JP2008260023A - 金属複合材料の製造方法及び金属複合材料からなる部材 - Google Patents
金属複合材料の製造方法及び金属複合材料からなる部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008260023A JP2008260023A JP2007102583A JP2007102583A JP2008260023A JP 2008260023 A JP2008260023 A JP 2008260023A JP 2007102583 A JP2007102583 A JP 2007102583A JP 2007102583 A JP2007102583 A JP 2007102583A JP 2008260023 A JP2008260023 A JP 2008260023A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- composite material
- porous preform
- producing
- metal composite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D19/00—Casting in, on, or around objects which form part of the product
- B22D19/16—Casting in, on, or around objects which form part of the product for making compound objects cast of two or more different metals, e.g. for making rolls for rolling mills
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D18/00—Pressure casting; Vacuum casting
- B22D18/04—Low pressure casting, i.e. making use of pressures up to a few bars to fill the mould
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D21/00—Casting non-ferrous metals or metallic compounds so far as their metallurgical properties are of importance for the casting procedure; Selection of compositions therefor
- B22D21/02—Casting exceedingly oxidisable non-ferrous metals, e.g. in inert atmosphere
- B22D21/04—Casting aluminium or magnesium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C18/00—Alloys based on zinc
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C21/00—Alloys based on aluminium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C23/00—Alloys based on magnesium
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Forging (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】マグネシウム、アルミニウム、亜鉛又はそれらの合金のヤング率、剛性、強度、熱伝導性、耐クリープ性を向上させた金属複合材料であって鍛造加工し得る金属複合材料の製造方法、及び金属複合材料からなる部材を提供すること。
【解決手段】マトリックス金属としてマグネシウム、アルミニウム、亜鉛又はそれらの合金を用いること、多孔質プリフォームは連続気孔を持ち、空隙率が80%以上であり、空隙サイズの平均直径が0.1mm以上であること、及び473K以上に予熱された多孔質プリフォームを金型内に収容し、マトリックス金属の溶湯をダイカスト鋳造法、低圧鋳造法又は重力金型鋳造法により多孔質プリフォームの空隙中に充填すること、からなる金属製多孔質プリフォームとその空隙中に充填されたマトリックス金属とからなる金属複合材料の製造方法、及び金属複合材料からなる部材。
【選択図】 なし
【解決手段】マトリックス金属としてマグネシウム、アルミニウム、亜鉛又はそれらの合金を用いること、多孔質プリフォームは連続気孔を持ち、空隙率が80%以上であり、空隙サイズの平均直径が0.1mm以上であること、及び473K以上に予熱された多孔質プリフォームを金型内に収容し、マトリックス金属の溶湯をダイカスト鋳造法、低圧鋳造法又は重力金型鋳造法により多孔質プリフォームの空隙中に充填すること、からなる金属製多孔質プリフォームとその空隙中に充填されたマトリックス金属とからなる金属複合材料の製造方法、及び金属複合材料からなる部材。
【選択図】 なし
Description
本発明は金属複合材料の製造方法及び金属複合材料からなる部材に関し、具体的には軽量化を必要とする自動車、携帯電話、ノート型パソコンなどの民生電機・情報機器、電動工具、汎用エンジンなどの産業機械等の部材の製造に用いることができるマグネシウム、アルミニウム又はそれらの合金からなる金属複合材料の製造方法、亜鉛又はその合金からなる金属複合材料の製造方法、並びに金属複合材料からなる部材に関する。
アルミニウムやアルミニウム合金は軽量化を必要とする自動車等に多く用いられようになってきているが、その物性についてはヤング率が鉄等と比べて低く、また引張強さ等の強度特性も低いレベルにある。このことによりアルミニウムやアルミニウム合金の用途が限定され、あるいは設計上肉厚をアップしたり、リブを設けるなど軽量化効果を減じる対応が必要である。このことに対する対策として、軽量で剛性の高いセラミックスとの複合化が行われ実用化されている(例えば、特許文献1、2参照)が、セラミックは脆性であり、高コストであるので用途が限定されている。
マグネシウムやマグネシウム合金はアルミニウムやアルミニウム合金よりさらに軽量な金属であるが、その物性についてはヤング率がアルミニウムやアルミニウム合金よりさらに小さく、引張強さもアルミニウムやアルミニウム合金よりさらに小さく、こうした剛性不足、強度不足が用途の拡大を阻害している。また、同じ軽量金属であるアルミニウムに比べて熱伝導性や耐クリープ特性が劣ることも用途の拡大を阻害している。
亜鉛や亜鉛合金のヤング率はアルミニウムやアルミニウム合金のヤング率よりも大きいが、鉄の半分以下であり、用途によってはヤング率が不十分である。
上記のようなヤング率不足、強度不足の解決策として、水素化可能金属からなる多孔質プリフォームの空隙中にアルミニウム又はアルミニウム合金からなるマトリックス金属を含浸させて複合化した金属基複合材料(例えば、特許文献3参照)や、金属・合金からなる多孔質プリフォームの外表面ならびに空隙中表面が貴金属類元素からなる複合化促進材層によって覆われ、その多孔質プリフォームの空隙中にアルミニウム又はアルミニウム合金からなるマトリックス金属を含浸させた金属基複合材料(例えば、特許文献4参照)等が提案されている。
本発明は、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛又はそれらの合金のヤング率、剛性、強度を向上させた金属複合材料、あるいは熱伝導性や耐クリープ性などの用途による要求特性を向上させた金属複合材料であって鍛造加工し得る金属複合材料の製造方法、及び金属複合材料からなる部材を提供することを目的としている。
本発明者らは上の目的を達成するための方策を種々検討した結果、次の知見を得るに到った。アルミニウム及びアルミニウム合金のヤング率は70GPa程度であり、マグネシウム及びマグネシウム合金のヤング率は45GPa程度であり、亜鉛及び亜鉛合金のヤング率は97GPa程度である。これに対して、例えば、鉄及びステンレススチール等の鉄系合金のヤング率は210GPa以上であるので、鉄又は鉄系合金を容積率で数%複合化するだけでも相当量のヤング率の向上が得られる。さらに鉄又は鉄系合金に多孔質プリフォーム形状を与え、微細な空隙を与えることにより、剛性アップ、強度アップ、場合によっては耐クリープ性アップの効果は大きくなる。また、熱伝導性や耐クリープ性が用途によっては不十分であるマグネシウム及びマグネシウム合金を熱伝導性や耐クリープ性に優れたアルミニウム及びアルミニウム合金製多孔質プリフォームと複合化させることにより改善される。更に、金属製多孔質プリフォームの空隙中にマトリックス金属をダイカスト鋳造法、低圧鋳造法又は重力金型鋳造法によって充填した金属複合材料は鍛造加工することができる。
即ち、本発明の金属複合材料の製造方法は、金属製多孔質プリフォームとその空隙中に充填されたマトリックス金属とからなる金属複合材料の製造方法において、
マトリックス金属としてマグネシウム、アルミニウム、亜鉛又はそれらの合金を用いること、
多孔質プリフォームは連続気孔を持ち、空隙率が80%以上であり、空隙サイズの平均直径が0.1mm以上であること、及び
473K以上に予熱された多孔質プリフォームを金型内に収容し、マトリックス金属の溶湯をダイカスト鋳造法、低圧鋳造法又は重力金型鋳造法により多孔質プリフォームの空隙中に充填すること、
を特徴とする。
マトリックス金属としてマグネシウム、アルミニウム、亜鉛又はそれらの合金を用いること、
多孔質プリフォームは連続気孔を持ち、空隙率が80%以上であり、空隙サイズの平均直径が0.1mm以上であること、及び
473K以上に予熱された多孔質プリフォームを金型内に収容し、マトリックス金属の溶湯をダイカスト鋳造法、低圧鋳造法又は重力金型鋳造法により多孔質プリフォームの空隙中に充填すること、
を特徴とする。
本発明の金属複合材料の製造方法により得られる金属複合材料は、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛又はそれらの合金のヤング率、剛性、強度を向上させた金属複合材料、あるいは熱伝導性や耐クリープ性などの用途による要求特性を向上させた金属複合材料であって鍛造加工し得るものであり、軽量化を必要とする自動車、携帯電話、ノート型パソコンなどの民生電機・情報機器、電動工具、汎用エンジンなどの産業機械等の部材の製造に用いることができる。
本発明は、マグネシウム、アルミニウム又はそれらの合金の軽量性を損なうこと無しでマグネシウム、アルミニウム、亜鉛又はそれらの合金のヤング率、剛性、強度、熱伝導性、耐クリープ性を向上させた金属複合材料であって鍛造加工し得る金属複合材料を製造することを目的としているので、マトリックス金属としてマグネシウム、アルミニウム、亜鉛又はそれらの合金、特にマグネシウム、アルミニウム又はそれらの合金を用い、多孔質プリフォームを構成する金属として、要求特性においてマトリックス金属よりも優れた特性を持つ金属を用いる。例えば、多孔質プリフォームを構成する金属としてマトリックス金属のヤング率よりも大きいヤング率を持つ金属、好ましくはマトリックス金属のヤング率の2倍以上のヤング率を持つ金属を用いるか、多孔質プリフォームを構成する金属としてマトリックス金属の熱伝導性、耐クリープ性よりも優れた熱伝導性、耐クリープ性を持つ金属を用いる。
そのような金属として鉄、チタン、銅、アルミニウム、コバルト、クロム、ニッケル、タングステン、モリブデン、ジルコニウム、シリコン及びそれらの合金(例えばステンレススチール)の内で、金属複合材料の要求特性により、マトリックス金属のヤング率、熱伝導係数よりも大きい数値を持つ金属、又はマトリックス金属より使用温度条件での耐クリープ性が優れた金属を用いることができる。ヤング率及び鍛造加工性を重要視する場合には、多孔質プリフォームを構成する金属として鉄、銅、コバルト、クロム、ニッケル、タングステン、モリブデン又はそれらの合金を用いることが好ましい。
本発明の金属複合材料の製造方法においては、連続気孔を持ち、空隙率が80%以上であり、空隙サイズの平均直径が0.1mm以上である金属製多孔質プリフォームを準備する。空隙を有する多孔質プリフォームの製造方法としては、金属溶湯に発泡剤を用いて製造する方法、減圧プラズマ溶射法、粉末冶金焼結法(プレス成形法、射出成形法)等を適用することができる。
本発明の金属複合材料の製造方法においては、多孔質プリフォームの空隙中にマトリックス金属の溶湯を充填させることが必要である。その点では、いわゆる発泡金属と言われている材料の空隙サイズよりも大きな0.1mm以上の空隙サイズの連結した空隙(連続気孔)が必要になる。しかし、空隙サイズが大き過ぎると多孔質プリフォームの強度が低下し、マトリックス金属の溶湯をダイカスト鋳造によってその空隙中に充填する際に多孔質プリフォームが破損する危険性がある。それで、多孔質プリフォームの空隙サイズの平均直径が0.1〜5mm程度であることが好ましい。
本発明の製造方法によって得られる金属複合材料は、マグネシウム、アルミニウム又はそれらの合金の軽量性を損なうこと無しでヤング率、剛性、強度、熱伝導性、耐クリープ性を向上させたものであることが必要であり、それで、金属複合材料中に占める多孔質プリフォームを構成する金属の容積率を20%以下、好ましくは10%以下にする。言い換えれば、多孔質プリフォームの空隙率を80%以上、好ましくは90%以上にする。
本発明の金属複合材料の製造方法においては、多孔質プリフォームの空隙中にマトリックス金属の溶湯を充填する必要がある。本発明の製造方法においては、鍛造加工し得る金属複合材料を製造するために、473K以上に予熱された多孔質プリフォームを金型内に収容し、マトリックス金属の溶湯をダイカスト鋳造法、低圧鋳造法又は重力金型鋳造法により多孔質プリフォームの空隙中に充填する。この鋳造において、金型内を80kPa以下に減圧して多孔質プリフォームの空隙中へのマトリックス金属の溶湯の充填を促進することが好ましい。
また、鋳造において、鋳造圧力9.8MPa以上、多孔質プリフォ ームへのマトリックス金属の溶湯速度1m/秒以上、好ましくは溶湯速度3m/秒以上の条件でダイカスト鋳造を実施して多孔質プリフォームの空隙中へのマトリックス金属の溶湯の充填を行うこと、又は9.8kPa以上の圧力条件下で低圧鋳造を実施して多孔質プリフォームの空隙中へのマトリックス金属の溶湯の充填を行うことが好ましい。
なお、多孔質プリフォームの表面に酸化処理、コーティング処理又はメッキ処理を施して多孔質プリフォームの表面にマトリックス金属の溶湯との合金化を促進する金属、酸化物を存在させることが有利である。
本発明の金属複合材料の製造方法は、上記のようにして製造した金属複合材料を更に鍛造加工することも包含する。鍛造加工することにより金属複合材料の強度を更に改善することができる。
本発明は、上記の製造方法で得られた金属複合材料からなる部材も包含する。
本発明は、上記の製造方法で得られた金属複合材料からなる部材も包含する。
本発明の金属複合材料の製造方法においては、部材全体を複合化する必要はなく強度、剛性の必要な部分に限定して複合化し、強度の必要な部分にさらに鍛造などの塑性加工を付加して強度アップを図ることもできる。
以下に実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
実施例1
アルミニウム合金(ADC6=Al−3.5Mg)の溶湯を973Kに保持し、その溶湯に金属カルシウム0.2質量%を添加して粘度を上昇させ、これに水素化チタンの粉末を加えて強撹拌し、直ちに金型鋳造によってφ70×50mmの多孔質プリフォームを作製した。得られた多孔質プリフォームの気孔率は90%であり、気孔サイズは12個/□10×10mmであった。
実施例1
アルミニウム合金(ADC6=Al−3.5Mg)の溶湯を973Kに保持し、その溶湯に金属カルシウム0.2質量%を添加して粘度を上昇させ、これに水素化チタンの粉末を加えて強撹拌し、直ちに金型鋳造によってφ70×50mmの多孔質プリフォームを作製した。得られた多孔質プリフォームの気孔率は90%であり、気孔サイズは12個/□10×10mmであった。
上記のようにして作製した多孔質プリフォームを523Kに加熱し、500Kに保持した金型にセットした。マグネシウム合金(AM50=Mg−5Al−0.2Mn)の溶湯を953Kに保持し、鋳造圧力49MPa、射出速度4.5m/秒(流動解析よりプリフォームへの溶湯速度13m/s)でダイカスト鋳造を行った。射出時に、プリフォームへの溶湯流入側とは反対側よりガス抜きをして金型内を60kPaに減圧した。
作製した金属複合材料の比重は1.87であり、充填率は98.9%であり、ヤング率は46.4GPaであり、423K、荷重50MPaでのクリープ速度は4.0×10-4%/時間であった。即ち、アルミダイカスト材(ADC12=Al−11Si−2.5Cu)並みであった。ちなみにマグネシウムダイカストAM50材のクリープ速度は3.3×10-2%/時間であった。また、熱伝導率(レーザーフラッシュ法)は75.3W/m・Kであり、マグネシウムダイカストAM50材の58.5W/m・Kに対して複合化率以上に向上していた。ちなみにアルミダイカストADC12材の熱伝導率は95.9W/m・Kであった。また、この複合材料を据込み鍛造において423Kで高さ50mmから25mmまでの50%の圧縮加工が可能であった。
実施例2
気孔率が92%であり、気孔サイズが平均で500μmであるオープンセル(通気性)を有するφ70×50mmのSUS304L合金(Fe−19Cr−9Ni)製の多孔性プリフォームを購入した。このSUS製多孔質プリフォームを623Kに加熱し、金型にセットした。マグネシウム合金(AM50=Mg−5Al−0.2Mn)の溶湯を953Kに保持し、鋳造圧力49MPa、射出速度4.5m/秒(流動解析よりプリフォームへの溶湯速度13m/s)でダイカスト鋳造を行った。射出時に、プリフォームへの溶湯流入側とは反対側よりガス抜きをして金型内を60kPaに減圧した。
気孔率が92%であり、気孔サイズが平均で500μmであるオープンセル(通気性)を有するφ70×50mmのSUS304L合金(Fe−19Cr−9Ni)製の多孔性プリフォームを購入した。このSUS製多孔質プリフォームを623Kに加熱し、金型にセットした。マグネシウム合金(AM50=Mg−5Al−0.2Mn)の溶湯を953Kに保持し、鋳造圧力49MPa、射出速度4.5m/秒(流動解析よりプリフォームへの溶湯速度13m/s)でダイカスト鋳造を行った。射出時に、プリフォームへの溶湯流入側とは反対側よりガス抜きをして金型内を60kPaに減圧した。
作製した金属複合材料の比重は2.25であり、充填率は99%であり、ヤング率は78GPaであった。
Claims (14)
- 金属製多孔質プリフォームとその空隙中に充填されたマトリックス金属とからなる金属複合材料の製造方法において、
マトリックス金属としてマグネシウム、アルミニウム、亜鉛又はそれらの合金を用いること、
多孔質プリフォームは連続気孔を持ち、空隙率が80%以上であり、空隙サイズの平均直径が0.1mm以上であること、及び
473K以上に予熱された多孔質プリフォームを金型内に収容し、マトリックス金属の溶湯をダイカスト鋳造法、低圧鋳造法又は重力金型鋳造法により多孔質プリフォームの空隙中に充填すること、
を特徴とする金属複合材料の製造方法。 - マトリックス金属としてマグネシウム、アルミニウム又はそれらの合金を用いることを特徴とする請求項1記載の金属複合材料の製造方法。
- 多孔質プリフォームを構成する金属としてマトリックス金属のヤング率よりも大きいヤング率を持つ金属を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の金属複合材料の製造方法。
- 多孔質プリフォームを構成する金属としてマトリックス金属のヤング率の2倍以上のヤング率を持つ金属を用いることを特徴とする請求項3記載の金属複合材料の製造方法。
- 多孔質プリフォームを構成する金属としてマトリックス金属の熱伝導性、耐クリープ性よりも優れた熱伝導性、耐クリープ性を持つ金属を用いることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の金属複合材料の製造方法。
- 多孔質プリフォームを構成する金属として鉄、チタン、銅、アルミニウム、コバルト、クロム、ニッケル、タングステン、モリブデン、ジルコニウム、シリコン及びそれらの合金の内で、金属複合材料の要求特性により、マトリックス金属のヤング率、熱伝導係数よりも大きい数値を持つ金属、又はマトリックス金属より使用温度条件での耐クリープ性が優れた金属を用いることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の金属複合材料の製造方法。
- 多孔質プリフォームを構成する金属として鉄、銅、コバルト、クロム、ニッケル、タングステン、モリブデン又はそれらの合金を用いることを特徴とする請求項6記載の金属複合材料の製造方法。
- 多孔質プリフォームとして空隙率が90%以上であり、空隙サイズの平均直径が0.1〜5mmであるものを用いることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の金属複合材料の製造方法。
- 多孔質プリフォームが酸化処理、コーティング処理又はメッキ処理の施されたものであることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の金属複合材料の製造方法。
- 鋳造において、金型内を80kPa以下に減圧して多孔質プリフォームの空隙中へのマトリックス金属の溶湯の充填を促進することを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の金属複合材料の製造方法。
- 鋳造において、鋳造圧力9.8MPa以上、多孔質プリフォ ームへのマトリックス金属の溶湯速度1m/秒以上の条件でダイカスト鋳造を実施して多孔質プリフォームの空隙中へのマトリックス金属の溶湯の充填を行うことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の金属複合材料の製造方法。
- 鋳造において、9.8kPa以上の圧力条件下で低圧鋳造を実施して多孔質プリフォームの空隙中へのマトリックス金属の溶湯の充填を行うことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の金属複合材料の製造方法。
- 請求項1〜12の何れかに記載の製造方法で得られた金属複合材料を更に鍛造加工することを特徴とする金属複合材料の製造方法。
- 請求項1〜13の何れかに記載の製造方法で得られた金属複合材料からなる部材。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007102583A JP2008260023A (ja) | 2007-04-10 | 2007-04-10 | 金属複合材料の製造方法及び金属複合材料からなる部材 |
CNA2007100932932A CN101285135A (zh) | 2007-04-10 | 2007-12-28 | 金属复合材料的制造方法和金属复合材料构成的构件 |
KR1020070139935A KR20080092235A (ko) | 2007-04-10 | 2007-12-28 | 금속복합재료의 제조방법 및 금속복합재료로 이루어지는부재 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007102583A JP2008260023A (ja) | 2007-04-10 | 2007-04-10 | 金属複合材料の製造方法及び金属複合材料からなる部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008260023A true JP2008260023A (ja) | 2008-10-30 |
Family
ID=39982914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007102583A Pending JP2008260023A (ja) | 2007-04-10 | 2007-04-10 | 金属複合材料の製造方法及び金属複合材料からなる部材 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008260023A (ja) |
KR (1) | KR20080092235A (ja) |
CN (1) | CN101285135A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012128506A2 (ko) * | 2011-03-18 | 2012-09-27 | 한국기계연구원 | 알루미늄 기지 복합재료 제조방법 및 이에 의해 제조된 알루미늄 기지 복합재료 |
KR101228024B1 (ko) * | 2011-03-18 | 2013-01-30 | 한국기계연구원 | 알루미늄 기지 복합재료 제조방법 및 이에 의해 제조된 알루미늄 기지 복합재료 |
CN103276233A (zh) * | 2013-06-14 | 2013-09-04 | 哈尔滨工业大学 | 一种采用真空气压浸渗制备一维连通孔隙镍锰镓多孔材料的方法 |
WO2018110906A1 (ko) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 주식회사 포스코 | 표면품질이 우수한 고탄소 열연강판 및 이의 제조방법 |
CN114367662A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-04-19 | 西安理工大学 | 微纳双连续孔道的多孔铜的制备方法 |
CN114867571A (zh) * | 2019-12-26 | 2022-08-05 | 株式会社神户制钢所 | 金属复合材料和金属复合材料的制造方法 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101327059B1 (ko) * | 2011-03-09 | 2013-11-07 | 현대자동차주식회사 | 스와시 플레이트 및 그 제조방법 |
CN102162052A (zh) * | 2011-03-24 | 2011-08-24 | 中国兵器工业第五二研究所 | 一种高阻尼金属多孔材料及其制备方法 |
SI23365A (sl) * | 2011-04-06 | 2011-11-30 | Univerza@v@Ljubljani@Naravoslovnotehniška@fakulteta@Oddelek@za@materiale@in@metalugijo | POSTOPEK IZDELAVE KOMPOZITNIH PLOŠČ IZ MAGNEZIJEVIH ZLITIN IN KERAMIČNE PENE IN KOMPOZITNE PLOščE |
FR2975613B1 (fr) * | 2011-05-25 | 2013-06-21 | Filtrauto | Procede de fabrication d'une mousse metallique munie de conduits et mousse metallique ainsi obtenue |
KR101401058B1 (ko) * | 2014-01-15 | 2014-05-29 | 김종수 | 자동차 에어컨 사판식 압축기의 사판 |
US10427336B2 (en) | 2014-11-20 | 2019-10-01 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Periodic structured composite and articles therefrom |
US9999920B2 (en) * | 2015-04-02 | 2018-06-19 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Ultrahigh temperature elastic metal composites |
CN105798257B (zh) * | 2016-04-07 | 2017-08-25 | 浦江冠山锁具有限公司 | 铜或铜合金与不锈钢双金属挂锁锁体加工方法 |
US10450828B2 (en) | 2016-10-28 | 2019-10-22 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | High temperature high extrusion resistant packer |
CN108543931B (zh) * | 2018-05-14 | 2020-11-06 | 重庆大学 | 一种MgAl复合铸件制造方法 |
CN110744059A (zh) * | 2019-11-01 | 2020-02-04 | 淮阴工学院 | 一种医用多孔低模钛镁合金及其成形方法与应用 |
CN114951605B (zh) * | 2022-06-20 | 2023-12-01 | 威海万丰奥威汽轮有限公司 | 一种锻铸智能结合式铝合金汽车轮毂的制造方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60108156A (ja) * | 1983-11-17 | 1985-06-13 | Mazda Motor Corp | 複合部材の製造方法 |
JPS60108157A (ja) * | 1983-11-17 | 1985-06-13 | Mazda Motor Corp | 複合部材の製造方法 |
JPS60191654A (ja) * | 1984-03-12 | 1985-09-30 | Izumi Jidosha Kogyo Kk | 内燃機関用ピストンおよびその製造方法 |
JPS6356346A (ja) * | 1986-08-27 | 1988-03-10 | Mitsubishi Motors Corp | 繊維強化複合材料の製法 |
JPH09122884A (ja) * | 1995-11-08 | 1997-05-13 | Unisia Jecs Corp | 内燃機関用ピストンの製造方法 |
JP2002371327A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-26 | Shinko Wire Co Ltd | 発泡金属の製造方法 |
JP2003181620A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-02 | Yanmar Co Ltd | アルミ基複合材およびその製造方法 |
JP2004034092A (ja) * | 2002-07-03 | 2004-02-05 | Honda Motor Co Ltd | 中空部を有する鋳造品の製造方法 |
-
2007
- 2007-04-10 JP JP2007102583A patent/JP2008260023A/ja active Pending
- 2007-12-28 CN CNA2007100932932A patent/CN101285135A/zh active Pending
- 2007-12-28 KR KR1020070139935A patent/KR20080092235A/ko not_active Application Discontinuation
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60108156A (ja) * | 1983-11-17 | 1985-06-13 | Mazda Motor Corp | 複合部材の製造方法 |
JPS60108157A (ja) * | 1983-11-17 | 1985-06-13 | Mazda Motor Corp | 複合部材の製造方法 |
JPS60191654A (ja) * | 1984-03-12 | 1985-09-30 | Izumi Jidosha Kogyo Kk | 内燃機関用ピストンおよびその製造方法 |
JPS6356346A (ja) * | 1986-08-27 | 1988-03-10 | Mitsubishi Motors Corp | 繊維強化複合材料の製法 |
JPH09122884A (ja) * | 1995-11-08 | 1997-05-13 | Unisia Jecs Corp | 内燃機関用ピストンの製造方法 |
JP2002371327A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-26 | Shinko Wire Co Ltd | 発泡金属の製造方法 |
JP2003181620A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-02 | Yanmar Co Ltd | アルミ基複合材およびその製造方法 |
JP2004034092A (ja) * | 2002-07-03 | 2004-02-05 | Honda Motor Co Ltd | 中空部を有する鋳造品の製造方法 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012128506A2 (ko) * | 2011-03-18 | 2012-09-27 | 한국기계연구원 | 알루미늄 기지 복합재료 제조방법 및 이에 의해 제조된 알루미늄 기지 복합재료 |
WO2012128506A3 (ko) * | 2011-03-18 | 2012-11-15 | 한국기계연구원 | 알루미늄 기지 복합재료 제조방법 및 이에 의해 제조된 알루미늄 기지 복합재료 |
KR101228024B1 (ko) * | 2011-03-18 | 2013-01-30 | 한국기계연구원 | 알루미늄 기지 복합재료 제조방법 및 이에 의해 제조된 알루미늄 기지 복합재료 |
US9670568B2 (en) | 2011-03-18 | 2017-06-06 | Korea Institute Of Machinery & Materials | Method of preparing aluminum matrix composites and aluminum matrix composites prepared by using the same |
CN103276233A (zh) * | 2013-06-14 | 2013-09-04 | 哈尔滨工业大学 | 一种采用真空气压浸渗制备一维连通孔隙镍锰镓多孔材料的方法 |
WO2018110906A1 (ko) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 주식회사 포스코 | 표면품질이 우수한 고탄소 열연강판 및 이의 제조방법 |
CN114867571A (zh) * | 2019-12-26 | 2022-08-05 | 株式会社神户制钢所 | 金属复合材料和金属复合材料的制造方法 |
CN114867571B (zh) * | 2019-12-26 | 2024-05-28 | 株式会社神户制钢所 | 金属复合材料和金属复合材料的制造方法 |
CN114367662A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-04-19 | 西安理工大学 | 微纳双连续孔道的多孔铜的制备方法 |
CN114367662B (zh) * | 2021-12-13 | 2024-01-26 | 西安理工大学 | 微纳双连续孔道的多孔铜的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20080092235A (ko) | 2008-10-15 |
CN101285135A (zh) | 2008-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008260023A (ja) | 金属複合材料の製造方法及び金属複合材料からなる部材 | |
CN106238699B (zh) | 通过挤压铸造或半固态金属成形和后热处理使用原位成形的增强相制作铝或镁基复合材料发动机缸体或其他零件的方法 | |
Mizuuchi et al. | Processing of Al/SiC composites in continuous solid–liquid co-existent state by SPS and their thermal properties | |
JP6261618B2 (ja) | チタン素材および窒素固溶チタン粉末材料の製造方法 | |
US20090074603A1 (en) | Method for making magnesium-based composite material and equipment for making the same | |
JP2008229650A (ja) | マグネシウム合金塑性加工部材及びその製造方法 | |
JP2019527299A5 (ja) | ||
KR101749066B1 (ko) | 신개념을 이용한 알루미늄 기지 복합재료의 제조방법 및 이에 의하여 제조된 알루미늄 기지 복합재료 | |
Bauer et al. | Production and application of metal foams in casting technology | |
Kang et al. | Evaluation of the gas porosity and mechanical properties of vacuum assisted pore-free die-cast Al-Si-Cu alloy | |
JP2006517610A (ja) | 複合構成部材を製造するための方法および金属・セラミック構成部材 | |
JP5772731B2 (ja) | アルミニウム合金粉末成形方法およびアルミニウム合金部材 | |
JP2006063400A (ja) | アルミニウムベース複合材料 | |
JP5641248B2 (ja) | 発泡金属前駆体の製造方法及び発泡金属の製造方法 | |
CN107427923B (zh) | 机械部件及其制造方法 | |
CA2438397A1 (en) | Sintered metal parts with homogeneous distribution of non-homogeneously melting components and method for the production thereof | |
Choi et al. | Influence of the specific surface area of a porous nickel to the intermetallic compound generated by reaction of a porous nickel and aluminum | |
JP5988667B2 (ja) | 金属間化合物強化複合材料及びその製造方法 | |
JP2005163145A (ja) | 複合化鋳物、鋳包み用鉄基多孔質体およびそれらの製造方法 | |
JPH11158570A (ja) | 材料及びその製造方法 | |
SK50192008U1 (en) | Fluid-tight sintered metall parts and production method | |
KR100749396B1 (ko) | 분말야금을 이용한 티타늄 성형제품 및 이의 제조방법 | |
JP4638138B2 (ja) | 圧力容体とその製造方法および圧縮機とその構成部材 | |
JPWO2018193982A1 (ja) | 溶射皮膜、積層管および溶射皮膜の製造方法 | |
JP2008200703A (ja) | 金属基複合材の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120620 |