JP2009286582A - Shock absorber of elevator - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、エレベータの安全装置として昇降路の最下部のピット部に設けられ、昇降路内で昇降する昇降体であるかご又はつり合い重りがピット部に衝突しようとするときの衝撃を緩和するために用いられるエレベータの緩衝装置に関する。 This invention is provided in a pit portion at the bottom of a hoistway as a safety device for an elevator, and for mitigating an impact when a car or a counterweight which is an elevating body that moves up and down in the hoistway attempts to collide with the pit portion. The present invention relates to an elevator shock absorber.
エレベータにおいては、安全装置として、かご又はつり合い重りが昇降路のピット部に衝突することを防止し、かつ規定の加速度でかご又はつり合い重りを停止させるような緩衝装置を設けることが義務付けられている。そして、分速60m以下のエレベータにあっては、ばね式の緩衝装置を用いることが可能であると規定されている。 In elevators, as a safety device, it is required to provide a shock absorber that prevents the car or counterweight from colliding with the pit portion of the hoistway and stops the car or counterweight at a specified acceleration. . And it is prescribed | regulated that it is possible to use a spring-type shock absorber in the elevator of 60 m / min or less.
ばね式の緩衝装置において、その機能を十分に果たすためには、かご又はつり合い重りが規定の最下部にまで下降したときのそのかご又はつり合い重りと緩衝装置のばねとの間のクリアランスの寸法を常時規定の範囲内に保つようにしなければならない。 In a spring-type shock absorber, in order to fully perform its function, the size of the clearance between the car or the counterweight and the shock absorber spring when the car or the counterweight is lowered to the specified bottom is set. It must be kept within the prescribed range at all times.
図7には、ばね式緩衝装置を用いたロープ式エレベータの全体の構成を示してある。建屋の昇降路1内には巻上機2が設置され、この巻上機2にメインロープ3が巻き掛けられ、このメインロープ3を介して昇降路1内に昇降体としてのかご4及びつり合い重り5が吊り下げられ、これらかご4及びつり合い重り5が巻上機2による駆動でそれぞれガイドレール6,7に沿って上下に昇降移動する。このエレベータは、巻上機2がガイドレール6の上部に取り付けられたマシンルームレス構造となっている。
FIG. 7 shows the overall configuration of a rope type elevator using a spring-type shock absorber. A hoisting
昇降路1の最下部は、建屋の最下階フロアより低いレベルに達するピット部11で、このピット部11の底部にかご4及びつり合い重り5にそれぞれ対応する緩衝装置12が設けられている。各緩衝装置12はそれぞれコイル形のばね部材13を備えている。
The lowermost part of the hoistway 1 is a
そして、かご4又はつり合い重り5が何らかの原因で最下階フロアを行き過ぎて下降し、ピット部11の底部に衝突するような危険が生じたときに、そのかご4又はつり合い重り5がそれに対応する緩衝装置12のばね部材13で受け止められ、そのばね部材13が弾性的に圧縮することでその衝撃が緩和される。
Then, when the
なお、各緩衝装置12のばね部材13は、ピット部11の底部に設置された各バッファ台14の上に溶接して取り付けられている。そしてこれらバッファ台14の両端部で各ガイドレール6,7の下端部が支持されている。
The
ところで、一般にロープ式エレベータにあっては、その据え付け当初から数ヶ月間はメインロープ3に大きな初期伸びが生じる。かご4は、メインロープ3の伸びに拘わらず、常に最上階の所定のレベル位置にまで上昇するように制御され、したがってかご4が最上階に達し、つり合い重り5が最下部の位置にまで下降したときには、つり合い重り5がメインロープ3の伸びの分だけ所定のレベル位置よりさらに下降し、この下降でつり合い重り5と緩衝装置12のばね部材13との間のバッファクリアランスの寸法が小さくなる。
By the way, in general, in a rope type elevator, a large initial elongation occurs in the
そこで一般に、図7及び図8に示すように、つり合い重り用の緩衝装置12においては、ばね部材13の上部にはスペーサ16が設置され、また緩衝装置12の近傍にリミットスイッチ17が配設されている。
In general, therefore, as shown in FIGS. 7 and 8, in the shock absorber 12 for counterweight, a
図8(A)に示すように、つり合い重り5とスペーサ16との間で所定のバッファクリアランスL1が確保されている状態から、メインロープ3の伸びでつり合い重り5の位置が下がりバッファクリアランスが所定寸法より小さいL2になると、図8(B)に示すようにつり合い重り5がリミットスイッチ17に接触し、この接触による信号がエレベータの制御盤に送られ、バッファクリアランスが所定寸法以下となったことが報知される。
As shown in FIG. 8 (A), from a state in which a predetermined buffer clearance L 1 is ensured between the
この報知に応じて、エレベータの保守員が昇降路1内に入り込み、図8(C)に示すようにばね部材13の上部からスペーサ16を取り除き、バッファクリアランスが所定寸法L1の範囲内となるように修正することで、メインロープ3の伸びに対応するようにしている。
In response to this notification, elevator maintenance person enters the hoistway 1, remove the
そして、メインロープ3にさらに伸びが生じ、図8(D)に示すように、つり合い重り5がリミットスイッチ17に接触する位置にまで下がり、バッファクリアランスがL2となったときには、メインロープ3を切り詰める作業を実施してそれに対応するようにしている。
Then, further cause elongation in the
バッファクリアランスの寸法変化を自動的に測定する技術については、特開平7−252044号公報(特許文献1)や特開平8−26621号公報(特許文献2)に開示されている。
特開平7−252044号公報(特許文献1)や特開平8−26621号公報(特許文献2)に見られるように、メインロープの伸びに起因するバッファクリアランスの寸法の変化を自動的に測定する技術は一般的に知られている。 As can be seen in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-252044 (Patent Document 1) and Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-26621 (Patent Document 2), the change in the size of the buffer clearance due to the elongation of the main rope is automatically measured. The technology is generally known.
しかしながら、その測定後に、バッファクリアランスを所定の寸法範囲内に自動的に修正する手段や装置は未だ出現しおらず、修正時には保守員が昇降路内に入り込み、スペーサを取り除く作業で対応している。保守員が昇降路に入り込んで作業するのでは能率が悪く、また作業員が昇降路に入り込む際に転落するような危険も伴い、自動修正が可能な緩衝装置の出現が望まれている。 However, after the measurement, means and apparatus for automatically correcting the buffer clearance within the predetermined size range have not yet appeared, and at the time of correction, maintenance personnel enter the hoistway and cope with the work of removing the spacer. . When maintenance personnel enter the hoistway and work, the efficiency is low, and there is a risk that the worker may fall when entering the hoistway, and the appearance of a shock absorber capable of automatic correction is desired.
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、保守員が昇降路内にいちいち入り込むことなく、自動的にバッファクリアランスを所定寸法の範囲内に修正することができるエレベータの緩衝装置を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such points, and the object of the present invention is to automatically correct the buffer clearance within a predetermined range without maintenance personnel entering the hoistway. It is an object to provide an elevator shock absorber.
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、エレベータ昇降路のピット部に設けられ、前記昇降路内で昇降移動する昇降体が下がり過ぎたときに前記昇降体を受け部で受け止めてその衝撃を緩和する緩衝器と、前記緩衝器の受け部の高さ位置を調整する高さ調整機構と、前記緩衝器の受け部と前記昇降体の下部との間のバッファクリアランスを測定するクリアランス測定機構と、前記クリアランス測定機構により前記バッファクリアランスが規定寸法以下となったことが検出されたときに、その信号に基づいて前記高さ調整機構を動作させて前記バッファクリアランスを所定の寸法範囲に復帰させる制御を行なう制御手段とを具備することを特徴としている。 In order to achieve such an object, the invention of claim 1 is provided in a pit portion of an elevator hoistway, and when the elevating body that moves up and down in the hoistway is lowered too much, the elevating body is received by the receiving portion. Measures the buffer clearance between the shock absorber that receives and reduces the impact, the height adjustment mechanism that adjusts the height position of the shock absorber receiving portion, and the lower portion of the shock absorber receiving portion and the lifting body And a clearance measuring mechanism, and when the clearance measuring mechanism detects that the buffer clearance is equal to or less than a predetermined dimension, the height adjusting mechanism is operated based on the signal to set the buffer clearance to a predetermined dimension. And a control means for performing control for returning to the range.
請求項2の発明は、前記緩衝器が、前記昇降体の衝撃を弾性変形動作で吸収して緩和する緩衝部材と、この緩衝部材の上に前記高さ調整機構を介して設けられた受け部とを有し、前記高さ調整機構が、前記緩衝部材の上に設けられたベースと、このベースの上に支持部材を介して支持され、かつ高さ調整器による動作で上下に移動可能で、上面に前記受け部を有する可動板とで構成され、前記高さ調整器が前記制御手段による制御で動作することにより前記可動板が上下に移動し、前記受け部の高さ位置が調整されることを特徴としている。 According to a second aspect of the present invention, the shock absorber absorbs the shock of the lifting body by an elastic deformation operation and relaxes the shock absorber, and a receiving portion provided on the shock absorber via the height adjusting mechanism. The height adjusting mechanism is supported on a base provided on the buffer member via a support member, and can be moved up and down by operation of a height adjuster. A movable plate having the receiving portion on the upper surface, and the height adjuster operates under the control of the control means, so that the movable plate moves up and down, and the height position of the receiving portion is adjusted. It is characterized by that.
請求項3の発明は、前記高さ調整器として、ボールねじ装置が用いられていることを特徴としている。
The invention of
請求項4の発明は、前記高さ調整器として、ラックアンドピニオン装置が用いられていることを特徴としている。
The invention of
請求項5の発明は、前記可動板を支持する支持部材として、シリンダと、このシリンダに対して縮小移動が可能なピストンロッドとを備え、そのピストンロッドの移動を所定の位置にロックすることが可能な油圧式シリンダ装置が用いられていることを特徴としている。 According to a fifth aspect of the present invention, the support member for supporting the movable plate includes a cylinder and a piston rod that can be reduced and moved relative to the cylinder, and the movement of the piston rod can be locked at a predetermined position. A possible hydraulic cylinder device is used.
請求項6の発明は、前記ピストンロッドのロックは、前記高さ調整器が動作するときに前記制御手段による制御で解除されることを特徴としている。
The invention of
請求項7の発明は、前記クリアランス測定機構が非接触形センサで構成されていることを特徴としている。
The invention of
請求項8の発明は、前記緩衝部材がコイル形のばね部材で構成され、前記受け部が前記可動板に脱着可能に設けられたコイル形の補助ばね部材で構成されていることを特徴としている。
The invention according to
この発明によれば、保守員が昇降路内にいちいち入り込むことなく、自動的にバッファクリアランスを所定寸法の範囲内に修正することができる。 According to the present invention, it is possible to automatically correct the buffer clearance within a predetermined range without maintenance personnel entering the hoistway one by one.
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part corresponding to the conventional structure, and the overlapping description is abbreviate | omitted.
図1には第1の実施形態に係る緩衝装置12の全体の構成を示してある。この緩衝装置12は、緩衝部材としてのばね部材13の上部に可動式スペーサ20が設けられ、このばね部材13と可動式スペーサ20とで緩衝器が構成されている。可動式スペーサ20は高さ調整機構として機能するもので、その外観を図2に示してある。
FIG. 1 shows the overall configuration of the shock absorber 12 according to the first embodiment. In the shock absorber 12, a
この高さ調整機構として機能する可動式スペーサ20は、四角板状のベース21を備え、このベース21の下面中央部に円筒管22が取り付けられ、この円筒管22がばね部材13の内周部に嵌合されてベース21がばね部材13の上端面の上に水平に支持されている。
The
ベース21の上方には、支持部材として機能する複数の油圧式シリンダ装置24を介して可動板25が水平に支持されている。可動板25は、ベース21と同形の四角板状をなし、ベース21と相対向するようにその三つの角部に設けられたシリンダ装置24を介して支持されている。そして、ベース21と可動板25との間には、残りの角部の部分において高さ調整器としてボールねじ装置26が設けられている。
Above the
ボールねじ装置26は、ねじ軸27と、このねじ軸27の外周に螺合されたナット28とを備え、ねじ軸27がベース21に取り付けられ、ナット28が可動板25に取り付けられている。ねじ軸27は、ベース21に対して回転自在でかつ軸方向に移動不能に取り付けられている。そして、ベース21の下面にエンコーダ付きモータ30が取り付けられ、このエンコーダ付きモータ30の回転軸にねじ軸27が直結されている。
The
各シリンダ装置24は、図3に示すように、油が収容されたシリンダ31と、このシリンダ31に対して伸縮可能に装着されたピストンロッド32とを備え、図2に示すようにシリンダ31がベース21に取り付けられ、ピストンロッド32が可動板25に取り付けられている。
As shown in FIG. 3, each
シリンダ31内にはピストン33が摺動自在に収納され、このピストン33にピストンロッド32が結合されている。そして、ピストン33によりシリンダ31内が第1の油室31aと第2の油室31bとに仕切られ、第1の油室31aと第2の油室31bが流通経路34を介して接続され、シリンダ31内の油が流通経路34を通して第1の油室31aから第2の油室31bに流れることでピストン33が下降し、シリンダ装置24の全長(高さ寸法)が縮小するようになっている。
A
流通経路34の途中にはソレノイドバルブ35が設けられている。このソレノイドバルブ35は、シリンダ31内の油が第1の油室31aから第2の油室31bに流れようとするときに、その流れを許容するオン状態と、流れを遮断してピストンロッド32の移動をロックするオフ状態とに所定の信号に基づいて動作するようになっている。
A
可動板25の上面中央部には、つり合い重り5の下面と対向4、そのつり合い重り5を受ける受け部として機能する円筒管38が取り付けられ、また可動板25とつり合い重り5との間に渡ってクリアランス測定機構40が設けられている。クリアランス測定機構40は、例えば可動板25の上面の一部に設けられた発光素子40aと、つり合い重り5の下面の一部に設けられた受光素子40bとを備え、発光素子40aから受光素子40bに入射する光の強さの変化でつり合い重り5の下面と円筒管38の上端との間のバッファクリアランスLの寸法を光学的に測定する非接触式のセンサとなっている。
A
図4には制御回路の構成を示してあり、エンコーダ付きモータ30、ソレノイドバルブ35、クリアランス測定機構40がマイクロコンピュータを備える制御装置44にそれぞれ接続されている。
FIG. 4 shows the configuration of the control circuit. The
次に、作用について図5を参照して説明する。 Next, the operation will be described with reference to FIG.
図5(A)の状態は、可動式スペーサ20のベース21と可動板25とが所定の間隔で離間して所定寸法のバッファクリアランスLが確保されている。また、各シリンダ装置24のソレノイドバルブ35がオフ状態にあり、ピストンロッド32の移動がロックされている。
In the state of FIG. 5A, the
このような状態のもとでエレベータの運転が継続される。そして運転の継続中にメインロープの初期伸びや経年変化による伸びが生じ、つり合い重り5が所定のレベルより下がってバッファクリアランスLの寸法が例えばSmmだけ減少すると、その減少分がクリアランス測定機構40により検出され、その検出によるSmmのデータの信号が制御装置44に送られる。
The elevator operation is continued under such a state. Then, during the operation, when the main rope is initially stretched or stretched due to aging, and the
この信号の入力に応じて制御装置44は、Smmに応じるエンコーダ付きモータ30の回転数を演算し、その信号をエンコーダ付きモータ30に出力する。これに伴い、エンコーダ付きモータ30が所定に回転数だけ回転する。また、クリアランス測定機構40から制御装置44にバッファクリアランスLの減少の信号が出力されたときには、その信号に基づく制御装置44の制御により各シリンダ装置24のソレノイドバルブ35がそれぞれオフ状態からオン状態に切り換えられる。
In response to the input of this signal, the
エンコーダ付きモータ30が回転したときには、このモータ30と一体にボールねじ装置26のねじ軸27が一方向に回転し、このねじ軸27の回転で図5(B)に示すように、ナット28が可動板25と一体にねじ軸27に沿って下方に移動する。この際、エンコーダ付きモータ30の回転数は、ナット28と一体に可動板25がSmmだけ下降するように制御される。
When the encoder-equipped
エンコーダ付きモータ30が駆動されるときには、各ソレノイドバルブ35がオン状態、すなわち各シリンダ装置24の第1の油室31a内の油が流通経路34を通して第2の油室31b内に流れ込むことが可能な非ロック状態となっており、したがってモータ30の駆動に応じて各シリンダ装置24のピストンロッド32が下降して可動板25の下方への移動が許容され、可動板25がねじ軸27の回転に応じて円滑に下降に移動する。
When the
エンコーダ付きモータ30は、可動板25がSmmだけ下降するようにその回転数が制御装置44により制御され、可動板25がSmmだけ下降した際にモータ30の駆動が停止し、かつソレノイドバルブ35がオン状態からオフ状態に切り換えられる。
The rotation speed of the
このように可動板25がSmmだけ下降することで、メインロープの伸びに起因するバッファクリアランスLが所定の寸法範囲に自動的に修正される。そしてこのような動作がメインロープに一定以上の伸びが発生する都度、繰り返される。
Thus, the
したがって、保守員が昇降路内に入り込んでバッファクリアランスLの寸法変化を測定したり、その測定に応じて手動でバッファクリアランスLの寸法を修正する作業が不要であり、エレベータのバッファクリアランスを容易に能率よく管理することができる。 Therefore, there is no need for a maintenance person to enter the hoistway to measure the dimensional change of the buffer clearance L, or to manually correct the size of the buffer clearance L in accordance with the measurement. It can be managed efficiently.
一方、何らかの原因でつり合い重り5が所定のレベル位置を超えて下降した場合には、つり合い重り5が緩衝装置12の円筒管38に衝突する。そして、この衝突でばね部材13が弾性的に圧縮し、この圧縮でその衝突の衝撃が緩和され、安全が図られる。
On the other hand, when the
つり合い重り5が円筒管38に衝突したときには、その衝撃が可動板25で受け止められる。可動板25は複数のシリンダ装置24を介してベース21の上に支持されているが、各シリンダ装置24にはソレノイドバルブ35が設けられ、通常時にはこれらソレノイドバルブ35を介して油の流通経路34が遮断されてシリンダ装置24が堅牢なロック状態となっており、このためつり合い重り5の衝突時の衝撃のエネルギーが各シリンダ装置24を通してばね部材13に有効に伝わり、したがってそのエネルギーをばね部材13で適正に吸収することができる。
When the
ところで、エレベータの改修やリニューアルなどの工事を実施する際には、かごの意匠変更などでかごやつり合い重りの質量が増加あるいは減少する場合がある。この場合、緩衝装置もその質量に対応するものに変更しなければならない。すなわち、ばね部材を交換して緩衝装置のばね定数を変えなければならない。 By the way, when carrying out construction such as elevator renovation or renewal, the weight of the car or the balance weight may increase or decrease due to a change in the design of the car. In this case, the shock absorber must be changed to one corresponding to its mass. That is, the spring constant of the shock absorber must be changed by replacing the spring member.
しかしながら、ばね部材はバッファ台に溶接されており、したがって交換する際にはその溶接部分を切断し、新たなばね部材を再度溶接しなければならず、相当面倒で手間のかかる作業となる。 However, the spring member is welded to the buffer base. Therefore, when replacing the spring member, the welded portion must be cut and a new spring member must be welded again, which is a laborious and time-consuming operation.
そこで、図6に示すこの発明の第2の実施形態における緩衝装置12においては、可動板25の上に前記第1の実施形態の場合の円筒管に換えてコイル形の補助ばね部材50が脱着可能に取り付けられ、その他の部分は前記第1の実施形態の場合と同様の構成となっている。この場合は、補助ばね部材50がつり合い重り5の受け部となり、補助ばね部材50の上端とつり合い重り5の下端との間の間隔がバッファクリアランスLとなる。
Therefore, in the
この緩衝装置12では、何らかの原因でつり合い重り5が所定のレベルを超えて下降したときに、そのつり合い重り5が補助ばね部材50に衝突する。そして、この衝突で補助ばね部材50及びバッファ台14の上のばね部材13がそれぞれ弾性的に圧縮し、この圧縮でその衝突のエネルギーが吸収され、安全が図られる。
In the
この緩衝装置12の全体のばね定数Kは、ばね部材13のばね定数をK1、補助ばね部材50のばね定数をK2としたときに、
K=(K1・K2)/(K1+K2)
となる。
したがって、補助ばね部材50を交換してそのばね定数K2を変えれば、緩衝装置12の全体のばね定数Kを所望の値とすることができる。
The overall spring constant K of the
K = (K 1 · K 2 ) / (K 1 + K 2 )
It becomes.
Therefore, if the
すなわち、この実施形態によれば、エレベータの改修やリニューアルなどでつり合い重り5の質量が増加あるいは減少した場合に、可動板25の上の補助ばね部材50をその質量の変化に対応するばね定数をもつ補助ばね部材50と交換するだけの簡単な作業で、緩衝装置12をその改修やリニューアルに対応させることができる。
That is, according to this embodiment, when the mass of the
なお、前記各実施形態においては、高さ調整器としてボールねじ装置26を用いたが、このボールねじ装置26に替えてラックアンドピニオン装置などを用いることも可能である。また、クリアランス測定機構40を光学式のセンサで構成したが、磁気式、超音波式などの非接触形センサで構成することも可能である。
In each of the above embodiments, the
1…昇降路、2…巻上機、3…メインロープ、6.7…ガイドレール、11…ピット部、12…緩衝装置、13…ばね部材、14…バッファ台、20…可動式スペーサ、21…ベース、22…円筒管、24…油圧式シリンダ装置、25…可動板、26…ボールねじ装置、27…ねじ軸、28…ナット、30…エンコーダ付きモータ、31…シリンダ、31a…第1の油室、31b…第2の油室、32…ピストンロッド、33…ピストン、34…流通経路、35…ソレノイドバルブ、38…円筒管、40…クリアランス測定機構、40a…発光素子、40b…受光素子、44…制御装置、50…補助ばね部材。
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Hoistway, 2 ... Hoisting machine, 3 ... Main rope, 6.7 ... Guide rail, 11 ... Pit part, 12 ... Buffering device, 13 ... Spring member, 14 ... Buffer stand, 20 ... Movable spacer, 21 DESCRIPTION OF SYMBOLS ... Base, 22 ... Cylindrical tube, 24 ... Hydraulic cylinder device, 25 ... Movable plate, 26 ... Ball screw device, 27 ... Screw shaft, 28 ... Nut, 30 ... Motor with encoder, 31 ... Cylinder, 31a ... First Oil chamber, 31b ... second oil chamber, 32 ... piston rod, 33 ... piston, 34 ... flow path, 35 ... solenoid valve, 38 ... cylindrical tube, 40 ... clearance measuring mechanism, 40a ... light emitting element, 40b ... light receiving
Claims (8)
前記緩衝器の受け部の高さ位置を調整する高さ調整機構と、
前記緩衝器の受け部と前記昇降体の下部との間のバッファクリアランスを測定するクリアランス測定機構と、
前記クリアランス測定機構により前記バッファクリアランスが規定寸法以下となったことが検出されたときに、その信号に基づいて前記高さ調整機構を動作させて前記バッファクリアランスを所定の寸法範囲に復帰させる制御を行なう制御手段と、
を具備することを特徴とするエレベータの緩衝装置。 A shock absorber provided in the pit portion of the elevator hoistway, and receiving the hoisting body at the receiving portion when the elevating body moving up and down in the hoistway is lowered too much, and cushioning the impact;
A height adjustment mechanism for adjusting the height position of the receiving portion of the shock absorber;
A clearance measuring mechanism for measuring a buffer clearance between a receiving portion of the shock absorber and a lower portion of the lifting body;
When the clearance measuring mechanism detects that the buffer clearance is less than or equal to a predetermined dimension, the height adjustment mechanism is operated based on the signal to return the buffer clearance to a predetermined dimension range. Control means to perform;
An elevator shock absorber characterized by comprising:
前記高さ調整機構は、前記緩衝部材の上に設けられたベースと、このベースの上に支持部材を介して支持され、かつ高さ調整器による動作で上下に移動可能で、上面に前記受け部を有する可動板とで構成され、
前記高さ調整器が前記制御手段による制御で動作することにより前記可動板が上下に移動し、前記受け部の高さ位置が調整されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ緩衝装置。 The shock absorber has a shock absorbing member that absorbs and relaxes the impact of the lifting body by an elastic deformation operation, and a receiving portion provided on the shock absorbing member via the height adjusting mechanism,
The height adjusting mechanism is supported by a base provided on the buffer member and a support member on the base, and can be moved up and down by an operation of a height adjuster. A movable plate having a portion,
2. The elevator shock absorber according to claim 1, wherein when the height adjuster is operated by the control of the control unit, the movable plate moves up and down, and the height position of the receiving portion is adjusted. .
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