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JP2011088620A - 収納ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】リッドの側面がボックス本体の側壁から大きくはみ出すことなく、見栄えをよくし、部品点数を少なくする。
【解決手段】リッド3に設けられたリッド側回動中心部35a、35bは、リッド3の回動中心を構成するとともに、リッドの側面31dとの距離が、リッドの下面31eとの距離よりも大きい部分に位置する。ボックス本体に設けられた本体側回動中心部25は、リッド側回動中心部よりも左右方向の中央側に設けられている。本体側回動中心部とリッド側回動中心部との間には、リンク部材41が配設されて、該本体側回動中心部と該リッド側回動中心部とにそれぞれ回動自在に支持されている。リッド3の右側が開状態である場合には、左側のリッド側回動中心部35bを中心としてリッド3が回動するとともに、リッド3の左側の側面31dがボックス本体の上面に当接してリッド側回動中心部35bを上昇させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、リッドを開閉可能とする収納ボックスに関する。
車両のセンターコンソールには、リッドが開閉する収納ボックスが備えられている。収納ボックスには、リッドを左右の片側からのみ開閉可能な片開き収納ボックスと、リッドを左右両側から開閉可能とする両開き収納ボックスとがある。
両開き収納ボックスとしては、従来、特許文献1の図2、図9に示されているように、ボックス本体の前側及び後側に起立壁(1A、1B)を設け、起立壁(1A、1B)の左右両側に形成した軸孔(3)に進退可能に左側及び右側のヒンジピン(26,27)を嵌合している。例えば、左側のピンジピン(26,27)を軸孔(3)に嵌合させ、右側のヒンジピン(26,27)を軸孔(3)から抜くと、左側のヒンジピンを中心に蓋(L)が回動して、蓋(L)の右側が開く。
特許文献2の図1、図4に開示された車両用コンパートメントでは、閉状態の収納コンパートメントカバー(2)の端面が、保管コンパートメント(11)の前後に設けられているコンソール(12)の端面に対向しており、収納コンパートメントカバー(2)の端面に設けた回転軸(21,22)を、コンソール(12)の端面に形成した嵌合部に進退可能に嵌合している。
特許文献3の図2、図6に開示されたセンターコンソールボックスでは、開口形成体(1)とリッド本体(2)との間に、その前部と後部に、リンク体(3)を介設している。前側及び後側のリンク体(3)は、左右両側の端部で、リッド本体(2)に着脱可能に連結されており、中央部で、開口形成体(1)に着脱可能に連結されている。特許文献3の図6においてリッドの左側をあけるときには、左側の操作体(23)を操作して、後側のリンク体(3)の左側端部のリッド本体(2)との嵌合を解除するとともに、前側のリンク体(3)の中央のラッチ受け(12)を開放する。
特許文献4の図5のコンソールボックスでは、リッドベース(42)とリッド本体(32)とからリッド(30)を構成し、リッドベース(42)に対してリッド本体(32)を前後方向にスライド可能としている。リッドベース(42)とボックス本体(12)との間に、2本の支持アーム(56,58)からなる四節リンクを備えている。
前記特許文献1〜4の収納ボックスは、いずれも左右両開きタイプであるが、左右の一方を開閉する開閉機構を取り去り、左右の他方を開閉する開閉機構を残せば、片開き収納ボックスとなる。
特開平9−317310号公報 特表2006−507169号公報 特開2007−245838号公報 特開2009−126183号公報
しかしながら、上記従来の収納ボックスにおいては、片開きと両開きの双方の課題として、以下のものがある。
特許文献1では、開いたリッドが、運転席や助手席に干渉しないように、リッドをボックス本体の側壁から大きくはみ出さないようにする必要がある。このため、リッドのヒンジピン(26、27)を回転軸としてリッドの上部に配置するとともに、回転軸を枢支する軸孔(3)もボックス本体よりも上方に配置する必要がある。このため、リッドの上方に設けられているクッション部に回転軸を配置するための凹部を設ける必要があり、クッション部の全域の厚みを均一にすることができない。
また、特許文献1では、リッドの側面の輪郭とボックス本体の上面との間の隙間を小さくするため、リッドの側面の輪郭と回転軸とを平行にしなければならない。リッドの側面の輪郭と回転軸とを平行にしない場合には、リッドの側面の輪郭とボックス本体の上面との間の隙間を大きくする必要があり、特にリッドを閉じたときにボックス本体との間の隙間が見えて、見栄えが損なわれる。このため、リッドの側面の輪郭のデザインの自由度が制限されてしまう。
また、特許文献2では、特許文献1のような起立壁がないが、収納コンパートメントカバー(2)の端面に保管コンパートメント(11)との嵌合機構を設けている。このため、収納コンパートメントカバー(2)の端面の厚みが大きくなり、また意匠性の制約も大きい。さらに、例えば、収納コンパートメントカバー(2)に、前後方向にスライドするトレイなどを設けようとする場合には、収納コンパートメントカバー(2)の端面に設けた嵌合機構が障害となり、設計上の困難性がある。
特許文献4では、リッド本体(32)を前後方向にスライド可能とする構成であるが、部品点数が多く、コストアップは避けられない。
次に、上記従来の収納ボックスにおいては、両開きの課題としては、以下のものがある。
特許文献1では、ボックス本体から起立壁(1A、1B)を立設させ、この起立壁(1A、1B)に軸孔(3)を形成している。しかし、起立壁(1A、1B)は、ボックス本体の内部の開口に収納物を出し入れする際に障害となる。また、見栄えもよくない。
特許文献3では、リッド本体(2)を開けると、前後の一方のリンク体(3)が開口形成体(1)の開口周縁に残る。このため、開口形成体(1)の内部に収納物を出し入れするときの障害となり、また見栄えもよくない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、リッドの側面がボックス本体の側壁から大きくはみ出すことなく、見栄えがよく、部品点数が少ない収納ボックスを提供することを課題とする。
(1)本発明の収納ボックスは、上部に開口を有する収納空間を設けたボックス本体と、該開口を覆うリッドと、該リッドの左側及び右側の少なくとも一方を回動中心として該リッドの左側及び右側の他方を開閉させる開閉機構と、を備える収納ボックスにおいて、前記開閉機構は、前記リッドの左右方向と直交する前後方向の前側及び後側にそれぞれ設けられ、前記回動中心を構成するとともに、該リッドの左側及び右側の一方の側面との距離が、該リッドの下面との距離よりも大きい部分に位置する一対のリッド側回動中心部と、前記ボックス本体における前記開口よりも前側及び後側の壁部にそれぞれ設けられ、一対の前記リッド側回動中心部よりも左右方向の中央側に設けられた一対の本体側回動中心部と、一対の前記本体側回動中心部と一対の前記リッド側回動中心部との間に配設されて、該本体側回動中心部と該リッド側回動中心部とにそれぞれ回動自在に支持された一対のリンク部材と、を備え、前記リッドが前記開口を閉塞している閉状態においては、前記リッド側回動中心部は、基準位置にあり、前記リッドの左側及び右側の他方が前記開口を開いている開状態においては、該リッドの左側及び右側の一方の前記リッド側回動中心部を中心として該リッドが回動するとともに、該リッドの左側及び右側の一方の側面が前記ボックス本体の上面に当接して前記本体側回動中心部を中心に前記リンク部材が回動することにより、該リッド側回動中心部を、前記閉状態の該リッド側回動中心部の位置よりも、上方に移動させるとともに該リッドの左右方向の中央部に移動させることを特徴とする。
上記構成によれば、リッドの閉状態のときには、ボックス本体の上面には、リッドの下面が対面している。リッドを閉状態から開状態にしていくと、リッドにおけるボックス本体の上面と対向する面は、リッドの下面からリッドの側面に変わる。
ここで、リッド側回動中心部とリッドの左側及び右側の一方の側面との距離が、リッド側回動中心部とリッドの下面との距離よりも大きい。このため、リッドを閉状態から開状態にしていくと、リッドの側面が、ボックス本体の上面に対面して、リッド側回動中心部が上昇する。リッドはリッド側回動中心部でリンク部材に支持されている。リッド側回動中心部が上昇すると、リンク部材は、本体側回動中心部を中心に回転し、リッド側回動中心部をボックス本体の側面から離間する方向、即ちボックス本体の左右方向の中央部に向けて移動させる。ゆえに、リッド開状態では、リッドは、閉状態のときよりも、ボックス本体の左右方向の内側に変位する。従って、開状態のリッドは、ボックス本体の側面から大きく飛び出すことはない。
また,リッド側回動中心部とリッドの下面との間の距離は、リッド側回動中心部とリッドの側面との間の距離よりも小さいため、リッド側回動中心部は、リッドの下面に近い位置に設けることができる。ゆえに、リッドの上方を覆うクッション部にリッド側回動中心部を設けるためのくぼみ部を形成する必要がない。ゆえに、クッション部のほぼ全域の厚みを均一にすることができる。
また、本発明の収納ボックスを車両のセンターコンソールに配置するコンソールボックスとして用いる場合には、リッドの上面に通常配置される乗員の肘掛け用のクッション部材を平面的にほぼ均一な厚さで形成することができる。このため、乗員は、クッション部材上に心地よく肘を載せることができる。
また、リッドにスライド機構を設ける場合にも、リッド側回動中心部が、スライド機構を設けるスペースの障害となることはない。
リッドの左側及び右側の他方が開状態のときに、リッドの左側及び右側の一方のリッド側回動中心部が上昇する。ゆえに、リッドの閉状態のときに、リッドの回転のための隙間を確保する必要がない。また、リッドの側面をリッド側回動中心部と平行にしなくても、リッド開状態のときには、リッドの側面の最も膨らんだ部分がボックス本体の開口周縁に当接して、リッド側回動中心部が上昇する。このため、リッドの回転のための隙間を必要としない。ゆえに、リッドのデザインの自由度が高い。
また、リッドの左側及び右側の他方を開状態としたときには、リンク部材における左側及び右側の一方のリッド側回動中心部の近傍がボックス本体との間に若干垣間見えるが、リンク部材における本体側回動中心部の近傍は、ボックス本体の内部に配置されて外観視することはない。ゆえに、見栄えもよい。
また、リッドとボックス本体との間は、リンク部材によって連結されているため、部品点数が少ない。
(2)前記開閉機構は、さらに、前記ボックス本体における前記開口よりも前側及び後側の少なくとも一方の壁部に回動自在に設けられた回転台座と、前記リンク部材の回動方向に沿った周面に形成されたリンク側ギヤと、前記回転台座の周面に形成され、前記リンク側ギヤと噛合する台座側ギヤと、前記回転台座の軸方向端面に径方向に延設され、延び方向の両端部を該回転台座の軸方向端面に回動自在に枢支され、且つ周面にピニオンギヤを形成した回動軸と、長尺状に延び且つ前記ピニオンギヤに噛合するラックギヤを延び方向に形成したアームと、を備えており、前記アームの延び方向の一端部は、前記リッドにおける前記リッド側回動中心部よりも左右方向の中央側に位置する部分に回動自在に支持されて、該アームは、該リッドに支持された前記一端部を中心に回動可能であり、前記リッドの開閉時には、前記ラックギヤと前記ピニオンギヤの噛合により前記回転台座に対して前記アームが延び方向に移動するとともに、前記リッドの回転角度の変化によって前記アームの回動角度が変化し、前記アームの回動角度の変化が前記回動軸に伝達され前記回転軸が前記回転台座とともに前記アームの回動方向に回転し、前記台座側ギヤと前記リンク側ギヤとの噛合により前記回転台座の回動が前記リンク部材に伝達されて前記リンク部材の左側及び右側のいずれか一方が上昇することが好ましい。
この場合には、リッドの開閉時に、ラックギヤとピニオンギヤとの噛合によってアームが延び方向に移動するとともに、アームがその一端部を中心として回転する。これにともない、ピニオンギヤを有する回転軸を枢支している回転台座も、アームの回転方向に回転する。台座側ギヤとリンク側ギヤとの噛合により、リンク部材は、回転台座の回転方向と反対の方向に回転する。即ち、リンク部材は、アームの回転方向と反対の方向に回転し、リンク部材の左側及び右側の一方の端部を上昇させて、左側及び右側の一方のリッド側回動中心部を上昇させる。このように、リッドの開閉軌跡は、リッドとアームとリンク部材と回転台座とによる四節リンク構造によって形成される。ゆえに、リッドの開閉途中ではリッドの側面とボックス本体の開口周縁とが接しなくてもよく、リッドの開閉を円滑に行うことができる。
(3)前記開閉機構は、さらに、一端部が前記リッドにおける前記リッド側回動中心部よりも左右方向の中央側に位置する部分に回動自在に支持されたチェックアームと、前記ボックス本体における前記開口よりも前側及び後側の少なくとも一方の壁部に形成され、前記リッドの開閉に伴って前記チェックアームの他端部が前記ボックス本体に対して移動する移動軌跡に沿った形状をもつ本体側ガイド溝と、前記リンク部材に形成され、前記リッドの開閉に伴って前記チェックアームの前記他端部が前記リンク部材に対して移動する移動軌跡に沿った形状をもつリンク側ガイド溝と、を備え、前記チェックアームの前記他端部は、前記本体側ガイド溝及び前記リンク側ガイド溝に移動可能に嵌合されていることが好ましい。
この場合、チェックアームの他端部は、本体側ガイド溝によって移動方向が規制され、またリンク部材は、リンク側ガイド溝を移動するチェックアームの他端部によって、チェックアームに対する移動方向が規制される。ゆえに、リンク部材は、チェックアームを介して、ボックス本体に対する移動方向が規制される。ゆえに、リンク部材自身の遊びが抑えられ、リッドが閉止するときに、リンク部材がリッド側回動中心部に確実に嵌合される。
(4) 前記開閉機構は、前記リッドの左側及び右側の双方を開閉可能とし、前記リッドの左側及び右側の双方には、それぞれ一対の前記リッド側回動中心部が設けられ、一対の前記リンク部材は、前記リッドの左側及び右側にそれぞれ設けられた一対の前記リッド側回動中心部にそれぞれ着脱可能に支持された左側及び右側の嵌合部をもち、前記開閉機構は、更に、操作により前記左側及び右側のいずれか一方の前記嵌合部を前記リッド側回動中心部から離脱させる操作部を備え、一対の前記本体側回動中心部は、前記ボックス本体の左右方向の中心であって、且つ前記リッドの左側及び右側にそれぞれ設けられた一対の前記リッド側回動中心部よりも下方に位置していることが好ましい。
この場合には、リンク部材が、左右両側のリッド側回動中心部よりも低い位置にある本体側回動中心部に着脱可能に支持されている。このため、リッドの左右両側の一方を中心に回転して他方が開くと、リンク部材の左右両側のうち回転する方の部分が、リッド側回動中心部とともに上昇する。リンク部材は、本体側回動中心部を中心として回転するため、左右両側のうちリッドが開く方の部分は、下降する。ゆえに、ボックス本体におけるリッドの開いた側の開口周縁には、リンク部材が突出していないため、ボックス本体の開口内に収納物を出し入れする際のアクセスは、リンク部材によって妨げられない。また、ボックス本体におけるリッドの開いた側の開口周縁からは、リンク部材は見えず、見栄えがよい。
また、1対のリンク部材によって左右両側に開閉させるため、部品点数の増加を抑えて、両開き型収納ボックスを簡素な構成とすることができる。
(5)前記回転台座は、前記ボックス本体の左右方向の中央に配設され、前記アームの延び方向の一端部は、前記リッドの左右方向の中央に回動自在に支持されていることが好ましい。
この場合には、リッドが左右のいずれに開閉する時にも、リッドとアームとリンク部材と回転台座とで四節リンク機構によって、リンク部材の動きを支えている。ゆえに、リッドの側面の磨耗を抑えることができ、また、リッドの左右両側の開閉をスムーズに行うことができる。さらに、部品点数の増加も抑えることができる。
(6)前記ボックス本体の前記開口の前側及び後側の周縁には、それぞれ、前記リンク部材の左側端部を進退させる左側の穴部及び前記リンク部材の右側端部を進退させる右側の穴部が形成されており、前記リンク部材の左側端部及び右側端部は、前記リッドの左側及び右側の他方が開いたときには前記リッドの左側及び右側の他方の前記穴部の周縁と同一面を構成する閉塞面を有することが好ましい。
この場合には、リッドの左側及び右側の他方が開いたときには、ボックス本体に形成した左側及び右側の他方の穴部が、リンク部材の左側端部及び右側端部の他方により穴部の周縁と同一面状に塞がれる。ゆえに、ボックス本体の開口の周縁の見栄えがよい。また、穴部からボックス本体の内部に異物が落下するおそれもない。
(7)前記アーム及び前記回転台座は、前記ボックス本体の前側及び後側のうち前記操作部に近い方に配設されていることが好ましい。
この場合には、操作部の操作により荷重がリッドに加えられたとしても、前側と後側のうち操作部に近い方にアーム及び回転台座を配置することで、アームや回転台座に加わるモーメントを小さくすることができる。また、リッドの捩れも抑制できる。
(8)前記チェックアームの前記一端部は、前記リッドの左右方向の中央部に回動自在に支持されており、前記本体側ガイド溝及び前記リンク側ガイド溝は、それぞれ、前記チェックアームの前記他端部が最下端に位置する部分を中心に、前記ボックス本体の前記壁部の左右方向の両側に左右対称形状に分岐していることが好ましい。
この場合には、リッドの左右のいずれを開閉させるときにも、チェックアームを介して、リンク部材のボックス本体に対する移動方向が規制される。ゆえに、リッドの左右のいずれを閉めるときにも、リッド側回動中心部は、リンク部材に確実に嵌合される。
(9)前記開閉機構は、更に、前記リンク部材を回動自在に支持する前記本体側回動中心部に配設されて、該リンク部材の該本体側回動中心部に対する回動を規制する方向に付勢する付勢手段を備えていることが好ましい。
この場合には、付勢手段が、リッド側回動中心部から離れた本体側回動中心部に配設されているため、リッド側回動中心部に付勢手段を設ける場合に比べて、リッドの回動を規制するに必要な回転モーメントが小さくなる。ゆえに、リッドの閉じた状態を維持するに必要な付勢手段の付勢力が小さくてよい。
(10)前記開閉機構は、更に、前記回転軸に配設されて、前記回転軸に形成された前記ピニオンギヤの前記ラックギヤに対する移動を規制する付勢手段を備えていることが好ましい。
この場合にも、付勢手段が配設される回転軸は、リッド側回動中心部から離れた本体側回動中心部に配設されているため、リッド側回動中心部に付勢手段を設ける場合に比べて、リッドの回動を規制するに必要な回転モーメントが小さくなる。ゆえに、リッドを閉状態に維持するに必要な付勢手段の付勢力が小さくてよい。
本発明の収納ボックスによれば、リッド側回動中心部をリッドの側面よりも下面に近い位置に配置しているため、リッドの側面がボックス本体の上面に当接してリッド側回動中心部を上昇させる。このため、リッドの側面がボックス本体の側面から大きくはみ出すことなく、見栄えがよく、また、部品点数を少なくすることができる。
本発明の第1実施形態の両開き型の収納ボックスのリッドの左側が開いた状態の斜視図である。 第1実施形態の、クッション部が後方側にスライドした状態の収納ボックスの斜視図である。 第1実施形態の、クッション部が前方側にスライドした状態の収納ボックスの斜視図である。 第1実施形態のリッドが閉状態にあるときの、図1のA−A矢視断面図である。 第1実施形態の、リッドのベース部の平面方向に切断した断面図である。 図4の右側部分の拡大断面図である。 第1実施形態のリッドが閉状態にあるときの、図1のB−B矢視断面図である。 第1実施形態のリッドの右側が開状態にあるときの、図1のA−A矢視断面図である。 第1実施形態のリッドの左側が開状態にあるときの、図1のA−A矢視断面図である。 第2実施形態のリッドの右側が開状態にあるときの片開き型の収納ボックスの斜視図である。 第2実施形態のリッドが閉状態にあるときの、図10のC−C矢視断面図である。 第3実施形態のリッドの左側が開状態にあるときの両開き型の収納ボックスの斜視図である。 第3実施形態のリッドが閉状態にあるときの、図12のD−D矢視断面図である。 第3実施形態のリッドが閉状態にあるときの、図13のE−E矢視断面図である。 第3実施形態のリッドが閉状態にあるときの、図13のF−F矢視断面図である。 第3実施形態のリッドの右側が開状態にあるときの、図13のE−E矢視断面図である。 第3実施形態のリッドの右側が開状態にあるときの、回転台座とリンク部材のリンク側ギヤとの噛み合い状態を示すための、図13のG−G断面図である。 第4の実施形態に係る収納ボックスの分解斜視図である。 第4の実施形態に係る収納ボックスの側面図である。 第4の実施形態に係る、リッドが開いたときの収納ボックスの側面図である。 第4の実施形態に係る、ボックス本体の挿通部の斜視図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、車両のセンターコンソールに備えられた収納ボックスである。図1は、収納ボックスの斜視図である。図1において、前、後、右、左、上、下は、運転席に着座した乗員からみた方向である。図1以後の図面においても同様である。図1に示すように、収納ボックス10は、車両のセンターコンソール11に備えられている。収納ボックス10は、左右両側からリッド3が開閉し、前後方向にリッド3がスライドする両開きスライド型である。
収納ボックス10は、ボックス本体2と、リッド3と、リッド3を開閉させる開閉機構4とからなる。ボックス本体2は、上部に開口21を有する直方体形状の収納空間20と、開口21よりも左右方向の外側に形成された側方周縁部22と、開口21よりも前後方向の外側に形成された前後周縁部23とを有する。
図2、図3に示すように、リッド3は、ベース部31と、ベース部31の上方に設けられたクッション部32とからなる。クッション部32は、乗員の肘掛になる部分である。図4に示すように、ベース部31の上部とクッション部32の下部には、前後方向に延び且つ互いに嵌合するスライド部31a、32aが設けられている。スライド部31a、32aが互いに摺動することにより、クッション部32は、ベース部31に対して前方向及び後ろ方向にスライドする。クッション部32をスライドさせることで、乗員に適した位置に肘掛を配置させることができる。
図1,図2に示すように、ボックス本体1の収納空間20内の前側には、小物を収容可能な程度の小さい大きさの小物入れ19が着脱可能に設けられている。小物入れ19の側縁部は、収納空間20の内壁に形成された前後方向に延びる図略の段部に係止されることで、収納空間20の上方の開口21に近い位置で、前後方向にスライド可能である。
そして、リッド3のベース部31の前側には、収納空間20に連通する連通穴31bが形成されている。連通穴31bは、収納空間20内の小物入れ19が前側に配置されているときに小物入れ19に連通し、小物入れ19が後方に位置するときには、収納空間20の小物入れ19の外部の大空間部18に連通する。
また、図3に示すように、ベース部31の後ろ側には、比較的浅く窪みカード類などを収納可能な大きさのトレイ部31cが形成されている。図2に示すように、クッション部32を後ろ側にスライドさせると、ベース部31の前側に形成した連通穴31bが開口し、連通穴31bを通じて収納空間20にアクセスできる。図3に示すように、クッション部32を前側にスライドさせると、ベース部31の後ろ側に形成したトレイ部31cが開口する。
図4、図5に示すように、開閉機構4は、操作部33a、33bと、伝達部材34a、34bと、リッド側回動中心部35a、35bと、本体側回動中心部25と、リンク部材41と、付勢手段としてのスプリング42とを有する。伝達部材34a、34bと、リッド側回動中心部35a、35bと、本体側回動中心部25と、リンク部材41と、スプリング42とは、収納ボックス10の前側及び後ろ側の双方に設けられている。このため、収納ボックス10の前側に設けられたものを以下に説明する。
操作部33a、33bは、リッド3のベース部材31の左右両側の側面31dの前方側に設けられている。右側の操作部33aには伝達部材34aが連結され、左側の操作部33bには伝達部材34bが連結されている。操作部33a、33b、及び伝達部材34a、34bは、公知のものを用いることができるが、本実施形態においては、一例を示すものである。
右側の操作部33aは、ベース部材31の側面31dに形成された窓部31aに進退可能に収容されている。操作部33aの内側端面は、ベース部31に一端が固定されたバネ33eによって右側、即ち、窓部31aから外側へ進出する方向に付勢されている。操作部33aには、長穴状のリンク穴33c、33dが形成されている。一方のリンク穴33cは前方側、他方のリンク穴33dは後方側に配置され、両者は互いに向かい合い、外側に向かって「ハ」字状に徐々に距離を狭める方向に傾斜している。
操作部33aの前方側及び後方側には、それぞれ前後方向に延びる伝達部材34a、34aが配置されている。前方側のリンク穴33cは、操作部33の前方側に配置された伝達部材34aの後端に突設された突出部34cがスライド自在に嵌合している。後方側のリンク穴33dは、操作部33aの後方側に配置された伝達部材34aの前端に突設された突出部34cがスライド自在に嵌合している。伝達部材34a、34aは、その軸方向が前後方向に向くように、リッド3のベース部31の内壁から突出するガイド壁31mにより囲まれている。一方の前側の伝達部材34aの前端、及び他方の後方側の伝達部材34aの後端は、ベース部31の前後の壁に形成された穴31gから進退自在に突出しており、その突出部には、それぞれリッド側回動中心部35a、35aが設けられている。
また、左側の操作部33b、伝達部材34b、34b、リッド側回動中心部35b、35bも、右側の操作部33a、伝達部材34b、34b、リッド側回動中心部35b、35bと対称構造をなす。
リッド側回動中心部35a、35bは、リッド3の右側及び左側に、それぞれ前側及び後ろ側の双方に設けられている。リッド3の右側に設けられたリッド側回動中心部35aは、リッド3のベース部31の右側に設けられている。図6に示すように、右側のリッド側回動中心部35aは、ベース部31の右側の側面31dとの距離L1が、ベース部31の下面31eとの距離L2よりも大きい部分に位置する。リッド3の左側に設けられたリッド側回動中心部35bは、左側のリッド側回動中心部35aと左右方向で対称な位置に同じ構造で形成されている。
図7に示すように、本体側回動中心部25は、ボックス本体2の前側及び後ろ側の双方の前後周縁部23の下部に設けられている。前側の前後周縁部23の下面には、固定壁23aが下方に向けて突設されている。固定壁23aは、収納空間20の前方を囲む前後壁24と対向している。固定壁23aの左右方向の中央に位置する部分には、前後壁24に向かって突出する本体側回動中心部25が設けられている。本体側回動中心部25は、リンク部材41の中央部41aの上部に形成された中央軸穴41eに挿通されて、常時、リンク部材41を回動自在に支持している。本体側回動中心部25の先端は、前後壁24に形成された段部24bに係止されている。
リンク部材41は、ボックス本体2の前後壁24と固定壁23aとの間の隙間に配置されている。図4,図6に示すように、リンク部材41は、上皿天秤の形状をなす薄板部材である。具体的には、リンク部材41は、上下に長い中央部41aと、中央部41aから左右両側に延びる腕部41bと、腕部41bの先端から上方に屈曲した屈曲部41cと、屈曲部41cの上端に左右方向の外側に延びる先端部41dとを有し、中央部41aを中心として左右に対称な形状をもつ。
リンク部材41の上縁部41fは、剛性向上のため、他の部分よりも肉厚としている。リッド閉時には、リンク部材41の左右両側の先端部41dは、前後壁24と固定壁23aとの間の隙間から、前後周縁部23の左右両側に形成された穴部23bを通じて、前後周縁部23の上方に突出している。
リンク部材41の右側及び左側の先端部41dには、先端軸穴41g、41hが形成されている。先端軸穴41g、41hは、本発明の嵌合部に相当する。先端軸穴41g、41hは、リッド側回動中心部35a、35bに回転自在に且つ着脱可能に嵌合される。先端部41dは、リッド閉時にはリッド3のベース部31の下面31eに形成された窪み部31fに収容されて、リッド側回動中心部35a、35bに支持されている。リッド開時には、リンク部材41の先端部41dは、リッド側回動中心部35a、35bから離脱して、ボックス本体2の前後周縁部23に形成した穴部23bの中に退去する。図1に示すように、リッド全開時には、先端部41dの背面41iは、前後周縁部23と同一面を構成して、穴部23bを閉塞する閉塞面となる。
図6に示すように、スプリング42は、巻回されてばね力を蓄える巻回部42aと、巻回部42aから延びる端部42b、42cとをもつ。スプリング42の巻回部42aは、本体側回動中心部25に巻回されている。スプリング42の端部42b、42cは、リンク部材41の中央部41aの下部に前後壁24に向かって突出する可動係止部41j、及び前後壁24にリンク部材41に向かって突出する固定係止部24aに係止されている。スプリング42は、リッド3が閉状態になるようにリンク部材42を付勢している。
収納ボックスを構成する部品のうち、スプリング42とバネ33eは金属製であるが、それ以外は樹脂製である。
次に、本実施形態の収納ボックスの作動について説明する。図4、図6に示すように、リッド3が閉状態にあるときには、リンク部材41の先端軸穴41g、41hは、リッド3のリッド側回動中心部35a、35bに着脱可能に嵌合しており、リンク部材41は、本体側回動中心部25を中心に上下方向の直線に対して対称をなす位置にある。このときの左側及び右側のリッド側回動中心部35a、35bの位置は、基準位置P0、P0である。この基準位置と同じ位置に、リンク部材41の先端軸穴41g、41hが位置している。リンク部材41の可動係止部41jは、ボックス本体2の固定係止部24aとともに、左右方向の中央に位置して、スプリング42の端部42b、42cにより左右両側から挟圧されている。
リッド3の右側を開ける場合について説明する。図5に示すように、リッド3の右側の操作部33aを内側に押し込むと、操作部33aの前側のリンク穴33cに係合している右側の伝達部材34aが後方側に移動して、伝達部材34aの先端に設けられているリッド側回動中心部35aが穴31gの中に退去し、リンク部材41の先端軸穴41gから離脱する。操作部33aの後ろ側のリンク穴33dに係合している伝達部材34bは、前方に移動して、後方先端に設けたリッド側回動中心部が、ボックス本体2の後方側に位置するリンク部材41の先端軸穴41gから離脱する。一方、左側の操作部33bは操作されないため、左側の伝達部材34bは移動せず、左側の前後のリッド側回動中心部35bは、リンク部材41と連結している。
そして、図8に示すように、右側の操作部33aを押しながらリッド3の右側を上方に持ち上げると、左側のリッド側回動中心部35bを中心にリッド3が回動する。リッド3の右側を最大角度まで回動させると、リッド3のベース部31の下面31eが略垂直方向に立ち上がり、リッド3の左側の側面31dがリッド3の下部に回り込み、ボックス本体2の上面の側方周縁部22の左側上面に当接する。
ここで、図6に示すように、リッド3のリッド側回動中心部35bとリッド3の左側の側面31dとの距離L1が、リッド側回動中心部35bとリッド3のベース部31の下面31eとの距離L2よりも大きい。このため、リッド3を閉状態から右側を開状態に回転させると、リッド3の左側の側面31dが、ボックス本体2の左側上面に当接して、左側のリッド側回動中心部35bが上昇する。リッド3はリッド側回動中心部35bでリンク部材41に連結されている。左側のリッド側回動中心部35bが上昇すると、リンク部材41は、本体側回動中心部25を中心に図8において時計方向に回転し、リッド側回動中心部35bをボックス本体2の側面から離間する方向、即ちボックス本体2の左右方向の中央部に向けて移動させる。ゆえに、リッド開状態では、厚みのあるリッド3は、左右方向の中央側に引き込まれて、ボックス本体3から外側に大きく飛び出すことはない。
また、リンク部材41の左側の先端軸穴41hは、スプリング42の付勢力によって下向きに付勢されている。このため、左側の先端軸穴41hは、リッド側回動中心部35bを介してリッド3の左側の側面31dをボックス本体3の上面に押さえつける。ゆえに、リッド3は、安定に開状態を維持できる。
また、このときの左側のリッド側回動中心部35bの位置は、基準位置P0よりも上方のP+1であり、この位置にリンク部材41の左側の先端軸穴41hがある。そして、リンク部材41は、左側のリッド側回動中心部35bの上昇によって、図8において時計回りに回転する。リンク部材41の左側の腕部41aは上昇し、右側の腕部41bは下降する。リッド3の回転によりリンク部材41が最大角度まで回転すると、リンク部材41の右側の先端部41dが、ボックス本体2の右側の穴部23bを閉塞し、先端部41dの背面41iは穴部23bの周縁と同一面を構成する。このときの右側の先端軸穴41gの位置は、基準位置P0よりも下方の位置P−1となる。
次に、リッド3の左側を開ける場合には、図5に示すように、左側の操作部33bを押す。すると、図9に示すように、左側の伝達部材34bを介して左側のリッド側回動中心部35bが、リンク部材41の先端軸穴41hから離脱する。この状態で、リッド3の左側を持ち上げると、リッド3の右側のリッド側回動中心部35aを中心にリッド3が回転する。リッド3が最大角度まで回転すると、リッド3の右側の側面31dが、リッド3の下部に回りこみ、ボックス本体3の上面の側方周縁部22の上面右側に当接する。右側のリッド側回動中心部35aが、基準位置P0よりも高い位置P+1に位置する。一方、リンク部材41の左側の先端軸穴41hは基準位置P0よりも低い位置P−1に下降する。左側の先端部41dは、左側の穴部23bを閉塞し、先端部41dの背面41iは穴部23b周縁と同一面を構成する。
第1の実施形態においては、リッド3のリッド側回動中心部35a、35bとリッド3の左側及び右側の側面31dとの距離L1が、リッド側回動中心部35a、35bとベース部31の下面31eとの距離L2よりも大きい。このため、リッド3の左側及び右側のいずれを閉状態から開状態にしても、リッド3の左側及び右側の他方の側面31dが、ボックス本体2の上面の側方周縁部22に当接して、左側及び右側のリッド側回動中心部35a、35bの他方が上昇し、リッド3が左右方向の中央側に引き込まれる。従って、開状態のリッド3は、ボックス本体2の側面から大きく飛び出すことはない。
また,リッド側回動中心部35a、35bは、リッド3の下面31eに近い位置に設けられる。ゆえに、リッド3のクッション部32にリッド側回動中心部35a、35bを設けるための窪み部を形成する必要がない。ゆえに、クッション部32の全域の厚みを均一にすることができる。
また、本実施形態の収納ボックスは、車両のセンターコンソールに備えられた収納ボックスである。上記のように、リッド側回動中心部35a、35bは、リッド3の下面31eに近い位置に設けることにより、リッド3の上部に配置される乗員の肘掛け用のクッション部材32を平面的にほぼ均一な厚さで形成することができる。このため、乗員は、クッション部材32上に心地よく肘を載せることができる。
また、リッド3のベース部31に、前後方向に長いスライド部31aを設けている。リッド側回動中心部35a、35bは、リッド3の下面に近い位置に設けられているため、スライド部31aを設けるスペースの障害となってはいない。
リッド3の左側及び右側の一方が開状態のときに、左側及び右側の他方のリッド側回動中心部35a、35bが上昇する。ゆえに、リッド3の閉状態のときに、リッド3の回転のための隙間を確保する必要がない。また、図1の二点鎖線に示すように、リッド3の側面31dをリッド側回動中心部35a、35bの軸方向と平行にしない場合でも、リッド開状態のときには、リッド3の側面31dの最も外側に膨らんでいる膨出部分31hがボックス本体3の上面の側方周縁部22に当接して回転しつつ上昇するため、膨出部分31hがボックス本体3の上面と干渉するおそれはない。したがって、リッドの回転のための隙間を大きくする必要としない。また、リッド3のデザインの自由度が高い。
また、リッド3の左側及び右側の一方を開状態としたときには、リンク部材41における左側及び右側の他方のリッド側回動中心部35a、35bの近傍の先端部41dがボックス本体2との間に若干垣間見えるにすぎない。リンク部材41における本体側回動中心部25の近傍は、ボックス本体2の内部に配置されているため、リッド3が開状態となった場合にも外観視することはない。ゆえに、見栄えもよい。
また、リッド3とボックス本体2との間は、一部品であるリンク部材41によって連結されているため、部品点数が少ない。
リンク部材41は、左右両側のリッド側回動中心部35a、35bよりも低い位置にある本体側回動中心部25により支えられている。このため、リンク部材41の左右両側のうちリッド3が開く方の部分は、下降する。ゆえに、ボックス本体2におけるリッド3の開いた側の開口周縁には、リンク部材41が突出しない。ゆえに、ボックス本体2の開口21内に収納物を出し入れする際のアクセスは、リンク部材41によって妨げられない。また、ボックス本体2におけるリッド3の開いた側の開口周縁からは、リンク部材41は見えず、見栄えがよい。
また、前後1対のリンク部材41によって左右両側に開閉している。ゆえに、部品点数の増加を抑え、両開き型収納ボックスを簡素な構成とすることができる。
また、リッド3の左側及び右側の一方が開いたときには、ボックス本体2に形成した左右の一方の穴部23bが、リンク部材41の左右の一方の背面41iにより穴部周縁と同一面状に塞がれる。ゆえに、ボックス本体2の開口21の周縁の見栄えがよい。また、穴部23bからボックス本体2の内部に異物が落下するおそれもない。
スプリング42は、リッド側回動中心部35a、35bから離れた本体側回動中心部25に配設されている。このため、リッド側回動中心部35a、35bにスプリング42を設ける場合に比べて、リッド3の回転を規制するに必要な回転モーメントが小さくなる。ゆえに、リッドを閉じた状態に維持するに必要な付勢手段の付勢力が小さくてよい。
リッド3が開くときには、リッド3のベース部31の側面31dがリッド3の下部に回り込み、ボックス本体2の上面の側方周縁部22に当接する。このとき、ベース部31の側面31dがボックス本体2の上面の側方周縁部22と摩擦して当たり部が損傷するおそれがある。そこで、例えば、図1に示すように、ボックス本体2の上面の側方周縁部22に、ローラ29を設ける。ローラ29は、側方周縁部22に埋め込み、その周面の一部を側方周縁部22の上面に露出させて、ローラ29の周面にベース部31の側面31dが当たるようにすると良い。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、図10に示すように、リッド3の右側のみを開閉可能とする片開き収納ボックスである点で、左右両側に開閉可能な両開き収納ボックスである第1の実施形態と相違する。
片開きの収納ボックス10は、上方に開口21を有する収納空間20を設けたボックス本体2と、開口21を右側から開閉可能とするように開口21を覆うリッド3と、開口21の前後周縁部23の左側に設けられたリンク部材41とを備えている。
図11に示すように、リンク部材41は、第1実施形態とは異なって、中央部47から左方向にのみ腕部41b、屈曲部41c、及び先端部41dが設けられており、右側には腕部、屈曲部及び先端部は設けられていない。リンク部材41の中央部47に形成されている中央軸穴41eは、ボックス本体2の開口21の前側及び後ろ側に設けられた固定壁23aから突出する本体側回動中心部25を挿通して、ボックス本体2に対して回転自在に支持されている。リンク部材41の左側の先端部41dに形成された先端軸穴41hは、リッド3のベース部材31に設けられたリッド側回動中心部35bを挿通して、リッド3に対して回転自在に支持されている。本実施形態においては、第1実施形態とは異なり、リッド側回動中心部35bは、常時、先端軸穴41hに挿入された状態を維持している。
本実施形態では、操作部及び伝達部材は用いていない。その他は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態においては、リッド3の右側を上方に持ち上げると、リッド3の左側のリッド側回動中心部35bを中心にリッド3の右側が開く。リッド3の右側を最大角度まで回動させると、リッド3のベース部31の下面31eが略垂直方向に立ち上がり、リッド3の左側の側面31dがリッド3の下部に回り込み、ボックス本体2の上面の側方周縁部22の左側上面に当接する。
ここで、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、リッド3のベース部31のリッド側回動中心部35bとリッド3の左側の側面31dとの距離が、リッド側回動中心部35bとベース部31の下面31eとの距離よりも大きい。このため、リッド3を閉状態から開状態に回転させると、リッド3の左側の側面31dが、ボックス本体2の左側上面に当接して、左側のリッド側回動中心部35bが上昇する。リンク部材41は、リッド側回動中心部35bをボックス本体2の側面から離間する方向に向けて移動させる。ゆえに、リッド開状態では、厚みのあるリッド3は、左右方向の中央側に引き込まれて、ボックス本体3から外側に大きく飛び出すことはない。
リッド3の左側及び右側の一方が開状態のときに、左側及び右側の他方のリッド側回動中心部35a、35bが上昇する。ゆえに、リッド3の閉状態のときに、リッド3の回転のための隙間を確保する必要がない。また、図1の二点鎖線に示すように、リッド3の側面31dをリッド側回動中心部35a、35bの軸方向と平行にしない場合でも、リッド開状態のときには、リッド3の側面31dの最も外側に膨らんでいる膨出部分31hがボックス本体3の上面の側方周縁部22に当接して回転しつつ上昇するため、膨出部分31hがボックス本体3の上面と干渉するおそれはない。したがって、リッドの回転のための隙間を大きくする必要としない。また、リッド3のデザインの自由度が高い。
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、側方周縁部22の前後両側に、ローラ29を設けると良い。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る収納ボックスの開閉機構4は、図12、図13に示すように、回転台座43と、回転軸44と、アーム45とを備えている点で、第1の実施形態に係る収納ボックスの開閉機構と相違する。回転台座43と、回転軸44と、アーム45とは、ボックス本体2の開口21よりも前方側及び方向側の両方に、左右方向に延びる直線に対して対称の構造をもつように配設されている。以下、開口21よりも前方側に設けられた回転台座43、回転軸44、アーム45について代表して説明する。
図13に示すように、回転台座43は、大径部43aと、小径部43bと、連結軸43cとを一体に有する。ここで、図14は、図13のE−E矢視面断面図であって、収納空間20よりも前方に設けた開閉機構4を、前側からみたときの断面図であり、図15は、図13のF−F矢視面断面図であって、収納空間20よりも前方に設けた開閉機構4を、後ろ側からみたときの断面図である。したがって、図14と図15とで、左右方向が逆転する。
図14に示すように、大径部43aは、略扇形状であり、ボックス本体2の固定壁23aの前面に対向して配置されている。回転台座43の大径部43aの前方側端面には、一対の軸受部43d、43dが水平方向に並設されている。
図13に示すように、小径部43bは、大径部43aと平行に配置された薄板状部材であり、大径部43aよりも小さい略扇形状である。小径部43bは、固定壁23aの後面に対向して配置されている。図15に示すように、小径部43bの扇部の周面は円弧形状をなし、台座側ギヤ43eが形成されている。図13に示すように、大径部43aと小径部43bとの間は、連結軸43cで一体に連結されている。連結軸43cは、ボックス本体2の固定壁23aに形成された支持穴23cに回転自在に枢支されている。大径部43aと小径部43bと連結軸43cは、ボックス本体2に対して一体に回転する。
図13,図14に示すように、回転軸44は、軸方向に長く、回転軸44の周面には、一般部よりも拡径した拡径部が形成されている。拡径部の周面には、ピニオンギヤ44aが形成されている。回転軸44は、回転台座43の大径部43aの前側端面上に配置されている。回転軸44は、大径部43aにおける連結軸43cの軸中心位置を跨いで、その径方向外側に延びるように配置されている。大径部43aの前側端面には、一対の軸受部43d、43dが設けられている。一対の軸受部43d、43dには、回転軸44の軸方向の両端部が回転自在に挿通されて、回転軸44を大径部43aに対して回転自在に支持している。回転軸44は、軸受部43d、43dに対して軸方向の位置がずれないように、軸受部43d、43dに形成された穴よりも径方向外側に突出する凸部を、軸受部43d、43dの外側又は内側に設けている。
回転台座43の大径部43aには、回転軸44の隣接部分に、ダンパ46が設けられている。ダンパ46は、内部に充填された粘性流体によって、回転速度を緩和させるものである。ダンパ46は、回転軸44のピニオンギヤ44aに噛み合って、回転軸44の回転を緩和し、リッド3の開閉速度を緩和させる。
アーム45は、直線状に延びる棒尺体であり、回転軸44のピニオンギヤ44aと回転台座43の大径部43aの前側端面との間に配設されている。アーム45の上端部45bは、リッド3のベース部31の前端部における左右方向の中央に揺動自在に連結されている。すなわち、ベース部31の下面は窪み部31nをもち、窪み部31nの前後方向の側壁には、窪み部31nの内部に突出する軸部31pを設けている。軸部31pは、アーム45の上端部45bに形成された軸穴に嵌合して、アーム45を上端部45bを中心に回動自在に支持している。一方、アーム45の下端部45cは、自由端である。
アーム45におけるピニオンギヤ44aと対向する部分には、ラックギヤ45aが形成されている。ラックギヤ45aは、ピニオンギヤ44aと噛合している。ラックギヤ45aとピニオンギヤ44aとの噛合い面積は、アーム45の回転を伝達可能な程度に広いことがよい。
また、図15に示すように、第3の実施形態のリンク部材41の中央部41aは、第1の実施形態よりも短く、中央部41aは、下方先端に向かって扇状に広がっている。中央部41aの下方先端の周面は本体側回動中心部25を中心とする円弧形状をなし、リンク側ギヤ41kが形成されている。リング側ギヤ41kは、回転台座43の小径部43bの周面に形成した台座側ギヤ43eと噛合している。
ボックス本体2に形成された固定壁23aは、第1の実施形態の固定壁23aよりも下方に延びている。固定壁23aは、開口21の前後壁24と対向しており、前後壁24における固定壁23aの下部の左右両端に対向する部分には、固定係止部24aが突設されている。また、リンク部材41の左右両側の腕部41bの下部には、突出している部分が形成されている。この突出部分から前後壁24に向かって可動係止部41jが突設されている。そして、この左右両側の固定係止部24aと可動係止部41jに、スプリング42の端部42b、42cが係止されている。スプリング42は、リッド3が閉状態になるようにリンク部材42を付勢している。
その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態の収納ボックスの作動について説明する。図14、図15に示すように、リッド3が閉状態にあるときには、リッド3のリッド側回動中心部35a、35bが基準位置にある。リンク部材41は、本体側回動中心部25を中心に上下方向の直線に対して対称をなす位置にある。アーム45の上端部45bは、閉状態のリッド3に連結されている。このとき、アーム45は、上下方向に向き、とり得る位置のうち最も下に位置している。アーム45のラックギヤ45aは、回転軸44のピニオンギヤ43に噛合って、回転軸44を水平方向(左右方向)に位置させている。
図16、図17に示すように、リッド3を閉状態から右側を開ける場合には、リッド3の右側の操作部を内側に押し込むと、第1の実施形態と同様に右側のリッド側回動中心部35aが、リンク部材41の先端軸穴41gから離脱する。リッド3の右側を持ち上げると、左側のリッド側回動中心部35bを中心にリッド3が回動する。リッド3に連結されているアーム45の上端部45bが上方に移動しながら、徐々に左側(時計回り)に傾斜していく。これにより、アーム45のラックギヤ45aと回転軸44のピニオンギヤ44aとの噛合によって、アーム45が回転軸44に対して下方向に移動しながら、ラックギヤ45aとピニオンギヤ44aとの噛合い部分がアーム45の上端部45bに対して相対的に右側に変位して、アーム45の下端部45cが上端部45bに対して、図16,図17において時計回りに回転する。
これにともない、回転軸44を枢支している回転台座43も、アーム45の回転方向に回転する。台座側ギヤ43eとリンク側ギヤ41kとの噛合により、回転台座43はリンク部材41を回転台座43の回転方向と反対側の反時計回りに回転させる。即ち、リンク部材41は、アーム45の回転方向と反対の方向に回転する。リッド3は、リッド3とアーム45とリンク部材41と回転台座43とによる四節リンク構造によって支えられる。ゆえに、リッド3の開閉にともない、開閉途中ではリッド3の右側の側面31dとボックス本体2の上面とが接しなくてもよく、両者の摩擦を緩和できる。
また、四節リンク機構によるリンク部材41の左側の上昇により、リッド3の左側の側面31dが、ボックス本体2の上面に当接することなく、下部に回り込む。リンク部材41は、本体側回動中心部25を中心に回転し、左側のリッド側回動中心部35bをボックス本体2の左右方向の中央部に向けて移動させる。ゆえに、リッド開状態では、厚みのあるリッド3は、左右方向の中央側に引き込まれるため、ボックス本体2から外側に大きく飛び出すことはない。リンク部材41の左側の腕部41aが上昇するに伴い、右側の腕部41bは下降し、ボックス本体2の右側の穴部23bに後退する。
リッド3を開状態から閉止させると、アーム45が下方に移動しながら、徐々に上下方向と平行に近づいていく。やがて、アーム45、回転軸44、回転台座43及びリンク部材41は、初期の位置に戻る。
次に、リッド3の左側を開ける場合には、リッド3の左側の操作部を内側に押し込みながらリッド3の左側を持ち上げる。これにより、第1の実施形態と同様に、左側のリッド側回動中心部35bが、リンク部材41の先端軸穴41hから離脱し、右側のリッド側回動中心部35aを中心にリッド3が回動する。上記の右側を開ける場合と左右逆方向に、アーム45、回転軸44、回転台座43、及びリンク部材41が回動する。
即ち、アーム45の上端部45bが上方に移動しながら、徐々に右側に傾斜していく。アーム45のラックギヤ45aと回転軸44のピニオンギヤ44aとの噛合い部分が、アーム45の上端部45bに対して左側に変位して、図16、図17において反時計回りに回転する。回転軸44及び回転台座43も、アーム45と同じ方向に回転する。リンク部材41は、回転台座43と反対側に回転する。すなわち、リンク部材41は、アーム45の回転方向と逆の方向に回転して、リンク部材41の右側の先端部41dを支持しているリッド側回動中心部35aを上昇させ、左側の先端部41aを下降させる。リンク部材41の右側の上昇により、リッド3の右側の側面31dが、ボックス本体2の上面に当接することなく、円滑に下部に回り込む。
本実施形態においては、リッド3は、リッド3とアーム45とリンク部材41と回転台座43とによる四節リンク構造によって支えられる。ゆえに、リッド3の開閉にともない、開閉途中ではリッド3の側面31dとボックス本体2の開口周縁とが接することがない。ゆえに、リッド3の開閉をより円滑に行うことができる。
また、回転台座43は、ボックス本体2の左右方向の中央に配設され、アーム45の長手方向の上端部45bは、リッド3の左右方向の中央に回転自在に連結されている。このため、リッド3が左右のいずれに開閉する時にも、リッド3とアーム45とリンク部材41と回転台座43とで四節リンク機構を形成することができる。ゆえに、リッド3の左右両側の開閉をスムーズに行うことができる。
また、第1の実施形態と同様に、リンク部材41の左右の一方の上昇により、左側及び右側のリッド側回動中心部35a、35bの一方が上昇して、リッド3の左右の一方の側面31dが、ボックス本体2の上面に当接することなく、下部に回り込む。リンク部材41は、本体側回動中心部25を中心に回転し、左側及び右側のリッド側回動中心部35a、35bの一方をボックス本体2の左右方向の中央部に向けて移動させる。ゆえに、リッド開状態では、厚みのあるリッド3は、左右方向の中央側に引き込まれるため、ボックス本体3から外側に大きく飛び出すことはない。
第3実施形態においては、アーム45、回転軸44、回転台座43をボックス本体2の前側及び後ろ側の双方に設けているが、前側だけ、又は後ろ側だけに設けてもよい。前側に設ける場合には、操作部33a、33bの操作時に荷重がリッド3に加えられたとしても、前側と後側のうち操作部33a、33bに近い方にアーム45及び回転台座43などを配置することで、アーム45や回転台座43に加わるモーメントを小さくすることができる。また、リッド3の捩れも抑制できる。一方、後ろ側にのみ設ける場合には、前側にアーム45がなく、開口21へのアクセスを容易にすることができる。
第3実施形態においては、両開きの収納ボックス10にアーム45、回転軸44及び回転台座43を設けているが、第2の実施形態のような片開きの収納ボックスにこれらを設けてもよい。
第3実施形態においては、スプリング42を本体側回動中心部25に配設しているが、回転軸44に配設してもよい。即ち、回転軸44の周面にスプリング42を巻回させ、スプリング42の一方の端部42bを回転軸44に係止し、他方の端部42cを回転台座43に係止する。スプリング42は、回転軸44の回転を規制する方向に付勢する。この場合にも、スプリング42が配設される回転軸44は、リッド側回動中心部35a、35bから離れた本体側回動中心部25に配設されているため、リッド側回動中心部35a、35bにスプリング42を設ける場合に比べて、リッドの回動を規制するに必要な回転モーメントが小さくなる。ゆえに、リッドを閉状態に維持するに必要な付勢手段の付勢力が小さくてよい。
また、リンク部材41の右側の先端軸穴41hは、スプリング42の付勢力によって下向きに付勢されている。このため、右側の先端軸穴41hは、リッド側回動中心部35bを介してリッド3の右側の側面をボックス本体3の上面に押さえつける。ゆえに、リッド3は、安定に開状態を維持できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る収納ボックスにおいては、図18、図19に示すように、リンク部材41が第1の実施形態のリンク部材41よりも下方に延びた形状をなし、更に、開閉機構4が、チェックアーム5と、本体側ガイド溝26と、リンク側ガイド溝46とを備えている点で、第1の実施形態と相違する。以下、第1の実施形態と相違する点を中心に説明する。
収納ボックスの前後両側には、それぞれ開閉機構4が設けられている。
後側に設けられた開閉機構4は、リンク部材41と、チェックアーム5と、本体側ガイド溝26と、リンク側ガイド溝46とを有する。リンク部材41は、本体側回動中心部25に嵌合される中央軸穴41eを中心に扇形状に広がり、扇形状部41hの左右方向の中央部は更に下方に延びている。リンク部材41の扇形状部41hの左右両側には、上方に突出する屈曲部41c及び先端部41dが設けられている。左右の先端部41dに形成されている先端軸穴41g、41hには、リッドの左右両側に形成されたリッド側回動中心部35a、35bが離脱可能に嵌合している。リンク部材41の先端軸穴41g、41hのいずれか一方にリッド側回動中心部35a、35bのいずれか一方が嵌合し、他方が離脱しているときには、リンク部材41はリッド側回動中心部35a、35bのいずれか一方を中心に回動可能である。
チェックアーム5は、棒状体であり、第3の実施形態のアーム45とは異なって、ラックギヤ45aは形成されていない。チェックアーム5は、ボックス本体2の後側に、ボックス本体2の壁部の左右方向中央部に設けられた挿通部27を上下方向に貫通して配置されている。挿通部27は、チェックアーム5が左右方向に揺動可能な隙間を有している。挿通部27の内周面側には、本体側回動中心部25の軸線上にチェックアーム5を位置させる支持手段が設けられている。
支持手段は、例えば、図21に示すように、ボックス本体2の挿通部27の内周面から突出する突起部27cと、突起部27cに回動自在に取り付けられる揺動部材18とをもつ。揺動部材18は、突起部27cに回動自在に嵌合される嵌合部18aと、嵌合部18aよりも拡径した拡大部を径方向に貫通する挿入部18bとをもつ。嵌合部18aから突起部27cが抜き出ること防止するため、例えば、嵌合部18aの内周面に周方向に連続する溝条を形成し、突起部27cの側部に小凸部を形成して、小凸部が溝条に周方向にスライド自在に係合させるとよい。挿入部18bには、チェックアーム5が挿入されている。チェックアーム5の先端は、挿入部18bから突き出ていて、リッド3の中央部に揺動自在に支持されている。挿通部27の外周面に突設された本体側回動中心部25の回動中心線上には、挿通部27の内周面に突設された突起部27cの軸線と、揺動部材18の揺動中心とが位置している。揺動部材18に挿入されたチェックアーム5は、本体側回動中心部25の回動中心線を中心に揺動する。
図18,図19に示すように、チェックアーム5の上端部5aは、リッド3の左右方向の中央部に回動自在に支持されている。チェックアーム5の下端部5bには、その前面及び後面にそれぞれ本体側嵌合突起5c及びリンク側嵌合突起5dが形成されている。本体側嵌合突起5cとリンク側嵌合突起5dは、上下方向及び左右方向でチェックアーム5の下端部5bの同一位置に配置されている。
本体側嵌合突起5cは、ボックス本体2の後側の壁部に形成された本体側ガイド溝26に移動可能に嵌合されている。本体側ガイド溝26は、略Y字形状をなし、リッド3の開閉に伴ってチェックアーム5の下端部5bがボックス本体2に対して移動する移動軌跡に沿った形状をもち、チェックアーム5の下端部5bに形成した本体側嵌合突起5cが最下端に位置する下部26aと、下部26aを中心に左右対称形状に分岐する分枝部26b、26cをもつ。
チェックアーム5の下端部5bの後面に設けられたリンク側嵌合突起5dは、リンク部材41の前面に形成したリンク側ガイド溝46に移動可能に嵌合されている。リンク側ガイド溝46は、略Y字形状をなし、リッド3の開閉に伴ってチェックアーム5の下端部5bがリンク部材41に対して移動する移動軌跡に沿った形状である。リンク側ガイド溝46は、チェックアーム5の下端部5bに形成したリンク側嵌合突起5dが最下端に位置する下部46aと、下部46aを中心に、リンク部材41の左右方向の両側に左右対称形状に分岐する分枝部46b、46cとをもつ。リンク部材41は、ボックス本体2に対して揺動するため、リンク側ガイド溝46の分枝部46b、46cは、本体側ガイド溝26の分枝部26b、26cよりも左右方向外側に大きく湾曲している。
前側の開閉機構4は、第1の実施形態と同様に、リンク部材41と、リンク部材41の左右方向の中央部に形成され本体側回動中心部25に回動自在に支持される中央軸穴41eと、リッド3の左右両側に設けられリンク部材41の左右両側に先端部41dを回動自在に支持するリッド側回動中心部25とをもつ。
ボックス本体2の右側には、棒状の伝達部材6が設けられている。伝達部材6は、ボックス本体2の右側の壁部に設けられた凹状の軸受部27に回転自在に支持されている。軸受部27は、伝達部材6を嵌合した後には、伝達部材6が脱落しないように図略の保持部材で塞がれる。
伝達部材6の前端部及び後端部の周面には、ギヤ部61が形成されている。
前後の開閉機構4のリンク部材41の右側部には、長穴41fが開口している。長穴41fは、中央軸穴41eを中心とする扇形状をなし、長穴41fの外周面には、ギヤ部41mが形成されていて、伝達部材6のギヤ部61と噛み合っている。伝達部材6の前端部及び後端部に形成されたギヤ部61、及び前後の開閉機構4のリンク部材41の長穴41nに形成されたギヤ部41mは、互いに同じ形状及びピッチをもつ。このため、伝達部材6の回転によって、前後の開閉機構4のリンク部材41は、同期して揺動する。
伝達部材6のギヤ部61の先端側には、フランジ状に拡径した端面部材62が嵌合されており、ギヤ部61の反対側には、フランジ状に拡径したフランジ部63が形成されている。ギヤ部61が、リンク部材41の長穴41nに嵌合しているときに、長穴41nのギヤ部41mは、フランジ部63と端面部材62との間に配置されて、ギヤ部61との噛み合いが外れないようになっている。伝達部材6をリンク部材41の長穴41fに嵌合するにあたっては、伝達部材6の前後両端のギヤ部61の端面部62を一旦取り外し、ギヤ部61を長穴41fに嵌合させる。その後、端面部62をギヤ部61の内部に嵌合させる。
本実施形態の収納ボックスの作動について説明する。図18に示すように、リッド3が閉じているときには、リッド3の中央部に上端部5aが支持されているチェックアーム5は、最も下方に位置しており、ボックス本体2の本体側回動中心部25を通る鉛直軸方向を向いている。このとき、リンク部材41は、本体側回動中心部25を中心に鉛直方向に対して対称をなす位置にある。
図20に示すように、リッド3を閉状態から右側を開ける場合には、リッド3の右側の操作部33a(図5参照)を押し込むと、第1の実施形態と同様に右側のリッド側回動中心部35aが、リンク部材41の先端軸穴41gから離脱する。リッド3の右側を持ち上げると、左側のリッド側回動中心部35bを中心にリッド3が回動する。リッド3に連結されているチェックアーム5の上端部5aが上方に移動する。チェックアーム5は、本体側回動中心部25を上方に通過しながら、本体側回動中心部25を中心に徐々に左側に傾斜する。チェックアーム5の下端部5bの前面に設けた本体側嵌合突起5cは、本体側ガイド溝26の右側の分岐部26bを上側に向かって移動する。また、チェックアーム5の下端部5bの後面に設けたリンク側嵌合突起5dは、リンク側ガイド溝46の右側の分岐部46bを上側に向かって移動する。リンク部材41は、リッド3の回動中心であるリッド側回動中心部35bを中心に回動するとともに、リンク部材41の回動角度は、チェックアーム5の回動角度を介して、リッド3の開度に一対一の関係で対応する。ゆえに、リンク部材41が、リッド3に対して自在に回動することが抑制される。
かりに、チェックアーム5と本体側ガイド溝26及びリンク側ガイド溝46とが設けられていない場合には、リッド3を閉めるときに、閉止直前でリッド3の左右方向の端面が浮き上がる場合がある。このとき、リンク部材41の閉めようとする側の先端軸穴41gが本来上昇すべきところを下降してしまい、先端軸穴41gにリッド側回動中心部35a又は35bに嵌合されず、リッド3が閉まらないことがある。
リッド3が閉止するときには、チェックアーム5の下端部5bのリンク側嵌合突起5dは、リンク側ガイド溝46の下部に位置して、リンク部材41を強制的に最下位置に維持しようとする。ゆえに、リンク部材41の閉めようとする側の先端軸穴41gは、チェックアーム5のリンク側嵌合突起5dにより強制的に上昇されて、リッド側回動中心部36aまたは36bに確実に嵌合する。
本実施形態においては、ボックス本体2には、リッド3の開閉に伴ってチェックアーム5の他端部5bがボックス本体2に対して移動する移動軌跡に沿った形状をもつ本体側ガイド溝26が形成されている。また、リンク部材41には、リッド3の開閉に伴ってチェックアーム5の他端部5bがリンク部材41に対して移動する移動軌跡に沿った形状をもつリンク側ガイド溝46が形成されている。チェックアーム5の他端部5bは、本体側ガイド溝26及びリンク側ガイド溝46に移動可能に嵌合されているため、本体側ガイド溝26によって移動方向が規制される。また、リンク部材41は、リンク側ガイド溝46を移動するチェックアーム5の他端部5bによって、チェックアーム5に対する移動方向が規制される。ゆえに、リンク部材41は、チェックアーム5を介して、ボックス本体2に対する移動方向が規制される。ゆえに、リンク部材41自身の遊びが抑えられ、リッド3が閉止するときに、リンク部材41がリッド側回動中心部35a、35bに確実に嵌合される。
本体側ガイド溝26及びリンク側ガイド溝46は、それぞれ、チェックアーム5の他端部5bが最下端に位置する部分を中心に、ボックス本体2の壁部の左右方向の両側に左右対称形状に分岐している。このため、リッド3の左右のいずれを開閉させるときにも、チェックアーム5を介して、リンク部材41のボックス本体2に対する移動方向が規制される。ゆえに、リッド3の左右のいずれを閉めるときにも、リッド側回動中心部36a、35bは、リンク部材41に確実に嵌合される。
また、前後の開閉機構4のリンク部材41に設けられたギヤ部41mは、伝達部材6の前後両端に設けたギヤ部61と係合している。このため、リンク部材41は、左右及び前後の4方向から支持された状態で、リッド3の動きに一対一の関係で連動する。ゆえに、前後の開閉機構4のリンク部材41は、いずれも安定した動作が可能となり、リンク部材41に連係しているリッド3の開閉動作も安定化する。
本実施形態においては、リンク部材41を回動自在に支持する本体側回動中心部25に、リッド3が閉状態になるようにリンク部材41を付勢するスプリング42を設けていないが、第3の実施形態の図15に示すように、スプリング42を設けてもよい。
2:ボックス本体、3:リッド、4:開閉機構、5:チェックアーム、6:伝達部材、10:収納ボックス20:収納空間、21:開口、22:側方周縁部、23:前後周縁部、23b:穴部、23a:固定壁、24:前後壁、25:本体側回動中心部、29:ローラ、31:ベース部、32:クッション部、32b:穴部、33a、33b:操作部、34a、34b:伝達部材、35a、35b:リッド側回動中心部、41:リンク部材、41a、47:中央部、41b:腕部、41c:屈曲部、41d:先端部、41e:中央軸穴、41g、41h:先端軸穴、41k:リンク側ギヤ、42:スプリング、43:回転台座、43e:台座側ギヤ、44:回転軸、44a:ピニオンギヤ、45:アーム、45a:ラックギヤ、45b:上端部、45c:下端部。

Claims (10)

  1. 上部に開口を有する収納空間を設けたボックス本体と、該開口を覆うリッドと、該リッドの左側及び右側の少なくとも一方を回動中心として該リッドの左側及び右側の他方を開閉させる開閉機構と、を備える収納ボックスにおいて、
    前記開閉機構は、
    前記リッドの左右方向と直交する前後方向の前側及び後側にそれぞれ設けられ、前記回動中心を構成するとともに、該リッドの左側及び右側の一方の側面との距離が、該リッドの下面との距離よりも大きい部分に位置する一対のリッド側回動中心部と、
    前記ボックス本体における前記開口よりも前側及び後側の壁部にそれぞれ設けられ、一対の前記リッド側回動中心部よりも左右方向の中央側に設けられた一対の本体側回動中心部と、
    一対の前記本体側回動中心部と一対の前記リッド側回動中心部との間に配設されて、該本体側回動中心部と該リッド側回動中心部とにそれぞれ回動自在に支持された一対のリンク部材と、
    を備え、
    前記リッドが前記開口を閉塞している閉状態においては、前記リッド側回動中心部は、基準位置にあり、
    前記リッドの左側及び右側の他方が前記開口を開いている開状態においては、該リッドの左側及び右側の一方の前記リッド側回動中心部を中心として該リッドが回動するとともに、該リッドの左側及び右側の一方の側面が前記ボックス本体の上面に当接して前記本体側回動中心部を中心に前記リンク部材が回動することにより、該リッド側回動中心部を、前記閉状態の該リッド側回動中心部の位置よりも、上方に移動させるとともに該リッドの左右方向の中央部側に移動させることを特徴とする収納ボックス。
  2. 前記開閉機構は、さらに、
    前記ボックス本体における前記開口よりも前側及び後側の少なくとも一方の壁部に回動自在に設けられた回転台座と、
    前記リンク部材の回動方向に沿った周面に形成されたリンク側ギヤと、
    前記回転台座の周面に形成され、前記リンク側ギヤと噛合する台座側ギヤと、
    前記回転台座の軸方向端面に径方向に延設され、延び方向の両端部を該回転台座の軸方向端面に回動自在に枢支され、且つ周面にピニオンギヤを形成した回動軸と、
    長尺状に延び且つ前記ピニオンギヤに噛合するラックギヤを延び方向に形成したアームと、
    を備えており、
    前記アームの延び方向の一端部は、前記リッドにおける前記リッド側回動中心部よりも左右方向の中央側に位置する部分に回動自在に支持されて、該アームは、該リッドに支持された前記一端部を中心に回動可能であり、
    前記リッドの開閉時には、前記ラックギヤと前記ピニオンギヤの噛合により前記回転台座に対して前記アームが延び方向に移動するとともに、前記リッドの回転角度の変化によって前記アームの回動角度が変化し、前記アームの回動角度の変化が前記回動軸に伝達され前記回転軸が前記回転台座とともに前記アームの回動方向に回転し、前記台座側ギヤと前記リンク側ギヤとの噛合により前記回転台座の回動が前記リンク部材に伝達されて前記リンク部材の左側及び右側のいずれか一方が上昇する請求項1に記載の収納ボックス。
  3. 前記開閉機構は、さらに、
    一端部が前記リッドにおける前記リッド側回動中心部よりも左右方向の中央側に位置する部分に回動自在に支持されたチェックアームと、
    前記ボックス本体における前記開口よりも前側及び後側の少なくとも一方の壁部に形成され、前記リッドの開閉に伴って前記チェックアームの他端部が前記ボックス本体に対して移動する移動軌跡に沿った形状をもつ本体側ガイド溝と、
    前記リンク部材に形成され、前記リッドの開閉に伴って前記チェックアームの前記他端部が前記リンク部材に対して移動する移動軌跡に沿った形状をもつリンク側ガイド溝と、を備え、
    前記チェックアームの前記他端部は、前記本体側ガイド溝及び前記リンク側ガイド溝に移動可能に嵌合されている請求項1記載の収納ボックス。
  4. 前記開閉機構は、前記リッドの左側及び右側の双方を開閉可能とし、
    前記リッドの左側及び右側の双方には、それぞれ一対の前記リッド側回動中心部が設けられ、
    一対の前記リンク部材は、前記リッドの左側及び右側にそれぞれ設けられた一対の前記リッド側回動中心部にそれぞれ着脱可能に支持された左側及び右側の嵌合部をもち、
    前記開閉機構は、更に、操作により前記左側及び右側のいずれか一方の前記嵌合部を前記リッド側回動中心部から離脱させる操作部を備え、
    一対の前記本体側回動中心部は、前記ボックス本体の左右方向の中心であって、且つ前記リッドの左側及び右側にそれぞれ設けられた一対の前記リッド側回動中心部よりも下方に位置している請求項1乃至3のいずれか1項に記載の収納ボックス。
  5. 前記回転台座は、前記ボックス本体の左右方向の中央に配設され、
    前記アームの延び方向の一端部は、前記リッドの左右方向の中央に回動自在に支持されている請求項4に記載の収納ボックス。
  6. 前記ボックス本体の前記開口の前側及び後側の周縁には、それぞれ、前記リンク部材の左側端部を進退させる左側の穴部及び前記リンク部材の右側端部を進退させる右側の穴部が形成されており、
    前記リンク部材の左側端部及び右側端部は、前記リッドの左側及び右側の他方が開いたときには前記リッドの左側及び右側の他方の前記穴部の周縁と同一面を構成する閉塞面を有する請求項4又は5に記載の収納ボックス。
  7. 前記アーム及び前記回転台座は、前記ボックス本体の前側及び後側のうち前記操作部に近い方に配設されている請求項2、4、5及び6のいずれか1項に記載の収納ボックス。
  8. 前記チェックアームの前記一端部は、前記リッドの左右方向の中央部に回動自在に支持されており、
    前記本体側ガイド溝及び前記リンク側ガイド溝は、それぞれ、前記チェックアームの前記他端部が最下端に位置する部分を中心に、前記ボックス本体の前記壁部の左右方向の両側に左右対称形状に分岐している請求項3、4、6及び7のいずれか1項に記載の収納ボックス。
  9. 前記開閉機構は、更に、前記リンク部材を回動自在に支持する前記本体側回動中心部に配設されて、該リンク部材の該本体側回動中心部に対する回動を規制する方向に付勢する付勢手段を備えている請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の収納ボックス。
  10. 前記開閉機構は、更に、前記回転軸に配設されて、前記回転軸に形成された前記ピニオンギヤの前記ラックギヤに対する移動を規制する付勢手段を備えている請求項2、4、5、6、7及び9のいずれか1項に記載の収納ボックス。
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