JP2008027467A - 商品収納箱およびこれを用いた商品収納ラック、自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動販売機1の本体の前面を開閉する扉2を有し、当該扉2を前記本体に回動可能に枢支するヒンジ装置を備えた自動販売機であって、前記ヒンジ装置7a、7bを自動販売機1内部に配設することによってヒンジ装置7a、7bを破壊しようとする悪戯意識を喚起させることがなく、また、ヒンジ装置7a、7bが自動販売機1内部に配設されていることにより扉2の前面コーナー部を美観に優れた球面形状とする。
【選択図】図1
Description
自動販売機に商品を補充する方法としては、商品収納ラックを外部に引き出した状態で直接収納させる方法(例えば、特許文献1参照)、あるいは商品投入口からトップトレイを介して商品収納ラックへ収納させる方法などがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、自動販売機において商品の補充を容易に行うとともに商品詰まりを抑制することを目的とする。
また、本発明の請求項2に係る商品収納箱は、上述した請求項1において、商品の横断面が円形であり、その外形寸法をDとした場合、D<B<(D×2)/√2を満たすように箱本体の内部寸法Bを設定したことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る商品収納ラックは、請求項1または2のいずれかに記載した商品収納箱を適用して構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る自動販売機は、請求項1または2のいずれかに記載した商品収納箱を適用して商品収納ラックを構成したことを特徴とする。
商品収納箱100は、自動販売機で販売する缶入り飲料Wを予め内部に複数本ずつ(実施例1では4本)並べた状態で収納したもので、図2に示すように、箱本体110と、規制部材である帯状体120とを備えている。
箱本体110は、厚紙や合成樹脂製の薄板等のように柔軟かつ低比重材料を適宜折り曲げ、接着することによって両端が開口した直方状に構成したもので、稜線を介して折り畳み可能である。この箱本体110は、内部に収納する缶入り飲料の種類に応じた寸法を有したもので、缶入り飲料の寸法ごとに個別に用意してある。具体的には、図3に示すように、缶入り飲料Wの長さ寸法をL1、長さ方向に沿った対角寸法をL2とした場合、L1<A<L2を満たすように予め内部長さ寸法Aが設定してあるとともに、図4に示すように、缶入り飲料Wの外径寸法をDとした場合、D<B<(D×2)/√2を満たすように予め内部幅寸法Bが設定してあり、同一種類の缶入り飲料Wを一列に4本並べて収納させることが可能である。内部長さ寸法AをL1<a<L2に設定した理由は、主に、箱本体110の内部において缶入り飲料Wが起立してしまう現象を防止するためのものである。また、内部幅寸法BをD<B<(D×2)/√2に設定した理由は、主に、缶入り飲料Wが互いにブリッジした状態で詰まる現象を防止するためのものである。
帯状体120は、紙や合成樹脂の薄板等のように柔軟な材料によって一条の帯状に構成したものである。この帯状体120は、図2に示すように、箱本体110の開口110aを覆う態様で帯挿通孔112に挿通させた場合に、該箱本体110の広幅側壁113との間に缶入り飲料Wの外径寸法よりも充分に狭い間隙を確保する幅を有し、箱本体110の開口110aを通じた缶入り飲料Wの通過を規制するものである。帯状体120には、缶入り飲料Wの重量が4本分加わった場合にも容易に破断しないように、充分に幅広に構成することによって所望の強度が確保してある。
上述した状態においては、箱本体110の開口110aが帯状体120によって覆われているため、当該箱本体110がどのような姿勢になろうとも、内部に収容された缶入り飲料Wが外部に落下する虞れがない。
逆に、図5の(a)に示すように、開口110aを上下に向けた状態で箱本体110を設置し、この状態から帯状体120の両端部を互いに離反させ、あるいは狭幅側壁111の外表面から離反させ、図5の(b)に示すように、上方に位置する帯状体120の端部を手前側に引き抜くと、図5の(c)に示すように、箱本体110から帯状体120を取り除くことができるようになり、帯状体120によって覆われていた箱本体110の開口110aがそれぞれ開放される結果、内部に収納した缶入り飲料Wが下方の開口110aから順次落下するようになる。
上記のように構成した商品収納箱100は、例えば缶入り飲料Wの製造元であるボトラーによって構成され、さらに運送用大箱の内部に複数個ずつ収納された状態で流通し、自動販売機の設置管理者、あるいはルートマンと称される補充作業者に補充用商品として提供されることになる。この場合、係合孔114を設けた広幅側壁113に対して帯状体120の両端部を露出させる狭幅側壁111が左右で異なるものを複数個ずつ運送用大箱の内部に収容させることが好ましい。
一方、ベースプレート130は、商品収納箱100を装着する場合の基準となるもので、図1および図6に示すように、上下方向に沿って延在する平板状を成している。このベースプレート130には、係合爪131およびベンドメックと称される商品払出手段132が設けてある。
係合爪131は、ベースプレート130の表裏両面にそれぞれ複数ずつ設けたもので、個々の表面から水平方向に延在した後、直角上方に向けて屈曲したL字状を成している。これらの係合爪131は、それぞれ箱本体110に設けた係合孔114よりも小さい幅に形成してあり、該係合孔114に挿通することが可能である。上下に位置する係合爪131の相互間には、開口110aを上下に向けた状態の箱本体110の全高に相当する距離が確保してある。
上記のように構成したベースプレート130に商品収納箱100を装着して商品収納ラック10を構成するには、まず、運送用大箱から商品収納箱100を取り出し、図6の(a)〜(c)に示すように、帯状体120によって囲繞された状態のまま、箱本体110の係合孔114に係合爪131を挿入させることにより、商品払出手段132の上方域に商品収納箱100を互いに積層する態様で装着する。この場合、ベースプレート130の一方の表面に装着する商品収納箱100は、同一種類の缶入り飲料Wを収納した同一のものであり、ベースプレート130の下方から順に装着することが好ましい。また、ベースプレート130に商品収納箱100を装着する場合には、図1の(a)に示すように、帯状体120の両端部が同じ向きとなるように商品収納箱100を選択しながら行う。
この状態から各商品収納箱100の帯状体120を取り除いていけば、図1の(b)および図6の(d)に示すように、上下に位置する箱本体110の開口110aが互いに連通されることになり、内部に収納された缶入り飲料Wが重力に従って下方に移動し、最下位に位置した缶入り飲料Wが商品払出手段132のペダル132aに当接するとともに、缶入り飲料Wが相互に当接した状態となる。従って、販売指令に応じて商品払出手段132が駆動すれば、図6の(d)に示すように、最下位に位置する缶入り飲料Wが1本だけ下方に払い出されることになる。
販売に応じて缶入り飲料Wの数が減った場合、あるいは商品収納ラック10の商品がすべてなくなって売り切れ状態となった場合には、缶入り飲料Wの補充を行う。この場合、本実施例1の商品収納ラック10によれば、空になった商品収納箱100と缶入り飲料Wが収納された商品収納箱100とを交換した後に帯状体120を取り外せば、缶入り飲料Wの補充が終了することになる。つまり、商品収納箱100をベースプレート130に装着することにより、当該商品収納箱100に収納された缶入り飲料Wを複数個ずつ補充することが可能になる。このため、商品収納ラック10に1本ずつ缶入り飲料Wを補充する場合に比べて、補充に要する時間が著しく短縮されるようになり、その作業を容易に行うことが可能になる。
しかも、帯状体120の両端部が同じ向きとなるように商品収納箱100をベースプレート130に装着した場合には、当該帯状体120をいずれも手前側に引き抜くことでこれを取り外すことができるため、その作業もきわめて容易となる。この場合、一条の帯状体120を適用するようにしているため、手前側に引き抜く操作を1回行うことで箱本体110の2つの開口110aを同時に開放することができ、作業時間も著しく短縮化されることになる。
また、帯状体120を手前側に引き抜くことで箱本体110の開口110aが開放されることになるため、蓋状体を開放するものに比べて開放操作のためのスペースを要しない。従って、ベースプレート130に対して商品収納箱100を密に装着することができるようになり、スペース効率の点できわめて有利となる。
また、ベースプレート130の係合爪131を係合させることによって商品収納箱100を積み重ねるようにした商品収納箱100によれば、箱本体110の内部幅寸法Bに関わらず、常にベースプレート130寄りに商品収納箱100が整列した状態となる。このため、細径の缶入り飲料Wを収納する商品収納ラック10を構成する場合にも、何等の調整機構を要することなく当該細径の缶入り飲料Wが商品払出手段132のペダル132aに当接することになり、該商品払出手段132の駆動によって缶入り飲料Wを確実に1本ずつ払い出すことが可能である。また、係合爪131に係合された商品収納箱100は、振動や衝撃が加えられた場合にも倒れる虞れがない。
図7〜図10は、上述の商品収納ラック10を適用した自動販売機を概念的に示したもので、缶入り飲料、瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料、紙パック入り飲料等の商品を販売する自動販売機を例示している。ここで例示する自動販売機は、本体キャビネット1の内部に断熱構造の収容庫2を設けたもので、該収容庫2の上壁下面にスライド手段3を備えている。スライド手段3は、収容庫2の上壁下面に固定した固定レール部3aと、この固定レール部3aに対してスライド可能に支承させた中間レール部3bおよび可動レール部3cとを備えて構成したものである。固定レール部3aは、収容庫2の左右方向に沿って複数(図示の例では5本)設けてあり、それぞれ前後に沿う態様で延在している。可動レール部3cは、それぞれ中間レール部3bを介して固定レール部3aの前方に向けてスライド移動することが可能であり、個々の下面に上述のベースプレート130を複数(図示の例では3枚ずつ)保持している。可動レール部3cに保持させたベースプレート130は、互いに等間隔となり、個々の表裏両面がそれぞれ左右方向に沿う態様で配設してある。
一方、図8に示すように、中間レール部3bおよび可動レール部3cをそれぞれ固定レール部3aに収納させ、収容庫2の前面開口を扉体4で閉塞した場合、可動レール部3cに保持させたベースプレート130が当該収容庫2の内部に収容され、各ベースプレート130に構成した商品収納ラック10も収容庫2に収容されることになる。
これらの結果、上記自動販売機によれば、商品収納ラック10に対する保守点検作業性を確保しつつ、収容庫2のスペースを有効利用して多数種の商品を収納することが可能となる。しかも、収容庫2には共通のベースプレート130さえ用意しておけば、これに装着する商品収納箱100のサイズに応じて異なるサイズの商品収納ラック10を任意に構成することができるため、少品種大量生産による低コスト化を図りつつ、レイアウトの自由度が極めて高い自動販売機を提供することが可能になる。
図11−4〜図11−6に示すように、ラック構成体5においてベースプレート130に直交する態様で配置される一方の側壁(以下、単に蓋側壁5aという)は、他の側壁に対して鉛直軸回りに揺動可能に設けてある。この蓋側壁5aを揺動させれば、商品収納通路がその全長に亘り側方から開放されることになり、任意の高さ位置から商品を補充/回収することが可能となる。従って、例えば補充した商品が大きな速度をもって他の商品に衝突することがなく、その反動によって起立する事態を招来することもない。
こうしたラック構成体5を用意した自動販売機によれば、ボトラーから提供された補充用商品が商品収納箱100に収納されたものでなくとも、ベースプレート130にラック構成体5を装着することで従前の自動販売機と同様に商品を販売することが可能になる。このラック構成体5は、収容庫2の内部において商品収納箱100と併用することも可能であり、種々のボトラーから提供される商品に対応することができるようになる。
図12および図13は、こうした本発明に係る商品収納箱および商品収納ラックの基本的な思想を示す概念図である。図12の(a)および図13の(a)に示すように、本発明においては、予め内部に複数の商品Wを並べた状態で収納した商品収納箱100′を、商品Wが互いに積層する態様でベースプレート130′の商品払出手段132′の上方域に相互に積み重ね、その後、図12の(b)および図13の(b)に示すように、箱本体110′の上下両端をそれぞれ適宜開放することによって自動販売機の商品収納ラック10′を構成するものであれば、如何なる態様のものであっても良い。
箱本体210は、厚紙や合成樹脂製の薄板等のように柔軟かつ低比重材料を適宜折り曲げ、接着することによって両端が開口210aした直方状に構成したもので、稜線を介して折り畳み可能である。箱本体210の内部寸法は、実施例1と同様である。この箱本体210には、一対の狭幅側壁211にそれぞれ2つのロッド挿通孔212が設けてある。ロッド挿通孔212は、それぞれ比較的大径の円形状を成すもので、箱本体210の開口210aに近接した位置に設けてある。
ロッド体220は、金属等のように比較的剛性を有した材料によって円柱状に構成したものである。各ロッド体220は、箱本体210の開口210aを覆う態様でロッド挿通孔212に挿通させた場合に、該箱本体210の広幅側壁213との間に缶入り飲料Wの外径寸法よりも充分に狭い間隙を確保する外径を有し、箱本体210の開口210aを通じた缶入り飲料Wの通過を規制するものである。
上述した状態においては、図14−2に示すように、箱本体210の開口210aがロッド体220によって覆われているため、当該箱本体210がどのような姿勢になろうとも、内部に収容された缶入り飲料Wが外部に落下する虞れがない。
逆に、図14−4に示すように、開口210aを上下に向けた状態で箱本体210を設置し、この状態からロッド体220をそれぞれ手前側に引き抜くと、箱本体210からロッド体220を取り除くことができるようになり、ロッド体220によって覆われていた箱本体210の開口210aがそれぞれ開放される結果、内部に収納した缶入り飲料Wが下方の開口210aから順次落下するようになる。
上記のように構成した商品収納箱200は、実施例1と同様、缶入り飲料Wの製造元であるボトラーによって構成され、さらに運送用大箱の内部に複数個ずつ収納された状態で流通し、自動販売機の設置管理者、あるいはルートマンと称される補充作業者に補充用商品として提供されることになる。
本実施例2の商品収納箱200を適用して商品収納ラックおよび自動販売機を構成すれば、空になった商品収納箱200と缶入り飲料Wが収納された商品収納箱200とを交換した後にロッド体220を取り外すことにより、缶入り飲料Wの補充を複数本ずつ行うことができ、補充に要する時間が著しく短縮され、その作業を容易に行うことが可能になる。
箱本体310は、厚紙や合成樹脂製の薄板等のように柔軟かつ低比重材料を適宜折り曲げ、接着することによって両端が開口310aした直方状に構成したもので、稜線を介して折り畳み可能である。箱本体310の内部寸法は、実施例1と同様である。この箱本体310には、一対の狭幅側壁311にそれぞれ2つの板挿通孔312が設けてある。板挿通孔312は、それぞれ矩形のスリット状を成すもので、箱本体310の開口310aに近接した位置に設けてある。
板状体320は、金属等のように比較的剛性を有した材料によって薄板状に構成したものである。各板状体320は、箱本体310の開口310aを覆う態様で板挿通孔312に挿通させた場合に、該箱本体310の広幅側壁313との間に缶入り飲料Wの外径寸法よりも充分に狭い間隙を確保する幅を有し、箱本体310の開口310aを通じた缶入り飲料Wの通過を規制するものである。
上述した状態においては、図15−2に示すように、箱本体310の開口310aが板状体320によって覆われているため、当該箱本体310がどのような姿勢になろうとも、内部に収容された缶入り飲料Wが外部に落下する虞れがない。
逆に、図15−4に示すように、開口310aを上下に向けた状態で箱本体310を設置し、この状態から板状体320をそれぞれ手前側に引き抜くと、箱本体310から板状体320を取り除くことができるようになり、板状体320によって覆われていた箱本体310の開口310aがそれぞれ開放される結果、内部に収納した缶入り飲料Wが下方の開口310aから順次落下するようになる。
上記のように構成した商品収納箱300は、実施例1と同様、缶入り飲料Wの製造元であるボトラーによって構成され、さらに運送用大箱の内部に複数個ずつ収納された状態で流通し、自動販売機の設置管理者、あるいはルートマンと称される補充作業者に補充用商品として提供されることになる。
本実施例3の商品収納箱300を適用して商品収納ラックおよび自動販売機を構成すれば、空になった商品収納箱300と缶入り飲料Wが収納された商品収納箱300とを交換した後に板状体320を取り外すことにより、缶入り飲料Wの補充を複数本ずつ行うことができ、補充に要する時間が著しく短縮され、その作業を容易に行うことが可能になる。
上記のように構成した商品収納箱400によれば、箱本体410に充分な剛性を確保することができるため、例えば箱本体410を直接積み重ねて商品収納ラックを構成した場合であっても、下方に位置する箱本体410が潰れる事態を招来する虞れがない。しかも、空になった商品収納箱400は、揺動連結手段420を設けた稜線部分を介して箱本体410を折り畳むことにより、その容積を減少させることが可能であり、回収の際の取り扱い性にも優れる。
仕切板520は、箱本体510の内部幅寸法(図17において紙面に直交する方向の寸法)よりも僅かに小さい幅を有する一方、内部高さ寸法(図17において上下方向の寸法)よりも僅かに大きな長さを有した平板状を成すものである。
上記のように構成した商品収納箱500によれば、図17−1に示すように、ロング缶入り飲料WLを収納することができるばかりでなく、図17−2および図17−3に示すように、箱本体510の内部適宜位置に仕切板520を配設することにより、長さ寸法が中位のスタンダード缶入り飲料WMや長さ寸法が短いショート缶入り飲料WSを収納することも可能となる。すなわち、スタンダード缶入り飲料WMを収納する場合には、図17−2に示すように、左から2番目のスリット511aを介して箱本体510の内部に仕切板520を配設し、またショート缶入り飲料WSを収納する場合には、最も右側に位置するスリット511aを介して箱本体510の内部に仕切板520を配設すれば、それぞれ右側に位置する狭幅側壁512との間に缶入り飲料WL,WM,WSの長さ寸法に応じた収納空間が画成されるようになり、それぞれを整列した状態で収納することができるようになる。
商品収納箱600は、自動販売機で販売する缶入り飲料Wを予め内部に複数本ずつ(実施例6では4本)2列に並べた状態で収納したもので、図18に示すように、箱本体610と仕切板620とを備えている。箱本体610は、厚紙や合成樹脂製の薄板等のように柔軟かつ低比重材料を適宜折り曲げ、接着することによって中空の直方状に構成したものである。仕切板620は、箱本体610の内部を左右に区分けする態様で設けた平板状部材であり、該箱本体610の内部に2つの収納域を構成している。この商品収納箱600には、それぞれの収納域に缶入り飲料Wが予め4本ずつ収納してある。商品収納箱600の収納域に収納させる缶入り飲料Wは、互いに同一であっても良いし、収納域ごとに異なる種類の缶入り飲料Wを収納させるようにしても構わない。
一方、ベースプレート630は、上下方向に沿って延在する平板状を成すもので、その下端部に商品払出手段632を備えている。商品払出手段632は、ベースプレート630に対して揺動可能に配設した左右一対のペダル632aおよび補助ペダル(図示せず)を適宜駆動することにより、その上方域に収納された商品を一つずつ下方に払い出すものである。一対のペダル632aは、それぞれ通常状態においてベースプレート630から直角方向に突出した状態に保持され、商品に当接することによってその通過を阻止する一方、商品の販売指令が与えられた場合に下方に向けて揺動することによって商品の通過を許容するものである。これら一対のペダル632aは、同時に揺動することも、個別に揺動することも可能である。図示していない補助ペダルは、実施例1のものと同様に機能するものである。
上述した状態から各箱本体610の上下両端を開放すれば、図18の(b)および図19の(b)に示すように、箱本体610が互いに連通され、一連の通路が2列画成されることになる。この結果、内部に収納された缶入り飲料Wがそれぞれ重力に従って下方に移動し、最下位に位置した缶入り飲料Wが商品払出手段632の各ペダル632aに当接するとともに、缶入り飲料Wが相互に当接した状態となる。従って、販売指令に応じて商品払出手段632が駆動し、ペダル632aが個別に揺動すれば、最下位に位置する缶入り飲料Wを1本だけ下方に払い出すことができるようになる。
この商品収納ラック60においても、缶入り飲料Wの補充を行う場合には、空になった商品収納箱600と缶入り飲料Wが収納された商品収納箱600とを交換すればよいため、商品収納箱600に収納された缶入り飲料Wを複数個ずつ補充することが可能になる。このため、商品収納ラック60に1本ずつ缶入り飲料Wを補充する場合に比べて、補充に要する時間が著しく短縮されるようになり、その作業を容易に行うことが可能になる。
尚、この実施例6のベースプレート630に対しては、必ずしも内部に仕切板620を備えた商品収納箱600を装着させる必要はなく、例えば図20に示すように、内部に一列だけ商品W′を並べて収納した商品収納箱600′を装着することも可能である。この場合には、商品払出手段632のペダル632aを左右同時に揺動させることで、商品W′の払い出しを行うことが可能となる。
上記のように構成した商品収納箱700によれば、図21−2に示すように、箱本体710を複数並設させた場合に一方の凸部750を他方の凹所760に嵌合させることにより、箱本体710の相互間を連結することができる。従って、例えばボトラーによって構成された商品収納箱700を流通させる際に運送用大箱を要することなく複数個を一体化することが可能となり、商品収納箱700の取り扱い性が著しく向上することになる。
Claims (4)
- 箱本体の内部に予め複数の商品を並べた状態で収納しており、これらの商品が互いに積層する態様で商品払出手段の上方息に相互に積み重ねた後、箱本体の上下両端を開放することにより自動販売機の商品収納ラックを構成し、商品払出手段が駆動した場合に収納した商品を個別に払い出す商品収納箱であって、
商品の長さ寸法をL1、長さ方向に沿った対角寸法をL2とした場合、L1<A<L2を満たすように箱本体の内部長さ寸法Aを設定したことを特徴とする商品収納箱。 - 商品の横断面が円形であり、その外形寸法をDとした場合、D<B<(D×2)/√2を満たすように箱本体の内部寸法Bを設定したことを特徴とする請求項1に記載の商品収納箱。
- 請求項1または2のいずれかに記載した商品収納箱を適用して構成したことを特徴とする商品収納ラック。
- 請求項1または2のいずれかに記載した商品収納箱を適用して商品収納ラックを構成したことを特徴とする自動販売機。
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