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JP2008017193A - 画像処理装置 - Google Patents

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JP2008017193A
JP2008017193A JP2006186752A JP2006186752A JP2008017193A JP 2008017193 A JP2008017193 A JP 2008017193A JP 2006186752 A JP2006186752 A JP 2006186752A JP 2006186752 A JP2006186752 A JP 2006186752A JP 2008017193 A JP2008017193 A JP 2008017193A
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Abstract

【課題】利用者が原稿を取り忘れることをなくす。
【解決手段】利用者が原稿を原稿搬送装置にセットし、コピー条件を入力する。原稿が搬送されて、原稿の画像が読み取られる。全ての原稿の読み取りが終了すると、原稿搬送装置における原稿の有無が検出される。原稿ありが検出されると、原稿が残っていると判断され、印刷が開始せず、警告が発せられる。原稿なしが検出されると、原稿が取り除かれたと判断され、印刷が開始される。
【選択図】図6

Description

本発明は、入力された原稿の画像データを印刷やデータ送信により出力する画像処理装置に関する。
画像処理装置では、原稿を読み取って入力された画像データを印刷したり、あるいはファクシミリ通信やデータ通信により、画像データを他の画像処理装置に送信する。このような画像処理装置は、コンビニエンスストア等のように不特定の者が使用できる場所に設置され、コピーサービスを提供するために使用されている。
利用者が原稿を原稿台に載置すると、コピーが行われ、画像データを印刷した記録用紙が出力される。コピー終了後、利用者は原稿を取り出す。しかし、利用者が原稿を取り忘れることがあり、他人が原稿を持ち去ると、原稿の内容が知られてしまい、情報の保護の点から問題がある。
このような問題を防ぐために、特許文献1に記載されているように、コピーが終了したときに、原稿読取部の原稿の有無を検出する。原稿の取り忘れが確認されると、その旨を報知する。
特開2005−84403号公報
上記の画像処理装置では、原稿を取り忘れたとき、操作パネルに取り忘れのメッセージが表示される。利用者が操作パネルを見れば、原稿の取り忘れに気付く。しかし、利用者が操作パネルを見なかったとき、このメッセージには気付かず、原稿は、取り除かれないまま原稿台に残ってしまう。
そこで、本発明は、上記に鑑み、原稿の取り忘れを確実になくすことができる画像処理装置の提供を目的とする。
本発明は、原稿の画像データを入力する入力手段と、入力された画像データを出力する出力手段と、入力手段から原稿が取り除かれたか否かを検出する原稿検出手段と、原稿が取り除かれたことを確認したときに出力手段を動作させる制御手段とを備えたものである。
原稿検出手段は、入力手段における原稿の有無を検出する。制御手段は、原稿ありを検出すれば、原稿が取り除かれていないと判断し、出力手段を動作させない。利用者は、出力手段が何も動作しないことから、原稿の取り忘れに気付く。制御手段は、原稿なしを検出すれば、原稿が取り除かれたと判断し、出力手段を動作させる。利用者が指示した形態で画像データが出力される。
原稿検出手段は、入力手段による画像データの入力が終了したとき、原稿が取り除かれたか否かを検出する。画像データの入力が終了すれば、原稿は不要となり、原稿を取り除いても差し支えない。そこで、制御手段は、このときに原稿が取り除かれたか否かを確認する。原稿が取り除かれるまで、次の動作が開始されないので、利用者は待たされてしまう。これによって、利用者に原稿を取り除くことを促す効果が得られる。
ここで、入力手段は、原稿載置台を備え、原稿検出手段は、原稿載置台上の原稿の有無を検出する。原稿は原稿台に載置され、入力手段が、原稿の画像を読み取って、画像データを入力する。
この場合、原稿検出手段は、原稿載置台上の原稿サイズを検出する原稿サイズ検出センサを利用する。原稿サイズ検出センサは、通常、原稿台に対して設けられており、これを利用して、原稿の有無を検出する。
原稿サイズ検出センサは、入力手段による画像データの入力が終了したとき、原稿サイズを検出する。原稿台に原稿がないと、原稿サイズを検出できない。制御手段は、原稿サイズを検出できなかった場合、原稿が取り除かれたと判断して、出力手段を動作させる。原稿台に原稿があれば、原稿サイズを検出できる。すなわち、原稿が取り除かれていないと判断できる。
また、入力手段は、原稿カバーを有する原稿載置台を備え、原稿検出手段は、原稿カバーの開閉状態に基づいて原稿の有無を検出する。原稿載置台に載置された原稿を取り除くためには、原稿カバーを開閉する必要がある。制御手段は、この原稿カバーの開閉状態によって、原稿の有無を判断することができる。
原稿検出手段は、入力手段による画像データの入力が終了したとき、原稿カバーの開閉状態を検出する。原稿を取り除くとき、原稿カバーが開けられる。制御手段は、原稿カバーが開状態になったことを確認すると、原稿が取り除かれたと判断して、出力手段を動作させる。原稿カバーが閉状態のままであれば、原稿は取り除かれていないと判断できる。
あるいは、原稿カバーが開閉されたときの状態の変化によって、原稿の有無を検出できる。入力手段による画像データの入力が終了したとき、原稿カバーが閉状態から開状態に変化すると、利用者が原稿を取り除くために原稿カバーを開閉したと判断できる。あるいは、利用者が原稿台に原稿を載置して、原稿カバーを閉めないまま、原稿の読み取りが行われ、読み取りの終了後、利用者が原稿を取り除いて、原稿カバーを閉める場合もある。このとき、原稿カバーは開状態から閉状態に変化する。そこで、制御手段は、原稿カバーが開閉されたことを確認すると、原稿が取り除かれたと判断して、出力手段を動作させる。
また、入力手段は、原稿搬送装置を備え、原稿検出手段は、原稿搬送装置の原稿排出トレイ上の原稿の有無を検出する。この原稿搬送装置は原稿を自動的に搬送し、搬送中に原稿の画像が読み取られる。読み取られた原稿は、原稿排出トレイに積載されていく。そこで、原稿検出手段が原稿排出トレイの原稿の有無を検出することにより、制御手段は、原稿が取り除かれたか否かを判断できる。
原稿検出手段は、入力手段による画像データの入力が終了したとき、原稿排出トレイの原稿の有無を検出し、制御手段は、原稿排出トレイに原稿がないことを確認すると、出力手段を動作させる。全ての原稿が搬送されて、画像データの入力が終了すると、原稿は原稿排出トレイに積載されている。原稿排出トレイの原稿がなくなれば、原稿が取り除かれたことになり、制御手段は、原稿が取り除かれたと判断することができる。原稿排出トレイに原稿があれば、原稿は取り除かれていないと判断される。
本発明によると、原稿が取り除かれていない場合、画像データを出力する動作を規制することにより、利用者に原稿の取り忘れの注意を促す効果が得られる。これによって、利用者は何も動作しないことを奇異に感じるため、利用者に原稿の取り忘れを気付かせることができる。したがって、原稿の取り忘れを防止して、原稿の情報が他人に知られることを防げる、セキュリティ性の高い画像処理装置を実現できる。
本実施形態の画像処理装置を図1、2に示す。本画像処理装置は、コピーモード、プリントモード、スキャナモードおよびファクシミリモードを実行するMFPであり、キャビネット1に、原稿を読み取って画像データを入力するスキャナ部2と、画像データを処理する画像データ処理部3と、認証情報等の入力された情報を処理する情報処理部4とを備えている。
画像データ処理部3は、入力された画像データの編集、記憶、出力処理を行う画像処理部5と、ネットワークを介してデータ通信を行うネットワーク通信部7と、画像データを印刷して出力するプリント部8と、装置全体の制御情報や設定情報等を記憶している管理部9と、装置全体の制御を司る機器制御部10とを有する。画像処理部5は、画像データを保存するハードディスク装置およびメモリを備えている。
情報処理部4は、入力操作用の操作部11と、操作画面を表示する表示部12と、USB機器やICカード等の携帯端末機器と通信を行うインターフェース部13と、認証情報等の情報を記憶するメモリ14と、入力された操作情報や認証情報の処理を行う制御部15とを有する。インターフェース部13による通信は、有線に限らず無線であってもよい。
操作部11および表示部12は、図3に示すように、操作パネル16に設けられる。操作部11は、各種の操作キーを備えている。表示部12は、液晶ディスプレイからなり、タッチパネルとされる。表示部12に表示される操作画面内にタッチキーが形成され、これらも操作キーとして機能する。
そして、複数の画像処理装置が、LAN、WANといったネットワークに接続されている。ネットワークには、複数の外部装置が接続されている。外部装置としては、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置やサーバとされる。ネットワークは、ルータから電話回線や光ファイバ等の通信回線を介してインターネットに接続される。画像処理装置1のネットワーク通信部は、外部装置とネットワークを通じて所定の通信プロトコルによって通信可能とされる。また、画像処理装置同士も通信可能とされる。なお、ネットワーク内での通信は有線でも無線でもよい。これらの画像処理装置および外部装置によって、画像処理システムが形成される。
また、画像処理装置は、モデム装置を有し、モデム装置に電話回線が接続される。画像処理装置1は、ファクシミリ通信を行える。さらに、画像処理装置および外部装置は、ネットワークを通じてインターネットファクシミリによるデータ通信も行える。
機器制御部10は、CPU、ROM、RAMを有するマイクロコンピュータからなる。そして、機器制御部10は、画像データの入力があると、操作部11からの入力情報や外部装置から入力された画像データのヘッダ情報に含まれる処理条件に基づいてプリントモード、コピーモード、スキャナモード、ファクシミリモードのいずれかの処理を実行する。
画像データは、スキャナ部2において、原稿を読み取ることにより入力される。スキャナ部は、原稿の画像データを入力する入力部として機能する。また、画像データは、外部装置からネットワーク6を通じて画像処理装置に送信される。ネットワーク通信部7が、画像データを受信して入力する。ファクシミリによる受信の場合は、モデム装置が画像データを入力する。このように、ネットワーク通信部およびモデム装置は、画像データを入力する入力手段として機能する。
プリントモードやコピーモードでは、画像処理部5において画像データの画像処理を行ってから、プリント部8により記録用紙に画像を印刷する。スキャナモードでは、画像データをハードディスク装置に記憶し、外部装置からの呼び出しによってネットワーク通信部7を通じて画像データを外部装置に送信する。ファクシミリモードでは、モデム装置を通じて画像データをファクシミリ装置に送信する。このように、プリント部、ネットワーク通信部およびモデム装置は、画像データを出力する出力手段として機能する。
ここで、本画像処理装置のスキャナ部2およびプリント部8について説明する。図4に示すように、スキャナ部2は、原稿搬送装置20を備えている。原稿搬送装置20は、原稿の画像データを読み取るために原稿を自動的に搬送する。原稿搬送装置20は、キャビネット1の上方に配置される。キャビネット1の上面に、プラテンガラスからなる原稿台21が設けられ、原稿台21を覆う原稿カバー22が設けられる。原稿搬送装置20は、原稿カバー22に一体的に搭載される。
原稿カバー22は、開閉自在とされ、原稿カバー22が閉状態のとき、原稿搬送装置20によって原稿が搬送される。原稿カバー22が開状態のとき、原稿を原稿台21に載置できる。原稿カバー22の開閉を検出するカバー開閉センサ23が設けられ、原稿カバー22の開状態あるいは閉状態が検出される。
また、原稿台21に載置された原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出センサ24が設けられている。図5に示すように、複数の原稿サイズ検出センサ24が、原稿台21の周縁に沿って、原稿台21の下方に配置される。各原稿サイズ検出センサ24は、原稿サイズに応じた位置A、B、C、W、X、Y、Zにそれぞれ配置され、各原稿サイズ検出センサ24の検出信号に応じて、機器制御部10は、原稿サイズを判断する。なお、原稿サイズ検出センサ24を利用して、原稿台21上の原稿の有無も検出できる。
原稿が原稿搬送装置20の原稿セットトレイ30にセットされると、原稿検出センサ31が原稿をセットされたことを検出する。すなわち、原稿検出センサ31は、原稿搬送装置20における原稿の有無を検出する。
そして、操作パネル16において、記録用紙のサイズおよび変倍率等のコピー条件が入力される。その後、スタートキーの入力操作により、コピーが開始される。
原稿搬送装置20において、ピックアップローラ32により原稿セットトレイ30上の各原稿が1枚ずつ引き出される。原稿は、捌き板33と搬送ローラ34間を通って、原稿台21に送り出される。原稿は、原稿台21上で副走査方向に搬送され、原稿排出トレイ35に排出される。原稿排出トレイ35には、原稿排出センサ36が設けられ、原稿排出トレイ35上の原稿の有無が検出される。なお、図2、4において、原稿排出トレイ35の位置が異なるが、いずれにあってもよく、機種によって原稿排出トレイ35の位置が決められる。
原稿台21の一側に、読取領域が形成され、原稿が原稿台21を搬送されるとき、読取領域を通過する。読取領域の下方には、第1読取部37の第1走査ユニット38が位置して、原稿の表面(下側面)が読み取られる。
原稿搬送装置20によって原稿が原稿台21に搬送されるとき、第1走査ユニット38は読取位置に移動して位置決めされ、第2走査ユニット39も所定位置に位置決めされる。第1走査ユニット38の露光ランプにより、原稿の表面が原稿台21の下方から照射される。原稿からの反射光は、第1、第2走査ユニット38、39の各反射ミラーにより結像レンズ40に導かれる。原稿の反射光は、結像レンズ40によりCCD(Charge Coupled Device)41に集光される。原稿の表面の画像がCCD41上に結像される。これにより、搬送される原稿の表面の画像が読み取られる。
また、第2読取部22によって、原稿の裏面(上側面)が読み取られる。第2読取部42は、原稿台21の上方に配置され、原稿の裏面を照射するLED、蛍光灯等を有する露光ランプアレイ、画素毎に原稿の反射光を集光するセルフォックレンズアレイ、セルフォックレンズアレイを通じて受光した原稿からの反射光を光電変換して、アナログの画像信号を出力する密着イメージセンサ(CIS;Contact Image Sensor)等を備えている。これにより、搬送される原稿の裏面の画像が読み取られる。
原稿台21に原稿を載置したとき、第1読取部37により原稿の表面の画像が読み取られる。第1、第2走査ユニット38、39は相互に所定の速度関係を維持しつつ副走査方向に移動する。第1走査ユニット38によって、原稿台21上の原稿が露光され、第1、第2走査ユニット38、39によって、原稿からの反射光が結像レンズ40に導かれる。結像レンズ40によって、原稿の画像がCCD41上に結像される。
このようにして、原稿の片面もしくは両面が読み取られると、原稿の片面もしくは両面の画像データが画像データ処理部3に入力される。ここで、画像処理部5は、画像データに各種の画像処理を施す。この画像データがプリント部8に出力される。
プリント部8は、画像データに基づいて原稿の画像を記録用紙に印刷する。プリント部8は、感光体ドラム50、帯電装置51、レーザスキャンユニット52、現像装置53、転写装置54、クリーニング装置55、除電装置(図示せず)、定着装置56等を備えている。また、記録用紙を供給して搬送するために、給紙部60、用紙搬送装置61および排紙処理装置62を備えている。
用紙搬送装置61には、主搬送路63および反転搬送路64が形成されており、給紙部60から供給された記録用紙は主搬送路63に沿って搬送される。給紙部60は、用紙カセット65に収納された記録用紙または手差トレイ66に載置された記録用紙を1枚ずつ引き出して、主搬送路63に送り出す。
主搬送路63に沿って感光体ドラム50、定着装置56が配置され、転写装置54が主搬送路63を挟んで感光体ドラム50と対向配置される。記録用紙は、感光体ドラム50と転写装置54との間を通過し、定着装置56を通過する。この通過中に、記録用紙に画像が印刷される。
感光体ドラム50は、一方向に回転しており、クリーニング装置55および除電装置は、感光体ドラム50の表面を除電し、クリーニングする。帯電装置51は、感光体ドラム50の表面均一に帯電する。レーザスキャンユニット52は、スキャナ部2からの画像データに基づいてレーザ光を変調し、このレーザ光によって感光体ドラム50表面を主走査方向に繰り返し走査して、静電潜像を感光体ドラム50表面に形成する。現像装置53は、トナーを感光体ドラム50表面に供給して、静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム50表面に形成する。転写装置54は、記録用紙に感光体ドラム50表面のトナー像を転写する。定着装置56は、記録用紙を加熱および加圧して、記録用紙上のトナー像を定着する。
主搬送路63と反転搬送路64の接続位置には、分岐爪67が配設されている。分岐爪67は回転自在とされ、その姿勢が切り替えられる。記録用紙の片面だけに印刷が行われる場合は、分岐爪67が搬送姿勢に切り替えられ、この分岐爪67により定着装置56からの記録用紙が排紙トレイ68あるいは排紙処理装置62に導かれる。記録用紙の両面に印刷が行われる場合は、分岐爪67が反転姿勢に切り替えられ、記録用紙が反転搬送路64に導かれる。そして、記録用紙は、反転搬送路64を通過して、その表裏を反転されて主搬送路63に再び搬送される。この搬送中に、記録用紙の裏面に印刷が行われる。
画像が印刷された記録用紙は、主搬送路63から排紙トレイ68に排出される。あるいは、排紙処理装置62の各排紙トレイ69のいずれかに排出される。
排紙処理装置62では、複数の記録用紙を各排紙トレイ69に仕分けして排出する、各記録用紙にパンチング処理を施す、各記録用紙にステープル処理を施すといった、いずれかの後処理を行う。例えば、複数部の印刷物を作成する場合は、各排紙トレイ69に印刷物の一部ずつが割り当てられるように、各記録用紙を各排紙トレイ69に仕分けして排出する。排紙トレイ69毎に、排紙トレイ69上に積載された記録用紙にパンチング処理やステープル処理を施して、印刷物を作成する。
本画像処理装置では、原稿の取り忘れを防ぐために、スキャナ部2における原稿の有無を検出して、原稿が残っている場合に、入力された画像データに対する処理を規制している。すなわち、機器制御部10は、原稿が取り除かれたことを確認したときに出力手段を動作させる。そのために、機器制御部10は、スキャナ部2から原稿が取り除かれたか否かを判断する手段と、原稿が取り除かれたことを確認したとき、出力手段であるプリント部2、ネットワーク通信部7、モデム装置を動作させて、画像データを出力する手段と、原稿が残っていることを確認したとき、出力手段の動作を禁止する手段とを有している。
スキャナ部2における原稿の有無の検出として、原稿セットトレイ30の原稿に対しては、原稿検出センサ31、原稿排出トレイ35の原稿に対しては、原稿排出センサ36によってそれぞれ検出できる。原稿台21に載置された原稿に対しては、原稿サイズ検出センサ24によって検出できる。また、カバー開閉センサ23によって原稿カバー22の開閉状態を検出することにより、原稿の有無を検出できる。例えば、原稿カバー22が閉状態から開状態になったとき、あるいは原稿カバー22が開閉されたとき、原稿台21に原稿がないと判断できる。
原稿の有無を検出するタイミングは、原稿を読み取って画像データの入力が終了したときである。このタイミングにおいて、機器制御部10は、原稿読み取り形態に対応するセンサの出力に基づいて、原稿が取り除かれたか否かを判断する。
次に、利用者が原稿をコピーするとき、原稿の取り忘れに対する画像処理装置の動作を図6にしたがって説明する。利用者が原稿を原稿セットトレイ30に載置する。原稿検出センサ31により原稿がセットされたことが検出される(S1)。利用者は操作部11からコピーモードを選択し、コピー条件を入力する(S2)。利用者がスタートキーを操作する(S3)と、機器制御部10は、原稿の読み取りを開始する。スキャナ部2により、原稿が搬送され、原稿の画像が読み取られる(S4)。原稿は、原稿排出トレイ35に排出される。原稿排出センサ36は、原稿排出トレイ35に原稿があることを検出する。原稿検出センサ31の出力により、原稿セットトレイ30に原稿がないことを検出すると、機器制御部10は、全ての原稿の読み取りが終了したと判断する(S5)。
このとき、機器制御部10は、原稿がスキャナ部2から取り除かれたか否かを確認する(S6)。利用者が原稿を原稿排出トレイ35から取り出すと、原稿排出センサ36は原稿なしを検出する。機器制御部10は、原稿排出センサ36の出力によって原稿が取り除かれたと判断する。なお、原稿セットトレイ30においても、原稿検出センサ31は原稿なしを検出している。
原稿排出センサ36が原稿ありを検出すると、機器制御部10は、原稿が取り除かれていないと判断する。このとき、機器制御部10は、図7に示すように、表示部12に原稿を取り除くようにメッセージを表示する。そして、機器制御部10は、原稿が取り除かれたことを検出するまで、プリント部8の動作を待機させる。なお、表示によって原稿の取り忘れを警告する代わりに、音声やブザー等の音によって警告してもよい。
機器制御部10は、原稿排出センサ36の出力により、原稿が取り除かれたことを確認すると、プリント部8を動作させる。プリント部8により、原稿の画像が記録用紙に印刷される(S7)。入力された画像データに対する印刷が終了する(S8)と、画像処理装置は待機状態となる。
上記では、原稿搬送装置20を使用したが、1枚の原稿をコピーする場合、原稿は原稿台21に載置される。この場合も同様に、原稿の画像が読み取られた後、この原稿が取り除かれたか確認される。
原稿台21に原稿が載置されたままであると、原稿の下方に位置する原稿サイズ検出センサ24は、原稿ありを検出する。機器制御部10は、原稿サイズ検出センサ24の出力により原稿が残っていると判断する。各原稿サイズ検出センサ24が原稿なしを検出すると、機器制御部10は、原稿台21から原稿が取り除かれたと判断する。
原稿カバー22の開閉状態によっても原稿の有無を検出できる。すなわち、利用者は、原稿を原稿台21に載置して、原稿カバー22を閉じる。原稿の画像が読み取られた後、カバー開閉センサ23は原稿カバー22の開閉状態を検出する。利用者が原稿カバー22を開いて、原稿を取り出すと、カバー開閉センサ23は原稿カバー22の開状態を検出する。このとき、機器制御部10は、原稿カバー22が閉状態から開状態に変化したことを確認し、原稿台21から原稿が取り除かれたと判断する。カバー開閉センサ23が原稿カバー22の閉状態を検出したままであると、機器制御部10は、原稿が残っていると判断する。
また、原稿カバー22が開閉されたことからも原稿が取り除かれたことを検出できる。原稿カバー22が開いたまま、原稿の画像が読み取られた場合、利用者は、原稿台21から原稿を取り除いて、原稿カバー22を閉める。カバー開閉センサ23は、原稿カバー22の開状態を検出してから閉状態を検出する。機器制御部10は、原稿の読み取り時の原稿カバー22の開状態から読み取り終了後に原稿カバー22の閉状態に変化したことを確認すると、原稿台21から原稿が取り除かれたと判断する。なお、読み取り終了後も原稿カバー22が開状態であれば、機器制御部10は、原稿が取り除かれたことを確認できない。そこで、機器制御部10は、原稿カバー22を閉じるように、表示あるいは音によって利用者に報知する。
以上のように、原稿が取り除かれたことが確認されると、原稿の画像を読み取った後の動作が開始される。しかし、利用者が原稿を取り忘れていると、原稿の画像を読み取った後の動作がいつまで経っても開始されない。そのため、利用者は、何か異常が発生したと思い、原稿の取り忘れに気付く。したがって、利用者が原稿を取り忘れることを防止でき、原稿の紛失を防げる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記では、コピーモードの場合であったが、ファクシミリモ−ドやスキャナモードの場合でも同様に、原稿の取り忘れを防止できる。ファクシミリモ−ドの場合、原稿の画像の読み取り後、原稿が取り除かれたことを確認するまで、画像データのファクシミリ送信が禁止される。スキャナモードの場合、原稿の画像の読み取り後、原稿が取り除かれたことを確認するまで、画像データの外部装置へのデータ送信が禁止される。
本発明の画像処理装置の概略構成を示す図 画像処理装置の斜視図 操作パネルを示す図 画像処理装置のスキャナ部およびプリント部の機構を示す図 原稿サイズを検出するための原稿サイズ検出センサの配置を示す図 コピー時の原稿取り忘れ防止のフローチャート 原稿取り忘れ時の警告画面を示す図
符号の説明
2 スキャナ部
3 画像データ処理部
4 情報処理部
8 プリント部
10 機器制御部
11 操作部
12 表示部
20 原稿搬送装置
21 原稿台
22 原稿カバー
23 カバー開閉センサ
24 原稿サイズ検出センサ
31 原稿検出センサ
35 原稿排出トレイ
36 原稿排出センサ

Claims (9)

  1. 原稿の画像データを入力する入力手段と、入力された画像データを出力する出力手段と、入力手段から原稿が取り除かれたか否かを検出する原稿検出手段と、原稿が取り除かれたことを確認したときに出力手段を動作させる制御手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 原稿検出手段は、入力手段による画像データの入力が終了したとき、原稿が取り除かれたか否かを検出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 入力手段は、原稿載置台を備え、原稿検出手段は、原稿載置台上の原稿の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 原稿検出手段は、原稿載置台上の原稿サイズを検出する原稿サイズ検出センサを利用し、原稿サイズ検出センサは、入力手段による画像データの入力が終了したとき、原稿サイズを検出し、制御手段は、原稿サイズを検出できなかった場合、原稿が取り除かれたと判断して、出力手段を動作させることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 入力手段は、原稿カバーを有する原稿載置台を備え、原稿検出手段は、原稿カバーの開閉状態に基づいて原稿の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 原稿検出手段は、入力手段による画像データの入力が終了したとき、原稿カバーの開閉状態を検出し、制御手段は、原稿カバーが開状態になったことを確認すると、出力手段を動作させることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 原稿検出手段は、入力手段による画像データの入力が終了したとき、原稿カバーの開閉状態を検出し、制御手段は、原稿カバーが開閉されたことを確認すると、出力手段を動作させることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  8. 入力手段は、原稿搬送装置を備え、原稿検出手段は、原稿搬送装置の原稿排出トレイ上の原稿の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 原稿検出手段は、入力手段による画像データの入力が終了したとき、原稿排出トレイの原稿の有無を検出し、制御手段は、原稿排出トレイに原稿がないことを確認すると、出力手段を動作させることを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
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