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JP2009242340A - クレンジング化粧料 - Google Patents

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JP2009242340A
JP2009242340A JP2008093393A JP2008093393A JP2009242340A JP 2009242340 A JP2009242340 A JP 2009242340A JP 2008093393 A JP2008093393 A JP 2008093393A JP 2008093393 A JP2008093393 A JP 2008093393A JP 2009242340 A JP2009242340 A JP 2009242340A
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mass
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acid
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Noriko Sugimitsu
則子 杉光
Tomohiko Kimura
友彦 木村
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

【課題】メークの除去に優れ、拭き取り後に白くならず、洗い流し時のすすぎ感がよく、拭き取りと洗い流しが両用できるクレンジング化粧料を提供する。
【解決手段】(a)揮発性シリコーン油を1〜20質量%、(b)揮発性炭化水素油(例えば、イソドデカン、イソヘキサデカン等)を1〜20質量%、(c)不揮発性シリコーン油を1〜3質量%、(d)親水性非イオン性界面活性剤を0.5〜4質量%、(e)アクリル系高分子(例えば、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、カルボキシビニルポリマー等)を0.01〜2質量%、および(f)水を残部含有する、クレンジング化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明はクレンジング化粧料に関する。さらに詳しくは、メーク落ちに優れ、拭き取り後白くならず、洗い流し後のすすぎ感が良好な、拭き取りと洗い流しが両用できるクレンジング化粧料に関する。
洗浄力の高いメーククレンジングとして、メークの溶解力が高い油分を主成分としたクレンジング化粧料がある。
例えば、特開昭62−135406号公報(特許文献1)には、低沸点イソパラフィン、低沸点シリコーン油から選ばれる1種または2種以上の低沸点溶剤2〜20重量%を、ポリアクリル系増粘剤にて水相に分散したメーキャップ除去料が開示されているが、このメーキャップ除去料は、洗い流し時のすすぎ感がよくないという問題がある。該公報には不揮発性シリコーン油や界面活性剤の配合について記載されていない。
特開2002−255787号公報(特許文献2)には、環状ジメチルポリシロキサンを含有する皮膚洗浄料において、カルボキシビニルポリマーとヒドロキシエチルセルロースと非イオン性界面活性剤を配合した皮膚洗浄料が記載されている。しかし該公報には、揮発性炭化水素油、不揮発性シリコーン油の配合について記載されていない。
特開平8−245357号公報(特許文献3)には、多価アルコールおよび有機酸塩より選ばれる少なくとも一種の保湿剤と、25℃の粘度が10cSt以下である鎖状および/または環状シリコーン油と、アルキル変性カルボキシビニルポリマーと、を含有することを特徴とする化粧料が記載されている。しかし該文献に記載の化粧料は、活性剤を併用したものについては記載されていない。また、該化粧料は洗い流しのすすぎ感に優れなかった。
特開平8−231336号公報(特許文献4)には、約1〜50重量%の水分、約1〜60重量%の炭素数2〜6の多価アルコール、約1〜50重量%のポリ(炭素数2〜4のアルコキシレート)ポリマー、約0.1〜40重量%の炭素数10〜20の炭化水素、および有効量のシリコーン皮膚軟化薬を含有する透明コールドクリーム化粧品組成物が記載されている。しかし該公報の組成物はW/O基剤であり、洗い流しができない。
特開昭62−135406号公報 特開2002−255787号公報 特開平8−245357号公報 特開平8−231336号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、メークの除去に優れ、拭き取り後に白くならず、洗い流し時のすすぎ感がよく、拭き取りと洗い流しが両用できるクレンジング化粧料を提供することにある。これまで、これら効果を併せもつクレンジング化粧料はなかった。
上記課題を解決するために本発明は、(a)揮発性シリコーン油を1〜20質量%、(b)揮発性炭化水素油を1〜20質量%、(c)不揮発性シリコーン油を1〜10質量%、(d)親水性非イオン性界面活性剤を0.1〜4質量%、(e)アクリル系高分子を0.01〜2質量%、および(f)水を残部含有する、クレンジング化粧料を提供する。
また本発明は、(a)成分/(b)成分が0.5〜6(質量比)である、上記クレンジング化粧料を提供する。
また本発明は、(b)成分がイソドデカンおよび/またはイソヘキサデカンである、上記クレンジング化粧料を提供する。
また本発明は、(e)成分がアルキル変性カルボキシビニルポリマーとカルボキシビニルポリマーを併用したものである、上記クレンジング化粧料を提供する。
本発明により、メークの除去に優れ、拭き取り後に白くならず、洗い流し時のすすぎ感がよく、拭き取りと洗い流しが両用できるクレンジング化粧料が提供される。
以下、本発明について詳述する。
本発明の(a)成分としての揮発性シリコーン油分としては、室温(25℃)、常圧(1気圧。9.8×104Pa)で揮発するシリコーン油をいう。具体的には、例えば、デカメチルテトラシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン等の鎖状シリコーン油(鎖状ポリシロキサン)、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルポリシクロシロキサン等の環状シリコーン油(環状ポリシロキサン)等が挙げられる。特に環状ポリシロキサンを用いることが拭き取り後の使用感触の点から好ましい。(a)成分は1種または2種以上を用いることができる。
(a)成分の配合量は、本発明クレンジング化粧料中、1〜20質量%であり、好ましくは5〜20質量%である。配合量が1質量%未満では十分なメーク落とし効果が得られず、一方、20質量%を超えると製剤化が難しい。
(b)成分である揮発性炭化水素油分は、室温(25℃)、常圧(1気圧。9.8×104Pa)で揮発する炭化水素油分をいう。具体的には、例えば、イソデカン、イソドデカン、イソヘキサデカンおよびそれらの組合せが好適例として挙げられる。中でもメーク落とし効果の点から、イソデカン、イソヘキサデカンが好ましく用いられる。(b)成分は1種または2種以上を用いることができる。
(b)成分の配合量は、本発明クレンジング化粧料中、1〜20質量%であり、好ましくは5〜20質量%である。配合量が1質量%未満では十分なメーク落とし効果が得られず、一方、20質量%を超えると製剤化が難しい。
本発明では(a)成分と(b)成分の合計配合量が5〜40質量%となるようにするのが好ましく、より好ましくは5〜25質量%である。合計配合量が5質量%未満では十分なメーク落ち効果がみられず、一方、40質量%を超えると分離してしまい、製剤化が困難となる。
また本発明では、メーク落ち効果の点から、(a)成分/(b)成分(質量比)が0.5〜6であるのが好ましい。
(c)成分である不揮発性シリコーン油分は、室温(25℃)で液状のシリコーン油であり、具体的には、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン;ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、架橋型オルガノポリシロキサン等の変性シリコーン油;ジメチルシロキサンメチル(パーフルオロアルキルエトキシプロピレン)シロキサン共重合物などが挙げられる。中でもジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等が好ましく用いられる。
(c)成分の配合量は、本発明クレンジング化粧料中、1〜10質量%であり、好ましくは1〜3質量%である。配合量が1質量%未満では拭き取り後に肌が白くなってしまい、一方、10質量%を超えると洗い流しのすすぎ感が良好でない。
(d)成分である親水性非イオン界面活性剤は、乳化の安定性および洗い流しのすすぎ感が優れる等の点から配合される。具体的には、例えば、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンセスキイソステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル;グリセリンモノオレート、グリセリンモノイソステアレート等のグリセリン脂肪酸エステル;ジグリセリルモノオレート、デカグリセリルジイソステアレート等のポリグリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(6E.O.)、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(20E.O.)等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビットモノラウレート(6E.O.)、ポリオキシエチレンソルビットテトラオレート(40E.O.)等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル;ポリオキシエチレングリセリルモノオレート(5E.O.)、ポリオキシエチレングリセリルモノオレート(15E.O.)等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンモノイソステアレート(10E.O.)、ポリオキシエチレンモノオレート(6E.O.)等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンジイソステアレート(8E.O.)、ポリオキシエチレンジイソステアレート(12E.O.)等のポリエチレングリコールジ脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンオレイルエーテル(7E.O.)、ポリオキシエチレンオレイルエーテル(10E.O.)等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(4)アルキルエーテル等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンひまし油(20E.O.)、ポリオキシエチレン硬化ひまし油(40E.O.)等のポリオキシエチレンひまし油・硬化ひまし油などが挙げられる。ただしこれら例示に限定されるものでない。(d)成分は1種または2種以上を用いることができる。
(d)成分の配合量は、本発明クレンジング化粧料中、0.1〜4質量%であり、好ましくは0.5〜3質量%である。配合量が0.1質量%未満では乳化の安定性が悪く、一方、4質量%を超えると乳化粒子が小さくなりメーク落ち効果が悪くなる。
(e)成分であるアクリル系高分子としては、アルキル変性カルボキシビニルポリマーおよびカルボキシビニルポリマーが好適例として挙げられる。(e)成分は主にシリコーン油を乳化させるために配合される。
本発明に用いられるカルボキシビニルポリマーは、アクリル酸重合体を主とする酸性ポリマーであり、市販のものを用いることができる。具体的には、例えば、ハイビスワコー103、同104、同105(和光純薬工業(株)製)、カーボポール(carbopol)シリーズのカーボポール934、同940、同941、同980、同981、同2984、同5984等(NOVEON社製)、ジュンロン(Junlon)PWシリーズのジュンロンPW−110、PW―111(日本純薬(株)製)、シンタレン(Synthalen)シリーズ(3V SIGMA社製)のシンタレンK、同L、同M等が挙げられる。
また、本発明に用いられるアルキル変性カルボキシビニルポリマーは、(ポリアクリル酸/アクリル酸アルキル)コポリマー、(アクリル酸/メタクリル酸アルキル)コポリマー等として知られるもので、市販品として、例えば、カーボポール(Carbopol)1342、同1382、同ETD2020、同Ultrez21、Ultrez20ポリマー、ペミュレン(Pemulen)TR−1、同TR−2(NOVEON社製)などが挙げられ、これらを好適に用いることができる。
本発明ではアルキル変性カルボキシビニルポリマーとカルボキシビニルポリマーを併用するのが好ましい。併用する場合、アルキル変性カルボキシビニルポリマー/カルボキシビニルポリマー(質量比)が0.5〜2であることが好ましい。
(e)成分の配合量は、本発明クレンジング化粧料中、0.01〜2質量%であり、好ましくは0.5〜1質量%である。配合量が0.01質量%未満ではシリコーン油分の乳化が十分でなく、一方、2質量%を超えると粘度が高くなって製品の工程上好ましくない。
(f)成分は水で、残部配合される。
上記(a)〜(f)成分を含む本発明クレンジング化粧料は、水中油型乳化型のクレンジング化粧料で、化粧品分野、医薬部外品分野および医薬品分野等において、皮膚または頭髪洗浄料として使用することができる。特にメーキャップの洗浄料として使用することが好ましい。本発明クレンジング化粧料は、特に、シリコーン樹脂を配合したマスカラや、口紅など、従来のクレンジング化粧料では十分満足し得る程度にメーク落としができなかったようなメーク化粧料に対しても、拭き取り、洗い流しのいずれの使用態様でも、使用性に優れ、確実にメーク落としをすることができるという、極めて優れたメーク落ち効果を発揮することができる。
本発明のクレンジング化粧料の製造方法は、特に限定されるものでなく常法により製造することができる。すなわち、例えば、油分およびその他油溶性成分、界面活性剤、水およびその他水溶性成分の順に室温あるいは加温下に撹拌しながら添加することにより調製することができる。
本発明のクレンジング化粧料は、上記配合成分の他に本発明の目的や効果を損わない範囲において通常洗浄料に配合される成分を任意に配合することができる。このような成分として、例えば液体天然油脂、固体油脂、ロウ類、エステル油、炭化水素油、ステロール、保湿剤、各種抽出液、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、中和剤やpH調整剤、酸化防止剤、抗菌剤、薬剤成分等が挙げられる。ただしこれらに限定されるものでない。
液体天然油脂としては、アマニ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、セージ油、キョウニン油、シナモン油、ホホバ油、ブドウ油、ヒマワリ油、アルモンド油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、米胚芽油、米ヌカ油、綿実油、大豆油、落花生油、茶実油、月見草油、卵黄油、肝油等がある。
固体油脂としては、カツオ脂、ヤシ油、パーム油、パーム核油、硬化油、硬化ヒマシ油、モクロウ、シアバター等がある。
ロウ類としては、ミツロウ、ギャンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カポックロウ、サトウキビロウ、ホホバロウ、セラックロウ等がある。
エステル油としては、オクタン酸セチル等のオクタン酸エステル、ラウリン酸ヘキシル等のラウリン酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のミリスチン酸エステル、パルミチン酸オクチル等のパルミチン酸エステル、ステアリン酸イソセチル等のステアリン酸エステル、イソステアリン酸イソプロピル等のイソステアリン酸エステル、イソパルミチン酸オクチル等のイソパルミチン酸エステル、オレイン酸イソデシル等のオレイン酸エステル、アジピン酸ジイソプロピル等のアジピン酸ジエステル、セバシン酸ジエチル等のセバシン酸ジエステル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリオクタン酸グリセリン、トリイソステアリン酸グリセリン等のトリグリセライド、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン等のトリメチロールプロパン脂肪酸エステル、テトラオクタン酸ペンタエリスリット等のペンタエリスリトール脂肪酸エステル等がある。
炭化水素油としては、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、プリスタン、パラフィン、イソパラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等がある。
ステロールとしては、コレステロール、シトステロール、フィトステロール、ラノステロール等がある。
保湿剤としては、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等である。
各種の抽出液としては、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、カロットエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギクエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸腺抽出物、シルク抽出液、ボタンピ抽出液等がある。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤、アントラミル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、[4−ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル−3−メチルブチル]−3,4,5,−トリメトキシケイ皮酸エステル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−ブチル−4’−メトキシベンゾイルメタン等がある。
金属イオン封鎖剤としては、アラニン、エデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸等がある。
中和剤やpH調整剤としては、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、d1−リンゴ酸等がある。
酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等がある。
抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等がある。
薬剤成分としては、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホルモン、アルギニン、アスパラギン酸、トラネキサム酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸、アラントイン、アズレン等の抗炎症剤、アルブチン等の美白剤、酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤、L−メントール、カンフル等の清涼剤やイオウ、塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、γ−オリザノール等がある。
本発明のクレンジング化粧料は、液状、乳液状、ペースト状、ゲル状等の剤型とすることができる。
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限り、その成分が配合される系に対する質量%で示す。化粧品原料は使用のしやすさから水希釈で販売されているが、ここで表記する配合量は全て純分である。
実施例に先立ち、本実施例で用いた各評価の試験方法、評価基準について説明する。
[メーク落ち効果、使用感等]
試験者(2名)により、拭き取り使用、洗い流し使用により、メーク落ち効果、使用感等について評価した。
1.メーク落ち試験用化粧料
メーク落ち効果を評価するため、下記に示す組成のマスカラ(シリコーン樹脂配合マスカラ)をメーク化粧料として用いた。
(試験用化粧料:マスカラ)
軽質イソパラフィン 47
デカメチルシクロペンタシロキサン 10
トリメチルシロキシケイ酸 10
マイクロクリスタリンワックス 10
パルミチン酸デキストリン 15
ジメチルポリシロキサンポリエチレングリコール共重合体 5
トリイソステアリン酸POE硬化ヒマシ油(20.E.O.) 1
1,3−ブチレングリコール 1
精製水 1
2.メーク落ち評価試験方法
(i)拭き取り使用
上記マスカラ(試験用化粧料)を前腕内側部に塗布し、1時間経過後、クレンジング化粧料(試料)をコットンになじませてマスカラ落ち効果(メーク落ち効果)を下記表1に示す評価基準により評価した。さらにコットンで拭き取った際の使用感、および拭き取り後の肌について下記に示す評価基準により評価した。
(ii)洗い流し使用
上記マスカラ(試験用化粧料)を前腕内側部に塗布し、1時間経過後、クレンジング化粧料(試料)を上記塗布したマスカラになじませた後、洗い流してマスカラ落ち効果(メーク落ち効果)およびすすぎ感について、下記に示す評価基準により評価した。
3.評価基準
各試験者が下記に示す評価基準により評価し、それをもとに試験者2名の総合評価を行った。
(i)拭き取り使用
[マスカラ落ち(メーク落ち)]
A:とてもよく落ちる
B:よく落ちる
C:やや落ちる
D:あまり落ちない
[使用感(さっぱり感)]
A:非常によい(さっぱり感に非常に優れる)
B:よい(さっぱり感に優れる)
C:あまりよくない(あまりさっぱり感がない)
D:悪い(さっぱり感がない)
[使用後白くならない]
A:拭き取り後、白くならない
B:拭き取り後、あまり白くならない
C:拭き取り後、やや白くなる
D:拭き取り後、白くなる
(ii)洗い流し使用
[マスカラ落ち(メーク落ち)]
A:とてもよく落ちる
B:よく落ちる
C:やや落ちる
D:あまり落ちない
[すすぎ感]
A:べとつかない
B:あまりべとつかない
C:ややべとつく
D:かなりべとつく
[安定性]
クレンジング化粧料(試料)を50℃に4週間放置した後の外観を目視で観察し、下記評価基準により評価した。
A:異常がみられない
B:表面にわずかに離液がみられる
C:やや分離がみられる
D:分離がみられる
(実施例1〜9、比較例1〜9)
下記表1〜2に示す組成のクレンジング化粧料を製造した。製造方法は常法による。すなわち、表中に示す成分中、水溶性高分子原料を均一に混合溶解し、その中にエタノールに溶解させた界面活性剤を攪拌溶解した。さらに各油分を混合した油相成分を攪拌混合して乳化し、水酸化カリウムを添加してジェル状あるいはクリーム状のクレンジング化粧料を得た。
このようにして得た表1〜2に示すクレンジング化粧料を試料として、上記評価方法、評価基準に従い、メーク落ち、使用性等について評価した。結果を表1〜2に示す。
なお表1〜2中、下記化合物は以下の製品を用いた。
(アクリル酸/アクリル酸(C10-30)アルキル)コポリマー(*1):「ペミュレン(Pemulen TR-1)」(NOVEON社製)
カルボキシビニルポリマー(*2):「シンタレンK」(3V SIGMA社製)
ポリオキシエチレン硬化ひまし油(*3):「ニッコール HCO−60」(日本サーファクタント工業社製)
モノイソステアリン酸ポリオキチエチレングリセリル(60E.O.)(*4):「エマレックスGWIS−160N」(日本エマルジョン社製)
ジメチルポリシロキサン(*5):「シリコーンKF−96」(不揮発性シリコーン油。信越化学工業社製)
Figure 2009242340
Figure 2009242340
表1〜2の結果から明らかなように、実施例1〜9の試料では本発明効果が得られたが、比較例1〜9の試料では本発明効果が得られなかった。
以下にさらに処方例を示す。
(実施例10: メーククレンジング化粧料)
(配 合 成 分) (質量%)
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10
イソドデカン 10
(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー 0.5
カルボキシビニルポリマー 0.5
ジメチルポリシロキサン(不揮発性シリコーン油) 5
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5
水酸化カリウム 0.5
EDTA・3Na・2H2O 0.1
キシリトール 1
香料 0.1
水 残 部
(実施例11: メーククレンジング化粧料)
(配 合 成 分) (質量%)
オクタメチルシクロテトラシロキサン 20
イソドデカン 10
α−オレフィンオリゴマー 5
流動パラフィン 5
グレープシードオイル 0.1
(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー 0.5
カルボキシビニルポリマー 0.5
ダイナマイトグリセリン 1
ジメチルポリシロキサン(不揮発性シリコーン油) 3
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5
水酸化カリウム 0.5
EDTA・3Na・2H2O 0.1
メチルイソチアゾリノン液 0.1
香料 0.1
水 残 部

Claims (4)

  1. (a)揮発性シリコーン油を1〜20質量%、(b)揮発性炭化水素油を1〜20質量%、(c)不揮発性シリコーン油を1〜10質量%、(d)親水性非イオン性界面活性剤を0.1〜4質量%、(e)アクリル系高分子を0.01〜2質量%、および(f)水を残部含有する、クレンジング化粧料。
  2. (a)成分/(b)成分が0.5〜6(質量比)である、請求項1記載のクレンジング化粧料。
  3. (b)成分がイソドデカンおよび/またはイソヘキサデカンである、請求項1または2記載のクレンジング化粧料。
  4. (e)成分がアルキル変性カルボキシビニルポリマーとカルボキシビニルポリマーを併用したものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のクレンジング化粧料。
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