JP2008311115A - 昇降装置及び昇降式照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】昇降操作用端子台に対する電源線の誤配線をし難くした昇降装置及び昇降式照明装置を提供する。
【解決手段】ワイヤーロープ13を巻き取り・巻き戻しする駆動装置12が被設置部Aに設置される本体11と;ワイヤーロープを介して吊り下げられて昇降する昇降部14と;前記駆動装置に電源を供給するための上昇線20a、下降線20bおよび共通線20cからなる電源線20が接続可能に構成され、電源線の上昇線が接続される上昇端子15a、下降線が接続される下降端子15bおよび共通線が接続される共通端子15cを有し、共通端子を上昇端子および下降端子から分離して本体に設けた昇降操作用端子台15と;を具備する昇降装置10を構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】ワイヤーロープ13を巻き取り・巻き戻しする駆動装置12が被設置部Aに設置される本体11と;ワイヤーロープを介して吊り下げられて昇降する昇降部14と;前記駆動装置に電源を供給するための上昇線20a、下降線20bおよび共通線20cからなる電源線20が接続可能に構成され、電源線の上昇線が接続される上昇端子15a、下降線が接続される下降端子15bおよび共通線が接続される共通端子15cを有し、共通端子を上昇端子および下降端子から分離して本体に設けた昇降操作用端子台15と;を具備する昇降装置10を構成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、照明器具等を昇降させるための昇降装置及び昇降式照明装置に関する。
近年では、各種の店舗、オフィスや多目的ホール等では、より良好な照明効果を発揮させる目的から、吹き抜けのある高天井に照明器具を設置し高所からの照明を行うようになってきている。高天井に設置される照明装置の場合には、ランプ交換等、メンテナンスの面から照明器具を天井から床に下降させるための昇降装置を用いた昇降式照明装置が多用されている。
この昇降式照明装置は、例えば、特許文献1に示されるように、高天井等に設置される昇降装置に昇降操作用端子台が設けられ、電源線により床側の操作盤と接続されている。そして、操作盤で上昇、下降の切換操作を行って昇降装置のワイヤーロープを巻き取り・巻き戻しすることにより昇降部を昇降させ、照明器具のメンテナンスを行っている。
特開2000−16767号公報
しかしながら、特許文献1に示される昇降装置は、電動モーターからなる駆動装置を正逆転させてワイヤーロープを巻き取り・巻き戻しするために、操作盤と昇降操作用端子台の接続は、上昇線、下降線および共通線からなる3線の電源線が使用され、昇降操作用端子台も3極形の端子台が使用されている。
この3極形の端子台は、電源線の上昇線が接続される上昇端子、下降線が接続される下降端子および共通線が接続される共通端子からなり、各端子は、SL(スクリューレス)端子で構成され、外見上は小さな孔が近接し、しかも等間隔に配置されている。このため、どのSL端子にどの電源線を接続するかが判別し難く、端子の近くに、3線の電源線の色に合わせた「黒」「赤」「白」等の文字や塗料を塗布して表示し誤配線を防止している。
しかし、施工現場においては、文字が小さく判読が困難であり、特に、高くしかも暗い高天井付近での配線作業は、極めて困難な作業でもあり誤配線が生じる恐れがあった。
さらに、昇降操作用端子台のSL端子に電源線の接続種別を間違えて配線した場合、例えば、上昇線と下降線を間違えて配線した場合には、電動モーターの回転が逆になり昇降動作が逆転する。また、上昇線と共通線または下降線と共通線を入れ替えて配線した場合には、正規配線状態では電圧のかからない上昇端子と下降端子間に電圧が印加され装置の故障を引き起こす恐れがある。
このため、この種の昇降式照明装置等においては、施工現場における誤配線を如何に防止するかが重要な課題となっている。
本発明は、上述した課題を解決することを目的とし、昇降操作用端子台に対する電源線の誤配線をし難くした昇降装置及び昇降式照明装置を提供しようとするものである。
請求項1に記載の昇降装置の発明は、ワイヤーロープを巻き取り・巻き戻しする駆動装置が被設置部に設置される本体と;ワイヤーロープを介して吊り下げられて昇降する昇降部と;前記駆動装置に電源を供給するための上昇線、下降線および共通線からなる電源線が接続可能に構成され、電源線の上昇線が接続される上昇端子、下降線が接続される下降端子および共通線が接続される共通端子を有し、共通端子を上昇端子および下降端子から分離して本体に設けた昇降操作用端子台と;を具備することを特徴とする。
本発明によれば、共通端子を上昇端子および下降端子から分離して本体に設けた昇降操作用端子台により、電源線の上昇線と共通線または下降線と共通線を入れ替えて誤配線することが低減されるので、装置の故障を防止することが可能になる。
本発明において、昇降操作用端子台の共通端子を上昇端子および下降端子から分離して本体に設ける手段は、例えば、共通端子を構成する端子台と、上昇端子および下降端子を構成する端子台を別体に構成し、それぞれを隣接して配置することにより分離した状態で設けることが許容される。
分離する距離は、上記のように隣に連接して配置するような距離であっても、例えば、6面体からなる立方体の各面に分離して、例えば、本体の両側面にそれぞれの端子台を分離して設けるようにしてもよく、要は、電源線における配線可能な距離との関係を考慮して最適な距離で分離させればよい。
昇降装置は、オートストップ式でも任意高さ設定方式でもよい。昇降部に照明器具を取付けて、昇降式照明装置を構成することが好ましいが、照明器具以外の天井等に設置される器具、例えば、装飾用のミラーボール等を昇降部に取付けて構成してもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の昇降装置において、前記昇降操作用端子台は、共通端子を1極形端子台で構成し、上昇端子および下降端子を2極形端子台で構成したことを特徴とする。
本発明によれば、昇降操作用端子台は、共通端子を1極形端子台で構成し、上昇端子および下降端子を2極形端子台で構成したことにより、共通端子と上昇端子および下降端子を設けた各端子台の外観形状を異ならせることができ、外見上からも両端子の識別機能を果たすことができる。
共通端子を構成する1極形端子台、上昇端子および下降端子を構成する2極形端子台は、1極または2極の端子のみで構成しても、さらに送り端子、アース端子や補助端子等を具備したものであってもよい。また端子の構造はSL端子でもネジ式の端子、若しくはSL端子とネジ式端子を組み合わせたものであってもよく、各端子台は、外観上識別可能な形態をなした全ての端子台が許容される。
請求項3に記載の昇降式照明装置の発明は、請求項1または2記載の昇降装置と;昇降部に取付けられた照明器具と;を具備することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、共通端子を上昇端子および下降端子から分離して本体に設けた昇降操作用端子台により、電源線の上昇線と共通線または下降線と共通線を入れ替えて誤配線することが低減されるので、装置の故障を防止することが可能な昇降装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、昇降操作用端子台は、共通端子を1極形端子台で構成し、上昇端子および下降端子を2極形端子台で構成したことにより、共通端子と上昇端子および下降端子を設けた各端子台の外観形状を異ならせることができ、外見上からも両端子の識別機能を果たし、分離して本体に設ける手段と相まって、より一層確実に電源線の上昇線と共通線または下降線と共通線を入れ替えて配線することがし難くなり、装置の故障を防止することが可能な昇降装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば、装置の故障を防止することが可能な昇降式照明装置を提供することができる。
以下、本発明の昇降装置及び昇降式照明装置の実施形態につき説明する。
10は本発明の昇降装置を構成するオートストップ式電動昇降装置で、本体11、本体に内蔵される駆動装置12、駆動装置で巻き取り・巻き戻しされるワイヤーロープ13、ワイヤーロープを介し本体に対して昇降される昇降部14、本体の一側面に設けられた昇降操作用端子台15で構成する。
本体11は、下面を開放した箱状のケース部材11aと、ケース部材の下面開放部分を閉塞するカバー部材11bにより構成する。
箱状のケース部材11aの前面側に収納部11cを形成し、この収納部内に後述する昇降操作用端子台15を収納する。収納部には開閉可能な蓋体11dが設けられ、蓋を開放することにより外部から昇降操作用端子台15に対し、所定の電気配線が行えるようする。
カバー部材11bは板状に形成し、本体ケースの下面部分を構成する。これらケース部材11aとカバー部材11bからなる本体11は、鉄、ステンレスやアルミニウム等の金属または合成樹脂などで構成する。
箱状をなすケース部材11aには、内部の中心部分に昇降部14が嵌合する下面開放の円筒状をなす嵌合部16を形成する。嵌合部16の内底面には電源線に接続される本体側の一対の電気接点16aを露出させて設ける。さらに嵌合部16の内側面には、図示しないが昇降部14をロックするための落下防止機構、自動停止装置等を設置する。
ケース部材11a内で、嵌合部16に隣接する側方部分には、本発明の駆動装置12を構成する直流式の電動モーター12a、ワイヤードラム12b及びリール12cを設置し、電動モーター12aの正逆回転によりドラム12b、リール12cを介してワイヤーロープ13の巻き取り・巻き戻しを行うように構成する。
ワイヤーロープ13は、ステンレス製のワイヤーで構成し、下端部に昇降部14を連結する。昇降部14は、円筒状をなす嵌合部16に合致して嵌合するようにやや扁平の下面開放の円筒状をなす形状に構成し、その上面に一対の昇降側電気接点14aを露出させて設け、昇降部14が嵌合部16に嵌合したときに本体側電気接点16aと電気的に接続できるように構成する。
昇降部14は、嵌合部16に嵌合した際に、落下防止機構でロックされ、また自動停止装置により自動的に停止する。昇降部14の下面には、昇降させる器具、本実施形態では照明器具30を取付け、照明器具のランプ30aには、昇降側電気接点14a及び本体側電気接点16aが接続されることにより電力が供給される。昇降部14も本体ケース11と同様に鉄、ステンレスやアルミニウム等の金属または合成樹脂などで構成する。
カバー部材11bは、4本の取付ネジ11eをケース部材11aの4隅の角部に取付けて、ケース部材11aの下面の開放部分を閉塞すると共に、取付ネジ11eを外すことによりケース部材11aから取り外して下面の開放部分を開き、装置内部のモーター等部品の修理、点検等を行うことができるようにする。
図1中、17は水準器、図2(b)中、20は前記電動モーター12aに電源を供給するための上昇線20a、下降線20bおよび共通線20cからなる電源線で、上昇線20aを黒色、下降線20bを赤色、共通線20cを白色のコードで構成した3芯のFケーブルで構成されている。
昇降操作用端子台15は、電源線20の上昇線20aが接続される上昇端子15a、下降線20bが接続される下降端子15bおよび共通線20cが接続される共通端子15cからなり、上昇端子15aおよび下降端子15bは2極形端子台15dで構成し、共通端子15cは1極形端子台15eで構成する。
さらに、2極形端子台15dと1極形端子台15eは、本体11の収納部11c内に立設されて設けられた端子台設置プレート15fに、それぞれの端子台が隣接して離間するように分離して設置する。
2極形端子台15dに設けられる上昇端子15a、下降端子15bは、SL端子で構成して端子の孔が隣接し、かつ前面側に面するように配置する。さらに上昇端子15aに隣接してアース端子15gを設ける。図中21a、21b、21gは、上昇端子15a、下降端子15bおよびアース端子15gに、それぞれ対応した送り端子であり、外観上は3極の機能を有する端子台として構成してある。
1極形端子台15eに設けられる共通端子15cは、SL端子で構成し、端子の孔が前面側に面するように配置する。21cは共通端子15cに対応した送り端子である。なお、1極形端子台15eは、部品の共通化のために2極形端子台15dと同一の3極の機能を有する端子台で構成し、残り2極の端子は、合成樹脂からなる遮蔽板22で塞ぎ端子として使用できないように構成する。遮蔽板の表面には「使用禁止」の文字を印刷して表示してある。
図中、23a、23b、23cは、電源線における上昇線20aの黒色、下降線20bの赤色、共通線20cの白色に対応して、各端子部台15d、15eの上部に貼付された表示ラベルで、上昇端子15aに対応して黒色の表示ラベル23aを、下降端子15bの上部に赤色の表示ラベル23bを、共通端子15cの上部に白色の表示ラベル23cをそれぞれ貼付する。
さらに、電源線における上昇線20aの黒色、下降線20bの赤色、共通線20cの白色に対応して、上昇端子15a、下降端子15b、共通端子15cの周囲近辺に、それぞれ黒、赤、白の塗料が塗布されている(図示せず)。
なお、図中25は、器具操作用端子台であり、床側の操作盤に接続された器具側電源線(図示せず)が器具操作用端子台25のSL端子に接続される。このSL端子の他端側は、本体11内で、嵌合部16内に設けられた本体側電気接点16aと接続され、この器具操作用端子台25を通して操作盤から電源の供給と停止を行うことにより、昇降部14に連結された照明器具30の点灯・消灯を行う。
図中26は、本発明の支持部材を構成する取付アームで、本体11と同様に鉄、ステンレスやアルミニウム等の金属または合成樹脂などで、略U字形状をなす形状に形成し、アームを構成する両側端部をケース部材11aの両側面に、2本のボルトによってそれぞれ支持し、このボルトを中心として本体11に対し回動できるように構成する。U字形状をなす取付アーム26の水平部分には、アームを支持ボルト等で天井等に固定するための貫通する支持孔26aを2個形成する。
上記に構成した昇降装置10の昇降部14には、照明器具30を取付けて、昇降式照明装置40を構成する。
すなわち、照明器具30は、放電灯からなるランプ30a、ランプを装着するソケット30b及びランプを内包する反射体30cで構成する。ランプを装着するソケット30bの両端子は、昇降部14の昇降側電気接点14aにリード線14bを介して接続する。
次に、上記のように構成した昇降式照明装置40を、多目的ホール等の吹き抜けのある高天井に設置するための施工の手順を説明する。
まず、作業者はクレーン等で照明器具を設置する被設置部である天井Aの付近まで上り、昇降装置10を持ち上げて取付アーム26の支持孔26aを、天板下地材やスラブにあらかじめ取付けられた2本の支持ボルトに挿通し、ナットをねじ込むことにより本体11を天井Aに固定する。
次に、床側の操作盤と昇降装置10の昇降操作用端子台15および器具操作用端子台25を配線する。まず、本体11の蓋体11dを開放して各端子台15、25を露出させ、3芯のFケーブルからなる電源線20を昇降操作用端子台15の各端子に接続する。
すなわち、白色の共通線20cを1極形端子台15eに設けられた共通端子15cに挿入して、1極形端子台15e側の配線をまず完了させる。
次に、2極形端子台15dに移り、黒色の上昇線20aを上昇端子15aに、赤色の下降線20bを下降端子15bにそれぞれ挿入して接続し、最後にアース線(図示せず)をアース端子15gに挿入して接続する。
この際、作業者は、1極形端子台15eと2極形端子台15dは分離して設けられており、さらに、1極形端子台15eには使用禁止の遮蔽板22があり、かつ端子部分が塞がれているので、2極形端子台15dとは外観上明らかに異なっていることから、注意喚起されて1極形端子台15eと2極形端子台15dとを間違えることなく明確に区別できる。
同時に、電源線20の各コードの色に対応して設けられた表示ラベルや塗布された塗料の色によって、接続すべき端子部を再度明確に識別して確認することもでき、誤配線になることなく正確な配線作業を行うことができる。
次に、器具操作用端子台25に器具側電源線を挿入して接続し、蓋体11dを閉じて配線作業を完了し床に降りる。なお、それぞれの電源線は、上記端子台への配線完了後に、操作盤に配線接続される。
次に、操作盤を操作して昇降装置10に電源を投入し、電動モーター12aを駆動してワイヤーロープ13を巻き戻して繰り出し、昇降部14を床面に降ろす。
降ろした昇降部14と照明器具30とに所定の電気配線を行った後に、両者をねじ等で連結して取付け、照明器具30と昇降部14を一体化する。電動モーター12aを逆転して駆動しワイヤーロープ13を巻き取り昇降部14と共に照明器具20を上昇させ、昇降部14を本体11の嵌合部16内に収納する。この際、昇降部14は自動停止装置によって嵌合した所定の位置に自動的に停止する。
これにより昇降部14の昇降側電気接点14aと、嵌合部16の本体側電気接点16aが接続される。また、昇降部14はロック機構により嵌合部16内に確実にロックされ、照明器具20は天井40に上昇設置したまま確実に固定して支持される。
これにより、昇降装置10の器具操作用端子台25に予め配線された器具側電源線を通して照明器具30のランプ30aに電力が供給される状態になり、床側の操作盤を操作することにより、ランプ30aの点灯・消灯を行うことができる。
また、昇降装置の昇降操作用端子台15と床側の操作盤は上昇線、下降線、共通線の3芯からなる電源線20を介して接続され、床側の操作盤の切換スイッチを操作することにより、上昇線20aと共通線20c間に定格電圧(単相200V)を印加して昇降装置を上昇させ、また、下降線20bと共通線20c間に定格電圧(単相200V)を印加して下降させる。この昇降動作により、例えば、ランプ交換等のメンテナンスを行うことができる。
しかして、上記設置作業において、誤配線をした場合には、次のような現象が発生する。
すなわち、電源線20が所定の端子に正常に接続された場合には、図3(a)(上昇時)および同図(b)(下降時)に、それぞれ実線の太線で示すように、操作盤の切換スイッチSを「上昇」「下降」に切換えることにより、電動モーターMへの電流の向きを逆にして、昇降部14の上昇および下降動作を正確に行う。
しかし、図3(c)に破線で示すように、下降線20bと共通線20cを入れ替えて配線した場合には、電源を投入すると実線の太線で示すように正規配線状態では電圧がかからない上昇端子15aと下降端子15bとの間に単相200Vの電圧が印加され、リレーR1が励起されて上昇側に接続されていた接点R1が、図3(d)の矢印で示すように瞬時にOFFとなる。リレーR1がOFFとなると接点R1が元に戻り上昇側に接続される。接点R1は、この状態を高速で繰り返してチャタリング状態を引き起こす。このチャタリングにより接点が溶着しリレー故障の原因となる。
なお、図3中R1、R2、R3はリレー、このリレーR1、R2、R3により動作する接点を、それぞれ接点上にR1、R2、R3で表示した。L1、L2は昇降部14の解除時およびロック時の動作に連動するマイクロスイッチ、L3はワイヤーロープ13の弛みを検知するマイクロスイッチ、Mは電動モーター12aである。
本実施例によれば、共通線20cを接続する1極形端子台15eと上昇線20aおよび下降線20bを接続する2極形端子台15dは、分離して設け、さらに1極形端子台15eには使用禁止の遮蔽板22があり、かつ端子部分が塞がれているので、2極形端子台15dとは外観上明らかに異なっており、1極形端子台15eと2極形端子台15dとを間違えることなく明確に区別できる。これにより、作業者の誤配線を防止することが可能となり、正確な配線作業を行うことができ、上述のような現象を生じさせることがないので、リレー故障の発生を防止することができる。
また、同時に、電源線20の各コードの色に対応して設けられた表示ラベルや塗布された塗料の色によって、接続すべき端子部を再度明確に識別して確認することもでき、誤配線になることなく一層正確な配線作業を行うことができる。
以上、本実施例において、図4に示すように、共通線20cを接続する1極形端子台15eと上昇線20aおよび下降線20bを接続する2極形端子台15dは、本体11の両側面にそれぞれ分離して設けるように構成してもよい。
1極形端子台15eを、部品の共通化のために2極形端子台15dと同一の3極の機能を有する端子台で構成し、残り2極の端子を遮蔽板22で塞いだが、全く機能および外形の異なる別個の端子台で構成し、外観および機能上も2極形端子台15dとは明確に異なる構成となし、より一層明確に区別できるように構成してもよい。
本実施例では、天井吊り下げ形の昇降式照明装置に適用したが、照明器具を天井に埋め込むダウンライト形の昇降式照明装置に適用してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
10 昇降装置
11 本体
12 駆動装置
13 ワイヤーロープ
14 昇降部
15 昇降操作用端子台
15a 上昇端子
15b 下降端子
15c 共通端子
15d 2極形端子台
15e 1極形端子台
20 電源線
20a 上昇線
20b 下降線
20c 共通線
30 照明器具
40 昇降式照明装置
A 被設置部
11 本体
12 駆動装置
13 ワイヤーロープ
14 昇降部
15 昇降操作用端子台
15a 上昇端子
15b 下降端子
15c 共通端子
15d 2極形端子台
15e 1極形端子台
20 電源線
20a 上昇線
20b 下降線
20c 共通線
30 照明器具
40 昇降式照明装置
A 被設置部
Claims (3)
- ワイヤーロープを巻き取り・巻き戻しする駆動装置が被設置部に設置される本体と;
ワイヤーロープを介して吊り下げられて昇降する昇降部と;
前記駆動装置に電源を供給するための上昇線、下降線および共通線からなる電源線が接続可能に構成され、電源線の上昇線が接続される上昇端子、下降線が接続される下降端子および共通線が接続される共通端子を有し、共通端子を上昇端子および下降端子から分離して本体に設けた昇降操作用端子台と;
を具備することを特徴とする昇降装置。 - 前記昇降操作用端子台は、共通端子を1極形端子台で構成し、上昇端子および下降端子を2極形端子台で構成したことを特徴とする請求項1記載の昇降装置。
- 請求項1または2記載の昇降装置と;
昇降部に取付けられた照明器具と;
を具備することを特徴とする昇降式照明装置。
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