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JP2009261303A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】 走行が停止し、尚且つ、刈取・搬送・脱穀の一連の装置が伝動中である場合に限り、掻込みペダルの踏込みが許されるように二重の牽制が働く構成とし、圃場外での誤操作の発生を未然に防止すると共に刈取脱穀作業中の走行に伴う安全性を確保する。
【解決手段】 静油圧式無段変速装置(1)を操作する主変速レバー(2)と、刈取・脱穀クラッチ(3)を入・切操作する刈取・脱穀クラッチレバー(4)とを設け、畦際の穀稈を掻き込んで刈り取る際にオペレータが踏込み操作する掻込みペダル(6)は、前記主変速レバー(2)がニュートラル位置にあり、且つ、前記刈取・脱穀クラッチレバー(4)が入りの位置にあることを条件として踏込み操作を可能にした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、コンバインに関するものである。
従来からコンバインは、刈取脱穀作業の終了時にコンバイン車体の前部にある刈取搬送装置が未脱穀のまま保持している搬送途中の刈取穀稈や、圃場の角や畦際に残っている未刈状態の穀稈を刈取脱穀するために、走行を停止して刈取搬送装置と脱穀装置とを駆動しながら刈取、搬送、脱穀の作業を行う作業態様が知られている。
例えば、特許公報上において、特許第3848876号公報に開示されている公知のコンバインは、明細書と添付図面につぎのような構成が明らかにされている。符号は、該公報に使用されている符号を示す。
左右のクローラ走行装置(4)と、該クローラ走行装置(4)を駆動する走行用HST(13)と、左右のクローラ走行装置(4)に動力の伝達を行う左右の操向クラッチ(16)と、変速操作用の主変速レバー(10)と、左右の操向クラッチ(16)を切断して走行を停止したまま、前処理部(2)による穀稈搬送を継続する強制掻込み装置とを備えたコンバインにおいて、左右の操向クラッチ(16)を同時に切断及び同時に接続する強制掻込みスイッチ(9)の切換操作は、主変速レバー(10)が走行用HST(13)の回転を停止させる中立位置にある場合にのみ有効であることを特徴とするコンバインが示されている。
更に、該公報には、左右の操向クラッチ(16)を同時に切断及び同時に接続する強制掻込みスイッチ(9)の切換操作は、トランスミッションの回転駆動状態を検出する回転駆動検出センサ(21)が走行用HST(13)の回転停止に基づく回転駆動停止を検出した場合にのみ有効であることを特徴とするコンバインが開示されている。
要するに、上記の公開されている特許発明は、機体走行に伴う刈取脱穀作業の安全性を高めることを最大の目的としている。
特許第3848876号公報
前項で説明した従来公知のコンバイン(特許文献1参照)でも解るように、コンバインの走行を停止した状態で行う掻込作業は、従来から走行の安全性を考慮して構成され、主変速レバーが中立位置にあるときと、走行用HSTの回転停止によってトランスミッションが回転駆動停止しているときに、強制掻込みスイッチの切換操作ができる構成になっていた。
したがって、従来のコンバインにおける強制掻込みスイッチの切換操作は、刈取搬送装置や脱穀装置の駆動の有無に関係なく行うことが可能であるから、機体の走行に伴う刈取脱穀作業の安全性を高めることはできるが、強制掻込みスイッチをONにして操向クラッチを切っても、すぐには掻込作業(刈取搬送装置や脱穀装置が停止している場合)ができないから、作業効率が低下する課題があった。
そして、従来装置は、強制掻込みスイッチが、刈取搬送装置と脱穀装置の駆動・停止に関係なく切換操作が可能な構成であるから、刈取・脱穀を停止による二重の安全チエックができない課題があった。
以下、説明する本件出願の発明は、作業終了時に行う掻込作業において、コンバインの走行の安全性を従来と同様に確保した上で、作業効率を高めることができるものとなっている。後述するように、本件発明は、刈取クラッチと脱穀クラッチとが継続状態にある場合に、掻込みペダル操作を可能にしているから、ペダル操作が完了すると、すぐに掻込み作業が開始できる。
そして、本件出願発明は、掻込みペダルを踏み込んで電磁作動でバルブを切り替え、左右サイドクラッチを切るが、そのとき、油路上にあるリリーフバルブを操作して閉じ、作動油の圧を高める構成として油圧機構が左右サイドクラッチを切る作動が確実にできるものとなった。
この発明は、上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、静油圧式無段変速装置(1)を変速操作する主変速レバー(2)と、刈取・脱穀クラッチ(3)を入り切り操作する刈取・脱穀クラッチレバー(4)と、踏込み操作によって走行停止状態のまま刈取搬送装置(19)を駆動可能とする掻込みペダル(6)を設け、前記主変速レバー(2)がニュートラル位置にあり、且つ前記刈取・脱穀クラッチレバー(4)が入りの位置にある場合にのみ、掻込みペダル(6)を踏込み操作できる構成としたことを特徴とするコンバインとした。
即ち、二重の安全装置が働いて、走行の停止中であって、且つ、刈取・搬送・脱穀の一連の作業が可能な状態のときにのみ、掻込作業への切り替えを可能にしている。
つぎに、請求項2に記載した発明は、前記掻込みペダル(6)を支持軸(7)を回動支点(P)として踏込み操作可能に構成し、該回動支点(P)から離れた外側の位置にストッパー部材(8)を設け、該ストッパー部材(8)の回動軌跡内に前記主変速レバー(2)と連動する第1牽制具(9)と刈取・脱穀クラッチレバー(3)と連動する第2牽制具(10)とを配置したことを特徴とする請求項1記載のコンバインとした。
これにより、二系等に連動する二つの牽制具9,10によって掻込みペダル6を牽制し、安全性を高めながら作業効率を保つものとなった。
つぎに、請求項3に記載した発明は、前記掻込みペダル(6)は、前記第1牽制具(9)と第2牽制具(10)が牽制解除された場合に、踏込み操作に伴って油路(11)上のリリーフバルブ(12)を閉じ側に操作すると共に左右のサイドクラッチ(13,13)を、電磁的なバルブ操作に基づいて作動する油圧機構(14)によって左右同時に切り操作する構成としたことを特徴とする請求項2記載のコンバインとした。
即ち、二つの前記牽制具9,10が開放されて掻込みペダル6を踏み込んで左右のサイドクラッチ13,13を切るときに、油路11上のリリーフバルブ12を閉じて油圧機構14側に送る作動油の圧を高め、上記切作動が確実にできるようにしている。
まず、請求項1記載の発明は、主変速レバー2がニュートラル位置にあって、走行が停止し、尚且つ、刈取・搬送・脱穀の一連の装置が伝動中である場合に限り、掻込みペダル6の踏込みが許されるように二重の牽制が働く構成としているから、圃場外での誤操作の発生を未然に防止できるは勿論のこと、刈取脱穀作業中の走行に伴う安全性を確保することができる。
そして、掻込みペダル6を踏み込んで掻込作業に切り換えたときには、刈取・搬送・脱穀の各装置が駆動中であるから、畦際で停車したまま刈取搬送装置19を駆動してこの畦際の穀稈を刈り取る掻込作業への切替えが迅速にできて、作業能率を高めることができる。
そして、請求項2記載の発明は、主変速レバー2と刈取・脱穀クラッチレバー4との2つのレバーに連動する第1牽制具9および第2牽制具10によって掻込みペダル6の踏込み操作を牽制し、安全性を高めながら作業効率を高めることができる。また、構成が比較的簡単になり、低コストで製作でき、安価に提供することができる。
そして、請求項3記載の発明は、第1牽制具9および第2牽制具10による牽制作用が解除されて、掻込みペダル6を踏込んで左右のサイドクラッチ13,13を油圧機構14で切り作動するとき、連動状態に設けられている油路11上のリリーフバルブ12が閉じられ、油圧機構14側に送る作動油の圧力が高められるから、両方のサイドクラッチ13,13の切り作動を適確に行なうことができる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、コンバイン15は、図5、乃至図7に示すように、クローラ16,16を装備した車体17上に、脱穀装置18を前進方向に向かって左側に搭載し、その前方に刈取搬送装置19を昇降自由に連結した構成としている。そして、グレンタンク20は、図面に示すように、前記脱穀装置18の右側に隣接させて搭載し、該脱穀装置18によって脱穀、選別された一番穀粒が搬送されて貯留される構成としている。実施例のコンバイン15は、図5に示すように、前記グレンタンク20の前に運転席5を配置した構成としている。
21は穀粒排出オーガーを示している。
そして、刈取搬送装置19は、図面に示すように、基部を、車体17の前部にある刈取懸架台に上下回動自由に支持し、中間部分から先端部を前方下部に向けて延長した刈取フレーム23に、後述する各装置を配置して連結・支持した構成としている。この場合、前記刈取フレーム23には、前部低位置に複数個の分草杆24を刈取穀稈条列ごとに配置し設け、その背後に接近させて傾斜状の穀稈引起し装置25を設け、その下方低位置に刈取装置26を横方向に向けて配置して取り付けた構成としている。そして、刈取搬送装置19は、図面に示すように、前記刈取装置26の上側近傍から脱穀装置18のフィードチエン27の始端部との間に穀稈搬送装置28が設けられ、刈取穀稈を挟持して搬送し、脱穀装置18に供給する構成としている。
そして、コンバイン15の伝動機構は、前記運転席5の下側に搭載されたエンジン30から出力される回転動力を、脱穀装置18側と静油圧式無段変速装置(以下「HST」と云う)1側とに分岐して伝動し、HST1を経由した回転動力を走行ミッション装置31に入力する構成としている。そして、前記刈取搬送装置19は、具体的な伝動経路の図示を省略したが、前記走行ミッション装置31から分岐して出力した回転動力を刈取クラッチ3aを介して入力する構成となっている。一方、脱穀装置18は、上記の通り、エンジン30から分岐された回転動力が入力されるが、この場合も、脱穀クラッチ3bを経由して伝動される構成としている。
なお、刈取搬送装置19は、従来から周知であるから伝動機構の図示を省略したが、コンバイン15の走行速度が低速時にあっては、前記脱穀装置18側から入力されて伝動される構成となっており、常に、高速回転側から伝動されるように、途中にワンウエイクラッチを介装した構成にしている。
そして、請求範囲に記載している刈取・脱穀クラッチ3とは、上記した刈取クラッチ3aと脱穀クラッチ3bとの両方を指しており、刈取・脱穀クラッチレバー4とは刈取クラッチレバー4aと脱穀クラッチレバー4bとを指している。
そして、コンバイン15は、図5に示すように、運転席5の前側から左側方を囲んで各装置の操作装置が集中して配置された操作フレームとし、右側の開放部が乗降口となっている。そして、操作フレーム上には、前方右端に主変速レバー2が、左後方位置に刈取クラッチレバー4aと脱穀クラッチレバー4bとがそれぞれ設けられ、主変速レバー2がHST1に操作可能に接続されて前・後進の切替と併せて変速操作が可能に構成され、刈取クラッチレバー4aと脱穀クラッチレバー4bとが、それぞれ刈取クラッチ3aと脱穀クラッチ3bとを入り・切操作が出来るように連結した構成としている。
つぎに、コンバイン15の油圧系統について、図4に示す油圧回路図に基づき関係する油路について説明する。
前記HST1は、タンク33から油圧ポンプ34を経由して作動油が供給され、前記主変速レバー2の操作に基づいて、正・逆転の切替え(前・後進の切替え)と増・減速の変速調節が無段階にできる構成としている。つぎに、左右一対の電磁バルブ35,35は、後述するサイドクラッチ切替えスイッチ36の操作によって電磁的に切替えられ、作動油が左右の油圧機構(シリンダー)14に送られて左右のサイドクラッチ13,13を切り操作する構成となっている。
この場合、リリーフバルブ12は、油路11に設けられたパワステリリーフバルブであるが、後述する掻込みペダル6の踏込み操作に連動して閉まる構成として、前記油圧機構14,14側に高圧の作動油を供給できる構成となっている。
なお、油圧回路は、図4に示すように、前記油圧機構14から下手側には、刈取上下シリンダー37や穀粒排出オーガー21の上下調節シリンダ38等が回路中に組み込まれた構成となっている。
つぎに、掻込みペダル6は、図5及び図7に示すように、運転席5の前方低位置に設け、これの踏込み操作によって、前述した左右一対のサイドクラッチ13,13を切り側に操作する構成となっている。そして、掻込みペダル6は、図1、図2、図3に示すように、フロア下方の支持軸7に回動自由にペダルアーム6aが軸装され、前記支持軸7の反対側に復帰スプリング40が連結されて、上部位置(踏込み前の高い位置)に保持するように張圧した構成としている。そして、掻込みペダル6は、オペレータが踏み込み操作をすると、最初に連動ワイヤー41が緩んで前記した油路11上のリリーフバルブ12を閉じ、続いて、下側のスイッチ操作部42がサイドクラッチ切替えスイッチ36に達して押圧し、スイッチONとする構成としている。このように、掻込みペダル6は、二つの牽制が解除されて踏込みが可能なときには、前記油圧回路上の油路12にあるリリーフバルブ12を閉じ、油路上の電磁バルブ35,35を切り替えて油圧機構14(油圧シリンダ)を作動させて左右のサイドクラッチ13,13を切りにする構成としている。
そして、掻込みペダル6は、前記回動支点Pから離れたペダルアーム6aの両面に、外側へ突出させてストッパー部材8を設け、左右に配置した二つの第1牽制具9,第2牽制具10の牽制作用が解除されているときにのみ踏込み操作ができるように構成している。そして、一つの第1牽制具9は、図1、及び図2に示すように、ペダルアーム6aの一方側において、前記主変速レバー2からロット44や連杆45等を介して連動する構成とし、その主変速レバー2がニュートラル位置にないときには前記ストッパー部材8の回動軌跡内に位置して牽制し、ニュートラル位置にあるときには入り江状に形成した作動空間43が、前記ストッパー部材8の回動軌跡に位置して牽制作用を解除できる構成としている。この場合、前記主変速レバー2は、前記ストッパー部材8が、第1牽制具9が解除位置にあって、前記入り江状に形成した作動空間43内に入ると、その作動空間43の余裕の範囲内で操作ができることになる。
つぎに、もう一つの第2牽制具10は、ペダルアーム6aの他方側に配置し、前記刈取・脱穀クラッチレバー3と連動するように接続しており、前記刈取・脱穀クラッチレバー3が切りの位置にあるときには、図3の点線の位置にあって、牽制されて掻込みペダル6が踏み込めない構成になっている。
このように、掻込みペダル6は、前記主変速レバー2がニュートラル位置にあり、且つ、前記刈取・脱穀クラッチレバー4が入りの位置にあることを条件として二つの第1牽制具9,第2牽制具10がストッパー部材8の回動軌跡から退避して踏込み操作を可能にする構成としている。
46は連動ワイヤーを示し、刈取・脱穀クラッチレバー4に接続し、刈取クラッチ3aと脱穀クラッチ3bとが入りのときに、第2牽制具10をストッパー部材8の回動軌跡から退避させる構成となっている。
そして、主変速レバー2は、既に説明しているように、HST1に接続して正・逆転の切替操作と、変速操作とが可能に構成されているが、図1、及び図2に示すように、一連の伝達経路(ロット44、連杆45等)を介して第1牽制具9の切替ができる構成としている。
以上のように構成したこの発明は、実施例の場合、主変速レバー2がニュートラル位置にあってHST1が出力しない状態でクローラ16,16の走行が停止し、尚且つ、刈取・搬送・脱穀の一連の装置が伝動中(刈取・脱穀クラッチ3が入りの状態のとき)である場合に限り、掻込みペダル6の踏込みが許されるように二重の牽制が働く構成としているから、圃場外を走行するときに誤操作が発生することがなく、未然に防止できるのは勿論のこと、刈取脱穀作業中の走行に伴う安全性が確保されるものとなっている。
そして、この実施例は、掻込みペダル6を踏み込んで掻込作業に切り替えたときには、刈取・搬送・脱穀の各装置が駆動中であるから、掻込作業への切替えが迅速にできて、作業効率を高めることができるものとなっている。
そして、実施例の場合、二つの操作レバー2,4に連動する二つの第1牽制具9,第2牽制具10によって掻込みペダル6を牽制し、安全性を高めながら作業効率を保つものとなっているが、構成が比較的簡単になり、低コストで製作できる利点もある。
更に、実施例は、二つの第1牽制具9,第2牽制具10による牽制作用が解除されて、掻込みペダル6を踏込んで、スイッチ操作部42がサイドクラッチ切替えスイッチ36をON操作すると、左右のサイドクラッチ13,13を油圧機構14で切り作動するとき、連動状態に設けられている油路11上のリリーフバルブ12が閉じられ、前記油圧機構14側に送る作動油の圧力が高められるから、両方のサイドクラッチ13,13の切り作動が適確にできるものとなっている。
そして、主変速レバー2は、上記のようにして左右のサイドクラッチ13,13が切れた状態になると、ストッパー部材8が第1牽制具9に形成されている入り江状の作動空間43内に位置するから、その作動空間43の余裕の範囲内で操作ができ刈取搬送速度を高速にすることができる。
つぎに、図8、乃至図11に示した穀稈引起し装置50の実施例を説明する。
従来から穀稈引起し装置50は、前側低位置にある分草杆51が株元から分草した穀稈を、すぐ後に接近して位置する引起しカバー52の下方部分に誘導して押し当てながら引起しラグ53の始端部回動圏内に送り、係合させて引起し作用を開始する。そのとき、刈取直前の穀稈は、分草杆51側から穀稈引起し装置50に移るとき、引起しカバー52の下部に衝突しながら引起しラグ53側に移動するから、引起しカバー52の下部が磨耗し、交換用の引起しカバーと交換する必要があった。
そのとき、従来は、引起しカバー52の全体を交換せざるを得ず、メンテナンス時に多額の経費が必要となる課題があった。
それに対して、実施例は、穀稈引起しカバー52を、図面に示すように、下部カバー52aと上部カバー52bとに分割し、下部カバー52aを、図8(B)及び図9の(B)に示すように、取付枠54にねじ55を締めて取り付け、上部カバー52bは、図10の分解図に示すように、下端の係合杆56を下部カバー52aの係合部57に係合し、上部をノブボルト58で取付部59に取付ける構成としている。
以上のように、実施例は、穀稈引起し装置50の引起しカバー52を、下部カバー52aと上部カバー52bとの2つに分割してそれぞれ単独で着脱できる構成としたから、メンテナンス時には、下部カバー52aのみ、又は上部カバー52bのみを自由に取替えができる特徴がある。したがって、実施例は、メンテナンスにおいて、経費を大幅に節減できる特徴もある。
掻込みペダルと牽制具と主変速レバーとからなる要部側面図 掻込みペダルと牽制具と主変速レバーとの正面図 掻込みペダルと牽制具との側面図 油圧回路図 コンバインの平面図 コンバインの左側面図 コンバインの右側面図 (A)上部カバーの正面図 (B)下部カバーの正面図 (C)引起しカバーの正面図 (A)上部カバーの側面図 (B)下部カバーの側面図 (C)引起しカバーの側面図 上部カバーと下部カバーとの背面を示す斜面図 穀稈引起し装置の正面図
符号の説明
1 静油圧式無段変速装置
2 主変速レバー
3 刈取・脱穀クラッチ
4 刈取・脱穀クラッチレバー
5 運転席
6 掻込みペダル
7 支持軸
8 ストッパー部材
9 第1牽制具
10 第2牽制具
11 油路
12 リリーフバルブ
13 サイドクラッチ
14 油圧機構
19 刈取搬送装置
P 回動支点

Claims (3)

  1. 静油圧式無段変速装置(1)を変速操作する主変速レバー(2)と、刈取・脱穀クラッチ(3)を入り切り操作する刈取・脱穀クラッチレバー(4)と、踏込み操作によって走行停止状態のまま刈取搬送装置(19)を駆動可能とする掻込みペダル(6)を設け、前記主変速レバー(2)がニュートラル位置にあり、且つ前記刈取・脱穀クラッチレバー(4)が入りの位置にある場合にのみ、掻込みペダル(6)を踏込み操作できる構成としたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記掻込みペダル(6)を支持軸(7)を回動支点(P)として踏込み操作可能に構成し、該回動支点(P)から離れた外側の位置にストッパー部材(8)を設け、該ストッパー部材(8)の回動軌跡内に前記主変速レバー(2)と連動する第1牽制具(9)と刈取・脱穀クラッチレバー(3)と連動する第2牽制具(10)とを配置したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記掻込みペダル(6)は、前記第1牽制具(9)と第2牽制具(10)が牽制解除された場合に、踏込み操作に伴って油路(11)上のリリーフバルブ(12)を閉じ側に操作すると共に左右のサイドクラッチ(13,13)を、電磁的なバルブ操作に基づいて作動する油圧機構(14)によって左右同時に切り操作する構成としたことを特徴とする請求項2記載のコンバイン。
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