
    を備える冷却水温度制御装置。
  2. 一次冷却水により温度が調節された二次冷却水を用いて温度調節対象部を冷却するための冷却水温度制御装置であって、
    一次冷却水と二次冷却水とを熱交換させるための熱交換器と、
    二次冷却水を溜めるためのタンクと、
    前記熱交換器における二次冷却水の入口と前記タンクとを接続するための第1循環用配管と、
    前記熱交換器における二次冷却水の出口と前記温度調節対象部における二次冷却水の入口とを接続するための第2循環用配管と、
    前記温度調節対象部における二次冷却水の出口と前記タンクとを接続するための第3循環用配管と、
    前記タンクに溜めた二次冷却水を加熱するためのヒータと、
    前記第2循環用配管を流れる二次冷却水の温度を計測するための温度計測部と、
    第1流入部、第2流入部、および、流出部を有し、前記第1流入部および前記第2流入部から流入する冷却水量の混合比率を調整して前記流出部から流出させるよう構成された三方弁と、
    一次冷却水供給部の出口と前記熱交換器における一次冷却水の入口とを接続するための送り用配管と、
    前記熱交換器における一次冷却水の出口と前記三方弁の前記第1流入部とを接続するための第1戻し用配管と、
    前記三方弁の前記流出部と前記一次冷却水供給部の入口とを接続するための第2戻し用配管と、
    前記送り用配管と前記三方弁の前記第2流入部とを接続するための送り側バイパス用配管と、
    前記温度計測部からの検出結果に基づいて、前記ヒータおよび前記三方弁を制御する制御部と、
    を備える冷却水温度制御装置。
  3. 冷却水を用いて温度調節対象部を冷却するための冷却水温度制御装置であって、
    第1流入部、第2流入部、および、流出部を有し、前記第1流入部および前記第2流入部から流入する冷却水量の混合比率を調整して前記流出部から流出させるよう構成された三方弁と、
    冷却水供給部の出口と前記三方弁の前記第1流入部とを接続するための第1送り用配管と、
    前記三方弁の前記流出部と前記温度調節対象部の入口とを接続するための第2送り用配管と、
    前記温度調節対象部の出口と前記冷却水供給部の入口とを接続するための戻し用配管と、
    前記戻し用配管と前記三方弁の前記第2流入部とを接続するための戻し側バイパス用配管と、
    前記第2送り用配管に設けられ、前記冷却水を前記三方弁と前記温度調節対象部との間で循環させるためのポンプと、
    前記第2送り用配管を流れる冷却水の温度を計測するための温度計測部と、
    前記温度計測部からの検出結果に基づいて、前記三方弁および前記ポンプを制御する制御部と、
    を備える冷却水温度制御装置。
  4. 前記タンクに溜めた二次冷却水に窒素を導入するための窒素導入部をさらに備える、
    請求項1記載の冷却水温度制御装置。
  5. 前記タンクに溜めた二次冷却水に窒素を導入するための窒素導入部をさらに備える、
    請求項2記載の冷却水温度制御装置。
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