JP2010023975A - Safety device for elevator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、エレベータの保守・点検作業時における運転モードの許可/禁止を制御するためのエレベータの安全装置に関する。 The present invention relates to an elevator safety device for controlling permission / prohibition of an operation mode during elevator maintenance / inspection work.
エレベータのかご上での保守・点検作業時において、点検スイッチの未操作、あるいは安全ロープの未着用など、作業中の誤操作による単純なヒューマンエラーが多々見られる。その解決方法として、保守員の安全を確保するために、安全ロープの取付け検出手段、および運転モードを点検モードに切替るモード設定手段を備えたエレベータの安全装置がある(例えば、特許文献1参照)。 During maintenance / inspection work on the elevator car, there are many simple human errors due to incorrect operation during work, such as no operation of the inspection switch or wearing of a safety rope. As a solution, there is an elevator safety device including a safety rope attachment detection means and a mode setting means for switching the operation mode to an inspection mode in order to ensure the safety of maintenance personnel (see, for example, Patent Document 1). ).
この特許文献1によれば、かご上での保守・点検作業時に、かご上に保守員が乗り込んだことを自動的に検出して安全装置を動作させ、エレベータの運転モードを運転禁止モードに設定することができる。さらに、安全帯のフックを安全帯保持装置に装着するまで警報を発し、この間は、エレベータを運転禁止モードに保つことで、ヒューマンエラーの防止を図っている。
According to this
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1のような従来の安全装置では、かご上における保守員の安全ロープ未着用を防止することに着眼している。しかしながら、かご上において、保守員が安全ロープを外し忘れ、そのまま乗場扉を閉じてしまった場合を想定すると、安全ロープがかご上に装着されたまま、かごが運転してしまう問題がある。
However, the prior art has the following problems.
A conventional safety device such as
従って、これらの問題点を解決するためには、作業開始時のヒューマンエラーの防止だけでなく、例えば、かご上の作業者によるロープ外し忘れに起因したかごの走行を阻止するような、作業中および作業終了後のヒューマンエラーの防止を図る必要がある。 Therefore, in order to solve these problems, in addition to preventing human error at the start of work, for example, during work that prevents the car from traveling due to forgetting to remove the rope by the worker on the car It is also necessary to prevent human error after work.
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、かご上の作業者によるロープ外し忘れがあった場合にも、かごの走行を阻止できるエレベータの安全装置を得ることを目的とする。 The present invention has been made to solve such a problem, and an object of the present invention is to provide an elevator safety device that can prevent a car from traveling even when an operator on the car forgets to remove the rope. And
本発明に係るエレベータの安全装置は、保守作業時において、保守員によるエレベータかごの保守運転が可能な状態にあるか否かを判断するエレベータの安全装置であって、保守員が装着する安全ロープのフックがかご上の所定箇所に装着されているか否かを検出する金属センサと、かご上の運転可能領域に保守員がいるか否かを検出する面圧センサと、かごの総重量を測定し、所定の基準重量と比較することでかご内あるいはかご上の保守員の有無を検出する秤装置とを備え、金属センサ、面圧センサ、および秤装置の検出結果に基づいて、保守運転が可能な状態にあるか否かを判断するものである。 The elevator safety device according to the present invention is an elevator safety device that determines whether or not the maintenance operation of the elevator car by a maintenance worker is possible during maintenance work, and is a safety rope that the maintenance worker wears. Measures the total weight of the car, a metal sensor that detects whether or not the hook of the car is attached to a predetermined location on the car, a surface pressure sensor that detects whether or not there is a maintenance person in the operable area on the car , Equipped with a scale device that detects the presence or absence of maintenance personnel in the car or on the car by comparing with a predetermined reference weight, and maintenance operation is possible based on the detection results of the metal sensor, surface pressure sensor, and scale device It is determined whether or not it is in a proper state.
本発明に係るエレベータの安全装置によれば、保守点検時に、各種センサからの検出結果に基づいて保守員の有無および安全ロープの着用状態を的確に判断することができ、かご上の作業者によるロープ外し忘れがあった場合にも、かごの走行を阻止できるエレベータの安全装置を得ることができる。 According to the elevator safety device of the present invention, during maintenance and inspection, it is possible to accurately determine the presence or absence of maintenance personnel and the wearing state of the safety rope based on the detection results from various sensors. Even when the rope is forgotten, an elevator safety device that can prevent the car from traveling can be obtained.
以下、本発明のエレベータの安全装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。 DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of an elevator safety device of the invention will be described with reference to the drawings.
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータの安全装置の構成図である。機械室1内には、エレベータの運転制御を行う運転制御装置2が備えられている。ここで、運転制御装置2は、プログラム等の情報が格納されている記憶部3、および記憶部3に格納された情報に基づいて処理動作を行うCPU4を備えている。さらに、図示していないが、かごを昇降させるための駆動装置がさらに配置されている。
FIG. 1 is a configuration diagram of an elevator safety device according to
一方、かご11上には、かご上制御装置12、金属センサ15、面圧センサ16、および秤装置17が備えられている。ここで、かご上制御装置12は、プログラム等の情報が格納されている記憶部13、および記憶部13に格納された情報に基づいて処理動作を行うCPU14を備えている。また、かご内には、図示していないが、かごドアとかご操作盤が設置されている。
On the other hand, on the car 11, a car
まず始めに、かご11上の各構成要素の機能について説明する。かご上制御装置12は、金属センサ15、面圧センサ16、および秤装置17と接続されている。金属センサ15は、安全ロープのフックの装着状態を検出するセンサである。そして、かご上制御装置12は、この金属センサ15からの検出信号を読み取ることにより、安全ロープのフックが所定の固定部にかかった状態であるか否かを監視することができる。
First, the function of each component on the car 11 will be described. The
面圧センサ16は、かご上での運転可能領域に保守員がいるか否かを、面圧により検出するセンサである。そして、かご上制御装置12は、この面圧センサ16からの検出信号を読み取ることにより、かご上の運転可能領域における保守員の有無を監視することができる。
The
ここで、この運転可能領域とは、保守点検時に、保守員がかご上にいる状態でかごの運転を行う際に、保守員の安全を確保するためのかご上の適切なエリアに相当する。より具体的には、例えば、かご上の中心からある一定の範囲として規定されるエリアがこの運転可能領域に相当する。 Here, the operable area corresponds to an appropriate area on the car for ensuring the safety of the maintenance staff when the car is operated while the maintenance staff is on the car at the time of maintenance and inspection. More specifically, for example, an area defined as a certain range from the center on the car corresponds to this operable region.
図2は、本発明の実施の形態1における金属センサ15および面圧センサ16の配置を示した説明図であり、かごの上部からかごの上面を見た図である。図2に示すように、安全ロープのフックの装着状態を検出する金属センサ15は、かご上の中央に位置している。また、面圧センサ16は、かご上の中心からある一定の範囲の面圧を検出するように配置されている。図2において点線で囲まれたエリアが、運転可能領域に相当する。
FIG. 2 is an explanatory view showing the arrangement of the
秤装置17は、かごの重量を検出する。そして、かご上制御装置12は、無負荷状態(かご内およびかご上に誰もいない状態)におけるかごの重量をあらかじめ基準値として記憶部13に記憶しておき、秤装置17で検出された重量と比較することで、かご内またはかご上における保守員の有無を監視することができる。なお、この秤装置17は、通常運転時におけるかご内の重量を計測するためのセンサをそのまま流用することができる。
The
一方、機械室1内の運転制御装置2は、かご上制御装置12とデータ通信可能な構成を備えている。そして、運転制御装置2は、金属センサ15、面圧センサ16、および秤装置17の検出結果をかご上制御装置12から受け取り、この検出結果に基づいてかごの運転可否の判断処理を行う。あるいは、運転制御装置2は、かご上制御装置12側で実施された運転可否の判断処理結果を受信する構成としてもよい。
On the other hand, the
次に、本実施の形態1におけるエレベータの安全装置の一連の判断処理について説明する。図3は、本発明の実施の形態1におけるエレベータの安全装置の一連の判断処理に関するフローチャートである。なお、図3中における(NO1)〜(NO5)という記載部分は、後述する図4に示したNOに対応している。
Next, a series of determination processes of the elevator safety device according to the first embodiment will be described. FIG. 3 is a flowchart relating to a series of determination processes of the elevator safety device according to
また、このフローチャートで示されている処理は、かご上制御装置12内のCPU14および運転制御装置2内のCPU4により実行されるものである。より具体的には、この図3のフローチャートは、金属センサ15、面圧センサ16、および秤装置17の検出結果に基づくかご上制御装置12による処理と、かご上制御装置12から運転制御装置2に送られる情報をまとめて示している。
The processing shown in this flowchart is executed by the CPU 14 in the
まず始めに、ステップS101において、かご上制御装置12は、かご上の運転可能領域に設置してある面圧センサ16の検出結果から、運転可能領域における保守員の有無を監視する。そして、かご上制御装置12は、面圧センサ16がONであり、運転可能領域に保守員がいると判断した場合には、ステップS111以降の処理を行う。
First, in step S101, the
一方、面圧センサ16がOFFであり、運転可能領域に保守員がいないと判断した場合には、かご上制御装置12は、ステップS102に進み、保守員未検出信号を運転制御装置2に伝送する。
On the other hand, when the
次に、かご上制御装置12は、ステップS103において、金属センサ15の検出結果から、安全ロープのフックが所定の固定部に装着されているか否かを監視する。そして、かご上制御装置12は、金属センサ15がOFFであり、安全ロープが未装着状態であると判断した場合には、ステップS104に進み、安全ロープ未着用信号を運転制御装置2に伝送する。ここでの安全ロープ未着用信号とは、運転可能領域に保守員がおらず、安全ロープも検出されないことから、安全ロープの外し忘れがないことを意味している。
Next, in step S103, the on-
一方、金属センサ15がONであり、安全ロープが装着状態であると判断した場合には、かご上制御装置12は、ステップS105に進み、安全ロープ着用信号を運転制御装置2に伝送する。ここでの安全ロープ着用信号とは、運転可能領域に保守員がいないにもかかわらず、安全ロープが検出されたことから、安全ロープの外し忘れがあったことを意味している。
On the other hand, when it is determined that the
ステップS104で安全ロープ未装着信号を伝送した後に、かご上制御装置12は、ステップS106において、秤装置17の検出結果から、保守員が運転可能領域以外のかご上またはかご内にいるか、それとも乗場にいるかを監視する。
After transmitting the safety rope non-installation signal in step S104, the on-
そして、かご上制御装置12は、秤装置17の検出結果が基準値以上の重さである場合には、かご上に保守員がいる可能性があると判断し、ステップS107に進み、保守員かご上検出信号を運転制御装置2に伝送する。ここでの保守員かご上検出信号とは、運転可能領域に保守員が検出されず、安全ロープも取り外されているが、かご重量が基準値を超過しているため、保守員がかご上の運転可能領域以外のエリアにいる可能性があることを意味している。
Then, the
一方、秤装置17の検出結果が基準値未満の重さであり、保守員がかご上にはいないと判断した場合には、かご上制御装置12は、ステップS108に進み、保守員かご上未検出信号を運転制御装置2に伝送する。ここでの保守員かご上未検出信号とは、運転可能領域に保守員が検出されず、安全ロープも取り外されており、かつ、かご重量が基準値以下であるため、保守運転が可能な状態であることを意味している。
On the other hand, if the detection result of the
また、先のステップS101において、面圧センサ16がONであり、運転可能領域で運転する保守員がいると判断した後に、かご上制御装置12は、ステップS109において、金属センサ15の検出結果から、安全ロープのフックが所定の固定部に装着されているか否かを監視する。
In step S101, after determining that the
そして、かご上制御装置12は、金属センサ15がOFFであり、安全ロープが未装着状態であると判断した場合には、ステップS110に進む。この場合は、運転可能領域に保守員がいるにもかかわらず、安全ロープを着用していない場合に相当する。
When the
一方、金属センサ15がONであり、安全ロープが装着状態であると判断した場合には、かご上制御装置12は、ステップS111に進む。この場合は、運転可能領域に保守員がおり、かつ、安全ロープを着用している場合に相当する。
On the other hand, when it is determined that the
そして、かご上制御装置12は、ステップS105、ステップS107の処理後、またはステップS109で金属センサ15がOFFと判断された後には、ステップS110において、保守運転条件が整っていないため保守運転を阻止すべきであると判断し、運転制御装置2にその旨を伝送する。
Then, after the processing of step S105 and step S107, or after the
一方、かご上制御装置12は、ステップS108の処理後、またはステップS109で金属センサ15がONと判断された後には、ステップS111において、保守運転条件が整っており保守運転が可能であると判断し、運転制御装置2にその旨を伝送する。
On the other hand, after the process of step S108 or after the
図4は、本発明の実施の形態1におけるセンサの検出結果に基づく運転可能/運転阻止の判断をまとめたものである。かご上制御装置12は、図4に示すように、金属センサ15、面圧センサ16、秤装置17の検出結果に応じて、NO1〜NO5の5通りの判断を行う。NO1およびNO4の状態は、保守運転条件が整っている状態を意味しており、保守運転が可能となる。一方、NO2、NO3、およびNO5の状態は、保守運転条件が整っていない状態を意味しており、保守運転が阻止される。
FIG. 4 summarizes the determination of the operation possible / operation inhibition based on the detection result of the sensor in the first embodiment of the present invention. As shown in FIG. 4, the
以上のように、実施の形態1によれば、保守点検時に、各種センサからの検出結果に基づいて保守員の有無および安全ロープの着用状態を判断することができる。この結果、保守運転条件が整っているか否かを的確に判断でき、保守員がかご上にて安全ロープを外し忘れることを防ぐとともに、保守運転を阻止することができる。 As described above, according to the first embodiment, it is possible to determine the presence / absence of maintenance personnel and the wearing state of the safety rope based on the detection results from various sensors during maintenance inspection. As a result, it is possible to accurately determine whether or not the maintenance operation condition is satisfied, and it is possible to prevent the maintenance worker from forgetting to remove the safety rope on the car and to prevent the maintenance operation.
1 機械室、2 運転制御装置、3 記憶部、11 かご、12 かご上制御装置、13 記憶部、15 金属センサ、16 面圧センサ、17 秤装置。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
保守員が装着する安全ロープのフックがかご上の所定箇所に装着されているか否かを検出する金属センサと、
かご上の運転可能領域に保守員がいるか否かを検出する面圧センサと、
かごの総重量を測定し、所定の基準重量と比較することでかご内あるいはかご上の保守員の有無を検出する秤装置と
を備え、
前記金属センサ、前記面圧センサ、および前記秤装置の検出結果に基づいて、前記保守運転が可能な状態にあるか否かを判断する
ことを特徴とするエレベータの安全装置。 An elevator safety device that determines whether maintenance operation of an elevator car by maintenance personnel is possible during maintenance work,
A metal sensor that detects whether or not a hook of a safety rope worn by maintenance personnel is attached to a predetermined location on the car;
A surface pressure sensor that detects whether there is a maintenance person in the operable area on the car;
A weighing device that measures the total weight of the car and compares it with a predetermined reference weight to detect the presence or absence of maintenance personnel in the car or on the car,
An elevator safety device, wherein whether or not the maintenance operation is possible is determined based on detection results of the metal sensor, the surface pressure sensor, and the scale device.
前記金属センサにより前記安全ロープの装着状態が検出され、前記面圧センサにより保守員が前記運転可能領域にいることが検出された場合、または、前記金属センサにより前記安全ロープの未装着状態が検出され、前記面圧センサにより保守員が前記運転可能領域にいないことが検出され、かつ前記秤装置により、かご内あるいはかご上の保守員がいないことが検出された場合に、前記保守運転が可能な状態にあると判断する
ことを特徴とするエレベータの安全装置。 In the elevator safety device according to claim 1,
When the safety state of the safety rope is detected by the metal sensor, and when it is detected by the contact pressure sensor that a maintenance person is in the operable region, or when the safety rope is not installed by the metal sensor. The maintenance operation is possible when it is detected by the surface pressure sensor that maintenance personnel are not in the operable region, and the scale device detects that no maintenance personnel are in or on the cage. A safety device for an elevator characterized by being judged to be in a safe state.
前記金属センサにより前記安全ロープの装着状態が検出され、前記面圧センサにより保守員が前記運転可能領域にいないことが検出された場合には、前記安全ロープの外し忘れの可能性があるとして前記保守運転が可能な状態にないと判断する
ことを特徴とするエレベータの安全装置。 In the elevator safety device according to claim 1 or 2,
When the safety state of the safety rope is detected by the metal sensor, and when it is detected by the contact pressure sensor that a maintenance person is not in the operable region, the safety rope may be forgotten to be removed. A safety device for an elevator characterized in that it is determined that maintenance operation is not possible.
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JP2017095251A (en) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | 株式会社日立ビルシステム | Elevator maintenance device and elevator maintenance system |
JP6242959B1 (en) * | 2016-08-08 | 2017-12-06 | 東芝エレベータ株式会社 | Elevator safety device |
CN108751070A (en) * | 2018-06-28 | 2018-11-06 | 艾陌极智能装备(深圳)有限公司 | Intelligent high-lift operation hanging cradle pair rope detector |
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