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JP2011188408A - 画像表示システム、画像入力装置および画像入力装置の制御方法 - Google Patents

画像表示システム、画像入力装置および画像入力装置の制御方法 Download PDF

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JP2011188408A JP2010054112A JP2010054112A JP2011188408A JP 2011188408 A JP2011188408 A JP 2011188408A JP 2010054112 A JP2010054112 A JP 2010054112A JP 2010054112 A JP2010054112 A JP 2010054112A JP 2011188408 A JP2011188408 A JP 2011188408A
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Abstract

【課題】使用者が望まない映像が表示されることを防止する。
【解決手段】プロジェクター10と書画カメラ50はUSBケーブル90を介して接続されている。書画カメラ50におけるアームは、使用者により動かされることで、撮影状態と非撮影状態との間で切り替えられる。アームがいずれの状態にあるかは、アーム開閉検出部75により検出され、非撮影状態と判定されたとき、制御部70により、回路制御部77を動作させて書画カメラ50とプロジェクター10との間を切断する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像入力装置と画像表示装置とを備える画像表示システムと、画像入力装置とに関する。
近年、プロジェクターと書画カメラを用いて、書画カメラで撮影した画像をプロジェクターで投影するということが、プレゼンテーション等で有効活用されている。プロジェクターや書画カメラは可搬性が必要であり、従来、書画カメラは、特許文献1等に示すように、アーム部が折り畳み可能となっている。
特開2004−104341号公報
しかしながら、上記従来の書画カメラは、アーム部を折りたたんだ状態で、USBケーブルを用いてプロジェクターとの接続を行うと、折りたたんだ状態で撮影された、使用者が望まない映像がスクリーンに投写される問題が発生した。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、使用者が望まない映像が表示されることを防止することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
〔適用例1〕画像入力装置と画像表示装置とを接続し、前記画像入力装置で得られた画像を前記画像表示装置で表示する画像表示システムにおいて、前記画像入力装置は、被写体を撮影する撮像部と、前記撮像部を保持するとともに、前記被写体の撮影を行い得る撮影状態と前記被写体の撮影を行わない非撮影状態とを選択的に取り得る可動保持部と、前記可動保持部が前記撮影状態と前記非撮影状態とのいずれにあるかを検出する状態検出部とを備え、前記状態検出部により前記可動保持部が前記非撮影状態にあると判定されたときに、前記画像入力装置と前記画像表示装置との間でデータのやり取りを行う伝送路を論理的に切断し、前記状態検出部により前記可動保持部が前記撮影状態にあると判定されたときに、前記伝送路を論理的に接続する制御部を備えることを特徴とする画像表示システム。
本適用例の画像表示システムでは、作業者は、画像入力装置において可動保持部を動かすことで、被写体を撮影可能な撮影状態と被写体を撮影しない非撮影状態との間で切り替えることができる。そして、可動保持部がいずれの状態にあるかは、状態検出部により検出され、非撮影状態と判定されたときに、制御部により、画像入力装置と前記画像表示装置との間が、論理的に切断された切断状態となる。このために、可動保持部が非撮影状態にあるときに、撮像部が無意味な画像信号を出力したとしても、画像が画像表示装置に送信されることがないことから、使用者が望まない画像が表示されることを防止することができる。
〔適用例2〕上記適用例に記載の画像表示システムであって、前記画像入力装置と前記画像表示装置との間は、USBケーブルを介して接続され、前記画像入力装置は、前記制御部を備え、前記制御部は、前記USBケーブルのデータ線に接続されたプルアップ抵抗を切断することにより前記切断状態を実現し、前記プルアップ抵抗を接続することにより前記接続状態を実現する回路制御部を備える。
さらに、画像入力装置と画像表示装置との間をUSBケーブルで接続することにより、セットアップが容易で利便性の高い画像表示システムを提供することが可能となる。その上、USBケーブルのデータ線に接続されたプルアップ抵抗の接続/切断を行うだけで接続状態/切断状態を切り替えることができることから、構成が簡単である。また、データ線についての制御であることから、画像表示装置に対して画像入力装置との間が接続、切断のいずれの状態にあるかを確実に判別させることができ、制御性が高い。
〔適用例3〕上記適用例に記載の画像表示システムであって、前記制御部は、前記可動保持部が前記非撮影状態から前記撮影状態へ切り替わるタイミングであると判定され、前記接続状態に切り替えられた後に、USB規格を準用して前記画像表示装置との通信を確立するUSB通信確立部を備える。
また、画像入力装置と画像表示装置との間が接続状態に切り替えられた後、通信が直ちに確立されることから、作業性に優れている。
〔適用例4〕上記適用例に記載の画像表示システムであって、前記USB通信確立部は、前記画像表示装置がスタンバイ状態にあるか否かを判定するスタンバイ状態判定部と、前記スタンバイ状態判定部によりスタンバイ状態が判定されたときに、前記画像表示装置をスタンバイ状態からオン状態に切り替える起動部とを備える。
このように、画像表示装置がスタンバイ状態にあるか否かを判定するスタンバイ状態判定部を設け、画像入力装置と画像表示装置との間が接続状態に切り替えられた後、画像表示装置がスタンバイ状態にある場合にオン状態に自動的に切り替えられるようにすれば、より作業性に優れた画像表示システムを提供することができる。
〔適用例5〕上記適用例に記載の画像表示システムであって、前記画像入力装置は、書画カメラであり、画像表示装置は、プロジェクターである。
このような画像表示システムでは、原稿や標本等の資料を書画カメラで簡単に撮影することができ、その撮影された画像をプロジェクターで投写することができるので、学校の授業やプレゼンテーションをより魅力的なものにすることができる。
〔適用例6〕本適用例の画像入力装置は、画像を入力し、画像表示装置に対して前記画像を表示させる画像入力装置に適用することができる。そのような画像入力装置は、被写体を撮影する撮像部と、前記撮像部を保持するとともに、前記被写体の撮影を行い得る撮影状態と前記被写体の撮影を行わない非撮影状態とを選択的に取り得る可動保持部と、前記可動保持部が前記撮影状態と前記非撮影状態とのいずれにあるかを検出する状態検出部と、前記状態検出部により前記可動保持部が前記非撮影状態にあると判定されたときに、前記画像表示装置との間を、データのやり取りを行う伝送路が論理的に切断された切断状態とし、前記状態検出部により前記可動保持部が前記撮影状態にあると判定されたときに、前記画像表示装置との間を、前記伝送路が論理的に接続された接続状態とする制御部とを備えることを特徴とする。
本適用例に記載の画像入力装置は、上述の画像表示システムと同様に、可動保持部が非撮影状態にあるときに、撮像部が無意味な画像信号を出力したとしても、画像が画像表示装置に送信されることがないことから、使用者が望まない画像が表示されることを防止することができるという効果を奏する。
〔適用例7〕本適用例の画像入力装置の制御方法は、画像を入力し、画像表示装置に対して前記画像を表示させる画像入力装置の制御方法であって、被写体を撮影する撮像部を提供し、前記撮像部を保持するとともに、前記被写体の撮影を行い得る撮影状態と前記被写体の撮影を行わない非撮影状態とを選択的に取り得る可動保持部を提供し、前記可動保持部が前記撮影状態と前記非撮影状態とのいずれにあるかを判定し、前記可動保持部が前記非撮影状態にあると判定されたときに、前記画像入力装置と前記画像表示装置との間でデータのやり取りを行う伝送路が論理的に切断された切断状態とし、前記可動保持部が前記撮影状態にあると判定されたときに、前記伝送路が論理的に接続された接続状態とする、ことを特徴とする。
本適用例に記載の制御方法を適用した画像入力装置は、上述の画像表示システムと同様に、可動保持部が非撮影状態にあるときに、撮像部が無意味な画像信号を出力したとしても、画像が画像表示装置に送信されることがないことから、使用者が望まない画像が表示されることを防止することができるという効果を奏する。
〔適用例8〕さらに、本適用例の制御方法は、USBケーブルを用いた画像表示装置との接続手段を提供する工程を含んでいてもよい。このような制御方法を適用した画像入力装置と、画像表示装置とを用いることにより、上述の画像表示システムと同等の効果を得ることができる。
他の適用例の画像表示装置として、上述の画像表示システムの構成要素を画像入力装置に加えた構成としてもよい。
また、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、前記画像入力装置または前記画像表示装置の各部を実現するための方法、前記各部を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータープログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
本発明の一実施例としてのプロジェクターシステム100の概略構成を示す説明図である。 書画カメラ50の撮影状態の斜視図である。 書画カメラ50の非撮影状態の斜視図である。 プロジェクター10と書画カメラ50の内部構成を示す説明図である。 回路制御部77の構成を示す説明図である。 接続/切断切替処理を示すフローチャートである。 プロジェクター10および書画カメラ50の各制御部20、70で実行される接続時処理を示すフローチャートである。 プロジェクター10の投写部34の内部構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ実施例に基づいて説明する。
1.ハードウェアの構成:
図1は、本発明の一実施例としてのプロジェクターシステムの概略構成を示す説明図である。図示するように、プロジェクターシステム100は、プロジェクター10と、プロジェクター10に接続される書画カメラ50とを備える。プロジェクター10と書画カメラ50との間は、USBケーブル90を介して接続されている。書画カメラ50で撮影した画像を、プロジェクター10を用いてスクリーンSCに表示(投写)する。ここで、画像とは、静止画、動画(すなわち映像)のいずれであってもよい。本実施例では、書画カメラ50は映像を取得する。
図2は、書画カメラ50の斜視図である。図示するように、書画カメラ50は、基台52と、載置面54と、アーム56と、カメラヘッド58と、操作パネル60等を備える。載置面54は、基台52上に設けられ、文字や絵が描かれた紙(原稿等)や、立体的な物等の被写体Tが載置される。
アーム56は、カメラヘッド58を保持する。アーム56は、下部アーム56aと上部アーム56bとを備える。下部アーム56aと上部アーム56bとは、軸方向(図中K方向)に伸縮自在に構成されている。下部アーム56aは、基台の4隅の一つに配置されたアーム取付部62に、回転軸62aを回転中心として、図中L方向に回動可能に取り付けられている。
上部アーム56bの先端にカメラヘッド58が連結されている。詳細には、カメラヘッド58は、上部アーム56bの軸回り(図中M方向)に回動可能に上部アーム56bに連結されている。カメラヘッド58は、レンズ、LED、およびCCDなどの光電変換素子等を備えて構成される。使用者は、上述した、K方向、L方向、M方向の移動位置を調整することにより、カメラヘッド58を、載置面54に載置された被写体Tの撮影に適した方向に向けることができる。この被写体Tの撮影を行い得る状態、すなわち図2の状態がアーム56を展開した状態である。
操作パネル60は、複数のボタン(ボタン型のスイッチ)を備え、使用者による書画カメラ50に対する操作指令を入力する。
本実施例の書画カメラ50は、上述したように、K方向、L方向、M方向の移動位置を調整することができることから、図2の撮影状態から図3の状態へアーム56およびカメラヘッド58を折り畳むことができる。すなわち、図2において、カメラヘッド58を、図中M方向奥側へ回転させる。そして、上部アーム56bを下部アーム56aへ(図中K方向下側)へ押し込むことで、アーム56全体の長さを短くする。続いて、アーム56を図中L方向下側へ倒す。この結果、図3に示すように、書画カメラ50は、アーム56およびカメラヘッド58を折り畳むことができる。この折り畳んだ状態を以下「非撮影状態」と呼ぶ。非撮影状態では、アーム56およびカメラヘッド58が倒されていることから、書画カメラ50の背丈は短くなる。
上記構成の書画カメラ50によれば、図2に示した撮影状態で、載置面54に載置された被写体Tを撮影し、その撮影により得られた画像を示す画像信号をプロジェクター10に出力する。使用者は、書画カメラ50の使用を終えると、アーム56およびカメラヘッド58を図3の非撮影状態に折り畳み、収納する。
図4は、プロジェクター10と書画カメラ50の内部構成を示す説明図である。図示するように、プロジェクター10は、制御部20、記憶部22、操作部24、USBインターフェイス部(USBI/F部)26、入力インターフェイス部(入力I/F部)28、入力ソース切替部30、画像処理部32、および投写部34を備える。バス36で、制御部20と、投写部34を除く各部22〜32との間を接続する。
制御部20は、CPU、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、記憶部22に記憶されているコンピュータープログラムに従って作動し、各部22〜32を制御する。記憶部22は、画像データや各種のコンピュータープログラムを記憶する。各種のコンピュータープログラムとしては、周知のUSBモジュール、USBビデオクラスドライバー、画像表示プログラム、および後述する接続処理用のプログラム等が記憶されている。
操作部24は、プロジェクター10に使用者からの操作指令を入力するためのもので、操作パネル(図示せず)、リモコン受光部(図示せず)等を含む。なお、操作パネルとリモコンには、プロジェクター10で表示する画像の入力ソースを切り換えるための入力ソース切替用ボタン(図示せず)を備える。
USBインターフェイス部26は、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)の規格に則って外部機器と制御データや画像データ等をやり取りするためのものである。本実施例では、書画カメラ50は、このUSBインターフェイス部26とUSBケーブル90を介して接続されている。
入力インターフェイス部28は、USB以外の外部機器と制御データおよび画像データをやり取りするためのインターフェイスであり、ここでは、RGBインターフェイス、ビデオインターフェイス、S−ビデオインターフェイス等を含む。この入力インターフェイス部28を用いれば、書画カメラ50以外の画像入力装置、例えば、ビデオテープレコーダー(VTR)やDVDプレーヤー等との接続が可能となる。
入力ソース切替部30は、USBインターフェイス部26と、入力インターフェイス部28に備えられる各インターフェイスとの中から1つのインターフェイスを選択することで、プロジェクター10で表示する画像の入力ソースを切り替える。
画像処理部32は、入力ソース切替部30により選択されたインタフェースから入力される画像データもしくは映像データに基づいて画像表示用の表示用画像データを生成する。投写部34は、図8に示すように、光源342、光変調素子344(344R,344G,344B)、投写レンズ346、照明光学系341、色分離光学系343、リレー光学系345および、合成光学系347等を備えて構成される。なお、本実施例のプロジェクタ10は、光変調素子344として透過型液晶パネルを採用する。光源342から射出された白色光は、照明光学系341、色分離光学系343、リレー光学系345を経て、赤光、緑光および青光に分離され、それぞれ、画像処理部32によって生成される表示用画像データに基づいて光変調素子344により光変調された後、合成光学系347に入射する。光変調素子344によって変調された各色の画像光は、合成光学系347によって合成され、投写レンズ346から投写される。合成光学系347は、ダイクロイックプリズム等によって構成することができる。
書画カメラ50は、制御部70、記憶部72、操作部74、アーム開閉検出部75、USBインターフェイス部(USBI/F部)76、回路制御部77、照明部78、照明制御部80、撮像部82、画像処理部84、および解像度変換部86を備える。バス88で、制御部70と、照明部78および撮像部82を除く各部72〜76、80、84、86との間を接続する。
制御部70は、CPUなどにより構成され、記憶部72に記憶されているコンピュータープログラムに従って作動し、書画カメラ50に備えられる各部70〜86を制御する。記憶部72は、画像データや各種のコンピュータープログラムを記憶する。各種のコンピュータープログラムとしては、周知のUSBモジュール、USBクラスドライバー、後述する接続/切断切替用のプログラム等が記憶されている。操作部74は、書画カメラ50に使用者からの操作指令を入力するためのもので、書画カメラ50に設けられている操作パネル60(図1)を含む。
本発明の状態検出部に相当するアーム開閉検出部75は、アーム取付部62に内蔵されたスイッチであり、下部アーム56aが、撮影状態の位置と非撮影状態の位置とのいずれにあるかを検出する。その検出には、押圧ボタン等の機械式のものであってもよいし、磁気センサー等の非接触式のものであってもよい。すなわち、アーム開閉検出部75は、下部アーム56aが、撮影状態時の位置と非撮影状態時の位置とのいずれにあるかを検出することができれば、どのようなタイプのセンサーを用いてもよい。
さらに、アーム開閉検出部75は、下部アーム56aの状態を検出する構成に換えて、上部アーム56bが下部アーム56aに対して最も挿入された状態、すなわち、アーム56全体の長さが最小となった状態を検出する構成とすることもできる。この構成では、アーム56が非撮影状態にあることを、上部アーム56bが下部アーム56aに対して最も挿入された状態から検出している。要は、アーム開閉検出部75は、アーム56が撮影状態と非撮影状態とのいずれにあるかを検出することができる構成であれば、どのような構成とすることもできる。
図4に戻って、USBインターフェイス部76は、USBの規格に則って外部機器と制御データや画像データ等をやり取りするためのものである。本実施例では、このUSBインターフェイス部76は、プロジェクター10のUSBインターフェイス部26とUSBケーブル90を介して接続されている。回路制御部77は、USBケーブル90により書画カメラ50とプロジェクター10とを物理的に接続した状態のままで、書画カメラ50とプロジェクター10との間のデータラインの論理的な接続を制御する。
照明部78は、被写体Tに光を照射するLEDなどの光源である。照明制御部80は、照明部78のオン/オフなどを制御する。撮像部82は、CCDなどの光電変換素子や、AE(自動露出)/AF(自動フォーカス)制御を行う駆動部等を備える。撮像部82はカメラヘッド58(図1)に内蔵される。画像処理部84は、撮像部82により得られた画像を示す画像信号に対してホワイトバランスなどの画像処理を施す。解像度変換部86は、撮像部82により得られた画像の解像度をプロジェクター10が要求した解像度へ変換する。このプロジェクター10の要求は、USBI/F部76を介してプロジェクター10から送られてくる。
なお、書画カメラ50は、USBケーブル90を介してプロジェクター10側から電源の供給を受けるように構成されている。この電源の供給は、USBケーブル90の電源供給ラインを介して行なわれる。
以上のように構成されたプロジェクター10および書画カメラ50は、次のように動作して、被写体T(図1)の画像の表示を行う。すなわち、書画カメラ50側では、制御部70は、USBI/F部76を介してプロジェクター10と接続されたことを確認すると、照明制御部80、画像処理部84、および解像度変換部86を制御することで、載置面54(図1)に載置された被写体Tの撮像を行い、その撮像により得られた画像信号(画像データ)を記憶部72に一旦記憶する。その後、制御部70は、USBI/F部76を介して、記憶部72に記憶された画像信号をプロジェクター10側に送信する。
プロジェクター10側では、制御部20は、USBI/F部26を介して、書画カメラ50から送られてくる画像信号を受信し、画像処理部32を制御することで、その受信した画像信号に基づいて表示用画像データを生成する。この結果、投写部34により、前記表示用画像データに基づいて光変調した投写光が投写される。この結果、スクリーンSC(図1)に被写体Tの画像が表示される。さらに、本実施例では、書画カメラ50は、回路制御部77を作動させてプロジェクター10との間のデータラインの論理的な接続を制御する。
図5は、回路制御部77の構成を示す説明図である。図示するように、回路制御部77は、USBケーブル90のデータラインD+に接続されたプルアップ抵抗77aと、スイッチ素子77bと、スイッチ素子77bを介してプルアップ抵抗77aに所定の電圧を印加する電源ライン77cと、所定の制御信号をスイッチ素子77bに入力しスイッチ素子77bのオン、オフを制御する信号ライン77dとを備えている。
信号ライン77dにオン信号が入力され、スイッチ素子77bがオン状態となったとき、プルアップ抵抗77aへ電圧が印加され(プルアップ抵抗77aが接続され)、データラインD+に電圧が供給される。これにより、データラインD+がUSB規格で設定されたハイレベルとなり、書画カメラ50とプロジェクター10との間は、データラインが論理的に接続された接続状態となる。以下、この接続状態を「データライン接続状態」と呼ぶ。
一方、信号ライン77dにオフ信号が入力され、スイッチ素子77bがオフ状態となったときには、プルアップ抵抗77aへの電圧の供給がストップされることにより(プルアップ抵抗77aが切断されることにより)、データラインD+、D−双方の電圧がローレベルとなる。これにより、書画カメラ50とプロジェクター10との間は、データラインが論理的に切断された切断状態となる。以下、この切断状態を「データライン切断状態」と呼ぶ。
上記スイッチ素子77bのオン、オフを制御するための信号ライン77dは、書画カメラ50の制御部70と接続されており、制御部70によりスイッチ素子77bはオン、オフ制御される。すなわち、制御部70により、書画カメラ50とプロジェクター10との間が、データライン接続状態とデータライン切断状態との間で切り替えられる。この接続/切断切替処理について、次に詳細に説明する。
2.ソフトウェアの構成:
図6は、接続/切断切替処理を示すフローチャートである。この接続/切断切替処理は、書画カメラ50の制御部70で実行されるもので、所定時間毎に繰り返し実行される。
処理が開始されると、制御部70は、アーム開閉検出部75からの検出信号を取り込み(ステップS1010)、その検出信号に基づいて、アーム56が撮影状態と非撮影状態とのいずれにあるかを判定する(ステップS1020)。アーム56が非撮影状態にあると判定されたときには、制御部70は、非撮影状態の検出が最初であるか否かを検出することにより、アームが非撮影状態へ切り替わったタイミングであるか否かを判定する(ステップS1030)。アーム56が撮影状態から非撮影状態へ切り替えられたとき、あるいは、アーム56が非撮影状態でUSBケーブル90が接続されたときには、制御部70は、回路制御部77を制御して、USBケーブル90のデータラインD+に接続されたプルアップ抵抗77aを電源ライン77cから切り離すことにより、書画カメラ50とプロジェクター10との間をデータライン切断状態とする(切断処理:ステップS1040)。ステップS1040の実行後、「リターン」に抜けて、この接続/切断切替処理を一旦終了する。一方、ステップS1030で、アーム56が非撮影状態へ切り替わったタイミングでないと判定されたときにも、「リターン」に抜けて、この接続/切断切替処理を一旦終了する。
一方、ステップS1020で、アーム56が撮影状態にあると判定されたときには、制御部70は、撮影状態の検出が最初であるか否かを検出することにより、アームが撮影状態へ切り替わったタイミングであるか否かを判定する(ステップS1045)。アーム56が非撮影状態から撮影状態へ切り替えられたとき、あるいは、アーム56が撮影状態でUSBケーブル90が接続されたときには、ステップS1045で、アーム56が撮影状態へ切り替わったタイミングであると判定され、制御部70は、(i)回路制御部77を制御して、USBケーブル90のデータラインD+に接続されたプルアップ抵抗77aを電源ライン77cと接続することにより、書画カメラ50とプロジェクター10との間をデータライン接続状態とし、(ii)その後、後述する接続時処理を実行する(接続処理:ステップS1050)。ステップS1050の実行後、「リターン」に抜けて、この接続/切断切替処理を一旦終了する。
なお、ステップS1030でアーム56が非撮影状態へ切り替わったタイミングで無いと判定された場合と、ステップS1045でアーム56が撮影状態へ切り替わったタイミングでないと判定された場合は、それぞれ「リターン」に抜けて、この接続/切断切替処理を一旦終了する。
図7は、プロジェクター10および書画カメラ50の各制御部20、70で実行される接続時処理を示すフローチャートである。図中、右側がプロジェクター10の制御部20についての接続時処理であり、左側が書画カメラ50の制御部70についての接続時処理である。各接続時処理は、プロジェクター10と書画カメラ50との間のデータラインが論理的に接続されたときに実行開始される。すなわち、書画カメラ50においては、接続/切断切替処理(図6)のステップS1050において接続処理にて実行される。
処理が開始されると、各制御部(以下、「プロジェクター制御部20」、「書画カメラ制御部70」とも呼ぶ)20、70は、最初に、プロジェクター10と書画カメラ50との間のUSBによる接続を検出する処理を行う(ステップS110、S210)。この処理は、USBケーブル90を用いて、プロジェクター10のUSBインターフェイス部26と書画カメラ50のUSBインターフェイス部76との間が接続されることを検出する。なお、各制御部20、70は、接続の検出がなされない場合には、接続検出がなされるのを待つ。
各制御部20、70は、USB接続の検出がなされると、次いで、コンフィグレーションの設定を行う(ステップS120、S220)。詳細には、プロジェクター制御部20は、書画カメラ50へディスクリプターを要求し、書画カメラ制御部70は、その要求に応えてディスクリプターをプロジェクター10に返答する。プロジェクター制御部20は、書画カメラ50から送られてくるディスクリプターを取得する。
ディスクリプターには、書画カメラ50がUSB規格に準じた装置として動作することを示すコンフィグレーションディスクリプターが含まれる。コンフィグレーションディスクリプターには、書画カメラ50の機能でプロジェクター10が制御できる機能一覧や、サポートしているフレームの解像度や、サポートしているフレームのフォーマット(MJPEG/YUV)などが含まれる。
ステップS120、S220のコンフィグレーション設定は、実際は、USB接続検出後に実行開始されるエニュメレーションの過程で行われるものである。すなわち、実際は、USBの規格に準じたエニュメレーションの処理が行われるが、図示のフローチャートでは主要な構成であるコンフィグレーション設定だけを記載している。
プロジェクター制御部20は、コンフィグレーション設定できると、USBビデオクラスドライバーをロードする(ステップS130)。詳細には、ディスクリプターに含まれているデバイスクラス情報からUSBビデオデバイスクラスであることを検知して、USBビデオクラスドライバーをロードする。このロードされたUSBビデオクラスドライバーを必要に応じて用いながら以下の処理は実行される。
ステップS130の実行後、プロジェクター制御部20は、プロジェクター10がスタンバイ状態にあるか否かを判定し(ステップS140)、スタンバイ状態にあるときは、プロジェクター10の電源をオン状態とする(ステップS150)。ステップS150の実行後、ステップS180に処理を進める。ステップS140で、スタンバイ状態でない、すなわち電源オン状態にあると判定されたときには、ステップS180に処理を進める。
ステップS180では、プロジェクター制御部20は、書画カメラ50の制御パラメーターを取得する処理を行う。この処理は、書画カメラ50に対して各種の制御パラメーターを要求し、その要求に応えて書画カメラ50から送られてくる各種の制御パラメーターを取得する。制御パラメーターは、例えば、プロジェクター10から制御できる書画カメラ50の機能(ズーム、コントラスト調整、ブライトネス調整など)の設定範囲値(Min/Max)や、上記機能の現在の設定値等である。これら制御パラメーターは、プロジェクター10側の図示しない処理により必要に応じて利用される。
書画カメラ制御部70は、プロジェクター制御部20から制御パラメーターの要求を受けると、その要求に応えて制御パラメーターをプロジェクター10に送信する(ステップS230)。
プロジェクター制御部20は、ステップS180の実行後、ストリームネゴシエーションの処理を行う(ステップS190)。ここでいうストリームネゴシエーションとは、ステップS120で取得したコンフィグレーションディスクリプターに基づいてプロジェクター10の設定を行う処理である。書画カメラ制御部70は、プロジェクター制御部20とやりとりを行いつつ、同様にストリームネゴシエーションの処理を行う(ステップS240)。ステップS190およびS240の処理は、詳細には、フレーム解像度、フレームフォーマット、インターバル、バンド幅などストリーム(画像データ)を送出するための条件を確定する。
書画カメラ制御部70は、ステップS240の実行後、ステップS240で確定した条件でストリームの送信を行う(ステップS250)。プロジェクター制御部20は、ステップS190の実行後、書画カメラ50に対してストリームの送信を要求し、ステップS250で送信されたストリームを受信し、そのストリームに対して画像処理部32による画像処理を施すことにより表示用画像データを生成し、その表示用画像データの投写を実行させる(ステップS192)。プロジェクター制御部20は、その後、この接続時処理を終了する。書画カメラ制御部70は、ステップS250の実行後、接続時処理を終了する。
本実施例において、カメラヘッド58(狭義には、カメラヘッド58に備えられる光電変換素子)、アーム56、アーム開閉検出部75が、本発明の構成要素である「撮像部」、「可動保持部」、「状態検出部」にそれぞれ相当する。また、制御部70、回路制御部77、および制御部70により実行される接続/切断切替処理が、本願発明の構成要素である「制御部」に相当する。
3.作用、効果:
以上のように構成された本実施例のプロジェクターシステム100では、作業者は、書画カメラ50においてアーム56を動かすことで、アーム56を撮影状態と非撮影状態との間で切り替えることができる。そして、アーム56がいずれの状態にあるかは、アーム開閉検出部75により検出され、非撮影状態と判定されたとき、制御部70により、回路制御部77が作動し書画カメラ50とプロジェクター10との間のデータラインが論理的に切断状態となる。このために、アーム56が畳まれて非撮影状態にあるときに、書画カメラ50から出力される画像信号がプロジェクター10に送信されることがないことから、使用者が望まない画像が表示されることを防止することができる。また、アーム56を折りたたんだ状態で、書画カメラ50とプロジェクター10との間がUSBケーブル90で接続された状態が継続されていても、無駄な電力が消費されることもない。
また、本実施例のプロジェクターシステム100では、書画カメラ50とプロジェクター10との間のデータラインが論理的に接続された後に、USBインターフェイスによる通信が直ちに確立され、さらに、プロジェクター10がスタンバイ状態にあるときには、プロジェクター10の電源をオン状態に自動的に切り替える。したがって、作業性に優れている。
4.変形例:
なお、この発明は上記の実施例やその変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施例では、書画カメラ50のアーム56は、アーム取付部62との連結部分で回動可能とし、その長さが伸縮可能な構成とすることで折り畳み可能としていたが、必ずしもこの構成に限る必要はなく、アームを被写体の撮影を行い得る撮影状態から畳むことができる構成であればどのような構成とすることもできる。例えば、アームを、基台への取付部と長手方向の中央部との2箇所でそれぞれ回動可能な、いわゆる2関節アームの構成とすることもできる。
(2)上記実施例では、回路制御部77は書画カメラ50側に設けられていたが、これに換えて、プロジェクター10側に設ける構成としてもよい。すなわち、アーム開閉検出部の検出結果をプロジェクター10側に送信して、プロジェクター10側でその送信結果に基づいて、書画カメラ50とプロジェクター10との間を接続/切断する構成としてもよい。
(3)上記実施例では、回路制御部77は、USBケーブルのデータラインに接続されたプルアップ抵抗を接続/切断することにより、書画カメラ50とプロジェクター10との間を接続/切断する構成であったが、これに換えて、データライン上にアナログスイッチを設けて電気的に接続・切断する等の他の手法により書画カメラ50とプロジェクター10との間を接続/切断する構成としてもよい。
(4)上記実施例では、画像入力装置として書画カメラ50を用いていたが、これに替えて、撮像部を備える他の画像入力装置、例えば、ウェブカメラ、デジタルスチールカメラ、ビデオカメラ等を用いる構成としてもよい。
(5)上記実施例では、画像表示装置として、外部のスクリーンSCに画像を投影するプロジェクター10を用いていたが、これに替えて、スクリーンと、スクリーンの背面側に画像を投影するプロジェクターとを備えるプロジェクションテレビを用いる構成としてもよい。さらには、プロジェクターに限るものではなく、ディスプレイ装置等の種々の画像表示装置に換えることもできる。
(6)上記実施例では、画像入力装置としての書画カメラ50と画像表示装置としてのプロジェクター10との間がUSBケーブル90により接続されていたが、これに換えて、LANケーブル等の他のケーブルによる接続としてもよい。また、ワイヤレスUSB等により画像入力装置と画像表示装置との間が無線を介して接続された構成とすることもできる。
(7)上記実施例では、プロジェクターで実行される接続時処理において、プロジェクター10がスタンバイ状態にあるときに、プロジェクター10の電源をオン状態に自動的に切り替える構成としたが、さらに、プロジェクターのカレントソース(現在の入力ソース)が書画カメラか否かを確認して、書画カメラ以外の場合に入力ソースを書画カメラへ切り替える構成を付加してもよい。この構成によれば、カレントソースがビデオテープレコーダーやDVDプレーヤー等の書画カメラ以外のものである場合に、自動的に書画カメラに切り替えることができ、作業性により優れている。
(8)また、上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
10…プロジェクター
20…制御部
22…記憶部
24…操作部
26…USBインターフェイス部
28…入力インターフェイス部
30…入力ソース切替部
32…画像処理部
34…投写部
50…書画カメラ
52…基台
54…載置面
56…アーム
56a…下部アーム
56b…上部アーム
58…カメラヘッド
60…操作パネル
70…制御部
72…記憶部
74…操作部
75…アーム開閉検出部
76…USBインターフェイス部
77…回路制御部
77a…プルアップ抵抗
77b…スイッチ素子
77c…電源ライン
77d…信号ライン
78…照明部
80…照明制御部
82…撮像部
84…画像処理部
86…解像度変換部
100…プロジェクターシステム
341…照明光学系
342…光源
343…色分離光学系
344R…赤光用光変調素子
344G…緑光用光変調素子
344B…青光用光変調素子
345…リレー光学系
346…投写レンズ
347…合成光学系
T…被写体
SC…スクリーン。

Claims (8)

  1. 画像入力装置と画像表示装置とを接続し、前記画像入力装置で得られた画像を前記画像表示装置で表示する画像表示システムにおいて、
    前記画像入力装置は、
    被写体を撮影する撮像部と、
    前記撮像部を保持するとともに、前記被写体の撮影を行い得る撮影状態と前記被写体の撮影を行わない非撮影状態とを選択的に取り得る可動保持部と、
    前記可動保持部が前記撮影状態と前記非撮影状態とのいずれにあるかを検出する状態検出部と、
    を備え、
    前記状態検出部により前記可動保持部が前記非撮影状態にあると判定されたときに、前記画像入力装置と前記画像表示装置との間でデータのやり取りを行う伝送路を論理的に切断し、前記状態検出部により前記可動保持部が前記撮影状態にあると判定されたときに、前記伝送路を論理的に接続する制御部
    を備えることを特徴とする画像表示システム。
  2. 請求項1に記載の画像表示システムであって、
    前記画像入力装置と前記画像表示装置との間は、USBケーブルを介して接続され、
    前記画像入力装置は、前記制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記USBケーブルのデータ線に接続されたプルアップ抵抗を切断することにより前記切断状態を実現し、前記プルアップ抵抗を接続することにより前記接続状態を実現する回路制御部を備える、画像表示システム。
  3. 請求項1または2に記載の画像表示システムであって、
    前記制御部は、
    前記可動保持部が前記非撮影状態から前記撮影状態へ切り替わるタイミングであると判定され、前記接続状態に切り替えられた後に、USB規格を準用して前記画像表示装置との通信を確立するUSB通信確立部を備える、画像表示システム。
  4. 請求項3に記載の画像表示システムであって、
    前記USB通信確立部は、
    前記画像表示装置がスタンバイ状態にあるか否かを判定するスタンバイ状態判定部と、
    前記スタンバイ状態判定部によりスタンバイ状態が判定されたときに、前記画像表示装置をスタンバイ状態からオン状態に切り替える起動部と
    を備える、画像表示システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像表示システムであって、
    前記画像入力装置は、書画カメラであり、
    画像表示装置は、プロジェクターである、画像表示システム。
  6. 画像を入力し、画像表示装置に対して前記画像を表示させる画像入力装置において、
    被写体を撮影する撮像部と、
    前記撮像部を保持するとともに、前記被写体の撮影を行い得る撮影状態と前記被写体の撮影を行わない非撮影状態とを選択的に取り得る可動保持部と、
    前記可動保持部が前記撮影状態と前記非撮影状態とのいずれにあるかを検出する状態検出部と、
    前記状態検出部により前記可動保持部が前記非撮影状態にあると判定されたときに、前記画像表示装置との間でデータのやり取りを行う伝送路が論理的に切断された切断状態とし、前記状態検出部により前記可動保持部が前記撮影状態にあると判定されたときに、前記画像表示装置との間を、前記伝送路が論理的に接続された接続状態とする制御部と
    を備えることを特徴とする画像入力装置。
  7. 画像を入力し、画像表示装置に対して前記画像を表示させる画像入力装置の制御方法であって、
    被写体を撮影する撮像部を提供し、
    前記撮像部を保持するとともに、前記被写体の撮影を行い得る撮影状態と前記被写体の撮影を行わない非撮影状態とを選択的に取り得る可動保持部を提供し、
    前記可動保持部が前記撮影状態と前記非撮影状態とのいずれにあるかを判定し、
    前記可動保持部が前記非撮影状態にあると判定されたときに、前記画像入力装置と前記画像表示装置との間でデータのやり取りを行う伝送路が論理的に切断された切断状態とし、前記可動保持部が前記撮影状態にあると判定されたときに、前記伝送路が論理的に接続された接続状態とする、
    制御方法。
  8. 請求項7に記載の制御方法であって、
    前記画像入力装置と前記画像表示装置との間をUSBケーブルで接続する接続手段を提供し、
    前記非撮影状態にあると判定されたとき、前記USBケーブルのデータ線に接続されたプルアップ抵抗を切断することにより前記切断状態を実現し、
    前記撮影状態にあると判定されたとき、前記プルアップ抵抗を接続することにより前記接続状態を実現する、
    制御方法。
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