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JP2013018343A - 車載用電子制御装置及び半導体集積回路装置 - Google Patents

車載用電子制御装置及び半導体集積回路装置 Download PDF

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JP2013018343A JP2011152798A JP2011152798A JP2013018343A JP 2013018343 A JP2013018343 A JP 2013018343A JP 2011152798 A JP2011152798 A JP 2011152798A JP 2011152798 A JP2011152798 A JP 2011152798A JP 2013018343 A JP2013018343 A JP 2013018343A
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Abstract

【課題】車載負荷を駆動制御するマイコンの動作に支障をきたした場合でも、車載負荷を誤動作から回避して制御の信頼性を向上させる。
【解決手段】ECU1は、制御IC2とマイコン3から構成される。制御IC2は、電源回路部7、監視回路部8、駆動回路部9から構成される。マイコン3の動作はウォッチドッグモニタ回路12により監視され、異常があるとリセットし禁止信号を出力して禁止回路16a〜16cによりリレー5a、5b、モータ6を停止させる。マイコン3がリセットから復帰し正常にウォッチドッグ信号を出力すると禁止信号の出力は停止される。同様に、マイコン用電源回路10の電圧低下を電源モニタ回路13で検出してマイコン3のリセットおよび禁止信号の出力をする。これにより、マイコン3がリセット復帰後に異常動作をした場合でも車載負荷の誤動作を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載負荷を制御するマイコンを備えた車載用電子制御装置及び半導体集積回路装置に関する。
車載用電子制御装置としては、例えば特許文献1に見られるように、車載負荷としてのエンジンの制御用マイコンと、この制御用マイコンを監視する監視用マイコンとを備えるものが提案されている。ここでは、監視用マイコンが制御用マイコンの異常を検知した場合、制御用マイコンをリセットし、その動作を一時的に停止させる処理を行っている。
特開2003−214233号公報
ところで、上記のように制御用マイコンをリセットした後、制御用マイコンが復帰すると、制御用マイコンは車載負荷の駆動制御を開始する。この場合、リセット後の制御用マイコンの処理に異常がある場合には、監視用マイコンが制御用マイコンの異常を再度検知することで制御用マイコンがリセットされる。しかしながら、監視用マイコンによる制御用マイコンの処理の異常の再度の検知までの期間においては制御用マイコンによって車載負荷に対して異常な処理がなされるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車載負荷を駆動制御するマイコンの動作に支障をきたした場合でも、車載負荷に対する制御の信頼性を向上させることのできる車両用電子制御装置及び半導体集積回路装置を提供することにある。
請求項1の車両用電子制御装置によれば、半導体集積回路装置は、パルスモニタ回路により、車載負荷を制御するマイコンからパルス信号を受信しており、パルス信号に異常が生じている場合には、マイコンをリセットさせるとともに禁止回路により駆動回路の車載負荷の駆動を禁止させ、マイコンのリセット後に正常状態を判定すると禁止回路による車載負荷の駆動禁止を解除する。これにより、マイコンがリセット後に正常に動作することを確認した状態で駆動回路に車載負荷の駆動を許可するので、マイコンがリセット後も異常であった場合に車載負荷が意図しない動作をしてしまうことを確実に回避することができる。また、このように、マイコンに対してパルスモニタ回路や禁止回路あるいは駆動回路などを一体に形成した半導体集積回路装置により、上記の制御を実施することができるので、他の半導体集積回路装置との間の信号の伝達が不要であり、他の半導体集積回路装置との間のプリント基板パターンの断線や異物による他信号とのショートなどによる伝達異常や、外来ノイズによる伝達異常を防止でき、しかも、他の半導体集積回路装置との間の信号伝達を行わないことで伝達の遅延を極力低減し、マイコンの演算の異常を検出後即時(例えば数十ns)に負荷の駆動を停止することができる。この結果、マイコンによる車載負荷の駆動制御の信頼性の向上も図れる。加えて半導体集積回路装置内で負荷の駆動を禁止する信号と負荷を駆動する回路を接続することで半導体集積回路装置のピン数を削減することができ低コストを実現することができる。
請求項2の車両用電子制御装置によれば、上記発明において、パルスモニタ回路により、マイコンがリセット後に出力するパルス信号が複数個検出されたときに正常状態と判定するので、ノイズなどの影響がある場合でも繰り返し入力される正常なパルス信号を検出して確実に正常状態の判定をすることができる。
請求項3の車両用電子制御装置によれば、上記各発明において、半導体集積回路装置に電源モニタ回路を設け、この電源モニタ回路により、マイコンの電源電圧をモニタして出力電圧低下を検出すると前記マイコンをリセットさせるとともに禁止回路により車載負荷の駆動を禁止させ、電源回路の出力電圧が正常レベルに戻るとマイコンのリセットを解除させるとともに、マイコンがリセット後に正常状態を判定すると禁止回路による車載負荷の駆動の禁止を解除させるようにしたので、マイコンに給電する電源の電圧が低下した場合に、動作不能となる前にマイコンをリセットさせて且つ車載負荷の駆動を禁止することで確実に停止させることができる。これにより、電源電圧の低下が検出されると、マイコンが動作異常を起こしてパルスモニタ回路が動作するよりも早く車載負荷の駆動を停止させることができる。
請求項4の車両用電子制御装置によれば、請求項3の発明において、半導体集積回路装置の構成として電圧モニタ回路に給電する昇圧回路を備えたので、半導体集積回路装置に供給する電源が低下した際でも、昇圧回路が発生する高い電圧を得ることができるので、電源電圧が低下したか否かを判定するのに必要な電圧を確保して確実に判定動作を行うことができる。
請求項5の車両用電子制御装置によれば、請求項3または4の発明において、半導体集積回路装置に、駆動回路から車載負荷を駆動する駆動用電源の電圧を検出する電圧検出回路を設け、電圧低下を検出すると禁止回路に車載負荷への給電を禁止させるようにしたので、車載負荷への電源電圧が低下した場合に異常な駆動状態が発生するのを確実に回避することができる。また、半導体集積回路装置内部で実施できるので、電源電圧の低下を検出してから迅速に車載負荷の駆動を停止することができる。これにより、例えば、リレーのオン電圧の閾値付近の電圧をまたぐことで意図しないリレーのオンオフの繰り返しが発生してしまうなどの不具合を防止することができる。
請求項6の車両用電子制御装置によれば、請求項5の発明において、半導体集積回路装置に、電圧検出回路に給電する昇圧回路を備えたので、半導体集積回路装置に供給する電源が低下した際でも、昇圧回路が発生する高い電圧を得ることができるので、電源電圧が低下したか否かを電圧検出回路において判定するのに必要な電圧を確保して確実に判定動作を行うことができる。
請求項7の車両用電子制御装置によれば、請求項6の発明において、駆動回路に、車載負荷を駆動するためのNチャンネルMOSFETを用いる構成とし、NチャンネルMOSFETのゲートに昇圧回路の出力電圧を与えて駆動制御するように構成したので、NチャンネルMOSFETのゲート駆動をより高い電圧で駆動することでオン抵抗を低減した状態で使用することができ、電力損失を低減して効率良く車載負荷を駆動させることができる。また、電圧検出回路に給電する昇圧回路の電圧を兼用して用いるので、コストアップを招くこともない。
請求項8の車両用電子制御装置によれば、上記各発明において、駆動回路に、マイコンが出力する負荷駆動信号が、マイコンのリセット中においては車載負荷を停止状態とする論理となるように入力部に論理固定抵抗を備える構成としたので、マイコンの出力信号がリセット中にハイインピーダンス状態となる場合でも、半導体集積回路装置内で車載負荷の駆動を禁止する信号に加えて、論理固定抵抗によりプルアップあるいはプルダウンして車載負荷の停止状態を設定する論理の信号出力状態に保持することができ、二重で車載負荷が駆動することを防止することができるようになり、信頼性の向上を図ることができる。
請求項9の車両用電子制御装置によれば、請求項3ないし8の発明において、半導体集積回路装置に、マイコンに給電するマイコン用電源回路を設ける構成としたので、電源モニタ回路は、半導体集積回路装置内でマイコン用電源回路の出力電圧をモニタすることができ、外部の電源電圧をモニタする場合と異なり半導体集積回路装置のピン数を削減して低コスト化を図ることができ、さらに、異なる半導体集積回路装置間でプリント基板に配線をする必要もなくなるので、断線や異物などによる他信号とのショート不良の発生も防止することができる。
請求項10の車両用電子制御装置によれば、上記各発明において、駆動回路を、電源とグランドとの間に2個の駆動用トランジスタを直列に接続した構成とし、マイコンからの負荷駆動信号に応じて2個の駆動用トランジスタのいずれか一方のみがオン状態となるように駆動制御して車載負荷に給電および停止の制御をする構成としたので、2個の駆動用トランジスタが同時にオンして短絡状態となる不具合を防止でき、しかも、半導体集積回路装置内に設けていることで、マイコンの演算の異常及び電源の低下を検出後に迅速に車載負荷の駆動を停止することができる。
請求項11の車両用電子制御装置によれば、請求項10の発明において、駆動回路により、車載負荷としてモータを駆動する構成としているので、半導体集積回路装置に駆動回路を一体に設ける構成としていることで、マイクロ秒単位で制御が必要なモータの駆動を行う場合でも、マイコンの異常が検出された場合には迅速にモータの駆動停止を行わせることができる。
請求項12の半導体集積回路装置によれば、車載負荷を制御するための演算処理を行うマイコンから負荷駆動信号が与えられて前記車載負荷を駆動する駆動回路と、前記駆動回路に対して前記車載負荷の駆動を禁止する禁止回路と、前記マイコンが正常状態で出力するパルス信号をモニタし、異常が発生しているときには前記マイコンをリセットさせるとともに前記禁止回路により前記車載負荷の駆動を禁止し、前記マイコンのリセット後における正常状態を判定すると前記禁止回路による前記車載負荷の駆動の禁止を解除するパルスモニタ回路とを一体に備えた構成としたので、マイコンがリセット後に正常に動作することを確認した状態で駆動回路に車載負荷の駆動を許可するので、マイコンがリセット後も異常であった場合に車載負荷が意図しない動作をしてしまうことを確実に回避することができる。また、他の半導体集積回路装置との間の信号の伝達が不要であり、他の半導体集積回路装置との間のプリント基板パターンの断線や異物による他信号とのショートなどによる伝達異常や、外来ノイズによる伝達異常を防止でき、しかも、他の半導体集積回路装置との間の信号伝達を行わないことで伝達の遅延を極力低減し、マイコンの演算の異常を検出後即時(例えば数十ns)に負荷の駆動を停止することができる。この結果、マイコンによる車載負荷の駆動制御の信頼性の向上も図れる。加えて半導体集積回路装置内で負荷の駆動を禁止する信号と負荷を駆動する回路を接続することで半導体集積回路装置のピン数を削減することができ低コストを実現することができる。
本発明の一実施形態を示す全体の電気的構成図 車載負荷の駆動回路および禁止回路の電気的構成図 モータの駆動回路の電気的構成図 信号波形とマイコンの状態を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は全体の電気的構成の概略を示すもので、車載負荷を駆動するためのECU(electronic control unit)1の構成を示している。ECU1は、半導体集積回路装置である制御IC2とマイコン3から構成され、車載バッテリ4から給電され、車載負荷であるリレー5a、5bやモータ6などを駆動制御する。
制御IC2は、電源回路部7、監視回路部8および駆動回路部9から構成されている。電源回路部7には、マイコン用電源回路10および昇圧回路11が設けられている。車載バッテリ4から電源電圧VB(12V)が供給されると、マイコン用電源回路10は例えば5Vの定電圧VLを生成してマイコン3に給電する。昇圧回路11は、チャージポンプ回路などを用いて昇圧するもので、例えば30Vの高電圧VHを生成する。
監視回路部8は、ウォッチドッグモニタ回路12、電源モニタ回路13および電圧検出回路14から構成される。パルスモニタ回路としてのウォッチドッグモニタ回路12は、マイコン3から所定時間毎にパルス信号であるウォッチドッグ信号を受信し、マイコン3が異常を来してウォッチドッグ信号の出力が途切れるとリセット信号を与えてリセットさせる。また、ウォッチドッグモニタ回路12は、マイコン3をリセットすると同時に負荷の駆動を禁止する禁止信号の出力を開始する。ウォッチドッグモニタ回路12は、マイコン3がリセット状態から復帰してウォッチドッグ信号を所定個数入力してから禁止信号の出力を停止する。
電源モニタ回路13は、マイコン用電源回路10が出力する定電圧VLをモニタして所定レベル以下になるとマイコン3にリセット信号を出力するとともに禁止信号を出力する。電源モニタ回路13は、マイコン用電源回路10の出力する定電圧VLが所定レベルを超える状態になるとリセット信号の出力を停止する。また、電源モニタ回路13は、電源電圧が低下した場合でも検出動作が行えるように、昇圧回路11の高電圧VHが供給される構成である。
電圧検出回路14は、電源回路部7の電源電圧VBをモニタし、所定レベル以下になると禁止信号を出力する。ウォッチドッグモニタ回路12、電源モニタ回路13および電圧検出回路14から出力される禁止信号は、NOR回路15を介して駆動回路部9に出力される。
駆動回路部9は、車載負荷であるリレー5a、5b、およびモータ6に対応して禁止回路16a(16b、16c)および駆動回路17a(17b、17c)が設けられている。各禁止回路16a〜16cには、マイコン3から駆動信号が入力されるとともに、監視回路部8からの禁止信号が入力される。各禁止回路16a〜16cは、禁止信号が入力されている状態ではマイコン3からの駆動信号が駆動を示す信号であってもこれを無効化して車載負荷(リレー5a、5bおよびモータ6)の駆動を禁止する。
図2は駆動回路17aおよび禁止回路16aの部分を詳細に示したものである。リレー5aは、電源電圧VBが与えられるように設けられ、ローサイドに設けられるNチャンネルMOSFET(以下、単にMOSFETと記載する)18によりオンオフの駆動が行われる。マイコン3から出力される駆動信号は禁止回路16aとして設け有れるOR回路19およびNOT回路20を介してMOSFET18のゲートに与えられる。マイコン3の駆動信号はローレベルでオン信号となり、ハイインピーダンス状態でオフ信号となる。そして、ハイインピーダンス状態で電位が電源電圧VBにプルアップするように論理固定抵抗であるプルアップ抵抗21が接続されている。
OR回路19の他の入力端子には監視回路部8から禁止信号が入力される。NOT回路20の電源は昇圧回路11の高電圧VHが用いられており、MOSFET18のゲートに高電圧VHを与えて駆動する。これにより、NチャンネルのMOSFET18は、高電圧VHでゲート駆動されることで、より低いオン抵抗でオン動作させることができる。
図3は車載負荷であるモータ6を駆動する駆動回路17cの部分を詳細に示したものである。三相のモータ6は、三相のインバータ回路22により駆動される。インバータ回路22には、3つのアーム(1つのアームのみ図示する)のそれぞれに駆動用トランジスタとしての2個のNチャンネルMOSFET22a、22bを直列にして電源端子VBに接続した構成が設けられている。MOSFET22a、22bのそれぞれは、マイコン3からの駆動信号に基づいて、制御回路23から与えられるPWM信号により駆動される。2個のMOSFET22a、22bに対するPWM信号は、短絡防止回路24に入力され、ここで確実に同時にオンされないように調整され、それぞれバッファ回路25a、25bを介してMOSFET22a、22bのゲートに出力される。バッファ回路25aは、昇圧回路11の出力である高電圧VHが給電され、ハイサイドのMOSFET22aを電源電圧VBよりも高い電圧で駆動する。バッファ回路25bは、電源電圧VBから給電され、ローサイドのMOSFET22bを駆動する。短絡防止回路24は、遅延回路を含んだフリップフロップ回路を構成しており、バッファ回路25aあるいは25bのいずれかにハイレベルの駆動信号を与え、他方にローレベルの停止信号を与えている状態で、ハイレベルの駆動信号を与える状態からローレベルに変化すると、その出力が遅延回路を介して他方に遅延して伝達されるので、他方のハイレベルの駆動信号がそのタイミングで有効化される。
次に、上記構成の作用について図4も参照して説明する。
まず、マイコン3の動作状態に関わるリセット動作について図4(a)を参照して説明する。電源がECU1に供給されると、制御IC2の電源回路部7において、マイコン用電源回路10が所定の定電圧VLを生成してマイコン3に与える。これにより、マイコン3は、起動電源を与えられて起動し、所定の動作を開始するとともにウォッチドッグ信号を出力するようになる。ウォッチドッグモニタ回路12は、ウォッチドッグ信号が所定タイミングで入力されている期間中はマイコン3に対してリセット信号を出力することがない。
この状態では、マイコン3から車載負荷であるリレー5a、5bやモータ6に対する駆動信号が出力されると、駆動回路部9において禁止回路16a〜16c、駆動回路17a〜17cを介してリレー5a、5bあるいはモータ6が駆動制御される。このとき、禁止回路16a〜16cは監視回路部8から禁止信号が与えられない状態であるから、マイコン3から車載負荷への駆動信号が許容され、駆動回路17a〜17cにおいて駆動出力がリレー5a、5bあるいはモータ6に与えられる。
そして、マイコン3の動作に支障を来たしたりあるいは異常が発生したりしてウォッチドッグ信号が出力されなくなると、ウォッチドッグモニタ回路12は、マイコン3に対してリセット信号を出力するとともに駆動回路部9に対して禁止信号を出力する。ウォッチドッグモニタ回路12から出力されるリセット信号によりマイコン3はリセット状態となり、この後、一定時間後にリセット信号が停止されるとマイコン3は起動され初期化処理を開始する。
マイコン3は、初期化処理が終了すると、正常に動作する場合には所定の動作を開始するとともにウォッチドッグ信号を出力するようになる。これにより、ウォッチドッグモニタ回路12は、マイコン3から出力されるウォッチドッグ信号を所定個数例えば10個カウントすると、正常に動作しているとして禁止信号の出力を停止する。禁止信号が出力されている間は、駆動回路部9において禁止回路16a〜16cにより駆動回路17a〜17cの負荷駆動出力が禁止されている。そして、禁止信号が停止されると、再びマイコン3による車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)の駆動が可能な状態となる。
なお、上記のリセット時のマイコン3が初期化を終えたときに正常に立ち上がらなかった場合などは、車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)に異常な駆動信号を与えてしまう可能性がある。この場合でも、監視回路部8側から禁止信号が出力されているので、禁止回路16a〜16cは駆動回路17a〜17cによる車載負荷の駆動を禁止した状態が継続している。また、ウォッチドッグモニタ回路12は、リセット信号を停止した後、所定時間内にウォッチドッグ信号が入力されないと、再びマイコン3にリセット信号を出力してリセットさせ、駆動回路部9に対しては禁止信号の出力状態を継続している。そして、マイコン3が正常にリセットから復帰し、ウォッチドッグ信号が出力されるようになると禁止信号の出力が停止されることで車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)の誤動作を防止することができる。
次に、マイコン3の電源電圧が低下する場合について図4(b)を参照して説明する。マイコン3に供給する電源は、マイコン用電源回路10において生成されており、この出力電圧である定電圧VLは、電源モニタ回路13において監視されている。電源モニタ回路13は、動作電源である車載バッテリ4の電圧が低下した場合でも動作が確保できるように、昇圧回路11にて昇圧した高電圧VHが給電されている。
マイコン3への給電が正常に行われている状態では、電源モニタ回路13は、マイコン電源電圧が正常であるとしてマイコン3への給電状態を維持させ、車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)の駆動を許容する。また、マイコン用電源回路10によるマイコン電源電圧が所定レベルよりも低下すると、電源モニタ回路13は、これを検知してマイコン3にリセット信号を出力するとともに、禁止回路16a〜16cに対して禁止信号を出力する。この場合、マイコン3は、マイコン用電源回路10から与えられる電源電圧が低下すると、動作に支障を来すようになり、この後ウォッチドッグ信号の出力を停止するようになるが、電源モニタ回路13は、マイコン3が動作異常を起こす前にマイコン用電源電圧の低下をもってマイコン3によりリセットさせるものである。
これにより、マイコン3はリセット信号を受信している間はリセット状態となり、車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)も即時に駆動が禁止された状態となる。この状態では、ウォッチドッグモニタ回路12もマイコン3のリセット状態に応じて禁止信号を出力している。この後、マイコン用電源回路10によるマイコン用電源電圧が所定レベル以上となって復帰すると、電源モニタ回路13はリセット信号の出力を停止し、禁止信号の出力も停止するが、このときウォッチドッグモニタ回路12はまだ禁止信号を出力している状態である。マイコン3は、リセットが解除されると初期化を実行し、正常に立ち上がると所定の処理を実行するとともにウォッチドッグ信号を出力する。
この結果、ウォッチドッグモニタ回路12は、ウォッチドッグ信号を所定個数以上カウントすると禁止信号の出力を停止し、マイコン3による車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)の駆動を許容する状態に復帰する。これにより、マイコン3が初期化を終了して立ち上がったときに異常動作をしている場合には、ウォッチドッグ信号が正常に出力されないことから、禁止信号の出力が継続されるので、車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)が誤動作をすることを防止できる。
次に、車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)を駆動するための電源電圧VBを検出している電圧検出回路14の動作について説明する。電圧検出回路14は、車載バッテリ4から供給される電源電圧VBを監視しており、所定電圧よりも低下するとこれを検知して禁止信号を出力する。これにより、車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)は即時に駆動禁止の状態となり、低下した電源電圧VBによる不安定な動作状態や異常動作を起こすことを防止することができる。
また、電源電圧VBが回復した後は、マイコン3が正常に動作している状態であれば再び車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)の動作制御が行われ、マイコン3の電源電圧VLも低下していた場合には、リセット状態が解除されて正常に動作を開始し、ウォッチドッグ信号が所定個数以上カウントされるとマイコン3による車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)の制御か行われるようになる。
次に、車載負荷であるリレー5aの具体的な駆動動作について図2を参照して説明する。リレー5aは、電源電圧VBから給電されるように接続されており、その通断電の制御はMOSFET18により行われる。ここでは、マイコン3からリレー5aを駆動するためのローレベルの駆動信号が出力された場合で説明する。監視回路部8からは禁止信号が出力されていなければ、ローレベルの信号の出力状態となっている。これにより、OR回路19はローレベルの信号を出力し、インバータ回路20でハイレベルの信号に変換される。また、このインバータ回路20は昇圧回路11の高電圧VHを電源としているので、MOSFET18のゲートには高電圧VHに近い電圧が印加される。これにより、MOSFET18はオン状態となってリレー5aへの通電が行われる。この場合、MOSFET18は高電圧VHでゲートバイアスされるので、電源電圧VBのレベルでバイアスされる場合に比べるとオン抵抗が小さくなり、熱損失も低減される。
禁止回路部8からハイレベルの禁止信号が出力された場合には、マイコン3の駆動信号に関わらずOR回路19の出力がハイレベルに変化し、インバータ回路20はローレベルの信号を出力しMOSFET18をオフさせるようになり、リレー5aは即座に断電される。また、マイコン3から駆動信号が出力されなくなったり、マイコン3がリセット状態になったりした場合には、マイコン3の駆動信号の出力端子がハイインピーダンス状態となる。このとき、OR回路19の入力は、プルアップ抵抗21により定電圧VLのハイレベル状態に固定されるので、この場合もMOSFET18はオフされ、リレー5aへの通電は停止される。
次に、車載負荷であるモータ6を駆動する場合の動作について図3を参照して説明する。マイコン3から駆動信号が出力されると、禁止信号が出力されていない状態であれば、禁止回路16cを介して駆動回路17cに駆動信号が与えられる。駆動回路17cにおいては、制御回路23によりモータ6を駆動するためのPWM信号が生成され、インバータ回路22の各MOSFET22a、22bなどのゲートに与えられる。このとき、PWM信号は、短絡防止回路24およびバッファ回路25a、25bを介して印加される。短絡防止回路24においては、入力されるPWM信号が互いにオン時間が重複してMOSFET22a、22bのゲートに印加されないように調整される。
短絡防止回路24は、出力側の信号が、一方がハイレベルで他方がローレベルのときに、入力側のPWM信号がそれぞれ反転するように切り替わると、入力がローレベルからハイレベルに切り替わった他方側ではアンド入力が変化しても出力はそのままローレベルに保持されており、入力がハイレベルからローレベルに切り替わった一方側ではアンド入力がいずれもローレベルになることで出力がローレベルに切り替わる。これを受けて、他方側のアンド入力が遅延回路を介して一定時間遅延された後に共にハイレベルに切り替わることで出力がハイレベルに切り替わる。アンド回路の出力がハイレベルになると、バッファ回路25aにおいては、MOSFET22aをオンさせるようにゲートに昇圧回路11の高電圧VHが印加され、バッファ回路25bにおいては、MOSFET22bをオンさせるように電源電圧VBが印加されるようになる。
これにより、例えばMOSFET22aがオン状態にあるときは、ゲートに与えられる駆動信号がオフ信号となって確実にオフ状態に移行した後に、MOSFET22bがオンされ、その反対の場合にはMOSFET22bが確実にオフ状態に移行した後にMOSFET22aがオンされる。モータ6には、インバータ回路22から三相通電され回転子が所定の状態で回転するように制御される。
また、監視回路部8から禁止信号が出力されると、禁止回路16cにより駆動回路17cの駆動を禁止するようになるので、モータ6は回転駆動が停止するように制御される。禁止信号が停止すると、再びマイコン3からの駆動信号に基づいて回転駆動制御されるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
第1に、制御IC2にウォッチドッグモニタ回路12を設け、マイコン3の動作状態をウォッチドッグ信号で監視することに加えて、異常を検出したときには禁止回路16a〜16cに禁止信号を出力するように構成し、マイコン3がリセット状態から正常に動作した状態となってウォッチドッグ信号を出力したことを判定した時点で禁止信号の出力を停止させるようにしたので、マイコン3がリセット状態が解除されて異常な負荷駆動の信号を出力する場合でも車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)の駆動を停止状態に保持できるので、車載負荷の駆動制御の信頼性の向上を図ることができる。
第2に、マイコン3のリセット後の初期化で正常に立ち上がったことを複数個(例えば10個)のウォッチドッグ信号を受信したら正常であると判断して禁止信号を解除するようにしたので、確実にマイコン3の正常状態を判定して車載負荷の駆動制御を再開させることができる。
第3に、マイコン3に給電するマイコン用電源回路10から出力される定電圧VLを電源モニタ回路13によりモニタする構成とし、マイコン3への定電圧VLが所定レベル以下になったことを検出すると、マイコン3をリセットすると共に、禁止信号を出力して車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)の駆動を禁止するので、マイコン3への給電電圧が低下して動作不能となる前にマイコン3をリセットさせ、さらに車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)の駆動を禁止することで誤動作を防止できる。
第4に、制御IC2の電源回路部7に昇圧回路11を設け、電源モニタ回路13に給電する構成としたので、制御IC2への給電で電圧が低下した際でも、昇圧回路13により電圧低下の検出のための基準電圧が維持できるので、電源電圧が低下したか否かを判定するのに必要な電圧を確保して確実に判定動作を行うことができる。
第5に、制御IC2の監視回路部8に電圧検出回路14を設け、車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)を駆動するための電源電圧の低下を検出すると禁止回路16a〜16cに禁止信号を出力するようにしたので、車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)への電源電圧が低下した場合に異常な駆動状態が発生するのを防止できる。また、制御IC2内部で実施できるので、電源電圧の低下を検出してから迅速に車載負荷(リレー5a、5b、モータ6)の駆動を停止することができる。
第6に、昇圧回路11の出力である高電圧VHを電圧検出回路14の電源として用いるので、車載バッテリ4の電圧が低下している場合でも電圧検出回路14の検出動作に支障をきたさないようにすることができる。
第7に、駆動回路17aに、車載負荷であるリレー5aに通電するためのNチャンネルMOSFET18を用いる構成とし、NチャンネルMOSFET18のゲートに昇圧回路11の高電圧VHを与えて駆動制御するように構成したので、NチャンネルMOSFET18のゲート駆動をより高い電圧で駆動することでオン抵抗を低減した状態で使用することができ、電力損失を低減して効率良く車載負荷を駆動させることができる。また、電圧検出回路14に給電する昇圧回路11を兼用して用いるので、コストアップを招くこともない。
第8に、駆動回路17aに、マイコン3が出力する負荷駆動信号が、マイコンのリセット中においては車載負荷であるリレー5aを停止状態とする論理となるように入力部にプルアップ抵抗21を設ける構成としたので、マイコン3の出力信号がリセット中にハイインピーダンス状態となる場合でも、制御IC2内で確実にリレー5aをオフ状態とすることができる。
第9に、制御IC2にマイコン3に給電するマイコン用電源回路10を設ける構成としているので、電源モニタ回路13は、制御IC2内でマイコン用電源回路10の出力電圧をモニタすることができ、外部の電源電圧をモニタする場合と異なり制御IC2のピン数を削減して低コスト化を図ることができ、さらに、他のICと接続するためにプリント基板に配線パターンを設ける必要がないので、断線や異物などによる他信号とのショート不良の発生も防止することができる。
第10に、駆動回路17cを電源とグランドとの間に2個のNチャンネルMOSFET22a、22bを直列に接続した構成とし、マイコン3からの負荷駆動信号に応じて2個の駆動用トランジスタのいずれか一方のみがオン状態となるように短絡防止回路24を設ける構成としたので、2個のMOSFET22a、22bが同時にオンして短絡状態となる不具合を防止でき、しかも、制御IC2内に設けていることで、マイコン3の演算の異常及び電源の低下を検出後に迅速にモータ6の駆動を停止することができる。
第11に、駆動回路17cによりモータ6を駆動する構成とし、制御IC2に駆動回路17cを一体に設ける構成としていることで、マイクロ秒単位で制御が必要なモータの駆動を行う場合でも、マイコン3の異常が検出された場合には迅速にモータ6の駆動停止を行わせることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、上述した一実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
マイコン3のリセット後の正常状態の判定は、ウォッチドッグ信号のカウント以外に、正常状態で動作するプログラムで所定の信号を受信することで判定するようにしても良いし、あるいは、マイコン3がリセット後に行う通信のプロトコルあるいは受信信号のチェックパターンをチェックすることで判定するようにしても良い。
ウォッチドッグモニタ回路12によるモニタ動作で、マイコン3のリセット後に受信するウォッチドッグ信号の個数は、10個を正常判定の基準としたが、安定した状態が確認できるのであれば個数は複数個であればいくつでも可能である。
論理固定抵抗をプルアップ抵抗21で示したが、論理が反対あるいは異なるものであればプルダウン抵抗を用いることもできる。
車載負荷は、リレー5a、5bやモータ6以外にも種々のものが適用可能である。
車載負荷としてのモータ6の駆動回路で、インバータ回路22にNチャンネルMOSFET22a、22bを用いる構成としたが、バイポーラトランジスタあるいはIGBTなどを用いる構成とすることもできる。
図面中、2は制御IC(半導体集積回路装置)、3はマイコン、4は車載バッテリ、5a、5bはリレー(車載負荷)、6はモータ(車載負荷)、10はマイコン用電源回路、11は昇圧回路、12はウォッチドッグモニタ回路(パルスモニタ回路)、13は電源モニタ回路、14は電圧検出回路、16a〜16cは禁止回路、17a〜17cは駆動回路、18はNチャンネルMOSFET、19はOR回路(禁止回路)、21はプルアップ抵抗(論理固定抵抗)、22はインバータ回路、22a、22bはNチャンネルMOSFET、24は短絡防止回路である。

Claims (12)

  1. 車載負荷を制御するための演算処理を行うマイコンと、
    前記マイコンから負荷駆動信号が与えられて前記車載負荷を駆動する駆動回路、前記駆動回路に対して前記車載負荷の駆動を禁止する禁止回路、前記マイコンが正常状態で出力するパルス信号をモニタし、異常が発生しているときには前記マイコンをリセットさせるとともに前記禁止回路により前記車載負荷の駆動を禁止し、前記マイコンのリセット後における正常状態を判定すると前記禁止回路による前記車載負荷の駆動の禁止を解除するパルスモニタ回路を一体に備えた半導体集積回路装置と
    を備えることを特徴とする車両用電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用電子制御装置において、
    前記パルスモニタ回路は、前記マイコンがリセット後に出力する前記パルス信号が複数個検出されたときに正常状態となったことを判定する事を特徴とする車両用電子制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用電子制御装置において、
    前記半導体集積回路装置は、
    前記マイコンの電源電圧をモニタして出力電圧低下を検出すると前記マイコンをリセット状態に保持させるとともに前記禁止回路により前記車載負荷の駆動を禁止し、前記電源回路の出力電圧が正常レベルに戻ると前記リセット回路による前記マイコンのリセット状態を解除させるとともに前記マイコンのリセット後における正常状態を判定すると前記禁止回路による前記車載負荷の駆動の禁止を解除する電源モニタ回路とを備えたことを特徴とする車両用電子制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両用電子制御装置において、
    前記半導体集積回路装置は、
    前記電源モニタ回路に給電する昇圧回路を備えたことを特徴とする車両用電子制御装置。
  5. 請求項3または4に記載の車両用電子制御装置において、
    前記半導体集積回路装置は、前記駆動回路から前記車載負荷を駆動する駆動用電源の電圧を検出し、電圧低下を検出すると前記禁止回路に前記車載負荷への給電を禁止させる電圧検出回路を備えたことを特徴とする車両用電子制御装置。
  6. 請求項5に記載の車両用電子制御装置において、
    前記半導体集積回路装置は、
    前記電圧検出回路に給電する昇圧回路を備えたことを特徴とする車両用電子制御装置。
  7. 請求項6に記載の車両用電子制御装置において、
    前記駆動回路は、前記車載負荷を駆動するためのNチャンネルMOSFETを用いる構成とされ、前記NチャンネルMOSFETのゲートに前記昇圧回路の出力電圧を与えて駆動制御するように構成されていることを特徴とする車両用電子制御装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の車両用電子制御装置において、
    前記駆動回路は、前記マイコンが出力する負荷駆動信号が、前記マイコンのリセット中においては前記車載負荷を停止状態とする論理となるように入力部に論理固定抵抗を備えていることを特徴とする車両用電子制御装置。
  9. 請求項3ないし8のいずれかに記載の車両用電子制御装置において、
    前記半導体集積回路装置は、前記マイコンに給電するマイコン用電源回路を備えていることを特徴とする車両用電子制御装置。
  10. 請求項3ないし9のいずれかに記載の車両用電子制御装置において、
    前記駆動回路は、電源とグランドとの間に2個の駆動用トランジスタを直列に接続した構成とされ、前記マイコンからの負荷駆動信号に応じて前記2個の駆動用トランジスタのいずれか一方のみがオン状態となるように駆動制御して前記車載負荷に給電および停止の制御をすることを特徴とする車両用電子制御装置。
  11. 請求項10に記載の車両用電子制御装置において、
    前記駆動回路は、前記車載負荷としてモータを駆動することを特徴とする車両用電子制御装置。
  12. 車載負荷を制御するための演算処理を行うマイコンから負荷駆動信号が与えられて前記車載負荷を駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路に対して前記車載負荷の駆動を禁止する禁止回路と、
    前記マイコンが正常状態で出力するパルス信号をモニタし、異常が発生しているときには前記マイコンをリセットさせるとともに前記禁止回路により前記車載負荷の駆動を禁止し、前記マイコンのリセット後における正常状態を判定すると前記禁止回路による前記車載負荷の駆動の禁止を解除するパルスモニタ回路と
    を一体に備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
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