JP2010155578A - 自動2輪車のカバー装置 - Google Patents
自動2輪車のカバー装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010155578A JP2010155578A JP2008335771A JP2008335771A JP2010155578A JP 2010155578 A JP2010155578 A JP 2010155578A JP 2008335771 A JP2008335771 A JP 2008335771A JP 2008335771 A JP2008335771 A JP 2008335771A JP 2010155578 A JP2010155578 A JP 2010155578A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- stay
- lock member
- wheel
- key
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62H—CYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
- B62H5/00—Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles
- B62H2005/008—Arrangements or adaptations for supporting U-locks on cycles
Landscapes
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
Abstract
【目的】 車輪用ロック部材を不使用時にカバー部材として有効利用する。
【構成】 シートレール6と接続するサブパイプ7にピリオンステップホルダ8を設け、このピリオンステップホルダ8とシートレール6を第1ロック部材用ステー10で連結する。第1ロック部材用ステー10の後方にもシートレール6から延出する第2ロック部材用ステー11を設け、第1ロック部材用ステー10と第2ロック部材用ステー11にホルダ32を取付ける。ホルダ32は弾性体34が一体化されており、これにU字ロック装置12を構成するロック金具13を差し込み、その先端をキーシリンダ部14へロックさせると、U字ロック装置12は後輪側方の車体側面に支持され、カバー部材として機能する。
【選択図】図2
【構成】 シートレール6と接続するサブパイプ7にピリオンステップホルダ8を設け、このピリオンステップホルダ8とシートレール6を第1ロック部材用ステー10で連結する。第1ロック部材用ステー10の後方にもシートレール6から延出する第2ロック部材用ステー11を設け、第1ロック部材用ステー10と第2ロック部材用ステー11にホルダ32を取付ける。ホルダ32は弾性体34が一体化されており、これにU字ロック装置12を構成するロック金具13を差し込み、その先端をキーシリンダ部14へロックさせると、U字ロック装置12は後輪側方の車体側面に支持され、カバー部材として機能する。
【選択図】図2
Description
この発明は、車体の後輪側方に設けられる自動2輪車のカバー構造に係り、特に車輪用ロック部材を本来の用途である車輪ロックとして使用しない不使用時にカバー部材として利用するものに関する。
パッセンジャーシートの下方に後輪を具備する自動2輪車において、後輪の側方を覆うカバー部材を配置し、ドレスガード等として使用するようにしたものは公知である。
特許第3585191号公報
ところで、上記従来例における後輪の側方を覆うカバー部材は、車両走行時に後輪とパッセンジャーとの間の遮蔽部材として活用されるものであるが、車両が停止している際は、カバー部材としての本来的機能(後輪とパッセンジャーとの間の遮蔽)が要求されず、単に意匠性に存在意義がある程度にすぎない。
したがって、このようなカバー部材において、車両の停止時でも活用することが望まれていた。本願はこのような要請を実現するものである。
したがって、このようなカバー部材において、車両の停止時でも活用することが望まれていた。本願はこのような要請を実現するものである。
上記課題を解決するため自動2輪車のカバー装置に係る請求項1の発明は、前後に前輪及び後輪を支持する車体フレームと、前輪及び後輪間に配置され後輪の上方にパッセンジャ用の座席を備えたシートと、シートの下方に配置されるとともに、後輪の側方を覆うカバー部材とを備えた自動2輪車の車体カバー装置において、
環状に形成されるとともに、その環状の一部をキーにより開放可能に形成する車輪用ロック部材と、
少なくとも一部が後輪の側方へ延出し、車体フレームに固定されるロック部材用ステーとを備え、
前記車輪用ロック部材を前記ロック部材用ステーへ着脱自在に支持にさせることにより、前記車輪用ロック部材を車輪のロックに用いない不使用時には前記カバー部材として機能させることを特徴とする。
環状に形成されるとともに、その環状の一部をキーにより開放可能に形成する車輪用ロック部材と、
少なくとも一部が後輪の側方へ延出し、車体フレームに固定されるロック部材用ステーとを備え、
前記車輪用ロック部材を前記ロック部材用ステーへ着脱自在に支持にさせることにより、前記車輪用ロック部材を車輪のロックに用いない不使用時には前記カバー部材として機能させることを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記ロック部材はU字状に形成されるロック金具と、このロック金具の端部を差し込んでロックするキーシリンダ部とを備えたU字ロックであり、前記ロック金具の少なくとも一部の断面が円形に形成されるとともに、
前記ロック部材用ステーに円筒形の支持部が形成され、この支持部に前記ロック金具の円形断面部が挿入されて支持されることを特徴とする。
前記ロック部材用ステーに円筒形の支持部が形成され、この支持部に前記ロック金具の円形断面部が挿入されて支持されることを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項2において、前記ロック部材用ステーに形成される円筒形の支持部は、前記ロック金具の円形断面を弾性部材を介して支持することを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項2〜3いずれかにおいて、前記キーシリンダ部は棒状をなし、前記ロック金具の開放部を閉ざすように連結されてロックするとともに、前記ロック金具はU字状の屈曲部とこの屈曲部で連続一体に連結される一対の直線部を備え、
前記ロック部材用ステーは前記ロック金具におけるU字状の屈曲部と直線部の境界部及び各直線部の前記キーシリンダ部に係止される端部に配置されることを特徴とする。
前記ロック部材用ステーは前記ロック金具におけるU字状の屈曲部と直線部の境界部及び各直線部の前記キーシリンダ部に係止される端部に配置されることを特徴とする。
請求項5の発明は上記請求項4において、前記キーシリンダ部はキーにより解錠操作されるものであって、キー挿入部を備え、前記ロック部材用ステーに支持された状態で、前記キー挿入部が上方に突出した位置に配置されることを特徴とする。
請求項6の発明は上記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記車体フレームは前部に設けられて前輪を操舵自在に保持するヘッドパイプと、
ヘッドパイプから車両後方かつ下方に延出するメインフレームと、
メインフレームの中間部から後方に向けて延出するとともに、シートを支持するシートレールと、
メインフレームのシートレール結合位置より下方位置とシートレールの中間部に一端を結合され、他端は上方かつ下方に延出し、シートレールの中間部とを結合するサブフレームと、
サブフレームから延出するピリオンステップホルダに取付けられたパッセンジャ用ピリオンステップとを備え、
前記ロック部材用ステーは、シートレールとピリオンステップホルダ間に掛け渡されるように配置されることを特徴とする。
ヘッドパイプから車両後方かつ下方に延出するメインフレームと、
メインフレームの中間部から後方に向けて延出するとともに、シートを支持するシートレールと、
メインフレームのシートレール結合位置より下方位置とシートレールの中間部に一端を結合され、他端は上方かつ下方に延出し、シートレールの中間部とを結合するサブフレームと、
サブフレームから延出するピリオンステップホルダに取付けられたパッセンジャ用ピリオンステップとを備え、
前記ロック部材用ステーは、シートレールとピリオンステップホルダ間に掛け渡されるように配置されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、車輪用ロック部材を、車両走行時には後輪の側方を覆うカバー部材として、車両停止及び駐車時には車輪をロックする車輪用ロック部材として活用することができる。
その結果、車輪用ロック部材の配置スペースを確保するため車両を大型化を抑制して車輪用ロック部材を走行時も携帯することができるとともに、カバー部材として活用できるため、走行時においても車輪用ロック部材を有効に利用することができる。
その結果、車輪用ロック部材の配置スペースを確保するため車両を大型化を抑制して車輪用ロック部材を走行時も携帯することができるとともに、カバー部材として活用できるため、走行時においても車輪用ロック部材を有効に利用することができる。
請求項2の発明によれば、ロック部材用ステーに円筒形の支持部を設け、この支持部にロック金具の円形断面部を挿入支持させるようにしたので、車輪用ロック部材の着脱が容易となるとともに、構造の複雑化を回避することができる。
請求項3の発明によれば、車輪用ロック部材を弾性部材を介して、ロック部材用ステーに係止するため、カバー部材を弾性的に固定でき、カバー部材へ外力が加えられた場合であっても、ロック部材用ステーへの外力を緩和することができる。
請求項4の発明によれば、ロック部材用ステーに対して、ロック金具は、U字状の屈曲部と直線部の境界及び各直線部のキーシリンダ部へ係止される端部で支持されるので、挿入方向での位置決めに特別な部材を用いる必要がなく、部品点数の削減及び軽量化を図ることができる。
請求項5の発明によれば、キーシリンダ部のキー挿入部が上方に突出した位置に配置されるキー操作が容易となるため、キー操作が容易になり、利便性が向上する。
請求項6の発明によれば、ピリオンステップホルダをロック部材用ステーの固定に有効に利用するので、ロック部材用ステー専用の固定部材を別に設ける場合と比べて軽量化を図ることができる。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。なお、本願において前後・上下・左右の各方向は、自動2輪車の直進走行時における乗員(ライダー)を基準とし、内外とは車体中心側を内側(内方)、反対側を外側(外方)とする。また左右方向は車幅方向とも同義である。
図1は本実施例に係る自動2輪車の左側面図である。この自動2輪車は車体中央に前傾気筒エンジン1を備え、このエンジン1を支持する車体フレームの前部は略ループ状をなし、ヘッドパイプ2から前傾気筒エンジン1の上方を斜め下がり後方へ延びるメインパイプ3と、その後部から曲がってヘッドパイプ2の後方を下方へ延びるセンターパイプ4と、ヘッドパイプ2から前傾気筒エンジン1の前方を斜め下がりに下方へ延びるダウンパイプ5を備える。
ダウンパイプ5及びセンターパイプ4の下端はそれぞれ前傾気筒エンジン1のクランクケースの前部及び後部へ連結されている。さらに、センターパイプ4の上端部からは、シートレール6が斜め上がりに後方へ延出している。また、センターパイプ4の下部とシートレール6の前後方向中間部を斜めのサブパイプ7が連結している。これらの車体フレームを構成する各パイプ部材はそれぞれ左右一対で設けられている。また、パイプ部材に代えて鋳造や鍛造等からなるもにしてもよい。
サブパイプ7には略V字状をなすピリオンステップホルダ8が鋭角部8aを後方へ突出して溶接等により取付けられ、鋭角部8aにはピリオンステップ9が取付けられている。
ピリオンステップホルダ8は金属パイプで形成される。但し、鋳造品等を用いてもよい。ピリオンステップホルダ8の鋭角部8aでピリオンステップ9の支持部の上方には第1ロック部材用ステー10の下端が溶接等により取付けられている。
ピリオンステップホルダ8は金属パイプで形成される。但し、鋳造品等を用いてもよい。ピリオンステップホルダ8の鋭角部8aでピリオンステップ9の支持部の上方には第1ロック部材用ステー10の下端が溶接等により取付けられている。
第1ロック部材用ステー10はパイプ部材からなり、上端部はサブパイプ7のピリオンステップホルダ8が接続する部分より若干後方へ溶接等で取付けられている。11は第1ロック部材用ステー10の後方に略平行してシートレール6から下方へ延出する第2ロック部材用ステーであり、第1ロック部材用ステー10とともに後述するロック装置を支持するためのロック部材用ステーを構成する。但し、第1ロック部材用ステー10単独で足りる場合は省略することもできる。
第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11には、本願発明の車輪用ロック部材の一例であるU字ロック装置12が着脱自在に支持されている。このようにU字ロック装置12は車輪をロックする本来の機能をしない不使用時に車体側方に支持されてカバー部材として機能している。
U字ロック装置12は、U字状をなすロック金具13と直線的な棒状の外観をなすキーシリンダ部14を備える。ロック金具13とキーシリンダ部14は結合・分離自在であり、結合一体化されると全体的に環状をなしてU字ロック装置12となる。また分離すると、環状部分がキーシリンダ部14で開かれた状態になる。
図中の符号15は燃料タンク、16は二人乗り用のシートであり、前部が乗員座席16a、後部がパッセンジャ座席16bをなす。パッセンジャ座席16bに着座するパッセンジャは、跨座または横座りし、いずれの場合も足を下方へ下ろしてピリオンステップ9へ乗せるようになっている。U字ロック装置12の支持部材(10、11)は、U字ロック装置12が単数で使用されることが多いことを考慮して車体の一側(本実施例では車体左側)に設けられ、この場合は横座り式のカバー部材として効果的である。
また、第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11並びにU字ロック装置12及びピリオンステップ9はパッセンジャ座席16bの下方に位置する。
17はピボットであり、リヤフォーク18の前端部をセンターパイプ4へ揺動自在に支持する。
また、第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11並びにU字ロック装置12及びピリオンステップ9はパッセンジャ座席16bの下方に位置する。
17はピボットであり、リヤフォーク18の前端部をセンターパイプ4へ揺動自在に支持する。
リヤフォーク18の後端部には後輪19が回転自在に支持され、リヤフォーク18の上方かつピリオンステップホルダ8の下方には、チェーン駆動用のチェーン(図示省略)を覆うチェーンガード20が配置されている。リヤフォーク18の後部とシートレール6との間にはリヤクッションユニット21が配置される。
22はセンターパイプ4と重なる位置に配置された気化器、23はセンターパイプ4,シートレール6及びサブパイプ7で囲まれた略三角形の空間内へ配置されたエアクリーナである。
22はセンターパイプ4と重なる位置に配置された気化器、23はセンターパイプ4,シートレール6及びサブパイプ7で囲まれた略三角形の空間内へ配置されたエアクリーナである。
気化器22の一部とエアクリーナ23は燃料タンク15の下方からシート16の前部下方にかけ車体側面を覆うサイドカバー24で覆われる。25は燃料タンク15の前部下方及びダウンパイプ5の側方から前傾気筒エンジン1の気筒上部側を覆うシュラウドであり、後部はサイドカバー24の前部と接続している。
26はハンドル、27はフロントフォーク、28は前輪、29は排気管である。
26はハンドル、27はフロントフォーク、28は前輪、29は排気管である。
図2はU字ロック装置12及びその支持部近傍を拡大した図である。ロック金具13は平行する軸部13aとこの軸部13aの各一端を湾曲して連続一体に接続する湾曲部13bを備えた全体として略U字状の中実丸棒状部材であり、一対の軸部13aの各自由端13c間には所定の間隔がある。
キーシリンダ部14は円筒状のケースとその中に内蔵されるロック機構を備え、軸部13aの各自由端13cが差し込まれたときこれをロック機構でロックする。このロック機構は後述するキー操作で解錠される。
キーシリンダ部14は円筒状のケースとその中に内蔵されるロック機構を備え、軸部13aの各自由端13cが差し込まれたときこれをロック機構でロックする。このロック機構は後述するキー操作で解錠される。
第1ロック部材用ステー10は折りたたみ状態のピリオンステップ9と略平行にその上方を斜め上がり後方へ延びるステーステー下部10aと、上下方向へ前傾して配置されたリヤクッションユニット21と略平行に斜め上下方向に延び、かつその後方へ間隔を持って配置されたステー上部10bとを連続一体に備える。
リヤクッションユニット21の上端部21aはシートレール6とサブパイプ7の接続部近傍でシートレール6と第1ロック部材用ステー上部10bの接続部より前方に設けられたステー30へ取付けられており、リヤクッションユニット21とステー上部10bの間に形成される空間31内にキーシリンダ部14がリヤクッションユニット21及びステー上部10bと略平行に配置されている。
キーシリンダ部14の上下端部はそれぞれロック金具13よりも上方及び下方へ突出している。但し、後述するキー挿入穴が設けられた上端部の位置は、リヤクッションユニット21の上端部21a及びステー30と第1ロック部材用ステー10の間にあり、かつシートレール6の外側方に位置し、上端部の上方はこれらの部材が存在せず、キー操作可能な開放空間になっている。
ステー上部10bとの側面及び第2ロック部材用ステー11の下端にはロック金具13を支持する筒状のホルダ32が設けられている。このホルダ32はステー上部10bに上下2カ所及び第2ロック部材用ステー11の下端に1カ所の計3カ所に設けられ、ロック金具13の上下に対をなす軸部13aを着脱自在に支持している。このうちステー上部10bに設けられる上下のホルダ32は、その中心間隔が上下の軸部13aの軸心間隔と一致して各軸部13aの前端部を支持し、第2ロック部材用ステー11のホルダ32は、上側の軸部13aだけを支持し、その支持位置は軸部13aの後端部で湾曲部13bにつらなる変曲部近傍となっている。
第2ロック部材用ステー11にホルダ32を一つだけ設けることにより、計3カ所のホルダ32だけでロック装置を確実に支持でき、第2ロック部材用ステー11にホルダ32を上下2カ所設け、それぞれで上下の軸部13aを支持する場合と比べて、ホルダ32の数を一つ省略できる。しかも、ホルダ32の数が少なければ、それだけ軸部13aの着脱における手間を減らすことができる。但し、第2ロック部材用ステー11にホルダ32を上下2カ所設けることは自由である。逆に、U字ロック装置12の支持が第1ロック部材用ステー10だけで十分であれば、第2ロック部材用ステー11自体を省略することもできる。
ホルダ32は拡大部Aに示すように、第2ロック部材用ステー11の下端に溶接等で取付けられる金属製等の筒部33と、その内側へ焼き付け等で一体化されたゴム等の筒状をなす弾性体34で構成され、弾性体34の中へロック金具13の軸部13aを圧入して貫通させることにより、U字ロック装置12がステー上部10b及び第2ロック部材用ステー11へ弾性支持され、防振支持される。
なお、ステー上部10bに設けられるホルダ32は、第2ロック部材用ステー11のように下端へ取付けられず、側面へ外周部を溶接等で取付けられる点が相違するだけであり、第2ロック部材用ステー11側のものと筒部33及び弾性体34の構成は同じである。
なお、ステー上部10bに設けられるホルダ32は、第2ロック部材用ステー11のように下端へ取付けられず、側面へ外周部を溶接等で取付けられる点が相違するだけであり、第2ロック部材用ステー11側のものと筒部33及び弾性体34の構成は同じである。
第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11が配置されているシートレール6の下方かつリヤクッションユニット21後方における空間38内には後輪19の上部が入り込むようになっており、後輪19はリヤフォーク18の揺動によって空間38内を上下方向に移動自在である。第1ロック部材用ステー10、ピリオンステップホルダ8及びU字ロック装置12は後輪19の側方に位置する。
U字ロック装置12をステー上部10b及び第2ロック部材用ステー11へ取付けると、空間38のうち後輪19側方をU字ロック装置12で覆うことができ、一種のドレスガードのようなカバー部材として機能するKとができる(図1参照)。なお、キーシリンダ部14が配置される空間31は空間38の一部である。
図3はU字ロック装置12の取付を示す分解図であり、ロック金具13は平行する軸部13aとこの軸部13aを湾曲して連続一体に接続する湾曲部13bを備えた略U字状の丸棒状部材であり、一対の軸部13aの各自由端13cはキーシリンダ部14の側面に形成されたロック穴35へ嵌合し、自由端13cの近傍に形成されたロック溝13dがキーシリンダ部14内に設けられているロック部材(図示せず)と係合するとロックされてキーシリンダ部14から抜け出し不能となり、ロック金具13とキーシリンダ部14が一体化されて環状をなすU字ロック装置12となる。
また、キーシリンダ部14の上端にはキー穴36が設けられ、これにキー37を上方から差し込んで回動させると、ロック部材がロック溝13dから外れてアンロックされ、ロック金具13は自由端13cをキーシリンダ部14から抜き出して分離できる。
なお、U字ロック装置12を第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11へ支持させる場合には、予めキーシリンダ部14とロック金具13を分離し、ロック金具13の自由端13c先端側をホルダ32の弾性体34内側へ後方から差し込んで前方へ突出させ、空間31内へ配置されたキーシリンダ部14へ差し込むとロックされ、キーシリンダ部14とロック金具13が一体化されて図2に示す状態で車体側方へ支持される。
次に、本実施例の作用を説明する。まず、U字ロック装置12を本来の車輪ロックとして使用しない場合は、図2に示すように第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11にロック金具13を支持させる。
このようにすると、上下に平行する一対の軸部13aと湾曲部13bが空間38の後輪19側方となる部分を覆うので、U字ロック装置12が後輪19に対するカバー部材として機能し、ドレスガードとして利用できる。
このようにすると、上下に平行する一対の軸部13aと湾曲部13bが空間38の後輪19側方となる部分を覆うので、U字ロック装置12が後輪19に対するカバー部材として機能し、ドレスガードとして利用できる。
このため、車輪用ロック部材であるU字ロック装置12を、本来的な使用をしない不使用時である車両走行時には、後輪19の側方を覆うカバー部材として有効に機能させることができ、車両停止及び駐車時には本来の車輪をロックする車輪用ロック部材として活用することができる。
このため、従来は車輪用ロック部材は不使用時に収納場所に苦労していたが、本実施例ではこのような苦労が解消されるばかりか、積極的な車体外装品として活用可能になる。
その結果、U字ロック装置12の配置スペースを確保するため車両を大型化を抑制して車輪用ロック部材を走行時も携帯することができるとともに、カバー部材として活用できるため、走行時においてもU字ロック装置12を有効に利用することができる。
このため、従来は車輪用ロック部材は不使用時に収納場所に苦労していたが、本実施例ではこのような苦労が解消されるばかりか、積極的な車体外装品として活用可能になる。
その結果、U字ロック装置12の配置スペースを確保するため車両を大型化を抑制して車輪用ロック部材を走行時も携帯することができるとともに、カバー部材として活用できるため、走行時においてもU字ロック装置12を有効に利用することができる。
また、第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11にそれぞれ円筒形の支持部であるホルダ32を設け、このホルダ32にロック金具13の円形断面部である軸部13aを挿入支持させるようにしたので、U字ロック装置12の着脱が容易となるとともに、構造の複雑化を回避することができる。
そのうえ、U字ロック装置12を弾性体34を介してホルダ32に支持させるため、カバー部材としてのU字ロック装置12を車体側方へ弾性的に固定でき、第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11でU字ロック装置12を防振支持できるとともに着脱も容易になる。このとき、ロック金具13を後方から前方へ向かってホルダ32へ差し込むので、差し込みが容易になる。
また、U字ロック装置12へ外力が加えられた場合であっても、第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11への外力を緩和することができる。
そのうえ、U字ロック装置12を弾性体34を介してホルダ32に支持させるため、カバー部材としてのU字ロック装置12を車体側方へ弾性的に固定でき、第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11でU字ロック装置12を防振支持できるとともに着脱も容易になる。このとき、ロック金具13を後方から前方へ向かってホルダ32へ差し込むので、差し込みが容易になる。
また、U字ロック装置12へ外力が加えられた場合であっても、第1ロック部材用ステー10及び第2ロック部材用ステー11への外力を緩和することができる。
さらに、ホルダ32に対して、ロック金具13は、U字状の湾曲部13bと直線状の軸部13aとの境界及び各軸部13aの先端でキーシリンダ部14へロックされる自由端13cの近傍部で支持されるので、挿入方向での位置決めに特別な部材を用いる必要がなく、部品点数の削減及び軽量化を図ることができる。
さらに、キーシリンダ部14を空間31内へリヤクッションユニット21とステー上部10bに平行して配置したので、煩雑感なく、スッキリとした外観で収納できる。しかもキー穴36を上向きに配置したので、ステー下部10aやピリオンステップ9等に邪魔されず、そのうえキー穴36の上方も開放された空間になっているので、キー操作が容易になり、利便性が向上する。
また、ピリオンステップホルダ8を第1ロック部材用ステー10の固定に有効に利用するので、第1ロック部材用ステー10専用の固定部材を別に設ける場合と比べて軽量化を図ることができる。
次に、U字ロック装置12を本体の車輪用ロック部材として用いる場合には、図2の状態において、キーシリンダ部14のキー穴36へ上方からキー37を差し込んで(図3参照)ロックを解除し、ロック金具13をキーシリンダ部14から抜き出して分離させる。
この状態で、後輪19のタイヤ部等を一方側からロック金具13を差し込み、他方側で両自由端13cをキーシリンダ部14のロック穴35へ差し込めばロックされる。
このとき、ロック金具13は容易にステー上部10b及び第2ロック部材用ステー11のホルダ32から抜き取ることができる。
この状態で、後輪19のタイヤ部等を一方側からロック金具13を差し込み、他方側で両自由端13cをキーシリンダ部14のロック穴35へ差し込めばロックされる。
このとき、ロック金具13は容易にステー上部10b及び第2ロック部材用ステー11のホルダ32から抜き取ることができる。
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、車輪用ロック部材はU字ロック装置12に限定されない。比較的剛性の部材で環状をなし、その一部がキーで開閉するようなロック装置であれば足り、例えば、ワイヤーロック等がある。
また、U字ロック装置12の支持部材(10、11)は、U字ロック装置12が単数で使用されることが多いことを考慮して上記本実施例では車体の一側(車体左側)にのみ設けられ、この場合は横座り式のカバー部材として効果的であるが、跨座式でも一側側のカバー部材としては十分に機能する。また、U字ロック装置12の支持部材(10、11)を車体の左右両側に設けてもよい。
また、U字ロック装置12の支持部材(10、11)は、U字ロック装置12が単数で使用されることが多いことを考慮して上記本実施例では車体の一側(車体左側)にのみ設けられ、この場合は横座り式のカバー部材として効果的であるが、跨座式でも一側側のカバー部材としては十分に機能する。また、U字ロック装置12の支持部材(10、11)を車体の左右両側に設けてもよい。
さらに、U字ロック装置12はキーシリンダ部14とロック金具13の前後関係を逆にしてもよい。この場合は、湾曲部13bが空間31に位置し、キーシリンダ部14が第2ロック部材用ステー11の後方かつシートレール6の下方に位置することになり、剛性の高いキーシリンダ部14が広い空間部へ位置することにより、カバー部材の剛性アップが可能になる。
また、軸部13aは少なくとも一部が円形断面部であれば足り、他の部分は非円形の異形断面であってもよい。
さらに、第1ロック部材用ステー10をピリオンステップホルダ8と別の部分で支持させてもよい。
さらに、第1ロック部材用ステー10をピリオンステップホルダ8と別の部分で支持させてもよい。
6:シートレール、7:サブパイプ、8:ピリオンステップホルダ、9:ピリオンステップ、10:第1ロック部材用ステー、11:第2ロック部材用ステー、12:U字ロック装置、13:ロック金具、14:キーシリンダ部、21:リヤクッションユニット、32:ホルダ、36:キー穴、37:キー
Claims (6)
- 前後に前輪及び後輪を支持する車体フレームと、前輪及び後輪間に配置され後輪の上方にパッセンジャ用の座席を備えたシートと、シートの下方に配置されるとともに、後輪の側方を覆うカバー部材とを備えた自動2輪車の車体カバー装置において、
環状に形成されるとともに、その環状の一部をキーにより開放可能に形成する車輪用ロック部材と、
少なくとも一部が後輪の側方へ延出し、車体フレームに固定されるロック部材用ステーとを備え、
前記車輪用ロック部材を前記ロック部材用ステーへ着脱自在に支持にさせることにより、前記車輪用ロック部材を車輪のロックに用いない不使用時には前記カバー部材として機能させることを特徴とする自動2輪車のカバー装置。 - 前記ロック部材はU字状に形成されるロック金具と、このロック金具も端部を差し込んでロックするキーシリンダ部とを備えたU字ロックであり、前記ロック金具の少なくとも一部の断面が円形に形成されるとともに、
前記ロック部材用ステーに円筒形の支持部が形成され、この支持部に前記ロック金具の円形断面部が挿入されて支持されることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のカバー装置。 - 前記ロック部材用ステーに形成される円筒形の支持部は、前記ロック金具の円形断面を弾性部材を介して支持することを特徴とする請求項2に記載した自動2輪車のカバー装置。
- 前記キーシリンダ部は棒状をなし、前記ロック金具の開放部を閉ざすように連結されてロックするとともに、前記ロック金具はU字状の屈曲部とこの屈曲部で連続一体に連結される一対の直線部を備え、
前記ロック部材用ステーは前記ロック金具におけるU字状の屈曲部と直線部の境界及び各直線部の前記キーシリンダ部に係止される端部に配置されることを特徴とする請求項2〜3のいずれかに記載した自動2輪車のカバー装置。 - 前記キーシリンダ部はキーにより解錠操作されるものであって、キー挿入部を備え、前記ロック部材用ステーに支持された状態で、前記キー挿入部が上方に突出した位置に配置されることを特徴とする請求項4に記載した自動2輪車のカバー装置。
- 前記車体フレームは前部に設けられて前輪を操舵自在に保持するヘッドパイプと、
ヘッドパイプから車両後方かつ下方に延出するメインフレームと、
メインフレームの中間部から後方に向けて延出するとともに、シートを支持するシートレールと、
メインフレームのシートレール結合位置より下方位置とシートレールの中間部に一端を結合され、他端は上方かつ下方に延出し、シートレールの中間部とを結合するサブフレームと、
サブフレームから延出するピリオンステップホルダに取付けられたパッセンジャ用ピリオンステップとを備え、
前記ロック部材用ステーは、シートレールとピリオンステップホルダ間に掛け渡されるように配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した自動2輪車のカバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008335771A JP2010155578A (ja) | 2008-12-29 | 2008-12-29 | 自動2輪車のカバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008335771A JP2010155578A (ja) | 2008-12-29 | 2008-12-29 | 自動2輪車のカバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010155578A true JP2010155578A (ja) | 2010-07-15 |
Family
ID=42573813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008335771A Withdrawn JP2010155578A (ja) | 2008-12-29 | 2008-12-29 | 自動2輪車のカバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010155578A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014065472A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Honda Motor Co Ltd | 後輪懸架装置 |
CN106005112A (zh) * | 2011-05-25 | 2016-10-12 | 施拉奇锁有限责任公司 | 用于运输装置的锁安装组件 |
-
2008
- 2008-12-29 JP JP2008335771A patent/JP2010155578A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106005112A (zh) * | 2011-05-25 | 2016-10-12 | 施拉奇锁有限责任公司 | 用于运输装置的锁安装组件 |
US10501135B2 (en) | 2011-05-25 | 2019-12-10 | Schlage Lock Company Llc | Lock mounting assemblies for transportation devices |
US11110980B2 (en) | 2011-05-25 | 2021-09-07 | Schlage Lock Company Llc | Lock mounting assemblies for transportation devices |
US11745815B2 (en) | 2011-05-25 | 2023-09-05 | Schlage Lock Company Llc | Lock mounting assemblies for transportation devices |
JP2014065472A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Honda Motor Co Ltd | 後輪懸架装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5751916B2 (ja) | 鞍乗り型車両用燃料タンク | |
JP2015033900A (ja) | 鞍乗型車両におけるフロントカウルステーの取付構造 | |
JP5049822B2 (ja) | 自動二輪車のフロントカウルおよびウインドスクリーン取付け構造 | |
JP6238952B2 (ja) | 鞍乗り型車両のライセンスプレート支持構造 | |
JP2007131030A (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP5460511B2 (ja) | 車両用のリヤフェンダ | |
JP5604124B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP5478182B2 (ja) | 鞍乗型車両のシートカウル構造 | |
JP2012096606A (ja) | 鞍乗型車両の後部構造 | |
JP5784434B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
JP2010155578A (ja) | 自動2輪車のカバー装置 | |
JP4097669B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP2006240345A (ja) | 自動二輪車のシートフレーム | |
TWI671224B (zh) | 跨坐型車輛之外殼構造 | |
JP2007112154A (ja) | 鞍乗り型車両およびそれに用いるステアリングダンパ | |
JP4684793B2 (ja) | 車両のフロントカバー構造 | |
JP2006281919A (ja) | 自動二輪車の車体構造 | |
JP2007069677A (ja) | 鞍乗型車両の後部構造、及び鞍乗型車両 | |
JP2006069438A (ja) | 自動二輪車の後部車体構造 | |
JP5271234B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP2008062813A (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP4443400B2 (ja) | 自動二輪車のフレーム | |
JP7269274B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP6554494B2 (ja) | 自動二輪車のマフラー支持構造 | |
JP4479454B2 (ja) | 自動二輪車の盗難防止具取り付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120306 |